JP6229795B2 - 信号生成装置及び信号生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主に、信号生成装置及び信号生成方法に関し、特に、変調器を備える光送信器のための信号生成装置及び信号生成方法に関する。
デジタル信号処理(DSP)技術は、劣化の逆フィルタ特性を適用することによって光ファイバ上での伝達の間に光信号に影響を与える劣化を補償することができる。これらの技術は、長距離上での高レートチャネルの伝送を可能にし、光ファイバなどの媒体を通じて光信号を受信する受信器に適用されることができる。とりわけ、コヒーレント受信技術は、受信信号の位相と振幅との両方で情報を得ることができる。このように、DSPは、適切に計算されたフィルタを適用することによって、受信前の、伝送の間に引き起こされる劣化を補償する。
デジタル信号処理の利点は、受信器側に対するこの技術の適用に限定されるものではない。同等に、デジタル・アナログ変換器(DAC)と組み合わされたDSP技術を、送信器側に適用することもできる。このようなケースにおいて、DSPプロセッサを含む、以降デジタル送信器と呼ぶ送信器と、デジタル信号をアナログ信号に変換するDACとは、光変調器を駆動するために用いられる。
デジタル送信器内のDSPも、また、非特許文献1によって示されるように、伝送において光ファイバの内部に出現する送信器側の非線形劣化を軽減するために用いることができる。デジタル送信器において伝送の間に出現する劣化を補償又は軽減するために信号を処理するためのこのようなDSP技術は、ソースに応じて前置補償又は前置歪みと呼ばれる。
デジタル送信器における変調は、時にデカルト変調器と呼ばれる光IQ(同位相/直角位相)変調器、ベクトル変調器、二重並列変調器、又はソースに依存するネスト型変調器により行なうことができる。IQ変調器において、電気信号は、2つの独立したマッハツェンダー装置を駆動し、ここで、2つの独立したマッハツェンダー装置は、チャイルドマッハツェンダー変調器(children Mach-Zehnder Modulators)(MZM)と呼ばれ、同じ光搬送波の位相及び振幅を変調し、その出力が、再結合される前に位相が相対的に90度遅延される。これらの成分は、信号の同位相(I)及び直角位相(Q)と呼ばれる。チャイルドMZMの出力間の位相差は、直交の角度と呼ばれることができ、理想的には90度である。このようなIQ変調器も、また、光送信器において広く用いられる。
さらに、本出願に関連して、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、及び非特許文献2は、MZMのためのバイアス制御回路を開示する。
特開2012−217127号公報 特開2012−128165号公報 特開2011−044906号公報 特開2008−249848号公報
まず、関連技術での問題を明確にするために、背景技術による送信器の制御が説明される。
IQ変調器での1つの既知の問題は、温度の変動又は装置のエージングによる直流バイアスの変化である。影響を受けるバイアスは、2つのチャイルドMZM、I及びQチャイルドMZMの各々の直流バイアス、及び直角位相の角度を制御設定するために用いられる直流バイアスの3つのタイプである。バイアス内のドリフトは、送信された信号の劣化の原因となる変調器の誤ったセッティングと、それによる受信信号品質の劣化とをもたらす。この問題は、変調器の生産現場又はIQ変調器を用いる送信器の組立現場上の変調器の特性の決定と、IQ変調器がデータの変調のために最初に用いられる時との間に発生しやすい。データの変調のために変調器が最初に用いられる時は、スタートアップと呼ばれる。同じ問題は、変調器の動作の間にも生じやすい。
この問題は、既知のQPSK送信器などのDSPを実装しない送信器に関して既に知られており、問題は、変調器のバイアス及び直流バイアス変化に対する補償を制御する自動バイアス制御(ABC)回路を用いることによって解決される。このように、ABC回路は、スタートアップ及び動作の間において双方のバイアスドリフトを補償する。
図17は、本出願に関連する光送信器100の概略図である。光送信器100は、IQ変調器111と、IQ変調器111の直流バイアスを制御する自動バイアス制御(ABC)回路130とを含む。
送信器100は、入力データストリーム101に従って変調器111によって変調された光波信号102を発出する。入力データストリームは、論理的なバイナリデータストリームである。シリアライザ/デシリアライザ(SER/DES)部120は、バイナリデータストリーム101を、符号化部121に向けてバイナリデータの並列レーンに変換する。符号化部121は、前方誤り訂正(FEC)符号化部を含んでもよい。符号化部121によって符号化されたデータは、デジタル信号処理及びデジタル・アナログ変換を実行することができるDSP/DAC部122内に供給される。DSP/DAC部122によって出力されたデータは、それらの出力電圧がIQ変調器111のRF入力を駆動するのに適するように、駆動アンプ(Amp)116及び117によって増幅される。
連続波信号は、レーザ110によって発せられ、IQ変調器111の入力に供給される。IQ変調器111のIチャイルドマッハツェンダー変調器(MZM)112は、ドライバ(Amp)116の出力によって駆動される。IQ変調器111のQチャイルドMZM113は、ドライバ(Amp)117の出力によって駆動される。位相調整器(φ IQ )114は、IQ変調器111の直角位相の角度を制御する。低速モニタフォトダイオード(PD)115は、IQ変調器111内に集積され、IQ変調器111の出力に比例したモニタ電気信号を提供する。もしくは、PD115は、IQ変調器111の外部に備えられることができ、IQ変調器111によって発せられた光波信号のタップ部分からモニタ電気信号を生成することができる。
モニタPD115によって生成されたモニタ信号は、IQ変調器111の3つの直流バイアスを制御する、ABC回路130に供給される。ABC回路130は、IチャイルドMZM112の直流バイアス、QチャイルドMZM113の直流バイアス、及び位相調整器114の直流バイアスをそれぞれ制御するために、3つの制御回路131(I制御及びディザ)、132(Q制御及びディザ)及び133(φ IQ 制御及びディザ)を含む。ABC回路130は、PD115によって生成されたモニタ信号に従ってIQ変調器111の直流バイアスを最適化する。
ABC回路130は、制御部131、132、及び133によってIQ変調器111の直流バイアス上に重畳された低周波ディザトーンを用いる。トーン周波数に対応する周波数成分の位相及び振幅は、モニタPD115によって生成されたモニタ信号から抽出される。制御部131、132、及び133は、モニタ信号から抽出された周波数の振幅及び位相に従って、それぞれの直流バイアスを制御する。もしくは、トーンディザは、直流バイアス上ではなく、ドライバ116及び117のそれぞれの出力に対して加えることができる。チャイルドMZM112及び113に対する結果は、いずれのケースも同一である。それ故、いずれの構成も、同じ効果を伴って用いることができる。ディザトーンを加えることによって光変調器の直流バイアスを制御するための基本構造も、また、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、及び非特許文献2に示される。
特許文献4に示されるように、各々のチャイルドMZMに対する最適な変調のための適切なバイアスは、Vpiである。Vpiは、チャイルドMZMのヌル点又は最小透過点に対応する。チャイルドMZMの電気特性の周期性によると、バイアスは、2Vpiの周期性を有する。直角位相の角度のための最適な直流バイアスは、90度の位相シフトの角度を生成するバイアスに対応する。IQ変調器111の特性の周期性によると、直角位相の角度の周期性は、360度である。
図18は、図17のABC回路によって用いられるモニタ信号のシミュレーション結果の概要である。この場合、図17の送信器100は、32G(ギガ)ボーのQPSK(4位相偏移変調)信号を送信する。QPSK信号は、単一の偏光信号である。但し、各偏波上で同じABC回路130が用いられる一方で、単一偏波IQ変調器111の代わりに二重偏波(DP−)IQ変調器を用いることによって、偏波多重(PM−)QPSK信号を生成することができる。トーンのために用いられるディザ周波数は、7.8MHzに選択される。
曲線211〜217は、図18のドライバ(Amp)116及び117の出力振幅の個別の値に対する、PD115の出力から抽出されたディザトーンの周波数におけるモニタ信号の振幅を表わしており、オリジナルのディザトーンがヌル位相の基準とされる一方で、モニタ信号の振幅にモニタ信号の位相が乗算される。制御部131及び132によって用いられる誤差信号は、直流バイアスに加えられる、ディザトーン値を乗算した曲線211〜217上にプロットされたモニタ信号に等しい。このように、制御部は、ゼロクロス方式で動作する。
ここで、我々は、ドライバ116及び117(Vdriver)の出力の振幅が2Vpiに等しいケースに対応する、曲線211のケースを検討する。これは、送信器100の高品質信号のための最適な振幅である。直流バイアスのための最適値は、バイアスがVpiのケースに対応する、ポイント202である。
ポイント201と202との間において、直流バイアス上の抽出されたモニタ値及びディザトーン値は、同位相である。そのため、ディザトーン値及びモニタ値を乗算することによって生成された誤差信号は正であり、モニタ値は直流バイアスの増加に結びつく。
ポイント202と203との間において、直流バイアス上の抽出されたモニタ値及びディザトーン値は、逆位相である。そのため、ディザトーン値及びモニタ値を乗算することによって生成された誤差信号は、負であり、直流バイアスの低減に結びつく。これは、最適なゼロクロス条件に結びつき、そのため、フィードバックは、Vpiの安定した電圧のポイント202に収束する。ポイント201及び203は、2Vpiの周期性と同じ条件を表わし、ヌルモニタ信号に結びつく、ということに留意するべきである。しかしながら、逆位相情報のために、これらのポイントは不安定であり、そのため、フィードバック回路は、最適な直流バイアスVpiをロックし追跡するのみである。曲線212及び213の場合、ドライバ116及び117の出力が1.5Vpi及び1.25Vpiにそれぞれ等しい場合には、ABC回路130のフィードバック制御は、曲線211と同じような方式で動作する。そのため、ABC回路は、IQ変調器111の直流バイアスを最適に制御する。
曲線214の場合、ドライバ116及び117の振幅は、Vpiに等しい。この場合、モニタ信号は、すべてのバイアス電圧に対してヌルである。これは、ABC回路130はIQ変調器の直流バイアスを正確に制御することができない、ということを意味する。
さらに、曲線215〜217の場合、モニタ信号及びディザトーンは、ポイント201〜202の間は逆位相であり、ポイント202〜203の間は同位相である。これは、誤差信号は、直流バイアスがVpi未満の場合に負になり、直流バイアスがVpiを超える場合に正になる、ということを意味する。そのため、ポイント202は、もはや安定しておらず、ABC回路130は、周期性に従って、変調器111の直流バイアスを、同じ条件である0又は2Vpiにロックすることになる。その場合、ABC回路130は、変調器111の直流バイアスを制御するが、直流バイアスが誤っているために、送信器100によって発せられた信号102は、適切に受信され復号されることができない。
QPSK信号の場合、ドライバ116及び117の出力は、2つの値しか得ることができない。それらの振幅がVpiより大きい場合、ABC回路130は、期待された極性のモニタ信号を用い、モニタ信号は、IQ変調器111の直流バイアスを最適条件にロックする。
しかしながら、ドライバ116又は117の振幅がVpi未満である場合、ABC回路130は、期待された信号の逆極性のモニタ信号を用い、ABC回路130は、Q変調器111の直流バイアスを誤った条件にロックする。さらに、ドライバ116及び117の振幅がVpiである場合、ABC回路130は、モニタ信号を得ることができず、変調器111の直流バイアスを制御することができない。
ここで、DSP/DAC部122の適切な構成をもつ前置補償により生成されたさらに複雑な変調フォーマット及び駆動信号を考慮すると、ドライバ116及び117の出力は、2を超える値を得ることになる。しかしながら、トーン周波数と信号ボーレートとの間の差を順番に考慮すると、結果として生じるモニタ信号は、QPSKのモニタの重ね合せによって得られた信号である、と考えることができる。すなわち、ドライバ116及び117の出力信号の中の相対的重さは、複雑な駆動信号の振幅分布内の対応するQPSK振幅の確率によって決定される。
非特許文献2は、0.5より大きい駆動信号のPAPR(平均出力比に対するピーク)に関して、分解されたものはVpiより大きい振幅をもつ支配的なQPSKに結びつくことになり、そのため、結果として生じるモニタ信号は、期待された極性を有することになる、と記載する。この場合、特許文献1及び非特許文献2などの背景技術は、変調器111を効率的に制御することができる。
駆動信号のPAPRが0.5未満である場合には、Vpi未満の振幅をもつ支配的なQPSKに分解が結びつくことになり、そのため、結果として生じるモニタ信号は、期待されたものとは逆の極性を有することになる。これは、特許文献1の構造をこのような条件のために用いることができない、ということを意味する。
0.5未満のPAPRの条件は、説明したようにゼロクロス位相比較を反転させることになるので、非特許文献2の構造を、このような条件において用いることができる。しかしながら、これは、付加的なフィードバック、フィードバック切り替え、及びPAPRのモニタリングのための追加リソースの制約をもたらす。
さらに、非特許文献2におけるABC技術は、50%に近いか若しくは等しい駆動信号のPAPRをもつ電気的駆動信号に対して非常に貧弱な感度を示す。そのため、非特許文献2におけるABC技術は、結果として生じるPAPRが50%に等しいので、非特許文献1に記載された、偏波間周波数オフセットのような前置歪みを用いて信号を発出するように構成されたデジタル送信器100のIQ変調器111の直流バイアスを、高精度で制御することができない。PAPRが50%近くであるので、同様の不充分な正確さは、例えば64QAM以上などの高インデックスQAM(直交振幅変調)に対しても現われる。
期待されるものとは逆の極性をモニタ信号が有することになるとともに、位相変調が高水準のフォーマットにおいて実行される時にABC回路がIQ変調器の直流バイアスを高精度で制御することができない、という問題に対する解決策を、特許文献2特許文献3、及び特許文献4に記載の構造もまた示していない。
本発明の目的は、多種類の変調フォーマットに対して適用可能な光変調器の直流バイアスを制御することができる信号生成装置及び信号生成方法を供給することである。
本発明の信号生成装置は、入力デジタルデータを並列データレーンへデシリアライズするための、シンボルレートFのデジタルデータの値を少なくとも1つの所定の閾値と比較し(ここでFは実数である)、比較の結果に基づいてオフセット値を選択し、選択されたオフセット値をデジタルデータに加えるためのデジタル処理手段と、オフセット値を加えたデジタルデータを各データレーンにおいてアナログ信号に変換するための変換手段と、シンボルレートFにおいて所定の変調フォーマットをもつアナログ信号に従って光波を変調する(ここで、変調信号はF/Nにおける周波数成分を含み、Nは1より真に大きい整数である)ための光変調手段と、を含み、オフセット値は、N/Fの時間的周期性により更新される1セットの選択可能なオフセット値の中から選択される。
本発明の信号生成方法は、入力デジタルデータを並列データレーンにデシリアライズし、シンボルレートFのデジタルデータの値を少なくとも1つの所定の閾値と比較すし(ここでFは実数である)、デジタルデータに対するオフセット値を選択し、オフセット値を加えたデジタルデータを各データレーン内のアナログ信号に変換し、シンボルレートFにおいて所定の変調フォーマットをもつアナログ信号に従って光波を変調する(ここで、変調信号はF/Nにおける周波数成分を含み、Nは1より真に大きい整数である)、手順を含み、オフセット値は、N/Fの時間的周期性により更新される1セットの選択可能なオフセット値の中から選択される。
本発明の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、入力デジタルデータを並列データレーンにデシリアライズする手順、シンボルレートFのデジタルデータの値を少なくとも1つの所定の閾値と比較する(ここでFは実数である)手順、比較の結果に基づいてオフセット値を選択する手順、選択されたオフセット値をデジタルデータに加える手順、オフセット値を加えたデジタルデータを各データレーン内のアナログ信号に変換する手順、シンボルレートFにおいて所定の変調フォーマットをもつアナログ信号に従って光波を変調する(ここで、変調信号はF/Nにおける周波数成分を含み、Nは1より真に大きい整数である)手順を含み、オフセット値は、N/Fの時間的周期性により更新される1セットの選択可能なオフセット値の中から選択される手順、を実行させるプログラムを記録する。
信号生成装置及び信号生成方法は、多種類の変調フォーマットに適用可能な光変調器の直流バイアスを制御させる効果をもたらす。
第1の実施形態によるデジタル送信器の概略図。 図1に示された送信器DSPの概略図。 第1の実施形態によるデジタルABC部のデータ処理における定義のタイミングを表わすタイムチャート。 図3に示されたデジタルプロセスを表わすフローチャート。 図1の送信器の動作のタイムチャート。 図1のデジタル送信器の動作の別のタイムチャート。 図1のデジタル送信器の動作の別のタイムチャート。 デジタル送信器(QPSK)の変調器を駆動するために用いられる異なる構成の信号の特性の概要。 デジタル送信器(16QAM)の変調器を駆動するために用いられる異なる構成の信号の特性の概要。 デジタル送信器(256QAM)の変調器を駆動するために用いられる異なる構成の信号の特性の概要。 デジタル送信器(5GHzのオフセットによるQPSK変調)の変調器を駆動するために用いられる異なる構成の信号の特性の概要。 デジタル送信器(CDの前置補償が10,000ps/nmであるQPSK変調)の変調器を駆動するために用いられる異なる構成の信号の特性の概要。 図8〜図12の構成に対するチャイルドMZMのバイアスの制御のシミュレーション結果の概要。 図8〜図11の構成に対するIQ変調器の直角位相の角度の制御のシミュレーション結果の概要。 図12の構成に対するIQ変調器の直角位相の角度の制御のシミュレーション結果の概要。 第2の実施形態による光トランスポンダの概略図。 本出願に関連する光送信器100の概略図。 図17のABC回路によって用いられるモニタ信号のシミュレーション結果の概要。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による送信器300の概略図である。送信器300は、入力データストリーム301に従って光波信号302を生成する。入力データストリーム301は、論理ストリームを表わし、並列の支流(トリビュタリ)内にいくつかの下位ビットレートを含んでもよい。
送信器300は、遠隔的に供給された制御信号に従って機能を制御するユーザ制御部305を含む。送信器300は、レーザ310によって発せられた光搬送波を変調するDP−IQ変調器311を含む。DP−IQ変調器311は、光波の偏波を維持しながら入力光波を分割する定偏波カップリング部を含む。DP−IQ変調器311は、図17のIQ変調器111と同様の2つのIQ変調器をさらに含む。光波信号の分割された部分は、偏波(X偏波及びY偏波)ごとのIQ変調器の各々によって変調される。2つのIQ変調器の出力は、X偏波及び直交するY偏波を用いて、偏波多重信号を生成するために直交方式で組み合わされる。
そのため、DP−IQ変調器311は、図17のモニタPD115と同様の2つの集積化モニタPDを有し、一方のPDは、X偏波のためのものであり、別のPDは、Y偏波のためのものである。DP−IQ変調器311は、駆動信号XI(同位相のX偏波)、XQ(直角位相のX偏波)、YI(同位相のY偏波)、及びYQ(直角位相のY偏波)のための4つの高速データ入力を有する。駆動信号XI、XQ、YI、及びYQは、TX DSP320から出力され、ドライバ(Amp)316〜319によってそれぞれ増幅され、光搬送波を変調するためにDP−IQ変調器311に供給される。
6つの直流バイアスが、DP−IQ変調器311に対して入力され、3つのバイアスは、X偏波のために、すなわち、XIチャイルドMZMバイアス、XQチャイルドMZM、及び直角位相のX角度のために用いられる。3つの残りのバイアスは、Y偏波のために、すなわち、YIチャイルドMZMバイアス、YQチャイルドMZM、及び直角位相のY角度のために用いられる。
入力データストリーム301は、送信器DSP(TX DSP)320に供給される。送信器DSP320は、シリアライザ/デシリアライザ(SER/DES)機能と、多重化機能と、符号化機能と、信号処理機能と、専用の信号処理機能とを含む。送信器DSP320は、DP−IQ変調器311を駆動するために4つのデータレーンXI、XQ、YQ、及びYQを生成する4つのDACを含む。もしくは、送信器DSP320は、信号を受信するために、デジタル化、信号処理、及び復調の機能を含むトランスポンダDSP内部に集積化されてもよい。送信器DSP320による4つの高速アナログ信号出力は、316、317、318、及び319で示される4つのドライバにそれぞれ供給される。ドライバ316〜319は、ドライバの出力の振幅がDP−IQ変調器311に適するように、送信器DSP320の出力を増幅する。4つのドライバの出力は、DP−IQ変調器311の4つの高速入力に接続される。
ABC回路330は、DP−IQ変調器311のX偏波に専用のモニタPD(モニタ(X))の出力に従ってDP−IQ変調器311のX偏波のための3つの直流バイアスを制御する。モニタPDの出力は、3つの同一のモニタ信号に分割されて、フィルタリング部334、335、及び336にそれぞれ供給される。
フィルタリング部334〜336は、送信器DSP320内の処理において規定された周波数の成分を抽出する。Iバイアス制御部331は、フィルタ334の出力から生成された誤差信号を最小化するためにDP−IQ変調器311のXI直流バイアスを制御し、送信器DSP320によって生成された同期信号(同期(X))を制御する。制御部332は、フィルタ335の出力から生成された誤差信号を最小化するためにDP−IQ変調器311のXQ直流バイアスを制御し、同期信号を制御する。位相制御部(φ IQ 制御)333は、フィルタ336の出力から生成された誤差信号を最小化するためにDP−IQ変調器311の直角位相の角度に対応する直流バイアスを制御し、同期信号を制御する。
ABC回路330は、アナログ回路及びアナログフィルタにより実現することができる。もしくは、ABC回路330は、デジタル制御回路及びデジタルフィルタにより実現することができる。この場合、ABC回路330は、DSP320に集積化されてもよい。
ABC回路340の構造は、ABC回路330と同一である。すなわち、ABC回路340も、フィルタリング部334〜336及び制御部331〜333に対応する3つのフィルタリング部及び3つの制御部を含む。ABC回路340は、Y偏波に専用のモニタPD(モニタ(Y))の出力に従ってDP−IQ変調器311のY偏波のための3つの直流バイアスを制御する。ABC回路330及び340は、2つのモニタPDに従ってDP−IQ変調器311の6つの直流バイアスを制御する単一のユニットに集積化されてもよい。
図2は、図1に表わされた送信器DSP320の概略図である。送信器DSP320には、並列の下位ビットレートトリビュタリとして機能することができる入力データストリーム301が供給される。送信器DSP320は、DAC XI450、DAC XQ451、DAC YI452、及びDAC YQ453の4つのDACを通じて、デジタル送信器300の変調器を駆動するために用いることができる4つのアナログ信号を出力する。
入力データストリーム301は、論理ビットストリームであり、シリアライザ/デシリアライザ(SER/DES)420により低レート並列トリビュタリに変換される。
符号化及びFEC部421は、グレイ符号化、差分符号化、及びFEC(前方誤り訂正)符号化のためのビットレーンを符号化する。デジタルRZカービング部430は、デジタルデータ上のスペクトル成形に加えて、RZ(ゼロ復帰)パルスカービング成形を実行する。
線形前置歪み部431は、線形劣化の前置補償を実行する。線形前置歪み部431は、周波数領域におけるCD(波長分散)量を前置補償することができる。非線形前置歪み部432は、非線形歪みを緩和するために信号処理を実行する。非線形前置歪み部432は、偏波間デジタル周波数オフセットを実行することができる。
TX不完全性前置歪み部433は、アパーチャ効果に加えて、ドライバ及び変調器の特性による線形性の劣化と同様に、送信器のドライバ及び変調器のドライバのDACの帯域幅制限による劣化を含む、送信器フロントエンドによる歪みを補償する。
第1の実施形態によれば、送信器DSP320は、図2における、デジタルABC部、ABC XI440、ABC XQ441、ABC YI442、及びABC YQ443を備える。
デジタルABC部440は、送信器DSP320の前のユニットから来るデジタル信号を処理する。デジタル信号は、トリビュタリXI(DAC XI450)のDACを目的地とされる。デジタルABC部440は、整数N(XI)により特徴づけられる。整数N(XI)は、デジタルABC部440のプロセスの周期性に関連する。
同様に、それぞれのデジタルABC部441、442、及び443は、送信器DSP320の前のユニットから来るデジタル信号を処理する。デジタル信号は、それぞれのチャネルXQ(DAC XQ451)、YI(DAC YI452)、及びYQ(DAC YQ453)のDACを目的地とされる。DAC451〜453は、それぞれの整数N(XQ)、N(YI)、及びN(YQ)により特徴づけられる。整数N(XQ)、N(YI)、及びN(YQ)は、デジタルABC部441、442、及び443のプロセスの周期性にそれぞれ関連する。
4つのそれぞれのデジタルABC部440、441、442、及び443は、デジタル信号の1シンボル期間のN(XI)、N(XQ)、N(YI)、又はN(YQ)倍のプロセスのそれぞれの時間的周期性によりデジタル信号を処理する。送信器DSP320が送信器300において用いられる時に、デジタルABC部440、441、442、及び443は、シンボルレートFの光波信号302がF/N(XI)、F/N(XQ)、F/N(YI)、及びF/N(YQ)の周波数成分を含むように、デジタル信号を処理する。
同期部411は、プロセスの開始及び周期性の情報及びユニットが信号を処理しているか信号を通過させているかの情報を含む、デジタルABC部440、441、442、及び443からのタイミング情報を集める。
同期部411は、ABC回路330のIバイアス制御部331に対してデジタルABC部440の同期化の情報、Q制御部332に対してデジタルABC部441の同期化の情報、位相制御部333に対してデジタルABC部440及び441の両方の同期化の情報を供給する。
また、同期部411は、ABC回路340のI制御部に対してデジタルABC部442の同期化の情報、ABC回路340のQ制御部に対してデジタルABC部443の同期化の情報、ABC回路340の直角位相の角度の制御部に対してデジタルABC部442及び443の同期化の情報を供給する。
制御部410に対する外部制御信号入力によって、送信器DSP320を制御することができ、送信器DSP320を再構成することができる。制御部410は、SER/DES部420を、選択された変調フォーマットに従って符号化及びFEC部421を、及び選択された信号形状構成に従ってデジタルRZカービング部430を、制御し再構成することができる。
制御部410は、補償される線形劣化の選択された量及び性質に従って線形前置歪み部431と、選択された条件及びパラメータに従って非線形前置歪み部432とを、制御し再構成することができる。
制御部410は、同期部411に加えて、4つのデジタルABC部440〜443と、4つのDAC450〜453と、保存された送信器特性に従ってTX不完全性前置補償部433と、を制御し再構成することができる。
図3は、第1の実施形態による、デジタルABC部440、441、442、及び443のデータ処理における定義されたタイミングを表わすタイムチャートである。入力データ501は、Lビットから構成され、ここで、Lは送信器DSP320のデータ形式に応じて選択される整数である。
整数Nにより特徴づけられたデジタルABC部440と同様の変調器制御処理装置を考慮すると、処理装置は、502で示された1セットの定数と、2セットの変数503及び504とを有する。
定数セット502は、A(0)〜A(h)で示されたh+1値の閾値セットを含み、ここで、hは整数である。閾値セットのA(m)の各値は(L−k)ビットデータである。ここで、mは、0以上且つh以下であり、L及びkは、L>kになるような整数である。定数A(0)〜A(h)は、昇順でソートされる。
変数セット503は、オフセットのセットを含み、O(0)〜O(h+1)で示されたh+2値を備える。オフセットセットの各値O(m)は、jビットデータであり、ここで、jは、整数であり、jは、関係j<k<Lによる整数L及びkに関連する。
そして、変数セット504は、極性セットを含み、P(0)〜P(h+1)で示されたh+2個の値を備える。オフセットの各値P(m)は、1ビットの符号化バイナリデータになり得る。すなわち、P(m)は、正符号(+1)又は負(−1)符号を表わす。
変数セットO(0)〜O(h+1)503の値及びP(0)〜P(h+1)504は、1シンボル期間のN倍の時間的周期性により同時に数回更新される。例えば、シンボル期間のN/2倍ごとに、変数セットO(0)〜O(h+1)503及びP(0)〜P(h+1)504は、2回更新される。周期性の前半において、オフセット変数セットO(0)〜O(h+1)は、V(0)〜V(h+1)で示されたjビットの1セットのh+2の定数値により定義される。周期性の後半において、オフセット変数セットO(0)〜O(h+1)503は、W(0)〜W(h+1)で示されたjビットの1セットのh+2の定数値により定義される。
極性変数セットP(0)〜P(h+1)504は、R(0)〜R(h+1)で示された1セットのh+2の定数値により周期性の前半、及びS(0)〜S(h+2)で示された1セットのh+2の定数値により周期性の後半で同時に定義される。定数セットA(0)〜A(h)、V(0)〜V(h+1)、W(0)〜W(h+1)、R(0)〜R(h+1)、S(0)〜S(h+1)は、外部制御によって再定義されることができる。
図4は、図3に示されたデジタルプロセスを表わすフローチャートである。デジタル信号処理は、前のデジタル信号プロセス510からのデータ供給において開始する。動作511は、処理データのL−kの最上位ビット(MSB)の評価である。処理データのL−kのMSBは、図3上で定義された閾値A(0)〜A(h)と比較される。比較結果520〜52h+1のh+2のケースは、図4に示される。それぞれのケース520〜52h+1に対して、それぞれの530〜53h+2のプロセスが、データに対して適用される。
第1のケース520において、ここで、L−kのMSBは、最小の閾値A(0)より低く、動作530は、処理データ上で実行される。
第2のケースから、最後から2番目のケース521〜52hまで、ケース52m+1に対応する2つの閾値A(m)及びA(m+1)がある。ケース52m+1では、処理データのL−kのMSBは、A(m)以上で且つA(m+1)未満である。この場合、プロセス53m+1がデータに対して適用される。最後ケース52h+1において、データのL−kのMSBは、最高値の閾値A(h)以上であり、プロセス53h+1がデータに対して適用される。
530〜53h+1のケース群のうちのケース53mについては、極性P(m)が正である場合、jビットを有するオフセット値O(m)が、処理データの最下位ビット(LSB)のjビットに加えられる。
極性P(m)が負である場合、オフセット値O(m)が処理データのLSBのjビットから減じられる。値O(m)がヌルであるならば、極性P(m)が正又は負のいずれであっても同じ結果となる、ということに留意するべきである。
プロセス540において、プロセス530〜53h+1の中の1つのプロセスの結果は、Data(i)の各々に対して処理装置によって出力される。図4上で表わされたプロセスは、制限されたリソース量で、DSP部上で容易に実施することができる、ということに留意するべきである。
図5は、図1の送信器300の動作のタイムチャートである。図2上で記載された送信器DSP320は、送信器300内で用いられる。
ここで、デジタルABC部440、441、442、及び443を特徴づける数N(XI)、N(XQ)、N(YI)、及びN(YQ)は、すべてが整数Nに等しくなるように選択される。フィルタ部334、335、及び336は、周波数F/Nを中心とする帯域通過フィルタであり、ここで、Fは、実数であり、且つ送信器300によって発せられた信号のシンボルレートである。
曲線601は、デジタルABC部440及び442の状態を表わす。曲線602は、デジタルABC部441及び443の状態を表わす。曲線603は、ABC回路330のIバイアス制御部331及びABC回路340のバイアスI制御の状態を表わす。曲線604は、ABC回路330のバイアスQ制御332及びABC回路340のバイアスQ制御の状態を表わす。曲線605は、ABC回路330の位相制御部333及びABC回路340の直角位相の角度の制御状態を表わす。
ABC回路330及び340がDP−IQ変調器311の独立したモニタPDを用いるので、ABC回路330及び340は、変調器のバイアスを同時に制御することができ、その一方で、デジタルABC部440及び442、又は、デジタルABC部441及び443は、等しい特性Nによって同時に動作する。曲線601及び602は、同一の周波数及び90度の相対位相差をもつクロック信号を示す。
クロックの周波数は、F/Nより低いものとされる。例えば、曲線601及び602の周波数は、F=32Gボー及びN=30000に対して100Hzとされる。
時間間隔610において、デジタルABC部440、441、442、及び443は、オフである。すなわち、デジタルABC部440、441、442、及び443は、データを処理せずにデータを通過させる。もしくは、オフ状態のデジタルABC部は、バイパスされてもよい。この間隔の間、デジタルABC部は、すべてオフであり、バイアスは、制御されない。
時間間隔611において、デジタルABC部440及び442は、まだオフである一方で、デジタルABC部441及び443は、オンである。この間隔において、ABC回路の他のすべての制御は、オフであるであるが、ABC部330及び340のバイアスQ制御は、オンである。間隔611の間、DP−IQ変調器311の各偏波上のQバイアスが制御される。
間隔612において、デジタルABC部440、441、442、及び443のすべてがオンである。この間隔において、ABC回路の他のすべての制御がオフである一方で、ABC回路330及び340の直角位相の角度のバイアス制御は、オンである。間隔612の間に、変調器311の各偏波上の直角位相の角度が制御される。
間隔613において、デジタルABC部441及び443がオフである一方で、デジタルABC部440及び442は、オンである。この間隔において、ABC回路の他のすべての制御がオフである一方で、ABC回路330及び340のバイアスI制御は、オンである。間隔613の間に、変調器311の各偏波上のIバイアスが制御される。連続する時間は、間隔610、611、612、及び613の繰り返しから構成される。
上記のように、デジタルABC部440〜443、バイアスI制御、バイアスQ制御、及びABC回路330及び340の直角位相の角度のバイアス制御は、曲線601〜605として記載された同一周波数によるクロックに同期して「オン」及び「オフ」の状態を繰り返す。
図6は、図1の送信器の動作の別のタイムチャートである。ここで、デジタルABC部440、441、442、及び443を特徴づける数N(XI)、N(XQ)、N(YI)、及びN(YQ)は、すべてが整数Nに等しくなるように選択される。
曲線621は、デジタルABC部440及び442の状態を表わす。曲線622は、デジタルABC部441及び443の状態を表わす。曲線623は、ABC回路330のIバイアス制御331及びABC回路340のIバイアス制御の状態を表わす。曲線624は、ABC回路330のQバイアス制御332及びABC回路340のQバイアス制御の状態を表わす。曲線625は、ABC回路330の位相制御部333及びABC回路340の直角位相の角度の制御状態を表わす。
曲線621及び622は、同一の周波数及び120度の相対的位相をもち、2/3のデューティサイクルをもつクロック信号である。
時間間隔630において、DSP部441及び443が、まだオフである一方で、DSP部440及び442は、オンである。この間隔において、ABCの他のすべての制御がオフである一方で、ABC回路330及び340のIバイアス制御は、オンである。間隔630の間に、変調器311の各偏波上のIバイアスが制御される。
間隔631において、デジタルABC部440及び442がオフである一方で、デジタルABC部441及び443は、オンである。この間隔において、ABC回路の他のすべての制御がオフである一方で、ABC回路330及び340のQバイアス制御は、オンである。間隔631の間に、変調器311の各偏波上のQバイアスが制御される。
間隔632において、DSP部440、441、442、及び443のすべてが、オンである。この間隔において、ABC回路の他のすべての制御がオフである一方で、ABC回路330及び340の直角位相の角度のバイアス制御は、オンである。間隔632の間に、変調器311の各偏波上の直角位相の角度が制御される。連続する時間は、間隔630、631、及び632の繰り返しから構成される。
上記のように、デジタルABC部440〜443、Iバイアス制御、Qバイアス制御、及びABC回路330及び340の直角位相の角度のバイアス制御は、曲線621〜625として記載された同一周波数によるクロックに同期して「オン」及び「オフ」の状態を繰り返す。
図7は、図1のデジタル送信器の動作の別のタイムチャートである。ここで、プロセス部441及び443を特徴づける数N(XQ)及びN(YQ)が、2N(2のN倍)に等しいものとして、選択される一方で、プロセス部440及び442を特徴づける数N(XI)及びN(YI)は、整数Nに等しいものとして、選択される。
フィルタI334及びフィルタφ IQ 336は、周波数F/Nを中心とする帯域通過フィルタである。数N(XQ)及びN(YQ)が2Nである一方で、フィルタQ335は、周波数F/2Nを中心とする帯域通過フィルタである。
曲線641は、デジタルABC部440及び442の状態を表わす。曲線642は、デジタルABC部441及び443の状態を表わす。
曲線643は、ABC回路330のIバイアス制御331及びABC回路340のIバイアス制御回路の状態を表わす。曲線644は、ABC回路330のQバイアス制御332及びABC回路340のQバイアス制御の状態を表わす。曲線645は、ABC回路330の位相制御部333及びABC回路340の直角位相の角度の制御状態を表わす。曲線641及び642は、高い値をもつ定数である。
時間間隔650において、デジタルABC部440、441、442、及び443がすべてオンである。この間隔において、直角位相ABCの角度の制御がオフである一方で、ABC回路330及び340のIバイアス制御及びQバイアス制御は、オンである。間隔650の間では、変調器311の各偏波上のIバイアス及びQバイアスは、同時に制御される。
間隔651において、DSP部440、441、442、及び443のすべてがオンである。この間隔において、ABCの他のすべての制御がオフである一方で、ABC回路330及び340の直角位相の角度のバイアス制御は、オンである。間隔651の間には、変調器311の各偏波上の直角位相の角度が制御される。連続する時間は、間隔650及び651の繰り返しから構成される。
図7のケースによれば、デジタルABC部440〜443は、常にオンである。Iバイアス制御、Qバイアス制御、及びABC回路330及び340の直角位相の角度のバイアス制御は、曲線643〜645として記載された同一周波数のクロックに同期して「オン」及び「オフ」の状態を繰り返す。デジタルABC部440及び442を特徴づけるための数がNであり、デジタルABC部441及び443を特徴づけるための数が2Nであるので、XI、XQ、YI、YQ信号のための誤差信号の各々を識別することができる。
次に、動作の例が説明される。図1の送信器300は、32GボーのシンボルレートFの再構成可能なデジタル送信器である。送信器300は、図6のタイムチャートに従って動作する。数Nは、4096に等しくされる。送信器DSP320内のデータは、0〜255の範囲の8つのビットデータである。デジタルABC部440、441、442、及び443は、同一のセッティングを有する。すなわち、数hは、2つの閾値A(0)=64及びA(1)=192を規定するために、h=1とされる。
オフセットが1つのビット値のみであるように、数jは、j=1とされる。オフセット値の第1のセットは{V(0)=1、V(1)=1、V(2)=1}に等しく、オフセット値の第2のセットは{W(0)=1、W(1)=1、W(2)=1}に等しい。極性値の第2のセットが{S(0)=−1、S(1)=1、S(2)=−1}である一方で、極性値の第1のセットは{R(0)=1、R(1)=−1、R(2)=1}である。DSP320は、データと閾値A(0)〜A(h)との比較結果に応じて現在の極性変数セットP(0)〜P(h+1)(すなわちR(0)、R(1)、R(2)、S(0)、S(1)、又はS(2)のうちの1つ)に等しい同期信号を供給する。
F=32Gボー及びN=4096の構成において、データの最初の2048シンボルに対して、オフセット値の第1のセットは{V(0)=1、V(1)=1、V(2)=1}であり、極性値の第1のセットは{R(0)=1、R(1)=−1、R(2)=1}である。そして、データの2番目の2048シンボルに対して、オフセット値の第2のセットは{W(0)=1、W(1)=1、W(2)=1}であり、極性値の第2のセットは{S(0)=−1、S(1)=1、S(2)=−1}である。従って、オフセット値を変化させる周波数及び極性を変化させる周波数は、F/N、すなわち、約7.8MHz(=32Gボー/4096)に等しい。同期信号は、上記の手続きによって加えられた、信号に対するオフセット値の変化の位相を示す。
オフセット値のセットが{V(0)=1、V(1)=1、V(2)=1}であり、極性値のセットが{R(0)=1、R(1)=−1、R(2)=1}である場合、データ(Data(i)〜Data(i+2N−1))は、送信器DSP320内で以下の通り処理される。
(a1)データの値が64未満である場合、R(0)=1であるので、V(0)(=1)が、データのLSBに加えられる。
(a2)データの値が64以上で且つ192未満であれば、R(1)=−1であるので、V(1)(=1)が、データのLSBから減じられる。
(a3)データの値が192以上であれば、R(2)=1であるので、V(1)(=1)が、データのLSBに加えられる。
オフセット値のセットが{W(0)=1、W(1)=1、W(2)=1}であり、極性値のセットが{S(0)=−1、S(1)=1、S(2)=−1}である場合、データは、以下の通り処理される。
(b1)データの値が64未満であれば、S(0)=−1であるので、W(0)(=1)が、データのLSBから減じられる。
(b2)データの値が64以上で且つ192未満であれば、S(1)=1であるので、W(1)(=1)が、データのLSBに加えられる。
(b3)データの値が192以上であれば、R(2)=−1であるので、W(1)(=1)が、データのLSBから減じられる。
処理(a1)〜(a3)及び(b1)〜(b3)によれば、データの分布がN/2期間ごとに変化するので、データのLSBは、F/Nの頻度で1ビット変化する。結果として、モニタPDによって生成されたモニタ信号(モニタ(X)及びモニタ(Y))は、周波数F/Nを有する。そのため、ABC回路330及び340は、ABC回路330及び340内のフィルタから出力されたモニタ信号に基づいて直流バイアス(X)及び直流バイアス(Y)を制御することができる。
次に、様々な変調方式におけるドライバアンプの出力の分布が説明される。
第1の構成において、送信器300は、QPSK信号を生成するように構成される。符号化及びFEC部421は、QPSKデータを符号化するように設定される。デジタルRZカービング部430、線形前置歪み部431、及び非線形前置歪み部432は、オフにされる。図8は、変調器311に対してVpiによって正規化されたドライバアンプ316、317、318、及び319(Vdriver)の出力の分布を表わす。信号は、等しい確率をもつVdriver/Vpi=1及びVdriver/Vpi=−1の2つの値を有する。
以下の図9〜図12において、ドライバの出力の分散の各々は、Vdriver/Vpi=0の軸に関して対称的である。そのため、図9〜図12における分散の各々は、図8の分散の重ね合せによって表現することができる。
第2の構成において、送信器300は、16QAM信号を発出する。符号化及びFEC部421は、16QAMデータを符号化するように設定される。デジタルRZカービング部430、線形前置歪み部431、及び非線形前置歪み部432は、オフにされる。図9は、変調器311のVpiによって正規化されたドライバ316、317、318、及び319の出力の分散を表わす。信号は、等しい確率を持つ4つの値を有する。
この場合、図9の分散は、Vdriver/Vpiが+1及び−1”に等しく、Vdriver/Vpiが+0.2及び−0.2に等しい場合に、図8の重ね合せによって表現することができる。図18によって説明されるように、Vdriver/Vpiが+1及び−1である場合、モニタ信号は、曲線211として示され、Vdriver/Vpiが+0.2及び−0.2である場合、モニタ信号は、図18の曲線217と同様に示される。結果として、Vdriver/Vpiが+1及び−1であり、Vdriver/Vpiが+0.2及び−0.2であるモニタ信号は、既知の技術が適用される場合にモニタ信号の全体を相殺する。
本実施形態において、上記の手続き(a1)〜(a3)及び(b1)〜(b3)が、データに対して適用される。データの値0は、Vdriver/Vpiが−1の場合に対応し、データの値255は、図9のVdriver/Vpiが+1である場合に対応する。そのため、第1のセットの値(V(0)〜V(2)及びR(0)〜R(2))が用いられる一方で、データの値が64未満又は192以上であれば、値「1」がデータのLSBに加えられ、データの値が64以上で且つ192未満であれば、値「−1」がデータのLSBに加えられる。同じように、第2のセットの値(W(0)〜W(2)及びS(0)〜S(2))が用いられる一方で、データの値が64未満又は192以上であれば、値「−1」がデータのLSBに加えられ、データの値64以上で且つ192未満であれば、値「1」がData(i)のLSBに加えられる。従って、前で説明したように、F/Nの周波数をもつモニタ信号(モニタ(X)及びモニタ(Y))が生成される。モニタ信号を生成する原理は、図10〜図12に示される他の信号形式と共通である。
第3の構成において、送信器300は、256QAM信号を発出する。符号化及びFEC部421は、256QAMデータを符号化するように設定される。デジタルRZカービング部430、線形前置歪み部431、及び非線形前置歪み部432は、オフにされる。図10は、変調器311に対してVpiによって正規化されたドライバ316、317、318、及び319の出力の分布を表わす。信号は、1と−1との間で分散された等しい確率をもつ16の値を有する。
第4の構成において、送信器300は、5GHzの偏波間デジタル周波数オフセットによるQPSK信号を発出する。符号化及びFEC部421は、QPSKデータを符号化するように設定される。さらに、デジタルRZカービング部430は、オンにされる。線形前置歪み部431は、オフにされる。非線形前置歪み部432は、5GHzの偏波間デジタル周波数オフセットを適用するように構成される。図11は、変調器311に対してVpiによって正規化されたドライバ316、317、318、及び319の出力の分布を表わす。信号は、離散値分布を有する。
第5の構成において、送信器300は、10,000ps/nmのCDの前置歪みを持つQPSK信号を発出する。符号化及びFEC部421は、QPSKデータを符号化するように設定される。デジタルRZカービング部430は、オフにされる。線形前置歪み部431は、オンにされ、線形前置歪み部431は、周波数領域において10,000ps/nmのCDを前置補償するように構成される。非線形前置歪み部432は、オフにされる。図12は、変調器311に対してVpiによって正規化されたドライバ316、317、318、及び319の出力の分布を表わす。信号は、離散値分布を有する。
図8〜図12に示されるように、ドライバ316〜319の出力は、多くの離散値をとる。これらの図は、ドライバの振幅が0〜2Vpiの範囲に及ぶことを示し、それらのPAPRが100%未満であることを示す。そのため、図18を用いて説明されるように、既知のABC制御は、ドライバ出力(Vdriver)のケースを含む変調方式がVpiに略等しい又はそれ以下である場合に、安定化され得ない。
対照的に、本実施形態の送信器300は、上記の処理ステップに従って変調されるデジタルデータを処理するDSPを採用し、送信器300は、駆動信号のPAPRから独立した変調器バイアスを制御するために用いることができる周波数成分を規定(インプリント)することができる。
送信器300において、データに対するオフセット値は、データの振幅に応じて変化する。例えば、図3及び図4による第1のN/2期間の間に、データがA(0)未満又はA(1)以上あれば、オフセット値は+1であり、データがA(0)以上又はA(1)未満であれば、オフセット値は−1である。これらの図内に記載されていた手順は、モニタ信号の振幅が図18に示されたように低下又は反転される、という影響を緩和する。
次に、本実施形態のためのモニタ信号のシミュレーションの結果が説明される。
図13は、図8〜図12の構成に対するチャイルドMZMのバイアスの制御のシミュレーション結果の概要である。図13は、ABC回路330のIバイアス制御部331及びQバイアス制御部332に対してそれぞれ供給された誤差信号のシミュレーション結果を示す。誤差信号は、同期信号によって、対応するフィルタの出力の振幅の積として計算される。同期信号は、抽出された信号の位相を示す。曲線802、803、804、805、及び806は、それぞれのIバイアス及びQバイアスに対してプロットされた誤差信号である。ポイント801は、Vpiの最適なバイアスポイントである。
曲線802は、送信器300がQPSKのための図8の条件に従って設定される場合の誤差信号のシミュレーションの結果である。バイアス電圧の0とVpiのポイント間において、抽出されたモニタ信号は、正位相を有する。そのため、モニタ信号を乗算することによって生成された誤差信号、及び送信器DSP320によって供給された同期信号は、正であり、直流バイアスを増加することに結びつく。バイアス電圧のVpiと2Vpiのポイント間において、抽出されたモニタ信号及び同期信号の符号は、逆位相である。そのため、同期信号を乗算することによって生成された誤差信号及びモニタは、負であり、直流バイアスを低減することに結びつく。これは、最適なゼロクロス条件に結びつき、ここで、フィードバックは、ポイント801、従ってVpiの安定した電圧に収束する。0及び2Vpiは、2Vpiの周期性と同じ条件を表わし、ヌルモニタ信号に結びつく、ということに留意するべきである。しかしながら、逆位相情報のために、これらのポイントは、不安定であり、そのため、フィードバック回路は、最適な直流バイアスであるVpiをロックし追跡するのみである。
曲線803は、16QAMのための、図9に対応する送信器300の条件を表わす。モニタ信号は、曲線802のものと同様であり、そのため、ABC回路は、最適なバイアス条件を追跡しロックすることができる。
曲線804は、256QAMのための、図10に対応する送信器300の条件を表わす。誤差信号は、曲線802のものと同様であり、そのため、ABC回路は、最適なバイアス条件を追跡しロックすることができる。
曲線805は、デジタル周波数オフセットのための、図11に対応する送信器300の条件を表わす。誤差信号は、曲線802と同様であり、そのため、ABC回路は、最適なバイアス条件を追跡しロックすることができる。
曲線806は、CDの前置歪みのための、図12に対応する送信器300の条件を表わす。誤差信号は、曲線802のものと同様であり、そのため、ABC回路は、最適なバイアス条件を追跡しロックすることができる。
図14は、図8〜図11の構成に対するIQ変調器の直角位相の角度の制御のシミュレーション結果の概要である。図14は、ABC回路330の位相制御部333に対して供給された誤差信号のシミュレーション結果を示す。曲線812、813、814、及び815は、直角位相の角度に対してプロットされた誤差信号である。ポイント811は、最適角度である90度である。
曲線812は、送信器300がQPSKのための図8の条件に従って設定される場合のシミュレーションの結果である。I信号とQ信号との間(IQ位相)の位相差が0度と90度との間において、抽出されたモニタ信号は、シミュレーションの条件において負位相を有する。そのため、抽出されたモニタ信号とTX DSP320によって供給された同期信号の反転とを乗算することによって生成された誤差信号は、正であり、角度を増加することに結びつく。90度と270度との間において、抽出されたモニタ信号及び同期信号は、同位相である。そのため、同期信号の反転とモニタ信号とを乗算することによって生成された誤差信号は、負であり、直流バイアスを低減することに結びつく。これは、フィードバックがポイント811に収束する最適なゼロクロス条件に結びつき、従って安定した90度の角度に収束する。270度がヌルモニタ信号に結びつく、ということに留意するべきである。しかしながら、位相情報のために、このポイントは不安定であり、そのため、フィードバック回路は、90度の位相をロックし追跡するのみである。さらに、本実施形態による方法は、I信号とQ信号との間の位相差の90度と−90度(=270度)との間を区別することができる。
ここで、本発明において、モニタ信号及び同期信号を乗算する場合、抽出されたモニタ信号及び同期信号の当初の符号の各々は、バイアス制御が収束されるように、ABC回路又はシミュレーションの構成に従って選択されてもよい。
曲線813は、16QAMのための、図9に対応する条件を表わす。誤差信号は、曲線812のものと同様であり、そのため、ABC回路330は、最適な角度条件を追跡しロックすることができる。曲線814は、256QAMのための、図10に対応する条件を表わす。誤差信号は、曲線812のものと同様であり、そのため、ABC回路330は、最適なバイアス条件を追跡しロックすることができる。曲線815は、デジタル周波数オフセットのための、図11に対応する条件を表わす。誤差信号は、曲線812のものと同様であり、そのため、ABC回路は、最適なバイアス条件を追跡しロックすることができる。
さらに、本実施形態によるABC回路は、位相差の90度と−90度とを区別することができ、そのため、適用される周波数オフセットは適切な符号を有し、受信信号は最適なものとなる。
図15は、図12の構成のためのIQ変調器の直角位相の角度の制御のシミュレーション結果の概要である。図15は、図12に対応する条件のための、すなわち10,000ps/nmのCDの前置補償による、ABC回路330の位相制御部333に供給された誤差信号のシミュレーション結果を示す。ポイント821は、図14のポイント811と同一である。曲線826の誤差信号は、曲線812のものと同様であり、そのため、ABC回路は、直角位相条件の最適角度を追跡しロックすることができる。同じく、実施形態によれば、直角位相の角度は、90度にロックされ、−90度の角度は、安定しない。これは、−90度の角度は逆のCD量の前置歪みをもたらすことになるので、適用される前置歪みは10,000ps/nmであることを保証する。
本実施形態は、DSPを装備した送信器に対して、追加のコスト、サイズ、又はリソースを要しない、ということは明白である。本実施形態は、送信器に対して適用された様々な変調フォーマット及び様々な前置歪みの条件に対して、スタートアップにおいて及び動作の間に、デジタル送信器のIQ変調器が確実な正確性及び高精度で制御することを可能にする。そのため、本実施形態は、送信器における変調フォーマット及び信号処理の広く且つ再構成可能な条件において、デジタル送信器による高品質の信号の送信及び受信を可能にする。本実施形態は、適切な符号でIQ変調器の直角位相の角度を制御することができ、そのため、本実施形態は、前置補償処理において適切なパラメータで処理された信号の送信を可能にする。
さらに、以下の最小構成は、第1の実施形態と同じ効果を得る。すなわち、送信器300(デジタル処理装置)の最小構成は、送信器DSP 320(デジタル処理部)と、DP−IQ変調器311(光変調手段)と、モニタPD(検出手段)と、フィルタ334〜336(フィルタ手段)と、制御部331〜333(制御手段)とを含む。送信器DSP320は、シンボルレートF(Fは1より大きい整数である)のデジタルデータの値を少なくとも1つの所定の閾値と比較し、比較の結果に基づいてN/F(Nは1より大きい整数である)の周期性を有するオフセット値を選択し、選択されたオフセット値をデジタルデータに加え、オフセット値を追加したデジタルデータを各レーン内のアナログ信号に変換する。
DP−IQ変調器は、シンボルレートFにおいて所定の変調フォーマットで、オフセット値を加えたデジタルデータに従って光波を変調する。モニタPDは、変調された光波からモニタ信号を生成する。
フィルタ334〜336は、周波数F/Nと同じ周波数又はF/Nの高調波周波数にて、モニタ信号から周波数成分を抽出する。
制御部331〜333は、モニタ信号に従ってDP−IQ変調器のためのバイアス電圧を制御する。
(第2の実施形態)
図16は、本発明の第2の実施形態による、光トランスポンダ900の概略図である。トランスポンダ900は、データストリーム901に従って変調光波信号902を生成する送信器990を含む。データストリーム901は、論理ストリームを表わしており、いくつかのより低速なビットレートの並列トリビュタリを含んでもよい。
トランスポンダ900は、また、受信されてデータストリーム903へ復調される光信号904を受信する受信器991を含む。データストリーム903は、論理ストリームを表わしており、いくつかのより低速なビットレートの並列トリビュタリを含んでもよい。
トランスポンダ900は、遠隔的に供給される制御信号に従ってトランスポンダの機能を制御するトランスポンダ制御部905を含む。
送信器990は、レーザ910によって発せられる光搬送波を変調するDP−IQ変調器311と同一のDP−IQ変調器911を含む。DP−IQ変調器911は、ドライバアンプ316、317、318、及び319と同様の4つのドライバアンプ916、917、918、及び919によって増幅された4つの高速入力電圧に従って、光波を変調する。
受信器991は、局部発振器として用いられるレーザ960を含む。レーザ960から発せられた光は、コヒーレント受信器961によって受信信号904に混合される。コヒーレント受信器961は、偏波ダイバーシティ型コヒーレント混合器と、コヒーレント混合器の4つの出力を検出する4つの平衡光検出器と、平衡検波器の出力を増幅する線形アンプとを含む集積化コヒーレントフロントエンドである。
DSP920は、送信器990によって、及び受信器991によって、用いられる。DSP920の処理装置の機能及び構成は、トランスポンダ制御部905を通じて設定し再構成することができる。
DSP920は、データストリーム901に従って、DAC950、951、952、及び953により4つの高速アナログ信号を生成する。DACによって出力された信号は、ドライバアンプ916、917、918、及び919によってそれぞれ増幅される。
受信器側では、受信器961の4つの出力は、アナログ・デジタル変換器(ADC)954、955、956及び957によってデジタル化される。ADCの処理後、結果として生じるデータは、バイナリデータストリーム903としてトランスポンダ900によって出力される。
DSP920は、データストリーム901及び903上でシリアライゼーション及びデシリアライゼーションを動作させるシリアライザ/デシリアライザ(SER/DES)部921を備える。符号化/復号化(符/復号化)及びFEC部922は、選択された変調フォーマットに従ってSER/DES部921の出力を符号化し、FECのためのフレームを生成する。さらに、符号化/復号化及びFEC部922は、判定を実行し、変調フォーマットに従って復調データを復号し、FECフレームに従ってエラーを修正し、この動作の出力は、SER/DES部921の入力に供給される。
送信器デジタル信号処理部923は、送信器990によって用いられることになるデータに対してデジタル信号処理を実行する。例えば、送信器デジタル信号処理部923は、図2のデジタルDSP部430、431、432、及び433と同一の機能を実行することができる。
受信器側で、信号処理フローは、ADC954、955、956、及び957によってデジタル化された信号上の固定等化を実行する固定等化部924により実現される。連続的に、適応等化部925は、さらなる等化のための信号上の追跡と、偏波の多重分離及び追跡とを実行する。搬送波位相復元部926は、局部発振器960の光と受信信号904との間の周波数及び位相差を補償する。搬送波位相復元部926の出力は、符号化/復号化及びFEC部922に供給される。
デジタルABC部932及び933(ABC DSP X(NX)及びY(NY))は、第1の実施形態のデジタルABC部440〜443に従って信号処理を実行する。デジタルABC部932は、同じ整数NXにより特徴づけられる、XI及びXQのトリビュタリのための、図4のデジタルABC部440及び441と同様のDSP部を含む。デジタルDSP部932は、また、X偏波信号に関する同期部411などの同期化機能を含む。
デジタルABC部933は、同じ整数NYにより特徴づけられる、YI及びYQのトリビュタリのための、デジタルABC部442及び443と同様のデジタルABC部を含む。デジタルABC部933は、また、Y偏波信号に関する同期部411などの同期化機能を含む。
DSP920は、また、それぞれの偏波X及びYの直流バイアスの制御のための、それぞれのABC制御部930及び931を備える。ABC部は、図3のユニット330及び340と同様である。
ABC回路930及び931のための同期情報は、デジタルABC部932及び933からそれぞれDSP920内部に与えられる。ABC回路930及び931は、DP−IQ変調器911からのそれぞれのX偏波及びY偏波のためのモニタ信号をそれぞれ用い、ABC回路930及び931は、DP−IQ変調器911のそれぞれのX偏波及びY偏波のための直流バイアスを制御する。デジタルABC部932の出力は、DAC950及び951に供給される。デジタルABC部933の出力は、DAC952及び953に供給される。
トランスポンダ900は、QPSK、QAM、又は直交FDMなどの外部信号によって設定又は再構成された変調フォーマットに従って、光波信号を発出し受信することができる。トランスポンダ900は、外部信号によって設定された前置歪み特性により光波信号を発出することができる。DP−IQ変調器911の直流バイアスは、変調フォーマット及び信号前置補償上の様々な条件に対して、本実施形態に従って、DSP920によって最適かつ正確に設定される。
本発明がその実施形態を参照して個々に図示され説明されたが、本発明は、これらの実施形態に限定されない。形状や細部における様々な変更が、特許請求の範囲によって定義されるような本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、そこでなされてもよいことは、当業者によって理解されるであろう。
100 送信器
111 変調器
112 Iチャイルドマッハツェンダー変調器
113 Qチャイルドマッハツェンダー変調器
114 位相調整器
115 モニタフォトダイオード
121 符号化部
122 DSP/DAC部
300 送信器
101、301 入力データストリーム
102、302 光波信号
111 IQ変調器
305 ユーザ制御部
310 レーザ
311 DP−IQ変調器
130、330、340 ABC回路
331 Iバイアス制御部
332 Qバイアス制御部
333 位相制御部
334 フィルタI
335 フィルタQ
336 フィルタφ IQ
116〜117、316〜319 ドライバアンプ
320 送信器DSP(TX DSP)
410 制御部
411 同期部
120、420 シリアライザ/デシリアライザ(SER/DES)部
421 符号化及びFEC部
430 デジタルRZカービング部
431 線形前置歪み部
432 非線形前置歪み部
433 TX不完全性前置歪み部
440〜443 デジタルABC部
450〜453 デジタル・アナログ変換器(DAC)
501 Data(i)
502 閾値A(0)〜A(h)
503 オフセットO(0)〜O(h+1)
504 極性P(0)〜P(h+1)
601〜605、621〜625、641〜645 デジタルABC部の状態
610〜613、630〜632、650、651 時間間隔
900 トランスポンダ
901、903 データストリーム
902 光波信号
904 光信号
905 トランスポンダ制御部
911 DP−IQ変調器
916〜919 ドライバアンプ
920 DSP
921 シリアライザ/デシリアライザ(SER/DES)部
922 符号化/復号化(符/復号化)及びFEC部
923 送信器デジタル信号処理部
924 固定等化部
925 適応等化部
926 搬送波位相復元部
930、931 ABC回路
932、933 デジタルABC部
951〜953 DAC
954〜957 アナログ・デジタル変換器(ADC)
960 レーザ
961 コヒーレント受信器
990 送信器
991 受信器

Claims (11)

  1. 入力されたデジタルデータを並列データレーンに向けてデシリアライズし、
    シンボルレートが実数Fの前記デジタルデータの値を少なくとも1つの所定の閾値と比較し、
    前記比較の結果に基づいてオフセット値を選択し、
    及び前記選択された前記オフセット値を前記デジタルデータに対して加える
    デジタル処理手段と、
    前記オフセット値を加えた前記デジタルデータを各データレーン内のアナログ信号に変換するための変換手段と、
    前記シンボルレートFにおいて所定の変調フォーマットにより前記アナログ信号に従って光波を変調するための光変調手段と
    を備え、
    変調された信号はF/Nにおける周波数成分を含み、Nは1より真に大きい整数であり、
    前記オフセット値は、N/Fの時間的周期性により更新される1セットの選択可能なオフセット値の中から選択される、信号生成装置。
  2. 前記変調された光波からモニタ信号を生成するための検出手段と、
    前記周波数F/Nと同じ周波数又はF/Nの高調波周波数にて、前記モニタ信号から周波数成分を抽出するフィルタリング手段と、
    前記モニタ信号から抽出された前記周波数成分の振幅及び位相に基づいて前記光変調手段のためのバイアス電圧を制御するための制御手段と、
    をさらに備える請求項1に記載の信号生成装置。
  3. 前記閾値の各々は、M ビット値であって、ここで、Mは整数であり、
    前記オフセット値の各々は、Lビット値であって、ここで、Lは整数であり、
    前記デジタルデータの各々は、L+M以上のいくつかのビット上で符号化され、
    前記デジタルデータと前記閾値との間の比較は、前記閾値に対するデータのMの最上位ビットの比較によって実行され、
    前記オフセット値を加えるステップは、前記デジタルデータのLの最下位ビットに前記オフセット値を加えることによって実行される
    請求項2に記載の信号生成装置。
  4. 前記閾値の数は、2に等しく、
    第1の符号は、前記デジタルデータが前記閾値の第1の値以上で且つ前記閾値の第2の値未満である場合、前記デジタルデータに加えられた前記オフセット値の符号であり、
    前記デジタルデータが前記第1の値及び前記第2の値の両方以上である場合、又は、
    前記デジタルデータが前記第1の値及び前記第2の値の両方より小さい場合、
    第2の符号は、前記オフセット値の符号であり、
    前記第1の符号は、第2の符号とは異なる
    請求項2又は3に記載の信号生成装置。
  5. 前記数Nは、前記デジタルデータのすべてのデータレーンにおいて等しく、
    前記光変調手段は、チャイルド同位相マッハツェンダー変調器とチャイルド直角位相マッハツェンダー変調器とを備え、
    前記制御手段は、前記チャイルド同位相マッハツェンダー変調器の直流バイアスである第1のバイアスと、前記チャイルド直角位相マッハツェンダー変調器の直流バイアスである第2のバイアスと、前記光変調手段の直角位相の角度のバイアスである第3のバイアスとを制御する
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の信号生成装置。
  6. 前記光変調手段は、チャイルド同位相マッハツェンダー変調器とチャイルド直角位相マッハツェンダー変調器とを備え、
    前記光変調手段の前記チャイルド同位相マッハツェンダー変調器のために用いられる前記アナログ信号に変換されたデータの数Nは、N(I)であり、
    前記光変調手段の前記チャイルド直角位相マッハツェンダー変調器のために用いられる前記アナログ信号に変換されたデータの数Nは、N(I)がN(Q)とは異なるような、N(Q)であり、
    前記光変調手段の前記チャイルド同位相マッハツェンダー変調器を制御するための前記バイアス電圧は、F/N(I)と等しい前記抽出された周波数又はF/N(I)の高調波周波数に従って制御され、
    前記光変調手段の前記チャイルド直角位相マッハツェンダー変調器を制御するための前記バイアス電圧は、F/N(Q)と等しい前記抽出された周波数又はF/N(Q)の高調波周波数に従って制御され、
    前記光変調手段の直角位相の角度を制御するための前記バイアス電圧は、前記周波数F/N(I)及びF/N(Q)の共通の高調波と等しいフィルタリングされた周波数に従って制御される
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の信号生成装置。
  7. 前記所定の変調フォーマットは、再構成可能である請求項1〜6のいずれか1項に記載の信号生成装置。
  8. 前記デジタル処理手段は、前記デジタルデータの等化を実行し、前記等化は、設定可能であり、且つ再構成可能である請求項1〜7のいずれか1項に記載の信号生成装置。
  9. 前記等化は、デジタルRZ(ゼロ復帰)カービング機能、線形前置歪み機能、非線形前置歪み機能、及び不完全性前置歪み機能のうちの少なくとも1つを含む請求項8に記載の信号生成装置。
  10. 入力されたデジタルデータを並列データレーンに向けてデシリアライズし、
    シンボルレートが実数Fである前記デジタルデータの値を少なくとも1つの所定の閾値と比較し、
    前記比較の結果に基づいてオフセット値を選択し、
    前記選択されたオフセット値を前記デジタルデータに加え、
    前記オフセット値を加えた前記デジタルデータを各レーン内のアナログ信号に変換するステップと、
    前記シンボルレートFにおいて所定の変調フォーマットをもつ前記アナログ信号に従って光波を変調するステップと
    を備え、
    変調された信号はF/Nにおける周波数成分を含み、Nは1より真に大きい整数であり、
    前記オフセット値は、N/Fの時間的周期性により更新される1セットの選択可能なオフセット値の中から選択される、信号生成方法。
  11. 信号生成のためにコンピュータで実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、
    入力されたデジタルデータを並列データレーンにデシリアライズする手順と、
    シンボルレートが実数Fの前記デジタルデータの値を少なくとも1つの所定の閾値と比較する手順と、
    前記比較の結果に基づいて、オフセット値を選択する手順と、
    前記選択されたオフセット値を前記デジタルデータに加える手順と、
    前記オフセット値を加えた前記デジタルデータを各レーン内のアナログ信号に変換する手順と、
    前記シンボルレートFにおいて所定の変調フォーマットをもつ前記アナログ信号に従って光波を変調する手順と、
    を備えるプロセスを前記コンピュータに実行させ、
    変調された信号はF/Nにおける周波数成分を含み、Nは1より真に大きい整数であり、
    前記オフセット値は、N/Fの時間的周期性により更新される1セットの選択可能なオフセット値の中から選択される、ことを特徴とするプログラム。
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