JP3573703B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャンパス回路に関し、特に、スキャンパステスト時に、電源ノイズを最小限に抑え、通常動作時には、FF回路の遅延時間の増加を防止するスキャンパス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、回路の大規模化伴い、その故障検出率向上のためにスキャンパステストが一般的になっている。このスキャンパステストに用いられるスキャンパス回路は、特に、大規模回路の故障検出率を向上させるために有用である。
【0003】
このような、スキャンパス回路は、一般的には、回路の大規模化と併せて故障検出率向上のためにスキャンパステスト時の回路動作率が高くなり、スキャンShift動作時にスキャンFFと同時にユーザ回路と出力回路も動作することから、大きな電源ノイズが発生し、テストが不可能となることがあり、これを防止することが要求されている。
【0004】
この要請に応えるための従来技術が、例えば、特開平3−58143号公報に開示されている。
【0005】
この先行技術文献に開示された従来技術を図16に示し、また、図16に記載の従来技術のMUX型スキャンのLSSD型スキャン等価ブロックを図17に示す。さらに、図17のLSSD型スキャン等価ブロックをトランジスタレベル回路に現した回路を図14に示す。
【0006】
図14を参照すると、このような従来技術のスキャン回路は、スキャンFF1705の後段にシリアルにLatch(Q)1704を接続し、Latch(Q)1704の後段に、ユーザー回路及び出力回路を接続する構成である。
【0007】
したがって、出力Qを固定し、ユーザ回路を未動作とさせるLatch(Q)1704を設け、マスタLatch(SIN)1703とスレーブLatch(SOT)1702から構成されるスキャンFF1705の後段にシリアルに接続するため、通常FF1700はラッチ3段の構成になる。
【0008】
その結果、テスト時でない通常動作時に、クロック(C)から出力Qへの状態遷移は、マスタLatch(SIN)1703からスレーブLatch(SOT)1702への論理転送とLatch(Q)1704をスルーするという動作となる。
【0009】
これは、スキャンShift動作時に、ラッチを論理固定することにより、スキャンFF1705の論理動作をユーザ回路と出力回路とに論理伝播させない構成で、スキャンShift動作時にスキャンFF1705のみを動作させ、論理動作による電源ノイズを最小に抑えることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術は、テスト時でない通常動作時に、クロック(C)から出力Qへの状態遷移には、ラッチ3段分の遅延時間が必要になり通常FFのラッチ2段に対してラッチ1段分の遅延時間が増加するという欠点がある。
【0011】
本発明の主な目的は上記問題に鑑み、スキャンShift動作時にスキャンFFのみを動作させ電源ノイズを最小限に抑え、テスト時でない通常動作時にクロック(C)から出力Qへの状態遷移をラッチ2段で可能とし、遅延時間を増加させないスキャンパス回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のスキャンパス回路は、スキャンShift動作時のスキャンイン信号(SIN)を入力とするマスタLatch(SIN)と、前記スキャンイン信号(SIN)をラッチしてスキャンアウト信号(SOT)として出力するスレーブLatch(SOT)から構成されるSCANFFと、データ信号処理動作時のデータ信号(D)を入力とするマスタLatch(D)と、前記データ信号(D)をラッチして出力信号として出力するスレーブLatch(Q)から構成される通常FFとを具備し、前記マスタLatch(D)の回路と前記スレーブLatch(SOT)の回路とを兼用し、当該兼用する回路は前記スキャンShift動作時には前記スレーブLatch(SOT)として動作し、かつ前記データ信号処理動作時には前記マスタLatch(D)として動作するように、制御信号で動作が切り換えられるものであり、前記スレーブLatch(Q)は前記スキャンShift動作時にスキャンShiftの論理動作を伝播することなく固定論理を出力する構成である。
【0013】
また、本発明のスキャンパス回路の前記通常FFは、前記マスタLatch(D)が前記データ信号(D)を入力とし、クロック(C)により制御される第1のトランスファーゲートおよび第2のトランスファーゲートによりマスタラッチを構成し、前記スレーブラッチ(Q)へと出力し、前記スレーブLatch(Q)がマスタLatch(D)の出力を入力とし、前記クロック(C)により制御される第3のトランスファーゲートおよび第4のトランスファーゲートによりスレーブラッチを構成し、前記出力信号を出力とする構成である。
【0014】
さらに、本発明のスキャンパス回路の前記SCANFFは、前記マスタLatch(SIN)が前記スキャンイン信号(SIN)を入力とし、第1の制御クロック(SC1)により制御される第11のトランスファーゲートおよび第12のトランスファーゲートによりマスタラッチを構成し、前記スレーブラッチ(SOT)へと出力し、前記スレーブLatch(SOT)は、前記マスタLatch(SIN)の出力信号を入力とし、第2の制御クロック(SC2)により制御される第13のトランスファーゲートおよび第14のトランスファーゲートによりスレーブラッチを構成し、前記スキャンアウト信号(SOT)を出力とする構成とすることもできる。
【0015】
前記SCANFFは、前記マスタLatch(SIN)がスキャンイン信号(SIN)を入力とし、前記クロック信号(C)がハイレベル、前記第2の制御クロック(SC2)がロウレベルの状態において、前記第1の制御クロック(SC1)の入力により制御される前記第11のトランスファーゲートおよび前記第12のトランスファーゲートによりマスタラッチを構成とすることもできる。
【0016】
さらに、本発明のスキャンパス回路の前記スレーブLatch(SOT)は、前記マスタLatch(SIN)の出力を入力とし、クロック信号(C)がハイレベル、前記第1の制御クロック(SC1)がハイレベルの状態において、前記第2の制御クロック(SC2)の入力により制御される前記第13のトランスファーゲートおよび前記第14のトランスファーゲートにより前記スレーブLatch(SOT)を構成し前記スキャンアウト信号(SOT)を出力とする構成とすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路を図1に示す。
【0019】
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路は、SCAN−FF100は、スキャンイン信号(SIN)を入力とするマスタLatch(SIN)101と、スキャンアウト信号SOTを出力とするスレーブLatch(SOT)102から構成されスキャンShift動作時のデータ伝播経路はスキャンイン信号(SIN)からスキャンアウト信号(SOT)への経路となり、スレーブLatch(Q)は論理固定されている状態となる。
【0020】
通常FF200は、データ信号(D)を入力とするマスタLatch(D)201と、出力Qを出力とするスレーブLatch(Q)202から構成され、通常動作時のデータ伝播経路は、データ信号(D)から出力Qへの経路となる。
【0021】
図2は、本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路を示す図1の論理ブロックレベルの回路図である。図3は、図2に示す回路のクロックドライバーの回路図である。
【0022】
SCAN−FF100は、以下のように構成されている。
【0023】
SCAN−FF100のマスタLatch(SIN)101は、スキャンイン信号(SIN)を入力とし、制御信号SC1により制御されるトランスファーゲート11およびトランスファーゲート12によりマスタラッチを構成し、スレーブラッチ(SOT)102へと出力する。
【0024】
スレーブLatch(SOT)102は、マスタLatch(SIN)101の出力を入力とし、制御信号SC2により制御されるトランスファーゲート13およびトランスファーゲート14によりスレーブラッチを構成し、スキャンアウト信号(SOT)を出力とする。
【0025】
SCAN−FF100がスキャンShift動作をする時、トランスファーゲート2は制御信号SC1の入力によりON状態にあり、SCAN−FF100のマスタラッチ、スレーブラッチ機能に影響は与えない。
【0026】
スレーブLatch(Q)202は、スキャンShift動作時の論理状態は、モード切り換えクロックSMCと制御信号SC1により、トランスファーゲート21はOFFし、トランスファーゲート22はONし、クロックCによりトランスファーゲート3はON、トランスファーゲート4はOFFし、論理保持されており、出力QはSCAN−FF100の論理動作を伝播することなく、論理固定されている。
【0027】
また、通常FF200は以下の様に構成されている。
【0028】
マスタLatch(D)201はデータ信号(D)を入力とし、クロックCにより制御されるトランスファーゲート1およびトランスファーゲート2によりマスタラッチを構成し、スレーブラッチ(Q)202へと出力する。
【0029】
スレーブLatch(Q)202は、マスタLatch(D)201の出力を入力とし、クロックCにより制御されるトランスファーゲート3およびトランスファーゲート4によりスレーブラッチを構成し、出力Qを出力とする。
【0030】
通常FF200が通常動作をする時、制御信号SC2によりトランスファーゲート13はOFFし、トランスファーゲート14はONし、制御信号SC1とモード切り換えクロックSMCにより、トランスファーゲート21はONし、トランスファーゲート22はOFFしており、通常FF200のマスタラッチ、スレーブラッチ機能に影響は与えない。かくして、前述した処理を実行する。
【0031】
次に、本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路の動作について、図を参照して説明する。
【0032】
まず、図4、図5、図6および図7それぞれののタイミング図を参照して説明する。
【0033】
通常動作時においては、本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路の通常FF200の動作は、モード切り換えクロックSMCは、常時ロウレベル(以下、Lと記す)が入力され、トランスファーゲート21はON、トランスファーゲート22はOFFの状態にあり、スレーブLatch(Q)202はクロックCの入力信号によりスレーブラッチとして機能する。
【0034】
制御信号SC1は常時Lが入力され、マスタLatch(SIN)101のトランスファーゲート11はOFFし、トランスファーゲート12はONの状態で、マスタLatch(SIN)101は、論理保持状態で論理動作しない。
【0035】
制御信号SC2は、常時ハイレベル(以下、Hと記す)が入力され、トランスファーゲート13はOFFし、トランスファーゲート14はONの状態にあり、マスタLatch(D)201はクロックCの入力信号により、マスタラッチとして機能する。
【0036】
以上、述べた様に、通常FF200は通常動作時においては、マスタLatch(D)201とスレーブLatch(Q)202によりマスタ・スレーブ方式のFFとして動作する。
【0037】
すなわち、時刻T41でデータ信号(D)のLを取り込み、時刻T43ではデータ信号(D)のHを取り込む。
【0038】
次に、スキャンShift動作においては、モード切り換えクロックSMCが時刻T44でLからHになり、スレーブLatch(Q)202のトランスファーゲート21がOFF、トランスファーゲート22がONし、出力Qは、通常動作時の最後の状態であるHを保持する。
【0039】
スキャンShift動作においては、クロックCにはHが入力され、トランスファーゲート1はOFF、トランスファーゲート2はONの状態にある。スレーブLatch(SOT)102は制御信号SC1の入力信号により時刻T45ではスキャンイン信号(SIN)のHを取り込み、時刻T46で制御信号SC2の入力信号によりNODEの信号を出力SOTに出力して、スレーブラッチとして機能する。
【0040】
以上、述べた様にSCANFF100は、スキャンShift動作時においては、マスタLatch(SIN)101とスレーブLatch(SOT)102によりマスタ・スレーブ方式のFFとして動作する。
【0041】
次に、スキャンSample動作においては、モード切り換えクロックSMCが時刻T49でHからLになり、制御信号SC2は常時Hになる。
【0042】
したがって、トランスファーゲート13はOFF、トランスファーゲート14はONの状態にあり、マスタLatch(D)201はクロックCの入力信号により、マスタラッチとして機能する。
【0043】
スレーブLatch(Q)202は、クロックCにHが入力された状態でラッチとして機能するべくトランスファーゲート3はONし、トランスファーゲート4はOFFの状態にあり、モード切り換えクロックSMCに常時Lが入力されトランスファーゲート21およびトランスファーゲート22は、制御信号SC1の入力信号によりスレーブラッチとして機能する。
【0044】
以上、述べた様に通常FF200は、スキャンSample動作時においてはマスタLatch(D)201とスレーブLatch(Q)202により、マスタ・スレーブ方式のFFとして動作し、時刻T50でデータ信号(D)を取り込む。
【0045】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0046】
本発明の第2の実施の形態のスキャンパス回路を図8に示す。本発明の第2の実施の形態として、スキャンアウト信号SOTの取り出しについてさらに工夫している。その構成を図8に示す。
【0047】
図8を参照すると、本発明の第2の実施の形態のスキャンパス回路は、その基本的構成は上記の通りであるが、本図において、スレーブLatch(SOT)102の中から取り出しを変更している。
【0048】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0049】
本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路は、SCAN−FFのスレーブLatch(SOT)と通常FFのマスタLatch(D)を兼用して通常FFのマスタ・スレーブラッチの構成を2段として遅延時間の増加させないという効果を得ているが、通常FFのマスタLatch(D)とSCAN−FFのマスタLatch(SIN)を兼用するという技術思想を用いても同様の効果が得られる。
【0050】
そのための構成を、本発明の第3の実施の形態として、スキャンパス回路のブロックレベルを図9に示す。本発明の第3の実施の形態では、マスタLatch(D)301をSCAN−FF305のマスタLatch(SIN)303と兼用し、通常FF300のマスタLatch(D)301の後段に、パラレルに、SCAN−FF305のスレーブLatch(SOT)304と通常FFのスレーブLatch(Q)302を接続した構成としている。
【0051】
さらに、図10および図11の論理ブロックレベルの回路図を参照すると、SCAN−FF305は以下の様に構成されている。
【0052】
マスタLatch(SIN)303は、スキャンイン信号SINを入力とし、クロックCはH、制御信号SC2はHの状態において、制御信号SC1の入力により制御されるトランスファーゲート11、12によりマスタラッチを構成する。
【0053】
この時、前述したようにクロックCはHであるので、トランスファーゲート1はOFF、トランスファーゲート2はONし、ラッチ機能に影響は与えない。
【0054】
スレーブLatch(SOT)304はマスタLatch(SIN)303の出力を入力とし、クロックCはH、制御信号SC1はHの状態において、制御信号SC2の入力により制御されるトランスファーゲート13、14により、スレーブラッチを構成し、スキャンアウト信号(SOT)を出力とする。
【0055】
スレーブLatch(Q)302はスキャンShift動作時の論理状態は、クロックCはHにより、トランスファーゲート3はONし、トランスファーゲート4はOFFし、制御信号SC1と制御信号SC2はスキャンShift動作時にマスタLatch(SIN)303がマスタラッチとして機能する時、制御信号SC2はHであり、スレーブLatch(Q)302がスレーブラッチとして機能する時、制御信号SC1はHである。
【0056】
よって、トランスファーゲート21はOFFし、トランスファーゲート22はONし、論理保持されており、出力QはSCAN−FF305の論理動作を伝播することなく論理固定されている。
【0057】
また、通常FF300は以下の様に構成されている。
【0058】
マスタLatch(D)301はデータ信号Dを入力とし、クロックCにより制御されるトランスファーゲート1およびトランスファーゲート2によりマスタラッチを構成し、スレーブLatch(Q)302へと出力する。
【0059】
スレーブLatch(Q)302は、マスタLatch(D)301の出力を入力としクロックCにより制御されるトランスファーゲート3およびトランスファーゲート4によりスレーブラッチを構成し、出力Qを出力とする。
【0060】
通常FF300が通常動作をする時、制御信号SC1、制御信号SC2は共にLであり、マスタLatch(SIN)303のトランスファーゲート11はOFFし、トランスファーゲート12はONし、スレーブLatch(Q)302のトランスファーゲート21はONし、トランスファーゲート22はOFFしており通常FF300のマスタラッチ・スレーブラッチ機能には影響を与えない。
【0061】
次に、本発明の第4の実施の形態のスキャンパス回路について説明する。
【0062】
その基本的構成は上記の通りであるが、スキャンアウト信号(SOT)の取り出しについてさらに工夫している。その構成を図12、13に示す。
【0063】
本図において、スレーブLatch(SOT)402の中から取り出しを変更している。本発明の第4の実施の形態のスキャンパス回路の動作については、本発明の第2の実施の形態のスキャンパス回路と同様であるので、その説明は省略する。
【0064】
【発明の効果】
以上、説明したように、LSIの高集積化が進み、LSI内部の論理回路(FF数 及び 組み合せ回路)が膨大になってきている。
【0065】
この為、効率良く短時間でテストを行う為に高い故障検出率を実現するにはスキャンパステストにおいて、論理回路の動作率が非常に高くなる。その為、内部回路の同時動作により電源に、多大な過渡電流による電源ノイズが発生し、LSI内部の回路の論理閾値が変動して正常な動作をせずテスト不可能に至る確率が高くなってきている。そこで、スキャンShift動作中にSCAN−FFのみ動作させユーザ回路を未動作とする本実施例が有効となる。スキャンShift動作中にSCAN−FFの論理動作がユーザ回路に論理伝播しないようにしユーザ回路を未動作とし、スキャンShift動作時にSCAN−FFのみを動作させ内部回路の同時動作を低減させ過度電流による電源ノイズを抑えることが可能となる。
【0066】
本発明により、回路規模の巨大化に比例してスキャンパステストが不可能となり製品出荷を阻害する事を未然に防止することが可能となる。
【0067】
本発明では、通常FFはマスタLatch(D)とスレーブLatch(Q)との2段のラッチで構成されている。その効果は、例えば、0.35μmルールのデバイスにおいて、CLKからQへの遅延値は従来例のLatch3段ではおよそ1.75nsだか、本本発明のLatch2段では、およそ1.13nsとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路のブロック図である。
【図2】図1に示す第1の実施の形態のスキャンパス回路の論理ブロックレベルの回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路に適用したクロックドライバーのブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路の動作を説明するタイムチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路の通常動作を説明するタイムチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路のスキャンShift動作を説明するタイムチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態のスキャンパス回路のSample動作を説明するタイムチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態のスキャンパス回路のブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態のラッチ回路のブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態のスキャンパス回路のブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態のスキャンパス回路に適用したクロックドライバーのブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態のスキャンパス回路の回路図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態のスキャンパス回路に適用したクロックドライバーのブロック図である。
【図14】従来技術のスキャンパス回路のブロック図である。
【図15】従来のスキャンパス回路に適用するクロックドライバーブロック図である。
【図16】従来技術のスキャンパス回路のブロック図である。
【図17】従来技術のMUX型のLSSD型等価回路ブロックである。
【符号の説明】
1,2,3,4,11,12,13,14,21,22 トランスファーゲート
31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46 インバータ
50,70,80,90 クロックドライバー
100 SCAN−FF
101 マスタLatch(SIN)
102 スレーブLatch(SOT)
200 通常FF
201 マスタLatch(D)
202 スレーブLatch(Q)

Claims (6)

  1. スキャンShift動作時のスキャンイン信号(SIN)を入力とするマスタLatch(SIN)と、前記スキャンイン信号(SIN)をラッチしてスキャンアウト信号(SOT)として出力するスレーブLatch(SOT)から構成されるSCANFFと、データ信号処理動作時のデータ信号(D)を入力とするマスタLatch(D)と、前記データ信号(D)をラッチして出力信号として出力するスレーブLatch(Q)から構成される通常FFとを具備し、前記マスタLatch(D)の回路と前記スレーブLatch(SOT)の回路とを兼用し、当該兼用する回路は前記スキャンShift動作時には前記スレーブLatch(SOT)として動作し、かつ前記データ信号処理動作時には前記マスタLatch(D)として動作するように、制御信号で動作が切り換えられるものであり、前記スレーブLatch(Q)は前記スキャンShift動作時にスキャンShiftの論理動作を伝播することなく固定論理を出力するものであることを特徴とするスキャンパス回路。
  2. 前記通常FFは、前記マスタLatch(D)が前記データ信号(D)を入力とし、クロック(C)により制御される第1のトランスファーゲートおよび第2のトランスファーゲートによりマスタラッチを構成し、前記スレーブラッチ(Q)へと出力し、前記スレーブLatch(Q)がマスタLatch(D)の出力を入力とし、前記クロック(C)により制御される第3のトランスファーゲートおよび第4のトランスファーゲートによりスレーブラッチを構成し、前記出力信号を出力とする請求項1記載のスキャンパス回路。
  3. 前記SCANFFは、前記マスタLatch(SIN)が前記スキャンイン信号(SIN)を入力とし、第1の制御クロック(SC1)により制御される第11のトランスファーゲートおよび第12のトランスファーゲートによりマスタラッチを構成し、前記スレーブラッチ(SOT)へと出力し、前記スレーブLatch(SOT)は、前記マスタLatch(SIN)の出力信号を入力とし、第2の制御クロック(SC2)により制御される第13のトランスファーゲートおよび第14のトランスファーゲートによりスレーブラッチを構成し、前記スキャンアウト信号(SOT)を出力とする請求項1または2記載のスキャンパス回路。
  4. スキャンShift動作時のスキャンイン信号(SIN)を入力とするマスタLatch(SIN)と、前記スキャンイン信号(SIN)をラッチしてスキャンアウト信号(SOT)として出力するスレーブLatch(SOT)から構成されるSCANFFと、データ信号処理動作時のデータ信号(D)を入力とするマスタLatch(D)と、前記データ信号(D)をラッチして出力信号として出力するスレーブLatch(Q)から構成される通常FFとを具備し、前記マスタLatch(D)の回路と前記マスタLatch(SIN)の回路とを兼用し、当該兼用する回路は前記データ信号処理動作時には前記マスタLatch(D)として動作し、かつ前記スキャンShift動作時には前記マスタLatch(SIN)として動作するように、制御信号で動作が切り換えられるものであり、前記スレーブLatch(Q)は前記スキャンShift動作時にスキャンShiftの論理動作を伝播することなく固定論理を出力するものであることを特徴とするスキャンパス回路。
  5. 前記通常FFは、前記マスタLatch(D)が前記データ信号(D)を入力とし、クロック(C)により制御される第1のトランスファーゲートおよび第2のトランスファーゲートによりマスタラッチを構成し、前記スレーブラッチ(Q)へと出力し、前記スレーブLatch(Q)がマスタLatch(D)の出力を入力とし、前記クロック(C)により制御される第3のトランスファーゲートおよび第4のトランスファーゲートによりスレーブラッチを構成し、前記出力信号を出力とする請求項4記載のスキャンパス回路。
  6. 前記SCANFFは、前記マスタLatch(SIN)が前記スキャンイン信号(SIN)を入力とし、第1の制御クロック(SC1)により制御される第11のトランスファーゲートおよび第12のトランスファーゲートによりマスタラッチを構成し 、前記スレーブラッチ(SOT)へと出力し、前記スレーブLatch(SOT)は、前記マスタLatch(SIN)の出力信号を入力とし、第2の制御クロック(SC2)により制御される第13のトランスファーゲートおよび第14のトランスファーゲートによりスレーブラッチを構成し、前記スキャンアウト信号(SOT)を出力とする請求項4または5記載のスキャンパス回路。
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