JP6336217B1 - ポリフェーズフィルタ - Google Patents

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Abstract

第1の入力端子(1a)から入力される第1のI信号VIPを増幅する第1のトランジスタ(2a)と、第2の入力端子(1b)から入力される第1のQ信号VQPを増幅する第2のトランジスタ(2b)と、第1のI信号VIPと差動信号を構成している第2のI信号VINが第3の入力端子(1c)から入力されると、第2のI信号VINを増幅する第3のトランジスタ(2c)と、第1のQ信号VQPと差動信号を構成している第2のQ信号VQNが第4の入力端子(1d)から入力されると、第2のQ信号VQNを増幅する第4のトランジスタ(2d)とを備える。

Description

この発明は、トランジスタを備えているポリフェーズフィルタに関するものである。
無線通信機器においては、高周波の受信信号を処理する半導体集積回路が用いられることがある。
例えば、レーダ用のスーパーヘテロダイン受信機を構成する半導体集積回路においては、受信信号の帯域を制限することが可能なフィルタのほか、受信信号の周波数変換に伴うイメージ妨害波を抑圧することが可能なポリフェーズフィルタなどが用いられることがある。
以下の特許文献1には、複数の抵抗と、複数のコンデンサとを備えたポリフェーズフィルタが開示されている。
ポリフェーズフィルタは、本来、90度の位相差がある信号の生成等に用いられるフィルタであるが、イメージ妨害波を抑圧することが可能なフィルタでもある。
ポリフェーズフィルタは、備えている抵抗の抵抗値及びコンデンサの容量値に応じて、イメージ妨害波を抑圧することが可能な周波数が変化する。
イメージ妨害波を抑圧することが可能な周波数の中心周波数Fcは、以下の式(1)で表される。

Figure 0006336217
式(1)において、Rは抵抗の抵抗値、Cはコンデンサの容量値である。
特開2010−21826号公報
従来のポリフェーズフィルタは以上のように構成されているので、備えている抵抗の抵抗値Rを制御することで、イメージ妨害波を抑圧することが可能な周波数を可変することができる。しかし、ポリフェーズフィルタは、受動素子である抵抗を用いて構成されているため、イメージ妨害波を抑圧する際、通過ロスが発生してしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、通過ロスの発生を抑えることができるポリフェーズフィルタを得ることを目的とする。
この発明に係るポリフェーズフィルタは、第1の入力端子から入力される第1のI信号を増幅する第1のトランジスタと、第2の入力端子から入力される第1のQ信号を増幅する第2のトランジスタと、第1のI信号と差動信号を構成している第2のI信号が第3の入力端子から入力されると、第2のI信号を増幅する第3のトランジスタと、第1のQ信号と差動信号を構成している第2のQ信号が第4の入力端子から入力されると、第2のQ信号を増幅する第4のトランジスタと、第1のトランジスタの出力端子と第2の入力端子との間に接続されている第1のコンデンサと、第2のトランジスタの出力端子と第3の入力端子との間に接続されている第2のコンデンサと、第3のトランジスタの出力端子と第4の入力端子との間に接続されている第3のコンデンサと、第4のトランジスタの出力端子と第1の入力端子との間に接続されている第4のコンデンサとを備え、第1から第4のトランジスタを流れる電流を可変することで、第1から第4のトランジスタが有するトランスコンダクタンスと、第1から第4のコンデンサの容量値とによって決まる角周波数が可変するものであり、
第1から第4のトランジスタのそれぞれが、ベース端子が接地されているバイポーラトランジスタであり、第1のトランジスタのエミッタ端子が第1の入力端子と接続され、第1のトランジスタのコレクタ端子が第1のトランジスタの出力端子であり、第2のトランジスタのエミッタ端子が第2の入力端子と接続され、第2のトランジスタのコレクタ端子が第2のトランジスタの出力端子であり、第3のトランジスタのエミッタ端子が第3の入力端子と接続され、第3のトランジスタのコレクタ端子が第3のトランジスタの出力端子であり、第4のトランジスタのエミッタ端子が第4の入力端子と接続され、第4のトランジスタのコレクタ端子が第4のトランジスタの出力端子であるようにしたものである。
この発明によれば、第1の入力端子から入力される第1のI信号を増幅する第1のトランジスタと、第2の入力端子から入力される第1のQ信号を増幅する第2のトランジスタと、第1のI信号と差動信号を構成している第2のI信号が第3の入力端子から入力されると、第2のI信号を増幅する第3のトランジスタと、第1のQ信号と差動信号を構成している第2のQ信号が第4の入力端子から入力されると、第2のQ信号を増幅する第4のトランジスタとを備えるように構成したので、通過ロスの発生を抑えることができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるポリフェーズフィルタを示す回路図である。 この発明の実施の形態1による他のポリフェーズフィルタを示す回路図である。 抵抗を備えている従来のポリフェーズフィルタを示す回路図である。 この発明の実施の形態2によるポリフェーズフィルタを示す回路図である。 この発明の実施の形態2による他のポリフェーズフィルタを示す回路図である。 この発明の実施の形態3によるポリフェーズフィルタを示す回路図である。 この発明の実施の形態3による他のポリフェーズフィルタを示す回路図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるポリフェーズフィルタを示す回路図である。
図1において、第1の入力端子1aは第1のI信号VIPが入力される端子である。
第2の入力端子1bは第1のQ信号VQPが入力される端子である。
第3の入力端子1cは第1のI信号VIPと差動信号を構成している第2のI信号VINが入力される端子である。理想的には、VIP+VIN=0である。
第4の入力端子1dは第1のQ信号VQPと差動信号を構成している第2のQ信号VQNが入力される端子である。理想的には、VQP+VQN=0である。
第1のトランジスタ2aはトランスコンダクタンスgを有し、エミッタ端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第1のトランジスタ2aは、ベース端子が第1の入力端子1aと接続され、コレクタ端子(第1のトランジスタ2aの出力端子)が第1の出力端子4aと接続されており、第1の入力端子1aから入力された第1のI信号VIPを増幅して、増幅後の第1のI信号VIPを第1の出力端子4aに出力する。
第2のトランジスタ2bはトランスコンダクタンスgを有し、エミッタ端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第2のトランジスタ2bは、ベース端子が第2の入力端子1bと接続され、コレクタ端子(第2のトランジスタ2bの出力端子)が第2の出力端子4bと接続されており、第2の入力端子1bから入力された第1のQ信号VQPを増幅して、増幅後の第1のQ信号VQPを第2の出力端子4bに出力する。
第3のトランジスタ2cはトランスコンダクタンスgを有し、エミッタ端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第3のトランジスタ2cは、ベース端子が第3の入力端子1cと接続され、コレクタ端子(第3のトランジスタ2cの出力端子)が第3の出力端子4cと接続されており、第3の入力端子1cから入力された第2のI信号VINを増幅して、増幅後の第2のI信号VINを第3の出力端子4cに出力する。
第4のトランジスタ2dはトランスコンダクタンスgを有し、エミッタ端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第4のトランジスタ2dは、ベース端子が第4の入力端子1dと接続され、コレクタ端子(第4のトランジスタ2dの出力端子)が第4の出力端子4dと接続されており、第4の入力端子1dから入力された第2のQ信号VQNを増幅して、増幅後の第2のQ信号VQNを第4の出力端子4dに出力する。
第1のコンデンサ3aは一端が第1のトランジスタ2aのコレクタ端子と接続され、他端が第2の入力端子1bと接続されている。
第2のコンデンサ3bは一端が第2のトランジスタ2bのコレクタ端子と接続され、他端が第3の入力端子1cと接続されている。
第3のコンデンサ3cは一端が第3のトランジスタ2cのコレクタ端子と接続され、他端が第4の入力端子1dと接続されている。
第4のコンデンサ3dは一端が第4のトランジスタ2dのコレクタ端子と接続され、他端が第1の入力端子1aと接続されている。
第1の出力端子4aは第1のトランジスタ2aのコレクタ端子と接続されており、第1のトランジスタ2aにより増幅された第1のI信号VO_IPを出力する端子である。
第2の出力端子4bは第2のトランジスタ2bのコレクタ端子と接続されており、第2のトランジスタ2bにより増幅された第1のQ信号VO_QPを出力する端子である。
第3の出力端子4cは第3のトランジスタ2cのコレクタ端子と接続されており、第3のトランジスタ2cにより増幅された第2のI信号VO_INを出力する端子である。
第4の出力端子4dは第4のトランジスタ2dのコレクタ端子と接続されており、第4のトランジスタ2dにより増幅された第2のQ信号VO_QNを出力する端子である。
図2はこの発明の実施の形態1による他のポリフェーズフィルタを示す回路図である。
図2のポリフェーズフィルタは、第1から第4のトランジスタのコレクタ端子(出力端子)のそれぞれが負荷を介して電源Vccと接続されている点で、図1のポリフェーズフィルタと相違している。
負荷5aはインピーダンスがZの抵抗であり、一端が第1のトランジスタ2aのコレクタ端子と接続され、他端が電源Vccと接続されている。
負荷5bはインピーダンスがZの抵抗であり、一端が第2のトランジスタ2bのコレクタ端子と接続され、他端が電源Vccと接続されている。
負荷5cはインピーダンスがZの抵抗であり、一端が第3のトランジスタ2cのコレクタ端子と接続され、他端が電源Vccと接続されている。
負荷5dはインピーダンスがZの抵抗であり、一端が第4のトランジスタ2dのコレクタ端子と接続され、他端が電源Vccと接続されている。
図1のポリフェーズフィルタでは、第1の出力端子4a、第2の出力端子4b、第3の出力端子4c及び第4の出力端子4dのそれぞれに、トランスインピーダンスアンプなどの負荷回路が接続されていることを想定しており、このような負荷回路が接続されている場合、図2のように負荷5a〜5dが接続されている必要はない。
図3は抵抗を備えている従来のポリフェーズフィルタを示す回路図であり、図3において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示している。
抵抗6aは第1の入力端子1aと第1の出力端子4aとの間に接続されている。
抵抗6bは第2の入力端子1bと第2の出力端子4bとの間に接続されている。
抵抗6cは第3の入力端子1cと第3の出力端子4cとの間に接続されている。
抵抗6dは第4の入力端子1dと第4の出力端子4dとの間に接続されている。
次に動作について説明する。
この実施の形態1のポリフェーズフィルタとの比較のために、図3に示す従来のポリフェーズフィルタを解析する。
まず、従来のポリフェーズフィルタから出力されるI信号に係る差動信号ΔVIOUTについて説明する。ΔVIOUT=VO_IP−VO_INである。
例えば、抵抗6aを流れる電流Iは、以下の式(2)で表され、第1のコンデンサ3aを流れる電流Iは、以下の式(3)で表される。
このため、第1の出力端子4aから出力される第1のI信号VO_IPは、以下の式(4)で表される。
Figure 0006336217

Figure 0006336217

Figure 0006336217
式(2)〜(4)において、Rは抵抗6aの抵抗値、Cは第1のコンデンサ3aの容量値、Zは負荷5aのインピーダンスである。
式(2)で表される電流I及び式(3)で表される電流Iを式(4)に代入すると、第1の出力端子4aから出力される第1のI信号VO_IPは、以下の式(5)のようになる。
Figure 0006336217
ここでは、第1のI信号VO_IPについて説明しているが、第2のI信号VO_INについても同様に得ることができる。
第2のI信号VO_INは、以下の式(6)のように表される。
Figure 0006336217
式(5)及び式(6)より、I信号に係る差動信号ΔVIOUTが得られる。差動信号ΔVIOUTは、以下の式(7)のように表される。
Figure 0006336217
次に、従来のポリフェーズフィルタから出力されるQ信号に係る差動信号ΔVQOUTについて説明する。ΔVQOUT=VO_QP−VO_QNである。
例えば、抵抗6bを流れる電流Iは、以下の式(8)で表され、第2のコンデンサ3bを流れる電流Iは、以下の式(9)で表される。
このため、第2の出力端子4bから出力される第1のQ信号VO_QPは、以下の式(10)で表される。
Figure 0006336217

Figure 0006336217

Figure 0006336217
式(8)〜(10)において、Rは抵抗6bの抵抗値、Cは第2のコンデンサ3bの容量値、Zは負荷5bのインピーダンスである。
式(8)で表される電流I及び式(9)で表される電流Iを式(10)に代入すると、第2の出力端子4bから出力される第1のQ信号VO_QPは、以下の式(11)のようになる。
Figure 0006336217
ここでは、第1のQ信号VO_QPについて説明しているが、第2のQ信号VO_QNについても同様に得ることができる。
第2のQ信号VO_QNは、以下の式(12)のように表される。
Figure 0006336217
式(11)及び式(12)より、Q信号に係る差動信号ΔVQOUTが得られる。差動信号ΔVQOUTは、以下の式(13)のように表される。
Figure 0006336217
ここで、ポリフェーズフィルタの入力が理想の差動信号(VIP+VIN=0)であるとして、ポリフェーズフィルタの入力が以下の式(14)に示すようにIQで短絡されている状況を想定する。この状況では、以下の式(15)及び式(16)が成立する。
Figure 0006336217

Figure 0006336217

Figure 0006336217
式(15)及び式(16)より、IQ信号の振幅は、周波数によらず一定となり、IQ信号の位相は、角周波数ω=1/CRのみで90度差となることが分かる。また、分子>分母となるため、IQ信号は減衰することが分かる。
次に、この実施の形態1における図2のポリフェーズフィルタを解析する。
まず、ポリフェーズフィルタから出力されるI信号に係る差動信号ΔVIOUTについて説明する。ΔVIOUT=VO_IP−VO_INである。
例えば、第1のトランジスタ2aを流れる電流Iは、以下の式(17)で表され、第1のコンデンサ3aを流れる電流Iは、以下の式(18)で表される。
このため、第1の出力端子4aから出力される第1のI信号VO_IPは、以下の式(18)で表される。
Figure 0006336217

Figure 0006336217

Figure 0006336217
式(18)において、gは第1のトランジスタ2aのトランスコンダクタンスである。
式(17)で表される電流I及び式(18)で表される電流Iを式(19)に代入すると、第1の出力端子4aから出力される第1のI信号VO_IPは、以下の式(20)のようになる。
Figure 0006336217
ここでは、第1のI信号VO_IPについて説明しているが、第2のI信号VO_INについても同様に得ることができる。
第2のI信号VO_INは、以下の式(21)のように表される。
Figure 0006336217
式(20)及び式(21)より、I信号に係る差動信号ΔVIOUTが得られる。差動信号ΔVIOUTは、以下の式(22)のように表される。
Figure 0006336217
次に、ポリフェーズフィルタから出力されるQ信号に係る差動信号ΔVQOUTについて説明する。ΔVQOUT=VO_QP−VO_QNである。
例えば、第2のトランジスタ2bを流れる電流Iは、以下の式(23)で表され、第2のコンデンサ3bを流れる電流Iは、以下の式(24)で表される。
このため、第2の出力端子4bから出力される第1のQ信号VO_QPは、以下の式(25)で表される。
Figure 0006336217

Figure 0006336217

Figure 0006336217
式(23)で表される電流I及び式(24)で表される電流Iを式(25)に代入すると、第2の出力端子4bから出力される第1のQ信号VO_QPは、以下の式(26)のようになる。
Figure 0006336217
ここでは、第1のQ信号VO_QPについて説明しているが、第2のQ信号VO_QNについても同様に得ることができる。
第2のQ信号VO_QNは、以下の式(27)のように表される。
Figure 0006336217
式(26)及び式(27)より、Q信号に係る差動信号ΔVQOUTが得られる。差動信号ΔVQOUTは、以下の式(28)のように表される。
Figure 0006336217
ここで、ポリフェーズフィルタの入力が理想の差動信号(VIP+VIN=0)であるとして、ポリフェーズフィルタの入力が以下の式(29)に示すようにIQで短絡されている状況を想定する。この状況では、以下の式(30)及び式(31)が成立する。
Figure 0006336217

Figure 0006336217

Figure 0006336217
式(30)及び式(31)より、IQ信号の振幅は常に一定となり、IQ信号の位相は、角周波数ω=g/CRで90度差となることが分かる。
抵抗6a〜6dを備えている図3のポリフェーズフィルタの伝達関数と、この実施の形態1における図2のポリフェーズフィルタの伝達関数とを比較すると、以下の表1のようになる。
Figure 0006336217
この実施の形態1のポリフェーズフィルタは、図3のポリフェーズフィルタの抵抗6a〜6dが、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dに置き換わっている点で相違している。
このため、この実施の形態1のポリフェーズフィルタにおいても、図3のポリフェーズフィルタと同様に、IQ信号の振幅が常に一定となり、IQ信号の位相が角周波数ωで90度差となる。
したがって、この実施の形態1のポリフェーズフィルタは、図3のポリフェーズフィルタと同じIQ特性を実現することができる。
ただし、この実施の形態1のポリフェーズフィルタは、図3のポリフェーズフィルタと異なり、トランスコンダクタンスgを有するトランジスタを用いて構成されているため、利得を持たせることが可能である。
この実施の形態1のポリフェーズフィルタが持つことが可能な利得は、以下の表2に示すように、トランスコンダクタンスgとωCの大小関係によって決まる。ωは角周波数、Cは第1のコンデンサ3a、第2のコンデンサ3b、第3のコンデンサ3c及び第4のコンデンサ3dの容量値である。
Figure 0006336217
ωC=gの場合、分子が分母よりも大きいため利得が1以上になる。また、ωC<<gの場合も利得が1以上になる。
したがって、この実施の形態1のポリフェーズフィルタは、トランスコンダクタンスgとωCの大小関係にかかわらず、1以上の利得を持つことが可能である。
また、この実施の形態1のポリフェーズフィルタは、角周波数がω=g/CRで決定される。トランスコンダクタンスgは、トランジスタを流れる電流によって決まるため、電流を可変することで、角周波数ωを可変することが可能である。したがって、この実施の形態1のポリフェーズフィルタは、特性の可変が可能なポリフェーズフィルタである。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、第1の入力端子1aから入力される第1のI信号VIPを増幅する第1のトランジスタ2aと、第2の入力端子1bから入力される第1のQ信号VQPを増幅する第2のトランジスタ2bと、第1のI信号VIPと差動信号を構成している第2のI信号VINが第3の入力端子1cから入力されると、第2のI信号VINを増幅する第3のトランジスタ2cと、第1のQ信号VQPと差動信号を構成している第2のQ信号VQNが第4の入力端子1dから入力されると、第2のQ信号VQNを増幅する第4のトランジスタ2dとを備えるように構成したので、通過ロスの発生を抑えることができる効果を奏する。
また、利得を有し、かつ、特性を可変することが可能なポリフェーズフィルタを得ることができる。
また、この実施の形態1によれば、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dのコレクタ端子のそれぞれが負荷5a,5b,5c,5dを介して電源Vccと接続されているように構成したので、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dとして、NPN型のバイポーラトランジスタを用いることができる。
この実施の形態1では、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dが、バイポーラトランジスタである例を示しているが、トランスコンダクタンスgを有していればよく、バイポーラトランジスタに限るものではない。
このため、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dは、例えば、電界効果トランジスタであってもよいし、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのMOSトランジスタであってもよい。
なお、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dが電界効果トランジスタである場合、電界効果トランジスタのゲート端子は、バイポーラトランジスタのベース端子に相当する。
また、電界効果トランジスタのドレイン端子は、バイポーラトランジスタのコレクタ端子に相当し、電界効果トランジスタのソース端子は、バイポーラトランジスタのエミッタ端子に相当する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dのエミッタ端子が接地されている例を示している。
この実施の形態2では、第1のトランジスタ2aのエミッタ端子及び第3のトランジスタ2cのエミッタ端子が第1の電流源7aを介してグランドと接続され、第2のトランジスタ2bのエミッタ端子及び第4のトランジスタ2dのエミッタ端子が第2の電流源7bを介してグランドと接続されている例を説明する。
図4はこの発明の実施の形態2によるポリフェーズフィルタを示す回路図である。図4において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
第1の電流源7aは+側が第1のトランジスタ2aのエミッタ端子及び第3のトランジスタ2cのエミッタ端子と接続され、−側がグランドと接続されている。
第2の電流源7bは+側が第2のトランジスタ2bのエミッタ端子及び第4のトランジスタ2dのエミッタ端子と接続され、−側がグランドと接続されている。
図4では、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dのコレクタ端子のそれぞれが負荷5a,5b,5c,5dを介して電源Vccと接続されているが、第1の出力端子4a、第2の出力端子4b、第3の出力端子4c及び第4の出力端子4dのそれぞれにトランスインピーダンスアンプなどの負荷回路が接続される場合には、負荷5a〜5dが接続されている必要はない。
次に動作について説明する。
第1のI信号VIPと第2のI信号VINとの間に差動アンバランスが生じている場合でも、第1のトランジスタ2aのエミッタ端子及び第3のトランジスタ2cのエミッタ端子が第1の電流源7aを介してグランドと接続されることで、第1のトランジスタ2aを流れる電流Iと、第3のトランジスタ2cを流れる電流Iとは差動信号になる。
また、第1のQ信号VQPと第2のQ信号VQNとの間に差動アンバランスが生じている場合でも、第2のトランジスタ2bのエミッタ端子及び第4のトランジスタ2dのエミッタ端子が第2の電流源7bを介してグランドと接続されることで、第2のトランジスタ2bを流れる電流Iと、第4のトランジスタ2dを流れる電流Iとは差動信号になる。
これにより、上記実施の形態1よりも、ポリフェーズフィルタによるイメージ妨害波の抑圧精度を高めることができる。
この実施の形態2では、第1のトランジスタ2aのエミッタ端子及び第3のトランジスタ2cのエミッタ端子が、第1の電流源7aを介してグランドと接続され、第2のトランジスタ2bのエミッタ端子及び第4のトランジスタ2dのエミッタ端子が、第2の電流源7bを介してグランドと接続されている例を示している。
図5に示すように、第1の電流源7aの代わりに、第1の抵抗8aが接続され、第2の電流源7bの代わりに、第2の抵抗8bが接続されていても、同様の効果を得ることができる。
図5はこの発明の実施の形態2による他のポリフェーズフィルタを示す回路図である。
この実施の形態2では、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dが、バイポーラトランジスタである例を示しているが、上記実施の形態1と同様に、例えば、電界効果トランジスタであってもよいし、CMOSなどのMOSトランジスタであってもよい。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、第1のトランジスタ2a,第2のトランジスタ2b,第3のトランジスタ2c及び第4のトランジスタ2dのエミッタ端子が接地されている例を示している。
この実施の形態3では、第1のトランジスタ9a,第2のトランジスタ9b,第3のトランジスタ9c及び第4のトランジスタ9dのベース端子が接地されている例を説明する。
図6はこの発明の実施の形態3によるポリフェーズフィルタを示す回路図である。図6において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
第1のトランジスタ9aはトランスコンダクタンスgを有し、ベース端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第1のトランジスタ9aは、エミッタ端子が第1の入力端子1aと接続され、コレクタ端子(第1のトランジスタ9aの出力端子)が第1の出力端子4aと接続されており、第1の入力端子1aから入力された第1のI信号VIPを増幅して、増幅後の第1のI信号VIPを第1の出力端子4aに出力する。
第2のトランジスタ9bはトランスコンダクタンスgを有し、ベース端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第2のトランジスタ9bは、エミッタ端子が第2の入力端子1bと接続され、コレクタ端子(第2のトランジスタ9bの出力端子)が第2の出力端子4bと接続されており、第2の入力端子1bから入力された第1のQ信号VQPを増幅して、増幅後の第1のQ信号VQPを第2の出力端子4bに出力する。
第3のトランジスタ9cはトランスコンダクタンスgを有し、ベース端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第3のトランジスタ9cは、エミッタ端子が第3の入力端子1cと接続され、コレクタ端子(第3のトランジスタ9cの出力端子)が第3の出力端子4cと接続されており、第3の入力端子1cから入力された第2のI信号VINを増幅して、増幅後の第2のI信号VINを第3の出力端子4cに出力する。
第4のトランジスタ9dはトランスコンダクタンスgを有し、ベース端子が接地されているバイポーラトランジスタである。
第4のトランジスタ9dは、エミッタ端子が第4の入力端子1dと接続され、コレクタ端子(第4のトランジスタ9dの出力端子)が第4の出力端子4dと接続されており、第4の入力端子1dから入力された第2のQ信号VQNを増幅して、増幅後の第2のQ信号VQNを第4の出力端子4dに出力する。
第1の電流源10aは+側が第1のトランジスタ9aのエミッタ端子と接続され、−側がグランドと接続されている。
第2の電流源10bは+側が第2のトランジスタ9bのエミッタ端子と接続され、−側がグランドと接続されている。
第3の電流源10cは+側が第3のトランジスタ9cのエミッタ端子と接続され、−側がグランドと接続されている。
第4の電流源10dは+側が第4のトランジスタ9dのエミッタ端子と接続され、−側がグランドと接続されている。
図6では、第1のトランジスタ9a,第2のトランジスタ9b,第3のトランジスタ9c及び第4のトランジスタ9dのコレクタ端子のそれぞれが負荷5a,5b,5c,5dを介して電源Vccと接続されているが、第1の出力端子4a、第2の出力端子4b、第3の出力端子4c及び第4の出力端子4dのそれぞれにトランスインピーダンスアンプなどの負荷回路が接続される場合には、負荷5a〜5dが接続されている必要はない。
次に動作について説明する。
この実施の形態3のポリフェーズフィルタの動作は、上記実施の形態1のポリフェーズフィルタの動作と概ね同じである。
ただし、この実施の形態3では、第1のトランジスタ9a,第2のトランジスタ9b,第3のトランジスタ9c及び第4のトランジスタ9dのベース端子が接地されている。
このため、第1の入力端子1a,第2の入力端子1b,第3の入力端子1c及び第4の入力端子1dから見た入力インピーダンスを、第1のトランジスタ9a,第2のトランジスタ9b,第3のトランジスタ9c及び第4のトランジスタ9dにおけるインピーダンスの1/gとすることができる。
これにより、第1の出力端子4a,第2の出力端子4b,第3の出力端子4c及び第4の出力端子4dから見た出力インピーダンスに応じて、第1のトランジスタ9a,第2のトランジスタ9b,第3のトランジスタ9c及び第4のトランジスタ9dのトランスコンダクタンスgを設定することで、広帯域な入出力整合を実現することができる。また、不要な整合素子を排除して、小型化を図ることができるとともに、広帯域性能を実現することができる。
この実施の形態3では、第1のトランジスタ9aのエミッタ端子が第1の電流源10aを介してグランドと接続され、第2のトランジスタ9bのエミッタ端子が第2の電流源10bを介してグランドと接続されている。また、第3のトランジスタ9cのエミッタ端子が第3の電流源10cを介してグランドと接続され、第4のトランジスタ9dのエミッタ端子が第4の電流源10dを介してグランドと接続されている。
図7に示すように、第1の電流源10aの代わりに第1の抵抗11aが接続され、第2の電流源10bの代わりに第2の抵抗11bが接続され、第3の電流源10cの代わりに第3の抵抗11cが接続され、第4の電流源10dの代わりに第4の抵抗11dが接続されていてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
図7はこの発明の実施の形態3による他のポリフェーズフィルタを示す回路図である。
この実施の形態3では、第1のトランジスタ9a,第2のトランジスタ9b,第3のトランジスタ9c及び第4のトランジスタ9dが、バイポーラトランジスタである例を示しているが、第1のトランジスタ9a,第2のトランジスタ9b,第3のトランジスタ9c及び第4のトランジスタ9dは、例えば、電界効果トランジスタであってもよいし、CMOSなどのMOSトランジスタであってもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明は、トランジスタを備えているポリフェーズフィルタに適している。
1a 第1の入力端子、1b 第2の入力端子、1c 第3の入力端子、1d 第4の入力端子、2a 第1のトランジスタ、2b 第2のトランジスタ、2c 第3のトランジスタ、2d 第4のトランジスタ、3a 第1のコンデンサ、3b 第2のコンデンサ、3c 第3のコンデンサ、3d 第4のコンデンサ、4a 第1の出力端子、4b 第2の出力端子、4c 第3の出力端子、4d 第4の出力端子、5a〜5d 負荷、6a〜6d 抵抗、7a 第1の電流源、7b 第2の電流源、8a 第1の抵抗、8b 第2の抵抗、9a 第1のトランジスタ、9b 第2のトランジスタ、9c 第3のトランジスタ、9d 第4のトランジスタ、10a 第1の電流源、10b 第2の電流源、10c 第3の電流源、10d 第4の電流源、11a 第1の抵抗、11b 第2の抵抗、11c 第3の抵抗、11d 第4の抵抗。

Claims (4)

  1. 第1の入力端子から入力される第1のI信号を増幅する第1のトランジスタと、
    第2の入力端子から入力される第1のQ信号を増幅する第2のトランジスタと、
    前記第1のI信号と差動信号を構成している第2のI信号が第3の入力端子から入力されると、前記第2のI信号を増幅する第3のトランジスタと、
    前記第1のQ信号と差動信号を構成している第2のQ信号が第4の入力端子から入力されると、前記第2のQ信号を増幅する第4のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの出力端子と前記第2の入力端子との間に接続されている第1のコンデンサと、
    前記第2のトランジスタの出力端子と前記第3の入力端子との間に接続されている第2のコンデンサと、
    前記第3のトランジスタの出力端子と前記第4の入力端子との間に接続されている第3のコンデンサと、
    前記第4のトランジスタの出力端子と前記第1の入力端子との間に接続されている第4のコンデンサとを備え、
    前記第1から第4のトランジスタを流れる電流を可変することで、前記第1から第4のトランジスタが有するトランスコンダクタンスと、前記第1から第4のコンデンサの容量値とによって決まる角周波数が可変するものであり、
    前記第1から第4のトランジスタのそれぞれが、ベース端子が接地されているバイポーラトランジスタであり、
    前記第1のトランジスタのエミッタ端子が前記第1の入力端子と接続され、前記第1のトランジスタのコレクタ端子が前記第1のトランジスタの出力端子であり、
    前記第2のトランジスタのエミッタ端子が前記第2の入力端子と接続され、前記第2のトランジスタのコレクタ端子が前記第2のトランジスタの出力端子であり、
    前記第3のトランジスタのエミッタ端子が前記第3の入力端子と接続され、前記第3のトランジスタのコレクタ端子が前記第3のトランジスタの出力端子であり、
    前記第4のトランジスタのエミッタ端子が前記第4の入力端子と接続され、前記第4のトランジスタのコレクタ端子が前記第4のトランジスタの出力端子であることを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  2. 前記第1のトランジスタのエミッタ端子は、第1の電流源又は第1の抵抗を介してグランドと接続され、
    前記第2のトランジスタのエミッタ端子は、第2の電流源又は第2の抵抗を介してグランドと接続され、
    前記第3のトランジスタのエミッタ端子は、第3の電流源又は第3の抵抗を介してグランドと接続され、
    前記第4のトランジスタのエミッタ端子は、第4の電流源又は第4の抵抗を介してグランドと接続されていることを特徴とする請求項記載のポリフェーズフィルタ。
  3. 第1の入力端子から入力される第1のI信号を増幅する第1のトランジスタと、
    第2の入力端子から入力される第1のQ信号を増幅する第2のトランジスタと、
    前記第1のI信号と差動信号を構成している第2のI信号が第3の入力端子から入力されると、前記第2のI信号を増幅する第3のトランジスタと、
    前記第1のQ信号と差動信号を構成している第2のQ信号が第4の入力端子から入力されると、前記第2のQ信号を増幅する第4のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの出力端子と前記第2の入力端子との間に接続されている第1のコンデンサと、
    前記第2のトランジスタの出力端子と前記第3の入力端子との間に接続されている第2のコンデンサと、
    前記第3のトランジスタの出力端子と前記第4の入力端子との間に接続されている第3のコンデンサと、
    前記第4のトランジスタの出力端子と前記第1の入力端子との間に接続されている第4のコンデンサとを備え、
    前記第1から第4のトランジスタを流れる電流を可変することで、前記第1から第4のトランジスタが有するトランスコンダクタンスと、前記第1から第4のコンデンサの容量値とによって決まる角周波数が可変するものであり、
    前記第1から第4のトランジスタのそれぞれが、ゲート端子が接地されている電界効果トランジスタであり、
    前記第1のトランジスタのソース端子が前記第1の入力端子と接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子が前記第1のトランジスタの出力端子であり、
    前記第2のトランジスタのソース端子が前記第2の入力端子と接続され、前記第2のトランジスタのドレイン端子が前記第2のトランジスタの出力端子であり、
    前記第3のトランジスタのソース端子が前記第3の入力端子と接続され、前記第3のトランジスタのドレイン端子が前記第3のトランジスタの出力端子であり、
    前記第4のトランジスタのソース端子が前記第4の入力端子と接続され、前記第4のトランジスタのドレイン端子が前記第4のトランジスタの出力端子であることを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  4. 前記第1のトランジスタのソース端子は、第1の電流源又は第1の抵抗を介してグランドと接続され、
    前記第2のトランジスタのソース端子は、第2の電流源又は第2の抵抗を介してグランドと接続され、
    前記第3のトランジスタのソース端子は、第3の電流源又は第3の抵抗を介してグランドと接続され、
    前記第4のトランジスタのソース端子は、第4の電流源又は第4の抵抗を介してグランドと接続されていることを特徴とする請求項記載のポリフェーズフィルタ。
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