JP2005303464A - フリップフロップ - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない素子数で、スキャン機能と高速のフリップフロップ動作とを実現することが可能なフリップフロップを提供する。
【解決手段】フリップフロップは、クロックCLKの立ち上がりで入力データをラッチする第1のラッチ回路21と、クロックCLKの立下りで入力データをラッチする第2のラッチ回路22と、クロックCLKのHレベル期間中に第1のラッチ回路21からの出力データをデータ出力端子Qに出力し、クロックCLKのLレベル期間中に第2のラッチ回路22からの出力データをデータ出力端子Qに出力する出力セレクタ23とを含む。さらに、フリップフロップは、スキャンデータ入力端子INとデータ入力端子Dを選択的に第1のラッチ回路21に接続する回路24と、第1のラッチ回路21の出力とデータ入力端子Dを選択的に第2のラッチ回路22に接続する回路25とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明はフリップフロップに関し、特にスキャン機能を有するDDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップに関する。
近年、LSIにおいては、低消費電力および高速動作が要求されている。もしクロック信号の周波数を高くすると、その分だけ回路の低消費電力は増加する。よって、LSIにおいては、データの入出力をクロック信号の周波数よりも早いレートで行うことが可能なフリップフロップの実現が必要である。
このようなフリップフロップとしては、クロック信号の周波数の2倍の速度でデータをラッチおよび出力するDDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップが知られている。DDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップを実現する回路構成としては、2つのラッチ回路とセレクタとを含む回路構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許第6,525,565号明細書
しかし、上記特許文献1のフリップフロップは、テスト用のスキャンデータを入出力するためのスキャン機能を備えていない。一般に、LSIにおいては、内部回路の動作テストを実現するためにスキャン機能付きのフリップフロップを用いることが必要である。よって、スキャン機能付きのDDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップを実現することが必要である。しかし、スキャン機能を実行するためのスキャン回路を単純にDDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップに追加すると、そのDDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップフリップの構成に必要な素子数が大幅に増加してしまうことになる。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、少ない素子数で、スキャン機能とクロック信号の周波数よりも高速のフリップフロップ動作とを実現することが可能なフリップフロップを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明のフリップフロップは、クロック信号の立ち上りで入力データをラッチする第1のラッチ回路と、前記クロック信号の立ち下りで前記入力データをラッチする第2のラッチ回路と、前記クロック信号の立ち上りから立ち下りまでの期間に前記第1のラッチ回路の出力を選択し、前記クロック信号の立ち下りから次の立ち上りまでの期間に前記第2のラッチ回路の出力を選択するセレクタと、前記第1のラッチ回路および前記第2のラッチ回路の一方を用いて構成され、スキャンモード時にスキャンデータを受けるマスターラッチ回路と、前記マスターラッチ回路から出力されるデータをラッチするスレーブラッチ回路とを含むスキャン回路とを具備することを特徴とする。
また、本発明のフリップフロップは、データ入力端子と、データ出力端子と、クロック入力端子と、スキャンデータ入力端子と、前記クロック入力端子に入力されるクロック信号の立ち上りで入力データをラッチする第1のラッチ回路と、前記クロック信号の立ち下りで入力データをラッチする第2のラッチ回路と、前記クロック信号の立ち上りから立ち下りまでの期間に前記第1のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力し、前記クロック信号の立ち下りから次の立ち上りまでの期間に前記第2のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力するセレクタと、前記第2のラッチ回路からの出力データを出力するスキャンデータ出力端子と、ノーマルモード時に前記データ入力端子に入力されるデータを前記第1のラッチ回路に出力し、スキャンモード時に前記スキャンデータ入力端子に入力されるスキャンデータを前記第1のラッチ回路に出力する回路と、前記ノーマルモード時に前記データ入力端子に入力されるデータを前記第2のラッチ回路に出力し、前記スキャンモード時に前記第1のラッチ回路からの出力データを前記第2のラッチ回路に出力する回路とを具備することを特徴とする。
また、本発明のフリップフロップは、データ入力端子と、データ出力端子と、クロック入力端子と、スキャンデータ入力端子と、スキャンデータ出力端子と、前記クロック入力端子に入力されるクロック信号の立ち上りで、前記データ入力端子に入力される入力データをラッチする第1のラッチ回路と、ノーマルモード時に前記クロック信号の立ち下りで前記入力データをラッチし、スキャンモード時には当該スキャンモード時に入力される第1のスキャンクロック信号に同期して、前記スキャンデータ入力端子に入力されるスキャンデータをラッチする第2のラッチ回路と、前記クロック信号の立ち上りから立ち下りまでの期間に前記第1のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力し、前記クロック信号の立ち下りから次の立ち上りまでの期間に前記第2のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力するセレクタと、前記スキャンモード時に、第2のスキャンクロック信号に同期して前記第2のラッチ回路からの出力データをラッチして前記スキャンデータ出力端子に出力する第3のラッチ回路とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、少ない素子数で、スキャン機能とクロック信号の周波数よりも高速のフリップフロップ動作とを実現することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るフリップフロップを搭載した半導体集積回路(LSI)の例としてプロセッサの構成が模式的に示されている。このプロセッサ1は、クロック信号(CLK)の周波数の2倍の速度で動作する内部回路であるコアロジック10を備えている。コアロジック10は、組み合わせ回路から構成されている。さらに、プロセッサ1は、コアロジック10との間でデータ入出力を行うための複数のフリップフロップ11を備えている。
各フリップフロップ11はスキャン機能付きのDDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップであり、図示のように、データ入力端子(D)、データ出力端子(Q)、クロック信号入力端子(CK)、スキャンデータ入力端子(SI)、スキャンデータ出力端子(SO)、スキャンモード信号入力端子(SC)を備えている。
プロセッサ1には、クロック信号CLKを外部から入力するためのクロック入力ピン12、外部との間で複数ビット幅のデータ(DATA)を入出力するための複数のデータピン13、外部からスキャンデータをシリアルに入力するためのスキャンデータ入力(SI)ピン14、外部にスキャンデータをシリアルに出力するためのスキャンデータ出力(SO)ピン15、外部からスキャンモード信号SCを入力するためのスキャンモード信号入力ピン16を備えている。
各フリップフロップ11のデータ入力端子(D)およびデータ出力端子(Q)は、コアロジック10に接続されている。なお、実際には、データ入力端子(D)がデータピン13に接続され、データ出力端子(Q)がコアロジック10に接続されたフリップフロップ11や、データ入力端子(D)がコアロジック10に接続され、データ出力端子(Q)がデータピン13に接続されたフリップフロップ11なども存在する。
また、各フリップフロップ11のクロック信号入力端子(CK)およびスキャンモード信号入力端子(SC)はそれぞれクロック入力ピン12およびスキャンモード信号入力ピン16にそれぞれ接続されている。さらに、複数のフリップフロップ11は、前段のフリップフロップ11のスキャンデータ出力端子(SO)が次段のフリップフロップ11のスキャンデータ入力端子(SI)に入力されるように、カスケード接続されている。この場合、初段のフリップフロップ11のスキャンデータ入力端子(SI)はスキャンデータ入力(SI)ピン14に接続され、最終段のフリップフロップ11のスキャンデータ出力端子(SO)はスキャンデータ出力(SO)ピン15に接続されている。
各フリップフロップ11は、スキャンモード信号入力端子(SC)に入力されるスキャンモード信号SCによって、ノーマルモードまたはスキャンモードに設定される。
ノーマルモードにおいて、各フリップフロップ11は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの周波数の2倍の速度でフリップフロップ動作を実行する。すなわち、ノーマルモードにおいては、各フリップフロップ11は、データ入力端子(D)に入力される入力データをクロック信号CLKの前縁(例えば立ち上がりエッジ)でラッチし、そのラッチしたデータをデータ出力端子(Q)に出力するとともに、データ入力端子(D)に入力される入力データをクロック信号CLKの後縁(例えば立ち下がりエッジ)でラッチし、そのラッチしたデータをデータ出力端子(Q)に出力する。このように、ノーマルモードにおいては、各フリップフロップ11は、DDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップとして機能し、クロック信号CLKの周波数の2倍の速度でフリップフロップ動作を実行する。
スキャンモードにおいては、各フリップフロップ11は、スキャンデータ入力端子(SI)に入力されるスキャンデータSIをクロック信号CLKの前縁(例えば立ち上がりエッジ)でラッチし、そのラッチしたデータをスキャンデータ出力端子(SO)に出力する。このため、スキャンモードにおいては、カスケード接続された複数のフリップフロップ11は、シフトレジスタとして機能する。
ここで、コアロジック10の動作をテストするためのテスト動作について説明する。まず、各フリップフロップ11をスキャンモードに設定する。次いで、スキャンデータ入力(SI)ピン14からテストデータパターンをスキャンデータとしてシリアルに入力する。これにより、テストデータパターンが複数のフリップフロップ11にそれぞれセットされる。この後、各フリップフロップ11をノーマルモードで動作させる。これにより、複数のフリップフロップ11にセットされたテストデータパターンがコアロジック10に入力され、そのテストデータパターンに対応するコアロジック10からの出力データパターンが複数のフリップフロップ11それぞれにセットされる。この後、各フリップフロップ11をスキャンモードに設定する。これにより、出力データパターンがスキャンデータ出力(SO)ピン15からシリアルに出力される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るフリップフロップ11の構成を説明する。
各フリップフロップ11は、第1のラッチ回路21、第2のラッチ回路22、出力セレクタ23、第1の入力セレクタ24、および第2の入力セレクタ25を備えている。
第1のラッチ回路21は、第1の入力セレクタ24からの“1”または“0”のバイナリデータを、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの前縁でラッチし、そのラッチしたデータをクロック信号CLKの後縁まで保持する。ノードAは、第1のラッチ回路21の出力である。以下では、クロック信号CLKの前縁を立ち上がりエッジとし、後縁を立ち下がりエッジとした場合を想定することとする。
この第1のラッチ回路21は、クロックドインバータ111と、インバータ112と、クロックドインバータ113とから構成されている。インバータ112とクロックドインバータ113は双安定回路を構成する。クロックドインバータ111は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“L”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ111は、クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、第1の入力セレクタ24からの“1”または“0”のバイナリデータの反転データを出力する。一方、クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、クロックドインバータ111の出力はハイインピーダンスとなる。クロックドインバータ113は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“H”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ113は、クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、インバータ112からの出力データの反転データを出力する。一方、クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、クロックドインバータ113の出力はハイインピーダンスとなる。
クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、第1の入力セレクタ24からの“1”または“0”のバイナリデータの反転データがそのままノードAに現われる。クロック信号CLKの“L”から“H”への立ち上がりで、ノードA上のデータはインバータ112とクロックドインバータ113から構成される双安定回路によってラッチされる。このラッチされたデータはクロック信号CLKが“H”レベルの期間中保持される。
第2のラッチ回路22は、第2の入力セレクタ25からの“1”または“0”のバイナリデータを、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの立ち下がりでラッチし、そのラッチしたデータをクロック信号CLKの次の立ち上がりまで保持する。ノードBは、第2のラッチ回路22の出力である。
この第2のラッチ回路22は、クロックドインバータ114と、インバータ115と、クロックドインバータ116とから構成されている。インバータ115とクロックドインバータ116は双安定回路を構成する。クロックドインバータ114は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“H”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ114は、クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、第2の入力セレクタ25からの“1”または“0”のバイナリデータの反転データを出力する。一方、クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、クロックドインバータ114の出力はハイインピーダンスとなる。クロックドインバータ116は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“L”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ116は、クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、インバータ115からの出力データの反転データを出力する。一方、クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、クロックドインバータ116の出力はハイインピーダンスとなる。
クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、第2の入力セレクタ25からの“1”または“0”のバイナリデータの反転データがそのままノードBに現われる。クロック信号CLKの“H”から“L”への立ち下がりで、ノードB上のデータはインバータ115とクロックドインバータ116から構成される双安定回路によってラッチされる。このラッチされたデータはクロック信号CLKが“L”レベルの期間中保持される。
出力セレクタ23は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKに応じて、第1のラッチ回路21および第2のラッチ回路22の一方を選択し、選択したラッチ回路の出力データをデータ出力端子(Q)に出力する。すなわち、セレクタ23は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“H”レベル期間中は、第1のラッチ回路21を選択してその第1のラッチ回路21からの出力データをデータ出力端子(Q)に出力し、クロック信号CLKの“L”レベル期間中は、第2のラッチ回路22を選択してその第2のラッチ回路22からの出力データをデータ出力端子(Q)に出力する。この出力セレクタ23は、図示のように、2つのクロックドインバータ117,118から構成されている。クロックドインバータ117は、クロック信号CLKの“H”レベル期間中にノードAの反転データを出力する。クロックドインバータ118は、クロック信号CLKの“L”レベル期間中にノードBの反転データを出力する。
第1の入力セレクタ24は、スキャンモード信号入力端子(SC)に入力されるスキャンモード信号SCに応じて、データ入力端子(D)およびスキャンデータ入力端子(SI)を選択的に第1のラッチ回路21に電気的に接続する。すなわち、第1の入力セレクタ24は、ノーマルモード時(スキャンモード信号SC=“L”)においては、データ入力端子(D)から入力される入力データを第1のラッチ回路21に出力し、スキャンモード時(スキャンモード信号SC=“H”)においては、スキャンデータ入力端子(SI)から入力されるスキャンデータを第1のラッチ回路21に出力する。
第2の入力セレクタ25は、スキャンモード信号入力端子(SC)に入力されるスキャンモード信号SCに応じて、第1のラッチ回路21の出力およびデータ入力端子(D)を選択的に第2のラッチ回路22に電気的に接続する。すなわち、第2の入力セレクタ25は、ノーマルモード時(スキャンモード信号SC=“L”)においては、データ入力端子(D)から入力される入力データを第2のラッチ回路22に出力し、スキャンモード時(スキャンモード信号SC=“H”)においては、第1のラッチ回路21からの出力データを第2のラッチ回路22に出力する。
このように、スキャンモード時においては、第1のラッチ回路21からの出力データが第2のラッチ回路22に帰還入力される。これにより、スキャンモード時においては、第1のラッチ回路21はスキャン用のマスターラッチ回路として機能し、第2のラッチ回路22はスキャン用のスレーブラッチ回路として機能する。第2のラッチ回路22の出力はスキャンデータ出力端子(SO)に接続されている。なお、ノードAを第2の入力セレクタ25を介して第2のラッチ回路22に帰還接続し、ノードBをスキャンデータ出力端子(SO)に接続してもよい。
一方、ノーマルモード時においては、データ入力端子(D)から入力される入力データは第1のラッチ回路21および第2のラッチ回路22の双方に入力されるので、第1のラッチ回路21および第2のラッチ回路22はそれぞれDDR用のマスターラッチとして機能することになる。
図3のタイミングチャートはノーマルモード時の動作を模式的に示している。データ入力端子(D)には、入力データ列D1,D2,D3,D4,…がクロック信号CLKの1/2の周期の間隔で順次入力される。入力データ列D1,D2,D3,D4,…は、第1のラッチ回路21および第2のラッチ回路22によって交互にラッチされる。すなわち、まず、クロック信号CLKの立下りで入力データD1が第2のラッチ回路22によってラッチされ、クロック信号CLKの立下りから次ぎの立ち上がりまでの期間中、Q出力としてデータ出力端子(Q)から出力される。次ぎに、クロック信号CLKの立ち上がりで入力データD2が第1のラッチ回路21によってラッチされ、クロック信号CLKの立ち上がりから次ぎの立下りまでの期間中、Q出力としてデータ出力端子(Q)から出力される。なお、実際には、クロック信号CLKの“L”レベル期間中はデータ入力端子(D)からの入力データがそのままノードAに出力され、クロック信号CLKの“H”レベル期間中はデータ入力端子(D)からの入力データがそのままノードBに出力されることになる。
図4のタイミングチャートはノーマルモードおよびスキャンモードそれぞれに対応する動作を具体的に示している。スキャンデータ入力端子(SI)には、スキャンデータ列SD1,SD2,SD3,SD4,…がクロック信号CLKの周期と同じ間隔で順次入力される。スキャンモード時(スキャンモード信号SC=“H”)においては、スキャンデータがクロック信号CLKの立ち上がりで第1のラッチ回路21によってラッチされ、その第1のラッチ回路21のラッチ出力である出力ノードAがクロック信号CLKの立下りで第2のラッチ回路22によってラッチされる。よって、フリップフロップ11は通常のマスター・スレーブ型フリップフロップとして機能することとなり、第1のラッチ回路21および第2のラッチ回路22はそれぞれスキャン用のマスターラッチ回路およびスキャン用のスレーブラッチ回路として動作する。第1のラッチ回路21および第2のラッチ回路22から構成されるスキャン回路は、クロック信号CLKの立ち上がりでスキャンデータをラッチし、そのラッチしたスキャンデータをスキャンデータ出力端子(SO)に出力する。ノーマルモード時(スキャンモード信号SC=“L”)における動作は図3で説明した通りである。
図5には、フリップフロップ11の具体的な回路構成が示されている。第1の入力セレクタ24は、図示のように、2つの転送ゲート121,122から構成される。転送ゲート121は、スキャンモード時にスキャンモード信号入力端子(SC)を第1のラッチ回路21に接続する回路であり、スキャンモード信号SCがゲートに入力されるNチャネルMOSトランジスタとスキャンモード信号SCの反転信号がゲートに入力されるPチャネルMOSトランジスタとから構成されている。転送ゲート122は、ノーマルモード時にデータ入力端子(D)を第1のラッチ回路21に接続する回路であり、スキャンモード信号SCがゲートに入力されるPチャネルMOSトランジスタとスキャンモード信号SCの反転信号がゲートに入力されるNチャネルMOSトランジスタとから構成されている。
第2の入力セレクタ25も、図示のように、2つの転送ゲート123,124から構成される。転送ゲート123は、スキャンモード時に第1のラッチ回路21の出力を第2のラッチ回路22に出力する回路であり、スキャンモード信号SCがゲートに入力されるNチャネルMOSトランジスタとスキャンモード信号SCの反転信号がゲートに入力されるPチャネルMOSトランジスタとから構成されている。転送ゲート124は、ノーマルモード時にデータ入力端子(D)を第2のラッチ回路22に接続する回路であり、スキャンモード信号SCがゲートに入力されるPチャネルMOSトランジスタとスキャンモード信号SCの反転信号がゲートに入力されるNチャネルMOSトランジスタとから構成されている。
また、出力セレクタ23は、図6に示すように、3つのNANDゲート141〜143を用いて実現することもできる。2つのPチャネルMOSトランジスタのカレントパスを直列接続することが必要なクロックドインバータを用いる場合に比し、高速動作を実現することができる。また、第1のラッチ回路21のクロックドインバータ111、第2のラッチ回路22のクロックドインバータ114の代わりに、図6に示すように、転送ゲート131、132を用いることもできる。
以上のように、第1実施形態においては、DDRフリップフロップを構成する2つのラッチ回路21,22をそれぞれスキャン用マスターラッチおよびスキャン用スレーブラッチとして兼用する構成であるので、少ない素子数で、スキャン動作とDDRフリップフロップ動作の双方を実現することが可能となる。
[第2実施形態]
図7には、本発明の第2実施形態に係るフリップフロップを搭載した半導体集積回路(LSI)の例としてプロセッサの構成が模式的に示されている。第1実施形態と同一の部部には同一の符号が付されている。このプロセッサ1においては、図1のスキャンモード信号入力ピン16の代わりに、第1および第2のスキャンクロック信号S1,S2を外部から入力するための第1および第2のスキャンクロック信号入力ピン17,18が設けられている。第1および第2のスキャンクロック信号S1,S2は、スキャンモード信号SCの代わりに使用される信号であり、スキャンモードにおいてはクロック信号CLKの機能を兼ねる。すなわち、スキャンクロック信号S1はスキャン用のマスターラッチ回路の動作を制御するためのクロックとして使用され、スキャンクロック信号S2はスキャン用のスレーブラッチ回路の動作を制御するためのクロックとして使用される。これらスキャンクロック信号S1,S2を外部から入力することにより、スキャンモード時における十分なホールドタイムを確保することができる。
さらに、プロセッサ1は、コアロジック10との間でデータ入出力を行うための複数のフリップフロップ12を備えている。
各フリップフロップ12はスキャン機能付きのDDR(Dubble Data Rate)型フリップフロップであり、図示のように、データ入力端子(D)、データ出力端子(Q)、クロック信号入力端子(CK)、スキャンデータ入力端子(SI)、スキャンデータ出力端子(SO)、第1のスキャンクロック信号入力端子(S1)、第2のスキャンクロック信号入力端子(S2)を備えている。
各フリップフロップ12のクロック信号入力端子(CK)、第1のスキャンクロック信号入力端子(S1)、および第2のスキャンクロック信号入力端子(S2)はそれぞれクロック入力ピン12、第1のスキャンクロック信号入力ピン17、および第2のスキャンクロック信号入力ピン18にそれぞれ接続されている。さらに、複数のフリップフロップ12は、前段のフリップフロップ12のスキャンデータ出力端子(SO)が次段のフリップフロップ12のスキャンデータ入力端子(SI)に入力されるように、カスケード接続されている。なお、例えばスキャンクロック信号S1の反転信号をフリップフロップ12内部で生成し、その反転信号をスキャンクロック信号S2として利用してもよい。
各フリップフロップ12は、第1および第2のスキャンクロック信号S1,S2がそれぞれ“L”レベルに固定されているときはノーマルモードに設定され、第1および第2のスキャンクロック信号S1,S2が入力されたときはスキャンモードに設定される。スキャンモードにおいては、各フリップフロップ12は、第1および第2のスキャンクロック信号S1,S2に同期してスキャン動作を実行する。スキャンモードにおいては、クロック信号CLKの供給は停止される。
次に、図8を参照して、本実施形態に係るフリップフロップ12の構成を説明する。
各フリップフロップ12は、第1のラッチ回路31、第2のラッチ回路32、出力セレクタ33、および第3のラッチ回路34を備えている。
第1のラッチ回路31は、データ入力端子(D)に入力される“1”または“0”のバイナリデータを、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの立ち上がりでラッチし、そのラッチしたデータをクロック信号CLKの立下りまで保持する。ノードAは、第1のラッチ回路31の出力である。
この第1のラッチ回路31は、クロックドインバータ211と、インバータ212と、クロックドインバータ213とから構成されている。インバータ212とクロックドインバータ213は双安定回路を構成する。クロックドインバータ211は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“L”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ211は、クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、データ入力端子(D)からの“1”または“0”のバイナリデータの反転データを出力する。一方、クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、クロックドインバータ211の出力はハイインピーダンスとなる。クロックドインバータ213は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“H”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ213は、クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、インバータ212からの出力データの反転データを出力する。一方、クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、クロックドインバータ213の出力はハイインピーダンスとなる。
クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、データ入力端子(D)からのデータの反転データがそのままノードAに現われる。クロック信号CLKの“L”から“H”への立ち上がりで、ノードA上のデータはインバータ212とクロックドインバータ213から構成される双安定回路によってラッチされる。このラッチされたデータはクロック信号CLKが“H”レベルの期間中保持される。
第2のラッチ回路32は、ノーマルモードにおいてはデータ入力端子(D)からの“1”または“0”のバイナリデータを、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの立ち下がりでラッチし、そのラッチしたデータをクロック信号CLKの次の立ち上がりまで保持する。ノードBは、第2のラッチ回路32の出力である。一方、スキャンモードにおいては、第2のラッチ回路32は、スキャンデータ入力端子(SI)から入力される“1”または“0”のバイナリデータ(スキャンデータ)を、第1のスキャンクロック信号入力端子(S1)に入力される第1のスキャンクロック信号S1の立下りでラッチし、そのラッチしたデータを第1のスキャンクロック信号S1の次の立ち上がりまで保持する。
この第2のラッチ回路32は、クロックドインバータ214と、インバータ215と、クロックドインバータ216と、転送ゲート217と、クロックドインバータ218とから構成されている。
クロックドインバータ214は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“H”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ214は、クロック信号CLKの“H”レベル期間においては、データ入力端子(D)からの“1”または“0”のバイナリデータの反転データを出力する。一方、クロック信号CLKの“L”レベル期間においては、クロックドインバータ214の出力はハイインピーダンスとなる。クロックドインバータ216は、第1のスキャンクロック信号S1の“L”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ216は、第1のスキャンクロック信号S1の“L”レベル期間においては、インバータ215からの出力データの反転データを出力する。一方、第1のスキャンクロック信号S1の“H”レベル期間においては、クロックドインバータ216の出力はハイインピーダンスとなる。転送ゲート217は、クロック信号CLKがゲートに入力されるPチャネルMOSトランジスタとクロック信号CLKの反転信号がゲートに入力されるNチャネルMOSトランジスタとから構成されており、クロック信号CLKの“L”レベル期間中はオンし、クロック信号CLKの“H”レベル期間中はオフする。クロックドインバータ218は、第1のスキャンクロック信号S1の“H”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ218は、第1のスキャンクロック信号S1の“H”レベル期間においては、スキャンデータ入力端子(SI)からの“1”または“0”のバイナリデータ(スキャンデータ)の反転データを出力する。一方、第1のスキャンクロック信号S1の“L”レベル期間においては、クロックドインバータ218の出力はハイインピーダンスとなる。
ノーマルモードにおいては第1のスキャンクロック信号S1は“L”レベルに固定される。したがって、クロックドインバータ214、インバータ215、クロックドインバータ216、および転送ゲート217が、ノーマルモード用のラッチ回路として機能する。すなわち、ノーマルモードにおいては、クロック信号CLKの“H”レベル期間中はデータ入力端子(D)からのデータの反転データがそのままノードBに現われる。クロック信号CLKの“H”から“L”への立ち下がりで、ノードB上のデータはインバータ215、クロックドインバータ216、および転送ゲート217から構成される双安定回路によってラッチされる。このラッチされたデータはクロック信号CLKが“L”レベルの期間中保持される。
スキャンモードにおいてはクロック信号CLKの代わりにスキャンクロック信号S1,S2が入力される。したがって、クロックドインバータ218、インバータ215、クロックドインバータ216、および転送ゲート217が、スキャン用のマスターラッチ回路として機能する。すなわち、スキャンモードにおいては、スキャンクロック信号S1の“H”レベル期間中はスキャンデータ入力端子(SI)からのスキャンデータの反転データがそのままクロックドインバータ218の出力ノードに現われる。スキャンクロック信号S1の“H”から“L”への立ち下がりで、クロックドインバータ218の出力ノード上のデータはインバータ215、クロックドインバータ216、および転送ゲート217から構成される双安定回路によってラッチされる。このラッチされたデータはスキャンクロック信号S1が“L”レベルの期間中保持される。なお、クロックドインバータ218の出力ノード上のデータは、ノードB上のデータと同一となる。
出力セレクタ33は、クロック信号CLKに応じて、第1のラッチ回路31および第2のラッチ回路32の一方を選択し、選択したラッチ回路の出力データをデータ出力端子(Q)に出力する。すなわち、セレクタ33は、クロック信号入力端子(CK)に入力されるクロック信号CLKの“H”レベル期間中は、第1のラッチ回路31を選択してその第1のラッチ回路31からの出力データをデータ出力端子(Q)に出力し、クロック信号CLKの“L”レベル期間中は、第2のラッチ回路32を選択してその第2のラッチ回路32からの出力データをデータ出力端子(Q)に出力する。この出力セレクタ33は、図示のように、2つのクロックドインバータ219,220から構成されている。クロックドインバータ219は、クロック信号CLKの“H”レベル期間中にノードAの反転データを出力する。クロックドインバータ220は、クロック信号CLKの“L”レベル期間中にノードBの反転データを出力する。
第3のラッチ回路34はスキャン用のスレーブラッチ回路であり、クロックドインバータ221、インバータ222、およびクロックドインバータ223から構成されている。インバータ222とクロックドインバータ223は双安定回路を構成する。クロックドインバータ221は、スキャンモード時に入力される第2のスキャンクロック信号S2の“H”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ221は、第2のスキャンクロック信号S2の“H”レベル期間においては、第2のラッチ回路32からの出力データの反転データを出力する。一方、第2のスキャンクロック信号S2の“L”レベル期間においては、クロックドインバータ221の出力はハイインピーダンスとなる。クロックドインバータ223は、第2のスキャンクロック信号S2の“L”レベル期間にインバータとして動作するCMOSクロックドインバータである。クロックドインバータ223は、第2のスキャンクロック信号S2の“L”レベル期間においては、インバータ222からの出力データの反転データを出力する。一方、第2のスキャンクロック信号S2の“H”レベル期間においては、クロックドインバータ223の出力はハイインピーダンスとなる。
第2のスキャンクロック信号S2の“H”レベル期間においては、第2のラッチ回路32からの出力データの反転データがそのままスキャンデータ出力端子(SO)上に現われる。第2のスキャンクロック信号S2の“H”から“L”への立ち下がりで、クロックドインバータ221の出力データはインバータ222とクロックドインバータ223から構成される双安定回路によってラッチされる。このラッチされたデータは第2のスキャンクロック信号S2が“L”レベルの期間中保持される。
図9のタイミングチャートはノーマルモードおよびスキャンモードそれぞれに対応する動作を示している。
スキャンモード時には、第1および第2のスキャンクロック信号S1,S2が入力され、クロック信号CLKは“L”レベルに固定される。図9においては、第1および第2のスキャンクロック信号S1,S2を互いに逆相の信号としているが、データホールドタイムを確保するために、スキャンクロック信号S2の立下り後にスキャンクロック信号S1が立ち上がるようにしてもよい。スキャンデータ入力端子(SI)には、スキャンデータ列SD1,SD2,SD3,SD4,…が順次入力される。スキャンデータSD1は、スキャンクロック信号S1の立下りで第2のラッチ回路32によってラッチされる。この第2のラッチ回路32によってラッチされたスキャンデータSD1は、スキャンクロック信号S2の“H”レベル期間中は第3のラッチ回路34のクロックドインバータ221を介してスキャンデータ出力端子(SO)上に出力され、そしてスキャンクロック信号S2の立下りで第3のラッチ回路34によってラッチされる。このように、第2のラッチ回路32および第3のラッチ回路34はスキャン用のマスターラッチ回路およびスキャン用のスレーブラッチ回路として機能する。第2のラッチ回路32および第3のラッチ回路34から構成されるスキャン回路は、スキャンクロック信号S1の立下りでスキャンデータをラッチし、そのラッチしたデータをスキャンデータ出力端子(SO)に出力する。
ノーマルモード時においては、スキャンクロック信号S1,S2の代わりに、クロック信号CLKが入力される。入力データD4は、クロック信号CLKの立ち上がりで第1のラッチ回路31によってラッチされる。そして、そのラッチされたデータD4はクロック信号CLKの“H”レベル期間中、出力セレクタ33を介してデータ出力端子(Q)にQ出力として出力される。続く入力データD5は、クロック信号CLKの立下りで第2のラッチ回路32によってラッチされる。そして、そのラッチされたデータD5はクロック信号CLKの“L”レベル期間中、出力セレクタ33を介してデータ出力端子(Q)にQ出力として出力される。このようにして、ノーマルモード時においては、フリップフロップ12は、DDR型フリップフロップとして機能する。
以上のように、第2実施形態においては、DDRフリップフロップを構成する2つのラッチ回路31,32のうち、ラッチ回路32をスキャン用マスターラッチとして兼用する構成であるので、少ない素子数で、スキャン動作とDDRフリップフロップ動作の双方を実現することが可能となる。なお、ラッチ回路31をスキャン用マスターラッチとして兼用するようにしてもよい。
また第2実施形態においては、図2に示した第1実施形態の回路構成に比し、データ入力端子(D)とデータ出力端子(Q)との間に入力セレクタ24が介在しない分だけ信号遅延を減らすことが可能となり、より動作の高速化を図ることができる。
また、第1実施形態と同様に、出力セレクタ33を3つのNANDゲートによって構成したり、クロックドインバータ211,218,221などを転送ゲートによって構成することもできる。
また、第1実施形態のフリップフロップ11と第2実施形態のフリップフロップ12とを同一のLSI上に混載することも可能である。この場合、より高速動作が必要な部分には第2実施形態のフリップフロップ12を使用し、高速動作よりも回路面積の低減を優先すべき部分には第1実施形態のフリップフロップ11を使用することができる。フリップフロップ11,12のいずれにおいても、少なくともスキャン用のマスターラッチ回路については、DDRフリップフロップ用の2つのラッチ回路のうちの一方を用いて実現しているので、素子数の低減を図ることができる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1実施形態に係るフリップフロップを搭載した半導体集積回路の構成を示すブロック図。 同第1実施形態のフリップフロップの構成を示す図。 同第1実施形態のフリップフロップのノーマルモード時の動作を示すタイミングチャート。 同第1実施形態のフリップフロップのノーマルモード時およびスキャンモード時それぞれに対応する動作を示すタイミングチャート。 同第1実施形態のフリップフロップの具体的な回路構成の例を示す第1の図。 同第1実施形態のフリップフロップの具体的な回路構成の例を示す第2の図。 本発明の第2実施形態に係るフリップフロップを搭載した半導体集積回路の構成を示すブロック図。 同第2実施形態のフリップフロップの構成を示す図。 同第2実施形態のフリップフロップのノーマルモード時およびスキャンモード時それぞれに対応する動作を示すタイミングチャート。
符号の説明
11,12…フリップフロップ、21…第1のラッチ回路、22…第2のラッチ回路、23…出力セレクタ、24…第1の入力セレクタ、25…第2の入力セレクタ、31…第1のラッチ回路、32…第2のラッチ回路、33…出力セレクタ、34…第3のラッチ回路、111,113,114,116,117,118…クロックドインバータ、112,115…インバータ、121,122,123,124…転送ゲート、141,142,143…NANDゲート、211,213,214,216,218,221,223…クロックドインバータ、212,215,222…インバータ、217…転送ゲート。

Claims (5)

  1. クロック信号の立ち上りで入力データをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記クロック信号の立ち下りで前記入力データをラッチする第2のラッチ回路と、
    前記クロック信号の立ち上りから立ち下りまでの期間に前記第1のラッチ回路の出力を選択し、前記クロック信号の立ち下りから次の立ち上りまでの期間に前記第2のラッチ回路の出力を選択するセレクタと、
    前記第1のラッチ回路および前記第2のラッチ回路の一方を用いて構成され、スキャンモード時にスキャンデータを受けるマスターラッチ回路と、前記マスターラッチ回路から出力されるデータをラッチするスレーブラッチ回路とを含むスキャン回路とを具備することを特徴とするフリップフロップ。
  2. ノーマルモード時に前記入力データを前記第1のラッチ回路に出力し、前記スキャンモード時に前記スキャンデータを前記第1のラッチ回路に出力する回路と、
    前記ノーマルモード時に前記入力データを前記第2のラッチ回路に出力し、前記スキャンモード時に前記第1のラッチ回路からの出力データを前記第2のラッチ回路に出力する回路とをさらに具備し、
    前記マスターラッチ回路は前記第1のラッチ回路から構成され、前記スレーブラッチ回路は前記第2のラッチ回路から構成されていることを特徴とする請求項1記載のフリップフロップ。
  3. 前記第2のラッチ回路は、ノーマルモード時には前記クロック信号の立ち下りで前記入力データをラッチし、前記スキャンモード時には当該スキャンモード時に入力される第1のスキャンクロック信号に同期して前記スキャンデータをラッチするように構成されており、
    前記スレーブラッチ回路は、前記第2のラッチ回路からの出力データを第2のスキャンクロック信号に同期してラッチするように構成されていることを特徴とする請求項1記載のフリップフロップ。
  4. データ入力端子と、
    データ出力端子と、
    クロック入力端子と、
    スキャンデータ入力端子と、
    前記クロック入力端子に入力されるクロック信号の立ち上りで入力データをラッチする第1のラッチ回路と、
    前記クロック信号の立ち下りで入力データをラッチする第2のラッチ回路と、
    前記クロック信号の立ち上りから立ち下りまでの期間に前記第1のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力し、前記クロック信号の立ち下りから次の立ち上りまでの期間に前記第2のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力するセレクタと、
    前記第2のラッチ回路からの出力データを出力するスキャンデータ出力端子と、
    ノーマルモード時に前記データ入力端子に入力されるデータを前記第1のラッチ回路に出力し、スキャンモード時に前記スキャンデータ入力端子に入力されるスキャンデータを前記第1のラッチ回路に出力する回路と、
    前記ノーマルモード時に前記データ入力端子に入力されるデータを前記第2のラッチ回路に出力し、前記スキャンモード時に前記第1のラッチ回路からの出力データを前記第2のラッチ回路に出力する回路とを具備することを特徴とするフリップフロップ。
  5. データ入力端子と、
    データ出力端子と、
    クロック入力端子と、
    スキャンデータ入力端子と、
    スキャンデータ出力端子と、
    前記クロック入力端子に入力されるクロック信号の立ち上りで、前記データ入力端子に入力される入力データをラッチする第1のラッチ回路と、
    ノーマルモード時に前記クロック信号の立ち下りで前記入力データをラッチし、スキャンモード時には当該スキャンモード時に入力される第1のスキャンクロック信号に同期して、前記スキャンデータ入力端子に入力されるスキャンデータをラッチする第2のラッチ回路と、
    前記クロック信号の立ち上りから立ち下りまでの期間に前記第1のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力し、前記クロック信号の立ち下りから次の立ち上りまでの期間に前記第2のラッチ回路からの出力データを選択して前記データ出力端子に出力するセレクタと、
    前記スキャンモード時に、第2のスキャンクロック信号に同期して前記第2のラッチ回路からの出力データをラッチして前記スキャンデータ出力端子に出力する第3のラッチ回路とを具備することを特徴とするフリップフロップ。
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