JP6313240B2 - 車両 - Google Patents

車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6313240B2
JP6313240B2 JP2015027651A JP2015027651A JP6313240B2 JP 6313240 B2 JP6313240 B2 JP 6313240B2 JP 2015027651 A JP2015027651 A JP 2015027651A JP 2015027651 A JP2015027651 A JP 2015027651A JP 6313240 B2 JP6313240 B2 JP 6313240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
inclined surface
height direction
air
vehicle height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015027651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016150610A (ja
Inventor
林 秀樹
秀樹 林
敦史 田沼
敦史 田沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2015027651A priority Critical patent/JP6313240B2/ja
Publication of JP2016150610A publication Critical patent/JP2016150610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6313240B2 publication Critical patent/JP6313240B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、フロントアンダーグリルを備える車両に関する。
従来より、車体の前端にフロントバンパーと一体に形成されたフロントバンパーフェイスを取り付けた車両が知られている(例えば、特許文献1)。フロントバンパーフェイスのフロントバンパーよりも車両高さ方向における下側には、エンジンルーム内に外気を導くための開口部が設けられており、この開口部にはフロントアンダーグリルが取り付けられている。
特開2006−69380号公報
車両前端に位置するフロントバンパーフェイスには走行中に空気が当たり、フロントアンダーグリルのまわりには空気の流れが生じる。特にノーズ部分の車両浮き上がり防止など、車両の性能の更なる向上を図る上では、こうした空気の流れを制御することが望まれている。
本発明は、車両前部に当たる空気の流れを制御し、空気の流れを利用して性能を向上させることのできる車両を提供することを目的とする。
本発明の一形態に従う車両は、フロントバンパーと一体に形成され、車体の前端に取り付けられるフロントバンパーフェイスと、前記フロントバンパーフェイスにおける前記フロントバンパーよりも車両高さ方向における下側に形成された開口部に取り付けられるフロントアンダーグリルとを備える車両であり、前記開口部の上端に、同開口部の車両幅方向の全幅にわたるように延び、前記フロントアンダーグリルよりも車両長さ方向における前側に突出する突出部を備え、前記突出部は、車両長さ方向における前側から後ろ側に向かうにつれて車両高さ方向における下側から上側に向かう第1傾斜面と、前記第1傾斜面よりも車両高さ方向における下側に形成され、車両長さ方向における前側から後ろ側に向かうにつれて車両高さ方向における上側から下側に向かう第2傾斜面とを備え、車両高さ方向における前記第1傾斜面の上端と下端との距離が、車両高さ方向における前記第2傾斜面の上端と下端との距離よりも長くなっている。
上記車両では、走行時に突出部における第1傾斜面に当たった空気が第1傾斜面に沿って上方に流れ、第2傾斜面に当たった空気が第2傾斜面に沿って下方に流れる。そして、車両高さ方向における寸法を比較した場合、第1傾斜面は第2傾斜面よりも大きいため、突出部に当たる空気のうち、第1傾斜面に当たる空気の量は、第2傾斜面に当たる空気の量よりも多くなる。このため、第1傾斜面に当たった空気が第1傾斜面に沿って流れるように向きを変えるときに生じる反力が、第2傾斜面に当たった空気が第2傾斜面に沿って流れるように向きを変えるときに生じる反力よりも大きくなる。すなわち走行時に突出部に空気が当たることによって生じる車両を下方に押し付ける力が車両を上方に押し上げる力よりも大きくなる。このため、走行時に車両前部が下方に押し付けられやすくなり、走行安定性が向上する。すなわち、上記車両によれば、車両前部に当たる空気の流れを制御し、空気の流れを利用して車両の性能の一つである走行安定性を向上させることができる。
また、第2傾斜面に当たった空気は、第2傾斜面に沿って下方に流れるため、第2傾斜面に当たった空気をアンダーグリルに導くことができる。
車両の一実施形態における車両の前部を示す正面図。 図1の2−2線に沿った断面図。 図2の突出部と空気の流れとの関係を示す模式図。
図1を参照して、車両の一実施形態である車両1の構成について説明する。
車両1は、車体(図示略)の前端に取り付けられるフロントバンパーフェイス10を備えている。フロントバンパーフェイス10は、フロントバンパー11と一体的に形成される。フロントバンパー11の車両幅方向の中央にはナンバープレート50が取り付けられる。フロントバンパーフェイス10のフロントバンパー11よりも車両高さ方向Zにおける下側には、開口部12が形成されている。開口部12には、複数の開口21を備えるフロントアンダーグリル20が取り付けられている。
図2に示されるように、車両1は、フロントバンパーフェイス10よりも車両長さ方向Xの後側に車両1の剛性を高めるためのリインホースメント40を備えている。リインホースメント40は車両幅方向Y(図1参照)に延びている。リインホースメント40の車両高さ方向の下端40Aは、開口部12の上端12Aよりも下方に位置している。
図1に示されるように、車両1は、開口部12の上端12Aにおいて、開口部12の車両幅方向Yの全幅にわたるように延び、フロントアンダーグリル20よりも車両長さ方向X(図2参照)における前側に突出する突出部30をさらに備えている。
図2に示されるように、突出部30は、車両長さ方向Xにおける断面が略三角形状を有する。突出部30は、第1傾斜面31、第1傾斜面31よりも下側に形成される第2傾斜面32、車両高さ方向Zにおいて第1傾斜面31と第2傾斜面32との間に形成される先端部33を備えている。なお、車両高さ方向Zにおける第1傾斜面31の下端31B(図3参照)、および、車両高さ方向Zにおける第2傾斜面32の上端32A(図3参照)は、先端部33と一致している。
突出部30は、例えば車両幅方向Y(図1参照)の両端部がフロントバンパーフェイス10にねじ等を介して固定されることによりフロントバンパーフェイス10に取り付けられている。
図2および図3に示されるように、第1傾斜面31は、車両長さ方向Xにおける前側から後ろ側に向かうにつれて車両高さ方向Zにおける下側から上側に向かうように傾斜している。第2傾斜面32は、車両長さ方向Xにおける前側から後ろ側に向かうにつれて車両高さ方向Zにおける上側から下側に向かうように傾斜している。突出部30は、先端部33が車両長さ方向Xにおける最も前側に位置する。第2傾斜面32の下端32Bは、リインホースメント40の下端40Aよりも車両高さ方向Zの下方に位置している。すなわち、リインホースメント40の下端40Aは、前方に位置する突出部30によって覆い隠されており、車両前方から開口部12を見たとしても、リインホースメント40が見えないようになっている。
図3に示されるように、車両高さ方向Zにおける第1傾斜面31の上端31Aと下端31Bとの距離L1は、車両高さ方向Zにおける第2傾斜面32の上端32Aと下端32Bとの距離L2よりも長くなっている。
図3を参照して、車両1の作用について説明する。
車両1では、走行時に突出部30における第1傾斜面31に当たった空気が第1傾斜面31に沿って上方に流れ、第2傾斜面32に当たった空気が第2傾斜面32に沿って下方に流れる。そして、車両高さ方向Zにおける寸法を比較した場合、第1傾斜面31の距離L1は第2傾斜面32の距離L2よりも大きい。このため、突出部30に当たる空気のうち、第1傾斜面31に当たる空気の量は、第2傾斜面32に当たる空気の量よりも多くなる。このため、第1傾斜面31に当たった空気が第1傾斜面31に沿って流れるように向きを変えるときに生じる反力が、第2傾斜面32に当たった空気が第2傾斜面32に沿って流れるように向きを変えるときに生じる反力よりも大きくなる。より具体的には、走行時に空気が突出部30に当たったとき、第1傾斜面31には、第1傾斜面31に垂直な方向の力F1が生じる。また、第2傾斜面32には、第2傾斜面32に垂直な方向の力F2が生じる。力F1の車両高さ方向Zの成分と力F2の車両高さ方向Zの成分とは互いに反対方向であるため、打ち消しあう。第1傾斜面31に当たる空気の量は第2傾斜面32に当たる空気の量よりも大きいため、力F1の車両高さ方向Zの成分が力F2の車両高さ方向Zの成分よりも大きい。すなわち走行時に突出部30に空気が当たることによって生じる車両1を下方に押し付ける力が車両1を上方に押し上げる力よりも大きくなる。したがって、この車両1では、走行時に車両1の前部を下方に押し付ける力が発生することになる。
また、第2傾斜面32は、車両長さ方向Xにおける前側から後ろ側に向かうにつれて車両高さ方向Zにおける上側から下側に向かう。このため、第2傾斜面32に当たった空気は、第2傾斜面32に沿って下方に流れるため、第2傾斜面32に当たった空気をフロントアンダーグリル20に導くことができる。
車両1は、以下の効果を奏する。
(1)車両1は、車両1の前部に当たる空気の流れを制御し、車両1の前部を下方に押し付ける力を発生させることができる。したがって、空気の流れを利用して車両1の前部を下方に押し付け、車両の性能の一つである走行安定性を向上させることができる。
(2)第2傾斜面32に当たった空気が第2傾斜面32に沿って下方に流れるため、第2傾斜面32に当たった空気をフロントアンダーグリル20に導くことができる。
(3)突出部30によってリインホースメント40が覆い隠されている。このため、フロントアンダーグリル20の開口21からリインホースメント40が見え難くなるため、車両1の美観に貢献できる。
車両が取り得る具体的な形態は、上記実施形態に例示された形態に限定されない。車両は、上記実施形態とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される上記実施形態の変形例は、車両が取り得る各種の形態の一例である。
・突出部30を略台形形状とすることもできる。具体的には、先端部33を車両高さ方向Zに延びる平面形状とする。この場合、車両高さ方向Zにおける第1傾斜面31の下端31Bは先端部33の上端と一致する。車両高さ方向Zにおける第2傾斜面32の上端32Aは、先端部33の下端と一致する。
・突出部30を、フロントバンパーフェイスと一体的に形成することもできる。
・突出部30を、フロントアンダーグリル20に取り付けることもできる。この場合、突出部30をフロントアンダーグリル20と一体的に形成することもできる。
1…車両、10…フロントバンパーフェイス、11…フロントバンパー、12…開口部、12A…上端、20…フロントアンダーグリル、21…開口、30…突出部、31…第1傾斜面、31A…上端、31B…下端、32…第2傾斜面、32A…上端、32B…下端、33…先端部、40…リインホースメント、50…ナンバープレート。

Claims (1)

  1. フロントバンパーと一体に形成され、車体の前端に取り付けられるフロントバンパーフェイスと、前記フロントバンパーフェイスにおける前記フロントバンパーよりも車両高さ方向における下側に形成された開口部に取り付けられるフロントアンダーグリルとを備える車両であり、
    前記開口部の上端に、同開口部の車両幅方向の全幅にわたるように延び、前記フロントアンダーグリルよりも車両長さ方向における前側に突出する突出部を備え、
    前記突出部は、車両長さ方向における前側から後ろ側に向かうにつれて車両高さ方向における下側から上側に向かう第1傾斜面と、前記第1傾斜面よりも車両高さ方向における下側に形成され、車両長さ方向における前側から後ろ側に向かうにつれて車両高さ方向における上側から下側に向かう第2傾斜面とを備え、
    車両高さ方向における前記第1傾斜面の上端と下端との距離が、車両高さ方向における前記第2傾斜面の上端と下端との距離よりも長くなっている車両。
JP2015027651A 2015-02-16 2015-02-16 車両 Expired - Fee Related JP6313240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027651A JP6313240B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027651A JP6313240B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016150610A JP2016150610A (ja) 2016-08-22
JP6313240B2 true JP6313240B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=56695035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015027651A Expired - Fee Related JP6313240B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6313240B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11590912B2 (en) 2020-04-02 2023-02-28 Mazda Motor Corporation Front vehicle-body structure of vehicle

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3174102B2 (ja) * 1991-09-11 2001-06-11 マツダ株式会社 自動車の前部構造
JP3328232B2 (ja) * 1999-07-09 2002-09-24 本田技研工業株式会社 フロントバンパルーバ構造
JP3912479B2 (ja) * 2001-01-22 2007-05-09 スズキ株式会社 フロントグリル構造
FR2865696B1 (fr) * 2004-02-03 2006-12-22 Plastic Omnium Cie Doublure de calandre de vehicule automobile
DE102004048038B4 (de) * 2004-09-29 2012-07-12 Decoma (Germany) Gmbh Verschließbare Kraftfahrzeug-Kühlergrillanordnung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11590912B2 (en) 2020-04-02 2023-02-28 Mazda Motor Corporation Front vehicle-body structure of vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016150610A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6307048B2 (ja) 車両構造
JP2008024047A (ja) アンダーカバー
JP2009227037A (ja) 車両のバンパ構造及びエネルギ吸収体
JP5234607B2 (ja) カウルカバー
JP6313240B2 (ja) 車両
JP5831410B2 (ja) 車両前部構造
JP2008049935A (ja) 車体前部構造
JP2012081856A (ja) 車両の前部構造
JP5892026B2 (ja) 車両前部構造
JP5849922B2 (ja) 車両用整流構造
JP2014104844A (ja) エアアウトレット
JP2016030522A (ja) ラジエータグリル
JP6766760B2 (ja) 車両下部構造
JP2017132304A (ja) 車両の空気抵抗低減構造
JP2013010472A (ja) 車両のフロント下部構造
JP6888320B2 (ja) 車両側部構造
JP6772699B2 (ja) 車両用フロントバンパ
JP2016114038A (ja) 内燃機関のオイルセパレータの入口構造
JP2015231807A (ja) 車両用空力構造
JP5859374B2 (ja) ラジエータダクト
JP2020082792A (ja) バンパリインフォースメント及び車体前部構造
JP7390777B2 (ja) 補強構造
JP6769681B2 (ja) 装飾部品取付構造
JP2014054958A (ja) 車両下部構造
JP2015051656A (ja) 車両用導風構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180322

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6313240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees