JP6335465B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、装置の省エネルギー対応の要求が高まっている。そのため、画像形成を直ちに実行可能なスタンバイモードから、当該画像形成後に直ちに省電力モードに移行するように制御されることから、画像形成装置が省電力モードで待機する時間も長くなる。
例えば、トナー等の残量情報を消耗品自身が保持しない構成では、画像形成装置側で消耗品の残量管理が行われる。そのため、このような状態で消耗品交換が行われると、画像形成装置側に記録されたトナー等の消耗品の残量と、画像形成装置に装着されている実際の位消耗品の残量(実残量)との間にずれが生じる。その結果、例えば画像形成装置において「トナーボトル準備」、「回収トナーボトル交換」等の表示が消えずに省電力モードに移行することができないことがある。
ここで、スタンバイモードとは、画像形成を直ちに実行可能なモードであり、省電力モードとは、複数のデバイスのうち一部のデバイスを停止させることでスタンバイモードよりも消費電力(待機電力)を抑えたモードである。
<画像形成装置について>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を説明するための図である。図1(a)は、画像形成装置200の構成の概要を示す縦断面図であり、図1(b)は、画像形成装置200のドア構成の一例を示す斜視図である。
図1(a)に示す画像形成装置200は、原稿を読み取るための読取処理部(スキャナ)170を有する。また、画像形成装置200は、4色(イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K))それぞれに対応する画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdを有しており、それぞれを中間転写ベルト7上に並べて配置される。つまり、画像形成装置200は、いわゆる中間転写タンデム方式の画像形成装置である。この中間転写タンデム方式は、高いプロダクティビティや様々なメディアの搬送に対応できる点から、近年主流となっている構成である。なお、色数はカラー対応の4色に限定されるものではなく、例えばモノクロ対応のブラック(BK)一色のみであっても良い。また、色の並び順もこの限りではない。また、画像形成装置200が有する各構成機器の制御は、後述する画像処理コントローラ部150(図2)及び制御コントローラ部190(図2)より行われる。詳細は後述する。
以下、画像形成装置200による画像形成プロセスの概要について説明する。
図1(a)に示す記録材Sは、例えば画像が形成される用紙であり、記録材収納庫60に積載される形で収納される。記録材Sは、摩擦分離方式を採用した給紙ローラ対61により画像形成タイミングに合わせて給紙が開始される。給紙ローラ対61により送り出された記録材Sは、搬送路67を通過してレジストローラ対62へと搬送される。記録材Sは、レジストローラ対62において斜行補正、搬送タイミング調整が行われた後に二次転写部T2へと送られる。
二次転写部T2は、対向する二次転写内ローラ8及び二次転写外ローラ9により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで記録材S上に後述するトナー像を転写させる。
図1(a)に示す画像形成部Paは、感光体1a、帯電装置2a、露光装置3a、一次転写装置4a、感光体クリーナ6a、現像装置100aを主として備えて成る。また、画像形成部Pbは、感光体1b、帯電装置2b、露光装置3b、一次転写装置4b、感光体クリーナ6b、現像装置100bを主として備えて成る。画像形成部Pcは、感光体1c、帯電装置2c、露光装置3c、一次転写装置4c、感光体クリーナ6c、現像装置100cを主として備えて成る。画像形成部Pdは、感光体1d、帯電装置2d、露光装置3d、一次転写装置4d、感光体クリーナ6d、現像装置100dを主として備えて成る。
以下、代表して画像形成部Paを例に挙げて、記録材Sが二次転写部T2まで搬送される搬送プロセスのタイミングと同期して行われる画像の形成プロセスについて説明する。
次に、感光体1a上に形成された静電潜像は、現像装置100aによるトナー現像を経て、トナー像として顕在化する。その後、このトナー像は、一次転写装置T1aにより所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト7上に転写される。
最後に、感光体1a上に僅かに残った転写残トナーを感光体クリーナ6aにより回収して、再び次の作像プロセスに備える。このような画像の形成プロセスが、画像形成部Pb、Pc、Pdそれぞれにおいても行われる。
なお、現像装置100a,100b,100c,100dそれぞれのトナー量が低下した際には、それぞれのトナー収容部(以下、トナーボトルと称す)Ta,Tb,Tc,Td毎に設けられたトナー補給装置(不図示)を介して、トナーが補給される。さらに、図示しないトナー補給装置内のトナー量が低下した際には、それぞれのトナーボトルTa,Tb,Tc,Tdからトナーが供給される。
画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdにより並列処理される各色の作像プロセスは、中間転写ベルト7上に一次転写された上流色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7上に形成され、当該トナー像は、二次転写部T2へと搬送される。なお、二次転写部T2を通過した後の転写残トナーは、転写クリーナ装置11によって回収される。
二次転写部T2において二次転写が行われた後、記録材Sは定着ユニット13へと搬送される。定着ユニット13は、対向する位置に配備された一対の回転体(定着ローラ13a)、この定着ローラ13aにより形成された、記録材Sを狭持搬送する定着ニップ部13b、熱源となる図示しないヒータを主として備える。一対の定着ローラ13aの少なくとも一方のローラは、図示しない駆動機構からの駆動力が伝達されるように接続される。
定着ユニット13は、定着ニップ部13bを通過する記録材Sに対して所定の圧力と所定の熱量とを付与し、当該記録材S上のトナー像を溶融固着させる。その後、画像定着後の記録材Sは、その後排紙トレイ63上に排出される。あるいは、記録材Sの両面に画像を形成する場合には、反転搬送ローラ97へと搬送される。
次に、画像形成装置200の側面を覆うドア(扉)の構成について説明する。図1(b)は、画像形成装置200のドア構成の一例を模式的に示した斜視図である。画像形成装置200のドアは、図1(a)に示す装置の正面から見て、手前側の前扉ユニット194(以下、前ドアと称す)、右側の右扉ユニット193(以下、右ドアと称す)に大別される。前ドア194は、各トナーボトル(TaからTd)、あるいは転写の際に残ったトナーが収容される回収トナーボトル(図示せず)等を交換する際にユーザが開閉する扉である。右ドア193は、例えば画像形成装置200のJAM処理、定着ユニット13の交換、中間転写ベルト7の交換などの際にユーザが開閉する扉である。このように、各扉の開放時には装置内部が露出するため、ユーザは、搬送路を含む画像形成装置200の内部へアクセスすることができる。
図2は、画像形成装置200の制御系統の一例を説明するためのブロック図である。画像形成装置200は、主として制御コントローラ部190と画像処理コントローラ部150の2つのコントローラ部を備えている。
図2に示す制御コントローラ部190は、記録材に対する画像形成処理を行う画像形成部(エンジン部)の各構成要素を制御する。制御コントローラ部190は、CPU101、ROM103、RAM104、不揮発RAM120、スキャナ制御IC121、I/Oインターフェース206を含んで構成される。なお、CPU101と制御コントローラ部190に含まれる各構成要素とは、アドレスバス及びデータバスによって相互に接続されている。
以下、I/Oインターフェース206に接続される各デバイスについて説明する。
図2に示す画像処理コントローラ部150は、読取処理部170、あるいはPCなどの外部接続機器から受け付けた画像信号を画像処理し、レーザユニット117に書き込むためのデータを作成する。また、画像処理コントローラ部150は、PC等の外部接続機器や、操作部181に接続されたUSBメモリ等の記憶媒体に対して、画像処理を施した画像データを格納することもできる。
CPU151は、また、画像形成装置200の前ドア194の開閉状態(開放又は閉鎖の状態)を検知するためのドアセンサ191の検知結果をI/Oインターフェース152を介して受け付け、ドア開閉検知手段として機能する。
なお、操作部181には、ユーザに対し、例えば消耗品の交換手順などの案内を情報として提示するための表示画面が設けられている。つまり、操作部181は、ユーザからの操作を受け付けると共に、所定の案内を表示画面に表示する表示手段として機能する。また、I/Oインターフェース152は、画像形成装置200の電源制御を行う機能を備えている。例えば、I/Oインターフェース152は、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA( field-programmable gate array)等のデバイスにより構成されている。
スイッチング電源201は、AC電圧からDC3.3[V]電圧を生成し、画像処理コントローラ部150に実装されるI/Oインターフェース152、LANコントローラ158、RAM154に電源供給する。スイッチング電源201は、また、操作部181、NCU185、ドアセンサ191に給電する。尚、スイッチング電源201は、省電力モードにおいても給電を行う。
リレーRL1は、画像処理コントローラ部150に実装されたI/Oインターフェース152から出力されるリレーON信号によってON/OFF制御される。画像形成装置200が省電力モードのときには、リレーRL1をOFFしてスイッチング電源202への給電を停止する。このように、省電力モード時には、スイッチング電源202(第二電源)からの各デバイスへの給電が遮断される。これにより、スイッチング電源202に接続される各デバイスの機能が停止した状態となり、画像形成装置200における待機時の消費電力がより低減される。
なお、第一電源及び第二電源は、商用電源から直流電圧を生成するスイッチング電源であっても良い。
図4は、画像形成装置200におけるトナーボトル交換時のタイミングチャートであり、図4(a)はトナー有りの場合のタイミングチャート、図4(b)はトナー無しの場合のタイミングチャートである。以下、トナーボトルTa,Tb,Tc,Tdの交換時における画像形成装置200の動作について説明する。
画像形成装置200が省電力モードに移行済みの状態で、ユーザが前ドア194を開けると(時刻t211)、ドアセンサ191からのON信号をI/Oインターフェース152が検知し、リレーON信号を出力する。これによりスイッチング電源202が動作し、CPU151、CPU101、操作部181が起動し、画像形成装置200はスタンバイモードに移行する。
CPU101は、トナーセンサ(111aから111d)の検知結果から「トナー有り」の状態にあれば、CPU151に「トナー有り」の情報を通知する。CPU151は、その情報に基づいて、操作部181の表示画面にし「前ドアを閉めて下さい」と表示させる。その後、前ドア194が閉められたことを検知すると(時刻t212)、CPU151は、CPU101からの省電力モードへの移行OK通知の受け付けを契機に、画像形成装置200を再び省電力モードに移行する。
画像形成装置200が省電力モードに移行済みの状態で、ユーザが前ドア194を開けると(時刻t221)、ドアセンサ191からのON信号をI/Oインターフェース152が検知し、リレーON信号を出力する。これによりスイッチング電源202が動作し、CPU151、CPU101、操作部181が起動し、画像形成装置200はスタンバイモードに移行する。
CPU101は、トナーセンサ(111aから111d)の検知結果からいずれかの色が「トナー無し」の状態にあれば、CPU151に色情報と合わせて「トナー無し」の情報を通知する。CPU151は、その情報に基づいて、操作部181の表示画面にトナー無しとなった色の「トナーボトル交換ガイド」を表示させる。トナーボトル交換ガイドは、ユーザが実際にトナーボトルTa,Tb,Tc,Tdの交換をする際の手順を示す情報である。
CPU101は、トナーセンサ(111aから111d)の検知結果が「トナー有り」になった時点で(時刻t225)、トナー復帰シーケンス動作を停止し、CPU151に「トナー有り」を通知する。CPU151は、CPU101から「トナー有り」の通知を受け取り、その後、省電力モードへの移行OK通知の受け付けを契機に、画像形成装置200を再び省電力モードに移行する。
I/Oインターフェース152は、画像形成装置200の前ドア194が開いたか否かを検知するドアセンサ191の検知結果を受け付ける(S311)。前ドア194が開いたとの検知結果を受け付けた場合(S311:Yes)、I/Oインターフェース152は、リレーON信号を出力することにより画像形成装置200をスタンバイモードに移行する(S312)。つまり、I/Oインターフェース152は、省電力モードからスタンバイモードへと、画像形成装置200のモードを移行させる手段(モード移行手段)として機能する。このように制御することで、画像形成装置200の前ドア194を開けた時には必ずCPU151が起動される。
CPU151は、I/Oインターフェース152を介してドアセンサ191の検知結果を受け付け、画像形成装置200の前ドア194が開いたか否かを判別する(S321)。前ドア194が開いたと判別した場合(S321:Yes)、CPU151は、CPU101からのトナー残量の有無の通知を受け付ける(S322)。受け付けた通知が「トナー有り」である場合(S322:Yes)、CPU151は、操作部181の表示画面に「前ドアを閉めて下さい」との情報を表示するよう指示する(S323)。その後、CPU151は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、前ドア194が閉められたか否かを判別する(S324)。前ドア194が閉められた場合(S324:Yes)、CPU151は、CPU101から省電力モードへの移行OK通知を受け付けたか否かを判別する(S329)。省電力モードへの移行OK通知の受け付けを契機に(S329:Yes)、CPU151は、I/Oインターフェース152にリレーON信号をオフするように指示し、画像形成装置200をスタンバイモードから省電力モードに移行する(S330)。
CPU151は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、画像形成装置200の前ドア194が閉められたか否かを判別する(S326)。前ドア194が閉められた場合(S326:Yes)、CPU151は、操作部181において「復帰動作中」との情報を表示するよう指示する(S327)。その後、CPU151は、CPU101からトナー残量の有無の通知を待つ(S328)。受け付けた通知が「トナー有り」である場合(S328:Yes)、CPU151は、ステップS329の処理へ進む。なお、受け付けた通知が「トナー無し」である場合(S328:No)、CPU151は再度、操作部181の表示画面に「トナーボトル交換ガイド」を表示するよう指示する(S325)。
CPU101は、I/Oインターフェース206を介してドアセンサ191の検知結果を受け付け、画像形成装置200の前ドア194が開いたか否かを判別する(S341)。前ドア194が開いたと判別した場合(S341:Yes)、CPU101は、トナーセンサ(111aから111d)の検知結果に基づき、トナー残量の有無を判別する(S342)。「トナー有り」と判別した場合(S342:Yes)、CPU101は、CPU151に「トナー有り」を通知する(S343)。その後、CPU101は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、前ドア194が閉められたか否かを判別する(S344)。前ドア194が閉められた場合(S344:Yes)、CPU101は、CPU151に省電力モードへの移行OK通知を発行する(S351)。
CPU101は、トナーボトル有無検知センサ(118aから118d)の論理が変化したか否かを検知することにより、トナーボトル(TaからTd)の挿抜を検知する(S346)。「トナー無し」の状態となった色のトナーボトルの挿抜が検知された場合(S346:Yes)、CPU101は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、前ドア194が閉められたか否かを判別する(S347)。前ドア194が閉められた場合(S347:Yes)、CPU101は、トナー復帰シーケンスの実行を指示する(S348)。その後、CPU101は、再度、トナーセンサ(111aから111d)の検知結果に基づき、トナー残量の有無を判別する(S349)。「トナー有り」と判別した場合(S349:Yes)、CPU101は、CPU151に「トナー有り」を通知し(S350)、その後、ステップS351の処理へ進む。なお、「トナー無し」と判断した場合(S349:No)、CPU101は、引き続きCPU151に色情報と合わせて「トナー無し」の状態であることを通知する(S345)。
図8は、画像形成装置200における回収トナーボトル交換時のタイミングチャートであり、図8(a)は回収トナーボトルが満タンでない場合のタイミングチャート、図8(b)は回収トナーボトルが満タンである場合のタイミングチャートである。以下、回収トナーボトルの交換時における画像形成装置200の動作について説明する。
画像形成装置200が省電力モードに移行済みの状態で、ユーザが前ドア194を開けると(時刻t611)、ドアセンサ191からのON信号をI/Oインターフェース152が検知し、リレーON信号を出力する。これにより、スイッチング電源202が動作し、CPU151、CPU101、操作部181が起動し、画像形成装置200はスタンバイモードに移行する。
CPU101は、回収トナー満タンセンサ115の検知結果から回収トナーボトルが非満タン状態であれば、CPU151に回収トナーボトルが「非満タン状態」であることを示す情報を通知する。CPU151は、その情報に基づいて、操作部181の表示画面に「前ドアを閉めて下さい」と表示させる。その後、前ドア194が閉められたことを検知すると(時刻t612)、CPU151は、CPU101からの省電力モードへの移行OK通知の受け付けを契機にI/Oインターフェース152にリレーON信号をオフするよう指示する。このようにして、画像形成装置200は再び省電力モードに移行する。
画像形成装置200が省電力モードに移行済みの状態で、ユーザが前ドア194を開けると(時刻t621)、ドアセンサ191からのON信号をI/Oインターフェース152が検知し、リレーON信号を出力する。これにより、スイッチング電源202が動作し、CPU151、CPU101、操作部181が起動し、画像形成装置200はスタンバイモードに移行する。
CPU101は、回収トナー満タンセンサ115の検知結果から回収トナーボトルが満タン状態にあれば、CPU151に回収トナーボトルが「満タン状態」であることを示す情報を通知する。CPU151は、その情報に基づいて、操作部181の表示画面に「回収トナーボトル交換ガイド」を表示させる。回収トナーボトル交換ガイドは、ユーザが実際に回収トナーボトルを交換する際の手順を示すものである。その後、ユーザが操作部181に表示された作業手順に従って回収トナーボトルを交換する(時刻t622、時刻t623)。
CPU151は、I/Oインターフェース152を介してドアセンサ191の検知結果を受け付け、画像形成装置200の前ドア194が開いたか否かを判別する(S701)。前ドア194が開いたと判別した場合(S701:Yes)、CPU151は、CPU101からの回収トナーボトルの状態を示す通知を受け付ける(S702)。受け付けた通知が「非満タン状態」である場合(S702:No)、CPU151は、操作部181の表示画面に「前ドアを閉めて下さい」との情報を表示するよう指示する(S703)。その後、CPU151は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、前ドア194が閉められたか否かを判別する(S704)。前ドア194が閉められた場合(S704:Yes)、CPU151は、CPU101から省電力モードへの移行OK通知を受け付けたか否かを判別する(S708)。省電力モードへの移行OK通知の受け付けを契機に(S708:Yes)、CPU151は、I/Oインターフェース152にリレーON信号をオフするよう指示し、画像形成装置200をスタンバイモードから省電力モードに移行する(S709)。
CPU151は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、画像形成装置200の前ドア194が閉められたか否かを判別する(S706)。前ドア194が閉められた場合(S706:Yes)、CPU151は、CPU101からの回収トナーボトルの状態を示す通知を待つ(S707)。受け付けた通知が「非満タン状態」である場合(S707:No)、CPU151は、ステップS708の処理へ進む。なお、受け付けた通知が「満タン状態」である場合(S707:Yes)、CPU151は再度、操作部181の表示画面に「回収トナーボトル交換ガイド」を表示するよう指示する(S705)。
CPU101は、I/Oインターフェース206を介してドアセンサ191の検知結果を受け付け、画像形成装置200の前ドア194が開いたか否かを判別する(S801)。前ドア194が開いたと判別した場合(S801:Yes)、CPU101は、回収トナー満タンセンサ115の検知結果に基づき、回収トナーボトルが満タン状態であるか否かを判別する(S802)。回収トナーボトルが「非満タン状態」であると判別した場合(S802:No)、CPU101は、CPU151に回収トナーボトルが「非満タン状態」であることを通知する(S803)。その後、CPU101は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、前ドア194が閉められたか否かを判別する(S804)。前ドア194が閉められた場合(S804:Yes)、CPU101は、CPU151に省電力モードへの移行OK通知を発行する(S810)。
CPU101は、回収トナーボトル有無センサ119の論理が変化したか否かを検知することにより、回収トナーボトルの挿抜を検知する(S806)。回収トナーボトルの挿抜が検知された場合(S806:Yes)、CPU101は、ドアセンサ191の検知結果に基づき、前ドア194が閉められたか否かを判別する(S807)。前ドア194が閉められた場合(S807:Yes)、CPU101は、回収トナー満タンセンサ115の検知結果に基づき、回収トナーボトルが満タン状態であるか否かを判別する(S808)。回収トナーボトルが「非満タン状態」であると判別した場合(S808:No)、CPU101は、CPU151に回収トナーボトルが「非満タン状態」であることを通知し(S809)、その後、ステップS810の処理へ進む。なお、回収トナーボトルが「満タン状態」であると判別した場合(S808:Yes)、CPU101は、引き続きCPU151に回収トナーボトルが「満タン状態」であることを通知する(S805)。
Claims (9)
- 電力で駆動される複数のデバイスを有し、画像形成を直ちに実行可能なように画像形成の開始を待機するスタンバイモードと、前記複数のデバイスのうち一部への電力供給が停止され、前記スタンバイモードよりも消費電力を抑えた省電力モードとに移行可能な画像形成装置であって、
消耗品が交換されるときに開かれるドアと、
前記消耗品の交換が必要か否かを検知する交換検知手段と、
前記スタンバイモード及び前記省電力モードの何れでも前記ドアの開放又は閉鎖を検知するドア開閉検知手段と、
前記画像形成装置が前記省電力モードと前記スタンバイモードの何れであるときも前記ドア開閉検知手段に電力を供給する第一電源と、
情報を報知する報知手段と、
前記画像形成装置が前記省電力モードであるとき前記ドア開閉検知手段により前記ドアが開かれたことを検知され、前記交換検知手段により前記消耗品の交換が必要と検知された場合、前記消耗品を交換するための手順を前記報知手段に報知させる制御手段と、
前記制御手段へ電力を供給する第二電源と、
前記画像形成装置が前記省電力モードであるときに、前記ドア開閉検知手段により前記ドアが開かれたことが検知されない場合、前記第二電源から前記制御手段への電力供給を停止し、前記ドアが開かれたことが検知された場合、前記第二電源から前記制御手段への電力供給を行う電力制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成装置が前記省電力モードであるとき前記ドア開閉検知手段によりドアが開かれたことが検知され、前記交換検知手段により前記消耗品の交換が必要であると検知されていない場合、前記ドアを閉じることを促すことを前記報知手段に報知させることを特徴とする、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置が前記省電力モードであるとき、前記ドア開閉検知手段により前記ドアが開かれたことを検知すると、前記画像形成装置は前記スタンバイモードに移行することを特徴とする、
請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 画像形成動作で使用する前記消耗品としてのトナーを収容するトナー容器と、前記トナー容器のトナーの量を検知するトナー量検知手段と、を備え、
前記制御手段は、前記省電力モードにおいて前記ドア開閉検知手段により前記ドアの開放が検知された場合に前記トナー量検知手段の検知結果に対応して所定の案内を前記報知手段に報知させることを特徴とする、
請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記トナー容器の有無を検知するトナー容器検知手段をさらに備え、
前記ドア開閉検知手段により前記ドアの開放が検知されてから、前記スタンバイモードにおいて前記ドアの閉鎖が検知されるまでの間に、前記トナー容器検知手段により前記トナー容器の有から無が検知され、前記トナー量検知手段によりトナーが有ると検知された場合には前記省電力モードに移行し、当該トナー量検知手段によりトナーが無いと検知された場合には前記スタンバイモードを維持することを特徴とする、
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記トナー容器内のトナーを攪拌する攪拌手段をさらに備え、
前記トナー容器検知手段により前記トナー容器の有から無が検知された後、前記トナー量検知手段によるトナーの量の検知開始前に、前記攪拌手段が前記トナー容器内のトナーを所定の時間攪拌させることを特徴とする、
請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成の際に転写されずに回収される回収トナーの量を検知する回収トナー量検知手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記省電力モードにおいて前記ドア開閉検知手段により前記ドアの開放が検知された場合に前記回収トナー量検知手段の検知結果に対応して所定の案内を前記報知手段に報知させることを特徴とする、
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記回収トナーを収容し、前記画像形成装置の内部に配備された前記消耗品としての回収トナー容器の有無を検知する回収トナー容器検知手段をさらに備え、
前記ドア開閉検知手段により前記ドアの開放が検知されてから、前記スタンバイモードにおいて前記ドアの閉鎖が検知されるまでの間に、前記回収トナー容器検知手段により前記回収トナー容器の無から有が検知され、前記回収トナー量検知手段により前記回収トナー容器に前記回収トナーを収容可能と検知された場合には前記省電力モードに移行し、当該回収トナー量検知手段により収容不可能と検知された場合には前記スタンバイモードを維持することを特徴とする、
請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記電力制御手段は、商用電源と前記第二電源との間にリレーを有し、前記リレーをオフすることにより前記第二電源から前記制御手段への給電が遮断されることを特徴とする、
請求項1に記載の画像形成装置。
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