JP6312207B2 - 用紙加湿装置及び画像形成システム - Google Patents
用紙加湿装置及び画像形成システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6312207B2 JP6312207B2 JP2014125182A JP2014125182A JP6312207B2 JP 6312207 B2 JP6312207 B2 JP 6312207B2 JP 2014125182 A JP2014125182 A JP 2014125182A JP 2014125182 A JP2014125182 A JP 2014125182A JP 6312207 B2 JP6312207 B2 JP 6312207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- humidifying
- roller pair
- unit
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6538—Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6582—Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G21/00—Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
- G03G21/20—Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
- G03G21/203—Humidity
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Atmospheric Sciences (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Ecology (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
用紙処理装置においては、厚紙や剛性の強い用紙に対して処理を行う頻度が増えると、各用紙処理機構の駆動系に掛かる負荷が大きく、各用紙処理機構の駆動系の耐久性を向上させる必要が生じるが、耐久性を向上させるためにはコストがかかる。
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、用紙の全面を加湿するものであるため、水分量をカール矯正時より多くした場合、用紙のコシを弱くすることはできるものの、装置内の加湿ローラー対の下流域の通紙経路に水滴がつき、後続の用紙の先端が貼りついてジャムが発生したり、金属部品に錆びが発生する恐れがある。
本発明の一の態様によれば、
用紙加湿装置は、
用紙を加湿する加湿部と、
前記加湿部により用紙の所定の一部のみを加湿させる、又は前記所定の一部を他の部分より多く加湿させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記所定の一部の用紙搬送方向における長さをジョブの内容に応じて設定することを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、
用紙加湿装置は、
用紙を加湿する加湿部と、
前記加湿部により用紙の所定の一部のみを加湿させる、又は前記所定の一部を他の部分より多く加湿させる制御部と、を備え、
前記制御部は、用紙処理の内容に応じて前記所定の一部の位置を設定することを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、
用紙加湿装置は、
用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部と、前記用紙における用紙処理を実行する範囲とは、用紙搬送方向において同一の長さであり、
前記制御部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向先端部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達するタイミングで、前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部を用紙に接触させるとともに、前記駆動部を制御して、前記加湿ローラー対の回転速度を下げることを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、
用紙加湿装置は、
用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部と、前記用紙における用紙処理を実行する範囲とは、用紙搬送方向において同一の長さであり、
前記制御部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向中央部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達するタイミングで、前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部を用紙に接触させるとともに、前記駆動部を制御して、前記加湿ローラー対の回転を所定時間停止させることを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、
用紙加湿装置は、
用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記加湿部は、前記加湿ローラー対に対して用紙搬送方向上流部に設けられた、用紙を搬送する搬送部材を備え、
前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲よりも用紙搬送方向において長く、
前記制御部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向先端部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達するタイミングで、前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部を用紙に接触させるとともに、前記駆動部を制御して、前記搬送部材が用紙を搬送する速度よりも前記加湿ローラー対の表面における速度が速くなるように、前記加湿ローラー対の回転速度を上げ、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向先端部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達後の用紙の送り制御において、前記加湿ローラー対を用紙の表面でスリップさせることを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、
用紙加湿装置は、
用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記制御部は、用紙の種類に応じ、前記加湿ローラー対の一方に対してのみ前記給水部により水を供給することを特徴とする。
画像形成システムは、
用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により画像が形成された用紙を加湿する前記用紙加湿装置と、
を備えたことを特徴とする。
[画像形成システム]
図1は、本実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成を示す概略模式図であり、図2は、画像形成システム1の動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
図1、2に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300を備える。
画像形成装置100は、用紙Pに対して画像を形成する装置である。
第1用紙処理装置200は、画像形成装置100により画像が形成された用紙Pを加湿する加湿処理を行う用紙加湿装置である。
第2用紙処理装置300は、画像形成装置100により画像が形成された用紙Pに対して穿孔処理、綴じ処理、折り処理を行う装置である。
なお、以下の説明において、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300が連結される方向をX方向、鉛直方向をZ方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
先ず、画像形成装置100について説明する。
画像形成装置100は、図1、2に示すように、例えば、読取部110、給紙トレイ120、用紙搬送部130、画像形成部140、定着部150、制御部160、記憶部170、操作表示部180、及び通信部190等を備える。
具体的には、読取部110は、例えば、CCD(charge-coupled device)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー等の撮像素子を具備して読み取った画像に応じた電気信号を出力するセンサー部111や、センサー部111から出力された電気信号に基づいて画像データを生成する図示しない生成部、センサー部111による原稿の読取方向側に設けられた光の透過性を有する板状の部材を具備して当該板状の部材上に原稿を載置可能に設けられた原稿台113、センサー部111に対して相対的に原稿を移動させるように搬送する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)114等を備える。センサー部111は、原稿台113に載置された原稿を読み取る。また、センサー部111は、自動原稿送り装置114によって搬送される原稿を読み取る。
具体的には、用紙搬送部130は、例えば、給紙トレイ120、画像形成部140、定着部150等の各部間及びその周囲において定められた所定の用紙搬送経路に沿って間欠的に設けられた複数のローラーや、各ローラーを駆動する図示しない駆動部等を有する。用紙搬送部130は、給紙トレイ120に備蓄された用紙Pを1枚ずつ引き出して画像形成部140に搬送し、画像形成部140により画像が形成された用紙Pを定着部150に搬送し、定着部150により画像が定着された用紙Pを第1用紙処理装置200側に設けられた排紙口から排出するように搬送する。また、両面印刷が行われる場合、用紙搬送部130は、定着部150と排紙口との間の搬送経路上に設けられた分岐点131から用紙Pの表裏を反転させて画像形成部140側に戻すよう動作する。
具体的には、画像形成部140は、例えば、用紙搬送部130により搬送される用紙Pに対して外周面が当接するように設けられた感光体141や、感光体141に帯電処理を施す帯電部142、帯電された感光体141に画像データに応じた露光処理を施す露光部143、画像データに応じたトナー像を形成して感光体141に転写(一次転写)する現像部144、感光体141に転写されたトナー像を用紙Pに転写(二次転写)する転写部145、感光体141上に残留したトナーを感光体141から取り除くクリーニング部146等を備える。本実施の形態における画像形成部140は、上記の構成により電子写真方式による画像形成を行うが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、インクジェット等、他の画像形成方法による画像形成を行うための構成を具備していてもよい。
また、図1に図示した画像形成部140は、一つの現像部144を備え、単色による画像形成を行う構成であるが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に応じた現像部144を備え、これらの色の組み合わせによるカラー印刷を行うことができるように設けられていてもよい。
具体的には、定着部150は、例えば、用紙Pの搬送経路を挟んで互いの外周面が当接するように設けられた定着ローラー対151、151や、定着ローラー対151、151のうち、画像形成部140により画像が形成された用紙Pの面側(例えば、図1の上側)のローラーを加熱する加熱部152等を備える。定着部150は、回転駆動される定着ローラー対151、151により用紙Pを挟み込むとともに加熱部152により加熱された一方のローラーで画像が形成された用紙Pを加熱しながら搬送することで、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。
例えば、制御部160は、読取部110を介して取得された画像データに基づいて、画像形成装置100による用紙Pに対する画像形成等を行う。
また、制御部160は、予め設定された加湿処理条件に応じて、第1用紙処理装置200による用紙Pに対する加湿処理を行う。
また、制御部160は、予め設定された設定条件に応じて、第2用紙処理装置300による用紙Pに対する用紙処理を行う。
なお、本実施形態においては、図2を参照して後述するように画像形成システム1全体を統括的に制御する制御部160を画像形成装置100が備えているが、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、第2用紙処理装置300のそれぞれが、各装置内の制御を及び装置間の通信を行う制御部を備えていてもよい。
例えば、記憶部170は、第1用紙処理装置200の加湿部230の動作を制御するための加湿処理条件を記憶している。記憶部170は、ユーザーによる操作表示部180の操作により加湿処理条件の設定がなされると、この設定された加湿処理条件を記憶する。加湿処理条件の詳細については、後述する。
この他、記憶部170は、例えば、第2用紙処理装置300における用紙処理に関する設定条件等を記憶している。
操作表示部180は、例えば、第1用紙処理装置200の加湿部230の動作に関する加湿処理条件を入力する際に利用される。
次に、第1用紙処理装置200について説明する。
図3は、第1用紙処理装置200の主要構成を示す図である。
第1用紙処理装置200は、図2、3に示すように、例えば、導入部210、第1搬送部220、加湿部230、第2搬送部240、デカール部250、及び排出部260等を備える。
なお、以下の説明において、X方向について右側及び左側を付して説明し、Z方向について上側及び下側を付して説明する。右側は、第1用紙処理装置200に対する画像形成装置100側であり、左側は、第1用紙処理装置200に対する第2用紙処理装置300側である。また、上側は、第1用紙処理装置200における排出部260側であり、下側は、第1用紙処理装置200における加湿部230側である。
加湿部230は、第1搬送部220により搬送されてきた用紙Pを加湿するためのものであって、例えば、加湿ローラー対231,231、加湿ローラー対231,231の各々に水を運ぶ給水ローラー232,232、加湿ローラー対231,231に付着した余分な水を拭うブレード部233,233、給水ローラー232,232に供給される水を貯留する貯留部234、水を備蓄するタンク235、加湿ローラー対231,231の上流側に設けられたセンサー236、及び加湿ローラー対231,231に用紙を搬送する搬送ローラー237,237等を備えている。
加湿ローラー対231,231は、その外周面に水を保持可能に構成される。加湿ローラー対231,231は、水を保持可能な親水性を有するゴム等により形成され、例えば、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)等を好適に用いることができる。
加湿ローラー対231,231は、水を保持した部分で用紙Pを挟持して回転した場合、用紙Pを下流に搬送しつつ当該用紙Pを加湿し、水を保持していない部分で用紙Pを挟持して回転した場合、用紙Pを下流に搬送する通常の搬送ローラーとして機能する。
給水ローラー232,232は、第3駆動部232a(図2参照)の駆動により加湿ローラー対231,231に対して当接又は離間する方向に移動可能となっている。
搬送ローラー237,237の回転速度は加湿ローラー対231,231と同一である。また、搬送ローラー237,237が用紙Pを挟持した際に用紙Pに掛かる押圧力も、加湿ローラー対231,231と同一となるように設定されている。
第1デカール部10及び第2デカール部20は、用紙Pの大きなカールを矯正するためのものである。第1デカール部10は、下方から搬送されてきた用紙Pを右方に向かって搬送し、第2デカール部20は、右方から搬送されてきた用紙Pを上方に向かって搬送する。
また、第3デカール部30は、用紙Pの微小なカールを矯正するためのものであり、用紙Pを下方から上方に向かって搬送しつつ、用紙Pに左右から交互に挟持力を付与する。
本実施形態の加湿処理は、予め設定された加湿処理条件に基づいて実行される処理であり、用紙Pにおける用紙処理を行う範囲にのみ加湿(水を塗布する)処理である。
加湿処理条件とは、ジョブの情報に応じて、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と用紙Pにおける水の塗布範囲(B)を定めたものである。
ここで、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)とは、給水ローラー(給水部)232,232により加湿ローラー対231,231の外周面に水を塗布する際の、外周方向について一定の長さを有する範囲である。また、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)とは、用紙Pにおける用紙処理を行う範囲であり、より具体的には、用紙Pにおける用紙処理を行う範囲の、用紙搬送方向について一定の長さを有する範囲である。
図5では、用紙Pの種類として、普通紙、厚紙(坪量が例えば100g/m2以上の用紙)、およびコートボール紙を有し、用紙処理の種類として穿孔、綴じ、折りを有し、これらの組み合わせに対して、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)とが定められている。なお、普通紙の場合にはジョブに10枚以上の用紙が含まれる場合に、加湿処理を実行する。
図6中で太線Fに示すように、用紙Pの長さ方向の中心部分に折り目Fを入れて折り曲げる折り処理(中折り)を実行する場合を考える。この場合、折り目F近傍が用紙Pにおける用紙処理を行う範囲(B)にあたる。すなわち、用紙Pのコシを弱くして、折り処理を行う用紙処理機構の負荷を低減するためには、折り目F近傍に対して水を塗布することが望ましい。ここで、用紙Pにおける用紙処理を行う範囲(B)を、折り目F直上のみとしてもよいし、折り目Fから用紙の長さ方向に所定の幅を設けた範囲としてもよい。ここでは、用紙Pにおける用紙処理を行う範囲(B)をL3とする。
そして、本実施形態においては、ある用紙Pの種類と用紙処理の種類の組み合わせに対して、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と用紙Pにおける水の塗布範囲(B)とが同一の長さになるよう設定する。
すなわち、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)をL3とする。より具体的には、図7に示すように、加湿ローラー対231,231の外周面上の長さL3の範囲を加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)とする。なお、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)は、加湿ローラー対231,231の全外周面上のうち、用紙に水を塗布する際に用紙Pにおける用紙処理を行う範囲(B)に水を塗布することができるような位置を設定する。
このように、ジョブの内容、例えば用紙の種類、用紙の枚数、用紙処理の種類に応じて加湿処理条件を設定する。
また、所定枚数以上の用紙に対して折り処理を実行する場合の用紙の塗布範囲(B)は所定枚数未満の用紙に対して折り処理を実行する場合の用紙の塗布範囲(B)よりも広くしてもよい。
また、加湿処理条件に当てはまらない場合、即ち、用紙処理を行う用紙Pの種類と用紙処理の種類の組み合わせに対して、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と用紙Pにおける水の塗布範囲(B)とが設定されていない場合、加湿処理は実行されない。
そして、制御部160は、第3駆動部232aを制御することにより回転駆動中の加湿ローラー対231,231に対して、外周面に水を保持した給水ローラー232,232を所定タイミングで所定時間だけ当接させることで、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)に水を塗布する制御を行う。
また、制御部160は、加湿ローラー対231,231及び搬送ローラー237,237を予め定められた一定の回転速度で回転させ、用紙Pを、予め定められた一定の搬送速度で下方から上方に搬送し、水の塗布された加湿ローラー対231,231により用紙Pを挟持搬送することで、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)に水を塗布する制御を行う。
かかる処理の前提として、図9(a)に示すように、加湿ローラー対231,231は、第1駆動部231aの駆動により予め定められた一定の回転速度で回転していることとする。また、用紙Pは、予め定められた一定の搬送速度で下方から上方に搬送されてくることとする。
具体的には、用紙Pの種類や枚数、用紙Pに対してなされる用紙処理の種類を取得する。
ここでは例として、厚紙に対して折り処理を実行することとする。なお、制御部160は、入力されたジョブ情報に含まれる紙種の情報に基づいて厚紙であると判断してもよいし、坪量の情報に基づいて厚紙であると判断してもよい。
具体的には、制御部160は、記憶部170に記憶された加湿処理条件を参照し、取得したジョブ情報に対応する組み合わせがあるか否かを判断し、組み合わせがある場合には、加湿処理を実行すると判断し、組み合わせがない場合には、加湿処理を実行しないと判断する。ここでは、厚紙に対して折り処理を実行するので、図5に示した加湿処理条件に基づき、加湿処理を実行すると判断する。
一方、加湿処理を実行すると判断した場合には(ステップS12:YES)、制御部160は、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と用紙Pにおける水の塗布範囲(B)を決定する(ステップS13)。
具体的には、制御部160は、記憶部170に記憶された加湿処理条件を参照し、取得したジョブ情報に対応する組み合わせに応じた、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と用紙Pにおける水の塗布範囲(B)を決定する。
なお、上述のように、本実施形態においては、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と用紙Pにおける水の塗布範囲(B)とが同一の長さになるように加湿処理条件が設定されている。
したがって、ここでは、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)および用紙Pにおける水の塗布範囲(B)をともにL3と設定する。
具体的には、制御部160は、センサー236から出力された検知信号を検出してからの経過時間と用紙Pの搬送速度に基づいて、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の先端部が所定位置に達したか否かを判断する。
一方、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の先端部が所定位置に達したと判断した場合(ステップS14:YES)、制御部160は、第3駆動部232aを駆動して、給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231に当接させた状態とする(ステップS15)。
これにより、加湿ローラー対231,231に給水ローラー232,232から水の供給が開始される(図9(b)参照)。
一方、所定時間経過したと判断した場合(ステップS16:YES)、制御部160は、給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231から離間させる(ステップS17)。
所定時間とは、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)全体に対して水が供給されるまでにかかる時間であり、水の塗布範囲(A)の長さと加湿ローラー対231,231の回転速度により予め算出されている。
これにより、加湿ローラー対231,231は、予め定められた塗布範囲(A)に対して水が塗布された状態となる(図9(c)参照)。
次いで、用紙Pにおける塗布範囲(B)の後端部が加湿ローラー対231,231のニップ部から解放されるタイミングで、加湿ローラー対231,231の塗布範囲(A)が用紙Pから離間することで、用紙Pに対する水の塗布が終了する(図10(b)参照)。
また、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)は、用紙Pに水を供給した後、ブレード部233,233によりその外周面に保持された水が拭われる。
図1に戻って、第2用紙処理装置300は、例えば、第1の搬送路310、第2の搬送路320、切換部材330、及び排紙トレイ340A,340B等を有する。また、第1の搬送路310には、例えば、穿孔部311等が配される。また、第2の搬送路320には、例えば、スタッカー321、揃え部材322、綴じ部323、及び折り部324等が配される。
本実施形態においては、用紙Pに対して穿孔処理を施す場合、用紙Pは、穿孔処理を施す範囲が加湿された状態で、上流側から搬送されてくる。このため、第1用紙処理装置200へ用紙Pが搬送されるまでの間に用紙Pが静電気で帯電した場合であっても、用紙Pに塗布された水によって、用紙P上の静電気が除電されている。よって、穿孔部311で穿孔処理を施す際に、静電気によりパンチ屑が用紙に貼りつくことが防止され、パンチ屑の処理にかかる煩わしさを低減することができる。
また、用紙Pが厚紙や剛性の強い用紙である場合、穿孔処理時に穿孔部311に掛かる負荷を低減できると共に、騒音や振動の発生を抑制することができる。
本実施形態においては、厚紙や剛性の強い用紙Pに対して綴じ処理を施す場合、用紙Pは、綴じ処理を施す範囲が加湿された状態で、上流側から搬送されてくる。このため、綴じ処理時に綴じ部323に掛かる負荷を低減できると共に、騒音や振動の発生を抑制することができる。
本実施形態においては、厚紙や剛性の強い用紙Pに対して折り畳み処理を施す場合、用紙Pは、折り畳み処理を施す範囲が加湿された状態で、上流側から搬送されてくる。このため、折り畳み処理時に折り部324に掛かる負荷を低減できると共に、騒音や振動の発生を抑制することができる。
なお、折り処理を施された用紙束は、不図示の搬送ベルトにより排紙トレイ340Bに排出される。
このため、用紙Pに対して、用紙処理を実行する範囲にのみ水を塗布することができるので、用紙Pが過度に加湿されることがなく、装置内の加湿ローラー対231,231の下流域の通紙経路に水滴がつき、後続の用紙Pの先端が貼りついてジャムが発生したり、金属部品に錆びが発生するという問題が発生するのを防止することができる。
また、用紙Pにおける用紙処理を実行する範囲に水が塗布されるため、厚紙や剛性の強い用紙Pに対して用紙処理を行う場合に用紙処理機構の駆動系に掛かる負荷を抑えることができると共に、騒音や振動の発生を抑制することができる。
また、加湿ローラー対231,231により挟持搬送した際に加湿されるため、用紙Pを均一に加湿することができる。
よって、用紙処理により装置に生じる不具合と、加湿により装置に生じる悪影響を抑えることができる。
このため、給水ローラー232,232を制御するのみで用紙Pにおける水の塗布範囲(B)に水を塗布することができる。
なお、上記実施形態においては、加湿処理において、加湿ローラー対231,231を一定の回転速度で回転駆動させる構成を例示して説明したが、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の先端部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達した時点で、加湿ローラー対231,231の回転速度を下げる構成としても良い。
なお、図11のフローチャートの前提として、図8のステップS11〜S17が実行され、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)に水が塗布されていることとする。
一方、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の先端部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達した場合(ステップS101:YES)、制御部160は、第1駆動部231aを制御して、加湿ローラー対231,231の回転速度を遅くする(ステップS102)。
一方、所定時間経過したと判断した場合(ステップS103:YES)、制御部160は、第1駆動部231aを制御して、加湿ローラー対231,231の回転速度を元の回転速度に戻す(ステップS104)。
これにより、加湿ローラー対231,231が用紙Pに当接している時間が長くなり、用紙Pに塗布される水の量を多くすることができる。
また、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の中央部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達した際、加湿ローラー対231,231の回転を所定時間停止する構成とすることも可能である。
なお、図12のフローチャートの前提として、図8のステップS11〜S17が実行され、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)に水が塗布されていることとする。
一方、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の中央部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達した場合(ステップS201:YES)、制御部160は、第1駆動部231aを制御して、加湿ローラー対231,231の回転を停止する(ステップS202)。
ここで、加湿ローラー対231,231の停止時間は、用紙Pの坪量により予め設定されている。
図13は、加湿ローラー対231,231の停止時間と用紙Pの坪量の関係を示す一例である。図13に示すように、坪量が大きい程、停止時間を長くすることが好ましい。
即ち、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の先端部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達すると、加湿ローラー対231,231の回転速度を遅くし、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の中央部が加湿ローラー対231,231のニップ部の中央部に到達したら、その位置で加湿ローラー対231,231の回転を停止させる制御とすることもできる。
また、上記実施形態においては、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)と、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)が同一の長さである構成を例示して説明したが、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)の長さが、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の長さより長くなるよう設定することも可能である。
すなわち、図5に示した加湿処理条件に代えて、図14に示す加湿処理条件に基づいて加湿処理を実行する。ここで、図14に示す加湿処理条件は、L1’>L1,L2’>L2,L3’>L3の関係にある。
この場合、制御部160は、第1駆動部231aを制御して、用紙を搬送する搬送部材(例えば搬送ローラー237,237)が用紙を搬送する速度よりも加湿ローラー対231,231の表面における速度が速くなるように、加湿ローラー対231,231の回転速度を上げる。すなわち、制御部160は、加湿ローラー対231,231が用紙Pの表面においてスリップするように制御する。
図15のフローチャートの前提として、図8のステップS11〜S17が実行され、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)に水が塗布されていることとする。なお、ここでは、図14に示す加湿処理条件に基づいて、加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)は、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の長さより長く設定されている。
ここで、搬送ローラー237,237の回転速度は所定速度のままであり、搬送ローラー237,237の用紙Pに対する押圧力も当初のままである。
このため、加湿ローラー対231,231は用紙Pの表面においてスリップし、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)に対して、これよりも長い加湿ローラー対231,231における水の塗布範囲(A)を当接させることができる。
一方、所定時間経過したと判断した場合(ステップS303:YES)、制御部160は、図示しない移動機構により加湿ローラー対231,231の押圧力を元に戻すと共に、第1駆動部231aを制御して、加湿ローラー対231,231の回転速度を元の所定速度に戻す(ステップS304)。
例えば、制御部160は、第2駆動部231bを制御して、加湿ローラー対231,231の押圧力を、搬送ローラー237,237が用紙Pを挟持する際の押圧力F1よりも小さい押圧力F2として一定に保つように制御してもよい。この状態において、用紙Pにおける水の塗布範囲(B)の先端部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達すると、第1駆動部231aを制御して、加湿ローラー対231,231の回転速度を上げる制御を実行することで、加湿ローラー対231,231が用紙Pの表面においてスリップするように制御することができる。
次に、本発明の第二の実施の形態について、第一の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第一の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
具体的に、制御部160は、例えば用紙Pの種類がコートボール紙であった場合、その裏面(非塗工面)にのみ水を塗布する制御を行う。
ここでは、用紙Pの種類はコートボール紙であることとする。
ここでは、用紙Pの種類がコートボール紙であるため、裏面(非塗工面)にのみ水を塗布する制御を行うことを決定する。
ここで、用紙Pの一面にのみ水を塗布する処理を行う場合、制御部160は、加湿ローラー対231の一方(用紙Pの水を塗布する面(裏面)側の加湿ローラー231)における水の塗布範囲(A)と用紙Pにおける水の塗布範囲(B)を決定する。
そして、用紙Pの一面にのみ水を塗布する処理である場合(ステップS27:YES)、制御部160は、第3駆動部232aを駆動して、用紙Pの水を塗布する面(裏面)側の加湿ローラー231に対応する給水ローラー232(一方の給水ローラー232)を加湿ローラー231に当接させた状態とし(ステップS28)、ステップS30に移行する。一方、用紙Pの一面にのみ水を塗布する処理でない場合(ステップS27:NO)、制御部160は、第3駆動部232aを駆動して、双方の給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231に当接させた状態とし(ステップS29)、ステップS30に移行する。
なお、本実施の形態においても、変形例1〜3を適応することが可能であるのは勿論である。
これにより、用紙Pにおける用紙処理を行う範囲のコシを弱くすることができると共に、用紙Pのそれ以外の領域を適度に加湿し、デカール部250により用紙P全面の波打ちを防止することができる。
より具体的には、例えば以下に説明する二つの例の制御を実行する。なお、以下では、用紙処理を行う範囲における水分量より少ない水分量にて加湿処理を行う範囲を、用紙Pにおける水の塗布範囲(C)とする。
制御部160は、用紙Pにおける水の塗布範囲(C)の先端部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達すると(S401;Yes)、第2駆動部231bを制御して、加湿ローラー対231,231の押圧力を下げると共に、第1駆動部231aを制御して、加湿ローラー対231,231の回転速度を下げる制御を実行する(S402)。なお、S403,S404の処理は、図15におけるS303,S304とそれぞれ同一である。
また、二つ目の例として、まず、制御部160は、第2駆動部231bを制御して、加湿ローラー対231,231の押圧力を、搬送ローラー237,237が用紙Pを挟持する際の押圧力F1よりも小さい押圧力F2として一定に保つように制御する。そして、この状態において、用紙Pにおける水の塗布範囲(C)の先端部が加湿ローラー対231,231のニップ部に到達すると、第1駆動部231aを制御して、加湿ローラー対231,231の回転速度を下げる制御を実行する。
図18(b)は用紙Pの搬送方向についての位置と、その位置において塗布される水の水分量との関係を示すグラフである。
図18(b)に示すように、用紙処理を行う範囲R1においては、比較的多い塗布量T1となるように制御することで、用紙処理により装置に生じる不具合を抑えることができる。一方、用紙Pにおける用紙処理を行う範囲以外の部分R2,R3においては、比較的少ない水分量T2となるように制御することで、デカール部250により用紙P全面の波打ちを防止することができる。なお、このとき比較的少ない水分量T2を適切な水分量に設定することにより、加湿により装置に生じる悪影響を抑えることができる。
100 画像形成装置
160 制御部
170 記憶部
200 第1用紙処理装置
210 導入部
220 第1搬送部
230 加湿部
231 加湿ローラー対
231a 第1駆動部
231b 第2駆動部
232 給水ローラー(給水部)
232a 第3駆動部
233 ブレード部
234 貯留部
235 タンク
236 センサー
237 搬送ローラー(搬送部材)
240 第2搬送部
250 デカール部
260 排出部
300 第2用紙処理装置
311 穿孔部
323 綴じ部
324 折り部
Claims (10)
- 用紙を加湿する加湿部と、
前記加湿部により用紙の所定の一部のみを加湿させる、又は前記所定の一部を他の部分より多く加湿させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記所定の一部の用紙搬送方向における長さをジョブの内容に応じて設定することを特徴とする用紙加湿装置。 - 用紙を加湿する加湿部と、
前記加湿部により用紙の所定の一部のみを加湿させる、又は前記所定の一部を他の部分より多く加湿させる制御部と、を備え、
前記制御部は、用紙処理の内容に応じて前記所定の一部の位置を設定することを特徴とする用紙加湿装置。 - 前記加湿部は、用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラー対を回転させる駆動部と、を有し、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部を備え、
前記制御部は、前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面に水を供給させた後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させて用紙を加湿させることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙加湿装置。 - 前記給水部は、ローラーであり、
前記加湿ローラー対と前記給水部とは、当接および離間可能に構成されており、
前記制御部は、前記加湿ローラー対と前記給水部との当接タイミングを制御することにより前記所定の一部の用紙搬送方向における長さを可変に制御することを特徴とする請求項3に記載の用紙加湿装置。 - 用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部と、前記用紙における用紙処理を実行する範囲とは、用紙搬送方向において同一の長さであり、
前記制御部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向先端部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達するタイミングで、前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部を用紙に接触させるとともに、前記駆動部を制御して、前記加湿ローラー対の回転速度を下げることを特徴とする用紙加湿装置。 - 用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部と、前記用紙における用紙処理を実行する範囲とは、用紙搬送方向において同一の長さであり、
前記制御部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向中央部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達するタイミングで、前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部を用紙に接触させるとともに、前記駆動部を制御して、前記加湿ローラー対の回転を所定時間停止させることを特徴とする用紙加湿装置。 - 用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記加湿部は、前記加湿ローラー対に対して用紙搬送方向上流部に設けられた、用紙を搬送する搬送部材を備え、
前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲よりも用紙搬送方向において長く、
前記制御部は、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向先端部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達するタイミングで、前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部を用紙に接触させるとともに、前記駆動部を制御して、前記搬送部材が用紙を搬送する速度よりも前記加湿ローラー対の表面における速度が速くなるように、前記加湿ローラー対の回転速度を上げ、前記用紙における用紙処理を実行する範囲の用紙搬送方向先端部が前記加湿ローラー対のニップ部に到達後の用紙の送り制御において、前記加湿ローラー対を用紙の表面でスリップさせることを特徴とする用紙加湿装置。 - 用紙を加湿する加湿ローラー対と、前記加湿ローラーを回転させる駆動部と、を有する加湿部と、
前記加湿ローラー対の外周面に水を供給する給水部と、
前記給水部により前記加湿ローラー対の少なくとも一方の外周面の所定の一部にのみ水を供給した後、前記駆動部により回転させた前記加湿ローラー対に用紙を挟持させ、前記所定の一部を用紙における用紙処理を実行する範囲に接触させる制御部と、を備え、
前記制御部は、用紙の種類に応じ、前記加湿ローラー対の一方に対してのみ前記給水部により水を供給することを特徴とする用紙加湿装置。 - 前記加湿ローラー対の外周面の所定の一部と、前記用紙における用紙処理を実行する範囲とは、用紙搬送方向において同一の長さであることを特徴とする請求項8に記載の用紙加湿装置。
- 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により画像が形成された用紙を加湿する請求項1〜9の何れか一項に記載の用紙加湿装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014125182A JP6312207B2 (ja) | 2014-06-18 | 2014-06-18 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
US14/734,628 US20150370211A1 (en) | 2014-06-18 | 2015-06-09 | Sheet moisturizing apparatus and image forming system |
CN201510342309.3A CN105197658B (zh) | 2014-06-18 | 2015-06-18 | 纸张加湿装置以及图像形成系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014125182A JP6312207B2 (ja) | 2014-06-18 | 2014-06-18 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016004190A JP2016004190A (ja) | 2016-01-12 |
JP6312207B2 true JP6312207B2 (ja) | 2018-04-18 |
Family
ID=54869539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014125182A Active JP6312207B2 (ja) | 2014-06-18 | 2014-06-18 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20150370211A1 (ja) |
JP (1) | JP6312207B2 (ja) |
CN (1) | CN105197658B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104410373B (zh) | 2012-06-14 | 2016-03-09 | 西凯渥资讯处理科技公司 | 包含相关系统、装置及方法的功率放大器模块 |
JP6922274B2 (ja) * | 2017-03-10 | 2021-08-18 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
JP6897197B2 (ja) * | 2017-03-22 | 2021-06-30 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
US10654240B2 (en) * | 2017-05-26 | 2020-05-19 | Canon Finetech Nisca Inc. | Binding unit, sheet processing device, and image forming device provided with them |
JP6939288B2 (ja) * | 2017-09-07 | 2021-09-22 | コニカミノルタ株式会社 | 後処理装置 |
EP4300199A1 (en) * | 2022-06-27 | 2024-01-03 | Ricoh Company, Ltd. | Medium processing apparatus and image forming system incorporating same |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5527638Y2 (ja) * | 1975-10-22 | 1980-07-02 | ||
US5850589A (en) * | 1997-09-29 | 1998-12-15 | Xerox Corporation | Sheet moisture replacement system using water jet technology |
EP1688801A3 (en) * | 2004-12-16 | 2006-09-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image recording sheet moistening device and image printing apparatus |
JP2008044765A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | シート水付与装置及び画像形成装置 |
JP5493771B2 (ja) * | 2009-11-26 | 2014-05-14 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙後処理装置及び画像形成システム |
US20110269612A1 (en) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | Tombs Thomas N | Folding apparatus for electrophotographic prints |
US8317446B2 (en) * | 2010-07-31 | 2012-11-27 | Xerox Corporation | System and method for treating printed flexible book covers prior to binding |
JP2013190746A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 加圧処理装置及び画像形成装置 |
JP2013256339A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Konica Minolta Inc | 用紙処理装置及び画像形成システム |
JP2014091605A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙加湿装置及び画像形成装置 |
-
2014
- 2014-06-18 JP JP2014125182A patent/JP6312207B2/ja active Active
-
2015
- 2015-06-09 US US14/734,628 patent/US20150370211A1/en not_active Abandoned
- 2015-06-18 CN CN201510342309.3A patent/CN105197658B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016004190A (ja) | 2016-01-12 |
US20150370211A1 (en) | 2015-12-24 |
CN105197658B (zh) | 2017-05-10 |
CN105197658A (zh) | 2015-12-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7064712B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP7079423B2 (ja) | シート処理装置及び画像形成システム | |
JP6312207B2 (ja) | 用紙加湿装置及び画像形成システム | |
US7429037B2 (en) | Sheet processing apparatus and image forming apparatus equipped with the same | |
US7950643B2 (en) | Sheet finisher, image forming apparatus using the same, and sheet finishing method | |
JP4702026B2 (ja) | 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 | |
JP6237700B2 (ja) | 用紙加湿装置及び画像形成システム | |
JP6172164B2 (ja) | 用紙処理装置及び画像形成システム | |
US20110241274A1 (en) | Sheet finishing apparatus and fold reinforcing apparatus | |
JP2008265987A (ja) | カール矯正装置及び画像形成システム | |
JP2016124697A (ja) | 用紙搬送装置及び画像形成システム | |
JP2010195523A (ja) | 用紙後処理装置及び画像形成装置 | |
JP2012101923A (ja) | 用紙処理装置及び画像形成システム | |
JP2006248771A (ja) | 処理トレイ、シート処理装置、及び画像形成装置 | |
JP2006016157A (ja) | カール補正装置 | |
JP6164251B2 (ja) | 用紙加湿装置及び画像形成システム | |
JP2009298512A (ja) | 用紙搬送装置、画像形成装置 | |
JP7392873B2 (ja) | シート後処理装置及び画像形成システム | |
JP6221530B2 (ja) | 用紙搬送装置、用紙処理装置、及び画像形成装置 | |
JP2016080756A (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP5987561B2 (ja) | 記録材後処理装置および画像形成システム | |
JP5565140B2 (ja) | 用紙折り装置及び画像形成システム | |
JP2019052005A (ja) | 用紙処理装置及びプログラム | |
JP2018039580A (ja) | 用紙加湿装置及び画像形成システム | |
JP2012111614A (ja) | シート処理装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161028 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6312207 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |