JP6327757B2 - ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステータに関するものである。
車両駆動や回生発電等に用いられる回転電機のステータコアでは、複数の分割コアが周方向に配列されて筒状に形成されたものがある。各分割コアは、磁性を有するプレートが軸方向に積層されて構成されている。軸方向で隣り合うプレート同士は、カシメ等により連結されている。
ところで、上述したステータコアは、例えば複数の分割コアが筒状に配列された状態で、ホルダ内に圧入等により嵌合される。この際、ステータコアとホルダとの間や、周方向で隣り合う分割コア間に作用する荷重によって、分割コアのうち軸方向の端部に位置するプレートの浮きやめくれが発生するおそれがある。
そこで、例えば下記特許文献1には、分割コアを構成するプレートのうち、軸方向の端部に位置するプレート同士のカシメ箇所を、軸方向の中央部に位置するプレート同士のカシメ箇所に比べて多くする構成が開示されている。
この構成によれば、軸方向の端部に位置するプレート同士を強固に連結できるので、プレートの浮きやめくれを抑制できると考えられる。
特開2011−125141号公報
しかしながら、上述した特許文献1の構成にあっては、軸方向の端部に位置するプレート同士のカシメ箇所が多くなることで、カシメ箇所で発生する渦電流により鉄損が増加するおそれがある。その結果、回転電機の効率が低下するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、回転電機の効率の低下を抑制した上で、プレートの浮きやめくれ等を抑制できるステータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、磁性を有するプレート(例えば、実施形態におけるプレート22)が積層された分割コア(例えば、実施形態における分割コア21)と、複数の前記分割コアが配列され、筒状に形成されたステータコア(例えば、実施形態におけるステータコア11)と、前記ステータコアが嵌合されたホルダ(例えば、実施形態におけるホルダ12)と、を備え、前記分割コアのうち軸方向の両端部を回避した部分には、径方向の外側に突出するとともに、前記ホルダの内周面に接触する突出部(例えば、実施形態における突出部541)が形成され、前記ステータコアは、前記軸方向の両端部において前記径方向の外側を向く外周面全体が前記ホルダの内周面から離間した状態で、前記ホルダ内に嵌合され、前記突出部は、周方向から見た側面視において、前記径方向の外側に向けて凸の円弧状に形成されている。
請求項に記載した発明では、前記周方向に延びるバックヨーク片(例えば、実施形態におけるバックヨーク片24)と、前記バックヨーク片における前記周方向の中央部から前記径方向の内側に突出するティース部(例えば、実施形態におけるティース部14)と、を有し、前記突出部は、前記バックヨーク片の外周面のうち前記径方向から見て前記ティース部と重なる部分に形成されていてもよい。
請求項に記載した発明では、前記分割コアは、前記周方向に延びるバックヨーク片と、前記バックヨーク片における前記周方向の中央部から前記径方向の内側に突出するティース部と、を有し、前記バックヨーク片には、前記軸方向で隣り合う前記プレート同士を連結するカシメ部(例えば、実施形態におけるカシメ部33)が形成され、前記突出部は、前記バックヨーク片の外周面のうち前記径方向から見て前記カシメ部と重なる位置に形成されていてもよい。
請求項に記載した発明では、前記突出部は、前記軸方向から見た平面視で前記径方向の外側に向けて凸の円弧状に形成され、前記突出部の曲率半径は、前記ホルダの前記内周面の曲率半径よりも小さくてもよい。
請求項1に記載した発明によれば、周方向で隣り合う分割コア同士の境界部分と、分割コアにおけるホルダの嵌合部分と、を周方向に離間させることができる。これにより、嵌合時等に分割コアとホルダとの間に作用する荷重によって、分割コアのうち軸方向の端部に位置するプレートの浮きやめくれが発生するのを抑制できる。
特に、従来のようにカシメ箇所を増加する必要がないので、鉄損の増加を抑制して、回転電機の効率の低下を抑制できる。
各分割コアの外周面のうち軸方向の両端部は、周方向の全体に亘ってホルダの内周面から径方向に離間することになるので、各分割コアにおける軸方向の端部でのプレートの浮きやめくれを確実に抑制できる。
請求項に記載した発明によれば、突出部がバックヨーク片のうち、周方向の中央部であって、径方向から見てティース部と重なる位置に形成されているため、周方向で隣り合う分割コア同士の境界部分と、分割コアにおけるホルダの嵌合部分と、の距離を確保できる。したがって、プレートの浮きやめくれが発生するのを確実に抑制できる。
請求項に記載した発明によれば、分割コアのうち、軸方向で隣り合うプレート間の連結強度が比較的高いカシメ部に近接した位置に突出部が配置される。これにより、嵌合時においてホルダと突出部との間に作用する荷重等に起因してプレートの浮きやめくれが発生するのを確実に抑制できる。
なお、カシメ部は、一般的に分割コアのうち、磁気回路影響が少ない部分に形成される。そのため、径方向から見た側面視でカシメ部と重なる位置に突出部を形成することで、ホルダと突出部との間に作用する荷重に起因する磁気回路影響も可能な限り低減できる。
請求項に記載した発明によれば、突出部の外周面とホルダの内周面とが曲面同士で接触するので、ホルダの内周面に突出部が引っ掛かるのを抑制し、プレートの浮きやめくれ等が発生するのを確実に抑制できる。
第1実施形態に係るステータの部分平面図である。 第2実施形態に係るステータの部分平面図である。 第3実施形態に係るステータの部分平面図である。 第4実施形態に係るステータの部分平面図である。 第5実施形態に係るステータの部分断面図である。 第5実施形態に係るステータの部分平面図である。 実施形態の他の構成に係るステータの部分平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、ステータ1の部分平面図である。
図1に示すように、本実施形態のステータ1は、電気自動車やハイブリッド車両等の車両駆動や回生発電に用いられる回転電機に搭載される。回転電機は、ステータ1の内側に図示しないロータが回転可能に配置されて構成されている。ロータは減速機構等を介して車両の車軸に動力伝達可能に連結されている。
ステータ1は、筒状のステータコア11と、ステータコア11が圧入されたホルダ12と、を備えている。なお、以下の説明では、ステータコア11の軸線に沿う方向を単に軸方向といい、軸線に直交する方向を径方向といい、軸線周りの方向を周方向という場合がある。
ステータコア11は、筒状のバックヨーク部13と、バックヨーク部13から径方向の内側に突設されたティース部14と、を有している。
上述したステータコア11は、複数の分割コア21が周方向に配列されることで形成されている。分割コア21は、プレス加工等により打ち抜かれた磁性を有するプレート22(電磁鋼板)が軸方向に積層されて構成されている。なお、本実施形態において、各プレート22は、それぞれ同形同大に形成されている。また、各分割コア21は、それぞれ同等の構成により形成されている。
分割コア21は、軸方向から見た平面視でT字状に形成されている。具体的に、各分割コア21は、バックヨーク片24と、バックヨーク片24から径方向の内側に突設された上述したティース部14と、を有している。
バックヨーク片24は、ステータコア11におけるバックヨーク部13のうち、周方向の一部を構成している。バックヨーク片24は、周方向の中央部に位置する基部31と、基部31に対して周方向の両側に張り出す一対の鍔部32と、を有している。バックヨーク片24のうち、鍔部32における外周面(径方向の外側を向く面)は、軸方向から見た平面視で円弧状に形成されている。
周方向で隣り合う分割コア21同士は、バックヨーク片24(鍔部32)における周方向で対向する端面同士を突き合わせた状態で配列されている。なお、バックヨーク片24の各鍔部32には、軸方向で隣り合うプレート22同士を連結するためのカシメ部33がそれぞれ形成されている。なお、カシメ部33の形状や位置、数等は、適宜変更が可能である。但し、カシメ部33は、分割コア21のうち、磁束の通過量の少ない部分(磁気回路影響が少ない部分)に形成することが好ましい。
ティース部14は、各分割コア21毎に一つずつ設けられている。ティース部14は、バックヨーク片24における基部31の内周面(径方向の内側を向く面)から径方向の内側に向けて突設されている。すなわち、バックヨーク片24における上述した鍔部32は、ティース部14に対して周方向の両側に張り出した部分である。ティース部14には、図示しないインシュレータを介して図示しないコイルが装着される。なお、一の分割コア21に対して複数のティース部14を設けても構わない。
ここで、上述したバックヨーク片24における基部31の外周面(径方向の外側を向く面)には、径方向の外側に向けて突出する突出部41が形成されている。突出部41は、バックヨーク片24のうち上述したカシメ部33よりも周方向の中央部寄りに位置する部分であって、上述したティース部14と周方向で同等の位置に配置されている。したがって、突出部41は、径方向から見た側面視でカシメ部33と重なり合わない位置に配置されている。なお、図1の例において、突出部41における周方向の幅は、基部31(ティース部14)と同等の幅になっている。但し、突出部41の幅等は、適宜変更が可能である。
突出部41の外周面は、ホルダ12の内面形状に倣う円弧状に形成されている。また、突出部41における周方向の両端縁は、径方向に延びる段差面42を介して鍔部32の外周面に連なっている。
ホルダ12は、ステータコア11と同軸上に配置された筒状に形成されている。ホルダ12の内径は、ステータコア11のうち、突出部41が位置する部分(最大外径部)よりも小さく、突出部41以外の部分(最小外径部)よりも大きくなっている。すなわち、ステータコア11のうち、突出部41が位置する部分は、ホルダ12との間に締め代が設けられている。
そして、ステータコア11は、ホルダ12の内周面と各分割コア21における突出部41の外周面とが接触した状態で、ホルダ12内に圧入されている。一方、ステータコア11のうち、各分割コア21における鍔部32の外周面は、ホルダ12の内周面に対して径方向に離間している。したがって、周方向で隣り合う分割コア21同士の境界部分は、ホルダ12の内周面に対して径方向に離間している。
なお、上述したステータ1を製造する際には、まず例えば複数の分割コア21を周方向に配列し、筒状のステータコア11とする。このとき、周方向で隣り合う分割コア21同士は、バックヨーク片24における周方向で対向する端面同士を突き合わせた状態で配列する。
続いて、ステータコア11をホルダ12内に圧入する。この際、ステータコア11のうち突出部41の外周面のみがホルダ12の内周面に接触しながら、ステータコア11がホルダ12内に圧入される。なお、ステータコア11は、ホルダ12に外嵌される構成であれば、圧入に限らず、焼嵌め等であっても構わない。また、上述の説明では、分割コア21を筒状に配列した状態で、ホルダ12内に圧入する構成について説明したが、これに限らず、ホルダ12内で分割コア21を筒状に配列する構成であっても構わない。
このように、本実施形態では、分割コア21の周方向における両端部がホルダ12の内周面から径方向に離間した状態で、ステータコア11がホルダ12に嵌合されている構成とした。
この構成によれば、隣り合う分割コア21同士の境界部分と、分割コア21におけるホルダ12の圧入部分と、を周方向に離間させることができる。これにより、圧入時等に分割コア21とホルダ12との間に作用する荷重によって、分割コア21のうち軸方向の端部に位置するプレート22の浮きやめくれが発生するのを抑制できる。
特に、本実施形態では、従来のようにカシメ箇所を増加する必要がないので、鉄損の増加を抑制して、回転電機の効率の低下を抑制できる。
本実施形態では、分割コア21の外周面のうち、周方向の両端部を回避した部分に突出部41が形成されているため、突出部41とホルダ12との間に作用する荷重を簡単に確保し易くなり、ホルダ12内に分割コア21を確実に保持できる。
本実施形態では、突出部41がバックヨーク片24のうち、径方向から見てティース部14と重なる位置に形成されているため、周方向で隣り合う分割コア21同士の境界部分と、分割コア21におけるホルダ12の圧入部分と、の距離を確保できる。したがって、プレート22の浮きやめくれが発生するのを確実に抑制できる。
本実施形態では、突出部41が分割コア21における軸方向の全体に亘って形成されているため、ステータコア11における軸方向の全体をホルダ12内で安定して保持できる。
また、分割コア21における軸方向の全体に亘って同形同大のプレート22を用いることができるので、低コスト化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、第2実施形態に係るステータ200の部分平面図である。第2実施形態では、突出部241の形状が第1実施形態と相違している。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すステータ200において、各分割コア221の突出部241は、軸方向から見た平面視で径方向の外側に向けて凸の円弧状に形成されている。具体的に、突出部241の外周面における曲率半径は、ホルダ12の内周面における曲率半径よりも小さくなっている。
また、突出部241における周方向の両端部は、分割コア221(鍔部32)の外周面に滑らかに連なっている。すなわち、突出部241における周方向の両端部は、径方向の内側に向けて凸の曲線部245を介して分割コア221の外周面に連なっている。
本実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することに加え、以下の作用効果を奏する。すなわち、突出部241の外周面とホルダ12の内周面とが曲面同士で接触するので、圧入時等においてホルダ12の内周面に突出部241が引っ掛かるのを抑制し、プレート22の浮きやめくれ等が発生するのを確実に抑制できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図3は、第3実施形態に係るステータ300の部分平面図である。本実施形態では、突出部341の位置が上述した実施形態と相違している。
図3に示すステータ300において、各分割コア321の突出部341は、径方向から見た側面視で各鍔部32のうちカシメ部33と径方向で重なり合う位置にそれぞれ形成されている。この場合、各突出部341は、分割コア321の外周面のうち、各鍔部32における周方向の外側端部、及び基部31の全体を回避した位置に形成されている。したがって、ステータコア11は、各分割コア21における周方向の両端部及び中央部がホルダ12の内周面に対して径方向に離間した状態で、ホルダ12内に圧入されている。なお、突出部341における周方向の幅は、カシメ部33の幅よりも広くなっている。
本実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、以下の作用効果を奏する。すなわち、分割コア321のうち、軸方向で隣り合うプレート22間の連結強度が比較的高いカシメ部33に近接した位置に突出部341が配置される。これにより、圧入時においてホルダ12と突出部341との間に作用する荷重等に起因してプレート22の浮きやめくれが発生するのを確実に抑制できる。
なお、カシメ部33は、一般的に分割コア21のうち、磁気回路影響が少ない部分に形成される。そのため、径方向から見た側面視でカシメ部33と重なる位置に突出部341を形成することで、ホルダ12と突出部341との間に作用する荷重に起因する磁気回路影響も可能な限り低減できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図4は、第4実施形態に係るステータ400の部分平面図である。本実施形態では、カシメ部433及び突出部441の位置が上述した実施形態と相違している。
図4に示すステータ400において、各分割コア421のカシメ部433は、バックヨーク片24の基部31に形成されている。
径方向から見た側面視において、基部31の外周面のうちカシメ部33と重なり合う位置には、突出部441が形成されている。図4の例において、突出部441における周方向の幅は、基部31よりも狭く、カシメ部433よりも広くなっている。したがって、ステータコア11は、各分割コア421のうち、基部31における周方向の両端部及び鍔部32がホルダ12の内周面から径方向に離間した状態で、ホルダ12内に圧入されている。
本実施形態によれば、カシメ部433と突出部441とを接近させた上で、隣り合う分割コア421同士の境界部分と、分割コア421におけるホルダ12の圧入部分と、を離間させることができる。これにより、プレート22の浮きやめくれが発生するのを確実に抑制できる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図5は、第5実施形態に係るステータ500の部分断面図である。図6は、第5実施形態に係るステータ500の部分平面図である。本実施形態では、分割コア521における軸方向の中央部に突出部541が形成されている点で上述した実施形態と相違している。
図5、図6に示すステータ500において、各分割コア521の突出部541は、軸方向の中央部に形成されている。周方向から見た側面視において、突出部541は、径方向の外側に向けて凸の円弧状に形成されている。すなわち、突出部541は、軸方向の両側から中央部に向かうに従い径方向の外側への突出量が漸次増大している。また、軸方向から見た平面視において、突出部541は、分割コア521のバックヨーク片24における周方向の全体に亘って形成されている。なお、突出部541は、軸方向に間隔をあけて複数設けても構わない。
一方、各分割コア521の外周面のうち、軸方向の両端部は、周方向の全体に亘ってホルダ12の内周面から径方向に離間している。すなわち、本実施形態のステータコア11は、軸方向の中央部のみでホルダ12の内周面に圧入されている。
上述した突出部541は、軸方向から見た平面視形状が異なる複数のプレート22を積層することで形成される。すなわち、各プレート22のうち、軸方向の中央部(突出部541に相当する部分)に位置する中央プレート22aは、軸方向の両端部(突出部541以外の部分)に位置する端部プレート22bに比べてバックヨーク片24の外周面が径方向の外側に位置するように形成されている。なお、各プレート22a,22bの形状は適宜変更が可能である。
本実施形態によれば、各分割コア521の外周面のうち、軸方向の両端部は、周方向の全体に亘ってホルダ12の内周面から径方向に離間することになるので、各分割コア521における軸方向の端部でのプレート22の浮きやめくれを確実に抑制できる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態で挙げた構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、軸方向で隣り合うプレート22同士がカシメ部を介して連結される構成について説明したが、各プレート22の連結方法は適宜変更が可能である。例えば、各プレート22同士が接着剤等により連結されていても構わない。
また、上述した各実施形態を適宜組み合わせても構わない。
上述した実施形態では、バックヨーク片24のうち、基部31及び鍔部32の何れか一方に突出部が形成された構成について説明したが、これに限られない。突出部は、基部31及び鍔部32の双方に形成してもよく、基部31及び鍔部32間を跨るように形成しても構わない。
上述した実施形態では、各分割コアの外周面の一部が径方向の外側に向けて突出する突出部を形成した場合について説明したが、これに限られない。すなわち、分割コアにおける少なくとも軸方向の端部の外周面のうち、周方向における両端部がホルダ12の内周面から径方向に離間した状態で、ステータコア11がホルダ12内に嵌合されていれば構わない。なお、本実施形態において、分割コアにおける軸方向の端部とは、軸方向の最外に位置するプレート22を含むプレート22数枚分が積層された領域である。
この場合、例えば図7に示すステータ600のように、各分割コア621の外周面全体における曲率半径を、ホルダ12の内周面の曲率半径よりも小さく形成しても構わない。この構成によれば、各分割コア621の外周面のうち、周方向の両端部がホルダ12の内周面から離間した上で、周方向の中央部でステータコア11をホルダ12内に圧入することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1,200,300,400,500,600…ステータ
11…ステータコア
12…ホルダ
14…ティース部
21,221,321,421,521,621…分割コア
22…プレート
24…バックヨーク片
33,433…カシメ部
41,241,341,441,541,641…突出部

Claims (4)

  1. 磁性を有するプレートが積層された分割コアと、
    複数の前記分割コアが配列され、筒状に形成されたステータコアと、
    前記ステータコアが嵌合されたホルダと、を備え、
    前記分割コアのうち軸方向の両端部を回避した部分には、径方向の外側に突出するとともに、前記ホルダの内周面に接触する突出部が形成され、
    前記ステータコアは、前記軸方向の両端部において前記径方向の外側を向く外周面全体が前記ホルダの内周面から離間した状態で、前記ホルダ内に嵌合され
    前記突出部は、周方向から見た側面視において、前記径方向の外側に向けて凸の円弧状に形成されていることを特徴とするステータ。
  2. 前記分割コアは、
    前記周方向に延びるバックヨーク片と、
    前記バックヨーク片における前記周方向の中央部から前記径方向の内側に突出するティース部と、を有し、
    前記突出部は、前記バックヨーク片の外周面のうち前記径方向から見て前記ティース部と重なる部分に形成されていることを特徴とする請求項に記載のステータ。
  3. 前記分割コアは、
    前記周方向に延びるバックヨーク片と、
    前記バックヨーク片における前記周方向の中央部から前記径方向の内側に突出するティース部と、を有し、
    前記バックヨーク片には、前記軸方向で隣り合う前記プレート同士を連結するカシメ部が形成され、
    前記突出部は、前記バックヨーク片の外周面のうち前記径方向から見て前記カシメ部と重なる位置に形成されていることを特徴とする請求項又は請求項に記載のステータ。
  4. 前記突出部は、前記軸方向から見た平面視で前記径方向の外側に向けて凸の円弧状に形成され、
    前記突出部の曲率半径は、前記ホルダの前記内周面の曲率半径よりも小さいことを特徴とする請求項から請求項の何れか1項に記載のステータ。
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