JP6816922B1 - 乗客コンベアとその組み立て方法 - Google Patents

乗客コンベアとその組み立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6816922B1
JP6816922B1 JP2019128211A JP2019128211A JP6816922B1 JP 6816922 B1 JP6816922 B1 JP 6816922B1 JP 2019128211 A JP2019128211 A JP 2019128211A JP 2019128211 A JP2019128211 A JP 2019128211A JP 6816922 B1 JP6816922 B1 JP 6816922B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
rails
rail
divided
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019128211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021014321A (ja
Inventor
晃裕 山本
晃裕 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2019128211A priority Critical patent/JP6816922B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6816922B1 publication Critical patent/JP6816922B1/ja
Publication of JP2021014321A publication Critical patent/JP2021014321A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

【課題】分割されているトラスをボルトで連結する場合に、ボルトの締結を行うトルクレンチの振り角度を大きくでき締結作業を効率化できる乗客コンベアとその組み立て方法を提供する。【解決手段】2つの前記分割トラス150,150は、接続枠材152,152同士をボルト156とナット158で連結され、2つの分割されたレール202,202の端部同士は、接続レール174を介して連結され、一方の分割されたレール202の端部が、接続枠材152のナット158の位置より手前に存在し、ナット158の外周方向に一方の分割されたレール202の端部が存在しない。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアとその組み立て方法に関するものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアを現場で組み立てる場合には、運搬のために複数に分割されているトラスをボルトで一体に連結する必要がある。また、踏段が走行するレールは、分割されたそれぞれのトラスに予め固定されているため、トラスを連結した後に、分割されているレールとレールとの間に接続レールを取り付け、連結している。
実開平1−94376号公報
上記のように分割されているトラスを一体に連結する場合に、ボルトに螺合されたナットをトルクレンチで締結するが、このトルクレンチがレールに当たってその振り角度が限定され、締結作業が行い難いという問題点があった。
そこで本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、分割されているトラスをボルトで連結する場合に、ボルトの締結を行うトルクレンチの振り角度を大きくでき締結作業を効率化できる乗客コンベアとその組み立て方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、トラスと、前記トラスの前後方向に沿って設けられた左右一対のレールと、前記レールを走行する複数の踏段とを有する乗客コンベアにおいて、前記トラスは、複数の分割トラスが前後方向に連結されたものであり、前記レールは、複数の前記分割トラスに設けられた分割されたレールが連結されたものであり、前記分割トラスは、分割された左右一対の上枠材、分割された左右一対の下枠材、左右一対の縦枠材、横枠材、及び、前記分割トラスの前後端部に設けられた縦方向の接続枠材を有し、2つの前記分割トラスは、前記接続枠材同士をボルトとナットで連結され、2つの前記分割されたレールの端部同士は、接続レールを介して連結され、一方の前記分割されたレールの前記端部が、前記接続枠材の前記ナットの位置より手前に存在し、前記ナットの外周方向に一方の前記分割されたレールの前記端部が存在しない、乗客コンベアである。
また、本発明の実施形態は、トラスと、前記トラスの前後方向に沿って設けられた左右一対のレールと、前記レールを走行する複数の踏段とを有する乗客コンベアの組み立て方法において、前記トラスは、複数の分割トラスが前後方向に連結されたものであり、前記分割トラスは、左右一対の上枠材、左右一対の下枠材、左右一対の接続枠材、横枠材、及び、前記分割トラスの前後端部に設けられた縦方向の接続枠材を有し、2つの前記分割トラスを連結する場合には、前記接続枠材同士をボルトとナットで連結し、前記レールは、複数の前記分割トラスに設けられた分割されたレールが接続レールを介して連結されたものであり、一方の前記分割されたレールの部が、前記接続枠材の前記ナットの位置より手前に存在し、前記ナットの外周方向に一方の前記分割されたレールの前記端部が存在せず、前記分割されたレールの前記端部の間の空間で、前記ナットをトルクレンチで締結する、乗客コンベアの組み立て方法である。
本発明の一実施形態を示すエスカレータの側面説明図。 傾斜区間におけるトラスと踏段との関係を示す側面図。 傾斜区間におけるトラスの縦断面図。 上前レールと上後レールの取り付け構造を記す縦断面図。 接続枠材における一部欠裁斜視図。 接続枠材における正面図であって、トルクレンチでナットを締結しようとしている状態の図。 接続枠材の側面図と、下前レールの位置であって、短接続レールを外した状態のボルトとナットの位置の拡大図。 下後レールの接続レールの斜視図。
以下、本発明の一実施形態のエスカレータ10について、図1〜図8を参照して説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1を参照して説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の主駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺りベルトスプロケット27,27が設けられている。駆動装置18は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により主駆動スプロケット24が回転する。左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対のベルトスプロケット27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられている。上階側の主駆動スプロケット24と下階側の従動スプロケット26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。すなわち、左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30の前輪301が等間隔に取り付けられている。踏段30の前輪301は上前レール100、下前レール102(図2参照)に沿って走行すると共に、主駆動スプロケット24の外周部にある凹部と従動スプロケット26の外周部にある凹部に係合して、踏段30が上下に反転する。また、後輪302は上後レール200、下後レール202(図1と図2参照)を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対のスカートガード44,44と左右一対の欄干36,36が立設されている。欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。スカートガード44は、欄干36の側面下部に設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し、案内ローラ群64を介してベルトスプロケット27に掛け渡され、その後、案内ローラ群66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部48から正面スカートガード42外に表れる。そして、手摺りベルト38は、ベルトスプロケット27が主駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。また、回転するベルトスプロケット27に、走行する手摺りベルト38を押圧するための押圧部材68を有する。
上階側の機械室14の天井面にある乗降口には、上階側の乗降板32が水平に設けられ、下階側の機械室16の天井面にある乗降口には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60から踏段30が進出、又は、侵入する。また、乗降板34にも櫛歯状のコム62が設けられている。
(2)トラス12
まず、トラス12について図1〜図3を参照して説明する。トラス12は、図1に示すように、機械室14がある上水平区間と、機械室16がある下水平区間と、上水平区間と下水平区間の間にある傾斜区間とからなる。また、トラス12は、図1と図2に示すように、複数の枠部材から直方体に構成されたものであり、具体的には、前後方向(踏段30の走行方向)に配される左右一対の上枠材78,78と(図1、図2参照)、その下方に配される左右一対の下枠材80,80と(図1、図2参照)、上枠材78と下枠材80の間を接続する縦枠材82と(図1〜図3参照)、左右一対の縦枠材82,82の間を接続する横枠材84(図3参照)とより構成されている。
横枠材84は、金属製であり、上板86と、上板86の一辺から下方に垂設された縦板88とから構成され、断面L字状である。横枠材84が設けられている位置は、トラス12が傾斜している傾斜区間に設けられている。
横枠材84の縦板88には、図3に示すように、左右一対の下後レール吊り下げ部90が設けられている。下後レール吊り下げ部90は、直方形の金属板であり、図2に示すように、その下端は前後方向に屈曲され、受け板92が形成されている。
横枠材84が取り付けられた左右一対の縦枠材82の下端には、図3に示すように、下前レール支持部94が設けられている。この下前レール支持部94は、金属製で断面L字状であり、トラス12の内側、すなわち、踏段30に向かって突出している。
(3)踏段30
次に、踏段30について図2、図3を参照して説明する。図2に示すように、踏段30は、三角形状の左右一対の踏段フレーム303,303と、この踏段フレーム303の上面に形成されたクリート面304と、踏段フレーム303の後面に形成されたライザ面305とよりなり、踏段フレーム303とクリート面304とライザ面305とは、アルミダイカストで一体に形成されている。
踏段フレーム303の前端部で、かつ、クリート面304の下方には、左右一対の前輪301,301が設けられている。左右一対の前輪301,301は、図3に示すように、踏段フレーム303の前端部に回転自在に設けられた回転軸306に設けられている。また、図3に示すように、前輪301には、無端状の踏段チェーン28が連結され、踏段チェーン28が移動することにより、前輪301が踏段30を走行させる。
踏段フレーム303の後下端部、すなわち、ライザ面305の下方には、左右一対の後輪302,302が設けられている。
(4)踏段30のレール
踏段30の前輪301を案内するレールは、図2に示すように、トラス12内の上部に前後方向に設けられた上前レール100と、トラス12内の下部に前後方向に設けられた下前レール102とより構成されている。上前レール100は、踏段30の前輪301が往路を移動するときに用いられ、下前レール102は、帰路を移動するときに用いられる。
踏段30の後輪302を案内するレールは、図2に示すように、トラス12内の上部に前後方向に設けられた上後レール200と、トラス12内の下部に前後方向に設けられた下後レール202とより構成されている。上後レール200は、踏段30の後輪302が往路を移動するときに用いられ、下後レール202は、帰路を移動するときに用いられる。
上前レール100は、図3、図4に示すように、金属製のほぼ四角筒であり、上面の外側には、前輪301の脱輪を防止するために、長手方向に延びる防止壁104が設けられ、底面には、長手方向に延びるスライド溝106が形成されている。
上後レール200は、図3、図4に示すように、金属製のほぼ四角筒であり、上面の外側には、後輪302の脱輪を防止するための防止壁108が立設され、底面には、長手方向に延びるスライド溝110が形成されている。
下前レール102は、図3に示すように、金属製の断面L字状である。
下後レール202は、図3に示すように、金属製のほぼ四角筒であり、上面の外側には、後輪302の脱輪を防止するための防止壁が立設されている。
(5)レールの取り付け構造
上後レール200とレールを取り付ける構造について説明する。図3に示すように、左右一対の縦枠材82,82の間には、上記したように横枠材84が水平に取り付けられている。
上後レール200を横枠材84に取り付ける構造について説明する。図4に示すように、上後レール200内部に、長方形のスライド板122を挿入されている。スライド板122には、円筒状のナット部124が設けられ、ナット部124の内周には、ネジ孔が刻設されている。また、ナット部124の外周部分と上後レール200の底面の間にはコイル状のバネ126が配され、バネ126によってスライド板122が上後レール200の底面に押圧されている。そして、横枠材84の上板86の下方からボルト130をナット部124に螺合され、上後レール200は固定されている。
次に、上前レール100を横枠材84に取り付ける構造について説明する。図4に示すように、上前レール100においても、上後レール200と同様に、ナット部124を有したスライド板122とバネ126が上前レール100内部に挿入されている。また、図4に示すように、上前レール100と上後レール200との間に段差を形成するために、逆U字状の嵩上げ部材128が配されている。そして、横枠材84の上板86の下方からボルト130が嵩上げ部材128を貫いてナット部124に螺合され、上前レール100が固定されている。
横枠材84の縦板88に設けられた左右一対の下後レール吊り下げ部90の受け板92に、図3に示すように、下後レール202を固定されている。
左右一対の下前レール支持部94の上面の内端部に、図3に示すように、下前レール102が固定されている。
(6)傾斜区間のトラス12
傾斜区間のトラス12は、工場からエスカレータ10の設置現場に運搬が可能なように複数の分割トラス150に分割されている。これら複数の分割トラス150は、設置現場でボルト156で一体に連結する。
分割トラス150は、図5〜図7に示すように、所定の長さに切断された左右一対の上枠材78,78と、所定の長さに切断された左右一対の下枠材80,80と、左右一対の縦枠材82,82と、横枠材84とを有している。左右一対の縦枠材82,82には、分割された左右一対の上前レール100,100と、分割された下前レール102,102と、分割された左右一対の上後レール200,200と、分割された左右一対の下後レール202,202が取り付けられている。
また、図5〜図7に示すように、分割トラス150の前後端部には、隣接する分割トラス150と接続するための左右一対の接続枠材152,152が縦方向に取り付けられている。左右一対の接続枠材152,152の間には、水平方向に横枠材84が取り付けられている。この横枠材84には、分割された左右一対の上前レール100,100と、分割された左右一対の上後レール200,200とが固定されている。また、分割された上前レール100と分割された上後レール200とは、この接続枠材152の位置で切断されている。
左右一対の接続枠材152,152には、図5〜図7に示すように、上から順番に下後レール202と下前レール102が配されているが、接続枠材152には固定されていない。下前レール102は、接続枠材152の位置で切断されている。一方、図5に示すように、下後レール202は、他のレールとは異なり、接続枠材152の手前で切断されている。すなわち、下後レール202は、後から説明するボルト156の頭の手前で切断され、ボルト156の頭の外周方向に分割された下後レール202の端部が存在しない、また、他方の分割された下後レール202は、後から説明するナット158の手前で切断され、ナット158の外周方向に他方の分割された下後レール202の端部が存在しない。これにより、他のレールよりも下後レール202の切断間の距離が大きくなっている。
一方の接続枠材152、他方の接続枠材152の間には、2枚重ねの挟持板154,154が配される。
図5、図7に示すように、分割されている上前レール100と上後レール200と下前レール102とは、短接続レール168でそれぞれ接続する。短接続レール168は、金属板を折曲したものであり、前輪301や後輪302の走行面から上方に折曲された壁面、走行面から下方に折曲されたフランジ面とを有する。また、短接続レール168の下面には、レール固定用の支持板170が設けられている。
図5、図7に示すように、分割されている下後レール202のみ長接続レール174で接続する。長接続レール174は、図8に示すように、短接続レール168より長く、金属板が断面L字状に折曲され、縦部174aと横部174bとより構成されている。縦部174aにネジ孔175が設けられ、L字状の下後レール202の縦板部分にボルト178で固定できる。また、横部174bの上面には、台形の台形板176が固定されている。台形板176は、分割された下後レール202,202間に取り付けた場合に、L字状の下後レール202の走行面と同じ高さになり、段差が生じないようになる。
(7)分割トラス150の連結作業
分割トラス150を連結する作業について図5〜図7を参照して説明する。
まず、図5、図7に示すように、一方の接続枠材152、2枚重ねた挟持板154,154、他方の接続枠材152を組み合わせる。2枚重ねの挟持板154,154は、隣接する接続枠材152,152の間であって、上部と下部にそれぞれ挟持させる。
次に、図5、図7に示すように、一方の接続枠材152、2枚重ねた挟持板154,154、他方の接続枠材152に複数のボルト156を貫通させ、ナット158でそれぞれ締結する。
次に、図5、図7に示すように、分割されている上前レール100と上後レール200と下前レール102とは、短接続レール168で接続する。
最後に図5、図7に示すように、下後レール202のみ、長接続レール174で接続する。
下後レール202のみ接続枠材152より手前、すなわちボルト156の頭とナット158の手前で切断されている理由を図5〜図7を参照して説明する。
図7に示すように、接続枠材152を接続する場合に、上記したようにボルト156のネジ部分にナット158を螺合させ、トルクレンチ180で締結する。しかし、このトルクレンチ180で締結する場合に、なるべく振り角度が大きい方がよい。しかし、従来は、下後レール202が、接続枠材152の位置まで突出していたため、トルクレンチ180が下後レール202に当たり、振り角度が小さくなった。
しかし、本実施形態では、図5、図7に示すように、下後レール202をボルト156とナット158の手前で切断され、ボルト156とナット158の外周方向に分割された下後レール202の端部が存在しないため、図6に示すように、一方の下後レール202と他方の下後レール202の間の空間でトルクレンチ180を回転させることができ、そのため、トルクレンチ180は下後レール202に邪魔されず振り角度θ°が大きくなって締結作業の効率が向上する。
なお、図6に示すように、トルクレンチ180の長さは、ナット158が取り付けられている側の一方の上後レール200までの距離L1よりも長くすることができるので締結作業が行いやすい。但し、ナット158に対して相対向する他方する上後レール200に当たらないようにするために、他方する上後レール200までの距離L2(但し、L2>L1である)よりも短い必要がある。
(8)効果
本実施形態によれば、分割された下後レール202を接続枠材152におけるボルト156の頭とナット158の手前で切断され、ボルト156とナット158の外周方向に分割された下後レール202の端部が存在しないため、ナット158をトルクレンチ180で締結する場合に、振り角度θ°が大きくなり、締結作業の効率が向上する。
変更例
上前レール100、下前レール102、上後レール200、下後レール202を縦枠材82に取り付ける構造は、上記実施形態以外の構造であってもよい。
また、上記実施形態ではエスカレータ10について説明したが、動く歩道であっても、本願発明を適用できる。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、30・・・踏段、78・・・上枠材、80・・・下枠材、82・・・縦枠材、84・・・横枠材、100・・・上前レール、102・・・下前レール、200・・・上後レール、202・・・下後レール、150・・・トラス、152・・・接続枠材、156・・・ボルト、158・・・ナット、168・・・短接続レール、174・・・長接続レール、180・・・トルクレンチ

Claims (7)

  1. トラスと、
    前記トラスの前後方向に沿って設けられた左右一対のレールと、
    前記レールを走行する複数の踏段とを有する乗客コンベアにおいて、
    前記トラスは、複数の分割トラスが前後方向に連結されたものであり、
    前記レールは、複数の前記分割トラスに設けられた分割されたレールが連結されたものであり、
    前記分割トラスは、分割された左右一対の上枠材、分割された左右一対の下枠材、左右一対の縦枠材、横枠材、及び、前記分割トラスの前後端部に設けられた縦方向の接続枠材を有し、
    2つの前記分割トラスは、前記接続枠材同士をボルトとナットで連結され、
    2つの前記分割されたレールの端部同士は、接続レールを介して連結され、
    一方の前記分割されたレールの前記端部が、前記接続枠材の前記ナットの位置より手前に存在し、前記ナットの外周方向に一方の前記分割されたレールの前記端部が存在しない、
    乗客コンベア。
  2. 他方の前記分割されたレールの前記端部が、前記接続枠材の前記ボルトの位置より手前に存在し、前記ナットの外周方向に他方の前記分割されたレールの前記端部が存在しない、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記踏段は、左右一対の前輪と、左右一対の後輪とを有し、
    前記レールは、
    往路の前記踏段の前記前輪が走行する左右一対の上前レールと、
    往路の前記踏段の前記後輪が走行する左右一対の上後レールと、
    帰路の前記踏段の前記後輪が走行する左右一対の下後レールと、
    帰路の前記踏段の前記前輪が走行する左右一対の下前レールと、
    から構成されている請求項1に記載の乗客コンベア。
  4. 左右一対の前記下後レールは、複数の分割された下後レールを連結したものであり、
    一方の前記分割された下後レールの端部が、前記接続枠材の前記ナットの位置より手前に存在する、
    請求項3に記載の乗客コンベア。
  5. トラスと、
    前記トラスの前後方向に沿って設けられた左右一対のレールと、
    前記レールを走行する複数の踏段とを有する乗客コンベアの組み立て方法において、
    前記トラスは、複数の分割トラスが前後方向に連結されたものであり、
    前記分割トラスは、左右一対の上枠材、左右一対の下枠材、左右一対の接続枠材、横枠材、及び、前記分割トラスの前後端部に設けられた縦方向の接続枠材を有し、2つの前記分割トラスを連結する場合には、前記接続枠材同士をボルトとナットで連結し、
    前記レールは、複数の前記分割トラスに設けられた分割されたレールが接続レールを介して連結されたものであり、
    一方の前記分割されたレールの部が、前記接続枠材の前記ナットの位置より手前に存在し、前記ナットの外周方向に一方の前記分割されたレールの前記端部が存在せず、前記分割されたレールの前記端部の間の空間で、前記ナットをトルクレンチで締結する、
    乗客コンベアの組み立て方法。
  6. 前記踏段は、左右一対の前輪と、左右一対の後輪とを有し、
    前記レールは、
    往路の前記踏段の前記前輪が走行する左右一対の上前レールと、
    往路の前記踏段の前記後輪が走行する左右一対の上後レールと、
    帰路の前記踏段の前記後輪が走行する左右一対の下後レールと、
    帰路の前記踏段の前記前輪が走行する左右一対の下前レールと、
    から構成され、
    左右一対の前記下後レールは、複数の分割された下後レールを連結したものであり、
    一方の前記分割された下後レールの端部が、前記接続枠材の前記ナットの位置より手前に存在し、
    前記ナットを締結するトルクレンチの長さは、前記ナットが取り付けられている側の一方の前記上後レールまでの距離よりも長い、
    請求項に記載の乗客コンベアの組み立て方法
  7. 前記ナットを締結するトルクレンチの長さは、前記ナットに対して相対向する他方する前記上後レールまでの距離よりも短い、
    請求項に記載の乗客コンベアの組み立て方法
JP2019128211A 2019-07-10 2019-07-10 乗客コンベアとその組み立て方法 Active JP6816922B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019128211A JP6816922B1 (ja) 2019-07-10 2019-07-10 乗客コンベアとその組み立て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019128211A JP6816922B1 (ja) 2019-07-10 2019-07-10 乗客コンベアとその組み立て方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6816922B1 true JP6816922B1 (ja) 2021-01-20
JP2021014321A JP2021014321A (ja) 2021-02-12

Family

ID=74164656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019128211A Active JP6816922B1 (ja) 2019-07-10 2019-07-10 乗客コンベアとその組み立て方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6816922B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021014321A (ja) 2021-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4191143B2 (ja) 乗客用コンベヤ駆動機械
JP5985685B1 (ja) 延設部材とそれを用いた乗客コンベア
JP6816922B1 (ja) 乗客コンベアとその組み立て方法
JP5937240B1 (ja) 乗客コンベア
JP6329877B2 (ja) 乗客コンベア
JP6270977B1 (ja) 乗客コンベア
JP6367392B1 (ja) 乗客コンベア及びその取り付け方法
JP5969060B2 (ja) 乗客コンベア
JP6538242B1 (ja) 乗客コンベアの乗降板及びそれを用いた乗客コンベア
JP6386139B1 (ja) スカートガードパネル及びそれを用いた乗客コンベアの修理方法
JP6617898B1 (ja) 踏段とそれを用いた乗客コンベア
JP6466546B1 (ja) エスカレータ
JP6363265B1 (ja) 乗客コンベアとその製造方法
JP6306223B1 (ja) 乗客コンベア
JP6367428B1 (ja) 乗客コンベア
JP6445670B1 (ja) 乗客コンベアとその製造方法
JP6462779B2 (ja) 乗客コンベアとその製造方法
JP6363269B1 (ja) 乗客コンベア
JP5730367B2 (ja) 乗客コンベアの踏段
JP6881851B2 (ja) 乗客コンベア
JP6781240B2 (ja) 手摺りベルト及びそれを用いた乗客コンベア
JP2020093917A (ja) 乗客コンベア
JP6077058B2 (ja) 乗客コンベア
JP6271688B1 (ja) 乗客コンベア
JP6441442B1 (ja) 乗客コンベアの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6816922

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150