JP2018039580A - 用紙加湿装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】安定して有効な加湿量の変更を可能とする。【解決手段】水を貯留する貯水部234と、用紙Pを加湿する加湿ローラー231と、保水量の異なる3つの給水ローラー232を有し、3つの給水ローラー232のうちの一の給水ローラー232が加湿ローラー231に接触して、貯水部234から吸い上げた水を加湿ローラー231に供給する給水ローラーユニットU1と、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232を切換えて、加湿ローラー231の加湿量を制御する制御部と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、用紙加湿装置及び画像形成システムに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置において、トナー画像を担持した用紙に加熱定着を行うと、水分蒸発によりカールや波打ち等の用紙変形が発生するという問題に対応するため、用紙に水を塗布する加湿部を備えた構成のものが知られている。
用紙に水を塗布するにあたっては、用紙の種類、坪量、用紙上に形成されたトナー画像の面積等により最適な加湿量が異なるため、加湿部による加湿量を速やかに変更可能とする技術が必要とされている。
例えば、特許文献1には、スポンジからなる水塗布ローラーに対する水量規制ローラーの食い込み量を変更することにより、加湿量を変更可能とする技術が提案されている。また、例えば、特許文献2には、ソリッドゴムからなる計量ローラー同士のニップ圧を変更することにより、加湿量を変更可能とする技術が提案されている。
用紙に水を塗布するにあたっては、用紙の種類、坪量、用紙上に形成されたトナー画像の面積等により最適な加湿量が異なるため、加湿部による加湿量を速やかに変更可能とする技術が必要とされている。
例えば、特許文献1には、スポンジからなる水塗布ローラーに対する水量規制ローラーの食い込み量を変更することにより、加湿量を変更可能とする技術が提案されている。また、例えば、特許文献2には、ソリッドゴムからなる計量ローラー同士のニップ圧を変更することにより、加湿量を変更可能とする技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、初期的な加湿量の変更は可能であるものの、画像形成の進行に伴いスポンジローラーにトナーや紙粉により目詰まりが発生し、加湿量が急減する場合があった。
また、特許文献2に記載の技術は、ソリッドゴムからなるローラーのため、ニップ圧を変更しても実際にはほとんど加湿量を変更できず、有効な加湿量の変更方法とはいえないものであった。
また、特許文献2に記載の技術は、ソリッドゴムからなるローラーのため、ニップ圧を変更しても実際にはほとんど加湿量を変更できず、有効な加湿量の変更方法とはいえないものであった。
本発明の課題は、安定して有効な加湿量の変更を可能とする用紙加湿装置及び画像形成システムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明によれば、用紙加湿装置は、
水を貯留する貯水部と、
用紙を加湿する加湿ローラーと、
保水量の異なる少なくとも2つの給水ローラーを有し、前記少なくとも2つの給水ローラーのうちの少なくとも一の給水ローラーが前記加湿ローラーに接触して、前記貯水部から吸い上げた水を前記加湿ローラーに供給する給水ローラーユニットと、
用紙条件に応じて、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換えて、前記加湿ローラーの加湿量を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
水を貯留する貯水部と、
用紙を加湿する加湿ローラーと、
保水量の異なる少なくとも2つの給水ローラーを有し、前記少なくとも2つの給水ローラーのうちの少なくとも一の給水ローラーが前記加湿ローラーに接触して、前記貯水部から吸い上げた水を前記加湿ローラーに供給する給水ローラーユニットと、
用紙条件に応じて、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換えて、前記加湿ローラーの加湿量を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明によれば、画像形成システムは、
用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙を加湿する前記用紙加湿装置と、
を備えたことを特徴とする。
用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙を加湿する前記用紙加湿装置と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、安定して有効な加湿量の変更を可能とすることができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[画像形成システム]
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成を示す概略模式図である。図2は、画像形成システム1の動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
図1、2に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300を備える。
画像形成装置100は、用紙Pに対して画像を形成する装置である。
第1用紙処理装置200は、画像形成装置100により画像が形成された用紙Pを加湿する加湿処理を行う用紙加湿装置である。
第2用紙処理装置300は、画像形成装置100により画像が形成された複数の用紙Pを糊付けして製本する製本処理を行う製本装置である。
なお、以下の説明において、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300が連結される方向をX方向、鉛直方向をZ方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成を示す概略模式図である。図2は、画像形成システム1の動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
図1、2に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300を備える。
画像形成装置100は、用紙Pに対して画像を形成する装置である。
第1用紙処理装置200は、画像形成装置100により画像が形成された用紙Pを加湿する加湿処理を行う用紙加湿装置である。
第2用紙処理装置300は、画像形成装置100により画像が形成された複数の用紙Pを糊付けして製本する製本処理を行う製本装置である。
なお、以下の説明において、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300が連結される方向をX方向、鉛直方向をZ方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
[画像形成装置]
先ず、画像形成装置100について説明する。
画像形成装置100は、図1、2に示すように、例えば、読取部110、給紙トレイ120、搬送機構130、画像形成部140、定着部150、制御部160、記憶部170、操作表示部180、及び通信部190等を備える。
先ず、画像形成装置100について説明する。
画像形成装置100は、図1、2に示すように、例えば、読取部110、給紙トレイ120、搬送機構130、画像形成部140、定着部150、制御部160、記憶部170、操作表示部180、及び通信部190等を備える。
読取部110は、原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。
具体的には、読取部110は、例えば、CCD(charge-coupled device)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー等の撮像素子を具備して読み取った画像に応じた電気信号を出力するセンサー部111や、センサー部111から出力された電気信号に基づいて画像データを生成する図示しない生成部、センサー部111による原稿の読取方向側に設けられた光の透過性を有する板状の部材を具備して当該板状の部材上に原稿を載置可能に設けられた原稿台113、センサー部111に対して相対的に原稿を移動させるように搬送する自動原稿送り装置114(ADF:Auto Document Feeder)等を備える。センサー部111は、原稿台113に載置された原稿を読み取る。また、センサー部111は、自動原稿送り装置114によって搬送される原稿を読み取る。
具体的には、読取部110は、例えば、CCD(charge-coupled device)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー等の撮像素子を具備して読み取った画像に応じた電気信号を出力するセンサー部111や、センサー部111から出力された電気信号に基づいて画像データを生成する図示しない生成部、センサー部111による原稿の読取方向側に設けられた光の透過性を有する板状の部材を具備して当該板状の部材上に原稿を載置可能に設けられた原稿台113、センサー部111に対して相対的に原稿を移動させるように搬送する自動原稿送り装置114(ADF:Auto Document Feeder)等を備える。センサー部111は、原稿台113に載置された原稿を読み取る。また、センサー部111は、自動原稿送り装置114によって搬送される原稿を読み取る。
給紙トレイ120は、画像形成装置100の筐体に対する収納状態又は引出し状態を切り替え可能に設けられて用紙Pを備蓄可能に設けられた箱状の部材であり、画像形成装置100により画像が形成される前の用紙Pを備蓄する。図1に示すように、給紙トレイ120は複数設けられ、それぞれ異なるサイズの用紙Pを備蓄することができる。なお、複数の給紙トレイ120は同一のサイズの用紙Pを備蓄してもよい。
搬送機構130は、給紙トレイ120、画像形成部140、定着部150等の各部間で用紙Pを搬送する。
具体的には、搬送機構130は、例えば、給紙トレイ120、画像形成部140、定着部150等の各部間及びその周囲において定められた所定の用紙搬送経路に沿って間欠的に設けられた複数のローラーや、各ローラーを駆動する図示しない駆動部等を有する。搬送機構130は、給紙トレイ120に備蓄された用紙Pを1枚ずつ引き出して画像形成部140に搬送し、画像形成部140により画像が形成された用紙Pを定着部150に搬送し、定着部150により画像が定着された用紙Pを第1用紙処理装置200側に設けられた排紙口から排出するように搬送する。また、両面印刷が行われる場合、搬送機構130は、定着部150と排紙口との間の搬送経路上に設けられた分岐点131から用紙Pの表裏を反転させて画像形成部140側に戻すよう動作する。
具体的には、搬送機構130は、例えば、給紙トレイ120、画像形成部140、定着部150等の各部間及びその周囲において定められた所定の用紙搬送経路に沿って間欠的に設けられた複数のローラーや、各ローラーを駆動する図示しない駆動部等を有する。搬送機構130は、給紙トレイ120に備蓄された用紙Pを1枚ずつ引き出して画像形成部140に搬送し、画像形成部140により画像が形成された用紙Pを定着部150に搬送し、定着部150により画像が定着された用紙Pを第1用紙処理装置200側に設けられた排紙口から排出するように搬送する。また、両面印刷が行われる場合、搬送機構130は、定着部150と排紙口との間の搬送経路上に設けられた分岐点131から用紙Pの表裏を反転させて画像形成部140側に戻すよう動作する。
画像形成部140は、用紙Pに画像を形成する。
具体的には、画像形成部140は、例えば、搬送機構130により搬送される用紙Pに対して外周面が当接するように設けられた感光体141や、感光体141に帯電処理を施す帯電部142、帯電された感光体141に画像データに応じた露光処理を施す露光部143、画像データに応じたトナー像を形成して感光体141に転写(一次転写)する現像部144、感光体141に転写されたトナー像を用紙Pに転写(二次転写)する転写部145、感光体141上に残留したトナーを感光体141から取り除くクリーニング部146等を備える。本実施の形態における画像形成部140は、上記の構成により電子写真方式による画像形成を行うが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、インクジェット等、他の画像形成方法による画像形成を行うための構成を具備していてもよい。
また、図1に図示した画像形成部140は、一つの現像部144を備え、単色による画像形成を行う構成であるが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に応じた現像部144を備え、これらの色の組み合わせによるカラー印刷を行うことができるように設けられていてもよい。
具体的には、画像形成部140は、例えば、搬送機構130により搬送される用紙Pに対して外周面が当接するように設けられた感光体141や、感光体141に帯電処理を施す帯電部142、帯電された感光体141に画像データに応じた露光処理を施す露光部143、画像データに応じたトナー像を形成して感光体141に転写(一次転写)する現像部144、感光体141に転写されたトナー像を用紙Pに転写(二次転写)する転写部145、感光体141上に残留したトナーを感光体141から取り除くクリーニング部146等を備える。本実施の形態における画像形成部140は、上記の構成により電子写真方式による画像形成を行うが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、インクジェット等、他の画像形成方法による画像形成を行うための構成を具備していてもよい。
また、図1に図示した画像形成部140は、一つの現像部144を備え、単色による画像形成を行う構成であるが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に応じた現像部144を備え、これらの色の組み合わせによるカラー印刷を行うことができるように設けられていてもよい。
定着部150は、画像形成部140によって用紙Pに形成された画像を定着させる。
具体的には、定着部150は、例えば、用紙Pの搬送経路を挟んで互いの外周面が当接するように設けられた定着ローラー対151、151や、定着ローラー対151、151のうち、画像形成部140により画像が形成された用紙Pの面側(例えば、図1の上側)のローラーを加熱する加熱部152等を備える。定着部150は、回転駆動される定着ローラー対151、151により用紙Pを挟み込むとともに加熱部152により加熱された一方のローラーで画像が形成された用紙Pを加熱しながら搬送することで、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。
具体的には、定着部150は、例えば、用紙Pの搬送経路を挟んで互いの外周面が当接するように設けられた定着ローラー対151、151や、定着ローラー対151、151のうち、画像形成部140により画像が形成された用紙Pの面側(例えば、図1の上側)のローラーを加熱する加熱部152等を備える。定着部150は、回転駆動される定着ローラー対151、151により用紙Pを挟み込むとともに加熱部152により加熱された一方のローラーで画像が形成された用紙Pを加熱しながら搬送することで、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。
制御部160は、操作表示部180又は通信部190から入力される指示に応じて、画像形成システム1の各装置や各装置が備える各部を統括的に制御する。制御部160は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、CPUは、記憶部170に格納されたプログラムを読み出し、RAM内のワークエリアに展開し、プログラムとの協働によって各種処理を実行する。
例えば、制御部160は、読取部110を介して取得された画像データに基づいて、画像形成装置100による用紙Pに対する画像形成等を行う。
また、制御部160は、予め設定された設定条件に応じて、第1用紙処理装置200において用紙Pに対する加湿処理を行う。なお、加湿処理の詳細については後述する。
また、制御部160は、予め設定された設定条件に応じて、第2用紙処理装置300において用紙Pに対する製本処理を行う。
例えば、制御部160は、読取部110を介して取得された画像データに基づいて、画像形成装置100による用紙Pに対する画像形成等を行う。
また、制御部160は、予め設定された設定条件に応じて、第1用紙処理装置200において用紙Pに対する加湿処理を行う。なお、加湿処理の詳細については後述する。
また、制御部160は、予め設定された設定条件に応じて、第2用紙処理装置300において用紙Pに対する製本処理を行う。
記憶部170は、制御部160により実行されるプログラム、プログラムの実行に必要なデータを記憶している。
例えば、記憶部170は、第1用紙処理装置200における加湿処理に関する設定条件や、第2用紙処理装置300における製本処理に関する設定条件を記憶する。
例えば、記憶部170は、第1用紙処理装置200における加湿処理に関する設定条件や、第2用紙処理装置300における製本処理に関する設定条件を記憶する。
なお、本実施の形態では、画像形成装置100の制御部160が画像形成システム1を構成する各装置の動作制御を行うが、かかる構成は一例であってこれに限られるものでない。例えば、画像形成システム1の動作制御のための制御装置が別途設けられていてもよいし、各装置に個別に制御部が設けられていてもよい。
操作表示部180は、画像形成システム1の動作に係る各種の情報を表示するとともに表示内容に応じてユーザーにより行われる各種の入力操作を検知するタッチパネルや、ユーザーにより行われる各種の入力操作のための複数のスイッチ等を備える。なお、制御部160は、操作表示部180のタッチパネルにおける表示内容の制御に係る処理を行う。また、制御部160は、操作表示部180を介してユーザーにより行われた各種の入力操作内容に基づいて画像形成システム1の動作を制御する。
通信部190は、ネットワークインターフェースカード(Network Interface Card 、NIC)又はこれに相当する構成等を具備し、画像形成システム1と他のコンピューターとの間での通信を行う。制御部160は、通信部190を介して画像データを含む印刷ジョブが入力された場合、当該印刷ジョブに基づいて、画像形成等を行う。
画像形成装置100から排出された用紙Pは、第1用紙処理装置200を経て第2用紙処理装置300に搬送され、第2用紙処理装置300から冊子となって排出される。
[第1用紙処理装置]
次に、第1用紙処理装置200について説明する。
図3は、第1用紙処理装置200の主要構成を示す図である。
第1用紙処理装置200は、図3に示すように、例えば、導入部210、第1搬送部220、加湿部230、第2搬送部240、デカール部250、及び排出部260等を備える。
なお、以下の説明において、X方向について右側及び左側を付して説明し、Z方向について上側及び下側を付して説明する。
ここで、右側は、第1用紙処理装置200に対する画像形成装置100側であり、左側は、第1用紙処理装置200に対する第2用紙処理装置300側である。また、上側は、第1用紙処理装置200における排出部260側であり、下側は、第1用紙処理装置200における加湿部230側である。
次に、第1用紙処理装置200について説明する。
図3は、第1用紙処理装置200の主要構成を示す図である。
第1用紙処理装置200は、図3に示すように、例えば、導入部210、第1搬送部220、加湿部230、第2搬送部240、デカール部250、及び排出部260等を備える。
なお、以下の説明において、X方向について右側及び左側を付して説明し、Z方向について上側及び下側を付して説明する。
ここで、右側は、第1用紙処理装置200に対する画像形成装置100側であり、左側は、第1用紙処理装置200に対する第2用紙処理装置300側である。また、上側は、第1用紙処理装置200における排出部260側であり、下側は、第1用紙処理装置200における加湿部230側である。
導入部210は、画像形成装置100から排出された用紙Pを、第1用紙処理装置200内部に受け入れる。
第1搬送部220は、導入部210により第1用紙処理装置200内部に受け入れた用紙Pを、導入部210より下方に設けられた加湿部230に搬送する。第1搬送部220の途中には、用紙Pを第2搬送部240に導く際の搬送経路の分岐点となる分岐点Q1が設けられている。
加湿部230は、第1搬送部220により搬送されてきた用紙Pを加湿するためのものである。加湿部230の詳細については後述する。
第2搬送部240は、導入部210により第1用紙処理装置200内部に受け入れた用紙Pを、加湿部230を経ることなく加湿部230の下流側に搬送する。即ち、第2搬送部240は、第1搬送部220の分岐点Q1を介して加湿部230に向かわず分岐して搬送された用紙Pを、加湿部230の下流側に設けられた合流点Q2に搬送する。
デカール部250は、用紙Pを搬送しながら当該用紙Pのカールを矯正するための機構であって、第1デカール部10、第2デカール部20、及び第3デカール部30を備えている。第1デカール部10及び第2デカール部20は、用紙Pの大きなカールを矯正するためのものであり、第3デカール部30は、用紙Pの微小なカールを矯正するためのものである。
排出部260は、第3デカール部30から搬送されてきた用紙Pを受け取り、第2用紙処理装置300に搬送する。
[第2用紙処理装置]
図1に戻って、第2用紙処理装置300は、例えば、用紙搬送部310、用紙束収納部320、用紙束搬送部330、糊塗布部340、表紙トレイ350、断裁部360、表紙外装部370、及び排出部380等を備える。
図1に戻って、第2用紙処理装置300は、例えば、用紙搬送部310、用紙束収納部320、用紙束搬送部330、糊塗布部340、表紙トレイ350、断裁部360、表紙外装部370、及び排出部380等を備える。
用紙搬送部310は、第1用紙処理装置200から排出された用紙Pを用紙束収納部320に搬送する。
用紙束収納部320は、用紙搬送部310により搬送されてきた用紙Pを重ねて収納する。
用紙束搬送部330は、用紙束収納部320に収納された用紙束を構成する用紙Pの枚数が所定枚数となった場合に、当該用紙束を糊塗布部340に搬送する。
糊塗布部340は、用紙束の辺のうち、冊子の背部に対応する一辺に糊を塗布する。
用紙束収納部320は、用紙搬送部310により搬送されてきた用紙Pを重ねて収納する。
用紙束搬送部330は、用紙束収納部320に収納された用紙束を構成する用紙Pの枚数が所定枚数となった場合に、当該用紙束を糊塗布部340に搬送する。
糊塗布部340は、用紙束の辺のうち、冊子の背部に対応する一辺に糊を塗布する。
表紙トレイ350は、表紙を備蓄する。表紙トレイ350に備蓄された表紙は、断裁部360を経由して表紙外装部370に搬送される。
断裁部360は、用紙束を構成する用紙Pの寸法に基づいて、表紙を断裁する。
断裁部360は、用紙束を構成する用紙Pの寸法に基づいて、表紙を断裁する。
表紙外装部370は、用紙束のうち糊塗布部340により糊が塗布された側の辺をくるむように表紙を折り曲げるとともに、折り曲げられた表紙を用紙束に当接させて用紙束に表紙を取り付けて冊子を形成する。
排出部380は、用紙Pを排出する。
排出部380は、用紙Pを排出する。
なお、本実施の形態における第2用紙処理装置300は、複数の用紙Pを糊付けして製本する製本装置を例示して説明したが、第2用紙処理装置300はこれに限られるものでない。第2用紙処理装置300としては、これ以外にも、例えば、穿孔折り、平綴じ、中綴じ、断裁のいずれか又は複数の種類の後処理を行うための構成を具備していてもよい。また、必ずしも第2用紙処理装置300が第1用紙処理装置200に接続されていなくてもよい。
[第1用紙処理装置の加湿部の構成]
次に、第1用紙処理装置200の加湿部230の構成について詳細に説明する。
図4は、加湿部230の主要構成を示す図である。
加湿部230は、図4に示すように、例えば、一対の加湿ローラー231,231、加湿ローラー231,231の各々に水を運ぶ給水ローラーユニットU1,U1、給水ローラーユニットU1,U1に供給される水を貯留する貯水部234,234、及び水を備蓄するタンク235等を備えている。なお、図4においては、タンク235の図示は省略している。
次に、第1用紙処理装置200の加湿部230の構成について詳細に説明する。
図4は、加湿部230の主要構成を示す図である。
加湿部230は、図4に示すように、例えば、一対の加湿ローラー231,231、加湿ローラー231,231の各々に水を運ぶ給水ローラーユニットU1,U1、給水ローラーユニットU1,U1に供給される水を貯留する貯水部234,234、及び水を備蓄するタンク235等を備えている。なお、図4においては、タンク235の図示は省略している。
加湿ローラー231,231は、その外周面に水を保持し、用紙Pを挟みこみながら回転することで、用紙Pを下流に搬送しつつ当該用紙Pに水を付与する。
加湿ローラー231には、加湿ローラー駆動部231aが備えられ、加湿ローラー駆動部231aの駆動による加湿ローラー231の回転に伴って、加湿ローラー231に接触した給水ローラー232が従回転するようになっている。
加湿ローラー231には、加湿ローラー駆動部231aが備えられ、加湿ローラー駆動部231aの駆動による加湿ローラー231の回転に伴って、加湿ローラー231に接触した給水ローラー232が従回転するようになっている。
給水ローラーユニットU1,U1は、左右対称に設置される。
給水ローラーユニットU1の各々は、断面視略三角形状の支持部Sと、支持部Sの3つの角部にそれぞれ備えられた3本の給水ローラー232と、支持部Sの中心部に備えられた規制ローラー(規制部材)233と、を備えている。
給水ローラーユニットU1の各々は、断面視略三角形状の支持部Sと、支持部Sの3つの角部にそれぞれ備えられた3本の給水ローラー232と、支持部Sの中心部に備えられた規制ローラー(規制部材)233と、を備えている。
3本の給水ローラー232を、第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cとする。
第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、及び第3の給水ローラー232Cは、互いにその保水量が異なるものである。
具体的には、第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cは、例えば、ソリッドゴムなどから構成され、その表面粗さを異ならせることにより、保水量が異なるように構成されている。
具体的には、第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cは、例えば、ソリッドゴムなどから構成され、その表面粗さを異ならせることにより、保水量が異なるように構成されている。
図5は、表面粗さ(μm)と保水量(%)の関係を示すグラフの一例である。
ここでは、図5に示すように、第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cの順に、保水量が大きくなるように設定されている。
即ち、第1の給水ローラー232Aは、表面粗さが30μmで保水量が5%、第2の給水ローラー232Bは、表面粗さが18μmで保水量が3%、第3の給水ローラー232Cは、表面粗さが10μmで保水量が1%となるように設定されている。
ここでは、図5に示すように、第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cの順に、保水量が大きくなるように設定されている。
即ち、第1の給水ローラー232Aは、表面粗さが30μmで保水量が5%、第2の給水ローラー232Bは、表面粗さが18μmで保水量が3%、第3の給水ローラー232Cは、表面粗さが10μmで保水量が1%となるように設定されている。
このような第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cは、何れか一つが選択的に加湿ローラー231及び貯水部234に貯留された水に接触する。選択された給水ローラー232は、その状態で回転することで、貯水部234の水を加湿ローラー231に運ぶようになっている。
規制ローラー233は、加湿ローラー231に接触する位置にある給水ローラー232を押圧するように、図示しない付勢部材にて付勢されている。規制ローラー233により、加湿ローラー231に接触する位置にある給水ローラー232に過剰な水分が付与されるのを規制することができる。
なお、規制ローラー233は、ブレード状に形成しても良い。
なお、規制ローラー233は、ブレード状に形成しても良い。
このような給水ローラーユニットU1においては、制御部160の制御により支持部Sが回転することで、加湿ローラー231に接触し且つ貯水部234に貯留された水に浸漬している給水ローラー232を、加湿ローラー231及び貯水部234の水から離間し、他の給水ローラー232を、貯水部234に貯留された水に浸漬し且つ加湿ローラー231に接触させる動作が実行される。
具体的に、図6(a)に示すように、支持部Sの回転軸は、規制ローラー233の中心軸(回転軸)と同一であり、支持部Sを回転させるための駆動部としての第1のモーターM1が備えられ、第1のモーターM1の駆動により、支持部Sは回転可能となっている。また、支持部Sは、水平方向へ往復移動可能に支持され、バネ等の付勢部材Fにより加湿ローラー231の方向に付勢されている。
このため、支持部Sを、図6(a)の矢印Aで示す方向に所定角度回転させた場合、加湿ローラー231に接触していた給水ローラー232は、水平方向に退避しながら加湿ローラー231を乗り越えつつ回転することとなる。
このため、支持部Sを、図6(a)の矢印Aで示す方向に所定角度回転させた場合、加湿ローラー231に接触していた給水ローラー232は、水平方向に退避しながら加湿ローラー231を乗り越えつつ回転することとなる。
なお、支持部Sを回転させる機構としては、上記したものに限定されない。
例えば、図6(b)に示すように、支持部Sを水平移動させるための水平駆動部としての第2のモーターM2と、支持部Sを回転させるための回転駆動部としての第3のモーターM3が備えられ、第2のモーターM2の駆動により、支持部Sを水平方向に移動し加湿ローラー231から離間させた後、第3のモーターM3の駆動により、支持部Sの中心軸を中心に所定角度回転させ、その後、再度水平方向(逆方向)に移動させる構成であっても良い。
例えば、図6(b)に示すように、支持部Sを水平移動させるための水平駆動部としての第2のモーターM2と、支持部Sを回転させるための回転駆動部としての第3のモーターM3が備えられ、第2のモーターM2の駆動により、支持部Sを水平方向に移動し加湿ローラー231から離間させた後、第3のモーターM3の駆動により、支持部Sの中心軸を中心に所定角度回転させ、その後、再度水平方向(逆方向)に移動させる構成であっても良い。
貯水部234,234は、選択された給水ローラー232の外周面の弧に沿うように弧を描いた底面を有し、その弧状の底面上に水を貯留する。給水ローラー232の外周面は、貯水部234に貯留された水の水面よりも下側であって、かつ、貯水部234の弧状の底面に当接しない位置に維持される。これによって、給水ローラー232の下部が貯水部234に貯留された水に浸漬し、給水ローラー232は、回転に伴って貯水部234に貯留された水を外周面に纏わせる。また、貯水部234は、送出路234aにより下方のタンク235と連結されている。
タンク235は、内部に水を備蓄する容器である。タンク235内の水は、図示しないポンプの動作によって送出路234aを経て貯水部234に送り出される。
[加湿部による加湿処理]
次に、上記した加湿部230にて行われる加湿処理について説明する。
次に、上記した加湿部230にて行われる加湿処理について説明する。
先ず、本実施の形態における加湿処理において、対を成す加湿ローラー231,231により用紙Pに供給される水の量は、用紙Pの種類、坪量、厚みを含む用紙条件に基づいて決定される。
なお、水の供給量を定めるためのパラメーターは、必ずしもこれでなくてもよく、このうちの何れか一つ又は二つを用いることとしても良いし、これ以外のパラメーターが含まれていてもよい。
なお、水の供給量を定めるためのパラメーターは、必ずしもこれでなくてもよく、このうちの何れか一つ又は二つを用いることとしても良いし、これ以外のパラメーターが含まれていてもよい。
具体的に、記憶部170に、用紙Pの種類、坪量、厚みの組み合わせに応じた適正な水の供給量を示す設定値テーブルが記憶されている。これらの設定値は、予め、種類、坪量、厚みが異なる用紙Pにおいて同程度の加湿状態を実現させるために必要な水分量を求めることにより定められている。
制御部160は、加湿部230に加湿処理を行わせる場合には、まず、画像形成装置100に対して入力された画像形成を指示するジョブ情報から、用紙Pの種類、坪量、厚みを含む用紙条件を示す情報を取得する。
そして、記憶部170に記憶されたテーブルを参照し、取得した情報に基づいて水の供給量に係る設定値を取得する。
そして、制御部160は、当該設定値に基づいて、第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cの何れか一つを選択し、支持部Sを回転させて、選択した給水ローラー232を加湿ローラー231に接触させる。
加湿ローラー231に接触した給水ローラー232は、加湿ローラー231の回転に伴って従回転する。
制御部160は、加湿部230に加湿処理を行わせる場合には、まず、画像形成装置100に対して入力された画像形成を指示するジョブ情報から、用紙Pの種類、坪量、厚みを含む用紙条件を示す情報を取得する。
そして、記憶部170に記憶されたテーブルを参照し、取得した情報に基づいて水の供給量に係る設定値を取得する。
そして、制御部160は、当該設定値に基づいて、第1の給水ローラー232A、第2の給水ローラー232B、第3の給水ローラー232Cの何れか一つを選択し、支持部Sを回転させて、選択した給水ローラー232を加湿ローラー231に接触させる。
加湿ローラー231に接触した給水ローラー232は、加湿ローラー231の回転に伴って従回転する。
ここで、第1の給水ローラー232Aに切換えられた場合、第1の給水ローラー232Aは、表面粗さが最も大きく保水量も大きい。このため、第1の給水ローラー232Aから加湿ローラー231に多くの水が供給され、加湿量は大きくなる。
また、第2の給水ローラー232Bに切換えられた場合、第2の給水ローラー232Bは、表面粗さが中程度であり保水量も中程度である。このため、第2の給水ローラー232Bから加湿ローラー231に中程度の水が供給され、加湿量は中程度となる。
また、第3の給水ローラー232Cに切換えられた場合、第3の給水ローラー232Cは、表面粗さが最も小さく保水量も小さい。このため、第3の給水ローラー232Cから加湿ローラー231に少ない水が供給され、加湿量は小さくなる。
以上のように、本実施の形態によれば、水を貯留する貯水部234と、用紙Pを加湿する加湿ローラー231と、保水量の異なる3つの給水ローラー232を有し、3つの給水ローラー232のうちの一の給水ローラー232が加湿ローラー231に接触して、貯水部234から吸い上げた水を加湿ローラー231に供給する給水ローラーユニットU1と、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232を切換えて、加湿ローラー231の加湿量を制御する制御部160と、を備える。
このため、保水量の異なる3つの給水ローラー232から、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232が選択され、選択された給水ローラー232から加湿ローラー231に水が供給されるので、安定して有効な加湿量の変更が可能となる。
このため、保水量の異なる3つの給水ローラー232から、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232が選択され、選択された給水ローラー232から加湿ローラー231に水が供給されるので、安定して有効な加湿量の変更が可能となる。
また、本実施の形態によれば、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232は、貯水部234に貯留された水に浸漬しており、制御部160は、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232を切換える際、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232を、貯水部234に貯留された水及び加湿ローラー231から離間させ、他の給水ローラー232を、貯水部234に貯留された水に浸漬させ且つ加湿ローラー231に接触させる。
このため、加湿ローラー231に接触し且つ貯水部234に貯留された水に浸漬した給水ローラー232を切換えることで、加湿ローラー231の加湿量が制御される構成となる。
このため、加湿ローラー231に接触し且つ貯水部234に貯留された水に浸漬した給水ローラー232を切換えることで、加湿ローラー231の加湿量が制御される構成となる。
また、本実施の形態によれば、給水ローラーユニットU1は、回転軸を中心に回転可能な支持部Sと、支持部Sに支持された3つの給水ローラー232と、支持部Sを回転軸の周りに回転させる第1のモーターM1と、支持部Sを加湿ローラー231の方向に付勢する付勢部材Fと、を備え、制御部160は、第1のモーターM1の駆動により支持部Sを回転することで、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232を切換える。
これにより、支持部Sを回転するだけで給水ローラー232を切換えられる構成であるため、制御を簡単にすることができる。
これにより、支持部Sを回転するだけで給水ローラー232を切換えられる構成であるため、制御を簡単にすることができる。
また、本実施の形態によれば、給水ローラーユニットU1は、回転軸を中心に回転可能な支持部Sと、支持部Sに支持された3つの給水ローラー232と、支持部Sを回転軸の周りに回転させる第3のモーターM3と、支持部Sを水平移動させる第2のモーターM2と、を備え、制御部160は、第2のモーターM2の駆動により支持部Sを加湿ローラー231から離間させ、第3のモーターM3の駆動により支持部Sを回転させた後、第2のモーターM2の駆動により支持部Sを加湿ローラー231に接近させることで、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232を切換える。
これにより、給水ローラーユニットU1を水平移動及び回転することで、給水ローラー232を切換える構成であるため、切換え時に給水ローラー232が加湿ローラー231に接触せず、各部材の摩耗を防ぐことができる。
これにより、給水ローラーユニットU1を水平移動及び回転することで、給水ローラー232を切換える構成であるため、切換え時に給水ローラー232が加湿ローラー231に接触せず、各部材の摩耗を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、給水ローラーユニットU1は、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232と接触して当該給水ローラー232上の水を規制する規制ローラー233を備える。
このため、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232の保水量を、より適切に維持することができる。
このため、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232の保水量を、より適切に維持することができる。
また、本実施の形態によれば、規制ローラー233は、加湿ローラー231に接触する給水ローラー232に圧着されており、他の給水ローラー232から離間されている。
このため、規制ローラー233から他の給水ローラー232に水が伝わるのを防止することができる。
このため、規制ローラー233から他の給水ローラー232に水が伝わるのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、支持部Sの回転軸と、規制ローラー233の回転軸とは、同一である。
このため、給水ローラーユニットU1をコンパクトな構成とすることができる。
このため、給水ローラーユニットU1をコンパクトな構成とすることができる。
また、本実施の形態によれば、少なくとも2つの給水ローラー232は、表面粗さが互いに異なることにより保水量が異なるものである。
このため、3つの給水ローラー232は、表面粗さが互いに異なるだけのものであるので、取扱いを容易にすることができる。
このため、3つの給水ローラー232は、表面粗さが互いに異なるだけのものであるので、取扱いを容易にすることができる。
また、本実施の形態によれば、加湿ローラー231を回転駆動させる加湿ローラー駆動部231aを備え、加湿ローラー駆動部231aの駆動による加湿ローラー231の回転に伴って、加湿ローラー231に接触した給水ローラー232が従回転する。
このため、簡単な機構により、加湿ローラー231及び給水ローラー232を動作させることができる。
このため、簡単な機構により、加湿ローラー231及び給水ローラー232を動作させることができる。
また、本実施の形態によれば、用紙Pを挟持する2つの加湿ローラー231,231と、2つの加湿ローラー231,231の各々に対して設けられた2つの給水ローラーユニットU1,U1と、を備え、2つの給水ローラーユニットU1,U1は、左右対称である。
このため、用紙Pの両面から加湿することができる。
このため、用紙Pの両面から加湿することができる。
なお、上記実施の形態によれば、給水ローラーユニットU1,U1には、3本の給水ローラー232が備えられていることとして説明したが、給水ローラー232の数はこれに限定されない。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7(a)〜図7(c)は、第2の実施の形態の加湿部230Aの主要構成を示す図である。
加湿部230Aは、図7(a)〜図7(c)に示すように、例えば、加湿ローラー231,231、加湿ローラー231,231の各々に水を運ぶ給水ローラーユニットU2,U2、給水ローラーユニットU2,U2に供給される水を貯留する貯水部234,234、及び水を備蓄するタンク235等を備えている。なお、図7(a)〜図7(c)においては、タンク235の図示は省略している。
給水ローラーユニットU2,U2は、左右対称に設置される。
給水ローラーユニットU2の各々は、3本の給水ローラー236と、これらを支持する図示しない支持部と、を備えている。
給水ローラーユニットU2の各々は、3本の給水ローラー236と、これらを支持する図示しない支持部と、を備えている。
3本の給水ローラー236は、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cとする。
なお、第1の給水ローラー236Aの直径を、第2の給水ローラー236B及び第3の給水ローラー236Cの直径より大きくすることが好ましい。配置が容易となるためである。
なお、第1の給水ローラー236Aの直径を、第2の給水ローラー236B及び第3の給水ローラー236Cの直径より大きくすることが好ましい。配置が容易となるためである。
第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236は、互いにその保水量が異なるように設定されている。
具体的には、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cは、例えば、ソリッドゴムなどから構成され、その表面粗さを異ならせることにより、保水量が異なるように構成されている。また、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cの順に、保水量が大きくなるように設定されている。
具体的には、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cは、例えば、ソリッドゴムなどから構成され、その表面粗さを異ならせることにより、保水量が異なるように構成されている。また、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cの順に、保水量が大きくなるように設定されている。
3本の給水ローラー236は、加湿ローラー231の周囲に沿って、隣接するもの同士が接触するように配置されている。
具体的には、3本の給水ローラー236は、加湿ローラー231を囲むよう配され、第1の給水ローラー236Aの下部は、貯水部234に貯留された水に浸漬しており、第1の給水ローラー236Aの上方には、第2の給水ローラー236Bが第1の給水ローラー236Aに接触するように設けられている。また、第2の給水ローラー236Bの上方には、第3の給水ローラー236Cが第2の給水ローラー236Bに接触するように設けられている。
また、3本の給水ローラー236は、それぞれが加湿ローラー231に当接又は離間可能となっている。
そして、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cは、何れか一つが選択的に加湿ローラー231に当接することで、所望の加湿量で用紙Pを加湿するようになっている。
具体的には、3本の給水ローラー236は、加湿ローラー231を囲むよう配され、第1の給水ローラー236Aの下部は、貯水部234に貯留された水に浸漬しており、第1の給水ローラー236Aの上方には、第2の給水ローラー236Bが第1の給水ローラー236Aに接触するように設けられている。また、第2の給水ローラー236Bの上方には、第3の給水ローラー236Cが第2の給水ローラー236Bに接触するように設けられている。
また、3本の給水ローラー236は、それぞれが加湿ローラー231に当接又は離間可能となっている。
そして、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cは、何れか一つが選択的に加湿ローラー231に当接することで、所望の加湿量で用紙Pを加湿するようになっている。
具体的に、図7(a)に示すように、保水量の最も大きな第1の給水ローラー236Aが選択された場合、第1の給水ローラー236Aは、加湿ローラー231に従動するため、図7(a)の矢印aで示す方向に回転する。なお、他の給水ローラー236も、第1の給水ローラー236Aに従動する。
そして、第2の給水ローラー236Bが規制ローラーとして機能し、第2の給水ローラー236Bにより第1の給水ローラー236Aの過剰な水分が落とされ、その第1の給水ローラー236Aから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量が最も大きくなる。
そして、第2の給水ローラー236Bが規制ローラーとして機能し、第2の給水ローラー236Bにより第1の給水ローラー236Aの過剰な水分が落とされ、その第1の給水ローラー236Aから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量が最も大きくなる。
また、図7(b)に示すように、保水量の中程度の第2の給水ローラー236Bが選択された場合、第2の給水ローラー236Bは、加湿ローラー231に従動するため、図7(b)の矢印bで示す方向に回転する。また、他の給水ローラー236も、第2の給水ローラー236Bに従動し、第1の給水ローラー236Aから第2の給水ローラー236Bに水分が付与される。
そして、第3の給水ローラー236Cが規制ローラーとして機能し、第3の給水ローラー236Cにより第2の給水ローラー236Bの過剰な水分が落とされ、その第2の給水ローラー236Bから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量は中程度となる。
そして、第3の給水ローラー236Cが規制ローラーとして機能し、第3の給水ローラー236Cにより第2の給水ローラー236Bの過剰な水分が落とされ、その第2の給水ローラー236Bから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量は中程度となる。
また、図7(c)に示すように、保水量の小さな第3の給水ローラー236Cが選択された場合、第3の給水ローラー236Cは、加湿ローラー231に従動するため、図7(c)の矢印cで示す方向に回転する。また、他の給水ローラー236は、第3の給水ローラー236Cに従動し、第1の給水ローラー236A及び第2の給水ローラー236Bを介して、第3の給水ローラー236Cに水分が付与される。
そして、第2の給水ローラー236Bが規制ローラーとして機能し、第2の給水ローラー236Bにより第3の給水ローラー236Bの過剰な水分が落とされ、その第3の給水ローラー236Cから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量は小さくなる。
そして、第2の給水ローラー236Bが規制ローラーとして機能し、第2の給水ローラー236Bにより第3の給水ローラー236Bの過剰な水分が落とされ、その第3の給水ローラー236Cから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量は小さくなる。
以上のように、第2の実施の形態によれば、水を貯留する貯水部234と、用紙Pを加湿する加湿ローラー231と、保水量の異なる3つの給水ローラー236を有し、3つの給水ローラー236のうちの一の給水ローラー236が加湿ローラー231に接触して、貯水部234から吸い上げた水を加湿ローラー231に供給する給水ローラーユニットU2と、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー236を切換えて、加湿ローラー231の加湿量を制御する制御部160と、を備える。
このため、保水量の異なる3つの給水ローラー236から、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー236が選択され、選択された給水ローラー236から加湿ローラー231に水が供給されるので、安定して有効な加湿量の変更が可能となる。
このため、保水量の異なる3つの給水ローラー236から、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー236が選択され、選択された給水ローラー236から加湿ローラー231に水が供給されるので、安定して有効な加湿量の変更が可能となる。
また、第2の実施の形態によれば、給水ローラーユニットU2は、加湿ローラー231の周囲に沿って、隣接するもの同士が接触するように配置される3つの給水ローラー236を有し、3つの給水ローラー236のうちの最下方の給水ローラー236Aは、貯水部234に貯留された水に浸漬しており、3つの給水ローラー236は、各々が加湿ローラー231に接離可能であって、制御部160は、加湿ローラー231に接触する給水ローラー236を切換える際、加湿ローラー231に接触する給水ローラー236を加湿ローラー231から離間させ、他の給水ローラー236を加湿ローラー231に接触させる。
このため、加湿ローラー231に接触する給水ローラー236を切換えることで、加湿ローラー231の加湿量が制御される構成となる。
このため、加湿ローラー231に接触する給水ローラー236を切換えることで、加湿ローラー231の加湿量が制御される構成となる。
また、第2の実施の形態によれば、3つの給水ローラー236は、貯水部234に貯留された水に浸漬する第1の給水ローラー236A、第1の給水ローラー236Aに接触する第2の給水ローラー236B、及び第2の給水ローラー236Bに接触する第3の給水ローラー236Cであって、第1の給水ローラー236A、第2の給水ローラー236B、第3の給水ローラー236Cの順に、保水量が大きい。
このため、3つの給水ローラー236に効率的に水が伝わり、加湿ローラー231の加湿量の制御をより容易に行うことができる。
このため、3つの給水ローラー236に効率的に水が伝わり、加湿ローラー231の加湿量の制御をより容易に行うことができる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8(a)、図8(b)は、第3の実施の形態の加湿部230Bの主要構成を示す図である。
加湿部230Bは、図8(a)、図8(b)に示すように、例えば、加湿ローラー231,231、加湿ローラー231,231の各々に水を運ぶ給水ローラーユニットU3,U3、給水ローラーユニットU3,U3に供給される水を貯留する貯水部234,234、及び水を備蓄するタンク235等を備えている。なお、図8(a)、図8(b)においては、タンク235の図示は省略している。
給水ローラーユニットU3,U3は、左右対称に設置される。
給水ローラーユニットU3の各々は、2本の給水ローラー237と、1本の規制ローラー(規制部材)233と、これらを支持する図示しない支持部と、を備えている。
給水ローラーユニットU3の各々は、2本の給水ローラー237と、1本の規制ローラー(規制部材)233と、これらを支持する図示しない支持部と、を備えている。
2本の給水ローラー237は、第1の給水ローラー237A、第2の給水ローラー237Bとする。
第1の給水ローラー237A、第2の給水ローラー237Bは、互いにその保水量が異なるように設定されている。
具体的には、第1の給水ローラー237A、第2の給水ローラー237Bは、例えば、ソリッドゴムなどから構成され、その表面粗さを異ならせることにより、保水量が異なるように構成されている。また、第1の給水ローラー237Aのほうが、第2の給水ローラー237Bより保水量が大きくなるように設定されている。
具体的には、第1の給水ローラー237A、第2の給水ローラー237Bは、例えば、ソリッドゴムなどから構成され、その表面粗さを異ならせることにより、保水量が異なるように構成されている。また、第1の給水ローラー237Aのほうが、第2の給水ローラー237Bより保水量が大きくなるように設定されている。
2本の給水ローラー237は、加湿ローラー231の周囲に沿って、互いに接離可能に配置されている。
具体的には、第1の給水ローラー237Aの下部は、貯水部234に貯留された水に浸漬しており、第1の給水ローラー237Aの上方には、第2の給水ローラー237Bが、第1の給水ローラー237Aに対して当接又は離間可能に設けられている。
また、第1の給水ローラー237A及び第2の給水ローラー237Bは、それぞれが加湿ローラー231に対して当接又は離間可能となっている。
具体的には、第1の給水ローラー237Aの下部は、貯水部234に貯留された水に浸漬しており、第1の給水ローラー237Aの上方には、第2の給水ローラー237Bが、第1の給水ローラー237Aに対して当接又は離間可能に設けられている。
また、第1の給水ローラー237A及び第2の給水ローラー237Bは、それぞれが加湿ローラー231に対して当接又は離間可能となっている。
規制ローラー233は、第1の給水ローラー237Aに対して当接又は離間可能であって、第2の給水ローラー237Bに対して常時当接するように設けられている。
図8(a)に示すように、保水量の大きな第1の給水ローラー237Aから水分を供給する場合、規制ローラー233は第1の給水ローラー237Aに当接し、第2の給水ローラー237Bは第1の給水ローラー237Aから離間している。
また、第1の給水ローラー237Aは、加湿ローラー231に従動するため、図8(a)の矢印dで示す方向に回転し、規制ローラー233及び第2の給水ローラー237Bは、第1の給水ローラー237Aに従動する。
そして、第1の給水ローラー237Aは、規制ローラー233により過剰な水分が落とされ、その第1の給水ローラー237Aから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量が大きくなる。
また、第1の給水ローラー237Aは、加湿ローラー231に従動するため、図8(a)の矢印dで示す方向に回転し、規制ローラー233及び第2の給水ローラー237Bは、第1の給水ローラー237Aに従動する。
そして、第1の給水ローラー237Aは、規制ローラー233により過剰な水分が落とされ、その第1の給水ローラー237Aから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量が大きくなる。
図8(b)に示すように、保水量の小さな第2の給水ローラー237Bから水分を供給する場合、規制ローラー233は第1の給水ローラー237Aから離間し、第2の給水ローラー237Bと第1の給水ローラー237Aとは当接している。
第2の給水ローラー237Bは、加湿ローラー231に従動するため、図8(b)の矢印eで示す方向に回転し、第1の給水ローラー237A及び規制ローラー233は、第2の給水ローラー237Bに従動する。
そして、第2の給水ローラー237Bは、規制ローラー233により過剰な水分が落とされ、その第2の給水ローラー237Aから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量が小さくなる。
第2の給水ローラー237Bは、加湿ローラー231に従動するため、図8(b)の矢印eで示す方向に回転し、第1の給水ローラー237A及び規制ローラー233は、第2の給水ローラー237Bに従動する。
そして、第2の給水ローラー237Bは、規制ローラー233により過剰な水分が落とされ、その第2の給水ローラー237Aから加湿ローラー231に水分が供給される。この場合、加湿量が小さくなる。
以上のように、第3の実施の形態によれば、水を貯留する貯水部234と、用紙Pを加湿する加湿ローラー231と、保水量の異なる2つの給水ローラー237を有し、2つの給水ローラー237のうちの一の給水ローラー237が加湿ローラー231に接触して、貯水部234から吸い上げた水を加湿ローラー231に供給する給水ローラーユニットU3と、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237を切換えて、加湿ローラー231の加湿量を制御する制御部160と、を備える。
このため、保水量の異なる2つの給水ローラー237から、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237が選択され、選択された給水ローラー237から加湿ローラー231に水が供給されるので、安定して有効な加湿量の変更が可能となる。
このため、保水量の異なる2つの給水ローラー237から、用紙条件に応じて、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237が選択され、選択された給水ローラー237から加湿ローラー231に水が供給されるので、安定して有効な加湿量の変更が可能となる。
また、第3の実施の形態によれば、給水ローラーユニットU3は、加湿ローラー231の周囲に沿って、互いに接離可能に配置される2つの給水ローラー237と、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237と接触して当該給水ローラー237上の水を規制する規制ローラー233と、を有し、2つの給水ローラー237のうちの下方の給水ローラー237Aは、貯水部234に貯留された水に浸漬しており、2つの給水ローラー237は、各々が加湿ローラー231に接離可能であって、制御部160は、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237を切換える際、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237を加湿ローラー231から離間させ、他の給水ローラー237を加湿ローラー231に接触させる。
このため、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237を切換えることで、加湿ローラー231の加湿量が制御される構成となる。
このため、加湿ローラー231に接触する給水ローラー237を切換えることで、加湿ローラー231の加湿量が制御される構成となる。
また、第3の実施の形態によれば、2つの給水ローラー237は、貯水部234に貯留された水に浸漬する第1の給水ローラー237A、及び第1の給水ローラー237Aに対して接離可能な第2の給水ローラー237Bであって、第1の給水ローラー237A、第2の給水ローラー237Bの順に、保水量が大きい。
このため、2つの給水ローラーを237に効率的に水が伝わり、加湿ローラー231の加湿量の制御をより容易に行うことができる。
このため、2つの給水ローラーを237に効率的に水が伝わり、加湿ローラー231の加湿量の制御をより容易に行うことができる。
なお、本発明を適用可能な実施の形態は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、保水量の異なる少なくとも2つの給水ローラーのうち、加湿ローラーに接触する給水ローラーの数を複数にする構成であっても良い。
例えば、保水量の異なる少なくとも2つの給水ローラーのうち、加湿ローラーに接触する給水ローラーの数を複数にする構成であっても良い。
また、給水ローラーは、異なる材質のものを用いて保水量を異ならせる構成であっても良い。
1 画像形成システム
100 画像形成装置
140 画像形成部
160 制御部
200 第1用紙処理装置(用紙加湿装置)
230、230A、230B 加湿部
231 加湿ローラー
231a 加湿ローラー駆動部
U1、U2、U3 給水ローラーユニット
S 支持部
M1 第1のモーター(駆動部)
M2 第2のモーター(水平駆動部)
M3 第3のモーター(回転駆動部)
F 付勢部材
232、232A、232B、232C 給水ローラー
236、236A、236B、236C 給水ローラー
237、237A、237B 給水ローラー
233 規制ローラー(規制部材)
234 貯水部
P 用紙
100 画像形成装置
140 画像形成部
160 制御部
200 第1用紙処理装置(用紙加湿装置)
230、230A、230B 加湿部
231 加湿ローラー
231a 加湿ローラー駆動部
U1、U2、U3 給水ローラーユニット
S 支持部
M1 第1のモーター(駆動部)
M2 第2のモーター(水平駆動部)
M3 第3のモーター(回転駆動部)
F 付勢部材
232、232A、232B、232C 給水ローラー
236、236A、236B、236C 給水ローラー
237、237A、237B 給水ローラー
233 規制ローラー(規制部材)
234 貯水部
P 用紙
Claims (16)
- 水を貯留する貯水部と、
用紙を加湿する加湿ローラーと、
保水量の異なる少なくとも2つの給水ローラーを有し、前記少なくとも2つの給水ローラーのうちの少なくとも一の給水ローラーが前記加湿ローラーに接触して、前記貯水部から吸い上げた水を前記加湿ローラーに供給する給水ローラーユニットと、
用紙条件に応じて、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換えて、前記加湿ローラーの加湿量を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする用紙加湿装置。 - 前記加湿ローラーに接触する給水ローラーは、前記貯水部に貯留された水に浸漬しており、
前記制御部は、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換える際、
前記加湿ローラーに接触する前記一の給水ローラーを、前記貯水部に貯留された水及び前記加湿ローラーから離間させ、他の給水ローラーを、前記貯水部に貯留された水に浸漬させ且つ前記加湿ローラーに接触させることを特徴とする請求項1に記載の用紙加湿装置。 - 前記給水ローラーユニットは、
回転軸を中心に回転可能な支持部と、
前記支持部に支持された前記少なくとも2つの給水ローラーと、
前記支持部を前記回転軸の周りに回転させる駆動部と、
前記支持部を前記加湿ローラーの方向に付勢する付勢部材と、を備え、
前記制御部は、
前記駆動部の駆動により前記支持部を回転させることで、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換えることを特徴とする請求項2に記載の用紙加湿装置。 - 前記給水ローラーユニットは、
回転軸を中心に回転可能な支持部と、
前記支持部に支持された前記少なくとも2つの給水ローラーと、
前記支持部を前記回転軸の周りに回転させる回転駆動部と、
前記支持部を水平移動させる水平駆動部と、を備え、
前記制御部は、
前記水平駆動部の駆動により前記支持部を前記加湿ローラーから離間させ、前記回転駆動部の駆動により前記支持部を回転させた後、前記前記水平駆動部の駆動により前記支持部を前記加湿ローラーに接近させることで、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換えることを特徴とする請求項2に記載の用紙加湿装置。 - 前記給水ローラーユニットは、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーと接触して当該給水ローラー上の水を規制する規制部材を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の用紙加湿装置。
- 前記規制部材は、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーに圧着されており、他の給水ローラーから離間されていることを特徴とする請求項5に記載の用紙加湿装置。
- 前記規制部材は、ローラー部材であって、
前記支持部の回転軸と、前記規制部材の回転軸とは、同一であることを特徴とする請求項5又は6に記載の用紙加湿装置。 - 前記給水ローラーユニットは、前記加湿ローラーの周囲に沿って、隣接するもの同士が接触するように配置される3つの給水ローラーを有し、
前記3つの給水ローラーのうちの最下方の給水ローラーは、前記貯水部に貯留された水に浸漬しており、
前記3つの給水ローラーは、各々が前記加湿ローラーに接離可能であって、
前記制御部は、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換える際、
前記加湿ローラーに接触する前記一の給水ローラーを前記加湿ローラーから離間させ、他の給水ローラーを前記加湿ローラーに接触させることを特徴とする請求項1に記載の用紙加湿装置。 - 前記3つの給水ローラーは、
前記貯水部に貯留された水に浸漬する第1の給水ローラー、前記第1の給水ローラーに接触する第2の給水ローラー、及び前記第2の給水ローラーに接触する第3の給水ローラーであって、
前記第1の給水ローラー、前記第2の給水ローラー、前記第3の給水ローラーの順に、保水量が大きいことを特徴とする請求項8に記載の用紙加湿装置。 - 前記給水ローラーユニットは、前記加湿ローラーの周囲に沿って、互いに接離可能に配置される2つの給水ローラーと、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーと接触して当該給水ローラー上の水を規制する規制部材と、を有し、
前記2つの給水ローラーのうちの下方の給水ローラーは、前記貯水部に貯留された水に浸漬しており、
前記2つの給水ローラーは、各々が前記加湿ローラーに接離可能であって、
前記制御部は、前記加湿ローラーに接触する給水ローラーを切換える際、
前記加湿ローラーに接触する前記一の給水ローラーを前記加湿ローラーから離間させ、他の給水ローラーを前記加湿ローラーに接触させることを特徴とする請求項1に記載の用紙加湿装置。 - 前記2つの給水ローラーは、
前記貯水部に貯留された水に浸漬する第1の給水ローラー、及び前記第1の給水ローラーに対して接離可能な第2の給水ローラーであって、
前記第1の給水ローラー、前記第2の給水ローラーの順に、保水量が大きいことを特徴とする請求項10に記載の用紙加湿装置。 - 前記制御部は、前記加湿ローラーに前記第2の給水ローラーを接触させる場合、前記第1の給水ローラーと前記第2の給水ローラーとを接触させることを特徴とする請求項11に記載の用紙加湿装置。
- 前記少なくとも2つの給水ローラーは、表面粗さが互いに異なることにより保水量が異なるものであることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の用紙加湿装置。
- 前記加湿ローラーを回転駆動させる加湿ローラー駆動部を備え、
前記加湿ローラー駆動部の駆動による前記加湿ローラーの回転に伴って、前記加湿ローラーに接触した給水ローラーが従回転することを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の用紙加湿装置。 - 用紙を挟持する2つの前記加湿ローラーと、
2つの前記加湿ローラーの各々に対して設けられた2つの前記給水ローラーユニットと、を備え、
2つの前記給水ローラーユニットは、左右対称であることを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の用紙加湿装置。 - 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙を加湿する請求項1〜15の何れか一項に記載の用紙加湿装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016172405A JP2018039580A (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016172405A JP2018039580A (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018039580A true JP2018039580A (ja) | 2018-03-15 |
Family
ID=61625085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016172405A Pending JP2018039580A (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | 用紙加湿装置及び画像形成システム |
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JP (1) | JP2018039580A (ja) |
-
2016
- 2016-09-05 JP JP2016172405A patent/JP2018039580A/ja active Pending
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