JP4546213B2 - モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4546213B2
JP4546213B2 JP2004306858A JP2004306858A JP4546213B2 JP 4546213 B2 JP4546213 B2 JP 4546213B2 JP 2004306858 A JP2004306858 A JP 2004306858A JP 2004306858 A JP2004306858 A JP 2004306858A JP 4546213 B2 JP4546213 B2 JP 4546213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
steering
cores
core
electric power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004306858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006121818A (ja
Inventor
康夫 清水
勝浩 齋藤
尚 三好
篤彦 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004306858A priority Critical patent/JP4546213B2/ja
Publication of JP2006121818A publication Critical patent/JP2006121818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4546213B2 publication Critical patent/JP4546213B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • H02K1/148Sectional cores
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • H02K1/185Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to outer stators

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に好適なモータおよび、モータを搭載した電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置は、自動車を運転中、運転者がステアリングホイール(操舵ハンドル)を操作するとき、モータを連動させて操舵力を補助する支援装置である。電動パワーステアリング装置では、運転者のハンドル操舵によりステアリング軸に生じる操舵トルクを検出する操舵トルク検出部からの操舵トルク信号、および、車速を検出する車速検出部からの車速信号を利用し、モータ制御部の制御動作に基づいて、補助操舵力を出力する支援用のモータを駆動制御し、運転者の操舵力を軽減している。
ステアリングホイールに加えられた操舵トルクは、ラックアンドピニオン機構の出力軸に伝達されるとともに、操舵トルクに応じてモータが発生した補助トルクを摩擦係合伝達手段及びウォームギヤ機構を介してピニオン軸に伝達し、ラックアンドピニオン機構によって車輪を操舵する。
特許文献1には、電動パワーステアリング装置等に用いられるブラシレスモータが開示されている。
電動パワーステアリング装置に用いられる、モータの回転軸(ロータ)は弾性部材を介してカップリングによりステアリングギヤボックスのハウジングに回転自在に支持されるウォームギヤに連結されている。このウォームギヤは、ピニオンギヤ軸に一体的に設けられるウォームホィールギヤに噛み合わされモータの発生トルクを倍力している。モータは、ピニオン軸に対して概ね直角方向に突出してステアリングギヤボックスのハウジングに固定される。したがって、モータとハウジングとの固定時の剛性は低くなり、モータ通電時の作動振動がハウジングに伝達され騒音を発生するという課題があった。
上記の課題を解決するためには、モータの剛性を大きくとることが必要である。
図9は、従来のモータの回転軸に垂直な断面図である。モータ100は、モータハウジング101内に9個のT字状の分割コア102a〜102iからなるアウターコア102が納められ、それらのコア102a〜102iの突極部103a〜103iにコイル104a〜104iが捲かれている。そして、モータ100の中心部には、回転軸105とインナーコア106と8極リング磁石107a〜107hと磁石カバー108からなるロータ109が設けられている。各コア102a〜102iは、断面略T字状の連結部の部分110a〜110i,111a〜111iにそれぞれ半円弧状の凸部112a〜112iと凹部113a〜113iが設けられそれぞれ嵌合されて構成される。
図9に示すように、モータ100のアウターコア102は複数個(9個)の分割コア102a〜102iから構成されている。これらの分割コア102a〜102iは、分割コア102a〜102iのT字の連結部の部分110a〜110i,111a〜111iを密着させて形成したときのリングの外径よりもモータハウジング101の内径を小さく設定し、モータハウジング101の内径に固定されている。そのため、各コア102a〜102iの連結部の外径部114a〜114i,115a〜115iでそれぞれ接触し、各コア102a〜102iの連結部の内径部116a〜116i,117a〜117iでは接触していないように納められている。
特開平11−234928公報
図9で示した従来のモータでは、次のような課題が存在する。図9に示すように、モータ100のアウターコア102は、複数個(9個)の分割コア102a〜102iから構成され、モータハウジング101の内径に比べて分割コア102a〜102iの集合体であるアウターコア102の外径が大きく設定されているので、図10に示すようにシメシロによる力R1,R2が発生する(図10では、例として一つの分割コア102aを示す)。分割コア102aの形状は、断面略T字状の連結部の部分110a,111aにそれぞれ半円弧状の凸部112aと凹部113aが設けられそれぞれ嵌合されて構成される。したがって、凸部112aと凹部113aの接触から、これらの力R1,R2は例えば図10のように作用する。このときモータハウジング101の内径方向に作用する力Pはゼロとなるので緊迫力にはならない。しかも曲げモーメントMが発生して傾きを生じさせ不安定となる不具合を発生させる。これらにより剛性不足が発生し、モータ通電時にアウターコア102が振動しこの振動が剛性不足によりハウジング101に伝達され騒音を発生するという課題がある。したがって分割コアの集合体であるアウターコアの剛性を高くすることが望まれていた。特に電動パワーステアリング装置に用いると、モータの振動が直接的にハンドルに伝達され、操舵フィーリングを低下させる課題があった。
本発明の目的は、例えば電動パワーステアリング装置に好適な、アウターコアの剛性が高く、騒音の発生を抑えることができるモータとモータを搭載した電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明に係るモータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
本発明に係る第1のモータ(請求項1に対応)は、複数のコアを組み合わせてリング形状となるステータを備えるモータであって、各コアの形状は、リング形状となったときの径方向に対して所定幅を持った連結部と突極部とからなる断面略T字状をしており、複数のコアを組み合わせてリング形状としたステータをモータハウジングに納めたときに、前記モータの軸直方向の断面で見たときに、隣り合う前記コア同士が、前記連結部の内径部の1点で接触することで、各コアは、連結部の内径部で接触し、外径部で非接触であることで特徴づけられる。
本発明に係る第2のモータ(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくはモータハウジングの内径は、複数のコアの幅を持った連結部全面を隙間なく接触させて形成した際のリングの外径よりも小さく設定したことで特徴づけられる。
本発明に係る第のモータ(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくはモータは複数のマグネットが備えられたインナーロータを備え、複数相の交流波形により駆動されるブラシレスモータであることで特徴づけられる。
本発明に係る第1の電動パワーステアリング装置(請求項に対応)は、モータによって操舵力を発生させ車両の転舵を行う電動パワーステアリング装置であって、モータとして第1〜第のモータのいずれか1つを用いたことで特徴づけられる。
本発明に係るモータは、高い剛性を付与することができ、モータ通電時にアウターコアの振動が抑制されしかもこの振動がハウジングに伝達され難くなる効果を有する。また、このモータを搭載した電動パワーステアリング装置は、振動伝達の小さい滑らかな操舵フィーリングと騒音が少ないものとすることができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に従って説明する。
実施形態で説明される構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また各構成の組成については例示にすぎない。従って本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
図1〜図4を参照して本発明に係るモータを備える電動パワーステアリング装置の全体的構成、機械的機構の要部構成、および電子回路ユニットのレイアウトを説明する。
図1は、本発明に係るモータを備える電動パワーステアリング装置10の全体構成を示す。電動パワーステアリング装置10は例えば乗用車両に装備される。電動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール11に連結されるステアリング軸12等に対して補助用の操舵力(操舵トルク)を与えるように構成されている。ステアリング軸12の上端はステアリングホイール11に連結され、下端にはピニオンギヤ13が取り付けられている。ピニオンギヤ13に対して、これに噛み合うラックギヤ14aを設けたラック軸14が配置されている。ピニオンギヤ13とラックギヤ14aによってラックアンドピニオン機構15が形成される。ラック軸14の両端にはタイロッド16が設けられ、各タイロッド16の外側端には前輪17が取り付けられる。上記ステアリング軸12に対し動力伝達機構18を介してモータ19が設けられている。
モータ19は、操舵トルクを補助する回転力(トルク)を出力し、この回転力を、動力伝達機構18を経由して、ステアリング軸12に与える。またステアリング軸12には操舵トルク検出部20が設けられている。操舵トルク検出部20は、運転者がステアリングホイール11を操作することによって生じる操舵トルクをステアリング軸12に加えたとき、ステアリング軸12に加わる当該操舵トルクとその作用方向を検出する。また21は車両の走行速度を検出する車速検出部であり、22はコンピュータで構成される制御装置である。制御装置22は、操舵トルク検出部20から出力される操舵トルク信号Tと車速検出部21から出力される車速信号Vを取り入れ、操舵トルクに係る情報と車速に係る情報に基づいて、モータ19の回転動作を制御する駆動制御信号SG1を出力する。またモータ19には、レゾルバ等によって構成されるモータ回転角検出部23が付設されている。モータ回転角検出部23の回転角信号SG2は制御装置22にフィードバックされている。上記のラックアンドピニオン機構15等は図1中で図示しないギヤボックス24に収納されている。
上記において電動パワーステアリング装置10は、通常のステアリング系の装置構成に対し、操舵トルク検出部20、車速検出部21、制御装置22、モータ19、動力伝達機構18を付加することによって構成されている。なお、電動機19は例えば、ブラシレスモータから構成される。
上記構成において、運転者がステアリングホイール11を操作して自動車の走行運転中に走行方向の操舵を行うとき、ステアリング軸12に加えられた操舵トルクに基づく回転力はラックアンドピニオン機構15を介してラック軸14の軸方向の直線運動に変換され、さらにタイロッド16を介して前輪17の走行方向を変化させようとする。このときにおいて、同時に、ステアリング軸12に付設された操舵トルク検出部20は、ステアリングホイール11での運転者による操舵に応じた操舵トルクを検出して電気的な操舵トルク信号Tに変換し、この操舵トルク信号Tを制御装置22へ出力する。また車速検出部21は、車両の車速を検出して車速信号Vに変換し、この車速信号Vを制御装置22へ出力する。
制御装置22は、操舵トルク信号Tおよび車速信号Vに基づいて電動機19を駆動するためのモータ電流(Iu,Iv,Iw)を発生する。電動機19は3相電動機であり、そのモータ電流はU相とV相とW相から成る3相交流Iu,Iv,Iwである。上記の駆動制御信号SG1は3相交流であるモータ電流Iu,Iv,Iwである。かかるモータ電流によって駆動される電動機19は、動力伝達機構18を介して補助操舵力をステアリング軸12に作用させる。以上のごとくモータ19を駆動することにより、ステアリングホイール11に加えられる運転者による操舵力が軽減される。
図2は、電動パワーステアリング装置10の機械的機構の要部と電気系の具体的構成に示す。ラック軸14の左端部および右端部の一部は断面で示されている。ラック軸14は、車幅方向(図2中左右方向)に配置される筒状ハウジング31の内部に軸方向へスライド可能に収容されている。ハウジング31から突出したラック軸14の両端にはボールジョイント32がネジ結合され、これらのボールジョイント32に左右のタイロッド16が連結されている。ハウジング31は、図示しない車体に取り付けるためのブラケット33を備えると共に、両端部にストッパ34を備えている。
図2において、35はイグニションスイッチ、36は車載バッテリ、37は車両エンジンに付設された交流発電機(ACG)である。交流発電機37は車両エンジンの動作で発電を開始する。制御装置22に対してバッテリ36または交流発電機37から必要な電力が供給される。制御装置22はモータ19に付設されている。
図3は図2中のA−A線断面図である。図3では、ステアリング軸12の支持構造、操舵トルク検出部20、動力伝達機構18、ラックアンドピニオン機構15の具体的構成と、電動機19および制御装置22のレイアウトとが明示される。
図3において、上記ギヤボックス24を形成するハウジング24aにおいてステアリング軸12は2つの軸受け部41,42によって回転自在に支持されている。ハウジング24aの内部にはラックアンドピニオン機構15と動力伝達機構18が収納され、さらに上部には操舵トルク検出部20が付設されている。ステアリング軸12の下端部に設けられたピニオン13は軸受け部41,42の間に位置している。ラック軸14は、ラックガイド45で案内され、かつ圧縮されたスプリング46で付勢された当て部材47でピニオン13側へ押え付けられている。動力伝達機構18は、電動機19の出力軸に結合される伝動軸48に固定されたウォームギヤ49とステアリング軸12に固定されたウォームホイール50とによって形成される。操舵トルク検出部20は、ステアリング軸12の周りに配置される操舵トルク検出センサ20aと、操舵トルク検出センサ20aから出力される検出信号を電気的に処理する電子回路部20bとから構成されている。
図4は図3中のB−B線断面図である。図4ではモータ19および制御装置22の内部の具体的構成が明示される。
モータ19は、回転軸51に固定された永久磁石により成るロータ52と、ロータ52の周囲に配置された、巻線53を有する複数のコアからなるアウターコア54とを備える。回転軸51は、2つの軸受け部56,57によって回転自在に支持される。回転軸51の先部はモータ19の出力軸19aとなっている。モータ19の出力軸19aは、トルクリミッタ58を介して、回転動力が伝達されるように伝動軸48に結合されている。
伝動軸48には前述の通りウォームギヤ49が固定され、これに噛み合うウォームホイール50が配置されている。回転軸51の後端部には、モータ19のロータ52の回転角(回転位置)を検出する前述のモータ回転角検出部(位置検出部)23が設けられる。モータ回転角検出部23は、回転軸51に固定された回転子23aと、この回転子23aの回転角を磁気的な作用を利用して検出する検出素子23bとから構成される。モータ回転角検出部23には例えばレゾルバが用いられる。ステータ54,55の巻線53には3相交流であるモータ電流Iu,Iv,Iwが供給される。以上のモータ19の構成要素は、モータハウジング59の内部に配置される。
図5は図4のC−C線断面図であり、モータ19の断面構造を示す。なお、制御装置22は省略してある。アウターコア54は、9個のコア54a〜54iからなり各コア54a〜54iには、ティース部(突極)62a〜62iを放射状に延している。これら放射状に配置した9個のティース部62a〜62iに巻線53a〜53iを巻くことで、U相、V相、W相を構成している。
ロータ52は、周方向に8個(8極)の永久磁石52a〜52hを有した回転体である。8個の永久磁石52a〜52hは、径方向(内・外面方向)に着磁した円弧状部材であり、周方向にN極とS極とが交互に配列するように並べたものである。
本発明に係る電動機の第1の実施形態について説明する。
図5に示すように、モータ19は、モータハウジング59内に9個のT字状の分割コア54a〜54iからなるアウターコア54が納められ、それらのコアの突極部62a〜62iにコイル53a〜53iが捲かれている。そして、モータ19の中心部には、回転軸51とインナーコア63と8極リング磁石52a〜52hと磁石カバー64からなるロータ52が設けられている。各コア54a〜54iは、断面略T字状の連結部の部分70a〜70i,71a〜71iにそれぞれ半円弧状の凸部72a〜72iと凹部73a〜73iが設けられそれぞれ嵌合されて構成される。
複数のコア54a〜54iを組み合わせてリング形状となるステータ54を備えるモータ19であって、各コア54a〜54iの形状は、リング形状となったときの径方向に対して所定幅を持った連結部70a〜70i,71a〜71iと突極部62a〜62iからなる断面略T字状をしており、複数のコア54a〜54iを組み合わせてリング形状としたステータ54をモータハウジング59に納めたときに、各コア54a〜54iは、連結部70a〜70i,71a〜71iの内径部で接触し、外径部で非接触であることを特徴とするモータである。また、モータハウジング59の内径は、複数のコア54a〜54iの幅を持った連結部全面を隙間なく接触させて形成した際のリングの外径よりも小さく設定した。
図6は、従来のモータと本発明のモータのハウジングとコアの納めた状態の比較を示す概念図である。図6(a)は、従来型のものであり、ハウジング80の内径と、コア54a〜54iを連結部で密着させたときに形成される場合を示すが、コア54a〜54iは製作上の公差を有するので、図6(a)のような密着はあり得ない。実際には、例えば図6(b)のように、従来のハウジング81の内径と、コア54a〜54iを連結部で密着させたときに形成されるリングの外径が大きく、連結部の内径部90a〜90i,91a〜91iに隙間が生じる。このとき接触点A点、B点とC点の距離lが小さいので押しつけ力が小さく剛性が低くなる。図6(c)は、本発明のモータハウジング82の内径は、複数のコア54a〜54iの所定幅を持った連結部全面を接触させて形成したリングの外径よりも小さく設定した場合である。この場合には、連結部の内径部90a〜90i,91a〜91iで接触している。
図7でこのときのコアでの作用を説明する。ここでは、例としてコア54aについて述べる。コア54aは、連結部70a,71aの内径部90a,91aと、ハウジング59の部分と点83,84で接触する。このとき、コア54aに作用する力は、隣のコアから受ける力R1,R2と、ハウジングから受ける力P1,P2である。力R1,R2は、発生する力R1,R2が分割コア54aをモータハウジング59の内径に押し付ける方向に作用していることが分かる。このときモータハウジング59の内径方向に作用する力P1,P2が大きくできるので緊迫力を発生させ、作用点が下方にあるので曲げモーメントMも発生しない。これらにより、高い剛性を付与することができ、モータ通電時にアウターコアの振動が抑制されしかもこの振動がハウジングに伝達され難くなる効果を有する。
次に、第2の実施形態を説明する。第2実施形態では、図8に示すように、コア92a〜92iの連結部93a〜93i,94a〜94iは、複数のコア92a〜92iの連結部93a〜93i,94a〜94i全面を隙間なく接触させて形成したリングの外径が、モータハウジング95の内径よりも大きくなるように形成した。それにより、モータハウジング95に複数のコア92a〜92iを組み合わせてリング形状としたステータを納めたときに、各コア92a〜92iは、連結部の内径部96a〜96i,97a〜97iで接触する。
それにより、第1の実施形態で説明したコアに働く作用により、コア92a〜92iは、連結部の内径部96a〜96i,97a〜97iと、ハウジング95の部分と点98a〜98i,99a,99i,97で接触する。このとき、コア94aに作用する力は、図7で示したように、隣のコアから受ける力R1,R2と、ハウジングから受ける力P1,P2である。力R1,R2は、発生する力R1,R2が分割コアをモータハウジング95の内径方向に押し付ける方向に作用していることが分かる。このときモータハウジング95の内径方向に作用する力Pが大きくできるので緊迫力を発生させ、作用点が内径部にあるので曲げモーメントMも発生しない。これらにより、高い剛性を付与することができ、モータ通電時にアウターコアの振動が抑制されしかもこの振動がハウジングに伝達され難くなる効果を有する。
なお、本発明でのモータは、電動パワーステアリング装置に用いる場合を説明したが、それに限らず、ステアバイワイヤ方式のステアリング装置でのモータとして用いることができる。
本発明は、電動パワーステアリング装置の使用に好適なモータに利用される。
本発明に係るモータを備える電動パワーステアリング装置の全体構成を示す図である。 電動パワーステアリング装置の機械的機構の要部と電気系の具体的構成に示す図である。 図2中のA−A線断面図である。 図3中のB−B線断面図である。 図4のC−C線断面図であり、モータの断面構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るモータのコア部の従来との比較を説明する図である。 本発明に係るモータのコア部に作用する力を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るモータのコア部の従来との比較を説明する図である。 従来のモータの断面構造を示す図である。 従来のモータでの各コアに作用する力を示す図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
13 ピニオンギヤ
14 ラック軸
15 ピニオン機構
18 動力伝達機構
19 電動機
19a 出力軸
36 バッテリ
49 ウォームギヤ
50 ウォームホイール
51 回転軸
52 ロータ
52a〜52h 永久磁石
53a〜53i 巻線
54a〜54i コア
62a〜62i ティース部

Claims (4)

  1. 複数のコアを組み合わせてリング形状となるステータを備えるモータであって、
    各コアの形状は、前記リング形状となったときの径方向に対して所定幅を持った連結部と突極部とからなる断面略T字状をしており、
    複数の前記コアを組み合わせてリング形状としたステータをモータハウジングに納めたときに、
    前記モータの軸直方向の断面で見たときに、隣り合う前記コア同士が、前記連結部の内径部の1点で接触することで、前記各コアは、前記連結部の内径部で接触し、外径部で非接触であることを特徴とするモータ。
  2. 前記モータハウジングの内径は、前記複数のコアの前記幅を持った連結部全面を隙間なく接触させて形成した際のリングの外径よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記モータは複数のマグネットが備えられたインナーロータを備え、複数相の交流波形により駆動されるブラシレスモータであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のモータ。
  4. モータによって操舵力を発生させ車両の転舵を行う電動パワーステアリング装置であって、前記モータとして請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のモータを用いたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2004306858A 2004-10-21 2004-10-21 モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP4546213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306858A JP4546213B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306858A JP4546213B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006121818A JP2006121818A (ja) 2006-05-11
JP4546213B2 true JP4546213B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=36539178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004306858A Expired - Fee Related JP4546213B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4546213B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109565193A (zh) * 2016-09-02 2019-04-02 日本电产株式会社 定子、定子的制造方法及马达

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007129835A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Aisin Seiki Co Ltd モータ
JP5114965B2 (ja) * 2007-02-15 2013-01-09 トヨタ自動車株式会社 ステータコアおよび回転電機
JP5126577B2 (ja) * 2007-06-27 2013-01-23 株式会社デンソー 回転電機のステータ
JP5144163B2 (ja) * 2007-08-06 2013-02-13 住友電気工業株式会社 分割ステータコア、分割ステータ、ステータおよびステータの製造方法
JP5329059B2 (ja) * 2007-08-06 2013-10-30 住友電気工業株式会社 ステータおよびステータの製造方法
JP5256835B2 (ja) * 2008-04-21 2013-08-07 株式会社デンソー 回転電機の固定子及び回転電機
JP5181994B2 (ja) * 2008-10-08 2013-04-10 新日鐵住金株式会社 分割型固定子及び電動機
DE102010007885A1 (de) * 2010-02-13 2011-08-18 Daimler AG, 70327 Stator einer elektrischen Maschine
DE102013219535A1 (de) * 2013-09-27 2015-04-02 Mahle International Gmbh Statoranordnung für einen Elektromotor
WO2015063871A1 (ja) 2013-10-29 2015-05-07 三菱電機株式会社 永久磁石埋込型電動機、圧縮機、および冷凍空調装置
KR101940682B1 (ko) * 2015-04-07 2019-01-22 엘지이노텍 주식회사 스테이터 및 이를 포함하는 모터
JP6327757B2 (ja) * 2016-03-08 2018-05-23 本田技研工業株式会社 ステータ
CN108781007B (zh) * 2016-09-02 2020-10-09 日本电产株式会社 定子、定子的制造方法及马达
CN109565192A (zh) * 2016-09-02 2019-04-02 日本电产株式会社 定子、定子的制造方法及马达
DE112017004402T5 (de) 2016-09-02 2019-05-16 Nidec Corporation Stator, statorherstellungsverfahren und motor
CN109716616A (zh) * 2016-09-30 2019-05-03 日本电产株式会社 定子、定子的制造方法以及马达
JP6584581B1 (ja) * 2018-05-09 2019-10-02 三菱電機株式会社 回転電機
JP2022082266A (ja) * 2020-11-20 2022-06-01 ミネベアミツミ株式会社 モータ
CN114142633B (zh) * 2021-12-03 2023-01-06 广东美芝制冷设备有限公司 定子、电机、压缩机和制冷设备

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001119873A (ja) * 1999-10-19 2001-04-27 Toshiba Corp 回転電機のステータコア
JP2002359939A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機用電動機の固定子
JP2003079084A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Aichi Elec Co リラクタンストルク利用のブラシレスdcモータ
JP2004112988A (ja) * 2002-07-23 2004-04-08 Toyota Industries Corp 電動モータ及び電動コンプレッサ
JP2004112856A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Nissan Motor Co Ltd 回転電機の冷却構造及びその製造方法
JP2004236497A (ja) * 1996-09-30 2004-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転電機のコア製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004236497A (ja) * 1996-09-30 2004-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転電機のコア製造方法
JP2001119873A (ja) * 1999-10-19 2001-04-27 Toshiba Corp 回転電機のステータコア
JP2002359939A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機用電動機の固定子
JP2003079084A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Aichi Elec Co リラクタンストルク利用のブラシレスdcモータ
JP2004112988A (ja) * 2002-07-23 2004-04-08 Toyota Industries Corp 電動モータ及び電動コンプレッサ
JP2004112856A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Nissan Motor Co Ltd 回転電機の冷却構造及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109565193A (zh) * 2016-09-02 2019-04-02 日本电产株式会社 定子、定子的制造方法及马达
CN109565193B (zh) * 2016-09-02 2021-02-02 日本电产株式会社 定子、定子的制造方法及马达

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006121818A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4546213B2 (ja) モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置
US7253546B2 (en) Electric motor and electric power steering apparatus equipped with the motor
JP2005318733A (ja) 電動機および電動機を搭載した電動パワーステアリング装置
US9705443B2 (en) Motor, electric power steering device, and vehicle
JP5028220B2 (ja) 電動パワーステアリング用モータ、それに用いられる電磁シールド構造および電磁シールド方法
JP5930131B2 (ja) 電動機制御装置、電動パワーステアリング装置および車両
JP2001275325A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6307324B2 (ja) ブラシレスモータおよびこれを用いた電動パワーステアリング装置
JPWO2008050637A1 (ja) ブラシレスモータ
JP4492781B2 (ja) 回転機及び操舵システム
JP2009106125A (ja) モータの回転角検出装置
JP4865704B2 (ja) 車両用電動パワーステアリング用モータおよびそれを用いた車両用電動パワーステアリングシステム
JP2006121821A (ja) シンクロナスリラクタンスモータおよびシンクロナスリラクタンスモータを搭載した電動ステアリング装置
US8049449B2 (en) Brushless motor control method and brushless motor
JP5470913B2 (ja) モータコア、これを用いるモータコアユニット、ブラシレスモータ及びこれを用いる電動パワーステアリング装置、並びにモータコアユニットの製造方法
JP5150244B2 (ja) レゾルバの位置決め機構及び電動パワーステアリング装置
JP2006187131A (ja) 永久磁石回転電機及びそれを用いた車載電動アクチュエータ装置用電機システム並びに電動パワーステアリング装置用電機システム
WO2020036042A1 (ja) 固定子、回転電機、自動車用電動補機装置
JP6838840B2 (ja) ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置用モータ
JP5144994B2 (ja) 電動モータ
JP5695366B2 (ja) パワーステアリング用トルクセンサ及びこれを備える電動式パワーステアリング装置
JP5233403B2 (ja) 回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
JP2008011675A (ja) ブラシレスモータ及び電動パワーステアリング装置
JP2002079947A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5695346B2 (ja) パワーステアリング用トルクセンサ及びこれを備える電動式パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100701

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140709

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees