JP4827672B2 - Wdm光伝送システムおよびwdm光伝送方法 - Google Patents

Wdm光伝送システムおよびwdm光伝送方法 Download PDF

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    • H04B10/2557Cross-phase modulation [XPM]

Description

本発明は、波長の異なる複数の光信号を含んだ波長多重(Wavelength Division Multiplexing;WDM)信号光を伝送するWDM光伝送システムおよびWDM光伝送方法に関し、特に、強度変調方式の光信号と位相変調方式の光信号との間の相互作用による伝送特性の劣化を低減するための技術に関する。
通信のトラフィックの増大に伴い、例えば海底光ケーブルシステム等の伝送容量増大の要求がある。このような要求に対して、一般には新たに海底光ケーブルを敷設し、海底端局を建設することが考えられる。また、敷設済みで使われていない光ケーブル(ダークファイバ)に、新たに海底端局を追加する方法もある。さらに、既に納入された光通信装置に対し新たに光チャネルを追加することで、低価格で伝送容量を大きくするアップグレード方法も知られている。
上記のアップグレード方法には、例えば、既存のWDM光伝送装置内にある合波器および分波器の空ポートに光送信器および光受信器を接続することで光チャネルを増設する方法がある。また、例えば図10に示すようなWDM光伝送システムの初期の構成に対して、図11に示すように既存の光信号(光チャネル)CH1〜CH4に対応した端局の送信側および受信側に光分岐をそれぞれ設け、新規の光チャネルCH5〜CH8に対応した端局を増設する方法もある。図12は、上記のようなアップグレード方法における既存の光チャネルCH1〜CH4と新規の光チャネルCH5〜CH8の波長領域での配置例である。この一例では、既存の光チャネルCH1〜CH4の短波長側に増設する光チャネルCH5,CH6が配置され、既存の光チャネルCH1〜CH4の長波長側に増設する光チャネルCH7,CH8が配置されている。
ところで、陸上通信向けのシステムでは、通常、光信号の変調方式としてNRZ(Non Return to Zero)符号が用いられているのに対し、海底通信向けのシステムでは、通常、光変調方式としてRZ(Return to Zero)符号が使われている。RZ方式は光送信器の構成が複雑になる代わりに、受信感度に優れ、かつ、光ファイバを長距離伝送しても信号劣化が比較的小さいという利点がある。
上記のRZ方式の光信号を用いたWDM光伝送システムで信号劣化となる現象は、光ファイバの非線形効果に起因するものであり、具体的には、自己位相変調(Self Phase Modulation;SPM)および相互位相変調(Cross Phase Modulation;XPM)である。SPMは、光ファイバを伝搬する光信号のパワーに応じて、光ファイバの屈折率が変化し、当該光信号に位相変調がかかる現象である。この位相変調によって光信号のスペクトルが広がることにより、光ファイバの分散特性に応じて光信号波形が歪む。また、XPMは、波長の隣接する光チャネルの光パワーによって、ファイバの屈折率が変化して位相変調がかかる現象であり、光伝送路の分散特性に応じて光信号波形が歪む。
このようなXPMによるWDM信号光の劣化を抑える技術としては、波長の隣接する光信号のビットパターン同士が光ファイバの有効長内で互いに1/2ビット周期以上のウォークオフを生じるように、光送信器の波長を配置してXPMの発生を抑える技術がある。(例えば、下記の特許文献1参照)。また、波長の隣接する光信号に対して送信時に互いに異なる波長分散を付与し、その波長分散および光伝送路の波長分散を受信側で補償することで、隣接する光信号間の漏話を抑圧する技術も知られている(例えば、下記の特許文献2参照)。
なお、光ファイバの非線形効果としては、上記のSPMおよびXPMの他に四光波混合(Four Wave Mixing;FWM)もある。このFWMについては、WDM信号光の各光チャネルの間の伝播速度に適度の差をつけることにより、その発生を回避することができる。具体的には、例えば、−2ps/nm/km程度の波長分散を有する光ファイバを用いることで、FWMの発生を回避することが可能になる。
また、光信号の変調方式に関して、近年、さらに受信感度を改善するために、光の位相に情報を載せるRZ−DPSK(Differential Phase Shift Keying)方式の適用が検討されている(例えば、下記の非特許文献1参照)。このRZ−DPSK方式では、光送受信器の構成はRZ方式に比べて更に複雑になるものの、受信感度はRZ方式に比べほぼ3dB改善することが期待されている。
前述したアップグレード方法において、上記のRZ−DPSK方式を増設光チャンネルに適用することを考えると、RZ−DPSK方式の光信号はスペクトル広がりが小さいため、RZ方式よりも高密度に光信号を配置できるという利点が予想される。また、伝送路の累積分散が大きく、RZ方式では大きなペナルティが生じてしまい所要の伝送品質を確保できない場合でも、RZ−DPSK方式は受信感度がよいので、RZ−DPSK方式の光信号が増設可能になることもある。
特開平7−66779号公報 特開2000−183815号公報 J.-X. Cai et al., "RZ-DPSK Field Trial Over 13100 km of Installed Non-Slope-Matched Submarine Fibers", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL.23, NO.1, JANUARY 2005, pp95-103.
しかしながら、前述した従来のアップグレード方法において、増設する光信号に対してRZ−DPSK等の位相変調方式の適用を想定した場合に、増設する光信号に波長領域で隣接する既存の光信号の変調方式が位相変調ではなくRZ等の強度変調であると、その強度変調方式の光信号との相互作用によって、増設する位相変調方式の光信号の伝送特性が劣化してしまう可能性がある。すなわち、位相変調方式の光信号は光の位相に情報を載せているが、隣接する強度変調方式の光信号からの相互位相変調(XPM)によって、位相変調方式の光信号の位相に、強度変調方式の光信号の情報が雑音として乗る可能性がある。このような現象が起きると、位相変調方式の光信号の伝送特性が劣化してしまうことになり問題となる。
上記の問題点について図13〜図15を参照しながら具体的に説明すると、まず、図13に示すように、RZ方式の光信号が隣接チャネルに与える位相変化量(太線)は、光波形(細線)のハイレベルに対応したデータ「1」とローレベルに対応したデータ「0」とで異なっている。一方、図14に示すように、RZ−DPSK方式の光信号が隣接チャネルに与える位相変化量は、データの「1」「0」に依存せず一定である。このため、図15に示すように、RZ−DPSK方式の光信号は、隣接するRZ方式の光信号から受ける位相変化の影響により位相変調がかけられたような外乱が与えられて信号劣化が発生する。このようなRZ−DPSK方式の光信号の劣化は、上述した隣接する光信号のビットパターンを考慮して波長配置を最適化するなどの従来技術を応用しても抑圧することが困難である。
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、位相変調方式の光信号が波長領域で隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の影響を低減し、良好な伝送特性を実現できる、WDM光伝送システムおよびWDM光伝送方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明のWDM光伝送システムは、少なくとも1波の強度変調方式の光信号および少なくとも1波の位相変調方式の光信号を含んだWDM信号光が光伝送路を介して送受信されるシステムであって、位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する強度変調方式の光信号の光波形を検出する光波形検出部と、前記光波形検出部で検出された光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態を判断し、その位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算する信号処理部と、前記信号処理部で計算された駆動波形に従い、前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかける位相変調部と、を備えて構成されるものである。
また、本発明のWDM光伝送方法は、少なくとも1波の強度変調方式の光信号および少なくとも1波の位相変調方式の光信号を含んだWDM信号光を光伝送路を介して送受信する方法であって、位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する強度変調方式の光信号の光波形を検出し、該検出した光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態を判断し、該判断した位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算し、該計算した駆動波形に従い、前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけるものである。
上記のようなWDM光伝送システムおよびWDM光伝送方法では、位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する強度変調方式の光信号の光波形が検出され、その検出結果を基に、光伝送路において位相変調方式の光信号が隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調(XPM)が判断され、その位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形が計算される。そして、その駆動波形に従った位相変調が、隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、位相変調方式の光信号に付加的にかけられることで、光伝送路で発生するXPMの補償が行われるようになる。
以上のような本発明のWDM光伝送システムおよびWDM光伝送方法によれば、位相変調方式の光信号が波長領域で隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の影響を低減することができるため、良好な伝送特性を実現することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、全図を通して同一の符号は同一または相当部分を示すものとする。
図1は、本発明の第1実施形態によるWDM光伝送システムの主要部の構成を示す図である。
図1において、本実施形態のWDM光伝送システムは、上述した伝送容量を増大させるためのアップグレード方法における、既存の光信号を光伝送路に送信するための構成として、例えば、波長の異なるRZ方式の光信号(光チャネル)CH1,CH2,CH3,CH4を送信するRZ光送信器111,112,113,114と、各RZ光送信器111〜114から出力される光信号CH1〜CH4を合波する合波器12と、該合波器12からの出力光を所要のレベルまで増幅して光伝送路10に送る光増幅器13と、を備える。
また、上記RZ方式の光信号CH1〜CH4に対して、位相変調方式の光信号を増設するための構成として、例えば、波長の異なるRZ−DPSK方式の光信号CH5,CH6,CH7,CH8を送信するRZ−DPSK光送信器145,146,147,148と、各RZ−DPSK光送信器145〜148から出力される光信号CH5〜CH8を合波する合波器15と、該合波器15からの出力光を所要のレベルまで増幅する光増幅器16と、上記の光増幅器13から光伝送路10に向けて送られるRZ方式の光信号CH1〜CH4、および、光増幅器16から出力されるRZ−DPSK方式の光信号CH5〜CH8を一旦合波した後に2つに分岐して出力する光カプラ(CPL)17と、該光カプラ17から出力される一方の分岐光(光信号CH1〜CH8を含んだWDM信号光)を所要のレベルまで増幅して光伝送路10に送る光増幅器18と、を備える。
さらに、RZ−DPSK方式の光信号が隣接するRZ方式の光信号から受ける位相変調の影響を低減するための構成として、光増幅器13から出力されるRZ方式の光信号CH1〜CH4を予め設定した分岐比で2つの分岐する光カプラ(CPL)21と、該光カプラ21の一方の出力ポートと光カプラ17の入力ポートとの間の光路上に挿入された光遅延素子(DL)22と、光カプラ21の他方の出力ポートから出力される光信号CH1〜CH4より、RZ−DPSK方式の光信号CH5に対して波長の隣接する光信号CH4を抽出する光フィルタ(FIL)23と、該光フィルタ23で抽出された光信号CH4を電気信号に変換する光電変換素子(O/E)24と、光カプラ17から出力される他方の分岐光を用いて、RZ方式の光信号CH4とRZ−DPSK方式の光信号CH5との同期状態を検出する位相比較部25と、光電変換素子24および位相比較部25からそれぞれ出力される電気信号を基に、光伝送路10で発生する相互位相変調(XPM)を打ち消すための位相変調の駆動波形を計算する信号処理部26と、光信号CH5に対応したRZ−DPSK光送信器145と合波器15の間の光路上に挿入された位相変調器27と、信号処理部26で計算された駆動波形に従って位相変調器27を駆動するドライバ回路(DRV)28と、を備える。
上記のような構成のWDM光伝送システムにおいて、光伝送路10に送信されるWDM信号光の波長配置は、例えば図2に示すように、光チャネルCH1からCH4までが既存のRZ方式の光信号であり、それらよりも長波長側の領域に、増設するRZ−DPSK方式の光チャネルCH5からCH8までが配置されるものとする。このようなWDM信号光の波長配置では、RZ方式の光チャネルCH4とRZ−DPSK方式の光チャネルCH5とが波長領域で隣接することになる。
なお、本発明における既存の光信号および増設する光信号の波長配置は、上記の一例に限定されるものではなく、例えば上述の図12に示したように既存光チャネルの短波長側および長波長側にそれぞれ増設光チャネルを配置するようにしてもよい。図12の波長配置の場合、既存の光信号CH1および増設する光信号CH6、並びに、既存の光信号CH4および増設する光信号CH7が波長領域で隣接することになる。また、上記のようなWDM信号光の波長配置は、基本的に、海底光ケーブルシステム等のアップグレードを想定して、既存の光信号の波長帯域外に増設する光信号を配置するようにしているが、例えば、陸上光メトロネットワーク等のようにネットワーク上で光信号のアド・ドロップやクロスコネクトが行われることで、位相変調方式の光信号と強度変調方式の光信号とが隣接した波長配置となるような場合にも、本発明の適用が有効である。
次に、上記の図1に示したWDM光伝送システムの動作について、RZ−DPSK方式の光信号CH5がRZ方式の光信号CH4から受ける位相変調(XPM)の影響を低減するための方法を中心に詳しく説明する。
本WDM光伝送システムでは、RZ−DPSK方式の光信号CH5が波長の隣接するRZ方式の光信号CH4から受ける位相変調の影響を補償するために、光伝送路10で発生するXPMを打ち消す位相変調が、RZ−DPSK方式の光信号CH5に対して付加的にかけられる。このようなXPMを打ち消す位相変調を実現するためには、光伝送路10に送られるRZ方式の光信号CH4のデータを知ることが必要となる。
このため、ここでは光増幅器13から出力される、光信号CH1〜CH4が合波されたWDM信号光の一部が、光カプラ21で分岐され、その分岐光が光フィルタ23に与えられる。光フィルタ23は光信号CH4の波長に対応した透過帯域を有しており、光カップラ21で分岐されたWDM信号光より光信号CH4が抽出される。そして、光フィルタ23で抽出された光信号CH4が、光電変換素子24で電気信号に変換され、その電気信号が信号処理部26に送られる。
信号処理部26では、光電変換素子24からの電気信号に基づいて、光伝送路10でのXPMを打ち消す位相変調の駆動波形が計算される。この計算は、光伝送路10の波長分散特性を考慮して行われ、具体的には、次の(A)〜(C)に関する情報を用いて実行される。
(A)光信号CH5に位相変調を起こすXPMの大きさ
(B)光信号CH5に影響を与える光信号の波形
(C)光伝送路10の波長分散および損失特性
上記(A)の情報は、光伝送路10の非線形定数γと、光電変換素子24からの電気信号によって示される光信号CH4のパワーpとの積(γ×p)を計算することで得られる。また、(B)の情報は、隣接する光信号CH4のRZ波形、すなわち、光電変換素子24からの電気信号の波形より得られる。さらに、(C)の情報は、光伝送路10の特性データ等を参照することで得られる。上記(A)および(B)の情報を基に、光伝送路10のある地点で発生するXPMの発生量を計算することが可能であり、その計算結果と(C)の情報とを用いることにより、隣接する光信号CH4からの影響を受けて光信号CH5に発生する位相変調の波形が求められる。そして、その位相変調の波形の極性を反転させることにより、RZ方式の光信号CH4から受けるXPMを打ち消すために光信号CH5に付加的にかける位相変調の駆動波形が計算される。
なお、ここでは光信号CH4の波形情報を得るために、光カプラ21および光フィルタ23を用いてWDM信号光から光信号CH4を抽出し、それを光電変換素子24で電気信号に変換するようにしたが、光信号CH4を発生するRZ光送信器114に対してデータ信号として与えられる電気信号を別途取り出すことが可能であれば、そのデータ信号を光電変換素子24からの電気信号に代えて信号処理部26に与えるようにしてもよい。
また、上記の信号処理部26で求められる、隣接する光信号CH4からの影響を受けて光信号CH5に発生する位相変調の波形は、上述の図15に太線で示したような波形に相当することになり、当該波形は図13に細線で示したRZ信号の光パルス波形とほぼ同じ形状になる。このため、光信号CH4を発生するRZ光送信器114の駆動信号を取り出して、その駆動波形を光信号CH5に付加的にかける位相変調の駆動波形として用いるようにしても、光信号CH4から受けるXPMを低減させる効果は十分に得られる。上記のような構成を適用すれば、簡略な構成により位相変調の駆動波形を決めることが可能になる。
上記のようにして信号処理部26で光信号CH5に対する位相変調の駆動波形が計算されると、その駆動波形を示す駆動制御信号がドライバ回路28に伝えられ、RZ−DPSK光送信器145の後段に設けられた位相変調器27が上記の駆動波形に従って駆動される。これにより、RZ−DPSK光送信器145から出力される光信号CH5に対して、光信号CH4から受けるXPMを打ち消すための位相変調が付加的にかけられる。
このときの光信号CH5に対する位相変調は、RZ方式の光信号CH4のデータに時間的に同期させる必要がある。このため、本実施形態では光カプラ21の後段に光遅延素子22を設け、RZ方式の光信号CH1〜CH4が光伝送路10に送出される時間が、信号処理部26での計算処理に要する時間に応じて遅れるようにしている。なお、光遅延素子22は、例えばファイバ遅延線などを用いて実現することが可能である。また、RZ方式の光信号CH4のデータのタイミングに対して、RZ−DPSK方式の光信号CH5にかけられた位相変調のタイミングが同期しているか否かを位相比較部25で検出し、その結果が信号処理部26にフィードバックされるようにしている。
図3は、上記位相比較部25の具体的な構成の一例を示す図である。この構成例では、図1に示した光カプラ17から出力されるWDM信号光が、さらに光カプラ(CPL)25Aに入力されて2つに分岐され、一方の分岐光が光フィルタ(FIL)25Bに送られ、他方の分岐光が光フィルタ(FIL)25Cに送られる。光フィルタ25Bでは、光カプラ25Aからの分岐光より光信号CH4が抽出され、その光信号CH4がRZ光受信器(RZ−RX)25Dで受信処理される。また、光フィルタ25Cでは、光カプラ25Aからの分岐光より光信号CH5が抽出され、その光信号CH5がRZ−DPSK光受信器(RZ−DPSK−RX)25Eで受信処理される。そして、RZ光受信器25DおよびRZ−DPSK光受信器25Eからそれぞれ出力される各受信信号が位相比較回路25Fに与えられ、各々の信号の位相比較が行われることにより、光信号CH5に対して付加的にかけられた位相変調のタイミングが光信号CH4の位相(データのタイミング)に同期しているかがモニタされ、そのモニタ結果が図1に示した信号処理部26にフィードバックされる。
なお、この位相比較回路25Fでの位相比較を実現するためには、例えば、RZ−DPSK方式の光信号CH5のデータを所要期間すべて「1」にすると共に、XPMを打ち消すための位相変調の振幅をπにして、位相比較を行うようにすればよい。
位相比較回路25Fでのモニタ結果がフィードバックされた信号処理部26では、光信号CH5にかけられる位相変調のタイミングと光信号CH4のデータのタイミングとが同期するように、ドライバ回路28に出力する駆動制御信号のタイミング調整が行われる。これにより、光カプラ17から光伝送路10に向けて送出される、RZ方式の光信号CH4、RZ−DPSK方式の光信号CH5および光信号CH5に付加的にかけられた位相変調は、例えば図4に示すような位相関係になり、光信号CH4のパルス波形(上段)に対して、タイミングが同期し極性が反転した位相変調(下段)が光信号CH5にかけられるようになる。なお、図4の一例では、光信号CH4のパルス波形(上段)と光信号CH5のパルス波形(中段)とについても同期がとられているが、光信号CH4のパルス波形と光信号CH5に付加的にかけられる位相変調との同期がとられていれば、各光信号CH4,CH5のパルス波形間にタイミングのずれが生じていても構わない。
上記のように第1実施形態のWDM光伝送システムによれば、RZ−DPSK方式の光信号CH5に対して、隣接するRZ方式の光信号CH4から受けるXPMを打ち消すための位相変調を付加的にかけるようにしたことで、増設する光信号の変調方式にRZ−DPSK方式を適用してアップグレードを行う場合でも、良好な伝送特性を実現することが可能になる。
なお、上記の第1実施形態では、光遅延素子22として遅延量が固定のものを用いる一例を示したが、遅延量が可変の光遅延素子を用いて、光信号CH4と光信号CH5の間の位相(遅延)を調整するようにしてもよい。上記の遅延量が可変の光遅延素子としては、例えば、石英導波路をヒーター等で加熱することにより遅延量を変化させるものなどを利用することが可能である。このような構成を適用することにより、RZ方式の光信号CH4のデータのタイミングと、RZ−DPSK方式の光信号CH5に付加される位相変調のタイミングとをより確実に同期させることができる。
また、RZ−DPSK光送信器145の後段に位相変調器27を設けて、隣接するRZ方式の光信号CH4から受けるXPMを打ち消すための位相変調を光信号CH5にかけるようにした構成例を示したが、例えば図5に示すように、RZ−DPSK光送信器145内の位相変調器14Bを利用して、XPMを打ち消すための位相変調を行うことも可能である。具体的に、図5の構成例では、連続光を出力する光源(LD)14Aの後段に位相変調器(PM)14Bおよび強度変調器(IM)14Cが縦列接続されており、データ信号DATAに従って差動符号化回路14Dで生成されたDPSK方式の変調信号がドライバ回路(DRV)14Eに与えられ、そのドライバ回路14Eから出力される駆動信号と、上述した信号処理部26で計算した駆動波形に従ってドライバ回路28から出力される駆動信号とが加算器14Fに与えられ、加算された駆動信号によって位相変調器14Bが駆動される。これにより、光源14Aからの連続光がデータ信号DATAに従ってDPSK変調されると同時に、XPMを打ち消す位相変調が付加的にかけられる。そして、位相変調器14Bで位相変調された光信号が強度変調器14Cでクロック信号CLKに従って強度変調されることでRZパルス化される。これにより、隣接するRZ方式の光信号CH4から受けるXPMを打ち消すための位相変調が付加的にかけられたRZ−DPSK方式の光信号CH5がRZ−DPSK光送信器145から直接出力されるようになる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態によるWDM光伝送システムの主要部の構成を示す図である。
図6において、本実施形態のWDM光伝送システムは、上述の図1に示した第1実施形態の構成について、光送信端局1から光伝送路10に送信されたWDM信号光を光受信端局5で受信し、該光受信端局5で検出されるRZ−DPSK方式の光信号CH5に関する誤り率情報を光送信端局1の信号処理部26に伝達し、その誤り率情報に基づいて、RZ−DPSK方式の光信号CH5に付加的にかける位相変調の平均的な度合い(位相変調器27の駆動振幅)を調整するようにしたものである。なお、光送信端局1の構成は、上述した第1実施形態の場合と基本的に同様である。
光受信端局5では、光伝送路10を伝送されたWDM信号光が光増幅器51で所要のレベルまで増幅された後に光カプラ(CPL)52で2つに分岐される。光カプラ52から出力される一方の分岐光は、光増幅器53で所要のレベルまで増幅された後に、アレイ導波路回析格子(Arrayed Waveguide Grating;AWG)等を用いた分波器54でRZ方式の光信号CH1〜CH4にそれぞれ分波され、各光信号CH1〜CH4に対応したRZ光受信器(RZ−RX)55〜55で受信処理される。また、光カプラ52から出力される他方の分岐光も、光増幅器56で所要のレベルまで増幅された後に、AWG等を用いた分波器57でRZ−DPSK方式の光信号CH5〜CH8にそれぞれ分波され、各光信号CH5〜CH8に対応したRZ−DPSK光受信器(RZ−DPSK−RX)55〜55で受信処理される。そして、光信号CH5に対応したRZ−DPSK光受信器55で検出される誤り率情報が、例えば、図示しない対向回線を伝送される監視制御光などを利用して、光送信端局1の信号処理26に伝達される。なお、光信号CH5の誤り率情報を送信側に伝達する手段は上記の一例に限定されるものではない。
上記のような構成のWDM光伝送システムにおいて、光伝送路10で発生するXPMの大きさは、波長の隣接する2つの光信号の相対的な偏光状態に応じて変化する。具体的には、2つの光信号の偏光状態が同一のときにXPMが最大となり、2つの光信号の偏光状態が直交するときにXPMが最小となる。光伝送路10中の光信号の偏光状態は時間的に変動するため、光伝送路10で発生するXPMの大きさも時間的に変動し、そのXPMの変動による影響は受信端で検出される誤り率に現れる。よって、光伝送路10で実際に発生しているXPMの大きさと、そのXPMを打ち消すために送信側で光信号CH5に対して付加的にかけられる位相変調の大きさ(平均的な度合い)との間にずれが生じると、受信側で検出される光信号CH5の誤り率が上昇するようになる。
そこで、本実施形態では、受信側で検出される光信号CH5の誤り率情報を送信側の信号処理部26にフィードバックして、該信号処理部26で計算される位相変調の駆動波形について、受信側での誤り率ができるだけ低くなるように、駆動波形の振幅が調整される。この振幅の調整は、ディザリング等により駆動振幅を僅かに変動させて誤り率が低下する駆動振幅の変化方向を判断して駆動振幅の最適化を図るようにするのがよい。これにより、光伝送路10で発生するXPMの大きさが時間的に変動しても、それに追随してXPMを打ち消すための位相変調を光信号CH5にかけることができるようになる。
上記のように第2実施形態のWDM光伝送システムによれば、受信側で検出される誤り率情報を送信側にフィードバックして、RZ−DPSK方式の光信号CH5に付加的にかけられる位相変調の平均的な度合い(駆動信号の振幅)を調整するようにしたことで、光伝送路10で発生するXPMをより高い精度で補償することができ、より一層良好な伝送特性を実現することが可能になる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
上述した第1および第2実施形態では、送信側において、隣接するRZ方式の光信号CH4をモニタし、そのモニタ結果を基に光伝送路10で発生するXPMを打ち消すための位相変調をRZ−DPSK方式の光信号CH5に対して付加的にかけるようにした。しかしながら、例えば図7に示すようなネットワーク構成により、RZ方式の光信号CH1,CH2およびRZ−DPSK方式の光信号CH3を3つの距離の離れた端局A〜Cの間で送受信する場合、端局Cにおいては、RZ−DPSK方式の光信号を位相変調するために必要なRZ方式の光信号に関する情報を送信側で得ることが困難になる。このような場合には、受信側でRZ−DPSK方式の光信号に対する位相変調を行うようにすればよい。そこで、第3実施形態では上記の場合に対応した応用例を説明することにする。
図8は、本発明の第3実施形態によるWDM光伝送システムの主要部の構成を示す図である。
図8に示すWDM光伝送システムでは、例えば、上述の図2に示した場合と同様にしてRZ方式の光信号CH1〜CH4およびRZ−DPSK方式の光信号CH5〜CH8が波長配置されたWDM信号光が光伝送路10中を伝送され、そのWDM信号光が受信端の光増幅器51で所要のレベルまで増幅された後、光カプラ(CPL)52によってここでは3つに分岐される。光カプラ52の第1ポートから出力される分岐光は、光増幅器53で所要のレベルまで増幅された後に、AWG等を用いた分波器54でRZ方式の光信号CH1〜CH4にそれぞれ分波され、各光信号CH1〜CH4に対応したRZ光受信器(RZ−RX)551〜554で受信処理される。
また、光カプラ52の第2ポートから出力される分岐光は、光遅延素子(DL)61を通過して光増幅器56で所要のレベルまで増幅された後に、AWG等を用いた分波器57でRZ−DPSK方式の光信号CH5〜CH8にそれぞれ分波され、光信号CH5は位相変調器66を介してRZ−DPSK光受信器(RZ−DPSK−RX)58で受信処理され、他の光信号CH6〜H8は各々に対応したRZ−DPSK光受信器58〜58に直接与えられて受信処理される。
さらに、光カプラ52の第3ポートから出力される分岐光は、光信号CH4の波長に対応した透過帯域を有する光フィルタ(FIL)62に与えられて光信号CH4のみが抽出され、その光信号CH4が光電変換素子(O/E)63で電気信号に変換されて、信号処理部64に送られる。信号処理部64では、光電変換素子63からの電気信号に基づいて、光信号CH5が隣接する光信号CH4から受けたXPMを打ち消す位相変調の駆動波形が計算される。なお、信号処理部64における駆動波形の計算方法は、上述した第1実施形態の信号処理部26における計算方法と同様であるので、ここでの説明は省略する。そして、信号処理部64で位相変調の駆動波形が計算されると、その駆動波形を示す駆動制御信号がドライバ回路(DRV)65に伝えられ、RZ−DPSK光受信器585の前段に設けられた位相変調器66が上記の駆動波形に従って駆動される。これにより、受信したRZ−DPSK方式の光信号CH5に対して、隣接する光信号CH4から受けたXPMを打ち消す位相変調がかけられ、XPMの影響が補償された光信号CH5がRZ−DPSK光受信器585に与えられる。
上記RZ−DPSK方式の光信号CH5への位相変調は、光電変換素子63でモニタされるRZ方式の光信号CH4のデータに時間的に同期させる必要がある。このため、本実施形態では光カプラ52と光増幅器56の間の光路上に光遅延素子61を設け、RZ−DPSK方式の光信号CH5が位相変調器66に入力される時間が、信号処理部64での計算処理に要する時間に応じて遅れるようにしている。
上記のように第3実施形態のWDM光伝送システムによれば、送信側においてRZ−DPSK方式の光信号CH5に隣接するRZ方式の光信号CH4に関する情報を得ることが困難な場合でも、受信側において光信号CH4をモニタして光伝送路10で発生したXPMを打ち消すための位相変調を光信号CH5にかけるようにすることで、上述した第1実施形態の場合と基本的に同様の効果を得ることが可能である。
なお、上述した第1〜第3実施形態では、既存のRZ方式の光信号CH1〜CH4のうち、増設するRZ−DPSK方式の光信号CH5に波長領域で隣接する1波の光信号CH4だけから受けるXPMの影響を考慮して、RZ−DPSK方式の光信号CH5に付加的な位相変調をかけるようにしたが、本発明はこれに限らず、2波以上のRZ方式の光信号から受けるXPMの影響を考慮して、RZ−DPSK方式の光信号CH5への位相変調を行うようにしてもよい。
図9は、上述した第1実施形態について、RZ−DPSK方式の光信号CH5に隣接するRZ方式の光信号CH4およびその隣の光信号CH3から受けるXPMの影響を考慮した場合の構成例である。この構成例では、光カプラ21で分岐された光がさらに光カプラ21’で2つに分岐され、一方の分岐光から光フィルタ23で光信号CH4が抽出され、他方の分岐光から光フィルタ23’で光信号CH3が抽出される。そして、抽出された各光信号CH4,CH3が光電変換素子2,2’で電気信号に変換された後に信号処理部26に送られることで、各光信号CH4,CH3から受けるXPMを打ち消すための位相変調の駆動波形がそれぞれ計算され、各々の駆動波形を足し合わせた信号によって位相変調器27が駆動されることで、RZ−DPSK方式の光信号CH5に付加的な位相変調がかけられる。このような構成によれば、光伝送路10で発生するXPMの影響をより高い精度で補償することが可能になる。
また、上述した第1〜第3実施形態では、既存の光信号の強度変調方式としてRZ方式、増設する光信号の位相変調方式としてRZ−DPSK方式を採用した一例について説明したが、本発明における光信号の変調方式は上記の一例に限定されるものではない。例えば、NRZ方式などの公知の強度変調方式の光信号と、DPSK方式、CSRZ(Carrier Suppressed Return to Zero)−DPSK方式、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)方式、RZ−DQPSK方式、CSRZ−DQPSK方式、CP−FSK(Continuous Phase-Frequency Shift Keying)方式などの公知の位相(および周波数)変調方式の光信号との任意の組み合わせについて本発明は有効である。
以上、本明細書で開示した主な発明について以下にまとめる。
(付記1) 少なくとも1波の強度変調方式の光信号および少なくとも1波の位相変調方式の光信号を含んだWDM信号光が光伝送路を介して送受信されるWDM光伝送システムであって、
位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する強度変調方式の光信号の光波形を検出する光波形検出部と、
前記光波形検出部で検出された光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態を判断し、その位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算する信号処理部と、
前記信号処理部で計算された駆動波形に従い、前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかける位相変調部と、
を備えて構成されたことを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記2) 付記1に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光波形検出部は、前記隣接する強度変調方式の光信号が前記光伝送路に送出される前の段階に、当該光信号の波形を検出し、
前記位相変調部は、前記信号処理部で計算された駆動波形に従い、前記光伝送路に送出される前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけ、その光信号を前記光伝送路に送出することを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記3) 付記2に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光伝送路に送出される、前記位相変調方式の光信号および前記隣接する強度変調方式の光信号の位相を比較し、前記位相変調方式の光信号に付加的にかけられた位相変調が前記隣接する強度変調方式の光信号に同期しているか否かを検出する位相比較部を備えたことを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記4) 付記2に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光波形検出部および前記信号処理部における処理に要する時間に応じて、前記光伝送路に送出される前記強度変調方式の光信号を遅延させる光遅延素子を備えたことを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記5) 付記4に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光遅延素子は、遅延量が可変であることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記6) 付記2に記載のWDM光伝送システムであって、
前記位相変調部は、前記位相変調方式の光信号を生成する光送信器の出力端に接続された位相変調器を有し、該位相変調器を前記信号処理部で計算された駆動波形に従って駆動することにより、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記7) 付記2に記載のWDM光伝送システムであって、
前記位相変調部は、前記位相変調方式の光信号を生成する光送信器内に備えられた位相変調器を利用して、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記8) 付記2に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光伝送路を伝送された後の前記位相変調方式の光信号の誤り率情報を取得して前記信号処理部に伝達する誤り率情報伝達部を備え、
前記信号処理部は、前記誤り率情報伝達部からの誤り率情報に基づいて、伝送後の誤り率が最小になるように、計算した位相変調の駆動波形の振幅を調整することを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記9) 付記1に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光波形検出部は、前記光伝送路を伝送された後の前記隣接する強度変調方式の光信号の波形を検出し、
前記位相変調部は、前記信号処理部で計算された駆動波形に従い、前記光伝送路を伝送された後の前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記光伝送路を伝送された後の前記位相変調方式の光信号に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記10) 付記9に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光波形検出部および前記信号処理部における処理時間に応じて、前記光伝送路を伝送された後の前記位相変調方式の光信号を遅延させる光遅延素子を備えたことを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記11) 付記10に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光遅延素子は、遅延量が可変であることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記12) 付記1に記載のWDM光伝送システムであって、
前記光波形検出部は、位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する複数の強度変調方式の光信号の光波形をそれぞれ検出し、
前記信号処理部は、前記光波形検出部で検出された各光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する複数の強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態をそれぞれ判断し、各々の位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算し、
前記位相変調部は、前記信号処理部で計算された各駆動波形を足し合わせた駆動波形に従い、前記隣接する複数の強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記13) 付記1に記載のWDM光伝送システムであって、
前記強度変調方式の光信号は、RZ方式およびNRZ方式のうちのいずれか1つを適用した光信号であることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記14) 付記1に記載のWDM光伝送システムであって、
前記位相変調方式は、DPSK方式、RZ−DPSK方式、CSRZ−DPSK方式、DQPSK方式、RZ−DQPSK方式、CSRZ−DQPSK方式およびCP−FSK方式のうちのいずれか1つを適用した光信号であることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記15) 少なくとも1波の強度変調方式の光信号および少なくとも1波の位相変調方式の光信号を含んだWDM信号光を光伝送路を介して送受信するWDM光伝送方法であって、
位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する強度変調方式の光信号の光波形を検出し、
該検出した光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態を判断し、
該判断した位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算し、
該計算した駆動波形に従い、前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送方法。
本発明の第1実施形態によるWDM光伝送システムの主要部の構成を示す図である。 上記第1実施形態におけるWDM信号光の波長配置の一例を示す図である。 上記第1実施形態における位相比較部の具体的な構成例を示す図である。 上記第1実施形態におけるRZ信号、RZ−DPSK信号およびRZ−DPSK信号にかけられた位相変調の位相関係を説明するための図である。 上記第1実施形態に関連し、RZ−DPSK光送信器内の位相変調器を利用してXPMを打ち消すための位相変調を行うようした変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態によるWDM光伝送システムの主要部の構成を示す図である。 送信側でRZ−DPSK信号に位相変調をかけることが困難なネットワークの構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態によるWDM光伝送システムの主要部の構成を示す図である。 複数のRZ信号から受けるXPMを打ち消すための位相変調をRZ−DPSK信号にかけるようにした応用例の構成を示すブロックである。 従来のアップグレード方法におけるWDM光伝送システムの初期の構成例を示す図である。 従来のアップグレード方法におけるアップグレード後のWDM光伝送システムの構成例を示す図である。 従来のアップグレード方法におけるWDM信号光の波長配置の一例を示す図である。 RZ信号が隣接チャネルに与える位相変化の一例を示す図である。 RZ−DPSK信号が隣接チャネルに与える位相変化の一例を示す図である。 RZ−DPSK信号が隣接するRZ信号から受ける位相変化の一例を示す図である。
符号の説明
1…光送信端局
5…光受信端局
10…光伝送路
111〜114…RZ光送信器
12,15…合波器
13,16,18,51,53,56…光増幅器
145〜148…RZ−DPSK光送信器
17,21,21’,52…光カプラ
22,61…光遅延素子
23,23’,62…光フィルタ
24,24’,63…光電変換素子
25…位相比較部
26,64…信号処理部
27,66…位相変調器
28,65…ドライバ回路
54,57…分波器
551〜554…RZ光受信器
585〜588…RZ−DPSK光受信器

Claims (9)

  1. 少なくとも1波の強度変調方式の光信号および少なくとも1波の位相変調方式の光信号を含んだWDM信号光が光伝送路を介して送受信されるWDM光伝送システムであって、
    位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する強度変調方式の光信号の光波形を検出する光波形検出部と、
    前記光波形検出部で検出された光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態を判断し、その位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算する信号処理部と、
    前記信号処理部で計算された駆動波形に従い、前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかける位相変調部と、
    を備えて構成されたことを特徴とするWDM光伝送システム。
  2. 請求項1に記載のWDM光伝送システムであって、
    前記光波形検出部は、前記隣接する強度変調方式の光信号が前記光伝送路に送出される前の段階に、当該光信号の波形を検出し、
    前記位相変調部は、前記信号処理部で計算された駆動波形に従い、前記光伝送路に送出される前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけ、その光信号を前記光伝送路に送出することを特徴とするWDM光伝送システム。
  3. 請求項2に記載のWDM光伝送システムであって、
    前記光波形検出部および前記信号処理部における処理に要する時間に応じて、前記光伝送路に送出される前記強度変調方式の光信号を遅延させる光遅延素子を備えたことを特徴とするWDM光伝送システム。
  4. 請求項2に記載のWDM光伝送システムであって、
    前記位相変調部は、前記位相変調方式の光信号を生成する光送信器の出力端に接続された位相変調器を有し、該位相変調器を前記信号処理部で計算された駆動波形に従って駆動することにより、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
  5. 請求項2に記載のWDM光伝送システムであって、
    前記位相変調部は、前記位相変調方式の光信号を生成する光送信器内に備えられた位相変調器と共通の位相変調器を利用して、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
  6. 請求項2に記載のWDM光伝送システムであって、
    前記光伝送路を伝送された後の前記位相変調方式の光信号の誤り率情報を取得して前記信号処理部に伝達する誤り率情報伝達部を備え、
    前記信号処理部は、前記誤り率情報伝達部からの誤り率情報に基づいて、伝送後の誤り率が最小になるように、計算した位相変調の駆動波形の振幅を調整することを特徴とするWDM光伝送システム。
  7. 請求項1に記載のWDM光伝送システムであって、
    前記光波形検出部は、前記光伝送路を伝送された後の前記隣接する強度変調方式の光信号の波形を検出し、
    前記位相変調部は、前記信号処理部で計算された駆動波形に従い、前記光伝送路を伝送された後の前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記光伝送路を伝送された後の前記位相変調方式の光信号に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
  8. 請求項1に記載のWDM光伝送システムであって、
    前記光波形検出部は、位相変調方式の光信号に対して短波長側および長波長側のうちのいずれかの側に隣接する複数の強度変調方式の光信号の光波形をそれぞれ検出し、
    前記信号処理部は、前記光波形検出部で検出された各光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する複数の強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態をそれぞれ判断し、各々の位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算し、
    前記位相変調部は、前記信号処理部で計算された各駆動波形を足し合わせた駆動波形に従い、前記隣接する複数の強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送システム。
  9. 少なくとも1波の強度変調方式の光信号および少なくとも1波の位相変調方式の光信号を含んだWDM信号光を光伝送路を介して送受信するWDM光伝送方法であって、
    位相変調方式の光信号に波長領域で隣接する強度変調方式の光信号の光波形を検出し、
    該検出した光波形を基に、前記光伝送路において、前記位相変調方式の光信号が前記隣接する強度変調方式の光信号から受ける位相変調の状態を判断し、
    該判断した位相変調を打ち消すことが可能な位相変調の駆動波形を計算し、
    該計算した駆動波形に従い、前記隣接する強度変調方式の光信号に同期させて、前記位相変調方式の光信号に付加的に位相変調をかけることを特徴とするWDM光伝送方法。
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