JP5760419B2 - 光送信装置および光送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号を送信する光送信装置および光送信方法に係わる。
長距離/大容量の光通信システムにおいては、光伝送路の波長分散などに起因する光信号の波形歪みが問題となる。この問題に対処するために、光通信システムの送信側において、光伝送路の特性を補償するように信号の波形を予め変形する予等化方式が提案されている。
また、光通信システムの高速化を図るために、偏波多重通信が注目されている。偏波多重通信は、互いに直交する1組の偏波を利用して2つの光信号を伝送できるので、伝送容量を2倍にすることが可能になる。
なお、光通信システムの光伝送路の偏波特性は一定ではなく、偏波特性の変動が通信品質の劣化を引き起こす。例えば、偏波モード分散(Polarization Mode Dispersion:PMD)、偏波依存損失(Polarization Dependent Loss:PDL)、偏波依存利得(Polarization Dependent Gain:PDG)は、時間に対して変動する。そして、この問題に対しては、例えば、信号を伝送する偏波をスクランブルさせることでPMD/PDL/PDG等の偏波依存劣化を低減する方式が提案されている。
上述の予等化方式および偏波スクランブル方式は、デジタル信号処理を利用して実現される。この場合、光送信装置は、デジタル信号処理部および光変調器を備える。デジタル信号処理部は、予等化および/または偏波スクランブルを含む信号処理で、入力データから駆動信号を生成する。そして、光変調器は、この駆動信号を利用してデータを伝送する光信号を生成する。
例えば、デジタル信号処理を利用して伝送信号の品質を改善する光送受信システムが提案されている。この光送受信システムの光送信器は、光変調を行なう信号光を出力する変調部と、前記光変調後の信号光に偏波の変化を与える送信側デジタル信号処理を入力信号に対して行なう送信側信号処理部、を備え、光変調部は、送信側信号処理部での前記送信側デジタル信号処理が行なわれた入力信号に基づいて前記光変調を行なう。光受信器は、伝送路を介して入力される光送信器からの信号光について偏波成分ごとのデジタル電気信号に変換する変換部と、送信側信号処理部での偏波の変化に対して実質的に逆特性の偏波の変化を与える受信側デジタル信号処理を変換部からのデジタル電気信号に対して行なう受信側偏信号処理部、を備える。
特開2010−109705号公報
上述のように、デジタル信号処理は、光変調器の駆動信号に対して所望の状態または特性を与えることができ、これにより、所望の状態または特性を有する光信号を生成することができる。しかし、デジタル信号処理を利用して駆動信号に様々な状態または特性を与えると、その駆動信号の振幅が、光変調器が最適な状態で動作する駆動振幅からずれることがある。そして、適切でない振幅の駆動信号で光変調器が動作すると、伝送信号の品質が劣化する。
本発明の課題は、光送信装置においてデジタル信号処理を利用して生成する光信号の品質を改善することである。
本発明の1つの態様の光送信装置は、デジタル信号処理で入力データから駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記駆動信号生成部によるデジタル信号処理に関する情報に基づいて前記駆動信号の振幅またはパワーを制御する制御部と、前記制御部により制御された駆動信号で入力光を変調して光信号を生成する光変調器、を備える。
上述の態様によれば、光送信装置においてデジタル信号処理を利用して生成する光信号の品質が改善される。
実施形態の光通信システムの一例を示す図である。 光送信器が備えるデジタル信号処理部および変調部の一例を示す図である。 偏波回転器の一例を示す図である。 実施形態の光送信装置の構成を示す図である。 光変調部の構成を示す図である。 第1の実施形態の光送信装置の動作を説明する図である。 光変調器と駆動信号の振幅について説明する図である。 第1の実施形態において駆動信号の振幅を制御する処理を示すフローチャートである。 駆動信号の振幅を等化する処理の一例を示す図である。 第2の実施形態における光送信装置の動作を説明する図である。 第3の実施形態における光送信装置の動作を説明する図である。 第3の実施形態において駆動信号の振幅を制御する処理を示すフローチャートである。 パイロット信号が重畳された駆動信号で光信号を生成するLN変調器の動作を説明する図である。 駆動信号の振幅が最適値からずれているときのLN変調器の動作を説明する図である。
図1は、実施形態の光通信システムの一例を示す。図1に示す光通信システム1は、光送信器2および光受信器3を備える。光送信器2および光受信器3は、光伝送路4を介して接続されている。なお、この実施例では、光通信システム1は、偏波多重光信号を伝送する。
光送信器2は、デジタル信号処理部5および変調部6を備える。デジタル信号処理部5は、駆動信号を生成する駆動信号生成部の一例であり、デジタル信号処理で入力データから駆動信号を生成する。ここで、デジタル信号処理部5は、特に限定されるものではないが、例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)を利用して実現される。また、デジタル信号処理部5は、他の方法で実現してもよい。例えば、デジタル信号処理部5は、FPGA(Field Programmable Gate Array)または専用LSIを利用して実現してもよい。
変調部6は、D/A変換部61、光源62、光変調部63を備える。D/A変換部61は、デジタル信号処理部5によって生成される駆動信号をアナログ駆動信号に変換する。光源62は、例えばレーザ光源であり、連続光を生成する。光変調部63は、光源62から出力される連続光を、D/A変換部61により得られるアナログ駆動信号で変調して光信号を生成する。そして、光送信器2は、この光信号を光伝送路4に出力する。
図2は、光送信器2が備えるデジタル信号処理部5および変調部6の一例を示す。デジタル信号処理部5は、線形予等化器51x、51y、偏波回転器52、非線形予等化器53x、53yを備える。ただし、図2は、デジタル信号処理部5が有する機能の一部を示している。すなわち、デジタル信号処理部5は、他の機能を提供することもできる。
デジタル信号処理部5には、送信データXおよび送信データYが入力される。送信データX、Yは、デジタル信号処理部5が備える不図示のシンボルマッパーにより、それぞれI成分信号およびQ成分信号に変換されて線形予等化器51x、51yに入力される。ここで、送信データXは、信号Ex=X_I+jX_Qで表わされる。また、送信データYは、信号Ey=Y_I+jY_Qで表わされる。なお、「j」は複素数を表す。
線形予等化器51xは、信号Exについて、光伝送路4の線形特性に応じた予等化を行う。同様に、線形予等化器51yは、信号Eyについて、光伝送路4の線形特性に応じた予等化を行う。なお、この実施例では、光伝送路4の線形特性の1つとして、例えば波長分散が予め測定されているものとする。そして、線形予等化器51x、51yには、光伝送路4の波長分散の測定値(または、波長分散の測定値に対応する制御データ)が設定される。なお、光伝送路4の線形特性は、シミュレーション等により算出してもよい。
偏波回転器52は、線形予等化器51x、51yから出力される信号に対して回転変換を実行する。ここで、線形予等化器51x、51yからそれぞれ信号Ex0、Ey0が出力されるものとする。そうすると、偏波回転器52は、(1)式および(2)式に示すように、回転変換Rを実行して信号Ex1、Ey1を出力する。
Figure 0005760419
「θ」は、時間に対して変化する。1つの実施例では、偏波回転角θは、周期的に変化する。例えば、時刻T0〜T1は「θ=0」、時刻T1〜T2は「θ=π/4」、時刻T2〜T3は「θ=π/2」、時刻T3〜T4は「θ=3π/4」である。ただし、偏波回転角θは、必ずしも一定の周期で変化しなくてもよい。また、偏波回転角θは、一定の角度ステップで変化しなくてもよい。ただし、偏波回転角θは、定期的にゼロとなることが好ましい。
偏波回転器52は、例えば、図3に示すように、複素乗算器52a〜52dおよび複素加算器52e〜52fにより実現される。なお、図3において、入力信号Ex0、Ey0は下式で表わされる。
Ex0=X_I0+jX_Q0
Ey0=Y_I0+jY_Q0
信号Ex0は、複素乗算器52a、52cに入力される。ここで、複素乗算器52aにはcosθが与えられ、複素乗算器52cにはsinθが与えられる。よって、複素乗算器52aは、Ex0とcosθとの複素乗算を実行し、複素乗算器52cは、Ex0とsinθとの複素乗算を実行する。そして、複素加算器52eは、複素乗算器52a、52cの出力信号の和を算出することにより、下記の信号Ex1を得る。
Ex1=X_I1+jX_Q1
信号Ey0は、複素乗算器52b、52dに入力される。ここで、複素乗算器52bには−sinθが与えられ、複素乗算器52dにはcosθが与えられる。よって、複素乗算器52bは、Ey0と−sinθとの複素乗算を実行し、複素乗算器52dは、Ey0とcosθとの複素乗算を実行する。そして、複素加算器52fは、複素乗算器52b、52dの出力信号の和を算出することにより、下記の信号Ey1を得る。
Ey1=Y_I1+jY_Q1
非線形予等化器53xは、偏波回転器52から出力される信号Ex1について、光伝送路4の非線形特性に応じた予等化を行う。同様に、非線形予等化器53yは、偏波回転器52から出力される信号Ey1について、光伝送路4の非線形特性に応じた予等化を行う。なお、この実施例では、光伝送路4の非線形特性は予め測定されているものとする。そして、非線形予等化器53x、53yには、光伝送路4の非線形特性(または、非線形特性に対応する制御データ)が設定される。なお、光伝送路4の非線形特性は、シミュレーション等により算出してもよい。
変調部6は、D/A変換部61、光源62、光変調部63を備える。ここで、D/A変換部61は、D/A変換器61a〜61dを備える。また、光変調部63は、光変調器63x、63y、偏波ビーム合成器(PBC:Polarization Beam Combiner)63zを備える。なお、変換部6は、さらに増幅器64a〜64dを備える。
D/A変換器61aは、非線形予等化器53xから出力される信号Ex1のI成分をアナログ信号に変換する。また、D/A変換器61bは、非線形予等化器53xから出力される信号Ex1のQ成分をアナログ信号に変換する。同様に、D/A変換器61c、61dは、それぞれ、非線形予等化器53yから出力される信号Ey1のI成分およびQ成分をアナログ信号に変換する。そして、増幅器64a〜64dは、それぞれ、D/A変換器61a〜61dから出力されるアナログ信号を増幅する。
光変調器63xは、例えば、並列に配置された1組のLN変調器を備える。各LN変調器は、例えば、マッハツェンダ干渉計を利用して実現される。そして、光源62により生成される連続光は、光変調器63xの1組のLN変調器に入力される。さらに、増幅器64a、64bにより増幅された信号は、それぞれ、駆動信号として、光変調器63xの1組のLN変調器に入力される。すなわち、光変調器63xは、非線形予等化器53xから出力される信号Ex1で入力連続光を変調して光信号を生成する。
光変調器63yの構成および動作は、光変調器63xと実質的に同じである。ただし、光変調器63yには、駆動信号として、増幅器64c、64dにより増幅された信号が与えられる。さらに、偏波ビーム合成器63zは、光変調器63x、63yにより生成される光信号を合成して偏波多重光信号を出力する。
光送信器2から出力される偏波多重光信号は、光伝送路4を介して伝送され、光受信器3により受信される。光受信器3は、受信した偏波多重光信号を復調して送信データを再生する。
光受信器3は、図1に示すように、変換部7、デジタル信号処理部8、データ再生器9を備える。変換部7は、検波部71、光電変換部72、A/D変換部73を備える。検波部71は、偏波成分ごとに光信号を検波する。光電変換部72は、フォトダイオード等の受光器を含み、検波部71から出力される偏波成分ごとの光信号をそれぞれ電気信号に変換する。A/D変換部73は、光電変換部72から出力される各電気信号をそれぞれデジタル信号に変換する。
デジタル信号処理部8は、偏波分離部81、偏波回転相殺部82、係数制御部83を備える。偏波分離部81は、係数制御部83から与えられる係数を利用して、変換部7により得られるデジタル信号から送信信号系列を推定する。偏波回転相殺部82は、偏波分離部81により得られる送信信号系列に対して、光送信器2において与えられた偏波回転を相殺する逆変換を実行する。係数制御部83は、偏波回転相殺部82により得られる信号系列に基づいて、光伝送路4の伝送特性を補償するための係数を生成して偏波分離部81に与える。このように、デジタル信号処理部8は、光送信器2において与えられた偏波回転を相殺しながら、送信信号系列を推定する。そして、データ再生器9は、デジタル信号処理部8により得られる信号系列から、送信データを再生する。
このように、実施形態に係る光通信システム1においては、光送信器2は、光伝送路4の特性を補償する予等化を行う。したがって、光受信器3は、光伝送路4の特性が補償された光信号を受信することできる。
また、実施形態に係る光通信システム1においては、光送信器2は、偏波多重光信号の偏波状態をスクランブルさせる。したがって、偏波モード分散、偏波依存損失、偏波依存利得などに起因する偏波依存劣化が抑制される。
図4は、実施形態の光送信装置の構成を示す。実施形態の光送信装置10は、図4に示すように、デジタル信号処理部20、制御部30、D/A変換部61、光源62、光変調部63、増幅器64a〜64dを備える。なお、光送信装置10は、図1に示す光通信システム1においては、光送信器2の代わりに使用してもよい。
光送信装置10には、この実施例では、データXおよびデータYが入力される。そうすると、デジタル信号処理部20は、制御部30の制御に従って、データXおよびデータYから駆動信号を生成する。そして、光変調部63は、デジタル信号処理部20により生成される駆動信号で入力光を変調することにより、データXおよびデータYを伝送する光信号を生成する。なお、光送信装置10は、この実施例では、偏波多重方式でデータXおよびデータYを送信する。
デジタル信号処理部20は、FECエンコーダ21、プリコーダ22、マッパー23、信号歪み等化器24、偏波スクランブラ25、振幅等化器26a〜26d、送信部等化器27a〜27dを備える。なお、デジタル信号処理部20は、例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)を利用して実現される。また、デジタル信号処理部20は、他の方法で実現してもよい。すなわち、デジタル信号処理部20は、例えば、FPGAまたは専用LSIを利用して実現してもよい。
FECエンコーダ21は、入力データX、Yに対して、それぞれ誤り訂正のためのFEC(Forward Error Correction)符号を付与する。FEC符号の種別は、特に限定されるものではなく、例えば、ブロック符号であってもよいし、畳み込み符号であってもよい。なお、FECエンコーダ21は、制御部30からの指示に従って、データX、Yに対してFEC符号を付与する。
プリコーダ22には、FECエンコーダ21により生成されるデータが入力される。そして、プリコーダ22は、制御部30から指示される方式で入力データから伝送データを生成する。例えば、光送信装置10がDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)でデータX、Yを送信するときは、プリコーダ22は、入力データの隣接するシンボル間の差分を演算することで伝送データを生成してもよい。
マッパー23には、プリコーダ22により生成されるデータビット列が入力される。マッパー23は、制御部30から指示される変調方式に応じて、入力データビット列を複素シンボル列にマッピングする。例えば、変調方式がQPSKまたはDQPSKであれば、マッパー23は、2ビットのデータを1つのシンボルにマッピングする。また、変調方式が16QAMであれば、マッパー23は、4ビットのデータを1つのシンボルにマッピングする。
マッパー23は、上述のマッピングにより、信号Exおよび信号Eyを生成する。信号Exは、例えば、FECエンコーダ21およびプリコーダ22により処理されたデータXをマッピングすることにより生成される。また、信号Eyは、例えば、FECエンコーダ21およびプリコーダ22により処理されたデータYをマッピングすることにより生成される。
信号歪み等化器24には、マッパー23により生成される信号Exおよび信号Eyが入力される。信号歪み等化器24は、光伝送路4の特性を補償するように信号Ex、Eyを等化する。ここで、信号歪み等化器24は、例えば、図2に示す線形予等化器51x、51yと同様に、光伝送路4の波長分散を補償するように、信号Ex、Eyを等化する。さらに、信号歪み等化器24は、図2に示す非線形予等化器53x、53yと同様に、光伝送路4の非線形特性も合わせて補償してもよい。なお、光伝送路4の特性(例えば、波長分散)を表す情報は、制御部30から信号歪み等化器24に与えられる。
偏波スクランブラ25は、信号歪み等化器24により等化された信号Ex、Eyに対して偏波回転変換を行う。ここで、偏波スクランブラ25は、図2に示す偏波回転器52と同様に、(1)式および(2)式で表わされる回転変換Rを実行する。そして、偏波スクランブラ25は、信号Ex、Eyに対して回転変換Rを実行し、信号Ex’、Ey’を生成する。信号Ex’、Ey’は、下式で表わされる。
Ex’=X’_I+jX’_Q
Ey’=Y’_I+jY’_Q
なお、信号Ex’は、X偏波を利用して情報を伝送する光信号(以下、X偏波光信号)を生成するための駆動信号であり、以下では、X’偏波駆動信号と呼ぶことがある。また、X’偏波駆動信号のI成分(X’_I)およびQ成分(X’_Q)は、それぞれX偏波光信号のI成分およびQ成分を生成するための駆動信号であり、以下では、駆動信号X’_Iおよび駆動信号X’_Qと呼ぶことがある。
信号Ey’は、Y偏波を利用して情報を伝送する光信号(以下、Y偏波光信号)を生成するための駆動信号であり、以下では、Y’偏波駆動信号と呼ぶことがある。また、Y’偏波駆動信号のI成分(Y’_I)およびQ成分(Y’_Q)は、それぞれY偏波光信号のI成分およびQ成分を生成するための駆動信号であり、以下では、駆動信号Y’_Iおよび駆動信号Y’_Qと呼ぶことがある。
振幅等化器26a〜26dには、偏波スクランブラ25により生成される駆動信号が入力される。振幅等化器26a〜26dは、制御部30の制御に従って、偏波スクランブラ25により生成される駆動信号の振幅を調整する。すなわち、振幅等化器26aは、駆動信号X’_Iの振幅を調整する。振幅等化器26bは、駆動信号X’_Qの振幅を調整する。振幅等化器26cは、駆動信号Y’_Iの振幅を調整する。そして、振幅等化器26dは、駆動信号Y’_Qの振幅を調整する。
送信部等化器27a〜27dには、振幅等化器26a〜26dにより等化された駆動信号が入力される。送信部等化器27a〜27dは、光送信装置10の内部で発生する非線形特性および駆動信号間の位相差を補償する。例えば、各送信部等化器27a〜27dと光変調部63との間のパスの長さが互いに異なるときは、駆動信号間で位相差が生じる。この場合、送信部等化器27a〜27dは、この位相差を補償するように、駆動信号を補償する。なお、送信部等化器27a〜27dは、制御部30から与えられる制御情報に従って、上述の補償を実行する。
このように、デジタル信号処理部20は、入力データX、Yから光変調部63を駆動するための駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qを生成する。このとき、デジタル信号処理部20は、光伝送路4の特性を補償するための予等化を行うと共に、偏波スクランブルを実行する。
ここで、デジタル信号処理部20(ここでは、振幅等化器26a〜26dを除く)は、デジタル信号処理で入力データから駆動信号を生成する駆動信号生成部の一例である。また、制御部30および振幅等化器26a〜26dは、上述の駆動信号生成部によるデジタル信号処理の内容に基づいて駆動信号の振幅またはパワーを等化する等化制御部の一例である。
D/A変換部61、光源62、光変調部63、増幅器64a〜64dは、図1〜図2を参照しながら説明した通りである。すなわち、D/A変換部61は、デジタル信号処理部20により生成される駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qをそれぞれアナログ信号に変換する。増幅器64a〜64dは、D/A変換部61から出力されるアナログ駆動信号をそれぞれ増幅する。光源62は、連続光を生成する。光変調部63は、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qで入力光を変調して光信号を生成する。
光変調部63は、図5に示すように、X偏波光信号を生成する光変調器63x、Y偏波光信号を生成する光変調器63y、および偏波ビーム合成器63zを備える。光変調器63xは、たとえば、並列に配置された1組のLN変調器63x(i)、63x(q)を備える。この場合、LN変調器63x(i)は、駆動信号X’_Iに従って光信号を生成し、LN変調器63x(q)は、駆動信号X’_Qに従って光信号を生成する。同様に、光変調器63yは、並列に配置された1組のLN変調器63y(i)、63y(q)を備える。この場合、LN変調器63y(i)は、駆動信号Y’_Iに従って光信号を生成し、LN変調器63y(q)は、駆動信号Y’_Qに従って光信号を生成する。
偏波ビーム合成器63zは、光変調器63xにより生成されるX偏波光信号および光変調器63yにより生成されるY偏波光信号を偏波多重化して偏波多重光信号を生成する。そして、光送信装置10は、この偏波多重光信号を出力する。
制御部30は、コントロールプレーン100から制御情報を受信し、その制御情報に従って光送信装置10の動作を制御する。ここで、コントロールプレーン100は、光通信システム全体を管理するネットワーク管理装置であり、光通信システム上の各光送信装置および各光受信装置に対して制御情報を送信する。コントロールプレーン100から各光送信装置および各光受信装置に送信される制御情報は、たとえば、変調方式を指示する情報、光伝送路の特性(例えば、波長分散)を表す情報、偏波を制御する情報を含む。そして、制御部30は、コントロールプレーン100から受信する制御情報に従って、FECエンコーダ21、プリコーダ22、マッパー23、信号歪み等化器24、偏波スクランブラ25、振幅等化器26a〜26d、送信部等化器27a〜27dを制御する。
例えば、制御部30は、コントロールプレーン100から変調方式を指示する情報を受信すると、マッパー23のマッピングパターンを決定する。また、制御部30は、コントロールプレーン100から分散補償量を表す情報を受信すると、信号歪み等化器24が備えるデジタルフィルタの係数を決定する。さらに、制御部30は、コントロールプレーン100から偏波を制御する情報を受信すると、偏波スクランブラ25の回転変換処理を制御する。
なお、図4に示す例では、制御部30は、ネットワークに接続されているコントロールプレーン100から制御情報を受信するが、実施形態の光送信装置はこの構成に限定されるものではない。例えば、光信号システムの管理者は、ネットワークを介することなく、所定のインタフェースを利用して、上述の制御情報を制御部30に入力してもよい。
<第1の実施形態>
図6は、第1の実施形態における光送信装置10の動作を説明する図である。第1の実施形態においては、偏波スクランブラ25による偏波回転に起因して発生する駆動信号の振幅の変化が補償される。なお、第1の実施形態では、駆動信号の振幅の変化は、偏波スクランブラ25、制御部30、振幅等化器26a〜26dがフィードフォワード制御を実行することで補償される。
以下の説明では、偏波スクランブラ25に下記の信号Ex、Eyが入力されるものとする。また、信号歪み等化器24および送信部等化器27a〜27dによる信号処理は無視するものとする。
Ex=X_I+jX_Q
Ey=Y_I+jY_Q
そして、偏波スクランブラ25は、信号Ex、Eyに対して(3)式で表わされる回転変換を実行し、信号Ex’、Ey’を生成する。
Figure 0005760419
Ex’=X’_I+jX’_Q
Ey’=Y’_I+jY’_Q
なお、「θ」は、偏波回転角を表し、時間に対して変化する。すなわち、偏波スクランブラ25は、例えば、所定の周期で偏波回転角θを変更する。この場合、偏波スクランブラ25は、例えば、所定の周期で「θ=θ+Δθ」を実行する。ただし、偏波回転角θは、必ずしも一定の周期で変化しなくてもよい。また、角度ステップΔθは、一定でなくてもよい。ただし、偏波回転角θは、定期的にゼロとなることが好ましい。
信号Ex’、Ey’は、(3)式を展開すると、それぞれ下式で表わされる。
Ex’=(X_I+jX_Q)cosθ−(Y_I+jY_Q)sinθ
=(X_Icosθ−Y_Isinθ)+j(X_Qcosθ−Y_Qsinθ)
Ey’=(X_I+jX_Q)sinθ+(Y_I+jY_Q)cosθ
=(X_Isinθ+Y_Icosθ)+j(X_Qsinθ+Y_Qcosθ)
ここで、信号Ex’の実数成分および虚数成分は、それぞれ光変調器63xのIアームおよびQアームを駆動する駆動信号として使用される。同様に、信号Ey’の実数成分および虚数成分は、それぞれ光変調器63yのIアームおよびQアームを駆動する駆動信号として使用される。よって、光変調部63の駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qは、それぞれ下記のように表わされる。
駆動信号X’_I:X_Icosθ−Y_Isinθ
駆動信号X’_Q:X_Qcosθ−Y_Qsinθ
駆動信号Y’_I:X_Isinθ+Y_Icosθ
駆動信号Y’_Q:X_Qsinθ+Y_Qcosθ
このように、偏波スクランブラ25において偏波回転を実行すると、光変調部63に与えられる各駆動信号は、偏波回転角θに依存する。この結果、光変調部63に与えられる各駆動信号の振幅も、偏波回転角θに依存する。
図7は、光変調器と駆動信号の振幅について説明する図である。なお、図7では、光変調器はLN変調器である。また、LN変調器は、2Vπ駆動で光信号を生成するものとする。Vπは、LN変調器の光パワーを最小値から最大値まで変化させる電圧を表す。
この場合、LN変調器は、図7(a)に示すように、振幅が2Vπに調整された駆動信号で駆動されると、最適な効率で光信号を生成する。これに対して、駆動信号の振幅が2Vπからずれると、図7(b)に示すように、LN変調器から出力される光信号の強度は低下する。そして、光信号の強度が低下すると、光S/N比が劣化してしまう。したがって、デジタル信号処理部20において生成される各駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅は、2Vπに調整されることが好ましい。
一例を示す。以下の説明では、X偏波光信号およびY偏波光信号の変調方式がいずれもQPSKであるものとする。また、マッパー23から出力される信号Ex、Eyの各信号成分X_I、X_Q、Y_I、Y_Qには、それぞれ入力データに応じて「0」または「1」が割り当てられるものとする。さらに、例えば、X_Iが「0」「1」であるときに、LN変調器の駆動信号の電圧が、図7(a)においてそれぞれ「Vx0」「Vx0+2Vπ」となるように、D/A変換部61および増幅器64a〜64dが設計されているものとする。信号成分X_Q、Y_I、Y_QについてもX_Iと同様に設計されているものとする。
上記構成において、例えば、駆動信号X’_Iは、上述したように、下式で表わされる。
駆動信号X’_I:X_Icosθ−Y_Isinθ
したがって、偏波回転角θがゼロであれば、「X’_I=X_I」である。すなわち、偏波回転角θがゼロであれば、駆動信号X’_Iの電圧は「Vx0」または「Vx0+2Vπ」であり、駆動信号X’_Iの振幅は2Vπとなる。この場合、LN変調器は、駆動信号X’_Iに応じて最適な効率で光信号を生成する。
ところが、光送信装置10は、偏波スクランブラ25を備え、偏波回転角θは時間に対して変化する。このため、偏波回転角θがゼロでないときは、駆動信号X’_Iの振幅は、図7(b)に示すように、2Vπとは異なる値に変化することがある。すなわち、偏波回転角θがゼロでないときは、LN変調器から出力される光信号の強度が低下し、光S/N比が劣化し得る。なお、この問題は、他の駆動信号X’_Q、Y’_I、Y’_Qについても同様に発生する。
そこで、第1の実施形態の光送信装置10は、偏波スクランブラ25により与えられる偏波回転角θに応じて、各駆動信号の振幅を制御する。すなわち、制御部30は、偏波回転角θに基づいて、対応する振幅等化器26a〜26dの利得を制御することにより、各駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅を最適化(すなわち、LN変調器の2Vπ)する。
図8は、第1の実施形態において駆動信号の振幅を制御する処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、制御部30により定期的に実行される。制御部30は、例えば、偏波スクランブラ25が偏波回転角θを変化させる周期よりも短い時間間隔で図8に示すフローチャートを実行する。或いは、制御部30は、偏波スクランブラ25が偏波回転角θを変化させるタイミングと同期して図8に示すフローチャートを実行してもよい。
ステップS1において、制御部30は、偏波スクランブラ25から偏波回転角θを表す角度情報を取得する。なお、偏波スクランブラ25は、例えば、時計またはカウンタを備え、基準時刻からの経過時間に応じて偏波回転角θを算出し、信号Ex、Eyに対して偏波回転を与える。
ただし、制御部30は、必ずしも偏波スクランブラ25から角度情報を取得しなくてもよい。たとえば、制御部30が偏波回転角θを算出して偏波スクランブラ25に通知する構成においては、制御部30は、偏波スクランブラ25から角度情報を取得しなくてもよい。この場合、制御部30は、ステップS1において、偏波回転角θを算出する。
ステップS2において、制御部30は、取得または算出した偏波回転角θに基づいて、各駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅を算出する。一例として、駆動信号X’_Iについて説明をする。以下の説明では、マッパー23から出力される信号Ex、Eyの各信号成分X_I、X_Q、Y_I、Y_Qに対して、それぞれ、入力データに応じて「0」または「1」が割り当てられるものとする。なお、制御部30は、光送信装置10の変調方式を認識しているので、信号Ex、Eyの信号成分が取り得る値を認識している。
この場合、制御部30は、(X_I、Y_I)=(1,1)(1,0)(0,1)(0,0)について、それぞれ駆動信号X’_Iを計算する。すなわち、ステップS1で取得した偏波回転角θを下式に代入することにより、(X_I、Y_I)=(1,1)(1,0)(0,1)(0,0)に対してそれぞれX’_Iが計算される。
X’_I=X_Icosθ−Y_Isinθ
そして、制御部30は、上記計算により得られる駆動信号X’_Iの最大値および最小値に基づいて、駆動信号X’_Iの振幅を算出する。他の駆動信号X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅も、同様の手順で算出される。
ステップS3において、制御部30は、駆動信号の振幅の最適値およびステップS2で算出された振幅に基づいて、振幅等化器26a〜26dの利得を算出する。ここで、第1の実施形態においては、光送信装置10は、図7(a)を参照しながら説明したように、偏波回転角θがゼロであるとき得られる駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅が最適値となるように設計されている。すなわち、各駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅の最適値は、予め算出されている。なお、駆動信号の振幅の最適値は、制御部30がアクセス可能なメモリに記憶されている。
例えば、駆動信号X’_Iの振幅の最適値が「1」であるものとする。また、偏波回転角θ1に対してステップS2で算出された駆動信号X’_Iの振幅が「0.75」であるものとする。この場合、制御部30は、偏波回転角θ1に対して生成される駆動信号X’_Iの振幅が「1」に等化されるように、振幅等化器26aの利得を決定する。この例では、振幅等化器26aの利得として「1.33」が得られる。他の駆動信号X’_Q、Y’_I、Y’_Qについても、同様の手順で振幅等化器26b〜26dの利得が算出される。
ステップS4において、制御部30は、ステップS3で得られた利得を振幅等化器26a〜26dに設定する。この結果、各駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅が最適値に調整される。上述の例では、振幅等化器26aは、駆動信号X’_Iに「1.33」を乗算する。そうすると、駆動信号X’_Iの振幅は、「1」に調整される。このように、光変調部63の各LN変調器が好ましい駆動振幅で光信号を生成するので、伝送信号の品質が改善する。
なお、図8に示す例では、ステップS2において偏波回転角θに応じて駆動信号の振幅が算出され、ステップS3において振幅等化器の利得が算出される。ここで、変調方式が固定されているときは、任意の偏波回転角θに対して、駆動信号の振幅を最適化するための利得を予め算出することができる。よって、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Q(すなわち、振幅等化器26a〜26d)に対して、それぞれ、偏波回転角θと最適な振幅を得るための利得との対応関係を格納するテーブルを作成することができる。この場合、制御部30は、ステップS1において取得する偏波回転角θに基づいて、そのテーブルから対応する利得を得ることができる。すなわち、ステップS2〜S3の演算処理は、テーブル検索に置き換えることが可能である。
また、上述の実施例では、偏波回転角θがゼロであるときの駆動信号の振幅を基準として任意の偏波回転角の駆動信号の振幅が等化される。しかし、第1の実施形態は、この構成に限定されるものではない。すなわち、光送信装置10は、例えば、偏波回転角θがπであるときの駆動信号の振幅を基準として任意の偏波回転角の駆動信号の振幅を等化してもよい。
図9は、駆動信号の振幅を等化する処理の一例を示す図である。駆動信号Aは、振幅等化器26b〜26dに入力されるX’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qのいずれか1つを表している。また、駆動信号Bは、振幅等化器により駆動信号Aの振幅が等化された状態を表している。
図9において、時刻T1〜T2の期間は、偏波回転角θは「ゼロ」である。以下、偏波回転角θが「ゼロ」であるときの駆動信号Aの振幅を「1」とする。また、時刻T2〜T3の期間は、偏波スクランブラ25により偏波回転角が「θ1」に制御され、駆動信号Aの振幅は「0.75」に変化している。さらに、時刻T3〜T4の期間は、偏波スクランブラ25により偏波回転角が「θ2」に制御され、駆動信号Aの振幅は「0.9」に変化している。
制御部30は、時刻T1〜T2においては、「θ=ゼロ」に基づいて、振幅等化器の利得Gを「1」に制御する。したがって、この期間の駆動信号Bの振幅は、駆動信号Aの振幅と同じである。なお、図9に係わる記載において、利得を表す数値は、説明のためのものである。
制御部30は、時刻T2〜T3においては、「θ=θ1」に基づいて、振幅等化器の利得Gを「1.33」に制御する。この結果、時刻T2〜T3における駆動信号Bの振幅は、時刻T1〜T2における駆動信号Bの振幅とほぼ同じになる。すなわち、時刻T2〜T3における駆動信号は、最適化な振幅に等化される。なお、偏波回転角θに基づいて利得Gを決定する方法は、例えば、図8を参照しながら説明した通りである。
制御部30は、時刻T3〜T4においては、「θ=θ2」に基づいて、振幅等化器の利得Gを「1.11」に制御する。この結果、時刻T3〜T4における駆動信号Bの振幅も、時刻T1〜T2における駆動信号Bの振幅とほぼ同じになる。すなわち、時刻T3〜T4における駆動信号も、最適化な振幅に等化される。
なお、図6〜図9を参照しながら説明した実施例では、光送信装置10は、振幅等化器26a〜26dを利用して駆動信号の振幅を最適化する。しかし、第1の実施形態は、この構成に限定されるものではない。すなわち、光送信装置10は、偏波回転角θをモニタしながら各駆動信号のパワーを最適化してもよい。この場合、光送信装置10は、振幅等化器26a〜26dの代わりに、パワー等化器を備える。
このように、第1の実施形態の光送信装置10は、光信号の偏波回転角が時間に対して変化する場合であっても、光変調器の駆動信号の振幅を常に最適化することができる。したがって、伝送信号の品質が改善される。
また、光送信装置10は、デジタル信号処理において発生する駆動信号の振幅の変動をそのデジタル信号処理で等化するので、偏波回転等による高速な変動に追従して駆動信号振幅の最適化を実現できる。これにより、光通信システム全体として安定した伝送信号特性が得られる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態においては、偏波回転に起因して発生する駆動信号の振幅の変動が補償される。しかし、入力データから駆動信号を生成するデジタル信号処理において、駆動信号の振幅を変動させる要因は、偏波回転だけではない。したがって、第2の実施形態においては、偏波回転以外の要因も考慮して駆動信号の振幅の最適化を実現する。
図10は、第2の実施形態における光送信装置10の動作を説明する図である。なお、光送信装置10の構成は、第1および第2の実施形態において実質的に同じである。
制御部30は、上述したように、コントロールプレーン100から、光送信装置10の変調方式、および予等化で補償する波長分散値が通知される。そして、マッパー23は、制御部30の制御に応じて、変調方式に対応するマッピングを実行する。また、信号歪み等化器24は、制御部30の制御に応じて、波長分散値に対応する予等化を実行する。さらに、制御部30は、第1の実施形態と同様に、偏波スクランブラ25から偏波回転角θを取得する。
ここで、変調方式、波長分散値、および偏波回転角θの組合せに対して、光変調部63の駆動信号の振幅の最適値が予め算出されているものとする。さらに、駆動信号の振幅の最適値から、駆動信号のパワーの最適値も算出されているものとする。
制御部30は、各送信部等化部27a〜27dから出力される信号をそれぞれモニタすることにより、各駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qのパワーを算出する。このとき、制御部30は、例えば、送信部等化部27aの出力信号を所定の期間にわたって平均化することにより、駆動信号X’_Iのパワーを算出する。平均化を実行する所定の期間は、特に限定されるものではないが、例えば、数シンボル〜数10シンボル程度である。また、制御部30は、同様に、他の駆動信号X’_Q、Y’_I、Y’_Qのパワーも算出する。
さらに、制御部30は、予め算出されている駆動信号のパワーの最適値および送信部等化部27a〜27dの出力信号を平均化することで得られるパワーに基づいて、振幅等化器26a〜26dの利得を算出する。このとき、制御部30は、送信部等化部27a〜27dの出力信号を平均化することで得られるパワーが最適値に近づくように、振幅等化器26a〜26dの利得を制御する。この結果、各駆動信号の振幅が最適化される。
このように、第2の実施形態においては、変調方式あるいは光伝送路の特性を補償するための予等化に起因して駆動信号の振幅が変化する場合であっても、その駆動信号の振幅が最適化される。したがって、第2の実施形態においては、変調方式を変更したとき、或いは光伝送路の特性を再設定したときであっても、伝送信号の品質が改善される。
<第3の実施形態>
図11は、第3の実施形態における光送信装置10の動作を説明する図である。なお、光送信装置10の構成は、第1〜第3の実施形態において実質的に同じである。ただし、第3の実施形態の光送信装置は、出力光信号をモニタして駆動信号の振幅をフィードバック制御する構成をさらに備えている。
図11において、光スプリッタ111は、光変調部63から出力される光信号の一部を分岐して受光器(PD)112に導く。受光器112は、フォトダイオードを含み、光変調部63から出力される光信号を電気信号に変換する。そして、制御部30は、受光器112により得られる電気信号を受信する。すなわち、制御部30は、光変調部63から出力される光信号をモニタする。以下、制御部30が受光器112から受信する電気信号をモニタ信号と呼ぶことがある。
なお、図11に示す例では、受光器112は、光変調部63の出力光信号を受信するように配置されているが、第3の実施形態はこの構成に限定されるものではない。例えば、光変調部63が受光器を内蔵している構成においては、制御部30は、その受光器により得られるモニタ信号を受信してもよい。
制御部30は、パイロット信号生成部31を備える。パイロット信号生成部31は、偏波スクランブラ25により偏波回転角θがゼロに制御されているときに、周波数f0を有するパイロット信号を生成する。周波数f0は、シンボルレートと比較して十分に遅いものとする。また、周波数f0は、偏波スクランブラ25が偏波回転角θを変更する周期と比較して十分に速いものとする。特に限定されるものではないが、例えば、送信データシンボルレートは10Gsymbol/s〜100Gsymbol/s、偏波回転角θの変更周期は1kHz〜100kHz、パイロット信号の周波数f0は1MHz〜100MHzである。
制御部30は、上述のパイロット信号を利用して、光変調器63の駆動信号の振幅に対して振動(dithering)を与える。そうすると、光変調器63から出力される光信号のパワーは、周波数f0または周波数f0の整数倍の周波数で変動する。
制御部30は、受光器112から受信するモニタ信号を利用して、光変調器63の出力光に含まれている2f0成分を検出する。この場合、受光器112と制御部30との間に2f0成分を抽出するフィルタを設けてもよい。そして、制御部30は、この2f0成分を最大化するように、振幅等化器26a〜26dを制御する。
図12は、第3の実施形態において駆動信号の振幅を制御する処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、制御部30により定期的に実行される。制御部30は、例えば、偏波スクランブラ25が偏波回転角を変更する周期よりも短い時間間隔でこのフローチャートの処理を繰り返し実行する。
ステップS11〜S12において、制御部30は、偏波スクランブラ25により与えられる偏波回転角θをモニタする。このとき、制御部30は、偏波スクランブラ25から偏波回転角θを表す角度情報を取得する。そして、偏波回転角θがゼロであれば、制御部30の処理はステップS13に移行する。すなわち、制御部30は、偏波回転角θがゼロである期間に、ステップS13〜S16の処理を実行する。
ここで、光変調部63の駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qは、第1の実施形態と同様に、それぞれ下記のように表わされる。
X’_I:X_Icosθ−Y_Isinθ
X’_Q:X_Qcosθ−Y_Qsinθ
Y’_I:X_Isinθ+Y_Icosθ
Y’_Q:X_Qsinθ+Y_Qcosθ ・・・(4)
よって、偏波回転角θがゼロであるときは、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qは以下の通りである。
X’_I=X_I
X’_Q=X_Q
Y’_I=Y_I
Y’_Q=Y_Q
すなわち、偏波回転角θがゼロであるときは、駆動信号X’_I、X’_Qは、データYの影響を受けず、駆動信号Y’_I、Y’_Qは、データXの影響を受けない。したがって、偏波回転角θがゼロであるときは、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qは、それぞれ最適な振幅を有する。
なお、上述の(4)式から明らかなように、偏波回転角θがπであるときにも、駆動信号X’_I、X’_Qは、データYの影響を受けず、駆動信号Y’_I、Y’_Qは、データXの影響を受けない。したがって、制御部30は、偏波回転角θがπである期間に、ステップS13〜S16の処理を実行してもよい。
制御部30は、ステップS13〜S16において、駆動信号の振幅を最適化する。ここで、ステップS13〜S16の処理は、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qに対してそれぞれ実行される。制御部30は、例えば、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qについて順番に、ステップS13〜S16の処理を実行する。以下では、駆動信号X’_Iの振幅を最適化するケースについて説明する。
ステップS13において、制御部30は、駆動信号X’_Iにパイロット信号f0を重畳する。例えば、制御部30は、振幅等化部26aに対して、利得を周波数f0で振動させる動作を指示する。そうすると、振幅等化部26aにおいて、駆動信号X’_Iにパイロット信号f0が重畳される。あるいは、制御部30は、増幅器64aに対して、利得を周波数f0で振動させる動作を指示してもよい。この場合、増幅器64aにおいて、駆動信号X’_Iにパイロット信号f0が重畳される。
図13は、パイロット信号が重畳された駆動信号で光信号を生成するLN変調器の動作を説明する図である。なお、図13においては、駆動信号の振幅が2Vπに最適化されているものとする。また、LN変調器のバイアスも最適に調整されているものとする。この場合、駆動信号にパイロット信号f0が重畳されると、LN変調器の出力光は、2f0成分を含むことになる。換言すれば、LN変調器の出力光が2f0成分を含むときは、駆動信号の振幅が最適またはほぼ最適な値に調整されていると判定される。
これに対して、駆動信号の振幅が最適値からずれると、図14に示すように、LN変調器の出力光は2f0成分を含まない。なお、図14(a)は駆動信号の振幅が最適値よりも大きい状態を示しており、図14(b)は駆動信号の振幅が最適値よりも小さい状態を示している。駆動信号の振幅が最適値からずれと、LN変調器の出力光はf0成分を含むようになる。ただし、駆動信号の振幅が最適値よりも大きいときと、駆動信号の振幅が最適値よりも小さいときとでは、f0成分信号の位相は互いに反転している。
図12の説明に戻る。制御部30は、ステップS14〜S15において、受光器112から受信するモニタ信号を利用して、同期検波により光変調部63の出力光から2f0成分を検出する。そして、制御部30は、ステップS16において、2f0成分が大きくなるように、振幅等化部26aに対して、利得を制御する指示を与える。この結果、駆動信号X’_Iの振幅が変化し、LN変調器の出力光から抽出される2f0成分も変化する。
制御部30は、2f0成分が最大値に達するまで(或いは、2f0成分が所定の閾値よりも大きくなるまで)、ステップS14〜S16の処理を繰り返し実行する。そして、制御部30は、2f0成分が最大値に達すると、駆動信号X’_Iの振幅の調整を終了する。この後、制御部30は、駆動信号X’_Q、Y’_I、Y’_Qについても同様の調整を行う。
上述の手順により、各駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅が最適化される。この結果、伝送信号の品質が改善される。
なお、図12に示す例では、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅が時間分割方式で順番に調整されるが、第3の実施形態はこの方法に限定されるものではない。たとえば、制御部30は、並列に、駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅を調整してもよい。この場合、制御部30は、例えば、互いに周波数の異なるパイロット信号を使用して駆動信号X’_I、X’_Q、Y’_I、Y’_Qの振幅を調整する。
また、図13〜図14を参照して説明した方法では、駆動信号の振幅が周波数f0で振動するように制御されているが、第3の実施形態はこの方法に限定されるものではない。例えば、制御部30は、LN変調器の動作点が周波数f0で振動するようにバイアス電圧を制御してもよい。
さらに、図12に示す例では、制御部30は、2f0成分を利用して駆動信号の振幅を調整するが、第3の実施形態はこの方法に限定されるものではない。すなわち、制御部30は、例えば、f0成分を利用して駆動信号の振幅を調整してもよい。この場合、制御部30は、f0成分をゼロするように(或いは、f0成分が閾値よりも小さくなるように)駆動信号の振幅を調整する。
さらに、パイロット信号を利用して駆動信号の振幅を調整する動作、および光変調部63のバイアスを調整する動作は、ほぼ同じ制御系で実現することができる。したがって、これら2つの動作を同じ制御系で行えば、光送信装置10の回路規模を大きくすることなく、駆動信号振幅の調整が実現される。
<他の実施形態>
上述した第1〜第3の実施形態は、任意に組み合わせることができる。例えば、第1または第2の実施形態の方法で光信号を送信する前に、第3の実施形態の方法を利用して基準状態(すなわち、偏波回転角θがゼロの状態)において駆動信号の振幅を最適化してもよい。
また、上述の説明では、光送信装置10は偏波多重光信号を送信するが、本発明はこの構成に限定されるものではない。光送信装置10は、1つの偏波を利用して光信号を送信してもよい。
10 光送信装置
20 デジタル信号処理部
24 信号歪み等化器
25 偏波スクランブラ
26a〜26d 振幅等化器
27a〜27d 送信部制御器
30 制御部
31 パイロット信号生成部
63 光変調部
63x、63y 光変調器

Claims (9)

  1. デジタル信号処理で入力データから駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記駆動信号生成部によるデジタル信号処理の内容に基づいて前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する等化制御部と、
    前記等化制御部により等化された駆動信号で入力光を変調して光信号を生成する光変調器と、を備え、
    前記駆動信号生成部は、前記駆動信号に対して偏波回転を与える偏波スクランブラを含み、
    前記等化制御部は、前記偏波スクランブラにより与えられる偏波回転の角度に応じて前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する
    ことを特徴とする光送信装置。
  2. 請求項1に記載の光送信装置であって、
    前記等化制御部は、前記偏波スクランブラにより与えられる偏波回転の角度がゼロである場合の前記駆動信号の振幅またはパワーを基準として、前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する
    ことを特徴とする光送信装置。
  3. 請求項1に記載の光送信装置であって、
    前記駆動信号生成部は、指定された変調方式に従って前記入力データから前記駆動信号を生成するマッパーを含み、
    前記等化制御部は、前記変調方式に応じて前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する
    ことを特徴とする光送信装置。
  4. 請求項1に記載の光送信装置であって、
    前記駆動信号生成部は、前記光送信装置に接続される光伝送路の分散を補償するための歪みを前記駆動信号に与える歪み等化器を含み、
    前記等化制御部は、前記光伝送路の分散に応じて前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する
    ことを特徴とする光送信装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
    前記光変調器は、前記駆動信号の電圧に対して出力光の強度が周期的に変化する構成であり、
    前記等化制御部は、前記駆動信号の振幅を、前記光変調器の出力光の強度が最大となる駆動振幅に制御する
    ことを特徴とする光送信装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の光送信装置であって、
    前記光送信装置は、前記デジタル信号処理の内容を指示する指示情報を受信し、
    前記駆動信号生成部は、前記指示情報に従って前記入力データから前記駆動信号を生成し、
    前記等化制御部は、前記指示情報に従って前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する
    ことを特徴とする光送信装置。
  7. デジタル信号処理で入力データから駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記駆動信号生成部によるデジタル信号処理の内容に基づいて前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する等化制御部と、
    前記等化制御部により等化された駆動信号で入力光を変調して光信号を生成する光変調器と、
    予め決められた特定周波数で前記駆動信号を振動させる振動制御部と、を備え、
    前記駆動信号生成部は、前記駆動信号に対して偏波回転を与える偏波スクランブラを含み、
    前記等化制御部は、前記偏波スクランブラにより与えられる偏波回転の角度がゼロまたはπであるときに、前記光変調器から出力される光信号に含まれる前記特定周波数成分または前記特定周波数の整数倍の周波数成分の大きさに基づいて、前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する
    ことを特徴とする光送信装置。
  8. 請求項7に記載の光送信装置であって、
    前記等化制御部は、前記偏波スクランブラにより与えられる偏波回転の角度がゼロまたはπであるときに、前記光変調器から出力される光信号に含まれる前記特定周波数の2倍の周波数成分を大きくするように、前記駆動信号の振幅またはパワーを等化する
    ことを特徴とする光送信装置。
  9. デジタル信号処理で入力データから駆動信号を生成し、
    前記駆動信号に対して偏波回転を与える偏波スクランブルを行い、
    前記偏波スクランブルにより与えられる偏波回転の角度に応じて前記駆動信号の振幅またはパワーを予め指定された値に等化し、
    前記等化された駆動信号で入力光を変調して光信号を生成する、
    ことを特徴とする光送信方法。
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