JP5991210B2 - 光信号送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号送信装置に関する。
通信の大容量化に伴い、基幹ネットワークシステムに含まれる光通信システムは、長距離、大容量化が求められている。大容量化に向けた光通信システムにおいて、伝送路での信号劣化を送受信器でデジタル信号処理によって補償するデジタルコヒーレント方式が一般的になっている。
光通信システムにおける波長分割多重(WDM; Wavelength Division Multiplex)通信では、光伝送路(光ファイバ)内での非線形光学効果による光信号の劣化が問題となる。長距離の波長多重光通信では、非線形光学効果の一種である相互位相変調(XPM; Cross Phase Modulation)が信号劣化の要因となる。特に、スーパーチャネルと呼ばれる
1つのチャネルに複数のサブキャリアが含まれるチャネルを用いた方式においては、隣接するキャリアの波長間隔が狭いためにXPMによる信号劣化が大きくなる。複数スパンに渡る伝送路でのXPMの補償方法は、確立されていない。
特開平11−149064号公報
Zhenning Tao, et al. "Simple Fiber Model for Determination of XPM Effects", Journal of Lightwave Technology, vol. 29, No. 7, April 1, 2011.
光通信では、送信側の装置と受信側の装置との間の光伝送路上に複数の中継器が設けられることがある。中継器と中継器との間の光伝送路は、スパンと呼ばれる。
XPMによる信号劣化を低減させる技術として、伝送路で発生するXPMによる位相変化分の逆の位相変化をあらかじめ送信側で与える予等化技術がある。従来の技術では、波長多重光通信では、最初のスパンで発生するXPMの予等化がされているが、2番目以降のスパンで発生するXPMの予等化は考慮されていない。第2スパン以降で発生するXPMの予等化についても考慮することが求められる。XPMを予等化処理するためには、各チャネルの信号の波形情報をチャネル毎(波長毎)の送信器で共有することが望ましいが、すべてのチャネルの信号の波長情報を共有化することはデータ容量が大きく現実的でない。また、偏波・波長多重光通信では、偏波クロストークによる信号劣化について考慮することが求められる。
本件開示の技術は、光伝送路によるXPMの予等化を行う光信号送信装置を提供することを課題とする。
開示の技術は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、開示の態様は、
少なくとも2つの波長チャネルを有する波長分割多重光信号を送信する光信号送信装置であって、
前記光信号送信装置は各波長チャネルについて偏波多重光信号を送信する光信号送信器を有し、
各チャネルの前記光送信器は複数のスパンを含む光伝送路の情報及び偏波多重信号である送信信号に基づいて前記光送信器の波形情報を算出し、前記光信号送信器の波形情報を他チャネルの光信号送信器に送信する第1算出部と、
前記他チャネルの光信号送信器の波形情報を受信し、前記他チャネルの光信号送信器の波形情報に基づいて前記送信信号の前記光伝送路におけるXPM(Cross Phase Modulation)を予等化する第2算出部と有する、
光信号送信装置である。
開示の技術によれば、光伝送路によるXPMの予等化を行う光信号送信器を提供することができる。
図1は、実施形態のシステムの例を示す図である。 図2は、実施形態のシステムの複数の送信器の例を示す図である。 図3は、実施形態の1つの送信器(Tx)の例を示す図である。 図4は、送信器に含まれるDSPの例1を示す図である。 図5は、送信器に含まれるDSPの例2を示す図である。 図6は、送信器に含まれるDSPの例3を示す図である。 図7は、第s振幅調整部の例を示す図である。 図8は、第n演算部の例を示す図である。 図9は、第n分散演算部の例を示す図である。 図10は、歪補償演算部の例を示す図である。 図11は、パラメータ算出回路の例を示す図である。 図12は、行列演算回路の例を示す図である。 図13は、歪補償回路の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。開示の構成の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
〔実施形態〕
図1は、本実施形態のシステムの例を示す図である。図1に示されるシステムは、複数の送信器(Tx−1からTx−M)、合波器、複数の光増幅器、光伝送路(光ファイバ)、分波器、複数の受信器(Rx−1からRx−M)を含む。光増幅器と光増幅器との間の光伝送路は、スパンと呼ばれる。送信器、受信器は、チャネルごとに設けられる。ここでは、チャネル数をMとする。送信器および受信器は、それぞれ、光信号送信器および光信号受信器である。
複数の送信器には、それぞれデータ(送信対象のデータ)が、入力される。各送信器は、送信信号の前記光伝送路におけるXPMを予等化し、アナログ信号として出力する。送信器が出力したアナログ信号は、合波器において、合成(多重化)される。合波器から出力される信号(偏波波長多重信号)は、複数の光増幅器を含む光伝送路を伝搬し、受信側の分波器に入力される。分波器では、入力された信号を、チャネルごとに、複数の受信器に分配する。各受信器は、受信した信号をデジタル信号に変換し、データを抽出する。各
送信器は、通信可能なように接続される。
図2は、本実施形態のシステムの複数の送信器の例を示す図である。各送信器(Tx−1からTx−M)には、送信対象のデータが入力される。各送信器は、合波器に、予等化処理を施した送信信号を出力する。また、各送信器は、他の送信器に対して、ダウンサンプルした波形情報を出力する。各送信器は、他の送信器の波形情報に基づいて、送信信号(送信対象データ)光伝送路におけるXPMの予等化を施す。各送信器に入力されるデータは、それぞれ異なるデータである。送信信号の通信ビットレートは、例えば、100Gbpsである。
〔XPMモデル〕
偏波・波長多重通信におけるジョーンズ行列モデルによるXPMは、次のように表される。即ち、受信側において、送信信号は、XPMによって次の行列で表されるような信号劣化を受ける。
Figure 0005991210
この行列は、送信信号(ux,uyTの光伝送路におけるXPMによる影響を表す。uxとuyとでは、電界の方向が直交する。送信信号(ux,uyTは、偏波多重信号として、送信器から送信される。行列の成分は、XPMによる偏波クロストークを表すwxy/yxと、XPMによる位相ノイズを表すφ、Δφを含む。位相ノイズは、φ=(φx+φy)/2、Δφ=φx−φyである。あらかじめ送信信号に、行列W(t)の逆行列を乗算すれば、受信側で、所望の信号(送信信号)を得ることができる。ここでは、送信側の装置から受信側の装置までの間に、第1スパンから第Nスパンまでの光伝送路が存在するとする。各スパンの送信器側には、光増幅器が存在する。また、送信側の装置から受信側の装置までの間の光伝送路におけるチャネル数は、Mとする。
xy/yxおよびφx/yは、次のように、表される。ここで表される、wxy/yxおよびφx/yは、第1チャネルにおけるW(t)で使用されるものである。第kチャネルでは、各式において、mについてのΣが、m=1からMまで(ただし、kを除く)となる。
Figure 0005991210
Figure 0005991210
ここで、Nは受信側の装置までのスパン数を表し、nはスパンの番号を表す。Mは、全チャネル数を表し、mはチャネルの番号を表す。um,n,x/yは、第nスパンの第mチャネ
ルの電界のx/y成分を表す。x方向及びy方向は、光の伝搬方向に対して直交する方向である。また、x方向はy方向と直交する。um,n,x/yは、距離z及び時間tの関数であ
る。距離zは、各スパンの始点(原点)からの距離である。τm,nは第nスパンでの対称チャネル(自チャネル)と第mチャネルとの時間差である。u*は、uの複素共役である。
第kチャネルの送信器で生成される波形情報は、例えば、次のように表される。各送信器は、他の送信器から波形情報を取得することにより、それぞれ、W(t)を求めることができる。送信器は、送信対象のデータ(ux,uyTに、W(t)の逆行列を乗算する
ことにより、光伝送路におけるXPMの予等化を行う。
Figure 0005991210
Figure 0005991210
ここで、周波数伝達関数Hm,n(ω)は次のように表される。
Figure 0005991210
ここで、Δβ'm,nは、第nスパンでの対称チャネル(自チャネル)と第mチャネルとの
群速度の差である。Lnは、第nスパンのスパン長である。αnは、第nスパンの減衰定数である。γnは、第nスパンの非線形パラメータである。これらの各スパンに関する値は
、あらかじめ送信器に格納されている。周波数伝達関数Hm,n(ω)は、XPMフィルタ
と呼ばれ、カットオフ周波数αn/Δβ'm,nのローパスフィルタの形になっている。即ち
、周波数伝達関数によれば、各スパンでは、高周波数成分がカットされることがわかる。換言すれば、XPMに寄与する波形情報は、主として、信号の低周波成分に含まれる。
(構成例)
図3は、本実施形態の1つの送信器(Tx)の例を示す図である。本実施形態のシステムでは、チャネル毎に送信器が設けられる。各送信器は、同様の構成を有する。ここでは、送信器を区別しない場合には、総称して送信器1000とする。
送信器1000は、DSP(Digital Signal Processor)1100、DAC(Digital to Analog Converter)1200、LD(Laser Diode)1300、変調器1400を含む。
DSP1100は、シンボルマッピングされて入力されるデジタル信号(ux,uy)に
、歪補償を施し、送信信号として出力する。また、DSP1100は、波形情報を算出し、他の送信器に対して、波形情報を出力する。DSP1100は、歪補償の行列を、他の送信器から受信した波形情報、光伝送路の情報等に基づいて、算出する。DSP1100の例は、後に示す。DSPの代わりに、FPGA(Field Programmable Gate Array)、
ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が使用されてもよい。
DAC1200は、DSP1100から入力される送信信号(デジタル信号)をアナログ信号に変換する。
LD1300は、レーザ光源である。LD1300は、CW(Continuous Wave)光を
生成する。LD1300は、変調器1400に対し、生成したレーザ光を出力する。LD1300は、例えば、レーザダイオードである。
変調器1400は、DAC1200から入力される送信信号を用いて、LD1300から入力されたレーザ光を光信号に変調する。変調器1400から出力された光信号は、合波器に出力される。
《DSPの例》
次に、送信器1000に含まれるDSP1100の例を示す。送信器1000に含まれるDSP1100は、以下のDSP100、DSP200、DSP300のいずれでもよい。DSP100、DSP200、DSP300は、可能な限りこれらを組み合わせて実施され得る。
〈DSPの例1〉
図4は、送信器に含まれるDSPの例1を示す図である。図4のDSPを、ここでは、DSP100とする。DSP100は、N個の振幅調整部112、N個の演算部114、N個のフィルタ部116、N個のダウンサンプル部118、N−1個の分散演算部120、加算部122、歪補償演算部132を含む。ここでは、N個の振幅調整部112を、それぞれ、第1振幅調整部112−1から第N振幅調整部112−Nと呼ぶ。N個の演算部114を、それぞれ、第1演算部114−1から第N演算部114−Nと呼ぶ。N個のフィルタ部116を、それぞれ、第1フィルタ部116−1から第Nフィルタ部116−Nと呼ぶ。N個のダウンサンプル部118を、それぞれ、第1ダウンサンプル部118−1から第Nダウンサンプル部118−Nと呼ぶ。N−1個の分散演算部120を、それぞれ
、第1分散演算部120−1から第N−1分散演算部120−N−1と呼ぶ。DSP100は、仮に、第kチャネルの送信器におけるDSPであるとする。
振幅調整部112は、それぞれ、伝送路上の光増幅器に対応し、光増幅器による増幅をシミュレートする。スパン数がNである光伝送路には、N個の光増幅器が存在する。送信器側の光増幅器から、第1光増幅器、第2光増幅器、・・・、第N光増幅器とすると、第s振幅調整部112−sは、第s光増幅器に対応する(sは、1からNまでの任意の整数)。第s振幅調整部112−sは、入力される信号の振幅を第s光増幅器の光出力パワーに対応させて調整する。送信器1000は、各光増幅器の光出力パワーの設定値をあらかじめ取得している。例えば、第1振幅調整部112−1は、送信対象のデータ(ux,uy
Tの振幅を第1光増幅器の光出力に対応させて調整する。送信器の第s振幅調整部11
2−sから出力される信号は、(uk,s,x,uk,s,yTとなる。
図7は、第s振幅調整部の例を示す図である。図7の第s振幅調整部112−sは、乗算
部2120−sを含む。乗算部2120−1には、送信対象のデータ(uk,0,x,uk,0,yTが入力される。乗算部2120−1には、さらに、振幅調整係数K1が入力される。乗算部2120−1は、送信対象のデータ(uk,0,x,uk,0,yTと振幅調整係数K1とを乗算
し、第1演算部114−1に出力する。乗算部2120−s(s>1)には、第s−1分
散演算部120−(s−1)の出力及び振幅調整係数Ksが入力される。乗算部2120
−sは、第s−1分散演算部120−(s−1)の出力及び振幅調整係数Ksを乗算して、第s演算部114−sに出力する。
演算部114は、上記のpk,n,yx/xy及びqk,n,x/yを算出する。演算部114は、振幅調整部112から出力される信号に基づいて、pk,n,yx/xy及びqk,n,x/yを算出する。
図8は、第n演算部の例を示す図である。ここでは、第mチャネルの第n演算部114−nに信号が入力される例について説明する。図8の第n演算部114−nは、共役計算機2141−1〜4、乗算器2142−1〜6、絶対値計算機2143−1〜4、加算器2144−1〜2を含む。第n演算部114−nでは、信号um,n,x/yが入力され、信号
m,n,yx/xy及び信号qm,n,x/yが出力される。
第n演算部114−nの動作について、詳細に説明する。入力信号um,n,xは、乗算器
2142−1、共役計算機2141−2、絶対値計算機2143−2、共役計算機2141−4に入力される。入力信号um,n,yは、共役計算機2141−1、乗算器2142−
2、共役計算機2141−3、絶対値計算機2143−4に入力される。共役計算機2141−1は、入力信号um,n,yの複素共役を算出し乗算器2142−1に出力する。共役
計算機2141−2は、入力信号um,n,xの複素共役を算出し乗算器2142−2に出力
する。共役計算機2141−3は、入力信号um,n,yの複素共役を算出し絶対値計算機2
143−1に出力する。共役計算機2141−4は、入力信号um,n,xの複素共役を算出
し絶対値計算機2143−2に出力する。乗算器2142−1は、入力信号um,n,xに共
役計算機2141−1の出力を乗算し、乗算器2142−3に出力する。乗算器2142−2は、入力信号um,n,yに共役計算機2141−2の出力を乗算し、乗算器2142−
4に出力する。絶対値計算機2143−1は、共役計算機2141−3の出力の絶対値を算出し、加算器2144−1に出力する。絶対値計算機2143−2は、入力信号um,n,xの絶対値を算出し、乗算器2142−5に出力する。絶対値計算機2143−3は、共
役計算機2141−4の出力の絶対値を算出し、加算器2144−2に出力する。絶対値計算機2143−4は、入力信号um,n,yの絶対値を算出し、乗算器2142−6に出力する。乗算器2142−3は、乗算器2142−1の出力に虚数単位jを乗算し、出力信号pm,n,yxとして出力する。乗算器2142−4は、乗算器2142−2の出力に虚数単位jを乗算し、出力信号pm,n,xyとして出力する。乗算器2142−5は、絶対値計算機2
143−2の出力に「2」を乗算し、加算器2144−1に出力する。乗算器2142−6は、絶対値計算機2143−4の出力に「2」を乗算し、加算器2144−2に出力する。加算器2144−1は、絶対値計算機2143−1の出力に乗算器2142−5の出力を加算し、出力信号qm,n,xとして出力する。加算器2144−2は、絶対値計算機2
143−3の出力に乗算器2142−6の出力を加算し、出力信号qm,n,yとして出力す
る。
フィルタ部116は、上記のHk,n(ω)(またはhk,n(t))を算出する。Hk,n
ω)等の算出には、スパンの群速度、スパンの減衰定数、スパンの非線形パラメータ、スパン長等が使用されるが、これらのデータはあらかじめ各送信器に格納されている。フィルタ部116は、格納されているデータを使用する。また、フィルタ部116は、演算部114の出力に、周波数伝達関数Hk,n(ω)を乗算する。この乗算は、Hk,n(ω)によって周波数空間で行われても、hk,n(t)によって時間空間で行われてもよい。
ダウンサンプル部118は、フィルタ部116の出力をダウンサンプリングする。フィルタ部116によって高周波成分がカットされるため、ダウンサンプル部118による信号の品質の劣化は小さい。サンプリングレートは、例えば、周波数伝達関数のカットオフ周波数の2倍以上であればよい。
分散演算部120は、それぞれ、光伝送路の1つのスパンに対応し、光伝送路の1つのスパンの波長分散をシミュレートする。分散演算部120は、振幅調整部112の出力に対して、所定の関数を作用させる。
第nスパンでの波長分散(chromatic dispersion)の伝達関数HCD,n(ω)は、次の式で表される。
Figure 0005991210
a,nは、第nスパンでの累積分散である。β2,n(z)は、群速度分散の係数であり、伝搬定数βnの周波数での2回微分である。分散パラメータβ2,n(z)は、分散値Dn
用いて、次のように表される。なお、分散値Dnは、伝送路のパラメータとして既知の値
である。
Figure 0005991210
例えば、第s分散演算部120−sには、第s振幅調整部112−sから信号(uk,s,x,uk,s,yTが入力され、上記の伝達関数により、第sスパンを通過した信号のシミュ
レート結果が得られる。ここで、cは高速であり、λは信号光の波長である。
図9は、第n分散演算部の例を示す図である。図9の第n分散演算部120−nは、第
n分散演算回路2200−nを含む。第n分散演算回路2200−nは、入力される信号に対し、上記の伝達関数HCD,n(ω)による演算を行い、出力する。ここで、各スパンで分散パラメータβ2がスパンによらず一定である場合、伝達関数HCD,n(ω)は次のよう
に表される。ここで、ω0は、信号の中心周波数である。Lnは、第nスパンの長さであ
る。
Figure 0005991210
加算部122は、各ダウンサンプル部118の出力を、加算する。加算部122は、加算した結果を、第kチャネルの波形情報として、他の送信器に出力する。第kチャネルの波形情報は、上記のwk,xy/yx及びφk,x/yである。他の送信器に波形情報を出力する際の通信ビットレートは、ダウンサンプル部118におけるサンプリングレートと同じでよい。ダウンサンプル部118におけるサンプリングレートは、送信信号の通信ビットレートよりも十分低い。各ダウンサンプル部118の出力と加算部122との間に遅延調整のバッファ回路が入った構成も可とする。
加算部122が出力する第kチャネルの波形情報wk,xy/yx及びφk,x/yは、各ダウンサ
ンプル部118の出力pk,n,yx/xy及びqk,n,x/yを用いて、次のように表される。第kチ
ャネルの波形情報wk,xy/yx及びφk,x/yは、他のチャネルの歪補償演算部に対して出力される。
Figure 0005991210
歪補償演算部132は、他チャネルの送信器から受信した、波形情報に基づいて、第kチャネルの行列Wを計算する。第kチャネルの行列Wは、第kチャネルの信号が伝送路上のXPMによって受ける影響を表す。歪補償演算部132は、第kチャネルの行列Wの逆行列W-1を送信対象のデータ(uk,0,x,uk,0,yTに乗算する。歪補償演算部132は、計算結果をDACに出力する。
図10は、歪補償演算部の例を示す図である。図10の歪補償演算部132は、パラメータ算出回路2321、行列演算回路2322、歪補償回路2323を含む。
図11は、パラメータ算出回路の例を示す図である。パラメータ算出回路2321は、他チャネル(自チャネルは第kチャネル)から入力される波形情報wm,xy、wm,yx、φm,x
、φm,y(m=1、・・・、M、m=kを除く)について、次式のようにそれぞれの和を
算出する。算出結果は、行列演算回路2322に出力される。
Figure 0005991210
図12は、行列演算回路の例を示す図である。図12の行列演算回路2322は、偏波クロストーク算出機2322−11〜12、位相雑音算出機2322−21〜22、加算器2322−31〜33、乗算器2322−41〜56を含む。行列演算回路2322では、wxy/yx、φx/yが入力され、w'11、w'12、w'21、w'22が出力される。
行列演算回路2322の動作について、詳細に説明する。入力信号wxyは、偏波クロス
トーク算出機2322−11、乗算器2322−46、乗算器2322−49に入力される。入力信号wyxは、偏波クロストーク算出機2322−12、乗算器2322−46、
乗算器2322−50に入力される。入力信号φxは、加算器2322−31、加算器2
322−32に入力される。入力信号φyは、加算器2322−31、加算器2322−
32に入力される。偏波クロストーク算出機2322−11は、(1−|wxy21/2
算出し、乗算器2322−44に出力する。偏波クロストーク算出機2322−12は、(1−|wyx21/2を算出し、乗算器2322−43に出力する。加算器2122−3
1は、φx−φyを算出し、乗算器2322−41に出力する。乗算器2322−41は、加算器2122−31の出力に、「1/2」を乗算し、位相雑音算出機2322−21及び位相雑音算出機2322−22に出力する。加算器2122−32は、φx+φyを算出し、乗算器2322−42に出力する。乗算器2322−42は、加算器2122−32の出力に、「1/2」を乗算し、位相雑音算出機2322−23に出力する。位相雑音算出機2322−21は、乗算器2322−41の出力xから、exp(jx)を算出し、乗算器2322−43に出力する。位相雑音算出機2322−22は、乗算器2322−41の出力xから、exp(−jx)を算出し、乗算器2322−44に出力する。乗算器2322は、偏波クロストーク算出機2322−12の出力と位相雑音算出機2322−21の出力とを乗算し、乗算器2322−45及び乗算器2322−48に出力する。乗算器2322−44は、偏波クロストーク算出機2322−11の出力と位相雑音算出機2322−22の出力とを乗算し、乗算器2322−45及び乗算器2322−47に出力する。乗算器2322−45は、乗算器2322−44の出力及び乗算器2322−43の出力を乗算し、加算器2322−33に出力する。乗算器2322−46は、入力信号wxy及び入力信号wyxを乗算し、加算器2322−33に出力する。加算器2322−33は、乗算機2322−45の出力と乗算機2322−46の出力との差分を算出し、乗算器2322−47〜50に出力する。乗算器2322−47は、乗算器2322−44の出力と加算器2322−33の出力とを乗算し、乗算器2322−51に出力する。乗算器2322−48は、乗算器2322−43の出力と加算器2322−33の出力と
を乗算し、乗算器2322−53に出力する。乗算器2322−49は、入力信号wxy
加算器2322−33の出力とを乗算し、乗算器2322−52に出力する。乗算器2322−50は、入力信号wyxと加算器2322−33の出力とを乗算し、乗算器2322
−54に出力する。位相雑音算出機2322−23は、乗算器2322−42の出力xから、exp(−jx)を算出し、乗算器2322−51〜54に出力する。乗算器2322−51は、乗算器2322−47の出力と位相雑音算出機2322−23の出力とを乗算し、出力信号w'22として出力する。乗算器2322−52は、乗算器2322−49の出力と位相雑音算出機2322−23の出力とを乗算し、出力信号w'21として出力する。乗算器2322−53、乗算器2322−48の出力と位相雑音算出機2322−23の出力とを乗算し、出力信号w'11として出力する。乗算器2322−54は、乗算器2322−50の出力と位相雑音算出機2322−23の出力とを乗算し、出力信号w'12として出力する。
行列演算回路2322の出力は、次のように、上記のジョーンズ行列モデルによる行列Wの逆行列W-1に対応する。
Figure 0005991210
図13は、歪補償回路の例を示す図である。歪補償回路2323は、アップサンプル部2323−11〜14、乗算器2323−21〜24、加算器2323−31〜32を含む。歪補償回路2323は、行列演算回路2322の出力と、信号ui,0,x及び信号ui,0,xとから、DACへの出力信号を生成する。歪補償回路2323は、行列Wの逆行列W-1に、送信信号を乗算して、予等化処理後の信号を生成する。
アップサンプル部2323−11〜14は、それぞれ、行列演算回路2322の出力をアップサンプリングする。アップサンプル部2323−11〜14は、それぞれ、行列演算回路2322の出力のサンプルレートを、信号ui,0,x及び信号ui,0,xのサンプルレート同じサンプルレートにする。アップサンプル部2323−11には、信号w'22が入力される。アップサンプル部2323−12には、信号w'21が入力される。アップサンプル部2323−13には、信号w'12が入力される。アップサンプル部2323−14には、信号w'11が入力される。アップサンプル部2323−11〜14の出力は、それぞれ、乗算器2323−21〜24に入力される。アップサンプル部2323−11〜14は、例えば、フリップフロップ回路によって実現される。
乗算器2323−21は、信号uk,0,yとアップサンプル部2323−11の出力とを乗算し、加算器2323−32に出力する。乗算器2323−22は、信号uk,0,xとアップサンプル部2323−12の出力とを乗算し、加算器2323−32に出力する。乗算器2323−23は、信号uk,0,yとアップサンプル部2323−13の出力とを乗算し、加算器2323−31に出力する。乗算器2323−24は、信号uk,0,xとアップサンプル部2323−14の出力とを乗算し、加算器2323−31に出力する。
加算器2323−31は、乗算器2323−23の出力と乗算器2323−24の出力とを加算し、信号uk,xをDACに出力する。加算器2323−32は、乗算器2323−21の出力と乗算器2323−22の出力とを加算し、信号uk,yをDACに出力する。デ
ジタル信号(uk,x、uk,y)は、予等化処理後の第kチャネルの送信信号である。
歪補償演算部132の入力側に演算遅延の調節を行うバッファ回路が入る構成も可とする。歪補償演算部132の入力側または出力側にXPM以外の補償を行う信号処理やフィルタが入った構成も可とする。
DSP100では、分散演算部120及び振幅調整部112における処理が、データがダウンサンプル部118に入力される前に行われるため、信号の劣化が抑制される。ダウンサンプル部118によって信号がダウンサンプリングされるため、他の送信器に送信される波形情報は、送信信号よりも低いビットレートで送信される。
振幅調整部112、演算部114、フィルタ部116、ダウンサンプル部118、分散演算部120、加算部122は、第1算出部として動作する。歪補償演算部132は、第2算出部として動作する。
〈DSPの例2〉
図5は、送信器に含まれるDSPの例2を示す図である。図5のDSPを、ここでは、DSP200とする。DSP200は、N個の振幅調整部212、N個の演算部214、N個のダウンサンプル部218、N−1個の分散演算部220、加算部222、歪補償演算部232を含む。ここでは、N個の振幅調整部212を、それぞれ、第1振幅調整部212−1から第N振幅調整部212−Nと呼ぶ。N個の演算部214を、それぞれ、第1演算部214−1から第N演算部214−Nと呼ぶ。N個のダウンサンプル部218を、それぞれ、第1ダウンサンプル部218−1から第Nダウンサンプル部218−Nと呼ぶ。N−1個の分散演算部220を、それぞれ、第1分散演算部220−1から第N−1分散演算部220−N−1と呼ぶ。DSP200は、仮に、第kチャネルの送信器におけるDSPであるとする。
振幅調整部212は、それぞれ、伝送路上の光増幅器に対応し、光増幅器をシミュレートする。振幅調整部212は、DSP100の振幅調整部112と同様である。
ダウンサンプル部218は、振幅調整部212の出力をダウンサンプリングする。演算部214において、周波数伝達関数が作用されることにより高周波成分がカットされるため、あらかじめダウンサンプリングしたとしても信号品質への影響は小さい。
演算部214は、上記のpk,n,x/y及びqk,n,x/yを算出する。演算部214は、ダウンサンプル部218から出力される信号に基づいて、pk,n,x/y及びqk,n,x/yを算出する。演算部214は、さらに、上記のHk,n(ω)(またはhk,n(t))を算出する。Hk,n
(ω)等の算出には、スパンの群速度、スパンの減衰定数、スパンの非線形パラメータ、スパン長等が使用されるが、これらのデータはあらかじめ各送信器に格納されている。演算部214は、格納されているデータを使用する。また、演算部214は、pk,n,x/y
びqk,n,x/yに、周波数伝達関数Hk,n(ω)をそれぞれ乗算する。この乗算は、Hk,n
ω)によって周波数空間で行われても、hk,n(t)によって時間空間で行われてもよい
分散演算部220は、それぞれ、光伝送路の1つのスパンに対応し、光伝送路の1つのスパンの波長分散をシミュレートする。分散演算部220は、DSP100の分散演算部120と同様である。
加算部222は、各演算部214の出力を、加算する。加算部222は、加算した結果を、第kチャネルの波形情報として、他の送信器に出力する。第kチャネルの波形情報は
、上記のwk,n,xy/yx及びφk,n,x/yである。各演算部214の出力と加算部222との間に遅延調整用のバッファ回路が入った構成も可とする。
歪補償演算部232は、他チャネルの送信器から受信した、波形情報に基づいて、第kチャネルの行列Wを計算する。第kチャネルの行列Wは、第kチャネルの信号が伝送路上のXPMによって受ける影響を表す。歪補償演算部232は、第kチャネルの行列Wの逆行列を送信対象のデータ(ux,uyTに乗算する。歪補償演算部232は、計算結果をDACに出力する。
DSP200では、分散演算部220及び振幅調整部212における処理が、データがダウンサンプル部218に入力される前に行われるため、信号の劣化が抑制される。また、演算部214による処理は、データがダウンサンプル部218に入力された後に行われるため、演算部214の回路規模を小さくすることができる。ダウンサンプル部218によって信号がダウンサンプリングされるため、他の送信器に送信される波形情報は、送信信号よりも低いビットレートで送信される。
歪補償演算部232の入力側に演算遅延の調節を行うバッファ回路が入る構成も可とする。歪補償演算部232の入力側または出力側にXPM以外の補償を行う信号処理やフィルタが入った構成も可とする。
振幅調整部212、演算部214、ダウンサンプル部218、分散演算部220、加算部222は、第1算出部として動作する。歪補償演算部232は、第2算出部として動作する。
〈DSPの例3〉
図6は、送信器に含まれるDSPの例3を示す図である。図6のDSPを、ここでは、DSP300とする。DSP300は、N個の振幅調整部312、N個の演算部314、ダウンサンプル部318、N−1個の分散演算部320、加算部322、歪補償演算部332を含む。ここでは、N個の振幅調整部312を、それぞれ、第1振幅調整部312−1から第N振幅調整部312−Nと呼ぶ。N個の演算部314を、それぞれ、第1演算部314−1から第N演算部314−Nと呼ぶ。N−1個の分散演算部320を、それぞれ、第1分散演算部320−1から第N−1分散演算部320−N−1と呼ぶ。DSP300は、仮に、第kチャネルの送信器におけるDSPであるとする。
ダウンサンプル部318は、送信対象のデータをダウンサンプリングする。最初にダウンサンプリングすることで、振幅調整部312、演算部314、分散演算部320の回路規模が小さくなる。
振幅調整部312は、それぞれ、伝送路上の光増幅器に対応し、光増幅器をシミュレートする。振幅調整部312は、DSP100の振幅調整部112と同様である。
演算部314は、上記のpk,n,x/y及びqk,n,x/yを算出する。演算部314は、振幅調整部318から出力される信号に基づいて、pk,n,x/y及びqk,n,x/yを算出する。演算部314は、さらに、上記のHk,n(ω)(またはhk,n(t))を算出する。Hk,n(ω)
等の算出には、スパンの群速度、スパンの減衰定数、スパンの非線形パラメータ、スパン長等が使用されるが、これらのデータはあらかじめ各送信器に格納されている。演算部314は、格納されているデータを使用する。また、演算部314は、pk,n,x/y及びqk,n,x/yに、周波数伝達関数Hk,n(ω)をそれぞれ乗算する。この乗算は、Hk,n(ω)によって周波数空間で行われても、hk,n(t)によって時間空間で行われてもよい。各演算
部314の出力と加算部322との間に遅延調整用のバッファ回路が入った構成も可とす
る。
分散演算部320は、それぞれ、光伝送路の1つのスパンに対応し、光伝送路の1つのスパンの波長分散をシミュレートする。分散演算部320は、DSP100の分散演算部120と同様である。
歪補償演算部332は、他チャネルの送信器から受信した、波形情報に基づいて、第kチャネルの行列Wを計算する。第kチャネルの行列Wは、第kチャネルの信号が伝送路上のXPMによって受ける影響を表す。歪補償演算部332は、第kチャネルの行列Wの逆行列を送信対象のデータ(ux,uyTに乗算する。歪補償演算部332は、計算結果をDACに出力する。
DSP300では、分散演算部320及び振幅調整部312、演算部314における処理が、データがダウンサンプル部318に入力された後に行われるため、DSP300の回路規模を小さくすることができる。また、DSP300では、DSP100やDSP200と比べて、分散演算部320及び振幅調整部312等における処理の計算負荷が、小さくなる。ダウンサンプル部318によって信号がダウンサンプリングされるため、他の送信器に送信される波形情報は、送信信号よりも低いビットレートで送信される。
歪補償演算部332の入力側に演算遅延の調節を行うバッファ回路が入る構成も可とする。歪補償演算部332の入力側または出力側にXPM以外の補償を行う信号処理やフィルタが入った構成も可とする。
振幅調整部312、演算部314、分散演算部320、加算部322は、第1算出部として動作する。歪補償演算部332は、第2算出部として動作する。
〈その他〉
DSPの例1、DSPの例2、DSPの例3は、可能な限り、適宜組み合わされ得る。
ここでは、送信側の装置から受信側の装置までの間に、第1スパンから第Nスパンまでの光伝送路が存在する場合の例を示している。ここで、第1スパンから第P(>N)スパンまでの光伝送路が存在するときに、上記のように、第1スパンから第Nスパンまでの光伝送路の情報を利用して、信号の劣化を算出してもよい。
また、ここでは、送信側の装置に、第1チャネルから第Mチャネルまで存在する場合の例を示している。ここで、第1チャネルから第Q(>M)チャネルまで存在するときに、上記のように、第1チャネルから第Mチャネルまでの情報を利用して、信号の劣化を算出してもよい。
(実施形態の作用、効果)
本実施形態の送信器1000は、伝送路の情報、送信対象データ等に基づき、波形情報を算出する。送信器1000は、波形情報の算出の際、ダウンサンプリングを行う。送信器1000は、算出した波形情報を他の送信器に送信する。送信器1000は、ダウンサンプリングを行うことで、波形情報を送信信号の通信ビットレートよりも低い通信ビットレートで、他の送信器に送信することができる。XPMの補償に必要な波形情報は、信号の低周波成分に含まれているため、ダウンサンプリングを行なっても、信号の品質に与える影響が小さい。
送信器1000は、他の送信器(他チャネルの送信器)から送信された波形情報等に基づき、XPMによる波形の歪を表す行列Wを算出する。送信器1000は、行列Wの逆行
列を送信信号に作用させることにより、XPMの予等化を行う。
送信器1000は、光伝送路上の複数のスパンの影響を考慮して、XPMによる波形のひずみを表す行列Wを算出する。また、送信器1000は、行列Wにより、偏波多重信号の偏波クロストークの影響を考慮して、XPMの予等化を行うことができる。
100 DSP
112 振幅調整部
112−n 第n振幅調整部
114 演算部
114−n 第n演算部
116 フィルタ部
116−n 第nフィルタ部
118 ダウンサンプル部
118−n 第nダウンサンプル部
120 分散演算部
120−n 第n分散演算部
122 加算部
132 歪補償演算部
200 DSP
212 振幅調整部
212−n 第n振幅調整部
214 演算部
214−n 第n演算部
218 ダウンサンプル部
218−n 第nダウンサンプル部
220 分散演算部
220−n 第n分散演算部
222 加算部
232 歪補償演算部
300 DSP
312 振幅調整部
312−n 第n振幅調整部
314 演算部
314−n 第n演算部
318 ダウンサンプル部
320 分散演算部
320−n 第n分散演算部
322 加算部
332 歪補償演算部
1000 送信器(Tx)
1100 DSP
1200 DAC
1300 LD
1400 変調器

Claims (2)

  1. 少なくとも2つの波長チャネルを有する波長分割多重光信号を送信する光信号送信装置であって、
    偏波多重光信号を送信する光信号送信器と、
    各チャネルの前記光信号送信器は複数のスパンを含む光伝送路の情報及び偏波多重信号である送信信号に基づいて前記光信号送信器の波形情報を算出し、前記光信号送信器の波形情報を他チャネルの光信号送信器に送信する第1算出部と、
    前記他チャネルの光信号送信器の波形情報を受信し、前記他チャネルの光信号送信器の波形情報に基づいて前記送信信号の前記光伝送路におけるXPM(Cross Phase Modulation)を予等化する第2算出部と有する光信号送信装置。
  2. 前記光信号送信器の波形情報を前記第1算出部が前記他チャネルの光信号送信器に送信する際の通信ビットレートは、前記送信信号の通信ビットレートよりも低いことを特徴とする請求項1に記載の光信号送信装置。
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