JP5503437B2 - 位相可変増幅器 - Google Patents

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本発明は、入力された信号の位相とゲインとを変更できる位相可変増幅器に関する。
現在、RF(Radio Frequency)信号のノイズをキャンセル技術では、ノイズ波の位相を反転し、さらに出力を調整してノイズ波と加算することによってノイズをキャンセルしている。このような処理を実現する構成には、全ての周波数の信号を通過させ、RF帯で信号の位相を変化させる全域通過型フィルタ形式の移相器が用いられる。移相器と可変増幅器とを従属接続して位相可変増幅器を構成する従来技術は、例えば、非特許文献1に記載されている。
図4は、一般的な全域通過型フィルタ形式の移相器を説明するための回路図である。図4に示した移相器は、負電源VSS、正電源VDDの間に抵抗素子303、トランジスタ305、抵抗素子306が直列に接続されている。抵抗素子303の抵抗値はRL、抵抗素子306の抵抗値はREである。
トランジスタ305のベースには容量素子302が接続されていて、ベースとコレクタとの間には可変容量の容量素子301が接続されている。容量素子301の容量値をCfbと記す。容量304はVoutが出力される出力ノード307の寄生容量を示す。容量304の容量値をCpとする。
抵抗素子303はLOAD抵抗で、トランジスタ305のコレクタに接続されて出力信号を得る。容量素子301は、トランジスタ305の出力ノードであるコレクタと入力ノードであるベース間にあって、トランジスタ305の出力信号にフィードバックをかけている。
ここで、入力ノード308より入力された入力信号Vinは、トランジスタ305のベースに入力され、トランジスタ305よって電圧−電流変換され、トランジスタ305コレクタに出力される。この電流は、抵抗素子303によって電流−電圧変換され、電圧は出力信号Voutとして出力される。一方、出力信号は、容量素子301を介してトランジスタ305のベース側にフィードバックされる。
ここで、トランジスタ305のコレクタに接続される抵抗素子303の抵抗値RLとエミッタに接続される抵抗素子306の抵抗値REとを適切に設定することにより、図4に示した回路のゲインを一定とすることができる。また、容量素子301の可変の容量値Cfbを変化させることにより、出力信号の位相のみを変化させることができる。
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 IEICE technical report. Ultrasonics 108(212) pp.57-61 20080918 社団法人電子情報通信学会
しかしながら、図4に示した移相器では、寄生容量Cpの影響でRF帯における移相器の周波数特性が平坦でない(リップルを生じる)ことが問題になっている。また、このような移相器にゲイン可変増幅器を従属接続して位相可変増幅器を構成すると、位相可変増幅器の回路全体の電流が増加し、回路面積が大きくなる。さらに、移相器とゲイン可変増幅器とを従属接続すると、アンプの多段接続となるためにゲイン可変増幅器から出力される信号の線形性が劣化し、同様の理由でNF(Noise Figure:雑音指数)が劣化するという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであって、回路規模が小型で低消費電流、出力信号の線形性に優れ、周波数特性が平坦であって、その上低ノイズの位相可変増幅器を提供することを目的とする。
本発明の位相可変増幅器は、入力信号の位相を調整する移相部(例えば図1に示した移相部1)と、当該相部によって位相が調整された信号のゲインを増幅する可変ゲイン増幅(例えば図1に示したゲイン可変増幅部2)と、を含み、前記移相部は、全域通過フィルタで構成される可変容量のフィードバック容量素子(例えば図1に示した容量素子103)と、前記フィードバック容量素子がコレクタとベースとの間、またはドレインとゲートとの間に接続され、前記入力信号の位相に対応する位相電流を生成する第1トランジスタ素子(例えば図1に示したトランジスタ101)と、を含み、前記可変ゲイン増幅部は、前記相電流がテール電流として供給される第2トランジスタ素子(例えば図1に示したトランジスタ108)及び第3トランジスタ素子(例えば図1に示したトランジスタ109)を含む差動対と、前記第2トランジスタ素子に流れる電流を電圧に変換する抵抗素子(例えば図1に示した抵抗素子107)と、前記第2トランジスタ素子に流れる電流と前記第3トランジスタ素子に流れる電流を制御する制御信号を前記第2トランジスタ素子及び前記第3トランジスタ素子に出力する電流制御回路(例えば図1に示した制御回路106)と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の位相可変増幅器は、上記した発明において、前記移相部では、前記フィードバック容量素子の容量値が変更されることによって前記入力信号の位相が調整され、前記可変ゲイン増幅部では、前記制御信号によって前記第2トランジスタと前記第3トランジスタとに流れる電流の配分が変更されることによってゲインが調整されることが望ましい。
上記した本発明によれば、相器と可変ゲイン増幅を多段にして構成されていた回路の機能と同様の機能を、一つの回路によって果たすことができる。このため、回路規模の小型化と消費電流の低電流化に有利な位相可変増幅器を提供することが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、従来のように、移相器と可変ゲイン増幅とを多段に接続するものではないことから、増幅された出力信号の線形性を向上し、NFを改善する効果を得ることができる。また、カスコードトランジスタを2つペアで用いることで可変増幅器を構成することができ、フィルタの周波数特性を平坦にして、位相とゲインを各々任意に可変できる位相可変増幅器を実現できる。
本発明の一実施形態の位相可変増幅器を説明するための図である。 図1に示した位相可変増幅器がカスコード回路を構成していることを説明するための図である。 本発明の一実施形態の位相可変増幅器の他の例を説明するための図である。 一般的な全域通過型フィルタ形式の移相器を説明するための回路図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態の位相可変増幅器を説明するための図である。本実施形態の位相可変増幅器は、移相器に、入力信号を増幅する機能とその増幅率(ゲイン)を変更する機能とを付加した回路である。このような位相可変増幅器は、移相部1とゲイン可変増幅部2とによって構成されている。
移相部1は、入力ノード105から入力信号Vinを入力し、入力信号Vinの位相を調整する回路である。このため、移相部1は、バイポーラ型のトランジスタ101、トランジスタ101のベースと入力ノード105との間に接続される容量素子104、トランジスタ101のコレクタとベースとの間に、容量素子104と並列に接続される容量素子103、トランジスタ101のエミッタに接続される抵抗素子102を含むよう構成されている。
容量素子103は、その容量値を変化させることが可能な可変容量素子であって、後に述べるように、フィードバック容量素子として機能する。また、抵抗素子102のトランジスタ101に接続されていない端子は負の基準電圧VSSに接続される。
ゲイン可変増幅部2は、制御回路106、制御回路106によってベース電圧VBEを制御されるバイポーラ型のトランジスタ108、109、トランジスタ108のコレクタに接続される抵抗素子107を含む。トランジスタ108、109は、差動対を構成している。
トランジスタ101のコレクタは、トランジスタ108、109のエミッタ、及び容量素子103に接続されている。容量素子103の他端は、トランジスタ101のベースに接続されており、トランジスタ101にフィードバックをかけている。ベースが制御回路106に接続されたトランジスタ108、109は、制御回路106によってベース電圧VBEを制御される。トランジスタ108のコレクタに接続された抵抗素子107は、抵抗値がRLのROAD抵抗である。抵抗素子107のトランジスタ108と接続されていない側の端子が出力ノード110となる。また、トランジスタ109のコレクタは正電源電圧VDDに接続される。
図1に示した位相可変増幅器では、入力ノード105から入力された入力信号Vinが、トランジスタ101のベースに容量素子104を介して印加される。印加された入力信号Vinの値に応じた電流がトランジスタ101のコレクタに出力されることにより、入力信号Vinは電圧−電流変換される。トランジスタ101のコレクタから出力された電流は、トランジスタ101のコレクタに接続されるトランジスタ108、109のエミッタに、テール電流として入力される。
前記したように、トランジスタ108、109のベースにかかるベース電圧VBEは、制御回路106によって制御されている。ベース電圧VBEの制御により、トランジスタ108とトランジスタ109とに流れ込む電流(被制御信号)の配分を変化させることができる。トランジスタ108に流れ込んだ被制御信号は、抵抗素子107において電流−電圧変換されて出力信号Voutになる。
また、トランジスタ101のコレクタから出力された被制御信号の一部は、容量素子103によってトランジスタ101のベースにフィードバックされる。容量素子103の容量値を変化させ、フィードバックされる被制御信号の一部の大きさを変化させることにより、本実施形態は、位相可変増幅器から出力される出力信号の位相を変化させることができる。
以上説明した本実施形態によれば、出力信号Voutの大きさ(ゲイン)と、位相とを任それぞれ独立して変化させることができる位相可変増幅器を提供することができる。
図2は、図1に示した位相可変増幅器のうち、カスコード回路を構成する部分を抜き出して示した図である。図2中に示した構成のうち、図1に示した構成と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を一部略すものとする。
図2から明らかなように、本実施形態の位相可変増幅器は、トランジスタ101、108がカスコード接続されている。そして、制御回路106がトランジスタ108のベース電圧VBEを制御し、被制御信号の大きさを決定することにより出力信号Voutの大きさを任意に決定することができる。このため、出力信号Voutが寄生容量206の容量値Cpの影響を受け難くなり(寄生容量に対して強くなる)、出力信号Voutの周波数特性を平坦にすることができる。
また、本実施形態によれば、可変移相器と可変増幅器とを、その一部が共通の素子によって構成されるようにすることができる。このため、相器と可変ゲイン増幅を多段にして構成されていた回路の機能と同様の機能を、一つの回路によって果たすことができる。このような本実施形態によれば、回路規模の小型化と消費電流の定電流化に有利な位相可変増幅器を提供することが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、従来のように、移相器と可変ゲイン増幅とを多段に接続するものではないことから、増幅された出力信号の線形性を向上し、NFを改善する効果を得ることができる。
なお、本発明は、以上説明した構成に限定されるものではない。すなわち、図1に示した回路では、トランジスタ101、108、109のいずれにもバイポーラトランジスタを用いている。しかし、本実施形態は、このような構成に限定されるものでなく、バイポーラトランジスタに代えて、MOSトランジスタを用いることも可能である。
図3は、バイポーラ型のトランジスタ101、108、109の代わりに、MOSトランジスタ801、808、809を用いた位相可変増幅器を示している。図3において、フィードバック容量素子として機能する容量素子103は、MOSトランジスタ801のゲートとドレインとの間に接続されている。
本発明は、入力された信号の位相とゲインとの両方を変更する回路であれば、どのような回路にも適用することが可能である。
1 移相部
2 ゲイン可変増幅部
101、108、109 トランジスタ
102、107 抵抗素子
103、104 容量素子
105 入力ノード
106 制御回路
110 出力ノード
206 寄生容量

Claims (2)

  1. 入力信号の位相を調整する移相部と、当該相部によって位相が調整された信号のゲインを増幅する可変ゲイン増幅と、
    を含み、
    前記移相部は、
    全域通過フィルタで構成される可変容量のフィードバック容量素子と、
    前記フィードバック容量素子がコレクタとベースとの間、またはドレインとゲートとの間に接続され、前記入力信号の位相に対応する位相電流を生成する第1トランジスタ素子と、を含み、
    前記可変ゲイン増幅部は、
    前記相電流がテール電流として供給される第2トランジスタ素子及び第3トランジスタ素子を含む差動対と、
    前記第2トランジスタ素子に流れる電流を電圧に変換する抵抗素子と、
    前記第2トランジスタ素子に流れる電流と前記第3トランジスタ素子に流れる電流を制御する制御信号を前記第2トランジスタ素子及び前記第3トランジスタ素子に出力する電流制御回路と、
    を含むことを特徴とする位相可変増幅器。
  2. 前記移相部では、前記フィードバック容量素子の容量値が変更されることによって前記入力信号の位相が調整され、前記可変ゲイン増幅部では、前記制御信号によって前記第2トランジスタと前記第3トランジスタとに流れる電流の配分が変更されることによってゲインが調整されることを特徴とする請求項1に記載の位相可変増幅器。
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