JP2002369417A - 密閉型圧縮機用電動機の固定子 - Google Patents
密閉型圧縮機用電動機の固定子Info
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- JP2002369417A JP2002369417A JP2001166603A JP2001166603A JP2002369417A JP 2002369417 A JP2002369417 A JP 2002369417A JP 2001166603 A JP2001166603 A JP 2001166603A JP 2001166603 A JP2001166603 A JP 2001166603A JP 2002369417 A JP2002369417 A JP 2002369417A
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- electric motor
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 密閉型圧縮機用電動機用ブラシレスモータの
固定子の振動を抑えて低騒音化を図る。 【解決手段】 固定子の歯部の両先端部にピンでコアを
固定する為の穴を設け、該ピンを用いて歯部間を固定出
来る固定リングを取付可能な構造とした。
固定子の振動を抑えて低騒音化を図る。 【解決手段】 固定子の歯部の両先端部にピンでコアを
固定する為の穴を設け、該ピンを用いて歯部間を固定出
来る固定リングを取付可能な構造とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は空調・冷却機に用い
られる密閉型圧縮機用電動機に関するものである。
られる密閉型圧縮機用電動機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の密閉型圧縮機用電動機に用いられ
る集中巻ブラシレスモータの固定子は、図６のような略
環状の継鉄部と前記継鉄部から内径方向に向かって延設
された複数の歯部を有する積層された鉄板からなる固定
子鉄心と、前記歯部にそれぞれ電気絶縁物を介して巻か
れた巻線（以下「集中巻」と称す）とにより構成されて
いた。図６において、１９は固定子鉄心、１３は絶縁
紙、１５は固定子鉄心の歯部２０に巻回された巻線であ
る。
る集中巻ブラシレスモータの固定子は、図６のような略
環状の継鉄部と前記継鉄部から内径方向に向かって延設
された複数の歯部を有する積層された鉄板からなる固定
子鉄心と、前記歯部にそれぞれ電気絶縁物を介して巻か
れた巻線（以下「集中巻」と称す）とにより構成されて
いた。図６において、１９は固定子鉄心、１３は絶縁
紙、１５は固定子鉄心の歯部２０に巻回された巻線であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では歯部間の空間が広いため回転時のトルク変
動により歪易く、固定子が振動し騒音が大きくなる欠点
を有していた。
来の構成では歯部間の空間が広いため回転時のトルク変
動により歪易く、固定子が振動し騒音が大きくなる欠点
を有していた。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】本発明はこのような従来の
課題を解決するものであり、ブラシレスモータの固定子
の積層された鉄板からなる鉄心の歯部の先端両側に穴を
設け該穴に固定ピンを圧入して歯部を固着して剛性を高
め、外力による歯部の変形を防ぐ事によって固定子の振
動を抑え、低騒音の密閉型圧縮機用電動機を提供するも
のである。
課題を解決するものであり、ブラシレスモータの固定子
の積層された鉄板からなる鉄心の歯部の先端両側に穴を
設け該穴に固定ピンを圧入して歯部を固着して剛性を高
め、外力による歯部の変形を防ぐ事によって固定子の振
動を抑え、低騒音の密閉型圧縮機用電動機を提供するも
のである。
【０００５】
【発明の実施の形態】請求項１記載の発明は、電動密閉
型圧縮機を用いられるブラシレスモータを構成する固定
子であって、略環状の継鉄部と前記継鉄部から内径方向
に向かって延設された複数の歯部を有する積層された鉄
板からなる固定子鉄心と、前記歯部にそれぞれ電気絶縁
物を介して巻かれた巻線とからなり、前記歯部の先端両
側に穴を設け、前記穴に固定ピンを圧入して歯部を固着
してなるものであり、歯部の剛性を高め、歯部間に働く
力による変形を抑えるという作用を有する。
型圧縮機を用いられるブラシレスモータを構成する固定
子であって、略環状の継鉄部と前記継鉄部から内径方向
に向かって延設された複数の歯部を有する積層された鉄
板からなる固定子鉄心と、前記歯部にそれぞれ電気絶縁
物を介して巻かれた巻線とからなり、前記歯部の先端両
側に穴を設け、前記穴に固定ピンを圧入して歯部を固着
してなるものであり、歯部の剛性を高め、歯部間に働く
力による変形を抑えるという作用を有する。
【０００６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の固
定ピンを固定子鉄心端面上に突出させて該突出部に固定
リングを取付けて全歯部を内周方向に固定するものであ
り、歯部間に働く力による変形を抑え且つ巻線を内側か
ら支える作用を有する。
定ピンを固定子鉄心端面上に突出させて該突出部に固定
リングを取付けて全歯部を内周方向に固定するものであ
り、歯部間に働く力による変形を抑え且つ巻線を内側か
ら支える作用を有する。
【０００７】（実施例）以下本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図１は本発明の一実施例の構成
を説明する組立図である。図１において、１２は固定子
鉄心、１３は絶縁紙、１５は固定子の歯部１４に巻回さ
れた巻線、１６は歯部の先端両側に設けた固定孔１７
ａ、１７ｂに圧入されてある固定ピンである。図２は図
１における固定ピン圧入部の拡大図で有る。図３は本発
明のブラシレスモータの固定子を用いた密閉型電動機圧
縮機の断面図を示す。
面を参照して説明する。図１は本発明の一実施例の構成
を説明する組立図である。図１において、１２は固定子
鉄心、１３は絶縁紙、１５は固定子の歯部１４に巻回さ
れた巻線、１６は歯部の先端両側に設けた固定孔１７
ａ、１７ｂに圧入されてある固定ピンである。図２は図
１における固定ピン圧入部の拡大図で有る。図３は本発
明のブラシレスモータの固定子を用いた密閉型電動機圧
縮機の断面図を示す。
【０００８】１は固定子で胴シェル６に絞まりバメ固定
され２は回転子で圧縮機のメカ部３の軸４に固定されて
いる。５は軸受け７、８は上下シェルで、９は吸入管、
１０は吐出管、１１は電源用端子である。
され２は回転子で圧縮機のメカ部３の軸４に固定されて
いる。５は軸受け７、８は上下シェルで、９は吸入管、
１０は吐出管、１１は電源用端子である。
【０００９】かかる構成にしたことによって、歯部を構
成する積層板が固着されて円周方向の剛性がアップし、
運転時にモータトルクにより歯部間に働く力の変動によ
る振動を抑えることが出来る。ここで固定溝を歯部の先
端両側に設けたのは、鉄心内の磁束の流れを妨げないよ
うにする為であり、更に、図２に示す様に固定穴を歯先
部より盛り上げて構成しているのは、歯先の厚みを従来
どうり確保できる様にする為である。
成する積層板が固着されて円周方向の剛性がアップし、
運転時にモータトルクにより歯部間に働く力の変動によ
る振動を抑えることが出来る。ここで固定溝を歯部の先
端両側に設けたのは、鉄心内の磁束の流れを妨げないよ
うにする為であり、更に、図２に示す様に固定穴を歯先
部より盛り上げて構成しているのは、歯先の厚みを従来
どうり確保できる様にする為である。
【００１０】図４は本発明のもう一つの実施例について
構成を説明する組立図である。図１の実施例に対し固定
ピンに歯部間を結合する固定リング１８を設けた点が異
なる。
構成を説明する組立図である。図１の実施例に対し固定
ピンに歯部間を結合する固定リング１８を設けた点が異
なる。
【００１１】図５は該固定リング１８の固定部の拡大図
で、歯部１４から突出した固定ピン１６に該固定リング
に設けた固定穴２０ａ、２０ｂを合せ圧入固定されてい
る。１３ａ、１３ｂは絶縁紙である。
で、歯部１４から突出した固定ピン１６に該固定リング
に設けた固定穴２０ａ、２０ｂを合せ圧入固定されてい
る。１３ａ、１３ｂは絶縁紙である。
【００１２】かかる構成にしたことによって、歯部の変
形を歯部同士で支えることが可能となるとともに、巻線
の内径へのはみ出しを抑える働きもある。ここで、リン
グ形状としたのは作業性のためであり、固定に必要な隣
り合う歯部間の部分のみでも同等の効果が得られる。な
お該固定リングの材料には磁束の漏れを防ぐため非磁性
のものを用いてある。
形を歯部同士で支えることが可能となるとともに、巻線
の内径へのはみ出しを抑える働きもある。ここで、リン
グ形状としたのは作業性のためであり、固定に必要な隣
り合う歯部間の部分のみでも同等の効果が得られる。な
お該固定リングの材料には磁束の漏れを防ぐため非磁性
のものを用いてある。
【００１３】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
１記載の発明は電動密閉型圧縮機を用いられるブラシレ
スモータを構成する固定子であって、集中巻である固定
子の積層された鉄板からなる鉄心の歯部の先端両側に穴
を設け、該穴に固定ピンを圧入して歯部を固着する事に
よって剛性が高まり、モータトルクにより歯部間に働く
力による変形を抑えることができるため、歯部の振動に
よる騒音の発生を抑える効果が有る。
１記載の発明は電動密閉型圧縮機を用いられるブラシレ
スモータを構成する固定子であって、集中巻である固定
子の積層された鉄板からなる鉄心の歯部の先端両側に穴
を設け、該穴に固定ピンを圧入して歯部を固着する事に
よって剛性が高まり、モータトルクにより歯部間に働く
力による変形を抑えることができるため、歯部の振動に
よる騒音の発生を抑える効果が有る。
【００１４】請求項２記載の発明は請求項１記載の固定
ピンを固定子鉄心端面上に突出させて該突出部に固定リ
ングを取付ける事によって、歯部同士が固定され先端の
変形を抑える事により歯部の振動による騒音の発生を抑
える効果とともに、一般に行われる組込み着磁の際に巻
線に働く内径側への変形力を支え、巻線のはみ出しを抑
える効果も有る。
ピンを固定子鉄心端面上に突出させて該突出部に固定リ
ングを取付ける事によって、歯部同士が固定され先端の
変形を抑える事により歯部の振動による騒音の発生を抑
える効果とともに、一般に行われる組込み着磁の際に巻
線に働く内径側への変形力を支え、巻線のはみ出しを抑
える効果も有る。
【図１】本発明の一実施例におけるブラシレスモータ固
定子を示す図
定子を示す図
【図２】図１における固定ピンの圧入状態を表す拡大斜
視図
視図
【図３】本発明の一実施例における密閉型電動機圧縮機
の断面図
の断面図
【図４】本発明のもう一つの実施例におけるブラシレス
モータ固定子を示す図
モータ固定子を示す図
【図５】図４における固定リングの取付け状態を説明す
る拡大斜視図
る拡大斜視図
【図６】従来のブラシレスモータ固定子を示す図
１ 固定子 ２ 回転子 ３ メカ部 ４ 回転軸 ５ 軸受 ６ 胴シェル ７、８ 上下シェル ９ 吸入管 １０ 吐出管 １１ 電源端子 １２、１９ 固定子鉄心 １３ 絶縁紙 １４、２０ 歯部 １５ 巻線 １６ 固定ピン １７ａ、１７ｂ、２０ａ、２０ｂ 固定穴 １８ 固定リング
Claims (2)
- 【請求項１】 電動密閉型圧縮機を用いられるブラシレ
スモータを構成する固定子であって、略環状の継鉄部と
前記継鉄部から内径方向に向かって延設された複数の歯
部を有する積層された鉄板からなる固定子鉄心と、前記
歯部にそれぞれ電気絶縁物を介して巻かれた巻線とから
なり、前記歯部の先端両側に穴を設け、前記穴に固定ピ
ンを圧入して歯部を固着してなることを特徴とする密閉
型圧縮機用電動機の固定子。 - 【請求項２】 固定ピンを固定子鉄心端面上に突出さ
せ、前記突出部に固定リングを取付けてなる請求項１記
載の密閉型圧縮機用電動機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001166603A JP2002369417A (ja) | 2001-06-01 | 2001-06-01 | 密閉型圧縮機用電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001166603A JP2002369417A (ja) | 2001-06-01 | 2001-06-01 | 密閉型圧縮機用電動機の固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002369417A true JP2002369417A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19009119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001166603A Pending JP2002369417A (ja) | 2001-06-01 | 2001-06-01 | 密閉型圧縮機用電動機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002369417A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004064227A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Max Co., Ltd. | 電動モータおよび電動モータの冷却機構 |
-
2001
- 2001-06-01 JP JP2001166603A patent/JP2002369417A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004064227A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Max Co., Ltd. | 電動モータおよび電動モータの冷却機構 |
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