JP2001089004A - カール矯正装置 - Google Patents

カール矯正装置

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JP2001089004A
JP2001089004A JP26635999A JP26635999A JP2001089004A JP 2001089004 A JP2001089004 A JP 2001089004A JP 26635999 A JP26635999 A JP 26635999A JP 26635999 A JP26635999 A JP 26635999A JP 2001089004 A JP2001089004 A JP 2001089004A
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curl
sheet
roll
paper
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JP26635999A
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English (en)
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Masatoshi Kimura
雅俊 木村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カール矯正部位でのシート詰まりを確実に防
止し、更に、好ましくは、カール無矯正時におけるシー
トに静電気を発生させないようにする。 【解決手段】 カール1aが生成されたシート1に対し
てカール矯正を施すカール矯正装置において、少なくと
も一方が弾性回転体2aからなる矯正回転体対2(具体
的には2a,2b)と、この矯正回転体対2の入口側に
配設されてシート1を矯正回転体対2のニップ域に導く
ガイドシュート3とを備え、少なくともいずれか一方の
矯正回転体例えば2aには複数の分割回転体4を切り欠
き凹部5を介して分割形成する一方、前記ガイドシュー
ト3には、分割回転体4間の切り欠き凹部5内に突出す
るシュート延長部6を設ける。また、矯正回転体対2の
少なくともいずれか一方の矯正回転体例えば2aの軸方
向両端部に他の部分よりも大径の大径部7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタあるいは
複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に付設され、カ
ールが生成されたシートに対してカール矯正を施すカー
ル矯正装置に係り、特に、カール矯正部でのシート詰ま
りを未然に防止するようにしたカール矯正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いたレーザプリンタや
カラー画像複写機等の画像形成装置においては、一般
に、パソコンや画像入力装置(IIT)から入力された画
像データをレーザ等により露光して感光体ドラム等の像
担持体に対して静電潜像を形成し、現像装置によりトナ
ーを現像した後にシート(主に用紙)に転写し、その後、
例えば加熱回転体方式の定着装置にてトナーを用紙に溶
融させて画像を定着させ、排出させる方式が用いられて
いる。このような画像形成装置に対して、ステープラや
パンチ穴あけ、ソート(丁合い)等の後処理を実行させる
装置を接続させて作業の自動化を図った装置も提供され
ている。これらの後処理装置を使用する場合には、用紙
のカール状態が用紙搬送の不備によるジャム発生やソー
タ装置等における用紙整合の良否、後処理性能の良否等
に深く係わっていることが従来から知られている。
【0003】このような不具合を解決するために、従来
にあっては、カールの生成した用紙のカール状態が矯正
せしめられるカール矯正装置を設けたものが既に知られ
ている。この種のカール矯正装置としては、例えば用紙
の端部が下がったダウンカールを上側に曲げる矯正(下
に凸の方向)を行う第1カール矯正部と、用紙の端部が
上がったアップカールを下側に曲げる矯正(上に凸の方
向)を行う第2カール矯正部とを同一搬送路上に並べ、
いずれのカール状態かに応じて各カール矯正部を選択的
に行うようにしたものがある(例えば特公昭63−10
061号公報)。また、他のカール矯正装置としては、
前記第1カール矯正部と第2カール矯正部とを、異なっ
た搬送経路上に夫々設け、いずれのカール状態かに応じ
て用紙の搬送経路を切り換え、対応するカール矯正部に
てカール矯正を行うようにしたものも知られている(特
開平4−251067号,特開平8−217313号,
特開平9−30712号公報)。ここで、用紙のカール
は、用紙の種類、温度や湿度等により変化することか
ら、湿度、用紙の含水率、紙の種類、紙厚を検出してカ
ール矯正量を調整する技術(例えば特開平4−2510
67号公報等)や、一旦転写されたトナーが定着される
際に熱をかけられ、後処理装置に排出された際に温度低
下に伴って収縮し、この収縮が用紙のカールに大きく影
響することから、画像濃度やトナー量の検出結果に応じ
てカール矯正量を調整する技術(例えば特開平8−21
7313号公報,特開平9−30712号公報等)が既
に知られている。
【0004】更に、この種のカール矯正装置の各カール
矯正部は、通常用紙を搬送する硬質ロールになるドライ
ブロールと、このドライブロールに食い込んでカール矯
正を実行する軟質ロールである押圧ロールとを備え、ド
ライブロールに対して押圧ロールを進退動させ、カール
矯正モード時にドライブロールに押圧ロールを食い込ま
せるようにしている。そして、カール矯正装置の各カー
ル矯正部の入口側には、用紙を各カール矯正部のニップ
域に導くためのガイドシュートが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の矯
正ロール対(ドライブロール,押圧ロール)構成のカー
ル矯正装置にあっては、例えば矯正ロール対の片方のロ
ールである押圧ロールを進退動させる構成を採用してい
るため、押圧ロールとガイドシュートとの間の干渉を回
避するには、押圧ロールの進退動作を考慮し、押圧ロー
ルとガイドシュートとの隙間を大きく設定することが必
要であった。このため、用紙の先端が押圧ロールとガイ
ドシュートとの隙間に引っかかり易く、用紙詰まり(JA
M)や用紙折れといった不具合が起こり易い。ところ
が、矯正ロール対を使った今までのカール矯正装置で
は、ロールを単純な1本の円筒体形状に構成することが
常識であったため、上述したような不具合についての解
決策は見出されていなかった。
【0006】また、この種のカール矯正装置にあって
は、カール無矯正モード時には矯正ロール対の一方のロ
ールである押圧ロールをニップ位置からリリースするこ
とが必要であるが、単純に押圧ロールをリリースする
と、従動側の押圧ロールが回転しない状態になってしま
い、用紙の先端が無回転状態の従動側押圧ロールに進路
を阻まれてJAMや用紙折れといった不具合が起こり易く
なってしまう。このような不具合を解決する手段として
は、カール矯正の必要のない用紙の場合には従動側の押
圧ロールを用紙に触れないところまで十分に大きくリリ
ースしてしまうか、従動側の押圧ロールを駆動側のロー
ルに自重で乗せるなどして軽くニップさせることにより
従動側の押圧ロールを常時回転させ、用紙をスムーズに
通過させるようにすることが考えられる。ところが、前
者の対策(従動側押圧ロールを大きくリリースする対
策)にあっては、押圧ロールとガイドシュートとの隙間
がリリース時に大きくなるため、上述した用紙の先端が
隙間に引っかかり易くなり、JAMや用紙折れといった不
具合が起こり易い。そこで、従来のカール矯正装置にお
いては、後者の対策(従動側の押圧ロールと駆動側ロー
ルとを軽くニップさせ、押圧ロールを常時回転させる対
策)が選択されていたが、常に矯正ロール対が用紙に軽
接触し、用紙と矯正ロールとの摩擦により静電気が発生
して排出された用紙に静電気が溜まってしまい、後処理
装置などに排出された用紙が浮くなどその挙動が不安定
になり易いばかりか、最終的に排出された用紙に触る際
に静電気による放電が生じ易く、排出用紙が扱い難くな
るという技術的課題もある。
【0007】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、カール矯正部位でのシート
詰まりを確実に防止し、更に、好ましくは、カール無矯
正時におけるシートに静電気を発生させないようにした
カール矯正装置を提供するものである。
【0008】すなわち、本発明は、図1(a)(b)に
示すように、カール1aが生成されたシート1に対して
カール矯正を施すカール矯正装置において、少なくとも
一方が弾性回転体2aからなる矯正回転体対2(具体的
には2a,2b)と、この矯正回転体対2の入口側に配
設されてシート1を矯正回転体対2のニップ域に導くガ
イドシュート3とを備え、少なくともいずれか一方の矯
正回転体例えば2aには複数の分割回転体4を切り欠き
凹部5を介して分割形成する一方、前記ガイドシュート
3には、分割回転体4間の切り欠き凹部5内に突出する
シュート延長部6を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】このような技術的手段において、カール矯
正装置としては、シート1の先端が下向きのダウンカー
ルと、上向きのアップカールとを矯正するものであれ
ば、夫々のカール矯正用のカール矯正部を同一搬送経路
に並べるようにしてもよいし、あるいは、別の搬送経路
に夫々のカール矯正部を設け、切り換え手段にてカール
の状態に応じて搬送経路を切り換えるようにするなど適
宜選定して差し支えない。また、シート1のカール矯正
量の演算手法については、従来公知の手法、例えば環境
条件、画像形成条件、画像条件などのカールに影響する
条件の少なくとも一つを考慮し、カールの向き及びカー
ル量を算出し、カール矯正量を演算する手法などを採用
するようにすればよい。
【0010】更に、矯正回転体対2は、少なくともいず
れかに弾性回転体2aを具備したものであればよく、弾
性回転体2aと金属などの硬質回転体2bとを対構成に
したものは勿論のこと、硬度差の異なる弾性回転体2
a,2bを対構成にしても差し支えない。そして、矯正
回転体対2としては、通常ロール対の態様が用いられる
が、これに限られるものではなく、例えばロールとベル
トとを対構成にするなど適宜選定することは差し支えな
い。更にまた、カール無矯正モードにおけるシート1の
搬送経路の兼用化を可能とするという観点からすれば、
矯正回転体対2については、カール矯正の必要性に応じ
てニップリリースされるものであることが好ましい。
【0011】また、分割回転体4については、少なくと
もいずれか一方の矯正回転体2a又は2bに設けるよう
にすればよいが、両方に設けるようにしても差し支えな
い。そして、分割回転体4間の切り欠き凹部5は、シュ
ート延長部6を受け入れる空間であればよいため、分割
回転体4間の連結部は小径のロール状であるものに限ら
れるものではなく、切り欠き凹部5を備えるものであれ
ば適宜設計変更して差し支えない。更に、分割回転体4
の数やレイアウトについては適宜選定して差し支えない
が、各種シート1サイズ毎に分割回転体4構成の矯正回
転体対2によるカール矯正を確実に行うという観点から
すれば、矯正回転体2a又は2bの分割回転体4は、カ
ール矯正を施す各種サイズのシートの両側縁部に対応し
て配列されるものであることが好ましい。
【0012】また、カール無矯正モードにおいて、矯正
回転体対2にてシート1に静電気を発生させないように
するには、矯正回転体対2を回転させながらシート1を
素通りさせるようにすればよい。これを実現する本発明
の態様は、図1(a)(b)に示すように、カール1a
が生成されたシート1に対してカール矯正を施すカール
矯正装置において、少なくとも一方が弾性回転体2aか
らなる矯正回転体対2を備え、矯正回転体対2の少なく
ともいずれか一方の矯正回転体例えば2aの軸方向両端
部に他の部分よりも大径の大径部7を形成したことを特
徴とするものである。
【0013】この態様によれば、シート1が停止状態の
矯正回転体例えば2aに衝合して座屈するのを回避する
ことができる。そして、この態様では、矯正回転体対2
は分割回転体4を具備していなくてもよいが、好ましく
は、いずれかの矯正回転体例えば2aに分割回転体4を
具備し、この分割回転体4間の切り欠き凹部5にシュー
ト延長部6を配置する態様が好ましい。また、前記大径
部7はいずれかの矯正回転体例えば2a又は両矯正回転
体2a,2bに形成されていればよい。ここで、大径部
7の径寸法は、矯正回転体対2が大径部7を通じて軽接
触転動するときに、矯正回転体対2の大径部7以外の領
域にシート1が素通りする程度のギャップを具備する程
度に設定されていればよい。更に、この大径部7は矯正
回転体対2の弾性回転体2aに設けてもよいし、これに
対向する側の矯正回転体2bに設けるようにしてもよい
が、弾性回転体2a側に大径部7を設けるのであれば、
カール矯正モード時に矯正回転体対2が強くニップした
場合に、大径部7が弾性変形して押しつぶれる程度に幅
狭に形成することが好ましい。
【0014】また、本態様において、最大サイズシート
1までの使用を可能にするには、矯正回転体2aの大径
部7は最大サイズシート1の通過域の両側に配置されて
いるようにすればよい。更に、シート1がスキューした
ような状況下において、シート1の側縁部が矯正回転体
例えば2aの大径部7内側縁で座屈変形する事態を回避
するという観点からすれば、矯正回転体例えば2aの大
径部7内側縁には大径部7に向かって連続的に拡径する
テーパ部8を形成するようにすればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。図2は本発明を適
用した画像形成装置(本実施の形態ではカラー電子写真
複写機)の概略構成を示している。同図において、符号
20は原稿読取装置(IIT)であり、ランプによって照
射された原稿の反射光を、露光光学系を用いてCCD上
に収束させる。このCCDは、イエロ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色成分画
像として原稿画像の反射光を電気信号に変換するととも
に、IIT20はアナログ電気信号のゲインを調節して
デジタル信号に変換し、シェーディング補正等を行う機
能を有している。また、21は画像処理装置(IPS)で
あり、IIT20から得られた画像デジタル信号に対し
て濃度補正、色変換処理、拡大縮小等のデータ処理を施
し、Y,M,C,Kの各色成分毎に画像書込装置(RO
S)22へ出力する。ここで、IPS21への入力はI
IT20からの入力に限らず、パソコン等の外部接続機
器からの画像データについても同様なデータ処理を実行
する。
【0016】ここで、23は例えば矢印方向に回転する
感光体ドラム(像担持体)、24は感光体ドラム23を
予め帯電するコロトロン等の帯電器である。また、22
はIPS21から入力されたデジタル画像を感光体ドラ
ム23上に静電潜像として書き込むレーザ走査装置など
の画像書込装置(ROS)であり、各色成分毎に、生成さ
れたレーザ駆動信号により変調されたレーザビームによ
って感光体ドラム23の表面を照射している。更に、2
5はY,M,C,Kの各色に対応した現像器が搭載され
たロータリー型現像装置であり、感光体ドラム23に形
成された静電潜像を各色の現像器のいずれかで現像して
各色成分トナー像を形成するようになっている。尚、符
号26は感光体ドラム23上の残留トナーを除去するド
ラムクリーナである。
【0017】更にまた、符号27は感光体ドラム23の
表面に当接されるように配置された中間転写ベルトであ
り、複数(本実施の形態では例えば5つ)のロールに張
架されて矢線方向へ回動するようになっている。また、
中間転写ベルト27の感光体ドラム23に対向する部位
(一次転写位置)において、中間転写ベルト27の裏面
側には一次転写装置(本実施の形態では転写ロール)2
8が配設されており、この転写ロール28にトナーの帯
電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム
23上のトナー像が中間転写ベルト27に静電吸引され
るようになっている。
【0018】更にまた、シートとしての用紙Pの搬送経
路に面した中間転写ベルト27の二次転写位置には二次
転写装置29が配設されており、本実施の形態では、中
間転写ベルト27のトナー像担持面側に圧接配置され接
地された二次転写ロール30と、中間転写ベルト27の
裏面側に配置され二次転写ロール30の対向電極をなす
対向ロール(バックアップロール)31とを備えてい
る。この対向ロール31は、給電ロールを介してトナー
の帯電極性と同極性のバイアスが安定的に印加されてい
る。尚、符号32は中間転写ベルト27上の残留トナー
を除去するベルトクリーナである。
【0019】また、本実施の形態において、定着装置4
0は、ヒータ42が内蔵された加熱定着ロール41と、
この加熱定着ロール41に対し所定のニップ域で圧接配
置されて転動し且つ内部にヒータ44が内蔵される加圧
定着ロール43とを備え、両定着ロール41,43のニ
ップ域の出口側には用紙Pが通過したことを検知する出
口センサ48を配設したものである。ここで、49は出
口ロールであり、部分的にロール径を増した複数のロー
ルにより形成され、定着装置40により定着された用紙
Pに対して一定の上向き角度(本実施の形態では約15
°)を付けると共に、用紙搬送方向に波立たせて用紙P
の搬送方向に腰をつけた状態で装置外へ排出している。
この出口ロール49は、定着装置よりも搬送速度が速く
なるように回転する一方で、定着性能を阻害しないため
に図示しないトルクリミッタを有し、定着装置40から
用紙Pが抜け出るまで搬送速度を押さえ、用紙Pが抜け
出たときに搬送速度が増加するように構成されている。
【0020】更にまた、本実施の形態において、用紙搬
送系50は、所定数(本実施の形態では3つ)の用紙ト
レイ51〜53、若しくは手差しトレイ55から所定の
用紙経路56を経て用紙を搬送し、用紙経路56中のレ
ジストレーションロール(レジストロール)57で用紙
を一旦位置決め停止させた後に所定のタイミングで二次
転写位置へと用紙を搬送し、二次転写後の用紙を搬送ベ
ルト58へと導き、この搬送ベルト58にて定着装置4
0へと搬送するようになっている。尚、用紙経路56に
は適宜数の搬送ロール59が設けられている。特に、本
実施の形態では用紙戻し搬送機構60が設けられてお
り、両面モード選択時に、定着装置40で片面定着済み
の用紙を反転させて再度二次転写位置へ戻すことや、片
面だけに画像を形成する場合においても、選択により、
定着装置40で定着済みの用紙を反転させて装置外へ排
出することを可能としている。
【0021】この用紙戻し搬送機構60は、定着装置4
0からの用紙排出経路61に対して下方側に分岐する用
紙分岐経路62を設け、この用紙分岐経路62には更に
下方側へ向かって用紙反転経路63を延設すると共に、
この用紙反転経路63から二次転写位置手前の用紙経路
56へ戻る用紙戻し経路64を連通接続したものであ
る。そして、用紙分岐経路62、用紙反転経路63及び
用紙戻し経路64には適宜数の搬送ロール65が設けら
れており、特に、用紙反転経路63に設けられる搬送ロ
ール65は適宜タイミングで正逆回転するようになって
いる。更に、用紙排出経路61と用紙分岐経路62との
間、用紙分岐経路62、用紙反転経路63及び用紙戻し
経路64との間には、それぞれ用紙の切換ゲート(図示
せず)が設けられており、選択されたモードに応じて用
紙経路を適宜切換え選択するようになっている。
【0022】ここで、片面印刷であって定着装置40か
ら排出された用紙Pがそのまま装置外へ排出される場合
には、用紙の上面に画像が印刷され排出された状態、い
わゆるフェースアップ排出であり、定着装置40で定着
された用紙Pが出口センサ48にて検出された後に出口
ロール49により装置外へ排出される。一方で、片面印
刷であって定着装置40から排出された用紙Pが用紙排
出経路61から用紙反転経路63を経て反転され、用紙
分岐経路62から出口ロール49により装置外へ排出さ
れる場合には、用紙の下面に画像が印刷され排出された
状態、いわゆるフェースダウン排出となる。
【0023】更に、80は定着装置40により定着され
出口ロール49から排出された用紙Pに対してカール矯
正を行うカール矯正装置であり、略円錐形のピン接続部
81が画像形成装置本体側の接続穴35に嵌合すること
で画像形成装置本体と位置合わせがなされ、この位置合
わせを実施した後に、図示しないマグネットにより画像
形成装置本体に固定される。また、67はカール矯正装
置80から排出された用紙に対して後処理を実行する後
処理装置であって、用紙を必要部数分配するためのソー
タ68や用紙に穴あけを行うパンチング69等を備えて
いる。この後処理装置67には、カール矯正装置80が
有するピン接続部81と同様な形状の略円錐形のピン接
続部66が形成されており、カール矯正装置80の接続
穴82に嵌合することでカール矯正装置80との位置合
わせがなされる。
【0024】ここで、70は制御部であり、用紙搬送の
制御の他、特にカール矯正装置80や後処理装置67が
画像形成装置本体に接続されたことを認識した後に、I
PS21からの画像出力信号に基づいて、カール矯正装
置80のカール補正量の調整や、後処理装置67の動き
等を制御している。さらに、制御部70は、用紙トレイ
51〜53および手差しトレイ55から供給される用紙
Pの用紙サイズを認識するとともに、画像形成装置の置
かれた湿度条件および用紙トレイ51〜53内の湿度を
認識し、カール矯正装置80におけるカール量の調整を
行っている。この制御部70からのカール矯正装置80
の制御信号は、画像形成装置本体側に設けられたコネク
タ71に接続されたカール矯正装置側コネクタ72を経
てケーブル73によりカール矯正装置80に伝達され、
一方、制御部70から後処理装置67への制御信号は、
画像形成装置本体側のコネクタ74に接続された後処理
装置側コネクタ75によりケーブル76を経て後処理装
置67に伝達される。尚、カール矯正装置80には、後
処理装置側コネクタ75と接続可能なコネクタ77を有
しており、制御部70から後処理装置67への制御信号
について、コネクタ77を介して伝達が可能である。こ
のとき、後処理装置67への制御信号もコネクタ71、
カール矯正装置側コネクタ72、ケーブル73を経て伝
達されている。
【0025】次に、本実施の形態におけるカール矯正装
置80の構成について、図3を用いて説明する。符号8
3は画像形成装置本体側の定着装置40により定着さ
れ、出口ロール49から一定の角度をもって排出された
用紙Pを受け入れる受入口である。この受入口は、角度
をもって排出された用紙Pの先端をガイドする入口アッ
パガイド84を有している。また、95はしごきガイド
であり、先端を凸状にしたしごき部96によって出口ロ
ール49から排出された用紙において用紙搬送方向に形
成された波うちを除去している。更に、87はエントラ
ンスロールであり、画像形成装置本体から排出された用
紙Pをカール矯正装置80の内部へ導くと共に、本体側
の定着装置40を開放された用紙Pに対して速度を上げ
て搬送している。ここで、定着装置40から無理に用紙
を引っ張ることがないようにエントランスロール87の
回転タイミングを合わせることが必要となるが、エント
ランスロール87にて搬送のタイミングを完全に合わせ
ることは一般に難しい。そこで、本実施の形態では、入
口アッパガイド84を支点94を介して上側(矢印の方
向)に跳ね上げるように構成し、エントランスロール8
7の手前で搬送遅れがあった用紙Pをこの跳ね上げで吸
収できるようにしている。また、85は、カール矯正装
置80に入ってきた用紙Pをガイドする第1ロアシュー
トであり、アッパシュート86と共に用紙Pを各デカー
ラ装置100,110へと案内している。
【0026】ここで、100は第1ロアシュート85の
下方から用紙Pを押圧してカール矯正を実行する第1デ
カーラ装置であり、用紙Pを搬送する硬質ロールである
ドライブロール101と、このドライブロール101に
食い込んでカール矯正を実行する軟質ロールである押圧
ロール102とを有している。この第1デカーラ装置1
00は、用紙Pが進入した際に押圧ロール102がドラ
イブロール101に食い込むことで、両者によって挟ま
れた部分でドライブロール101の弧により用紙Pを変
形させることが可能である。この第1デカーラ装置10
0では、押圧ロール102を食い込ませて下に凸を形成
することから、下に凸となる方向(端部が上がる方向)へ
の矯正を担当している。また、103は押圧ロール10
2の中心にあるシャフトであり、回動軸104を中心と
し描かれた弧105を軌跡として、図示外のリンク機構
により可動する。このシャフト103の可動により押圧
ロール102におけるドライブロール101への食い込
み量が変化する。
【0027】また、88は第1デカーラ装置100を通
過した用紙Pを検知するセンサであり、110はアッパ
シュート86の上方から用紙Pを押圧してカール矯正を
実行する第2デカーラ装置である。この第2デカーラ装
置110は、用紙Pを搬送する硬質ロールであるドライ
ブロール111と、このドライブロール111に食い込
んでカール補正を実行する軟質ロールである押圧ロール
112とを有し、用紙Pが進入した際に押圧ロール11
2がドライブロール111に食い込むことで、両者によ
って挟まれた部分でドライブロール111の弧により用
紙を変形させて上に凸を形成しており、上に凸となる方
向(端部が下がる方向)への矯正を担当している。また、
113は押圧ロール112の中心にあるシャフトであ
り、第1デカーラー装置100における回動軸104と
中心を同じくする回動軸114により、第1デカーラ装
置100における弧105と同様な弧115を軌跡とし
て、図示外のリンク機構により可動する。このシャフト
113の可動により押圧ロール112におけるドライブ
ロール111への食い込み量が変化する。
【0028】ここで、本実施の形態では、対応する画像
形成装置本体の用紙搬送速度は60、130、220、
350mm/secと変化し、その変化に対応するよう
にカール除去装置80が設計されているが、ここで、本
実施の形態では、第1デカーラ装置100と第2デカー
ラ装置110との間隔は35mmであり、本実施の形態
に用いられた画像形成装置における連続する用紙の間隔
38.5〜135mmよりも狭くなるように設計されて
いる。このように用紙の間隔よりも狭く配置されること
で、第1デカーラ装置100と第2デカーラ装置110
との用紙接触部にて同時間に別々の用紙が接触すること
がなく、両デカーラ装置100,110に共通した駆動
部を用いてもカール矯正を適切に実行することができ
る。更に、第2デカーラ装置110を下流側に設けてお
り、用紙間隔が非常に短くデカーラ装置の各間隔と拮抗
していてデカーラ装置の切り替えが間に合わない場合で
も、用紙の端部を下げる方向への補正が必要な場合に
は、確実にカール補正を実行でき、用紙の収容性を損な
うことがない。
【0029】また、本実施の形態では、硬質ロールであ
る各ドライブロール101、111はΦ8のSUSを用
いている。ここで用いるドライブロールとしては、デカ
ーラ機能をアップさせるためにできるだけ小さな径のも
のを採用することが好ましいが、シャフトのたわみを考
慮して本実施の形態ではΦ8を採用した。また、軟質ロ
ールである押圧ロール102、112にはΦ26のウレ
タン材(20lb/ft3)を用い、一定の弾性を付与してドラ
イブロール101、111に食い込めるように構成され
ている。一方、符号89は第2ロアシュート、90は出
口アッパガイドであり、各デカーラ装置100,110
を通過した用紙Pを排出ロール91に導き、この排出ロ
ール91により搬送力をつけて出口92より、後処理装
置67へと用紙Pを導いている。尚、前述したように、
81は画像形成装置本体の接続穴35と接続する際に位
置決めをするためのピン接続部であり、82は後処理装
置67の有するピン接続部と嵌合するための接続穴であ
る。
【0030】特に、本実施の形態では、各デカーラ装置
100,110の押圧ロール102,112の構成が特
徴を有する。すなわち、押圧ロール102(112)
は、軸方向に延びる回転シャフト150に複数(本例で
は4つ)の分割ロール151〜154を離間させて嵌合
装着し、分割ロール151〜154相互間に切り欠き凹
部155〜157を確保するようにしたものである。こ
こで、各分割ロール151〜154はいずれも例えばウ
レタン材にて構成されており、第1の分割ロール151
は用紙を搬送するサイド基準L0に対応して配置され、
第2の分割ロール152は例えばJIS規格のB5判サ
イズの用紙のサイド基準L0の反対側サイドL1が位置す
るように配置され、更に、第3の分割ロール153は例
えばJIS規格のA4判サイズの用紙のサイド基準L0
の反対側サイドL2が位置するように配置され、更にま
た、第4の分割ロール154は例えばJIS規格のA3
判サイズの用紙(本例では最大サイズ用紙)のサイド基
準L0の反対側サイドL3が位置するように配置されてい
る。尚、分割ロール151〜154の幅方向長さについ
ては、他に使用される用紙サイズを考慮し、できる限り
各種サイズの用紙の両端部位置をニップし得るように選
定されている。
【0031】更に、本実施の形態では、第1の分割ロー
ル151及び第4の分割ロール154の軸方向外側端に
は幅狭の大径部160が一体的に形成されており、この
大径部160の内側縁には大径部160に向かって連続
的に拡径するテーパ部161が形成されている。本実施
の形態では、前記大径部160の各分割ロール151,
154周面との段差δは、用紙厚よりも僅かに大きくな
るように、1.5〜2.0mm程度に設定されている。
一方、前記大径部160の幅寸法mは、カール矯正モー
ド時に押圧ロール102,112がドライブロール10
1,111に食い込む際に大径部160が弾性的に押し
潰される程度(例えば5mm)に設定されている。
【0032】更に、本実施の形態では、第1ロアシュー
ト85は、図3及び図5(a)〜(c)に示すように構
成されている。同図において、第1ロアシュート85
は、断面略上下逆L字状に形成されており、水平プレー
ト部171の先端側には、第1デカーラ装置100の押
圧ロール102の切り欠き凹部155〜157に対応し
てシュート延長部172を突出形成したものである。
尚、水平プレート部171に切り込み形成されている切
り込み部173はエントランスロール87のロアロール
を配置するためのものである。また、第1ロアシュート
85の鉛直プレート部174は前後のフレームに架設さ
れて補強するタイプレートとして機能する。
【0033】更にまた、本実施の形態では、アッパシュ
ート86は、図3及び図6(a)〜(c)に示すように
構成されている。同図において、アッパシュート86
は、断面略左右逆L字状に形成されており、水平プレー
ト部181には、第2デカーラ装置110の押圧ロール
112の分割ロール151〜154に対応した開口18
2を有し、これらの開口182間には押圧ロール112
の切り欠き凹部155〜157に対応してシュート延長
部183を突出形成したものである。尚、図6(a)
中、符号184はエントランスロール87のアッパロー
ルを配置する切り込み開口、185はセンサ88による
検知開口、186はアッパシュート86の鉛直プレート
部で前後のフレームに架設される補強用のタイプレート
として機能するものである。
【0034】次に、本実施の形態に係るカール矯正装置
の作動について説明する。先ず、カール矯正モード時に
は、図7(a)に示すように、第1デカーラ装置100
又は第2デカーラ装置110のいずれかがカールの状態
に応じて働く。例えば用紙の先端が下がったダウンカー
ルになっている場合には、第1デカーラ装置100がカ
ール矯正モードで働き、第2デカーラ装置110はカー
ル無矯正モードで働く。この例の場合には、第1デカー
ラ装置100の押圧ロール102が二点鎖線から実線位
置へと移動し、ドライブロール101に食い込む。この
とき、第1ロアシュート85のシュート延長部172が
押圧ロール102の切り欠き凹部155〜157内に突
出配置されているため、図示外の用紙は第1デカーラ装
置100のニップ部にスムースに搬送される。
【0035】このような状態においては、図7(b)に
示す比較の形態(分割ロールのない第1デカーラ装置1
00’,第2デカーラ装置110’及びシュート延長部
のない第1ロアシュート85’、アッパシュート86’
を具備した態様)のように、押圧ロール102’と第1
ロアシュート85’との間、あるいは、押圧ロール11
2’とアッパシュート86との間に隙間300が形成さ
れることはないので、用紙が前記隙間に引っかかるとい
う懸念はない。また、図8(a)に示すように、第1デ
カーラ装置100では、押圧ロール102がドライブロ
ール101に食い込むが、このとき、押圧ロール102
の両端にある大径部160は弾性的に押し潰されるた
め、押圧ロール102の各分割ロール151〜154は
ドライブロール101に略均一に食い込む。このため、
第1デカーラ装置100を通過する用紙については略均
一にカール矯正作用が与えられることになり、用紙のカ
ール矯正は均一に行われる。
【0036】また、第2デカーラ装置110はカール無
矯正モードを実行するため、図7(a)及び図8(b)
に示すように、押圧ロール112は仮想線で示す位置に
位置し、ドライブロール111に大径部160を介して
軽接触する。このため、押圧ロール112はドライブロ
ール111からの駆動を受け、常時回転することになる
が、大径部160の段差δにより押圧ロール112とド
ライブロール111との間の微小通路を素通りする。こ
のため、第2デカーラ装置110の各ロール111,1
12は回動しているため、第2デカーラ装置110を通
過する用紙が停止状態の押圧ロール112などに衝合し
た結果、JAMなどが生ずる懸念は全くないし、また、用
紙に各ロール111,112が常時軽接触することもな
いため、用紙に静電気が蓄積することもない。
【0037】更に、本実施の形態では、押圧ロール10
2,112は大径部160の内側縁にテーパ部161を
具備しているため、仮に、用紙Pがスキューしたとして
も、図9(a)に示すように、テーパ部161を通じて
大径部160を乗り越えることになり、スキューした用
紙Pがカール矯正装置80内で詰まるという現象は有効
に回避される。この点、図9(b)に示すように、テー
パ部161を設けない押圧ロール102’,112’の
態様にあっては、用紙Pがスキューした場合、用紙Pの
端部が大径部160の内側縁に衝合し、用紙Pが座屈変
形してしまう懸念があり、その分、用紙Pがカール矯正
装置80内で詰まり易いという不具合がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、矯正回転体対の少なくとも一方を分割回転体構成と
し、分割回転体間の切り欠き凹部にガイドシュートのシ
ュート延長部を配置するようにしたので、ガイドシュー
トと矯正回転体との間にシートが引っかかるような隙間
が形成される事態を有効に回避でき、その分、シート詰
まりを確実に防止することができる。また、本発明の別
の態様によれば、矯正回転体対のいずれかの軸方向両端
に大径部を設け、カール無矯正時においても、矯正回転
体対を回転させながら、シートを素通りさせるようにし
たので、停止状態の矯正回転体にシートが衝合してシー
トが座屈変形するような事態は生ぜず、シート詰まりを
確実に回避することができるばかりか、大径部の存在に
よって矯正回転体に対してシートを素通りさせることが
できる分、シートに静電気が蓄積される事態を有効に回
避でき、その分、静電気による各種弊害を有効に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係るカール矯正装置の概要
を示す説明図、(b)は(a)中B−B線方向から見た
矢視図である。
【図2】 本発明が適用されたカール矯正装置の実施の
一形態が組み込まれた画像形成装置の全体構成を示す説
明図である。
【図3】 本実施の形態に係るカール矯正装置の概要を
示す説明図である。
【図4】 本実施の形態に係るカール矯正装置で用いら
れる押圧ロール構成を示す説明図である。
【図5】 (a)は本実施の形態で用いられるロアシュ
ートの構成を示す平面説明図、(b)は(a)中B−B
線断面説明図、(c)は(a)中C−C線断面説明図で
ある。
【図6】 (a)は本実施の形態で用いられるアッパシ
ュートの構成を示す平面説明図、(b)は(a)中B−
B線断面説明図、(c)は(a)中C−C線断面説明図
である。
【図7】 (a)は本実施の形態に係るカール矯正装置
の動作状態を示す説明図、(b)は比較の形態に係るカ
ール矯正装置の動作状態を示す説明図である。
【図8】 (a)は実施の形態に係るカール矯正装置の
カール矯正モード時の動作状態を示す説明図、(b)は
実施の形態に係るカール矯正装置のカール無矯正モード
時の動作状態を示す説明図である。
【図9】 (a)は本実施の形態に係る押圧ロールの大
径部周辺部構造を示す説明図、(b)は比較の形態に係
る押圧ロールの大径部周辺部構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1…シート,1a…カール,2…矯正回転体対,2a,
2b…矯正回転体(弾性回転体,硬質回転体),3…ガ
イドシュート,4…分割回転体,5…切り欠き凹部,6
…シュート延長部,7…大径部,8…テーパ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カールが生成されたシートに対してカー
    ル矯正を施すカール矯正装置において、 少なくとも一方が弾性回転体からなる矯正回転体対と、
    この矯正回転体対の入口側に配設されてシートを矯正回
    転体対のニップ域に導くガイドシュートとを備え、 少なくともいずれか一方の矯正回転体には複数の分割回
    転体を切り欠き凹部を介して分割形成する一方、 前記ガイドシュートには、分割回転体間の切り欠き凹部
    内に突出するシュート延長部を設けたことを特徴とする
    カール矯正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカール矯正装置におい
    て、 矯正回転体対は、カール矯正の必要性に応じてニップリ
    リースされるものであることを特徴とするカール矯正装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカール矯正装置におい
    て、 矯正回転体の分割回転体は、カール矯正を施す各種サイ
    ズのシートの両側縁部に対応して配列されるものである
    ことを特徴とするカール矯正装置。
  4. 【請求項4】 カールが生成されたシートに対してカー
    ル矯正を施すカール矯正装置において、 少なくとも一方が弾性回転体からなる矯正回転体対を備
    え、 矯正回転体対の少なくともいずれか一方の矯正回転体の
    軸方向両端部に他の部分よりも大径の大径部を形成した
    ことを特徴とするカール矯正装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカール矯正装置におい
    て、 矯正回転体の大径部は最大サイズシートの通過域の両側
    に配置されていることを特徴とするカール矯正装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のカール矯正装置におい
    て、 矯正回転体の大径部内側縁には大径部に向かって連続的
    に拡径するテーパ部が形成されていることを特徴とする
    カール矯正装置。
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