JP2009298512A - 用紙搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ圧を調整しても用紙進入性を低下させることのないカール付加機能を有する用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】弾性層を有する第一のローラ101と硬質部材からなる第二のローラ102とを圧接させて形成したニップ間に用紙を通過させ、用紙に対してカールを付加可能な用紙搬送装置であって、第二のローラ102の軸方向の3個所に小径部102aを設け、その小径部102aと用紙搬送方向上流側に配置したテンションローラ104との間にガイドベルト103を張架して設け、ガイドベルト103により用紙をローラニップに導くようガイドする。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における用紙搬送装置に関し、さらに詳しくは、搬送中の用紙にカールを付けるカール付加機能を有する用紙搬送装置に関するものである。
特開2006−036489号公報 特開2001−261211号公報
近年の画像形成装置(複写機、プリンタ等)は高速化及び高機能化が進み、後処理周辺機を接続することでパンチやステープルあるいは折り等の多種多様な処理まで可能となっている。また、画像形成装置の普及に伴いユーザの印刷物への仕上がりに対する要求も高まっている。中でも用紙カール低減の要求は高く、定着後の用紙カールが、その後の後処理を含めたシステムとしての搬送品質に与える影響は大きく、カールを矯正するデカーラ技術の必要性が注目されている。
デカーラ技術は一般的に定着後に発生するカールを矯正するため、搬送されている用紙のカール方向と逆のカールを付加することでカールを打ち消す構成となっている。つまり、正(+)のカールに対して負(−)のカールを付加するため、用紙に何かしらのストレスを加えてカールを矯正している。従って、デカーラ装置は一方方向のカールを矯正する効果はあるが、カールのない用紙や、デカール装置で付加するカールと同方向のカールの用紙に対してはデカール効果が得られないばかりではなく、逆にカールを助長するカーラ装置として働いてしまう。しかしながら、定着部の構成により定着後のカール方向は一般的にシステムとしてどちらかのカール方向になるため、それを打ち消す方向のデカーラ装置を採用し対応している。
ソフトローラとハードローラを対向させてニップを形成し、そのニップ部に用紙を通過させることによってカールを矯正するデカーラ装置は、省スペース及び低コストの観点からもメリットがある。また、特許文献1では、ニップ圧を切替えることで様々な紙種に対してもデカール効果が得られるような発明も開示されている。
しかしながら、一般的な搬送ローラ対と異なり、デカーラ装置ではニップ圧を調整するとニップ形状が変化し、ニップに対する用紙の進入角度が変化したことでニップへの用紙の入り込みが悪くなり、その結果上流の搬送ローラとの間で用紙がたるみ、搬送経路を用紙が擦ったことで画像にキズ等が発生してしまうことがある。
また、特許文献2には、搬送駆動ローラにベルトの巻き付け角度を変更可能としたことにより、様々な厚さの用紙やカール量に対応できる発明が記載されている。この発明では、ベルトの巻き付け角度を変化させデカール効果を生じさせているが、ハードローラの幅方向(軸方向)を全てベルトで覆ってしまうと、一定範囲のみにベルトを設けた場合と比較して用紙がローラニップへ進入し難くなってしまうという問題がある。
本発明は、従来のデカーラ技術における上述の問題を解決し、ニップ圧を調整しても用紙進入性を低下させることのないカール付加機能を有する用紙搬送装置および画像形成装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、第一のローラと、該第一のローラよりも硬質な第二のローラとを有し、前記第一のローラと前記第二のローラとを圧接させて形成したニップ間に用紙を通過させ、用紙に対してカールを付加可能な用紙搬送装置であって、前記第二のローラの軸方向の少なくとも一箇所の所定範囲を小径部として設けるとともに、前記第二のローラの前記小径部と、前記第二のローラの用紙搬送方向上流側に配置したテンション部材との間にガイドベルトを張架して設け、前記ガイドベルトにより用紙を前記ニップに導くようガイドすることにより解決される。
また、前記ガイドベルトが、当該用紙搬送装置の用紙搬送基準に対して対称となるように配置されると好ましい。
また、前記ガイドベルトの数が奇数本の場合、1本の前記ガイドベルトが当該用紙搬送装置の用紙搬送基準位置に配置されると好ましい。
また、前記ガイドベルトの少なくとも表層が離形性材料により形成されていると好ましい。
また、前記第一のローラと前記第二のローラとのニップ圧を調整可能であると好ましい。
また、前記調整可能なニップ圧の最小ニップ圧が、用紙を搬送可能な最小ニップ圧であると好ましい。
また、前記第二のローラの前記小径部は、当該小径部に架け渡した前記ガイドベルトが当該第二のローラの大径部周面から突出しないように設けられていると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、請求項1〜7のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を、画像形成部の用紙搬送方向下流側に備える画像形成装置により解決される。
また、前記用紙搬送装置のニップ圧が調整可能に設けられており、該ニップ圧をユーザが設定可能に構成されていると好ましい。
また、前記用紙搬送装置のニップ圧が調整可能に設けられており、用紙情報に基づいて前記ニップ圧が設定されると好ましい。
また、定着装置を有し、前記用紙搬送装置が前記定着装置の用紙搬送方向下流側に配置されると好ましい。
また、前記定着装置の温度と連動して前記用紙搬送装置のニップ圧を調整すると好ましい。
また、前記画像形成部がインクジェット方式により画像を形成すると好ましい。
また、ソート、パンチ、ステープル、折り機能のうちの少なくとも1つの機能を有する後処理装置が装着されていると好ましい。
本発明の用紙搬送装置によれば、第二のローラに設けた小径部と第二のローラの上流側に配置したテンション部材との間にガイドベルトを張架して設け、そのガイドベルトにより用紙をローラニップに導くようガイドするので、ニップ圧を調整した場合の用紙進入角度の変化に影響を受けることなくローラニップに確実に用紙を進入させることができ、安定した搬送品質のカール付加機能(カール矯正効果)を有する用紙搬送装置を実現することができる。また、第二ローラの小径部にガイドベルトを掛けることで、ベルト厚さにバラツキがある場合でも用紙搬送性に影響を与えることがない。
請求項2の構成により、ガイドベルトを用紙搬送基準に対して対称となるように配置することで、用紙のスキューを発生させることがない。
請求項3の構成により、用紙をスキューさせることなく安定して搬送することができる。
請求項4の構成により、ベルト面を用紙がこすることによる画像へのキズ等の発生を防止、画像品質を低下させることがない。
請求項5の構成により、用紙に対して適切なカールを付加することができる。また、ニップ圧調整に際して用紙進入角度が変化した場合でも確実に用紙をニップに導くことができ、安定した搬送品質のカール付加機能を有する用紙搬送装置を実現することができる。
請求項6の構成により、用紙へのカール付加が必要ない場合および用紙のカールを助長したくない場合にはニップ圧を最小とすることで、不要なカールの付加あるいは用紙カールの増加を防止することができる。また、用紙に不要なストレスを与えてしまうことを防止できる。
請求項7の構成により、ガイドベルトが第二のローラの周面から突出せず、用紙搬送性に影響を与えることがない。
請求項8の画像形成装置によれば、用紙がカールしている場合にそのカールを矯正することができるので、高品質な印刷物を提供することができる。
請求項9の構成により、ユーザが所望するニップ圧を設定して適切な用紙カールの矯正を行なうことができる。
請求項10の構成により、用紙種類や紙厚に応じた適切なカール矯正を自動的に行なうことができ、多様な用紙に対してデカール効果が得られる画像形成装置を提供することができる。
請求項11の構成により、定着により生じた用紙カールの矯正を行うことができ、電子写真方式の画像形成装置において高品質な印刷物を得ることができる。
請求項12の構成により、定着温度に応じた適切なカール矯正を自動的に行なうことができる。
請求項13の構成により、用紙がインクを吸ったことによって発生するカールを矯正することができ、高品質なインクジェット方式の画像形成装置を提供することができる。
請求項14の構成により、後処理装置を含めたシステムとしての用紙搬送品質に影響を及ぼすカールを確実に矯正することができ、適正な後処理を実現して高付加価値な印刷物を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る用紙搬送装置を備える画像形成装置の一例を示す断面構成図である。この図に示す画像形成装置10は複写装置として構成されたものであり、装置本体のほぼ中央に画像形成部1が配置され、この画像形成部1の下方に給紙部2が配置されている。給紙部2は各段に給紙トレイ21を備えている。画像形成部1の上方には原稿を読み取る読取部3が配設されている。画像形成部1の左側には排紙収納部4が形成され、画像形成された用紙が排紙収納される。
画像形成部1には作像ユニット6が配置され、像担持体である感光体ドラム61の周囲には、感光体表面に帯電処理を行う帯電器62,感光体表面に形成された静電潜像を可視化する現像装置63及び感光体に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置64等が配置されている。また、作像ユニット6の上方には光走査装置7が配設されている。そして、感光体ドラム61の下には、感光体61上に作像されたトナー像を用紙に転写する転写装置51が配置されている。その転写装置51の側方には、用紙上に転写されたトナーを、一対のローラ間を通過して熱と圧力を加えることによってトナー像を定着処理する定着装置52が配置されている。定着装置52の直後には、デカーラ効果を有する後述の用紙搬送装置100を配置して、用紙カールを矯正するように設けている。定着後の用紙は排紙ローラ53により排紙収納部4に排紙される。
両面印刷時は、分岐部91にて分岐され、反転両面部90で用紙が反転されてレジストローラ23まで搬送され、レジストローラ23で用紙のスキューが補正され、裏面画像形成動作に至る。
給紙部2においては、各段の給紙トレイ21に未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持された底板24が最上紙をピックアップローラ25が当接可能な位置まで上昇させる。給紙ローラ26の回転により、最上紙は給紙トレイ21から送り出され、搬送ローラ対27,28によりレジストローラ対29へと搬送される。
レジストローラ対29は用紙の搬送を一時止め、感光体ドラム61表面のトナー像と用紙先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回転が開始するよう、制御される。
読取部3では、コンタクトガラス31上に載置される原稿の読み取り走査を行うために、原稿照明用光源とミラーよりなる読み取り走行体32,33が往復移動する。この読み取り走行体32,33により走査された画像情報は、レンズ34の後方に設置されているCCD35に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、画像処理部(図示せず)によってデジタル化され画像処理される。画像形成部1では、画像処理部によって処理された画像信号に基づいて、光走査装置7内のレーザダイオード(LD)の発光により感光体ドラム61の表面に静電潜像が形成される。読取部3の上方には、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置30が取り付けられている。
本例の画像形成装置10は、上記のように原稿を読み取りデジタル化して用紙に複写する、いわゆるデジタルコピー機としての機能の他に、図示せぬ制御部により原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である。上記コピー機としての設定は、オペレータが任意に設定可能な操作部(図示せず)で行う。また、どの機能によって形成された画像もすべて排紙収納部4に排出される。
分岐爪91にて分岐され反転両面部9を経由して、用紙を反転させ反転排紙ローラ54を経由して排紙ローラ53から排出された場合、排紙収納部4にスタックされた用紙は画像面が下面になった状態であり、コピー、ファクシミリ、プリンタで扱う原稿の処理順が1ページから行われて印刷されても、排紙収納部4から取り出したときに1ページ目が最上になっており、改めてページを揃えるなどの作業から開放される。
図2は、本発明のカール付加機能(カール矯正効果)を有する用紙搬送装置の一実施例を示す断面図である。また、図3は、その斜視図である。
これらの図に示す本例のカール機能付き用紙搬送装置100は、弾性部材からなる変形可能な第一のローラであるソフトローラ101と硬質部材からなる第二のローラであるハードローラ102が圧接して形成したニップに用紙Pを通過させて搬送し、用紙をカールさせる(用紙が持っているカールと反対向きのカールを付加する)ことで、用紙のカールを矯正するように構成されたものである。
より詳細には、ソフトローラ101は芯金部材上に弾性部材(例えば発泡スポンジやゴム等)を積層したもので、ハードローラ102との圧接により弾性層が弾性変形するものである。ハードローラ102は芯金部材上に硬質部材(例えば金属や樹脂等)を積層したものあるいは全体が硬質部材からなるもので、ハードローラ102との圧接によりハードローラの弾性層を変形させてハードローラ外周面に沿った形状で上記ニップを形成させる。本例のハードローラ102には、軸方向に3個所の小径部102aが形成されており、その3個所の小径部102aにそれぞれ、ガイドベルト103が架け渡され、テンションローラ104によって張られている。ハードローラ102とガイドベルト103及びテンションローラ104によって、ハードローラユニット105を構成している。テンションローラ104は、ハードローラ102に対して用紙搬送方向の上流側に配置され、図示しない付勢手段によりガイドベルト103を所定の張力で張るように付勢されている。
用紙は図2の右側、すなわちテンションローラ104が配置されている側からソフトローラ101とハードローラユニット105のローラニップに導かれ、図の左方向に搬送される。ソフトローラ101にハードローラ102が食い込んだニップ形状により、ローラ対を通過した用紙に対してカールが付加される。なお、ローラ対の前後(用紙搬送方向の上流側及び下流側)には適宜ガイド板が配置される。テンションローラ104は、手前下側のガイド板81の下方に(用紙搬送路の外側)に配置される。搬送されてきた用紙Pは、まずガイドベルト103に当接し、ガイドベルト103に案内されてローラニップに導かれる。
図2から分かるように、本例の用紙搬送装置100では、上側にソフトローラ101を配置し、下側にハードローラユニット105を配置しているため、ニップ部は上方に凸形状となり、用紙搬送装置100を通過する用紙に対し、凸が上を向いた(凸形状の)カールを付加することになる。これは、カール機能付き用紙搬送装置は定着装置の下流に配設し、定着装置通過によって用紙に与えられたカールを矯正することを目的とするためであり、図1に示す画像形成装置10においては、定着装置52は上側に定着ローラ(加熱ローラ)を、下側に加圧ローラ(弾性ローラ)を配置した構成によって、定着ニップは、下側の加圧ローラに対して食い込む凹形状となるため、定着装置52を通過する用紙には、凸が下を向いた(凹形状の)カールが付加されることになる。したがって、その凹形状のカールを矯正するため、本実施例の用紙搬送装置100では、上側にソフトローラ101を配置し、下側にハードローラユニット105を配置して、凸形状のカールを付加することで、定着装置で付けられた用紙のカールを矯正するように構成されている。
なお、逆向きの用紙カールを矯正するのであれば、ソフトローラ101とハードローラユニット105の位置関係を逆転させた構成にすることで対応可能である。
また、一般に、定着装置構成によって定着以後の用紙カールの方向は程度の違いこそあれ一方向のカールとなるため、カール矯正方向はシステム(画像形成装置)として一方向へ対応することでデカール効果を発揮できる。
さて、本例の用紙搬送装置100では、ソフトローラ101とハードローラ102が圧接して形成されたローラニップへの用紙進入をスムーズに行なわせるため、ハードローラ102の上流側にテンションローラ104を配置し、ハードローラ102とテンションローラ104間に所定の張力をもってガイドベルト103を架け渡している。
ガイドベルト103は、用紙に対し、搬送中心に対して対称に配設するのが好ましく、ガイドベルトを奇数個設ける場合には、1つのガイドベルトは搬送中心に配設するようにする。ガイドベルトが偶数個の場合は、搬送中心に対して対称となるように両側に配設すればよい。本例のハードローラユニット105は3本のガイドベルト103を有しており、そのうちの1つをハードローラ102の軸方向の中央に配設し、その両側に対称となるように1つずつのガイドベルト103を配設している。なお、図1に示す画像形成装置10は、用紙搬送基準が中央基準であり、それに対応して用紙搬送装置100におけるガイドベルト103の位置を設定している。
各ガイドベルト103の幅は、構成部品の種類を減らすためにも、用紙搬送力を均等にするためにも、同じ幅のものを用いるのが良い。ベルトの厚みも同じ方が好ましいが、本例のハードローラ102はガイドベルト103を掛けるための小径部102aを設けて、各ガイドベルト103の厚みが若干ばらついたとしても、ハードローラ102の外周面からベルト表面が突出しないように構成している。なお、(小径部102aの直径+ガイドベルト103の厚み×2)<ハードローラ102大径部の直径、とるように各部材寸法を設定している。
ガイドベルト103をフッ素系エラストマーで形成して離形性を確保し、ガイドベルトを(用紙が)擦ることで発生する懸念のある画像へのキズ等を防止し画像品質を安定させることができる。なお、ガイドベルト103としては、心材に一般的なEPゴムを使用し、ベルト表面をフッ素系樹脂でコーティングしたものを使用することでコストダウンを図ることも可能である。また、離形性が確保でき、ガイドベルトを形成可能な材質であれば、フッ素系に限定されるものではない。
ところで、用紙種類等に応じて用紙搬送装置100のニップ圧を調整可能に設けると好適である。そのため、本実施例ではハードローラ102を、ソフトローラ101に対する圧接力を変更できるように、図2において上下方向に移動可能に設けている。
図4は、用紙搬送装置100のニップ圧調整機構の構成例を模式的に示す正面図である。この図ではガイドベルト103及びテンションローラ104は図示を省略している。図4に示すように、ハードローラ102の芯金部材102bに当接するようにニップ圧調整カム106が配設されている。このニップ圧調整カム106は偏心軸106aを中心に回動可能となっており、カム106を回動させることでハードローラ102が図において上下方向に移動してニップ圧を調整することができる。図4(a)はニップ圧最大の状態を示しており、図4(b)はニップ圧を用紙搬送可能な最小圧力に減少させた状態を示す。
なお、本実施例の用紙搬送装置100ではソフトローラ101を駆動しており、ハードローラ102はソフトローラ101に従動する構成としている。また、ニップ圧調整カム106もソフトローラ101と同じ駆動源で駆動している。この場合、ニップ圧調整カム106への駆動系の途中に電磁クラッチ等を設け、必要なときにギヤ連結する(クラッチをONする)ことで、ソフトローラ101と共通の駆動源でも対応可能である。もちろん、別の駆動源(例えばステッピングモータ)を搭載してニップ圧調整カム106を駆動する構成も可能である。なお、ニップ圧最大にハードローラ102を加圧した場合でも、ソフトローラ101の駆動に影響はない。
図5は、用紙搬送装置100のニップ圧を3段階に制御した場合のソフトローラ101とハードローラ102の位置関係及びニップ形状とニップへの用紙進入方向を示す模式図である。なお、ここでは3段階に制御する場合で説明するが、ニップ圧は3段階に限らず、任意の段階または連続的に制御することも可能である。
図5(a),(b),(c)の各状態におけるニップ圧をそれぞれPa,Pb,Pcとすると、各ニップ圧の関係はPa>Pb>Pcであり、Pcは上述した用紙搬送可能な最小ニップ圧である。なお、デカール効果はカール装置のニップ形状によるところが大きく、図5(a)のニップ形状にカールしていない用紙を搬送すると、下方向(凸形状)のカールを付与してしまうことで逆に搬送品質の不具合につながってしまう。そのため、本実施形態では、画像形成装置10の操作部11(図6)から用紙搬送装置100のニップ圧を設定可能に設けている。用紙へのカール付加が必要ない(デカールする必要がない)場合は、ニップ圧を上記のPc(用紙搬送可能な最小ニップ圧)に設定することで、カールしていない用紙にカールを付けてしまうことがない。
図6に、画像形成装置10の操作部に設けた(操作部11の表示パネル14に表示させた)用紙搬送装置100のニップ圧設定メニューの一例を示す。本例の表示パネル14はタッチパネルとなっており、入力手段の機能を有するものである。
図6に示すニップ圧設定メニューでは、用紙搬送装置100のカール付加機能(用紙カールに対するデカーラ機能)のON又はOFFを選択できるように設けている。この場合、デカーラ機能「ON」は例えば上記ニップ圧Pa又はPbとし、デカーラ機能「OFF」は上記ニップ圧Pcとすればよい。ここではデカーラ機能のON又はOFFを選択するメニュー例を示すが、上記のように3段階あるいはそれ以上の多段階にニップ圧を調整できるように設けても良い。なお、操作部11には表示パネル14のほか、テンキー12やエンターキー13などが設けられる。
図7は、画像形成装置10の制御系の構成例を示すブロック図である。
図7に示すように、画像形成装置10は、エンジン制御部16に画像形成部1、給紙部2、定着部53、コントローラ制御部15等が接続されている。上記操作部11の表示部14はコントローラ制御部15に接続される。ユーザが操作部11の表示部14から用紙搬送装置100のニップ圧を設定すると、コントローラ制御部15から上記ニップ圧調整カム106を制御するための制御信号が送られ、所望のニップ圧に調整される。
ところで、本実施例の用紙搬送装置100の構成では、ハードローラ102を加圧することでニップ圧を調整するため、ニップ圧が高まるとローラニップへの用紙進入角度がきつくなり、コシの強い用紙や鋤目方向によってはニップに入りにくくなり易い。しかしながら本発明の用紙搬送装置では、上述の如くハードローラ102がガイドベルト103を備える構成であるため、ニップ圧を変更しても(ニップ圧を大きくしても)、ガイドベルト103によってニップ直前まで用紙をガイドすることができるため、用紙はスムーズにニップに進入することが可能となる。したがって、従来装置のように用紙が滞留して弛んだことによってガイド板等をこすって画像に傷が付く等の不具合が発生することを未然に防止することができる。
図8は、本実施例の用紙搬送装置100におけるローラニップへの用紙進入の様子を比較例と対比させて示す模式図である。
図8において、(a)図に示すのは本実施例の用紙搬送装置100の場合であり、ハードローラ102に小径部102aを設けてガイドベルト103を掛けているため、ハードローラ全体(全幅)にガイドベルトを掛けた比較例(b)図と比べて、ローラニップへの用紙進入角度を大きくとることができ、ニップへの進入性が向上する。そのため、用紙Pにカールがある場合でも、確実に用紙をニップへ導き、用紙のカールを矯正することが可能となる。
また、一般的に画像形成装置においては、用紙情報(紙厚/紙種等)により画像形成条件を変更して、用紙に対して最適な画像形成条件にて画像形成するように構成されている。そこで、用紙情報に基づいて用紙搬送装置100のニップ圧を制御するように設けると好適である。具体的には、用紙情報によるモード区分(例えば、普通紙モード、厚紙モードなど)毎に、代表的な用紙に対してデカール効果が得られるニップ圧値に設定することで、様々な用紙に対して適切なデカール効果を得ることが可能となり、用紙カールのない高品質な印刷物を得られる画像形成装置を提供することができる。なお、用紙情報によるモード区分はユーザが操作部から設定したり、あるいは画像形成装置のドライバで自動的に設定するように構成することができる。
また、一般的に定着装置は熱と圧力を与えることで用紙にトナーを定着させている。しかしながら、用紙が熱量を継続的に奪ってしまう連続通紙中や、機械立ち上がり直後の定着部の熱量が安定しないことによって、用紙のカール量が変動する傾向があるので、定着温度と連動して用紙搬送装置100のニップ圧を制御するように設けると好適である。定着装置は通常温度検知手段を備えているので、該検知手段で検知した定着温度に基づいて上記ニップ圧調整カム106を制御し、用紙搬送装置100のニップ圧を調整すればよい。これにより、適切なデカール効果を得ることが可能となる。また、この場合、定着温度に応じて用紙搬送装置100のニップ圧を微調整できるようにすることも効果的である。
一方、インクジェット方式等の場合にはトナーを使用しないため、定着装置によって熱と圧力を与えて用紙にトナーを定着させることはないが、用紙にインクを塗布することで用紙片面(印刷面)が吸湿することでカールが発生するため、インクジェット方式等の画像形成装置においても、作像部以降に本発明の用紙搬送装置を配置することで、デカール効果を得ることができる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ソフトローラとハードローラの配置は図示例と逆の構成とすることも可能であり、用紙のカール方向に応じて適切にソフトローラとハードローラの位置関係を設定してやれば良い。また、用紙搬送路が縦方向や斜め方向などの場合に対応して、本発明の用紙搬送装置を縦向きや斜めに配置することも可能である。
また、ハードローラに備えるガイドベルトの数も任意であり、ハードローラに対するガイドベルトの位置も上記実施例中に記載したように適宜な位置に設けることができるものである。ガイドベルトの幅や厚さなども適宜設定可能である。また、各ローラ及びガイドベルトを形成する素材等も適切なものを使用可能である。各ローラの直径等も任意であるし、ニップ圧も適宜設定可能である。
また、テンション部材としてのテンションローラ104は、図示例では各ガイドベルト毎に独立して設けたものであるが、1本のテンションローラとして構成する(1本のテンションローラに複数本のガイドベルトを掛ける)ことも可能である。
ニップ圧を調整可能な構成においては、ニップ圧を段階的に変更する構成も、ニップ圧を連続的に変更する構成も可能である。例えば、カム形状によっていずれも実現することができる。また、カム以外の機構を用いてニップ圧を調整することも可能である。
また、電子写真方式の画像形成装置においては、本発明のデカーラ機能(カール付加機能)を有する用紙搬送装置は、定着部以降の適宜な位置に配置することが可能であり、例えば、図1の画像形成装置10においては、排紙ローラ53を上記実施例の用紙搬送装置100としても良い。
また、画像形成装置の構成も任意であり、モノクロ装置に限らず4色あるいは3色のトナーを用いるフルカラー機や、2色のトナーによる多色機にも本発明を適用することができる。もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。さらに、上記の如く、電子写真方式以外の画像形成装置にも本発明によるデカーラ機能(カール付加機能)を有する用紙搬送装置を搭載しても良い。また、ソータやステープル等の後処理装置を装着した画像形成装置にも本発明を好適に適用することができる。それらの画像形成装置においては、用紙搬送中に用紙カールを矯正することによって、後処理装置を含めたシステムとしての用紙搬送品質を安定させることが可能となる。
本発明に係る用紙搬送装置を備える画像形成装置の一例を示す断面構成図である。 カール付加機能(カール矯正効果)を有する用紙搬送装置の一実施例を示す断面図である。 その斜視図である。 用紙搬送装置のニップ圧調整機構の構成例を模式的に示す正面図である。 ニップ圧を3段階に制御した場合のソフトローラとハードローラの位置関係及びニップ形状とニップへの用紙進入方向を示す模式図である。 操作部の表示パネルに表示させたニップ圧設定メニューの一例を示す平面図である。 図1の画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本実施例の用紙搬送装置におけるローラニップへの用紙進入の様子を比較例と対比させて示す模式図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 操作部
14 表示パネル
52 定着装置
100 用紙搬送装置
101 ソフトローラ(第一のローラ)
102 ハードローラ(第二のローラ)
102a 小径部
103 ガイドベルト
104 テンションローラ
105 ハードローラユニット
106 ニップ圧調整カム
106a 偏心軸

Claims (14)

  1. 第一のローラと、該第一のローラよりも硬質な第二のローラとを有し、前記第一のローラと前記第二のローラとを圧接させて形成したニップ間に用紙を通過させ、用紙に対してカールを付加可能な用紙搬送装置であって、
    前記第二のローラの軸方向の少なくとも一箇所の所定範囲を小径部として設けるとともに、
    前記第二のローラの前記小径部と、前記第二のローラの用紙搬送方向上流側に配置したテンション部材との間にガイドベルトを張架して設け、
    前記ガイドベルトにより用紙を前記ニップに導くようガイドすることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記ガイドベルトが、当該用紙搬送装置の用紙搬送基準に対して対称となるように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記ガイドベルトの数が奇数本の場合、1本の前記ガイドベルトが当該用紙搬送装置の用紙搬送基準位置に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記ガイドベルトの少なくとも表層が離形性材料により形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記第一のローラと前記第二のローラとのニップ圧を調整可能なことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記調整可能なニップ圧の最小ニップ圧が、用紙を搬送可能な最小ニップ圧であることを特徴とする、請求項5に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記第二のローラの前記小径部は、当該小径部に架け渡した前記ガイドベルトが当該第二のローラの大径部周面から突出しないように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の用紙搬送装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の用紙搬送装置を、画像形成部の用紙搬送方向下流側に備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記用紙搬送装置のニップ圧が調整可能に設けられており、該ニップ圧をユーザが設定可能に構成されていることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記用紙搬送装置のニップ圧が調整可能に設けられており、用紙情報に基づいて前記ニップ圧が設定されることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 定着装置を有し、前記用紙搬送装置が前記定着装置の用紙搬送方向下流側に配置されることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記定着装置の温度と連動して前記用紙搬送装置のニップ圧を調整することを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成部がインクジェット方式により画像を形成することを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  14. ソート、パンチ、ステープル、折り機能のうちの少なくとも1つの機能を有する後処理装置が装着されていることを特徴とする、請求項8〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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