JP4907395B2 - 可変利得増幅回路 - Google Patents

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Description

本発明は、CMOSアナログ回路を構成し、高周波入力信号を増幅する利得設定可能な可変利得増幅回路に関する。
CMOSプロセスの高周波回路では、利得(ゲイン)の切り替えを行うための種々の方法が用いられていた。
例えば、抵抗や容量等の受動素子を用いて信号を減衰させて利得切り替えを行うアッテネータユニットがあった(例えば、特許文献1参照)。図13で示したような、抵抗とトランジスタを用いたアナログスイッチからなるアッテネータを複数個並列に配置することで、レジスタ設定によって減衰量を制御することができた。
また、複数のトランジスタを並列に配置し、それぞれのドレイン電流を電流加算できるようにする可変利得制御回路があった(例えば、特許文献2参照。)。この場合、図14に示すように、動作するトランジスタの数をカスコードトランジスタのオン/オフ切り替えで制御することによって、加算する電流を制御して利得を切り替えるようにしていた。
また、図15に示すように、2つの入力トランジスタを含む差動増幅回路で入力段のソースが共通でない場合に、2つの入力トランジスタのソースの間に接続される抵抗として、固定抵抗を使う代わりにスイッチ等で制御できる可変抵抗を用いるようにした増幅器があった(例えば、特許文献3参照。)。図15では、入力段の相互コンダクタンスを制御することにより利得を切り替えていた。
また他の方法としては、図16に示すように入力トランジスタと同調素子との間に設けられたカスコードトランジスタを、オン/オフすることができるスイッチとして扱い、オフしたカスコードトランジスタを構成する各トランジスタのオフした数だけ、同調素子を介さないバイパストランジスタを構成するトランジスタをオンさせることにより、入力トランジスタで電圧−電流変換される電流における同調素子へ流れる電流を制限することで利得を切り替える方法があった。
特開平8−288791号公報 特開2000−278061号公報 特開2000−286653号公報
高周波増幅回路の利得切り替えにおいて、抵抗や容量等の受動素子で抵抗分圧を行い、それをスイッチで切り替えるという前記方法は、回路構成が比較的簡単であり、利得は基本的に抵抗の比率で決まるために制御しやすく、利得の切り替え段数を多くすることができる。しかし、このような方法では、抵抗とトランジスタの数が多く、抵抗とトランジスタの寄生容量等の影響を受けやすいという欠点や、利得の切り替え段数が多くなると、抵抗とその寄生容量によりローパスフィルタの特性に顕著に影響が現れるという欠点があった。高周波帯、特に数GHzの周波数になると、わずかな寄生容量でもローパスフィルタのカットオフ周波数は通過周波数に対して十分に高くないため、所望の信号が減衰するという問題があった。
また、トランジスタの数を変えることで利得の切り替えを行う前記方法では、各トランジスタの電流を加算することで、トランジスタの数又はサイズ比でその電流量を制御することができる。しかし、構造上多くの切り替えを設けることが困難であり、トランジスタのドレインの総面積及びドレインが接するゲート長が大きくなり、トランジスタの寄生容量の影響を受けやすくなるため、特性が悪化するという問題があった。また、差動の同調増幅回路において、各入力トランジスタのソース間に接続される抵抗を切り替える前記利得の切り替え方法では、抵抗の切り替えにアナログスイッチを使用しているが、切り替え段数が多くなると大きな寄生容量が形成される。このため、抵抗と寄生容量でローパスフィルタとして働いてしまうため、周波数特性の劣化を招き利得特性が劣化するという問題があった。
また、カスコードトランジスタをオン/オフスイッチとして同調素子に流れる電流を制限することで利得の切り替えを行う方法では、利得切り替えの段数が多くなるとカスコードトランジスタのフィンガー数を小さくする必要があり、レイアウトが複雑になってソースドレイン面積の増大を招き、周波数特性及び利得特性の劣化を招くという問題があった。
また、前記のような各方法では連続的な利得の切り替えを行うことができないため、アナログ的なAGC動作用のゲインアンプとしては使用することができなかった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、周波数特性及び利得特性の劣化を招くことなく、連続的な利得の切り替えを行うことができる可変利得増幅回路を得ることを目的とする。
この発明に係る可変利得増幅回路は、外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
を備えるものである。
具体的には、前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
を備えるようにした。
また、この発明に係る可変利得増幅回路は、外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号入力する制御回路部と、
を備えるものである。
具体的には、前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続され、該基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
を備えるようにした。
また、前記第1のカスコードトランジスタ、第1の入力トランジスタ及び第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及び第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであり、前記第1のカスコードトランジスタと第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタと第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであるようにした。
また、この発明に係る可変利得増幅回路は、外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御するものである。
具体的には、前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
を備えるようにした。
また、この発明に係る可変利得増幅回路は、外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号入力する制御回路部と、
前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御するものである。

具体的には、前記制御回路部は、
前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
を備えるようにした。
また、前記第1のカスコードトランジスタ、第1の入力トランジスタ及び第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及び第2のバイパストランジスタのサイズ比と、前記第3のカスコードトランジスタ、第3の入力トランジスタ及び第3のバイパストランジスタのサイズ比とそれぞれ同じであり、前記第1のカスコードトランジスタと第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタと第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであるようにした。
本発明の可変利得増幅回路によれば、同調増幅回路部の各トランジスタの動作点を制御回路部内でDC的に再現させたうえで、第1のカスコードトランジスタに流れる電流と第1のバイパストランジスタに流れる電流の和が一定になるように、第1のカスコードトランジスタの制御電極電圧に帰還をかけることにより、第1のバイパストランジスタの制御電極電圧の変化に対して、第1のカスコードトランジスタの制御電極電圧を制御することができ、利得の切り替えを連続的に行うことができる。また、同調増幅回路部は、第1のカスコードトランジスタと第1のバイパストランジスタが並列に配置されているが、共にフィンガー数の多い1つのトランジスタとしてレイアウトすることができ、回路構成がシンプルであるため、寄生容量等の影響が小さく、周波数特性と利得特性の改善を図ることができる。
また、同調増幅回路部における第1のカスコードトランジスタと第1の入力トランジスタとの接続部の電圧を参照回路部で再現し、その再現した電圧と制御回路部における第2のカスコードトランジスタと第2の入力トランジスタとの接続部の電圧とを比較し、第2の入力トランジスタの制御電極へ帰還をかけることにより、第2のカスコードトランジスタと第2の入力トランジスタとの接続部の電圧を同調増幅回路部の動作点と同じになるようにすることができる。このことから、カスコードトランジスタとバイパストランジスタの接続部の電圧が、同調増幅回路部、制御回路部及び参照回路部との間で一致させることができ、同調増幅回路部の第1のカスコードトランジスタに流れる電流と第1のバイパストランジスタに流れる電流の和を、精度よく一定にすることができ、第1のカスコードトランジスタ、第1のバイパストランジスタ及び第1の入力トランジスタの各トランジスタの動作点を所望の値に制御することができるため、リニアリティ等の歪に対する特性を改善することができる。
また、同調制御回路部及び制御回路部、又は同調制御回路部、制御回路部及び参照回路部において、トランジスタの動作点の再現が重要であり、電流値の絶対値は重要ではないため、各トランジスタサイズの比を同じにしたままで各トランジスタサイズを小さくすることにより、バイアス電流の絶対値を小さくすることができ、消費電流の低減を図ることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における可変利得増幅回路の回路例を示した図である。
図1において、可変利得増幅回路1は、外部から入力された制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号Sinを増幅して出力信号Soutとして出力する。可変利得増幅回路1は、同調増幅回路部2とゲート電圧生成回路部3で構成されており、同調増幅回路部2は、第1のカスコードトランジスタ11、第1の入力トランジスタ12、第1のバイアス電流制御用トランジスタ13、第1のバイパストランジスタ14、インダクタ15及びコンデンサ16で構成され、インダクタ15及びコンデンサ16は同調素子を構成している。
また、ゲート電圧生成回路部3は、第2のカスコードトランジスタ21、第2の入力トランジスタ22、第2のバイアス電流制御用トランジスタ23、第2のバイパストランジスタ24、オペアンプ25、Nチャネル型トランジスタ26,27及びPチャネル型トランジスタ28,29で構成されている。第1及び第2の各カスコードトランジスタ11,21、第1及び第2の各入力トランジスタ12,22、第1及び第2の各バイアス電流制御用トランジスタ13,23、第1及び第2の各バイパストランジスタ14,24はそれぞれNチャネル型のトランジスタ、例えばNMOSトランジスタである。
また、Nチャネル型トランジスタ26,27は例えばNMOSトランジスタであり、Pチャネル型トランジスタ28,29は例えばPMOSトランジスタであり、以下Nチャネル型トランジスタがNMOSトランジスタであり、Pチャネル型トランジスタがPMOSトランジスタである場合を例にして説明する。なお、ゲート電圧生成回路部3は制御回路部をなし、NMOSトランジスタ26及びPMOSトランジスタ28,29は基準電流生成回路を、NMOSトランジスタ27は第1のトランジスタをそれぞれなす。
インダクタ15とコンデンサ16が並列に接続されており、該並列回路の一端が正側電源電圧をなす直流電源電圧VCC(以下、電源電圧VCCと呼ぶ)に接続され、該並列回路の他端と負側電源電圧をなす接地電圧との間に第1のカスコードトランジスタ11、第1の入力トランジスタ12及び第1のバイアス電流制御用トランジスタ13が直列に接続されている。電源電圧VCCと第1のカスコードトランジスタ11のソースとの間には第1のバイパストランジスタ14が接続されている。第1のカスコードトランジスタ11のゲートにはゲート電圧生成回路3からのゲート電圧Vgateが、第1の入力トランジスタ12のゲートには高周波入力信号Sinが、第1のバイアス電流制御用トランジスタ13のゲートには所定のバイアス電圧Vbiasがそれぞれ入力され、第1のバイパストランジスタ14のゲートには可変利得増幅回路1の利得を制御するための利得制御信号gcntが外部から入力されている。インダクタ15及びコンデンサ16の並列回路と第1のカスコードトランジスタ11との接続部から出力信号Soutが出力される。
PMOSトランジスタ28及び29はカレントミラー回路を形成しており、PMOSトランジスタ28及び29において、各ソースは電源電圧VCCにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されてPMOSトランジスタ28のドレインに接続されている。PMOSトランジスタ28のドレインと接地電圧との間にはNMOSトランジスタ26が接続され、NMOSトランジスタ26のゲートにはバイアス電圧Vbiasが入力されている。また、PMOSトランジスタ29のドレインと接地電圧との間にはNMOSトランジスタ27が接続され、NMOSトランジスタ27のゲートはNMOSトランジスタ27のドレインに接続されてダイオードを形成し、該接続部はオペアンプ25の非反転入力端に接続されている。
また、電源電圧VCCと接地電圧との間には、第2のカスコードトランジスタ21、第2の入力トランジスタ22及び第2のバイアス電流制御用トランジスタ23が直列に接続され、第2のカスコードトランジスタ21に並列に第2のバイパストランジスタ24が接続されている。第2のバイアス電流制御用トランジスタ23において、ゲートはドレインに接続されてダイオードを形成し、該接続部はオペアンプ25の反転入力端に接続されている。第2のカスコードトランジスタ21のゲートはオペアンプ25の出力端に接続され、ゲート電圧生成回路3の出力端をなすオペアンプ25の出力端からゲート電圧Vgateが出力される。第2の入力トランジスタ22のゲートには所定のDC電圧Vdcが入力され、第2のバイパストランジスタ24のゲートには利得制御信号gcntが入力されている。
このような構成において、バイアス電圧Vbiasは、第1のバイアス電流制御用トランジスタ13から供給されるバイアス電流を制御する入力電圧であり、通常はバイアス電流源からの電流でインタフェースし、カレントミラー回路を用いて生成される。高周波入力信号SinのDC成分は第1の入力トランジスタ12と第1のバイアス電流制御用トランジスタ13が飽和領域で動作できる電圧に設定されている。第1の入力トランジスタ12のドレインに第1のカスコードトランジスタ11が接続されることによって、出力信号Soutを出力する出力端から見たインピーダンスが大きくなり、同調増幅回路部2のリニアリティ特性が向上する。第1のカスコードトランジスタ11のドレインと電源電圧VCCとの間には、インダクタ15とコンデンサ16からなる同調素子が設けられており、該同調素子は、第1の入力トランジスタ12によって電圧‐電流変換された電流のうち、AC成分を電流‐電圧変換すると同時に、インダクタ15のインダクタンスLとコンデンサ16の容量Cによりf=1/2π(LC)1/2で表される共振周波数fを中心とした通過周波数特性を有する。出力信号Soutは、電源電圧VCCをコモン電圧とする信号になる。
一方、第1のバイパストランジスタ14は、ドレインが同調素子を介さずに直接電源電圧VCCに接続されており、負荷となる素子がないため利得には寄与せず、第1のカスコードトランジスタ11に流れる電流だけが利得に寄与する。第1のカスコードトランジスタ11と第1のバイパストランジスタ14に流れる電流の和が一定になるように第1のカスコードトランジスタ11のゲート電圧が制御される。なお、第1のカスコードトランジスタ11と第1のバイパストランジスタ14のトランジスタサイズは同じになるようにするとよい。
NMOSトランジスタ26は、第1のバイアス電流制御用トランジスタ13が供給するバイアス電流に比例した電流が流れ、該電流はPMOSトランジスタ28及び29のカレントミラー回路で折り返されてダイオードをなすNMOSトランジスタ27に流れる。オペアンプ25は、NMOSトランジスタ27が形成するダイオードのアノードの電圧をモニターすることによりNMOSトランジスタ27に流れる電流をモニターし、すなわち第1のバイアス電流制御用トランジスタ13に流れる電流をモニターする。更に、オペアンプ25は、第2のバイアス電流制御用トランジスタ23が形成するダイオードのアノードの電圧をモニターすることにより第2のバイアス電流制御用トランジスタ23に流れる電流をモニターする。オペアンプ25は、NMOSトランジスタ27が形成するダイオードのアノードの電圧と第2のバイアス電流制御用トランジスタ23が形成するダイオードのアノードの電圧が同じになるように第1及び第2の各カスコードトランジスタ11,21のゲート電圧Vgateを制御して帰還をかける。
このようなことから、利得制御信号gcntの電圧Vcontに応じて帰還回路が作動して同調増幅回路部2に流れるバイアス電流が一定になるようにゲート電圧Vgateが制御される。該バイアス電流が一定になると、同調増幅回路部2の第1の入力トランジスタ12のソースとドレインのDC電圧が一定になり、電圧Vcontの設定に関係なく第1の入力ドランジスタ12の動作点を安定させることができる。各トランジスタ11〜13の動作点はリニアリティ特性や利得特性を良くするために、最適なレベルに設定するようにすればよい。なお、ゲート電圧生成回路部3の各トランジスタ21〜23のサイズ比は、同調増幅回路部2の各トランジスタ11〜13のサイズ比と同じになるようにすることが望ましい。
このように、本第1の実施の形態の可変利得増幅回路は、利得を制御する信号として入力された利得制御信号gcntの電圧Vcontの変化に応じて第1及び第2の各カスコードトランジスタ11,21のゲート電圧Vgateへ帰還回路が働き、同調増幅回路部2の第1のカスコードトランジスタ11と第1のバイパストランジスタ14の各電流の和を一定にすることができると共に、第1の入力トランジスタ12のドレイン電圧を利得制御信号gcntの電圧Vcontに関係なく一定にすることができるため、第1のカスコードトランジスタ11、第1の入力トランジスタ12及び第1のバイパストランジスタ14が所望の領域の動作点での動作を行うことができる。このようなことから、高いリニアリティ特性と安定した利得特性を得ることができる。また、利得制御信号gcntの電圧Vcontに対する利得特性は、連続的に単調減少の特性を示すことから、パワーディテクタ等と組み合わせてアナログ的なAGC動作を行う回路として使用することができる。
なお、図1において、第1及び第2の各カスコードトランジスタ11,21のゲートに利得制御信号gcntがそれぞれ入力されると共に第1及び第2の各バイパストランジスタ14,24の各ゲートにゲート電圧Vgateがそれぞれ入力されるようにしてもよい。ただし、カスコードトランジスタとバイパストランジスタのトランジスタサイズは同じであることが望ましく、トランジスタサイズが同じである場合は図1の場合と実質的に同じ回路になる。この場合、利得制御信号gcntに対するゲート電圧Vgate信号の生成に関しては、実質的には図1と同じであるが、利得制御信号gcntがカスコードトランジスタに入力されていることから、利得特性は、図1とは異なり電圧Vcontの増加に対して利得は単調増加の特性になる。
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、第2の入力トランジスタ22のゲートには所定のDC電圧Vdcが入力されるようにしたが、第1の入力トランジスタ12のドレイン電圧に応じた電圧になるように第2の入力トランジスタ22のゲート電圧を制御するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図2は、本発明の第2の実施の形態における可変利得増幅回路の回路例を示した図である。なお、図2では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図2における図1との相違点は、同調増幅回路部2の第1の入力トランジスタ12のドレイン電圧に応じた電圧を生成する参照回路部4を設けたことと、該参照回路部4で生成された電圧を使用して、第1の入力トランジスタ12のドレイン電圧に応じた電圧になるように第2の入力トランジスタ22のゲート電圧を制御するオペアンプ34を図1のゲート電圧生成回路部3に追加したことにある。これに伴って、図1のゲート電圧生成回路部3をゲート電圧生成回路部3aに、図1の可変利得増幅回路1を可変利得増幅回路1aにそれぞれした。なお、図2では、図1の同調増幅回路部2にコンデンサ17及び抵抗18からなるハイパスフィルタが追加されているが、図1の同調増幅回路部2ではコンデンサ17及び抵抗18からなるハイパスフィルタを省略して示しており、図1と図2の同調増幅回路部は実質的に同じであることから、同じ符号で示している。
図2において、可変利得増幅回路1aは、入力された高周波入力信号Sinを増幅し出力信号Soutとして出力する。可変利得増幅回路1aは、同調増幅回路部2と、ゲート電圧生成回路部3aと、参照回路部4とで構成されており、ゲート電圧生成回路部3aは、第2のカスコードトランジスタ21、第2の入力トランジスタ22、第2のバイアス電流制御用トランジスタ23、第2のバイパストランジスタ24、オペアンプ25,34、NMOSトランジスタ26,27及びPMOSトランジスタ28,29で構成されている。参照回路部4は、Nチャネル型のトランジスタ、例えばNMOSトランジスタである、第3のカスコードトランジスタ31、第3の入力トランジスタ32及び第3のバイアス電流制御用トランジスタ33で構成されている。
なお、ゲート電圧生成回路部3aは制御回路部を、オペアンプ25は第1のオペアンプを、オペアンプ34は第2のオペアンプをそれぞれなす。
同調増幅回路部2において、高周波入力信号Sinが入力される入力端と第1の入力トランジスタ12のゲートとの間にはコンデンサ17が接続され、第1の入力トランジスタ12のゲートと高周波入力信号Sinのコモン電圧Vcomとの間には抵抗18が接続されている。このことから、高周波入力信号SinからDC成分が除去された信号が第1の入力トランジスタ12のゲートに入力されている。
参照回路部4において、電源電圧VCCと接地電圧との間には、第3のカスコードトランジスタ31、第3の入力トランジスタ32及び第3のバイアス電流制御用トランジスタ33が直列に接続されている。第3のカスコードトランジスタ31のゲートには電源電圧VCCが、第3の入力トランジスタ32のゲートには高周波入力信号Sinのコモン電圧Vcomが、第3のバイアス電流制御用トランジスタ33のゲートにはバイアス電圧Vbiasがそれぞれ入力されている。第3の入力トランジスタのドレイン電圧は、ゲート電圧生成回路部3aのオペアンプ34の反転入力端に入力されている。
ゲート電圧生成回路部3aにおいて、オペアンプ34の非反転入力端には、第2の入力トランジスタ22のドレイン電圧が入力されており、オペアンプ34の出力端は第2の入力トランジスタ22のゲートに接続されている。
このような構成において、参照回路部4における第3のカスコードトランジスタ31、第3の入力トランジスタ32及び第3のバイアス電流制御用トランジスタ33は、同調増幅回路部2における第1のカスコードトランジスタ11、第1の入力トランジスタ12及び第1のバイアス電流制御用トランジスタ13のトランジスタサイズ比と同じトランジスタサイズ比になるように形成されている。このため、利得制御信号gcntによるゲート電圧Vgateの制御が行われている状態の第1の入力トランジスタ12のドレイン電圧を第3の入力トランジスタ32のドレイン電圧から得ることができる。
オペアンプ34は、第2の入力トランジスタ22のドレイン電圧が、参照回路部4の第3の入力トランジスタ32のドレイン電圧と等しくなるように第2の入力トランジスタ22の動作制御を行う。このようなことから、第2の入力トランジスタ22の動作点を、同調増幅回路部2の第1の入力トランジスタ12の動作点と同じになるようにすることができ、第1のカスコードトランジスタ11、第1の入力トランジスタ12及び第1のバイパストランジスタ14の各動作点をそれぞれ所望の値に制御することができ、リニアリティ等の歪に対する特性を改善することができる。
ここで、図3は、利得制御信号gcntの電圧Vcontを変化させたときのゲート電圧Vgateの変化の例を示した図であり、電圧Vcontの電圧上昇に連動してゲート電圧Vgateが低下していることが分かる。
図4は、図3で示した電圧Vcontとゲート電圧Vgateの変化に対する、第2のカスコードトランジスタ21に流れる電流icas2、第2のバイパストランジスタ24に流れる電流ibip2、及び第2のバイアス電流制御用トランジスタ23に流れるバイアス電流isum2の各変化例を示した図である。
また、図5は、図3で示した電圧Vcontとゲート電圧Vgateの変化に対する、第1のカスコードトランジスタ11に流れる電流icas1、第1のバイパストランジスタ14に流れる電流ibip1、及び第1のバイアス電流制御用トランジスタ13に流れるバイアス電流isum1の各変化例を示した図である。図4及び図5から、共にバイパストランジスタに流れる電流の増加に反比例するようにカスコードトランジスタに流れる電流が減少し、該2つの電流の和がほぼ一定になるように制御されていることが分かる。
また、図6は、図3で示した電圧Vcontとゲート電圧Vgateの変化に対する、第1から第3の各入力トランジスタ12、22及び32のそれぞれのドレイン電圧D1、D2及びD3の例を示した図である。
図3〜図6より、利得制御信号gcntによってゲート電圧Vgateが変化し、カスコードトランジスタとバイパストランジスタに流れる電流を制御し、該2つトランジスタに流れる電流の和を一定に保つように帰還回路が働くことによって、入力トランジスタのドレイン電圧、すなわちカスコードトランジスタ及びバイパストランジスタの各ソース電圧を一定にできることが分かる。
図7は、電圧Vcontに対する可変利得増幅回路1aの利得特性例を示した図であり、図8は、電圧Vcontに対する可変利得増幅回路1aの周波数特性例を示した図である。図8では、電圧Vcontが上昇するほど、周波数特性におけるピーク値が上昇していることを示している。
なお、図9に示すように、図2において、第1及び第2の各カスコードトランジスタ11,21のゲートに利得制御信号gcntがそれぞれ入力されると共に第1及び第2の各バイパストランジスタ14,24の各ゲートにゲート電圧Vgateがそれぞれ入力されるようにしてもよい。ただし、カスコードトランジスタとバイパストランジスタのトランジスタサイズは同じであることが望ましく、トランジスタサイズが同じである場合は図2の場合と実質的に同じ回路になる。図9の場合、利得制御信号gcntに対するゲート電圧Vgate信号の生成に関しては、実質的には図3と同じであるが、利得制御信号gcntがカスコードトランジスタに入力されていることから、利得特性は、図7とは異なり図10で示すように、電圧Vcontの増加に対して利得は単調増加の特性になる。
一方、図2の可変利得増幅回路を一対の差動信号を増幅して差動信号として出力する構成にしてもよく、このようにした場合、図2は図11のようになる。図11において、図2と同じもの又は同様のものは同じ符号で示しており、第1の入力トランジスタのソース間に抵抗41を挿入して、電圧‐電流変換の相互コンダクタンスgmの調整を行っている以外は図2と同様の動作を行うことからその説明を省略する。また、図11の場合においても、図9のように第1及び第2の各カスコードトランジスタ11,21のゲートに利得制御信号gcntがそれぞれ入力されると共に第1及び第2の各バイパストランジスタ14,24の各ゲートにゲート電圧Vgateがそれぞれ入力されるようにしてもよく、このようにした場合、図11は、図12のようになる。なお、図11及び図12において、1対の差動信号Sip,Simが対応する差動入力端に入力され、該差動信号Sip,Simが増幅されて生成された1対の差動信号Sop,Somが対応する差動出力端から出力される。
このように、本第2の実施の形態における可変利得増幅回路は、ゲート電圧生成回路部3aと同調増幅回路部2のDC的なレプリカである参照回路部4における第3の入力トランジスタ32のドレイン電圧を比較し帰還動作させることで、同調増幅回路部2とゲート電圧生成回路部3aの各入力トランジスタのドレイン電圧を同じ電圧にすることができ、同時にカスコードトランジスタとバイパストランジスタのソース電圧も同じ電圧にすることができる。このため、同調増幅回路部2とゲート電圧生成回路部3aのバイアス電流を同じ電流値(又はトランジスタサイズに対する電流比)に制御することができ、カスコードトランジスタ、入力トランジスタ及びバイパストランジスタの各トランジスタは所望の領域での動作をより安定的に行うことができ、高いリニアリティ特性と安定した利得特性を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態における可変利得増幅回路の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における可変利得増幅回路の回路例を示した図である。 利得制御信号gcntの電圧Vcontを変化させたときのゲート電圧Vgateの変化の例を示した図である。 図3で示した電圧Vcontとゲート電圧Vgateの変化に対する、電流icas2、ibip2及びisum2の各変化例を示した図である。 図3で示した電圧Vcontとゲート電圧Vgateの変化に対する、電流icas1、ibip1及びisum1の各変化例を示した図である。 図3で示した電圧Vcontとゲート電圧Vgateの変化に対する、各入力トランジスタのドレイン電圧D1、D2及びD3の例を示した図である。 電圧Vcontに対する図2の可変利得増幅回路1aの利得特性例を示した図である。 電圧Vcontに対する可変利得増幅回路1aの周波数特性例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における可変利得増幅回路の他の回路例を示した図である。 電圧Vcontに対する図9の可変利得増幅回路1aの利得特性例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における可変利得増幅回路の他の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における可変利得増幅回路の他の回路例を示した図である。 利得切り替えを行うアッテネータユニットの従来例を示した回路図である。 従来の可変利得増幅回路の回路例を示した図である。 従来の増幅器の回路例を示した図である。 従来の可変利得増幅回路の回路例を示した図である。
符号の説明
1,1a 可変利得増幅回路
2 同調増幅回路部
3,3a ゲート電圧生成回路部
4 参照回路部
11 第1のカスコードトランジスタ
21 第2のカスコードトランジスタ
31 第3のカスコードトランジスタ
12 第1の入力トランジスタ
22 第2の入力トランジスタ
32 第3の入力トランジスタ
13 第1のバイアス電流制御用トランジスタ
23 第2のバイアス電流制御用トランジスタ
33 第3のバイアス電流制御用トランジスタ
14 第1のバイパストランジスタ
24 第2のバイパストランジスタ
15 インダクタ
16,17 コンデンサ
18,41 抵抗
25,34 オペアンプ
26,27 NMOSトランジスタ
28,29 PMOSトランジスタ

Claims (10)

  1. 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
    正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
    前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
    を備えることを特徴とする可変利得増幅回路。
  2. 前記制御回路部は、
    前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
    該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
    前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の可変利得増幅回路。
  3. 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
    正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
    前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、制御電極に所定の電圧が入力された第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号入力する制御回路部と、
    を備えることを特徴とする可変利得増幅回路。
  4. 前記制御回路部は、
    前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
    該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続され、該基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
    前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御するオペアンプと、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の可変利得増幅回路。
  5. 前記第1のカスコードトランジスタ、第1の入力トランジスタ及び第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及び第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであり、前記第1のカスコードトランジスタと第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタと第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の可変利得増幅回路。
  6. 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
    正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
    前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続され制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記第2のカスコードトランジスタに制御電極電圧を印加すると共に、前記第1のカスコードトランジスタにも当該制御電極電圧を印加する制御回路部と、
    前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御することを特徴とする可変利得増幅回路。
  7. 前記制御回路部は、
    前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
    該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
    前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各カスコードトランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
    前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
    を備えることを特徴とする請求項6記載の可変利得増幅回路。
  8. 外部から入力された利得制御信号に応じて利得を可変し、入力された高周波入力信号を増幅して出力する可変利得増幅回路において、
    正側電源電圧と負側電源電圧との間に直列に接続された同調素子、制御電極に前記利得制御信号が入力された第1のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号が入力された第1の入力トランジスタ及び制御電極に所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第1のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記同調素子と前記第1のカスコードトランジスタの直列回路に並列に接続された第1のバイパストランジスタで構成される同調増幅回路部と、
    前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に前記利得制御信号が入力された第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及びダイオードを形成する第2のバイアス電流制御用トランジスタ、並びに前記第2のカスコードトランジスタに並列に接続された第2のバイパストランジスタを有し、前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成し、前記第2のバイアス電流制御用トランジスタに流れる電流が該基準電流になるように前記利得制御信号を前記第2のカスコードトランジスタの制御電極入力すると共に、前記第1のカスコードトランジスタの制御電極にも当該利得制御信号入力する制御回路部と、
    前記正側電源電圧と前記負側電源電圧との間に直列に接続された、制御電極に該正側電源電圧が入力された第3のカスコードトランジスタ、制御電極に前記高周波入力信号のコモン電圧が入力された第3の入力トランジスタ及び制御電極に前記所定のバイアス電圧が入力された定電流源をなす第3のバイアス電流制御用トランジスタからなる参照回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御することを特徴とする可変利得増幅回路。
  9. 前記制御回路部は、
    前記第1のバイアス電流制御用トランジスタによって供給されるバイアス電流に比例した基準電流を生成する基準電流生成回路と、
    該基準電流生成回路の出力端と前記負側電源電圧との間に接続されて前記基準電流が流れる、ダイオードを形成する第1のトランジスタと、
    前記第2のバイアス電流制御用トランジスタが形成するダイオードのアノード電圧が、該第1のトランジスタが形成するダイオードのアノード電圧に等しくなるように前記第1及び第2の各バイパストランジスタの動作をそれぞれ制御する第1のオペアンプと、
    前記第2のカスコードトランジスタと前記第2の入力トランジスタとの接続部の電圧が、前記第3のカスコードトランジスタと前記第3の入力トランジスタとの接続部の電圧になるように前記第2の入力トランジスタの動作を制御する第2のオペアンプと、
    を備えることを特徴とする請求項8記載の可変利得増幅回路。
  10. 前記第1のカスコードトランジスタ、第1の入力トランジスタ及び第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタ、第2の入力トランジスタ及び第2のバイパストランジスタのサイズ比と、前記第3のカスコードトランジスタ、第3の入力トランジスタ及び第3のバイパストランジスタのサイズ比とそれぞれ同じであり、前記第1のカスコードトランジスタと第1のバイパストランジスタのサイズ比は、前記第2のカスコードトランジスタと第2のバイパストランジスタのサイズ比と同じであることを特徴とする請求項6、7、8又は9記載の可変利得増幅回路。
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