JP6338807B1 - Ab級アンプおよびオペアンプ - Google Patents

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Abstract

第1のトランジスタ(M1)の第2の主電極と第6のトランジスタ(M6)の第1の主電極とが接続され、第6のトランジスタ(M6)の第2の主電極と第5のトランジスタ(M5)の第1の主電極とが第1のノード(ND1)で接続され、第5のトランジスタ(M5)の第2の主電極と第2のトランジスタ(M2)の第2の主電極とが接続され、第5のトランジスタ(M5)の制御電極と第5のトランジスタ(M5)の第2の主電極とが接続され、第3のトランジスタ(M3)の第2の主電極と第4のトランジスタ(M4)の第1の主電極とが第2のノード(ND2)で接続され、第4のトランジスタ(M4)の制御電極と、第5のトランジスタ(M5)の制御電極とが接続される。利得制御アンプ(A201)は、第1のノード(ND1)の電圧と第2のノード(ND2)の電圧とが等しくなるように、第6のトランジスタ(M6)の制御電極へ供給する電圧を制御する。

Description

本発明は、AB級アンプ及びそれを用いたオペアンプに関する。
ソース・フォロワ型AB級アンプのアイドリング電流を制御して負荷駆動電流の変動による周波数特性の変動を抑制する技術が知られている(たとえば、非特許文献1を参照)。
従来より、オペアンプにおいて、抵抗性の負荷を駆動するために、出力インピーダンスを抑えることができるソース・フォロワ型AB級アンプを出力段に含むものが知られている(たとば、非特許文献1を参照)。
このオペアンプは、ソース・フォロワ型AB級アンプを出力段に用いたオペアンプである。出力段は、電流源により定電流でバイアスされたソース接地型のレプリカアンプと、レプリカアンプにより駆動されるソース・フォロワ及びソース接地アンプを組合せたメインアンプとにより構成される。
"CMOS ANALOG CIRCUIT DESIGN 3rd Edition", P.366-369, P.E.ALLEN他、OXFORD
しかしながら、非特許文献1のオペアンプは、負荷駆動電流の値に応じて、出力端子に接続されるトランジスタのオンまたはオフが切り替わるため、電圧利得及び出力インピーダンスが大きく変動する。その結果、オペアンプ全体の伝達関数が大きく変動する。そのため、オペアンプを用いて負帰還回路を構成したときに安定性が損なわれる。
それゆえに、本発明の目的は、負荷駆動電流の値に応じて、電圧利得および出力インピーダンスが変化しないようなAB級アンプ及びそれを用いたオペアンプを提供することである。
本発明のAB級アンプは、入力端子と、出力端子と、第1の基準電位端子と、第2の基準電位端子と、第1〜第6のトランジスタと、反転入力端子、非反転入力端子、および電圧出力端子を有する利得制御アンプとを備える。第1および第3〜第6のトランジスタは第1導電型トランジスタであり、第2のトランジスタが第2導電型トランジスタである。第1のトランジスタの第2の主電極と第6のトランジスタの第1の主電極とが接続され、第6のトランジスタの第2の主電極と第5のトランジスタの第1の主電極とが第1のノードで接続され、第5のトランジスタの第2の主電極と第2のトランジスタの第2の主電極とが接続され、第5のトランジスタの制御電極と第5のトランジスタの第2の主電極とが接続される。第3のトランジスタの第2の主電極と第4のトランジスタの第1の主電極とが第2のノードで接続され、第2のノードが出力端子に接続される。第4のトランジスタの制御電極と、第5のトランジスタの制御電極とが接続される。第1の基準電位端子は、第2のトランジスタの第1の主電極および第4のトランジスタの第2の主電極に接続される。第2の基準電位端子は、第1のトランジスタの第1の主電極および第3のトランジスタの第1の主電極に接続される。入力端子は、第1のトランジスタの制御電極および第3のトランジスタの制御電極に接続される。利得制御アンプの非反転入力端子が、第1のノードに接続され、利得制御アンプの反転入力端子が、第2のノードに接続され、利得制御アンプの電圧出力端子が、第6のトランジスタの制御電極に接続される。利得制御アンプは、第1のノードの電圧と第2のノードの電圧とが等しくなるように、第6のトランジスタの制御電極へ供給する電圧を制御する。
本発明によれば、利得制御アンプは、第1のノードの電圧と第2のノードの電圧が相違するときに、第1のノードの電圧と第2のノードの電圧が等しくなるように、第6のトランジスタの制御電極へ供給する電圧を制御する。これによって、第4のトランジスタを常にオン状態に保つことができるので、負荷駆動電流の値に応じて、電圧利得および出力インピーダンスが変化するのを防止できる。
参考例のAB級アンプを備えるオペアンプ900の構成を表わす図である。 参考例のオペアンプ900から出力される負荷駆動電流Ioutと、レプリカアンプの出力電圧VG1との関係を表わす図である。 参考例のオペアンプ900から出力される負荷駆動電流Ioutと、電流Idsの関係を表わす図である。 実施の形態1のオペアンプ100の構成を表わす図である。 実施の形態1のオペアンプ100から出力される負荷駆動電流Ioutと、レプリカアンプの出力電圧VG1との関係を表わす図である。 実施の形態1のオペアンプ100から出力される負荷駆動電流Ioutと、電流Idsの関係を表わす図である。 実施の形態1の変形例のオペアンプ200の構成を表わす図である。 実施の形態2のオペアンプ300の構成を表わす図である。 実施の形態2の変形例のオペアンプ400の構成を表わす図である。 実施の形態3のオペアンプ500の構成を概略図である。 実施の形態3のオペアンプ500の回路図である。 実施の形態4のオペアンプ600の構成の概略図である。 実施の形態4のオペアンプ600の回路図である。 実施の形態5のオペアンプ700の構成の概略図である。 実施の形態5のオペアンプ700の回路図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
以下の説明では、トランジスタがMOSトランジスタで構成される場合について説明する。トランジスタがMOSトランジスタで構成される場合、トランジスタの制御電極、第1の主電極、第2の主電極が、ゲート、ソース、ドレインであるものとする。説明を簡単にするため、すべてのトランジスタの閾値電圧はすべてVthであると仮定する。また、特記無き場合、すべてのトランジスタは、強反転かつ飽和領域で動作しているものとする。オペアンプの出力端子VOの電圧Voutは一定値とする。後述するバイアス状態において、出力電圧Vout、Vout1、Vout2は、すべてのトランジスタが強反転かつ飽和領域で動作できる電圧値、例えば電源電圧の1/2の電圧値であるものとする。この条件において、2つのトランジスタのゲートサイズ、すなわちW/Lの比、およびゲート・ソース間電圧が等しく、かついずれも飽和領域で動作している場合、2つのトランジスタに流れる電流は一致する。ただし、Wは、トランジスタのゲート幅、Lはトランジスタのゲート長である。
参考例.
図1は、参考例のAB級アンプを備えるオペアンプ900の構成を表わす図である。
このオペアンプ900は、抵抗性の負荷を駆動するための回路である。
このオペアンプ900は、差動入力段A100と、出力段A1600とを備える。
出力段A1600は、出力インピーダンスを抑えることができるソース・フォロワ型AB級アンプである。出力段A1600は、電流源により定電流でバイアスされたソース接地型のレプリカアンプと、レプリカアンプにより駆動されたソース・フォロワ及びソース接地アンプを組合せたメインアンプとによって構成される。
出力段A1600は、第1のトランジスタM1と、第2のトランジスタM2と、第3のトランジスタM3と、第4のトランジスタM4と、容量素子Ccと、入力端子VIと、出力端子VOとを備える。第1のトランジスタM1と第2のトランジスタM2とは、レプリカアンプを構成する。第3のトランジスタM3と第4のトランジスタM4とは、メインアンプを構成する。第1のトランジスタM1と第6のトランジスタM6とは、出力段A200の利得制御部G201を構成する。
入力端子VIは、差動入力段A100から出力される制御電圧VGを受ける。
第1のトランジスタM1は、制御電圧VGをゲートに受けて、増幅する。
第2のトランジスタM2は、第1のトランジスタM1にバイアスを供給する。
第3のトランジスタM3は、ソース接地アンプとして機能する。第3のトランジスタM3は、制御電圧VGを受けるゲートを有し、出力端子VOを駆動する。
第4のトランジスタM4は、ソース・フォロワとして機能する。第4のトランジスタM4は、レプリカアンプの出力電圧VG1を受けるゲートを有し、出力端子VOを駆動する。
容量素子Ccは、第1のトランジスタM1のゲート端子とドレイン端子との間に接続される。容量素子Ccは、位相補償のために設けられる。
図2は、参考例のオペアンプ900から出力される負荷駆動電流Ioutと、レプリカアンプの出力電圧VG1との関係を表わす図である。
図3は、参考例のオペアンプ900から出力される負荷駆動電流Ioutと、電流Idsの関係を表わす図である。電流Idsは、第3のトランジスタM3を流れる電流I3および第4のトランジスタM4を流れる電流I4である。
次に、図2および図3を参照し、出力段A1600の動作を説明する。
<バイアス状態>
まず、オペアンプ900が負荷を駆動していないバイアス状態について説明する。バイアス状態は、図2および図3における負荷駆動電流Ioutが「0」の状態に対応する。バイアス状態では、第3のトランジスタM3に流れる電流I4と第4のトランジスタM4に流れる電流I4が互いに等しく、出力端子VOから外部に出力される負荷駆動電流Ioutがゼロとなる。第1のトランジスタM1のゲート長をL1、ゲート幅をW1とする。第3のトランジスタM3のゲート長をL3、ゲート幅をW3とする。以下の関係が成立するものとする。
N×(W1/L1)=(W3/L3) ・・・(1)
ただし、Nは整数である。
第1のトランジスタM1と第3のトランジスタM3は、カレントミラー回路を構成するため、第3のトランジスタM3に流れる電流I3、第4のトランジスタM4に流れる電流I4は、第1のトランジスタM1を流れる電流I1を用いて、以下のように表される。
Iq=I4=I3=N×I1 ・・・(2)
ここでIqは正の値をとり、バイアス状態における第3のトランジスタM3、第4のトランジスタM4に流れる静止電流(Quiescent Current)を表わすものとする。
バイアス状態においては、第3のトランジスタM3および第4のトランジスタM4は、共にオン状態にバイアスされている。出力端子VOの電圧Voutは、主として出力インピーダンスの低いソース・フォロワの構成を有する第4のトランジスタM4により決定される。つまり、差動入力段A100から出力された制御電圧VGは、第1のトランジスタM1のゲートからドレインに伝達される。伝達された電圧が、さらに第4のトランジスタM4のゲートからソースに伝達されることによって、出力電圧Voutが決定される。
したがって、第4のトランジスタM4のゲート電位VG1は、出力端子VOに出力される電圧Voutに対して、閾値電圧Vthを超える電圧だけシフトした電位<VG1q>に保たれる。
<負荷駆動状態>
次に、オペアンプが負荷を駆動している負荷駆動状態について説明する。
負荷駆動状態では、出力端子VOから負荷に対し負荷駆動電流Ioutが供給される。負荷駆動電流Ioutは、その向きによって第3のトランジスタM3、または第4のトランジスタM4のいずれかから供給される。出力端子VOから負荷駆動電流Ioutが負荷へ流れ出す方向を正とする。第3のトランジスタM3に流れる電流I3および第4のトランジスタM4に流れる電流I4は、以下の式で表される。
I3=Iq (Iout≧−Iq) ・・・(3−1)
I3=|Iout| (Iout<−Iq) ・・・(3−2)
I4=Iq+Iout (Iout≧0) ・・・(3−3)
I4=Iq−|Iout| (−Iq≦Iout<0) ・・・(3−4)
I4=0 (Iout≦−Iq) ・・・(3−5)
式(3−1)〜(3−5)に示すように、第3のトランジスタM3を流れる電流I3は常に非ゼロの値をとる。すなわち、第3のトランジスタM3は常にオンしている。第4のトランジスタM4を流れる電流I4は、式(3−5)の条件においてゼロとなる。すなわち、第4のトランジスタM4は、オフになることがある。
第4のトランジスタM4がオン、すなわち電流I4が非ゼロの状態を状態Aとする。第4のトランジスタM4がオフ、すなわち電流I4がゼロの状態を状態Bとする。
状態Aにおいては、出力端子VOの電圧Voutは、バイアス状態と同様に、主として出力インピーダンスの低いソース・フォロワの構成を有する第4のトランジスタM4により決定される。つまり、差動入力段A100から出力された制御電圧VGは、第1のトランジスタM1のゲートからドレインに伝達される。伝達された電圧が、さらに第4のトランジスタM4のゲートからソースに伝達されることで電圧Voutが決定される。
状態Aにおける出力段A1600の入力端子VIから出力端子VOに至る電圧利得AV(A)は、以下の式で表される。
AV(A)≒gM1×(rds1//rds2) ・・・(4)
ただし、gM1は第1のトランジスタM1の相互コンダクタンスである。rds1は第1のトランジスタM1のドレインインピーダンスである。rds2は第2のトランジスタM2のドレインインピーダンスである。//は、並列接続された2個のインピーダンスの合成インピーダンスを表わす。
状態Aにおける出力端子VOのインピーダンスZoutは、以下の式で表される。
Zout(A)≒1/gM4 ・・・(5)
ただし、gM4は第4のトランジスタM4の相互コンダクタンスである。説明を簡単にするため、第4のトランジスタM4によるソース・フォロワの電圧利得は1と仮定した。
一方、第4のトランジスタM4がオフ、すなわち電流I4がゼロの状態Bにおいては、第1のトランジスタM1のゲートからドレイン、さらに第4のトランジスタM4のゲートからソースに至る経路は遮断されるため、第3のトランジスタM3から出力端子VOに電流が供給されることによって電圧Voutが決定される。
状態Bにおける出力段A1600の入力端子VIから出力端子VOに至る電圧利得AV(B)は、以下の式で表される。
AV(B)≒gM3×rds3 ・・・(6)
ただし、gM3は第3のトランジスタM3の相互コンダクタンスである。rds3は第3のトランジスタM3のドレインインピーダンスである。
状態Bにおける出力端子VOのインピーダンスZoutは、以下の式で表される。
Zout(B)≒rds3 ・・・(7)
上記の考察により、図1の参考例のオペアンプ900の出力段A1600は、負荷駆動電流Ioutの値に応じて、第4のトランジスタM4のオンとオフが切り替わる。これによって、電圧利得AV及び出力インピーダンスZoutが大きく変動する。その結果、オペアンプ900全体の伝達関数、つまり利得および位相特性が大きく変動する。その結果、オペアンプ900を用いて負帰還回路を構成したときに安定性が損なわれる。
実施の形態1.
図4は、実施の形態1のオペアンプ100の構成を表わす図である。
このオペアンプ100は、差動入力段A100と、出力段A200とを備える。
差動入力段A100は、非反転入力端子VIPに入力される第1の電位と反転入力端子VIMに入力される第2の電位の差を反転増幅して、制御電圧VGを出力する。
出力段A200は、出力インピーダンスを抑えることができるソース・フォロワ型AB級アンプである。
出力段A200は、入力端子VIと、出力端子VOと、基準電位端子V1と、基準電位端子V2と、第1のトランジスタM1〜第6のトランジスタM6と、利得制御アンプA201とを備える。実施の形態1では、基準電位端子V1を第1の基準電位端子V1とし、基準電位端子V2を第2の基準電位端子V2とする。第1の基準電位端子V1の電位が第2の基準電位端子V2の電位よりも低い。
入力端子VIは、差動入力段A100から出力される制御電圧VGを受ける。
第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3〜第6のトランジスタM6は、N型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。第2のトランジスタM2は、P型MOSFETである。第1のトランジスタM1、第2のトランジスタM2、第5のトランジスタM5、および第6のトランジスタM6は、レプリカアンプを構成する。第3のトランジスタM3、および第4のトランジスタM4は、メインアンプを構成する。
第1のトランジスタM1、第6のトランジスタM6、第5のトランジスタM5、第2のトランジスタM2は、第1の基準電位端子V1と第2の基準電位端子V2との間に直列に接続される。
より具体的には、第1の基準電位端子V1は、第1のトランジスタM1のソースに接続される。第2の基準電位端子V2は、第2のトランジスタM2のソースに接続される。第1のトランジスタM1のドレインと第6のトランジスタM6のソースとが接続される。第6のトランジスタM6のドレインと第5のトランジスタM5のソースとが第1のノードND1で接続される。第5のトランジスタM5のドレインと第2のトランジスタM2のドレインとが接続される。
第3のトランジスタM3および第4のトランジスタM4は、第1の基準電位端子V1と第2の基準電位端子V2との間に直列に接続されている。
より具体的には、第1の基準電位端子V1は、第3のトランジスタM3のソースに接続される。第2の基準電位端子V2は、第4のトランジスタM4のドレインに接続される。第3のトランジスタM3のドレインと第4のトランジスタM4のソースとが第2のノードND2に接続される。第2のノードND2は、出力端子VOに接続される。
第1のトランジスタM1のゲートは、入力端子VIに接続され、制御電圧VGを受ける。第2のトランジスタM2のゲートは、バイアス電圧VB1を受ける。第3のトランジスタM3のゲートは、入力端子VIに接続され、制御電圧VGを受ける。第4のトランジスタM4のゲートは、第5のトランジスタM5のゲートおよび第5のトランジスタM5のドレインと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG1を受ける。第5のトランジスタM5のゲートは、第5のトランジスタM5のドレインおよび第4のトランジスタM4のゲートと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG1を受ける。第6のトランジスタM6のゲートは、利得制御アンプA201の電圧出力端子と接続される。
利得制御アンプA201は、第1のノードND1に接続される非反転入力端子と、第2のノードND2に接続される反転入力端子と、第6のトランジスタM6のゲートに接続される電圧出力端子とを備える。
第1のトランジスタM1は、第3のトランジスタM3のレプリカである。第5のトランジスタM5は、第4のトランジスタM4のレプリカである。
第1のトランジスタM1のゲート長をL1、ゲート幅をW1とする。第3のトランジスタM3のゲート長をL3、ゲート幅をW3とする。第4のトランジスタM4のゲート長をL4、ゲート幅をW4とする。第5のトランジスタM5のゲート長をL5、ゲート幅をW5とする。以下の関係が成立する。
(W3/L3)/(W1/L1)=(W4/L4)/(W5/L5)=N・・・(8)
ただし、Nは整数である。
図5は、実施の形態1のオペアンプ100から出力される負荷駆動電流Ioutと、レプリカアンプの出力電圧VG1との関係を表わす図である。
図6は、実施の形態1のオペアンプ100から出力される負荷駆動電流Ioutと、電流Idsの関係を表わす図である。電流Idsは、第3のトランジスタM3を流れる電流I3および第4のトランジスタM4を流れる電流I4である。
次に、図4および図5を参照し、出力段A200の動作を説明する。
<バイアス状態>
まず、オペアンプ100が負荷を駆動していないバイアス状態について説明する。
バイアス状態は、図5および図6における負荷駆動電流Ioutが「0」の状態に対応する。バイアス状態では、第3のトランジスタM3に流れる電流I4と第4のトランジスタM4に流れる電流I4が互いに等しく、出力端子VOから外部に出力される負荷駆動電流Ioutがゼロとなる。
第1のトランジスタM1と第3のトランジスタM3は、カレントミラー回路を構成するため、第3のトランジスタM3に流れる電流I3、第4のトランジスタM4に流れる電流I4は、第1のトランジスタM1を流れる電流I1を用いて、以下のように表される。
Iq=I4=I3=N×I1 ・・・(9)
ここでIqは正の値をとり、バイアス状態における第3のトランジスタM3、第4のトランジスタM4に流れる静止電流(Quiescent Current)を表すものとする。
このバイアス状態においては、第3のトランジスタM3及び第4のトランジスタM4は、共にオン状態にバイアスされている。出力端子VOの電圧Voutは、主として出力インピーダンスの低いソース・フォロワの構成を有する第4のトランジスタM4により決定される。つまり、差動入力段A100から出力された制御電圧VGは、第1のトランジスタM1のゲートからドレインに伝達される。伝達された電圧は、さらに第4のトランジスタM4のゲートからソースに伝達されることで出力電圧Voutが決定される。
このバイアス状態において、第4のトランジスタM4のゲート電位VG1と、出力電圧Voutの間には、以下の関係が成り立つ。
VG1=Vout+VGS4 ・・・(10)
VGS4は、第4のトランジスタM4のゲート・ソース間電圧である。
第4のトランジスタM4のゲート電位VG1と第5のトランジスタM5のソース電位Vsrの間には、以下の関係が成り立つ。
VG1=Vsr+VGS5 ・・・(11)
VGS5は、第5のトランジスタM5のゲート・ソース間電圧である。
ここで、式(8)及び式(9)より、以下が成り立つ。
VGS4=VGS5 ・・・(12)
式(10)、(11)、(12)より、以下が成り立つ。
Vout=Vsr ・・・(13)
利得制御アンプA201は、第1のトランジスタM1が飽和領域で動作できるように第6のトランジスタM6のゲート電位を制御する。
以上の動作によって、第1のトランジスタM1〜第6のトランジスタM6は、すべて飽和領域で動作する。
<負荷駆動状態>
次に、オペアンプ100が負荷を駆動している負荷駆動状態について説明する。
負荷駆動状態では、出力端子VOから負荷に対し負荷駆動電流Ioutが供給される。負荷駆動電流Ioutは、その向きに応じて第3のトランジスタM3、または第4のトランジスタM4のいずれかから供給される。出力端子VOから負荷駆動電流Ioutが負荷へ流れ出す方向を正とする。第3のトランジスタM3、第4のトランジスタM4に流れる電流I3、I4は、負荷駆動電流Ioutに応じて、以下のようになる。
I3=Iq (Iout≧−Iq) ・・・(14−1)
I3=|Iout| (Iout<−Iq) ・・・(14−2)
I4=Iq+Iout (Iout≧0) ・・・(14−3)
I4=Iq (Iout<0) ・・・(14−4)
式(14−1)〜(14−4)に示すように、第3のトランジスタM3および第4のトランジスタM4は、ともに電流値は常に非ゼロの値をとる。すなわち第3のトランジスタM3および第4のトランジスタM4は常にオンしている状態を保っている。
このため、オペアンプ100において、出力端子VOの電圧Voutは、バイアス状態と同様に、主として出力インピーダンスの低いソース・フォロワの構成を有する第4のトランジスタM4により決定される。つまり、差動入力段A100から出力された制御電圧VGは第1のトランジスタM1のゲートからドレインに伝達される。伝達された電圧は、さらに第4のトランジスタM4のゲートからソースに伝達されることで出力電圧Voutが決定される。
負荷駆動状態における出力段A200の入力端子VIから出力端子VOに至る電圧利得AVは、以下の式で表される。
AV≒gM1×(rds1//rds2) ・・・(15)
ただし、gM1は第1のトランジスタM1の相互コンダクタンスである。rds1は第1のトランジスタM1のドレインインピーダンスである。rds2は第2のトランジスタM2のドレインインピーダンスである。//は、並列接続された2個のインピーダンスの合成インピーダンスを表わす。
出力端子VOのインピーダンスZoutは、以下の式で表される。
Zout≒1/gM4 ・・・(16)
ただし、gM4は第4のトランジスタM4の相互コンダクタンスである。説明を簡単にするため、第4のトランジスタM4によるソース・フォロワの電圧利得は1と仮定する。
次に、特にIout≦−Iqにおいても、第4のトランジスタM4が、常にオン状態を保持するメカニズムについてさらに説明する。
Iout≦−Iqの状態において、Ioutが以下の式で表されるとする。
Iout=−(Iq+ΔIq) ・・・(17)
式(9)、(14−2)により、第1のトランジスタM1の電流I1及び第3のトランジスタM3の電流I3は、以下で表される。
I1=Iq/N ・・・(18)
I3=|Iout|=Iq+ΔIq ・・・(19)
式(18)および(19)より、電流I1と電流I3との間には、以下の関係が成り立つ。
I3/I1=(Iq+ΔIq)/(Iq/N)>N ・・・(20)
この時、仮に第1のトランジスタM1及び第2のトランジスタM2がともに飽和領域で動作した場合のそれぞれに流れる電流I1及びI2の関係は、以下となる。
I1>I2 ・・・(21)
このため、第1のトランジスタM1のドレイン電位が低下し、以下が成り立つ。
VDS1<VGS1−Vth ・・・(22a)
VDS1は、第1のトランジスタM1のドレイン・ソース間電圧である。VGS1は、第1のトランジスタM1のゲート・ソース間電圧である。Vthは、第1のトランジスタM1の閾値電圧である。
したがって、第1のトランジスタM1は、非飽和領域で動作するとともに、第4のトランジスタM4はオフとなる。一方、以下の関係が成り立つように、出力電圧Voutが設定されたとする。
VDS3>VGS3−Vth=VGS1−Vth1 ・・・(22b)
ここで、VDS3は、第3のトランジスタM3のドレイン・ソース間電圧である。VGS3は、第3のトランジスタM3のゲート・ソース間電圧である。Vthは、第3のトランジスタM3の閾値電圧である。
この場合には、第3のトランジスタM3は飽和領域で動作するととともに、第5のトランジスタM5のソース電位Vsrと出力電圧Voutとの関係が、以下となる。
Vsr<Vout ・・・(22)
出力電圧Voutはオペアンプ100を含む負帰還回路の動作により、第1のトランジスタM1および第2のトランジスタM2の動作状態に無関係に決定される。
利得制御アンプA201の非反転入力端子に入力される電圧Vsrと反転入力端子に入力される電圧Voutに差が生じると、利得制御アンプA201は、第1のトランジスタM1が非飽和領域で動作し、かつVsrがVoutと等しくなるように第6のトランジスタM6のゲート電圧を降下させる。その結果、第5のトランジスタM5の電流I5及び第4のトランジスタM4の電流I4の関係が以下となる。
I4=N×I5 ・・・(23)
したがって、第4のトランジスタM4がオン状態を保つことが可能となる。
実施の形態1のオペアンプ100の出力端子VOの電圧Voutは、常に主として出力インピーダンスの低いソース・フォロワの構成を有する第4のトランジスタM4により決定される。つまり、差動入力段A100から出力された制御電圧VGは第1のトランジスタM1のゲートからドレインに伝達される。伝達された電圧が、さらに第4のトランジスタM4のゲートからソースに伝達されることによって、出力電圧Voutが決定されるとともに、第5のトランジスタM5のソース電位Vsrは、出力電圧Voutと等しくなる。すなわち、出力段A200の入力端子VIから、第5のトランジスタM5のソース端子、第5のトランジスタM5のゲート端子、第4のトランジスタM4のソース端子に至る電圧利得は、すべて等しく、以下の関係が成り立つ。
vsr/vg=vg1/vg=vout/vg・・・ (24)
ここで、vsr、vg1、vout、vgは、VSR、VG1、Vout、VGの小信号電圧信号である。
また、この状態における出力段A200の入力端子VIから出力端子VOに至る電圧利得AVは、以下の式で表される。
AV≒gM1×(rds1//rds2) ・・・(25)
gM1は第1のトランジスタM1の相互コンダクタンスである。rds1は第1のトランジスタM1のドレインインピーダンスである。rds2は第2のトランジスタM2のドレインインピーダンスである。
出力端子VOのインピーダンスZoutは、以下の式で表される。
Zout≒1/gM4 ・・・(26)
gM4は第4のトランジスタM4の相互コンダクタンスである。説明を簡単にするため、第4のトランジスタM4によるソース・フォロワの電圧利得は1と仮定する。
上記の考察により、図4に示す出力段A200(AB級アンプ)は、負荷駆動電流Ioutの値によらず第4のトランジスタM4がオン状態に保たれることよって、負荷駆動状態によらずに電圧利得AV及び出力インピーダンスZoutの変動を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、レプリカアンプとメインアンプとを有するAB級アンプにおいて、負荷駆動状態においても、第1〜第6のトランジスタをオン状態に維持することによって、負荷駆動電流の値に応じて、電圧利得および出力インピーダンスが変化するのを防止できる。
実施の形態1の変形例.
実施の形態1において、第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3〜第6のトランジスタM6がN型MOSFET、第2のトランジスタがP型MOSFETとし、さらに基準電位端子V1の電位が基準電位端子V2の電位より低いものとして説明したが、これに限定されるものではない。
図7は、実施の形態1の変形例のオペアンプ200の構成を表わす図である。
図7に示すように、MOSFETの極性(N型、P型)を入れ替えるとともに、基準電位端子V1の電位が基準電位端子V2の電位よりも高い。
このオペアンプ200は、差動入力段A100と、出力段A300とを備える。
差動入力段A100は、実施の形態1と同様に、非反転入力端子VIPに入力される第1の電位と反転入力端子VIMに入力される第2の電位の差を反転増幅して、制御電圧VGを出力する。
出力段A300は、出力インピーダンスを抑えることができるソース・フォロワ型AB級アンプである。
出力段A300は、入力端子VIと、出力端子VOと、基準電位端子V1と、基準電位端子V2と、第1のトランジスタM1〜第6のトランジスタM6と、利得制御アンプA201とを備える。実施の形態2では、基準電位端子V1を第2の基準電位端子V1とし、基準電位端子V2を第1の基準電位端子V2とする。第2の基準電位端子V1の電位が第1の基準電位端子V2の電位よりも高い。
入力端子VIは、差動入力段A100から出力される制御電圧VGを受ける。
第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3〜第6のトランジスタM6は、P型MOSFETである。第2のトランジスタM2は、N型MOSFETである。第1のトランジスタM1、第2のトランジスタM2、第5のトランジスタM5、および第6のトランジスタM6は、レプリカアンプを構成する。第3のトランジスタM3、および第4のトランジスタM4は、メインアンプを構成する。第1のトランジスタM1と第6のトランジスタM6とは、出力段A300の利得制御部を構成する。
第2のトランジスタM2、第5のトランジスタM5、第6のトランジスタM6、第1のトランジスタM1は、第2の基準電位端子V1と第1の基準電位端子V2との間に直列に接続されている。
より具体的には、第1の基準電位端子V2は、第1のトランジスタM1のソースに接続される。第2の基準電位端子V1は、第2のトランジスタM2のソースに接続される。第1のトランジスタM1のドレインと第6のトランジスタM6のソースとが接続される。第6のトランジスタM6のドレインと第5のトランジスタM5のソースとが第1のノードND1で接続される。第5のトランジスタM5のドレインと第2のトランジスタM2のドレインとが接続される。
第3のトランジスタM3および第4のトランジスタM4は、第1の基準電位端子V2と第1の基準電位端子V2との間に直列に接続されている。
より具体的には、第1の基準電位端子V2は、第3のトランジスタM3のソースに接続される。第2の基準電位端子V1は、第4のトランジスタM4のドレインに接続される。第3のトランジスタM3のドレインと第4のトランジスタM4のソースとが第2のノードND2に接続される。第2のノードND2は、出力端子VOに接続される。
第1のトランジスタM1のゲートは、入力端子VIに接続され、制御電圧VGを受ける。第2のトランジスタM2のゲートは、バイアス電圧VB1を受ける。第3のトランジスタM3のゲートは、入力端子VIに接続され、制御電圧VGを受ける。第4のトランジスタM4のゲートは、第5のトランジスタM5のゲートおよび第5のトランジスタM5のドレインと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG1を受ける。第5のトランジスタM5のゲートは、第5のトランジスタM5のドレインおよび第4のトランジスタM4のゲートと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG1を受ける。第6のトランジスタM6のゲートは、利得制御アンプA201の電圧出力端子と接続される。
利得制御アンプA201は、第5のトランジスタM5のソースに接続される非反転入力端子と、第4のトランジスタM4のソースに接続される反転入力端子と、第6のトランジスタM6のゲートに接続される電圧出力端子とを備える。
第1のトランジスタM1は、第3のトランジスタM3のレプリカである。第5のトランジスタM5は、第4のトランジスタM4のレプリカである。
第1のトランジスタM1のゲート長をL1、ゲート幅をW1とする。第3のトランジスタM3のゲート長をL3、ゲート幅をW3とする。第4のトランジスタM4のゲート長をL4、ゲート幅をW4とする。第5のトランジスタM5のゲート長をL5、ゲート幅をW5とする。以下の関係が成立する。
(W3/L3)/(W1/L1)=(W4/L4)/(W5/L5)=N・・・(8)
ただし、Nは整数である。
オペアンプ200の動作は、実施の形態1のオペアンプ100の動作と同様なので、説明を繰り返さない。
以上のように、実施の形態1におけるMOSFETの極性(N型、P型)、および基準電位端子V1の電位と基準電位端子V2の電位の大小関係を逆にした場合でも、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2のオペアンプ300の構成を表わす図である。
オペアンプ300は、差動入力段A100と、出力段A400とを備える。
実施の形態2の出力段A400は、実施の形態1の出力段A200において第1のトランジスタM1と第6のトランジスタM6とが入れ替えられている。
差動入力段A100は、実施の形態1と同様に、非反転入力端子VIPに入力される第1の電位と反転入力端子VIMに入力される第2の電位の差を反転増幅して、制御電圧VGを出力する。
出力段A400は、出力インピーダンスを抑えることができるソース・フォロワ型AB級アンプである。
出力段A400は、入力端子VIと、出力端子VOと、基準電位端子V1と、基準電位端子V2と、第1のトランジスタM1〜第6のトランジスタM6と、利得制御アンプA201とを備える。実施の形態2では、基準電位端子V1を第1の基準電位端子V1とし、基準電位端子V2を第2の基準電位端子V2とする。第1の基準電位端子V1の電位が第2の基準電位端子V2の電位よりも低い。
入力端子VIは、差動入力段A100から出力される制御電圧VGを受ける。
第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3〜第6のトランジスタM6は、N型MOSFETである。第2のトランジスタM2は、P型MOSFETである。第1のトランジスタM1、第2のトランジスタM2、第5のトランジスタM5、および第6のトランジスタM6は、レプリカアンプを構成する。第3のトランジスタM3、および第4のトランジスタM4とは、メインアンプを構成する。
第6のトランジスタM6、第1のトランジスタM1、第5のトランジスタM5、第2のトランジスタM2は、第1の基準電位端子V1と第2の基準電位端子V2との間に直列に接続されている。
より具体的には、第1の基準電位端子V1は、第6のトランジスタM6のソースに接続される。第2の基準電位端子V2は、第2のトランジスタM2のソースに接続される。第6のトランジスタM6のドレインと第1のトランジスタM1のソースとが接続される。第1のトランジスタM1のドレインと第5のトランジスタM5のソースとが第1のノードND1で接続される。第5のトランジスタM5のドレインと第2のトランジスタM2のドレインとが接続される。
第3のトランジスタM3および第4のトランジスタM4は、第1の基準電位端子V1と第2の基準電位端子V2との間に直列に接続されている。
より具体的には、第1の基準電位端子V1は、第3のトランジスタM3のソースに接続される。第2の基準電位端子V2は、第4のトランジスタM4のドレインに接続される。第3のトランジスタM3のドレインと第4のトランジスタM4のソースとが第2のノードND2に接続される。第2のノードND2は、出力端子VOに接続される。
第1のトランジスタM1のゲートは、入力端子VIに接続され、制御電圧VGを受ける。第2のトランジスタM2のゲートは、バイアス電圧VB1を受ける。第3のトランジスタM3のゲートは、入力端子VIに接続され、制御電圧VGを受ける。第4のトランジスタM4のゲートは、第5のトランジスタM5のゲートおよび第5のトランジスタM5のドレインと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG1を受ける。第5のトランジスタM5のゲートは、第5のトランジスタM5のドレインおよび第4のトランジスタM4のゲートと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG1を受ける。第6のトランジスタM6のゲートは、利得制御アンプA201の電圧出力端子と接続される。
利得制御アンプA201は、第1のノードND1に接続される非反転入力端子と、第2のノードND2に接続される反転入力端子と、第6のトランジスタM6のゲートに接続される電圧出力端子とを備える。
第6のトランジスタM6は、第3のトランジスタM3のレプリカである。第5のトランジスタM5は、第4のトランジスタM4のレプリカである。
第6のトランジスタM6のゲート長をL6、ゲート幅をW6とする。第3のトランジスタM3のゲート長をL3、ゲート幅をW3とする。第4のトランジスタM4のゲート長をL4、ゲート幅をW4とする。第5のトランジスタM5のゲート長をL5、ゲート幅をW5とする。以下の関係が成立する。
(W3/L3)/(W6/L6)=(W4/L4)/(W5/L5)=N・・・(8A)
ただし、Nは整数である。
利得制御アンプA201の非反転入力端子に入力される電圧Vsrと反転入力端子に入力される電圧Voutに差が生じると、利得制御アンプA201は、第1のトランジスタM1が非飽和領域で動作し、かつVsrがVoutと等しくなるように第6のトランジスタM6のゲート電圧を降下させる。その結果、第5のトランジスタM5及び第4のトランジスタM4の電流I5及びI4の関係が、以下となる。
I4=N×I5 ・・・(23)
この結果、第4のトランジスタがオン状態を保つことが可能となる。
第6のトランジスタM6は、利得制御アンプA201により非飽和状態となるよう制御されて可変抵抗として動作する。
利得制御アンプA201は、Iout≦−Iqの状態になると利得を下げる。利得制御アンプA201と第6のトランジスタM6とによって、第1のトランジスタM1のドレイン電圧が下げられて、第1のトランジスタM1が非飽和領域で動作する。これによって、第1のトランジスタM1は、第2のトランジスタM2から供給される電流の大きさ以上の大きさの電流を流さないようになるため、電圧VG1は、第4のトランジスタM4がオン状態を保てる電圧に保持される。
これによって、第4のトランジスタM4がオン状態を維持し、負荷駆動状態によらずに電圧利得AV及び出力インピーダンスZoutの変動を抑制することが可能となる。
以上のように、実施の形態1における第1の基準電位端子V1と第2の基準電位端子V2との間の第1のトランジスタと第6のトランジスタの位置を逆にした場合でも、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態2の変形例.
図9は、実施の形態2の変形例のオペアンプ400の構成を表わす図である。
このオペアンプ400は、差動入力段A100と、出力段A500とを備える。
出力段A500は、出力インピーダンスを抑えることができるソース・フォロワ型AB級アンプである。
差動入力段A100は、実施の形態1と同様に、非反転入力端子VIPに入力される第1の電位と反転入力端子VIMに入力される第2の電位の差を反転増幅して、制御電圧VGを出力する。
出力段A500は、入力端子VIと、出力端子VOと、基準電位端子V1と、基準電位端子V2と、第1のトランジスタM1〜第6のトランジスタM6と、利得制御アンプA201とを備える。
実施の形態2では、第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM3〜第6のトランジスタM6をN型MOSFET、第2のトランジスタをP型MOSFETとし、さらに基準電位端子V1の電位が基準電位端子V2の電位より低いものとした。
これに対して、本変形例では、図9に示すように、MOSFETの極性(N型、P型)を入れ替えるとともに、基準電位端子V1の電位が基準電位端子V2の電位よりも高い。本変形例でも、実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3のオペアンプ500の構成の概略図である。
オペアンプ500は、差動入力段A100と、出力段A600とを備える。
差動入力段A100は、実施の形態1と同様に、非反転入力端子VIPに入力される第1の電位と反転入力端子VIMに入力される第2の電位の差を反転増幅して、制御電圧VGを出力する。
出力段A600は、制御電圧VGを受ける入力端子VIを有する。出力段A600は、制御電圧VGを増幅して、出力端子VOに出力電圧Voutを出力する。
出力段A600に実施の形態1または実施の形態2のAB級アンプを用いることにより負荷駆動電流Ioutの値によるオペアンプの伝達関数、つまり利得および位相特性の変動を抑制することができ、オペアンプを用いて負帰還回路を構成したときにも良好な安定性を確保することが可能となる。
図11は、実施の形態3のオペアンプ500の回路図である。
差動入力段A100は、トランジスタM105と、トランジスタM101、M102、M103、M104とを備える。トランジスタM105は、P型MOSFETである。トランジスタM101、M102、M103、M104は、N型MOSFETである。
トランジスタM105は、第2の基準電位端子V2と接続されるソースと、ノードN1と接続されるドレインと、バイアス電圧VB1を受けるゲートとを備える。
トランジスタM101は、ノードN1と接続されるソースと、トランジスタM103のドレインと接続されるドレインと、反転入力端子VIMと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM102は、ノードN1と接続されるソースと、ノードN2と接続されるドレインと、非反転入力端子VIPと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM103は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、トランジスタM101のドレインと接続されるドレインと、トランジスタM104のゲートおよびトランジスタM103のドレインと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM104は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、ノードN2と接続されるドレインと、トランジスタM103のゲートおよびトランジスタM103のドレインと接続されるゲートとを備える。
ノードN2から制御電圧VGが出力される。
出力段A600の利得制御アンプA201以外の構成は、容量素子Cc1を備える点を除いて、図4の出力段A200と同様である。容量素子Cc1は、第5のトランジスタM5のソースと入力端子VIとの間に接続される。容量素子Cc1は、位相補償のために設けられる。
利得制御アンプA201は、トランジスタM15と、トランジスタM11、M12、M13、M14とを備える。トランジスタM15は、P型MOSFETである。トランジスタM11、M12、M13、M14は、N型MOSFETである。
トランジスタM15は、第2の基準電位端子V2と接続されるソースと、ノードN3と接続されるドレインと、バイアス電圧VB1を受けるゲートとを備える。
トランジスタM11は、ノードN3と接続されるソースと、トランジスタM13のドレインと接続されるドレインと、電圧Vsrを受けるゲートとを備える。
トランジスタM12は、ノードN3と接続されるソースと、第6のトランジスタM6のゲートと接続されるドレインと、出力端子VOと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM13は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、トランジスタM11のドレインと接続されるドレインと、トランジスタM14のゲートおよびトランジスタM13のドレインと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM14は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、トランジスタM12のドレインと接続されるドレインと、トランジスタM13のゲートと接続されるゲートとを備える。
実施の形態4.
図12は、実施の形態4のオペアンプ600の構成の概略図である。
オペアンプ600は、差動入力段A101と、出力段A600と、出力段A300と、コモンモードフィードバックアンプ(CMFB)C400とを備える。
差動入力段A101は、非反転入力端子VIPに入力される第1の電位と反転入力端子VIMに入力される第2の電位の差を反転増幅して、非反転中間電圧VGPおよび反転中間電圧VGMを出力する。
出力段A600は、非反転中間電圧VGPを受ける入力端子VI1を有する。出力段A600は、非反転中間電圧VGPを反転増幅して、反転出力端子VOMから反転出力電圧Vout1を出力する。
出力段A300は、反転中間電圧VGMを受ける入力端子VI2を有する。出力段A300は、反転中間電圧VGMを増幅して、非反転出力端子VOPから非反転出力電圧Vout2を出力する。
コモンモードフィードバックアンプ(CMFB)C400は、非反転出力電圧Vout2および反転出力電圧Vout1を受けて、非反転出力電圧Vout2と反転出力電圧Vout1の中間電圧が基準電圧と一致するように、差動入力段A101を制御するためのコモンモードフィードバック電圧VCMFBを生成して、差動入力段A101へ送る。
図13は、実施の形態4のオペアンプ600の回路図である。
図13において、出力段A600の構成は、入力端子がVIからVI1に変更され、出力端子がVOから非反転出力端子VOPに変更され、電圧VsrがVsr1に変更された点を除いて、図11の出力段A600の構成と同様である。
出力段A300は、出力段A600と同様の構成を有し、同様に動作する。
出力段A300は、出力インピーダンスを抑えることができるソース・フォロワ型AB級アンプである。
出力段A300は、入力端子VI2と、反転出力端子VOMと、第1のトランジスタM301と、第2のトランジスタM302と、第3のトランジスタM303と、第4のトランジスタM304と、第5のトランジスタM305と、第6のトランジスタM306と、容量素子Cc2と、利得制御アンプA301とを備える。
入力端子VI2は、差動入力段A101から出力される反転中間電圧VGMを受ける。
第1のトランジスタM1及び第3のトランジスタM303〜第6のトランジスタM306は、N型MOSFETである。第2のトランジスタM302は、P型MOSFETである。第1のトランジスタM301、第2のトランジスタM302、第5のトランジスタM305、および第6のトランジスタM306は、レプリカアンプを構成する。第3のトランジスタM303、および第4のトランジスタM304とは、メインアンプを構成する。第1のトランジスタM301と第6のトランジスタM306とは、出力段A300の利得制御部G301を構成する。
第1のトランジスタM301、第6のトランジスタM306、第5のトランジスタM5、第2のトランジスタM302は、第1の基準電位端子V1と第2の基準電位端子V2との間に直列に接続されている。
より具体的には、第1の基準電位端子V1は、第1のトランジスタM301のソースに接続される。第2の基準電位端子V2は、第2のトランジスタM302のソースに接続される。第1のトランジスタM301のドレインと第6のトランジスタM306のソースとが接続される。第6のトランジスタM306のドレインと第5のトランジスタM305のソースとが第3のノードND3で接続される。第5のトランジスタM305のドレインと第2のトランジスタM302のドレインとが接続される。
第3のトランジスタM303および第4のトランジスタM304は、第1の基準電位端子V1と第2の基準電位端子V2との間に直列に接続されている。
より具体的には、第1の基準電位端子V1は、第3のトランジスタM303のソースに接続される。第2の基準電位端子V2は、第4のトランジスタM304のドレインに接続される。第3のトランジスタM303のドレインと、第4のトランジスタM304のソースは、第4のノードND4に接続される。第4のノードND4は、反転出力端子VOMに接続される。
第1のトランジスタM301のゲートは、入力端子VI2に接続され、非反転中間電圧VGPを受ける。第2のトランジスタM302のゲートは、バイアス電圧VB1を受ける。第3のトランジスタM303のゲートは、入力端子VI2に接続され、非反転中間電圧VGPを受ける。第4のトランジスタM304のゲートは、第5のトランジスタM305のゲートおよび第5のトランジスタM305のドレインと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG2を受ける。第5のトランジスタM305のゲートは、第5のトランジスタM305のドレインおよび第4のトランジスタM304のゲートと接続され、レプリカアンプの出力電圧VG2を受ける。第6のトランジスタM306のゲートは、利得制御アンプA301の電圧出力端子と接続される。
第1のトランジスタM301のゲート長をL1、ゲート幅をW1とする。第3のトランジスタM303のゲート長をL3、ゲート幅をW3とする。第4のトランジスタM304のゲート長をL4、ゲート幅をW4とする。第5のトランジスタM305のゲート長をL5、ゲート幅をW5とする。以下の関係が成立する。
(W3/L3)/(W1/L1)=(W4/L4)/(W5/L5)=N・・・(8)
ただし、Nは整数である。
利得制御アンプA301は、トランジスタM315と、トランジスタM311、M312、M313、M314とを備える。トランジスタM315は、P型MOSFETである。トランジスタM311、M312、M313、M314は、N型MOSFETである。
トランジスタM315は、第2の基準電位端子V2と接続されるソースと、ノードN13と接続されるドレインと、バイアス電圧VB1を受けるゲートとを備える。
トランジスタM311は、ノードN13と接続されるソースと、トランジスタM313のドレインと接続されるドレインと、電圧Vsr2を受けるゲートとを備える。
トランジスタM312は、ノードN13と接続されるソースと、第6のトランジスタM306のゲートと接続されるドレインと、反転出力端子VOMと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM313は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、トランジスタM311のドレインと接続されるドレインと、トランジスタM314のゲートおよびトランジスタM313のドレインと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM314は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、トランジスタM312のドレインと接続されるドレインと、トランジスタM313のゲートと接続されるゲートとを備える。
差動入力段A101は、トランジスタM105と、トランジスタM101、M102、M103、M104とを備える。トランジスタM105は、P型MOSFETである。トランジスタM101、M102、M103、M104は、N型MOSFETである。
トランジスタM105は、第2の基準電位端子V2と接続されるソースと、ノードN1と接続されるドレインと、バイアス電圧VB1を受けるゲートとを備える。
トランジスタM101は、ノードN1と接続されるソースと、ノードN4と接続されるドレインと、反転入力端子VIMと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM102は、ノードN1と接続されるソースと、ノードN2と接続されるドレインと、非反転入力端子VIPと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM103は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、ノードN4と接続されるドレインと、コモンモードフィードバック電圧VCMFBを受けるゲートとを備える。ノードN4から反転中間電圧VGMが出力される。反転中間電圧VGMは、出力段A300の入力端子VI2に供給される。
トランジスタM104は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、ノードN2と接続されるドレインと、コモンモードフィードバック電圧VCMFBを受けるゲートとを備える。ノードN2から反転中間電圧VGMが出力される。反転中間電圧VGMは、出力段A200の入力端子VI1に供給される。
コモンモードフィードバックアンプC400は、トランジスタM405と、トランジスタM401、M402、M403、M404と、抵抗素子R401、402とを備える。トランジスタM405は、P型MOSFETである。トランジスタM401、M402、M403、M404は、N型MOSFETである。
抵抗素子R401の一端は、非反転出力端子VOPと接続され、非反転出力電圧Vout2を受ける。抵抗素子R402の一端は、反転出力端子VOMと接続され、反転出力電圧Vout1を受ける、抵抗素子R401の他端および抵抗素子R402の他端は、トランジスタM402のゲートに接続される。抵抗素子R401と抵抗素子R402によって、非反転出力電圧Vout2と反転出力電圧Vout1の中間電圧VM{=(Vout1+Vout2)/2}がトランジスタM402のゲートに供給される。
トランジスタM405は、第2の基準電位端子V2と接続されるソースと、ノードN5と接続されるドレインと、バイアス電圧VB1を受けるゲートとを備える。
トランジスタM401は、ノードN5と接続されるソースと、トランジスタM403のドレインと接続されるドレインと、基準電圧VCMを受けるゲートとを備える。
トランジスタM402は、ノードN5と接続されるソースと、ノードN6と接続されるドレインと、中間電圧VMを受けるゲートとを備える。
トランジスタM403は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、トランジスタM401のドレインと接続されるドレインと、トランジスタM403のドレインと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM404は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、ノードN6と接続されるドレインと、トランジスタM404のドレインと接続されるゲートとを備える。
ノードN6からコモンモードフィードバック電圧VCMFBが出力されて、差動入力段A101へ送られる。
たとえば、中間電圧VMが基準電圧VCMよりも高い場合、コモンモードフィードバックアンプ(CMFB)C400は、コモンモードフィードバック電圧VCMFBの大きさを低下させる。これによって、トランジスタM3およびトランジスタM303のゲート電圧を増加させて、出力電圧Vout1、Vout2が低下するように動作する。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1、実施の形態1の変形例、実施の形態2、実施の形態2の変形例で説明したAB級アンプを用いて全差動オペアンプを実現できる。
実施の形態5.
図14は、実施の形態5のオペアンプ700の構成の概略図である。
オペアンプ700は、差動入力段A102と、出力段A600と、出力段A300と、コモンモードフィードバックアンプ(CMFB)C400とを備える。
出力段A600、出力段A300、およびコモンモードフィードバックアンプC400は、実施の形態4で説明したものと同様である。
差動入力段A102は、各々が差動入力電圧を受ける2つの差動対を有する2重差動型差動出力増幅器である。具体的には、差動入力段A102は、第1の非反転入力端子VIPPに入力される第1の電位と、第1の反転入力端子VIPMに入力される第2の電位との差を増幅する。差動入力段A102は、第2の非反転入力端子VIMPに入力される第3の電位と、第2の反転入力端子VIMMに入力される第4の電位との差を増幅する。差動入力段A102は、増幅された2つの電圧の差を加算して、反転中間電圧VGM、非反転中間電圧VGPを出力する。
図15は、実施の形態5のオペアンプ700の回路図である。
図15において、出力段A600、A300の構成は、図13の出力段A600、A300の構成と同様である。また、コモンモードフィードバックアンプC400の構成は、図13のコモンモードフィードバックアンプC400の構成と同様である。
差動入力段A102は、第1の差動対80と、第2の差動対90と、トランジスタM105、M115、M103、M104とを備える。第1の差動対80は、トランジスタM101とトランジスタM102とを備える。第2の差動対90は、トランジスタM111とトランジスタM112とを備える。
トランジスタM105、M115は、P型MOSFETである。トランジスタM101、M102、M103、M104、M111、M112は、N型MOSFETである。
トランジスタM105は、第2の基準電位端子V2と接続されるソースと、ノードN1と接続されるドレインと、バイアス電圧VB1を受けるゲートとを備える。
トランジスタM115は、第2の基準電位端子V2と接続されるソースと、ノードN7と接続されるドレインと、バイアス電圧VB1を受けるゲートとを備える。
トランジスタM101は、ノードN1と接続されるソースと、ノードN4と接続されるドレインと、第1の反転入力端子VIPMと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM102は、ノードN1と接続されるソースと、ノードN2と接続されるドレインと、第1の非反転入力端子VIPPを受けるゲートとを備える。
トランジスタM111は、ノードN7と接続されるソースと、ノードN4と接続されるドレインと、第2の反転入力端子VIMMと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM112は、ノードN7と接続されるソースと、ノードN2と接続されるドレインと、第2の非反転入力端子VIMPと接続されるゲートとを備える。
トランジスタM101とM102で構成される第1の差動対80の出力電流と、トランジスタM111とM112で構成される第2の差動対90の出力電流とが、能動負荷であるトランジスタM103とトランジスタM104において加算される。
トランジスタM103は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、ノードN4と接続されるドレインと、コモンモードフィードバック電圧VCMFBを受けるゲートとを備える。ノードN4から反転中間電圧VGMが出力される。反転中間電圧VGMは、出力段A300に供給される。
トランジスタM104は、第1の基準電位端子V1と接続されるソースと、ノードN2と接続されるドレインと、コモンモードフィードバック電圧VCMFBを受けるゲートとを備える。ノードN2から反転中間電圧VGMが出力される。反転中間電圧VGMは、出力段A600に供給される。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1、実施の形態1の変形例、実施の形態2、実施の形態2の変形例で説明したAB級アンプを用いて多入力全差動オペアンプを実現できる。
なお、出力段A600及びA300に、実施の形態1のAB級アンプを構成する出力段を備える構成としたが、実施の形態1の変形例、実施の形態2、または実施の形態2の変形例によるAB級アンプを構成する出力段を備える構成としてもよい。
また、実施の形態1〜5では、トランジスタはすべてMOSFETで構成されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。実施の形態1〜5のトランジスタの一部またはすべてをバイポーラトランジスタを用いて構成できることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200,300,400,500,600,700,900 オペアンプ、VIP,VIM,VIPP,VIPM,VIMP,VIMM 差動入力端子、VI,VI1,VI2 入力端子、VO,VOP,VOM 出力端子、A100,A101,A102 差動入力段、A200,A300,A400,A500,A600,A1600 出力段(AB級アンプ)、A201,A301 利得制御アンプ、C400 コモンモードフィードバックアンプ、G201,G301 AB級アンプの利得制御部、R401,R402 抵抗素子、Cc,Cc1,Cc2 容量素子、M1〜M6,M11〜M15,M101〜M105,M111〜M115,M301〜M306,M311〜M315,M401〜M405 トランジスタ。

Claims (10)

  1. 入力端子と、
    出力端子と、
    第1の基準電位端子と、
    第2の基準電位端子と、
    第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、第4のトランジスタ、第5のトランジスタ、および第6のトランジスタと、
    反転入力端子、非反転入力端子、および電圧出力端子を有する利得制御アンプとを備え、
    前記第1のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタおよび前記第5のトランジスタおよび前記第6のトランジスタは第1導電型トランジスタであり、前記第2のトランジスタが第2導電型トランジスタであり、
    前記第1のトランジスタの第2の主電極と前記第6のトランジスタの第1の主電極とが接続され、前記第6のトランジスタの第2の主電極と前記第5のトランジスタの第1の主電極とが第1のノードで接続され、前記第5のトランジスタの第2の主電極と前記第2のトランジスタの第2の主電極とが接続され、前記第5のトランジスタの制御電極と前記第5のトランジスタの第2の主電極とが接続され、
    前記第3のトランジスタの第2の主電極と前記第4のトランジスタの第1の主電極とが第2のノードで接続され、前記第2のノードが前記出力端子に接続され、
    前記第4のトランジスタの制御電極と、前記第5のトランジスタの制御電極とが接続され、
    前記第1の基準電位端子は、前記第2のトランジスタの第1の主電極および前記第4のトランジスタの第2の主電極に接続され、
    前記第2の基準電位端子は、前記第1のトランジスタの第1の主電極および前記第3のトランジスタの第1の主電極に接続され、
    前記入力端子は、前記第1のトランジスタの制御電極および前記第3のトランジスタの制御電極に接続され、
    前記利得制御アンプの前記非反転入力端子が、前記第1のノードに接続され、前記利得制御アンプの前記反転入力端子が、前記第2のノードに接続され、前記利得制御アンプの前記電圧出力端子が、前記第6のトランジスタの制御電極に接続され、
    前記利得制御アンプは、前記第1のノードの電圧と前記第2のノードの電圧とが等しくなるように、前記第6のトランジスタの制御電極へ供給する電圧を制御する、AB級アンプ。
  2. 前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、前記第5のトランジスタ、および前記第6のトランジスタは、MOSトランジスタであり、
    前記第1のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、および前記第5のトランジスタのゲート長をそれぞれ、L1、L3、L4、L5とし、前記第1のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、および前記第5のトランジスタのゲート幅をそれぞれ、W1、W3、W4、W5としたときに、以下の関係が成立する、
    (W3/L3)/(W1/L1)=(W4/L4)/(W5/L5)=N・・・(A1)
    ただし、Nは整数である、請求項1に記載のAB級アンプ。
  3. 入力端子と、
    出力端子と、
    第1の基準電位端子と、
    第2の基準電位端子と、
    第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、第4のトランジスタ、第5のトランジスタ、および第6のトランジスタと、
    反転入力端子、非反転入力端子、および電圧出力端子を有する利得制御アンプとを備え、
    前記第1のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタおよび前記第5のトランジスタおよび前記第6のトランジスタは第1導電型トランジスタであり、前記第2のトランジスタが第2導電型トランジスタであり、
    前記第6のトランジスタの第2の主電極と前記第1のトランジスタの第1の主電極とが接続され、前記第1のトランジスタの第2の主電極と前記第5のトランジスタの第1の主電極とが第1のノードで接続され、前記第5のトランジスタの第2の主電極と前記第2のトランジスタの第2の主電極とが接続され、前記第5のトランジスタの制御電極と前記第5のトランジスタの第2の主電極とが接続され、
    前記第3のトランジスタの第2の主電極と前記第4のトランジスタの第1の主電極とが第2のノードで接続され、前記第2のノードが前記出力端子に接続され、
    前記第4のトランジスタの制御電極と、前記第5のトランジスタの制御電極とが接続され、
    前記第1の基準電位端子は、前記第2のトランジスタの第1の主電極および前記第4のトランジスタの第2の主電極に接続され、
    前記第2の基準電位端子は、前記第6のトランジスタの第1の主電極および前記第3のトランジスタの第1の主電極に接続され、
    前記入力端子は、前記第1のトランジスタの制御電極および前記第3のトランジスタの制御電極に接続され、
    前記利得制御アンプの前記非反転入力端子が、前記第1のノードに接続され、前記利得制御アンプの前記反転入力端子が、前記第2のノードに接続され、前記利得制御アンプの前記電圧出力端子が、前記第6のトランジスタの制御電極に接続され、
    前記利得制御アンプは、前記第1のノードの電圧と前記第2のノードの電圧とが等しくなるように、前記第6のトランジスタの制御電極へ供給する電圧を制御する、AB級アンプ。
  4. 前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、前記第5のトランジスタ、および前記第6のトランジスタは、MOSトランジスタであり、
    前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、前記第5のトランジスタ、および前記第6のトランジスタのゲート長をそれぞれ、L3、L4、L5、L6とし、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、前記第5のトランジスタ、および前記第6のトランジスタのゲート幅をそれぞれ、W3、W4、W5、W6としたときに、以下の関係が成立する、
    (W3/L3)/(W6/L6)=(W4/L4)/(W5/L5)=N・・・(A2)
    ただし、Nは整数である、請求項3に記載のAB級アンプ。
  5. 前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、前記第5のトランジスタ、および前記第6のトランジスタの各々の前記第1の主電極はソースであり、
    前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、前記第5のトランジスタ、および前記第6のトランジスタの各々の前記第2の主電極はドレインである、請求項2または4記載のAB級アンプ。
  6. 前記第1導電型トランジスタは、N型MOSトランジスタであり、前記第2導電型トランジスタは、P型MOSトランジスタである、請求項5記載のAB級アンプ。
  7. 前記第1導電型トランジスタは、P型MOSトランジスタであり、前記第2導電型トランジスタは、N型MOSトランジスタである、請求項5記載のAB級アンプ。
  8. 第1の電位と第2の電位との差を反転増幅して、制御電圧を出力する差動入力段と、
    前記制御電圧を増幅する出力段とを備え、
    前記出力段は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のAB級アンプで構成されている、オペアンプ。
  9. 非反転入力端子および反転入力端子を有し、前記非反転入力端子の電位と前記反転入力端子の電位の差を反転増幅して、非反転中間電圧及び反転中間電圧を出力する差動入力段と、
    前記非反転中間電圧を増幅して、反転出力電圧を出力する第1の出力段と、
    前記反転中間電圧を増幅して、非反転出力電圧を出力する第2の出力段と、
    前記非反転出力電圧および前記反転出力電圧を受けて、前記非反転出力電圧および前記反転出力電圧の中間の電圧が基準電圧になるように前記差動入力段を制御するコモンモードフィードバックアンプとを備え、
    前記第1の出力段および前記第2の出力段は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のAB級アンプで構成される、オペアンプ。
  10. 前記差動入力段は、各々が差動入力電圧を受ける2つの差動対を有する、2重差動型増幅器である、請求項9記載のオペアンプ。
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