JP6329877B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレーターや動く歩道等を含む乗客コンベアに関する。
エスカレーターや動く歩道などの乗客コンベアにおいては、連続する複数のステップが乗り口から降り口に向かって移動する。ステップの両側方にはステップの移動方向に沿って欄干が立てられ、各欄干にはステップに乗る乗客がつかまるためのハンドレール(移動手すり)が設けられる。ハンドレールはステップと同じ速度で移動する。
ハンドレールを備える欄干部分に関する従来技術として、特許文献1(図2)に記載の技術が知られている。本従来技術においては、欄干パネルの上端部に嵌合する支持部材上に、ハンドレールを欄干パネル上に配置するためハンドレールフレームが載置される。支持部材とハンドレールフレームは、両端にそれぞれネジ孔を有する連結部材の一方のネジ孔とボルトによって締結される。ハンドレールフレームの上方には、ステップの移動方向にハンドレールを案内するハンドレールガイドが配設される。ハンドレールガイドは、連結部材の他方のネジ孔にビスによって締結されることにより、支持部材およびハンドレールフレームに対して固定される。ハンドレールガイドには、ハンドレールが摺動可能に装着される。
特開2006−193294号公報
しかし、上記従来技術では、ハンドレールフレームを支持部材に締結するときに、スケール等の工具を利用して、支持部材に対してハンドレールフレームを位置決めする作業を必要とする。位置決め作業中は、支持部材の幅方向にハンドレールフレームがずれやすいため、位置決めに時間を要する。このため、乗客コンベアの組み立て時間が増加するという問題がある。
そこで、本発明は、ハンドレールフレームの位置決めが容易な乗客コンベアを提供する。
上記課題を解決するために、本発明による乗客コンベアは、乗り口から降り口に向かって移動するステップと、ステップの両側方に設けられ、ステップに同期して移動するハンドレールを有する欄干とを備えるものであって、欄干は、欄干パネルと、欄干パネルの上端部に設けられる支持部材と、支持部材に載置され、かつハンドレールが摺動可能に取り付けられるハンドレールフレームとを備え、ハンドレールフレームは凸部を備え、支持部材は、ハンドレールフレームの凸部に嵌合する第1のブロック材と、ハンドレールフレームとボルトによって締結される第2のブロック材とを含み、第1のブロック材および第2のブロック材の各々は、上面において第1の凹部と第2の凹部が、一端から他端にわたって、ハンドレールフレームの長手方向に沿って設けられて、長手方向の両端面で開口し、上面における第1の凹部の開口部の幅寸法は、凸部の幅寸法よりも広く、かつボルトの頭部の径よりも狭く、第1の凹部の開口部内における第2の凹部の幅寸法は、ボルトの頭部の径よりも大きく、かつ深さ方向寸法はボルトの頭部の高さよりも大きく、凸部の幅寸法と第1の凹部の開口部の幅寸法の寸法差が、許容されるハンドレールフレームの位置ずれの大きさの範囲内であり、ハンドレールフレームの凸部の幅寸法は、ハンドレールフレームの幅、並びに第1のブロック材および第2のブロック材の幅よりも小さく、凸部は、第1のブロック材の第1の凹部に嵌合し、凸部と第1の凹部とが互いに嵌合することにより、ハンドレールフレームが、ハンドレールフレームの幅方向において位置決めされ、第2のブロック材の第2の凹部には、ボルトの頭部が嵌入し、ボルトの軸部が立設されるように支持され、ハンドレールフレームにおける凸部が設けられない部分において、ハンドレールフレームに設けられる孔部に、ボルトの軸部が挿通される
本発明によれば、ハンドレールフレームが備える第1の嵌合部と支持部材が備える第2の嵌合部が互いに嵌合されることにより、ハンドレールフレームが位置決めされる。これにより、ハンドレールフレームの位置決めが容易になり、乗客コンベアの組み立て時間が低減できる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1である乗客コンベアの全体図である。 図1におけるA方向から見た欄干の断面図である。 ブロック材の全体構成を示す斜視図である。 図2におけるX方向から見たハンドレールフレームの平面図である。 図1におけるB方向から見た欄干の断面図である。 図5におけるY方向から見たハンドレールフレームの平面図である。 ハンドレールフレームに凸部を形成する方法を示す。 ハンドレールフレームの変形例を示す平面図である。 ハンドレールフレームの変形例を示す平面図である。 ハンドレールフレームの変形例を示す平面図である。 ハンドレールフレームの変形例を示す平面図である。 本発明の実施例2である乗客コンベアの欄干の断面図である。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同一または類似の構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施例1である乗客コンベアの全体図である。
図1に示す乗客コンベア1は、階段状に配列される複数のステップ5を有するエスカレーターであり、下階建屋2と上階建屋3との間に跨って設置されている。そして、乗客コンベア1は、2つの建屋側支持梁2a,3aの間に跨って配置される本体枠(トラス)4と、この本体枠4内において無端状に連結されて、図示されない駆動装置によって駆動されて循環移動する複数のステップ5と、複数のステップ5の両側方に、ステップの移動方向に沿って立設される欄干7を有している。なお、乗客コンベア1の乗客載置側において、複数のステップ5は乗り口61から降り口62に向って移動し、乗客は下階建屋2から上階建屋3へ輸送される。なお、乗客コンベア1は、上階建屋3から下階建屋2へ乗客を輸送するものでも良い。
各欄干7は、デッキ20内に設けられる支持部に取り付けられて立設される欄干パネル6と、欄干パネル6の上部に配置され、乗客がつかまるハンドレール(移動手すり)8を備える。本実施例において、欄干パネル6は、透明な強化ガラス板からなるが、これに限らずステンレス板などを用いても良い。ハンドレール8は、環状であり、ステップを駆動する駆動装置と連動する図示されないハンドレール駆動装置によって、複数のステップ5に同期して循環移動する。すなわち、乗客載置側において、ハンドレール8は、複数のステップ5と同じ速さおよび同じ方向へ移動する。
図2は、図1におけるA方向から見た欄干7の断面図である。
ハンドレールフレーム10は、薄板材料の両縁部が上向きに折り曲げ加工される上部フレーム10aと、薄板材料の両縁部が下向きに折り曲げ加工されるリップ形状の下部フレーム10bとからなる。上部フレーム10aと下部フレーム10bは、上部フレーム10aの開口部を上方に向け、かつ下部フレーム10bの開口部を下方に向けて、背中合わせにして、溶接などにより接合される。なお、薄板材料としては、鋼板やステンレス板などが用いられる。
欄干パネル6の上端部で、かつ本実施例では欄干パネル6の直上に、ハンドレールフレーム10を支持する支持部材であるブロック材9が嵌合されて固定される。なお、本実施例では、上下階間において、複数個のブロック材9が、断続的に、すなわち所定の間隔で並設されるが、一個あるいは複数個のブロック材を連続的に設けても良い。ブロック材9の凹部には、ハンドレールフレーム10を固定するためのボルト12の頭部が嵌入され、これによりボルト12は、その軸部が立設するように支持される。ハンドレールフレーム10は、上下部フレーム10a,10bの接合部に設けられる孔部にボルト12が挿通するように、ブロック材9上に載置される。ハンドレールフレーム10とブロック材9は、両端(図2では上下端)にそれぞれネジ孔を有する連結部材30の一方(図2では下方)のネジ孔とボルト12によって締結される。ハンドレールフレーム10の上方、すなわち上部フレーム10aの開口部である上端部には、ステップ5(図1)の移動方向に沿ってハンドレールを案内するハンドレールガイド11が配設される。ハンドレールガイド11は、連結部材30の他方(図2では上方)のネジ孔にビス31によって締結されることにより、ブロック材9およびハンドレールフレーム10に対して固定される。ハンドレールガイド11には、ハンドレール8が摺動可能に装着される。
図3は、ブロック材9の全体構成を示す斜視図である。
図3に示すように、ブロック材9の上面において凹部(C1,C2)が、ブロック材9の下面において凹部(C3)が、ハンドレールフレーム10の長手方向yに沿って、ブロック材9の一端から他端にわたって設けられる。そして、凹部(C1,C2,C3)は、ハンドレールフレーム10の長手方向yにおけるブロック材9の両端面A1,A2において開口している。ブロック材9の上面における凹部の開口部C1の幅寸法wは、ボルト12の軸部の径および後述するハンドレールフレーム10の凸部の幅寸法(直径)よりも広く、かつボルト12の頭部の径よりも狭い。また、凹部の開口部内C2で、幅寸法wは、ボルト12の頭部の径よりも大きく広がると共に、当該部分C2における深さ方向寸法hはボルト12の頭部の高さよりも大きい。さらに、凹部(C1,C2)は、ブロック材9の両端面において開口している。従って、ブロック材9の凹部の開口部内C2にボルト12の頭部を嵌入し、ボルト12をその軸部が立設するように支持することができる。また、後述する、ブロック材9におけるハンドレールフレーム10の位置合わせ部の断面形状を、上述したようなボルト締結部における断面形状と同じ形状にできるので、ボルト締結部におけるブロック材9および位置合わせ部におけるブロック材9を、共通化することができる。さらに、凹部C3には、図2に示すように、欄干パネル6が嵌合する。
なお、図2に示すように、本実施例において、上部フレーム10aは、下部フレーム10bの中央部よりも縁部近く、すなわち欄干パネル6の直上に位置する。このため、ハンドレールフレーム10がブロック材9に取り付けられると、ブロック材9と下部フレーム10bの一方の折り曲げ部との間の空間S1が、ブロック材9と下部フレーム10bの他方の折り曲げ部との間の空間S2よりも広くなる。空間S1には、図示しない、公知の照明装置が設けられる(例えば、前述の特許文献1参照)。また、欄干パネル6と隣接する部材(下部フレーム10b,照明カバー40)との間の隙間は、公知のパッキング部材50によって塞がれる。
図4は、図2におけるX方向から見たハンドレールフレーム10の平面図である。
図4に示すように、ハンドレールフレーム10には、ハンドレールフレーム10の長手方向に沿って、ボルト12(図2)の軸部を挿通するための複数の孔部15が設けられる。各孔部15は、上部フレーム10aと下部フレーム10bの接合部、本実施例では上部フレーム10aの幅方向の中央部に位置し、上部フレーム10aと下部フレーム10bを貫通する。上部フレーム10aの下方にはブロック材9が位置し、孔部15の直下にブロック材9の凹部が位置するように、ハンドレールフレーム10がブロック材9上に載置される。各孔部15は、ハンドレールフレーム10の長手方向の径がハンドレールフレーム10の幅方向の径よりも大きな、長孔形状を有する。これにより、ハンドレールフレーム10を据え付けるときに、ハンドレールフレーム10の位置を、ハンドレールフレーム10の長手方向において調整しても、確実に孔部15にボルト12を挿通することができる。
図5は、図1におけるB方向から見た欄干7の断面図である。
図5に示すように、ハンドレールフレーム10には、上部フレーム10aと下部フレーム10bの接合面において、上部フレーム10a側から下部フレーム10b側へ向かって突出する凸部13が、上部フレーム10aにおける幅方向の中央部に設けられる。ハンドレールフレーム10は、凸部13がブロック材9の凹部に嵌合するように、ブロック材9上に載置される。なお、凸部13において、上部フレーム10aと下部フレーム10bとが共に突出しているが、どちらか一方のみ、例えば下部フレーム10bのみが突出していても良い。また、本実施例において、凸部13が嵌合するブロック材9は、図2に示すようなハンドレールフレーム10とボルト締結されるブロック材9とは、同じ形状(図3)を有するが、個別のブロック材である。
図5に示す、凸部13の幅寸法wは、許容されるハンドレールフレーム10の位置ずれの範囲内で、凸部13と嵌合するブロック材9の上面における凹部の開口部(図3のC1)の幅寸法wよりも狭く設定される。これにより、ハンドレールフレーム10は、凸部13がブロック材9の凹部に嵌合するようにブロック材9上に載置されると、ハンドレールフレーム10の幅方向において、ブロック材9に対して位置決めされる。従って、ハンドレールフレーム10の位置決めが容易になり、エスカレーターの組み立て時間が低減される。
図6は、図5におけるY方向から見たハンドレールフレーム10の平面図である。
図6に示すように、ハンドレールフレーム10には、ハンドレールフレーム10の長手方向に沿って、位置決め用の複数の凸部13が設けられる。なお、本図のように図5におけるY方向から見た場合、凸部13は、実際には凹部に見えるが、図6についても「凸部」と記す。各凸部13は、上部フレーム10aと下部フレーム10bの接合部、本実施例では上部フレーム10aの幅方向の中央部に位置する。上部フレーム10aの下方にはブロック材9が位置し、凸部13の直下にブロック材9の凹部が位置して、凸部13が凹部に嵌合するように、ハンドレールフレーム10がブロック材9上に載置される。本実施例において、凸部13の外縁の形状は円形であるため、円の直径dが、図5に記した幅寸法wに相当する。従って、凸部13の外縁の直径dが、許容されるハンドレールフレーム10の位置ずれの範囲内で、凸部13と嵌合するブロック材9の上面における凹部の開口部(図3のC1)の幅寸法wよりも小さく設定される。
なお、図6に示すように、位置決め用の凸部13を複数設けることにより、ハンドレールフレーム10の回転自由度が無くなるので、上述したような位置決めの信頼性が向上する。
図7は、ハンドレールフレーム10に凸部13を形成する方法を示す。なお、本図7において、上下部フレーム10a,10bにおける各折り曲げ加工部は記載を省略している。
上部フレーム10aと下部フレーム10bの接合面を、上部フレーム10aを上にして、凹部18を有するダイ17上に載置する。ここで、凹部18の平面形状および寸法は、形成する凸部13の外縁形状およびその寸法に合わせる。すなわち、本実施例において、凹部18の平面形状は、図6に示す直径dの円形である。次に、上部フレーム10aと下部フレーム10bの接合面における二層の薄板材料に、凹部18の直上に位置する横方向断面形状が円形のパンチ16を図6のZ方向に向かって押し当てることにより、二層の薄板材料を共に凹部18内へ同時にくぼませる。これにより、図5,6に示すような凸部13が形成される。
図8(a)〜(d)は、ハンドレールフレームの変形例を示す平面図である。
図8(a)の変形例は、凸部13の外縁の平面形状が、実施例1とは異なり、正方形である。本変形例では、正方形の一辺の長さLが、許容されるハンドレールフレーム10の位置ずれの範囲内で、凸部13と嵌合するブロック材9の上面における凹部の開口部(図3のC1)の幅寸法wよりも小さく設定される。
図8(b)の変形例は、凸部13の外縁の平面形状が、概略的には、図8(a)の変形例と同様に正方形であるが、さらに正方形の四つの角部が丸くなっている。
図8(c)の変形例は、凸部13の外縁の平面形状が、実施例1とは異なり、長方形である。本変形例では、長方形の短辺の長さL(<長辺の長さL)が、許容されるハンドレールフレーム10の位置ずれの範囲内で、凸部13と嵌合するブロック材9の上面における凹部の開口部(図3のC1)の幅寸法wよりも小さく設定される。
これらの変形例および実施例1のように、凸部13の形状は任意に設定でき、ハンドレールフレームの幅方向において、凸部13の寸法を、許容されるハンドレールフレーム10の位置ずれの範囲内で、凸部13と嵌合するブロック材9の上面における凹部の開口部の寸法よりも小さく設定することにより、ハンドレールフレーム10の位置決めが容易になる。すなわち、凸部と凹部の寸法差が、許容されるハンドレールフレームの位置ずれの大きさの範囲内にすることにより、ハンドレールフレーム10の位置決めが容易になる。
図8(d)の変形例では、実施例1とは異なり、ボルト12の軸部を挿通する孔部15と凸部13が並設される。本変形例では、並設された孔部15および凸部13が、それらの直下に位置する一つのブロック材9と、それぞれ、ボルト締結および嵌合される。本変形例によっても、実施例1と同様に、ハンドレールフレーム10の位置決めが容易になり、エスカレーターの組み立て時間が低減される。
図9は、本発明の実施例2である乗客コンベアの欄干の断面図である。なお、図9は、図5と同様の断面部分を示すが、ハンドレールフレームの折り曲げ部,ハンドレール,ハンドレールガイドなどについては、適宜記載を簡略化または省略している。
本実施例2は、実施例1と異なり、ブロック材9が、欄干パネル6の直上に位置し欄干パネル6と嵌合する部分9aと、当該部分9aからハンドレールフレーム10の幅方向に延び、かつ部分9aよりも厚さが薄い張り出し部分9bを備える。張り出し部分9bにハンドレールフレーム10の凸部13と互いに嵌合する孔部19が設けられる。上部フレーム10aはブロック材9の部分9b上に位置し、実施例1と同様に上部フレーム10aの幅方向の中央部に凸部13が設けられる。また、図示しない他のブロック材の張り出し部分とハンドレールフレーム10とがボルト締結される。なお、図9において、張り出し部分9bを貫通する孔部19に代えて、凹部を設けても良い。
図9に示す、凸部13の幅寸法wは、許容されるハンドレールフレーム10の位置ずれの範囲内で、凸部13と嵌合する孔部19のハンドレールフレーム10の幅方向における寸法wよりも狭く設定される。これにより、ハンドレールフレーム10は、凸部13がブロック材9の部分9aにおける孔部19に嵌合するようにブロック材9上に載置されると、ハンドレールフレーム10の幅方向において、ブロック材9に対して位置決めされる。従って、ハンドレールフレームの位置決めが容易になり、エスカレーターの組み立て時間が低減される。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、本発明は、エスカレーターとは異なり、ステップの踏み面が略同一平面に並びベルト状に連結されて移動するものの、エスカレーターと同様の欄干を備える動く歩道にも適用できる。
また、欄干7は、照明装置を備えないものでも良い。
また、ハンドレールフレームの凸部は、下部フレームのみに設けても良い。この場合、図7と同様の方法により薄板材料を成形して、下部フレームに凸部を形成した後、上部フレームと下部フレームを接合する。
また、ブロック材に凸部を設け、ハンドレールフレームに、ブロック材の凸部に嵌合する凹部や孔部を設けても良い。
1 乗客コンベア
2 下階建屋
2a 支持梁
3 上階建屋
3a 支持梁
4 本体枠
5 ステップ
6 欄干パネル
7 欄干
8 ハンドレール
9 ブロック材
10 ハンドレールフレーム
10a 上部フレーム
10b 下部フレーム
11 ハンドレールガイド
12 ボルト
13 凸部
14 凹部
15 孔部
16 パンチ
17 ダイ
18 凹部
19 孔部
20 デッキ
30 連結部材
31 ビス
40 照明カバー
50 パッキング部材

Claims (4)

  1. 乗り口から降り口に向かって移動するステップと、
    前記ステップの両側方に設けられ、前記ステップに同期して移動するハンドレールを有する欄干と、
    を備える乗客コンベアにおいて、
    前記欄干は、
    欄干パネルと、
    前記欄干パネルの上端部に設けられる支持部材と、
    前記支持部材に載置され、かつ前記ハンドレールが摺動可能に取り付けられるハンドレールフレームと、
    を備え、
    前記ハンドレールフレームは、凸部を備え、
    前記支持部材は、
    前記ハンドレールフレームの前記凸部に嵌合する第1のブロック材と、
    前記ハンドレールフレームとボルトによって締結される第2のブロック材と、
    を含み、
    前記第1のブロック材および前記第2のブロック材の各々は、上面において第1の凹部と第2の凹部が、一端から他端にわたって、前記ハンドレールフレームの長手方向に沿って設けられて、前記長手方向の両端面で開口し、
    前記上面における前記第1の凹部の開口部の幅寸法は、前記凸部の幅寸法よりも広く、かつ前記ボルトの頭部の径よりも狭く、
    前記第1の凹部の前記開口部内における前記第2の凹部の幅寸法は、前記ボルトの前記頭部の径よりも大きく、かつ深さ方向寸法は前記ボルトの前記頭部の高さよりも大きく、
    前記凸部の前記幅寸法と前記第1の凹部の前記開口部の前記幅寸法の寸法差が、許容される前記ハンドレールフレームの位置ずれの大きさの範囲内であり、
    前記ハンドレールフレームの前記凸部の前記幅寸法は、前記ハンドレールフレームの幅、並びに前記第1のブロック材および前記第2のブロック材の幅よりも小さく、
    前記凸部は、前記第1のブロック材の前記第1の凹部に嵌合し、前記凸部と前記第1の凹部とが互いに嵌合することにより、前記ハンドレールフレームが、前記ハンドレールフレームの幅方向において位置決めされ、
    前記第2のブロック材の前記第2の凹部には、前記ボルトの前記頭部が嵌入し、前記ボルトの軸部が立設されるように支持され、
    前記ハンドレールフレームにおける前記凸部が設けられない部分において、前記ハンドレールフレームに設けられる孔部に、前記ボルトの前記軸部が挿通されることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、
    前記凸部と、前記第1の凹部および前記第2の凹部とが、前記欄干パネルの直上に位置することを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記ハンドレールフレームは、第1の薄板材料からなる上部フレームと第2の薄板材料からなる下部フレームを有し、前記上部フレームと前記下部フレームは互いに接合され、前記凸部は、前記上部フレームと前記下部フレームとの接合部において、前第1の薄板材料または前記第2の薄板材料からなることを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項1または請求項2において、
    前記第1の凹部および前記第2の凹部は、前記欄干パネルの前記上端部から前記ハンドレールフレームの幅方向に延びる張り出し部分を有し、前記凸部は前記張り出し部分上に位置し、前記第1の凹部および前記第2の凹部は、前記張り出し部分に設けられることを特徴とする乗客コンベア。
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