JP6323267B2 - 半導体装置および半導体装置の制御方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の制御方法に関する。
半導体装置では、複数の回路ブロックが動作を開始または停止することで電源電流が急激に変化すると、電源ノイズが発生する場合がある。そこで、電源電流の変動に応じて、半導体装置の動作に寄与しない未使用のラッチ回路を動作させ、半導体装置の消費電力を一定にすることで、電源ノイズの発生を抑制する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、クロック同期回路へのクロックの供給時または停止時に、クロックの周波数を徐々に変化させることで、電源電流が急激に変化することを抑制し、電源ノイズの発生を抑制する手法が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開平11−296268号公報 特開平4−321318号公報 特開2004−13820号公報
しかしながら、未使用のラッチ回路の数は、半導体装置の設計に依存して決まるため、未使用のラッチ回路を用いて電源ノイズの発生を抑制する手法を適用可能な半導体装置は限られてしまう。
本件開示の半導体装置および半導体装置の制御方法は、半導体装置の機能を実現するために使用されるラッチ回路を利用して電源ノイズの発生を抑制することを目的とする。
一つの観点によれば、半導体装置は、複数のラッチ回路をそれぞれ含む複数の機能ブロック部と、複数の機能ブロック部がそれぞれ消費する電流の変動量を予測する電流予測部と、電流予測部が予測した各変動量のいずれかが閾値を超える場合、複数の機能ブロック部のうち、動作を停止していた機能ブロック部のうち、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路を所定期間動作させる動作制御部と、所定期間の経過後、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路が保持する情報を、所定期間動作させる前の情報に復帰させる復帰制御部を有する。
別の観点によれば、複数のラッチ回路をそれぞれ含む複数の機能ブロック部を有する半導体装置の制御方法は、半導体装置が有する電流予測部が、複数の機能ブロック部が消費する電流の変動量をそれぞれ予測し、半導体装置が有する動作制御部が、電流予測部が予測した各変動量のいずれかが閾値を超える場合、複数の機能ブロック部のうち、動作を停止していた機能ブロック部のうち、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路を所定期間動作させ、半導体装置が有する復帰制御部が、所定期間の経過後、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路が保持する情報を、所定期間動作させる前の情報に復帰させる。
本件開示の半導体装置および半導体装置の制御方法は、半導体装置の機能を実現するために使用されるラッチ回路を利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。
半導体装置および半導体装置の制御方法の一実施形態を示す図である。 半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す図である。 図2に示す機能ブロック部FBLK1の例を示す図である。 図3に示すチェーン制御回路の例を示す図である。 図4に示すチェーン制御回路の動作の例を示す図である。 図2に示す機能ブロック部FBLK2の例を示す図である。 図3および図6に示すスキャンフリップフロップの例を示す図である。 図2に示す動作制御部の動作の例を示す図である。 図2に示す半導体装置におけるノイズ対策モード中の電源電流の変化の例を示す図である。 図2に示す半導体装置においてノイズ対策モードが起動されない場合の電源電流の変化の例を示す図である。 半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態における機能ブロック部の例を示す図である。 図11に示すリテンションフリップフロップの例を示す図である。 図11に示すチェーン制御回路の例を示す図である。 図13に示すチェーン制御回路の動作の例を示す図である。 半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態における機能ブロック部の例を示す図である。 半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す図である。 半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す図である。 半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。信号が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用する。
図1は、半導体装置および半導体装置の制御方法の一実施形態を示す。図1に示す半導体装置SEM0は、複数の機能ブロック部10(10a、10b、10c)、電流予測部20、動作制御部30および復帰制御部40を有する。各機能ブロック部10は、複数のラッチ回路LTを有する。電流予測部20は、機能ブロック部10a、10b、10cがそれぞれ消費する電流に基づいて、機能ブロック部10a、10b、10cが消費する電流の変動量IINF(すなわち、半導体装置SEM0の電源電流の変動量)を予測する。電流予測部20は、各機能ブロック部10a、10b、10cの動作状態を示す情報に基づいて電流の変動量IINFを予測してもよく、各機能ブロック部10a、10b、10cがそれぞれ消費する電流の測定結果に基づいて電流の変動量IINFを予測してもよい。
動作制御部30は、電流予測部20が予測した変動量IINFが閾値VTを超える場合、機能ブロック部10のうち、動作を停止していた機能ブロック部10の所定数を対象機能ブロック部として選択する。そして、動作制御部30は、選択した対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路LTを所定期間動作させる。ラッチ回路LTの動作による電流の消費により、半導体装置SEM0の電源電流の変化は緩やかになり、電源ノイズの発生が抑制される。
復帰制御部40は、ラッチ回路LTが所定期間動作した後、動作制御部30が選択した対象機能ブロック部に含まれるラッチ回路LTが保持する情報(すなわち、論理)を、所定期間動作させる前の元の情報に復帰させる。これにより、半導体装置SEM0は、変動量IINFが閾値VTを超えることを検出する前の状態に復帰することができ、動作を継続することができる。
以上、図1に示した実施形態では、動作を停止していた機能ブロック部10のラッチ回路LTを用いて、所定期間電流を消費させた後に、ラッチ回路LTが保持する情報を元に戻す。これにより、半導体装置SEM0の機能を実現するために使用されるラッチ回路LTを利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。
図2は、半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す。図2に示す半導体装置SEM1は、n個の機能ブロック部FBLK(FBLK1、FBLK2、FBLK3、...、FBLKn)、電流予測部IFU1および動作制御部OCNTを有する。例えば、半導体装置SEM1は、SoC(System on a Chip)の形態を有するシステムLSI(Large Scale Integration)等である。各機能ブロック部FBLKは、ADC(Analog to Digital Converter)、ビデオデコーダ、オーディオデコーダ等の周辺機能ブロック部であり、各機能の試験時に直列に接続される複数のスキャンフリップフロップSFFを有する。スキャンフリップフロップSFFは、スキャン入力端子とスキャン出力端子との間に直列に接続されたフリップフロップの一例である。
各機能ブロック部FBLKは、動作状態を示す動作状態情報OPST(OPST1、OPST2、OPST3、...、OPSTn)を出力する機能を有する。動作状態情報OPSTは、各機能ブロック部FBLKの動作モードを示す情報または各機能ブロック部FBLKが内蔵するステートマシン等の遷移状態を示す情報であり、各機能ブロック部FBLKの消費電流と相関関係を有する。動作状態情報OPSTは、電流予測部IFU1において、各機能ブロック部FBLKの消費電流を判断するために使用され、動作制御部OCNTにおいて、機能ブロック部FBLKが動作中であるか否かを判断するために使用される。
機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnは、スキャンフリップフロップSFFの接続を制御するチェーン制御回路CCNT1を有する。チェーン制御回路CCNT1を有する機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnは、電流を意図的に増加させるノイズ対策モードに移行可能である。なお、チェーン制御回路CCNT1は、各機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnの外部に配置されてもよい。
機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnは、機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnの機能を実現する動作を停止している期間に、ノイズ対策信号NR(NR1、NR3、NRn)を受け、ノイズ対策モードに移行する。ノイズ対策モードに移行中、機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnは、スキャンフリップフロップSFFのスキャン動作を実行し、電流を消費する。スキャン動作は、スキャンフリップフロップSFFに擬似的なスキャンパターンを印加することで実行される。
一方、機能ブロック部FBLK2は、例えば、動作を停止することなく、機能ブロック部FBLK2の機能を実現し続けるため、チェーン制御回路CCNT1を持たず、ノイズ対策モードに移行しない。機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnの例は、図3に示し、チェーン制御回路CCNT1の例は、図4に示し、機能ブロック部FBLK2の例は、図6に示す。
電流予測部IFU1は、電流算出部CAL、電流合計部SUM、レジスタREG1、IMAX、IMINおよび電流情報生成部IINFGを有する。電流算出部CALは、機能ブロック部FBLKから出力される動作状態情報OPSTに基づき、各機能ブロック部FBLKが消費している電流を示す電流情報IC(IC1、IC2、IC3、...、ICn)を求める。電流算出部CALは、計算式に基づいて電流情報ICを求めてもよく、動作状態情報OPSTと電流情報ICとの対応関係が格納されたテーブルに基づいて電流情報ICを求めてもよい。電流算出部CALを有する半導体装置SEM1は、電流を検出する電流センサ等を搭載することなく、各機能ブロック部FBLKが消費する電流を求めることができる。
電流合計部SUMは、電流算出部CALが求めた電流情報IC1−ICnが示す電流値の合計ISUMを求め、求めた合計ISUMを、合計ISUMを求めた時刻TとともにレジスタREG1に格納する。電流合計部SUMは、例えば、数百マイクロ秒または数ミリ秒等の所定の頻度で電流値の合計ISUMを求める。
レジスタREG1は、電流値の合計ISUMを求めた時刻T(T0、T1、T2、...)と、電流値の合計ISUM(ISUM0、ISUM1、ISUM2、...)とを格納する複数の領域を有する。レジスタIMAXは、半導体装置SEM1が消費する最大の電流値を示す情報を保持する。レジスタIMINは、半導体装置SEM1が消費する最小の電流値を示す情報を保持する。以下では、レジスタIMAXが保持する情報が示す電流値は最大電流IMAXと称され、レジスタIMINが保持する情報が示す電流値は最小電流IMINと称される。例えば、最小電流IMINは、全ての機能ブロック部FBLKの動作が停止した状態で消費するスタンバイ電流である。スタンバイ電流は、半導体装置SEM1が有するトランジスタ等の素子を流れるリーク電流により消費される電流(電源電流)である。
電流情報生成部IINFGは、レジスタREG1に格納された時刻T毎の電流値の合計ISUMに基づいて、半導体装置SEM1の電源電流の変化の傾向を求める。電源電流が上昇傾向にある場合、電流情報生成部IINFGは、電源電流が最大電流IMAXに到達するまでの時間を予測し、最大電流IMAXに到達した場合の電源電流の変動量を予測値として求める。電源電流が下降傾向にある場合、電流情報生成部IINFGは、電源電流が最小電流IMINに到達するまでの時間を予測し、最小電流IMINに到達した場合の電源電流の変動量を予測値として求める。そして、電流情報生成部IINFGは、予測した時間と、求めた変動量とを示す電流情報IINFとを動作制御部OCNTに出力する。
動作制御部OCNTは、レジスタREG2、IREFを有する。レジスタREG2は、可否情報と電流情報とを機能ブロック部FBLK毎に保持する領域を有する。可否情報の”1”は、電流を意図的に増加させるノイズ対策モードに機能ブロック部FBLKを移行可能であることを示し、可否情報の”0”は、ノイズ対策モードへの移行が禁止されることを示す。電流情報Ia、Ib、Icは、ノイズ対策モード中に意図的に消費される電流値を示す。レジスタREG2において、ノイズ対策モードへ移行しない機能ブロック部FBLK2に対応する電流情報の”−”は、電流情報が格納されないことを示し、または電流情報が無効であることを示す。
レジスタIREFは、機能ブロック部FBLKのいずれかをノイズ対策モードに移行するか否かを判定する基準電流を示す情報を保持する。以下では、レジスタIREFが保持する情報が示す電流値は、基準電流IREFと称される。
動作制御部OCNTは、電流情報IINFに含まれる電源電流の変動量の予測値が、基準電流IREFを超える場合、機能ブロック部FBLKのいずれかをノイズ対策モードに移行させる。基準電流IREFは、機能ブロック部FBLKのいずれかをノイズ対策モードに移行させるか否かを判定する閾値の一例である。動作制御部OCNTは、電流情報IINFに含まれる電源電流の変動量の予測値が、基準電流IREF以下の場合、機能ブロック部FBLKをノイズ対策モードに移行させない。
動作制御部OCNTは、機能ブロック部FBLKのいずれかをノイズ対策モードに移行させる場合、各機能ブロック部FBLKから出力される動作状態情報OPSTに基づき、動作を停止している機能ブロック部FBLKである非動作機能ブロック部を検出する。そして、動作制御部OCNTは、電源電流が電流情報IINFにしたがって変動した場合に発生する電源ノイズを抑制するためにノイズ対策モードに移行させる所定数の機能ブロック部FBLKを、非動作機能ブロック部の中から選択する。動作制御部OCNTは、選択した機能ブロック部FBLKに対応するノイズ対策信号NR(NR1、NR3、NRn)を所定期間出力する。そして、所定期間中、ノイズ対策信号NRに基づいてノイズ対策モードに移行した機能ブロック部FBLK内のスキャンフリップフロップSFFが動作することにより、電源ノイズを抑制するための電流が消費される。
なお、半導体装置SEM1がCPU(Central Processing Unit)を含む場合、電流予測部IFU1および動作制御部OCNTは、CPUと、CPUが実行するプログラムとにより実現されてもよい。
図3は、図2に示す機能ブロック部FBLK1の例を示す。ノイズ対策モードを有する他の機能ブロック部FBLK3、FBLKnの構成は、ノイズ対策信号NR1の代わりにノイズ対策信号NR3、NRnを受けることを除き、図3と同様である。なお、図3では、図2に示す動作状態情報OPSTを生成する回路は省略される。
機能ブロック部FBLK1は、チェーン制御回路CCNT1、セレクタSEL、ゲートクロックバッファGCB、複数の組み合わせ回路CC、および組み合わせ回路CCの間に配置される複数のスキャンフリップフロップSFFを有する。スキャンフリップフロップSFFを環状に接続する太線で示した経路は、ノイズ対策モード中のスキャン動作により、スキャンパターンが伝達される経路を示す。
組み合わせ回路CCは、機能ブロック部FBLK1の機能を実現するための回路を有する。図3では、初段の組み合わせ回路CCは、j+1ビット(jは正の整数)のデータDIを受けて動作し、最終段の組み合わせ回路CCは、k+1ビット(kは正の整数)のデータDOを出力する。
チェーン制御回路CCNT1は、機能ブロック部FBLK1の機能を実現する通常モード中にハイレベルのイネーブル信号ENを受けた場合、ノイズ対策信号NR1aをロウレベルに設定し、クロックCKに同期してクロックCK1を出力する。同様に、チェーン制御回路CCNT1は、機能ブロック部FBLK1を試験する試験モード中にハイレベルのイネーブル信号ENを受けた場合、ノイズ対策信号NR1aをロウレベルに設定し、クロックCKに同期してクロックCK1を出力する。チェーン制御回路CCNT1は、ノイズ対策モード中に、ノイズ対策信号NR1の立ち上がりエッジに基づいてノイズ対策信号NR1aをハイレベルに設定し、クロックCKに同期してクロックCK1を出力する。また、チェーン制御回路CCNT1は、ノイズ対策モード中に、ノイズ対策信号NR1の立ち下がりエッジに基づいて、スキャンフリップフロップSFFがノイズ対策モード前に保持していた値を保持する。この後、チェーン制御回路CCNT1は、ノイズ対策信号NR1aをロウレベルに設定し、クロックCK1の出力を停止する。
セレクタSELは、ノイズ対策信号NR1aがロウレベルの間、スキャン入力端子SINを介して”0”を付した入力端子で受ける論理を出力端子Oから出力する。セレクタSELは、ノイズ対策信号NR1aがハイレベルの間、”1”を付した入力端子で受ける論理を出力端子Oから出力する。
ゲートクロックバッファGCBは、イネーブル信号ENがハイレベルで、ノイズ対策信号NR1aがロウレベルの間、クロックCKに同期してクロックCK2を出力する。ゲートクロックバッファGCBは、イネーブル信号ENがロウレベルまたはノイズ対策信号NR1aがハイレベルの間、クロックCKに同期したクロックCK2の出力を停止する。ゲートクロックバッファGCBは、図4に示すゲートクロックバッファGCB1、GCB2と同様の回路構成を有する。
太線で示す経路に接続されるスキャンフリップフロップSFFは、ノイズ対策信号NR1aがハイレベルの間、またはスキャンモード信号SMがハイレベルの間に、スキャンモード端子SMでハイレベルを受けてスキャン動作を実行する。太線で示す経路に接続されないスキャンフリップフロップSFFは、スキャンモード信号SMがハイレベルの間に、スキャンモード端子SMでハイレベルを受けてスキャン動作を実行し、シフトレジスタとして機能する。
機能ブロック部FBLKを試験する試験モードでは、スキャン入力端子SIを介して供給される直列の試験パターンがスキャンフリップフロップSFFに順次に保持された後、組み合わせ回路CCが動作する。そして、各組み合わせ回路CCから出力される信号の論理は、各スキャンフリップフロップSFFに保持され、スキャン出力端子SOを介して直列の試験結果データが機能ブロック部FBLKから出力される。
ノイズ対策モードでは、太線で示す経路を介して環状に接続されるスキャンフリップフロップSFFは、フィードバックシフトレジスタとして機能し、保持している論理を、セレクタSELを介して巡回的に転送する。そして、環状に接続されるスキャンフリップフロップSFFは、クロックCK1に同期してラッチ動作を繰り返し、電流を消費する。また、スキャンフリップフロップSFFの出力端子Qに接続された組み合わせ回路CCは、出力端子Qから出力されるデータに応じて動作し、電流を消費する。ノイズ対策モードは、スキャンフリップフロップSFFが保持する論理が一巡し、スキャンフリップフロップSFFがノイズ対策モード前に保持していた論理を保持した時期で終了される。
各スキャンフリップフロップSFFに保持される論理は、ノイズ対策モードの前後で変化しない。このため、半導体装置SEM1の機能を実現する機能ブロック部FBLKで使用中のスキャンフリップフロップSFFと組み合わせ回路CCとを利用して、電流を消費させることができる。また、ノイズ対策モードの終了後、スキャンフリップフロップSFFの出力端子Qに接続された組み合わせ回路CCは、ノイズ対策モード前に受けた論理と同じ論理を受け、ノイズ対策モード前に実行していた動作を継続することができる。
ノイズ対策モード中に、スキャンフリップフロップSFFに保持された論理が、太線で示す経路を何周するかは、ノイズ対策信号NR1がハイレベルに設定される期間に基づいて決められる。図3では、ノイズ対策モード中に16個のスキャンフリップフロップSFFが環状に接続されるが、環状に接続されるスキャンフリップフロップSFFの数は、16個に限定されない。
図4は、図3に示すチェーン制御回路CCNT1の例を示す。チェーン制御回路CCNT1の動作の例は、図5に示す。なお、図4は、図2の機能ブロック部FBLK1に搭載されるチェーン制御回路CCNT1の例を示す。図2の機能ブロック部FBLK3、FBLKnに搭載されるチェーン制御回路CCNT1は、ノイズ対策信号NR1をノイズ対策信号NR3またはノイズ対策信号NRnに置き換えることで実現される。
チェーン制御回路CCNT1は、エッジ検出回路REDET、カウンタCOUNT、レジスタRREG、比較器CMP、フリップフロップFF0、ゲートクロックバッファGCB1、GCB2および種々の論理ゲートを有する。
エッジ検出回路REDETは、ノイズ対策信号NR1の立ち上がりエッジを検出し、ハイレベルのパルス信号NR1Pを生成する。カウンタCOUNTは、パルス信号NR1Pまたは一致信号MCHに基づいて生成されるリセット信号CRSTに応答してカウンタ値C1をリセットする。
カウンタCOUNTは、ゲートクロックバッファGCB1から出力されるカウントアップ信号CUPに同期してカウント動作し、カウンタ値C1を”1”ずつ増加させる。比較器CMPは、カウンタ値C1がレジスタRREGに保持される期待値CEXPになった場合に一致信号MCHを出力する。ここで、期待値CEXPは、図3に示した太線で接続されるスキャンフリップフロップSFFの数(16個)に対応する値(”15”)に設定される。カウンタCOUNT、レジスタRREGおよび比較器CMPは、電源電流の変動量の予測値が基準電流IREFを超えたことに基づいて、図3に示す太線で接続されるスキャンフリップフロップSFFの数を繰り返し計数する計数部の一例である。
フリップフロップFF0は、イネーブル信号ENがロウレベルの期間に、ノイズ対策信号NR1のハイレベルへの変化に同期してハイレベルを出力する。また、フリップフロップFF0は、ノイズ対策信号NR1がロウレベルに変化した後、一致信号MCHの出力に同期してロウレベルを出力する。ゲートクロックバッファGCB1は、フリップフロップFF0がハイレベルを出力している期間、クロックCKの立ち下がりエッジに同期してカウントアップ信号CUPを出力する。
ノイズ対策信号NR1aは、イネーブル信号ENがハイレベルの期間にロウレベルに維持され、イネーブル信号ENがロウレベルの期間にフリップフロップFF0が出力する論理に設定される。ゲートクロックバッファGCB2は、イネーブル信号ENがハイレベルの期間、またはフリップフロップFF0がハイレベルを出力する期間に、クロックCKに同期してクロックCK1を出力する。
図5は、図4に示すチェーン制御回路CCNT1の動作の例を示す。まず、図5の上側に示すように、図2に示す動作制御部OCNTは、イネーブル信号ENがロウレベルの間にノイズ対策信号NR1をハイレベルに変化させる。ノイズ対策信号NR1に基づいて、パルス信号NR1Pが出力され、リセット信号CRSTが出力される(図5(a)、(b)、(c))。リセット信号CRSTに基づいてカウンタCOUNTのカウンタ値C1が”0”にリセットされる(図5(d))。
また、ノイズ対策信号NR1のハイレベルへの変化に応答して、ノイズ対策信号NR1aがハイレベルに変化し、機能ブロック部FBLKは、ノイズ対策モードに移行する(図5(e))。ノイズ対策信号NR1aがハイレベルに変化した次のクロックサイクルで、クロックCK1の出力が開始され、カウンタCOUNTは、カウンタ値C1を”1”ずつ増加させる(図5(f)、(g))。クロックCK1が出力されている期間、図3に示す太線で接続されたスキャンフリップフロップSFFは、スキャン動作し、セレクタSELを介して、論理を巡回的にシフトする。
”1”ずつ増加するカウンタ値C1が図4に示す期待値CEXP(=15)と一致すると、比較器CMPは、一致信号MCHを出力する(図5(h)、(i))。一致信号MCHに基づいてリセット信号CRSTが生成され、カウンタCOUNTのカウンタ値C1は”0”にリセットされる(図5(j)、(k))。一致信号MCHは、図3に示す太線で接続されたスキャンフリップフロップSFFに保持される論理が、ノイズ対策モード前の論理に戻ったことを示す。
この後、図5の下側に示すように、図2に示す動作制御部OCNTは、ノイズ対策信号NR1をロウレベルに変化する(図5(l))。しかしながら、一致信号MCHがロウレベルの間、図4に示すフリップフロップFF0の出力はハイレベルに維持されるため、ノイズ対策信号NR1aはロウレベルに変化しない(図5(m))。これにより、図3の太線で接続されたスキャンフリップフロップSFFが元の論理を保持する前に、ノイズ対策モードが終了することが抑止され、ノイズ対策モードが終了した後に機能ブロック部FBLKが誤動作することが抑止される。
カウンタ値C1が期待値CEXPと一致し、一致信号MCHが出力されると、リセット信号CRSTが生成され、カウンタCOUNTのカウンタ値C1が”0”にリセットされる(図5(n)、(o)、(p))。そして、一致信号MCHの出力に基づいてフリップフロップFF0がロウレベルを出力することで、ノイズ対策信号NR1aがロウレベルに変化し、クロックCK1の出力が停止され、ノイズ対策モードが終了する(図5(q))。
このように、ノイズ対策モードの期間は、一致信号MCHの出力周期(すなわち、図2の太線で接続されたスキャンフリップフロップSFFが元の論理を保持する周期)を単位として設定される。この結果、ノイズ対策モードが終了した時点で、スキャンフリップフロップSFFが保持する論理は、ノイズ対策モードに移行する前の元の論理に戻っている。
図6は、図2に示す機能ブロック部FBLK2の例を示す。図3に示す機能ブロック部FBLK1と同一または同様の要素については、詳細な説明は省略する。
機能ブロック部FBLK2は、図3に示す機能ブロック部FBLK1からチェーン制御回路CCNT1、セレクタSELおよびノイズ対策信号NR1を受ける回路を削除している。そして、スキャン入力端子SIは、初段のスキャンフリップフロップSFFに直接接続され、イネーブル端子ENは、ゲートクロックバッファGCBに直接接続され、スキャンモード端子SMは、各スキャンフリップフロップSFFに直接接続される。
図7は、図3および図6に示すスキャンフリップフロップSFFの例を示す。スキャンフリップフロップSFFは、切り替え部SW1およびラッチ部LT1を有する。切り替え部SW1は、スキャンモード端子SMで受ける信号がロウレベルの期間にデータ端子で受けるデータをラッチ部LT1に出力する。また、切り替え部SW1は、スキャンモード端子SMで受ける信号がハイレベルの期間にスキャン入力端子SIで受ける論理パターンをラッチ部LT1に出力する。ラッチ部LT1は、切り替え部SW1を介して受けるデータまたは論理パターンを保持する。
スキャンモード端子SMに供給される信号は、機能ブロック部FBLKが、半導体装置SEM1の機能を実現するために動作する通常モード中にロウレベルに設定される。また、スキャンモード端子SMに供給される信号は、機能ブロック部FBLKを試験する試験モード中またはノイズ対策モード中に、チェーン接続されたスキャンフリップフロップSFFのスキャン動作を実行するためにハイレベルに設定される。
ラッチ部LT1は、切り替え部SW1を介して受けるデータまたは論理パターンをクロック端子CKで受けるクロックに同期してラッチし、ラッチしたデータまたは論理パターンを出力端子Qから出力する。
図8は、図2に示す動作制御部OCNTの動作の例を示す。図8に示す動作は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェアにより実現されてもよい。
まず、動作制御部OCNTは、ステップS10において、電流情報生成部IINFGから電流情報IINFを受信するのを待つ。電流情報IINFを受信した場合、ステップS12において、動作制御部OCNTは、電流情報IINFが示す電源電流の変動量の予測値が基準電流IREFより大きいか否かを判定する。動作制御部OCNTは、電流情報IINFが示す電源電流の変動量の予測値が基準電流IREFより大きい場合、ノイズ対策を実行するために、処理をステップS14に移行する。動作制御部OCNTは、電流情報IINFが示す電源電流の変動量の予測値が基準電流IREF以下の場合、ノイズ対策を実行しないため、動作を終了する。動作の終了後、動作制御部OCNTは、ステップS10の処理を再び実行する。ノイズ対策を実行する場合の電源電流の波形の例は、図9に示され、ノイズ対策を実行しない場合の電源電流の波形の例は、図10に示される。
ステップS14において、動作制御部OCNTは、電流情報IINFが示す情報に基づいて、ノイズ対策モード中に消費させる電流値を求める。次に、ステップS16において、動作制御部OCNTは、図2に示すレジスタREG2を参照し、ステップS14で求めた電流を消費するためにノイズ対策モードに移行させる機能ブロック部FBLKを選択する。
次に、ステップS18において、動作制御部OCNTは、ステップS16で選択した機能ブロック部FBLKで消費させる電流が、ノイズ対策として十分か否かを判定する。動作制御部OCNTは、電流が電源ノイズ対策として十分な場合、処理をステップS22に移行し、電流が電源ノイズ対策として足りない場合、処理をステップS20に移行する。
ステップS20において、動作制御部OCNTは、クロックCKの周波数を低くする等の他の電源ノイズ対策を実行する。一方、ステップS22において、動作制御部OCNTは、ノイズ対策モードに移行するために、ステップS16で選択した機能ブロック部FBLKに対応するノイズ対策信号NRを所定期間出力する。ノイズ対策信号NRの所定期間の出力後、動作制御部OCNTは、ステップS10の処理を再び実行する。
図9は、図2に示す半導体装置SEM1におけるノイズ対策モード中の電源電流の変化の例を示す。図9において、太線は、図8のステップS22による電源ノイズ対策を実行する場合の電源電流の変化を示す。一点鎖線は、ノイズ対策を実行しない場合の電流の変化を示し、二点鎖線は、図8のステップS22による電源ノイズ対策の代わりに、半導体装置SEM1の電源線に安定化容量を付加した場合の電源電流の変化を示す。
まず、時刻T1において、電流予測部IFU1は、機能ブロック部FBLKからの動作状態情報OPSTに基づいて、電源電流が急峻に変動することを示す電流情報IINFを動作制御部OCNTに出力する。動作制御部OCNTは、電流情報IINFが示す電流の変動量が基準電流IREFより大きいため、時刻T2において、ノイズ対策信号NRを出力し、所定数の機能ブロック部FBLKをノイズ対策モードに移行させる。
そして、時刻T2から時刻T3までの期間に、ノイズ対策モードに移行した機能ブロック部FBLKのチェーン制御回路CCNT1は、図5に示す動作を実行し、電流を消費する。これにより、電源電流は、安定化容量を追加した場合と同様に、緩やかに下降する。ノイズ対策モードの終了時刻T3は、電流情報生成部IINFGが予測した電源電流が最小電流IMINに到達するまでの時間間隔に基づいて決められてもよく、電流情報IINFが示す電源電流の変動量の予測値に基づいて決められてもよい。
同様に、時刻T4において、電流予測部IFU1は、機能ブロック部FBLKからの動作状態情報OPSTに基づいて、電源電流が急峻に変動することを予測し、電流の変動量を示す電流情報IINFを動作制御部OCNTに出力する。動作制御部OCNTは、電流情報IINFが示す電流の変動量が基準電流IREFより大きいため、時刻T5において、ノイズ対策信号NRを出力し、所定数の機能ブロック部FBLKをノイズ対策モードに移行させる。
そして、時刻T5から時刻T6までの期間に、ノイズ対策モードに移行した機能ブロック部FBLKのチェーン制御回路CCNT1は、図5に示す動作を実行し、電流を消費する。これにより、電源電流は、安定化容量を追加した場合と同様に、緩やかに上昇する。なお、ノイズ対策モードの終了時刻T6は、電流情報生成部IINFGが予測した電源電流が最大電流IMANに到達するまでの時間間隔に基づいて決められてもよく、電流情報IINFが示す電源電流の変動量の予測値に基づいて決められてもよい。
図10は、図2に示す半導体装置SEM1においてノイズ対策モードが起動されない場合の電源電流の変化の例を示す。図9と同様に、二点鎖線は、図8のステップS22によるノイズ対策の代わりに、半導体装置SEM1の電源線に安定化容量を付加した場合の電源電流の変化を示す。
図10に示す例では、動作制御部OCNTは、電流情報IINFが示す電流の変動量が基準電流IREF以下のため、ノイズ対策信号NRを出力しない。これにより、機能ブロック部FBLKは、ノイズ対策モードに移行せず、電源電流は、ノイズ対策モードに移行しない場合と同様の波形になる。しかしながら、電流の変動量が基準電流IREF以下の場合、電源電圧の波形は、電源線に安定化容量を付加した場合の電源電圧の波形と同様であり、半導体装置SEM1の動作に影響を与える電源ノイズは発生しない。
以上、図2から図10に示す実施形態においても、図1に示す実施形態と同様に、半導体装置SEM1の機能を実現するために使用されるスキャンフリップフロップSFFを利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。さらに、図2から図10に示す実施形態では、電流算出部CALにより、各機能ブロック部FBLKの動作状態を示す動作状態情報OPSTに基づいて、各機能ブロック部FBLKが消費する電流を求めることができる。すなわち、半導体装置SEM1は、電流を検出する電流センサ等を搭載することなく、各機能ブロック部FBLKが消費する電流を求めることができる。
また、チェーン制御回路CCNT1は、ノイズ対策モードを完了する時期を、カウンタCOUNTが図3の太線で接続されたスキャンフリップフロップSFFの数(=16)のカウントを完了する時期に合わせる。このため、動作制御部OCNTからのノイズ対策信号NRの出力期間に拘わらず、ノイズ対策モードの完了時に、スキャンフリップフロップSFFに保持された論理を元の論理に戻すことができる。この結果、ノイズ対策モードからの復帰後に、機能ブロック部FBLKが誤動作することを抑止することができる。
図11は、半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態における機能ブロック部FBLK1aの例を示す。半導体装置は、図2に示す機能ブロック部FBLK1の代わりに機能ブロック部FBLK1aを有する。また、図2に示す機能ブロック部FBLK3、FBLKnは、図11に示す機能ブロック部FBLK1aと同様の構成を有し、ノイズ対策信号NR1の代わりにノイズ対策信号NR3、NRnを受ける。半導体装置のその他の構成は、図2と同様である。すなわち、図11に示す機能ブロック部FBLK1aを含む半導体装置の動作制御部の動作は、図8と同様であり、ノイズ対策モード中の電源電流の変化は、図9と同様である。
図11に示す機能ブロック部FBLK1aでは、太線が接続されたスキャンフリップフロップは、図3に示すスキャンフリップフロップSFFでなく、リテンションフリップフロップRSFFである。リテンションフリップフロップRSFFは、ラッチ部LT1(図12)に保持している論理をセーブ信号SVに基づいて待避するシャドーラッチ部SLT(図12)を有する。シャドーラッチ部SLTに待避された論理は、リストア信号RSに基づいて、ラッチ部LT1に復帰可能である。
チェーン制御回路CCNT2は、図3に示すチェーン制御回路CCNT1にセーブ信号SVおよびリストア信号RSを生成する機能を追加している。チェーン制御回路CCNT2の例は、図13に示し、チェーン制御回路CCNT2の動作の例は、図14に示す。機能ブロック部FBLK1aのその他の構成は、図3に示す機能ブロック部FBLK1と同様である。
機能ブロック部FBLK1aは、ノイズ対策モードに移行する前にセーブ信号SVに基づいてシャドーラッチ部SLTに論理を待避する。また、機能ブロック部FBLK1aは、ノイズ対策モードから通常モードに復帰後にリストア信号RSに基づいてシャドーラッチ部SLTからラッチ部LT1に論理を戻す。これにより、太線で示す信号線を介してノイズ対策モード中に論理を巡回させたクロックサイクル数に拘わりなく、ノイズ対策モード後に、リテンションフリップフロップRSFFを元の状態に戻すことができる。換言すれば、ノイズ対策モードの期間を任意のクロックサイクル数に設定することができ、ノイズ対策モード中に消費する電流を図3に示すスキャンフリップフロップSFFに比べて細かく設定することができる。
図12は、図11に示すリテンションフリップフロップRSFFの例を示す。リテンションフリップフロップRSFFは、図7に示すスキャンフリップフロップSFFにスイッチSW2およびシャドーラッチ部SLTを追加している。
スイッチSW2は、セーブ信号SVおよびリストア信号RSのオア論理であるセーブリストア信号SVRSに基づいてラッチ部LT1の記憶ノードとシャドーラッチ部SLTとを接続する。スイッチSW2は、ラッチ部LT1とシャドーラッチ部SLTとの間でデータを転送する転送部の一例である。
シャドーラッチ部SLTは、入力と出力とが互いに接続された一対のインバータIV1、IV2と、セーブ信号SVの出力中にインバータIV2からインバータIV1への帰還経路を遮断するスイッチSW3とを有する。スイッチSW3により、ラッチ部LT1からシャドーラッチ部SLTに論理を待避する場合に、ラッチ部LT1からの論理とインバータIV2から出力される論理とが衝突することが防止される。
図13は、図11に示すチェーン制御回路CCNT2の例を示す。図13は、図11の機能ブロック部FBLK1aに搭載されるチェーン制御回路CCNT2の例を示す。図2の機能ブロック部FBLK3、FBLKnに搭載されるチェーン制御回路CCNT2は、ノイズ対策信号NR1をノイズ対策信号NR3またはノイズ対策信号NRnに置き換えることで実現される。
チェーン制御回路CCNT2は、フリップフロップFFa、FFb、FFc、ゲートクロックバッファGCB2および種々の論理ゲートを有する。フリップフロップFFa、FFb、FFcは直列に接続されており、フリップフロップFFaのデータ入力端子Dは、ノイズ対策信号NR1を受ける。セーブ信号SV、ノイズ対策信号NR1aおよびリストア信号RSは、フリップフロップFFa、FFb、FFcのうち、2つの出力端子Qから出力される論理を用いて生成される。
図14は、図13に示すチェーン制御回路CCNT2の動作の例を示す。チェーン制御回路CCNT2は、ノイズ対策信号NR1がハイレベルに変化した後、ノイズ対策信号NR1aがハイレベルに変化する前に、セーブ信号SVを出力する(図14(a))。これにより、リテンションフリップフロップRSFFをスキャン動作させるクロックCK1が生成される前に、リテンションフリップフロップRSFFのラッチ部LT1に保持された論理がシャドーラッチ部SLTに退避される。
また、チェーン制御回路CCNT2は、ノイズ対策信号NR1aがロウレベルに変化し、クロックCK1の生成が停止された後、ロウレベルLのリストア信号RSをハイレベルに変化させる(図14(b))。これにより、ノイズ対策モードの終了後に、シャドーラッチ部SLTに待避されていた論理がラッチ部LT1に戻され、リテンションフリップフロップRSFFに保持される論理は、ノイズ対策モード前の値に戻される。
以上、図11から図14に示す実施形態においても、図1から図10に示す実施形態と同様に、半導体装置の機能を実現するために使用されるリテンションフリップフロップRSFFを利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。さらに、図11から図14に示す実施形態では、半導体装置は、リテンションフリップフロップRSFFを有する機能ブロック部FBLK1aと、セーブ信号SVおよびリストア信号RSを生成するチェーン制御回路CCNT2とを有する。これにより、ノイズ対策モード中に動作する機能ブロック部FBLK1aのスキャン動作の期間を、任意のクロックサイクル数に設定することができる。この結果、ノイズ対策モード中に消費する電流を図3に示すスキャンフリップフロップSFFに比べて細かく設定することができる。
図15は、半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態における機能ブロック部FBLK1bの例を示す。半導体装置は、図2に示す機能ブロック部FBLK1の代わりに機能ブロック部FBLK1bを有する。また、図2に示す機能ブロック部FBLK3、FBLKnは、図15に示す機能ブロック部FBLK1bと同様の構成を有し、ノイズ対策信号NR1の代わりにノイズ対策信号NR3、NRnを受ける。半導体装置のその他の構成は、図2と同様である。すなわち、図15に示す機能ブロック部FBLK1bを含む半導体装置の動作制御部は、図8と同様に動作し、ノイズ対策モード中の電源電流の変化は、図9と同様である。
図15に示す機能ブロック部FBLK1bは、ノイズ対策モード中にセレクタSELに直列の論理パターンPTを供給するパターン生成器PGENを有する。論理パターンPTは、セレクタSELにおいて”1”を付した入力端子に供給され、ノイズ対策信号NR1がハイレベルに設定されるノイズ対策モード中に太線で示す経路を通ってリテンションフリップフロップRSFFに順次に転送される。
例えば、パターン生成器PGENは、論理1、論理0を繰り返す論理パターンPTを生成する。これにより、各リテンションフリップフロップRSFFは、ノイズ対策モード中に論理1、論理0を交互に保持することができ、同じ論理を保持し続ける場合に比べて、機能ブロック部FBLK1bの消費電流を増やすことができる。
機能ブロック部FBLK1bのその他の構成は、図11に示す機能ブロック部FBLK1aと同様である。なお、パターン生成器PGENは、ノイズ対策信号NR1のハイレベル期間に論理パターンPTを生成するが、ノイズ対策信号NR1aのハイレベル期間に論理パターンPTを生成してもよい。機能ブロック部FBLK1bにおけるノイズ対策モード中の動作は、図14と同様である。
以上、図15に示す実施形態においても、図1から図10に示す実施形態と同様に、半導体装置の機能を実現するために使用されるリテンションフリップフロップRSFFを利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。さらに、図11から図14に示す実施形態と同様に、ノイズ対策モード中に動作する機能ブロック部FBLK1bのスキャン動作の期間を、任意のクロックサイクル数に設定することができる。
さらに、図15に示す実施形態では、パターン生成器PGENが生成する論理パターンPTをリテンションフリップフロップRSFFに与えることで、同じ論理を保持し続ける場合に比べて、機能ブロック部FBLK1bの消費電流を増やすことができる。これにより、ノイズ対策モード中における電流の消費効率を向上することができるため、ノイズ対策モード中に動作させるリテンションフリップフロップRSFFの数または機能ブロック部FBLK1の数を削減することが可能になる。
図16は、半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す。図2に示す要素と同一または同様の要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。図16に示す半導体装置SEM2は、図2に示す半導体装置SEM1に温度センサTSNSを追加している。温度センサTSNSは、半導体装置SEM2のチップ温度を測定し、測定した温度を示す温度情報TINFを電流予測部IFU1の電流算出部CALに出力する。温度センサTSNSは、温度測定部の一例である。
電流算出部CALは、温度情報TINFに基づいて、半導体装置SEM2に流れるリーク電流を推測するとともに、動作状態情報OPSTから求められる各機能ブロック部FBLKの消費電流(動作電流)の補正係数を求める。そして、電流算出部CALは、推定したリーク電流と求めた補正係数を用いて、求めた電流情報IC(IC1、IC2、IC3、...、ICn)を補正する。
電流合計部SUMは、補正された電流情報ICの合計ISUMを求め、レジスタREG1に格納する。電流情報生成部IINFGは、レジスタREG1に格納された電流値の合計ISUMに基づいて、電源電流の変化の傾向を求め、電源電流の変動量の予測を含む電流情報IINFを出力する。電流情報IINFは、温度に応じて補正された電流情報ICに基づいて生成される。すなわち、電流予測部IFU1は、温度センサTSNSが測定した温度に基づいて変動量IINFを補正する。これにより、電流算出部CALが動作状態情報OPSTに基づいて電流情報ICを求める場合にも、各機能ブロック部FBLKが実際に消費する電流を示す電流情報ICに補正することができる。
以上、図16に示す実施形態においても、図1から図10に示す実施形態と同様に、半導体装置SEM2の機能を実現するために使用されるスキャンフリップフロップSFFを利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。さらに、図16に示す実施形態では、電流算出部CALが、チップ温度を示す温度情報TINFを用いて電流情報ICを補正するため、電流情報生成部IINFGは、温度に依存して変化する電源電流に合わせて、電流情報IINFを生成することができる。この結果、温度情報TINFを用いない場合に比べて、電流情報IINFの精度を高くすることができ、ノイズ対策モード中の電源電流の波形を理想的な波形に近づけることが可能になる。
なお、温度センサTSNSが出力する温度情報TINFは、電流算出部CALでなく、電流情報生成部IINFGに出力されてもよい。この場合、電流情報生成部IINFGが温度情報TINFに基づいて、電流情報IINFに含まれる電源電流の変動量を補正する。また、複数の温度センサTSNSが、半導体装置SEM2に搭載されてもよい。さらに、図11に示す機能ブロック部FBLK1aを有する半導体装置または図15に示す機能ブロック部FBLK1bを有する半導体装置に、温度センサTSNSが搭載されてもよい。
図17は、半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す。図2に示す要素と同一または同様の要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。図17に示す半導体装置SEM3は、図2に示す電流予測部IFU1の代わりに電流予測部IFU2を有する。また、半導体装置SEM3は、半導体装置SEM3内の所定の回路領域で消費される電流を測定するm個の電流センサISNS(ISNS1、ISNS2、ISNS3、...、ISNSm)を有する。電流センサISNSは、電流測定部の一例である。
電流予測部IFU2は、電流算出部CALを持たないことを除き、図2に示す電流予測部IFU1と同様である。電流予測部IFU2の電流合計部SUMは、電流センサISNSが測定した電流を示す電流情報IC(IC1、IC2、IC3、...、ICm)の合計ISUMを求め、レジスタREG1に格納する。電流情報生成部IINFGは、レジスタREG1に格納された電流値の合計ISUMに基づいて、電源電流の変化の傾向を求め、電源電流の変動量の予測を含む電流情報IINFとして出力する。すなわち、電流予測部IFU2は、複数の電流センサISNS1−ISNSmが測定する電流に基づいて電流値の変動量を予測し、電流情報IINFとして出力する。
半導体装置SEM3の動作は、図2に示す半導体装置SEM1の動作と同様である。すなわち、機能ブロック部FBLK1、FBLK3、FBLKnが有するチェーン制御回路CCNT1の動作は、図5と同様であり、動作制御部OCNTの動作は、図8と同様であり、ノイズ対策モード中の電源電流の変化は、図9と同様である。
電流情報生成部IINFGは、電流センサISNSが測定した電流に基づいて電流情報IINFを生成するため、電流算出部CAL(図2)が動作状態情報OPSTに基づいて電流を算出する場合に比べて、電流情報IINFの精度を高くすることができる。また、電流を算出することなく電流情報IINFを生成できるため、電流情報IINFを生成するまでの時間を、半導体装置SEM1に比べて短縮することができる。この結果、ノイズ対策モード中の電源電流の波形を、電源ノイズの発生を抑制可能な理想的な波形に近づけることが可能になる。
以上、図17に示す実施形態においても、図1から図10に示す実施形態と同様に、半導体装置SEM3の機能を実現するために使用されるスキャンフリップフロップSFFを利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。さらに、図17に示す実施形態では、図2に示す半導体装置SEM1に比べて、電流情報IINFの精度を高くすることができ、電流情報IINFを生成するまでの時間を短縮でき、ノイズ対策モード中の電源電流の波形を理想的な波形に近づけることが可能になる。
なお、図11に示す機能ブロック部FBLK1aを有する半導体装置または図15に示す機能ブロック部FBLK1bを有する半導体装置に、電流センサISNSが搭載されてもよい。さらに、図11に示す機能ブロック部FBLK1aを有する半導体装置または図15に示す機能ブロック部FBLK1bを有する半導体装置に、電流センサISNSと温度センサTSNSとが搭載されてもよい。電流センサISNSと温度センサTSNSとの両方が半導体装置に搭載される場合、各機能ブロック部FBLKの動作電流は、電流センサISNSにより計測される。このため、電流計算部CALは、各機能ブロック部FBLKの動作電流を補正せず、温度に依存するリーク電流を補正する。
また、図17に示す半導体装置SEM3に、図16に示す温度センサTSNSが搭載されてもよい。この場合、温度センサTSNSが出力する温度情報TINFは、電流合計部SUMまたは電流情報生成部IINFGに出力され、温度に依存するリーク電流に応じた電流値の補正に使用される。
図18は、半導体装置および半導体装置の制御方法の別の実施形態を示す。図2に示す要素と同一または同様の要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。図18に示す半導体装置SEM4は、CPU等のプロセッサであり、図2に示す機能ブロック部FBLKの代わりにコアCOREを有する。電流予測部IFU1および動作制御部OCNTは、図2に示す動作状態情報OPSTの代わりに、コアCOREから命令情報INSINFを受けて動作する。電流予測部IFU1および動作制御部OCNTは、命令情報INSINFを受けて動作することを除き、図2に示す電流予測部IFU1および動作制御部OCNTと同様である。
コアCOREは、命令レジスタIREG、デコーダDECおよび演算部OPUを有する。命令レジスタIREGは、コアCOREが実行する命令コードINSを保持する。デコーダDECは、命令レジスタIREGに保持された命令コードINSをデコードし、コアCOREを動作させるための制御信号CNTを出力するととともに、デコードした命令コードINSを示す命令情報INSINFを出力する。
演算部OPUは、浮動小数点演算器、固定小数点演算器等のi個の演算器EX(EX1、EX2、EX3、...、EXi)を有する。各演算器EXは、試験時に直列に接続される複数のスキャンフリップフロップSFFを有する。また、演算器EX1、EX3、EXiは、チェーン制御回路CCNT1を有する。演算器EX1、EX3、EXiは、図3と同様の構成を有し、演算器EX2は、図6と同様の構成を有する。各演算器EXは、機能ブロック部の一例である。
電流予測部IFU1の電流算出部CALは、命令情報INSINFに基づいて、デコーダDECによりデコードされた命令コードINSを演算部OPUが実行する場合の電流を演算器EX毎に求め、電流情報IC(IC1、IC2、IC3、...、ICi)として出力する。なお、デコーダDECは、演算部OPUが命令コードINSを実行する前に、命令情報INSINFを出力する。電流算出部CALを除く電流予測部IFU1の動作は、図2の電流予測部IFU1の動作と同様である。すなわち、電流予測部IFU1は、デコーダDECがデコードする命令コードINSに基づいて、電源電流の変動量を予測し、電流情報IINFとして出力する。
動作制御部OCNTは、可否情報と電流情報とを演算器EX毎に保持する領域をレジスタREG2が有することを除き、図2に示す動作制御部OCNTと同様である。動作制御部OCNTは、命令情報INSINFに基づいて、動作が停止している演算器EXである非動作機能ブロック部を検出し、ノイズ対策モードに移行させる演算器EXを、動作を停止している演算器EXの中から選択する。そして、動作制御部OCNTは、選択した演算器EXに対応するノイズ対策信号NR(NR1、NR3、NRi)を出力する。
半導体装置SEM4において、チェーン制御回路CCNT1の動作は、図5と同様であり、動作制御部OCNTの動作は、図8と同様であり、ノイズ対策モード中の電源電流の変化は、図9と同様である。
以上、図18に示す実施形態においても、図1から図10に示す実施形態と同様に、動作していない演算器EXのスキャンフリップフロップSFFをスキャン動作させる。これにより、半導体装置SEM4の機能を実現するために使用されるスキャンフリップフロップSFFを利用して電源ノイズの発生を抑制することができる。
なお、演算器EXは、スキャンフリップフロップSFFの代わりに、図11に示すリテンションフリップフロップRSFFを有してもよい。この場合、演算器EXは、図15に示すパターン生成器PGENを有してもよい。また、半導体装置SEM4は、図16に示す温度センサTSNSを有してもよく、図17に示す電流センサISNSを有してもよい。さらに、半導体装置SEM4が、SoCの形態を有し、コアCOREと機能ブロック部FBLKとを有する場合、電流算出部CALは、コアCOREからの命令情報INSINFと、機能ブロック部FBLKからの動作状態情報OPSTとを受けてもよい。この場合、電流予測部IFU1は、命令情報INSINFと動作状態情報OPSTとに基づいて、電流情報IINFを生成する。動作制御部OCNTは、電流情報IINFに基づいて、チェーン制御回路CCNT1を有する演算器EXまたは機能ブロック部FBLKの少なくともいずれかにノイズ対策信号NRを出力する。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
複数のラッチ回路をそれぞれ含む複数の機能ブロック部と、
前記複数の機能ブロック部がそれぞれ消費する電流の変動量を予測する電流予測部と、
前記電流予測部が予測した各変動量のいずれかが閾値を超える場合、前記複数の機能ブロック部のうち、動作を停止していた機能ブロック部のうち、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路を所定期間動作させる動作制御部と、
前記所定期間の経過後、前記所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路が保持する情報を、前記所定期間動作させる前の情報に復帰させる復帰制御部を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記復帰制御部は、
前記電流予測部が予測した各変動量のいずれかが前記閾値を超える場合、前記複数のラッチ回路を環状に接続する接続部を有し、
前記所定期間は、
前記環状に接続された複数のラッチ回路に保持される情報が、前記所定期間動作させる前の情報に戻るまでの周期に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
(付記3)
前記動作制御部は、
各変動量のいずれかが前記閾値を超えた場合、前記環状に接続された複数のラッチ回路の数を計数する計数部を有し、
前記所定期間の終了時期は、
前記計数部が前記環状に接続された複数のラッチ回路の数を計数し終える時期に設定されることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
(付記4)
前記複数のラッチ回路は、
前記機能ブロック部のそれぞれの機能を実現する通常モード中にデータを保持し、前記複数の機能ブロック部のそれぞれを試験する試験モード中に試験パターンを保持する第1のラッチ部と、
前記第1のラッチ部に保持されたデータが退避される第2のラッチ部と、
前記第1のラッチ部と前記第2のラッチ部との間でデータを転送する転送部を含み、
直列に接続されたリテンションフリップフロップであり、
前記復帰制御部は、
前記複数のラッチ回路が前記所定期間動作する前に、前記第1のラッチ部に保持されたデータを前記第2のラッチ部に退避させ、前記所定時間後に、前記第2のラッチ部に退避されたデータを前記第1のラッチ部に戻すことを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記5)
前記所定期間中に前記複数のラッチ回路に入力するパターンを生成するパターン生成部を有することを特徴とする付記4記載の半導体装置。
(付記6)
前記電流予測部は、
前記複数の機能ブロック部のそれぞれの動作状態を示す情報に基づいて、前記複数の機能ブロック部のそれぞれが消費する電流を求める電流算出部を有し、
前記電流予測部は、
前記電流算出部が求めた電流に基づいて前記変動量を予測することを特徴とする付記1ないし付記5のいずれか1項記載の半導体装置。
(付記7)
前記複数の機能ブロック部が消費する電流を測定する複数の電流測定部を有し、
前記電流予測部は、
前記複数の電流測定部が測定する電流に基づいて前記変動量を予測することを特徴とする付記1ないし付記5のいずれか1項記載の半導体装置。
(付記8)
演算を実行する複数の演算器と、
前記演算器が実行する命令を示す命令コードをデコードするデコーダを有し、
前記複数の機能ブロック部は、前記複数の演算器であり、
前記電流予測部は、
前記デコーダがデコードする命令コードに基づいて、前記変動量を予測し、
前記動作制御部は、
前記デコーダがデコードする命令コードに基づいて、前記対象機能ブロック部を検出することを特徴とする付記1ないし付記5のいずれか1項記載の半導体装置。
(付記9)
前記半導体装置の温度を測定する温度測定部を有し、
前記電流予測部は、
前記温度測定部が測定した温度に基づいて前記変動量を補正することを特徴とする付記1ないし付記8のいずれか1項記載の半導体装置。
(付記10)
前記複数のラッチ回路は、前記機能ブロック部のそれぞれの機能を実現する通常モード中にデータを保持し、前記複数の機能ブロック部のそれぞれを試験する試験モード中に試験パターンを保持するラッチ部を含むスキャンフリップフロップであることを特徴とする付記1ないし付記3、付記6ないし付記9のいずれか1項記載の半導体装置。
(付記11)
複数のラッチ回路をそれぞれ含む複数の機能ブロック部を有する半導体装置の制御方法において、
前記半導体装置が有する電流予測部が、前記複数の機能ブロック部が消費する電流の変動量をそれぞれ予測し、
前記半導体装置が有する動作制御部が、前記電流予測部が予測した各変動量のいずれかが閾値を超える場合、前記複数の機能ブロック部のうち、動作を停止していた機能ブロック部のうち、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路を所定期間動作させ、
前記半導体装置が有する復帰制御部が、前記所定期間の経過後、前記所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路が保持する情報を、前記所定期間動作させる前の情報に復帰させることを特徴とする半導体装置の制御方法。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10a、10b、10c…機能ブロック部;20…電流予測部;30…動作制御部;40…復帰制御部;CAL…電流算出部;CC…組み合わせ回路;CCNT1、CCNT2…チェーン制御回路;CMP…比較器;CORE…コア;COUNT…カウンタ;DEC…デコーダ;EX…演算器;FBLK、FBLK1、FBLK1a、FBLK1b…機能ブロック部;GCB、GCB1、GCB2…ゲートクロックバッファ;IC…電流情報;IFU1…電流予測部;IINFG…電流情報生成部;IMAX、IMIN…レジスタ;INSINF…命令情報;IREF…レジスタ;IREG…命令レジスタ;ISNS…電流センサ;ISUM…合計;LT…ラッチ回路;LT1…ラッチ部;NR、NR1、NR1a…ノイズ対策信号;OCNT…動作制御部;OPST…動作状態情報;OPU…演算部;PGEN…パターン生成器;PT…論理パターン;REDET…エッジ検出回路;REG1、REG2…レジスタ;RREG…レジスタ;RSFF…リテンションフリップフロップ;SEL…セレクタ;SEM0、SEM1、SEM2、SEM3、SEM4…半導体装置;SFF…スキャンフリップフロップ;SLT…シャドーラッチ部;SUM…電流合計部;SW1…切り替え部;SW2、SW3…スイッチ;TSNS…温度センサ

Claims (10)

  1. 複数のラッチ回路をそれぞれ含む複数の機能ブロック部と、
    前記複数の機能ブロック部がそれぞれ消費する電流の変動量を予測する電流予測部と、
    前記電流予測部が予測した各変動量のいずれかが閾値を超える場合、前記複数の機能ブロック部のうち、動作を停止していた機能ブロック部のうち、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路を所定期間動作させる動作制御部と、
    前記所定期間の経過後、前記所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路が保持する情報を、前記所定期間動作させる前の情報に復帰させる復帰制御部を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記復帰制御部は、
    前記電流予測部が予測した各変動量のいずれかが前記閾値を超える場合、前記複数のラッチ回路を環状に接続する接続部を有し、
    前記所定期間は、
    前記環状に接続された複数のラッチ回路に保持される情報が、前記所定期間動作させる前の情報に戻るまでの周期に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記動作制御部は、
    各変動量のいずれかが前記閾値を超えた場合、前記環状に接続された複数のラッチ回路の数を計数する計数部を有し、
    前記所定期間の終了時期は、
    前記計数部が前記環状に接続された複数のラッチ回路の数を計数し終える時期に設定されることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記複数のラッチ回路は、
    前記機能ブロック部のそれぞれの機能を実現する通常モード中にデータを保持し、前記複数の機能ブロック部のそれぞれを試験する試験モード中に試験パターンを保持する第1のラッチ部と、
    前記第1のラッチ部に保持されたデータが退避される第2のラッチ部と、
    前記第1のラッチ部と前記第2のラッチ部との間でデータを転送する転送部を含み、
    直列に接続されたリテンションフリップフロップであり、
    前記復帰制御部は、
    前記複数のラッチ回路が前記所定期間動作する前に、前記第1のラッチ部に保持されたデータを前記第2のラッチ部に退避させ、前記所定時間後に、前記第2のラッチ部に退避されたデータを前記第1のラッチ部に戻すことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記所定期間中に前記複数のラッチ回路に入力するパターンを生成するパターン生成部を有することを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記電流予測部は、
    前記複数の機能ブロック部のそれぞれの動作状態を示す情報に基づいて、前記複数の機能ブロック部のそれぞれが消費する電流を求める電流算出部を有し、
    前記電流予測部は、
    前記電流算出部が求めた電流に基づいて前記変動量を予測することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の半導体装置。
  7. 前記複数の機能ブロック部が消費する電流を測定する複数の電流測定部を有し、
    前記電流予測部は、
    前記複数の電流測定部が測定する電流に基づいて前記変動量を予測することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の半導体装置。
  8. 演算を実行する複数の演算器と、
    前記演算器が実行する命令を示す命令コードをデコードするデコーダを有し、
    前記複数の機能ブロック部は、前記複数の演算器であり、
    前記電流予測部は、
    前記デコーダがデコードする命令コードに基づいて、前記変動量を予測し、
    前記動作制御部は、
    前記デコーダがデコードする命令コードに基づいて、前記対象機能ブロック部を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の半導体装置。
  9. 前記半導体装置の温度を測定する温度測定部を有し、
    前記電流予測部は、
    前記温度測定部が測定した温度に基づいて前記変動量を補正することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の半導体装置。
  10. 複数のラッチ回路をそれぞれ含む複数の機能ブロック部を有する半導体装置の制御方法において、
    前記半導体装置が有する電流予測部が、前記複数の機能ブロック部が消費する電流の変動量をそれぞれ予測し、
    前記半導体装置が有する動作制御部が、前記電流予測部が予測した各変動量のいずれかが閾値を超える場合、前記複数の機能ブロック部のうち、動作を停止していた機能ブロック部のうち、所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路を所定期間動作させ、
    前記半導体装置が有する復帰制御部が、前記所定期間の経過後、前記所定数の対象機能ブロック部に含まれる複数のラッチ回路が保持する情報を、前記所定期間動作させる前の情報に復帰させることを特徴とする半導体装置の制御方法。
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