JP6250144B2 - マルチブランチフィルタバンク構造を用いた波長分散補償モジュールを有する光受信機 - Google Patents

マルチブランチフィルタバンク構造を用いた波長分散補償モジュールを有する光受信機 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年5月31日に出願された、「OPTICAL RECEIVER HAVING A CHROMATIC−DISPERSION COMPENSATION MODULE WITH A MULTIBRANCH FILTER−BANK STRUCTURE」と題された米国仮出願第61/829,448号の優先権を主張するものである。
本開示は、光通信装置に関し、より詳細には、これに限らないが、波長分散(CD)補償処理を実行するように構成された光受信機に関する。
本節は、特許請求される(1つまたは複数の)特許のより深い理解を促進することに役立つ可能性がある事柄を導入する。したがって、本節の言説は、この観点で読まれるべきであり、従来技術にあるものまたは従来技術にないものについての承認と理解されるべきでない。
波長分散(CD)は、光ファイバ送信システムにおける最もよくある悪化のうちの1つである。コヒーレント送信において、CDは、たとえば、光受信機のバックエンドに置かれた特定用途向け集積回路(ASIC)として実装されたデジタル信号プロセッサを用いて補償される可能性がある。コヒーレント光受信機の設計者が解決しようと試みる技術的な問題のうちの1つは、ASICの(1つまたは複数の)CD補償モジュールで補償され得るCDの最大量を維持するかまたはさらには増やしながらそれらのCD補償モジュールの複雑さ(およびしたがってそれらに関連する電力消費)を減少させることである。
米国特許出願公開第2010/0158521号明細書 米国特許出願公開第2011/0038631号明細書 国際特許出願第PCT/US09/37746号 米国特許出願公開第2013/0230312号明細書 米国特許出願公開第2012/0057863号明細書 米国特許第8,260,154号明細書 米国特許第7,636,525号明細書 米国特許第7,266,310号明細書 米国特許第7,747,177号明細書 米国特許出願公開第2008/0152361号明細書 米国特許第7,734,191号明細書 米国特許第7,574,146号明細書 米国特許第7,424,651号明細書 米国特許第7,212,741号明細書 米国特許第6,683,855明細書
本明細書において開示されるのは、同等の実装の複雑さの従来技術のデバイスによって提供される分散補償の範囲よりも広い分散補償の範囲を提供するように構成された2つの並列の信号処理ブランチを用いた電子的な分散補償モジュールを有する光受信機のさまざまな実施形態である。例示的な実施形態において、信号処理ブランチのそれぞれは、補償される必要がある群遅延の異なるそれぞれの近似に従って構成される有限インパルス応答フィルタのそれぞれのバンクを含む。フィルタバンクによって使用される2つの群遅延の近似は、一方のステップ関数の隣接するステップの間の遷移部が他方のステップ関数の対応するステップの平坦な部分とスペクトル的に揃えられるようにしてそれぞれの複数の量子化されたステップをそれぞれが有する異なるそれぞれのステップ関数に依存する。フィルタバンクは、ステップ関数の隣接するステップの間の遷移部に関連する信号の歪みを減らすように設計された異なるそれぞれの周波数に依存する位相シフトおよび/または振幅スケーリングプロファイルを適用するようにさらに構成され得る。
一実施形態によれば、提供されるのは、光入力信号の複数の電気的なデジタル測定量を生成するために光入力信号を光基準信号と混合するように構成された光電気コンバータと、光入力信号に符号化されたデータを再生するために複数の電気的なデジタル測定量を処理するように構成されたデジタル回路とを含む装置である。デジタル回路は、複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために光入力信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第1の量子化された遅延を加えるようにそれぞれが構成された第1の複数の線形フィルタを有する第1の信号処理ブランチ、および複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために光入力信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第2の量子化された遅延を加えるようにそれぞれが構成された第2の複数の線形フィルタを有する第2の信号処理ブランチを含む。デジタル回路は、処理されたデジタル信号を生成するために第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応するデジタル信号を合成し、処理されたデジタル信号に基づいてデータを再生するように構成される。
別の実施形態によれば、提供されるのは、(A)受信された光信号に対応する群遅延の第1の近似を生成するステップであって、前記第1の近似が、第1のステップ関数に基づき、各ステップが、決まった振幅を有する、生成するステップと、(B)群遅延の第2の近似を生成するステップであって、前記第1の近似が、第2のステップ関数に基づき、各ステップが、決まった振幅を有し、前記第2のステップ関数が、第1のステップ関数と異なる、生成するステップと、(C)複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに第1のステップ関数から決定されたそれぞれの第1の量子化された遅延を加えるステップと、(D)複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに第2のステップ関数から決定されたそれぞれの第2の量子化された遅延を加えるステップと、(E)処理された電気デジタル信号に対する群遅延に関連する波長分散の影響を少なくとも部分的に補償するようにして処理された電気デジタル信号を生成するために、第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応する電気デジタル信号を合成するステップとを含む信号処理方法である。
さらに別の実施形態によれば、提供されるのは、受信された光信号に対応する群遅延の第1の近似を生成するための手段であって、前記第1の近似が、第1のステップ関数に基づき、各ステップが、決まった振幅を有する、生成するための手段と、群遅延の第2の近似を生成するための手段であって、前記第1の近似が、第2のステップ関数に基づき、各ステップが、決まった振幅を有し、前記第2のステップ関数が、第1のステップ関数と異なる、生成するための手段と、複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに第1のステップ関数から決定されたそれぞれの第1の量子化された遅延を加えるための手段と、複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに第2のステップ関数から決定されたそれぞれの第2の量子化された遅延を加えるための手段と、処理された電気デジタル信号に対する群遅延に関連する波長分散の影響を少なくとも部分的に補償するようにして処理された電気デジタル信号を生成するために、第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応する電気デジタル信号を合成するための手段とを含む装置である。
さまざまな開示される実施形態のその他の態様、特徴、および利点は、例として、下の詳細な説明および添付の図面からより十分に明らかになるであろう。
本開示のさまざまな実施形態が実施され得る光伝送システムのブロック図である。 本開示の実施形態による図1の光伝送システムで使用され得るデジタル回路のブロック図である。 本開示の実施形態による図2のデジタル回路で使用され得るCD補償モジュールのブロック図である。 本開示の実施形態による図2のデジタル回路で使用され得るCD補償モジュールのブロック図である。 本開示の実施形態による図3A−3BのCD補償モジュールで実施される信号処理を図式的に示す図である。 本開示の実施形態による図3A−3BのCD補償モジュールで使用され得るフィルタリングプロファイルを図式的に示す図である。 本開示の代替的な実施形態による図3A−3BのCD補償モジュールで使用され得るフィルタリングプロファイルを図式的に示す図である。 本開示の代替的な実施形態による図2のデジタル回路で使用され得るCD補償モジュールのブロック図である。 本開示のさらに別の代替的な実施形態による図2のデジタル回路で使用され得るCD補償モジュールのブロック図である。 本開示の代替的な実施形態による図3A−3BのCD補償モジュールで実施される信号処理を図式的に示す図である。
図1は、本開示のさまざまな実施形態が実施され得る光伝送システム100のブロック図を示す。システム100は、(i)コンステレーションシンボルを用いて光を変調し、(ii)結果として得られた光出力信号130を光伝送リンク140に加えるように構成された光送信機110を有する。システム100は、送信機110から光伝送リンク140を介して受信された対応する光入力信号130’を適切に処理して対応する元のデータを再生するように構成される光受信機190も有する。光伝送リンク140が、とりわけ波長分散を含むさまざまな信号の歪みを与えることによって信号130を130’に変えてしまうことに留意されたい。送信機110と受信機190との両方は、それぞれ、信号130を生成する処理および信号130’を復号する処理において同じ選択されたコンステレーションに依拠する。
送信機110は、ペイロードデータのデジタル(電気的)入力ストリーム102を受信し、そのデジタル(電気的)入力ストリーム102をデジタル信号プロセッサ(DSP)112に適用する。DSP112は、入力ストリーム102を処理してデジタル信号114−114を生成する。そのような処理は、たとえば、送信されるデータに冗長性を加える前方誤り訂正(FEC)符号化、および光入力信号130’をそのような前置補償がない場合よりも少なく歪ませるさまざまな形態の前置補償処理を含み得る。それぞれのシグナリング間隔(光シンボルまたはシンボル期間に対応するタイムスロットとも呼ばれる)において、信号114および114は、それぞれ、X偏光された(X−polarized)光を用いる送信を対象とする対応するコンステレーション点の同相(I)成分および直交(Q)成分を表すデジタル値を担う。同様に、信号114および114は、それぞれ、Y偏光された(Y−polarized)光を用いる送信を対象とする対応するコンステレーション点のI成分およびQ成分を表すデジタル値を運び、Y偏光(Y−polarization)はX偏光(X−polarization)と直交している。
送信機110の電気光(E/O)コンバータ(フロントエンド回路とも呼ばれることがある)116は、デジタル信号114−114を変調された光出力信号130に変換する。より詳細には、デジタルアナログコンバータ(DAC)118および118が、デジタル信号114および114をアナログ形式に変換して駆動信号IおよびQをそれぞれ生成する。そして、駆動信号IおよびQが、I−Q変調器124を駆動するために通常の方法で使用される。駆動信号IおよびQに基づいて、I−Q変調器124は、レーザ光源120によって供給される光のX偏光されたビーム122を変調し、それによって、変調された光信号126を生成する。
同様に、DAC118および118は、デジタル信号114および114をアナログ形式に変換して駆動信号IおよびQをそれぞれ生成する。駆動信号IおよびQに基づいて、I−Q変調器124は、レーザ光源120によって供給される光のY偏光されたビーム122を変調し、それによって、変調された光信号126を生成する。
代替的な実施形態において、レーザ光源120および120は、(i)X偏光された光を出力する光スプリッタの出力ポートがX偏光されたビーム122を提供するように構成され、(ii)Y偏光された光を出力する光スプリッタの出力ポートがY偏光されたビーム122を提供するように構成されるように光スプリッタに結合された単一のレーザ光源によって置き換えられ得る。
偏光ビームコンバイナ128は、変調された光信号126および126を合成して光出力信号130を生成する。
光出力信号130は、光伝送リンク140を介して伝送されているその他の光信号に当技術分野で知られているようにこの信号をアドするように構成された任意選択の光アドドロップマルチプレクサ(OADM:add−drop multiplexer)136に適用され得る。
リンク140は、たとえば、信号の減衰を和らげるために、リンクを通じて伝送されている光信号を増幅するように構成された複数の光増幅器144を有する増幅されたリンクであるものとして例示的に示される。唯1つの光増幅器を有するかまたはさらには光増幅器を持たない光リンクも代替的に使用され得ることに留意されたい。リンク140の意図された長さを伝播した後、光信号130は、光信号130’になり、光信号130’は、別の任意選択の光アドドロップマルチプレクサ、OADM146によってリンクからドロップされ、処理のために受信機190に導かれる。
受信機190は、光電気(O/E)コンバータ160、4つのアナログデジタルコンバータ(ADC)166−166、および光局部発振器(OLO)156を含むフロントエンド回路172を有する。O/Eコンバータ160は、(ii)SおよびRとラベル付けされた2つの入力ポートと、(ii)1から4とラベル付けされた4つの出力ポートとを有する。入力ポートSは、光信号130’を受信する。入力ポートRは、OLO156によって生成された光基準信号158を受信する。基準信号158は、信号のイントラダインまたはホモダイン検出を可能にするために信号130’の光搬送波周波数(波長)に十分に近い光搬送波周波数(波長)を有する。基準信号158は、たとえば、出力波長が入力信号130’の搬送波波長とほぼ同じである比較的安定した調節可能なレーザを用いて生成され得る。
O/Eコンバータ160は、入力信号130’と基準信号158とを混合して8つの混合光信号(図1に明示的に図示されていない)を生成するように動作する。それから、O/Eコンバータ160は、8つの混合光信号を、信号130’の2つの直交偏光成分に対応する複素数値を示す4つの電気信号162−162に変換する。たとえば、電気信号162および162は、それぞれ、信号130’のX偏光成分に対応するアナログ同相信号およびアナログ直交信号である可能性がある。同様に、電気信号162および162は、それぞれ、信号130’のY偏光成分に対応するアナログ同相信号およびアナログ直交信号である可能性がある。
一実施形態において、O/Eコンバータ160は、偏光分岐90度光ハイブリッド(PDOH:polarization−diverse 90−degree optical hybrid)であり、その8つの出力ポートにバランス型フォトディテクタ(balanced photo−detector)が結合されている。さまざまな好適なPDOHが、たとえば、California州FremontのOptoplex CorporationおよびMaryland州Silver SpringのCeLight,Inc.から市販されている。システム100のさまざまな実施形態のO/Eコンバータ160を実装するために使用され得るさまざまなO/Eコンバータに関するさらなる情報は、たとえば、米国特許出願公開第2010/0158521号および第2011/0038631号ならびに(2009年3月20日に出願された)国際特許出願第PCT/US09/37746号に開示されており、それらの特許出願のすべては、引用によりそれらの全体が本明細書に組み込まれている。
O/Eコンバータ160によって生成された電気信号162−162のそれぞれは、ADC166−166のうちの対応する1つでデジタル形式に変換される。任意選択で、電気信号162−162のそれぞれは、結果として得られる信号がデジタル形式に変換される前に、対応する増幅器(明示的に図示されていない)において増幅される可能性がある。それから、ADC166−166によって生成されたデジタル信号168−168は、送信機110に適用された元の入力ストリーム102のデータを再生するためにデジタル信号プロセッサ(DSP)170によって適切に処理される。
DSP170は、デジタル信号168−168を復号して元のペイロードデータ102を再生するように構成される。特に、DSP170は、たとえば、図2−9を参照して下でさらに説明されるようにCD補償(CDC)処理を実行するように構成される。CDC処理に加えて、DSP170は、(i)信号等化および(ii)搬送波およびデータ再生(CDR:carrier− and data−recovery)処理などのその他の信号処理を実行するように構成され得る。概して、信号等化は、光伝送リンクにおいて受信される光信号に及ぼされるさまざまなさらなる信号の悪化の悪影響を減らすことを目的とする。そのようなさらなる信号の悪化は、偏光歪み(PD:polarization distortion)、偏波モード分散(PMD)、相加性雑音、およびスペクトル歪みを含む可能性があるがこれらに限定されない。当業者は、これらの信号の悪化が局所的なメカニズムかもしくは分散したメカニズムかのどちらかによって、または両方の種類のメカニズムの組合せによって光リンクで生じる可能性があることを認めるであろう。概して、CDR処理は、受信機190が比較的低いBERで送信されたデータを再生することを可能にするために位相雑音および/または局部発振器の位相誤差の悪影響を減らすことを目的とする。本開示のさまざまな実施形態によるDSP170で実施され得るさらなる信号処理の説明は、たとえば、米国特許出願公開第2013/0230312号ならびに米国特許出願第13/628,412号(代理人整理参照番号811303−US−NP、2012年9月27日に出願)および第13/729,403号(代理人整理参照番号812179−US−NP、2012年12月28日に出願)に見ることができ、それらの特許出願のすべては、引用によりそれらの全体が本明細書に組み込まれている。
図2は、本開示の実施形態によるDSP170(図1)で使用され得るデジタル回路200のブロック図を示す。デジタル回路200は、図2においては、(i)デジタル信号168−168を受信し、(ii)再生されたデータストリーム102(図1も参照されたい)を生成するように構成されるものとして例示的に示される。代替的な実施形態においては、デジタル信号168−168をデジタル回路200に適用する前にそれらのデジタル信号168−168を調整するためにさらなる信号処理モジュールが使用される可能性がある。
理想的には、デジタル信号168−168は、それぞれ、光信号130の第1の偏光成分(たとえば、X)のIおよびQ成分を表し、デジタル信号168−168は、それぞれ、入力信号の第2の偏光成分(たとえば、Y)のIおよびQ成分を表す。しかし、概して、光リンクの悪化、受信機の実装の不完全さ、および構成の不正確さが、デジタル信号168−168のそれぞれをさまざまな信号の歪みおよび/または(信号126および126などの)元の偏光成分の両方からの寄与を有する畳み込まれた信号にする。概して、デジタル回路200で実施される一連の信号処理は、符号化されたデータが出力データストリーム102を生成するために適切に再生され得るようにさまざまな信号の歪みの悪影響を減らし、デジタル信号168−168の逆畳み込みをすることを目的とする。
デジタル回路200は、デジタル信号168−168を受信するように構成された信号前処理モジュール210を有する。モジュール210の1つの機能は、デジタル信号168−168を介して受信された信号サンプルを、デジタル回路200の下流のモジュールで実施される信号処理アルゴリズムに好適な形態に適合させることである可能性がある。たとえば、モジュール210は、デジタル信号168−168を介して受信された信号サンプルをデジタル信号212aおよび212bに関する対応する複素数値信号サンプルに変換するように構成され得る。
一実施形態において、モジュール210は、フロントエンド回路172(図1参照)によって与えられた信号の歪みを減少させるようにやはり構成され得る。前記歪みは、たとえば、O/Eコンバータ160のさまざまな電気光構成要素の不正確なバイアス、電力および偏光スプリッタおよび光カプラにおける不完全な信号分割、フォトディテクタのO/E変換の特性の周波数依存性および変動性などによって引き起こされる可能性がある。この目的でモジュール210において実施され得る代表的な信号処理方法は、たとえば、米国特許出願公開第2012/0057863号に開示されており、その特許出願は、引用によりその全体が本明細書に組み込まれている。
複素数値デジタル信号212aおよび212bは、それぞれ、CDCモジュール220aおよび220bにおけるCDC処理のためにそれらのCDCモジュール220aおよび220bに適用され、結果として得られたCDC処理された信号は、複素数値デジタル信号222aおよび222bである。本開示のさまざまな実施形態によるCDCモジュール220aおよび220bの構造および動作に関するさらなる詳細は、下で、図3−9を参照して提供される。CDCコントローラ230は、光伝送リンク140によって引き起こされる波長分散の悪影響を大きく減らすかまたは実質的に打ち消すためにCDCモジュール220aおよび220b内のさまざまな構成可能な要素を適切に構成する制御信号232を生成するように働く。CDCコントローラ230は、デジタル信号212aおよび212bと、任意選択で、たとえば、図2に示されるようにデジタル回路200の1つまたは複数の下流のモジュールから受信されるフィードバック信号264とに基づいて光伝送リンク140の群遅延を推定することによって制御信号232を生成する。デジタル回路200において制御信号232を生成するために構成され得る例示的な信号処理方法は、たとえば、米国特許第8,260,154号、第7,636,525号、第7,266,310号に開示されており、それらの特許のすべては、引用によりそれらの全体が本明細書に組み込まれている。
CDCモジュール220aおよび220bによって生成されたデジタル信号222aおよび222bは、2×2MIMO(多入力/多出力)等化器240におけるMIMO等化処理のためにその2×2MIMO等化器240に適用され、結果として得られた等化された信号は、複素数値デジタル信号242aおよび242bである。一実施形態において、等化器240は、(i)偏光多重分離と、(ii)偏波モード分散(PMD)、偏波依存損失(PDL:polarization−dependent loss)、符号間干渉(ISI)、および残留CDなどの特定の信号の悪化の悪影響をさらに減らすことを目的とする信号処理とを実行するように構成されたバタフライ等化器(butterfly equalizer)である可能性がある。等化器240の例示的な実施形態は、たとえば、上で引用された米国特許出願第13/628,412号に開示されている。
等化器240によって生成されたデジタル信号242aおよび242bは、それぞれ、搬送波再生モジュール250aおよび250bに適用される。信号デコーダ260と一緒に、搬送波再生モジュール250aおよび250bは、概して、基準信号158の搬送波周波数と光信号130’の搬送波周波数との間の周波数の不一致を補償すること、位相雑音の影響を減らすこと、および送信されたデータを再生することを目的とする上述のCDR処理を実行する。周波数の不一致の補償を実施するために使用され得るさまざまな信号処理技術は、たとえば、米国特許第7,747,177号および米国特許出願公開第2008/0152361号に開示されており、それらの両方は、引用によりそれらの全体が本明細書に組み込まれている。位相誤差の補正を実施するために使用され得る代表的な信号処理技術は、たとえば、上で引用された米国特許出願公開第2013/0230312号に開示されている。
搬送波再生モジュール250aおよび250bによって生成されたデジタル信号252aおよび252bは、それぞれ、デコーダ260に適用される。デコーダ260は、デジタル信号252aおよび252bによって運ばれた複素数値を用いてそれぞれの受信されたシンボルを有効なコンステレーションに適切にマッピングし、前記マッピングに基づいて対応する符号化されたデータを再生するように構成される。一実施形態において、デコーダ260は、光信号130のデータの冗長性(もしあれば)に基づいて誤り訂正を実施するデジタル処理を実行する可能性がある。この目的に好適な多くのFECの方法が、当技術分野で知られている。そのような方法のいくつかの例は、たとえば、米国特許第7,734,191号、第7,574,146号、第7,424,651号、第7,212,741号、および第6,683,855号に開示されており、それらの特許のすべては、引用によりそれらの全体が本明細書に組み込まれている。
デコーダ260は、デジタル信号252aおよび252bから再生されたデータをそれぞれデータストリーム262aおよび262bによって出力する。それから、マルチプレクサ(MUX)270が、データストリーム262aおよび262bを適切に多重化して再生されたデータストリーム102を生成する。
図3A−3Bは、本開示の実施形態によるCDCモジュール220aおよび220b(図2)のうちの1つまたはそれぞれを実装するために使用され得るCDCモジュール300のブロック図を示す。より詳細には、図3Aは、CDCモジュール300の全体的なブロック図を示す。図3Bは、有限インパルス応答(FIR)フィルタ332のブロック図を示し、その(FIR)フィルタ332の複数のインスタンス(コピー)が、たとえば、下でさらに説明されるようにCDCモジュール300のフィルタバンクで使用される。
図3Aを参照すると、CDCモジュール300は、(i)デジタル信号212(たとえば、デジタル信号212aまたは212b、図2)を受信し、(ii)デジタル信号212を介して受信された1組のデジタルサンプルをバス312上で出力するように構成されたシリアルパラレル(S/P)コンバータ310を含む。デジタル信号212がシリアル化された入力を提供し、周波数fでクロック制御される場合、S/Pコンバータ310は、周波数fclk=2f/Nでクロック制御され、ここで、Nは、バス312の並列な線の数である。周波数fclkの各クロックサイクルにおいて、S/Pコンバータ310は、(i)前のクロックサイクルにおいてデジタル信号212を介して受信されたN/2個のデジタルサンプルに現在のクロックサイクルにおいてデジタル信号212を介して受信されたN/2個のデジタルサンプルを付加し、(ii)高速フーリエ変換(FFT)モジュール320に転送するために線毎に1つのデジタルサンプルずつバス312のN本の線にN個のデジタルサンプルの結果として得られた組をのせるように構成される。
代替的な実施形態において、デジタル信号212は、バス幅N/2を有するバスで提供される可能性がある。この実施形態において、デジタル信号212は、周波数fclk=2f/Nでクロック制御され、S/Pコンバータ310は、異なるバス幅、たとえば、デジタル信号212を伝える入力バスに関するバス幅N/2および出力バス312に関するバス幅Nの2つのバスの間のパラレルパラレルインターフェースとして動作する。
周波数fclkの各クロックサイクルにおいて、FFTモジュール320は、バス312で受信されたN個のデジタルサンプルの組にフーリエ変換を適用し、それによって、(代替的に「スペクトルサブバンド」と呼ばれる可能性がある)N個のスペクトルサンプルの組322を生成するように構成される。そして、322および322とラベル付けされた組322の2つのコピーが、それぞれ、「奇数」フィルタバンク330および「偶数」フィルタバンク330に適用される。フィルタバンク330および330のそれぞれは、N個のFIRフィルタ332を含み、前記FIRフィルタ332のそれぞれは、周波数fclkの各クロックサイクルにおいてFFTモジュール320からN個のスペクトルサンプルのうちのそれぞれ1つを受信するように構成される。フィルタバンク330において実行されたフィルタリングの結果は、バス344に適用されるN個のスペクトルサンプルのフィルタリングされた組である。同様に、フィルタバンク330において実行されたフィルタリングの結果は、バス344に適用されるN個のスペクトルサンプルのフィルタリングされた組である。
図3Bを参照すると、FIRフィルタ332は、(i)M−1個の遅延要素328−328M−1、(ii)M個の乗算器334−334、および(iii)加算器336を含むMタップFIRフィルタである。FIRフィルタ332は、(i)スペクトルサンプル322の第iのストリーム322を受信し、(ii)フィルタリングされたスペクトルサンプルの第iのストリーム338を生成するように構成されるものとして例示的に示される。FIRフィルタ332が奇数フィルタバンク330の一部である場合、ストリーム338は、バス344の第iの線に現れる。FIRフィルタ332が偶数フィルタバンク330の一部である場合、ストリーム338は、バス344の第iの線に現れる。
遅延要素328−328M−1のそれぞれは、時間遅延τを導入するように構成される。一実施形態においては、τ=Tclkであり、ここで、Tclk=1/fclkである。代替的な実施形態においては、τ=2Tclkである。
乗算器334−334のそれぞれは、ストリーム322によって提供されるスペクトルサンプルの対応する遅延されたコピーにそれぞれの係数Cを掛けるように構成され、ここで、k=1,2,...,Mである。係数Cの値は、たとえば、図4−6を参照して下でさらに説明されるようにCDCコントローラ230によって決定され、それから、制御信号232(図2参照)を介してフィルタバンク330および330のFIRフィルタ332に適用され得る。動作中、概して、フィルタバンク330および330(図3A)のFIRフィルタ332の異なるインスタンス(コピー)は、たとえば、リンク140(図1)の分散特性の時間変動を追跡するために経時的に変更され得る係数C−Cの異なるそれぞれの組を使用するように構成される。
加算器336は、乗算器334−334によって生成された出力信号を合計してストリーム338に関するフィルタリングされたスペクトルサンプルを生成するように構成される。一実施形態において、FIRフィルタ332のタップの数(M)は、2から12までの間である可能性がある。一部の実施形態においては、それよりもずっと多いタップが同様に使用され得る。
再び図3Aを参照すると、バス344および344が、それぞれ、逆FFT(IFFT)モジュール350および350に結合される。周波数fclkの各クロックサイクルにおいて、IFFTモジュール350は、バス344で受信されたN個のフィルタリングされたスペクトルサンプルの組に逆フーリエ変換を適用し、それによって、バス352のそれぞれの線に現れるN個のフィルタリングされた時間領域サンプルの対応する組を生成するように構成される。同様に、IFFTモジュール350は、バス344で受信されたN個のフィルタリングされたスペクトルサンプルの組に逆フーリエ変換を適用し、それによって、バス352のそれぞれの線に現れるN個のフィルタリングされた時間領域サンプルの対応する組を生成するように構成される。
バス352および352が、それぞれ、パラレルシリアル(P/S)コンバータ360および360に結合される。周波数fclkの各クロックサイクルにおいて、P/Sコンバータ360は、たとえば、組の初めからN/2個のサンプルを削除することによって、バス352で受信されたN個のフィルタリングされた時間領域サンプルの組をN/2個のサンプルへと切り捨てるように構成される。この切り捨ては、S/Pコンバータ310において加えられ、前のクロックサイクルに対応するN/2個のデジタルサンプルに由来するN/2個のフィルタリングされた時間領域サンプルを削除する。残りのN/2個のフィルタリングされた時間領域サンプルは、たとえば、バス352のそれぞれの線から順々に読み出されることによってシリアル化され、それから、クロック周波数fで出力線362に出力される。P/Sコンバータ360は、バス352で受信されたN個のフィルタリングされた時間領域サンプルの組によって同様の動作を実行し、それによって、出力線362で周波数fでクロック制御されたフィルタリングされた時間領域サンプルのストリームを生成するように構成される。
周波数fの各クロックサイクルにおいて、加算器380は、出力線362にP/Sコンバータ360によって適用されたフィルタリングされた時間領域サンプルに遅延要素370がN/4fの時間遅延を加えた後に、出力線362および360にP/Sコンバータ360および360によって出力されたそれぞれのフィルタリングされた時間領域サンプルを合計する。合成された時間領域サンプルの結果として得られるストリームは、複素数値デジタル信号222(図2も参照されたい)である。
図4は、本開示の実施形態によるCDCモジュール300(図3A)で実施される信号処理を図式的に示す。図4の横座標は、横座標で0GHzの値に対応する光搬送波の周波数に対する周波数を示す。図4の縦軸は、Tclkを単位として群遅延を示す。
直線402は、周波数(f)に対する群遅延(ΓCD)の典型的な依存性を示す。当技術分野で知られているように、通常、群遅延は、周波数の線形関数である。1組の離散的な値
Figure 0006250144
として表されるとき、群遅延は、たとえば、下のように式(1)を用いて近似され得る。
Figure 0006250144
ここで、cは、真空中の光の速度であり、fは、光搬送波周波数であり、CDは、群速度分散であり、
Figure 0006250144
は、離散的な周波数ベクトルである。一実施形態においては、f≒193.1THzであり、周波数ベクトル
Figure 0006250144
は式(2)によって表される。
Figure 0006250144
CDCモジュール300において実現される信号処理の手法は、以降、それぞれ「奇数分解(odd decomposition)」および「偶数分解(even decomposition)」と呼ばれる式(1)の2つの代替的な式を使用する。ベクトル
Figure 0006250144
の奇数分解は、式(3)によって与えられる。
Figure 0006250144
ここで、
Figure 0006250144
は、
Figure 0006250144
として生成される整数値ベクトルであり、ここで、演算子
Figure 0006250144
は、最も近い整数への丸め(切り上げまたは切り捨てのどちらか)を表し、
Figure 0006250144
は、対応する残りの(Tclkから見て)半端な群遅延からなるベクトルである。図4において、ステップ状の曲線404は、式(3)に従って生成された整数値ベクトル
Figure 0006250144
を示し、線402によって示される群遅延
Figure 0006250144
に対応する。
ベクトル
Figure 0006250144
の偶数分解は、式(4)によって与えられる。
Figure 0006250144
ここで、
Figure 0006250144
は、
Figure 0006250144
として生成される整数値ベクトルであり、ここで、演算子
Figure 0006250144
は、最も近い整数への切り下げを表し、
Figure 0006250144
は、対応する残りの(Tclkから見て)半端な群遅延からなるベクトルである。図4において、ステップ状の曲線406は、式(4)に従って生成され、線402によって示される群遅延
Figure 0006250144
に対応するベクトル
Figure 0006250144
を示す。奇数および偶数分解の上記の定義は
Figure 0006250144
という結果となることに留意されたい。
再び図3A−3Bを参照すると、一実施形態において、奇数フィルタバンク330のFIRフィルタ332は、下のように構成され得る。第iのFIRフィルタ332においては、すべてのフィルタ係数C−C(図3B参照)が、それらのフィルタ係数のうちの1つを除いてゼロに設定される。非ゼロのフィルタ係数Cは、式(3)に従って生成された整数値ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分の値から導出されるインデックスkを有する。たとえば、ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分がゼロである場合、唯一の非ゼロのフィルタ係数は、乗算器334に適用される係数Cである可能性がある。ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分が1である場合、唯一の非ゼロのフィルタ係数は、乗算器334に適用される係数Cである可能性がある。ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分が2である場合、唯一の非ゼロのフィルタ係数は、乗算器334に適用される係数Cである可能性があるなどである。奇数フィルタバンク330のN個のFIRフィルタ332には合計N個の非ゼロのフィルタ係数があることに留意されたい。
偶数フィルタバンク330のFIRフィルタ332は、下のように構成され得る。第iのFIRフィルタ332においては、すべてのフィルタ係数C−C(図3B参照)が、それらのフィルタ係数のうちの1つを除いてゼロに設定される。非ゼロのフィルタ係数Cは、式(4)に従って生成された整数値ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分の値から導出されるインデックスkを有する。たとえば、ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分がゼロである場合、唯一の非ゼロのフィルタ係数は、乗算器334に適用される係数Cである可能性がある。ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分が1である場合、唯一の非ゼロのフィルタ係数は、乗算器334に適用される係数Cである可能性がある。ベクトル
Figure 0006250144
の第iの成分が2である場合、唯一の非ゼロのフィルタ係数は、乗算器334に適用される係数Cである可能性があるなどである。偶数フィルタバンク330のN個のFIRフィルタ332には合計N個の非ゼロのフィルタ係数があることに留意されたい。式(4)のTclk/2の遅延は遅延要素370によってCDCモジュール300において実装されることにも留意されたい。
フィルタバンク330および330のN個の非ゼロのフィルタ係数がそれぞれベクトル
Figure 0006250144
および
Figure 0006250144
の成分として示される場合、これらのベクトルは、下のように式(5)−(6)によって表され得る。
Figure 0006250144
Figure 0006250144
ここで、シンボル「*」は、要素単位の乗算を表し、
Figure 0006250144
および
Figure 0006250144
は、それぞれ、フィルタバンク330および330の振幅スケーリングプロファイルを定義するベクトルであり、
Figure 0006250144
および
Figure 0006250144
は、式(3)−(4)を参照して上で定義されたベクトルであり、
Figure 0006250144
は、式(2)によって表される周波数ベクトルである。ベクトル
Figure 0006250144
および
Figure 0006250144
は、それぞれ、フィルタバンク330および330によって与えられる位相シフトプロファイルを定義することに留意されたい。
図5は、本開示の実施形態によるフィルタバンク330および330(図3A)で使用され得る振幅スケーリングプロファイルを図式的に示す。より詳細には、曲線502が、ベクトル
Figure 0006250144
(式(5)参照)を図式的に示し、曲線504が、ベクトル
Figure 0006250144
(式(6)参照)を図式的に示す。曲線502および504のそれぞれは、ステップ状の曲線404および406(図4)のステップに関連する信号の歪みを減らすように位置付けられた複数の三角形の通過帯域に対応する形状を有する。たとえば、曲線502の三角形の通過帯域は、(i)三角形の通過帯域の最大が曲線404の対応するステップの平坦な部分の中央に置かれ、(ii)その三角形の通過帯域の端がそのステップから曲線404の隣接するステップへの垂直の遷移部と一致するように位置付けられる。同様に、曲線504の三角形の通過帯域は、(i)三角形の通過帯域の最大が曲線406の対応するステップの平坦な部分の中央に置かれ、(ii)その三角形の通過帯域の端がそのステップから曲線406の隣接するステップへの垂直の遷移部と一致するように位置付けられる。式(7)および(8)は、それぞれ、曲線502および504に関する数式を与える。
Figure 0006250144
Figure 0006250144
図6は、本開示の代替的な実施形態によるフィルタバンク330および330(図3A)で使用され得る振幅スケーリングプロファイルを図式的に示す。より詳細には、曲線602が、ベクトル
Figure 0006250144
(式(5)参照)を図式的に示し、曲線604が、ベクトル
Figure 0006250144
(式(6)参照)を図式的に示す。曲線602および604のそれぞれは、ステップ状の曲線404および406(図4)のステップに関連する信号の歪みを減らすように位置付けられた複数のレイズドコサイン通過帯域に対応する形状を有する。たとえば、曲線602のレイズドコサイン通過帯域は、(i)レイズドコサイン通過帯域の最大付近の平坦な部分が曲線404の対応するステップの平坦な部分の中央に置かれ、(ii)そのレイズドコサイン通過帯域の端がそのステップから曲線404の隣接するステップへの垂直の遷移部と一致するように位置付けられる。同様に、曲線604のレイズドコサイン通過帯域は、(i)レイズドコサイン通過帯域の最大付近の平坦な部分が曲線406の対応するステップの平坦な部分の中央に置かれ、(ii)そのレイズドコサイン通過帯域の端がそのステップから曲線406の隣接するステップへの垂直の遷移部と一致するように位置付けられる。
さらなる代替的な実施形態は、ベクトル
Figure 0006250144
および
Figure 0006250144
を実装するためにそれぞれが制御可能なようにして選択されるロールオフ率を有するその他のレイズドコサインフィルタ形状および/または台形フィルタ形状を使用する可能性がある。1未満であるロールオフ率の値は、非ゼロの係数の数を減らす可能性があり、したがって、対応するASICの乗算器の総数を減らすために使用され得る。
図7は、本開示の代替的な実施形態によるCDCモジュール220aおよび220b(図2)のうちの1つまたはそれぞれを実装するために使用され得るCDCモジュール700のブロック図を示す。CDCモジュール700は、CDCモジュール300(図3A−3B)と同じ回路要素の多くを使用する。これらの回路要素の説明は、本明細書において繰り返されない。むしろ、CDCモジュール700の下の説明は、CDCモジュール300と700との間の違いに焦点を当てる。
CDCモジュール700は、CDCモジュール300の単一のS/Pコンバータ310と対照的に2つのS/Pコンバータ310(図7においては310および310とラベル付けされる)を有する。S/Pコンバータ310および310のそれぞれは、デジタル信号212のそれぞれのコピーを受信するように構成される。S/Pコンバータ310によって受信されるデジタル信号212のコピーは、S/Pコンバータ310によって受信されるデジタル信号212のコピーに対して遅延時間N/4fだけ遅延される。遅延時間は、遅延要素370によって与えられ、遅延要素370は、図7に示されるように、CDCモジュール300のP/Sコンバータ360の後のその遅延要素370の位置からCDCモジュール700のS/Pコンバータ310の前の位置に移されている。
また、CDCモジュール700は、CDCモジュール300の単一のFFTモジュール320と対照的に2つのFFTモジュール320(図7においては320および320とラベル付けされる)を有する。FFTモジュール320および320は、図7に示されるように、S/Pコンバータ310および310ならびにフィルタバンク330および330に結合される。フィルタバンク330および330の出力は、加算器780を用いて周波数領域において周波数成分同士合計される。CDCモジュール300で使用される時間領域加算器380は、CDCモジュール700においては使用されない。
CDCモジュール700は、CDCモジュール300の2つのIFFTモジュール350および350と対照的に単一のIFFTモジュール350を有する。また、CDCモジュール700は、CDCモジュール300の2つのP/Sコンバータ360および360と対照的に単一のP/Sコンバータ360を有する。図7に示されるように、CDCモジュール700のIFFTモジュール350は、加算器780とP/Sコンバータ360との間に結合される。CDCモジュール700のP/Sコンバータ360によって生成される出力は、複素数値デジタル信号222(図2および3Aも参照されたい)である。
図8は、本開示のさらに別の代替的な実施形態によるCDCモジュール220aおよび220b(図2)のうちの1つまたはそれぞれを実装するために使用され得るCDCモジュール800のブロック図を示す。CDCモジュール800は、CDCモジュール300および700(図3A−3Bおよび7)と同じ回路要素の多くを使用する。これらの回路要素の説明は、本明細書において繰り返されない。むしろ、CDCモジュール800の下の説明は、CDCモジュール800に固有の特徴に焦点を当てる。
S/Pコンバータ310、FFTモジュール320、ならびにフィルタバンク330および330を含むCDCモジュール800のフロント部は、CDCモジュール300(図3A参照)のフロント部と同様である。加算器780、IFFTモジュール350、およびP/Sコンバータ360を含むCDCモジュール800のバック部は、CDCモジュール700(図7参照)のバック部と同様である。しかし、CDCモジュール800に固有の1つの特徴は、そのCDCモジュール800が遅延要素370を持たないことである。その代わりに、CDCモジュール800は、フィルタバンク330および330において修正されたフィルタ係数を使用することよって周波数領域でそのCDCモジュール800の奇数ブランチと偶数ブランチとの間にN/4f秒またはN/4サンプルの差の遅延を加えるように構成される。たとえば、一実施形態において、CDCモジュール800のフィルタバンク330および330において使用される非ゼロのフィルタ係数を有するベクトル
Figure 0006250144
および
Figure 0006250144
は、下のように表され得る。
Figure 0006250144
Figure 0006250144
周波数領域で上述の差の遅延を導入するフィルタ係数の修正は、たとえば、式(9)−(10)が式(5)−(6)と比較されるときにより明らかになる。
図9は、本開示の代替的な実施形態によるCDCモジュール300(図3A)で実施される信号処理を図式的に示す。より詳細には、図9は、図4に示された奇数/偶数分解と異なるベクトル
Figure 0006250144
の代替的な奇数/偶数分解を図式的に示す。
この実施形態において、ベクトル
Figure 0006250144
の奇数分解は、式(11)によって与えられる。
Figure 0006250144
ここで、
Figure 0006250144
は、
Figure 0006250144
として生成される整数値ベクトルであり、
Figure 0006250144
は、対応する残りの(2Tclkから見て)半端な群遅延からなるベクトルである。図9において、ステップ状の曲線904は、式(11)に従って生成された整数値ベクトル
Figure 0006250144
を示し、線902によって示される群遅延
Figure 0006250144
に対応する。
ベクトル
Figure 0006250144
の偶数分解は、式(12)によって与えられる。
Figure 0006250144
ここで、
Figure 0006250144
は、
Figure 0006250144
として生成される整数値ベクトルであり、ここで、演算子
Figure 0006250144
は、最も近い整数への切り下げを表し、
Figure 0006250144
は、対応する残りの(2Tclkから見て)半端な群遅延からなるベクトルである。図9において、ステップ状の曲線906は、式(12)に従って生成され、線902によって示される群遅延
Figure 0006250144
に対応するベクトル
Figure 0006250144
を示す。
図4に示されたベクトル
Figure 0006250144
の奇数/偶数分解を参照して上で与えられた説明に基づいて、当業者は、式(11)−(12)によって表され、図9に図式的に示されたベクトル
Figure 0006250144
の奇数/偶数分解に対応するフィルタリングを実現するためにフィルタバンク330および330の個々のFIRフィルタ332をどのようにして構成すべきかを理解するであろう。
図1−9を参照して上で開示された例示的な実施形態によれば、提供されるのは、光入力信号の複数の電気的なデジタル測定量(たとえば、168−168、図1)を生成するために光入力信号(たとえば、130’、図1)を光基準信号(たとえば、158、図1)と混合するように構成された光電気コンバータ(たとえば、172、図1)と、光入力信号に符号化されたデータ(たとえば、102、図1)を再生するために複数の電気的なデジタル測定量を処理するように構成されたデジタル回路(たとえば、170、図1、220、図2)とを含む装置である。デジタル回路は、光入力信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組(たとえば、322、図3A)のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第1の量子化された遅延(たとえば、
Figure 0006250144
の成分に比例する、式(3)または(11))を加えて複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンド(たとえば、344上、図3A)のうちのそれぞれのスペクトルサブバンドを生成するようにそれぞれが構成された第1の複数(たとえば、330、図3A、7、8)の線形フィルタ(たとえば、332、図3B)を有する第1の信号処理ブランチと、光入力信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組(たとえば、322、図3A)のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第2の量子化された遅延(たとえば、
Figure 0006250144
の成分に比例する、式(4)または(12))を加えて複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンド(たとえば、344のそれぞれの線上、図3A)のうちのそれぞれのスペクトルサブバンドを生成するようにそれぞれが構成された第2の複数(たとえば、330、図3A、7、8)の線形フィルタ(たとえば、332、図3B)を有する第2の信号処理ブランチとを含む。デジタル回路は、処理されたデジタル信号(たとえば、222、図2、3A、7、8)を生成するために第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応するデジタル信号を合成し、処理されたデジタル信号に基づいてデータを再生するように構成される。
上記の装置の一部の実施形態において、第1の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタは、スペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第1の位相シフト(たとえば、式(5)または式(9))を適用するようにさらに構成され、第2の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタは、スペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第2の位相シフト(たとえば、式(6)または式(10))を適用するようにさらに構成される。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、第1の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタは、それぞれの第1の倍率(たとえば、式(7))を用いてスペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドの振幅をスケーリングするようにさらに構成され、第2の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタは、それぞれの第2の倍率(たとえば、式(8))を用いてスペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドの振幅をスケーリングするようにさらに構成される。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、第1の倍率は、第1のスペクトルの振幅プロファイル(たとえば、502、図5、または602、図6)を実装するように選択され、第2の倍率は、第1のスペクトルの振幅プロファイルとは異なる第2のスペクトルの振幅プロファイル(たとえば、504、図5、または604、図6)を実装するように選択される。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、第1のスペクトルの振幅プロファイルは、通過帯域の第1の連なりを含み、第2のスペクトルの振幅プロファイルは、(たとえば、図5または6に示されるように)第1の連なりの振幅の最小が第2の連なりの振幅の最大にスペクトル的に揃えられ、(たとえば、図5または6に示されるように)第2の連なりの振幅の最小が第1の連なりの振幅の最大にスペクトル的に揃えられるように位置付けられた通過帯域の第2の連なりを含む。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、それぞれの第1の量子化された遅延は、スペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに加えられる単一の量子化された遅延であり、それぞれの第2の量子化された遅延は、スペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに加えられる単一の量子化された遅延である。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、複数の電気的なデジタル測定量は、サンプリング周波数fで生成され、スペクトルサブバンドの第1の組は、N個のスペクトルサブバンドからなり、それぞれの第1の量子化された遅延のそれぞれは、N/2fの整数倍である。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、それぞれの第2の量子化された遅延のそれぞれは、N/2fの整数倍であり、スペクトルサブバンドの第2の組は、N個のスペクトルサブバンドからなる。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、デジタル回路は、処理されたデジタル信号に対する波長分散の影響を線形フィルタに減少させるように構成されたフィルタコントローラ(たとえば、230、図2)をさらに含む。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、装置は、光電気コンバータに光入力信号を適用するように構成された光ファイバ(たとえば、140、図1)をさらに含み、波長分散の影響は、光ファイバにおける波長分散によって引き起こされる。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態においては、複数のそれぞれの第1の量子化された遅延が、第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、第1のサブセットにおいては、それぞれの第1の量子化された遅延のそれぞれが、それぞれの第2の量子化された遅延の対応する1つよりも大きく、第2のサブセットにおいては、それぞれの第1の量子化された遅延のそれぞれが、それぞれの第2の量子化された遅延の対応する1つに等しい(たとえば、
Figure 0006250144
、図4および9)。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、第1のそれぞれの量子化された遅延のそれぞれは、第2のそれぞれの量子化された遅延の対応する1つよりも正確に1クロックサイクルだけ大きい。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、線形フィルタのそれぞれは、遅延要素(たとえば、328−328M−1、図3B)のそれぞれの連なり、遅延要素のそれぞれの連なりの対応するタップにそれぞれが結合されたそれぞれの複数の乗算器(たとえば、334−334、図3B)、およびそれぞれの複数の乗算器から受信された複数のデジタル信号を合計するように構成されたそれぞれの加算器(たとえば、336、図3)を含む。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、線形フィルタのそれぞれは、それぞれの複数の乗算器の中の単一の乗算器だけが非ゼロのフィルタ係数(たとえば、フィルタ係数C−Cのうちの1つ、図3B)を用いて構成されるように構成される。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、スペクトルサブバンドの第2の組は、スペクトルサブバンドの第1の組のコピーである。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、第1の信号処理ブランチは、複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンドに基づいて時間領域サンプルの第1のシーケンス(たとえば、線362上、図3A)を生成するように構成された第1の逆フーリエ変換モジュール(たとえば、350/360、図3A)を含み、第2の信号処理ブランチは、複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンドに基づいて時間領域サンプルの第2のシーケンス(たとえば、線362上、図3A)を生成するように構成された第2の逆フーリエ変換モジュール(たとえば、350/360、図3A)、および時間領域サンプルの第2のシーケンスの遅延されたコピーを生成するように構成された遅延要素(たとえば、370、図3A)を含み、デジタル回路は、時間領域サンプルの第1のシーケンスと時間領域サンプルの第2のシーケンスの遅延されたコピーとを合計することによって処理されたデジタル信号を生成するように構成された加算器(たとえば、380、図3A)をさらに含む。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、デジタル回路は、等しい周波数の第1のおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドを合計することによって複数の第3の遅延されたスペクトルサブバンドを生成するように構成された加算器(たとえば、780、図8)、ならびに複数の第3の遅延されたスペクトルサブバンドに基づいて処理されたデジタル信号を生成するように構成された逆フーリエ変換モジュール(たとえば、350/360、図8)をさらに含む。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、第1の信号処理ブランチは、複数の電気的なデジタル測定量から導出された電気入力信号(たとえば、212、図7)の第1のコピーに基づいてスペクトルサブバンドの第1の組を生成するように構成された第1のフーリエ変換モジュール(たとえば、320、図7)を含み、第2の信号処理ブランチは、前記電気入力信号の遅延されたコピーを生成するように構成された遅延要素(たとえば、370、図7)と、前記遅延されたコピーに基づいてスペクトルサブバンドの第2の組を生成するように構成された第2のフーリエ変換モジュール(たとえば、320、図7)とを含む。
上記の装置のいずれかの一部の実施形態において、デジタル回路は、等しい周波数の第1のおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドを合計することによって複数の第3の遅延されたスペクトルサブバンドを生成するように構成された加算器(たとえば、780、図7)、ならびに複数の第3の遅延されたスペクトルサブバンドに基づいて処理されたデジタル信号を生成するように構成された逆フーリエ変換モジュール(たとえば、350/360、図7)をさらに含む。
図1−9を参照して上で開示された別の例示的な実施形態によれば、提供されるのは、受信された光信号(たとえば、130’、図1)に対応する群遅延(たとえば、402、図4および9)の第1の近似を生成するための手段であって、前記第1の近似が、第1のステップ関数(たとえば、404、図4、904、図9)に基づき、各ステップが、決まった振幅を有する、生成するための手段と、
群遅延の第2の近似を生成するための手段であって、前記第の近似が、第2のステップ関数(たとえば、406、図4、906、図9)に基づき、各ステップが、決まった振幅を有し、前記第2のステップ関数が、第1のステップ関数と異なる、生成するための手段と、複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンド(たとえば、344上、図3A)のそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組(たとえば、322、図3A)のそれぞれのスペクトルサブバンドに第1のステップ関数から決定されたそれぞれの第1の量子化された遅延を加える手段と、複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンド(たとえば、344上、図3A)のそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組(たとえば、322、図3A)のそれぞれのスペクトルサブバンドに第2のステップ関数から決定されたそれぞれの第2の量子化された遅延を加えるための手段と、処理された電気デジタル信号に対する群遅延に関連する波長分散の影響を少なくとも部分的に補償するようにして処理された電気デジタル信号(たとえば、222、図2、3A、7、8)を生成するために、第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応する電気デジタル信号を合成するための手段とを含む装置である。
図1−9を参照して上で開示されたさらに別の例示的な実施形態によれば、提供されるのは、受信された光信号(たとえば、130’、図1)に対応する群遅延(たとえば、402、図4および9)の第1の近似を生成するステップであって、前記第1の近似が、第1のステップ関数(たとえば、404、図4、904、図9)に基づき、各ステップが、決まった振幅を有する、生成するステップと、群遅延の第2の近似を生成するステップであって、前記第の近似が、第2のステップ関数(たとえば、406、図4、906、図9)に基づき、各ステップが、決まった振幅を有し、前記第2のステップ関数が、第1のステップ関数と異なる、生成するステップと、複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンド(たとえば、344上、図3A)のそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組(たとえば、322、図3A)のそれぞれのスペクトルサブバンドに第1のステップ関数から決定されたそれぞれの第1の量子化された遅延を加えるステップと、複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンド(たとえば、344上、図3A)のそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組(たとえば、322、図3A)のそれぞれのスペクトルサブバンドに第2のステップ関数から決定されたそれぞれの第2の量子化された遅延を加えるステップと、処理された電気デジタル信号に対する群遅延に関連する波長分散の影響を少なくとも部分的に補償するようにして処理された電気デジタル信号(たとえば、222、図2、3A、7、8)を生成するために、第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応する電気デジタル信号を合成するステップとを含む信号処理方法である。
上記の方法の一部の実施形態においては、(たとえば、図4または9に示されたように)第1のステップ関数の隣接するステップの間の遷移部が、第2のステップ関数の対応するステップの平坦な部分の中央とスペクトル的に揃えられ、(たとえば、図4または9に示されたように)第2のステップ関数の隣接するステップの間の遷移部が、第1のステップ関数の対応するステップの平坦な部分の中央とスペクトル的に揃えられる。
本開示は例示的な実施形態の参照を含むが、この説明は、限定的な意味で解釈されるように意図されていない。説明された実施形態のさまざまな修正と、本開示が関連する当業者に明らかである本開示の範囲内のその他の実施形態とは、下の請求項に表される本開示の原理および範囲内にあると見なされる。
一部の実施形態は、単一の集積回路でのあり得る実装を含め、回路に基づくプロセスとして実装され得る。
別途明示的に言及されない限り、それぞれの数値および範囲は、語「約」または「ほぼ」が値または範囲の値の前にあるかのようにおおよその値であるものと解釈されるべきである。
本開示の本質を説明するために説明され、示された部分の詳細、材料、および構成のさまざまな変更が下の請求項に表される本開示の範囲を逸脱することなく当業者によってなされ得ることが、さらに理解されるであろう。
もしあれば、下の方法の請求項の要素は、対応するラベル付けを用いて特定の順序で説明されるが、請求項の説明が、それらの要素の一部またはすべてを実施するための特定の順序を別途示唆しない限り、それらの要素は、その特定の順序で実施されることに限定されるように必ずしも意図されていない。
本明細書における「一実施形態」または「実施形態」との言及は、実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造、または特徴が本開示の範囲内の少なくとも1つの実施形態に含まれる可能性があることを意味する。本明細書のさまざまな箇所の語句「一実施形態において」との記載は、必ずしもすべてが同じ実施形態に言及しているわけでなく、別個のまたは代替的な実施形態は、その他の実施形態と必ずしも相互排他的であるわけでない。同じことが、用語「実装」に当てはまる。
さらに、この説明の目的で、用語「結合する」、「結合している」、「結合された」、「接続する」、「接続している」、または「接続された」は、エネルギーが2つ以上の要素の間で運ばれることを可能にされ、必須ではないが、1つまたは複数のさらなる要素の介在が想定される当技術分野で知られているかまたは今後開発される任意の方法に言及する。逆に、用語「直接結合された」、「直接接続された」などは、そのようなさらなる要素がないことを示唆する。
要素および標準に関連して本明細書において使用されるとき、用語、適合性のある は、要素が標準によって完全にまたは部分的に規定された方法でその他の要素と通信し、標準によって規定された方法でその他の要素と通信することが十分に可能であるものとしてその他の要素によって認識されることを意味する。適合性のある要素は、内部的には必ずしも標準によって規定された方法で動作しない。
さまざまな実施形態は、その他の特定の装置および/または方法で実現され得る。説明された実施形態はすべての点において例示的とだけみなされるべきであり、限定的とみなされるべきではない。特に、範囲は、本明細書の説明および図ではなく添付の請求項によって示される。請求項と均等な意味および範囲内に入るすべての変更は、請求項の範囲に包含されるべきである。
「プロセッサ」とラベル付けされたあらゆる機能ブロックを含む、図に示されたさまざまな要素の機能は、専用のハードウェア、および適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することができるハードウェアを使用することによって提供され得る。プロセッサによって提供されるとき、機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、または一部が共有される可能性がある複数の個々のプロセッサによって提供され得る。その上、用語「プロセッサ」または「コントローラ」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけを指すと解釈されるべきでなく、限定することなしに、デジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェアと、ネットワークプロセッサと、特定用途向け集積回路(ASIC)と、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)と、ソフトウェアを記憶するための読み出し専用メモリ(ROM)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、不揮発性ストレージとを暗黙的に含む可能性がある。通常のおよび/またはカスタムのその他のハードウェアも、含まれる可能性がある。同様に、図に示されたあらゆるスイッチは、概念的であるに過ぎない。それらの機能は、プログラム論理の演算によって、専用の論理によって、プログラムの制御と専用の論理とのインタラクションによって、またはさらには手動で実行される可能性があり、特定の技術が、状況からより具体的に理解されるように実施者によって選択され得る。
本明細書の任意のブロック図が本開示の原理を具現化する例示的な回路の概念図を示すことは、当業者に理解されるに違いない。同様に、任意のフローチャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなどは、コンピュータ可読媒体内に実質的に表現され、したがって、コンピュータまたはプロセッサによって、そのようなコンピュータまたはプロセッサが明示的に図示されているか否かに関わらず実行され得るさまざまなプロセスを表すことが理解されるであろう。

Claims (10)

  1. 光通信のための装置であって、
    光入力信号の複数の電気的なデジタル測定量を生成するために光入力信号を光基準信号と混合するように構成された光電気コンバータと、
    光入力信号に符号化されたデータを再生するために複数の電気的なデジタル測定量を処理するように構成されたデジタル回路とを含み、
    デジタル回路が、
    複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために光入力信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第1の量子化された遅延を加えるようにそれぞれが構成された第1の複数の線形フィルタを有する第1の信号処理ブランチ、および
    複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために光入力信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第2の量子化された遅延を加えるようにそれぞれが構成された第2の複数の線形フィルタを有する第2の信号処理ブランチを含み、
    デジタル回路が、
    処理されたデジタル信号を生成するために第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応するデジタル信号を合成し、
    処理されたデジタル信号に基づいてデータを再生するように構成され、
    複数の電気的なデジタル測定量が、サンプリング周波数f で生成され、
    スペクトルサブバンドの第1の組が、N個のスペクトルサブバンドからなり、
    それぞれの第1の量子化された遅延のそれぞれが、N/2f の整数倍であり、
    それぞれの第2の量子化された遅延のそれぞれが、N/2f の整数倍であり、
    スペクトルサブバンドの第2の組が、N個のスペクトルサブバンドからなる、装置。
  2. 第1の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタが、スペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第1の位相シフトを適用するようにさらに構成され、
    第2の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタが、スペクトルサブバンドの第の組のそれぞれのスペクトルサブバンドにそれぞれの第2の位相シフトを適用するようにさらに構成され、
    第1の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタが、それぞれの第1の倍率を用いてスペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドの振幅をスケーリングするようにさらに構成され、
    第2の複数の線形フィルタの中の各線形フィルタが、それぞれの第2の倍率を用いてスペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドの振幅をスケーリングするようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 第1の倍率が、第1のスペクトルの振幅プロファイルを実装するように選択され、
    第2の倍率が、第1のスペクトルの振幅プロファイルとは異なる第2のスペクトルの振幅プロファイルを実装するように選択され、
    第1のスペクトルの振幅プロファイルが、通過帯域の第1の連なりを含み、
    第2のスペクトルの振幅プロファイルが、
    第1の連なりの振幅の最小が第2の連なりの振幅の最大にスペクトル的に揃えられ、
    第2の連なりの振幅の最小が第1の連なりの振幅の最大にスペクトル的に揃えられるように位置付けられた通過帯域の第2の連なりを含む、請求項2に記載の装置。
  4. それぞれの第1の量子化された遅延が、スペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに加えられる単一の量子化された遅延であり、
    それぞれの第2の量子化された遅延が、スペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに加えられる単一の量子化された遅延である、請求項1に記載の装置。
  5. ジタル回路が、処理されたデジタル信号に対する波長分散の影響を線形フィルタに減少させるように構成されたフィルタコントローラをさらに含み、
    装置が、光電気コンバータに光入力信号を適用するように構成された光ファイバをさらに含み、波長分散の影響が、光ファイバにおける波長分散によって引き起こされる、請求項1に記載の装置。
  6. 複数のそれぞれの第1の量子化された遅延が、第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、
    第1のサブセットにおいて、それぞれの第1の量子化された遅延のそれぞれが、それぞれの第2の量子化された遅延の対応する1つよりも大きく、
    第2のサブセットにおいて、それぞれの第1の量子化された遅延のそれぞれが、それぞれの第2の量子化された遅延の対応する1つに等しい、請求項1に記載の装置。
  7. 線形フィルタのそれぞれが、
    遅延要素のそれぞれの連なりと、
    遅延要素のそれぞれの連なりの対応するタップにそれぞれが結合されたそれぞれの複数の乗算器と、
    それぞれの複数の乗算器から受信された複数のデジタル信号を合計するように構成されたそれぞれの加算器とを含み、
    線形フィルタのそれぞれが、それぞれの複数の乗算器の中の単一の乗算器だけが非ゼロのフィルタ係数を用いて構成されるように構成される、請求項1に記載の装置。
  8. スペクトルサブバンドの第2の組が、スペクトルサブバンドの第1の組のコピーであり、
    第1の信号処理ブランチが、複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンドに基づいて時間領域サンプルの第1のシーケンスを生成するように構成された第1の逆フーリエ変換モジュールを含み、
    第2の信号処理ブランチが、
    複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンドに基づいて時間領域サンプルの第2のシーケンスを生成するように構成された第2の逆フーリエ変換モジュール、および
    時間領域サンプルの第2のシーケンスの遅延されたコピーを生成するように構成された遅延要素を含み、
    デジタル回路が、時間領域サンプルの第1のシーケンスと時間領域サンプルの第2のシーケンスの遅延されたコピーとを合計することによって処理されたデジタル信号を生成するように構成された加算器をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  9. 信号処理方法であって、受信された光信号に対応する群遅延の第1の近似を生成するステップであって、前記第1の近似が、第1のステップ関数に基づき、各ステップが、決まった振幅を有する、生成するステップと、
    群遅延の第2の近似を生成するステップであって、前記第の近似が、第2のステップ関数に基づき、各ステップが、決まった振幅を有し、前記第2のステップ関数が、第1のステップ関数と異なる、生成するステップと、
    複数の第1の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第1の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに第1のステップ関数から決定されたそれぞれの第1の量子化された遅延を加えるステップと、
    複数の第2の遅延されたスペクトルサブバンドのそれぞれ1つを生成するために、受信された光信号に対応するスペクトルサブバンドの第2の組のそれぞれのスペクトルサブバンドに第2のステップ関数から決定されたそれぞれの第2の量子化された遅延を加えるステップと、
    処理された電気デジタル信号に対する群遅延に関連する波長分散の影響を少なくとも部分的に補償するようにして処理された電気デジタル信号を生成するために、第1の遅延されたスペクトルサブバンドおよび第2の遅延されたスペクトルサブバンドに対応する電気デジタル信号を合成するステップとを含む、信号処理方法。
  10. 第1のステップ関数の隣接するステップの間の遷移部が、第2のステップ関数の対応するステップの平坦な部分の中央とスペクトル的に揃えられ、
    第2のステップ関数の隣接するステップの間の遷移部が、第1のステップ関数の対応するステップの平坦な部分の中央とスペクトル的に揃えられる、請求項9に記載の方法。
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