JP4702137B2 - スキャンテスト用フリップフロップ - Google Patents

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Description

この発明は、スキャンテスト方式によって論理回路の試験を行うための、スキャンテスト用フリップフロップに関する。
論理回路の試験を、フリップフロップ(以下、FFと略す)によって行うスキャンテスト方式は、既に知られている。
図4は、従来のスキャンテスト用FF回路を例示したものであって、セレクタS11,S12,S13と、インバータI11,I12,I13,I14,I15,I16とから概略構成されている。
図4に示されたスキャンテスト用FF回路では、入力端子Din からの実使用時の入力データと、入力端子Sin からのスキャン動作時の入力データとを、セレクタS11においてモード選択信号Sft に応じて切り替えて、実使用時には入力端子Din からの信号を、スキャンテスト時には入力端子Sin からの信号を、セレクタS12,インバータI11,インバータI12からなる保持回路に入力するようにしている。
図4に示されたスキャンテスト用FF回路では、実動作時に、図示せぬ前段のFF(入力端子Dinに信号を供給するFF)から信号が伝播してくる際に、信号経路にセレクタS11が1段余分に挿入されていることになるため、前段後段のFF間の遅延時間が増加してその動作の高速化が妨げられていた。
また、スキャンテスト時に、同相のクロックで動作している前段のFFからの信号を入力端子Sin から入力するが、その際、FFにデータを保持するためのホールドタイムを確保することができず、そのため、ホールドエラーを起こして正しくデータを保持することができないので、スキャンテストを行えない場合があった。そこで、このようなホールドエラーの発生を防止するために、ディレイ補償用の遅延バッファをスキャンパス中に挿入することが行われていたが、このような遅延バッファの挿入と配線の追加によって、LSI(Large Scale Integrated Circuit) の配置性と配線性を悪化させていた。
図5,図6は、ホールドタイムを確保することができないために、ホールドエラーを起こした状態を説明するものであって、図4に示されたような、直列に接続された2段のFFからなる場合の動作タイミングを例示し、前段のFFにおける、入力データSin と図中のa,b,cの各点のデータを上段に示し、後段のFFにおける、入力データSin と図中のa,b,cの各点のデータを下段に示している。
図5は、直列に接続された2段からなるFFにおける、正常動作時のタイミングチャートを示したものである。
この場合は図示のように、クロックClk に応じてスキャンデータS0,S1,S2が二段からなるFFを順次シフトしてゆき、図中に示すタイミングAにおいては、前段のFFにおけるc点の出力と、後段のFFにおけるc点の出力として、それぞれS1,S0が出力されている。
図6は、直列に接続された2段からなるFFにおいて、ホールドエラーを起こした場合の動作タイミングチャートを示したものである。
この場合は図示のように、下段に示す後段のFFでは、データS0を保持しようとするが、クロックClk の立ち上がり時には、入力端子Sin のデータはS1に変化しているので、データS0ではなくデータS1を保持することになる。そのため、同じタイミングAでは、前段のFFと後段のFFは、ともにc点においてデータS1を保持していることが示されている。
これに対して特許文献1においては、スキャン用FFを縦列接続してスキャンテスト用回路を構成するスキャン用フリップフロップよびスキャンテスト回路が開示されている。
この場合、スキャン用フリップフロップ1では、スキャンデータの取り込みが、時刻t12,t16におけるクロックCLKのローレベルからハイレベルへの変化に同期して行われ、スキャンデータ出力の変化が、時刻t13,t17におけるテスト制御信号SENのハイレベルからローレベルへの変化に同期して行われる。このため、このようなスキャン用フリップフロップ1を縦列接続したスキャンテスト回路では、次段のスキャン用フリップフロップがスキャンデータを取り込んだのちも、スキャンデータ出力を維持するので、データホールド時間を確保できると記載されている。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、実使用時の信号入力端子にスキャンテストのためのセレクタであるマルチプレクサMUX2があり、従って、上述した問題点は解決されていない。
また、特許文献2においては、スキャン機能付きフリップフロップ回路のスキャン入力端子SIにその入力端を接続して、クロック信号CLKがハイレベル区間でのみデータを取り込み、ロウレベル区間で取り込んだデータを保持するラッチ回路103を設けたスキャン機能付きフリップフロップ回路およびスキャンテスト回路が開示されている。
この回路では、後段のフリップフロップ回路101に入力されるクロック信号CLKが、前段のフリップフロップ回路100に入力されるクロック信号CLKに対して遅延している場合でも、誤動作することがなく、スキャンテスト回路が正常な動作を行うと記載されている。
しかしながら、特許文献2記載の技術でも、実使用時の信号入力端子にスキャンテストのためのマルチプレクサ(セレクタ回路)107があり、従って、上述した問題点は解決されていない。
さらに特許文献3においては、スキャンテスト動作時にシフトレジスタを構成するフリップフロップからなる論理回路及びその試験方法が開示されている。
この場合は、スキャンテスト動作時に、同期信号のエッジが到達するより前に、フリップフロップのD端子の論理値を保持する第1の入力データ保持回路10aを備えていて、第1の入力データ保持回路10aが、D端子の論理値を保持するタイミングを同期信号のスキューに合わせて最適化することによって、ホールドエラーを回避すると記載されている。
しかしながら、特許文献3記載の技術でも、実使用時の信号入力端子にスキャンテストのためのセレクタである入力信号選択回路10bがあり、従って、上述した問題点は解決されていない。
特開2003−043114号公報 特開2004−037264号公報 特開平11−174123号公報
図4に示された従来のスキャンテスト用FFにおいては、実使用時に、前段のFFから信号が伝播してくる際に、信号経路にセレクタS11が1段余分に挿入されていることになるため、FF間の遅延時間が延びて高速化が妨げられるという問題があった。
また、スキャンテスト時に、同相のクロックで動作する前段FFからの出力を入力端子Sin に入力するが、その際、FFにデータを保持するためのホールドタイムを確保することができず、そのため、ホールドエラーを起こして正しくデータを保持することができないので、正常にスキャンテストを行えない場合があるという問題があった。
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、実使用時に、FF間の遅延時間が増加して高速化が妨げられることがないとともに、スキャン動作時においてホールドエラーによる誤動作を発生する恐れがないスキャンテスト用フリップフロップを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、実使用時のデータ入力信号と、スキャンテスト時のデータ入力信号とのいずれか一方をクロック信号のタイミングで取り込んで、続に接続されたマスターラッチとスレーブラッチ順次転送してそれぞれ保持するとともに、上記スレーブラッチに保持したデータを出力するスキャンテスト用フリップフロップに係り、第1の保持回路として機能し、制御入力信号のレベルに応じて、スキャンテスト時のデータ入力信号または上記第1の保持回路としての自回路が保持している信号を択一的に選択して回路に入力する第1のセレクタを備えたラッチ手段と、第2の保持回路として機能し、反転制御入力信号のレベルに応じて上記ラッチ手段出力信号または上記第2の保持回路としての自回路が保持している信号を択一的に選択して出力する第のセレクタと、クロック信号のレベルに応じて実使用時のデータ入力信号または上記第のセレクタの出力信号を択一的に選択して回路に入力する第のセレクタとを備えたマスターラッチと、第3の保持回路として機能し、反転クロック信号のレベルに応じて上記マスターラッチ出力信号または上記第3の保持回路としての自回路が保持している信号を択一的に選択して回路に入力する第4のセレクタを備えたスレーブラッチとを有して構成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のスキャンテスト用フリップフロップに係り、上記第1の保持回路としての上記ラッチ手段が、上記第1のセレクタと、該第1のセレクタの出力信号を該第1のセレクタの入力または上記マスターラッチの第のセレクタの入力に転送する順次続に接続された第1のインバータと第2のインバータとからなるものであることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のスキャンテスト用フリップフロップに係り、上記第2の保持回路としての上記マスターラッチが、上記第のセレクタと、上記第のセレクタと、該第のセレクタの出力信号を上記スレーブラッチの上記第4のセレクタの入力に転送する第インバータと、該第インバータの出力信号を上記第1のセレクタの入力に転送する第インバータとからなるものであることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一記載のスキャンテスト用フリップフロップに係り、上記第3の保持回路としての上記スレーブラッチが、上記第4のセレクタと、該第4のセレクタの出力信号を上記第4のセレクタの入力に転送する順次続に接続された第5のインバータと第6のインバータとからなるものであることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のスキャンテスト用フリップフロップに係り、上記第4のセレクタの出力から第インバータを経て出力信号を取り出し、上記第インバータの出力から第インバータを経て反転出力信号を取り出すように構成されていることを特徴としている。
本発明のスキャンテスト用フリップフロップでは、従来、実使用データ入力Din に挿入されていたセレクタが削除されているので、実使用時における、上記セレクタに基づく遅延時間の増加を除去して、スキャンテストテスト用フリップフロップの動作を高速化することができるとともに、スキャンデータ入力Sin にラッチが挿入されているので、スキャン動作時における、ホールドエラーによる誤動作を防止することができる。
実使用時のデータ入力信号Din と、スキャンテスト時のデータ入力信号Sin とのいずれか一方をクロック信号Clk のタイミングで取り込んで、順次従続に接続されたマスターラッチL1とスレーブラッチL2に転送してそれぞれ保持するとともに、スレーブラッチL2に保持したデータを出力するスキャンテスト用フリップフロップにおいて、制御入力信号Sck のレベルに応じて、Sin 端子からのスキャンテスト時のデータ入力信号または保持している信号から選択してその保持回路に入力するセレクタS1を備えたラッチL0と、反転制御入力信号 Sck* のレベルに応じてラッチL1を構成する保持回路の出力信号または保持している信号から選択して出力するセレクタS2と、クロック信号Clk のレベルに応じて実使用時のデータ入力信号Din またはセレクタS2の出力信号から選択してその保持回路に入力するセレクタS3とを備えたマスターラッチL1と、反転クロック信号 lk* のレベルに応じてマスターラッチL1を構成する保持回路の出力信号または保持している信号を選択してその保持回路に入力するセレクタS4を備えたスレーブラッチL2とを備えている。
図1は、本発明の一実施例であるスキャンテスト用FFの構成を示す回路図、図2は、本実施例のスキャンテスト用FFにおけるスキャン動作時のタイミングチャート、図3は、本実施例のスキャンテスト用FFにおけるノーマル動作時のタイミングチャートである。
この例のスキャンテスト用FFは、図1に示すように、セレクタS1,S2,S3,S4と、インバータI1,インバータI2,インバータI3,インバータI4,インバータI5,インバータI6,インバータI7,インバータI8とから概略構成されている。
これらのうち、セレクタS1,インバータI1,インバータI2はラッチL0を形成し、セレクタS2,セレクタS3,インバータI3,インバータI4はラッチL1を形成し、セレクタS4,インバータI5,インバータI6はラッチL2を形成している。
図1において、Din は通常動作時における実使用データの入力端子、Sin はスキャンテスト時のスキャンデータの入力端子である。ラッチL0は、端子Sin のデータを入力として、セレクタS1の制御入力Sck が論理 "0”のときは、端子Sin のデータをスルーで出力し、制御入力Sck が論理 "1”のときは、端子Sin のデータをホールドする。ラッチL1はスキャンテスト用FFにおけるマスターラッチ、ラッチL2はスキャンテスト用FFにおけるスレーブラッチである。また、セレクタS2は、ラッチL1においてデータをホールドするためのフィードバック回路にあって、ホールドデータとラッチL0の出力とを制御入力Sck の反転信号 Sck* によって選択することによって、ラッチL1がフィードバックするデータを選択する作用を行う。スキャンテスト用FFの出力は、インバータI7を経て出力データDoutとして取り出され、インバータI8を経て反転出力データDout* として取り出される。
以下、図2,図3を使用して、この例のスキャンテスト用FFの動作を説明する。なお、図2,図3は、説明を簡略にするため、セレクタS1,セレクタS2,セレクタS3,セレクタS4には、動作時、データの遅延を生じないものとして描かれており、同様に、インバータI1,インバータI2,インバータI3,インバータI4,インバータI5,インバータI6も、動作時、データの遅延を生じないものとして描かれている。
最初、図2を参照して、この例のスキャンテスト用FFにおけるスキャン動作について説明する。
前段のFFから出力されたスキャンデータは、端子Sin に入力される。図2の(1) のタイミングにおいては、制御入力Sck は論理 "0”なので、セレクタS1は端子Sin のスキャンデータを選択し、a点には端子Sin に印加された信号S0が出力される。
タイミング(2) において、制御入力Sck は論理 "1”になるので、セレクタS1はa点からのデータをフィードバックして、ラッチL0はデータホールド状態になり、信号S0が保持される。このとき、セレクタS2は反転制御入力 ck* が論理 "0”になるので、a点からの信号を選択し、b点にはa点からの信号S0が出力される。
タイミング(3) では、クロックClk が論理 "1”になるため、セレクタS3はb点からの信号を選択し、c点には信号S0が出力される。このとき、セレクタS4は反転クロック Clk* が論理 "0”になるためc点からの信号を選択し、d点には信号S0が出力される。
タイミング(4) では、反転制御入力 ck* が論理 "1”であるため、セレクタS2はc点からのフィードバック信号S0をb点に出力し、クロックClk が論理 "1”であるため、セレクタS3はb点からのフィードバック信号S0をc点に出力する。これによって、セレクタS2,セレクタS3,インバータI3,インバータI4はループを形成して、信号S0をホールドする。このとき、セレクタS4は反転クロック Clk* が論理 "0”であるため、c点からの信号を選択し続けて、d点には信号S0が出力され続ける。
次にタイミング (1)' , (2)' では、反転クロック Clk* が論理 "1”になるため、セレクタS4,インバータI5,インバータI6のループで信号S0をホールドし、d点には信号S0が出力され続ける。また、タイミング (1)' 以降、制御入力Sck が論理 "0”なので、前段FFからのスキャンデータが端子Sin から入力されて、タイミング(1) 以後と同じ動きを繰り返す。
次に図3を参照して、この例のスキャンテスト用FFにおけるノーマル動作について説明する。
ノーマル動作時は、制御入力Sck を論理 "0”に固定して、ラッチL0を常時ラッチ状態にすることによって、消費電力の増加を抑える。また、反転制御入力 ck* が論理 "1”に固定されるので、セレクタS2において、常時、インバータI4からのデータを選択することによって、従来のスキャンテスト用FFと同様の動作を行う。
このように、この例のスキャンテスト用FFにおいては、スキャンデータの入力端子Sin にスキャンデータを保持するラッチL0を設けるとともに、従来、スキャンテストのために必要であったセレクタを、実使用時の論理データの経路から削除して、スキャンテスト用FFを構成するマスターラッチL1のフィードバックループ内にセレクタS3として挿入して、スキャンテスト用の制御入力 Sck* を選択回路の制御信号として共通に使用するようにしたので、これによって、次のような効果が得られる。
1.ノーマル動作時、従来、入力端子Din からの実使用データのパスに挿入されていたセレクタが削除されているので、FF間の遅延時間が増加することがなく、スキャンテスト用FFの性能が向上する。
2.スキャンテスト時、従来、入力端子Sin からのスキャンデータのパスに挿入されていたセレクタが削除されているので、ホールドエラーによるスキャン動作時の誤動作を防止するために、スキャンパス中にディレイ補償用の遅延バッファを挿入し、かつ制御信号を増加させる必要がない。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、各ラッチを構成する論理素子の種類は、実施例に記載されたものに限らず、実施例の場合と同一の動作を行うことができるものであれば、他の種類のものであってもよい。
この発明のスキャンテスト用フリップフロップは、各種の論理回路の試験のために利用することが可能である。
本発明の一実施例であるスキャンテストテスト用フリップフロップの構成を示す回路図である。 同実施例のスキャンテストテスト用フリップフロップにおけるスキャン動作時のタイミングチャートである。 同実施例のスキャンテスト用フリップフロップにおけるノーマル動作時のタイミングチャートである。 従来のスキャンテスト用フリップフロップの構成を示す回路図である。 従来のスキャンテスト用フリップフロップにおける、正常動作時のタイミングチャートである。 従来のスキャンテスト用フリップフロップにおける、ホールドエラーを起こしたときの動作タイミングチャートである。
符号の説明
S1,S2,S3,S4 セレクタ
I1,I2,I3,I4,I5,I6,I7,I8 インバータ
L0,L1,L2 ラッチ

Claims (5)

  1. 実使用時のデータ入力信号と、スキャンテスト時のデータ入力信号とのいずれか一方をクロック信号のタイミングで取り込んで、続に接続されたマスターラッチとスレーブラッチ順次転送してそれぞれ保持するとともに、前記スレーブラッチに保持したデータを出力するスキャンテスト用フリップフロップであって、
    第1の保持回路として機能し、制御入力信号のレベルに応じて、スキャンテスト時のデータ入力信号または前記第1の保持回路としての自回路が保持している信号を択一的に選択して回路に入力する第1のセレクタを備えたラッチ手段と、
    第2の保持回路として機能し、反転制御入力信号のレベルに応じて前記ラッチ手段出力信号または前記第2の保持回路としての自回路が保持している信号を択一的に選択して出力する第のセレクタと、クロック信号のレベルに応じて実使用時のデータ入力信号または前記第のセレクタの出力信号を択一的に選択して回路に入力する第のセレクタとを備えたマスターラッチと、
    第3の保持回路として機能し、反転クロック信号のレベルに応じて前記マスターラッチ出力信号または前記第3の保持回路としての自回路が保持している信号を択一的に選択して回路に入力する第4のセレクタを備えたスレーブラッチとを有して構成されていることを特徴とするスキャンテスト用フリップフロップ。
  2. 前記第1の保持回路としての前記ラッチ手段が、前記第1のセレクタと、該第1のセレクタの出力信号を該第1のセレクタの入力または前記マスターラッチの第のセレクタの入力に転送する順次続に接続された第1のインバータと第2のインバータとからなるものであることを特徴とする請求項1記載のスキャンテスト用フリップフロップ。
  3. 前記第2の保持回路としての前記マスターラッチが、前記第のセレクタと、前記第のセレクタと、該第のセレクタの出力信号を前記スレーブラッチの前記第4のセレクタの入力に転送する第インバータと、該第インバータの出力信号を前記第1のセレクタの入力に転送する第インバータとからなるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のスキャンテスト用フリップフロップ。
  4. 前記第3の保持回路としての前記スレーブラッチが、前記第4のセレクタと、該第4のセレクタの出力信号を前記第4のセレクタの入力に転送する順次続に接続された第5のインバータと第6のインバータとからなるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一記載のスキャンテスト用フリップフロップ。
  5. 前記第4のセレクタの出力から第インバータを経て出力信号を取り出し、前記第インバータの出力から第インバータを経て反転出力信号を取り出すように構成されていることを特徴とする請求項4記載のスキャンテスト用フリップフロップ。
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