JP2009285923A - 糊付け製本装置及び画像システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ラフニング処理を施した冊子の糊付け製本装置では、切欠部に糊が入りこむので、切欠部を作成しない場合と同量の糊を塗布すると、製本の強度が落ちるという問題があった。そこで、切欠部の形成を行う場合には、糊の塗布量を変更することで、製本の強度を向上させることを目的とする。
【解決手段】切欠部を形成する処理の実施の有無に応じて、糊を塗布する塗布回数、塗布ローラの回転数、及びならし動作の実施の有無のうちの少なくとも一つを変更することを特徴とする糊付け製本装置。
【選択図】図15
【解決手段】切欠部を形成する処理の実施の有無に応じて、糊を塗布する塗布回数、塗布ローラの回転数、及びならし動作の実施の有無のうちの少なくとも一つを変更することを特徴とする糊付け製本装置。
【選択図】図15
Description
本発明は、用紙束と表紙用紙を糊付けすることにより冊子を作成する糊付け製本装置及び画像システムに関するものである。
複写機やプリンタ等で画像を形成した複数枚の用紙の束を表紙用紙でコの字状にくるみ、用紙の束の背面と表紙用紙を接着することにより簡易的に糊付け製本処理を行う糊付け製本装置が知られている。用紙束の背面に、接着剤塗布ローラにより接着剤を均一に塗布し、表紙用紙は貼り付けるものである。このような接着方法の場合、接着剤は用紙束の背面のみに塗布されるため、用紙束が厚くて重いと、用紙束の厚みに比して接着面積が少ないので、製本の強度が不足する。そのため、作製された冊子を見開いたとき、接着箇所が剥がれて用紙が脱落することがある。
そこで、製本の強度を補うために、特許文献1の糊付け製本装置においては、用紙束の背面に切欠部を設け、接着面積を大きくすることで糊付けされた製本の強度の向上が図られている。
特開2001−261221号公報
特許文献1に開示の糊付け製本装置では、窪んでいる切欠部に糊が入りこむので、切欠部を作成しない場合と同量の糊を塗布すると、製本の強度が落ちるという問題があった。
そこで、切欠部の形成を行う場合には、糊の塗布量を変更することで、製本の強度を向上させることを目的とする。
前述の目的は、下記に記載する発明により達成される。
1.ラフニング手段によって切欠部を形成された用紙を束ねて用紙束を形成し、該用紙束の該切欠部を有する面である切欠部形成面に糊を塗布する製本装置であって、
糊を貯留する貯留部と、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで前記貯留部内の糊を前記用紙束の前記切欠部形成面に塗布する塗布ローラと、
前記塗布ローラの前記直進動作と前記回転動作を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記用紙の切欠部の有無の情報である切欠有無情報に応じて、用紙束の前記切欠部形成面に糊を塗布する往復回数及び前記塗布ローラの回転数のうちの少なくとも一つを変更することを特徴とする糊付け製本装置。
糊を貯留する貯留部と、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで前記貯留部内の糊を前記用紙束の前記切欠部形成面に塗布する塗布ローラと、
前記塗布ローラの前記直進動作と前記回転動作を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記用紙の切欠部の有無の情報である切欠有無情報に応じて、用紙束の前記切欠部形成面に糊を塗布する往復回数及び前記塗布ローラの回転数のうちの少なくとも一つを変更することを特徴とする糊付け製本装置。
2.前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合には、切欠部を有さないとの情報である場合に比べて、前記往復回数及び前記塗布ローラの回転数のうちの少なくとも一つを増加させることを特徴とする前記1記載の糊付け製本装置。
3.ラフニング手段によって切欠部を形成された用紙を束ねて用紙束を形成し、該用紙束の該切欠部を有する切欠部形成面に糊を塗布する製本装置であって、
糊を貯留する貯留部と、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで前記貯留部内の糊を前記用紙束の前記切欠部形成面に塗布する塗布ローラと、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで、前記用紙束の前記切欠部形成面に前記塗布ローラが塗布した糊を均一にならすならしローラと、
前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を制御する間隔制御手段と、
を有し、
前記間隔制御手段は、前記用紙の切欠部の有無の情報である切欠有無情報に応じて、前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を変更することを特徴とする糊付け製本装置。
糊を貯留する貯留部と、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで前記貯留部内の糊を前記用紙束の前記切欠部形成面に塗布する塗布ローラと、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで、前記用紙束の前記切欠部形成面に前記塗布ローラが塗布した糊を均一にならすならしローラと、
前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を制御する間隔制御手段と、
を有し、
前記間隔制御手段は、前記用紙の切欠部の有無の情報である切欠有無情報に応じて、前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を変更することを特徴とする糊付け製本装置。
4.前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合には、切欠部を有さないとの情報である場合に比べて、前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を増加させることを特徴とする前記3記載の糊付け製本装置。
5.用紙上に画像を形成する画像形成手段と、画像形成された用紙を束ねて用紙束とし、用紙束を製本する前記1乃至4記載の糊付け製本装置を有することを特徴とする画像システム。
6.用紙上に画像を形成する画像形成手段と、画像形成された用紙を束ねて用紙束とし、用紙束を製本する前記1又は2記載の糊付け製本装置と、
使用者が各種入力を行う入力手段を有し、
前記入力手段の入力に基づいて、前記制御手段は、前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合における前記往復回数、及び前記塗布ローラの回転数を変更することを特徴とする画像システム。
使用者が各種入力を行う入力手段を有し、
前記入力手段の入力に基づいて、前記制御手段は、前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合における前記往復回数、及び前記塗布ローラの回転数を変更することを特徴とする画像システム。
7.用紙上に画像を形成する画像形成手段と、画像形成された用紙を束ねて用紙束とし、用紙束を製本する前記3又は4記載の糊付け製本装置と、
使用者が各種入力を行う入力手段を有し、
前記入力手段の入力に基づいて、前記間隔制御手段は、前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合における前記ならしローラの外周面と前記用紙束の背面との間隔を変更することを特徴とする画像システム。
使用者が各種入力を行う入力手段を有し、
前記入力手段の入力に基づいて、前記間隔制御手段は、前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合における前記ならしローラの外周面と前記用紙束の背面との間隔を変更することを特徴とする画像システム。
切欠部の形成を行う場合に、糊の塗布量を変更することで、強度を向上させた製本を行うことができる。
本発明の糊付け製本装置、及び糊付け製本装置を備えた画像システムの実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限定されるものではない。
[画像形成装置A]
図1は、画像形成装置A、糊付け製本装置B、冊子収容装置C、ラフニング装置Eを備えた画像システムの全体構成図である。画像形成装置Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写除電手段5、及びクリーニング手段6などからなる画像形成部A1と、用紙搬送部7を有する。画像形成手段は、帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
図1は、画像形成装置A、糊付け製本装置B、冊子収容装置C、ラフニング装置Eを備えた画像システムの全体構成図である。画像形成装置Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写除電手段5、及びクリーニング手段6などからなる画像形成部A1と、用紙搬送部7を有する。画像形成手段は、帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
給紙トレイ7Aから給紙されたシートである用紙Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写除電手段5によりトナー像が用紙S上に転写された後に、用紙Sの電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送手段7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cから排出される。
用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切換手段7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、用紙Sの裏面に画像を形成し、定着手段8を経て、排紙ローラ7Cから装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、ラフニング装置Eに送り込まれる。
像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング手段6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
画像形成装置Aの上部には、操作表示部9Aが配置されている。操作表示部9Aは、液晶パネルで構成される表示部に対してタッチスクリーンを重ねて配置したタッチパネルの入力部を備えており当該操作表示部9Aが、入力部及び表示部として機能する。
[ラフニング装置E]
ラフニング装置Eは、用紙搬入部10、用紙搬出部20、表紙用紙給紙部30、切欠形成部40、搬送部50、折り処理部60などからなる。
ラフニング装置Eは、用紙搬入部10、用紙搬出部20、表紙用紙給紙部30、切欠形成部40、搬送部50、折り処理部60などからなる。
用紙搬入部10には、画像形成装置A本体から画像形成処理された用紙Sが導入される。用紙搬入部10の記録用紙導入位置は、画像形成装置A本体の記録用紙排出位置に対向する。
用紙搬入部10に導入された用紙Sは、モータにより駆動される入口部ローラ11によって搬送され、入口部ゲートG1によって、用紙搬出部20へ向かう方向と切欠形成部40へ向かう方向のいずれかに分岐される(分岐部)。
切欠形成処理及び折り処理が設定されない場合、切欠形成部40への搬送路は遮断され、用紙Sは用紙搬出部20へ搬送される。
用紙搬出部20に向かう搬送路p1を通過する用紙Sは、搬送ローラ21、22に挟持されて直進し、排紙ローラ23により用紙搬出部20から排出される。
表紙用紙給紙部30の給紙皿内に収容された表紙用紙K、又はインサート用紙は、分岐部の上流側の搬送路に合流される(合流部)。
なお、表紙用紙給紙部30に表紙用紙K、インサート用紙、又は用紙Sを装填して、画像記録を実行させず、オフラインで切欠形成処理、折り処理を実施することも可能である。また、製本処理を行う場合、後述するように、表紙用紙は糊付け製本装置Bの表紙用紙供給手段960に備えた表紙用紙を用いても良い。
入口部ゲートG1により分岐された用紙Sは、切欠形成部40に搬送される(搬送路p2)。
図2は切欠形成部40周辺の側面図、図3は切欠形成部40の正面図である。切欠形成部40は、用紙搬入部10の下流側に配置されている。ラフニング装置Eに導入される用紙Sの先端部は、所定位置に停止され、用紙Sの後端部の端辺に切欠部を形成する。切欠部は一度に2箇所形成される。
図2に示すように、ダイ301に対向するパンチ302の外周面は、案内部材304の内面に昇降可能に嵌合している。
パンチ302の下降駆動とダイ301との嵌合によって、用紙Sの後端部に切り欠き部が形成される。
モータM2の駆動により、小ギヤ305、大ギヤ306を回転させ、大ギヤ306を固定した回転軸309を回転させる。回転軸309に固定されたギヤ310はギヤ311を回転させる。ギヤ310にはワンウエイクラッチ312を内蔵している。ギヤ311の偏芯部に係止され揺動回転可能なクランク307は、連結部材308を介してパンチ302を昇降駆動させる。また、切り欠かれた用紙屑を収容する屑収容箱303が備えられている。
なお、2個の切欠部の形成は、1枚ずつ搬送される用紙Sに対して1枚毎に行うようにしてもよいし、複数枚の用紙Sをスタックして纏めて形成するようにしてもよい。
図4は、切欠形成部40と、切欠形成部40を糊付け製本装置Bの背面側から前面側に移動させる移動部400の正面図である。
モータM3が駆動されると、ギヤ401、402、403から成るギヤ列を介してラックギヤ404がZ方向に移動する。ラックギヤ404にはパンチ302とダイ301を有する一対の切欠形成部40が係止されている。ラックギヤ404の移動により切欠形成部40がZ方向に移動する。
次に、冊子の背面に所定の切欠パターンを作成する方法について説明する。図5は、2個の切欠部を形成した複数枚の用紙Sを集積した用紙束Saの冊子背面の切欠パターンSpを表す図と平面図である。切欠の形成を用紙1枚づつ行う場合を想定する。
一枚の用紙に切欠を形成するには、切欠形成部40を移動部400によって図示左側に移動させ、1枚目の用紙S1に、切欠形成部40の2組のパンチ302とダイ301により2個の切欠部を形成する。同図には半円形状の切欠を形成した様子を示した。次に、切欠形成部40を図示右側に移動させ、さらに2個の切欠部を形成し、1枚用紙に4つの切欠を形成する。
そしてさらに2枚目以降の用紙に同様に切欠を形成する。2枚目以降は、所望の切欠パターンSpが得られるように、切欠形成部40の位置をずらせて、前述と同様の方法で4つの切欠を形成する。
図6に切欠パターンSpの例を示す。(a)はジグザグのパターン、(b)と(c)は斜めに直線書き込むパターン、(d)は斜めの直線を途中でずらせて形成するパターン、(e)は斜めの直線を途中で方向を異ならせて形成するパターン、(f)は変則的なジグザグのパターンである。各々の切欠を形成することで、冊子の強度を向上させることができる。
また、冊子の厚み方向に対して大きな角度で切欠を形成することもできる。図7はジグザグのパターンにおけるジグザグの角度を、矢印で示したパターンのように大きくして作成した場合を示す。このようにすることで、冊子の強度を向上させることができる。切欠の処理が終了すると次に用紙は搬送部50へ送られる。
搬送部50に送られた用紙Sは、搬送ローラにより挟持されてレジストローラを経て折り処理部60に搬送される。
切欠形成処理された小サイズの用紙Sのうち、折り処理が行われない用紙Sは、ゲートG3により分岐された搬送路p3Aを通過し、搬送される。切欠形成処理された大サイズの用紙Sは、折り処理の要否に拘わらずゲートG3の分岐位置の下方の搬送路p3Bに搬送され、折り処理部60に導入される。
搬送部50から折り処理部60に搬送される用紙Sは、外中折り、内中折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、内四つ折り(以下、観音折りとも称す)、ダブルパラレル折り等の折り処理(折り機能)が実施されて搬送路p1に戻される。
搬送路p1を通過する用紙Sは、搬送ローラ21、22に挟持されて直進し、排紙ローラ23により用紙搬出部20から排出され、糊付け製本装置Bに送り込まれる。
[糊付け製本装置B]
図1及び図8により糊付け製本装置Bの製本処理について説明する。図1に示すように、糊付け製本装置Bは、用紙搬送手段910、サブ排紙部920、用紙束収容手段930、用紙束搬送手段940、糊塗布部950、表紙供給手段960、表紙断裁手段970、表紙支持手段980を備えている。これらの各手段は、糊付け製本装置B内のほぼ垂直方向に縦列配置されている。
図1及び図8により糊付け製本装置Bの製本処理について説明する。図1に示すように、糊付け製本装置Bは、用紙搬送手段910、サブ排紙部920、用紙束収容手段930、用紙束搬送手段940、糊塗布部950、表紙供給手段960、表紙断裁手段970、表紙支持手段980を備えている。これらの各手段は、糊付け製本装置B内のほぼ垂直方向に縦列配置されている。
ラフニング装置Eから送り込まれた用紙Sを用紙搬送手段910で搬送し、用紙束収容手段930で複数枚の用紙Sを集積して用紙束Saを形成する。用紙束Saは用紙束搬送手段940により所定位置に搬送され、糊塗布部950により用紙束Saの背面に糊を塗布された後に、表紙支持手段980に支持された表紙用紙Kと接着されて製本処理がなされる。以下説明する。
用紙搬送手段910に導入された用紙Sは、複数の搬送ローラ、及び搬送路切替ゲートにより、サブ排紙部920、用紙束収容手段930、あるいは、表紙支持手段980のいずれかに搬送される。
サブ排紙部920への用紙搬送が設定されると、搬送路切替ゲートの設定によりサブ排紙部920の排紙トレイにラフニング装置Eから排出された用紙Sを直接受容する。排紙トレイでは最大約200枚を積載することができる。
用紙束収容手段930は、ラフニング装置Eから排出された用紙Sを、所定枚数束ねて用紙束Saを形成する。図8は糊付け製本装置Bの断面図である。同図に示すように用紙束収容手段930は、傾斜配置された用紙載置台935、移動可能な用紙後端位置決め部材936、用紙の幅方向の整合を行う整合部材937、等を有する。
図8に示すように、用紙束収容手段930の用紙載置台935上に積載された用紙束Saは、整合されてから、把持手段941によって把持される。用紙後端位置決め部材936は図示しない駆動手段により揺動されて用紙載置台935の下方に待避する。用紙束Saを把持した把持手段941は、図示の破線で示す斜め下方に移動したのち旋回して、用紙束Saに接着剤塗布処理をする背面を下側になるようにして直立状態に保持され、所定位置に停止する。
一方、表紙供給手段960の表紙積載手段961内に収容された表紙用紙Kは、給紙手段962により分離、給送され、搬送ローラ963、964、965に挟持され、表紙支持手段980の搬送ローラ981、982によって搬送され、所定位置に停止される。
搬送ローラ965の図示右方に配置された表紙断裁手段970では表紙用紙Kの断裁を行う。表紙用紙Kが、用紙束Saに対してくるみ製本処理を行う際に必要な長さよりも長い場合には、予め余分な部分を断裁しておく。
[糊塗布部]
糊塗布部950において、951は糊を塗布する塗布ローラである。953は糊を収納した糊容器、954はこれらを支持する移動体である。糊容器953の外周面と塗布ローラ951の内部には、ヒータを有しており、糊容器953の糊を所定温度に加熱することにより内部の糊は溶融状態となっている。移動体954を用紙束Saの背面の長手方向に、塗布部移動部955によって往復移動させながら、モータM5を駆動してギヤ952を介して塗布ローラ951を回転させることにより用紙束Saの背面に所定厚みの糊Nを塗布する。なお、ラフニング処理が実施されている場合に所定厚み分の糊を塗布するには、切欠部に糊が入り込む分、切欠部がない場合に比べて多くの糊を塗布する。
糊塗布部950において、951は糊を塗布する塗布ローラである。953は糊を収納した糊容器、954はこれらを支持する移動体である。糊容器953の外周面と塗布ローラ951の内部には、ヒータを有しており、糊容器953の糊を所定温度に加熱することにより内部の糊は溶融状態となっている。移動体954を用紙束Saの背面の長手方向に、塗布部移動部955によって往復移動させながら、モータM5を駆動してギヤ952を介して塗布ローラ951を回転させることにより用紙束Saの背面に所定厚みの糊Nを塗布する。なお、ラフニング処理が実施されている場合に所定厚み分の糊を塗布するには、切欠部に糊が入り込む分、切欠部がない場合に比べて多くの糊を塗布する。
用紙束Saへの糊の塗布を行った後、図示しない駆動手段により昇降手段986が移動筐体984を所定位置としての上昇位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材983上に載置された表紙用紙Kの中央部を用紙束Saの糊塗布面に圧接して接着させる。
糊Nを貼着した用紙束Saに表紙用紙Kを接着したのち、表紙用紙Kを用紙束Saに沿って折り曲げる。折り曲げは、上下及び水平に移動する1対の折り曲げ部材988の動作により、用紙束Saの背に貼着されている表紙用紙Kを背の側縁に沿って折り曲げる。以上により冊子Sbが形成される。
排出ベルト987により排出された冊子Sbは、図1に示す冊子収容装置Cの昇降可能な搬送ベルト991上に載置され、搬送ベルト991の回動によって順次排出され、排紙台992上に積載収容される。
図9は、画像システムの制御ブロック図である。なお、同図では本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の画像システムとして既知の部分については省略してある。また以降の図においては説明の重複を避けるために、共通する部分は同一符号を付すことにより説明に代える。
画像形成装置Aは、プログラムに従って画像形成装置Aの各種制御を実行するCPU500Aを中心に、バス505Aにより、ROM501A、RAM502A、画像形成部A1、用紙搬送部7、操作表示部9A及び通信部504A等が相互に接続されている。
画像形成装置Aでは、製本処理を行う製本印刷ジョブや、ラフニング処理を行うラフニング処理ジョブが入力された場合には、糊付け製本装置Bとラフニング装置Eへ通信部504A、504B、504Cを介してその情報を送信する。糊付け製本装置Bやラフニング装置Eでは、その受信した情報に基づいて、製本処理やラフニング処理の受け入れ準備等を行う。
糊付け製本装置Bは、プログラムに従って糊付け製本装置Bの各種制御を実行するCPU500Bを中心に、バス505Bにより、ROM501B、RAM502B、設定記憶部503B、サブ排紙部920、糊塗布部950及び通信部504B等が相互に接続されている。
CPU500Bはプログラムに従って糊付け製本装置Bの各種制御を実行する。ROM501Bは糊付け製本装置Bを制御するためのプログラムやデータを含む各種プログラムやデータを記憶している。RAM502BはCPU500Bによってワークエリアとして利用され、CPU500Bが糊付け製本装置Bの制御を実行する際に必要なプログラムやデータを一時的に記憶する。そして、CPU500Bは、RAM502Bに展開されたプログラム及びデータに基づき、糊付け製本装置Bの制御を実行する。そして当該CPU500Bが制御手段としても機能する。設定記憶部503Bは、制御条件、糊の補給回数、等を記憶する。
通信部504Bであり、画像形成装置A、ラフニング装置Eに接続され、装置間で各種データを送受信する。505Bはバスであり、CPU500B、ROM501B、RAM502B、サブ排紙部20、後述する塗布ローラ951やならしローラ952を備えた糊塗布部950、通信部504B等が相互に接続されている。
ラフニング装置Eにおいて、500CはCPUでありプログラムに従ってラフニング装置Eの各種制御を実行する。501CはROMでありラフニング装置Eを制御するためのプログラムやデータを含む各種プログラムやデータを記憶している。502CはRAMでありCPU500Cによってワークエリアとして利用され、CPU500Cがラフニング装置Eの制御を実行する際に必要なプログラムやデータを一時的に記憶する。そして、CPU500Cは、RAM502Cに展開されたプログラム及びデータに基づき、ラフニング装置Eの制御を実行する。そして当該CPU500Cが制御手段としても機能する。設定記憶部503Cは、制御条件、切欠パターンSp、等を記憶する。
504Cは通信部であり、画像形成装置A、糊付け製本装置Bに接続され、装置間で各種データを送受信する。505Cはバスであり、CPU500C、ROM501C、RAM502C、パンチ302、移動部400、切欠部40、通信部504C等が相互に接続されている。即ち、CPU500Cは、切欠形成部40のパンチ302を駆動するモータM2、切欠形成部40を駆動するための移動部400の駆動を制御する。
画像形成装置AのCPU500A、ROM501A及びRAM502A等は画像形成装置主制御部100に内蔵され、糊付け製本装置BのCPU500B、ROM501B及びRAM502B等は糊付け製本装置主制御部200に内蔵され、ラフニング装置EのCPU500C、ROM501C及びRAM502C等はラフニング装置主制御部600に内蔵されている。
画像形成装置AのCPU500Aと、糊付け製本装置BのCPU500Bと、ラフニング装置EのCPU500Cとは、シリアル通信部101、201、601により接続されている。
次に、製本処理とラフニング処理の設定方法について説明する。図10乃至図13は画像形成装置Aの操作表示部9Aにおける表示画面の詳細図である。図10は各種の表示及び入力を行う操作表示部9Aの基本画面を示す。基本画面においては、原稿設定、画質設定、出力設定、応用機能、用紙を給紙させる給紙トレイの選択等を行う。
製本処理とラフニング処理を実行させる場合には図10で出力設定釦D1を押す。出力設定釦D1が押されると図11に示すように出力設定に関する設定画面がポップアップ表示される。出力設定画面でくるみ綴じ釦D11を押すと、図12のくるみ綴じ設定画面がポップアップ表示される。
図12のくるみ綴じ設定画面上では、表紙印刷の有無、表紙印刷モード(片面/両面)の選択、表紙印刷面、表紙断裁の有無、綴じ方向、背表紙幅、表紙トレイ等を設定し、OK釦を押すと設定が完了する。
ラフニング処理を行う場合には釦D12を押す。すると、図13のラフニング処理設定画面がポップアップ表示され、ラフニング処理の切欠パターンSp、ラフニング処理の条件、糊の塗布回数、塗布ローラの回転数、ならし動作の実施の有無などを設定し、OKを押すと設定が完了する。入力された設定は画像形成装置AのRAM502Aに記憶される。
このようにラフニング処理の設定を行って、画像形成装置A、ラフニング装置E、糊付け製本装置Bを用いて画像形成、ラフニング処理、製本処理の一連の処理を行う。最初に画像形成処理が行われ、ラフニング装置Eに画像形成された用紙が搬送される。ラフニング処理を行う設定を行っている場合には、ラフニング処理を行い、画像形成された用紙は糊付け製本装置Bに搬送され、糊付け製本装置Bにおいて製本処理が行われる。
<ラフニング実施設定処理>
次にラフニング実施設定処理について図14を用いて説明する。以下の制御フローは糊付け製本装置Bの制御手段として機能するCPU500Bと、画像形成装置Aの制御手段として機能するCPU500Aにて行われる処理である。
<ラフニング実施設定処理>
次にラフニング実施設定処理について図14を用いて説明する。以下の制御フローは糊付け製本装置Bの制御手段として機能するCPU500Bと、画像形成装置Aの制御手段として機能するCPU500Aにて行われる処理である。
製本処理は、用紙上に画像を形成する画像形成処理や、用紙へのラフニング処理の設定と同時に行う。それらの設定は、画像形成装置Aの上部に設けた入力部及び表示部を備えた操作表示部9Aを用いて行う(ステップS10)。
製本処理を行う段階になった場合、製本装置BのCPU500Bは、ラフニング処理が行われたかどうかを糊付け画像形成装置AのRAM502Aと通信を行って判断する(ステップS11)。前述のように既にラフニング処理の指示がなされているなど、ラフニング処理の有無の設定が入力されている場合には、次にステップS12へ進む。ラフニング処理の有無の設定情報が受信されていない場合には、使用者が操作表示部9Aにおいてラフニング処理の有無などを入力すると、ステップS12へ進む。ステップS12ではラフニング処理についての実施の有無の情報を設定記憶部503Bへ記憶させ、フローを終了する。
<糊塗布量増加処理>
次にラフニング処理を行った際の糊塗布量増加処理について図15を用いて説明する。ラフニング処理を行って作製した切欠部には糊が入りこむので、切欠部を作成しない場合と同量の糊を塗布すると、製本の強度が落ちる。そこで、切欠部の形成を行う場合には、糊の塗布量を増加させることで、強度を持たせた製本を行う。
<糊塗布量増加処理>
次にラフニング処理を行った際の糊塗布量増加処理について図15を用いて説明する。ラフニング処理を行って作製した切欠部には糊が入りこむので、切欠部を作成しない場合と同量の糊を塗布すると、製本の強度が落ちる。そこで、切欠部の形成を行う場合には、糊の塗布量を増加させることで、強度を持たせた製本を行う。
最初に前述のようにラフニング実施設定処理においてラフニング処理の実施の有無の設定を行う(ステップS20)。
次に製本処理に段階となった場合に、ステップS21において糊付け製本JOBを開始する使用者の指示を待ち、指示があればステップS22へ移る。糊付け製本JOBを開始する使用者の指示がない間は、使用者の指示を待ち続ける(ステップS21のNO)。前述のように、使用者は予め画像形成装置Aの操作表示部9Aから糊付け製本JOBを開始する指示を出しておくことができ、また糊付け製本JOBを開始する時点で指示を出すこともできる。糊付け製本JOBを開始する指示があれば、ステップS22において用紙受け取り処理を行う。次にステップS23において製本枚数分の用紙を受け取ったか判断し、受け取っていなければステップS22に戻って用紙受け取り処理を行い、受け取っていれば次のステップS24に移り、糊塗布ヘッド駆動条件変更処理、又はならし動作不実施処理を行う設定をする。
詳細は後述するが、糊塗布ヘッドの回転数を増加させ、又は糊塗布時に糊塗布ヘッドの往復回転の回数を増加させ、又はならし動作を実施しなければ、より多くの糊を塗布することができる。これらの処理を全て行う設定を行ってもよいし、一部の処理を行う設定を行ってもよい。より多くの糊を塗布するには全ての処理を実施する設定を行うことが望ましい。
次にステップS25へ移り、塗布ローラの回転数の設定に基づいて糊塗布処理を行う。次にステップS26において、設定した往復回数分の塗布処理を行い、表紙用紙を接着して製本処理を完了する。次にステップS27に移って、設定部数分の製本が完了したかどうかを判断し、完了していなければステップS22へ戻って用紙の受け取り処理を行い、前述の製本処理を継続する。設定部数分の製本処理が完了していればフローは終了する。
<糊塗布ヘッド駆動条件変更処理>
次に糊塗布ヘッド駆動条件変更処理について図16を用いて説明する。以下の制御フローは糊付け製本装置Bの制御手段として機能するCPU500Bにて行われる処理である。
<糊塗布ヘッド駆動条件変更処理>
次に糊塗布ヘッド駆動条件変更処理について図16を用いて説明する。以下の制御フローは糊付け製本装置Bの制御手段として機能するCPU500Bにて行われる処理である。
最初のステップS30において、ラフニング処理を実施しているかどうかを判断する。ラフニング処理を実施していれば(ステップS30のYES)、冊子の背面への糊の塗布量を増加させるため、ステップS31へ移って塗布ローラの回転を高速化する設定を行う。さらにステップS32へ移って、冊子の背面に糊を塗布する糊容器の往復回数を増加させる設定を行い、フローを終了する。ステップS30においてラフニング処理を行っていないと判断されれば、ラフニング処理を行う場合に比べて少ない糊の塗布量で済むことから、ステップS33へ移って塗布ローラの回転の低速化する設定を行う。さらに、ステップS34へ移って、冊子の背面に糊を塗布する往復回数を減少させる設定を行い、フローを終了する。
<ならし動作不実施処理>
次にならし動作不実施処理について説明する。最初に、ならし動作について図17を用いて説明する。冊子の背面に糊を塗布する塗布ヘッドHDは、糊を貯留する糊容器953、回転しながら糊を塗布する塗布ローラ951、塗布ローラ951が塗布した糊を均一にするならしローラ956などからなる。ならしローラ956は糊容器953に備えられる。塗布ヘッドHDは冊子の背面に沿って平行に直進し、塗布ローラ951は、糊容器内に図示しないヒータによって暖められて溶融した糊を回転しながら冊子の背面に塗布する。糊は同図に示すように塗布ローラ951によって塗布厚a1で塗布される。塗布ローラ951によって塗布された糊は、場所によって厚みがバラツク場合もあるため、ならしローラ956が回転しながら一定の塗布厚a2にして均一化する。ならしローラ956は塗布ローラ951を用いて塗布された糊を一定の厚みに規制することで均一化するので、ならし動作によって塗布厚は薄くなる。従って塗布厚a2は塗布厚a1より小さくなる。塗布ヘッドが同図下に示すように冊子の背面に糊の塗布を終えると、背面に塗布された糊は塗布厚a2で均一化される。なお規制された糊は糊容器953に戻される。
<ならし動作不実施処理>
次にならし動作不実施処理について説明する。最初に、ならし動作について図17を用いて説明する。冊子の背面に糊を塗布する塗布ヘッドHDは、糊を貯留する糊容器953、回転しながら糊を塗布する塗布ローラ951、塗布ローラ951が塗布した糊を均一にするならしローラ956などからなる。ならしローラ956は糊容器953に備えられる。塗布ヘッドHDは冊子の背面に沿って平行に直進し、塗布ローラ951は、糊容器内に図示しないヒータによって暖められて溶融した糊を回転しながら冊子の背面に塗布する。糊は同図に示すように塗布ローラ951によって塗布厚a1で塗布される。塗布ローラ951によって塗布された糊は、場所によって厚みがバラツク場合もあるため、ならしローラ956が回転しながら一定の塗布厚a2にして均一化する。ならしローラ956は塗布ローラ951を用いて塗布された糊を一定の厚みに規制することで均一化するので、ならし動作によって塗布厚は薄くなる。従って塗布厚a2は塗布厚a1より小さくなる。塗布ヘッドが同図下に示すように冊子の背面に糊の塗布を終えると、背面に塗布された糊は塗布厚a2で均一化される。なお規制された糊は糊容器953に戻される。
次に、ならし動作の実施の有無の選択によって冊子の背面に塗布する糊の厚みを制御するならし動作不実施処理について図18と図19を用いて説明する。以下の制御フローは糊付け製本装置Bの制御手段として機能するCPU500Bにて行われる処理である。
最初のステップS40において、ラフニング処理を実施しているかどうかを判断する。ラフニング処理を実施していれば(ステップS40のYES)、冊子の背面への糊の塗布量を増加させるため、ステップS41へ移り、図19に示すように図示しない駆動手段を用いて、ならしローラ956の位置を同図における点線で示す位置から実線で示す位置へ移動させる。このようにすることで、ならしローラ956を冊子背面から糊容器側に離し、フローを終了する。塗布ローラ951によって冊子の背面に塗布された糊は前述のように塗布厚a1となるので、ならしローラ956が冊子の背面からa1以上の距離をなすようにならしローラ956を移動させる。このようにすることで、ならしローラ956によって規制した場合の塗布厚a2より厚く糊を塗布することができる。
次に、最初のステップS40において、ラフニング処理を実施していないと判断されれば(ステップS40のNO)、冊子の背面への糊の塗布厚を小さくするために、ならしローラ956の位置を固定して変えず、ならしローラ956によりならし動作を行い、フローを終了する。このようにラフニング処理の実施の有無に応じて、ならし動作の実施の有無を選択し、冊子の背面への糊の塗布厚を変更することで、糊付けされた製本の強度を向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、切欠部の形成を行う場合に、冊子の背面への糊の塗布量を変更することで、強度を向上させた製本を行うことができる。
A 画像形成装置
B 糊付け製本装置
E ラフニング装置
9A 操作表示部
N 糊
HD 塗布ヘッド
40 切欠形成部
500A、500B、500C CPU
501A、501B、501C ROM
502A、502B、502C RAM
503B、503C 設定記憶部
950 糊塗布部
951 塗布ローラ
953 糊容器
956 ならしローラ
B 糊付け製本装置
E ラフニング装置
9A 操作表示部
N 糊
HD 塗布ヘッド
40 切欠形成部
500A、500B、500C CPU
501A、501B、501C ROM
502A、502B、502C RAM
503B、503C 設定記憶部
950 糊塗布部
951 塗布ローラ
953 糊容器
956 ならしローラ
Claims (7)
- ラフニング手段によって切欠部を形成された用紙を束ねて用紙束を形成し、該用紙束の該切欠部を有する面である切欠部形成面に糊を塗布する製本装置であって、
糊を貯留する貯留部と、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで前記貯留部内の糊を前記用紙束の前記切欠部形成面に塗布する塗布ローラと、
前記塗布ローラの前記直進動作と前記回転動作を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記用紙の切欠部の有無の情報である切欠有無情報に応じて、用紙束の前記切欠部形成面に糊を塗布する往復回数及び前記塗布ローラの回転数のうちの少なくとも一つを変更することを特徴とする糊付け製本装置。 - 前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合には、切欠部を有さないとの情報である場合に比べて、前記往復回数及び前記塗布ローラの回転数のうちの少なくとも一つを増加させることを特徴とする請求項1記載の糊付け製本装置。
- ラフニング手段によって切欠部を形成された用紙を束ねて用紙束を形成し、該用紙束の該切欠部を有する切欠部形成面に糊を塗布する製本装置であって、
糊を貯留する貯留部と、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで前記貯留部内の糊を前記用紙束の前記切欠部形成面に塗布する塗布ローラと、
用紙束の前記切欠部形成面に沿って直進動作し、かつ回転動作することで、前記用紙束の前記切欠部形成面に前記塗布ローラが塗布した糊を均一にならすならしローラと、
前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を制御する間隔制御手段と、
を有し、
前記間隔制御手段は、前記用紙の切欠部の有無の情報である切欠有無情報に応じて、前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を変更することを特徴とする糊付け製本装置。 - 前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合には、切欠部を有さないとの情報である場合に比べて、前記ならしローラの外周面と前記用紙束の前記切欠部形成面との間隔を増加させることを特徴とする請求項3記載の糊付け製本装置。
- 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、画像形成された用紙を束ねて用紙束とし、用紙束を製本する請求項1乃至4記載の糊付け製本装置を有することを特徴とする画像システム。
- 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、画像形成された用紙を束ねて用紙束とし、用紙束を製本する請求項1又は2記載の糊付け製本装置と、
使用者が各種入力を行う入力手段を有し、
前記入力手段の入力に基づいて、前記制御手段は、前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合における前記往復回数、及び前記塗布ローラの回転数を変更することを特徴とする画像システム。 - 用紙上に画像を形成する画像形成手段と、画像形成された用紙を束ねて用紙束とし、用紙束を製本する請求項3又は4記載の糊付け製本装置と、
使用者が各種入力を行う入力手段を有し、
前記入力手段の入力に基づいて、前記間隔制御手段は、前記切欠有無情報が切欠部を有するとの情報である場合における前記ならしローラの外周面と前記用紙束の背面との間隔を変更することを特徴とする画像システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008139349A JP2009285923A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 糊付け製本装置及び画像システム |
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ID=41455627
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JP2008139349A Pending JP2009285923A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 糊付け製本装置及び画像システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112756A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 後処理装置、画像形成システムおよび後処理方法 |
-
2008
- 2008-05-28 JP JP2008139349A patent/JP2009285923A/ja active Pending
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JP2015112756A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 後処理装置、画像形成システムおよび後処理方法 |
US9738103B2 (en) | 2013-12-10 | 2017-08-22 | Konica Minolta, Inc. | Post-processing apparatus, image forming system, and post-processing method |
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