JPH1174768A - Cmos回路用消費電流バランス回路 - Google Patents
Cmos回路用消費電流バランス回路Info
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- JPH1174768A JPH1174768A JP10171136A JP17113698A JPH1174768A JP H1174768 A JPH1174768 A JP H1174768A JP 10171136 A JP10171136 A JP 10171136A JP 17113698 A JP17113698 A JP 17113698A JP H1174768 A JPH1174768 A JP H1174768A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CMOS・ICに構成されたCMOS回路1
1内に伝搬するパルス信号の前縁と後縁とによる消費電
流iを別々に補償してパルス信号遅延時間tpdをより
一定化して変動を防止する。 【解決手段】 CMOS回路11に入力し伝搬し出力す
るパルス信号Pの入力パルスの前縁と出力パルスの前縁
とを検知して前縁通過期間信号5を出力し、入力時の後
縁と出力時の後縁とを検知して後縁通過期間信号6を出
力するヒーターコントロール回路14を有し、パルス信
号Pの無いときは常に一定の消費電流iを通電し、前縁
通過期間信号5を受けた期間のみ上記一定の消費電流を
遮断する前縁補償用ヒーター16と、後縁通過期間信号
6を受けた期間のみ上記一定の消費電流を遮断する後縁
補償用ヒーター16nとをCMOS回路11の近傍に配
置する構成とする。
1内に伝搬するパルス信号の前縁と後縁とによる消費電
流iを別々に補償してパルス信号遅延時間tpdをより
一定化して変動を防止する。 【解決手段】 CMOS回路11に入力し伝搬し出力す
るパルス信号Pの入力パルスの前縁と出力パルスの前縁
とを検知して前縁通過期間信号5を出力し、入力時の後
縁と出力時の後縁とを検知して後縁通過期間信号6を出
力するヒーターコントロール回路14を有し、パルス信
号Pの無いときは常に一定の消費電流iを通電し、前縁
通過期間信号5を受けた期間のみ上記一定の消費電流を
遮断する前縁補償用ヒーター16と、後縁通過期間信号
6を受けた期間のみ上記一定の消費電流を遮断する後縁
補償用ヒーター16nとをCMOS回路11の近傍に配
置する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LSIを含むC
MOS型IC(以下、[CMOS・IC]という)に構
成されるCMOS回路に関し、特に総合消費電流をバラ
ンスさせ、回路を駆動するクロック周波数にかかわらず
信号の伝搬遅延時間tpdを一定になるようにした消費
電流バランス回路に関する。
MOS型IC(以下、[CMOS・IC]という)に構
成されるCMOS回路に関し、特に総合消費電流をバラ
ンスさせ、回路を駆動するクロック周波数にかかわらず
信号の伝搬遅延時間tpdを一定になるようにした消費
電流バランス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】初めにCMOS・ICについて簡単に説
明する。図4(A)にCMOSで構成されたインバータ
の例を示す。MPはPチャネルMOSトランジスタで、
MNはNチャネルMOSトランジスタであって、MPと
MNは相補的に接続されている。図中、1は入力端子で
MPとMNのゲートに接続され、2は出力端子でMPと
MNの接続点に接続されている。VDDは例えば4Vの
正電源電圧、VSSは例えば0V接地電位の負電源電圧
であり、この明細書では、VDDはH電位、VSSはL
電位として説明する。入力端子1の電位がL電位である
とMPがオン(導通)、MNがオフ(遮断)で、出力端
子2はH電位の出力となっている。次にH電位の信号が
入力されると、MPがオフ、MNがオンとなり出力電位
はL電位となる。図4(B)は出力電流を多くしてファ
ンアウトを大きくするために2つのインバータを並列に
構成した例である。
明する。図4(A)にCMOSで構成されたインバータ
の例を示す。MPはPチャネルMOSトランジスタで、
MNはNチャネルMOSトランジスタであって、MPと
MNは相補的に接続されている。図中、1は入力端子で
MPとMNのゲートに接続され、2は出力端子でMPと
MNの接続点に接続されている。VDDは例えば4Vの
正電源電圧、VSSは例えば0V接地電位の負電源電圧
であり、この明細書では、VDDはH電位、VSSはL
電位として説明する。入力端子1の電位がL電位である
とMPがオン(導通)、MNがオフ(遮断)で、出力端
子2はH電位の出力となっている。次にH電位の信号が
入力されると、MPがオフ、MNがオンとなり出力電位
はL電位となる。図4(B)は出力電流を多くしてファ
ンアウトを大きくするために2つのインバータを並列に
構成した例である。
【0003】これらのCMOS回路は、図5Aに示すよ
うなパルス信号Pが入力されると、その立ち上がり時及
び立ち下がり時にMP及びMNが共にオンして、図5B
に示すように消費電流iが流れる。消費電流iの数値は
数10μAから数mA程度であり、この消費電流iはI
C内部の温度やCMOS回路の伝搬遅延量と駆動電圧に
影響を与える。
うなパルス信号Pが入力されると、その立ち上がり時及
び立ち下がり時にMP及びMNが共にオンして、図5B
に示すように消費電流iが流れる。消費電流iの数値は
数10μAから数mA程度であり、この消費電流iはI
C内部の温度やCMOS回路の伝搬遅延量と駆動電圧に
影響を与える。
【0004】図6(A)に、駆動電圧の影響する例とし
て、CMOS構成の回路をIC基板に構成した例を示
す。この例では、VDDとVSSの電源ラインがICの
外周に存在し、そこから網の目のようにした微細なライ
ンがICの内部に配線されている。個々のMOSトラン
ジスタは、この網の目のような電源ラインから電圧や電
流の供給を受ける。従って個々のインバータが供給を受
ける電源ラインの等価回路は図6(B)のようになり、
電源ラインの抵抗Rによる電圧降下が個々の回路の駆動
電圧Vに微妙に影響してくる。例えば図6(B)のイン
バータにおいても、配置されている場所や駆動している
回路数等の状況にもよるが、個々の回路の駆動電圧V
は、V=4.0−2iR、になったりV=4.0−8iR、のよ
うに微妙に変化する。
て、CMOS構成の回路をIC基板に構成した例を示
す。この例では、VDDとVSSの電源ラインがICの
外周に存在し、そこから網の目のようにした微細なライ
ンがICの内部に配線されている。個々のMOSトラン
ジスタは、この網の目のような電源ラインから電圧や電
流の供給を受ける。従って個々のインバータが供給を受
ける電源ラインの等価回路は図6(B)のようになり、
電源ラインの抵抗Rによる電圧降下が個々の回路の駆動
電圧Vに微妙に影響してくる。例えば図6(B)のイン
バータにおいても、配置されている場所や駆動している
回路数等の状況にもよるが、個々の回路の駆動電圧V
は、V=4.0−2iR、になったりV=4.0−8iR、のよ
うに微妙に変化する。
【0005】この明細書では言語を明確にするために、
CMOS回路11とは個々の回路10n,例えば遅延回路
のようにインバータ10やアンド回路等を複数段従属に
接続した個々の回路集団を示している。また、パルス信
号PがCMOS回路11に入力する入力時のパルス信号
をPIと記し、CMOS回路11を伝搬し、出力時のパ
ルス信号Pを出力パルス信号POと記す。次に、具体的
にCMOS・ICに構成されたCMOS回路11の伝搬
遅延時間とCMOS回路11の内部の電流波形を考察す
る。図7にCMOS・ICに構成された遅延回路のCM
OS回路11を、図8にそのタイミングチャートを示
す。図7の入力端子3に図8Aのような入力パルス信号
PIを印加すると、パルス信号PはCMOS回路11を
伝搬し、出力端子4に図8Bのようなtpdの時間だけ
遅延した出力パルス信号POが出力される。この伝搬遅
延時間tpdの遅延量は個々の回路10nの駆動電圧や
温度、段数などによって異なるが、1段で数10ps程
度の遅延を与える。通常は30段から100段程度の個
々の回路が直列接続されるので、数ns遅延された信号
波形が出力される。
CMOS回路11とは個々の回路10n,例えば遅延回路
のようにインバータ10やアンド回路等を複数段従属に
接続した個々の回路集団を示している。また、パルス信
号PがCMOS回路11に入力する入力時のパルス信号
をPIと記し、CMOS回路11を伝搬し、出力時のパ
ルス信号Pを出力パルス信号POと記す。次に、具体的
にCMOS・ICに構成されたCMOS回路11の伝搬
遅延時間とCMOS回路11の内部の電流波形を考察す
る。図7にCMOS・ICに構成された遅延回路のCM
OS回路11を、図8にそのタイミングチャートを示
す。図7の入力端子3に図8Aのような入力パルス信号
PIを印加すると、パルス信号PはCMOS回路11を
伝搬し、出力端子4に図8Bのようなtpdの時間だけ
遅延した出力パルス信号POが出力される。この伝搬遅
延時間tpdの遅延量は個々の回路10nの駆動電圧や
温度、段数などによって異なるが、1段で数10ps程
度の遅延を与える。通常は30段から100段程度の個
々の回路が直列接続されるので、数ns遅延された信号
波形が出力される。
【0006】このCMOS回路11内部の電流波形は図
8Cのようになっている。これを図8Dのように、期間
、、に分けて観察すると、の期間はパルス前縁
通過による消費電流iであり、の期間はパルス前縁及
び後縁の通過による消費電流iであり、の期間はパル
ス後縁通過による消費電流iであることがわかる。ま
た、図8Cに示しているように、MOS・ICでの消費
電流量は入力パルス信号PIの有無や周波数によっても
変化し、発熱量が時時変化する。また、消費電流iの変
動によってCMOS回路11に与える駆動電圧Vが電源
ラインの配線抵抗Rによる電圧降下により変動する。
8Cのようになっている。これを図8Dのように、期間
、、に分けて観察すると、の期間はパルス前縁
通過による消費電流iであり、の期間はパルス前縁及
び後縁の通過による消費電流iであり、の期間はパル
ス後縁通過による消費電流iであることがわかる。ま
た、図8Cに示しているように、MOS・ICでの消費
電流量は入力パルス信号PIの有無や周波数によっても
変化し、発熱量が時時変化する。また、消費電流iの変
動によってCMOS回路11に与える駆動電圧Vが電源
ラインの配線抵抗Rによる電圧降下により変動する。
【0007】ところで、CMOS・ICの特性として、
パルス信号Pの遅延時間tpdは温度変化と駆動電圧変
化に依存している。図示していないが、温度が上昇する
と遅延時間は2次関数的に大きくなる。また、上述した
駆動電圧Vが減少すると、これも2次関数的に徐徐に大
きくなる。よって、何らかの補償回路が必要になってく
る。
パルス信号Pの遅延時間tpdは温度変化と駆動電圧変
化に依存している。図示していないが、温度が上昇する
と遅延時間は2次関数的に大きくなる。また、上述した
駆動電圧Vが減少すると、これも2次関数的に徐徐に大
きくなる。よって、何らかの補償回路が必要になってく
る。
【0008】そこで、CMOS・ICの発熱バランスに
関する開示が既にいくつかなされている。本特許出願人
も特開平8−330920で「熱バランス回路」を開示
している。特開平8−330920の内容は、図9に示
すように、CMOS・IC内のCMOS回路11の近傍
にダミーである補償用CMOS回路12を配置し、この
補償用CMOS回路12に補償パルスを流して単位時間
に与えるパルス数を一定にして発熱量を均一化するもの
である。つまり、図10Aに示す入力パルス信号PIが
CMOS回路11の入力端子3に与えられるとすると、
補償用CMOS回路12の入力端子3nに図10Bに示
す補償パルスを入力させる。すると、双方のCMOS回
路の全電流波形は、図10Eに示すように補償電流8が
流れるので発熱量を均一化することができるのである。
関する開示が既にいくつかなされている。本特許出願人
も特開平8−330920で「熱バランス回路」を開示
している。特開平8−330920の内容は、図9に示
すように、CMOS・IC内のCMOS回路11の近傍
にダミーである補償用CMOS回路12を配置し、この
補償用CMOS回路12に補償パルスを流して単位時間
に与えるパルス数を一定にして発熱量を均一化するもの
である。つまり、図10Aに示す入力パルス信号PIが
CMOS回路11の入力端子3に与えられるとすると、
補償用CMOS回路12の入力端子3nに図10Bに示
す補償パルスを入力させる。すると、双方のCMOS回
路の全電流波形は、図10Eに示すように補償電流8が
流れるので発熱量を均一化することができるのである。
【0009】特開平8−330920では、この補償パ
ルスを補償用CMOS回路12に流す構成とし、構成図
面は省略するが、カウンタと演算手段を用いてCMOS
回路11に与えるパルス数を一定時間計数し、その計数
値と設定値との差を求め、その差の値と同一個数のパル
スを、パルス抽出手段を用いて補償用CMOS回路12
に流すようにしている。
ルスを補償用CMOS回路12に流す構成とし、構成図
面は省略するが、カウンタと演算手段を用いてCMOS
回路11に与えるパルス数を一定時間計数し、その計数
値と設定値との差を求め、その差の値と同一個数のパル
スを、パルス抽出手段を用いて補償用CMOS回路12
に流すようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−33092
0の解決手段は、確かに効果的である。しかしながら、
伝搬遅延時間tpdの変動防止を要求する、あるいは安
定化を要求するCMOS回路11の近傍に同一規模の補
償用CMOS回路12と制御回路を設けるので回路規模
は2倍以上となる難点がある。また、CMOS回路11
の入力パルス信号PIと補償用CMOS回路12の入力
補償パルスとは非同期のため、前述した個々の回路10
nの駆動電圧Vの電圧降下がアンバランスとなることが
有り、これに伴う補償ばらつきを生じる。
0の解決手段は、確かに効果的である。しかしながら、
伝搬遅延時間tpdの変動防止を要求する、あるいは安
定化を要求するCMOS回路11の近傍に同一規模の補
償用CMOS回路12と制御回路を設けるので回路規模
は2倍以上となる難点がある。また、CMOS回路11
の入力パルス信号PIと補償用CMOS回路12の入力
補償パルスとは非同期のため、前述した個々の回路10
nの駆動電圧Vの電圧降下がアンバランスとなることが
有り、これに伴う補償ばらつきを生じる。
【0011】この発明は、補償回路の占有部分を小さく
し、しかもクロックの周波数にかかわらず、より一層消
費電流を一定にして発熱量を均一化し、パルス信号を伝
搬するCMOS回路11の伝搬遅延時間tpdを一定化
するようにした消費電流バランス回路を提供することを
目的とする。
し、しかもクロックの周波数にかかわらず、より一層消
費電流を一定にして発熱量を均一化し、パルス信号を伝
搬するCMOS回路11の伝搬遅延時間tpdを一定化
するようにした消費電流バランス回路を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は遅延回路のように伝搬遅延時間tpdの
安定化を要求するCMOS回路の近傍に前縁補償用ヒー
ターと後縁補償用ヒーターとを設け、CMOS回路にパ
ルス信号の伝送が無いときは信号伝送時と同等の消費電
流を常にオンし、パルス信号伝送時にはオフにしてパル
ス信号の有無にかかわらず常に一定の消費電流を流して
発熱量を均一化し、駆動電圧をより一定化するものであ
る。つまり、伝搬遅延時間tpdの正確性を要求するC
MOS回路の近傍の消費電流を、パルス信号伝送の有無
にかかわらず、常に一定になるようにする。
に、この発明は遅延回路のように伝搬遅延時間tpdの
安定化を要求するCMOS回路の近傍に前縁補償用ヒー
ターと後縁補償用ヒーターとを設け、CMOS回路にパ
ルス信号の伝送が無いときは信号伝送時と同等の消費電
流を常にオンし、パルス信号伝送時にはオフにしてパル
ス信号の有無にかかわらず常に一定の消費電流を流して
発熱量を均一化し、駆動電圧をより一定化するものであ
る。つまり、伝搬遅延時間tpdの正確性を要求するC
MOS回路の近傍の消費電流を、パルス信号伝送の有無
にかかわらず、常に一定になるようにする。
【0013】構成としては、伝搬遅延時間tpdの安定
化を要求するCMOS回路に入力し伝搬し出力するパル
ス信号の入力パルスの前縁と出力パルスの前縁とを検知
して前縁通過期間信号を出力し、また入力パルスの後縁
と出力パルスの後縁とを検知して後縁通過期間信号を出
力するヒーターコントロール回路を有し、パルス信号の
無いときは常に一定の消費電流を通電し、前縁通過期間
信号を受けた期間のみ上記一定の消費電流を遮断する前
縁補償用ヒーターと、後縁通過期間信号を受けた期間の
み上記一定の消費電流を遮断する後縁補償用ヒーターと
がCMOS回路の近傍に配置された構成とされている。
化を要求するCMOS回路に入力し伝搬し出力するパル
ス信号の入力パルスの前縁と出力パルスの前縁とを検知
して前縁通過期間信号を出力し、また入力パルスの後縁
と出力パルスの後縁とを検知して後縁通過期間信号を出
力するヒーターコントロール回路を有し、パルス信号の
無いときは常に一定の消費電流を通電し、前縁通過期間
信号を受けた期間のみ上記一定の消費電流を遮断する前
縁補償用ヒーターと、後縁通過期間信号を受けた期間の
み上記一定の消費電流を遮断する後縁補償用ヒーターと
がCMOS回路の近傍に配置された構成とされている。
【0014】また、遅延時間内に複数個のパルスが通過
する時にもCMOS回路における発熱量を均一化するた
め次の構成としてもよい。つまり、CMOS回路に入力
するパルス信号の前縁部が通過する個数を計数するカウ
ンタと、CMOS回路から出力するパルス信号の前縁部
が通過する個数を計数するカウンタと、CMOS回路に
入力するパルス信号の後縁部が通過する個数を計数する
カウンタと、CMOS回路から出力するパルス信号の後
縁部が通過する個数を計数するカウンタとをそれぞれ設
ける。そして、上記各入力パルス部の計数値と出力パル
ス部の計数値の差分から、現在通過状態のパルス個数を
求め、この現在通過状態のパルス個数に対応してヒータ
ーを遮断すべき電流値を定めるゲート群を設ける。そし
て、伝搬遅延時間を安定化するCMOS回路の近傍に配
置され、当該ゲート群の出力信号に応じて通電や遮断を
する複数の補償用ヒーターを設ける。このようにCMO
S回路用消費電流バランス回路を構成する。
する時にもCMOS回路における発熱量を均一化するた
め次の構成としてもよい。つまり、CMOS回路に入力
するパルス信号の前縁部が通過する個数を計数するカウ
ンタと、CMOS回路から出力するパルス信号の前縁部
が通過する個数を計数するカウンタと、CMOS回路に
入力するパルス信号の後縁部が通過する個数を計数する
カウンタと、CMOS回路から出力するパルス信号の後
縁部が通過する個数を計数するカウンタとをそれぞれ設
ける。そして、上記各入力パルス部の計数値と出力パル
ス部の計数値の差分から、現在通過状態のパルス個数を
求め、この現在通過状態のパルス個数に対応してヒータ
ーを遮断すべき電流値を定めるゲート群を設ける。そし
て、伝搬遅延時間を安定化するCMOS回路の近傍に配
置され、当該ゲート群の出力信号に応じて通電や遮断を
する複数の補償用ヒーターを設ける。このようにCMO
S回路用消費電流バランス回路を構成する。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1に本発明の一実施例の
構成図を、図2に図1に用いるヒーターの構成例の回路
図を、図3に図1のタイミングチャート図を示す。従来
の図と同一部分には同一符号を付す。先ず、図1につい
て説明する。
き図面を参照して説明する。図1に本発明の一実施例の
構成図を、図2に図1に用いるヒーターの構成例の回路
図を、図3に図1のタイミングチャート図を示す。従来
の図と同一部分には同一符号を付す。先ず、図1につい
て説明する。
【0016】図中、11は伝搬遅延時間tpdの安定化
を要求するCMOS回路、例えば遅延回路であり、14
はヒーターコントロール回路、15はフリップフロッ
プ、7は前縁通過期間信号出力端子、7nは後縁通過期
間信号出力端子である。16は前縁補償用ヒーターで、
16nは後縁補償用ヒーターである。
を要求するCMOS回路、例えば遅延回路であり、14
はヒーターコントロール回路、15はフリップフロッ
プ、7は前縁通過期間信号出力端子、7nは後縁通過期
間信号出力端子である。16は前縁補償用ヒーターで、
16nは後縁補償用ヒーターである。
【0017】初期条件として、パルス信号は存在せず、
ヒーターコントロール回路14の前縁通過期間信号出力
端子7の電位はH電位とする。仮にL電位であったとし
ても1発のパルス信号が通過するとH電位で安定する。
パルス信号は存在しないので、CMOS回路11の入力
端子3及び出力端子4の電位は共にLであり、後縁通過
期間信号出力端子7nの電位はH電位である。従って、
前縁補償用ヒーター16及び後縁補償用ヒーター16n
は共に一定の消費電流iを通電している。前縁補償用ヒ
ーター16及び後縁補償用ヒーター16nの構成は、図
2(A)や図2(B)のように、入力端子9の電位がH
のときに一定の消費電流iを通電し、L電位のときには
遮断する。
ヒーターコントロール回路14の前縁通過期間信号出力
端子7の電位はH電位とする。仮にL電位であったとし
ても1発のパルス信号が通過するとH電位で安定する。
パルス信号は存在しないので、CMOS回路11の入力
端子3及び出力端子4の電位は共にLであり、後縁通過
期間信号出力端子7nの電位はH電位である。従って、
前縁補償用ヒーター16及び後縁補償用ヒーター16n
は共に一定の消費電流iを通電している。前縁補償用ヒ
ーター16及び後縁補償用ヒーター16nの構成は、図
2(A)や図2(B)のように、入力端子9の電位がH
のときに一定の消費電流iを通電し、L電位のときには
遮断する。
【0018】いま、CMOS回路11の入力端子3に、
図3に示すような入力パルス信号PIが入力すると、そ
の立ち上がりでヒーターコントロール回路14内のフリ
ップフロップ15の一方の入力端子を駆動し、出力電位
を反転させる。よって、前縁通過期間信号出力端子7の
電位はL電位となり前縁補償用ヒーター16の消費電流
iは遮断される。次に、入力パルス信号PIの立ち下が
りで後縁通過期間信号出力端子7nの電位もL電位とな
り、後縁補償用ヒーター16nの消費電流iも遮断す
る。入力パルス信号PIはCMOS回路11内の個々の
回路10nを伝搬してパルス信号Pによる一定の消費電
流iを生じる。
図3に示すような入力パルス信号PIが入力すると、そ
の立ち上がりでヒーターコントロール回路14内のフリ
ップフロップ15の一方の入力端子を駆動し、出力電位
を反転させる。よって、前縁通過期間信号出力端子7の
電位はL電位となり前縁補償用ヒーター16の消費電流
iは遮断される。次に、入力パルス信号PIの立ち下が
りで後縁通過期間信号出力端子7nの電位もL電位とな
り、後縁補償用ヒーター16nの消費電流iも遮断す
る。入力パルス信号PIはCMOS回路11内の個々の
回路10nを伝搬してパルス信号Pによる一定の消費電
流iを生じる。
【0019】出力パルス信号POは、その立ち上がりで
フリップフロップ15の他方の入力端子を駆動してこの
出力信号を反転させ、前縁通過期間信号出力端子7の電
位をH電位として前縁補償用ヒーター16の消費電流i
を通電させるが、後縁通過期間信号出力端子7nの電位
は未だL電位である。その後の立ち下がりで後縁通過期
間信号出力端子7nの電位もH電位となり、後縁補償用
ヒーター16nの消費電流iも通電させる。
フリップフロップ15の他方の入力端子を駆動してこの
出力信号を反転させ、前縁通過期間信号出力端子7の電
位をH電位として前縁補償用ヒーター16の消費電流i
を通電させるが、後縁通過期間信号出力端子7nの電位
は未だL電位である。その後の立ち下がりで後縁通過期
間信号出力端子7nの電位もH電位となり、後縁補償用
ヒーター16nの消費電流iも通電させる。
【0020】図3にこれらのタイミングチャートを示
す。図3AはCMOS回路11の入力端子3の入力パル
ス信号PI波形であり、パルス信号PはCMOS回路1
1内の個々の回路10iを伝搬し遅延し、出力端子4に
図3Bの出力パルス信号PO波形が現れる。図3Eはパ
ルス信号Pの前縁の遅延期間及び後縁の遅延期間を
示している。そこで、ヒーターコントロール回路14は
前縁補償用ヒーター16に与える前縁通過期間信号5を
生成し出力する。図3Cが前縁通過期間信号5の波形で
ある。またヒーターコントロール回路14は後縁補償用
ヒーター16nに与える後縁通過期間信号6をも生成し
出力する。図3Dが後縁通過期間信号6の波形である。
す。図3AはCMOS回路11の入力端子3の入力パル
ス信号PI波形であり、パルス信号PはCMOS回路1
1内の個々の回路10iを伝搬し遅延し、出力端子4に
図3Bの出力パルス信号PO波形が現れる。図3Eはパ
ルス信号Pの前縁の遅延期間及び後縁の遅延期間を
示している。そこで、ヒーターコントロール回路14は
前縁補償用ヒーター16に与える前縁通過期間信号5を
生成し出力する。図3Cが前縁通過期間信号5の波形で
ある。またヒーターコントロール回路14は後縁補償用
ヒーター16nに与える後縁通過期間信号6をも生成し
出力する。図3Dが後縁通過期間信号6の波形である。
【0021】CMOS・IC内部の消費電流波形は、図
3Fがパルス信号Pの伝搬中に通電する消費電流iであ
る。図3Gは前縁補償用ヒーター16による消費電流i
である。図3Hは後縁補償用ヒーター16nによる消費
電流iである。この3種類の消費電流の和である総合消
費電流の波形は、図3Iに示すように、ほぼ2iの一定
消費電流となる。従って、CMOS回路11の近傍に前
縁補償用ヒーター16と後縁補償用ヒーター16nを配
置することにより、周囲温度がより一定となり、その近
傍の電源電流も一定となり、駆動電圧がより一定となる
利点が得られ、パルス信号Pの伝搬遅延時間tpdの安
定化を行うことができる。
3Fがパルス信号Pの伝搬中に通電する消費電流iであ
る。図3Gは前縁補償用ヒーター16による消費電流i
である。図3Hは後縁補償用ヒーター16nによる消費
電流iである。この3種類の消費電流の和である総合消
費電流の波形は、図3Iに示すように、ほぼ2iの一定
消費電流となる。従って、CMOS回路11の近傍に前
縁補償用ヒーター16と後縁補償用ヒーター16nを配
置することにより、周囲温度がより一定となり、その近
傍の電源電流も一定となり、駆動電圧がより一定となる
利点が得られ、パルス信号Pの伝搬遅延時間tpdの安
定化を行うことができる。
【0022】図1における前縁補償用ヒーター16及び
後縁補償用ヒーター16nに用いるヒーターの構成例を
図2(A)及び図2(B)に示す。図2(A)は2段の
CMOS構成を用い、消費電流iを通電するときにはM
NのゲートにH電位を、MPのゲートにL電位を与えて
通電させる。遮断させるときにはそれぞれ逆の電位を与
える。通電させる消費電流iの量は、CMOS回路11
内での消費電流iの量と同等となるように1段か数段で
構成され、段数を増減したりして調整する。原則的にC
MOS回路11内の個々の回路10nの1段分程度でよ
いので、回路規模は小さい。図2(B)は発振回路を用
いたヒーターの例である。入力端子9がH電位になると
発振して消費電流iを流し続け、L電位になると消費電
流は流れない。
後縁補償用ヒーター16nに用いるヒーターの構成例を
図2(A)及び図2(B)に示す。図2(A)は2段の
CMOS構成を用い、消費電流iを通電するときにはM
NのゲートにH電位を、MPのゲートにL電位を与えて
通電させる。遮断させるときにはそれぞれ逆の電位を与
える。通電させる消費電流iの量は、CMOS回路11
内での消費電流iの量と同等となるように1段か数段で
構成され、段数を増減したりして調整する。原則的にC
MOS回路11内の個々の回路10nの1段分程度でよ
いので、回路規模は小さい。図2(B)は発振回路を用
いたヒーターの例である。入力端子9がH電位になると
発振して消費電流iを流し続け、L電位になると消費電
流は流れない。
【0023】なお、図1、図2、図3を用いて上述一実
施例について説明してきたが、これらの構成に限るもの
ではない。例えば、他のタイプのフリップフロップを用
いてもよい。論理回路は正論理回路を主として説明した
が、負論理回路にしてもよい。ヒーター回路も図2以外
の抵抗を負荷とする構成が考えられる。
施例について説明してきたが、これらの構成に限るもの
ではない。例えば、他のタイプのフリップフロップを用
いてもよい。論理回路は正論理回路を主として説明した
が、負論理回路にしてもよい。ヒーター回路も図2以外
の抵抗を負荷とする構成が考えられる。
【0024】次に、本発明の他の実施例を図11に示
す。 図11は、本発明の他の実施例の構成図であり、
図1のヒーターコントロール回路14の構成に代え、他
のヒーターコントロール回路140の構成で実現したも
のである。 本実施例では、2つのフリップフロップ1
51と152を用いて構成し、フリップフロップ151
は前縁通過期間を検知し、フリップフロップ152は後
縁通過期間を検知する構成としている。図1と同一部分
には同一符号を付している。初期条件を確実化するた
め、リセット端子(RST)を設けて、初期化パルスを
印加可能としている。 初期状態では、CMOS回路1
1の入力端子3及び出力端子4の電位は共にLであっ
て、前縁通過期間信号出力端子7の電位はH電位であ
り、後縁通過期間信号出力端子7nの電位はH電位であ
る。従って、前縁補償用ヒーター16及び後縁補償用ヒ
ーター16nは共に一定の消費電流iを通電している。
す。 図11は、本発明の他の実施例の構成図であり、
図1のヒーターコントロール回路14の構成に代え、他
のヒーターコントロール回路140の構成で実現したも
のである。 本実施例では、2つのフリップフロップ1
51と152を用いて構成し、フリップフロップ151
は前縁通過期間を検知し、フリップフロップ152は後
縁通過期間を検知する構成としている。図1と同一部分
には同一符号を付している。初期条件を確実化するた
め、リセット端子(RST)を設けて、初期化パルスを
印加可能としている。 初期状態では、CMOS回路1
1の入力端子3及び出力端子4の電位は共にLであっ
て、前縁通過期間信号出力端子7の電位はH電位であ
り、後縁通過期間信号出力端子7nの電位はH電位であ
る。従って、前縁補償用ヒーター16及び後縁補償用ヒ
ーター16nは共に一定の消費電流iを通電している。
【0025】いま、CMOS回路11の入力端子3に、
入力パルス信号PIが入力すると、その立ち上がりでヒ
ーターコントロール回路140内のフリップフロップ1
51の一方の入力端子を駆動し、出力電位を反転させ
る。よって、前縁通過期間信号出力端子7の電位はL電
位となり前縁補償用ヒーター16の消費電流iは遮断さ
れる。入力パルス信号PIはCMOS回路11内の個々
の回路10nを伝搬してパルス信号Pによる一定の消費
電流iを生じる。出力パルス信号POは、その立ち上が
りでフリップフロップ151の他方の入力端子を駆動し
てこの出力信号を反転させ、前縁通過期間信号出力端子
7の電位をH電位として前縁補償用ヒーター16の消費
電流iを通電させる。
入力パルス信号PIが入力すると、その立ち上がりでヒ
ーターコントロール回路140内のフリップフロップ1
51の一方の入力端子を駆動し、出力電位を反転させ
る。よって、前縁通過期間信号出力端子7の電位はL電
位となり前縁補償用ヒーター16の消費電流iは遮断さ
れる。入力パルス信号PIはCMOS回路11内の個々
の回路10nを伝搬してパルス信号Pによる一定の消費
電流iを生じる。出力パルス信号POは、その立ち上が
りでフリップフロップ151の他方の入力端子を駆動し
てこの出力信号を反転させ、前縁通過期間信号出力端子
7の電位をH電位として前縁補償用ヒーター16の消費
電流iを通電させる。
【0026】同様に、CMOS回路11の入力端子3
に、入力パルス信号PIが入力すると、その立ち下がり
でヒーターコントロール回路140内のフリップフロッ
プ152の一方の入力端子を駆動し、出力電位を反転さ
せる。よって、後縁通過期間信号出力端子7nの電位は
L電位となり後縁補償用ヒーター16nの消費電流iは
遮断される。入力パルス信号PIはCMOS回路11内
の個々の回路10nを伝搬してパルス信号Pによる一定
の消費電流iを生じる。出力パルス信号POは、その立
ち下がりでフリップフロップ152の他方の入力端子を
駆動してこの出力信号を反転させ、後縁通過期間信号出
力端子7nの電位をH電位として後縁補償用ヒーター1
6nの消費電流iを通電させる。
に、入力パルス信号PIが入力すると、その立ち下がり
でヒーターコントロール回路140内のフリップフロッ
プ152の一方の入力端子を駆動し、出力電位を反転さ
せる。よって、後縁通過期間信号出力端子7nの電位は
L電位となり後縁補償用ヒーター16nの消費電流iは
遮断される。入力パルス信号PIはCMOS回路11内
の個々の回路10nを伝搬してパルス信号Pによる一定
の消費電流iを生じる。出力パルス信号POは、その立
ち下がりでフリップフロップ152の他方の入力端子を
駆動してこの出力信号を反転させ、後縁通過期間信号出
力端子7nの電位をH電位として後縁補償用ヒーター1
6nの消費電流iを通電させる。
【0027】このように、CMOS・IC内部の消費電
流波形については、パルス信号Pの伝搬中に通電する消
費電流と、前縁補償用ヒーター16による消費電流i
と、後縁補償用ヒーター16nによる消費電流iとの3
種類の消費電流の和である総合消費電流の波形が、前述
のように、ほぼ2iの一定消費電流となる。従って、C
MOS回路11の近傍に前縁補償用ヒーター16と後縁
補償用ヒーター16nを配置することにより、周囲温度
がより一定となり、その近傍の電源電流も一定となり、
駆動電圧がより一定となる利点が得られ、パルス信号P
の伝搬遅延時間tpdの安定化を行うことができる。
流波形については、パルス信号Pの伝搬中に通電する消
費電流と、前縁補償用ヒーター16による消費電流i
と、後縁補償用ヒーター16nによる消費電流iとの3
種類の消費電流の和である総合消費電流の波形が、前述
のように、ほぼ2iの一定消費電流となる。従って、C
MOS回路11の近傍に前縁補償用ヒーター16と後縁
補償用ヒーター16nを配置することにより、周囲温度
がより一定となり、その近傍の電源電流も一定となり、
駆動電圧がより一定となる利点が得られ、パルス信号P
の伝搬遅延時間tpdの安定化を行うことができる。
【0028】以上の各実施例で詳細に説明したように、
この発明は遅延回路のように伝搬遅延時間tpdの安定
化を要求するCMOS回路11において、その近傍に前
縁補償用ヒーター16と後縁補償用ヒーター16nとを
設け、CMOS回路11にパルス信号Pの伝送が無いと
きは信号伝送時と同等の消費電流iを常にオンし、パル
ス信号伝送時にはオフにして、パルス信号Pの有無にか
かわらず常に一定の消費電流iを流して発熱量を均一化
し、更に、CMOS回路11の駆動電圧Vをより一定化
することができた。
この発明は遅延回路のように伝搬遅延時間tpdの安定
化を要求するCMOS回路11において、その近傍に前
縁補償用ヒーター16と後縁補償用ヒーター16nとを
設け、CMOS回路11にパルス信号Pの伝送が無いと
きは信号伝送時と同等の消費電流iを常にオンし、パル
ス信号伝送時にはオフにして、パルス信号Pの有無にか
かわらず常に一定の消費電流iを流して発熱量を均一化
し、更に、CMOS回路11の駆動電圧Vをより一定化
することができた。
【0029】しかも、前縁補償用ヒーター16と後縁補
償用ヒーター16nとは、CMOS回路11内の個々の
回路10n程度の回路規模でよく、占有面積は非常に小
さくてすむ。また、CMOS回路11の近傍には非同期
なパルス信号がないので、駆動電圧Vの電圧降下がアン
バランスになることもない。
償用ヒーター16nとは、CMOS回路11内の個々の
回路10n程度の回路規模でよく、占有面積は非常に小
さくてすむ。また、CMOS回路11の近傍には非同期
なパルス信号がないので、駆動電圧Vの電圧降下がアン
バランスになることもない。
【0030】特にこの発明では、パルス信号Pの前縁と
後縁とを別々に補償したために、総合消費電流波形がフ
ラットになり、CMOS回路11での伝搬遅延時間tp
dの変動がほとんど無くなった。この発明の効果は大で
ある。
後縁とを別々に補償したために、総合消費電流波形がフ
ラットになり、CMOS回路11での伝搬遅延時間tp
dの変動がほとんど無くなった。この発明の効果は大で
ある。
【0031】上記の各実施例においては、入力パルスP
Iが入力して、その出力パルスPOが通過した後に、次
回の入力パルスPIが入力する場合を想定している。す
なわち、CMOS回路11の遅延量は、動作周期を越え
ない場合を想定している。しかし、最高動作周期が短く
なったり、必要遅延可変量が増大してくると、被安定化
回路内に、複数のクロックが通過する場合が生じてく
る。
Iが入力して、その出力パルスPOが通過した後に、次
回の入力パルスPIが入力する場合を想定している。す
なわち、CMOS回路11の遅延量は、動作周期を越え
ない場合を想定している。しかし、最高動作周期が短く
なったり、必要遅延可変量が増大してくると、被安定化
回路内に、複数のクロックが通過する場合が生じてく
る。
【0032】図15は、周期と遅延量との関係を示す。
図15(a)に示すように、遅延量(TD1)が周期(T
R)を越えない場合や、図15(b)に示すように、遅
延量(TD2)の中に2発のクロックが通過する場合や、
図15(c)に示すように、遅延量(TD3)の中に3発
のクロックが通過する場合等が起こり得る。
図15(a)に示すように、遅延量(TD1)が周期(T
R)を越えない場合や、図15(b)に示すように、遅
延量(TD2)の中に2発のクロックが通過する場合や、
図15(c)に示すように、遅延量(TD3)の中に3発
のクロックが通過する場合等が起こり得る。
【0033】本発明による次の実施例は、遅延時間内に
3個までのパルス通過を許容する遅延時間安定化回路で
ある。図12、図13及び図14で説明する。遅延時間
内に3個までのパルスが通過する場合には、CMOS回
路における消費電流は、3iと2iと1iと電流無しの
4つの場合が起こり得る。このため、消費電流iを通電
できるヒーターを3種設け、これらをヒーターコントロ
ールにより制御して、実現してもよい。また、消費電流
2iを通電できるヒーターと、消費電流iを通電できる
ヒーターを各1種設け、これらを組み合わせてヒーター
コントロールにより制御して、実現してもよい。
3個までのパルス通過を許容する遅延時間安定化回路で
ある。図12、図13及び図14で説明する。遅延時間
内に3個までのパルスが通過する場合には、CMOS回
路における消費電流は、3iと2iと1iと電流無しの
4つの場合が起こり得る。このため、消費電流iを通電
できるヒーターを3種設け、これらをヒーターコントロ
ールにより制御して、実現してもよい。また、消費電流
2iを通電できるヒーターと、消費電流iを通電できる
ヒーターを各1種設け、これらを組み合わせてヒーター
コントロールにより制御して、実現してもよい。
【0034】いずれにしても、ヒーターコントロールに
よる制御量は、上記CMOS回路における消費電流の、
3iと2iと1iと電流無しの4つの場合に対応したも
のとなるが、実用上は、許容できる範囲で、近似した値
として設計してもよい。例えば、CMOS回路における
消費電流の、3iの期間が著しく短く、実用上2iと同
等に取り扱える場合には、ヒーターコントロールによる
制御量は、上記CMOS回路における消費電流の、2i
と1iと電流無しの3つの場合に対応させ、ヒーターを
2種設けて実現してもよい。
よる制御量は、上記CMOS回路における消費電流の、
3iと2iと1iと電流無しの4つの場合に対応したも
のとなるが、実用上は、許容できる範囲で、近似した値
として設計してもよい。例えば、CMOS回路における
消費電流の、3iの期間が著しく短く、実用上2iと同
等に取り扱える場合には、ヒーターコントロールによる
制御量は、上記CMOS回路における消費電流の、2i
と1iと電流無しの3つの場合に対応させ、ヒーターを
2種設けて実現してもよい。
【0035】本実施例においては、図12に示すよう
に、前縁補償用ヒーターを2種(L1,L2)設け、後
縁補償用ヒーターを2種(T1,T2)設けている。こ
れら4種のヒータは各所定の消費電流を通電することが
でき、伝搬遅延時間tpdの安定化を要求するCMOS
回路11の近傍に配置している。図12において、カウ
ンタ部201は、2ビットのカウンタであり、入力パル
スPIの前縁部が通過する個数を計数している。 カウ
ンタ部202は、2ビットのカウンタであり、出力パル
スPOの前縁部が通過する個数を計数している。同様
に、カウンタ部203は、2ビットのカウンタであり、
入力パルスPIの後縁部が通過する個数を計数してい
る。 カウンタ部204は、2ビットのカウンタであ
り、出力パルスPOの後縁部が通過する個数を計数して
いる。
に、前縁補償用ヒーターを2種(L1,L2)設け、後
縁補償用ヒーターを2種(T1,T2)設けている。こ
れら4種のヒータは各所定の消費電流を通電することが
でき、伝搬遅延時間tpdの安定化を要求するCMOS
回路11の近傍に配置している。図12において、カウ
ンタ部201は、2ビットのカウンタであり、入力パル
スPIの前縁部が通過する個数を計数している。 カウ
ンタ部202は、2ビットのカウンタであり、出力パル
スPOの前縁部が通過する個数を計数している。同様
に、カウンタ部203は、2ビットのカウンタであり、
入力パルスPIの後縁部が通過する個数を計数してい
る。 カウンタ部204は、2ビットのカウンタであ
り、出力パルスPOの後縁部が通過する個数を計数して
いる。
【0036】これらの各カウンタにおける計数値に基づ
いて、入力パルス部の計数値と出力パルス部の計数値の
差分から、現在通過状態のパルス個数を求めることがで
きる。そして、この現在通過状態のパルス個数に対応し
て、ヒーターを遮断すべき電流値を求めることができ
る。 図14に、カウンタ関連部の真理値表の例を示
す。 この真理値表からわかるように、可変遅延回路入
力値と可変遅延回路出力値が定まると、ヒーターコント
ロールの各ヒーター(L1,L2,T1,T2)の通電
/遮断条件を定めることができる。 図13のゲート群
は、この真理値表に基づく動作を行わせるためにハード
ウェア結線を実現したものである。
いて、入力パルス部の計数値と出力パルス部の計数値の
差分から、現在通過状態のパルス個数を求めることがで
きる。そして、この現在通過状態のパルス個数に対応し
て、ヒーターを遮断すべき電流値を求めることができ
る。 図14に、カウンタ関連部の真理値表の例を示
す。 この真理値表からわかるように、可変遅延回路入
力値と可変遅延回路出力値が定まると、ヒーターコント
ロールの各ヒーター(L1,L2,T1,T2)の通電
/遮断条件を定めることができる。 図13のゲート群
は、この真理値表に基づく動作を行わせるためにハード
ウェア結線を実現したものである。
【0037】また、上記実施例は、カウンタを2ビット
とした例を示したが、所望により、nビットへ拡張して
構成してもよい。 また、逆に動作周期内に2個までの
パルス通過を許容する場合に限定して構成してもよい。
とした例を示したが、所望により、nビットへ拡張して
構成してもよい。 また、逆に動作周期内に2個までの
パルス通過を許容する場合に限定して構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明は
遅延回路のように伝搬遅延時間tpdの安定化を要求す
るCMOS回路11において、その近傍に前縁補償用ヒ
ーターと後縁補償用ヒーターとを設け、CMOS回路1
1にパルス信号Pの伝送が無いときは信号伝送時と同等
の消費電流を常にオンし、パルス信号伝送時にはオフに
して、パルス信号Pの有無にかかわらず常に一定の消費
電流を流して発熱量を均一化し、更に、CMOS回路1
1の駆動電圧Vをより一定化することができた。
遅延回路のように伝搬遅延時間tpdの安定化を要求す
るCMOS回路11において、その近傍に前縁補償用ヒ
ーターと後縁補償用ヒーターとを設け、CMOS回路1
1にパルス信号Pの伝送が無いときは信号伝送時と同等
の消費電流を常にオンし、パルス信号伝送時にはオフに
して、パルス信号Pの有無にかかわらず常に一定の消費
電流を流して発熱量を均一化し、更に、CMOS回路1
1の駆動電圧Vをより一定化することができた。
【0039】しかも、前縁補償用ヒーターと後縁補償用
ヒーターとは、CMOS回路11内の個々の回路10n
程度の回路規模でよく、占有面積は非常に小さくてす
む。また、CMOS回路11の近傍には非同期なパルス
信号がないので、駆動電圧Vの電圧降下がアンバランス
になることもない。
ヒーターとは、CMOS回路11内の個々の回路10n
程度の回路規模でよく、占有面積は非常に小さくてす
む。また、CMOS回路11の近傍には非同期なパルス
信号がないので、駆動電圧Vの電圧降下がアンバランス
になることもない。
【0040】特にこの発明では、パルス信号Pの前縁と
後縁とを別々に補償したために、総合消費電流波形がフ
ラットになり、CMOS回路11での伝搬遅延時間tp
dの変動がほとんど無くなった。この発明の効果は大で
ある。
後縁とを別々に補償したために、総合消費電流波形がフ
ラットになり、CMOS回路11での伝搬遅延時間tp
dの変動がほとんど無くなった。この発明の効果は大で
ある。
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1に用いるヒーターの構成例の回路図であ
る。
る。
【図3】図1の構成図でのタイミングチャートである。
【図4】CMOS回路の説明図である。(A)は1段の
インバータ回路図であり、(B)は2つ並列に配置した
インバータ回路図である。
インバータ回路図であり、(B)は2つ並列に配置した
インバータ回路図である。
【図5】CMOS回路における消費電流iの説明図であ
る。(A)は印加するパルス信号波形図であり、(B)
は消費電流iの波形図である。
る。(A)は印加するパルス信号波形図であり、(B)
は消費電流iの波形図である。
【図6】CMOS・IC基板の説明図である。(A)は
CMOS・ICの電源ライン配置の平面図例であり、
(B)は電源ラインの等価回路である。
CMOS・ICの電源ライン配置の平面図例であり、
(B)は電源ラインの等価回路である。
【図7】CMOS・ICでの遅延回路のCMOS回路図
である。
である。
【図8】図7のタイミングチャートである。
【図9】従来技術で、補償回路12を追加した遅延回路
のCMOS回路図11である。
のCMOS回路図11である。
【図10】図9のタイミングチャートである。
【図11】本発明の他の実施例であり、他のヒーターコ
ントロール回路140の構成で実現した構成図である。
ントロール回路140の構成で実現した構成図である。
【図12】本発明の他の実施例であり、前縁補償用ヒー
ターを2種設け、後縁補償用ヒーターを2種設けた構成
図である。
ターを2種設け、後縁補償用ヒーターを2種設けた構成
図である。
【図13】本発明の、ゲート群を示す構成図である。
【図14】カウンタ関連部の真理値表である。
【図15】周期と遅延量との関係を示す。
1、3、3n 入力端子 2、4、4n 出力端子 5 前縁通過期間信号 6 後縁通過期間信号 7 前縁通過期間信号出力端子 7n 後縁通過期間信号出力端子 8 補償電流 10 インバータ 10n 個々の回路 11 CMOS回路 12 補償用CMOS回路 14 ヒーターコントロール回路 15 フリップフロップ 16 前縁補償用ヒーター 16n 後縁補償用ヒーター MP PチャネルMOSトランジスタ MN NチャネルMOSトランジスタ VDD 正の電源電圧(H電位) VSS 接地電位(L電位) P パルス信号 PI 入力パルス信号 PO 出力パルス信号 tpd 伝搬遅延時間
Claims (6)
- 【請求項1】 CMOS・ICに構成され、CMOS
回路(11)の伝搬遅延時間(tpd)の安定化回路に
おいて、 CMOS回路(11)に入力し伝搬し出力するパルス信
号(P)の入力パルスの前縁と出力パルスの前縁とを検
知してパルス信号(P)の前縁通過期間信号(5)を生
成して出力し、入力パルスの後縁と出力パルスの後縁と
を検知して後縁通過期間信号(6)を生成して出力する
ヒーターコントロール回路(14)と、 上記伝搬遅延時間(tpd)を安定化するCMOS回路
(11)の近傍に配置され、パルス信号(P)の無いと
きには一定の消費電流(i)を通電し、上記前縁通過期
間信号(5)を受けた期間のみ上記一定の消費電流
(i)を遮断する前縁補償用ヒーター(16)と、 上記伝搬遅延時間(tpd)を安定化するCMOS回路
(11)の近傍に配置され、パルス信号(P)の無いと
きには一定の消費電流(i)を通電し、上記後縁通過期
間信号(6)を受けた期間のみ上記一定の消費電流
(i)を遮断する後縁補償用ヒーター(16n)と、 を具備することを特徴とするCMOS回路用消費電流バ
ランス回路。 - 【請求項2】 ヒーターコントロール回路(14)
は、CMOS回路(11)の入力パルス信号(PI)の
前縁でL電位となり出力パルス信号(PO)の前縁でH
電位となる前縁通過期間信号(5)を発生するフリップ
フロップ(15)と、入力パルス信号(PI)がL電位
であって前縁通過期間信号(5)がL電位若しくは出力
パルス信号(PO)がH電位のときのみL電位となる後
縁通過期間信号(6)を発生する論理回路とから成るこ
とを特徴とする請求項1記載のCMOS回路用消費電流
バランス回路。 - 【請求項3】 ヒーターコントロール回路(140)
は、CMOS回路(11)の入力パルス信号(PI)の
前縁でL電位となり出力パルス信号(PO)の前縁でH
電位となる前縁通過期間信号を発生するフリップフロッ
プ(151)と、 当該入力パルス信号(PI)の後縁でL電位となり当該
出力パルス信号(PO)の後縁でH電位となる後縁通過
期間信号を発生するフリップフロップ(152)と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のCMOS回
路用消費電流バランス回路。 - 【請求項4】 前縁補償用ヒーター(16)及び後縁補
償用ヒーター(16n)が通電する一定の消費電流
(i)は、パルス信号(P)がCMOS回路(11)を
伝搬中に発生する消費電流(i)と同等の一定消費電流
(i)であることを特徴とする請求項1、2又は3記載
のCMOS回路用消費電流バランス回路。 - 【請求項5】 CMOS・ICに構成されるCMOS回
路(11)の伝搬遅延時間(tpd)の安定化回路にお
いて、 CMOS回路(11)に入力するパルス信号(PI)の
前縁部が通過する個数を計数するカウンタ(201)
と、 当該CMOS回路(11)から出力するパルス信号(P
O)の前縁部が通過する個数を計数するカウンタ(20
2)と、 当該CMOS回路(11)に入力するパルス信号(P
I)の後縁部が通過する個数を計数するカウンタ(20
3)と、 当該CMOS回路(11)から出力するパルス信号(P
O)の後縁部が通過する個数を計数するカウンタ(20
4)と、 上記各入力パルス部の計数値と出力パルス部の計数値の
差分から、現在通過状態のパルス個数を求め、当該現在
通過状態のパルス個数に対応してヒーターを遮断すべき
電流値を定めるゲート群(300)と、 当該伝搬遅延時間(tpd)を安定化するCMOS回路
(11)の近傍に配置され、当該ゲート群(300)の
出力信号に応じて通電や遮断をする複数の補償用ヒータ
ー(L1,L2、T1、T2)と、 を具備して、遅延時間内の複数個のパルス通過時にもC
MOS回路における発熱量を均一化したことを特徴とす
るCMOS回路用消費電流バランス回路。 - 【請求項6】 当該各カウンタは、2ビットで構成し、 遅延時間内に3個までのパルスを通過することを許容し
た請求項5記載のCMOS回路用消費電流バランス回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10171136A JPH1174768A (ja) | 1997-06-24 | 1998-06-18 | Cmos回路用消費電流バランス回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16674997 | 1997-06-24 | ||
JP9-166749 | 1997-06-24 | ||
JP10171136A JPH1174768A (ja) | 1997-06-24 | 1998-06-18 | Cmos回路用消費電流バランス回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1174768A true JPH1174768A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=26491016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10171136A Ceased JPH1174768A (ja) | 1997-06-24 | 1998-06-18 | Cmos回路用消費電流バランス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH1174768A (ja) |
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