JP5262078B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
カラープリンタやカラー複写機等の画像形成装置では、例えば電子写真方式の画像形成部が各色毎に設けられる所謂「タンデム方式」が一般に採用されている。このような画像形成装置にてモノクロ画像を形成する際には、黒色用の画像形成部以外の他の画像形成部を動作させる必要はなく、むしろ動作させることで感光体の磨耗や現像剤の消費を促進させる。そのため、カラー画像形成時にはすべての画像形成部が被転写体に接触するように配置し、モノクロ画像形成時には黒色用の画像形成部以外の他の画像形成部は被転写体から離隔するように設定する構成が用いられる。
ところが、カラー画像形成用の設定(フルカラーモード)とモノクロ画像に代表されるモノカラー画像形成用の設定(モノカラーモード)とを切り換える毎に画像形成装置の動作を一旦停止し、停止させた状態で設定の切り換えを行うとすると、全体の動作時間に占める切り換えに要する時間が増加し、画像生産性が低下する。それに対しては、画像形成装置の動作を継続した状態で設定の切り換えを行う方法が知られている。
例えば特許文献1には、フルカラーモードからモノカラーモードへの切り換えが連続動作中に行われ、モードの切り替えの際に転写圧着手段を一旦全部オフした後に転写圧着手段を作動させて、画像形成を行う画像形成部の像形成体に中間転写体を圧着させる技術が記載されている。
特開2004−341399号公報
ここで一般に、画像形成装置の動作を継続しながら、例えばモノカラーモードからフルカラーモードに切り換えるに際して、画像形成部に設けられた感光体(像保持体)に現像剤が付着していると、感光体から被転写体に現像剤が転移する。その結果、被転写体に付着した現像剤が用紙を汚し、画像品質を低下させる等という不都合があった。
本発明は、画像形成装置の動作を継続しながら像保持体を被転写体に接触させる際に、被転写体に現像剤が付着することを抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転駆動される像保持体と当該像保持体を帯電する帯電部材と当該像保持体に形成された静電潜像を各色現像剤で現像する現像部材とを含み、当該像保持体に当該現像剤からなる画像を形成する複数の画像形成部と、前記複数の画像形成部の少なくとも一に設けられた前記像保持体と接触しながら移動して当該像保持体に形成された画像が転写される被転写体と、前記被転写体が移動している状態にて前記複数の画像形成部の何れか一または複数を前記被転写体と離隔した位置から接触する位置に移動させる移動手段と、前記移動手段での前記画像形成部に対する移動動作と、前記帯電部材および前記現像部材への電圧供給と、前記像保持体の駆動とを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記被転写体が移動している状態にて、当該被転写体と離隔した位置にある前記画像形成部の前記像保持体の駆動を開始させ、当該像保持体の駆動開始から第1の時間経過後に当該画像形成部の前記帯電部材への電圧供給を開始させ、当該帯電部材への電圧供給の開始から第2の時間経過後に当該画像形成部の前記現像部材への電圧供給を開始させ、当該現像部材への電圧供給を開始させたときに当該現像部材に対向する当該像保持体の表面上の位置が当該被転写体と接触する位置に到達するまでに要する時間に、当該帯電部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間と当該現像部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間との内の長い方の時間を加算した時間より長い時間が当該現像部材への電圧供給の開始から経過した後に当該画像形成部に対する当該被転写体と接触する位置への移動を開始させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御部は、前記現像部材に供給される電圧の絶対値を前記帯電部材に供給される電圧により前記像保持体表面が帯電される電位の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御部は、前記帯電部材への電圧供給の開始時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値が前記画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御部は、前記画像形成部に対する前記被転写体と離隔した位置から接触する位置への移動を開始させた後に前記帯電部材に供給する電圧を当該画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧に変化させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御部は、前記画像形成部に対する前記被転写体と離隔した位置から接触する位置への移動を開始させる前に前記帯電部材に供給する電圧を当該画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧に変化させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部は、前記画像形成部に対する前記被転写体と離隔した位置から接触する位置への移動を開始させた後に、さらに第4の時間経過後に当該画像形成部での画像形成を開始することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御部は、前記第4の時間を前記像保持体が1回転する時間以上に設定することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、回転駆動される像保持体と当該像保持体を帯電する帯電部材と当該像保持体に形成された静電潜像を所定色の現像剤で現像する現像部材とを含み、当該像保持体に当該現像剤からなる画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に設けられた前記像保持体と接触しながら移動することで当該像保持体に形成された前記現像剤からなる画像が転写される被転写体と、前記被転写体が移動している状態にて前記画像形成部に設けられた前記像保持体を当該被転写体に接触された状態と離隔した状態との何れか一方に設定する設定手段と、前記設定手段での前記接触された状態と前記離隔した状態との切り換えと、前記帯電部材および前記現像部材への電圧供給と、前記像保持体の駆動とを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記被転写体が移動している状態にて、当該被転写体から離隔した前記画像形成部の前記像保持体の駆動を開始させ、当該像保持体の駆動開始から第1の時間経過後に当該画像形成部の前記帯電部材への電圧供給を開始させ、当該帯電部材への電圧供給の開始から第2の時間経過後に当該画像形成部の前記現像部材への電圧供給を開始させ、当該現像部材への電圧供給を開始させたときに当該現像部材に対向する当該像保持体の表面上の位置が当該被転写体と接触する位置に到達するまでに要する時間に、当該帯電部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間と当該現像部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間との内の長い方の時間を加算した時間より長い時間が当該現像部材への電圧供給の開始から経過した後に当該像保持体を当該被転写体に接触させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記制御部は、前記現像部材に供給される電圧の絶対値を前記帯電部材に供給される電圧により前記像保持体表面が帯電される電位の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記制御部は、前記帯電部材への電圧供給の開始時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値が前記画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記制御部は、前記画像形成部の前記像保持体の前記被転写体への接触を開始させた後に、さらに第4の時間経過後に当該画像形成部での画像形成を開始することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、前記画像形成部は複数配置され、前記制御部は、当該複数の当該画像形成部の少なくとも一に対して前記設定手段での前記接触された状態と前記離隔した状態との切り換えを制御することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
本発明の請求項1によれば、画像形成装置の動作を継続しながら像保持体を被転写体に接触させる際に、本発明を採用しない場合に比べて、被転写体に現像剤が付着することを抑制することができる。
本発明の請求項2によれば、画像形成装置の動作を継続しながら像保持体を被転写体に接触させるに際して、本発明を採用しない場合に比べて現像剤が付着し難い電位状態で現像部材を通過した像保持体表面上の領域を被転写体に接触させることができる。
本発明の請求項3によれば、帯電部材に供給される電圧の目標値への到達時間を短縮し、本発明を採用しない場合に比べて、像保持体と現像部材との間の現像剤が付着し難い電位状態をより早く安定化させることができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、像保持体と現像部材との間の現像剤が付着し難い電位状態をより早く安定化させて、像保持体を被転写体に接触させる動作をより早く実行することができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、帯電部材に供給する電圧を画像形成時にて供給される電圧に変化させる際に像保持体に付着する現像剤が像保持体に転移することを抑制することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、像保持体の帯電電位を安定化させるとともに、像保持体表面を清掃する時間を確保することができる。
本発明の請求項7によれば、像保持体表面の全面を清掃する時間を確保することができる。
本発明の請求項8によれば、画像形成装置の動作を継続しながら像保持体を被転写体に接触させる際に、本発明を採用しない場合に比べて、被転写体に現像剤が付着することを抑制することができる。
本発明の請求項9によれば、画像形成装置の動作を継続しながら像保持体を被転写体に接触させるに際して、本発明を採用しない場合に比べて現像剤が付着し難い電位状態で現像部材を通過した像保持体表面上の領域を被転写体に接触させることができる。
本発明の請求項10によれば、帯電部材に供給される電圧の目標値への到達時間を短縮し、本発明を採用しない場合に比べて、像保持体と現像部材との間の現像剤が付着し難い電位状態をより早く安定化させることができる。
本発明の請求項11によれば、本発明を採用しない場合に比べて、像保持体の帯電電位を安定化させるとともに、像保持体表面を清掃する時間を確保することができる。
本発明の請求項12によれば、画像形成装置にて必要な画像形成部だけを被転写体に対して接離し、その際に、本発明を採用しない場合に比べて現像剤が付着し難い電位状態で現像部材を通過した像保持体表面の領域を被転写体に接触させることができる。
[実施の形態1]
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム方式で構成され、記録材にトナーからなる画像(トナー画像)を形成する画像形成プロセス部10、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部60、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ等の画像読取装置4等から受信した画像データに所定の画像処理を施す画像処理部61、処理プログラム等が記録される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される外部記憶部62を備えている。
画像形成プロセス部10は、一定の間隔を置いて並列的に配置された、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像をそれぞれ形成する画像形成部の一例としての4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(「画像形成ユニット11」とも総称する)を備えている。
画像形成ユニット11は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される像保持体の一例としての感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を所定電位で一様に帯電する帯電部材の一例としての帯電ロール13、帯電ロール13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光するプリントヘッド14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像部材の一例としての現像器15、感光体ドラム12表面を清掃するドラムクリーナ16を備えている。この4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K各々は、現像器15に収納されるトナーを除いて略同様に構成され、各画像形成ユニット11のそれぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の各感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が多重転写される被転写体の一例としての中間転写ベルト20、各画像形成ユニット11の各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)する一次転写ロール21Y,21M,21C,21K(「一次転写ロール21」とも総称する)、中間転写ベルト20上に転写された重畳トナー像を二次転写部Tにて記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール26、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器40を備えている。
中間転写ベルト20は、中間転写ベルト20を回転駆動する駆動ロール24、二次転写ロール26の対向位置に設けられたバックアップロール25、中間転写ベルト20に張力を付与するテンションロール27、張架ロール28、一次転写ロール21Y,21M,21C,21K等により張架され、矢印B方向に循環移動する。
定着器40は、内部に加熱源を備える定着ロール41と、定着ロール41に対して圧接配置される加圧ロール42を備えている。そして、定着ロール41と加圧ロール42との間に、未定着トナー像を保持した用紙Pを通過させて加熱と加圧とを行うことにより、用紙Pにトナー像を定着する。
本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成プロセス部10は、制御部60による制御の下で画像形成動作を行う。すなわち、カラー画像を形成する場合には、PC3や画像読取装置4から入力された印刷ジョブデータ等は、画像処理部61によって所定の画像処理が施され、各色毎にプリントヘッド14に送られる。そして、例えば黒(K)色の画像形成ユニット11Kでは、帯電ロール13により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム12の表面が、プリントヘッド14により画像処理部61からのK色画像データに基づいて露光され、感光体ドラム12上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上には黒(K)のトナー像が形成される。画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおいても、同様にして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
なお、モノカラー画像を形成する場合には、黒(K)色の画像形成ユニット11Kだけにおいて、黒(K)のトナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト20上に、転写電源(不図示)から所定の一次転写バイアス電圧が印加された各一次転写ロール21により順次静電転写され、中間転写ベルト20上には重畳されたトナー像が形成される。重畳トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール26とバックアップロール25とが配置された二次転写部Tに向けて搬送される。
一方、画像形成装置1には、異なるサイズや異なる紙種の複数の用紙P1〜P4(「用紙P」とも総称する)が、それぞれ用紙収容トレイ50A〜50Dに収容されている。そして、制御部60により例えば用紙P1が指定された場合には、ピックアップロール51により用紙収容トレイ50Aから用紙P1が取り出され、搬送ロール52によって搬送路R1を1枚ずつレジストロール53の位置まで搬送される。制御部60により用紙P2〜P4が指定された場合にも、同様である。
そして、中間転写ベルト20上の各色トナー像が二次転写部Tに搬送されるタイミングに合わせて、レジストロール53から用紙Pが繰り出される。それにより、各色トナー像は、二次転写ロール26とバックアップロール25とにより形成された転写電界の作用によって用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
なお、二次転写部Tへは、両面搬送路R2や手差し用用紙収容トレイ71からの搬送路R3からも用紙Pが搬送される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト20から剥離され、定着器40まで搬送される。定着器40に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器40によって加熱と加圧とによる定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして、画像が形成された用紙Pは、定着後搬送ロール54および搬出ロール55によって画像形成装置1の用紙排出部から排出され、画像形成装置1に接続されたシート後処理装置等(不図示)に搬送される。
一方、二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(転写残トナー)は、中間転写ベルト20に接触して配置されたベルトクリーナ23によって除去され、次の画像形成サイクルに備えられる。
このようにして、画像形成装置1での画像形成は、指定された枚数分だけ繰り返して実行される。
ここで、本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成モードとして、カラー画像を形成可能な配置構成、すなわち4つの画像形成ユニット11のすべてが中間転写ベルト20に接触された配置構成を設定する「フルカラーモード」、およびモノカラー画像を単独で形成可能な配置構成、すなわち4つの画像形成ユニット11の一が単独で中間転写ベルト20に接触された配置構成を設定する「モノカラーモード」のいずれかが設定される。
「フルカラーモード」では、図2(「フルカラーモード」が設定された画像形成プロセス部10の配置構成を示した図)に示したように、4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのすべて、およびこれらに対向して設けられた一次転写ロール21Y,21M,21C,21Kのすべてが中間転写ベルト20に接触する位置に配置される。
一方、「モノカラーモード」では、4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのうちの黒(K)色の画像形成ユニット11K、およびこれに対向して設けられた一次転写ロール21Kだけを中間転写ベルト20に接触する位置に配置する。そして、黒(K)色の画像形成ユニット11K以外の3つの画像形成ユニット11Y,11M,11C、およびこれらに対向して設けられた3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cは中間転写ベルト20から離隔した位置に配置する。
このように設定することで、「モノカラーモード」の設定時には、画像形成に使用されない3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cの動作は停止される。そのため、感光体ドラム12の磨耗や現像器15での現像剤消費が低減される。
図3は、「モノカラーモード」が設定された場合の画像形成プロセス部10の配置構成を示した図である。図3に示したように、黒(K)色の画像形成ユニット11K、およびこれに対向して設けられた一次転写ロール21Kは中間転写ベルト20に接触した位置から移動せず、「フルカラーモード」の場合と同じ位置に配置される。一方、黒(K)色の画像形成ユニット11K以外の3つの画像形成ユニット11Y,11M,11C、およびこれらに対向して設けられた3つの一次転写ロール21Y,21M,21Cは中間転写ベルト20から離間した位置に移動する。それにより、画像形成ユニット11Y,11M,11C、およびこれらに対向して設けられた一次転写ロール21Y,21M,21Cは中間転写ベルト20から離間した配置状態が設定される。
また、それと同期して、張架ロール28が上方に移動し、テンションロール27が下方に移動する。それにより、中間転写ベルト20は画像形成ユニット11Kの感光体ドラム12に押し付けられ、画像形成ユニット11Kおよびこれらに対向して設けられた一次転写ロール21Kは中間転写ベルト20と接触した状態が維持される。
ここで、画像形成ユニット11Y,11M,11Cや一次転写ロール21Y,21M,21Cおよび中間転写ベルト20等を移動させる機構部(不図示)、さらには必要に応じて他の構成部が、画像形成ユニット11Y,11M,11Cの感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触された状態と離隔した状態との何れか一方に設定する設定手段として機能する。また、画像形成ユニット11Y,11M,11Cを中間転写ベルト20と離隔した位置から接触する位置に移動させる移動手段として機能する。
本実施の形態の画像形成装置1においては、不図示の操作入力パネルからのユーザ入力により、画像形成モードとして「フルカラーモード」が強制的に設定される「フルカラーモード設定」、「モノカラーモード」が強制的に設定される「モノカラーモード設定」、そして入力された画像データがカラー画像に関するものかモノカラー画像に関するものかに基づいて、「フルカラーモード」および「モノカラーモード」のいずれか一方が自動的に設定される「自動設定」が選択される。
「フルカラーモード設定」では、入力された画像データの如何に拘わらず、「フルカラーモード」が設定される。したがって、入力された画像データがカラー画像に関するものである場合には、カラー画像が形成され、モノカラー画像に関するある場合には、図2に示した配置構成でモノカラー画像が形成される。また、「モノカラーモード設定」では、入力された画像データの如何に拘わらず、「モノカラーモード」が設定される。したがって、入力された画像データがカラー画像に関するものであっても、図3に示した配置構成での画像形成が行われることから、モノカラー画像となって形成される。
これに対して、「自動設定」では、「フルカラーモード」と「モノカラーモード」とのいずれか一方が自動的に設定される。その際の「フルカラーモード」および「モノカラーモード」のいずれを設定するかに関する判断は、画像処理部61にて行われる入力された画像データがカラー画像に関するものかモノカラー画像に関するものかに関するデータ解析結果に基づき、所定の判断基準に従って制御部60が行う。
例えば、不図示の操作入力パネルからのユーザ入力により「自動設定」が選択されると、制御部60は、入力された画像データがカラー画像に関するものであるかモノカラー画像に関するものであるかについての画像データ情報を画像処理部61から取得する。そして、制御部60は、画像処理部61からの画像データ情報に基づいて、所定の判断基準に従って「フルカラーモード」および「モノカラーモード」のいずれかを設定する。
また、本実施の形態の画像形成装置1では、操作入力パネルからのユーザ入力の設定が「フルカラーモード設定」と「モノカラーモード設定」との間で変更されたことによる「フルカラーモード」と「モノカラーモード」との間の切り換え、および「自動設定」が選択された場合における「フルカラーモード」と「モノカラーモード」との間の切り換えは、画像形成装置1の動作を継続しながら実行される。それにより、画像形成装置1での全体の動作時間に占める画像形成モードの切り換えに要する時間を低減して、画像生産性の低下を抑えている。
ところで、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定を変更する場合には、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cを循環移動中の中間転写ベルト20に接触させる必要が生じる。そのため、各画像形成ユニット11に設けられた感光体ドラム12表面には損傷が発生し易い。そこで、循環移動する中間転写ベルト20に対して各画像形成ユニット11の感光体ドラム12を円滑に接触させるために、中間転写ベルト20に接触させる前に、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12や現像器15等は予め駆動された状態に設定される。
しかし、その場合に、いずれかの画像形成ユニット11の感光体ドラム12においてトナーが付着し易い電位状態が感光体ドラム12表面の一部領域であっても生じていると、中間転写ベルト20に接触した際に、感光体ドラム12上に付着したトナーが中間転写ベルト20をトナーで汚すこととなる。その結果として、用紙P上に形成される画像の品質を低下させることとなる。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定を変更するに際し、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12および現像器15での各電位をトナーが付着し難い状態に設定し、その状態が安定した後に、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cを中間転写ベルト20に接触させている。
以下では、本実施の形態の画像形成装置1にて、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する際の画像形成ユニット11Y,11M,11Cに関する動作制御について説明する。
まず、各画像形成ユニット11の帯電ロール13に供給する帯電バイアス電圧と現像器15に供給する現像バイアス電圧、および各画像形成ユニット11に設けられた感光体ドラム12および現像器15を回転駆動する駆動機構について述べる。図4は、各画像形成ユニット11の帯電ロール13に帯電バイアス電圧を供給する帯電バイアス電源63、現像器15に現像バイアス電圧を供給する現像バイアス電源64、および感光体ドラム12および現像器15を回転駆動する駆動機構を説明する図である。なお、図4では、電力を供給する電力線および駆動力を伝達する駆動経路を実線で示し、制御信号を伝送する信号線を破線で示した。
図4に示したように、各画像形成ユニット11の帯電ロール13には、帯電バイアス電源63に設けられた各色帯電バイアス電源が接続されている。すなわち、画像形成ユニット11Kの帯電ロール13にはK色帯電バイアス電源631、画像形成ユニット11Cの帯電ロール13にはC色帯電バイアス電源632、画像形成ユニット11Mの帯電ロール13にはM色帯電バイアス電源633、および画像形成ユニット11Yの帯電ロール13にはY色帯電バイアス電源634がそれぞれ接続されている。そして、各色帯電バイアス電源63から各帯電ロール13への電圧供給および供給する電圧値は、制御部60が制御する。
各画像形成ユニット11の現像器15には、現像バイアス電源64に設けられた各色現像バイアス電源が接続されている。すなわち、画像形成ユニット11Kの現像器15にはK色現像バイアス電源641、画像形成ユニット11Cの現像器15にはC色現像バイアス電源642、画像形成ユニット11Mの現像器15にはM色現像バイアス電源643、および画像形成ユニット11Yの現像器15にはY色現像バイアス電源644がそれぞれ接続されている。そして、各色現像バイアス電源64から現像器15への電圧供給および供給する電圧値は、制御部60が制御する。
また、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12および現像器15を回転駆動する駆動機構として、4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kそれぞれに設けられた感光体ドラム12および現像器15を駆動する画像形成部駆動モータ91、画像形成部駆動モータ91から各画像形成ユニット11への駆動力の伝達をオンオフ切換するクラッチ92,93,94,95を備えている。そして、クラッチ92,93,94,95のオンオフ切換は、制御部60が制御する。
なお、3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cへの駆動力の伝達をオンオフ切換するクラッチを共通の1つで構成してもよい。その場合には、共通クラッチ以降において駆動力の伝達経路が分岐されることとなる。
続いて、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に切り換えるに際し、制御部60が行う帯電バイアス電源63に設けられた各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13への電圧供給タイミングおよび供給する電圧値に関する制御、現像バイアス電源64に設けられた各色現像バイアス電源から各現像器15への電圧供給タイミングおよび供給する電圧値に関する制御、およびクラッチ92,93,94のオンオフ切換制御について説明する。
ここで、まず、帯電ロール13によって帯電された感光体ドラム12の表面電位(VH:感光体帯電電位)と、帯電された感光体ドラム12がプリントヘッド14により露光された領域の電位(VL:露光部電位)と、現像器15に印加される現像バイアス電圧(VD:現像電圧)との関係について述べておく。図5は、画像形成が行われる際に感光体ドラム12に設定される電位状態である感光体帯電電位(VH)および露光部電位(VL)と、その際に現像器15に供給される現像バイアス電圧(VD)との関係を示した図である。なお、本実施の形態の画像形成装置1では、帯電ロール13による感光体ドラム12への帯電がマイナス電荷で行われ、現像器15での現像がマイナス帯電されたトナーで行われる反転現像方式を用いている。したがって、図5の露光部電位(VL)の領域が画像部であり、感光体帯電電位(VH)の領域が白地部(バックグラウンド)となる。
図5に示した露光部電位(VL)と現像バイアス電圧(VD)との差である現像コントラスト電位(V2)は、画像形成が行われる際における画像部の画像濃度および階調性を設定するファクターである。そのため、モノカラーモードからフルカラーモードに切り換えるに際しては、プリントヘッド14から露光されることはないので、露光部電位(VL)が問題となることはない。
一方、図5に示した現像バイアス電圧(VD)と感光体帯電電位(VH)との差である白地部コントラスト電位(V1)は、白地部におけるトナーやキャリアの付着量を決めるファクターである。例えば、白地部コントラスト電位(V1)が所定値(許容上限値V1_high)よりも大きくなると、逆帯電されたトナー(すなわち、プラス帯電されたトナー)やキャリアが白地部に付着する。また、白地部コントラスト電位(V1)が所定値(許容下限値V1_low)よりも小さくなると、正常に帯電されたトナー(すなわち、マイナス帯電されたトナー)を白地部から除去することができなくなり、やはり白地部にトナーが付着する。このように、トナーやキャリアが白地部に付着した状態で感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させると、感光体ドラム12上のトナーやキャリアは中間転写ベルト20に転移する。さらには、二次転写部Tにて中間転写ベルト20と接触する二次転写ロール26にも中間転写ベルト20上のトナーやキャリアの一部が転移する。それにより、トナーによる用紙Pの裏汚れやキャリアによる転写電圧のリーク等が発生する場合がある。
そのため、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に切り換えるに際しては、感光体ドラム12が中間転写ベルト20に接触する前に、感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い白地部コントラスト電位(V1)が設定されている必要がある。白地部コントラスト電位(V1)は現像バイアス電圧(VD)と感光体帯電電位(VH)との差であるから、帯電バイアス電源63に設けられた各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13に供給される電圧値と、現像バイアス電源64に設けられた各色現像バイアス電源から各現像器15に供給される電圧値とを制御することとなる。
すなわち、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13に供給する電圧値、および各色現像バイアス電源から各現像器15に供給する電圧値を制御するに際しては、現像バイアス電圧(VD)と感光体帯電電位(VH)との差|VD−VH|が許容下限値V1_low<|VD−VH|<許容上限値V1_highを維持するように制御することが必要となる。以下では、許容下限値V1_low<|VD−VH|<許容上限値V1_highを満たす白地部コントラスト電位(V1)を、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」と称することとする。
ところで、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13に供給される電圧値や、各色現像バイアス電源から各現像器15に供給される電圧値は、各色帯電バイアス電源や各色現像バイアス電源各々を構成する電源回路の特性により、電圧の供給開始から電圧値が安定するまでに所定の時間を要し、かつ、それぞれが異なる時間となる。例えば各色帯電バイアス電源をとっても、K色帯電バイアス電源631、C色帯電バイアス電源632、M色帯電バイアス電源633、およびY色帯電バイアス電源634は、電圧値が安定までに要する時間はそれぞれ異なる。各色現像バイアス電源についても同様である。
そのために、同一の画像形成ユニット11において帯電ロール13に電圧を供給する各色帯電バイアス電源と現像器15に電圧を供給する各色現像バイアス電源との間に、電圧値が安定までに時間差が発生する。
図6は、一例として、各画像形成ユニット11での各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と、各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2とを説明する図である。図6に示したように、各色帯電バイアス電源および各色現像バイアス電源では、制御部60からの指示に基づいて電圧の供給が開始されてから直ちに帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧は立ち上がる。しかし、その立ち上がり時にオーバーシュートが発生し、それが所定の帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧(VD)に収まるまでの時間はそれぞれ異なる。そのため、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と、各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との間に時間差△Tが発生する。
このように、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13に供給される電圧値が安定するまでには、時間T1を要する。また、各色現像バイアス電源から各現像器15に供給される電圧値が安定するには、時間T2を要する。そして、時間T1と時間T2との間には、時間差△Tが存在する。
そのため、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13への電圧供給タイミング、および各色現像バイアス電源から各現像器15への電圧供給タイミングを制御するに際しては、感光体ドラム12上にて安定した「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を形成するために、制御部60からの指示信号が送信されてから各帯電ロール13に供給される電圧値および各現像器15に供給される電圧値の双方が安定するまでの時間を考慮する必要がある。
加えて、帯電バイアス電源63および現像バイアス電源64では、各色帯電バイアス電源から供給される電圧の目標値が高い電圧値に設定されている場合には、帯電バイアス電圧に生じるオーバーシュートは大きくなる。同様に、各色現像バイアス電源から供給される電圧の目標値が高い電圧値に設定されている場合には、現像バイアス電圧に生じるオーバーシュートは大きくなる。そのため、帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧の目標値が高いほど、目標値に収まるまでの時間も長くなる。それにより、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と、各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との間の時間差△Tは大きくなる。
したがって、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13に供給する電圧値、および各色現像バイアス電源から各現像器15に供給する電圧値を制御するに際しては、感光体ドラム12上にて安定した「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を短時間で形成するために、まず、各色帯電バイアス電源から供給される電圧の目標値を低い電圧値に設定しておき、その後、段階的に画像形成時に設定される感光体帯電電位(VH)まで高めていくように制御することが好ましい。
なお、本明細書における「電圧値が低い」や「電圧値を高める」等といった電圧の高低に関する表現は、電圧値の絶対値に関する大小を意味する。例えば「電圧値が低い」とは、電圧値の絶対値が小さいことを意味し、「電圧値を高める」とは電圧値の絶対値を大きくすることとする。
また、図7は、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給開始タイミングと、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給タイミングとの間の時間差について説明する図である。図7に示したように、帯電ロール13と現像器15とは感光体ドラム12に関する配置位置が異なる。そのため、感光体ドラム12の回転に伴って、帯電ロール13と対向する感光体ドラム12表面上の位置Qが現像器15と対向する位置Rに到達するまでに所定の時間を要する。そのため、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給開始タイミングは、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給タイミングよりも感光体ドラム12が位置Qから位置Rに移動するまでの時間分だけ早く供給を開始する必要がある。それにより、位置Qに始まる帯電ロール13により帯電された感光体ドラム12表面上の領域と、位置Rに始まる現像器15の現像ロール15aにより現像される感光体ドラム12表面上の領域とが一致することとなる。
ところで、各画像形成ユニット11それぞれに設けられた感光体ドラム12および現像器15を駆動する画像形成部駆動モータ91(図4参照)は、クラッチ92,93,94,95を介して各画像形成ユニット11への駆動力の伝達が行われる。その際に、「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定を変更するに際して画像形成部駆動モータ91からの駆動力の伝達が再開される3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cでは、制御部60による制御の下でクラッチ92,93,94がオフからオンに切り換えられる。なお、この場合には、クラッチ95はすでにオンされている。
ところが、クラッチ92,93,94がオフからオンに切り換えられた後、画像形成部駆動モータ91からの駆動力の伝達が3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cにて安定するには、所定の時間を要する。そのため、クラッチ92,93,94がオンされてから所定の時間が経過した後に、感光体ドラム12の回転速度は定常(安定)状態となる。
そこで、感光体ドラム12の回転速度が定常状態となる前に、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始し、位置Qから位置Rまでに感光体ドラム12の回転が要する設計値通りの時間差を持って各色現像バイアス電源から現像器15への電圧の供給を開始すると、位置Qに始まる帯電ロール13により帯電された感光体ドラム12表面上の領域と、位置Rに始まる現像器15の現像ロール15aにより現像される感光体ドラム12表面上の領域とが一致しない。これは、感光体ドラム12の回転速度が定常状態にあることを前提とした設計値との間にずれが発生するからである。
そのために、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13への電圧供給タイミング、および各色現像バイアス電源から各現像器15への電圧供給タイミングを制御するに際しては、クラッチ92,93,94がオンされてから感光体ドラム12の回転速度が定常(安定)状態となるまでの時間の後に電圧供給を開始することを考慮する必要がある。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1では、上記した事項を考慮して、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する。すなわち、制御部60は、画像形成部駆動モータ91からの駆動力を画像形成ユニット11Y,11M,11Cに伝達するクラッチ92,93,94をまずオンに切り換える。そして、感光体ドラム12の回転速度が定常(安定)状態となる所定時間(第1の時間)の経過の後に、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始する。さらに、帯電ロール13と対向する感光体ドラム12表面上の位置Qが現像器15と対向する位置Rに到達するまでに要する所定時間(第2の時間)の経過の後に、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給を開始する。
そして、その後、感光体ドラム12の回転に伴って、現像器15と対向する感光体ドラム12表面上の位置Rが中間転写ベルト20と接触する位置S(図7参照)に到達するまでに要する所定の時間に、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との内の長い方の時間を加算した時間より長い所定時間(第3の時間)の経過の後に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる。
それにより、感光体ドラム12の回転開始時における回転速度が不安定な状態が発生し、さらに、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との間に時間差△Tが存在するにも拘わらず、画像形成ユニット11Y,11M,11Cの感光体ドラム12が中間転写ベルト20と接触する領域は、現像器15と対向する位置Rを「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」の状態で通過した領域となる。そのため、「フルカラーモード」への設定変更に際して、トナーやキャリアが殆ど付着していない感光体ドラム12の表面領域が中間転写ベルト20と接触することとなる。
またその場合には、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給される電圧値は、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値よりも低く設定される。そして、その際には、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を設定するように、各色現像バイアス電源から現像器15に供給する電圧値が設定される。
そのため、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と、各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との時間差△Tが小さくなる。それによって、上記した第3の時間の一部を構成する各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との内の長い方の時間が短くなる。それにより、クラッチオンからの感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させるまでの時間が短縮化される。
引き続いて、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12が中間転写ベルト20に接触した後、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する電圧値は徐々に高められる。そして、帯電ロール13に供給する電圧値は、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値に設定される。同様に、各色現像バイアス電源から現像器15に供給される電圧値は、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を維持しながら徐々に高められて、画像形成時において設定される現像バイアス電圧(VD)に設定される。
ここで、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する帯電ロール13での電圧値や現像器15での現像バイアス電圧(VD)まで高める過程においても、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する電圧値および各色現像バイアス電源から現像器15に供給される電圧値は、相互に同期しながら徐々に高められる。そのため、この電圧を徐々に高める段階の各々において、各色帯電バイアス電源や各色現像バイアス電源から供給される電圧の目標値は低く設定される。それにより、電圧を徐々に高める段階の各々において、帯電ロール13にて新たに設定された電圧値により帯電される領域と現像器15の現像ロール15aにて新たに設定された電圧値により現像される領域とにおいて、各色帯電バイアス電源および各色現像バイアス電源のオーバーシュートに起因するずれは小さく抑えられる。そのため、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」からの電位ずれが生じる感光体ドラム12表面上の領域は少ない。
そして、帯電ロール13により感光体ドラム12の表面電位が画像形成時での感光体帯電電位(VH)に設定され、現像器15において画像形成時での現像バイアス電圧(VD)に設定された後、感光体ドラム12表面をドラムクリーナ16により清掃するインターバル(第4の時間)が設定される。それにより、画像形成部駆動モータ91に生じるノイズ等に起因する回転むらや、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との間に想定以上の時間差△Tが発生した場合等によって、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」からの電位ずれが生じた感光体ドラム12表面上の領域が発生した場合にも、トナーやキャリアはドラムクリーナ16によって清掃される。また、インターバルの間、感光体ドラム12表面が感光体帯電電位(VH)となるように帯電されるので、感光体帯電電位(VH)が安定化する。
なお、その場合に感光体ドラム12表面をドラムクリーナ16により清掃するインターバルとしては、画像形成時での感光体帯電電位(VH)と現像バイアス電圧(VD)が設定された後、感光体ドラム12が少なくとも1回転する時間に設定されることが好ましい。
ここで、図8は、「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する際に制御部60により制御される、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13への電圧供給、各色現像バイアス電源から各現像器15への電圧供給、およびクラッチ92,93,94,95のオンオフ切換のタイミングを示したタイミングチャートである。
図8に示したように、制御部60は、画像形成部駆動モータ91からの駆動力を画像形成ユニット11Y,11M,11Cに伝達するクラッチ92,93,94をまずオンに切り換える。それにより、各画像形成ユニット11に配置された感光体ドラム12および現像器15は回転を開始する。そして、感光体ドラム12の回転速度が定常(安定)状態となる第1の時間の経過の後に、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始する。その際に各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する帯電バイアス電圧値は、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値よりも低い第1の帯電バイアス電圧値に設定される。
次に、帯電ロール13への電圧供給が開始された時点で帯電ロール13と対向する感光体ドラム12表面上の位置Qが現像器15と対向する位置Rに到達するまでに要する第2の時間の経過の後に、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給を開始する。その際に各色現像バイアス電源から現像器15の現像ロール15aに供給する現像バイアス電圧値は、画像形成時において設定される現像バイアス電圧(VD)を形成する電圧値よりも低い第1の現像バイアス電圧値に設定される。
ここでの第1の現像バイアス電圧値は、第1の帯電バイアス電圧値により設定される感光体ドラム12の表面電位との間で感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を設定する。
そして、その後、感光体ドラム12の回転に伴って、現像器15と対向する感光体ドラム12表面上の位置Rが中間転写ベルト20と接触する位置S(図7参照)に到達するまでに要する所定の時間に、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との内の長い方の時間を加算した時間より長い第3の時間の経過の後に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる。
各画像形成ユニット11に設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させた後、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する電圧値は徐々に高められて、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値に設定される。それに同期させて、各色現像バイアス電源から現像器15に供給される電圧値は、感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を維持しながら徐々に高められて、画像形成時において設定される現像バイアス電圧(VD)に設定される。なお、その際の帯電ロール13に供給する電圧値の変更タイミングと現像器15に供給される電圧値の変更タイミングとは、上記した第2の時間だけの時間差が設定される。
帯電ロール13により感光体ドラム12の表面電位が画像形成時での感光体帯電電位(VH)に設定され、現像器15において画像形成時での現像バイアス電圧(VD)に設定された後、感光体ドラム12表面をドラムクリーナ16により清掃するクリーニングインターバル(第4の時間)が設定される。ここでのクリーニングインターバルは、少なくとも感光体ドラム12が1回転する時間に設定されることが好ましい。
そして、クリーニングインターバルが経過した後に、各画像形成ユニット11での画像形成が開始される。
次に、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に切り換えるに際し、画像形成ユニット11Y(Y色画像形成ユニット), 画像形成ユニット11M(M色画像形成ユニット), 画像形成ユニット11C(C色画像形成ユニット)それぞれに関する動作制御について述べる。
図9は、画像形成ユニット11Y,11M,11Cそれぞれでの各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13への電圧供給、各色現像バイアス電源から各現像器15への電圧供給、およびクラッチ92,93,94,95のオンオフ切換のタイミングを示したタイミングチャートである。画像形成ユニット11Y,11M,11Cそれぞれでは、図8に示したタイミングチャートと同様のタイミングで、各帯電ロール13や各現像器15への電圧供給、およびクラッチ92,93,94,95のオンオフ切換が行われる。
すなわち、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に切り換えるに際して、「フルカラーモード」への移行を迅速に行うため、画像形成ユニット11Y,11M,11Cは、同時に中間転写ベルト20に接触される。そのため、Y色画像形成ユニット11Y, M色画像形成ユニット11M, C色画像形成ユニット11Cでは、クラッチ92,93,94をオンに切り換えるタイミング、クラッチオン後の第1の時間の経過の後に各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始するタイミング、さらに第2の時間の経過の後に各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給を開始するタイミングは同時に行われる。そして、さらにその後の第3の時間の経過の後に感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる。
ところが、画像形成ユニット11Y,11M,11Cの各感光体ドラム12が中間転写ベルト20に接触した後、帯電ロール13に供給する電圧値と現像器15に供給される電圧値を「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を維持しながら徐々に高める工程では、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」から電位ずれが生じた感光体ドラム12表面上の領域が生じる場合がある。
すなわち、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する電圧値および各色現像バイアス電源から現像器15に供給される電圧値は、相互に同期しながら徐々に高められる。そのため、この電圧を徐々に高める段階の各々すべてにおいて、各色帯電バイアス電源および各色現像バイアス電源のオーバーシュートに起因する電圧安定までの時間のずれを無くすことができない場合がある。そのために、電圧を徐々に高める工程において、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」から電位ずれした感光体ドラム12表面上の領域が発生する場合がある。
その場合には、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」からの電位ずれに起因して、感光体ドラム12にトナーやキャリアが若干ではあるが付着する。そして、中間転写ベルト20上にトナーやキャリアが転移する。
そこで、Y色画像形成ユニット11Y, M色画像形成ユニット11M, C色画像形成ユニット11Cそれぞれの感光体ドラム12に付着したトナーやキャリアが、中間転写ベルト20上のほぼ同一の領域に転移するように、各画像形成ユニット11Y,11M,11Cでの帯電ロール13に供給する電圧値と現像器15に供給される電圧値を徐々に高める工程を行うタイミングに時間差を設けている。この時間差は、中間転写ベルト20がY色画像形成ユニット11Y, M色画像形成ユニット11M, およびC色画像形成ユニット11Cをそれぞれ通過する際の時間差とほぼ同一に設定される。
それにより、各画像形成ユニット11Y,11M,11Cの感光体ドラム12に付着したトナーやキャリアは、中間転写ベルト20上のほぼ同一の領域に転移する。そのため、中間転写ベルト20上でのトナーやキャリアが付着した領域が狭くなり、用紙Pでの裏汚れが生じる領域が低減される。
上記したように、本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更するに際して、画像形成ユニット11Y,11M,11Cでは、クラッチオンした後の感光体ドラム12の回転速度が定常(安定)状態となる第1の時間の経過の後に、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始する。また、帯電ロール13への電圧供給が開始された時点で帯電ロール13と対向する感光体ドラム12表面上の位置Qが現像器15と対向する位置Rに到達するまでに要する第2の時間の経過の後に、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給を開始する。そして、その後、感光体ドラム12の回転に伴って、現像器15と対向する感光体ドラム12表面上の位置Rが中間転写ベルト20と接触する位置S(図7参照)に到達するまでに要する所定の時間に、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との内の長い方の時間を加算した時間より長い第3の時間の経過の後に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる。
それにより、感光体ドラム12では、感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」が設定された状態で中間転写ベルト20に接触する。そのため、トナーによる用紙Pの裏汚れやキャリアによる転写電圧のリーク等の発生が抑制される。
なお、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更するに際して、クラッチ92,93,94をオンに切り換えるタイミングとしては、前回の「モノカラーモード」での画像形成の完了後であってよいが、前回の「モノカラーモード」での画像形成の完了前に行い、「フルカラーモード」に設定変更を「モノカラーモード」での画像形成中に開始してもよい。
ここで、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する際の画像形成ユニット11Y,11M,11Cに関する動作制御を行う制御部60について説明しておく。図10は、本実施の形態の制御部60のハードウェア構成を示すブロック図である。図10に示したように、制御部60は、上記した画像形成ユニット11Y,11M,11Cに関する動作制御を実行するに際して、予め定められた処理プログラムに従ってデジタル演算処理を実行するCPU601、CPU601の作業用メモリ等として用いられるRAM602、CPU601により実行される処理プログラム等が格納されるROM603、書き換え可能で電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できる、電池によりバックアップされたSRAM(Static Random Access Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ604、帯電バイアス電源63および現像バイアス電源64や画像形成部駆動モータ91等の駆動系との信号の入出力を制御するインターフェース部605を備えている。
制御部60は、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する際の画像形成ユニット11Y,11M,11Cに関する動作制御を実現するプログラムを例えば画像形成装置1に設けられた外部記憶装置である外部記憶部62から主記憶装置であるROM603に読み込む。そして、ROM603に読み込まれたプログラムに基づいて、CPU601が動作制御に関する処理を行う。このプログラムは、例えば外部記憶部62としてのハードディスクやDVD−ROM等の予約領域に格納されたプログラムが、ROM603にロードされて提供される。また、その他の提供形態として、予めROM603に格納された状態にて提供される形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROM603を備えている場合には、制御部60がアッセンブリされた後に、プログラムだけが提供されてROM603にインストールされる形態がある。また、インターネット等のネットワークを介して制御部60にプログラムが伝送され、制御部60のROM603にインストールされる形態がある。
なお、本実施の形態の画像形成装置1では、4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの各感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が中間転写ベルト20に多重転写される構成を採用した。しかし、本発明は、各画像形成ユニット11の各感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が、搬送部材に搬送された被転写体の一例としての用紙Pに直接転写されるように構成された画像形成装置に適用してもよい。
また、本実施の形態の画像形成装置1では、1色(モノカラー)の画像が形成される場合として、黒(K)色の画像形成ユニット11Kでの画像形成が行われる「モノカラーモード」が設定される場合を説明したが、黒(K)色以外の他の1色の画像が形成される構成を採用してもよい。例えば、黒(K)色の画像形成ユニット11Kの位置にマゼンタ(M)色の画像形成ユニット11Mを配置し、画像形成ユニット11Mでの画像形成が行われる「モノカラーモード」を設定してもよい。
さらに、「フルカラーモード」以外に3つの画像形成ユニット11Y,11M,11Cの何れか1または2の画像形成ユニット11を画像形成可能な配置構成に設定する「マルチカラーモード」を設定してもよい。その場合には、「マルチカラーモード」において選択された例えば1または2の画像形成ユニット11において上記した動作制御を行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1においては、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更するに際して、画像形成ユニット11Y,11M,11Cでは、クラッチオンした後の感光体ドラム12の回転速度が定常(安定)状態となる第1の時間の経過の後に、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始する。また、帯電ロール13への電圧供給が開始された時点で帯電ロール13と対向する感光体ドラム12表面上の位置Qが現像器15と対向する位置Rに到達するまでに要する第2の時間の経過の後に、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給を開始する。そして、その後、感光体ドラム12の回転に伴って、現像器15と対向する感光体ドラム12表面上の位置Rが中間転写ベルト20と接触する位置S(図7参照)に到達するまでに要する所定の時間に、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との内の長い方の時間を加算した時間より長い第3の時間の経過の後に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる。
それにより、感光体ドラム12では、感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」が設定された状態で中間転写ベルト20に接触する。そのため、トナーによる用紙Pの裏汚れやキャリアによる転写電圧のリーク等の発生が抑制される。
[実施の形態2]
実施の形態1では、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させた後に、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)と現像バイアス電圧(VD)とを設定する構成について説明した。本実施の形態では、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)と現像バイアス電圧(VD)とを設定した後に画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる構成について述べる。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図11は、本実施の形態の画像形成装置1において、「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する際に制御部60により制御される、各色帯電バイアス電源から各帯電ロール13への電圧供給、各色現像バイアス電源から各現像器15への電圧供給、およびクラッチ92,93,94,95のオンオフ切換のタイミングを示したタイミングチャートである。
図11に示したように、本実施の形態の制御部60は、画像形成部駆動モータ91からの駆動力を画像形成ユニット11Y,11M,11Cに伝達するクラッチ92,93,94をまずオンに切り換える。それにより、各画像形成ユニット11に配置された感光体ドラム12および現像器15は回転を開始する。そして、感光体ドラム12の回転速度が定常(安定)状態となる第1の時間の経過の後に、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始する。その際に各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する帯電バイアス電圧値は、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値よりも低い第1の帯電バイアス電圧値に設定される。
次に、帯電ロール13への電圧供給が開始された時点で帯電ロール13と対向する感光体ドラム12表面上の位置Qが現像器15と対向する位置Rに到達するまでに要する第2の時間の経過の後に、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給を開始する。その際に各色現像バイアス電源から現像器15の現像ロール15aに供給する現像バイアス電圧値は、画像形成時において設定される現像バイアス電圧(VD)を形成する電圧値よりも低い第1の現像バイアス電圧値に設定される。
ここでの第1の現像バイアス電圧値は、第1の帯電バイアス電圧値により設定される感光体ドラム12の表面電位との間で感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を設定する。
その後、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する電圧値は第1の帯電バイアス電圧値から徐々に高められて、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値に設定される。それに同期させて、各色現像バイアス電源から現像器15に供給される電圧値は、感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を維持しながら、第1の現像バイアス電圧値から徐々に高められて、画像形成時において設定される現像バイアス電圧(VD)に設定される。なお、その際の帯電ロール13に供給する電圧値の変更タイミングと現像器15に供給される電圧値の変更タイミングとは、上記した第2の時間だけの時間差が設定される。
帯電ロール13により感光体ドラム12の表面電位が画像形成時での感光体帯電電位(VH)に設定され、現像器15において画像形成時での現像バイアス電圧(VD)に設定された後、感光体ドラム12の回転に伴って、現像器15と対向する感光体ドラム12表面上の位置Rが中間転写ベルト20と接触する位置S(図7参照)に到達するまでに要する所定の時間に、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との内の長い方の時間を加算した時間より長い第3の時間の経過の後に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる。
さらに、感光体ドラム12が中間転写ベルト20に接触された後、感光体ドラム12表面をドラムクリーナ16により清掃するクリーニングインターバルが設定される。ここでのクリーニングインターバルは、少なくとも感光体ドラム12が1回転する時間に設定されることが好ましい。
そして、クリーニングインターバルが経過した後に、各画像形成ユニット11での画像形成が開始される。
本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更するに際して、画像形成ユニット11Y,11M,11Cでは、クラッチオンした後の感光体ドラム12の回転速度が定常(安定)状態となる第1の時間の経過の後に、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13への電圧供給を開始する。また、帯電ロール13への電圧供給が開始された時点で帯電ロール13と対向する感光体ドラム12表面上の位置Qが現像器15と対向する位置Rに到達するまでに要する第2の時間の経過の後に、各色現像バイアス電源から現像器15への電圧供給を開始する。そして、その後、各色帯電バイアス電源から帯電ロール13に供給する電圧値は第1の帯電バイアス電圧値から徐々に高められて、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値に設定される。それに同期させて、各色現像バイアス電源から現像器15に供給される電圧値は、第1の現像バイアス電圧値から徐々に高められて、画像形成時において設定される現像バイアス電圧(VD)に設定される。
そして、画像形成時において設定される感光体帯電電位(VH)を形成する電圧値と現像バイアス電圧(VD)とが設定された後、感光体ドラム12の回転に伴って、現像器15と対向する感光体ドラム12表面上の位置Rが中間転写ベルト20と接触する位置S(図7参照)に到達するまでに要する所定の時間に、各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2との内の長い方の時間を加算した時間より長い第3の時間の経過の後に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cに設けられた感光体ドラム12を中間転写ベルト20に接触させる。
それにより、感光体ドラム12では、感光体ドラム12表面にトナーやキャリアが付着し難い「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」が設定された状態で中間転写ベルト20に接触する。そのため、トナーによる用紙Pの裏汚れやキャリアによる転写電圧のリーク等の発生が抑制される。
また、本実施の形態の画像形成装置1では、帯電ロール13に供給する電圧値と現像器15に供給される電圧値を「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」を維持しながら徐々に高める工程にて、「許容白地部コントラスト電位(V1_mid)」から電位ずれが生じた感光体ドラム12表面上の領域が生じたとしても、中間転写ベルト20に接触させる前なので、感光体ドラム12に付着したトナーやキャリアが中間転写ベルト20に転移することが抑制される。
なお、本実施の形態においても、画像形成装置1の動作を継続しながら「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更するに際して、クラッチ92,93,94をオンに切り換えるタイミングとしては、前回の「モノカラーモード」での画像形成の完了後であってよいが、前回の「モノカラーモード」での画像形成の完了前に行い、「フルカラーモード」に設定変更を「モノカラーモード」での画像形成中に開始してもよい。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を示した図である。 「フルカラーモード」が設定された画像形成プロセス部の配置構成を示した図である。 「モノカラーモード」が設定された場合の画像形成プロセス部の配置構成を示した図である。 各画像形成ユニットの帯電ロールに帯電バイアス電圧を供給する帯電バイアス電源、現像器に現像バイアス電圧を供給する現像バイアス電源、および感光体ドラムおよび現像器を回転駆動する駆動機構を説明する図である。 画像形成が行われる際に感光体ドラムに設定される電位状態である感光体帯電電位(VH)および露光部電位(VL)と、その際に現像器に供給される現像バイアス電圧(VD)との関係を示した図である。 各画像形成ユニットでの各色帯電バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T1と、各色現像バイアス電源にて電圧値が安定までの時間T2とを説明する図である。 各色帯電バイアス電源から帯電ロールへの電圧供給開始タイミングと、各色現像バイアス電源から現像器への電圧供給タイミングとの間の時間差について説明する図である。 「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する際に制御部により制御される、各色帯電バイアス電源から各帯電ロールへの電圧供給、各色現像バイアス電源から各現像器への電圧供給、およびクラッチのオンオフ切換のタイミングを示したタイミングチャートである。 画像形成ユニットそれぞれでの各色帯電バイアス電源から各帯電ロールへの電圧供給、各色現像バイアス電源から各現像器への電圧供給、およびクラッチのオンオフ切換のタイミングを示したタイミングチャートである。 制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 「モノカラーモード」から「フルカラーモード」に設定変更する際に制御部により制御される、各色帯電バイアス電源から各帯電ロールへの電圧供給、各色現像バイアス電源から各現像器への電圧供給、およびクラッチのオンオフ切換のタイミングを示したタイミングチャートである。
符号の説明
11(11Y,11M,11C,11K)…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、13…帯電ロール、15…現像器、10…画像形成プロセス部、20…中間転写ベルト、21(21Y,21M,21C,21K)…一次転写ロール、60…制御部、63…帯電バイアス電源、64…現像バイアス電源、91…画像形成部駆動モータ、92,93,94,95…クラッチ

Claims (12)

  1. 回転駆動される像保持体と当該像保持体を帯電する帯電部材と当該像保持体に形成された静電潜像を各色現像剤で現像する現像部材とを含み、当該像保持体に当該現像剤からなる画像を形成する複数の画像形成部と、
    前記複数の画像形成部の少なくとも一に設けられた前記像保持体と接触しながら移動して当該像保持体に形成された画像が転写される被転写体と、
    前記被転写体が移動している状態にて前記複数の画像形成部の何れか一または複数を前記被転写体と離隔した位置から接触する位置に移動させる移動手段と、
    前記移動手段での前記画像形成部に対する移動動作と、前記帯電部材および前記現像部材への電圧供給と、前記像保持体の駆動とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記被転写体が移動している状態にて、当該被転写体と離隔した位置にある前記画像形成部の前記像保持体の駆動を開始させ、当該像保持体の駆動開始から第1の時間経過後に当該画像形成部の前記帯電部材への電圧供給を開始させ、当該帯電部材への電圧供給の開始から第2の時間経過後に当該画像形成部の前記現像部材への電圧供給を開始させ、当該現像部材への電圧供給を開始させたときに当該現像部材に対向する当該像保持体の表面上の位置が当該被転写体と接触する位置に到達するまでに要する時間に、当該帯電部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間と当該現像部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間との内の長い方の時間を加算した時間より長い時間が当該現像部材への電圧供給の開始から経過した後に当該画像形成部に対する当該被転写体と接触する位置への移動を開始させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記現像部材に供給される電圧の絶対値を前記帯電部材に供給される電圧により前記像保持体表面が帯電される電位の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記帯電部材への電圧供給の開始時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値が前記画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成部に対する前記被転写体と離隔した位置から接触する位置への移動を開始させた後に前記帯電部材に供給する電圧を当該画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧に変化させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像形成部に対する前記被転写体と離隔した位置から接触する位置への移動を開始させる前に前記帯電部材に供給する電圧を当該画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧に変化させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記画像形成部に対する前記被転写体と離隔した位置から接触する位置への移動を開始させた後に、さらに第4の時間経過後に当該画像形成部での画像形成を開始することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第4の時間を前記像保持体が1回転する時間以上に設定することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 回転駆動される像保持体と当該像保持体を帯電する帯電部材と当該像保持体に形成された静電潜像を所定色の現像剤で現像する現像部材とを含み、当該像保持体に当該現像剤からなる画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に設けられた前記像保持体と接触しながら移動することで当該像保持体に形成された前記現像剤からなる画像が転写される被転写体と、
    前記被転写体が移動している状態にて前記画像形成部に設けられた前記像保持体を当該被転写体に接触された状態と離隔した状態との何れか一方に設定する設定手段と、
    前記設定手段での前記接触された状態と前記離隔した状態との切り換えと、前記帯電部材および前記現像部材への電圧供給と、前記像保持体の駆動とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記被転写体が移動している状態にて、当該被転写体から離隔した前記画像形成部の前記像保持体の駆動を開始させ、当該像保持体の駆動開始から第1の時間経過後に当該画像形成部の前記帯電部材への電圧供給を開始させ、当該帯電部材への電圧供給の開始から第2の時間経過後に当該画像形成部の前記現像部材への電圧供給を開始させ、当該現像部材への電圧供給を開始させたときに当該現像部材に対向する当該像保持体の表面上の位置が当該被転写体と接触する位置に到達するまでに要する時間に、当該帯電部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間と当該現像部材への電圧供給開始から電圧値が安定するまでの所定の時間との内の長い方の時間を加算した時間より長い時間が当該現像部材への電圧供給の開始から経過した後に当該像保持体を当該被転写体に接触させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記現像部材に供給される電圧の絶対値を前記帯電部材に供給される電圧により前記像保持体表面が帯電される電位の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記帯電部材への電圧供給の開始時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値が前記画像形成部での画像形成時にて当該帯電部材に供給される電圧の絶対値よりも小さく設定することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記画像形成部の前記像保持体の前記被転写体への接触を開始させた後に、さらに第4の時間経過後に当該画像形成部での画像形成を開始することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成部は複数配置され、前記制御部は、当該複数の当該画像形成部の少なくとも一に対して前記設定手段での前記接触された状態と前記離隔した状態との切り換えを制御することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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