JP6319614B2 - 車両用表示装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられる車両診断コネクタを介して車速計測値を取得して、あるいは車両の現在位置情報の変化から車速計測値を算出して、これを表示部に表示する車両用表示装置及びプログラムに関する。
従来、車両に設けられるOBD2(On-board diagnostics 2)などの車両診断コネクタを介して車両側ECU(Electronic Control Unit)から車両情報を取得し、これを表示する後付けの車両用表示装置として、例えば特許文献1に開示されるものがある。
特開2008−49731号公報
しかしながら、かかる車両用表示装置において車両診断コネクタを介して車両情報として車速計測値を取得し、この車速計測値を表示する場合、車両用表示装置に表示される車速計測値が、車両に予め搭載される車速計、いわゆる純正の車速計に表示される車速表示値と一致せず、使用者に違和感を与えるという問題点があった。この車速計測値と車速表示値との不一致は、車両診断コネクタを介して取得される車速計測値が実際の車速(以下、実車速)に対して誤差の少ない値であるのに対し、純正の車速計は、道路運搬車両の保安基準の細目を定める告示第148条で定められる誤差範囲の基準を満たすべく、実車速に対して若干高い値を表示していることによる。また、このような純正の車速計の車速表示値との不一致は、GPSによる現在位置情報に基づいて車速計測値を算出し、これを表示する後付けの車両用表示装置についても同様に起こる問題である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、車速を表示する後付けの車両用表示装置において、純正の車速計に対する表示の違和感を解消することが可能な車両用表示装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前述の課題を解決するために、車両に設けられる車両診断コネクタを介して車両情報として少なくとも車速計測値を取得する車両情報取得手段と、
表示部と、前記車両情報取得手段から前記車速計測値を通信を通じて受信する受信部と、前記受信部が受信した前記車速計測値を前記表示部に表示させる制御部と、を有する表示手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、
補正値を任意に設定する操作手段と、前記操作手段によって設定される前記補正値を記憶する記憶部と、を備え
前記制御部は、前記補正値によって前記車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を前記表示部に表示させ、
前記制御部は、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有してなる、
ことを特徴とする。
本発明は、前述の課題を解決するために、プログラムであって、
コンピュータを
車両に設けられる車両診断コネクタを介して車両情報として少なくとも車速計測値を取得する車両情報取得手段から通信を通じ受信部を介して車速計測値を受信し、操作手段によって任意に設定され記憶部に記憶される補正値によって前記車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を前記表示部に表示させ、また、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有する制御部として機能させることを特徴とする。
本発明は、前述の課題を解決するために、表示部と、車両の現在位置情報を取得する現在位置取得部と、前記現在位置情報の変化に基づいて車速計測値を算出して前記表示部に表示させる制御部と、を備えてなる車両用表示装置であって、
補正値を任意に設定する操作部と前記操作部によって設定される前記補正値を記憶する記憶部とを備え、
前記制御部は、前記補正値によって前記車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を前記表示部に表示させ
前記制御部は、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有してなる、
ことを特徴とする。
本発明は、前述の課題を解決するために、プログラムであって、
コンピュータを
現在位置取得部によって取得される車両の現在位置情報の変化に基づいて前記車速計測値を算出し、操作部によって任意に設定され記憶部に記憶される補正値によって前記車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を表示部に表示させ、また、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有する制御部として機能させることを特徴とする。
本発明は、車速を表示する後付けの車両用表示装置において、純正の車速計に対する表示の違和感を解消することが可能となる。
本発明の第一の実施形態である車両用表示装置の構成を示すブロック図である。 同上の車両用表示装置に備えられる携帯電話の通常表示モードの表示例を示す図である。 同上の車両用表示装置に備えられる車両情報取得手段の車両情報取得処理を示すフローチャート図である。 同上の携帯電話の設定方法選択画面を示す図である。 同上の携帯電話の手動設定画面を示す図である。 同上の携帯電話の自動設定画面を示す図である。 同上の携帯電話の自動設定処理を示すフローチャート図である。 同上の携帯電話の加速時間計測モードの表示例を示す図である。 同上の携帯電話の加速時間計測処理を示すフローチャート図である。 本発明の第二の実施形態である車両用表示装置の構成を示すブロック図である。 同上の車両用表示装置の通常表示モードの表示例を示す図である。 同上の車両用表示装置の設定方法選択画面を示す図である。 同上の車両用表示装置の手動設定画面を示す図である。 同上の車両用表示装置の自動設定画面を示す図である。 同上の車両用表示装置の自動設定処理を示すフローチャート図である。 同上の車両用表示装置の加速時間計測モードの表示例を示す図である。 同上の車両用表示装置の加速時間計測処理を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施形態(図面の内容も含む。)によって限定されるものではない。下記の実施形態に変更(構成要素の削除も含む)を加えることができるのはもちろんである。また、以下の説明では、本発明の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る車両用表示装置1000の構成を示す図である。
車両用表示装置1000は、携帯電話(表示手段及び操作手段の一例)100と、車両情報取得手段200と、から構成されている。携帯電話100と車両情報取得手段200とは相互通信が可能なように無線接続される。なお、携帯電話100と車両情報取得手段200とは有線接続されてもよい。また、車両情報取得手段200は、車両300に設けられる車両診断コネクタ302を介して車両側ECU301から車両情報を取得するものである。取得する車両情報としては、車速、エンジン回転数、スロットル開度、水温、吸気圧、外気温、電圧値などの各種計測値が上げられるがこれらに限定されるものではない。以下、車速の計測値を「車速計測値」という。車両側ECU301は、エンジン制御などのパワー・トレイン系ECUやエアコン制御などのボディ系ECUを含む。本実施形態においては、車両診断コネクタ302はOBD2メスコネクタからなり、車両側ECU301と車両情報取得手段200との間でCAN通信を行うものとする。なお、車両側ECU301と車両情報取得手段200との間はK−LINEで通信するものであってもよい。
携帯電話100は、制御部101と、無線通信インターフェース102と、記憶部103と、表示操作部104と、通信部105と、アンテナ部106と、を有する。
制御部101は、例えばマイクロコンピュータからなり、制御部101が実行する処理(携帯電話100全体の制御など)を実際に行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUのメインメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)と、制御部101に後述の処理などを実行させる各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)と、制御部101に入出力される情報(信号)をCPU用にデジタル変換したり出力用にアナログ変換したりする各種変換器と、を備える。制御部101は、CPUに加えて、制御部101が行う処理の一部をCPUに代わって実行するための各種専用回路(例えば、画像処理回路など)を備えても良い。
無線通信インターフェース102は、車両情報取得手段200と無線接続するためのインターフェースであり、Bluetooth(登録商標)や無線LANなどの近距離無線通信が用いられる。無線通信インターフェース102は、本発明の受信部として機能する。
記憶部103は、制御部101が処理を実行する際に使用するデータなどを記憶する。記憶部103は、フラッシュメモリなどのデータを書き換え可能な不揮発性記憶媒体などを含んで構成される。記憶部103は、メモリーカードなどの着脱容易なものを含んでもよい。
表示操作部104は、タッチパネルを備えたディスプレイであり、画像表示を行う表示部としての機能とアプリケーションの実行等を行うための操作部としての機能を備える。
通信部105は、各種復調器及び変調器を含み、例えばアンテナ部106を介して、インターネットなどのネットワークに接続され、外部の他の装置(例えばネットワークサーバ)からネットワークを介して供給された情報(画像やプログラムを含む)を受信して、制御部101に供給したり、制御部101が送信する情報を、ネットワークを介して他の装置に供給したりする。
本実施形態における携帯電話100は、いわゆるスマートフォンと称される高機能携帯電話であり、制御部101内に複数種類のアプリケーションを格納しており、制御部101が各アプリケーションを実行することによって起動する通話機能、メール機能、ナビゲーション機能、音楽データ再生機能、写真データ再生機能、動画データ再生機能、地図表示機能あるいはウェブブラウジング機能などの多様な機能を備える。さらに、本実施形態においては後述する車両情報を表示する車両情報表示機能を実行するためのアプリケーション(以下、車両情報表示アプリケーションという)を備える。そして、携帯電話100は、実行中のアプリケーションに対応した画像が表示操作部104に表示されるものである。
車両情報取得手段200は、マイクロコンピュータからなる制御部201と、コネクタ202と、CAN通信インターフェース203と、無線通信インターフェース204と、メモリ205と、を有する。
制御部201は、例えば、制御部201が実行する処理(車両情報の送信など)を実際に行うCPUと、CPUのメインメモリとして機能するRAMと、制御部201に後述の処理などを実行させる各種プログラムを記憶するROM、制御部201に入出力される情報(信号)をCPU用にデジタル変換したり出力用にアナログ変換したりする各種変換器と、を備える。
コネクタ202は、車両300に設けられる車両診断コネクタ302に接続可能なコネクタであり、本実施形態においては、+12Vの常時電源ライン、CAN_H信号ライン、CAN_L信号ライン、アースラインの各配線を有するOBD2オスコネクタからなる。
CAN通信インターフェース203は、車両診断コネクタ302を介して車両側ECU301とCAN通信を行うためのインターフェースである。
無線通信インターフェース204は、携帯電話100と無線接続するためのインターフェースであり、無線通信インターフェース102と同様の規格からなる。
記憶部205は、車両側ECU301から得られた車両情報や後述するリクエストデータを生成するためのデータテーブル等を記憶するものである。
車両用表示装置1000において、携帯電話100が車両300内に持ち込まれて携帯電話100と車両情報取得手段200とが接続されると、それぞれの制御部101、201は互いに無線通信インターフェース102、204を介して接続されたことを相互に認識する。なお携帯電話100は車両300に持ち込まれると、車室内の任意の場所(例えばダッシュボード上に設置されるクレードルなど)に配置される。携帯電話100の制御部101は、車両情報取得手段200と接続されたことを認識すると車両情報取得手段200からの車両情報を受信可能とする。なお、このとき自動的に前記車両情報表示アプリケーションを起動してもよく、また、手動で前記車両情報表示アプリケーションの起動を行ってもよい。また、車両情報取得手段200の制御部201は、後述する方法で取得した車両情報を無線通信インターフェース204を介して携帯電話100に送信する。携帯電話100は無線通信インターフェース102を介して車両情報取得手段200からの車両情報を受信する。図2は前記車両情報表示アプリケーションにおける通常表示モードの表示例を示すものである。図2においては、車両情報として、エンジン回転数と吸気圧とをそれぞれ指針と指標部からなるアナログメータ画像で表示し、車速、水温、外気温及び電圧値をデジタル表示している。また、他の情報として時刻をデジタル表示している。なお、前記車両情報表示アプリケーションは、他の表示モードとして、後述する0−100Km/hの加速時間を計測する0−100km/h加速時間計測モードを有する。
次に、車両情報取得手段200による車両情報取得方法について図3を用いて説明する。
車両情報取得手段200の制御部201は、電源が投入されると、リクエスト番号Nを初期化(N=1)する(ステップS1)。
そして、制御部201は、車両側ECU301に車両情報のうち1つを要求するデータフレーム(リクエストデータ)を生成する(ステップS2)。ここで、前記リクエストデータで要求する車両情報は、記憶部205に記憶されるデータテーブルを参照して決定される。前記データテーブルは、例えばリクエスト番号Nと車両情報の種類とからなる。すなわち、リクエスト番号Nに応じた車両情報を要求する前記リクエストデータが生成される。
次に、制御部201は、ステップS1で生成された前記リクエストデータをCAN通信インターフェース203から車両診断コネクタ302を介して車両側ECU301に送信する(ステップS3)。前記リクエストデータは車両内のバスライン(図示しない)上に送信され車両側ECU301に受信される。前記リクエストデータを受信した車両側ECU301は、前記リクエストデータで要求された車両情報を示すデータフレーム(レスポンスデータ)を前記バスライン上に送信する。前記バスライン上に送信された前記レスポンスデータは車両診断コネクタ302、CAN通信インターフェース203を介して制御部201に受信され、制御部201は車両情報を取得する。
次に、制御部201は、前記レスポンスデータを受信したか否かを判定する(ステップS4)。制御部201は、前記レスポンスデータを受信しない場合(ステップS4;No)、さらに前記リクエストデータの送信後、所定のリクエスト時間T(例えば50msec)が経過したか否かを判定する(ステップS5)。そして、リクエスト時間Tが経過した場合(ステップS5;Yes)、リクエスト番号Nを増加する(N=N+1、ステップS6)。また、制御部201は、リクエスト時間Tが経過しない場合(ステップS5;No)、ステップS4に移行し、再度前記レスポンスデータを受信したか否かを判定する。
また、制御部201は、ステップS4において前記レスポンスデータを受信した場合(ステップS4;Yes)、リクエスト番号Nを増加する(N=N+1、ステップS6)。
次に、制御部201は、リクエスト番号Nが最大値Nmaxを超えたか否かを判定する(ステップS7)。制御部201はリクエスト番号Nが最大値Nmax以下である場合は(N≦Nmax、ステップS7;No)、ステップS2に戻る。また、制御部201は、リクエスト番号Nが最大値Nmaxを超えた場合は(N>Nmax、ステップS7;Yes)、ステップS1に戻り、リクエスト番号Nを初期化(N=1)し、その後ステップS2以降の処理を実行する。
制御部201は、電源がオフになるまで前述の処理を反復実行することで、複数種類の車両情報を周期的に取得する。
次に、前記車両情報表示アプリケーション実行中における制御部101の車速計測値Sp1の補正機能について説明する。なお、以下の補正機能に係るプログラムは、車両情報表示アプリケーションに含まれるものとする。
制御部101は、車両情報表示アプリケーション実行中に、車両情報取得手段200から車両情報として車速計測値Sp1を無線インターフェース102を介して受信すると、記憶部103に記憶され後述する設定方法で任意に設定される補正値aを用いて、下記式1によって車速計測値Sp1を補正し、補正後の車速計測値Sp1’を算出する。
(式1)
Sp1’=a×Sp1
そして、制御部101は、補正後の車速計測値Sp1’を表示操作部104に車速として表示する。このとき、表示操作部104に表示される補正後の車速計測値Sp1’は、所定間隔で算出される複数の補正後の車速計測値Sp1’を平均化処理した値であってもよい。
次に、車速計測値Sp1の補正値aの設定方法の一例について説明する。なお、以下の補正値aの設定方法に係るプログラムは、車両情報表示アプリケーションに含まれるものとする。
図4は、車速計測値Sp1の補正値aの設定方法を選択するための設定方法選択画面G1を示すものである。かかる設定方法選択画面G1は、例えば車両情報表示アプリケーションの各種設定をアイコンで表示する設定一覧画面(図示しない)で車速計測値Sp1の補正値aの設定を示す所定のアイコンをタップ操作することで表示される。設定方法選択画面G1において、利用者は手動設定ボタンB11あるいは自動設定ボタンB12の何れかをタップ操作して補正値aの設定方法を選択する。
図5は、車速計測値Sp1の補正値aを手動で設定する手動設定画面G2を示すものである。手動設定画面G2は、設定方法選択画面G1で手動設定ボタンB11を選択することで表示される。手動設定画面G2においては、補正値aの現在値がパーセント単位で表示されている。なお、+3.0%と表示される場合の補正値aの値は「1.030」である。また、補正値aの現在値の向かって右側方にはアップ(増加)ボタンB21及びダウン(減少)ボタンB22が表示されている。利用者は、車両走行中に表示操作部104に表示される車速の値(すなわち補正後の車速計測値Sp1’)と他の車速計(主には予め車両に搭載される純正の車速計)に表示される車速の値(以下、他の車速表示値Sp0という)との差分を把握しておき、停車中に手動設定画面G2を表示させてアップボタンB21あるいはダウンボタンB22をタップ操作するなどし、補正値aを任意の値まで増減させる。設定可能な補正値aの範囲及び1操作で増減される値は任意であるが、例えば−10.0%(0.900)から+10.0%(1.100)の範囲で0.1%(0.001)単位で補正値aを変更可能とする。また、手動設定画面G2においては補正値aの現在値と並べて補正値aの初期値を表示している。これにより、利用者が補正値aの設定を容易に初期値に戻すあるいは近づけることができる。かかる表示操作部104を用いた手動設定機能によって、利用者は補正値aを任意に設定することができる。なお、手動設定画面G2において補正後の車速計測値Sp1’を表示させ、走行による車速計測値Sp1’と他の車速表示値Sp0との差分の把握と補正値aの変更操作を、手動設定画面G2を表示させた状態で複数回繰り返して実行できるようにしてもよい。
図6は、車速計測値Sp1の補正値aを自動設定する自動設定画面G3を示すものである。自動設定画面G3は、設定方法選択画面G1で自動設定ボタンB12を選択することで表示される。自動設定画面G3においては、他の車速表示値Sp0が所定の設定値(本実施形態においては60Km/h)である場合にタップ操作を行うための設定ボタンB31が表示される。
図7は、車速計測値Sp1の補正値aを自動で設定する際の制御部101の処理を示す図である。制御部101は、設定方法選択画面G1で自動設定ボタンB12が選択されると、まず、ステップS11において自動設定画面G3を表示して他の車速計測値Sp0が前記設定値となった場合に利用者に表示操作部104によって所定の設定操作(本実施形態では設定ボタンB31のタップ操作)を行うことを要求する。なお、走行中の操作となるため、前記設定操作は運転者以外の利用者(助手席などの同乗者)が行う。
次に、制御部101は、ステップS12において、車両情報取得手段200から車両情報として車速計測値Sp1を受信する。
次に、制御部101は、ステップS13において、表示操作部104によって前記設定操作が入力されたか否かを判定する。制御部101は、ステップS13において、前記設定操作が入力されたと判定される場合は(ステップS13;Yes)次のステップS14に移行し、前記設定操作が入力されなかったと判定される場合は(ステップS13;No)ステップS12に戻る。
制御部101は、ステップS14において、前記設定値と前記設定操作が入力された際の車速計測値Sp1との比(60/Sp1)を補正値aとして算出する(a=60/Sp1)。
そして、制御部101は、ステップS15において、算出された補正値aを記憶部103に記憶させる。なお、このとき算出された補正値aを表示操作部104に表示してもよい。
かかる自動設定機能によって、利用者は1回の前記設定操作で補正値aを設定することができる。
次に、前記車両情報表示アプリケーション実行中における制御部101の加速時間計測機能について説明する。
図8は、前記0−100Km/h加速時間計測モードにおける表示操作部104の表示例を示すものであって、図8(a)は時間計測開始前の表示例を示し、図8(b)は時間計測終了後の表示例を示す。前記0−100Km/h加速時間計測モードにおいては、加速時間と補正後の車速計測値Sp1’が表示されている。
図9は、前記加速時間計測機能における制御部101の処理を示す図である。
任意の操作によって前記0−100Km/h加速時間計測モードが選択されると、制御部101は、まずステップS21において車両情報取得手段200から車両情報として車速計測値Sp1を受信する。
次に、制御部101は、ステップS22において、補正前の車速計測値Sp1が0km/hよりも高い値であるか否かを判定する(Sp1>0)。車両300の走行開始を判定するためである。制御部101は、ステップS22において補正前の車速計測値Sp1が0Km/hよりも高い値であると判定される場合は(ステップS22;Yes)、次のステップS23に移行して加速時間の計測を開始し、加速時間及び補正後の車速計測値Sp1’を表示操作部104に表示する。また、制御部101は、ステップS22において補正前の車速計測値Sp1が0Km/hよりも高い値でないと判定される場合は(ステップS22;No)、ステップS21に戻る。
ステップS23で加速時間の計測を開始した後、制御部101は、ステップS24において車両情報取得手段200から車速計測値Sp1を受信する。
次に、制御部101は、ステップS25において補正前の車速計測値Sp1が100km/h以上であるか否かを判定する(Sp1≧100Km/h)。制御部101は、ステップS25において補正前の車速計測値Sp1が100km/hであると判定される場合は(ステップS25;Yes)、次のステップS26に移行して加速時間の計測を終了させる。なお、加速時間の計測終了後も補正後の車速計測値Sp1’の表示は維持される。また、制御部101は、ステップS25において補正前の車速計測値Sp1が100km/h以上でないと判定される場合は(ステップS25;No)、ステップS24に戻る。
補正前の車速計測値Sp1に基づいて車両300の走行開始及び所定速度(本実施計形態では100km/h)への到達を判定することによって、他の車速表示値Sp0との一致を目的として車速計測値Sp1の補正を行う場合であってもより正確な加速時間を計測することができる。
本実施形態における車両用表示装置1000は、車両300に設けられる車両診断コネクタ302を介して車両情報として少なくとも車速計測値Sp1を取得する車両情報取得手段200と、表示操作部104と、車両情報取得手段200から車速計測値Sp1を受信する無線通信インターフェース102と、無線通信インターフェース102が受信した車速計測値Sp1を表示操作部104に表示させる制御部101と、を有する携帯電話100と、を備えてなる車両用表示装置であって、
補正値aを任意に設定する携帯電話100と、携帯電話100によって設定される補正値aを記憶する記憶部103と、を備え、
制御部101は、補正値aによって車速計測値Sp1を補正し、補正後の車速計測値SP1’を表示操作部104に表示させることを特徴とする。
これによれば、車両診断コネクタ302を介して車速計測値Sp1を取得する場合であっても、表示される車速の値を純正の車速計の値(他の車速表示値Sp0)と一致させることができ、純正の車速計に対する表示の違和感を解消することが可能となる。なお、補正値aは任意に設定可能であることから、他の用途として純正の車速計以外にも他の車速計として例えば室内で車両300の走行状態を再現する装置であるシャシダイナモメータや車両300の現在位置の変化に基づいて車速を計測する車速計の車速表示値(他の車速表示値Sp0)に補正後の車速計測値Sp1’の値を一致させるように、補正値aを設定しても良い。この場合は、タイヤの摩耗などで車速計測値Sp1に実車速に対する誤差が生じる場合に上述の他の車速計の車速表示値と一致するように車速計測値Sp1を補正することによって、より実車速に近い車速の表示が可能となる。また、さらに他の用途として、補正後の車速計測値Sp1’が実車速や純正の車速計の車速表示値Sp0よりも高い値となるように補正値aを意図的に設定し、より安全な走行を行う目安としてもよい。
また、車両用表示装置1000において、制御部101は、他の車速計に表示される他の車速表示値Sp0が所定の設定値である場合に携帯電話100によって所定の設定操作を行うことを要求し、前記設定操作が入力されると前記設定値と前記設定操作が入力された際の車速計測値Sp1との比を補正値aとして記憶部103に記憶させる補正値設定機能(自動設定機能)を有する。
これによれば、利用者が自己の車両300について、1回の前記設定操作で補正値aを設定することができ、利便性を向上させることができる。
また、車両用表示装置1000において、制御部101は、補正前の車速計測値Sp1が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有してなる。
これによれば、他の車速表示値Sp0との一致を目的として車速計測値Sp1の補正を行う場合であってもより正確な加速時間を計測することができる。
本実施形態における携帯電話100のプログラムは、
制御部101を車両300に設けられる車両診断コネクタ302を介して車両情報として少なくとも車速計測値Sp1を取得する車両情報取得手段200から車速計測値Sp1を無線通信インターフェース102を介して受信し、携帯電話100によって任意に設定され記憶部103に記憶される補正値aによって車速計測値Sp1を補正し、補正後の車速計測値Sp1’を表示操作部104に表示させる制御部として機能させる。
これによれば、車両診断コネクタ302を介して車速計測値Sp1を取得する場合であっても、表示される車速の値を純正の車速計の車速表示値Sp0と一致させることができ、純正の車速計に対する表示の違和感を解消することが可能となる。なお、補正値aは任意に設定可能であることから、他の用途として純正の車速計以外にも他の車速計として例えば室内で車両300の走行状態を再現する装置であるシャシダイナモメータや車両300の現在位置の変化に基づいて車速を計測する車速計の車速表示値に一致させるように、補正値aを設定しても良い。この場合は、タイヤの摩耗などで車速計測値Sp1に実車速に対する誤差が生じる場合に上述の他の車速計の車速表示値と一致するように車速計測値Sp1を補正することによって、より実車速に近い車速の表示が可能となる。また、さらに他の用途として、補正後の車速計測値Sp1’が実車速や純正の車速計の車速表示値Sp0よりも高い値となるように補正値aを意図的に設定し、より安全な走行を行う目安としてもよい。
なお、本実施形態においては、前記自動設定機能において前記設定値(60Km/h)と前記設定操作が入力された際の車速計測値Sp1との比を60/Sp1として補正値aを算出したが(a=60/Sp1)、両者の比をSp1/60として補正値aを算出してもよい(a=Sp1/60)。この場合、下記式2を用いて車速計測値Sp1が補正され、補正後の車速計測値Sp1’が算出される。
(式2)
Sp1’=Sp1/a
また、本実施形態においては、加速時間として補正前の車速計測値Sp1が0km/hから100km/hに達するまでの時間を計測したが、本発明の加速時間計測機能は、その他200km/hなどの他の値に達するまでの加速時間を計測してもよく、計測を終了させる車速計測値Sp1の値を任意に変更可能としてもよい。
また、本実施形態においては、表示手段及び操作手段として携帯電話100を用いたが、表示手段及び操作手段として、専用のディスプレイ装置やナビゲーション装置、携帯電話に近似のタブレット型デバイスやポータブルインターネットデバイス、PDA(Personal Digital Assistant)などを用いてもよく、操作手段として押しボタンスイッチなどを備えるスイッチ手段を表示手段と別体に備えてもよい。また、本発明の車両用表示装置は、車両情報取得手段と表示手段とを1つのケース内に一体的に備える構成であってもよい。
次に、本発明の第二の実施形態について図面を参照して説明する。
図10は、本発明の第二の実施形態に係る車両用表示装置2000の構成を示す図である。
車両用表示装置2000は、制御部401と、GPS受信部402と、記憶部403と、表示操作部404と、を有する。
制御部401は、例えばマイクロコンピュータからなり、制御部401が実行する処理(車両用表示装置2000全体の制御など)を実際に行うCPU(Central Processing Unit)と、CPUのメインメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)と、制御部401に後述の処理などを実行させる各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)と、制御部401に入出力される情報(信号)をCPU用にデジタル変換したり出力用にアナログ変換したりする各種変換器と、を備える。制御部401は、CPUに加えて、制御部401が行う処理の一部をCPUに代わって実行するための各種専用回路(例えば、画像処理回路など)を備えても良い。
GPS受信部402は、GPSアンテナを有し、GPS衛星からの送信データ(電波)を受信して現在位置を示す位置情報を生成する受信機である。すなわち、GPS受信部402は、本実施形態における現在位置を取得する現在位置取得手段として機能する。現在位置取得手段は他の装置等を含んでもよい。GPSを用いて取得される現在位置は、公知の方法を適宜用いて取得すればよく、GPSのアシストデータを用いて適宜補正を行ってもよい。GPS受信部402は、生成した現在位置を示す位置情報を制御部401に送信する。
記憶部403は、制御部401が処理を実行する際に使用するデータなどを記憶する。記憶部403は、フラッシュメモリなどのデータを書き換え可能な不揮発性記憶媒体などを含んで構成される。記憶部403は、メモリーカードなどの着脱容易なものを含んでもよい。
表示操作部404は、タッチパネルを備えたディスプレイであり、画像表示を行う表示部としての機能とアプリケーションの実行等を行うための操作部としての機能を備える。
車両用表示装置2000は、車両内の例えばダッシュボード上に配置される。そして、制御部401は、GPS受信部402によって車両の現在位置情報を取得し、この現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出して表示操作部404に車速を表示させる車速表示機能を少なくとも有するものである。図11は、車速表示機能における通常表示モードの表示例を示すものである。図11においては、車速をデジタル表示しているが、アナログ計器画像によって車速を表示してもよい。また、制御部401は、前記車速表示機能の他の表示モードとして、後述する0−100Km/hの加速時間を計測する0−100km/h加速時間計測モードを有する。
次に、制御部401の車速計測値Sp2の算出及び補正機能について説明する。なお、以下の算出及び補正機能に係るプログラムは、前記車速表示機能の一部として制御部401のROMに予め記憶されるものとする。
制御部401は、電源が投入されると、GPS受信部402によって車両の現在位置情報を取得し、現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出する。車速計測値Sp2は公知の方法で算出されれば良いが、例えば2点間の水平移動距離を移動時間で除算して車速計測値Sp2を算出する。
制御部401は、車速計測値Sp2を算出すると、記憶部403に記憶され後述する設定方法で任意に設定される補正値bを用いて、下記式3によって車速計測値Sp2を補正し、補正後の車速計測値Sp2’を算出する。
(式3)
Sp2’=b×Sp2
そして、制御部401は、補正後の車速計測値Sp2’を表示操作部404に車速として表示する。このとき、表示操作部404に表示される補正後の車速計測値Sp1’は、過去分を含む複数の補正後の車速計測値Sp2’を平均化処理した値であってもよい。
次に、車速計測値Sp2の補正値bの設定方法の一例について説明する。なお、以下の補正値bの設定方法に係るプログラムは、車速表示機能の一部として制御部401のROMに予め記憶されるものとする。
図12は、車速計測値Sp2の補正値bの設定方法を選択するための設定方法選択画面G4を示すものである。かかる設定方法選択画面G4は、例えば前記車速表示機能の各種設定をアイコンで表示する設定一覧画面(図示しない)で車速計測値Sp2の補正値bの設定を示す所定のアイコンをタップ操作することで表示される。設定方法選択画面G4において、利用者は手動設定ボタンB41あるいは自動設定ボタンB42の何れかをタップ操作して補正値bの設定方法を選択する。
図13は、車速計測値Sp2の補正値bを手動で設定する手動設定画面G5を示すものである。手動設定画面G5は、設定方法選択画面G4で手動設定ボタンB41を選択することで表示される。手動設定画面G5においては、補正値bの現在値がパーセント単位で表示されている。なお、+3.0%と表示される場合の補正値bの値は「1.030」である。また、補正値bの現在値の向かって右側方にはアップ(増加)ボタンB51及びダウン(減少)ボタンB52が表示されている。利用者は、車両走行中に表示操作部404に表示される車速の値(すなわち補正後の車速計測値Sp2’)と他の車速計(主には予め車両に搭載される純正の車速計)に表示される車速の値(以下、他の車速表示値Sp0という)との差分を把握しておき、停車中に手動設定画面G5を表示させてアップボタンB51あるいはダウンボタンB52をタップ操作するなどし、補正値bを任意の値まで増減させる。設定可能な補正値bの範囲及び1操作で増減される値は任意であるが、例えば−10.0%(0.900)から+10.0%(1.100)の範囲で0.1%(0.001)単位で補正値bを変更可能とする。また、手動設定画面G5においては補正値bの現在値と並べて補正値bの初期値を表示している。これにより、利用者が補正値bの設定を容易に初期値に戻すあるいは近づけることができる。かかる表示操作部404を用いた手動設定機能によって、利用者は補正値bを任意に設定することができる。なお、手動設定画面G5において補正後の車速計測値Sp2’を表示させ、走行による車速計測値Sp2’と他の車速表示値Sp0との差分の把握と補正値aの変更操作を、手動設定画面G5を表示させた状態で複数回繰り返して実行できるようにしてもよい。
図14は、車速計測値Sp2の補正値bを自動設定する自動設定画面G6を示すものである。自動設定画面G6は、設定方法選択画面G4で自動設定ボタンB42を選択することで表示される。自動設定画面G6においては、他の車速表示値Sp0が所定の設定値(本実施形態においては60Km/h)である場合にタップ操作を行うための設定ボタンB61が表示される。
図15は、車速計測値Sp2の補正値bを自動で設定する際の制御部401の処理を示す図である。
制御部401は、設定方法選択画面G4で自動設定ボタンB42が選択されると、まず、ステップS31において自動設定画面G6を表示して他の車速計測値Sp0が前記設定値となった場合に利用者に表示操作部404によって所定の設定操作(本実施形態では設定ボタンB61のタップ操作)を行うことを要求する。なお、走行中の操作となるため、前記設定操作は運転者以外の利用者(助手席などの同乗者)が行う。
次に、制御部401は、ステップS32において、GPS受信部402によって取得される車両の現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出する。
次に、制御部401は、ステップS33において、表示操作部404によって前記設定操作が入力されたか否かを判定する。制御部401は、ステップS33において、前記設定操作が入力されたと判定される場合は(ステップS33;Yes)、次のステップS34に移行し、前記設定操作が入力されなかったと判定される場合は(ステップS33;No)、ステップS32に戻る。
制御部401は、ステップS34において、前記設定値と前記設定操作が入力された際の車速計測値Sp2との比(60/Sp2)を補正値bとして算出する(a=60/Sp2)。
そして、制御部401は、ステップS35において、算出された補正値bを記憶部403に記憶させる。なお、このとき算出された補正値bを表示操作部404に表示してもよい。
かかる自動設定機能によって、利用者は1回の前記設定操作で補正値bを設定することができる。
次に、制御部401の加速時間計測機能について説明する。
図16は、前記0−100Km/h加速時間計測モードにおける表示操作部404の表示例を示すものであって、図16(a)は時間計測開始前の表示例を示し、図16(b)は時間計測終了後の表示例を示す。前記0−100Km/h加速時間計測モードにおいては、加速時間と補正後の車速計測値Sp2’が表示されている。
図17は、前記加速時間計測機能における制御部401の処理を示す図である。
任意の操作によって前記0−100Km/h加速時間計測モードが選択されると、制御部401は、まずステップS41においてGPS受信部402によって取得される車両の現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出する。
次に、制御部401は、ステップS42において、補正前の車速計測値Sp2が0km/hよりも高い値であるか否かを判定する(Sp2>0)。車両の走行開始を判定するためである。制御部401は、ステップS42において補正前の車速計測値Sp2が0Km/hよりも高い値であると判定される場合は(ステップS42;Yes)、次のステップS43に移行して加速時間の計測を開始し、加速時間及び補正後の車速計測値Sp2’を表示操作部104に表示する。また、制御部401は、ステップS42において補正前の車速計測値Sp2が0Km/hよりも高い値でないと判定される場合は(ステップS42;No)、ステップS41に戻る。
ステップS43で加速時間の計測を開始した後、制御部401は、ステップS44においてGPS受信部402によって取得される車両の現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出する。
次に、制御部401は、ステップS45において補正前の車速計測値Sp2が100km/h以上であるか否かを判定する(Sp2≧100Km/h)。制御部401は、ステップS45において補正前の車速計測値Sp2が100km/hであると判定される場合は(ステップS45;Yes)、次のステップS46に移行して加速時間の計測を終了させる。なお、加速時間の計測終了後も補正後の車速計測値Sp2’の表示は維持される。また、制御部401は、ステップS45において補正前の車速計測値Sp2が100km/h以上でないと判定される場合は(ステップS45;No)、ステップS44に戻る。
補正前の車速計測値Sp2に基づいて車両の走行開始及び所定速度(本実施計形態では100km/h)への到達を判定することによって、他の車速表示値Sp0との一致を目的として車速計測値Sp2の補正を行う場合であってもより正確な加速時間を計測することができる。
本実施形態における車両用表示装置2000は、表示操作部404と、車両の現在位置情報を取得するGPS受信部402と、前記現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出して表示操作部404に表示させる制御部101と、を備えてなる車両用表示装置であって、
補正値bを任意に設定する表示操作部404と表示操作部404によって設定される補正値bを記憶する記憶部403とを備え、
制御部401は、補正値bによって車速計測値Sp2を補正し、補正後の車速計測値Sp2を表示操作部404に表示させることを特徴とする。
これによれば、車両の現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出する場合であっても、表示される車速の値を純正の車速計の値(他の車速表示値Sp0)と一致させることができ、純正の車速計に対する表示の違和感を解消することが可能となる。なお、補正値bは任意に設定可能であることから、他の用途として純正の車速計以外にも他の車速計として例えば室内で車両の走行状態を再現する装置であるシャシダイナモメータや車両300の現在位置の変化に基づいて車速を計測する車速計の車速表示値(他の車速表示値Sp0)に補正後の車速計測値Sp2’の値を一致させるように、補正値bを設定しても良い。この場合は、タイヤの摩耗などで車速計測値Sp1に実車速に対する誤差が生じる場合に上述の他の車速計の車速表示値と一致するように車速計測値Sp2を補正することによって、より実車速に近い車速の表示が可能となる。また、さらに他の用途として、補正後の車速計測値Sp2’が実車速や純正の車速計の車速表示値よりも高い値となるように補正値bを意図的に設定し、より安全な走行を行う目安としてもよい。
また、車両用表示装置2000において、制御部401は、他の車速計に表示される他の車速表示値Sp0が所定の設定値である場合に表示操作部404によって所定の設定操作を行うことを要求し、前記設定操作が入力されると前記設定値と前記設定操作が入力された際の車速計測値Sp2との比を補正値bとして記憶部403に記憶させる補正値設定機能(自動設定機能)を有する。
これによれば、利用者が自己の車両について、1回の前記設定操作で補正値bを設定することができ、利便性を向上させることができる。
また、車両用表示装置2000において、制御部401は、補正前の車速計測値Sp2が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有してなる。
これによれば、他の車速表示値Sp0との一致を目的として車速計測値Sp2の補正を行う場合であってもより正確な加速時間を計測することができる。
本実施形態における車両用表示装置2000のプログラムは、
制御部401をGPS受信部402によって取得される車両の現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出し、表示操作部404によって任意に設定され記憶部403に記憶される補正値bによって車速計測値Sp2を補正し、補正後の車速計測値Sp2’を表示操作部404に表示させる制御部として機能させる。
これによれば、車両の現在位置情報の変化に基づいて車速計測値Sp2を算出する場合であっても、表示される車速の値を純正の車速計の値(他の車速表示値Sp0)と一致させることができ、純正の車速計に対する表示の違和感を解消することが可能となる。なお、補正値bは任意に設定可能であることから、他の用途として純正の車速計以外にも他の車速計として例えば室内で車両の走行状態を再現する装置であるシャシダイナモメータや車両300の現在位置の変化に基づいて車速を計測する車速計の車速表示値(他の車速表示値Sp0)に補正後の車速計測値Sp2’の値を一致させるように、補正値bを設定しても良い。この場合は、タイヤの摩耗などで車速計測値Sp1に実車速に対する誤差が生じる場合に上述の他の車速計の車速表示値と一致するように車速計測値Sp2を補正することによって、より実車速に近い車速の表示が可能となる。また、さらに他の用途として、補正後の車速計測値Sp2’が実車速や純正の車速計の車速表示値よりも高い値となるように補正値bを意図的に設定し、より安全な走行を行う目安としてもよい。
なお、本実施形態においては、前記自動設定機能において前記設定値(60Km/h)と前記設定操作が入力された際の車速計測値Sp2との比を60/Sp2として補正値bを算出したが(b=60/Sp2)、両者の比をSp2/60として補正値bを算出してもよい(b=Sp2/60)。この場合、下記式4を用いて車速計測値Sp2が補正され、補正後の車速計測値Sp2’が算出される。
(式4)
Sp2’=Sp2/b
また、本実施形態においては、加速時間として補正前の車速計測値Sp2が0km/hから100km/hに達するまでの時間を計測したが、本発明の加速時間計測機能は、その他200km/hなどの他の値に達するまでの加速時間を計測してもよく、計測を終了させる車速計測値Sp2の値を任意に変更可能としてもよい。
また、本実施形態において、車両用表示装置2000は、車両内に常時配置されるものであったが、本発明の車両用表示装置は、任意に車両内に持ち込まれる携帯端末であってもよい。携帯端末としては、携帯電話の他、ナビゲーション装置、携帯電話に近似のタブレット型デバイスやポータブルインターネットデバイス、PDAなどが考えられる。また、本発明の操作部として押しボタンスイッチなどを備えるスイッチ手段を表示部と別体に備えてもよい。また、本発明の車両用表示装置は、現在位置情報取得部が備えられる現在位置情報取得手段と、表示部、制御部、操作部及び記憶部が備えられる表示手段とが別体に設けられ、これらが有線あるいは無線で接続される構成であってもよい。
本発明は、車両に設けられる車両診断コネクタを介して車速計測値を取得して、あるいは車両の現在位置情報の変化から車速計測値を算出して、これを表示部に表示する車両用表示装置及びプログラムに好適である。
1000 車両用表示装置
100 携帯電話(表示手段及び操作手段)
101 制御部
102 無線通信インターフェース(受信部)
103 記憶部
104 表示操作部
105 通信部
106 アンテナ部
200 車両情報取得手段
201 制御部
202 コネクタ
203 CAN通信インターフェース
204 無線通信インターフェース
205 記憶部
300 車両
301 車両側ECU
302 車両診断コネクタ
2000 車両用表示装置
401 制御部
402 GPS受信部(現在位置情報取得部)
403 記憶部
404 表示操作部

Claims (6)

  1. 車両に設けられる車両診断コネクタを介して車両情報として少なくとも車速計測値を取得する車両情報取得手段と、
    表示部と、前記車両情報取得手段から前記車速計測値を通信を通じて受信する受信部と、前記受信部が受信した前記車速計測値を前記表示部に表示させる制御部と、を有する表示手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、
    補正値を任意に設定する操作手段と、前記操作手段によって設定される前記補正値を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記補正値によって前記車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を前記表示部に表示させ、
    前記制御部は、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有してなる、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記制御部は、予め備えた車速計に表示される車速表示値が所定の設定値である場合に前記操作手段によって所定の設定操作を行うことを要求し、前記設定操作が入力されると前記設定値と前記設定操作が入力された際の前記車速計測値との比を前記補正値として前記記憶部に記憶させる補正値設定機能を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. コンピュータを
    車両に設けられる車両診断コネクタを介して車両情報として少なくとも車速計測値を取得する車両情報取得手段から通信を通じ受信部を介して前記車速計測値を受信し、操作手段によって任意に設定され記憶部に記憶される補正値によって車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を前記表示部に表示させ、また、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有する制御部として機能させることを特徴とするプログラム。
  4. 表示部と、車両の現在位置情報を取得する現在位置取得部と、前記現在位置情報の変化に基づいて車速計測値を算出して前記表示部に表示させる制御部と、を備えてなる車両用表示装置であって、
    補正値を任意に設定する操作部と前記操作部によって設定される前記補正値を記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部は、前記補正値によって前記車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を前記表示部に表示させ、
    前記制御部は、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有してなる、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  5. 前記制御部は、予め備えた車速計における車速表示値が所定の設定値である場合に前記操作手段によって所定の設定操作を行うことを要求し、前記設定操作が入力されると前記設定値と前記設定操作が入力された際の前記車速計測値との比を前記補正値として前記記憶部に記憶させる補正値設定機能を有することを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  6. コンピュータを
    現在位置取得部によって取得される車両の現在位置情報の変化に基づいて車速計測値を算出し、操作部によって任意に設定され記憶部に記憶される補正値によって前記車速計測値を補正し、補正後の前記車速計測値を表示部に表示させ、また、補正前の前記車速計測値が0km/hから所定の値に達するまでの時間を計測する加速時間計測機能を有する制御部として機能させることを特徴とするプログラム。
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