JPH02198901A - 自動倉庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動倉庫に係り、特に比較的小物の荷を中程度
の相変で入出庫し、停電等の非常時には人手で出庫する
のに好適な自動倉庫に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の自動倉庫としては特公昭６０−２３０４３号に記
載のように多数段の棚に１台のスタッカークレーンで入
出庫するものが一般でありだ。

また別の従来例としては棚の各段毎に小形の搬送台車を
備えたものがあった（特開昭６１−２５７８０７号公報
）。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は小物の荷の処理能力と低コスト化を同時
に満足する点、また停電等の非常時および保守時におけ
る人手作業を容易化する点についての配慮がなされてお
らず、低コストで、処理能力にすく゛れ、非常時には人
手作業が容易な自動倉庫システムの提供に時題があった
。

すなわち、１台のスタッカークレーンで入出庫する方式
では処理能力の向上に限界があるうえ、停電等の非常時
に作業者が人手で出庫するための踏み板を棚の間に設け
ようとするとスタッカークレーンの昇降および移動の障
害となる。また棚の各段毎に搬送台車を設置する方式で
は処理能力にすく°れるけれども搬送台車の所斐台数が
増えるため、コストが上昇するうえ、停電等の非常時に
人手で出庫しようとすると、一つの踏み板毎に多数の搬
送台車を片方の端部まで移動させて固定させねば作業が
できず、棚段数の大きい場合にはそれが大変な作業にな
る等々の問題があった。

本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、低コス
トで処理能力にす（′れ、かつ非常時および保守時にお
ける人手作業が容易な自動倉庫システムを提供すること
である。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、棚のバケットを作業者が取出すことができ
る程度の高さ毎に作業者が移動できる踏み板を設け、棚
との間でバケットの出入れを行う移動手段とこの手段を
昇降させる昇降手段とを有する搬送台車の走行レールを
前記踏み板のそれぞれの上に設けることにより、達成さ
れる。

〔作　　用〕

作業者がバケットを取出すことができる程度の高さ毎に
踏み板を設けているので、一般に棚の段数で４〜６段（
１，８〜３隠）程度に踏み板まで搬送台車を設けること
になる。

このため、従来のスタッカークレーン方式に比して処ｆ
Ｍ能力は向上する。また、Ｓ段数毎に搬送台車を設置す
る方式に比較すると搬送台車の数が少なくてすむので低
コストになる。

さらに、踏み板を設けているので、停電等の非常時には
一つの踏み板で１台の搬送台車を片方に寄せれば作業者
が人手で出庫することが可能になる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を図により説明する。

１は多段積みの棚、２は昇降機能とピッキング装置（バ
ケットの出入れ機能）を有する搬送台率、３は罰記搬送
台車２が移動するための移動通路、４は棚１に収納され
ている小物部品用のバケット、５は入出庫設備、６は複
数の搬送台車２で搬出してきたバケット４を一時的に貯
めておくパプファ棚設備、７は搬送台車２が移動するた
めの走行レール、８は停電等の非常時に作業者が移動す
るための踏み板でみる。

９は搬送台車２の走行輪、１０は搬送台車２のフレーム
、１１はピッキング装置、認はピザキング装！１１１を
昇降させる昇降ガイド、　１３はピッキング装置、１４
は制御用のコンビ、−夕機器、ルは搬送台車２に備えら
れ、制御用コンビ、−夕１４と信号データを授受する光
空間送受信装置である。

移動通路３の一端には搬送台車２のための入出庫装置が
ある。これは公知である。移動通路３の他端には作業者
のための出庫設備茄がある。

第２図、第３図において、出庫設備（９）は、作業者が
地上から目的の踏み板８まで昇るためのサルばしご乙と
、踏み板８の端部の踊り場りと、出庫したバケットを地
上へ搬送するスパイラルシュータ５と、パトライト２７
ａ、２７ｂとからなる。

サルばしごガは地上から最上段の踊り場２３までの１本
であって、各段の踊り揚器に連結している。

サルばしご塁は２列の棚１．１の一方の列の端部に固定
している。

スパイラルシュー夕５は地上と最上段の踊り場器とを連
結する１本のものであり、各段の踊り場器にはバケット
の投入口がある。スパイラルシ。

−タロは２列の棚１．ｌの他方の列の端部に設置固定し
ている。

パトライト２７ａ、Ｚ７ｂは電池式であり、地上のスイ
ッチボックス内のスイッチを投入することによって点灯
する。スイッチは各段毎にある。パトライト２７ａは地
上側へ作業を行っている段を表示するものである。パト
ライト２７ｂは作業の必要な段の位置において、サルば
しご乙の餌面にある。

パトライト２７ｂが点灯すると段数の文字が表示される
。

次に、本実施例の作用について説明する。ベルトコンベ
ア等の他の設備から送られてきたバケット４は入出庫設
備５を介して搬送台車２に移載される。一方、制御用コ
ンピュータ機器１４からの指令る信号データとして光空
間送受信装置巧でバケット４の保管場所を受信すると、
搬送台車２は指令に従ってバケット４を指定された棚１
に移送する。搬送台車２は複数の棚１の間に設けられた
走行レール７の上を移動し、所定の場所に来ると、ピッ
キング装［１１の上のバケット４をピッキング機構Ｂで
棚ｌに移す。

その際、ピッキング装置１１はフレームｌＯの内側にあ
る昇降ガイド校に沿って昇降する。そして棚ｌに保管さ
れたバケット４を制御用コンビ皐−タ１４からの指令に
よって出庫するときには、まず搬送台車２が所定のバケ
ット４が保管されている棚１の前まで移動し、ピッキン
グ装置１１でバケット４を搬送台車２の上に移載させた
後、走行レール７の上を移動してバッフ１棚設備６に一
装置くかそのまま入出庫設備５で出庫させる。

次に、長期停電時の出庫について説明する。

作業者に非常用の装具（ヘッドライト付ヘルメット、物
品出庫用の収納装等）を身につける。パトライト２７ａ
、２７ｂを点灯させた後、サルばしごガを昇り、踊り場
幻から踊み板８内に入る。二の場合、踊み板８上のレー
ル７上に搬送台車２が停車していて邪魔になれば、搬送
台車２のブレーキを手動で解除して、バッフ１６側に押
して移動させる。前記ブレーキは手動で解除できるよう
に設けてお曵。例えば、油圧や機械的なジヤツキを設け
ておき、二のジヤツキでブレーキバンドを締付けている
ばねを拡げる。また、重錘式であれば、重錘を除く。

次に、作業者が所持している出庫リストに基づき、目的
の棚のバケットから必要な物品を収納装に入れる。この
ようにして集荷すると１Ｍり場幻へ戻る。そして、収納
装をスパイラルシュータ５へ投入する。なお、バケット
毎投入しても良いが。

収納袋を用いれば、一つの組を構成する複数の物品を一
つの袋に纒めることができ、倉庫外で改めてピッキング
したり、バケットを再入庫したりする必要がない。

踏み板８，８の高さ方向の設置間隔としては、停電等の
非常事態が発生し、その中で出庫作業を良木される場合
を想定して設ける。つまり、作業者の身長よりも若干大
きく、作業者が手を伸した高さよりも若干小さく（１，
８〜２．２ｍ程度、棚の段数で言えば、一般に４〜６段
程度）にするのが適正である。但し、これよりも大きい
場合は、踊り場幻に常備している踏み台を用いて行えば
良い。

踏み板８の段間隔が大きい場合は、はしごを掛けること
が必要となり、狭い通路に用いるので、危険となり、好
ましくない。

サルばしご乙とスパイラルシュータδとを用いているの
で、階段を設けて出庫するよりも早畷かつ設ｗ１面積を
小さ畷できるものである。

以上述べた如畷、本実施例によれば停電時や地震による
電源ダウン時での人手作業による物品のピブキング出庫
作業を安全に、効率良畷実施することができる。

第５図の実施例は、一つの踏み板８を挾んで２列に設置
した棚の列を一組として、多数の組を配置した場合の、
サルばしご４とスパイラルシュータ３の配置を示すもの
で、二つの組に一つの割合で設けている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、自動倉庫設備の電気駆動による機能が
全く停止した非常時でも人手による出庫作業を遂行でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の自動倉庫の縦断面図、！ｌ
！２図は本発明の一実施例の自動倉庫の平面図、第３図
は第２図の左端部の斜視図、！Ｉ！４図は搬送台車の斜
視図、第５図は本発明の他の実施例の要部の平面図であ
る。 ｌ・・・・・・多段横棚、２・・・・・・°搬送台車、
３・・・・・・移動通路、４・・・・・・バケット、５
・・・・・・入出庫設備、７・・・走行レール、８・・
・・・・踏み板、加・・・・・・非常時作業手段設備、
ガ・・・・・・サルばしご、コ・・・・・・踊り場、３
・・・スパイラルシュータ 第３ 圀

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バケット類を収納する複数の棚、該棚の間を移動し
   て前記バケット類を棚から出入れするとともに他の場所
   に搬送する搬送台車、前記棚の間にあって、前記搬送台
   車の走行を案内する走行レールよりなる自動倉庫におい
   て、棚間の移動通路の一定高さ間隔毎に複数段にわたっ
   て作業者移動用の踏み板を設け、この踏み板上に前記走
   行レールを設けたこと、を特徴とする自動倉庫。 ２、第１請求項記載の自動倉庫において、前記搬送台車
   と外部とを接続する入出庫設備は前記走行レールの一端
   側にあり、他端側に非常時の作業者が各段の踏み板に昇
   降するための昇降手段および電源を用いない出庫手段を
   備えたこと、を特徴とする自動倉庫。 ３、第２請求項記載の自動倉庫において、前記他端側に
   おいて、前記踏み板を挾んで対向する２列の棚の列のう
   ち、一方の棚の列の端部の外部に作業者が昇降するため
   の前記昇降手段があり、他方の列の端部の外部にスパイ
   ラルシュータを装置しており、前記昇降手段とスパイラ
   ルシュータとの間に踊り場を設けたこと、を特徴とする
   自動倉庫。 ４、第３請求項記載の自動倉庫において、前記昇項手段
   はサルばしごであること、を特徴とする自動倉庫。