JP6176012B2 - 非線形歪み補償装置及び方法並びに通信装置 - Google Patents

非線形歪み補償装置及び方法並びに通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、非線形歪み補償装置及び方法並びに通信装置に関する。
通信システムにおいて、送受信器において信号に対しデジタル信号処理を行ない、信号品質の向上を図る技術が一般的になりつつある。デジタル信号処理による信号品質の改善技術は無線通信では古くから実用化されているが、光通信分野でも、近年、送受信器にデジタル信号処理回路を備えたデジタルコヒーレント通信システムの研究が行なわれている。
デジタル信号処理では、通信装置に用いられるデバイスの不完全性や伝送路での信号劣化の補償などを行なう。例えば下記の特許文献1や特許文献4には、送信側でのデジタル信号処理により、信号の振幅、周波数、偏波などを制御することが記載されている。
ここで、デジタル信号処理による補償対象としては、増幅器(アンプ)などの送受信デバイス特性の非線形性や、伝送路の非線形特性などが挙げられる。送受信デバイス特性の非線形性については、無線通信分野及び光通信分野に共通の補償対象である。これに対し、伝送路、特に光伝送路を成す光ファイバの非線形特性や波長分散特性については、光通信分野に特有の補償対象である。
光ファイバの波長分散特性を送信側で予等化する技術の1つに、下記の特許文献3に記載された技術が知られている。一方、光ファイバの非線形特性による信号劣化を補償する技術の1つに、下記の特許文献2に記載された技術が知られている。
通信容量を増やすための手段の1つに、変調方式の多値度を上げることが考えられる。しかし、多値度を上げるほど、より高い信号対雑音比(SNR)が要求される。SNRは、伝送路である光ファイバへ入力する信号のパワーを増加することにより改善する。しかし、光ファイバの非線形特性のため、入力信号パワーを増加するほど非線形歪みによる信号劣化が顕著に表れる。
このような課題に対し、特許文献2には、送信側のデジタル信号処理により、非線形歪みを補償する技術が記載されている。特許文献2によれば、光ファイバ中の偏波多重光信号の伝搬は、Manakov方程式により、以下の式(A)でモデル化される。
なお、式(A)において、uH(t,z)及びuV(t,z)は、それぞれ、時間t、位置zでの水平偏波及び垂直偏波の信号の電界成分を表す。また、α(z),β2(z),γ(z)は、それぞれ、位置zでのファイバの減数係数、分散係数、非線形係数を表す。
非線形歪みは、上記式(A)で表される微分方程式を解くことにより求められるが、解析的に解を求めるには複雑なため、非線形補償のためには近似を用いて求めた非線形歪みが用いられる。
特許文献2に記載の技術では、式(A)で表されるManakov方程式を、摂動理論を用いて解析し、送信側で非線形歪みの補償を行なう。すなわち、k番目のシンボルの位置Lでの水平偏波(H偏波)成分及び垂直偏波(V偏波成分)の非線形伝搬の解uH(t=kT,z=L)及びuV(t=kT,z=L)を以下の式(B)で表して解析する。
uH(kT,L)=uH(kT,0)+ΔuH(k)
uV(kT,L)=uV(kT,0)+ΔuV(k)
・・・(B)
ここで、uH(kT,0)/uV(kT,0)はH/V偏波成分の位置z=0での電界を表し、ΔuH(k)/ΔuV(k)はH/V偏波成分の非線形効果による摂動項を表す。
H/V偏波成分のk番目のシンボルの信号を振幅Ak H/Vのパルスと考えると、次の式(C)が得られる。
なお、m,nは整数である。p(z)は位置zでの信号パワーを表し、s(z)は位置zに伝搬するために累積された伝送路での総分散値を表し、τはパルスの半値幅、Tはパルス周期を表す。上記の式(C)からわかるように、H/V偏波成分の非線形効果による摂動項は、3つの振幅Ak H/Vの積の和で表される。また、C(m,n,z=L)は、あるn,mの組み合わせでの振幅の積が非線形歪みとなる度合いを表す係数で、摂動解析により求められる。
特開2012−120010号公報 特開2012−075097号公報 特開2008−211493号公報 特開2009−278613号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術を多値変調方式に適用した場合、非線形歪みの計算に含まれる信号振幅の乗算は、信号の多値度が増すほど複雑さも増すため、信号処理回路の回路規模が膨大になってしまう。
本発明の目的の1つは、非線形歪みを補償するための計算の複雑さを低減して、信号処理回路の回路規模を削減できるようにすることにある。
本発明の一態様は、第1の多値度を有する信号の非線形歪みを補償する非線形歪み補償装置であって、入力信号から前記第1の多値度よりも低い第2の多値度を有する信号を生成する第1の信号生成部と、前記第1の信号生成部で生成された前記第2の多値度の信号、前記第1の多値度の信号が伝送される光伝送路の情報、及び、チャネル情報に基づいて、前記第1の多値度の信号の非線形歪みを演算する非線形歪み演算部と、前記非線形歪み演算部で演算された前記非線形歪みに基づいて、前記第1の多値度の信号に対して前記非線形歪みの補償を行なう非線形補償部と、を備える。
非線形歪みを補償するための計算の複雑さを低減して、信号処理回路の回路規模を削減できる。
一実施形態に係る光通信システムの一例を示すブロック図である。 図1に例示する光送信器の構成例を示すブロック図である。 図2に例示するDSPにより実現される非線形予等化部の構成例を示すブロック図である。 図3に例示する近似シンボル生成部において16QAM信号から近似シンボル(QPSKシンボル)を生成する例を説明する図である。 図3に例示する近似シンボル生成部において8QAM信号から近似シンボル(QPSKシンボル)を生成する例を説明する図である。 図3に例示する近似シンボル生成部において8PSK信号から近似シンボル(QPSKシンボル)を生成する例を説明する図である。 図3に例示する近似シンボル生成部が送信バイナリデータから近似シンボルを生成する場合の構成例を説明するブロック図である。 図7に例示する構成において近似シンボル生成部が送信バイナリデータから近似シンボルを生成する場合の処理例を示すフローチャートである。 図8に例示する処理での近似シンボルの設定例を示す図である。 図3に例示する近似シンボル生成部が電界情報にマッピングされた信号から近似シンボルを生成する場合の構成例を示すブロック図である。 図10に例示する構成において近似シンボル生成部が電界情報にマッピングされた信号から近似シンボルを生成する場合の処理例を示すフローチャートである。 図11に例示する処理において近似シンボル生成部に入力される信号と近似シンボル生成部から出力される信号との関係を示す図である。 図3〜図12に例示する近似シンボルを用いた非線形予等化の伝送シミュレーション結果の一例を示す図である。 図3に例示する構成の変形例を示すブロック図である。 図3に例示する構成の変形例を示すブロック図である。 図1に例示する光受信器の構成例を示すブロック図である。 図16に例示するDSPにより実現される機能構成例を示すブロック図である。 図17に例示する非線形等化部の構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1は、一実施形態に係る光通信システムの一例を示すブロック図である。図1に示す光通信システム1は、例えば、波長多重(WDM)光を伝送するWDM光伝送システムである。WDM光伝送システム1は、例示的に、波長多重(WDM)光送信装置10と、光ファイバを用いた光伝送路50と、WDM光受信装置90と、を備える。
WDM光送信装置10は、複数の波長(チャネル)の光信号を波長多重したWDM光信号を光伝送路50へ送信し、WDM光受信装置90は、光伝送路50を伝送されてくるWDM光信号を波長毎に分離して受信する。WDM光送信装置10及びWDM光受信装置90は、通信装置の一例である。
光伝送路50には、WDM光送信装置10からWDM光受信装置90へのWDM光信号の伝送距離に応じて、1又は複数の光増幅器30や1又は複数の中継器70を設けることができる。
WDM光送信装置10は、例示的に、波長毎の光送信器11−1〜11−N(Nは2以上の整数)と、各光送信器11−1〜11−Nが送信する光信号を波長多重(合波)してWDM光信号を出力する合波器12と、を備える。
一方、WDM光受信装置90は、例示的に、光伝送路50から受信されるWDM光信号を波長毎の光信号に分離する分波器91と、分波器91で分離された各波長の光信号を受信する光受信器92−1〜92−Nと、を備える。
光送信器11−1〜11−Nは、単一偏波の信号を送信する光送信器でもよいし、偏波多重信号を送信する光送信器でもよい。後者の偏波多重信号送信器の構成例を図2に示す。図2に例示する偏波多重信号送信器は、DSP(Digital Signal Processor)111、デジタル−アナログ変換器(DAC)112、光源(レーザダイオード:LD)113、ビームスプリッタ(BS)114、H偏波及びV偏波用のIQ変調器115A及び115B、並びに、偏波ビームコンバイナ(PBC)116を備える。
DSP111は、演算処理回路の一例であり、送信データ信号に対して後述する非線形予等化などの所要のデジタル信号処理を施す。
DAC112は、DSP111によりデジタル信号処理された送信データ信号をアナログ信号に変換して各IQ変調器115A及び115Bに入力する。
光源113は、送信光を出力し、BS114は、光源113からの送信光を2分岐してIQ変調器115A及び115Bにそれぞれ入力する。
IQ変調器115A及び115Bは、それぞれ、DAC112から入力されるアナログ送信データ信号に従ってBS114から入力される送信光を多値(IQ)変調する。IQ変調器115A及び115Bの一方がH偏波成分の光変調信号を出力し、他方がV偏波成分の光変調信号を出力する。
PBC116は、各IQ変調器115A及び115Bからの各偏波成分の光変調信号を偏波合成して出力する。
上述したDSP111は、その機能的な構成に着目すると、例えば図3に示すように、近似シンボル生成部21、非線形歪み演算部22及び非線形補償部23を含む非線形予等化部20を備える。
非線形予等化部20は、非線形歪み補償装置の一例であり、送信信号に対して非線形歪みの予等化を施す。
近似シンボル生成部21は、第1の信号生成部の一例であり、入力信号から当該入力信号が複素(IQ)平面上の電界情報(シンボル)にマッピングされて送信されるときの多値度(第1の多値度)よりも低い(第2の)多値度の信号(近似シンボル)を生成する。
例えば、光伝送路50へ送信される信号がM−QAM(又はPSK)信号(Mは多値度を表し、例えば、8、16、64、256などである。)の場合、近似シンボル生成部21は、Mよりも低い多値度の信号(一例としてQPSKシンボル)を生成する。
図4〜図6は、それぞれ、16QAM信号、8QAM信号、8PSK信号を近似シンボル生成部21においてQPSKシンボルに縮退させる(マッピングしなおす)例を示している。
図4(16QAM信号)の場合、16QAM信号u(k)は、次式(1.1)(図4中の枠100)に示すように、2つのQPSKシンボルの加算で表せる。この場合、近似シンボル生成部21は、次式(1.2)(図4中の枠200)に示すように、式(1.1)の第2項を省略することにより、近似シンボル(QPSKシンボル)u”(k)を生成する。
u(k)=Aexp(jφ(k))+Bexp(jφ(k))…(1.1)
u”(k)=Aexp(jφ(k))…(1.2)
ただし、φi(k)∈[π/4,3π/4,5π/4,7π/4]であり、A=√2×Bである。
既述の特許文献2に記載された摂動法に、この手法を適用すると、既述の式(C)に示した振幅Ak H/Vの3項の積の取りうる値が少なくなる。すなわち、3つの振幅項の積の取りうる値は、16QAMの場合が256通りであるのに対し、QPSKの場合は4通りとなる。
図5(8QAM信号)の場合、8QAM信号は、次式(2.1)(図5中の枠100)に示すように、QPSKシンボルとBPSKシンボルの加算で表せる。この場合、近似シンボル生成部21は、次式(2.2)(図5中の枠200)に示すように、式(2.1)の第2項を省略することにより、近似シンボル(QPSKシンボル)u”(k)を生成する。
u(k)=Aexp(jφ(k))+Bexp(jφ(k))…(2.1)
u”(k)=Aexp(jφ(k))…(2.2)
ただし、φ(k)∈[π/12,7π/12,13π/12,19π/12]、φ(k)∈[11π/6,5π/6,4π/3,π/3]であり、B=(2+√3)1/2×Aである。
既述の特許文献2に記載された摂動法に、この手法を適用すると、既述の式(C)に示した振幅Ak H/Vの3項の積の取りうる値を、8QAMの場合の128通りからQPSKの場合の4通りに削減することができる。
図6(8PSK信号)の場合、8PSK信号は、次式(3.1)(図6中の枠100)で表せる。この場合、近似シンボル生成部21は、次式(3.2)(図6中の枠200)に示すように、近似シンボル(QPSKシンボル)u”(k)を生成する。
u(k)=Aexp(jφ(k))…(3.1)
u”(k)=Bexp(jφ(k))…(3.2)
ただし、φ(k)∈[0,π/4,π/2,3π/4,π,5π/4,3π/2,7π/4]、φ(k)−π/8∈[π/4,3π/4,5π/4,7π/4]またはφ(k)+π/8∈[π/4,3π/4,5π/4,7π/4]であり、A=Bである。
既述の特許文献2に記載された摂動法に、この手法を適用すると、既述の式(C)に示した振幅Ak H/Vの3項の積の取りうる値を、8PSKの場合の8通りからQPSKの場合の4通りに削減することができる。
図3に例示した非線形歪み演算部22は、上述のごとく近似シンボル生成部21で生成された近似シンボルを基に非線形歪みを計算する。例えば、非線形歪み演算部22は、伝送路情報、チャネル情報及び近似シンボルに基づいてシンボル毎に発生する非線形歪みを計算する。
なお、伝送路情報の一例としては、伝送路長や光ファイバの種類(分散係数、減衰係数、非線形係数など)が挙げられる。チャネル情報の一例としては、シンボルレート、光ファイバへの入力光パワー、中心波長などが挙げられる。伝送路情報及びチャネル情報は、例示的に、DSP111のメモリ(図示省略)に記憶しておくことができ、非線形歪み演算部22は、当該メモリから非線形歪みの計算に用いる情報(パラメータ)を適宜に読み取って非線形歪みを計算する。ここで、近似シンボル生成部21において上述したとおり式(C)に示した振幅Ak H/Vの3項の積の取りうる値が削減されているので、非線形歪みの計算の複雑さが低減され、当該計算に必要な回路規模を削減できる。
非線形補償部23は、非線形歪み演算部22で計算された非線形歪みを基に送信信号に対して非線形歪みの予等化を行なう。例えば、非線形補償部23は、送信信号の該当シンボルから、非線形歪み演算部22で計算された非線形歪みを差し引く。
なお、近似シンボル生成部21は、図7〜図9に例示するように、送信データ(バイナリデータ)から近似シンボルを生成してもよいし、図10〜図12に例示するように、電界情報にマッピングされた信号から近似シンボルを生成してもよい。
図7に例示する構成では、近似シンボル生成部21は、シンボルマッパ24にて電界情報にマッピングされる前の送信バイナリデータから近似シンボルを生成する。なお、シンボルマッパ24は、第2の信号生成部の一例であり、近似シンボル生成部21が生成する近似シンボルの多値度よりも大きな多値度(非限定的な一例として、16QAM)のシンボル(電界情報)に送信バイナリデータをマッピングする。当該シンボルマッパ24は、各部21〜23と同様に、例えばDSP111の一機能として具現される。
近似シンボル生成部21は、例えば図8に例示するように、近似シンボルとしてIQ平面上の少なくとも1つの点を設定する(設定された点が複素電界情報として出力される)(処理P11)。近似シンボルとしてQPSKシンボルを生成する場合を例にすると、近似シンボル生成部21は、図9に例示するIQ平面における4点のシンボルのうち少なくとも1つの点を設定する。
次いで、図8に例示するように、近似シンボル生成部21は、当該近似シンボル生成部21に入力されるバイナリデータと出力する複素電界情報とを対応付ける(処理P12)。例えば、グレイコード(Gray code)でマッピングされたQAMシンボルでは4ビットのうちの特定の2ビットがIQ平面における当該シンボルの位置する象限を示す。そこで、近似シンボル生成部21では、入力された送信バイナリデータからIQ平面の象限を示す2ビットを抽出し、抽出した2ビットから象限に対応したQPSKシンボルを近似シンボルとして生成する。
その後、送信信号データであるバイナリデータが近似シンボル生成部21に入力されると(処理P13)、近似シンボル生成部21は、入力されたバイナリデータに対応した複素電界情報を出力する(処理P14)。
一方、図10に例示する構成では、近似シンボル生成部21は、シンボルマッパ24にて送信バイナリデータを電界情報にマッピングした後の信号データから近似シンボルを生成する。例えば図11に示すように、近似シンボル生成部21は、近似シンボルとしてIQ平面上の少なくとも1つの点を代表点として設定する(設定された点が複素電界情報として出力される)(処理P21)。代表点の設定方法に制限はないが、計算の簡単化を図ることが目的のため、シンボルマッパ24で生成されるシンボルの多値度よりも低い多値度のシンボル点を設定することが望ましい
その後、シンボルマッパ24から信号データが近似シンボル生成部21に入力される(処理P22)。近似シンボル生成部21は、入力された信号データと各近似シンボル点のIQ平面上での距離が最少となる近似シンボル点を複素電界情報として出力する(処理P23)。別言すると、近似シンボル生成部21は、電界情報として表された入力信号を、上記代表点のうち距離が最少になる点にマッピングしなおす。
近似シンボルとしてQPSKシンボルを生成する場合を例にすると、図12に例示するように、シンボルマッパ24でIQ平面の第1象限にマッピングされた信号データは、4つの近似シンボル点のうち第1象限に位置する近似シンボル点との距離が最小になる。したがって、近似シンボル生成部21は、当該第1象限に位置するQPSKシンボルを近似シンボルとして出力する。
図13に、上述した近似シンボルを用いた非線形予等化の伝送シミュレーション結果の一例を示す。図13の縦軸はQ値を表し、横軸は1チャネルあたりの光ファイバへの入力光パワーと光信号対雑音比(OSNR)とを表す。ここでQ値はビット誤り率から計算した。また、送信信号は例示的に254Gbit/sのDP(Dual Polarization)−16QAM信号の11波長多重信号とした。
図13において、符号300が非線形補償なしの場合、符号400が近似シンボルを用いた非線形予等化を実施した場合、符号500が従来(特許文献2)の非線形補償を実施した場合の伝送特性をそれぞれ表す。伝送特性300及び400からわかるように、入力光パワーがー0以上の領域で、受信ビット誤り率に対応するQ値を非線形補償なしの場合よりも約0.33dB改善することができる。なお、伝送特性400は、従来の伝送特性500よりもQ値の改善効果は劣るものの、既述のとおり非線形歪みの計算量を削減できるので、従来よりも回路規模及び消費電力を削減することができる。
なお、図14に例示するように、非線形予等化部20の前段及び後段の一方又は双方には、その他の信号処理を行なう信号処理部20a及び/又は20bが設けられても構わない。その他の信号処理の一例としては、誤り訂正や送信器デバイス(アンプなど)の不完全性の補償、送信信号の周波数調整、送信信号のパルス整形などが挙げられる。
また、本実施形態の非線形予等化部20は、光ファイバの非線形性による信号劣化の補償に限られず、送信器を構成するデバイスの非線形性による信号劣化の補償に用いることもできる。例えば、非線形予等化部20は、無線通信の送信器に適用してもよい。この場合、例えば図15に示すように、非線形歪み演算部22は、非線形特性を有するデバイス(例えば電気アンプ)25による歪みを含んで非線形歪みを演算すればよい。
さらに、上述した実施形態では、近似シンボルを用いた非線形歪み補償を非線形予等化として送信側に適用した例について説明したが、近似シンボルを用いた非線形歪み補償は受信側に適用してもよい。
例えば図16に示すように、図1に例示した光受信器92−1〜92−Nは、局発光源921、光フロントエンド922、アナログ−デジタル変換器(ADC)923及びDSP924を備え、DSP924において近似シンボルを用いた非線形歪み補償を実施する。なお、光フロントエンド922は、局発光源921からの局発光を用いて受信光信号を復調し光電変換する機能を具備する。ADC923は、光フロントエンド922で光電変換された受信アナログ電気信号をデジタル信号に変換してDSP924に入力する。
DSP924は、演算処理回路の一例であり、ADC923から入力される受信デジタル電気信号に対して上述の近似シンボルを用いた非線形歪み補償を含む信号処理を施す。例示的に、DSP924は、機能的な構成に着目すると、図17に示すように、分散補償部41、適応等化部42、周波数オフセット補償部43、搬送波位相復元部44及び非線形等化部45を含む。非線形等化部45は、図18に例示するように、近似シンボル生成部61、非線形歪み演算部62及び非線形補償部63を含む。なお、非線形等化部45は、搬送波位相復元部44の後段に配置されていればよい。また、各部41〜45の間のいずれかには、その他の信号処理部が介在しても構わない。さらに、各部41〜43のいずれかが不要な場合もある。
分散補償部41は、受信信号(デジタル信号)に生じた例えば波長分散をデジタル信号処理によって補償する。波長分散の補償をデジタル信号処理で行なうことで、波長分散補償ファイバ(DCF)などの光学的デバイスを光伝送路に設けなくて済む。そのため、DCF損の補償に伴う光雑音増加やDCF中での非線形光学効果による波形歪みが抑えられるなどの利点がある。また、分散補償量を柔軟に変更できる利点もある。なお、DCFなどを用いて光学的に波長分散補償がなされる場合には、分散補償部41は無くても構わない。
適応等化部42は、例示的に、受信信号に対して偏波分離や偏波モード分散(PMD)の補償(適応等化)などを含む偏波処理を実施する。適応等化は、例示的に、複数の線形フィルタを用い、各線形フィルタのパラメータを光ファイバ中の信号光の偏光変動よりも十分高速かつ適応的に更新することで、高速な時間変化を伴う偏波変動やPMD波形歪みを補償することができる。
周波数オフセット補償部43は、受信信号と局発光との周波数オフセットを補償(補正)する。例示的に、周波数オフセット補償部43は、受信信号から周波数オフセットを推定し、推定した周波数オフセットに対応した逆の位相回転を受信信号に付加することにより、周波数オフセットを補償する。周波数オフセットの推定には、例示的に、累乗法と呼ばれる推定方式や、累乗法よりも周波数オフセットの推定可能範囲を拡大化できるPADE(Pre-decision based Angle Differential frequency offset Estimator)法と呼ばれる推定方式などを適用できる。
搬送波位相復元部(キャリア位相推定部)44は、光増幅器30から生じる自然放出光(ASE)雑音やレーザ位相雑音を受信信号から除去し、正しいキャリア位相を推定、復元する。キャリア位相の推定には、例示的に、デジタルループフィルタを用いて雑音の影響を除去するフィードバック法や、位相検出器で検出した推定位相差を平均化することで雑音の影響を除去するフィードフォワード法などを適用できる。
非線形等化部45は、既述の非線形予等化部20と同様の手法により、受信信号に生じた非線形歪みを補償する。すなわち、非線形等化部45は、図18に例示するように、受信信号から近似シンボルを生成し、生成した近似シンボルを基に非線形歪みを計算し、その計算結果を基に非線形歪みを補償する。
具体的に、近似シンボル生成部61は、図10に例示した近似シンボル生成部21と同様に、バイナリデータが電界情報にマッピングされた受信信号から当該受信信号の多値度よりも低い多値度の近似シンボルを生成する。ただし、当該受信信号には、光伝送路50での雑音などが加わっている。すなわち、近似シンボル生成部61は、受信信号データと各近似シンボル点のIQ平面上での距離が最少となる近似シンボル点を複素電界情報として出力する。
非線形歪み演算部62は、近似シンボル生成部61で生成された近似シンボルを基に非線形歪みを計算する。例えば、非線形歪み演算部62は、伝送路情報、チャネル情報及び近似シンボルに基づいてシンボル毎に発生する非線形歪みを計算する。
なお、伝送路情報の一例としては、伝送路長や光ファイバの種類(分散係数、減衰係数、非線形係数など)が挙げられる。チャネル情報の一例としては、シンボルレート、光ファイバへの入力光パワー、中心波長などが挙げられる。伝送路情報及びチャネル情報は、例示的に、DSP924のメモリ(図示省略)に記憶しておくことができ、非線形歪み演算部62は、当該メモリから非線形歪みの計算に用いる情報(パラメータ)を適宜に読み取って非線形歪みを計算する。ここで、近似シンボル生成部61において既述のとおり式(C)に示した振幅Ak H/Vの3項の積の取りうる値が削減されているので、非線形歪みの計算の複雑さが低減され、当該計算に必要な回路規模を削減できる。
非線形補償部63は、非線形歪み演算部62で計算された非線形歪みを基に受信信号に対して非線形歪みの補償を行なう。例えば、非線形補償部63は、受信信号の該当シンボルから、非線形歪み演算部62で計算された非線形歪みを差し引く。
(その他)
上述した実施形態では、近似シンボル生成部21(又は61)において、多値度MのQAM信号(M−QAM信号)をMよりも多値度の低い異なる変調方式のQPSK信号に縮退させる例について主に説明したが、同じ変調方式の信号に縮退させても構わない。例えば、256QAM信号や64QAM信号をより多値度の低い16QAM信号などに縮退させるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、近似シンボルを用いた非線形歪み補償をWDM光伝送システム1の送信側又は受信側に適用した例について説明したが、当該非線形歪み補償は、単一波長の光信号を伝送する光通信システムの送信側又は受信側に適用してもよい。
1 光通信システム(WDM光伝送システム)
10 WDM光送信装置
11−1〜11−N 光送信器
12 合波器
20 非線形予等化部
20a,20b その他の信号処理部
21,61 近似シンボル生成部(第1の信号生成部)
22,62 非線形歪み演算部
23,63 非線形補償部
24 シンボルマッパ(第2の信号生成部)
30 光増幅器
41 分散補償部
42 適応等化部
43 周波数オフセット補償部
44 搬送波位相復元部
45 非線形等化部
50 光伝送路
70 中継器
90 WDM光受信装置
91 分波器
92−1〜92−N 光受信器
111,924 DSP(Digital Signal Processor)
112 デジタル−アナログ変換器(DAC)
113 光源(レーザダイオード:LD)
114 ビームスプリッタ(BS)
115A,115B IQ変調器
116 偏波ビームコンバイナ(PBC)
921 局発光源
922 光フロントエンド
923 アナログ−デジタル変換器(ADC)

Claims (8)

  1. 第1の多値度を有する信号の非線形歪みを補償する非線形歪み補償装置であって、
    入力信号から前記第1の多値度よりも低い第2の多値度を有する信号を生成する第1の信号生成部と、
    前記第1の信号生成部で生成された前記第2の多値度の信号、前記第1の多値度の信号が伝送される光伝送路の情報、及び、チャネル情報に基づいて、前記第1の多値度の信号の非線形歪みを演算する非線形歪み演算部と、
    前記非線形歪み演算部で演算された前記非線形歪みに基づいて、前記第1の多値度の信号に対して前記非線形歪みの補償を行なう非線形補償部と、
    を備えた、非線形歪み補償装置。
  2. 送信バイナリデータを電界情報にマッピングして前記第1の多値度の信号を生成する第2の信号生成部を備え、
    前記第1の信号生成部は、
    前記電界情報にマッピングされる前の前記送信バイナリデータを前記入力信号とし、前記送信バイナリデータから前記第2の多値度の信号を生成する、請求項1に記載の非線形歪み補償装置。
  3. 送信バイナリデータを電界情報にマッピングして前記第1の多値度の信号を生成する第2の信号生成部を備え、
    前記第1の信号生成部は、
    前記送信バイナリデータが電界情報にマッピングされた前記第1の多値度の信号を前記入力信号とし、前記第1の多値度の信号から前記第2の多値度の信号を生成する、請求項1に記載の非線形歪み補償装置。
  4. 前記入力信号は、伝送路を通じて受信された前記第1の多値度の信号である、請求項1に記載の非線形歪み補償装置。
  5. 前記非線形歪みは、前記第1の多値度の信号が伝送される光伝送路又は無線伝送路が有する非線形特性に応じて生じる非線形歪みである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の非線形歪み補償装置。
  6. 前記非線形歪みは、前記第1の多値度の信号の伝送に関わる光デバイス又は電気デバイスが有する非線形特性に応じて生じる非線形歪みである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の非線形歪み補償装置。
  7. 第1の多値度を有する信号の非線形歪みを補償する非線形歪み補償方法であって、
    入力信号から前記第1の多値度よりも低い第2の多値度を有する信号を生成し、
    前記生成された前記第2の多値度の信号、前記第1の多値度の信号が伝送される光伝送路の情報、及び、チャネル情報に基づいて、前記第1の多値度の信号の非線形歪みを演算し、
    前記演算された前記非線形歪みに基づいて、前記第1の多値度の信号に対して前記非線形歪みの補償を行なう、
    非線形歪み補償方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の非線形歪み補償装置を備えた、通信装置。
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