JP2004013820A - クロック制御回路 - Google Patents

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Yoshihiro Tanaka
田中 由浩
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】クロックのON/OFFを制御することで、低消費電力モードを実現するLSIにおいて、クロックのON/OFF時のディジタル回路ブロックへの突入電源電流により、LSIパッケージのインダクタンス成分などに起因する電源ノイズが発生するのを防止する。
【解決手段】パワーマネージメント信号112を受けて、間引ゲート信号生成回路101は、源クロック発生回路105からのクロックを間引く間引ゲート信号109を生成する。低消費電力モードから通常動作モード、あるいはその逆に移行する際、所定の期間をかけて、段階的に周波数を変化させながらクロックをディジタル回路ブロック102へ供給することで、クロックON/OFF時に起因する急激な電源電流変化を押さえ、発生ノイズの低減を図る。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、省電力化のためディジタル回路ブロックのクロックを動作状態から停止させる、あるいは、停止状態から動作させるといった省電力機能を有するLSIにおいて、ディジタル回路ブロックに発生する電流ノイズを押さえるクロック制御回路および、それを用いて構成されるディジタル回路システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体の微細加工技術は飛躍的に進歩し、プロセスの微細化により、ディジタル回路ブロックの動作電圧は低くなる一方、チップ上に搭載できる回路規模は、年々大規模化し、LSIの動作周波数は、高速化してきた。ディジタル回路ブロックが低電圧で動作することは、ノイズに対する電圧マージンが減少し、誤動作を起こす確率が高くなることと言え、LSIノイズを低減する対策は重要である。
【0003】
一般に、LSIに発生するノイズの一つとして、電源電流の急激な変化に起因する電源ラインノイズがあげられる。LSIの大規模化や高動作周波数化に伴いディジタル回路ブロックに大電流が流れるようになり、その電流ノイズの影響度も大きくなっている。LSIの電源ラインに発生するノイズは、そのLSI自分自身の誤動作や、隣接するLSIの誤動作を引き起こす原因となる。
【0004】
図9は、LSIの電源ラインに発生する電圧ノイズを説明する回路図である。同図において、900はLSIであり、901はLSI入力回路、902はLSI内部回路、903はLSI出力回路である。904はLSI内部回路901の電源系のインダクタンス、905はLSI内部回路902のグラウンド系のインダクタンス、906はLSI入出力回路901,903の電源系のインダクタンス、907はLSI入出力回路901,903のグラウンド系のインダクタンスである。また、908はLSI内部回路902の電源間容量、909はLSI入出力回路901,903の電源間容量である。910はLSI出力端子911の負荷容量である。
【0005】
電源端子VCCのインダクタンス成分は、主にチップと電源の間にあるLSIパッケージのリードとワイヤ部分のインダクタンス成分であり、一般的なフラットパッケージのLSIでは、1本の端子あたり、約5nHの値を持つ。また、電源間容量はチップ内部の電源とグラウンド間に存在する寄生容量である。
【0006】
ここでは、LSI端子のインダクタンス成分しか記していない。本来、LSIリード端子の抵抗成分、チップ内部の電源配線抵抗分も存在するが、一般にインダクタンス成分の方が、電源電圧を変動させるのに支配的に働くため、抵抗成分を省略して考えても差し支えない。
【0007】
例えば、LSI出力回路903の出力が、ローレベルからハイレベルに変化した場合、負荷容量充電電流Iが、矢符920に示すように電源端子912から入LSI出力回路903の電源系インダクタンス906と、LSI出力回路903を通り、負荷容量910を充電するように流れる。この時、電源系のインダクタンス906によって、
Vn=L(ΔI/Δt)
のノイズ電圧Vnが、電源端子VCC側のa点に発生する。ここで、Lは、LSIパッケージのリードとワイヤ部分のインダクタンス成分であり、Δt時間の間に回路電流IはΔIだけ急激に変化したとして近似している。
【0008】
また、a点に発生した電源VCC側の電圧ノイズは、電源間容量909によって、パッケージ内のLSIチップのグラウンドGND側のb点にもノイズを発生させる。
【0009】
以上は、LSI出力端子911のレベルが変化した場合に電源ラインに発生するノイズを説明したが、同様に、図10に示すように、LSI内部のディジタル回路ブロックが一斉に動作を開始したり、停止したりする際も、電源電流Iには、急激な電流変化が発生し、電源ラインに大きなノイズを発生させる。
【0010】
図10は、時刻t1で、LSI内部回路902が、パワーマネージメント制御信号930のクロックオン制御によって動作を開始し、時刻t2で、クロックオフ制御によって動作を停止している様子を示している。Δt時間の間に回路電流IはΔIだけ急激に変化したとすると、ノイズ電圧Vnが、電源系のインダクタンス904によって、図9におけるc点に発生する。LSI内部回路902が動作する場合は、グラウンドGNDにも同様の回路電流が流れ、グラウンド系のインダクタンス905によって、図9におけるd点にノイズ電圧が発生する。
【0011】
なお、図10には、パワーマネージメント信号と、クロックの動作周波数と、回路電流Iと、電源端子の電位とグラウンドの電位とが示されている。
【0012】
このようなLSI電源ラインのノイズは、その電源電圧の変動量が大きいと、入力信号のしきい値レベルを誤ったり、LSI内部回路902の誤動作を引き起こしたりする要因となる。また、LSI900が急激な電流変化を起こすことにより発生するノイズは、プリント基板上の電源ラインから、電源回路の2次側のDCラインを通り1次側のACラインに飛び移る。そして、セット製品のACラインの電源ノイズを増加させる要因にもなり得る。
【0013】
このような問題に対し、LSIから外部に放出する電源ラインノイズを低減させるための「LSIノイズ低減装置」がいくつか提案されてきた。
【0014】
以下、この電源ラインノイズを低減するための従来技術として以下のような技術例があげられる。
【0015】
特許公報第2662156号の「集積回路のノイズ低減装置」においては、集積回路の空きポートに、ノイズ低減用のバイパスコンデンサを実装することにより、電源ラインに発生するノイズを低減する方法が提案されている。(以下、これを第1の従来技術例とする。)
また、特許公報第2546155号の「出力回路」においては、LSIのアドレスバスやデータバス等の出力端子が一斉に変化する場合、その出力端子の同時変化により発生する電源ラインのノイズを問題視している。出力端子の変化本数を検出する比較器を設けておき、ある本数以上の出力端子が同時変化する場合には、メモリへのアクセスサイクルを1クロック引き延ばす。そして、引き延ばした1クロック期間を使い、時分割で出力端子を変化させることで、同時に変化する出力端子の本数を減らす方法が提案されている。(以下、これを第2の従来技術例とする。)
また、特開平11―296268号の「集積回路のノイズ低減装置」においては、LSIの電源変動監視回路と、ダミーの電力消費回路をLSI内部に設け、消費電力変動に伴いダミー回路を動作させることで、消費電流を均一にする。(以下、これを第3の従来技術例とする。)
また、特開平10―207859号の「消費電力制御方法、半導体集積回路装置およびマイクロプロセッサ」においては、BiCMOSで構成された内部演算回路に流す定常的な直流電流を、回路電流の少ない低電力消費モードと、回路電流の多い動作モードとの間でなだらかに切り替える手段と、各演算実行を先行検出する検出手段を設けている。これにより、演算に先行し、所定の時間をかけて演算に必要な回路に対し回路電流を増加させて低電力消費モードから動作モードへ移行させる、あるいは、演算終了後に、所定の時間をかけて回路電流を減少させて動作モードから低電力消費モードへ移行させる、といった省電力制御方法を取り入れることで、電流の変化をなだらかなものとし、電流切り替え時の電源、グラウンドに発生するノイズを所望の大きさに抑制する方法を提案している。(以下、これを第4の従来技術例とする。)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
近年、LSIの分野では、処理能力の向上とともに低消費電力であることが重要になってきている。マイクロプロセッサを内蔵した論理LSIでは、複数の機能ブロックごとにクロック制御回路を設け、クロックのオン/オフを制御する、あるいは、一部回路の供給電源を遮断することにより、低省電力を実現する手法が一般に使われている。
【0017】
例えば、信号の変調機能と復調機能を併せ持つようなLSIの場合、変調時には、復調用の機能ブロックへのクロックを停止しておくなど、信号処理に必要なブロックのみ動作させることにより、消費電力の低減を図ることができる。さらに、低消費電力を実現するために、使用しない機能ブロックの回路の電源を遮断する方法も公知である。
【0018】
しかしながら、従来、これらの低消費電力手法を用いる際、低消費電力状態と通常動作状態の切り替え時に急激な電流変化が生じ、電源ラインノイズが発生するが、その発生ノイズ量を押さえるという対策は、従来ほとんどなされていない。
【0019】
特に、ディジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックを同一チップ上に形成するデジタル・アナログ混載LSIにおいては、アナログ回路ブロックへのノイズ混入を防ぐため、このようなディジタル回路ブロックのクロック制御時のノイズ発生量を低く押さえる必要があると言える。
【0020】
また、LSIに低電圧を供給する電源回路は、一般にDC−DCコンバータを使って構成されるが、急激な電流変化に追従できずに、供給電圧がドロップすることは許されない。近年の高速なマイクロプロセッサでは、数十アンペアの電源電流を必要とすることもあり、電源回路には、急激な電流変化にも追従できる厳しい電源性能が要求され、コスト増加の一因にもなっている。
【0021】
以下、LSIノイズ低減回路における従来技術例の課題を挙げる。
【0022】
第1の従来技術例は、バイパスコンデンサを強化して電源ラインノイズの対策をしようとしているが、発生原因の急激な電流変化を低減させるような根本対策にはなっていない。
【0023】
また、第2の従来技術例は、出力端子の同時変化に関する対策手法であり、LSI内部論理回路の動作状態の切り替り時に発生する急激な電流変化を対策するものではない。
【0024】
また、第3の従来技術例は、LSI内部論理回路の動作状態の切り替り時に発生する電流の変動を補正するものであるが、LSI内部の未使用の余りポートに無駄な電流を消費させて、急激な電流変化を対策するものであるため、今日の低消費電力LSIという実状にそぐわない。
【0025】
また、第4の従来技術例は、差動型の論理回路やBiCMOSによる低振幅回路など直流電流を流すことを必要とする演算回路に対して開発された発明であり、定常的な直流電流が流れることのないCMOSに対して、適用することはできない。
【0026】
以上のようにいずれも、ディジタル回路ブロックのクロックを停止するという、CMOSディジタル回路ブロックで一般的に行われている省電力手法に対し、効果的なノイズを低減する手法とは言えない。
【0027】
また、今日の大規模LSIでは、CMOSディジタル回路ブロックとCMOSアナログ回路ブロックが同一チップ上に形成されたデジタル・アナログ混載LSIが主流となってきた。このようなLSIでは、ディジタル回路ブロックのノイズがアナログ回路ブロックの誤動作を引き起こさないようディジタル回路ブロックの発生ノイズ量を低く押さえることが極めて大切である。
【0028】
このような課題に鑑み、本発明は、省電力化のためディジタル回路ブロックのクロックを動作状態から停止させる、あるいは、停止状態から動作させるといった省電力機能を有するLSIにおいて、ディジタル回路ブロックに発生する電流ノイズを押さえ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を減らすことができるクロック制御回路および、それを備えたディジタル回路システムを提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のクロック制御回路は、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるもので、入力クロックを間引いてディジタル回路ブロックへ供給するクロック間引き用の論理ゲート手段と、パワーマネージメント信号を受けて、パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に入力クロックの間引き量を段階的に変化させるクロック間引きゲート信号を生成して論理ゲート手段へ与える間引きゲート信号生成手段とを備えている。
【0030】
そして、間引ゲート信号生成手段は、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように入力クロックの間引き量を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように入力クロックの間引き量を変化させるようにしている。
【0031】
この構成によれば、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように入力クロックの間引き量を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように入力クロックの間引き量を変化させるので、省電力化のためディジタル回路のクロックを動作状態から停止させる、あるいは、停止状態から動作させるといった省電力機能を有するLSIにおいて、ディジタル回路に発生する電流ノイズを押さえ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を減らすことができる。
【0032】
本発明の請求項2記載のクロック制御回路は、請求項1記載のクロック制御回路において、ディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるためのクロック間引きゲート信号の生成パターンを予め記憶できるレジスタを設けて、レジスタに記憶した生成パターンを基に間引きゲート信号生成手段でクロック間引きゲート信号を生成することにより、クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしている。
【0033】
この構成によれば、クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしているので、ノイズの発生状況に応じてクロックの周波数変化の割合を最適に設定することができ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を効果的に減らすことができる。
【0034】
本発明の請求項3記載のクロック制御回路は、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるもので、入力クロックを分周してディジタル回路ブロックへ供給するクロック分周手段と、パワーマネージメント信号を受けて、パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時にクロック分周手段の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成してクロック分周手段へ与える分周比制御手段とを備えている。
【0035】
そして、分周比制御手段は、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するようにクロック分周手段の分周比を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するようにクロック分周手段の分周比を変化させるようにしている。
【0036】
この構成によれば、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するようにクロック分周手段の分周比を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するようにクロック分周手段の分周比を変化させるので、省電力化のためディジタル回路のクロックを動作状態から停止させる、あるいは、停止状態から動作させるといった省電力機能を有するLSIにおいて、ディジタル回路に発生する電流ノイズを押さえ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を減らすことができる。
【0037】
本発明の請求項4記載のクロック制御回路は、請求項3記載のクロック制御回路において、ディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるための分周比制御信号の生成パターンを予め記憶できるレジスタを設けて、レジスタに記憶した生成パターンを基に分周比制御手段で分周比制御信号を生成することにより、クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしている。
【0038】
この構成によれば、クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしているので、ノイズの発生状況に応じてクロックの周波数変化の割合を最適に設定することができ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を効果的に減らすことができる。
【0039】
本発明の請求項5記載のクロック制御回路は、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるもので、位相比較器とチャージポンプと電圧制御発振器と帰還分周器で構成されたPLL回路を内蔵してディジタル回路ブロックへクロックを供給する源クロック発生手段と、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号を受けて、パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に帰還分周器の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成して帰還分周器へ与える分周比制御手段とを備えている。
【0040】
そして、分周比制御手段は、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように帰還分周器の分周比を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように帰還分周器の分周比を変化させるようにしている。
【0041】
この構成によれば、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように帰還分周器の分周比を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように帰還分周器の分周比を変化させるので、省電力化のためディジタル回路のクロックを動作状態から停止させる、あるいは、停止状態から動作させるといった省電力機能を有するLSIにおいて、ディジタル回路に発生する電流ノイズを押さえ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を減らすことができる。
【0042】
本発明の請求項6記載のクロック制御回路は、請求項5記載のクロック制御回路において、ディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるための分周比制御信号の生成パターンを予め記憶できるレジスタを設けて、レジスタに記憶した生成パターンを基に分周比制御手段で分周比制御信号を生成することにより、クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしている。
【0043】
この構成によれば、クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしているので、ノイズの発生状況に応じてクロックの周波数変化の割合を最適に設定することができ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を効果的に減らすことができる。
【0044】
本発明の請求項7記載のディジタル回路システムは、省電力制御の対象とならない第1のディジタル回路ブロックと、省電力制御の対象となる第2のディジタル回路ブロックと、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路と、クロック制御回路が第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させている期間を示すクロック可変中信号を生成するクロック可変中信号生成手段とを備えている。
【0045】
クロック制御回路は、入力クロックを間引いて第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロック間引き用の論理ゲート手段と、パワーマネージメント信号を受けて、パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に入力クロックの間引き量を段階的に変化させるクロック間引きゲート信号を生成して論理ゲート手段へ与える間引きゲート信号生成手段とを有している。
【0046】
また、間引きゲート信号生成手段は、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように入力クロックの間引き量を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時には第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように入力クロックの間引き量を変化させるようにしている。
【0047】
また、第2のディジタル回路ブロックはクロック可変中信号が有効な期間はクロックのみが供給された状態で動作を停止している。
【0048】
この構成によれば、請求項1記載のクロック制御回路と同様の作用を奏する。他に、第2のディジタル回路ブロックがクロック可変中信号が有効な期間は動作を停止しているので、クロックの周波数制御に伴って第1および第2のディジタル回路ブロック間の信号のやりとりに矛盾が生じるのを防止することができる。
【0049】
本発明の請求項8記載のディジタル回路システムは、省電力制御の対象とならない第1のディジタル回路ブロックと、省電力制御の対象となる第2のディジタル回路ブロックと、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路と、クロック制御回路が第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させている期間を示すクロック可変中信号を生成するクロック可変中信号生成手段とを備えている。
【0050】
クロック制御回路は、入力クロックを分周して第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロック分周手段と、パワーマネージメント信号を受けて、パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時にクロック分周手段の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成してクロック分周手段へ与える分周比制御手段とを有している。
【0051】
また、分周比制御手段は、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するようにクロック分周手段の分周比を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時には第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するようにクロック分周手段の分周比を変化させるようにしている。
【0052】
また、第2のディジタル回路ブロックはクロック可変中信号が有効な期間はクロックのみが供給された状態で動作を停止している。
【0053】
この構成によれば、請求項3記載のクロック制御回路と同様の作用を有する。他に、第2のディジタル回路ブロックがクロック可変中信号が有効な期間は動作を停止しているので、クロックの周波数制御に伴って第1および第2のディジタル回路ブロック間の信号のやりとりに矛盾が生じるのを防止することができる。
【0054】
本発明の請求項9記載のディジタル回路システムは、省電力制御の対象とならない第1のディジタル回路ブロックと、省電力制御の対象となる第2のディジタル回路ブロックと、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路と、クロック制御回路が第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させている期間を示すクロック可変中信号を生成するクロック可変中信号生成手段とを備えている。
【0055】
クロック制御回路は、位相比較器とチャージポンプと電圧制御発振器と帰還分周器で構成されたPLL回路を内蔵して省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへクロックを供給する源クロック発生手段と、省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号を受けて、パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に帰還分周器の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成して帰還分周器へ与える分周比制御手段とを有している。
【0056】
分周比制御手段は、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように帰還分周器の分周比を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時には第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように帰還分周器の分周比を変化させるようにしている。
【0057】
また、第2のディジタル回路ブロックはクロック可変中信号が有効な期間はクロックのみが供給された状態で動作を停止している。
【0058】
この構成によれば、請求項5のクロック制御回路と同様の作用を有する。他に、第2のディジタル回路ブロックがクロック可変中信号が有効な期間は動作を停止しているので、クロックの周波数制御に伴って第1および第2のディジタル回路ブロック間の信号のやりとりに矛盾が生じるのを防止することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の請求項1に記載されている、第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態におけるクロック制御回路を含むLSI(ディジタル回路システム)の概略ブロック図である。
【0060】
図1において、LSI100は、デジタル・アナログ混載LSIであり、ディジタル回路ブロック(A)102と、ディジタル回路ブロック(B)103と、アナログ回路ブロック104とが、同一チップ上に形成されている。LSI100上には、他に、源クロック発生回路105、間引ゲート信号生成回路101などが形成されている。
【0061】
源クロック発生回路105は、発振子を用いた自励発振回路、あるいはPLL回路などで構成されており、LSI100の内部の各回路にクロックを供給する。源クロック発生回路105から出力される源クロック108は、論理ゲート回路106を通過した後、ゲート制御後クロック110としてディジタル回路ブロック(A)102に供給される。同様に、源クロック108は、バッファ回路107を通過した後、クロック111としてディジタル回路ブロック(B)103に供給される。論理ゲート回路106は、間引ゲート信号生成回路101から与えられる間引ゲート信号109によって制御される。
【0062】
ディジタル回路ブロック(A)102は、省電力制御の対象であり、源クロック発生回路105から供給される源クロック108は、論理ゲート回路106によってゲート制御され、低消費電力モードでは、ゲート制御後クロック110は停止される。また、ディジタル回路ブロック(B)103は、省電力制御の対象ではなく、常時、源クロック発生回路105から源クロック108が供給される。バッファ回路107は、論理ゲート回路106と同じ遅延時間を持ち、ディジタル回路ブロック(A)102に供給するゲート制御後クロック110と、ディジタル回路ブロック(B)103に供給するクロック111の間でのクロックスキューを調整するためのバッファである。
【0063】
なお、LSI100が外部発振器などからクロックをもらって動作する場合、源クロック発生回路105は、特に必要でなく、外部発振器から供給されるクロックを受け取るクロック入力端子があればよい。
【0064】
図2は、図1における間引ゲート信号生成回路101の具体的回路例を示す図であり、図3、図4は、図1、図2における動作タイミング図である。
【0065】
図2において、パワーマネージメント制御信号201は、エッジ検出部202に入力される。エッジ検出部202から出力されるカウンタ部制御信号203は、カウンタ部204の動作状態を制御する。ゲートパターン生成部206は、カウンタ部204からのカウント値205を受けて、クロックゲート信号207を生成する。
【0066】
ゲートパターン生成部206は、組み合わせ回路で構成されているので、出力されるクロックゲート信号207には、ハザードを生じることがある。フリップフロップ208は、クロック214のタイミングで出力を変化させることにより、クロックゲート信号207上のハザードを除去するためのフリップフロップである。
【0067】
ハザードが除去されたクロックゲート信号209は、遅延回路部210を通った後、論理ゲート回路212(論理ゲート回路106に対応する)に入力される。この場合、クロックゲート信号211が源クロック発生回路215から出力されるクロック214をゲート制御する際にゲート制御後クロック216にハザードがのらないようなタイミングで、遅延回路部210は、クロックゲート信号209を遅延させ、クロックゲート信号211を生成する。図2では、例としてクロック214の立ち下がりエッジで動作するフリップフロップを用いて、半周期遅らせることで、ゲート制御後クロック216にハザードが生じないタイミングとしている。
【0068】
ここで、図2の回路の動作を図3および図4を参照しながら説明する。図3には、源クロック300と、パワーマネージメント制御信号301と、カウンタ204の出力であるカウント値302と、ゲートパターン生成部206の出力であるクロックゲート信号303と、フリップフロップ209の出力であるクロックゲート信号304と、遅延回路部210の出力であるクロックゲート信号305と、論理ゲート回路212の出力であるゲーテッドクロック306とが示されている。
【0069】
図4には、源クロック400と、パワーマネージメント制御信号401と、カウンタ204の出力であるカウント値402と、ゲートパターン生成部206の出力であるクロックゲート信号403と、フリップフロップ209の出力であるクロックゲート信号404と、遅延回路部210の出力であるクロックゲート信号405と、論理ゲート回路212の出力であるゲーテッドクロック406とが示されている。
【0070】
図3の(A)点では、パワーマネージメント制御信号301の立ち上がりエッジを起点として、低消費電力モードへの移行を開始した動作を示している。カウンタ部のカウント値302は、カウンタ部制御信号203によってカウントアップ動作が開始される。ゲートパターン生成部206は、カウント値302が小さい場合は、ほぼ全クロックを通過させるクロックゲート信号303を生成するが、カウント値302が大きくなってくると、次第に通過できるクロックを減らして行き、カウント値302が最大値Nになると、完全にクロックを停止させる。
【0071】
また逆に、図4の(B)点では、パワーマネージメント制御信号401の立ち下がりエッジを起点として、通常動作モードへの復帰を開始した動作を示している。カウンタ部のカウント値402は、カウンタ部制御信号203によってカウントダウン動作が開始される。ゲートパターン生成部206は、カウント値402が大きい場合は、ほとんどのクロックをゲートするクロックゲート信号403を生成するが、カウント値402が小さくなってくると、次第に通過できるクロックを増やし、カウント値が0になると、全クロックを通過させる。
【0072】
図3や図4の実施の形態のタイミング図では、源クロックの周波数が、33MHzであるとすると、図3の(C)に図示した区間では、2回に1回の割合でクロックが出るため、16.5MHzの周波数に相当する。同様に、(D)に図示した区間では、3回に1回の割合でクロックが出るため、11MHzの周波数に相当し、以下、段階的に周波数が下がっていき、最終的に常時クロックが出ていない状態の0MHzとなる。
【0073】
図5は、本実施の実施の形態におけるノイズ低減効果を模式的に示した図であり、従来例の図10に対応する図であり、パワーマネージメント信号と、クロックの動作周波数と、回路電流Iと、電源端子の電位とグラウンドの電位とが示されている。時刻t1で、LSI内部回路が、パワーマネージメント制御信号930のクロックオン制御によって動作を開始し、時刻t2で、クロックオフ制御によって動作を停止している様子を示している。
【0074】
この実施の形態では、段階的に供給するクロックの周波数を上げる、または、下げるといった操作を行っているため、回路電流の変化の割合は緩やかになり、発生するノイズ電圧も小さくなる。
【0075】
この効果は、特にCMOSディジタル回路ブロックとCMOSアナログ回路ブロックが同一チップ上に形成されたデジタル・アナログ混載の大規模LSIにおいて、ディジタル回路のノイズがアナログ回路ブロックの誤動作を引き起こさないようなノイズ低減効果に有効である。
【0076】
一般に、ディジタル回路であれば、クロックに同期して内部のフリップフロップが一斉に動作するため、クロックを間引いても、一つのクロック当りに流れる電流量は変わらない。しかし、数十クロックの期間をかけて、段階的に供給するクロックの周波数を変化させるため、電流変化の割合は緩やかになり、周波数成分に分解して考えると、アナログ回路ブロックにノイズとして影響を与えやすい数百KHzなどのノイズ成分の低減に有効に働く。
【0077】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の請求項2に記載されている、実施の形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態のクロック制御回路の要部の構成を示すブロック図である。図6において、ゲートパターン発生回路206には、設定レジスタ601が接続されている。
【0078】
設定レジスタ601には、同一のLSI上に形成されているマイクロコントローラなどから、供給するクロックの周波数を段階的に変化させる際のクロック間引きパターンを設定できる。周波数変化の割合をプログラマブルとすることで、動作周波数や動作回路の規模に応じた最適なパターン値を事前の実験などによって求めて、そのパターン値を使用してノイズ低減効果をあげることができる。
【0079】
上記以外の構成および作用効果は第1の実施の形態と同様である。
【0080】
(第3の実施の形態)
以下、本発明の請求項7に記載されている、第3の実施の形態のディジタル回路システムについて説明する。このディジタル回路システムは、例えば、第1の実施の形態で示したクロック制御回路を含んで構成されるものである。第1の実施の形態に代えて、他の実施の形態のクロック制御回路を含んで構成することも可能である。
【0081】
LSI内部において、常時クロックを供給しており、省電力制御の対象にならない回路ブロックと、クロックをON/OFF制御する回路ブロックが混在している場合には、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックに供給するクロックが遅くなるために、両ブロック間の信号のやりとりに矛盾が生じないよう配慮する必要がある。
【0082】
図7の光ディスクからの信号再生や信号記録を行う光ディスクコントローラ用LSI701への適用例を用いて、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへのクロック供給を停止する際、または供給を再開する際の回路動作説明をする。
【0083】
まず、ディスク記録時の信号の流れに沿って、LSI701の動作の概要を説明する。光ディスク装置702で光ディスク721に記録しようとするデータは、ホストコンピュータ715から、ホスト転送回路711によって、DMA/バス制御回路708を介して、ワークメモリ(バッファメモリ)709にいったん格納される。パリティ生成回路710は、ワークメモリ709上の記録データを読み出し、そのデータをもとにパリティ情報の生成を行い、これを再度ワークメモリ709に格納する。フォーマット制御回路707は、ワークメモリ709上の記録データとパリティデータとを読み出し、変調処理を行い、記録補償回路712に送る。
【0084】
一般に、記録型の光ディスク装置702においては、光ディスク721に記録するマーク長と直前のスペース長の組み合わせや、ディスクの線速度に応じて、記録するためのレーザパワーを制御する必要がある。記録補償回路712は、これらの記録特性を変動させる要因を補正する処理を行い、レーザダイオード716の発光パターン信号704を生成する。この信号は、レーザダイオードドライバ717に送られ、レーザダイオード716を駆動し、光ディスク721への書き込みが行われる。
【0085】
記録用の光ディスク721では、記録クロック(チャネルクロック)のN分周に相当する周期でトラックが微小にウォブリングされており、記録時には、このウォブル信号705をもとに記録クロックを生成することで、シーク後などにディスクのトラックの線速度が変化しても、ディスクの回転速度が安定するのを待たずに記録を開始することのできるジッタフリー記録方式が採用されている。
【0086】
記録クロックの生成は、Phase Locked Loop回路(以後、PLL回路と略記する)を用い、ウォブル信号705を186逓倍して行われるが、光ディスク721に形成される記録マークの形状誤差を最小にするため、そのウォブルPLL回路713には、アナログ回路ブロックとして、厳しいジッター特性が要求される。
【0087】
LSI701において、光ディスク721に記録動作を行っている最中にクロックを停止させて低消費電力モードに移行することが可能なブロックは、パリティ生成回路710と、マイクロコントローラ706の2つである。フォーマット制御回路707は、連続してワークメモリ709から記録データとパリティ情報を取り出して変調動作を行い、記録補償回路712にデータ転送する必要があるため、停止できない。また、ホスト転送回路711も不定期にホストPC715から記録データが転送されてくるため、停止できない。
【0088】
マイクロコントローラ706は、LSI701の全体制御を行うが、割り込み信号駆動で動作するため、常時クロックを供給する必要がない。割り込み処理以外の期間は、クロックを停止させて低消費電力モード状態とし、割り込み要求信号が来た場合のみ、クロックを再供給して動作を再開し、要求された割り込み処理を行う。割り込み処理完了後は、再び、クロックを停止させて低消費電力モード状態に入る。
【0089】
DVDの記録用の光ディスクでは、16セクタ分のディスクごとにパリティ情報を付加する処理が行われる。
【0090】
パリティ生成回路710は、ワークメモリ709上の16セクタ分の記録データを読み出し、そのデータをもとにパリティ情報の生成を行い、これを再度ワークメモリ709に格納するが、16セクタ分のパリティ情報の生成が所定の時間内に収まれば良い。通常、ディスクの回転速度ムラを吸収するために、パリティ生成回路710は、所定の時間内よりも早くパリティ情報を生成し終わるようマージンをもって設計されているので、残った処理時間は、クロック供給を停止し、低消費電力モードに移行させても差し支えない。
【0091】
703は光ディスク装置702から出力される再生信号である。716は図1で説明したようなクロック制御回路であるが、以下に説明するような点が図1のものとは異なる。
【0092】
図7のLSI701への適用例では、上記のマイクロコントローラ706と、パリティ生成回路710は、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックであり、段階的に周波数を変化させながら、クロック供給を停止あるいはクロック供給を再開するといった制御を行う。それ以外の回路ブロック、ホスト転送回路711、DMA/バス制御回路708、ワークメモリ709、パリティ生成回路710、フォーマット制御回路707、記録補償回路712などは、省電力制御の対象とならないディジタル回路ブロックであり、常時、クロックが供給され動作している。
【0093】
パリティ生成回路710は、DMA/バス制御回路708に接続され、ワークメモリ709へのリードライト動作を行うことによりデータ処理を行う。パリティ生成回路710がリード動作を行う際は、リード要求信号をDMA/バス制御回路708に送り、リード応答信号と同時にリードデータをDMA/バス制御回路708から受け取って、一連のリード動作を完了する。ライト動作を行う際も同様に、ライト要求信号とライトデータをDMA/バス制御回路708に送り、ライト応答信号をDMA/バス制御回路708から受け取って、一連のライト動作を完了する。
【0094】
上記のようにパリティ生成回路710は、他の回路ブロックに要求信号を出す側の回路ブロックであるので、パリティ生成処理が完了した残りの期間は、クロックを停止させて低消費電力モード移行することは何の矛盾も生じない。さらに、このモード移行の際に、段階的に供給するクロックを間引く操作を行っても、DMA/バス制御回路708に要求信号を出さない限り、遷移中の動作は保証される。なお、パリティ生成回路710を低消費電力モードに入れる操作、あるいは、低消費電力モードから復帰させる操作は、LSI701の全体制御を行うマイクロコントローラ706がパワーマネージメント信号を操作し行う。
【0095】
同様にマイクロコントローラ706は、割り込み信号が入力された場合、パワーマネージメント信号がOFFに遷移するよう設計されている。マイクロコントローラ706にクロックが供給され、動作を再開し、必要な割りこみ処理が完了すれば、パワーマネージメント信号を操作し、徐々にクロックを停止させて低消費電力モード移行する。
【0096】
以上のようなマイクロコントローラ706がパワーマネージメント制御する例の場合、問題は生じない。しかし、ディジタル回路システムの構成によっては、省電力制御の対象とならないディジタル回路ブロックに比べ、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックに供給するクロックが遅くなるために、両ブロック間の信号のやりとりに矛盾が生じる場合もある。
【0097】
図8の例では、常時クロックが供給されている場合は、1クロック幅のリード要求信号(A)を出力する(図8(b))が、クロックが間引かれて供給されている場合は、2クロック幅に相当するリード要求信号(B)が出力されてしまった(図8(i))例を示している。
【0098】
なお、図8(a)〜(d)には、常時クロックが供給されている場合の各部のタイミング図を示しており、(a)はクロック、(b)はリード要求、(c)はリード応答、(d)はリードデータである。また、図8(e)〜(k)には、クロック可変を行っている場合の各部のタイミング図を示しており、(e)はクロック、(f)はカウンタのカウント値、(g)はゲーテッドクロック、(h)はクロック可変中信号、(i)はリード要求、(j)はリード応答、(k)はリードデータである。
【0099】
図8のタイミング例における(a)〜(d)、(e)〜(k)の各信号について、図7のLSI701の例にあてはめて説明する。リード要求信号(b)、(i)は、パリティ生成回路710から出力され、DMA/バス制御回路708へ与えられる信号である。リード応答信号(c)、(j)は、リード要求信号(b)、(i)に応答して、DMA/バス制御回路708からパリティ生成回路710へ返される信号である。この際、ワークメモリ709から読み出されたデータは、リードデータ(d)、(k)として、DMA/バス制御回路708からパリティ生成回路710に渡される。また、ゲーテッドクロック(g)やクロック可変中信号(h)などは、クロック制御回路716から出力され、パリティ生成回路710へ与えられる。
【0100】
図7のLSI701の動作を説明する際述べたように、パリティ生成回路710は、所定の時間内において、パリティ情報を生成し終わった残りの処理時間は、クロック供給を停止され低消費電力モードに移行する。本発明では、段階的にクロックの周波数を変化させながらクロック供給を行い、低消費電力モードから通常動作モードに移行するが、このクロック可変制御を伴うモード移行期間中に、通常、1クロック幅であるべきリード要求信号(A)が、2クロック幅に相当するリード要求信号(B)として出力される場合があり得る。
【0101】
このような場合に対応するため、本発明での請求項7に記載のディジタル回路システムでは、クロック可変中信号が有効な期間は、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックにはクロックが供給されているが、動作を停止した状態とし、クロック可変中信号が無効になってから、リード要求信号(B)を出力して、通常の動作を開始する。
【0102】
図11は、クロック可変中信号が有効な期間、省電力対象となるディジタル回路ブロックの動作を停止させている回路構成例を説明する図である。図11における回路例では、主に制御回路部155と、演算回路部156から構成されている。さらに、制御回路部155は、論理回路およびフリップフロップからなる回路158と、リード要求生成フリップフロップ159から構成されている。
【0103】
ゲーテッドクロック(g)150は、制御回路部155、演算回路部156、リードデータラッチ部157に供給されている。制御回路部155では、リード要求信号(i)152を生成するが、論理回路およびフリップフロップ158でタイミングをつくられた後、一度、リード要求生成フリップフロップ159を通過してから出力される。
【0104】
リード応答信号(j)154は、リードデータラッチ部157と、制御回路部155に入力されている。リード要求信号(i)152に応答して読み出されたリードデータ(k)153は、リード応答信号(j)154とともに、リードデータラッチ部157に返され、リード応答信号(j)が有効となるタイミングでリードデータ(k)153がいったんラッチされる。そして、読み出されたリードデータは、演算回路部156で処理される。また、制御回路部155は、リード応答信号(j)154が送られて来ることで、リードデータが読み込まれたタイミングを知り、次の処理ステートに移ることができる。
【0105】
クロック可変中信号(h)151は、論理反転された後、制御回路部155に接続され、論理回路およびフリップフロップからなる回路158と、リード要求生成フリップフロップ159へのイネーブル端子に供給されている。クロック可変中信号(h)151が有効な期間、制御回路部155は、クロックを供給されているが、動作が停止した状態となる。リード要求信号(i)152は、クロック可変中信号(h)151が有効でなくなってから始めて、有効になることができる。
【0106】
このようにクロック可変制御を伴うモード移行期間中に、通常、1クロック幅であるべきリード要求信号が、2クロック幅以上に相当するリード要求信号として出力されないよう制御をかけるのが、クロック可変中信号(h)151である。
【0107】
なお、本発明の各実施の形態では、ノイズ低減回路としてのクロック回路と、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックと、省電力制御の対象とならないディジタル回路ブロックなどが、同一のLSI上に形成されているものとして説明してきたが、必ずしも、同一のLSI上に形成されている必要はなく、個別のLSIで実現され、それらを同一のプリント基板上に実装したディジタル回路システムにも同様に適用される。
【0108】
(第4の実施の形態)
以下、本発明の請求項3に記載されている、実施の形態について説明する。図12は、本発明における第4の実施の形態におけるクロック制御回路を含むLSI(ディジタル回路システム)の概略ブロック図である。
【0109】
図12において、LSI100は、デジタル・アナログ混載LSIであり、ディジタル回路ブロック(A)102と、ディジタル回路ブロック(B)103と、アナログ回路ブロック104が、同一チップ上に形成されている。LSI100上には、他に、源クロック発生回路105、クロック分周比可変回路120などが形成されている。源クロック発生回路105から出力されるクロック108は、クロック分周比可変回路120を通過した後、クロック(A)121としてディジタル回路ブロック(A)102に入る。
【0110】
ディジタル回路ブロック(A)102は、省電力制御の対象であり、パワーマネージメント制御信号112に従い、クロック分周比可変回路120からクロック(A)121を供給される。また、ディジタル回路ブロック(B)103は、省電力制御の対象ではなく、同様にクロック分周比可変回路120からクロック(B)122を供給されるが、そのクロックは、常時、供給されている。
【0111】
図13は、図12におけるクロック分周比可変回路120の具体的回路例を示す図であり、図14は、図12、図13における動作タイミング図である。図13において、パワーマネージメント制御信号201から、カウンタ部204に至る動作は、図2を用いて説明した第1の実施の形態と同じである。分周比生成部220は、カウンタ部204からのカウント値205を受けて、クロック分周比信号221を生成する。クロック分周器222は、源クロック発生回路105からのクロックを、クロック分周比信号221に対応した値で分周する。
【0112】
ここで、図13の回路の動作を図14を参照しながら説明する。図14には、源クロック320と、パワーマネージメント制御信号321と、カウンタ部204の出力であるカウント値322と、分周比生成部220の出力であるクロック分周比信号323と、クロック分周器222の出力であるクロック(A)324と、クロック(B)325とが示されている。
【0113】
図14の(A)点では、パワーマネージメント制御信号321の立ち上がりエッジを起点として、低消費電力モードへの移行を開始した動作を示している。カウンタ部のカウント値322は、カウンタ部制御信号203によってカウントアップ動作が開始される。分周比生成部220は、カウント値322が小さい場合は、クロック分周比信号323も小さいが、カウント値322が大きくなってくると、次第にクロックの分周比を大きくする。そして、カウント値322が最大値Nになると、クロック分周比信号323の値も最大になり、この時、クロック分周器222から出力されるクロック(A)324を完全にクロックを停止させる。図14の例では、クロック(B)325の分周比は変化せず、常にクロック供給する状態である。
【0114】
なお、前記とは反対の手順をとることにより、逆に周波数を上げていく場合の制御が行われる。この実施の形態では、段階的に供給するクロックの周波数を上げる、または、下げるといった操作を行っているため、回路電流の変化の割合は緩やかになり、発生するノイズ電圧も小さくなる。
【0115】
また、本発明の請求項4に記載されている実施の形態は、図13において、分周比生成部220に、破線で示した設定レジスタ223が接続された構成である。周波数の変化の割合をプログラマブルとすることで、動作周波数や動作回路の規模に応じた最適な変化値を設定してノイズ低減効果を上げることができる。
【0116】
なお、本発明の各実施の形態では、ノイズ低減回路としてのクロック回路と、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックと、省電力制御の対象とならないディジタル回路ブロックなどが、同一のLSI上に形成されているものとして説明してきたが、必ずしも、同一のLSI上に形成されている必要はなく、個別のLSIで実現され、それらを同一のプリント基板上に実装したディジタル回路システムにも同様に適用される。
【0117】
(第5の実施の形態)
以下、本発明の請求項5に記載されている、実施の形態について説明する。図15は、本発明における第5の実施の形態におけるクロック制御回路を含むLSI(ディジタル回路システム)の概略ブロック図である。
【0118】
図15において、LSI100は、デジタル・アナログ混載LSIであり、ディジタル回路ブロック(A)102と、ディジタル回路ブロック(B)103と、アナログ回路ブロック104が、同一チップ上に形成されている。LSI100上には、他に、源クロック発生回路105、PLLクロック可変回路170などが形成されている。源クロック発生回路105から出力されるクロック108は、PLLクロック可変回路170に入った後、PLLクロック出力信号175として出力され、クロック分周回路176を通過して、クロック(A)177としてディジタル回路ブロック(A)102に入る。
【0119】
ディジタル回路ブロック(A)102は、省電力制御の対象であり、PLLクロック可変回路170からの可変クロックを供給される。また、ディジタル回路ブロック(B)103は、省電力制御の対象ではなく、源クロック発生回路105からクロック108を供給されるが、そのクロックは、常時、供給されている。
【0120】
PLLクロック可変回路170は、位相比較器172と、チャージポンプ173と、電圧制御発振器174と、帰還クロック可変回路171から構成されている。位相比較器172は、源クロック発生回路105からのクロックと、帰還クロック可変回路171からの帰還クロック178を位相比較する。そして、負帰還動作によって、帰還クロック可変回路171の分周比によって決まる周波数のクロックが、PLLクロック出力信号175として出力される。
図16は、図15における帰還クロック可変回路171の具体的回路例を示す図であり、図17は、図15、図16における動作タイミング図である。図16において、パワーマネージメント制御信号201から、カウンタ部204に至る動作は、図2を用いて説明した第1の実施の形態と同じである。分周比生成部240は、カウンタ部204からのカウント値205を受けて、クロック分周比信号241を生成する。PLLクロック分周器242は、電圧制御発振器174からのPLLクロック出力信号175を、クロック分周比信号221に対応した値で分周する。
【0121】
ここで、図16の回路の動作を図17を参照しながら説明する。図17には、源クロックの340と、パワーマネージメント制御信号341と、カウンタ部204の出力であるカウント値342と、分周比生成部240の出力であるクロック分周比信号343と、PLLクロック出力信号175の波形345と、PLLクロック分周器242の出力である帰還クロック178の波形344と、クロック分周回路176で分周されたクロック(A)177の波形346が示されている。
【0122】
図17の(A)点では、パワーマネージメント制御信号341の立ち上がりエッジを起点として、低消費電力モードへの移行を開始した動作を示している。カウンタ部のカウント値342は、カウンタ部制御信号203によってカウントアップ動作が開始される。分周比生成部240は、カウント値342が小さい場合は、クロック分周比信号343は大きいが、カウント値342が大きくなってくると、次第にクロックの分周比を小さくする。そして、カウント値342が最大値Nになると、クロック分周比信号343の値は最小になる。帰還クロック可変回路171は、源クロック発生回路105からクロック108と、帰還クロック可変回路171からの帰還クロック178が同じ周波数となるように動作するので、図17での源クロック波形340と、帰還クロック波形345は同じ周波数のクロックになる。この時、クロック(A)346は、段階的に周波数が下がっていく。
【0123】
なお、前記とは反対の手順をとることにより、逆に周波数を上げていく場合の制御が行われる。この実施の形態では、段階的に供給するクロックの周波数を上げる、または、下げるといった操作を行っているため、回路電流の変化の割合は緩やかになり、発生するノイズ電圧も小さくなる。
【0124】
また、本発明の請求項6に記載されている実施の形態は、図16において、分周比生成部240に、破線で示した設定レジスタ243が接続された構成である。周波数の変化の割合をプログラマブルとすることで、動作周波数や動作回路の規模に応じた最適な変化値を設定してノイズ低減効果を上げることができる。
【0125】
なお、本発明の各実施の形態では、ノイズ低減回路としてのクロック回路と、省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックと、省電力制御の対象とならないディジタル回路ブロックなどが、同一のLSI上に形成されているものとして説明してきたが、必ずしも、同一のLSI上に形成されている必要はなく、個別のLSIで実現され、それらを同一のプリント基板上に実装したディジタル回路システムにも同様に適用される。
(第6の実施の形態)
以下、本発明の請求項8に記載されている、実施の形態のディジタル回路システムについて説明する。
【0126】
第3の実施の形態の説明に用いた図8において、(g)のゲーテッドクロックは、図2の間引きゲート信号生成回路によって作られたクロック216を用い、段階的な周波数変化が実現されていた。本発明における第6の実施の形態では、図13のクロック分周比可変回路によって作られたクロック121を用い、段階的な周波数変化が実現される。
【0127】
上記以外の構成および作用効果は、第3の実施例の形態と同様である。
(第7の実施の形態)
以下、本発明の請求項9に記載されている、実施の形態のディジタル回路システムについて説明する。
【0128】
第3の実施の形態の説明に用いた図8において、(g)のゲーテッドクロックは、図2の間引きゲート信号生成回路によって作られたクロック216を用い、段階的な周波数変化が実現されていた。本発明における第7の実施の形態では、図16のPLLクロック可変回路によって作られたクロック175から、さらに、図15のクロック分周回路176で分周されたクロック177用い、段階的な周波数変化が実現される。
【0129】
上記以外の構成および作用効果は、第3の実施例の形態と同様である。
【0130】
以上説明したように、クロックのON/OFF制御により、低消費電力モードを実現しているLSIにおいて、低消費電力モードから通常動作モードに移行する際、所定の期間をかけて、段階的に周波数を変化させながらクロックをディジタル回路ブロックへ供給することで、クロックON/OFF時に起因する急激な電源電流変化を押さえ、LSIパッケージのインダクタンス成分などに起因する電源ノイズが発生を低減することができる。これにより、入力信号のしきい値レベルを誤ったり、LSIの内部回路の誤動作をしたりといったノイズによる不具合を防ぐことができる。また、同一のLSIチップ上にディジタル回路ブロックとアナログ回路ブロックが混載している場合、アナログ回路ブロックに与えるノイズを低減できる。さらに、LSI電源ラインのノイズは、その電源電圧の変動量が大きいと、セット製品のACラインの電源ノイズを増加させ得るが、それら電源線ノイズやLSIから外部に放出される電磁輻射ノイズなども低減される。
【0131】
【発明の効果】
本発明の請求項1、3、5記載のクロック制御回路によれば、パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように入力クロックの間引き量、クロック分周手段の分周比、または帰還分周器の分周比を変化させ、パワーマネージメント信号の状態がパワーセーブモードから通常動作モードへ切り替わる時にはディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように入力クロックの間引き量、クロック分周手段の分周比、または帰還分周器の分周比を変化させるので、省電力化のためディジタル回路ブロックのクロックを動作状態から停止させる、あるいは、停止状態から動作させるといった省電力機能を有するLSIにおいて、ディジタル回路ブロックに発生する電流ノイズを押さえ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を減らすことができるという効果を奏する。
【0132】
請求項2、4、6記載のクロック制御回路によれば、クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしているので、ノイズの発生状況に応じてクロックの周波数変化の割合を最適に設定することができ、アナログ回路ブロックへのノイズの影響を効果的に減らすことができるという効果を奏する。
【0133】
請求項7,8,9記載のディジタル回路システムによれば、各々請求項1、3、5記載のクロック制御回路と同様の効果を奏する他、第2のディジタル回路ブロックがクロック可変中信号が有効な期間は動作を停止しているので、クロックの周波数制御に伴って第1および第2のディジタル回路ブロック間の信号のやりとりに矛盾が生じるのを防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノイズ低減を行うための本発明の第1の実施の形態のクロック制御回路を含んだLSIを模式的に示す概略ブロック図である。
【図2】図1の間引ゲート信号生成回路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】図2の各部の動作タイミングを説明するためのタイミング図である。
【図4】図2の各部の動作タイミングを説明するためのタイミング図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態のクロック制御回路によるLSIノイズ低減の効果を模式的に示す波形図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のクロック制御回路の要部の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明による第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】図7の各部の動作タイミングを示すタイミング図である。
【図9】LSIの電源ラインに発生する電圧ノイズを説明する回路図である。
【図10】本発明を使用しない場合のLSI電源ノイズの発生の様子を模式的に示す図である。
【図11】クロック可変中信号が有効な期間、省電力対象となるディジタル回路ブロックの動作を停止させている回路構成例を説明する図である。
【図12】ノイズ低減を行うための本発明の第4の実施の形態のクロック制御回路を含んだLSIを模式的に示す概略ブロック図である。
【図13】図12のクロック分周比可変回路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図14】図13の各部の動作タイミングを説明するためのタイミング図である。
【図15】ノイズ低減を行うための本発明の第5の実施の形態のクロック制御回路を含んだLSIを模式的に示す概略ブロック図である。
【図16】図15の帰還クロック可変回路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図17】図16の各部の動作タイミングを説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
100 LSI
101 間引ゲート信号生成回路
102 ディジタル回路ブロック(A)
103 ディジタル回路ブロック(B)
104 アナログ回路ブロック
105 源クロック発生回路
106 論理ゲート回路
107 バッファ回路
108 源クロック
109 間引ゲート信号
110 ゲート制御後クロック
111 クロック
201 パワーマネージメント制御信号
202 エッジ検出部
203 カウンタ部制御信号
204 カウンタ部
205 カウンタ部カウント値
206 ゲートパターン生成部
207 クロックゲート信号
208 フリップフロップ
209 クロックゲート信号
210 遅延回路部
211 クロックゲート信号(間引ゲート信号)
212 論理ゲート回路
214 クロック
215 源クロック発生回路
216 ゲート制御後クロック
300 源クロック
301 パワーマネージメント制御信号
302 カウンタ部カウント値
303 クロックゲート信号
304 クロックゲート信号
305 クロックゲート信号
306 ゲーテッドクロック
400 源クロック
401 パワーマネージメント制御信号
402 カウンタ部カウント値
403 クロックゲート信号
404 クロックゲート信号
405 クロックゲート信号
406 ゲーテッドクロック
601 設定レジスタ
701 LSI
703 再生信号
704 レーザダイオード発光パターン信号
705 ウォブル信号
706 マイクロコントローラ
707 フォーマット制御回路
708 DMA/バス制御回路
709 ワークメモリ
710 パリティ生成回路
711 ホスト転送回路
712 記録補償回路
713 ウォブルPLL回路
715 ホストコンピュータ
716 レーザダイオード
717 レーダダイオードドライバ
721 光ディスク
900 LSI
901 LSI入力回路
902 LSI内部回路
903 LSI出力回路
904 LSI内部回路の電源系インダクタンス
905 LSI内部回路のグラウンド系インダクタンス
906 LSI入出力回路の電源系インダクタンス
907 LSI入出力回路のグラウンド系インダクタンス
908 LSI内部回路の電源間容量
909 LSI入出力回路の電源間容量
910 LSI出力端子の負荷容量
920 負荷容量充電電流
150 (g)ゲーテッドクロック
151 (h)クロック可変中信号
152 (i)リード要求信号
153 (j)リード応答
154 (k)リードデータ
155 制御回路部
156 演算回路部
157 リードデータラッチ部
158 論理回路およびフリップフロップ
159 フリップフロップ
120 クロック分周比可変回路
121 クロック(A)
122 クロック(B)
220 分周比生成部
221 クロック分周比信号
222 クロック分周回路
223 設定レジスタ
320 源クロック
321 パワーマネージメント制御信号
322 カウンタ部カウント値
323 クロック分周比信号
324 クロック(A)
325 クロック(B)
170 PLLクロック可変回路
171 帰還クロック可変回路
172 位相比較器
173 チャージポンプ
174 電圧制御発振器
175 PLL出力クロック
176 クロック分周回路
177 クロック(A)
178 帰還クロック
240 分周比生成部
241 クロック分周比信号
242 PLLクロック分周回部
243 設定レジスタ
340 源クロック
341 パワーマネージメント制御信号
342 カウンタ部カウント値
343 クロック分周比信号
344 PLLクロック出力
345 帰還クロック
346 クロック(A)

Claims (9)

  1. 省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路であって、
    入力クロックを間引いて前記ディジタル回路ブロックへ供給するクロック間引き用の論理ゲート手段と、
    前記パワーマネージメント信号を受けて、前記パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記入力クロックの間引き量を段階的に変化させるクロック間引きゲート信号を生成して前記論理ゲート手段へ与える間引きゲート信号生成手段とを備え、
    前記間引ゲート信号生成手段は、前記パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には前記ディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように前記入力クロックの間引き量を変化させ、前記パワーマネージメント信号の状態が前記パワーセーブモードから前記通常動作モードへ切り替わる時には前記ディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように前記入力クロックの間引き量を変化させたことを特徴とするクロック制御回路。
  2. ディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるためのクロック間引きゲート信号の生成パターンを予め記憶できるレジスタを設けて、前記レジスタに記憶した前記生成パターンを基に間引きゲート信号生成手段で前記クロック間引きゲート信号を生成することにより、前記クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしたことを特徴とする請求項1記載のクロック制御回路。
  3. 省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路であって、
    入力クロックを分周して前記ディジタル回路ブロックへ供給するクロック分周手段と、
    前記パワーマネージメント信号を受けて、前記パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記クロック分周手段の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成して前記クロック分周手段へ与える分周比制御手段とを備え、
    前記分周比制御手段は、前記パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には前記ディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように前記クロック分周手段の分周比を変化させ、前記パワーマネージメント信号の状態が前記パワーセーブモードから前記通常動作モードへ切り替わる時には前記ディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように前記クロック分周手段の分周比を変化させたことを特徴とするクロック制御回路。
  4. ディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるための分周比制御信号の生成パターンを予め記憶できるレジスタを設けて、前記レジスタに記憶した前記生成パターンを基に分周比制御手段で前記分周比制御信号を生成することにより、前記クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしたことを特徴とする請求項3記載のクロック制御回路。
  5. 省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路であって、
    位相比較器とチャージポンプと電圧制御発振器と帰還分周器で構成されたPLL回路を内蔵して前記ディジタル回路ブロックへクロックを供給する源クロック発生手段と、
    省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号を受けて、前記パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記帰還分周器の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成して前記帰還分周器へ与える分周比制御手段とを備え、
    前記分周比制御手段は、前記パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には前記ディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように前記帰還分周器の分周比を変化させ、前記パワーマネージメント信号の状態が前記パワーセーブモードから前記通常動作モードへ切り替わる時には前記ディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように前記帰還分周器の分周比を変化させたことを特徴とするクロック制御回路。
  6. ディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるための分周比制御信号の生成パターンを予め記憶できるレジスタを設けて、前記レジスタに記憶した前記生成パターンを基に分周比制御手段で前記分周比制御信号を生成することにより、前記クロックの周波数変化の割合をプログラマブルとしたことを特徴とする請求項5記載のクロック制御回路。
  7. 省電力制御の対象とならない第1のディジタル回路ブロックと、
    省電力制御の対象となる第2のディジタル回路ブロックと、
    省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路と、
    前記クロック制御回路が前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させている期間を示すクロック可変中信号を生成するクロック可変中信号生成手段とを備え、
    前記クロック制御回路は、入力クロックを間引いて前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロック間引き用の論理ゲート手段と、
    前記パワーマネージメント信号を受けて、前記パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記入力クロックの間引き量を段階的に変化させるクロック間引きゲート信号を生成して前記論理ゲート手段へ与える間引きゲート信号生成手段とを有し、
    前記間引きゲート信号生成手段は、前記パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には前記第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように前記入力クロックの間引き量を変化させ、前記パワーマネージメント信号の状態が前記パワーセーブモードから前記通常動作モードへ切り替わる時には前記第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように前記入力クロックの間引き量を変化させるようにし、
    前記第2のディジタル回路ブロックは前記クロック可変中信号が有効な期間はクロックのみが供給された状態で動作を停止していることを特徴とするディジタル回路システム。
  8. 省電力制御の対象とならない第1のディジタル回路ブロックと、
    省電力制御の対象となる第2のディジタル回路ブロックと、
    省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路と、
    前記クロック制御回路が前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させている期間を示すクロック可変中信号を生成するクロック可変中信号生成手段とを備え、
    前記クロック制御回路は、入力クロックを分周して前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロック分周手段と、
    前記パワーマネージメント信号を受けて、前記パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記クロック分周手段の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成して前記クロック分周手段へ与える分周比制御手段とを有し、
    前記分周比制御手段は、前記パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には前記第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように前記クロック分周手段の分周比を変化させ、前記パワーマネージメント信号の状態が前記パワーセーブモードから前記通常動作モードへ切り替わる時には前記第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように前記クロック分周手段の分周比を変化させるようにし、
    前記第2のディジタル回路ブロックは前記クロック可変中信号が有効な期間はクロックのみが供給された状態で動作を停止していることを特徴とするディジタル回路システム。
  9. 省電力制御の対象とならない第1のディジタル回路ブロックと、
    省電力制御の対象となる第2のディジタル回路ブロックと、
    省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させるクロック制御回路と、
    前記クロック制御回路が前記第2のディジタル回路ブロックへ供給するクロックの周波数を段階的に変化させている期間を示すクロック可変中信号を生成するクロック可変中信号生成手段とを備え、
    前記クロック制御回路は、位相比較器とチャージポンプと電圧制御発振器と帰還分周器で構成されたPLL回路を内蔵して前記省電力制御の対象となるディジタル回路ブロックへクロックを供給する源クロック発生手段と、
    省電力制御を行うためのパワーマネージメント信号を受けて、前記パワーマネージメント信号の状態が切り替わる時に前記帰還分周器の分周比を段階的に変化させる分周比制御信号を生成して前記帰還分周器へ与える分周比制御手段とを有し、
    前記分周比制御手段は、前記パワーマネージメント信号の状態が通常動作モードからパワーセーブモードへ切り替わる時には前記第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に減少するように前記帰還分周器の分周比を変化させ、前記パワーマネージメント信号の状態が前記パワーセーブモードから前記通常動作モードへ切り替わる時には前記第2のディジタル回路ブロックへ供給されるクロックの周波数が段階的に増加するように前記帰還分周器の分周比を変化させるようにし、
    前記第2のディジタル回路ブロックは前記クロック可変中信号が有効な期間はクロックのみが供給された状態で動作を停止していることを特徴とするディジタル回路システム。
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