JP5524678B2 - 再帰型フィルタ回路 - Google Patents

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本発明は、再帰型フィルタ回路に関する。
現在、RF(Radio Frequency)信号のフィルタ回路として、主にSAW(surface acoustic wave)フィルタ等の受動素子が用いられている。これらのフィルタ回路の出力信号には出力ゲインがなく、このために信号がノイズによって劣化する。また、SAWフィルタは、1つのフィルタ回路の適用周波数領域が狭いため、広い周波数領域をカバーするためには複数のフィルタ回路が必要になる。
このようなSAWフィルタの欠点を解消するフィルタとして、再帰型フィルタ(正帰還型フィルタとも呼ばれる)がある。従来の再帰型フィルタは、例えば、非特許文献1に記載されている。
図5は、一般的な再帰型フィルタを説明するためのブロック図である。図示した再帰型フィルタは、可変ゲインアンプ4、移相器3、カプラー1、バッファ2によって構成されている。図示された再帰型フィルタは、入力信号Vinと移相器3から出力された信号Vfとをカプラー1によって加算することにより、フィルタとして動作する。可変ゲインアンプは、外部から印加されたベース電圧AGCP、AGCNによって調整される。また、移相器3は、外部信号であるAFC(Automatic frequency control)信号によって可変容量素子の容量値が制御される。
移相器3の伝達関数をK(s)とし、可変ゲインアンプ4のゲインをaとすると、図5に示した再帰型フィルタ全体の伝達関数H(s)は、以下の式(1)によって表される。
H(s)=a/(1−aK(s)) …式(1)
また、移相器3が抵抗値Rの抵抗素子と容量値がCの可変容量素子とで構成されるウィーンブリッジ型移相器の場合、伝達関数その伝達関数K(s)は、以下の式(2)によって表される。
K(s)=ω0s/(ω0 2+3ω0s+s2) …式(2)
なお、式(2)に示したω0は、1/RCによって表される。ここで、式(2)を式(1)に代入することにより、伝達関数H(s)は、以下の式(3)のように表される。
H(s)=a(ω0 2+3ω0s+s2)/[ω0 2+(3−a)ω0s+s2] …式(3)
以上のことから、フィルタの選択度Qは、以下のようになる。
Q=1/(3−a) …式(4)
また、ピーク周波数(移相器においての位相がゼロになる周波数:ω=ω0)におけるゲインは、以下のようになる。
H(ω=ω0)=3a/(3−a) …式(5)
フィルタの選択度Qは、可変ゲインアンプのゲインaによって制御することが可能である。また、フィルタのピークのゲインも、可変ゲインアンプのゲインaによって制御することができる。ただし、式(4)、(5)によれば、a≧3の条件でフィルタが発振する。このため、再帰型フィルタは、a<3の条件で動作される。
図6〜図9は、図1に示した再帰型フィルタの各ブロックを、従来の回路として示した図である。図6は、ウィーンブリッジ型の移相器の回路を示している。図示した移相器は、容量値C1が可変の可変容量素子23、抵抗値R1の抵抗素子24によってローパス機能を実現し、容量値C2の可変容量素子21、抵抗値R2の抵抗素子22によってハイパス機能を実現し、全体としてバンドパス特性を有している。なお、図示した移相器の出力部は、バイポーラトランジスタ25を含み、バイポーラトランジスタ25は、次段の回路を駆動できるようにエミッタフォロア回路を構成している。
図6に示した移相器の伝達関数は、前記した式(2)と同様に表される。
ここで、式(2)中のω0(=1/RC)に、C=C1=C2、R=R1=R2を代入すると、以下のように発振周波数fを得ることができる。
f=1/{2π×(C1・C2・R1・R2)1/2
=1/{2π・C・R}=ω0/2π …式(6)
式(6)から、移相器の抵抗値、容量値を小さくすることにより、フィルタのピーク周波数ω0が増加することが分かる。逆に、抵抗値、容量値を大きくするとピーク周波数ω0が低下することが分かる。
図7は、図5にブロックで示した可変ゲインアンプを回路で示した図である。図示した可変ゲインアンプは、バイポーラトランジスタ32、33、34、35、抵抗素子31、電流源36を含んでいる。Voutを出力する出力部は、バイポーラトランジスタ35を含んでいる。バイポーラトランジスタ35は、次段の回路を駆動できるようにエミッタフォロア回路の構成になっている。
可変ゲインアンプに入力された電圧Vinは、バイポーラトランジスタ32〜35によって入力電流Iinに変換される。バイポーラトランジスタ32、33はAGC(Automatic Gain Control)によって制御されていて、バイポーラトランジスタ32の印加されるベース電圧を図中にAGCP、バイポーラトランジスタ33に印加されるベース電圧を図中にAGCNと記す。
バイポーラトランジスタ32とバイポーラトランジスタ33とは差動対を構成し、差動対に流れる入力電流Iinは、ベース電圧AGCP、AGCNによって制御されるバイポーラトランジスタ32、33の電位差によって調整される。
つまり、このような可変ゲインアンプでは、ベース電圧AGCNによって印加される電圧に対してベース電圧AGCPによって印加される電圧を高くすると、バイポーラトランジスタ33に比べてバイポーラトランジスタ32のコレクタ電流が多くなる、すなわちゲインが高くなる。
逆に、ベース電圧AGCNに対してベース電圧AGCPを低くすると、バイポーラトランジスタ33に比べてバイポーラトランジスタ32のコレクタ電流が少なくなる、すなわちゲインが低くなる。抵抗素子31により、バイポーラトランジスタ32のコレクタ電流が電圧に変換される。電圧に変換された電圧信号は、Voutとして出力端子から出力される。
図8は、図5にブロックで示したカプラー1を回路で示した図である。カプラー1は、抵抗素子41、バイポーラトランジスタ42、43、44、電流源45を含んでいる。バイポーラトランジスタ45は、図示した回路の出力部を構成し、次段の回路を駆動するためにエミッタフォロア回路を構成している。
カプラー1は、電圧Vin、Vfbを入力し、バイポーラトランジスタ42、43によってそれぞれを電流に変換する。変換後の電流は、加算されて抵抗素子41に流れ、入力電流Iinとフィードバック電流Ifbとが加算された電流に対応する電圧に変換される。変換後の電圧は、エミッタフォロア回路を構成するバイポーラトランジスタ44によって、Voutに出力される。
図9は、図5にブロックで示したバッファ2を回路として示した図である。バッファ2は、エミッタフォロア回路を構成するバイポーラトランジスタ51、電流源52によって構成されている。バッファ2に入力された電圧Vinは、バイポーラトランジスタ51によってバッファリングされた後、電圧Voutとして出力される。
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 IEICE technical report. Ultrasonics 108(212) pp.57-61 20080918 社団法人電子情報通信学会
しかしながら、上記した従来技術では、再帰型フィルタ回路を構成する各回路には、いずれも次段の回路を駆動させるためにエミッタフォロア回路等のバッファが必要になる。バッファをエミッタフォロア回路等で構成する場合、特にその定電流回路の部分が占める面積が大きくなり、また、バッファのベースに付加されるDC成分カット用の容量(図示せず)が大きいために、回路全体の面積が大きくなるという不具合がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、再帰フィルタ回路を構成する要素に付加されるエミッタフォロア回路の数を低減し、回路規模を小さくすることに有利な再帰型フィルタ回路を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の請求項1の再帰型フィルタ回路は、入力信号とフィードバック信号とを加算する加算部と、当該加算部において加算された信号を所望のゲインで増幅する可変ゲイン増幅部と、前記加算部において加算された信号を増幅して出力信号を生成する出力信号生成部と、前記可変ゲイン増幅部で増幅された信号の位相を調整して前記フィードバック信号を生成する移相部と、を備える再帰型フィルタ回路であって、前記加算部(例えば図1、図3に示したノードB)は、前記入力信号が入力される第1トランジスタ(例えば図1に示したバイポーラトランジスタ101、例えば図3に示したMOSトランジスタ301)を流れる入力電流(Iin)と、前記フィードバック信号となるフィードバック電流(Ifb)とを加算して加算電流を生成し、前記可変ゲイン増幅部は、前記加算電流をテール電流とし、ゲインを変更する制御信号が入力される第2トランジスタ(例えば図1に示したバイポーラトランジスタ106、例えば図3に示したMOSトランジスタ306)及び第3トランジスタ(例えば図1に示したバイポーラトランジスタ103、例えば図3に示したMOSトランジスタ303)を含む差動対(例えば図1に示した差動対100、例えば図3に示した差動対300)と、前記第2トランジスタに流れる電流を電圧に変換する抵抗素子(例えば図1に示した抵抗素子105)と、を含み、前記出力信号生成部(例えば図1に示した出力部115、例えば図3に示した出力部315)は、前記抵抗素子によって変換された電圧を増幅して前記出力信号を生成する第4トランジスタ(例えば図1に示したバイポーラトランジスタ113、例えば図3に示したMOSトランジスタ313)を含み、前記移相部は、前記抵抗素子と並列に接続された第1可変容量素子(例えば図1に示した可変容量素子104)を有し、前記抵抗素子によって変換された電圧に係る信号の周波数帯域を制限するローパス部と、前記ローパス部から出力された信号をバッファリングするバッファ部(例えば図1に示した回路114、例えば図3に示した回路314)と、当該バッファ部によってバッファリングされた信号を、第2可変容量(例えば図1に示した可変容量素子109)を介して周波数帯域制限し、前記フィードバック電流を生成するハイパス部と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の再帰型フィルタ回路は、請求項1において、前記出力信号生成部が、前記第4トランジスタ、前記第4トランジスタに接続された第1定電流源(例えば図1に示した定電流源111)によって構成されるエミッタフォロア回路を含むことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の再帰型フィルタ回路は、請求項1または2において、前記バッファ部は、第5トランジスタ、当該第5トランジスタに接続された第2定電流源(例えば図1に示した定電流源110)によって構成されるベース接地回路を含むことを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の再帰型フィルタ回路は、前記移相部が、前記第2可変容量から信号が入力される第6トランジスタ(例えば図1に示したバイポーラトランジスタ107)、当該第6トランジスタに接続された第3定電流源(例えば図1に示した定電流源108)によって構成されるエミッタフォロア回路をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の再帰型フィルタ回路は、請求項1〜4のいずれかに1項において、前記加算部が、前記入力電流と前記フィードバック電流が加算される加算ノード(例えば図1に示したノードB)と、前記第1トランジスタと前記加算ノードとの間に接続された第7トランジスタ(例えば図1に示したバイポーラトランジスタ102)をさらに有し、前記第1トランジスタに流れる電流は、前記第7トランジスタを介して前記加算ノードに流れることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の再帰型フィルタ回路は、入力信号がベースに入力される第1バイポーラトランジスタと、前記第1バイポーラトランジスタのコレクタに接続されるエミッタ、制御信号が入力されるベースを有する第2バイポーラトランジスタ及び第3バイポーラトランジスタによって構成される差動対と、前記第2バイポーラトランジスタのコレクタに接続される抵抗素子と、前記抵抗素子と並列に接続される第1可変容量素子と、前記第2バイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続される第4バイポーラトランジスタ、当該第4バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第1定電流源を有する第1エミッタフォロア回路と、前記第2バイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続される第5バイポーラトランジスタ、当該第5バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第2定電流源を有する第2エミッタフォロア回路と、前記第5バイポーラトランジスタのエミッタと前記第2定電流源との間に一端が接続され、前記第1バイポーラトランジスタのコレクタと前記第2バイポーラトランジスタ及び前記第3バイポーラトランジスタのエミッタとが接続されるノードである接続ノードに他端が接続される第2可変容量素子と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の再帰型フィルタ回路は、請求項6において、前記接続ノードに接続されるコレクタ、前記第2可変容量素子の前記他端に接続されるエミッタを有する第6バイポーラトランジスタと、当該第6バイポーラトランジスタの前記エミッタに接続される第3定電流源と、をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の再帰型フィルタ回路は、請求項6または7において、前記第1バイポーラトランジスタのコレクタに接続されるエミッタ、前記接続ノードに接続されるコレクタを有する第7バイポーラトランジスタをさらに含むことを特徴とする。
請求項9に記載の再帰型フィルタ回路は、入力信号がゲートに入力される第1MOSトランジスタ(例えば図3、図4に示したMOSトランジスタ301)と、前記第1MOSトランジスタのドレインに接続されるソース、制御信号が入力されるゲートを有する第2MOSトランジスタ(例えば図3、図4に示したMOSトランジスタ303)及び第3MOSトランジスタ(例えば図3、図4に示したMOSトランジスタ304)によって構成される差動対(例えば図3、図4に示した差動対300)と、前記第2MOSトランジスタのドレインに接続される抵抗素子(例えば図3、図4に示した抵抗素子105)と、前記抵抗素子と並列接続される第1可変容量素子(例えば図3、図4に示した容量素子306)と、前記第2MOSトランジスタのドレインに接続されるゲート、出力信号が出力されるソースを有する第4MOSトランジスタ(例えば、図3、図4に示したMOSトランジスタ313)、当該第4MOSトランジスタのソースに接続される第1定電流源(例えば図3、図4に示した定電流源111)を有する第1ソースフォロア回路(例えば図3、図4に示した出力部315)と、前記第2MOSトランジスタのドレインに接続されるゲートを有する第5MOSトランジスタ(例えば図3、図4に示したMOSトランジスタ312)、当該第5MOSトランジスタのソースに接続される第2定電流源(例えば図に示した定電流源110)を有する第2ソースフォロア回路(例えば図3、図4に示した回路314)と、前記第5MOSトランジスタのソースと前記第2定電流源との間に一端が接続され、前記第1MOSトランジスタのドレインと前記第2MOSトランジスタ及び第3MOSトランジスタのソースとが接続されるノードである接続ノード(例えば図3、図4に示したノードN)に他端が接続される第2可変容量(例えば図3、図4に示した容量素子109)と、を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の再帰型フィルタ回路は、請求項9において、前記接続ノードに接続されるドレイン、前記第2可変容量素子の前記他端に接続されるソースを有する第6MOSトランジスタ(例えば図4に示したMOSトランジスタ408)、当該MOSトランジスタのソースに接続される第3定電流源(例えば図4に示した定電流源402)と、をさらに含むことを特徴とする。
請求項11に記載の再帰型フィルタ回路は、請求項9または10において、前記第1MOSトランジスタのドレインに接続されるソース、前記接続ノードに接続されるドレインを有する第7MOSトランジスタ(例えば図4に示したMOSトランジスタ401)をさらに含むことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、再帰型フィルタ回路を構成する要素の数だけエミッタフォロア回路等のバッファを設ける必要がなくなる。このため、再帰型フィルタ回路全体でバッファの数を低減し、回路規模の小型化に有利な再帰型フィルタ回路を提供することができる。
本発明の請求項2の発明によれば、出力信号生成部をエミッタフォロア回路の構成としているので、次段の回路に対し適切に出力信号を出力することができる。
本発明の請求項3の発明によれば、帰還路のバッファを出力信号生成部のバッファと分離し、次段の回路の入力インピーダンスがフィードバック信号に影響を与えることを防ぐことができる。
本発明の請求項4の発明によれば、ハイパスフィルタの機能を備えることができ、再帰型フィルタ回路をバンドパスフィルタとすることができる。
本発明の請求項5の発明によれば、第1トランジスタと第2トランジスタ及び第3トランジスタとを適正にアイソレートすることができる。
本発明の請求項6〜8に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の再帰型フィルタ回路を、バイポーラトランジスタによって実現することができる。
本発明の請求項9〜11に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の再帰型フィルタ回路を、MOSトランジスタによって実現することができる。
本発明の一実施形態の再帰型フィルタ回路の回路図である。 本発明の一実施形態の再帰型フィルタ回路の変形例を説明するための図である。 本発明の一実施形態の再帰型フィルタ回路の変形例を説明するための図であって、MOSトランジスタを適用した構成例を示した図である。 本発明の一実施形態の再帰型フィルタ回路の他の変形例を説明するための図であって、MOSトランジスタを適用した構成例を示した図であるである。 一般的な再帰型フィルタを説明するためのブロック図である。 図5に示した移相器を回路で示した図である。 図5に示した可変ゲインアンプを回路で示した図である。 図5に示したカプラーを回路で示した図である。 図5に示したバッファを回路で示した図である。
以下、本発明の一実施形態の再帰型フィルタ回路について説明する。
(構成)
図1は、本実施形態の再帰型フィルタ回路の回路図である。図示した再帰型フィルタ回路は、入力信号とフィードバック信号とが加算されるノードB、ノードBにおいて加算された信号を所望のゲインで増幅する差動対100及び、増幅された電流を電圧に変換する可変容量素子104、抵抗素子105を備えている。
さらに、本実施形態の再帰型フィルタ回路は、差動対100で増幅された信号を増幅して出力信号を生成する出力部115を備えている。また、可変容量素子104、109は、差動対100で増幅された信号の位相を調整してフィードバック信号を生成する移相器としての機能を有している。
差動対100は、バイポーラトランジスタ103、106によって構成されている。バイポーラトランジスタ103、106は、エミッタ同士が接続されることによって、並列に接続される。そして、入力電流Iinとフィードバック電流Ifbとが加算された加算電流をテール電流とし、増幅している。増幅のゲインは、バイポーラトランジスタ103、106にかかるベース電圧によって外部から制御されている。バイポーラトランジスタ103にかかるベース電圧をAGCN、バイポーラトランジスタ106にかかるベース電圧をAGCPと記す。
差動対の増幅のゲインは、バイポーラトランジスタ103のベース電圧AGCN、バイポーラトランジスタ106のベース電圧AGCPによって調整される。この調整は、例えば、ベース電圧AGCNを固定しておき、固定されたベース電圧AGCNよりもベース電圧AGCPを高くすることによって行われる。ベース電圧AGCNよりもベース電圧AGCPを高くすると、バイポーラトランジスタ106のコレクタ電流がバイポーラトランジスタ103のコレクタ電流よりも多くなる。このとき、差動対100による増幅のゲインは高くなる。
また、固定されたベース電圧AGCNよりもベース電圧AGCPを低くすると、バイポーラトランジスタ106のコレクタ電流が、バイポーラトランジスタ103のコレクタ電流よりも少なくなる。このとき、差動対100による増幅のゲインは低下する。このように、本実施形態では、バイポーラトランジスタ103、106のベース電圧によってゲインを調整することができる。
なお、本実施形態のバイポーラトランジスタ103、106のベース電圧の調整は、ベース電圧AGCNを固定して行うものに限定されるものでなく、ベース電圧AGCPを固定してベース電圧AGCNを変化させてもよい。あるいは、ベース電圧AGCP、AGCNの両方を変化させることによってゲインを調整するものであってもよい。
また、本実施形態では、バイポーラトランジスタ101と、バイポーラトランジスタ103及び106とをアイソレーションするため、バイポーラトランジスタ102が設けられている。
出力部115は、抵抗素子105によって変換された電圧を増幅して出力信号Voutを生成するバイポーラトランジスタ113、定電流源111を含む。バイポーラトランジスタ113、定電流源111は、エミッタフォロアを構成している。
また、図1に示した再帰型フィルタ回路では、抵抗素子105と並列に接続された可変容量素子104が、抵抗素子105によって変換された電圧に係る信号の周波数帯域を制限し、所定の周波数より低い周波数の信号だけを透過させる。
抵抗素子105によって電圧に変換された信号は、回路114によってバッファリングされる。回路114は、バイポーラトランジスタ112、定電流源110によって構成されるベース接地回路によって構成されている。回路114でバッファリングされた信号は、容量値C2が可変の可変容量素子109によって周波数帯域制限された電流に変換される。回路114は、フィードバック電流Ifbが帰還してくる帰還回路のバッファとして機能し、可変容量素子109は、この帰還回路に含まれる。
また、本実施形態の再帰型フィルタ回路は、可変容量素子109と差動対100との間に接続されるバイポーラトランジスタ107、バイポーラトランジスタ107のエミッタに接続される定電流源108を備えている。バイポーラトランジスタ107は、バイポーラトランジスタ102と並列に接続され、定電流源108とは直列に接続されている。
バイポーラトランジスタ107、定電流源108は、周波数帯域制限された電流から、フィードバック信号としてフィードバック電流Ifbを生成する。フィードバック電流Ifbは、前記したように、ノードBにおいて電流Iinと加算されて電流Iとなる。
以上の構成のうち、抵抗素子105、可変容量素子104が移相器のローパスフィルタとして機能し、信号から高周波数成分を除去する。また、可変容量素子109がハイパスフィルタとして機能し、信号から低周波数の成分を除去する。このような動作により、再帰型フィルタ回路は所定の周波数帯域の信号だけを濾波するバンドパスフィルタとして機能する。
さらに、本実施形態では、回路114はバッファ部、バイポーラトランジスタ107、定電流源108は、カプラーとして機能し、ノードBが加算部となる。
また、ノードB、バイポーラトランジスタ103のエミッタ、バイポーラトランジスタ106のエミッタが接続されるノードを、以降接続ノードと記すものとする。本実施形態では、図1中に「N」を付して示したノードが接続ノードNである。
本実施形態では、図1に示したように、バッファが、出力部用のバッファとなる出力部115と、帰還回路用のバッファとなる回路114とに分離されている。このような構成によれば、図示した再帰型フィルタ回路に接続される次段の回路の入力インピーダンスが帰還回路に影響を与えた場合、この影響が再帰型フィルタ回路の周波数に及ぶことがないようにすることができる。また、このような構成によれば、入力信号Vinが、バイポーラトランジスタ107、定電流源108によって構成されるアンプ部分を通過することなく、可変容量素子109を通過して出力されることを防ぐことができる。
なお、本実施形態の移相器に相当する回路の伝達関数K(s)は、バイポーラトランジスタ107のトランスコンダクタンスをgmとすると、入力インピーダンスが1/gmとなることから、以下のように表される。なお、式(7)において、「s」はラプラス演算子である。
K(s)=s(C2/gm)/[1+s[C1・R+(C2/gm)]+s2(C1・C2・R/gm)] …式(7)
フィルタ回路のピーク周波数ω0は、1/(C1・C2・R/gm)で表される。図1に示した可変容量素子104の容量値C1、可変容量素子109の容量値C2、抵抗素子105の抵抗値R、バイポーラトランジスタ107のトランスコンダクタンスのgmを小さくすると、フィルタ回路のピーク周波数が大きくなることが分かる。また、反対に、容量値C1、C2、抵抗値R、トランスコンダクタンスgmを大きくすると、フィルタ回路のピーク周波数ω0が小さくなる。
以上説明した本実施形態によれば、可変ゲインアンプ内に移相器とカプラーを取り込むことができる。このため、回路114、出力部115についてのみエミッタフォロア回路を有する再帰型フィルタ回路を構成することができる。図6〜8に示した回路を組みあわせて構成される従来のフィルタ回路が4段のエミッタフォロア回路を有していたことから、本実施形態は、エミッタフォロア回路の数を2段に低減し、回路規模がより小さい再帰型フィルタ回路を提供することができることが分かる。
(動作)
図示した再帰型フィルタ回路に入力信号Vinが入力されると、入力信号Vinは、バイポーラトランジスタ101によって入力電流Iinに変換される。入力電流Iinは、バイポーラトランジスタ103、106のエミッタ側に入力される。バイポーラトランジスタ106のコレクタは差動対100の出力になる。バイポーラトランジスタ106から出力された電流は、抵抗値がRの抵抗素子105によって電圧に変換される。
抵抗素子105によって変換された電圧は、バイポーラトランジスタ107、定電流源108によって同相で帰還され、バイポーラトランジスタ107のコレクタにはフィードバック電流Ifbが出力される。
フィードバック電流Ifbは、ノードBにおいて入力電流Iinと加算される。加算後の電流を、Iと記す(I=Iin+Ifb)。このようなバイポーラトランジスタ107、定電流源108は、本実施形態のカプラーとして機能する。
また、抵抗素子105によって電圧に変換された信号は、バイポーラトランジスタ113のベースに印加され、バイポーラトランジスタ113のエミッタ、コレクタ間の電位が変化する。この電位に対応する電圧が、Voutとして出力端子から出力される。
(変形例)
以下、本実施形態の再帰型フィルタ回路の変形例について説明する。
(1) 図2は、本実施形態の再帰型フィルタ回路の変形例を説明するための図であって、図1に示した再帰型フィルタ回路からバイポーラトランジスタ102、107、定電流源108を除いたことによって構成されている。なお、図2において、図1に示した構成と同様の構成については同様の符号を付して示し、その説明を一部略すものとする。
図2に示した再帰型フィルタ回路では、入力信号Vinが、バイポーラトランジスタ101によって入力電流Iinに変換される。フィードバック信号は同相で帰還され、可変容量素子109によってフィードバック電流Ifbに変換される。入力電流Iinとフィードバック電流Ifbは、接続ノードNにおいて加算される。入力電流Iinとフィードバック電流Ifbを加算する回路が、図5に示したカプラー1に相当する。
バイポーラトランジスタ103、106によって構成される差動対が可変ゲインアンプとして機能する。可変ゲインアンプのゲインは、ベース電圧AGCN、AGCPによって調整される。
バイポーラトランジスタ103、106、可変ゲインアンプに接続された抵抗素子105、可変容量素子104、109が、移相器として機能する。可変容量素子104、109の容量値C1、C2を制御信号AFCによって制御することにより、再帰型フィルタ回路のバンドパス周波数を変更することができる。
また、図2に示した例では、バイポーラトランジスタ106が、ベース接地アンプとして動作する。
(2) また、図1、図2では、本実施形態の再帰型フィルタ回路を、NPNバイポーラトランジスタを使って構成した例を示している。しかし、本実施形態は、このような構成に限定されるものでなく、MOSトランジスタを使っても構成することができる。なお、MOSトランジスタを使って図1、2に示した回路を構成する場合には、NPNバイポーラトランジスタに代えてNMOSトランジスタが使用される。
図3は、本実施形態の再帰型フィルタ回路を、MOSトランジスタを使って構成した例を示している。図3に示した例では、図2に示した再帰型フィルタ回路において示した極性を反対にし、PMOSトランジスタを用いている。図3において、図1に示した構成と同様の構成については同様の符号を付して示し、その説明を一部略すものとする。
図3に示した再帰型フィルタ回路にあっても、入力信号Vinはバイポーラトランジスタ201によって入力電流Iinに変換される。フィードバック信号は、可変容量素子109によってフィードバック電流Ifbに変換される。
MOSトランジスタ303、306によって差動対300が構成される。フィードバック電流Ifbと入力電流IinとはMOSトランジスタ303、306のソース側で加算され、電流Iとなる(I=Iin+Ifb)。差動対300は可変ゲインアンプとして機能し、フィードバック電流Ifbと入力電流Iinとを加算する回路部分がカプラーに相当する。
差動対300のMOSトランジスタ303のゲートにはゲート電圧AGCPが印加される。また、MOSトランジスタ306のゲートには、ゲート電圧AGCNが印加される。ゲート電圧AGCP、AGCNにより、差動対300の増幅のゲインが調整される。
可変容量素子104、抵抗素子105は、図3に示した再帰型フィルタ回路のローパスフィルタとして機能する。また、可変容量素子109、MOSトランジスタ303、306が再帰型フィルタ回路のハイパスフィルタとして機能する。可変容量素子104、109の値を制御することにより、再帰型フィルタ回路のバンドパス周波数を変更することが可能である。
図5は、図1に示した再帰型フィルタ回路において示した極性を反対にし、PMOSトランジスタを用いて構成された再帰型フィルタ回路である。図5に示した回路のうち図3に示した構成と同様の構成については同様の符号を付し、説明を一部略すものとする。図5に示した再帰型フィルタ回路は、図3に示した再帰型のフィルタ回路に対し、接続ノードNに接続されるドレイン、容量素子10の一端にソースを有するMOSトランジスタ408、このMOSトランジスタ408のソースに接続される定電流源402と、を含んでいる点で相違する。
さらに、図5に示した再帰型フィルタ回路は、MOSトランジスタ301のドレインに接続されるソース、ノードNに接続されるMOSトランジスタ401をさらに含んでいる。
このように構成すれば、MOSトランジスタを使った再帰型フィルタ回路にあっても、ローパスと共にハイパスフィルタの機能を持つことができる。このため、MOSトランジスタを使って所望の周波数帯域の信号だけを通過させる再帰型フィルタ回路を構成することができる。
また、MOSトランジスタ401を形成したことにより、図4に示した再帰型フィルタ回路では、MOSトランジスタ301、303間を適正にアイソレートすることができる。
本発明は、フィルタ回路に適用でき、特に、広い周波数領域をカバーできる再帰型のフィルタ回路に好適である。
100、300 差動対
101、102、103、106、107、112、113、201、 バイポーラトランジスタ
104、109 可変容量素子
105 抵抗素子
108、110、111 定電流源
109 可変容量素子
114、314 回路
115、315 出力部
301、303、306、313 MOSトランジスタ

Claims (11)

  1. 入力信号とフィードバック信号とを加算する加算部と、当該加算部において加算された信号を所望のゲインで増幅する可変ゲイン増幅部と、前記加算部において加算された信号に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、前記可変ゲイン増幅部で増幅された信号の位相を調整して前記フィードバック信号を生成する移相部と、を備える再帰型フィルタ回路であって、
    前記加算部は、前記入力信号が入力される第1トランジスタを流れる入力電流と、前記フィードバック信号となるフィードバック電流とを加算して加算電流を生成し、
    前記可変ゲイン増幅部は、前記加算電流をテール電流とし、ゲインを変更する制御信号が入力される第2トランジスタ及び第3トランジスタを含む差動対と、前記第2トランジスタに流れる電流を電圧に変換する抵抗素子と、を含み、
    前記出力信号生成部は、前記抵抗素子によって変換された電圧を増幅して前記出力信号を生成する第4トランジスタを含み、
    前記移相部は、前記抵抗素子と並列に接続された第1可変容量素子を有し、前記抵抗素子によって変換された電圧に係る信号の周波数帯域を制限するローパス部と、前記ローパス部から出力された信号をバッファリングするバッファ部と、当該バッファ部によってバッファリングされた信号を、第2可変容量を介して周波数帯域制限し、前記フィードバック電流を生成するハイパス部と、を含むことを特徴とする再帰型フィルタ回路。
  2. 前記出力信号生成部は、前記第4トランジスタ、前記第4トランジスタに接続された第1定電流源によって構成されるエミッタフォロア回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の再帰型フィルタ回路。
  3. 前記バッファ部は、第5トランジスタ、当該第5トランジスタに接続された第2定電流源によって構成されるベース接地回路を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の再帰型フィルタ回路。
  4. 前記移相部は、前記第2可変容量から信号が入力される第6トランジスタ、当該第6トランジスタに接続された第3定電流源によって構成されるエミッタフォロア回路をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の再帰型フィルタ回路。
  5. 前記加算部は、前記入力電流と前記フィードバック電流が加算される加算ノードと、前記第1トランジスタと前記加算ノードとの間に接続された第7トランジスタをさらに有し、前記第1トランジスタに流れる電流は、前記第7トランジスタを介して前記加算ノードに流れることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに1項に記載の再帰型フィルタ回路。
  6. 入力信号がベースに入力される第1バイポーラトランジスタと、
    前記第1バイポーラトランジスタのコレクタに接続されるエミッタ、制御信号が入力されるベースを有する第2バイポーラトランジスタ及び第3バイポーラトランジスタによって構成される差動対と、
    前記第2バイポーラトランジスタのコレクタに接続される抵抗素子と、
    前記抵抗素子と並列に接続される第1可変容量素子と、
    前記第2バイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続される第4バイポーラトランジスタ、当該第4バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第1定電流源を有する第1エミッタフォロア回路と、
    前記第2バイポーラトランジスタのコレクタにベースが接続される第5バイポーラトランジスタ、当該第5バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第2定電流源を有する第2エミッタフォロア回路と、
    前記第5バイポーラトランジスタのエミッタと前記第2定電流源との間に一端が接続され、前記第1バイポーラトランジスタのコレクタと前記第2バイポーラトランジスタ及び前記第3バイポーラトランジスタのエミッタとが接続されるノードである接続ノードに他端が接続される第2可変容量素子と、
    を含むことを特徴とする再帰型フィルタ回路。
  7. 前記接続ノードに接続されるコレクタ、前記第2可変容量素子の前記他端に接続されるエミッタを有する第6バイポーラトランジスタと、当該第6バイポーラトランジスタの前記エミッタに接続される第3定電流源と、をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の再帰型フィルタ回路。
  8. 前記第1バイポーラトランジスタのコレクタに接続されるエミッタ、前記接続ノードに接続されるコレクタを有する第7バイポーラトランジスタをさらに含むことを特徴とする請求項6または7に記載の再帰型フィルタ回路。
  9. 入力信号がゲートに入力される第1MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタのドレインに接続されるソース、制御信号が入力されるゲートを有する第2MOSトランジスタ及び第3MOSトランジスタによって構成される差動対と、
    前記第2MOSトランジスタのドレインに接続される抵抗素子と、
    前記抵抗素子と並列接続される第1可変容量素子と、
    前記第2MOSトランジスタのドレインに接続されるゲート、出力信号が出力されるソースを有する第4MOSトランジスタ、当該第4MOSトランジスタのソースに接続される第1定電流源を有する第1ソースフォロア回路と、
    前記第2MOSトランジスタのドレインに接続されるゲートを有する第5MOSトランジスタ、当該第5MOSトランジスタのソースに接続される第2定電流源を有する第2ソースフォロア回路と、
    前記第5MOSトランジスタのソースと前記第2定電流源との間に一端が接続され、前記第1MOSトランジスタのドレインと前記第2MOSトランジスタ及び第3MOSトランジスタのソースとが接続されるノードである接続ノードに他端が接続される第2可変容量と、
    を含むことを特徴とする再帰型フィルタ回路。
  10. 前記接続ノードに接続されるドレイン、前記第2可変容量素子の前記他端に接続されるソースを有する第6MOSトランジスタ、当該MOSトランジスタのソースに接続される第3定電流源と、をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の再帰型フィルタ回路。
  11. 前記第1MOSトランジスタのドレインに接続されるソース、前記接続ノードに接続されるドレインを有する第7MOSトランジスタをさらに含むことを特徴とする請求項9または10に記載の再帰型フィルタ回路。
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