JP2023148267A - 非線形補償回路、及び光送受信機 - Google Patents

非線形補償回路、及び光送受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】信号の多値度にかかわらず演算量の増大を抑制した非線形補償回路と、これを用いた光送受信機を提供する。【解決手段】非線形補償回路10は、複数の入力信号の入力レベルの組み合わせを検出する検出部11と、取り得る組み合わせに対応して非線形歪みを補償する補正値情報を格納するメモリ120と、前記検出部11にて検出された前記組み合わせに基づいて前記メモリ120から取得された前記補正値情報を用いて前記入力信号を補正する補償器(加算器)13と、を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、非線形補償回路、及び光送受信機に関する。
変復調技術の高度化に伴い、多値度の高い信号による光送受信が主流となりつつある。光データ通信の送受信では、波形歪みが少なく、かつ、信号対雑音比(signal-to-noise ratio:SNR)が高いことが求められる。送信側アナログデバイスの非線形性による波形歪みは、高多値信号の伝送性能を制限する要因となる。図1に示すように、送信側アナログデバイスの非線形性には、送信側デジタル信号プロセッサ(TxDSP)の出力に接続されるデジタルアナログ変換器(DAC)とドライバアンプ(AMP)の電気的な非線形歪みの影響と、マッハツェンダ(MZ)型の変調器での非線形な電気光学(electro-optic:EO)特性の影響が含まれる。MZ型の変調器は、光源(TLD:Tunable Laser Diode)から入射する光を、ドライバアンプ(AMP)から入力される信号で変調する。上述した非線形性により、変調光信号の波形が歪み、SNRが劣化する。
加えて、信号の多値度が高くなるにつれて、平均パワーに対するピークパワーの比(peak to average power ratio:PAPR)が増大する。PAPRの高い多値度の信号では出力信号パワーを大きくすると、送信器デバイスの非線形性によりよりSNRが劣化するため、出力光のパワーの増大は制限される。非線形歪を補償するアルゴリズムとして、ボルテラフィルタ(たとえば、非特許文献1参照)、多項式近似法(たとえば、非特許文献2参照)、ルックアップテーブル(Lookup Table:LUT)補正(たとえば、非特許文献3)等が提案されている。
Jin Zhe, Song Zhihuan and He Jiaming, "Volterra series based predistortion for broadband RF power," Journal of Systems Engineering and Electronics, 19(4), 666-671 (2008) Zhenning Tao, Tong Ye, Xiaofei Su, Yangyang Fan, Yanhui Qi, Hisao Nakashima and Takeshi Hoshida, "Nonlinear Characteristic of Wideband Coherent Receiver and the Application of Wiener-Hammerstein Model," Asia Communications and Photonics Conference, S4B.4 (2019) Jian Hong Ke, Ying Gao, and John C. Cartledge, "400 Gbit/s single-carrier and 1 Tbit/s three-carrier superchannel signals using dual polarization 16-QAM with look-up table correction and optical pulse shaping," Optics Express 22(1), 71-84 (2014)
非線形歪みを補償するアルゴリズムは演算量が多い。少ない演算量で効率良く非線形歪みを補償する回路と実装方法が望まれる。比較的少ない演算量で実装可能なLUT方式の補償は有望であるが、LUT方式は、入力される信号レベル(多値度)が増えた場合に回路規模が増大するという課題がある。実施形態では、信号の多値度にかかわらず演算量の増大を抑制した非線形補償回路と、これを用いた光送受信機を提供する。
実施形態において、非線形補償回路は、
複数の入力信号の入力レベルの組み合わせを検出する検出部と、
取り得る組み合わせに対応して非線形歪みを補償する補正値情報を格納するメモリと、
前記検出部にて検出された前記組み合わせに基づいて前記メモリから取得された前記補正値情報を用いて、前記入力信号を補正する補償器と、
を有する。
信号の多値度にかかわらず演算量の増大を抑制した非線形補償回路と、これを用いた光送受信機が実現される。
送信側での非線形歪みの発生を示す図である。 出力信号パワーとSNRの関係を示す図である。 実施形態の非線形補償回路が適用される光送受信機の模式図である。 非線形補償回路の模式図である。 入力信号と閾値の第1の設定例を示す図である。 LUTの構成例を示す図である。 LUTの別の構成例を示す図である。 入力信号と閾値の第2の設定例を示す図である。 入力信号と閾値の第3の設定例を示す図である。 LUTに記述される補正値の生成を示す図である。 LUT補正値生成回路の模式図である。 実施形態の非線形補償の効果を示す図である。 実施形態の非線形補償の効果を示す図である。
以下で、図面を参照して、実施形態の非線形補償技術を説明する。発明者らの検討によると、光送信フロントエンド(電気/光変換)回路で、DACやドライバアンプ等のアナログデバイスに大きな振幅の信号が入力されると、アナログデバイスの非線形性により、SNRが劣化する。具体的には、図2に示すように、DACやドライバアンプの出力信号振幅を大きくし、変調器を駆動する駆動信号の振幅を大きくして光送信器の出力光パワーを増大させた場合、ある大きさ以上の出力光パワーから、非線形性の影響によりSNRが低下し、伝送品質が劣化する。
このような非線形性による波形歪みを補償するために、複雑なアルゴリズムの非線形補償処理を実装すると、演算量が増大し、非線形歪みの効率的な補償が難しくなる。実施形態では、複雑なアルゴリズムや大量の演算を必要とせずに、非線形歪みを補償する。実施形態の非線形補償技術は、光通信におけるデジタルコヒーレント光送受信機、デジタル信号処理、等化処理全般に適用可能である。以下の記載で、同じ構成要素には同じ符号を付けて、重複する説明を省略する場合がある。
図3は、実施形態の非線形補償回路(図中で「NLC」と表記)10が適用される光送受信機100の模式図である。光送受信機100は、送信側DSP20Tx、受信側DSP20Rx、送信フロントエンド回路30、及び受信フロントエンド回路40を有する。送信フロントエンド回路30と受信フロントエンド回路40は、伝送路5に接続されて、伝送路5との間で光信号を送受信する。
送信フロントエンド回路30は、DAC31、ドライバ(DRV)32、マッハツェンダ型の光変調器(MZM)33、及び、光源(LD)34を有する。DAC31、ドライバ32などのアナログデバイスや、光変調器33で非線形性歪みが生じ得る。このような非線形歪みは、後述する方式で、非線形補償回路10により事前に補償され得る。
送信側DSP20Txは、変復調方式に応じたデータシンボルを生成するシンボル生成器21と、生成されたデータシンボルの波形を整えるナイキストフィルタ22を有する。非線形補償回路10は、シンボル生成器21とナイキストフィルタ22の間に設けられてもよいし、ナイキストフィルタ22の後段に設けられてもよい。
非線形補償回路10がシンボル生成器21の出力に接続される場合、非線形補償回路10への入力波形はシンボル情報となるため、取り得る信号振幅が限定的であり、1sps(サンプル/シンボル)で非線形補償動作が可能である。この配置構成は回路規模が小さくてすむ。非線形補償回路10がナイキストフィルタ22の後段に設けられる場合、送信フロントエンド回路30のDAC31などの非線形歪みを生じさせるデバイスに入力される波形に近い波形を用いて非線形補償できるので、高精度な非線形補償ため光伝送の性能向上が期待できる。データ信号が送信フロントエンド回路30に入力される前に非線形補償を施すことで、送信フロントエンド回路30のアナログデバイスや光変調器33で生じ得る非線形歪みを予等化することができる。
受信フロントエンド回路40は、集積コヒーレントレシーバ(ICR)41と、アナログデジタルコンバータ(ADC)43と、光源(LD)44を有する。受信フロントエンド回路40に含まれるこれらの部品は、アナログ信号を取り扱うアナログデバイスである。伝送路5から受信された光信号の中には、送信側で予等化しきれずに非線形性が残っている場合がある。受信フロントエンド回路40で電気信号に変換され、デジタル化された受信信号は、受信DSP20Rxに入力される。分散補償フィルタ24で伝送路5での分散が補償され、適応等化フィルタ25で適応等化により波形整形される。搬送波周波数・位相同期回路26で、もとの送信信号が復元される。
非線形補償回路10は、搬送波周波数・位相同期回路26の出力に接続されてもよい。この場合、伝送路で発生する雑音を含むランダムな受信信号に残っている非線形歪みが、非線形補償回路10により補償される。後述するように、受信器に配置された非線形補償回路10では、受信波形に基づいて非線形補償のための補正値を逐次更新できるので、変動に強い。
図3で、非線形補償回路10は送信DSP20Txまたは受信DSP20Rxの内部に設けられているが、DSPの外部に、別途の演算器または論理回路として設けられてもよい。非線形補償回路10は、LSI回路やマイクロプロセッサ等の演算処理回路、あるいは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途集積回路)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の論理回路で実現され得る。
図4は、実施形態の非線形補償回路10の模式図である。非線形補償回路10は、LUT方式の非線形補償動作を行うが、必ずしもLUTを持つ必要はなく、メモリ機能と演算機能を用いて適切な補正値を特定できればどのような構成を用いてもよい。上述したように、非線形補償回路10は光送受信機100の送信側にも、受信側にも設けることができる。非線形補償回路10は、検出部11と、LUT12と、加算器13を有する。LUT12は、メモリ120に格納される補正値情報の一例である。加算器13は、補正値情報を用いて入力信号を補正する補償器の一例である。非線形補償回路10に、N個の信号xi-N/2+1、…、x、…、xi+N/2が、順次入力される。N個の信号は、変調方式に応じて生成されたデータシンボルであってもよいし、ナイキスト波形処理後のデジタルデータであってもよい。あるいは、復元された受信信号波形をサンプリングした信号であってもよい。図4では、1サンプル/1シンボルを前提として、非線形補償回路10に入力される個々の信号を「シンボル」と呼ぶ。
非線形補償回路10に信号が入力されると、検出部11は、判定閾値情報を参照して、連続する複数個(たとえば3個)のシンボルの各々について入力レベルを判定し、入力レベルの組み合わせを検出する。入力レベル判定の具体的な手法は、後述する。連続する複数個のシンボルについて特定された入力レベルの組み合わせを、便宜上「アドレス」と呼ぶ。判定閾値は、非線形補償回路10を実現するマイクロプロセッサやFPGAに内蔵されているメモリ120に保存されていてもよい。あるいは、検出部11に書き込まれていてもよい。
たとえば、3個の連続するシンボルで1つのアドレスを構成する場合、i番目のシンボルxと、その前後のシンボルxi-1、及びxi+1の入力レベルを判定する。前後のシンボルの入力レベルも判定する理由は、あるシンボルの入力レベルは、その前後のデータの影響を受けている蓋然性が高いからである。連続する複数のシンボルの入力レベルの組は入力されるシンボルの振幅変化を表す。アドレスを構成するシンボルの数は3個に限定されず、5個のシンボルの入力レベルを用いてもよい。
検出部11によって検出されたアドレス(すなわち入力レベルの組み合わせ)に対応するアドレスがLUT12で検索され、そのアドレスに対応付けられている補正値ΔyがLUT12から取得される。この補正値Δyは、i番目のシンボルxの非線形補償のための補正値である。加算器13にて、i番目のシンボルxに補正値Δyが加算されて非線形性が補償され、出力される。
<非線形補償のための判定閾値設定>
図5は、非線形補償回路10への入力信号と、入力レベル判断のための閾値設定の第1の例を示す。シンボル生成器21により生成された、たとえば64QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直角位相振幅変調)のシンボルデータの入力レベルを判定する。64QAMの場合、コンステレーション(IQ複素平面)上でI軸方向に8つ、Q軸方向に8つの振幅レベルがある。Q軸に着目すると、8つの振幅レベルのすべてを識別する場合、図5の(c)に示すように、Q軸方向で隣接するシンボルとシンボルの間に、7つの判定閾値が設定される。すべての振幅レベルの間に判定閾値を設けることで判定が精密になる。ただし、128QAM、256QAMと多値度が増大したときに、LUT12のサイズが大きくなり、演算量の抑制が困難になる場合がある。
そこで、多値度が高い場合は、図5の(a)、(b)に示すように、判定閾値の数を制限して、いくつかの振幅レベルをまとめて判定する。これにより、変復調方式で決まる振幅レベルの数よりも少ない数の振幅レベルで、入力信号のレベルを判定できる。図5の(a)では、Q軸上の8つの振幅レベルを2つずつ均等にグループ化して、3つの判定閾値を設定する。入力信号のレベルは、4つの振幅レベルのうちのいずれかに判定される。検出部11は、入力シンボルのレベルが判定閾値1を超えるときにレベル1と判定し、判定閾値2を超え判定閾値1以下のときにレベル2と判定する。同様に、判定閾値3を超え判定閾値2以下のときにレベル3と判定し、判定閾値3以下のときにレベル4と判定する。
この判定方式によると、連続する複数のシンボルの振幅レベルが取り得る組み合わせの数が少なくなり、LUT12の規模が小さくて済む。非線形補償回路10における閾値判定は、信号復調のための厳格な振幅判定ではなく、非線形補償のための適切な補正値を選択するためのレベル識別である。したがって、必ずしも図5の(c)のような細かい判定基準を設けなくても、非線形補償動作は阻害されない。
図5の(b)では、Q軸方向の8つの振幅レベルのうち、信号に非線形歪みの影響が出やすいピークとボトムの近傍で入力レベルを細かく判定し、線形性が比較的高い振幅の中心近傍で、複数の振幅レベルをまとめて判定する。Q軸の端部で密、中央部で粗になるように5つの判定閾値が設けられ、入力レベルが6つの振幅レベルのどれに該当するかが判定される。
入力レベルの判定に用いる閾値の数、または区分される振幅レベルの数を低減してアドレス数の増大を抑制することで、LUT12の回路規模が小さく維持される。図5ではQ軸に着目して例示したが、I軸方向の振幅レベルについても同様の判定が行われる。
図6は、LUT12の構成例を示す。このLUT12は、図5の(c)の閾値設定に基づいている。64QAM変調で、Q軸方向にレベル1からレベル8の8つの振幅レベルをもつときに、すべての振幅レベルの間に、閾値Level_th1からLevel_th7の7つの判定閾値が設けられる。
非線形補償回路10に入力される信号に対して、連続する3つのシンボル(またはサンプル)の各々について入力レベルが判定され、3つのシンボルの入力レベルの組み合わせを表すアドレスが検出される場合を例にとる。LUT12は、連続する3つのシンボルxiー1、x、xi+1が取り得る入力レベルのすべての組み合わせ(アドレス)を記述し、アドレスごとに、入力シンボルxに与えられる補正値Δyを記述する。
アドレス1では、3つのシンボルのすべてが振幅レベル1をもつ。この組み合わせを表すアドレス1に対して、非線形補償の補正値Δy_1が与えられる。アドレス2で、連続する3つのシンボルの入力レベルは、レベル1、レベル1、レベル2である。この入力レベルの組み合わせを表すアドレス2に対し、非線形補償の補正値Δy_2が与えられる。アドレス3で、連続する3つのシンボルの入力レベルは、レベル1、レベル1、レベル3である。この入力レベルの組み合わせを表すアドレス3に対して、非線形補償の補正値Δy_3が与えられる。8つの振幅レベルと、連続する3つの入力シンボルが用いられているので、LUT12には、8^3で合計512のアドレスと、アドレスごとの補正値Δyが記述されている。振幅レベルが判定されるシンボル数をm、用いられる振幅レベルの数をLとすると、LUT12は、L^m個のアドレスと、各アドレスに対応する補正値Δyを記述する。
検出部11で連続する複数のシンボルについて入力レベルの組み合わせが検出され、その組み合わせを表すアドレスが決定されると、LUT12で、対応するアドレスの補正値Δyが選択される。この補正値Δyを用いて、着目するシンボルxが補正される。この補正により、送信フロントエンド回路30で発生し得る非線形歪みが事前に補償される。
64QAMの場合、Q軸またはI軸に沿った8つの振幅レベルのすべてを判定してもLUT12のサイズは小さく、公知のLUT方式の非線形補償アルゴリズムと比較して演算量は非常に少ない。ただし、128QAM、256QAMのように多値度が増えると、LUT12の規模も大きくなる可能性がある。その場合は、図5の(a)または(b)の閾値設定を採用する。
図7は、LUT12の別の構成例を示す。図7のLUT12は、図5の(a)の均等なグループ分けで設定された判定閾値に基づく。64QAMでQ軸(またはI軸)方向の8つの振幅のうち、閾値Level_th1を超える上位2つの入力レベルはレベル1と判定される。入力レベルが閾値Level_th2を超えて閾値Level_th1以下のときは、レベル2と判定される。、入力レベルが閾値Level_th3を超えて閾値Level_th2以下のときは、レベル3と判定され、、閾値Level_th3以下のときはレベル4と判定される。
この場合、4通りの振幅レベルなので、3シンボル(またはサンプル)の入力レベルの組み合わせを記述するLUT12のアドレス数は、4^3で64となり、LUT12の規模と演算量がさらに小さくなる。振幅レベルの数が少ないので、連続する5つのシンボルの入力レベルを判定しても、アドレスの総数は4^5であり、256個ですむ。図5の(b)の不均等なグループ分けを採用する場合は、6つの振幅レベルが用いられ、LUT12は、6^3で216個のアドレスと、アドレスに対応する補正値Δyを持つ。
判定閾値、または判断される振幅レベルを適切に設定することで、変調多値度に関係なく、LUT12の規模と演算量を抑制して、非線形歪みを効率的に補償できる。非線形補償回路10をナイキストフィルタ22の出力や、受信側DSPで復元された電気信号波形のサンプリング出力に接続する場合も、同様の効果が得られる。
図8は、入力信号と閾値の第2の設定例を示す。図5の第1の設定例では、変調方式に応じて、適切な判定閾値を設定して入力レベルを判定した。たとえば、64QAMでは8つの振幅レベルを設定し、128QAMでは図5の(b)のように不均等な6つの振幅レベルを設定し、256QAMでは図5の(a)のように均等に振幅レベルを設定するなどである。図8では、複数の変復調方式の間で、共通の判定閾値を用いる。
図8の横軸は変調方式、縦軸はシンボル生成器21の出力レベル、すなわち、非線形補償回路10への入力レベルである。QPSK、8QAM、16QAM、32QAM、64QAM、128QAM、256QAM、2A8PSK等の異なる変調方式に共通して、判定閾値1から判定閾値7の7つの閾値を共通に設定して、8つの振幅レベルを設ける。ここでは、64QAMのシンボル出力における、隣接する振幅レベル間の中心振幅をデフォルトの閾値とする。どの変復調方式を用いる場合でも、生成されたシンボルは、必ず、いずれかの振幅レベルに判定される。128QAMと256QAMを除いて、デフォルトの閾値ですべてのシンボルレベルを分離して識別できる。128QAMと256QAMのときは、一部のシンボルはグルーピングされて入力レベルが識別される。
共通の判定閾値を設定することで、多値度の高い変復調に対して閾値レベルの数が制限されたのと同じ効果が生じ、LUT12の規模を小さく維持することができる。
図9は、入力信号と閾値の第3の設定例を示す。この閾値設定は、たとえば受信側で復元されたランダムな入力信号を非線形補償するときに採用され得る。入力波形に対して、判定閾値1から7の7つの判定閾値が設定される。復元された電気波形に対して所定のタイミングでサンプリングが行われる。サンプリングされた信号は、必ずいずれかの振幅レベルに属する。連続する複数のサンプルの振幅レベルの組み合わせを表すアドレスが検出され、LUT12に記述されているアドレスから補正値Δyが取得される。補正値Δyを用いて、送信信号に残存する非線形歪みを受信側で補償することができる。
<補正値Δyの算出>
図10は、LUT12に記述される補正値の生成を示す。LUT12に記述される補正値Δyは、送信信号と受信信号とに基づいて算出される。ここでは、非線形補償回路10がシンボル生成器21の出力に接続されている構成を例にとる。LUT補正値生成回路50を除いて、光送受信機100の基本構成は、図3に示した構成と同じであり、重複する説明を省略する。
まず、LUT12を作成する段階での動作を説明する。送信DSP20Txのシンボル生成器21で、既知信号を用いた送信信号を生成し、既知の送信信号をLUT補正値生成回路50に入力する。一方、伝送路5から既知信号を受信し、受信DSP20Rxの搬送波周波数・位相同期回路26で復元して、LUT補正値生成回路50に入力する。LUT補正値生成回路50は、送信信号と受信信号の差分に基づいて、LUT12に設定する補正値を算出する。算出された補正値Δyは、LUT12に補正項の初期値として設定されてもよい。
実サービス中は、シンボル生成器21で生成される送信データに、定期的に既知信号を挿入して、LUT補正値生成回路50で補正値を算出し、リアルタイムでLUT12の補正値を更新してもよい。既知信号は、たとえば既知のトレーニング系列であってもよい。
非線形補償回路10をナイキストフィルタ22の出力に接続する場合は、ナイキストフィルタリング後の波形を送信信号の期待値とし、LUT補正値生成回路50で、受信信号にナイキストフィルタリングを適用した信号と比較することで補正値を生成してもよい。LUT補正値生成回路50は、DSPとは別に、送受信制御用のマイクロプロセッサ、FPGA等で実現されてもよいし、受信DSP20Rxまたは送信DSP20Txの内部に設けてもよい。LUT12の補正値生成のために必要な情報(受信側での既知信号挿入タイミングなど)は、システムや送受信制御用の通信チャネルを介して取得されてもよい。
図11は、LUT補正値生成回路50の模式図である。LUT補正値生成回路50は、乗算器51と、アドレス判定回路52と、減算器53と、累算器/カウンタ54と、平均化部55を有する。上述したように、LUT12の非線形補償の補正値は、送信信号(r)の期待値と、受信信号(s)を用いて生成される。
LUT補正値生成回路50に、送信信号r(1,…,N)と受信信号が入力される。伝送路5での減衰により、送信信号の振幅と受信信号の振幅の間にレベル差が生じているので、乗算器51で受信信号に係数を乗算して、比較用の受信信号s(1,…,N)を生成する。乗算係数として、送信平均振幅を受信平均振幅で除算した値を用いてもよい。送信信号r(1,…,N)と、係数乗算後の受信信号s(1,…,N)は減算器53に入力されて、送信信号r(n)と、レベル調整後の受信信号s(n)との差分Δ(n)が求められる。
送信信号r(1,…,N)は、減算器53に入力されるとともに、アドレス判定回路52に入力されてアドレス(p)が取得される。アドレス(p)はLUT12に記述されているアドレスである。たとえば、連続する3つのシンボルの入力レベルの組でひとつのアドレスが構成されている場合、アドレス判定回路52は、判定閾値を参照して、連続する3つの送信信号r(n-1)、r(n)、r(n+1)のそれぞれの入力レベルを判定し、この入力レベルの組み合わせを示すアドレスp(n)を決定する。
減算器53で得られた今回の差分Δ(n)と、アドレス判定回路52で決定されたアドレスp(n)は、累算器/カウンタ54に入力される。差分Δ(n)は、アドレスp(n)に対応する累積フィールドに加算されて累積されるとともに、アドレスp(n)のカウンタがインクリメントされる。差分Δ(n)を累算する理由は、あるアドレスp(n)の補正値Δyを決定する際に、複数の差分値の平均を取る方が、補償すべき値をより客観的に決定できるからである。
累算器/カウンタ54における「_LUT(p(n))」は、LUT12のアドレスp(n)のための累積値であることを示し、前回までの累積値にΔ(n)が加算されて新たな累積値が得られる。「_Count(p(n))」は、アドレスp(n)のためのカウンタ値であることを示し、アドレスp(n)で規定される入力レベルの組み合わせが出現する都度、カウンタ値が1ずつインクリメントされる。
カウンタ値が終了値に達したならば、平均化部55で、アドレスp(n)における差分の平均値が算出される。平均化部55は、差分Δの累積値_LUT(p)をカウンタの終了値_count(p)で除算して、差分Δの平均値を決定する。差分の平均値は、アドレスp(n)の補正値として、非線形補償回路10のLUT12に書き込まれる。
入力信号のアドレス(入力レベルの組み合わせ)ごとに、送信信号と受信信号の差分を累積して平均を求めることで、非線形性を補償するための補正値を適切に設定することができる。補正値の算出は、LUT12の作成時だけでなく、実サービス中に定期的に、あるいは必要に応じて実施して、補正値Δyをリアルタイムで更新してもよい。
図12は、実施形態の非線形補償の効果を示す。横軸はOSNR(dB)、縦軸はQ値(dB)である。黒丸のデータ点をフィットしたラインは、実施形態の非線形補償を適用したときの伝送品質を示す。三角のデータ点をフィットしたラインは、線形補償のみが行われたときの伝送品質を示す。いずれも、64QAM変調方式での伝送品質を示す。非線形補償は、シンボル生成器21の直後で行われている。図12から、非線形補償を適用することで、伝送品質が向上することがわかる。
図13は、実施形態の非線形補償の効果を示す別の図である。横軸は非線形デバイスへの入力振幅、縦軸はSNR(dB)である。非線形デバイスは、送信フロントエンド回路30のドライバアンプとする。黒丸のデータ点をフィットしたラインは、実施形態の非線形補償を適用したときのSNRを示す。三角のデータ点をフィットしたラインは、非線形補償を行わないときのSNRを示す。
実施形態の非線形補償を行わない場合、ドライバアンプなどの非線形デバイスへの入力振幅が大きくなると、SNRの劣化が顕著になる。これは、図2を参照して述べたとおりである。実施形態の非線形補償を行うことで、ドライバアンプ等の非線形デバイスへの入力振幅によるSNRの劣化が緩和される。SNRの劣化が抑制されるので、送信フロントエンドのアナログデバイスへの入力信号の振幅を大きくすることができ、光出力パワーを大きくすることができる。
以上、特定の構成例に基づいて実施形態の非線形補償を説明したが、本発明は上述した構成例に限定されない。たとえば、非線形補償に用いられる判定閾値、係数、パラメータ等はDSPの外部の送受信ファームウエアや、制御ソフトウエアに設定されてもよいし、光送受信機100の外部から設定されてもよい。実施形態では、補正値情報を格納する手段としてLUT12を用い、入力レベルの組み合わせを識別する情報として「アドレス」と用いたが、これらに限定されず、入力レベルの組み合わせと、各組み合わせに対応する補正値を特定できればどのような構成を採用してもよい。送信信号とレベル調整後の受信信号の差分に基づいて、LUT12に設定される補正値Δyを算出したが、送信信号と、レベル調整後の受信信号の比に基づき、比率が1に近づくように補正係数を算出してもよい。この場合、LUT補正値生成回路50の減算器53に替えて除算器が用いられ、非線形補償回路10の加算器13に替えて乗算器が用いられてもよい。非線形補償回路10の加算器13や乗算器は、非線形歪みを補償する補償器の一例である。
いずれの場合も、複数の入力信号レベルの組み合わせに基づいて特定される補正値により、光通信で生じる非線形歪みが補償される。入力レベルの判定で、いくつかの振幅レベルをひとつの振幅レベルにまとめることで、信号の多値度が大きくなっても、小さい回路規模で効率的に非線形歪みを補償できる。補正値情報を用いたLUTベースの非線形補償を行うことで、非線形補償に要する消費電力を低減することができる。
以上の記載に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
複数の入力信号の入力レベルの組み合わせを検出する検出部と、
取り得る組み合わせに対応して非線形歪みを補償する補正値情報を格納するメモリと、
前記検出部にて検出された前記組み合わせに基づいて前記メモリから取得された前記補正値情報を用いて、前記入力信号を補正する補償器と、
を有する非線形補償回路。
(付記2)
前記検出部は、着目する入力信号と、当該着目する入力信号の前後の信号を含む複数の連続する入力信号の入力レベルを判定して、前記入力レベルの組み合わせを検出する、
付記1に記載の非線形補償回路。
(付記3)
前記検出部は、変復調方式で決まる振幅レベルのすべてを識別する判定閾値を用いて、前記入力レベルの組み合わせを検出する、
付記2に記載の非線形補償回路。
(付記4)
前記検出部は、変復調方式で決まる振幅レベルの数よりも少ない数の振幅レベルを識別する判定閾値を用いて、前記入力レベルの組み合わせを検出する、
付記2に記載の非線形補償回路。
(付記5)
前記検出部は、前記変復調方式で決まる振幅レベルを均等、または不均等にグループ化する前記判定閾値を用いて前記入力レベルの組み合わせを検出する、
付記4に記載の非線形補償回路。
(付記6)
前記検出部は、前記変復調方式で決まる振幅レベルのピークとボトムの近傍で各振幅レベルを識別し、中央部で2以上の振幅レベルを1つにまとめた判定閾値を用いて前記入力レベルの組み合わせを検出する、
付記5に記載の非線形補償回路。
(付記7)
前記検出部は、複数の変復調方式に共通の共通振幅レベルを用いて前記入力信号の前記入力レベルの組み合わせを検出する、
付記2に記載の非線形補償回路。
(付記8)
前記補正値情報はルックアップテーブルで構成され、
前記入力レベルの組み合わせが検出される前記複数の入力信号の数をm個、識別される振幅レベルの数をL個とすると、前記ルックアップテーブルは、L^m個のアドレスを有する、
付記2に記載の非線形補償回路。
(付記9)
送信デジタル信号プロセッサと、
前記送信デジタル信号プロセッサの出力に接続される送信フロントエンド回路と、
受信フロントエンド回路と、
前記受信フロントエンド回路の出力に接続される受信デジタル信号プロセッサと、
送受信される信号の非線形歪みを補償する非線形補償回路と、
を有し、前記非線形補償回路は、
複数の入力信号の入力レベルの組み合わせを検出する検出部と、
取り得る組み合わせに対応して非線形歪みを補償する補正値情報を格納するメモリと、
前記検出部にて検出された前記組み合わせに基づいて前記メモリから取得された前記補正値情報を用いて、前記入力信号を補正する補償器と、
を有する光送受信機。
(付記10)
前記非線形補償回路は、前記送信デジタル信号プロセッサに含まれるシンボル生成器またはナイキストフィルタの出力に接続され、前記送信フロントエンド回路に供給される電気信号を補正する、
付記9に記載の光送受信機。
(付記11)
前記非線形補償回路は、前記受信デジタル信号プロセッサで復元された受信電気信号の非線形歪みを補正する、
付記9に記載の光送受信機。
(付記12)
前記メモリに格納される前記補正値情報を生成する補正値生成回路、
を有し、
前記補正値生成回路は、前記送信デジタル信号プロセッサで生成される送信信号と、前記受信デジタル信号プロセッサで復元された受信信号とに基づいて前記補正値情報を生成する、付記9に記載の光送受信機。
(付記13)
前記補正値生成回路は、複数の前記送信信号の振幅レベルを検出して前記振幅レベルの組み合わせを特定し、前記振幅レベルの組み合わせごとに前記送信信号と前記受信信号の差または比に基づいて着目する送信信号の補正値を算出する、
付記12に記載の光送受信機。
10 非線形補償回路
11 検出部
12 LUT
13 加算器(補償器)
20Tx 送信DSP
20Rx 受信DSP
21 シンボル生成器
22 ナイキストフィルタ
24 分散補償フィルタ
25 適応等化フィルタ
26 搬送波周波数・位相同期回路
30 送信フロントエンド回路
31 DAC
32 ドライバ
33 光変調器
40 受信フロントエンド回路
50 LUT補正値生成回路
51 乗算器
52 アドレス判定回路
53 減算器
54 累算器/カウンタ
120 メモリ
554 平均化部

Claims (9)

  1. 複数の入力信号の入力レベルの組み合わせを検出する検出部と、
    取り得る組み合わせに対応して非線形歪みを補償する補正値情報を格納するメモリと、
    前記検出部にて検出された前記組み合わせに基づいて前記メモリから取得された前記補正値情報を用いて、前記入力信号を補正する補償器と、
    を有する非線形補償回路。
  2. 前記検出部は、着目する入力信号と、当該着目する入力信号の前後の信号を含む連続する複数の入力信号の入力レベルを判定して、前記入力レベルの組み合わせを検出する、
    請求項1に記載の非線形補償回路。
  3. 前記検出部は、変復調方式で決まる振幅レベルのすべてを識別する判定閾値を用いて、前記入力レベルの組み合わせを検出する、
    請求項2に記載の非線形補償回路。
  4. 前記検出部は、変復調方式で決まる振幅レベルの数よりも少ない数の振幅レベルを識別する判定閾値を用いて、前記入力レベルの組み合わせを検出する、
    請求項2に記載の非線形補償回路。
  5. 前記検出部は、複数の変復調方式に共通する共通振幅レベルを用いて前記入力レベルの組み合わせを検出する、
    請求項2に記載の非線形補償回路。
  6. 前記補正値情報はルックアップテーブルで構成され、
    前記入力レベルの組み合わせが検出される前記複数の入力信号の数をm個、識別される振幅レベルの数をL個とすると、前記ルックアップテーブルは、L^m個のアドレスを有する、
    請求項2に記載の非線形補償回路。
  7. 送信デジタル信号プロセッサと、
    前記送信デジタル信号プロセッサの出力に接続される送信フロントエンド回路と、
    受信フロントエンド回路と、
    前記受信フロントエンド回路の出力に接続される受信デジタル信号プロセッサと、
    送受信される信号の非線形歪みを補償する非線形補償回路と、
    を有し、前記非線形補償回路は、
    複数の入力信号の入力レベルの組み合わせを検出する検出部と、
    取り得る組み合わせに対応して非線形歪みを補償する補正値情報を格納するメモリと、
    前記検出部にて検出された前記組み合わせに基づいて前記メモリから取得された前記補正値情報を用いて、前記入力信号を補正する補償器と、
    を有する光送受信機。
  8. 前記メモリに格納される前記補正値情報を生成する補正値生成回路、
    を有し、
    前記補正値生成回路は、前記送信デジタル信号プロセッサで生成される送信信号と、前記受信デジタル信号プロセッサで復元された受信信号とに基づいて補正値を算出する、請求項7に記載の光送受信機。
  9. 前記補正値生成回路は、複数の前記送信信号の振幅レベルを検出して前記振幅レベルの組み合わせを特定し、前記振幅レベルの組み合わせごとに前記送信信号と前記受信信号の差または比に基づいて着目する送信信号の補正値を算出する、
    請求項8に記載の光送受信機。
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