JP2002359939A - 密閉型圧縮機用電動機の固定子 - Google Patents

密閉型圧縮機用電動機の固定子

Info

Publication number
JP2002359939A
JP2002359939A JP2001164488A JP2001164488A JP2002359939A JP 2002359939 A JP2002359939 A JP 2002359939A JP 2001164488 A JP2001164488 A JP 2001164488A JP 2001164488 A JP2001164488 A JP 2001164488A JP 2002359939 A JP2002359939 A JP 2002359939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
teeth
divided
tooth
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001164488A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Funami
準 舟見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001164488A priority Critical patent/JP2002359939A/ja
Publication of JP2002359939A publication Critical patent/JP2002359939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型圧縮機用電動機用ブラシレスモータの
固定子の振動を抑えて低騒音化を図る。 【解決手段】 固定子を歯部の円周方向の中心で半径方
向に分割して絞まりバメによる力を歯部全体で受けるよ
うにして変形を防ぎながら、内部応力により見かけの剛
性を上げた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調・冷却機に用い
られる密閉型圧縮機用電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉型圧縮機用電動機に用いられ
るブラシレスモータの固定子は、図7のような一体型の
積層鉄板からなる鉄心か、巻線効率を向上させることを
目的とした図8のような歯部と歯部をつなぐ継鉄部で分
割した積層鉄板からなる固定子片を組み合わせてなる鉄
心により構成されていた。図7において17は固定子鉄
心、14は絶縁紙、15は固定子鉄心の歯部16に巻回
された巻線。図8において19は固定子片で歯部間の合
せ面19a、19bにて組合わされ、その外周側で溶接
等により固着されて固定子鉄心18となしている点が図
7と異なる。なお、図7及び8のようにそれぞれの歯部
にそれぞれ巻線が施されるものを以降「集中巻」と称す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図7の構成では歯部間の空間が広いため回転時のト
ルク変動により歪易く、固定子が振動し騒音が大きくな
る欠点を有し、同様に図8の構成においては、歯部と歯
部を連結する継鉄部に合わせ目があるため剛性が弱くな
り更に振動し易くなると共に、合わせ目での磁束の漏れ
損失が増加する欠点を有していた。さらに図8の例で
は、一般的な固定子の圧縮機への組込み方法である圧力
容器の胴シェルへの絞まりバメ固定により、固定子内周
側が変形し性能に影響を与えると言う欠点も有してい
た。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明はこのような従来の
課題を解決するものであり、ブラシレスモータの固定子
を歯部の周方向の中間部で半径方向に分割し、各々の固
定片を組合わせて固定子となす事により、絞まりバメに
より働く力を歯部全体で受けさせることで歪を抑え、且
つ歯部の合わせ面に発生する内部応力により見かけの剛
性アップと、固定子片自体の剛性を歯部内周面の溶接で
強化する事によって、トルク変動による振動を抑えて低
騒音の密閉型圧縮機用電動機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、電動密
閉型圧縮機に用いられるブラシレスモータを構成する固
定子で、略環状の継鉄部と前記継鉄部から内径方向に向
かって延設された複数の歯部を有する積層された鉄板か
らなる固定子鉄心と、前記歯部にそれぞれ電気絶縁物を
介して巻かれた巻線とからなり、前記歯部は周方向の中
間部で半径方向に分割され、分割されたそれぞれの歯部
は相互に噛み合わされる凹凸を有しているものであり、
絞まりバメによる力を歯部面全体で受けさせる事で歪が
生じ難くなる。また歯面全体に発生する内部応力により
見かけの歯部剛性がアップするという作用を有する。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の固
定子において、分割された歯部内周面の積層鉄板同士
を、各々一個所以上溶接にて固着するものであり、歯部
剛性がアップするという作用を有する。
【0007】請求項3記載の発明は請求項1の固定子に
おいて、分割された固定子片の歯部の両合わせ面の内周
側先端近傍に、噛み合わせ用凸凹を設けると共に半径の
中心方向にテーパを設けるものであり、絞まりバメによ
る力による合わせ面の内部応力を高め固定子の見かけの
剛性がアップするという作用を有する。
【0008】(実施例)以下本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明におけるブラシレスモータ固
定子の一実施例の構成を説明する組立図である。図1に
おいて12が固定子鉄心で固定子片13を複数個組み合
わせて構成され、14が絶縁紙、15が固定子の歯部1
6に巻回された巻線である。図2は図1における固定子
片13の形状を説明する図で、固定子13の歯部16の
円周方向中心で半径方向に分割された形状をしており、
本図の例では固定子片6個を組合せて固定子鉄心12を
形成している。固定子片13の互いの合せ面13a、1
3bの外周面側13fで溶接等によって固着され一体と
なしてある。
【0010】図3は本発明のブラシレスモータの固定子
を用いた密閉型電動機圧縮機の断面図を示す。図3にお
いて、1は固定子で胴シェル6に絞まりバメ固定されて
いる。2は回転子で圧縮機のメカ部3の回転軸4に固定
されている。5は軸受け7,8は上下シェルで、9は吸
入管、10は吐出管、11は電源用端子である。
【0011】図4(a)は胴シェルに組み込まれた固定
子1の状態を簡略化して示した横断面図で、図4(b)
は図8における従来例の胴シェルに組み込まれた固定子
18の状態を簡略化して示した横断面図である。
【0012】かかる構成にしたことによって、絞まりバ
メによって働く力(図中の白抜き矢印)により、図4
(b)の従来例の鉄心の中間で分割された場合では合わ
せ面が短いため、力のアンバランスによってモーメント
力f1又はf2が働き歯部の中心位置がズレて内径に変
形を引き起こし易いのに対して、図4(a)の本発明実
施例では、各固定子片5の歯部の合わせ面に力が加わっ
ても、歯部の長い合わせ面全体で力を受けることにな
り、少々のアンバランスが有っても歯部全体での歪の差
は僅かでモーメント力も働かない。
【0013】又、運転時に発生するモータトルクによる
歯部間に働く力Fに対しては、図4(b)の従来例の鉄
心の中間で分割された場合は、鉄心の合せ面を支点とし
て歯部にモーメント力として加わるため歯部の中心位置
がズレ内径に変形を引き起こし易いのに対して、図4
(a)の本発明の実施例では、前記合わせ面に加わる力
による内部応力σが見かけの剛性を高める為変形が押さ
えられる。
【0014】図5は本発明のもう一つの実施例を示すも
のである。図5の様に分割された固定子片13の合せ面
13a、13bに、半径方向に外周面が開く方向のテー
パを設けることで歯部面の内部応力σを更に増すことに
より剛性アップができる。さらにもう一つの方法とし
て、図2の13gに示すように固定子片の積層方向に内
周を溶接等で固定することで固定子片自体の剛性を高め
ることも容易である。
【0015】図6(a)に本発明の固定子鉄心における
磁束の流れを、図6(b)に図8における従来例の固定
子鉄心の磁束の流れを示す。この図より明らかな様に、
従来の固定子を分割した場合の課題であった固定紙片の
合せ面での磁束の漏れ損失については、漏れの原因とな
る磁束の断面を切る合せ面が、従来例の1/3(6個所
から2箇所)になることから大幅に減る。
【0016】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明は電動密閉型圧縮機に用いられるブラシレ
スモータを構成する固定子であって、集中巻である固定
子の積層された鉄板からなる鉄心の歯部を、周方向の中
心で半径方向に分割して歯部の合わせ面に噛み合わせ用
の凹凸を設けることによって、胴シェルへの絞まりバメ
により働く力を歯部の合わせ面全体で受けることにな
り、少々の力のアンバランスが有っても歯部全体での歪
を小さくおさえる効果があり、又運転時に発生するモー
タトルクにより働く歯部間力に対しては、前記歯部合わ
せ面に発生する内部応力が見かけの剛性を高める効果が
あり、歯部自体の変形が抑えられて固定子の振動が小さ
くなるため、騒音の発生を抑えることができる。又磁束
の漏れ損失が従来の分割に比べ1/3になることから効
率のダウンも最小限にできるから性能面でも優れたブラ
シレスモータを実現できる。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
固定子において、分割された固定子片の歯部内周面の積
層鉄板同士を一個所以上溶接にてを固着することによっ
て、固定子片の剛性を高める効果がある。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
固定子において、分割された固定子片の歯部における両
合わせ面の内径側先端近傍に噛み合わせ用凸凹を設ける
と共に、半径中心方向にテーパを設ける事によって、絞
まりバメによる内部応力を増加させ見掛けの剛性を高め
る効果があり、いずれも請求項1と同様に騒音の発生を
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるブラシレスモータ固
定子を示す図
【図2】本発明の一実施例におけるブラシレスモータ固
定子鉄心の形状を説明する斜視図
【図3】本発明の一実施例における密閉型電動機圧縮機
の断面図
【図4】(a)本発明の一実施例における固定子に対す
る絞まりバメ力の働き方を説明する図 (b)従来例の固定子に対する絞まりバメ力の働き方を
説明する図
【図5】本発明のもう一つの実施例を示す図
【図6】(a)本発明の固定子鉄心における磁束の流れ
を表す図 (b)従来の分割された固定子鉄心の磁束の流れを表す
【図7】従来のブラシレスモータにおける固定子の組立
【図8】従来のブラシレスモータの分割固定子鉄心によ
り構成された固定子の組立図
【符号の説明】
1 固定子 2 回転子 3 メカ部 4 回転軸 5 軸受 6 胴シェル 7、8 上下シェル 9 吸入管 10 吐出管 11 電源端子 12、17、18 固定子鉄心 13、19 固定子片 13a、13b、19a、19b 合せ面 13c、13d 噛合せ用凹凸 13f、13g、13h 溶接部 14 絶縁紙 15 巻線 16 歯部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動密閉型圧縮機に用いられるブラシレ
    スモータを構成する固定子であって、略環状の継鉄部と
    前記継鉄部から内径方向に向かって延設された複数の歯
    部を有する積層された鉄板からなる固定子鉄心と、前記
    歯部にそれぞれ電気絶縁物を介して巻かれた巻線とから
    なり、前記歯部は周方向の中間部で半径方向に分割さ
    れ、分割されたそれぞれの歯部は相互に噛み合わされる
    凹凸を有していることを特徴とする密閉型圧縮機用電動
    機の固定子。
  2. 【請求項2】 分割された歯部の内周面で、積層鉄板同
    士が各々一個所以上溶接固着されていることを特徴とす
    る請求項1記載の密閉型圧縮機用電動機の固定子。
  3. 【請求項3】 分割された歯部の合わせ面の内周側先端
    近傍に噛み合わせ用凸凹を設けると共に、前記合わせ面
    に半径の中心方向にテーパを設けたことを特徴とする請
    求項1記載の密閉型圧縮機用電動機の固定子。
JP2001164488A 2001-05-31 2001-05-31 密閉型圧縮機用電動機の固定子 Pending JP2002359939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164488A JP2002359939A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 密閉型圧縮機用電動機の固定子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164488A JP2002359939A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 密閉型圧縮機用電動機の固定子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002359939A true JP2002359939A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19007304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001164488A Pending JP2002359939A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 密閉型圧縮機用電動機の固定子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002359939A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006121818A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Honda Motor Co Ltd モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置
JP2007129835A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Aisin Seiki Co Ltd モータ
JP2007274749A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Toyota Motor Corp ステータ、電動機およびステータの製造方法
JP2008530968A (ja) * 2005-02-14 2008-08-07 エテル・ソシエテ・アノニム 多数の成層鉄板から形成されたセグメント化された部分を備えた電動モータと成層鉄板を接合するための方法
JP2009044803A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 分割ステータコア、分割ステータ、ステータおよびステータの製造方法
US7705510B2 (en) * 2002-07-30 2010-04-27 Robert Bosch Gmbh Strip-type segment and laminated stator core for an electrical machine
CN105141048A (zh) * 2015-08-24 2015-12-09 锦州汉拿电机有限公司 拼块式定子铁心及其制造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7705510B2 (en) * 2002-07-30 2010-04-27 Robert Bosch Gmbh Strip-type segment and laminated stator core for an electrical machine
JP2006121818A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Honda Motor Co Ltd モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置
JP4546213B2 (ja) * 2004-10-21 2010-09-15 本田技研工業株式会社 モータおよびモータを搭載した電動パワーステアリング装置
JP2008530968A (ja) * 2005-02-14 2008-08-07 エテル・ソシエテ・アノニム 多数の成層鉄板から形成されたセグメント化された部分を備えた電動モータと成層鉄板を接合するための方法
JP4922949B2 (ja) * 2005-02-14 2012-04-25 エテル・ソシエテ・アノニム 多数の成層鉄芯から形成されたセグメント化された部分を備えた電動モータと成層鉄芯を接合するための方法
US8230579B2 (en) 2005-02-14 2012-07-31 Etel Sa Method for producing an electromotor
JP2007129835A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Aisin Seiki Co Ltd モータ
JP2007274749A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Toyota Motor Corp ステータ、電動機およびステータの製造方法
JP2009044803A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 分割ステータコア、分割ステータ、ステータおよびステータの製造方法
CN105141048A (zh) * 2015-08-24 2015-12-09 锦州汉拿电机有限公司 拼块式定子铁心及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100401083B1 (ko) 전동기 고정자 철심 및 그의 제조방법과 전동기 및 압축기
JP2003274579A (ja) 密閉型圧縮機用電動機の固定子
JP4036148B2 (ja) 電動モータ及び電動コンプレッサ
JP4907654B2 (ja) 分割型鉄心及びその製造方法、固定子鉄心
WO2010047098A1 (ja) デュアルロータモータおよびその製造方法
JP4485262B2 (ja) 電動機の固定子
JP5257038B2 (ja) 回転電機
JP5757326B2 (ja) 動力伝達装置
JP2006296010A (ja) 密閉型圧縮機
JP2002359939A (ja) 密閉型圧縮機用電動機の固定子
JPH1198724A (ja) 回転機器のステータ
JP3607849B2 (ja) 電動機固定子鉄心
JP2003176781A (ja) 密閉型圧縮機
JP2004364444A (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2020114129A (ja) 回転電機のロータコア
WO2013121755A1 (ja) モータの分割ステータ・コア
JP7163948B2 (ja) 圧縮機
WO2020054029A1 (ja) かご形回転子および回転電機
JP2020178430A (ja) ステータおよびモータ
JP2004064925A (ja) ブラシレスモータ
JP2583279Y2 (ja) 回転電機の回転子
JP2002369417A (ja) 密閉型圧縮機用電動機の固定子
JP4396227B2 (ja) インホイールモータ
JP7030140B2 (ja) 回転電機、固定子
JP3011597B2 (ja) アウターロータ型ブラシレスdcモータ