JP2014138361A - 光送信器、光通信システム、および光送信器補償方法 - Google Patents

光送信器、光通信システム、および光送信器補償方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンスタレーション上の信号配置を等間隔にする。
【解決手段】光送信器は、デジタル信号処理回路1と、デジタルアナログ変換器2,3と、変調器ドライバ4,5と、マッハツェンダ変調器7と、マッハツェンダ変調器7の出力レベルを検出する光パワー検出器8とを備える。デジタル信号処理回路1は、信号処理部11の出力レベルである設定レベルとマッハツェンダ変調器7の出力レベルとの関係を取得するレベル取得部12と、出力レベルの情報から、等間隔の理想の出力レベルを算出し、設定レベルと出力レベルとの関係から、理想の出力レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出部13と、設定レベル導出部13が求めた設定レベルを、信号処理部11が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用部14とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光通信システムにおいて光信号を送信する光送信器に係り、特に、長距離大容量伝送のためのデジタル信号処理を用いた光送信器に関するものである。
光通信、無線通信、ワイヤード通信では、伝送容量を増大させるために送信信号の多値化が進んでいる。また、伝送距離をさらに延伸するために、送信信号の予等化(プレディストーション)や帯域制限が検討されている。このような長距離大容量伝送を実現するために、送信信号は、デジタル信号処理により生成された任意波形であることが求められ、かつ歪みが少ないことが求められる。
図10に、非特許文献1に開示された従来の光送信器の構成を示す。従来の光送信器は、デジタル信号処理回路(Digital Signal Processor、以下DSP)100と、2個のデジタルアナログ変換器(Digital Analog Converter、以下DAC)101,102と、2個の変調器ドライバ(Driver、以下DRV)103,104と、レーザダイオード(Laser Diode、以下LD)105と、マッハツェンダ変調器(Mach-Zehnder Modulator、以下MZM)106とから構成される。DSP100は、入力データに予等化を施したり、光出力に帯域制限をかけたりするための信号処理を行う。DAC101は、DSP100から出力された同相信号(I)側のデジタル信号をアナログ信号に変換する。DAC102は、DSP100から出力された直交信号(Q)側のデジタル信号をアナログ信号に変換する。
DRV103は、DAC101から出力されたI側のアナログ信号を、MZM106の駆動に必要な電圧振幅まで増幅する。DRV104は、DAC102から出力されたQ側のアナログ信号を、MZM106の駆動に必要な電圧振幅まで増幅する。MZM106は、LD105からの連続光(CW)を入力とし、この連続光を2個のDRV103,104の出力信号により変調して出力する。ここで MZM106としてIQ変調器を用いて、2個のDAC101,102から2値のI信号、Q信号を出力すると、MZM106の光出力はQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)信号となり、2個のDAC101,102から4値のI信号、Q信号を出力すると、MZM106の光出力は16−QAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号となる。
DRV103,104およびMZM106の遷移特性は一般に非線形となる。したがって、DAC101,102の出力レベルは DRV103,104を通過することで歪み、MZM106を通過することで更に歪む。
図11(A)〜図11(C)に16−QAM信号を生成することを想定した従来の光送信器の各部のアイパタンを示す。図11(A)はDAC101または102の出力のアイパタンを示し、図11(B)はDRV103または104の出力のアイパタンを示し、図11(C)はMZM106の出力のアイパタンを示している。DAC101,102の出力レベルを図11(A)に示すように4値の等間隔のレベルとすると、DRV103,104の出力は、振幅の大きい側で飽和することにより、図11(B)に示すように上端と下端のレベルが接近する。図11(C)に示すようにMZM106の出力も、同様に振幅の大きい側でサイン特性により上端と下端のレベルが接近する。結果として、光出力の出力レベルは、中心レベルが間延びし、上端と下端のレベルが接近するように歪むことになる。
図12(A)に従来の光送信器が出力する16−QAM光出力のコンスタレーション(Constellation)を示す。図12(B)は無歪みの理想的な光送信器が出力する16−QAM光出力のコンスタレーションを示している。従来の光送信器が出力する光出力は、コンスタレーション上において、上端のレベル(I軸とQ軸が交差する原点から最も遠い信号のレベル)と下端のレベル(原点に最も近い信号のレベル)とが接近し、その中間のレベルが間延び(原点から遠ざかる)しており、無歪みの理想的な光送信器が出力する光出力のコンスタレーションと比較して、信号が不等間隔に並ぶことが分かる。
S.Yamanaka,T.Kobayashi,M.Nagatani,"High-order Multi-level Optical Transmission for beyond 100Gb/s using High-speed DACs",IEEE Compound Semiconductor Integrated Circuit Symposium (CSICS),Oct.2011,Hawaii
従来の光送信器では、DRVおよびMZMの遷移特性が非線形であるため、アイパタンのレベルが不等間隔となり、この結果、コンスタレーション上の信号配置が不等間隔になるという問題点があった。コンスタレーション上の信号配置が不等間隔になると、特定のシンボル間が接近する状況が発生し、符号誤り率(Bit Error Rate、以下BER)のS/N耐性特性が悪化するので、信号の伝送距離が短くなってしまうという問題点があった。この問題を避けるために、DRVを線形動作の範囲で使用し、かつMZMを線形動作と見なせる範囲で使用することもできるが、この場合には消光比が悪化してしまうという問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、光送信器に複数の歪み発生デバイスが存在し、フィードフォワード制御での補正が困難な場合でも、コンスタレーション上の信号配置を等間隔にすることができる光送信器、光通信システム、および光送信器補償方法を提供することを目的とする。
本発明の光送信器は、入力データを信号処理する信号処理手段と、この信号処理手段から出力されたデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、このデジタルアナログ変換器から出力された信号を増幅する変調器ドライバと、光源から入力された連続光を前記変調器ドライバの出力信号により変調して出力するマッハツェンダ変調器と、このマッハツェンダ変調器の出力レベルを検出する光パワー検出器と、前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得するレベル取得手段と、前記マッハツェンダ変調器の出力レベルの情報から、前記マッハツェンダ変調器の出力レベルが等間隔となる理想の出力レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係から、前記理想の出力レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出手段と、この設定レベル導出手段が求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光送信器の1構成例において、前記レベル取得手段は、データ伝送の運用開始前に、前記信号処理手段の設定レベルを予め規定された範囲で順次設定し、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得し、前記設定レベル採用手段は、データ伝送の運用開始前に、前記設定レベル導出手段が求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用することを特徴とするものである。
また、本発明の光送信器の1構成例において、前記レベル取得手段は、データ伝送の運用中に、前記信号処理手段の所望の設定レベルに対応する前記マッハツェンダ変調器の出力レベルを前記光パワー検出器に検出させ、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得し、前記設定レベル採用手段は、前記設定レベル採用手段が求めた設定レベルを、データ伝送の運用中に前記信号処理手段が出力するデータの新たな設定レベルとして更新することを特徴とするものである。
また、本発明の光通信システムは、光送信器と、光伝送路を介して前記光送信器と接続された光受信器とからなり、前記光送信器は、入力データを信号処理する信号処理手段と、この信号処理手段から出力されたデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、このデジタルアナログ変換器から出力された信号を増幅する変調器ドライバと、光源から入力された連続光を前記変調器ドライバの出力信号により変調して出力するマッハツェンダ変調器と、前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係を取得するレベル取得手段と、前記光受信器の受信レベルの情報から、前記光受信器の受信レベルが等間隔となる理想の受信レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係から、前記理想の受信レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出手段と、この設定レベル導出手段が求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用手段とを備え、前記光受信器は、前記光送信器から受信した光出力の受信レベルの情報を前記光送信器に送信する送信手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、入力データを信号処理する信号処理手段と、この信号処理手段から出力されたデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、このデジタルアナログ変換器から出力された信号を増幅する変調器ドライバと、光源から入力された連続光を前記変調器ドライバの出力信号により変調して出力するマッハツェンダ変調器とを備えた光送信器の遷移特性の非線形性を補償する光送信器補償方法であって、前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと光送信器の光パワー検出器が検出した前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得するレベル取得ステップと、前記マッハツェンダ変調器の出力レベルの情報から、前記マッハツェンダ変調器の出力レベルが等間隔となる理想の出力レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係から、前記理想の出力レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出ステップと、この設定レベル導出ステップで求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の光送信器補償方法は、光伝送路を介して前記光送信器と接続された光受信器が、前記光送信器から受信した光出力の受信レベルの情報を前記光送信器に送信する送信ステップと、前記光送信器が、前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係を取得するレベル取得ステップと、前記光送信器が、前記光受信器の受信レベルの情報から、前記光受信器の受信レベルが等間隔となる理想の受信レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係から、前記理想の受信レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出ステップと、前記光送信器が、前記設定レベル導出ステップで求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、光送信器を構成する変調器ドライバおよびマッハツェンダ変調器の遷移特性の非線形性を一括して補償することができるので、コンスタレーション上の信号配置を等間隔にすることができる。この結果、光送信器のBERのS/N耐性特性を向上させることができ、信号の伝送距離を延伸することができる。変調器ドライバおよびマッハツェンダ変調器の遷移特性の非線形性を一括して補償できることは、光送信器の製造・調整時に変調器ドライバおよびマッハツェンダ変調器の特性ばらつきを個別に考慮する必要がないことを意味し、光送信器の低コスト化に有効である。
本発明の第1の実施の形態に係る光送信器およびデジタル信号処理回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る変調器ドライバおよびマッハツェンダ変調器の遷移特性を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光送信器の適応制御の動作を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態において適応制御前後の光送信器が出力する16−QAM光出力のコンスタレーションを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光送信器およびデジタル信号処理回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光送信器の適応制御の動作を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光通信システムおよびデジタル信号処理回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光送信器の適応制御の動作を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態において適応制御前後の光受信器が受信する16−QAM光出力のコンスタレーションを示す図である。 従来の光送信器の構成を示すブロック図である。 従来の光送信器の各部のアイパタンを示す図である。 従来の光送信器が出力する16−QAM光出力のコンスタレーションを示す図である。
[発明の原理]
本発明では、アイパタンのレベルを検出し、この検出結果を元に適応的に歪みを補正する制御を行うことにより、アイパタンのレベルを等間隔にし、この結果コンスタレーション上の信号配置を等間隔にできる光送信器を提供する。特に、複数の歪み発生デバイス(DRV、MZM)の非線形性を一括して適応的に補正することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本実施の形態に係る光送信器の構成を示すブロック図、図1(B)は本実施の形態のDSPの構成を示すブロック図である。本実施の形態の光送信器20は、DSP1と、2個のDAC2,3と、2個のDRV4,5と、光源であるLD6と、MZM7と、光パワー検出器8とから構成される。光パワー検出器8は、モニタ用フォトダイオード(以下、モニタPD(Photo diode))9と、アナログデジタル変換器(Analog Digital Converter、以下ADC)10とから構成される。DSP1は、信号処理部11と、レベル取得部12と、設定レベル導出部13と、設定レベル採用部14とを備えている。
DSP1の信号処理部11は、入力データに予等化を施したり、光出力に帯域制限をかけたりするための信号処理を行う。DAC2は、DSP1から出力された同相信号(I)側のデジタル信号をアナログ信号に変換する。DAC3は、DSP1から出力された直交信号(Q)側のデジタル信号をアナログ信号に変換する。DRV4は、DAC2から出力されたI側のアナログ信号を、MZM7の駆動に必要な電圧振幅まで増幅する。DRV5は、DAC3から出力されたQ側のアナログ信号を、MZM7の駆動に必要な電圧振幅まで増幅する。MZM7は、LD6からの連続光(CW)を入力とし、この連続光を2個のDRV4,5の出力信号により変調して出力する。ここで MZM7としてIQ変調器を用いて、2個のDAC2,3から2値のI信号、Q信号を出力すると、MZM7の光出力はQPSK信号となり、2個のDAC2,3から4値のI信号、Q信号を出力すると、MZM7の光出力は16−QAM信号となる。
図2(A)に本実施の形態のDRV4,5の遷移特性を示し、図2(B)にMZM7の遷移特性を示す。DRV4,5の遷移特性およびMZM7の遷移特性は一般に非線形であるため、DAC2,3の出力信号は、DRV4,5を通過することで歪み、MZM7を通過することで更に歪む。DRV4,5またはMZM7のどちらかのみ遷移特性が非線形の場合には、フィードフォワード制御により比較的容易に非線形性を補償することが可能である。しかし、DRV4,5の遷移特性およびMZM7の遷移特性が共に非線形性の場合には、これらの遷移特性が温度変動、電源電圧変動に応じて変動し、これらの遷移特性の変動が積の形で複雑に関係するため、フィードフォワード制御で一意に補償することが困難となる。本実施の形態は、この複数の非線形性を一括して適応補償するものである。
以下、図3(A)〜図3(C)を用いて本実施の形態の適応制御の動作を説明する。本実施の形態の光送信器20では、まずDRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を補償する適応制御を行い、その後データ伝送の運用を開始する。
[ステップ1]
DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性のため、DSP1の信号出力レベルである設定レベルと、MZM7の光出力の出力レベルとの関係は図3(A)に模式的に示すように非線形の関係になっている。図3(A)では、簡単のために第1象限のみについて記載しているが、第1象限のみとは限らない。
DSP1のレベル取得部12は、光送信器内部の全デバイスの遷移特性を一括して検出するために、DSP1の設定レベルを予め規定された最大値から予め規定された最小値まで順次設定(スキャン)し、MZM7の出力レベルを設定レベル毎に光パワー検出器8に検出させる。光パワー検出器8は、MZM7の出力レベルを検出する。具体的には、モニタPD9は、MZM7の光出力を受光する。ADC10は、モニタPD9から出力される光電流をデジタル信号に変換してDSP1に出力する。レベル取得部12は、DSP1の設定レベルと光パワー検出器8で検出されたMZM7の出力レベルとを対応付けて記録する。レベル取得部12は、DSP1の設定レベルを様々な値に設定することで、図3(A)に示したような設定レベルと出力レベルとの関係を取得することができる。以上で、ステップ1の処理が終了する。
[ステップ2]
次に、DSP1の設定レベル導出部13は、ステップ1で記録されたMZM7の出力レベルの情報から、MZM7の出力レベルが等間隔となる理想の出力レベルを算出する。ここで、理想レベルの出力レベルは、QPSKの場合は2レベル、16−QAMの場合は4レベル、64−QAMの場合は8レベルとする。なお、図3(B)では16−QAMの場合の理想の出力レベルL4,L3,L2,L1を記載している。そして、設定レベル導出部13は、ステップ1で記録されたDSP1の設定レベルとMZM7の出力レベルとの関係から、理想の出力レベルL4,L3,L2,L1に対応するDSP1の設定レベルS4,S3,S2,S1を求める。以上で、ステップ2の処理が終了する。
[ステップ3]
DSP1の設定レベル採用部14は、設定レベル導出部13が求めた設定レベルS4,S3,S2,S1を、信号処理部11が出力するI信号、Q信号の設定レベルとして採用し、データ伝送の運用を開始する。こうして、設定レベル導出部13が求めた設定レベルを採用することにより、図3(C)に示すようにMZM7の出力レベルを等間隔にすることができる。したがって、光送信器20を構成するDRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を一括して補償することができる。
図4(A)に適応制御前の光送信器20が出力する16−QAM光出力のコンスタレーションを示し、図4(B)に適応制御後の本実施の形態の光送信器20が出力する16−QAM光出力のコンスタレーションを示す。適応制御前の本実施の形態の光送信器20は、従来と同様に、DRV4,5およびMZM7が非線形の遷移特性を持つので、光送信器20が出力する光出力は、コンスタレーション上において、上端のレベルと下端のレベルとが接近し、その中間のレベルが間延びしている。これに対して、適応制御後の本実施の形態の光送信器20は、DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性が一括して補償されているので、MZM7の出力レベルが等間隔になり、コンスタレーション上の信号配置が等間隔になる。
以上のように、本実施の形態では、光送信器を構成するDRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を一括して補償することができるので、コンスタレーション上の信号配置を等間隔にすることができる。この結果、光送信器のBERのS/N耐性特性を向上させることができ、信号の伝送距離を延伸することができる。DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を一括して補償できることは、光送信器の製造・調整時にDRV4,5およびMZM7の特性ばらつきを個別に考慮する必要がないことを意味し、光送信器の低コスト化に有効である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5(A)は本実施の形態に係る光送信器の構成を示すブロック図、図5(B)は本実施の形態のDSPの構成を示すブロック図であり、図1(A)、図1(B)と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の光送信器20aは、DSP1aと、2個のDAC2,3と、2個のDRV4,5と、LD6と、MZM7と、サンプリング光パワー検出器8aとから構成される。サンプリング光パワー検出器8aは、モニタPD9と、ADC10aと、サンプル回路15とから構成される。DSP1aは、信号処理部11と、レベル取得部12aと、設定レベル導出部13と、設定レベル採用部14aとを備えている。
本実施の形態は、第1の実施の形態の光パワー検出器8をサンプリング光パワー検出器8aに変更し、DSP1aの設定レベルを運用中に更新する適応制御を可能にしたことが異なる。運用中のMZM7の出力レベルを検出するには、光パワー検出器に用いるADCとして、伝送レートに対応する高速ADCを利用することも原理的に可能であるが、高速ADCの採用は消費電力増大とコスト増大を引き起こす。そこで、本実施の形態では、低消費電力で安価な低速のADC10aとサンプル回路15の組合せで、サンプリング光パワー検出器8aを構成する。
以下、図6(A)〜図6(C)を用いて本実施の形態の適応制御の動作を説明する。本実施の形態の光送信器20aでは、データ伝送運用中の適切なタイミングで、DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を補償する適応制御を継続的に行う。
[ステップ1]
DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性のため、DSP1aの信号出力レベルである設定レベルと、MZM7の光出力の出力レベルとの関係は図6(A)に模式的に示すように非線形の関係になっている。図6(A)では、簡単のために第1象限のみについて記載しているが、第1象限のみとは限らない。
DSP1aのレベル取得部12aは、データ伝送の運用中に、光送信器内部の全デバイスの遷移特性を一括して検出するために、DSP1aの所望の設定レベルに対応するMZM7の出力レベルをサンプリング光パワー検出器8aに検出させる。サンプリング光パワー検出器8aは、レベル取得部12aからの指示に応じて、DSP1の所望の設定レベルに対応するMZM7の出力レベルを適切なタイミングで検出する。具体的には、モニタPD9は、MZM7の光出力を受光して光電変換する。サンプル回路15は、モニタPD9から出力される光電流を適切なタイミングでサンプリングする。ADC10aは、サンプル回路15の出力をデジタル信号に変換してDSP1aに出力する。レベル取得部12aは、DSP1aの設定レベルとサンプリング光パワー検出器8aで検出されたMZM7の出力レベルとを対応付けて記録する。レベル取得部12aは、DSP1aの様々な設定レベルに対応するMZM7の出力レベルをサンプリング光パワー検出器8aに検出させることで、図6(A)に示したような設定レベルと出力レベルとの関係を取得することができる。以上で、ステップ1の処理が終了する。
[ステップ2]
次に、DSP1aの設定レベル導出部13は、ステップ1で記録されたMZM7の出力レベルの情報から、MZM7の出力レベルが等間隔となる理想の出力レベルを算出する。ここで、理想レベルの出力レベルは、QPSKの場合は2レベル、16−QAMの場合は4レベル、64−QAMの場合は8レベルとする。なお、図6(B)では16−QAMの場合の理想の出力レベルL4,L3,L2,L1を記載している。そして、設定レベル導出部13は、ステップ1で記録されたDSP1aの設定レベルとMZM7の出力レベルとの関係から、理想の出力レベルL4,L3,L2,L1に対応するDSP1aの設定レベルS4,S3,S2,S1を求める。以上で、ステップ2の処理が終了する。
[ステップ3]
DSP1aの設定レベル採用部14aは、設定レベル導出部13が求めた設定レベルS4,S3,S2,S1を、データ伝送運用中に信号処理部11が出力するI信号、Q信号の新たな設定レベルとして更新する。こうして、設定レベル導出部13が求めた設定レベルを採用することにより、図6(C)に示すようにMZM7の出力レベルを等間隔にすることができる。
本実施の形態の光送信器20aは、以上のような適応制御をデータ伝送運用中の適切なタイミングで継続的に行う(例えば一定時間毎に行う)。したがって、光送信器20aを構成するDRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を一括して継続的に補償できることになる。なお、適応制御の方法は以上の方法に限られることはなく、例えば出力レベルのみを検出して、出力レベルが等間隔になるように設定レベルを調整するアルゴリズムを採用してもよい。
本実施の形態では、第1の実施の形態の光送信器で得られる効果に加えて、データ伝送の運用中に、適切なタイミングで設定レベルの更新が可能となるので、温度変動、電源電圧変動、経年変動による運用中のDRV4,5およびMZM7の遷移特性の変動を補正できるので、光送信器の送信端でのBERのS/N耐性特性を常に最良の状態で運用することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図7(A)は本実施の形態に係る光通信システムの構成を示すブロック図、図7(B)は本実施の形態のDSPの構成を示すブロック図であり、図1(A)、図1(B)と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の光送信器20bは、DSP1bと、2個のDAC2,3と、2個のDRV4,5と、LD6と、MZM7とから構成される。DSP1bは、信号処理部11と、レベル取得部12bと、設定レベル導出部13bと、設定レベル採用部14bとを備えている。
本実施の形態は、第2の実施の形態のサンプリング光パワー検出器8aを取り去り、データ伝送後の光受信器30から受信レベル信号をフィードバックさせることにより、設定レベルを運用中に更新する適応制御を可能にしたことが異なる。
本実施の形態の光送信器20bと光伝送路40を介して接続された光受信器30は、光フロントエンド(以下、光FE(Front-End))31と、ADC32とを備えている。光FE31とADC32とは、送信手段を構成している。
以下、図8(A)〜図8(C)を用いて本実施の形態の適応制御の動作を説明する。本実施の形態の光送信器20bでは、データ伝送運用中の適切なタイミングで、DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を補償する適応制御を継続的に行う。
[ステップ1]
DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性のため、DSP1bの信号出力レベルである設定レベルと、光受信器30の受信レベルとの関係は図8(A)に模式的に示すように非線形の関係になっている。図8(A)では、簡単のために第1象限のみについて記載しているが、第1象限のみとは限らない。
DSP1bのレベル取得部12bは、データ伝送の運用中に、光送信器内部の全デバイスの遷移特性を一括して検出するために、DSP1bの所望の設定レベルに対応する光受信器30の受信レベルを、光受信器30からの受信レベルフィードバック信号を利用して適切なタイミングで読み取る。光受信器30の光FE31は、光送信器20bの光出力を受光して光電変換する。ADC32は、光FE31の出力をデジタル信号に変換して受信レベルフィードバック信号として光送信器20bに送信する。レベル取得部12bは、DSP1bの設定レベルと光受信器30の受信レベルとを対応付けて記録する。レベル取得部12bは、DSP1bの様々な設定レベルに対応する光受信器30の受信レベルを取得することで、図8(A)に示したような設定レベルと受信レベルとの関係を取得することができる。以上で、ステップ1の処理が終了する。なお、ステップ1の処理は、例えば設定レベルが既知の一定値である所定の期間で行えばよい。
[ステップ2]
次に、DSP1bの設定レベル導出部13bは、ステップ1で記録された光受信器30の受信レベルの情報から、光受信器30の受信レベルが等間隔となる理想の受信レベルを算出する。ここで、理想レベルの受信レベルは、QPSKの場合は2レベル、16−QAMの場合は4レベル、64−QAMの場合は8レベルとする。なお、図8(B)では16−QAMの場合の理想の受信レベルR4,R3,R2,R1を記載している。そして、設定レベル導出部13bは、ステップ1で記録されたDSP1bの設定レベルと光受信器30の受信レベルとの関係から、理想の受信レベルR4,R3,R2,R1に対応するDSP1bの設定レベルS4,S3,S2,S1を求める。以上で、ステップ2の処理が終了する。
[ステップ3]
DSP1bの設定レベル採用部14bは、設定レベル導出部13bが求めた設定レベルS4,S3,S2,S1を、データ伝送運用中に信号処理部11が出力するI信号、Q信号の新たな設定レベルとして更新する。こうして、設定レベル導出部13bが求めた設定レベルを採用することにより、図8(C)に示すように光受信器30の受信レベルを等間隔にすることができる。
本実施の形態の光送信器20bは、以上のような適応制御をデータ伝送運用中の適切なタイミングで継続的に行う(例えば一定時間毎に行う)。したがって、光送信器20bを構成するDRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性を一括して継続的に補償できることになる。
図9(A)に適応制御前の光送信器20bが出力して光受信器30が受信する16−QAM光出力のコンスタレーションを示し、図9(B)に適応制御後の本実施の形態の光送信器20bが出力して光受信器30が受信する16−QAM光出力のコンスタレーションを示す。適応制御前の本実施の形態の光送信器20bは、従来と同様に、DRV4,5およびMZM7が非線形の遷移特性を持つので、光送信器20bが出力して光受信器30が受信する光出力は、コンスタレーション上において、上端のレベルと下端のレベルとが接近し、その中間のレベルが間延びしている。これに対して、適応制御後の本実施の形態の光送信器20bは、DRV4,5およびMZM7の遷移特性の非線形性が一括して補償されているので、光受信器30の受信レベルが等間隔になり、コンスタレーション上の信号配置が等間隔になる。
なお、適応制御の方法は以上の方法に限られることはなく、例えば受信レベルのみを検出して、受信レベルが等間隔になるように設定レベルを調整するアルゴリズムを採用してもよい。また、設定レベルに小さい変調をかけて受信レベルが等間隔になる設定レベルを探すアルゴリズム等を採用してもよい。
また、本実施の形態では、光受信器30の送信手段を光FE31とADC32とから構成しているが、これに限るものではなく、光受信器30は、ADC32の代わりにDSPを備えていてもよい。この場合、光受信器30からの受信レベルフィードバック信号としては、DSPで計算されるコンスタレーションの情報やエラーベクトル振幅(EVM(Error Vector Magnitude))の情報を利用することができる。
また、本実施の形態では、受信レベルフィードバック信号を有線を介して光送信器20bに送信しているが、これに限るものではなく、受信レベルフィードバック信号を無線送信してもよいことは言うまでもない。
本実施の形態では、第1の実施の形態および第2の実施の形態の光送信器で得られる効果に加えて、光送信器の送信端から伝送路を経由して光受信器までの歪み補償が可能となるので、伝送システムとしてのBERのS/N耐性特性を常に最良の状態で運用することができる。
本発明は、デジタル信号処理を用いた光送信器に適用することができる。
1,1a,1b…デジタル信号処理回路、2,3…デジタルアナログ変換器、4,5…変調器ドライバ、6…レーザダイオード、7…マッハツェンダ変調器、8…光パワー検出器、8a…サンプリング光パワー検出器、9…モニタ用フォトダイオード、10,10a,32…アナログデジタル変換器、11…信号処理部、12,12a,12b…レベル取得部、13,13b…設定レベル導出部、14,14a,14b…設定レベル採用部、15…サンプル回路、20,20a,20b…光送信器、30…光受信器、31…光フロントエンド、40…光伝送路。

Claims (8)

  1. 入力データを信号処理する信号処理手段と、
    この信号処理手段から出力されたデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、
    このデジタルアナログ変換器から出力された信号を増幅する変調器ドライバと、
    光源から入力された連続光を前記変調器ドライバの出力信号により変調して出力するマッハツェンダ変調器と、
    このマッハツェンダ変調器の出力レベルを検出する光パワー検出器と、
    前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得するレベル取得手段と、
    前記マッハツェンダ変調器の出力レベルの情報から、前記マッハツェンダ変調器の出力レベルが等間隔となる理想の出力レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係から、前記理想の出力レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出手段と、
    この設定レベル導出手段が求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用手段とを備えることを特徴とする光送信器。
  2. 請求項1記載の光送信器において、
    前記レベル取得手段は、データ伝送の運用開始前に、前記信号処理手段の設定レベルを予め規定された範囲で順次設定し、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得し、
    前記設定レベル採用手段は、データ伝送の運用開始前に、前記設定レベル導出手段が求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用することを特徴とする光送信器。
  3. 請求項1記載の光送信器において、
    前記レベル取得手段は、データ伝送の運用中に、前記信号処理手段の所望の設定レベルに対応する前記マッハツェンダ変調器の出力レベルを前記光パワー検出器に検出させ、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得し、
    前記設定レベル採用手段は、前記設定レベル採用手段が求めた設定レベルを、データ伝送の運用中に前記信号処理手段が出力するデータの新たな設定レベルとして更新することを特徴とする光送信器。
  4. 光送信器と、光伝送路を介して前記光送信器と接続された光受信器とからなり、
    前記光送信器は、
    入力データを信号処理する信号処理手段と、
    この信号処理手段から出力されたデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、
    このデジタルアナログ変換器から出力された信号を増幅する変調器ドライバと、
    光源から入力された連続光を前記変調器ドライバの出力信号により変調して出力するマッハツェンダ変調器と、
    前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係を取得するレベル取得手段と、
    前記光受信器の受信レベルの情報から、前記光受信器の受信レベルが等間隔となる理想の受信レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係から、前記理想の受信レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出手段と、
    この設定レベル導出手段が求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用手段とを備え、
    前記光受信器は、前記光送信器から受信した光出力の受信レベルの情報を前記光送信器に送信する送信手段を備えることを特徴とする光通信システム。
  5. 入力データを信号処理する信号処理手段と、この信号処理手段から出力されたデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、このデジタルアナログ変換器から出力された信号を増幅する変調器ドライバと、光源から入力された連続光を前記変調器ドライバの出力信号により変調して出力するマッハツェンダ変調器とを備えた光送信器の遷移特性の非線形性を補償する光送信器補償方法であって、
    前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと光送信器の光パワー検出器が検出した前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得するレベル取得ステップと、
    前記マッハツェンダ変調器の出力レベルの情報から、前記マッハツェンダ変調器の出力レベルが等間隔となる理想の出力レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係から、前記理想の出力レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出ステップと、
    この設定レベル導出ステップで求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用ステップとを含むことを特徴とする光送信器補償方法。
  6. 請求項5記載の光送信器補償方法において、
    前記レベル取得ステップは、データ伝送の運用開始前に、前記信号処理手段の設定レベルを予め規定された範囲で順次設定し、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得し、
    前記設定レベル採用ステップは、データ伝送の運用開始前に、前記設定レベル導出ステップで求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用することを特徴とする光送信器補償方法。
  7. 請求項5記載の光送信器補償方法において、
    前記レベル取得ステップは、データ伝送の運用中に、前記信号処理手段の所望の設定レベルに対応する前記マッハツェンダ変調器の出力レベルを前記光パワー検出器に検出させ、前記信号処理手段の設定レベルと前記マッハツェンダ変調器の出力レベルとの関係を取得し、
    前記設定レベル採用ステップは、前記設定レベル採用ステップで求めた設定レベルを、データ伝送の運用中に前記信号処理手段が出力するデータの新たな設定レベルとして更新することを特徴とする光送信器補償方法。
  8. 入力データを信号処理する信号処理手段と、この信号処理手段から出力されたデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、このデジタルアナログ変換器から出力された信号を増幅する変調器ドライバと、光源から入力された連続光を前記変調器ドライバの出力信号により変調して出力するマッハツェンダ変調器とを備えた光送信器の遷移特性の非線形性を補償する光送信器補償方法であって、
    光伝送路を介して前記光送信器と接続された光受信器が、前記光送信器から受信した光出力の受信レベルの情報を前記光送信器に送信する送信ステップと、
    前記光送信器が、前記信号処理手段の出力レベルである設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係を取得するレベル取得ステップと、
    前記光送信器が、前記光受信器の受信レベルの情報から、前記光受信器の受信レベルが等間隔となる理想の受信レベルを算出し、前記信号処理手段の設定レベルと前記光受信器の受信レベルとの関係から、前記理想の受信レベルに対応する設定レベルを求める設定レベル導出ステップと、
    前記光送信器が、前記設定レベル導出ステップで求めた設定レベルを、前記信号処理手段が出力するデータの設定レベルとして採用する設定レベル採用ステップとを含むことを特徴とする光送信器補償方法。
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