JP6330802B2 - デジタル光送信機、それを用いた光通信システムおよびデジタル光送信方法 - Google Patents

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Description

本発明はデジタル光送信機、それを用いた光通信システムおよびデジタル光送信方法に関し、特に、マッハツェンダ型光変調器を備えたデジタル光送信機、それを用いた光通信システムおよびデジタル光送信方法に関する。
インターネットや映像配信等の広帯域マルチメディア通信サービスの爆発的な需要増加に伴い、長距離大容量かつ高信頼な光ファイバ通信システムの導入が進んでいる。光ファイバ通信システムにおいては、光伝送路である光ファイバの敷設コスト低減や、光ファイバ1本当たりの伝送帯域利用効率を高めることが重要である。このため、デジタル光送受信機を用いたデジタルコヒーレント光通信技術の重要性が増している。
デジタルコヒーレント光通信は、波長分散補償などの波形歪みを、送信側あるいは受信側においてデジタル信号処理(DSP:digital signal processing)を行うことによって補償する。これにより、デジタルコヒーレント光通信は、大容量光通信システムにおいて一般的に応用されているOOK(on−off keying)などの変調方式を用いたアナログ光送受信機と比べて、補償を高精度に行うことができる。従って、通信装置の性能向上、低コスト化などを実現することができる。デジタルコヒーレント光通信に適用される光通信装置は、例えば、特許文献1、2に開示されている。
デジタルコヒーレント光通信に適用される、一般的な光送信機のブロック構成図を図19に示す。図19のデジタル光送信機においては、アナログ送信機のような2値によるデータ変調ではなく、QPSK(quadrature phase shift keying)変調、QAM(quadrature amplitude modulation)変調等を用いた多値変調や、予等化などを行うためにD/A(digital to analog)変換器出力を用いた任意波形変調等が行われる。
こうしたデジタル光送信機においては、一般的に、マッハツェンダ(以下MZ:Mach−Zehnder)型光変調器が用いられる。MZ型光変調器は、光導波路型のマッハツェンダ(以下MZ:Mach−Zehnder)型干渉計に光導波路型の光位相変調器を組み込むことによって形成される。MZ型光変調器は、印加電圧と干渉計の構成を調整することにより、強度変調や位相変調などの種々の光変調を行う。
特開2009−171634号公報 国際公開第2012/108421号
しかしながら、MZ型光変調器を適用したデジタル光送信機においては、QAMなどの多値変調信号や複雑な送信波形を用いる予等化信号を用いた場合、MZ型光変調器を構成する干渉計の不完全性などによって送信波形が歪む。この場合、結果的にシステムの受信特性が劣化する。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、光変調器において波形歪みが付与されてしまう場合でも、出力される送信信号の品質を好適に保ち、システム性能を維持することが可能なデジタル光送信機、それを用いた光通信システムおよびデジタル光送信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るデジタル光送信機は、変換関数を生成する予等化係数演算手段と、生成された変換関数を用いて、第1のデータ及び第2のデータから、第3のデータ及び第4のデータを生成する予等化信号生成手段と、光信号を2分割する分岐部、第3のデータに基づいて分割された一方の光信号を光変調する第1の光変調器、第4のデータに基づいて分割された他方の光信号を光変調する第2の光変調器、及び、光変調した2つの光信号を結合して出力する結合部を備えた光変調器と、を備え、変換関数は、光変調器で生じる波形歪みを補償するように、第1のデータを第4のデータへ付与すると共に第2のデータを第3のデータへ付与する関数であることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明に係る光通信システムは、上記のデジタル光送信機を用いることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明に係るデジタル光送信方法は、光信号を2分割する分岐部、第3のデータに基づいて分割された一方の光信号を光変調する第1の光変調器、第4のデータに基づいて分割された他方の光信号を光変調する第2の光変調器、及び、光変調した2つの光信号を結合して出力する結合部を備えた光変調器を用いたデジタル光送信方法であって、光変調器で生じる信号歪みを補償するための変換関数を生成し、生成した変換関数を用いて、第1のデータ及び第2のデータから、第3のデータ及び第4のデータを生成し、変換関数は、光変調器で生じる波形歪みを補償するように、第1のデータを第4のデータへ付与すると共に第2のデータを第3のデータへ付与する関数であることを特徴とする。
上述した本発明の態様によれば、光変調器において波形歪みが付与されてしまう場合でも、出力される送信信号の品質を好適に保ち、システム性能を維持することができる。
第1の実施形態に係るデジタル光送受信機100のブロック構成図である。 第2の実施形態に係るデジタル光送受信機200のブロック構成図である。 第2の実施形態に係るフロント信号処理部204のブロック構成図である。 第2の実施形態に係る予等化信号生成部202及び予等化係数演算部203のブロック構成図である。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209の特性を説明するための図である。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209から出力される光信号E及びEである。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209から光信号E、Eが出力された時のEout=E+Eである。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209から出力される光信号の特性を説明するための図である。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209から出力される光信号の特性を直線近似した例を示す図である。 第2の実施形態に係る予等化信号生成部202のフィルタ関数f1〜f4の一例である。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209から出力される別の光信号E及びEである。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209から光信号E、Eが出力された時のEout=E+Eである。 第2の実施形態に係るMZ型I−Q光変調器209から出力される光信号の特性を近似した例を示す図である。 第2の実施形態に係る予等化信号生成部202のフィルタ関数f1〜f4の一例である。 第2の実施形態に係る予等化信号生成部202のフィルタ関数f1〜f4の一例である。 第2の実施形態に係る予等化信号生成部202の別のフィルタ関数f1〜f4の一例である。 第2の実施形態の変形例に係る予等化係数演算部203のフィルタ関数f1〜f4の演算方法を説明するための図である。 第2の実施形態の変形例に係る予等化係数演算部203のフィルタ関数f1〜f4の演算方法を説明するための図である。 第3の実施形態に係るデジタル光送受信機1600のブロック構成図である。 第4の実施形態に係るデジタル光送受信機1700のブロック構成図である。 第5の実施形態に係るデジタル光送受信機1800のブロック構成図である。 一般的なデジタル光送受信機のブロック構成図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る光送受信機のブロック構成図を図1に示す。図1において、デジタル光送信機100は、予等化信号生成手段101、予等化係数演算手段102、及び、光変調器103を備える。
予等化信号生成手段101には、送信信号の変調方式に応じて符号化された第1のデータ及び第2のデータが入力される。予等化信号生成手段101は、入力された第1のデータ及び第2のデータを、予等化係数演算手段102から入力された変換関数を用いて第3のデータ及び第4のデータに変換し、光変調部103の第1の光変調器105及び第2の光変調器106へ出力する。本実施形態に係る予等化信号生成手段101は、デジタル信号処理によって上記の変換処理を行う。
予等化係数演算手段102は、送信条件に応じた変換関数を演算して予等化信号生成手段101へ出力する。本実施形態に係る予等化係数演算手段102は、変換関数として、光変調器103で生じる波形歪みを補償するための予等化係数を演算する。この変換係数により、予等化信号生成手段101は、第1のデータに光変調器103の消光比及び印加電圧に応じた第2のデータを付与することによって、第3のデータを生成する。さらに、この変換係数により、予等化信号生成手段101は、第2のデータに光変調器103の消光比及び印加電圧に応じた第1のデータを付与することによって、第4のデータを生成する。
光変調器103は、送信信号を生成して出力する。光変調器103は、図1に示すように、分岐部104、第1の光変調器105、第2の光変調器106、及び、結合部107によって構成される。
分岐部104は、図示しない光源から出力された搬送波の光信号を2分割し、一方を第1の光変調器105へ、他方を第2の光変調器106へ出力する。搬送波の光信号としては、連続光を用いることが望ましい。
第1の光変調器105は、分岐部104から入力された一方の光信号を予等化信号生成部102から入力された第3のデータに基づいて光変調し、第1の光信号として出力する。第2の光変調器106は、分岐部104から入力された他方の光信号を予等化信号生成部102から入力された第4のデータに基づいて光変調し、第2の光信号として出力する。本実施形態においては、第1の光信号はI−ch(in−phase channel)の光信号であり、第2の光信号はQ−ch(quadrature−channel)の光信号である。
結合部107は、第1の光変調器105から入力された第1の光信号および第2の光変調器106から入力された第2の光信号を、所定の位相差φを付与して結合し、送信信号として出力する。
ここで、光変調器103から出力される送信信号には、光変調器103特有の波形歪みが付与される。本実施形態において、第1の光変調器105には、予等化信号生成部102から、第1のデータに光変調器103の特性に応じた第2のデータを付与することによって生成された第3のデータが入力される。一方、第2の光変調器106には、予等化信号生成部102から、第2のデータに光変調器103の特性に応じた第1のデータを付与することによって生成された第4のデータが入力される。
そして、上記の第3のデータ及び第4のデータに基づいて第1の変調器105および第2の光変調器106が駆動されることによって光変調器103特有の波形歪みが補償され、品質が好適に保たれた送信信号が出力される。
なお、予等化信号生成手段101の前段に、送信データに対して送信信号の変調方式に応じた符号化を行う符号化部を配置することもできる。この符号化部で施される符号化は、一般的な送信機で行われる、フレーマ処理、FEC(forward error correction)、プリコーダなどによる符号化処理全体を含み、特定の用途による符号化に限定するものではない。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る光送受信機のブロック構成図を図2に示す。本実施形態に係るデジタル光送信機200は、符号化部201、予等化信号生成部202、予等化係数演算部203、フロント信号処理部204、及び、光変調部205を備える。図2に示すように、光変調部205は、D/A変換器(DAC:digital to analog converter)206、ドライバアンプ207、光源208、及び、MZ型I−Q光変調器209によって構成される。さらに、図2に示すように、MZ型I−Q光変調器209は、I−ch用光変調器210、Q−ch用光変調器211、及び、π/2位相器212によって構成される。
ここで、図2では、同一の機能を備えるユニットが複数ある場合には、参照符号に−1、−2等を付して区別している。説明の際には、特に区別する必要がない限り、例えば「DAC206−1」、「DAC206−2」等を「DAC206」と記載する。
符号化部201に送信データが入力される。符号化部201は、入力された送信データに対して送信信号の変調方式に応じた符号化を行い、第1のデータ及び第2のデータとして予等化信号生成部202へ出力する。
予等化信号生成部202は、予等化係数演算部203からの係数情報に基づいて、入力された第1のデータ及び第2のデータから第3のデータ及び第4のデータをそれぞれ生成し、フロント信号処理部204へ出力する。
予等化係数演算部203は、光変調部205で付与される波形歪みを予め打ち消すための係数情報を演算して予等化信号生成部202へ出力する。予等化信号生成部202及び予等化係数演算部203の詳細動作については後述する。
フロント信号処理部204は、入力された第3のデータ及び第4のデータの2系列のデータに対して所定の信号処理を施し、それぞれ第3’のデータ及び第4’のデータとして光変調部205へ出力する。本実施形態に係るフロント信号処理部204は、第3のデータ及び第4のデータに、DAC206、ドライバアンプ207、I−ch用光変調器210、Q−ch用光変調器211などのフロントエンドデバイスの非線形特性を線形化する補正、及び、周波数特性を補正する信号処理を施す。
フロント信号処理部204について詳細に説明する。フロント信号処理部204のブロック構成図の一例を図3に示す。図3のフロント信号処理部204は、リニアライザ301−1、301−2、及び、帯域補償フィルタ302−1、302−2から成る。リニアライザ301−1に入力された第3のデータは、光変調部205がもつ非線形特性を線形化するためのデータ列に変換されて、帯域補償フィルタ302−1に出力される。そして、帯域補償フィルタ302−1に入力されたデータ列は、光変調部205がもつ周波数特性を好適化するためのデータ列(第3’のデータ)に補正されて光変調部205へ出力される。
一方、リニアライザ301−2に入力された第4のデータは、光変調部205がもつ非線形特性を線形化するためのデータ列に変換される。変換されたデータ列はさらに、帯域補償フィルタ302−2において光変調部205がもつ周波数特性を好適化するためのデータ列(第4’のデータ)に補正されて光変調部205へ出力される。
上述のように、フロント信号処理部204を備えることにより、光変調器やアナログフロントエンドデバイスに求められる性能を緩和することができる。従って、本実施形態に係るデジタル光送信機200は、使用部品の歩留まりを向上することが可能になり、コストを低減することができる。
ここで、図3では、フロント信号処理部204がリニアライザ301および帯域補償フィルタ302を備える構成を挙げたが、フロント信号処理部204の構成はこれに限定されない。例えば、システム要求に応じて、フロント信号処理部204がさらに、FIR(finite impulse response)/IIR(infinite impulse response)フィルタ等の線形フィルタ、非線形フィルタ、クリッピング処理部等を、単独あるいは複数組み合わせた状態で備えることも出来る。また、配置位置についても予等化信号生成部202の後段にフロント信号処理部204を配置する必要はない。フロント信号処理部204を、予等化信号生成部202の前段もしくは前段・後段の両方に配置することも出来る。
なお、非線形特性の一例としては、DAC206とドライバアンプ207の飽和特性が挙げられる。また、別の一例としては、I−ch用光変調器210あるいはQ−ch用光変調器211の駆動印加電圧Vmodに対する光信号の位相変化が正弦波特性であることに起因する、非線形特性が挙げられる。この場合、光信号の位相変化は、例えば、sin(kVmod)あるいはcos(kVmod)に比例する(kは定数)。これらの非線形特性は単独に発生するものでなくてもよく、一般的には複合的に発生していても良い。
図2の説明に戻る。光変調部205に入力された第3’のデータ及び第4’のデータは、DAC206−1、206−2において、第3’のデータ及び第4’のデータのデジタル信号振幅に比例したアナログ信号に変換され、ドライバアンプ207−1、207−2へ出力される。ドライバアンプ207−1、207−2に入力されたアナログ信号は、それぞれドライバアンプ207−1、207−2において適切な電気信号の振幅まで増幅された後、駆動信号としてMZ型I−Q光変調器209へ出力される。
一方、光源208から出力された光信号は、MZ型I−Q光変調器209に入力される。
MZ型I−Q光変調器209は、I−ch用光変調器210、Q−ch用光変調器211及びπ/2位相器212から構成される。MZ型I−Q光変調器209に入力された光源208からの光信号は、光導波路に沿ってI−ch光導波路とQ−ch光導波路を通過する2つの光信号に分岐され、一方はI−ch用光変調器210を通過し、他方はQ−ch用光変調器211及びπ/2位相器212を通過する。
このとき、I−ch用光変調器210及びQ−ch用光変調器211を通過する光信号には、ドライバアンプ207−1、207−2から入力された駆動信号(電気信号)に応じた光変調が施される。さらに、Q−ch用光変調器211を通過した光信号は、π/2位相器212において位相がπ/2変化する。そして、I−ch用光変調器210を通過した光とQ−ch用光変調器211及びπ/2位相器212を通過した光信号が合波され、MZ型I−Q光変調器209から送信信号として出力される。
次に、予等化信号生成部202及び予等化係数演算部203の動作について詳細に説明する。予等化信号生成部202及び予等化係数演算部203の構成図の一例を図4に、MZ型I−Q光変調器209の特性を説明するための図を図5に示す。
図4に示すように、予等化信号生成部202は、4つの変換フィルタ401−1〜401−4、及び、2つの加算器402−1、402−2を用いたバタフライ回路により構成される。変換フィルタ401−1〜401−4のフィルタ関数f1〜f4は、予等化係数演算部203から入力された係数情報に基づいて設定される。ここで、I−ch信号を表すデータ列をa(第1のデータ)、Q−ch信号を表すデータ列をa(第2のデータ)とし、予等化信号生成部202からの出力データ列をa’(第3のデータ)及びa’(第4のデータ)とすると、それらは(1)式のように記載できる。
Figure 0006330802
・・・(1)式
(1)式では、f1、f3をaの関数、f2、f4をaの関数として記載したが、必ずしもaあるいはaの関数に限定するものではなく、定数の場合やa、a両方の関数(f(a、a))とすることも出来る。そして、(1)式のa’(第3のデータ)及びa’(第4のデータ)がフロント信号処理部204に入力される。
一方、図5に示すように、MZ型I−Q光変調器209として、上側位相変調器501および下側位相変調器502によって構成されたMZ型光変調器を適用することができる。MZ型I−Q光変調器209に入力された光信号exp(jωt)(j:虚数単位、ω:光信号周波数)は、2つの光信号に分岐される。分岐された光信号のうち、上側位相変調器501を通過する光信号の電場強度はAexp(jωt)、下側位相変調器502を通過する光信号の電場強度はAexp(jωt)で与えられる。
このとき、上側位相変調器501で付与される位相回転量はexp(jπV/2Vπ)、下側位相変調器502で付与される位相回転量はexp(−jπV/2Vπ)で与えられる。ここで、Vは上側位相変調器501及び下側位相変調器502を駆動する駆動電圧、Vπは位相回転量がπになる印加電圧である。上側位相変調器501と下側位相変調器502においてそれぞれ位相変調が付与された光信号E及びEは、合波された後、MZ型I−Q光変調器209から送信光信号Eout=E+Eとして出力される。
先ず、A≠Aの場合について説明する。A≠Aの場合のE及びEを図6Aに、Eout=E+Eを図6Bに示す。図6Aにおいて、黒色の線がEを灰色の線がEを表す。
図6Bから分かるように、A≠A場合、理想的なA=A場合には打ち消し合うはずのQ成分(図中のQ−component)が発生し、位相誤差が発生する。この位相誤差は、消光比(ER:extinction ratio)=(A+A)/(A−A)に反比例することが一般的な理論計算から知られている。
上側位相変調器501と下側位相変調器502のERが15dBの場合に、I、Qそれぞれ4bit(16諧調)精度のデータ列を入力した際のコンスタレーション(constellation)を図7に示す。図7に示すように、ERが理想的(ER=∞)でない場合はMZ型I−Q光変調器209からの出力波形が歪む。しかしながら、この波形歪みはERが決定されればERをパラメータとして一意に決定される。
波形歪みの概念図(図6Bの位相誤差に相当)を図8に示す。図8の点線は、予等化信号生成部202にI−chデータ列aが入力された際の、光変調部205から出力されたQ−chデータの歪み量Δaを図示したものである。本実施形態においては、位相誤差を直線近似することによって線形補完する。図8では、aと歪み量Δaに対応する近似式として、(1−|a|/ER)を用いた。
図8から分かるように、データ列aと歪み量Δaとは1対1に対応する。従って、予等化係数演算部203において、Δaをゼロにするためのフィルタ関数f1〜f4を演算し、演算したフィルタ関数f1〜f4を予等化信号生成部202の変換フィルタ401−1〜401−4に予め設定しておくことにより、光変調部205で発生する波形歪みを補正することができる。ここで、直線近似を行うことにより、複雑な演算を行うことなく補正量(フィルタ関数f1〜f4)を演算出来る。
図8の直線近似を用いた場合の予等化信号生成部202の構成を図9に示す。図9に示すように、予等化信号生成部202の変換フィルタ401−1〜401−4には、フィルタ関数f1=1、f2=−k(1−|a|)/ER、f3=−k(1−|a|)/ER、f4=1、が設定されている。このときの補正信号a’(第3のデータ)及びa’(第4のデータ)は前述の(1)式に当て嵌めることにより、(2)式で与えられる。
Figure 0006330802
・・・(2)式
ここで、ER及びERは、それぞれ図2に示したI−ch用光変調器210、Q−ch用光変調器211の消光比である。また、k及びkは図7の直線近似及びその他のデバイス特性に伴う理想補正からのずれを調整するための調整係数であり、送信光の波形が好適になるようにそれぞれ調整される。
(2)式から分かるように、a’(第3のデータ)は、a(第1のデータ)にERに応じたa(第2のデータ)が付与されることによって生成され、a’(第4のデータ)は、a(第2のデータ)にERに応じたa(第1のデータ)が付与されることによって生成される。尚、図9ではf1=1、f4=1に設定したが、例えばf1、f4を任意の比例係数p1、p4を設定することもできる。この場合、主信号の振幅を、それぞれp1、p4に比例して調整することも出来る。
次に、A=Aの場合において、上側位相変調器501と下側位相変調器502のVπが、光導波路の屈折率の違い等により、それぞれVπ+とVπ−である場合について説明する。図10Aは、Vπ+≠Vπ−である場合のE及びEであり、黒色の線がEを灰色の線がEを表す。また、図10BはVπ+≠Vπ−である場合のEout=E+Eである。図10Bから分かるようにVπ+≠Vπ−の場合、理想的なVπ+=Vπ−の場合には本来打ち消し合うはずのQ成分(図中のQ−component)が発生し、位相誤差が発生する。この位相誤差はα=(Vπ+−Vπ−)/(Vπ++Vπ−)=ΔVπ/Vπ(以降αパラメータと呼ぶ)に比例することが一般的な理論計算から知られている。
しかしながら、この波形歪みはαが決定されればαをパラメータとして一意に決定される。図11は、一例として、α=0.2の場合の波形歪みの理論曲線(図中の実線)を、線形近似(図中の点線)及び2次曲線近似(図中の灰色線)により近似したものである。図11から分かるように、1次あるいは2次の簡易な演算により、波形歪みを近似させることができる。従って、予等化係数演算部203において、近似式を用いてΔaをゼロにするためのフィルタ関数f1〜f4を演算し、演算したフィルタ関数f1〜f4を予等化信号生成部202の変換フィルタ401−1〜401−4に設定することにより、光変調部205で発生する波形歪みを補正することができる。
図11の線形近似(点線)を適用した場合の、予等化信号生成部202の構成を図12に示す。図12に示すように、予等化信号生成部202の変換フィルタ401−1〜401−4には、フィルタ関数f1=1、f2=−α|a|、f3=−α|a|、f4=1、が設定されている。このときの補正信号a’(第3のデータ)及びa’(第4のデータ)は前述の(1)式に当て嵌めることにより、(3)式で与えられる。
Figure 0006330802
・・・(3)式
ここで、α及びαは、それぞれ図2に示したI−ch用光変調器210、Q−ch用光変調器211のα値である。
さらに、図9及び図12の予等化信号生成を連続して行う場合の予等化信号生成部202の構成を図13Aに示す。図13Aにおいて、入力されたデータ列a及びaは、図12と同等のαによる波形歪み補償が施されて、a’及びa’として出力された後、図9と同等の消光比劣化による波形歪み補償が施されて、a”及びa”として出力される。このときのa及びaとa”及びa”の関係は(3)式に(2)式を代入し、1/ER、1/ER、α、αIQが十分小さな値であることを考慮して近似を行い、合成式を求めることにより、(4)式で与えられる。
Figure 0006330802
・・・(4)
従って、(4)式の予等化を実現する構成として、フィルタ関数の係数にf1=1、f2=−k/ER−(α−k/ER)|a|、f3=−k/ER−(α−k/ER)|a|、f4=1を設定することも出来る。この時の予等化信号生成部202の構成を図13Bに示す。
なお、合成式の近似は(4)式の近似に限定されない。設定されるフィルタ関数の係数は、1/ER、1/ER、α、αIQなどのパラメータに応じて送信波形が好適になるように変形することができる。
また、図9、図12、図13は主に線形近似の場合の構成例を示したが、より近似の精度を上げるためには、より高次の近似(例えば、図11の灰色線。)を適用することが望ましい。しかしながら、高次の近似は演算に必要な回路規模が増大する。性能向上と回路規模の増加がトレードオフになるため、システム全体で必要とされる要求性能に応じた近似を行うことが望ましい。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態の変形例について説明する。本実施形態では、光変調部205において発生する波形歪みに対して第2の実施形態の図8(実線)あるいは図11(点線)に示したような線形近似を適用できない場合について説明する。
線形近似を適用できない波形歪みの一例を、図14の点線で示す。図14において、a〜aは第1のデータ(データ列a)が取りうる範囲をセグメント分けした際の座標であり、b〜bはその座標における波形歪みである。
図14において、セグメントの中間の座標においては、線形補完により補償量を決定することが出来る。すなわち、(a,b)と(a,b)(ただし、l<m)をΔn:1−Δnに内分するデータ入力値a+Δn(a−a)における補償量は、b+Δn(b−b)で与えられる。
一方、第2のデータ(データ列c)に対する補正量dも同様の手法を適用することによって決定できる。すなわち、cが取る値の範囲をセグメント分けした際の座標をc1〜cとし、その座標における波形歪みがd〜dである場合、(c,d)と(c,d)(ただし、p<q)とをΔr:1−Δrに内分するデータ入力値c+Δr(c−c)における補償量は、d+Δr(d−d)で与えられる。
従って、第1のデータを表すデータ列aと第2のデータを表すデータ列cが入力された際のフィルタ関数はそれぞれ、f1=1、f2=−d−Δr(d−d)、f3=−a−Δn(a−a)、f4=1、に設定される。
このとき、予等化係数演算部203では、予めセグメントの境界で設定された(a,b)〜(a,b)及び(c,d)〜(c,d)の情報を基に、任意のaあるいはcでのフィルタ関数f1〜f4を演算して決定する。
また、図14に示した予等化係数演算の手法においては、セグメント境界以外での歪み補償量は、線形補完を用いた演算により算出するため、理想補償量からの誤差が発生する。しかしながら、そのような場合にも、図14の上部に示したQAM信号を用いる場合などにおいて(図14は16QAMの場合を図示。)、コンスタレーションの座標位置とセグメント分けの境界を一致させることにより、信号が存在する位置での誤差を小さくすることが出来るため、より精度の高い歪み補償を行うことが出来る。
さらに、任意の形状をした波形歪みが発生する場合のセグメント分けの例を図15に示す。セグメント分けした後に線形補完により補償量を決定することにより、光変調器やドライバアンプなどのデバイス特性や物性などに起因する種々の波形歪みが発生する場合でも、精度の良い波形歪み補償量を演算することが出来る。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る光送受信機のブロック構成図を図16に示す。本実施形態に係るデジタル光送信機1600は、図2の第2の実施形態に係わるデジタル光送信機200に加え、信号品質モニタ1601、波形歪み量検出部1602を備える。ここで、図2のデジタル光送信機200と同一のものには同一符号を付して、その説明を省略する。
信号品質モニタ1601は、光変調部205からの送信信号をモニタする。信号品質モニタ1601としては、波形モニタ、スペクトルモニタ、誤り率モニタ、コンスタレーションモニタ、パワーモニタなど、送信信号と発生する歪みの種類に応じて好適なモニタ手法を選択することが出来る。
波形歪み検出部1602は、波形品質モニタ1601からのモニタ信号に基づいて波形歪み量を検出し、検出した波形歪み量を予等化係数演算部203に出力する。
このように構成されたデジタル光送信機1600においては、送信信号に時間的に変動するような波形歪みが付与される場合でも、予等化信号生成部202による予等化を適応的に行うことができる。従って、常に高品質な送信信号を送信することが出来る。
なお、必ずしも波形歪み量検出部1602からの波形歪み量をフィードバック的に予等化係数演算部203に設定する必要はない。予めプリセット的に波形歪み量の初期値を設定しておき、経年変化等による長時間変動が生じてある一定の大きさの波形歪みが発生した場合、予等化係数演算部203の設定値を更新することも出来る。この場合、複雑な制御を行うことなく、簡易に送信信号の信号品質を維持することが出来る。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る光送受信機のブロック構成図を図17に示す。図17のデジタル光送信機1700は、図2のデジタル光送信機200において、予等化係数演算部200の代わりにLUT(lookup table)1701を配置したものである。ここで図2のデジタル光送信機200と同一のものには同一符号を付し、その説明を省略する。
図17において、LUT1701は、種々の波形歪み量ごとに変換フィルタ401−1〜401−4のフィルタ関数f1〜f4が登録されている。LUT1701は、光変調部205において付与される波形歪みに対応する最適なフィルタ関数f1〜f4を抽出して予等化信号生成部202へ出力する。
LUT1701を備えることにより、デジタル光送信機1700は、予等化係数を演算することなく予等化信号生成部202のフィルタ関数f1〜f4を設定することが出来る。従って、本実施形態に係るデジタル光送信機1700は、より簡易な構成で高速制御ができると共に、回路規模及び消費電力の増大化を抑制することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について説明する。本実施形態に係る光送受信機のブロック構成図を図18に示す。本実施形態に係るデジタル光送信機1800は、図1の第1の実施形態に係るデジタル光送信機100に加え、直流(DC:direct current)オフセット補償量算出手段1801、及び、加算器1802を備える。ここで図1のデジタル光送信機100と同一のものには同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るDCオフセット補償量算出手段1801は、第3のデータ、及び、第4のデータに付与する直流的なオフセット量を算出して加算器1802−1、及び、加算器1802−2へ出力することにより、第3のデータ、及び、第4のデータのDCオフセット量を調整する。このとき、第3のデータに付与するDCオフセット量は第2の光変調器で発生する波形歪みに対応して算出し、第4のデータに付与するDCオフセット量は第1の光変調器で発生する波形歪みに対応して算出する。この場合、より精度の高い波形歪み補償を簡易に行うことができる。
以上説明したように、上述の実施形態に係るデジタル光送信機は、QAMなどの多値変調信号や複雑な送信波形を用いる予等化信号を用いた際にも、DSPによる予等化信号を用いることにより、使用するMZ型光変調器を構成する干渉計の不完全性などに起因する波形歪みを補正することが可能であり、通信品質の劣化を抑制することが出来る。
またさらに、光変調器やアナログフロントエンドデバイスに求められる性能を緩和することができるので、使用部品の歩留まりを向上することが可能であり、低コストなデジタル光送信機を提供できる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。また、本願発明は、2013年4月4日に出願された日本出願特願2013−078448を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本願発明は、コアやメトロ用の通信ネットワークだけでなく、光を用いた通信ネットワーク全てにおいて適用することができる。
100、200、1600、1700、1800 デジタル光送信機
101 予等化信号生成手段
102 予等化係数演算手段
103、205 光変調部
104 分岐部
105 第1の光変調器
106 第2の光変調器
107 結合部
201 符号化部
202 予等化信号生成部
203 予等化係数演算部
204 フロント信号処理部
206 DAC
207 ドライバアンプ
208 光源
209 MZ型I−Q光変調器
210 I−ch用光変調器
211 Q−ch用光変調器
212 π/2位相器
301 リニアライザ
302 帯域補償フィルタ
401 変換フィルタ
402 加算器
501 上側位相変調器
502 下側位相変調器
1601 信号品質モニタ
1602 波形歪み量検出部
1701 LUT
1801 DCオフセット補償量算出手段
1802 加算器

Claims (10)

  1. 変換関数を生成する予等化係数演算手段と、
    前記生成された変換関数を用いて、第1のデータ及び第2のデータから、第3のデータ及び第4のデータを生成する予等化信号生成手段と、
    光信号を2分割する分岐部、前記第3のデータに基づいて前記分割された一方の光信号を光変調する第1の光変調器、前記第4のデータに基づいて前記分割された他方の光信号を光変調する第2の光変調器、及び、前記光変調した2つの光信号を結合して出力する結合部を備えた光変調器と、
    を備え、
    前記変換関数は、前記光変調器で生じる波形歪みを補償するように、前記第1のデータを、前記光変調器の印加電圧特性と前記第2のデータを用いて前記第のデータに変換すると共に前記第2のデータを前記光変調器の印加電圧特性と前記第1のデータを用いて前記第のデータに変換する関数であることを特徴とするデジタル光送信機。
  2. 前記予等化係数演算手段は、前記光変調器で生じる波形歪みを線形補完により補償するための変換関数を生成する、請求項1に記載のデジタル光送信機。
  3. 前記線形補完はセグメント分けされたブロック毎に行われる、請求項に記載のデジタル光送信機。
  4. 前記光変調器は、MZ型光変調器であり、
    前記予等化信号生成手段は、複数の変換フィルタ及び加算器を用いたバタフライ回路により構成され、
    前記予等化信号生成手段は、前記変換関数として前記変換フィルタのフィルタ関数を生成する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のデジタル光送信機。
  5. 前記光変調器から出力された信号から波形歪みを抽出する信号品質モニタ手段をさらに備え、
    前記予等化係数演算手段は、前記抽出された波形歪みに基づいて前記変換関数を生成する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のデジタル光送信機。
  6. 複数の波形歪みと変換関数とが対応づけられて登録されたテーブルをさらに備え、
    前記予等化係数演算手段は、前記変換関数を前記テーブルから抽出することによって前記変換関数を生成する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載のデジタル光送信機。
  7. 前記第3のデータ及び第4のデータに、フロントエンドデバイスの非線形特性を線形化する処理及び周波数特性を補正する処理を施すフロント信号処理手段をさらに備える、請求項1乃至のいずれか1項に記載のデジタル光送信機。
  8. 前記光変調器で生じる波形歪みを補償するためのDCオフセット補償量を演算して前記第3のデータ及び第4のデータに付与するDCオフセット補償量算出手段をさらに備える、
    請求項1乃至のいずれか1項記載のデジタル光送信機。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のデジタル光送信機を用いることを特徴とする光通信システム。
  10. 光信号を2分割する分岐部、第3のデータに基づいて前記分割された一方の光信号を光変調する第1の光変調器、第4のデータに基づいて前記分割された他方の光信号を光変調する第2の光変調器、及び、前記光変調した2つの光信号を結合して出力する結合部を備えた光変調器を用いたデジタル光送信方法であって、
    前記光変調器で生じる信号歪みを補償するための変換関数を生成し、
    前記生成した変換関数を用いて、第1のデータ及び第2のデータから、前記第3のデータ及び第4のデータを生成し、
    前記変換関数は、前記光変調器で生じる波形歪みを補償するように、前記第1のデータを、前記光変調器の印加電圧特性と前記第2のデータを用いて前記第のデータに変換すると共に前記第2のデータを前記光変調器の印加電圧特性と前記第1のデータを用いて前記第のデータに変換する関数であることを特徴とするデジタル光送信方法。
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