JP6313211B2 - 赤外撮像顕微鏡 - Google Patents

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Description

米国政府は、米国国立科学財団(National Science Foundation)との契約番号NSF SBIR Phase I Award No. 11−1046450に従って、本発明において特定の権利を有する。
本出願は、2011年10月25日出願の「INFRARED IMAGING MICROSCOPE USING TUNABLE LASER RADIATION FOR SPECTROSCOPIC ANALYSIS OF SAMPLES」という名称の米国仮特許出第61/551,147号に対する優先権を主張するものである。可能な限り、米国仮特許出願第61/551,147号の内容を参照により本明細書に組み込む。
顕微鏡は、しばしば、裸眼では見ることができない試料の特定の詳細及び/又は特性を評価するために試料を解析するために使用される。試料の化学的特性に関するさらなる情報は、単色レーザ放射の異なる波長によって試料を照明して観察することによって得ることができる。このようにして解析することができる試料は、ヒト組織、爆発残渣、粉末、液体、固体、インク、及び他の材料を含む。ヒト組織試料は、癌性細胞及び/又は他の健康関連状態の存在に関して解析されることがある。他の材料は、爆発残渣及び/又は他の危険物質の存在に関して解析されることがある。
本発明は、試料の画像を生成するための撮像顕微鏡であって、ビーム源と、イメージ・センサと、像形成レンズ・アセンブリとを備える撮像顕微鏡を対象とする。ビーム源は、時間的にコヒーレントな照明ビームを放出し、照明ビームは、試料に向けられた複数の光線を含む。イメージ・センサは、光学像を電子信号のアレイ(すなわち一連の電子信号)に変換する。一実施例では、像形成レンズ・アセンブリは、試料を透過されたビーム源からの光線を受け取り、イメージ・センサ上に像を形成する。代替として、像形成レンズ・アセンブリは、試料から反射されたビーム源からの光線を受け取り、イメージ・センサ上に像を形成することができる。
特定の実施例では、撮像顕微鏡は、さらに、照明ビームを試料に向ける照明レンズ・アセンブリを備える。照明レンズ・アセンブリは、照明ビームが試料上の2次元照明領域を全て一度に照明するように照明ビームを調節する。さらに、そのような実施例では、イメージ・センサが、センサの2次元アレイを含む。
一実施例では、ビーム源は、中赤外(「MIR」:mid−infrared)ビーム源であり、照明ビームは、MIR範囲内のビーム波長である。この実施例では、照明レンズ・アセンブリは、MIR範囲内で屈折性である。
さらに、いくつかの実施例では、照明レンズ・アセンブリは、照明ビームを分割及び再結合することなく照明ビームを試料に向ける。
さらに、一実施例では、照明レンズ・アセンブリは、照明ビームを拡大する。さらに、照明レンズ・アセンブリは、試料上の照明領域が少なくとも約250ミクロン×250ミクロンとなるように照明ビームのサイズを調節することができる。
一実施例では、像形成レンズ・アセンブリは、像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた光線を指向する屈折レンズを含む。
さらに、いくつかの実施例では、像形成レンズ・アセンブリは、試料上の複数の点から光線を受け取り、受け取られた光線を分割及び再結合することなく、イメージ・センサ上に像を形成する。
本発明は、さらに、試料の画像を生成するための方法であって、ビーム源を用いて時間的にコヒーレントな照明ビームを放出するステップであって、照明ビームが複数の光線を含む、ステップと、複数の光線を試料に向けるステップと、イメージ・センサを用いて光学像を電子信号のアレイに変換するステップと、像形成レンズ・アセンブリを用いて、試料を透過されたビーム源からの光線を受け取るステップと、像形成レンズ・アセンブリによってビーム源から受け取られた、試料を透過された光線を用いて、イメージ・センサ上に像を形成するステップとを含む方法を対象とする。
追加及び/又は代替として、この方法は、さらに、像形成レンズ・アセンブリを用いて、試料から反射されたビーム源からの光線を受け取るステップと、像形成レンズ・アセンブリによってビーム源から受け取られた、試料から反射された光線を用いて、イメージ・センサ上に第2の像を形成するステップとを含むことができる。
本発明の新規の特徴及び本発明自体は、その構造とその動作の両方に関して、関連の説明と共に見た添付図面から最も良く明らかになろう。図面中、同様の参照符号は同様の部分を表す。
試料と、本発明の特徴を有する撮像顕微鏡の一実施例との簡略概略図である。 透過照明領域を含む、図1Aに示される試料の簡略概略図である。 反射照明領域を含む、図1Aに示される試料の簡略概略図である。 試料と、本発明の特徴を有する撮像顕微鏡の別の実施例との簡略概略図である。 試料と、本発明の特徴を有する撮像顕微鏡のさらなる別の実施例との簡略概略図である。 試料を解析するための本発明の特徴を有する撮像顕微鏡の使用を示す簡略流れ図である。
図1Aは、試料10と、本発明の特徴を有する撮像顕微鏡12の第1の実施例との簡略概略図である。特に、撮像顕微鏡12は、試料10の様々な特性を解析及び評価するために使用することができる。例えば、一実施例では、撮像顕微鏡12は、試料の特性を解析及び同定するために、可変波長レーザ放出を使用して1つ又は複数の試料10を分光学的に調べる赤外撮像顕微鏡である。
概要として、撮像顕微鏡12は、像照明のためのレーザ放射の使用により通常であれば生じ得る時間的及び/又は空間的コヒーレンスに起因して起こり得る複雑な問題をなくすように独特に設計される。さらに、本発明は、製造及び動作の複雑さ、サイズ及び時間要件の増加、電力消費の増加、高いコスト、及び非効率性といった生じ得る欠点を有さずにそのような利益を提供する。
試料10は、フーリエ変換赤外(FTIR:Fourier transform infrared)顕微鏡を使用して一般に解析されるヒト組織、動物組織、植物、爆発残渣、粉末、液体、固体、インク、及び他の材料を含めた、様々なものでよい。より特定的には、特定の非排他的な用途において、試料10は、ヒト組織でよく、撮像顕微鏡12は、癌性細胞及び/又は他の健康関連状態の存在に関して組織試料10の高速スクリーニングを行うために利用することができ、及び/又は、撮像顕微鏡12は、爆発残渣及び/又は他の危険な物質の存在に関する試料10の高速スクリーニングなど特定の法医学的用途で利用することができる。さらに、試料10は、解析の目的で実質的に撮像顕微鏡12内部に位置決めされるとき、単独で存在することができ、或いは1つ又は複数のスライド、例えば赤外透過スライドを使用して定位置で保持することができる。
さらに、試料10は、試料10を通る照明ビーム、例えば赤外線照明ビームの透過による(すなわち透過モードでの)研究を可能にするのに十分に薄いことがあり、又は、試料10は、試料による照明ビーム、例えば赤外線照明ビームの反射によって(すなわち反射モードで)解析される不透光性試料でもよい。例えば、図1Aに示される実施例では、撮像顕微鏡12は、透過モードと反射モードとの両方で代替的に利用することができる。
別の実施例では、撮像顕微鏡12は、透過モードと反射モードとで同時に使用することができる。例えば、いくつかの試料10は、特定の波長に対して透過性であり、他の波長に対しては反射性である。より具体的な非排他的な例として、透過モードでの使用のためには、可視スペクトルでの光を試料10に向けることができ、反射モードでの使用のためには、MIR光を試料10に向けることができる。さらなる代替として、撮像顕微鏡12は、透過モード又は反射モードの一方のみで動作するように設計することができる。
撮像顕微鏡12の設計は変えることができる。図1Aに示される実施例では、撮像顕微鏡12は、剛性フレーム13と、時間的にコヒーレントなビーム源14と、試料10を保定するステージ・アセンブリ15と、像形成レンズ・アセンブリ16(例えば1つ又は複数のレンズ)と、光学像を電子信号のアレイに変換するイメージ・センサ18とを含む。これらの各構成要素の設計は、本明細書において提示される教示に従って変えることができる。
一実施例では、ビーム源14は、(i)時間的にコヒーレントな第1の照明ビーム20を放出し、このビーム20は、透過モードで試料10を照明及び解析するために使用可能であり、及び/又は(ii)時間的にコヒーレントな第2の照明ビーム22を放出し、このビーム22は、反射モードで試料10を照明及び解析するために使用可能である。第1の照明ビーム20は、試料10に向けられる複数の照明光線20Iから構成され、第2の照明ビーム22は、試料10に向けられる複数の照明光線22Iから構成される。各照明ビーム20、22は、同じビーム源14から放出することができる。代替として、各照明ビーム20、22は、別々の異なるビーム源から放出することができる。用語「第1の照明ビーム」及び「第2の照明ビーム」の使用は、説明を容易にするためのものにすぎず、照明ビーム20、22のいずれかを「第1の照明ビーム」又は「第2の照明ビーム」と呼ぶことができることに留意すべきである。
特定の実施例では、ビーム源14は、(i)第1の照明ビーム20、例えば第1のレーザビームを放出する第1のレーザ源14Aと、(ii)第2の照明ビーム22、例えば第2のレーザビームを放出する第2のレーザ源14Bとを含むことができる。代替として、例えば、ビーム源14は、適切なビーム指向装置を有する単一のレーザ源を含むように設計することができる。
さらに、1つの非排他的な実施例では、ビーム源14は、中赤外(「MIR」)範囲スペクトル内にある照明ビーム20、22を提供するように設計される。より特定的には、いくつかのそのような実施例では、レーザ源14A、14Bの一方又は両方が中赤外(MIR)ビーム源でよく、このビーム源は、MIR範囲内にあるビーム波長での第1の照明ビーム20及び/又は第2の照明ビーム22を放出する。例えば、レーザ源14A、14Bの一方又は両方は、約2〜20ミクロン(2〜20μm)の間のスペクトル領域内での放射を発生することが可能な任意のタイプのレーザでよい。さらに、代替実施例では、レーザ源14A、14Bは、パルスレーザ及び/又は連続波(CW)レーザでよい。
本明細書において提示されるように、レーザ源14A、14Bの一方又は両方は、レーザ・フレーム14Cと、利得媒体14Dと、キャビティ光学アセンブリ14Eと、出力光学アセンブリ14Fと、波長依存(「WD」)フィードバック・アセンブリ14Gとを含む外部キャビティ・レーザでよい。
レーザ・フレーム14Cは、各レーザ源14A、14Bの構成要素のための剛性支持体を提供する。一実施例では、各レーザ源14A、14B用のレーザ・フレーム14Cは、それぞれのレーザ源14A、14Bのための構造完全性を提供する単一の機械的な接地板である。特定の実施例では、レーザ・フレーム14Cは、比較的高い熱伝導率を有する剛性材料から形成される。
利得媒体14Dの設計は、本明細書において提示される教示に従って変えることができる。1つの非排他的な実施例では、各レーザに関する利得媒体14Dは、周波数変換なしで、それぞれのビーム20、22を直接放出する。非排他的な例として、利得媒体14Dの一方又は両方は、量子カスケード(QC:Quantum Cascade)利得媒体、インターバンド・カスケード(IC:Interband Cascade)利得媒体、又は中赤外ダイオードでよい。代替として、別のタイプの利得媒体14Dを利用することができる。
図1Aで、各利得媒体14Dは、(i)それぞれのキャビティ光学アセンブリ14E及びフィードバック・アセンブリ14Gに面する第1の切子面(ファセット)と、(ii)出力光学アセンブリ14Fに面する第2の切子面とを含む。この実施例では、各利得媒体14Dは、両方の切子面から放出する。一実施例では、各第1の切子面は、反射防止(「AR」:anti−reflection)コーティングでコーティングされ、各第2の切子面は、反射コーティングでコーティングされる。ARコーティングは、利得媒体14Dから第1の切子面に向けられた光が、フィードバック・アセンブリ14Gに向けられるビームとして容易に出ることができるようにし、また、フィードバック・アセンブリ14Gから反射された光ビームが、利得媒体14Dに容易に入ることができるようにされている。ビーム20、22は、それぞれの第2の切子面から出る。各利得媒体14Dの第2の切子面上の部分反射コーティングは、各利得媒体14Dの第2の切子面に向けられた光の少なくとも幾らかを反射して、それぞれの利得媒体14Dに戻す。1つの非排他的な実施例では、ARコーティングは、約2パーセント未満の反射率を有することができ、反射コーティングは、約2〜95パーセントの間の反射率を有することができる。
一実施例では、各レーザ源14A、14Bに関して、(i)利得媒体14Dの第2の切子面での反射コーティングが、外部キャビティの第1の端部(出力カプラ)として作用し、(利得媒体14Dから離隔された)フィードバック・アセンブリ14Gが、各外部キャビティの第2の端部を画定する。用語「外部キャビティ」は、WDフィードバック・アセンブリ14Gが利得媒体14Dの外側に位置決めされることを表すために利用される。
キャビティ光学アセンブリ14Eは、レージング軸に沿って利得媒体14Dとフィードバック・アセンブリ14Gとの間に位置決めされる。キャビティ光学アセンブリ14Eは、これらの構成要素の間を通過するビームをコリメート及び合焦する。例えば、各キャビティ光学アセンブリ14Eは、1つ又は複数のレンズを含むことができる。例えば、レンズは、それぞれのレージング軸に位置合わせされた光軸を有する非球面レンズでよい。
出力光学アセンブリ14Fは、レージング軸に沿って利得媒体14Dとビーム再指向装置アセンブリ28との間に位置決めされて、利得媒体14Dの第2の切子面から出るビーム22をコリメート及び合焦する。例えば、各出力光学アセンブリ14Fは、1つ又は複数のレンズを含むことができ、これらのレンズは、キャビティ光学アセンブリ14Eのレンズと設計上、幾分同様のものである。
WDフィードバック・アセンブリ14Gは、ビームを反射して利得媒体14Dに戻し、外部キャビティのレージング周波数及び光のパルスの波長を厳密に選択及び調節するために使用される。言い換えると、WDフィードバック・アセンブリ14Gは、比較的狭帯域の波長を利得媒体14Dにフィードバックするために使用され、この波長は次いで、それぞれの利得媒体14Dで増幅される。このようにすると、それぞれのビーム20、22は、それぞれの利得媒体14Dを調節することなく、WDフィードバック・アセンブリ14Gを用いて整調させることができる。したがって、本明細書で開示する外部キャビティ構成により、WDフィードバック・アセンブリ14Gは、どの波長が最も大きな利得を受けるかを、すなわちビーム20、22の波長を支配することを決定付ける。
一実施例では、WDフィードバック・アセンブリ14Gは、回折格子14Hと、格子移動装置141とを含み、格子移動装置141は、格子14Hを選択的に移動(例えば回転)させて、利得媒体14Dのレージング波長及びそれぞれのビーム20、22の波長を調節する。格子14Hは、格子移動装置141の閉ループ制御を提供するエンコーダを用いて連続的に監視することができる。この設計により、それぞれのビーム20、22の波長を閉ループ様式で選択的に調節することができ、それにより、MIRスペクトルの全体又は一部にわたって、多くの異なる、厳密な、選択的に調節可能な波長で試料10を像形成することができる。
ビーム源14が第1の照明ビーム20及び/又は第2の照明ビーム22を放出した後、照明ビーム20、22は、照明ビーム20、22によって適切に且つ効果的に試料10を照明することができるように試料10に向けて指向される。例えば、撮像顕微鏡12が透過モードで動作しているとき、第1の照明ビーム20(複数の照明光線20Iを含む)が、試料10を適切に且つ効果的に照明するように試料10に向けて指向される。この例では、試料10を透過される光線を、透過光線20Tと呼ぶ。別の例では、撮像顕微鏡12が反射モードで動作しているとき、第2の照明ビーム22(複数の照明光線22Iを含む)が、試料10を適切に且つ効果的に照明するように試料10に向けて指向される。この例では、試料10から反射される光線を、反射光線22Rと呼ぶ。
図1Aに示される実施例では、透過モードで動作するとき、ビーム源14から出る第1の照明ビーム20は、透過照明レンズ・アセンブリ24によって試料10に向けて指向されて、試料10に衝突する。一実施例では、透過照明レンズ・アセンブリ24は、第1の照明ビーム20を試料10に向ける1つ又は複数の屈折レンズ24A(想像線で1つだけが示されている)を含むことができる。さらに、透過照明レンズ・アセンブリ24は、MIR範囲内で屈折性であることがある。
特定の実施例では、透過照明レンズ・アセンブリ24は、第1の照明ビーム20が少なくとも、2次元10である試料10上の(図1Bに示される)透過照明領域10Aを全て一度に照明するように第1の照明ビーム20を調節する。言い換えると、透過照明レンズ・アセンブリ24は、第1の照明ビーム20が少なくとも試料10上の2次元透過照明領域10Aを同時に照明するように第1の照明ビーム20を調節する。この設計により、試料10全体又は試料10のかなりの部分が、同時に照明され、同時に検査することができる。これは、試料10の解析を速める。
特定の実施例では、透過照明レンズ・アセンブリ24を使用して、第1の照明ビーム20のサイズを変換、すなわち増加(拡大)又は減少して、試料10上の所望の透過照明領域10Aに合致させ、その透過照明領域10Aを同時に照明することができる。言い換えると、透過照明レンズ・アセンブリ24を使用して、第1の照明ビーム20が試料10上で適正な又は所望のサイズ及びビーム・プロファイルを有するように第1の照明ビーム20を調整及び合焦することができる。特定の実施例では、試料10の透過照明領域10Aのサイズは、イメージ・センサ18及び像形成レンズ・アセンブリ16の設計に対応するように調整される。
図1Bは、図1Aに示される試料10の簡略概略図であり、同時に照明される透過照明領域10A(想像線でのボックスで示される)を含む。特定の実施例では、2次元透過照明領域10Aは、長方形状である。より特定的には、いくつかのそのような実施例では、2次元透過照明領域10Aは、正方形状でよい。例えば、代替の非排他的な実施例では、透過照明レンズ・アセンブリ24は、試料10上の同時に照明される透過照明領域10Aが少なくとも約(i)250ミクロン(250μm)×250ミクロン(250μm)、(ii)500ミクロン(500μm)×500ミクロン(500μm)、(iii)750ミクロン(750μm)×750ミクロン(750μm)、(iv)1ミリメートル(1mm)×1ミリメートル(1mm)、(v)1.5ミリメートル(1.5mm)×1.5ミリメートル(1.5mm)、(vi)2ミリメートル(2mm)×2ミリメートル(2mm)、又は(vii)3ミリメートル(3mm)×3ミリメートル(3mm)となるように第1の照明ビーム20のサイズを調節することができる。さらなる代替として、透過照明領域10Aは、非正方形状を有することができる。非排他的な例として、透過照明レンズ・アセンブリ24は、試料10上の透過照明領域10Aが少なくとも約200ミクロン(200μm)×300ミクロン(30μm)又は(iii)50ミクロン(50μm)×500ミクロン(500μm)となるように第1の照明ビーム20のサイズを調節することができる。代替として、透過照明レンズ・アセンブリ24は、試料10上の透過照明領域10Aが上に提示された例とは異なるサイズ又は形状を有するように第1の照明ビーム20のサイズを調節することができる。例えば、代替の非排他的な実施例では、透過照明レンズ・アセンブリ24は、透過照明領域10Aが少なくとも約20、30、30、50、60、70、80、90、100ミリメートルの正方形状となるように第1の照明ビーム20のサイズを調節することができる。さらなる代替として、例えば、2次元透過照明領域10Aは、円形又は楕円形状でよい。
さらに、図1Bに示されるように、透過照明領域10Aは、現実には、実効照明領域(実質的に均一な強度を有する)であり、実効照明領域は、(図1Aに示される)第1の照明ビーム20によって同時に照明されるより大きな完全照明領域10Bの内部に存在する。例示されるように、完全照明領域10Bは実質的に円形状でよく、実質的に円形状の断面を有する第1の照明ビーム20により生じることがある。代替として、第1の照明ビーム20、したがって完全照明領域10Bは、別の形状を有することができる。
さらに、図1Aを再び参照すると、透過照明レンズ・アセンブリ24は、望みであれば、第1の照明ビーム20の照明光線20Iを複数の経路に分割することなく第1の照明ビーム20のサイズ及びプロファイルを変換する。分割された光線は、再結合される場合に、試料10で干渉を引き起こすことがある。言い換えると、透過照明レンズ・アセンブリ24は、第1の照明ビーム20の照明光線20Iを分割及び再結合することなく第1の照明ビーム20を試料10に向ける。
代替として、別の実施例では、第1の照明ビーム20が、試料10の所望の領域サイズの照明を可能にするのに十分な大きさを有する場合、撮像顕微鏡12は、透過照明レンズ・アセンブリ24なしで設計することができ、第1の照明ビーム20を試料10に直接照射することができる。
図1Aに例示される実施例では、撮像顕微鏡12は、反射モードで動作するときに第2の照明ビーム22を試料10に向けるための反射照明レンズ・アセンブリ26を含むこともできる。一実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26は、1つ又は複数のレンズ26Aと、再指向装置28、例えばミラーと、透過装置−再指向装置30、例えばビーム・スプリッタとを含む。この実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26のレンズ26Aの1つ又は複数は、MIR範囲内で屈折性であることがある。図1Aに例示される非排他的な実施例では、レンズ・アセンブリ26は、2つの離隔されたレンズ26Aを含む。
さらに、特定の実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26は、第2の照明ビーム22が少なくとも、2次元である試料10上の(図1Cに示される)反射照明領域10Cを全て一度に照明するように第2の照明ビーム22を調節する。言い換えると、反射照明レンズ・アセンブリ26は、第2の照明ビーム22が試料10上の2次元反射照明領域10Cを同時に照明するように第2の照明ビーム22を調節する。この設計により、試料10全体又は試料10のかなりの部分が同時に照明され、同時に検査することができる。これは、試料10の解析を速める。特定の実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26は、像形成レンズ・アセンブリ16の第1のレンズ32を通して反射照明領域10Cの広範な照明を可能にするように第2の照明ビーム22を調整する。この実施例では、同じ第1のレンズ32が、第2の照明レンズ22を試料10に向けるために使用され、試料10から反射されるビームのための対物レンズとして使用される。
特定の実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26を使用して、第2の照明ビーム22のサイズを変換、すなわち増加(拡大)又は減少して、試料10上の所望の反射照明領域10Cに合致させることができる。言い換えると、反射照明レンズ・アセンブリ26を使用して、第2の照明ビーム22が試料10上で所望のビーム・プロファイルを有するように第2の照明ビーム22を調整及び合焦することができる。
図1Cは、反射照明領域10Cを含む試料10の簡略概略図である。特定の実施例では、2次元反射照明領域10Cは、長方形状である。より特定的には、いくつかのそのような実施例では、2次元反射照明領域10Cは、正方形状でよい。例えば、代替の非排他的な実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26は、試料10上の同時に照明される反射照明領域10Cが少なくとも約(i)250ミクロン(250μm)×250ミクロン(250μm)、(ii)500ミクロン(500μm)×500ミクロン(500μm)、(iii)750ミクロン(750μm)×750ミクロン(750μm)、(iv)1ミリメートル(1mm)×1ミリメートル(1mm)、(v)1.5ミリメートル(1.5mm)×1.5ミリメートル(1.5mm)、(vi)2ミリメートル(2mm)×2ミリメートル(2mm)、又は(vii)3ミリメートル(3mm)×3ミリメートル(3mm)となるように第2の照明ビーム22のサイズを調節することができる。さらなる代替として、反射照明領域10Cは、非正方形状を有することができる。非排他的な例として、透過照明レンズ・アセンブリ24は、試料10上の透過照明領域10Aが少なくとも約200ミクロン(200μm)×300ミクロン(300μm)又は(iii)50ミクロン(50μm)×500ミクロン(500μm)となるように第1の照明ビーム20のサイズを調節することができる。代替として、反射照明レンズ・アセンブリ26は、試料10上の反射照明領域10Cが上に提示された例とは異なるサイズ又は形状を有するように第2の照明ビーム22のサイズを調節することができる。例えば、代替の非排他的な実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26は、反射照明領域10Cが少なくとも約20、30、30、50、60、70、80、90、100ミリメートルの正方形状となるように第2の照明ビーム22のサイズを調節することができる。さらなる代替として、例えば、2次元反射照明領域10Cは、円形又は楕円形状でよい。
さらに、図1Cに示されるように、反射照明領域10Cは、実効照明領域(実質的に均一な強度を有する)でよく、実効照明領域は、(図1Aに示される)第2の照明ビーム22によって照明されるより大きな完全照明領域10Dの内部に存在する。例示されるように、完全照明領域10Dは実質的に円形状でよく、実質的に円形状の断面を有する第2の照明ビーム22により生じることがある。代替として、第2の照明ビーム22、したがって完全照明領域10Cは、別の形状を有することができる。
図1Aを再び参照すると、いくつかの実施形態では、反射照明レンズ・アセンブリ26は、望みであれば、照明光線20Iを複数の経路に分割して再結合することなく第2の照明ビーム22のサイズ及びプロファイルを変換する。分割された光線は、再結合される場合に、試料10で干渉を引き起こすことがある。言い換えると、反射照明レンズ・アセンブリ26は、第2の照明ビーム22の照明光線221を分割及び再結合することなく第2の照明ビーム22を試料10に向ける。
さらに、代替実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ26は、第2の照明ビーム22が再指向装置28によって再指向される前及び/又は後に、第2の照明ビーム22が反射照明レンズ・アセンブリ26を通過するように位置決めすることができる。
再指向装置28は、まず、第2の照明ビーム22を試料10の1つの面(例えば、設計に応じて底面又は上面)に適切に向けることができるように第2の照明ビーム22を再指向するために利用され、試料10は、第2の照明ビーム22を像形成レンズ・アセンブリ16に向けて反射する。再指向装置28の設計は変えることができる。一実施例では、再指向装置28は、第2の照明ビーム22の経路を約90度再指向するように位置決めされた(所望の波長スペクトルで反射性を有する)ミラーでよい。代替として、再指向装置28は、異なる設計を有することができ、及び/又は再指向装置28は、第2の照明ビーム22の経路を約90度よりも大きい又は約90度よりも小さい角度で再指向するように位置決めすることができる。さらなる代替として、再指向装置28は、第2の照明ビーム22を調整する湾曲ミラーを含むことができ、(i)反射照明レンズ・アセンブリ26を補完し、又は(ii)反射照明レンズ・アセンブリ26の一部若しくは全て省くことを可能にする。
さらに、図1Aでの反射モードでは、第2の照明ビーム22は、複数のビーム経路をなくすように透過装置−再指向装置30を用いて試料10に向けられて、反射又は散乱される第2の照明ビーム22が試料10からイメージ・センサ18に進むときに取ることがある経路の数を減少させる。透過装置−再指向装置30の設計は、撮像顕微鏡12の特定の要件に適するように変えることができる。特定の実施例では、透過装置−再指向装置30は、ビーム・スプリッタ、例えば50パーセント(50%)ビーム・スプリッタでよく、これは、第2の照明ビーム22の照明光線22Iの第1の部分22Fを試料10に向けて再指向し、第2の照明ビーム22の照明光線22Iの第2の部分(図示せず)を透過する。第2の照明ビーム22の第2の部分は、その後、システムから離れるように方向付けられ、撮像顕微鏡12によって使用されない。透過装置−再指向装置30を通るこの第1の通過により生成される第2の照明ビーム22の第2の(又は廃棄される)部分は、分かりやすくするために、図1Aには示されていないことに留意すべきである。
上で提示されたように、第2の照明ビーム22が、試料10に衝突する前に透過装置−再指向装置30によって再指向されることにより、反射照明レンズ・アセンブリ26を使用して、試料10にわたる2次元反射照明領域10Cに対する照明を提供するように第2の照明ビーム22を変換することができ、第2の照明ビーム22は、像形成レンズ・アセンブリ16の第1のレンズ32によって一点に合焦されるのではない。特定の実施例では、透過装置−再指向装置30は、ZnSeやGeなどの様々な赤外透過材料又は他の材料から形成することができる。さらに、透過装置−再指向装置30は、平坦−平坦ビーム・スプリッタでよく、一方の側が反射防止(AR)コーティングされ、他方の側が、部分反射のためにコーティングされる又はコーティングされない。また、透過装置−再指向装置30は、望みであれば、第2の照明ビーム22を変換するためのレンズ作用を提供することもできる。また、透過装置−再指向装置30は、照明ビーム22のコヒーレント性質による一次及び二次表面干渉効果をなくすための設計要素を組み込むこともできる。非排他的な例として、表面干渉効果を減少させる設計要素は、(ビームの波長に関する)反射防止コーティング、楔形要素、及び/又は湾曲光学表面を含む。
ステージ・アセンブリ15は、試料10を保定し、試料10を適切に位置決めするために使用することができる。例えば、ステージ・アセンブリ15は、試料10を保定するステージ15Aと、ステージ15A及び試料10を選択的に移動させるステージ移動装置15Bとを含むことができる。例えば、ステージ移動装置15Bは1つ又は複数のアクチュエータを含むことができ、又はステージ15Aは手動で位置決めすることができる。
第1の照明ビーム20の照明光線20Iが試料10を照明しているとき、試料10を透過された透過光線20Tの少なくとも一部は、像形成レンズ・アセンブリ16によって受け取られ、イメージ・センサ18上に像形成される。幾分同様に、第2の照明ビーム22の照明光線22Iが試料10を照明しているとき、試料10から反射された反射光線22Rの少なくとも一部が、像形成レンズ・アセンブリ16によって受け取られ、イメージ・センサ18上に像形成される。言い換えると、像形成レンズ・アセンブリ16は、試料10を透過された透過光線20Tの少なくとも一部、又は試料10から反射された反射光線22Rの少なくとも一部を受け取り、イメージ・センサ18上に像を形成する。
本明細書で使用する際、用語「像形成光線」18Aは、像形成レンズ・アセンブリ16によって収集され、イメージ・センサ18上に像形成される透過光線20T又は反射光線22Rを意味するものとする。本明細書に提示されるように、像形成レンズ・アセンブリ16は、試料10上の複数の点から像形成光線18Aを受け取り、像形成光線18Aを分割及び再結合することなくイメージ・センサ18上に像を形成する。これは、イメージ・センサ18での干渉効果を減少させる。
一実施例では、像形成レンズ・アセンブリ16は、第1のレンズ32と第2のレンズ34を含むことができ、これらのレンズ32、34は、イメージ・センサ18上に試料10の像を形成するように協働する。代替として、像形成レンズ・アセンブリ16は、3つ以上のレンズ又はただ1つのレンズを含むことができる。
一実施例では、第1のレンズ32は、像形成光線18Aを収集し、イメージ・センサ18上に像形成光線18Aを合焦させる対物レンズでよい。さらに、例示されるように、第1のレンズ32は、実質的に試料10と第2のレンズ34との間に位置決めされる。追加として、一実施例では、第2のレンズ34は、イメージ・センサ18に向かって像形成光線18Aを投影する投影レンズでよい。さらに、例示されるように、第2のレンズ34は、実質的に第1のレンズ32とイメージ・センサ18との間に位置決めされる。さらに、一実施例では、レンズ32、34の一方又は両方が、MIR範囲又は照明ビームの波長で屈折性であることがある。さらに、レンズ32、34の一方又は両方は、複合レンズであることがある。
各レンズ32、34は、平坦−凸形、平坦−凹形、メニスカス、及び非球面などのタイプ、並びに他のタイプでよい。屈折レンズに関して、ZnSe、Ge、カルコゲナイドガラスなどの材料、及び他の材料を採用することができる。反射レンズは、楕円形、放物面、又は他の形状でよい。反射面は、ダイクロイック・コーティング、Au、Ag、又は他の表面タイプでよい。1つの非排他的な実施例では、第1のレンズ32、すなわち対物レンズは、直径が10ミリメートルであり焦点距離が10ミリメートルの平坦−非球面のGeレンズでよく、第2のレンズ34、すなわち投影レンズは、直径が20ミリメートルであり焦点距離が50ミリメートルの平坦−凸形のGeレンズでよい。これは、イメージ・センサ18で5倍の倍率を提供し、17μmのピッチ画素に関して、3.4μmの画像解像度を可能にする。イメージ・センサ18の解像度は以下により詳細に説明することに留意すべきである。代替として、異なる倍率を可能にする他のレンズが可能である。所望の赤外スペクトル領域にわたるアクロマート・レンズであるように設計された単一及び複合レンズを使用することもできる。
さらに、図1Aに例示される実施例で示されるように、第1のレンズ32によって収集される透過光線20T又は反射光線22Rは、この例では第1のレンズ32と第2のレンズ34との間に位置決めされた透過装置−再指向装置30に向けられる。この実施例では、透過装置−再指向装置30が50パーセント(50%)ビーム・スプリッタである場合、第1のレンズ32によって収集される透過光線20T又は反射光線22Rは、(i)イメージ・センサ18上に像形成される像形成光線18Aと、(ii)イメージ・センサ18から離れるように向けられる廃棄光線とに分割される。
イメージ・センサ18は、像形成光線18Aを感知し、像形成光線18A(光学像)を、試料の画像を表現する電子信号のアレイに変換する。
特定の実施例では、イメージ・センサ18は、2次元画像を構成するために使用される照明ビーム20I、22Iの波長に対して感受性がある感光性素子(画素)の2次元アレイ(例えば焦点面アレイ(FPA:focal plane array))を含む。画素素子間の間隔は、アレイのピッチと呼ばれる。例えば、照明ビーム20I、22IがMIR範囲内にある場合、イメージ・センサ18は、MIR像形成装置である。より具体的には、照明ビーム20I、22Iが2〜20μmの赤外スペクトル領域内にある場合、イメージ・センサ18は、2〜20μmの赤外スペクトル領域に対して感受性がある。
適切な赤外イメージ・センサ18の例は、(i)酸化バナジウム(VO)マイクロボロメータ・アレイ、例えば、典型的には7〜14μmのスペクトル範囲内で応答性を有するFLIR Tau 640赤外カメラでのFPA、(ii)水銀カドミウムテルル(HgCdTe又はMCT)アレイ、例えば、7.7〜11.5μmのスペクトル範囲内で応答性を有するFLIR Orion SC7000シリーズのアレイ、(iii)アンチモン化インジウム(InSb)アレイ、例えば、1.5〜5.5μmのスペクトル範囲内の応答性を有するFLIR Orion SC700シリーズのアレイ、(iv)インジウムガリウムヒ素(InGaAs)、(v)2〜20μmのスペクトル範囲内で応答性を有するDRSからのVO及び他の材料を含む非冷却ハイブリッド・アレイ、又は(vi)2〜20μmの範囲内の赤外光に対して感受性があるように設計され、画像情報の2次元アレイを生成するために各素子の信号レベルの読み出しを可能にする電子回路を有する任意の他のタイプのイメージ・センサ18を含む。
代替の非排他的な実施例では、イメージ・センサ18に関する画素寸法は、例えば、1辺当たり5、8、10、12、13、17、25、35、及び50μmでよい。さらに、画素は、正方形、長方形、又は任意の他の形状でよい。非排他的な例として、イメージ・センサ18は、50×50画素アレイ、100×100画素アレイ、200×200画素アレイ、320×240画素アレイ、400×400画素アレイ、500×500画素アレイ、640×480画素アレイ、又は他のサイズの画素アレイを含むように設計することができる。さらに、アレイは、正方形若しくは長方形でよく、又は物理的に若しくはデータ処理によって特定の形状のためにマスクされてもよい。
非排他的な一例では、イメージ・センサ18は、17mの画素ピッチと、640×512のフレーム・サイズとを有するマイクロボロメータ・アレイでよく、10.88mm×8.7mmの物理的なFPAサイズをもたらす。第1のレンズ32、すなわち対物レンズと、第2のレンズ34、すなわち投影レンズとに関する5倍の倍率により、これは、試料10での像形成される領域を2.2mm×1.7mmにする。したがって、照明ビーム20、22のサイズは、試料10上のこの領域にわたる照明を提供するのに十分なものにすべきである。95%ビーム直径が少なくとも3ミリメートルである場合、照明ビーム20、22は、必要に応じて、試料10にわたる適切な照明を提供することができる。
特定の実施例では、本発明は、低価格の室温イメージ・センサ18、例えばマイクロボロメータなどのFPAの使用を可能にする。これらのFPAは、より低い電力消費を必要とし、より小さい全体の体積を有し、それにより、現場設置型の市販の機器がより実用的なものになる。さらに、可変波長赤外レーザ、例えばQCレーザ14A、14Bの使用は、これらのより低い感受性の室温FPAの使用を可能にするのに十分な光を発生する。特に、そのようなFPAの使用は、各波長で完全な像が捕捉されることを可能にする。さらに、そのようなレーザ14A、14Bによって提供される出力はより高いので、それにより信号平均化があまり必要なくなり、これは、レーザ14A、14Bを高速で整調し、次いで、FTIR顕微鏡で一般に必要な数分ではなく数十秒で解析できるようにスペクトル画像キューブを構成することができることを意味する。
非排他的な例として、可変波長赤外レーザ、例えばQCレーザ14A、14Bは、単一波長で、約0.2mW〜20mWの間でレーザを発生することができる。これは、より低い感受性のマイクロボロメータ・アレイの背景画素雑音レベルを克服するのに十分な強度を提供する。
本明細書において提示されるように、特定の実施例では、像形成デバイス12は、(i)第1のレーザ源14Aによって発生される照明光線20Iが、照明光線20Iの分割及び再結合なく試料10に向けられる、例えば、照明光線20Iが試料10への単一経路に従うように、(ii)第2のレーザ源14Bによって発生される照明光線22Iが、照明光線22Iの分割及び再結合なく試料10に向けられるように、例えば、照明光源22Iが試料10への単一経路に従うように、及び(iii)像形成光線18Aが、像形成光線18Aの分割及び再結合なく試料10からイメージ・センサ18に進むように、例えば、像形成光線18Aが、イメージ・センサ18への主として単一の経路に従うように設計される。この設計により、特定の干渉効果、例えば干渉縞など、時間的にコヒーレントな光源の使用により生じ得る欠点を回避することができる。空間的コヒーレンスは、光の電界波面の変化が照明領域にわたって同様であるときに生じる。像形成に対する空間的コヒーレンスの影響は、スペックル及び回折を含む。時間的コヒーレンスは、光の電界が、有意な期間にわたって正弦波振動など同じ振動パターンを示すことを意味する。空間的コヒーレンスは、規則的な正弦波電界を有さない波に関してさえ生じることがあるが、時間的コヒーレンスは、電界の周期的な規則的な振動を必要とする。これは、像形成に関する特定の課題を生み出す。なぜなら、単一の源から生じ、その後、一部が異なる経路を進むように分割され、次いで再結合されるレーザ光は、干渉効果を示すことがあり得るからである。例えば、時間的コヒーレンスの影響は、干渉縞として見られることがある。より特定的には、照明レーザから発し、分割されて2つの個別経路を通され、その後、試料で再接合される光は、照明される試料上で明瞭な干渉縞をもたらすことがある。本明細書で詳述するように、本発明の設計は、そのような生じ得る欠点を回避することを効果的に可能にする。
さらに、図1Aに示されるように、撮像顕微鏡12は、さらに、1つ又は複数の処理装置及び/又は記憶デバイスを含む処理デバイス36を含むことがあり、及び/又はそのような処理デバイス36に結合されることがある。例えば、処理デバイス36は、イメージ・センサ18の画素からの情報を受信し、試料の画像を生成することができる。さらに、処理デバイス36は、レーザ源14A、14B、及びステージ・アセンブリ15の動作を制御することができる。
図2は、試料10と、本発明の特徴を有する撮像顕微鏡212の別の実施例との簡略概略図である。図2に示される撮像顕微鏡212は、図1Aに関して例示して上述した撮像顕微鏡12と幾分同様である。例えば、撮像顕微鏡212は、レーザ源214Aを含む時間的にコヒーレントなビーム源214と、ステージ・アセンブリ215と、像形成レンズ・アセンブリ216と、イメージ・センサ218と、処理デバイス236とを含み、これらは、図1Aに関して例示して上述した対応する構成要素と幾分同様である。しかし、図2に示される実施例では、撮像顕微鏡212は、直列形態で透過モードでのみ機能するように設計され、反射モードでは機能しない。
この実施例では、撮像顕微鏡212は、透過モードでのみ機能するように設計されるので、照明光学系なしで設計することができ、そのような照明光学系は、図1Aに例示される実施例では、撮像顕微鏡12が代替的に反射モードで機能することを可能にするために含まれている。したがって、この実施例では、撮像顕微鏡212は、反射照明レンズ・アセンブリ26と、再指向装置28と、透過装置−再指向装置30とを含まず、それらは、図1Aに例示される実施例には少なくとも任意選択で含まれる。
前述した実施例と同様に、時間的にコヒーレントなビーム源214は、時間的にコヒーレントな照明ビーム220を放出し、この照明ビーム220は、透過モードで試料10を照明及び解析するための複数の照明光線220Iを含む。
ここでも、透過照明レンズ・アセンブリ224は、照明ビーム220が2次元透過照明領域、例えば図1Bに示される試料10上の透過照明領域10Aを全て一度に照明するように照明ビーム220を調節することができる。
その後、試料10を透過された透過光線220Tの少なくとも幾らかは、次いで、像形成レンズ・アセンブリ216を用いてイメージ・センサ218に向けて指向される。像形成レンズ・アセンブリ216によって収集され、イメージ・センサ218に向けられる透過光線220Tは、像形成光線218Aと呼ばれる。前述した実施例と同様に、像形成レンズ・アセンブリ216は、第1のレンズ232と第2のレンズ234を含むことができ、これらのレンズ232、234は、イメージ・センサ218上に試料10の像を形成するように協働する。代替として、像形成レンズ・アセンブリ216は、3つ以上のレンズ又はただ1つのレンズを含むことができる。
図3は、試料10と、本発明の特徴を有する撮像顕微鏡312のさらなる別の実施例との簡略概略図である。図3に示される撮像顕微鏡312は、図1Aに関して例示して上述した撮像顕微鏡12と幾分同様である。例えば、撮像顕微鏡312は、レーザ源314Bを含む時間的にコヒーレントなビーム源314と、ステージ・アセンブリ315と、像形成レンズ・アセンブリ316と、イメージ・センサ318と、処理デバイス336とを含み、これらは、図1Aに関して例示して上述した対応する構成要素と幾分同様である。しかし、図3に示される実施例では、撮像顕微鏡312は、反射モードでのみ機能するように設計され、透過モードでは機能しない。より特定的には、撮像顕微鏡312は、反射モードでのみ機能するように設計されるので、図1Aに例示される実施例には少なくとも任意選択で含まれる透過照明レンズ・アセンブリ24なしで設計することができる。
前述した実施例と同様に、時間的にコヒーレントなビーム源314は、時間的にコヒーレントな照明ビーム322を放出し、この照明ビーム322は、反射モードで試料10を照明及び解析するための複数の照明光線322Iを含む。
ここでも、反射照明レンズ・アセンブリ326は、照明ビーム322が2次元反射照明領域、例えば図1Cに示される試料10上の反射照明領域10Cを全て一度に照明するように照明ビーム322を調節することができる。
その後、試料10から反射された反射光線322Rの少なくとも幾らかは、次いで、像形成レンズ・アセンブリ316を用いてイメージ・センサ318に向けて指向される。像形成レンズ・アセンブリ316によって収集され、イメージ・センサ318に向けられる反射光線322Rは、像形成光線318Aと呼ばれる。前述した実施例と同様に、像形成レンズ・アセンブリ316は、第1のレンズ332と第2のレンズ334を含むことができ、これらのレンズ332、334は、イメージ・センサ318上に試料10の像を形成するように協働する。代替として、像形成レンズ・アセンブリ316は、3つ以上のレンズ又はただ1つのレンズを含むことができる。
この実施例では、反射照明レンズ・アセンブリ326は、やはり、1つ又は複数のレンズ326A(図3には2つが示されている)と、再指向装置328と、透過装置−再指向装置330とを含み、これらは、図1Aで上述して例示した対応する構成要素と同様である。
図4は、試料を解析するための本発明の特徴を有する撮像顕微鏡の使用を例示する概略流れ図である。撮像顕微鏡の使用で採用されるステップが特定の順序で実施されることを開示するが、それらのステップは異なる順序で行うこともでき、及び/又は1つ又は複数のステップを、意図された本発明の全体的な範囲及び範疇を変えることなく組み合わせる又はなくすこともできることに留意すべきである。
まず、ステップ401で、撮像顕微鏡を利用して解析することが望まれる試料が得られる。さらに、ステップ403で、試料は、その試料が透過モードでの解析に適しているか又は反射モードでの解析に適しているかを判断するために目視検査される。特に、試料が薄い及び/又は実質的に透明である場合、試料は、透過モードでの解析により適している。代替として、試料が実質的に不透明であり、したがって照明ビームが試料によって反射される可能性が高い場合には、試料は、反射モードでの解析により適している。
ステップ405で、試料は、解析のために、撮像顕微鏡内部の時間的にコヒーレントなビーム源の近くに位置決めされる。さらに、ステップ407で、撮像顕微鏡の時間的にコヒーレントなビーム源、例えば2〜20μmの間の赤外スペクトル領域内で動作するレーザ源が、特定の波長に調整される。
次いで、ステップ409で、試料の第1の像を形成するためにビーム源が作動される。本明細書において上で開示したように、ビーム源は、試料の2次元領域を全て一度に照明し、これが次いで、1つ又は複数のレンズ、例えば対物レンズ及び投影レンズを通して、イメージ・センサ、例えば2〜20μmの赤外スペクトル領域内のどこかで応答性を有するイメージ・センサ上に像形成される。ビーム源によって提供される照明は、必ず、照明ビームからの1組の単一経路光線が、試料と衝突する前に、且つ試料とイメージ・センサとの間で、単一経路を横切るように制御される。言い換えると、ビーム源によって提供される照明は、1組の単一経路光線がビーム源と試料との間で分割及び再結合されず、また1組の単一経路光線が試料とイメージ・センサとの間で分割及び再結合されないように制御される。
撮像顕微鏡が、解析される特定の試料に関して透過モードで適切に利用されると判断されている場合には、ビーム源は、試料を実質的に直接照明するように作動されるべきである。代替として、撮像顕微鏡が、解析される特定の試料に関して反射モードで適切に利用されると判断されている場合には、ビーム源は、適切な光学要素を利用して試料の背面を照明するように作動されるべきである。選択されたモード、すなわち透過モード又は反射モードで撮像顕微鏡によって不十分な像しか生成されない場合、代替のモードを作動させて、試料から生成されるより十分な像及び/又はより適切な像を提供することができることに留意すべきである。
ステップ411で、ビーム源が作動停止され、すなわちオフに切り替えられ、試料の第2の像が、時間的にコヒーレントなビーム源を使用せずにイメージ・センサによって捕捉される。次いで、ステップ413で、ビーム源を用いずに獲得された第2の像が、ビーム源を利用して獲得された試料の第1の像から差し引かれて、ビーム源からの透過光又は反射光のみからなる試料の差分像を形成する。
その後、ステップ415で、必要に応じて、さらなる適切な波長に変調されたビーム源によってステップ407〜413のプロセスが繰り返される。これは、スペクトル画像キューブ又はハイパーキューブとして知られている、ビーム源の様々な波長での1組の像を形成する。次いで、ステップ417で、透過又は反射スペクトルを生成するために、各画素又は1組の画素でスペクトル画像キューブを解析することができる。次に、ステップ419で、試料にわたる様々な位置での試料の特性を決定するためにスペクトルを解析することができる。これらの特性は、例えば、化学的特性、構造的特性、又は位相でよい。最後に、ステップ421で、解析されたデータが、試料特性の2次元マップを生成するために使用され、この2次元マップは、様々な試料特性を有する試料の領域を同定するために試料のピクチャに視覚的に重畳することができる。
要約すると、本明細書で開示したように、本発明は、FTIR分光計に基づく従来の技術に勝る多くの利点を有するスペクトル解析用の赤外撮像顕微鏡の作製を可能にする。特に、本発明は、レーザなど時間的にコヒーレントなビーム源から生じる時間的にコヒーレントな照明ビームによる照明及び像形成の難点に対処することを意図される。本明細書で開示したように、均一な、干渉縞のない照明を提供する方法は、ビーム源から試料10への、及び試料10からイメージ・センサへの複数のビーム経路をなくすことである。より具体的には、本明細書において提示されるように、反射要素及びレンズ要素のみによって変換され、異なる経路に分割されず再結合もされない照明ビームを使用することによって干渉のない試料の照明を可能にするように、光学系が設計される。同様に、イメージ・センサ上、例えば焦点面アレイ上に試料10を像形成するための光学系の列は、レーザ照明からのほぼ単一の透過ビーム又は反射ビームと相互作用し、このビームを異なる経路に分割して再結合することなくイメージ・センサにマップすることを意図される。
一実施例では、撮像顕微鏡は、透過モードで試料10に直接向けることができる照明ビーム、例えば変調可能なQCレーザからの赤外レーザビームを含むことができる。そのような実施例では、照明ビーム、例えば赤外レーザビームは、約3mm×3mmの大きさを有することができ、それにより、目に見える干渉縞なしで、試料10をほぼ均一に照明する。この直接照明は、複数のビーム経路をなくす。本発明を用いないと、そのような照明ビームを用いる照明は、ビーム源の時間的コヒーレンスにより、大きな干渉効果を生み出すことになる。本発明を用いると、これらの効果が消え、干渉アーチファクトを有さない像の高速獲得が可能になる。
さらに、反射モードでは、同じ効果を提供するために、透過装置−再指向装置、例えばビーム・スプリッタを通して照明ビームを結合させることができる。照明ビームは、試料10に衝突する前に対物レンズを横切るので、照明レンズを採用して、十分な照明を提供するのに十分な大きさで照明ビームを試料10上に投影することができる。
さらに、本発明は、屈折光学構成要素に基づくコンパクトな光学列の使用を可能にする。これは、さらに、製造をより容易にし、現場設置のためにより頑強にし、且つ市販の製品に関する費用対効果をより高くするのに役立つ。
撮像顕微鏡12のいくつかの例示的な態様及び実施例を上で論じてきたが、当業者は、特定の修正、置換、追加、及び部分的な組合せを認識されよう。したがって、添付の特許請求の範囲、及び本明細書で以下に導入される特許請求の範囲は、全てのそのような修正、置換、追加、及び部分的な組合せを、真の精神及び範囲内にあるものとして含むものと解釈されることが意図される。

Claims (26)

  1. 試料の複数の異なる像異なる波長で生成するための撮像顕微鏡において、
    複数の光線を含む時間的にコヒーレントな照明ビームを放出する可変波長赤外レーザを有するビーム源であって、前記ビーム源は、異なる複数の照明ビームを経時的に前記試料に向けるように構成され、前記複数の照明ビームはそれぞれ異なる波長である、ビーム源と、
    光学像を一連の電子信号に変換するイメージ・センサと、
    前記ビーム源から放出された複数の照明ビームのそれぞれから、前記試料を透過した複数の光線を受け取り、前記複数の照明ビームのそれぞれのために前記イメージ・センサ上に像を形成する像形成レンズ・アセンブリと
    を有する撮像顕微鏡。
  2. 前記像形成レンズ・アセンブリが、さらに、前記ビーム源から放出された複数の照明ビームのそれぞれから、前記試料で反射された複数の光線を受け取り、前記イメージ・センサ上に第2の像を形成する請求項1に記載の撮像顕微鏡。
  3. 前記照明ビームを前記試料に向ける照明レンズ・アセンブリをさらに有し、前記照明レンズ・アセンブリは、前記照明ビームが前記試料上の2次元照明領域を全て一度に照明するように前記照明ビームを調節し、また前記イメージ・センサが、センサの2次元配列を含む請求項1に記載の撮像顕微鏡。
  4. 前記ビーム源がMIRビーム源であり、前記照明ビームが、前記MIR範囲内のビーム波長のものであり、前記照明レンズ・アセンブリが、前記MIR範囲内で屈折性である請求項3に記載の撮像顕微鏡。
  5. 前記照明レンズ・アセンブリが、前記照明ビームを分割及び再結合することなく前記照明ビームを前記試料に向ける請求項3に記載の撮像顕微鏡。
  6. 前記照明レンズ・アセンブリが、前記照明ビームのサイズを拡大する請求項3に記載の撮像顕微鏡。
  7. 前記照明レンズ・アセンブリは、前記試料上の前記照明領域が少なくとも約20ミリメートルの正方形状となるように前記照明ビームのサイズを調節する請求項3に記載の撮像顕微鏡。
  8. 前記ビーム源がMIRビーム源であり、前記照明ビームが、前記MIR範囲内のビーム波長のものであり、前記照明レンズ・アセンブリが、前記MIR範囲内で屈折性である請求項7に記載の撮像顕微鏡。
  9. 前記像形成レンズ・アセンブリが、前記像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた前記光線を方向付ける屈折レンズを含む請求項1に記載の撮像顕微鏡。
  10. 前記像形成レンズ・アセンブリが、前記試料上の複数の点から光線を受け取り、前記受け取られた光線を分割及び再結合することなく、前記イメージ・センサ上に前記像を形成する請求項1に記載の撮像顕微鏡。
  11. 前記像形成レンズ・アセンブリが、前記受け取られた光線をコリメートする請求項1に記載の撮像顕微鏡。
  12. 試料の複数の異なる像異なる波長で生成するための撮像顕微鏡において、
    複数の光線を含む時間的にコヒーレントな照明ビームを放出する可変波長赤外レーザを有するビーム源であって、前記ビーム源は、異なる複数の照明ビームを経時的に前記試料に向けるように構成され、前記複数の照明ビームはそれぞれ異なる波長である、ビーム源と、
    光学像を一連の電子信号に変換するイメージ・センサと、
    前記ビーム源から放出された複数の照明ビームのそれぞれから、前記試料で反射された複数の光線を受け取り、前記複数の照明ビームのそれぞれのために前記イメージ・センサ上に像を形成する像形成レンズ・アセンブリと
    を有する撮像顕微鏡。
  13. 前記像形成レンズ・アセンブリが、対物レンズと投影レンズとを含み、前記撮像顕微鏡が、前記対物レンズと投影レンズとの間に位置決めされたビーム・スプリッタをさらに含み、前記ビーム・スプリッタが前記照明ビームを前記試料に再指向し、また前記ビーム・スプリッタが、前記像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた光線の一部を透過する請求項12に記載の撮像顕微鏡。
  14. 前記照明ビームを前記試料に向ける照明レンズ・アセンブリをさらに有し、前記照明レンズ・アセンブリは、前記照明ビームが前記試料上の2次元照明領域を全て一度に照明するように前記照明ビームを調節し、また前記イメージ・センサが、センサの2次元配列を含む請求項12に記載の撮像顕微鏡。
  15. 前記ビーム源がMIRビーム源であり、前記照明ビームが、前記MIR範囲内のビーム波長のものであり、前記照明レンズ・アセンブリが、前記MIR範囲内で屈折性である請求項14に記載の撮像顕微鏡。
  16. 前記照明レンズ・アセンブリが、前記照明ビームを分割及び再結合することなく前記照明ビームを前記試料に向ける請求項14に記載の撮像顕微鏡。
  17. 前記照明レンズ・アセンブリが、前記照明ビームのサイズを拡大する請求項14に記載の撮像顕微鏡。
  18. 前記照明レンズ・アセンブリは、前記試料上の前記照明領域が少なくとも約20ミリメートルの正方形状となるように前記照明ビームのサイズを調節する請求項14に記載の撮像顕微鏡。
  19. 前記像形成レンズ・アセンブリが、前記像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた前記光線を方向付ける屈折レンズを含む請求項12に記載の撮像顕微鏡。
  20. 前記像形成レンズ・アセンブリが、前記試料上の複数の点から光線を受け取り、前記受け取られた光線を分割及び再結合することなく、前記イメージ・センサ上に前記像を形成する請求項12に記載の撮像顕微鏡。
  21. 前記像形成レンズ・アセンブリが、前記受け取られた光線をコリメートする請求項12に記載の撮像顕微鏡。
  22. 試料の複数の異なる像異なる波長で生成するための方法において、
    可変波長赤外レーザを有するビーム源を用いて時間的にコヒーレントな照明ビームを放出するステップであって、前記照明ビームが複数の光線を含むステップと、
    それぞれが異なる波長の前記複数の照明ビームを前記試料に経時的に向けるステップと、
    イメージ・センサを用いて光学像を一連の電子信号に変換するステップと、
    像形成レンズ・アセンブリによって、前記ビーム源から放出された複数の照明ビームのそれぞれから、前記試料を透過した複数の光線を受け取るステップと、
    前記複数の照明ビームのそれぞれのために、前記像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた前記試料を透過した前記複数の光線を用いて、前記イメージ・センサ上に像を形成するステップと
    を含む方法。
  23. 前記像形成レンズ・アセンブリを用いて、前記ビーム源から放出された複数の照明ビームのそれぞれから、前記試料で反射された複数の光線を受け取るステップと、前記複数の照明ビームのそれぞれのために、前記像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた前記試料で反射された前記複数の光線を用いて、前記イメージ・センサ上に第2の像を形成するステップとをさらに含む請求項22に記載の方法。
  24. 試料の複数の異なる像異なる波長で生成するための方法において、
    可変波長赤外レーザを有するビーム源を用いて時間的にコヒーレントな照明ビームを放出するステップであって、前記照明ビームが複数の光線を含むステップと、
    それぞれが異なる波長の前記複数の照明ビームを前記試料に経時的に向けるステップと、
    イメージ・センサを用いて光学像を一連の電子信号に変換するステップと、
    像形成レンズ・アセンブリによって、前記ビーム源から放出された複数の照明ビームのそれぞれから、前記試料で反射された複数の光線を受け取るステップと、
    前記複数の照明ビームのそれぞれのために、前記像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた前記試料で反射された前記複数の光線を用いて、前記イメージ・センサ上に像を形成するステップと
    を含む方法。
  25. 前記像形成レンズ・アセンブリが、対物レンズと投影レンズとを有し、また前記方法が、前記対物レンズと前記投影レンズとの間に位置決めされたビーム・スプリッタを用いて、前記照明ビームを前記試料に再指向するステップと、前記ビーム・スプリッタを用いて、前記像形成レンズ・アセンブリによって受け取られた前記光線の一部を透過するステップとをさらに含む請求項24に記載の方法。
  26. 試料の複数の異なる像異なる波長で生成するための撮像顕微鏡において、
    複数の光線を含む時間的にコヒーレントな照明ビームを放出する可変波長赤外レーザを有するビーム源であって、前記ビーム源は、異なる複数の照明ビームを前記試料に経時的に向けるように構成され、前記複数の照明ビームはそれぞれ異なる波長である、ビーム源と、
    広い反射照明領域を同時に照明するように、照明ビームを調整し、且つ前記複数の照明ビームを試料に向ける反射照明レンズ・アセンブリと、
    光学像を一連の電子信号に変換するイメージ・センサと、
    前記ビーム源から放出された複数の照明ビームのそれぞれから、前記試料で反射された複数の光線を受け取り、前記複数の照明ビームのそれぞれのために前記イメージ・センサ上に像を形成する像形成レンズ・アセンブリと
    を有し、
    前記像形成レンズ・アセンブリが、前記試料で反射された前記複数の光線のための対物レンズとして使用され、前記照明ビームが、前記レンズを通して前記試料に向けられる
    撮像顕微鏡。
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