JP4907395B2 - 可変利得増幅回路 - Google Patents
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Description
例えば、抵抗や容量等の受動素子を用いて信号を減衰させて利得切り替えを行うアッテネータユニットがあった(例えば、特許文献1参照)。図13で示したような、抵抗とトランジスタを用いたアナログスイッチからなるアッテネータを複数個並列に配置することで、レジスタ設定によって減衰量を制御することができた。
また、複数のトランジスタを並列に配置し、それぞれのドレイン電流を電流加算できるようにする可変利得制御回路があった(例えば、特許文献2参照。)。この場合、図14に示すように、動作するトランジスタの数をカスコードトランジスタのオン/オフ切り替えで制御することによって、加算する電流を制御して利得を切り替えるようにしていた。
また他の方法としては、図16に示すように入力トランジスタと同調素子との間に設けられたカスコードトランジスタを、オン/オフすることができるスイッチとして扱い、オフしたカスコードトランジスタを構成する各トランジスタのオフした数だけ、同調素子を介さないバイパストランジスタを構成するトランジスタをオンさせることにより、入力トランジスタで電圧−電流変換される電流における同調素子へ流れる電流を制限することで利得を切り替える方法があった。
また、前記のような各方法では連続的な利得の切り替えを行うことができないため、アナログ的なAGC動作用のゲインアンプとしては使用することができなかった。
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
を備えるものである。
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
を備えるようにした。
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極に入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号を入力する制御回路部と、
を備えるものである。
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続され、該基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
を備えるようにした。
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御するものである。
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
を備えるようにした。
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極に入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号を入力する制御回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御するものである。
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
を備えるようにした。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における可変利得増幅回路の回路例を示した図である。
図1において、可変利得増幅回路1は、外部から入力された制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号Sinを増幅して出力信号Soutとして出力する。可変利得増幅回路1は、同調増幅回路部2とゲート電圧生成回路部3で構成されており、同調増幅回路部2は、第1のカスコードトランジスタ11、第1の入力トランジスタ12、第1のバイアス電流制御用トランジスタ13、第1のバイパストランジスタ14、インダクタ15及びコンデンサ16で構成され、インダクタ15及びコンデンサ16は同調素子を構成している。
前記第1の実施の形態では、第2の入力トランジスタ22のゲートには所定のDC電圧Vdcが入力されるようにしたが、第1の入力トランジスタ12のドレイン電圧に応じた電圧になるように第2の入力トランジスタ22のゲート電圧を制御するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図2は、本発明の第2の実施の形態における可変利得増幅回路の回路例を示した図である。なお、図2では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
同調増幅回路部2において、高周波入力信号Sinが入力される入力端と第1の入力トランジスタ12のゲートとの間にはコンデンサ17が接続され、第1の入力トランジスタ12のゲートと高周波入力信号Sinのコモン電圧Vcomとの間には抵抗18が接続されている。このことから、高周波入力信号SinからDC成分が除去された信号が第1の入力トランジスタ12のゲートに入力されている。
ゲート電圧生成回路部3aにおいて、オペアンプ34の非反転入力端には、第2の入力トランジスタ22のドレイン電圧が入力されており、オペアンプ34の出力端は第2の入力トランジスタ22のゲートに接続されている。
図4は、図3で示した電圧Vcontとゲート電圧Vgateの変化に対する、第2のカスコードトランジスタ21に流れる電流icas2、第2のバイパストランジスタ24に流れる電流ibip2、及び第2のバイアス電流制御用トランジスタ23に流れるバイアス電流isum2の各変化例を示した図である。
図3〜図6より、利得制御信号gcntによってゲート電圧Vgateが変化し、カスコードトランジスタとバイパストランジスタに流れる電流を制御し、該2つトランジスタに流れる電流の和を一定に保つように帰還回路が働くことによって、入力トランジスタのドレイン電圧、すなわちカスコードトランジスタ及びバイパストランジスタの各ソース電圧を一定にできることが分かる。
図7は、電圧Vcontに対する可変利得増幅回路1aの利得特性例を示した図であり、図8は、電圧Vcontに対する可変利得増幅回路1aの周波数特性例を示した図である。図8では、電圧Vcontが上昇するほど、周波数特性におけるピーク値が上昇していることを示している。
2 同調増幅回路部
3,3a ゲート電圧生成回路部
4 参照回路部
11 第1のカスコードトランジスタ
21 第2のカスコードトランジスタ
31 第3のカスコードトランジスタ
12 第1の入力トランジスタ
22 第2の入力トランジスタ
32 第3の入力トランジスタ
13 第1のバイアス電流制御用トランジスタ
23 第2のバイアス電流制御用トランジスタ
33 第3のバイアス電流制御用トランジスタ
14 第1のバイパストランジスタ
24 第2のバイパストランジスタ
15 インダクタ
16,17 コンデンサ
18,41 抵抗
25,34 オペアンプ
26,27 NMOSトランジスタ
28,29 PMOSトランジスタ
Claims (10)
- 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
を備えることを特徴とする可変利得増幅回路。 - 前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
を備えることを特徴とする請求項1記載の可変利得増幅回路。 - 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極に入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号を入力する制御回路部と、
を備えることを特徴とする可変利得増幅回路。 - 前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続され、該基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
を備えることを特徴とする請求項3記載の可変利得増幅回路。 - 前記第1のカスコードトランジスタ、第1の入力トランジスタ及び第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及び第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであり、前記第1のカスコードトランジスタと第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタと第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の可変利得増幅回路。
- 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御することを特徴とする可変利得増幅回路。 - 前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
を備えることを特徴とする請求項6記載の可変利得増幅回路。 - 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極に入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号を入力する制御回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御することを特徴とする可変利得増幅回路。 - 前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
を備えることを特徴とする請求項8記載の可変利得増幅回路。 - 前記第1のカスコードトランジスタ、第1の入力トランジスタ及び第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及び第2のバイパストランジスタのサイズ比と、前記第3のカスコードトランジスタ、第3の入力トランジスタ及び第3のバイパストランジスタのサイズ比とそれぞれ同じであり、前記第1のカスコードトランジスタと第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタと第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであることを特徴とする請求項6、7、8又は9記載の可変利得増幅回路。
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