JP2000229760A - 画像形成システム、カール補正装置 - Google Patents

画像形成システム、カール補正装置

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JP2000229760A
JP2000229760A JP11031801A JP3180199A JP2000229760A JP 2000229760 A JP2000229760 A JP 2000229760A JP 11031801 A JP11031801 A JP 11031801A JP 3180199 A JP3180199 A JP 3180199A JP 2000229760 A JP2000229760 A JP 2000229760A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成システムにおいて、カール補正装置
の接続に自由度を持たせたうえで、画像形成装置から出
力されたシートに対してカール除去を可能とする。 【解決手段】 入力された画像情報に基づいて画像を形
成する画像形成装置1と、この画像形成装置1から排出
されたシートに対して後処理を施す後処理装置2と、こ
の画像形成装置1から排出されたシートに対してカール
補正を施すカール補正装置3とを有し、このカール補正
装置3は、画像形成装置1からシートを受け入れるシー
ト受入口と、このシート受入口と略同一の高さに設けら
れ後処理装置2へシートを排出するシート排出口と、画
像形成装置1と直接接続を可能とする第1の接続部7
と、後処理装置2と接続を可能とする第2の接続部8と
を有し、この後処理装置2は、画像形成装置1と直接接
続を可能とするとともにカール補正装置3の第2の接続
部8と接続を可能とする後処理接続部9を有することを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタあるいは
複写機、ファクシミリ等に使用する画像形成装置に係
り、特にカール補正を施すカール補正装置を付加した画
像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いたレーザープリンタ
やカラー画像複写機等の画像形成装置においては、一般
に、パソコンや画像入力装置(IIT)から入力された画
像データをレーザー等により露光して感光体ドラム等の
像坦持体に対して静電潜像を形成し、現像装置によりト
ナーを現像した後にシート(主に用紙)に転写し、その
後、加熱ローラ方式の定着装置にてトナーを用紙に溶融
させて画像を定着させ、排出させる手段が用いられてい
る。このような画像形成装置に対して、ステープラやパ
ンチ穴あけ、ソート(丁合い)等の後処理を実行させる装
置を接続させて作業の自動化を図った装置も提供されて
いる。これらの後処理装置を使用する場合には、用紙の
カール状態が用紙搬送の不備によるジャム発生やソータ
装置等における用紙整合の良否、後処理性能の良否等に
深く係わっている。
【0003】このときの用紙のカールは、用紙の種類、
温度や湿度等により変化することから、例えば特開平4
−251067号公報等のように、湿度、用紙の含水
率、紙の種類、紙厚を検知してカール補正量を調整する
技術が存在する。また、一旦転写されたトナーが定着さ
れる際に熱をかけられ、後処理装置に排出された際に温
度低下に伴って収縮し、この収縮が用紙のカールに大き
く影響することから、例えば特開平8−217313号
公報や特開平9−30712号公報等には、画像濃度や
トナー量の検出結果に応じてカール補正量を調整する技
術が存在している。ここで、これらの公報においては、
上述のように決定されたカール補正量に基づいて、用紙
の端部が下がったダウンカールを上側に曲げる補正 (下
に凸の方向)を行うカール補正部と、用紙の端部が上が
ったアップカールを下側に曲げる補正 (上に凸の方向)
を行うカール補正部とを、異なった搬送経路上に夫々設
け、選択的に用紙の搬送経路を変えてカール補正を行っ
ていた。また、特開昭56−48343号公報には、用
紙のカール方向を検出し、ダウンカールの修正およびア
ップカールの修正を、同一搬送路上に順次並べたカール
補正部によりカール補正を実施する技術が開示されてい
る。
【0004】このように、カール補正を施す技術につい
ては従来から多く知られているが、基本的な構成として
は、例えば特開平3‐267255号公報のようにカー
ル除去装置が画像を印字する画像出力装置にそのまま内
蔵され、画像出力装置の搬送系の一部をそのまま形成し
ていた。また、例えば特開平9‐50207号公報のよ
うに、カール除去装置が後処理装置側に設置されている
例も存在するが、これも後処理装置における搬送系の一
部をそのまま形成していた。したがって、これらは、画
像出力装置または後処理装置と一体となっていたため
に、カール除去装置だけを単独で取り扱うことができな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カール
除去装置は非常に精度の要求される中で用紙を取り扱う
ことから、画像出力装置や後処理装置の搬送系の一部と
して取り扱うと各装置の全体的コストを上昇させる大き
な原因となる。特に金属ローラと弾性ローラとの間に用
紙を通してカールを除去するカール除去装置において
は、弾性ローラの磨耗が激しく、他の装置における搬送
系部品とその搬送系を同一とすると、部品の交換におい
て多大なコストが要求されていた。また、カール除去装
置は定着装置のすぐ下流に近接して配置され、定着装置
で熱せられた用紙に対して処理を施すものであることか
ら、一般に寿命が短く、画像出力装置や後処理装置とは
別に、簡易に、カール除去装置として交換可能な状態に
おいて欲しい、といった市場の要求が強かった。
【0006】また、従来のカール除去装置は、画像出力
装置または後処理装置と一体となっており、各画像出力
装置や各後処理装置毎に搬送速度や高さ、カール量等が
異なることから、カール除去装置を夫々の装置の開発時
毎に毎回設計し直さなければならず、膨大な設計工数、
期間を要していた。更に、画像出力装置によってはカー
ル除去を不要とするものや、後処理装置によってはカー
ルがあっても機能的に十分に吸収できるものもあり、こ
れらを組み合わせて使用しようとした場合に、過剰スペ
ックによるコスト高になったり、カール除去機能の有無
により画像出力装置と後処理装置との組み合わせの自由
度を阻害する結果となっていた。
【0007】また更に、画像形成装置(画像出力装置)の
進歩に伴ってお客様が使用している画像形成装置を変更
しようとした場合に、その変更によってもカール除去装
置および後処理装置を変更せずに流用できれば、客先で
の費用負担を大きく減らすことができる。
【0008】本発明は以上の技術的課題を解決するため
になされたものであって、カール補正装置の接続に自由
度を持たせたうえで、画像形成装置から出力されたシー
トに対してカール除去を可能とする画像形成システムお
よびそのカール補正装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明におけ
る画像形成システムは、図1〜図4に示すように、入力
された画像情報に基づいて画像を形成する画像形成装置
1と、この画像形成装置1から排出されたシートに対し
て後処理を施す後処理装置2と、この画像形成装置1か
ら排出されたシートに対してカール補正を施すカール補
正装置3とを有し、このカール補正装置3は、画像形成
装置1からシートを受け入れるシート受入口4と、この
シート受入口4と略同一の高さに設けられ後処理装置2
へシートを排出するシート排出口5と、このシート受入
口4とこのシート排出口5との間でシートに対してカー
ル補正を施すカール補正部6と、画像形成装置1と接続
を可能とする第1の接続部7と、後処理装置2と接続を
可能とする第2の接続部8とを有し、この後処理装置2
は、画像形成装置1と直接接続を可能とするとともにカ
ール補正装置3の第2の接続部8と接続を可能とする後
処理接続部9を有することを特徴としている。
【0010】また、本発明の画像形成システムにおい
て、このカール補正装置3の第1の接続部7は、シート
搬送速度が異なる複数の画像形成装置1a、1bとの選
択的接続が可能であり、このカール補正装置3は接続さ
れた画像形成装置1a、1bの有する搬送速度に応じて
カール補正を施すことを特徴としている。
【0011】また、このカール補正装置3の第2の接続
部8は、異なる後処理機能を有する複数の後処理装置2
a、2bとの選択的接続が可能であり、このカール補正
装置3はシートの端部を下げる方向への補正を施すこと
を特徴としている。
【0012】また、このカール補正装置3は、シートに
おける搬送方向の後端部を下げる方向への補正を常時施
せば、後処理装置での用紙収容性を高めることができる
点で更に好ましい。
【0013】また、このカール補正装置3は画像形成装
置1と接続してこの画像形成装置1から制御情報を受け
る伝達手段10を具備し、後処理装置2は画像形成装置
1と直接接続して画像形成装置1から制御情報を受ける
伝達手段11を具備することを特徴としており、特に任
意の装置を組み合わせた場合でも制御情報を確実に伝達
できる点で好ましい。
【0014】また、カール補正装置3は画像形成装置1
と接続して画像形成装置1から制御信号を受ける伝達手
段10を具備し、後処理装置2はこのカール補正装置3
と接続することにより画像形成装置1からの制御情報を
受ける伝達手段12を具備することを特徴とすれば、後
処理装置は直接接続する装置と接続することで制御情報
を受け取ることが可能となり、装置の連結接続時におけ
る自由度を更に増すことができる点で好ましい。
【0015】また、本発明は、画像形成装置1によって
画像が形成されたシートに対してカール補正を施すカー
ル補正装置3であって、シートに対して押圧力を付加し
てシートの端部を持ち上げる方向へカール補正を施す第
1のカール補正手段13と、シートに対して押圧力を付
加してシートの端部を下げる方向へカール補正を施す第
2のカール補正手段14とを具備し、この第1のカール
補正手段13および第2のカール補正手段14は、第1
のシート搬送速度を有する第1の画像形成装置1aが接
続された場合にこの第1の画像形成装置1aから搬送さ
れたシートに対してカール補正を施すとともに、第2の
搬送速度を有する第2の画像形成装置1bが接続された
場合にこの第2の画像形成装置1bから搬送されたシー
トに対してカール補正を施すことを特徴としており、特
に搬送速度が異なる画像形成装置が取り付け変更されて
もそのままこのカール補正装置を使用できる点で好まし
い。
【0016】また、この第1のカール補正手段13およ
び第2のカール補正手段14を動作せしめる駆動手段1
5を更に具備し、この駆動手段15は、第1の画像形成
装置1aおよび第2の画像形成装置1bにより把握され
たシートのカール内容に基づいて駆動されることを特徴
としている。
【0017】また、この第2のカール補正手段14は第
1のカール補正手段13のシート搬送方向に対する下流
側に位置することを特徴としており、搬送速度が速い画
像形成装置が接続された場合においても、少なくとも用
紙の端部を下げる方向へのカール補正が施せる点で好ま
しい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図5は本発明を
適用した画像形成装置(本実施の形態ではカラー電子写
真複写機)の概略構成を示している。同図において、符
号20は原稿読取装置(IIT)であり、ランプによって
照射された原稿の反射光を、露光光学系を用いてCCD
上に収束させる。このCCDは、イエロ(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色成分
画像として原稿画像の反射光を電気信号に変換するとと
もに、IIT20はアナログ電気信号のゲインを調節し
てデジタル信号に変換し、シェーディング補正等を行う
機能を有している。また、21は画像処理装置(IPS)
であり、IIT20から得られた画像デジタル信号に対
して濃度補正、色変換処理、拡大縮小等のデータ処理を
施し、Y,M,C,Kの各色成分毎に画像書込装置(R
OS)22へ出力する。ここで、IPS21への入力は
IIT20からの入力に限らず、パソコン等の外部接続
機器からの画像データについても同様なデータ処理を実
行する。
【0019】ここで、23は例えば矢印方向に回転する
感光体ドラム(像担持体)、24は感光体ドラム23を
予め帯電するコロトロン等の帯電器である。また、22
はIPS21から入力されたデジタル画像を感光体ドラ
ム23上に静電潜像として書き込むレーザ走査装置など
の画像書込装置(ROS)であり、各色成分毎に、生成さ
れたレーザー駆動信号により変調されたレーザービーム
によって感光体ドラム23の表面を照射している。ま
た、25はY,M,C,Kの各色に対応した現像器が搭
載されたロータリー型現像装置であり、感光体ドラム2
3に形成された静電潜像を各色の現像器のいずれかで現
像して各色成分トナー像を形成するようになっている。
尚、符号26は感光体ドラム23上の残留トナーを除去
するドラムクリーナである。
【0020】更に、符号27は感光体ドラム23の表面
に当接されるように配置された中間転写ベルトであり、
複数(本実施の形態では例えば5つ)のロールに張架さ
れて矢線方向へ回動するようになっている。更に、中間
転写ベルト27の感光体ドラム23に対向する部位(一
次転写位置)において、中間転写ベルト27の裏面側に
は一次転写装置(本実施の形態では転写ロール)28が
配設されており、この転写ロール28にトナーの帯電極
性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム23
上のトナー像が中間転写ベルト27に静電吸引されるよ
うになっている。
【0021】更にまた、シートとしての用紙Pの搬送経
路に面した中間転写ベルト27の二次転写位置には二次
転写装置29が配設されており、本実施の形態では、中
間転写ベルト27のトナー像担持面側に圧接配置され接
地された二次転写ロール30と、中間転写ベルト27の
裏面側に配置され二次転写ロール30の対向電極をなす
対向ロール(バックアップロール)31とを備えてい
る。この対向ロール31は、給電ロールを介してトナー
の帯電極性と同極性のバイアスが安定的に印加されてい
る。尚、符号32は中間転写ベルト27上の残留トナー
を除去するベルトクリーナである。
【0022】また、本実施の形態において、定着装置4
0は、ヒータ42が内蔵された加熱定着ロール41と、
この加熱定着ロール41に対し所定のニップ域で圧接配
置されて転動し且つ内部にヒータ44が内蔵される加圧
定着ロール43とを備え、両定着ロール41,43のニ
ップ域の出口側には用紙Pが通過したことを検知する出
口センサ48を配設したものである。ここで、49は出
口ロールであり、部分的にロール径を増した複数のロー
ルにより形成され、定着装置40により定着された用紙
Pに対して一定の上向き角度(本実施の形態では約15
°)を付けると共に、用紙搬送方向に波立たせて用紙P
の搬送方向に腰をつけた状態で装置外へ排出している。
この出口ロール49は、定着装置よりも搬送速度が速く
なるように回転する一方で、定着性能を阻害しないため
に図示しないトルクリミッタを有し、定着装置40から
用紙Pが抜け出るまで搬送速度を押さえ、用紙Pが抜け
出たときに搬送速度がUPするように構成されている。
【0023】更にまた、本実施の形態において、用紙搬
送系50は、所定数(本実施の形態では3つ)の用紙ト
レイ51〜53、若しくは手差しトレイ55から所定の
用紙経路56を経て用紙Pを搬送し、用紙経路56中の
レジストレーションロール(レジストロール)57で用
紙Pを一旦位置決め停止させた後に所定のタイミングで
二次転写位置へと用紙Pを搬送し、二次転写後の用紙P
を搬送ベルト58へと導き、この搬送ベルト58にて定
着装置40へと搬送するようになっている。尚、用紙経
路56には適宜数の搬送ロール59が設けられている。
特に、本実施の形態では用紙戻し搬送機構60が設けら
れており、両面モード選択時に、定着装置40で片面定
着済みの用紙Pを反転させて再度二次転写位置へ戻すこ
とや、片面だけに画像を形成する場合においても、選択
により、定着装置40で定着済みの用紙Pを反転させて
装置外へ排出することを可能としている。
【0024】この用紙戻し搬送機構60は、定着装置4
0からの用紙排出経路61に対して下方側に分岐する用
紙分岐経路62を設け、この用紙分岐経路62には更に
下方側へ向かって用紙反転経路63を延設すると共に、
この用紙反転経路63から二次転写位置手前の用紙経路
56へ戻る用紙戻し経路64を連通接続したものであ
る。そして、用紙分岐経路62、用紙反転経路63及び
用紙戻し経路64には適宜数の搬送ロール65が設けら
れており、特に、用紙反転経路63に設けられる搬送ロ
ール65は適宜タイミングで正逆回転するようになって
いる。更に、用紙排出経路61と用紙分岐経路62との
間、用紙分岐経路62、用紙反転経路63及び用紙戻し
経路64との間には、それぞれ用紙の切換ゲート(図示
せず)が設けられており、選択されたモードに応じて用
紙経路を適宜切換え選択するようになっている。
【0025】ここで、片面印刷であって定着装置40か
ら排出された用紙Pがそのまま装置外へ排出される場合
には、用紙の上面に画像が印刷され排出された状態、い
わゆるフェースアップ排出であり、定着装置40で定着
された用紙Pが出口センサ48にて検出された後に出口
ロール49により装置外へ排出される。一方で、片面印
刷であって定着装置40から排出された用紙Pが用紙排
出経路61から用紙反転経路63を経て反転され、用紙
分岐経路62から出口ロール49により装置外へ排出さ
れる場合には、用紙の下面に画像が印刷され排出された
状態、いわゆるフェースダウン排出となる。
【0026】更に、80は定着装置40により定着され
出口ロール49から排出された用紙Pに対してカール除
去を行うカール除去装置であり、略円錐形のピン接続部
81が画像形成装置本体側の接続穴35に嵌合すること
で画像形成装置本体と位置合わせがなされ、この位置合
わせを実施した後に、図示しないマグネットにより画像
形成装置本体に固定される。また、67はカール除去装
置80から排出された用紙Pに対して後処理を実行する
後処理装置であって、用紙Pを必要部数分配するための
ソータ68や用紙Pに穴あけを行うパンチング69等を
備えている。この後処理装置67には、カール除去装置
80が有するピン接続部81と同様な形状の略円錐形の
ピン接続部66が形成されており、カール除去装置80
の接続穴82に嵌合することでカール除去装置80との
位置合わせがなされる。
【0027】尚、本実施の形態では、このカール除去装
置80の有するピン接続部81と後処理装置67の有す
るピン接続部66は同様な形状を有しており、後処理装
置67はカール除去装置80が存在しない状態でも画像
形成装置本体との接続が可能となるように構成されてい
る。更に、ピン接続部の構造を共通化することで、後処
理機能の異なる他の後処理装置をこのカール除去装置8
0に接続することも可能であり、また、本実施の形態に
おける画像形成装置本体側の接続穴35の構造と同様な
構造を、機能の異なる他の画像形成装置に設けること
で、カール除去装置80をこの他の画像形成装置に接続
することも可能となる。このように、ピン接続部、接続
穴、といった構成を共通化設計することで、機能の異な
る画像形成装置毎に、また、機能の異なる後処理装置毎
に異なったカール除去装置を設ける必要もなく、設計工
数の大幅な削減が可能となる。
【0028】すなわち、画像処理装置本体の構造によっ
ては、カール発生の少ないものがあり、この場合にはカ
ール除去装置を接続せずに直接、後処理装置に接続でき
る。また、後処理装置の構造によっては、画像処理装置
本体から出力される用紙のカールに十分対応でき、カー
ル除去装置が不要となる場合がある。本実施の形態によ
れば、かかる各装置の特性により、カール除去装置をそ
のカール除去が必要となった時点で自由に取りつけるこ
とができ、お客様の要求に適切に対応することを可能と
している。
【0029】ここで、符号70は制御部であり、用紙搬
送の制御の他、特にカール除去装置80や後処理装置6
7が画像形成装置本体に接続されたことを認識した後
に、IPS21からの画像出力信号に基づいて、カール
除去装置80のカール補正量の調整や、後処理装置67
の動き等を制御している。更に、制御部70は、用紙ト
レイ51〜53および手差しトレイ55から供給される
用紙Pの用紙サイズを認識するとともに、画像形成装置
の置かれた湿度条件および用紙トレイ51〜53内の湿
度を認識し、カール除去装置80におけるカール量の調
整を行っている。尚、カール除去装置80および後処理
装置67にそれぞれ制御部を設けることも可能である。
この場合には、画像形成装置本体から送られた画像出力
信号、用紙サイズ、湿度等の情報をこの制御部が受け取
り、カール補正量の調整、その他の各動作を制御するこ
ととなる。
【0030】この制御部70からのカール除去装置80
の制御信号は、画像形成装置本体側に設けられたコネク
タ71に接続されたカール除去装置側コネクタ72を経
てケーブル73によりカール除去装置80に伝達され、
一方、制御部70から後処理装置67への制御信号は、
画像形成装置本体側のコネクタ74に接続された後処理
装置側コネクタ75によりケーブル76を経て後処理装
置67に伝達される。尚、カール除去装置80には、後
処理装置側コネクタ75と接続可能なコネクタ77を有
しており、制御部70から後処理装置67への制御信号
について、コネクタ77を介して伝達が可能である。こ
のとき、後処理装置67への制御信号もコネクタ71、
カール除去装置側コネクタ72、ケーブル73を経て伝
達されている。
【0031】次に、本実施の形態におけるカール除去装
置80の構成について、図6を用いて説明する。符号8
3は画像形成装置本体側の定着装置40により定着さ
れ、出口ロール49から一定の角度をもって排出された
用紙Pを受け入れる受入口である。この受入口は、角度
をもって排出された用紙Pの先端をガイドする入口アッ
パーガイド84を有している。また、95はしごきガイ
ドであり、先端を凸状にしたしごき部96によって出口
ロール49から排出された用紙Pにおいて用紙搬送方向
に形成された波うちを除去している。更に、87はエン
トランスロールであり、画像形成装置本体から排出され
た用紙Pをカール除去装置80の内部へ導くと共に、本
体側の定着装置40を開放された用紙Pに対してスピー
ドを上げて搬送している。ここで、定着装置から無理に
用紙Pを引っ張ることがないようにエントランスロール
の回転タイミングを合わせることが必要となるが、エン
トランスロール87にて搬送のタイミングを完全に合わ
せることは一般に難しい。そこで、本実施の形態では、
入口アッパーガイドガイド84を支点94を介して上側
(矢印の方向)に跳ね上げるように構成し、エントランス
ロール87の手前で搬送遅れがあった用紙Pをこの跳ね
上げで吸収できるようにしている。このように構成する
ことで、用紙搬送速度の異なった画像形成装置が接続さ
れた場合であっても、一定の範囲内で用紙Pの速度吸収
を行うことが可能となる。また、85は、カール除去装
置80に入ってきた用紙Pをガイドする第1ローアーガ
イドであり、中間アッパーガイド86と共に用紙Pを各
デカーラー装置へと案内している。
【0032】ここで、100は第1ローアーガイド85
の下方から用紙Pを押圧してカール除去を実行する第1
デカーラー装置であり、用紙Pを搬送するドライブロー
ル101と、このドライブロール101に食い込んでカ
ール補正を実行する押圧ロール102とを有している。
この第1デカーラー装置100は、用紙Pが進入した際
に押圧ロール102がドライブロール101に食い込む
ことで、両者によって挟まれた部分でドライブロール1
01の弧により用紙Pを変形させることが可能である。
この第1デカーラー装置100では、押圧ロール102
を食い込ませて下に凸を形成することから、下に凸とな
る方向(端部が上がる方向)への矯正を担当している。ま
た、103は押圧ロール102の中心にあるシャフトで
あり、回動軸104を中心とし描かれた弧105を軌跡
として、後述する第1リンクにより可動する。このシャ
フト103の可動により押圧ロール102におけるドラ
イブロール101への食い込み量が変化する。
【0033】また、88は第1デカーラー装置100を
通過した用紙Pを検知するセンサであり、110は中間
アッパーガイド86の上方から用紙Pを押圧してカール
除去を実行する第2デカーラー装置である。この第2デ
カーラー装置110は、用紙Pを搬送するドライブロー
ル111と、このドライブロール111に食い込んでカ
ール補正を実行する押圧ロール112とを有し、用紙P
が進入した際に押圧ロール112がドライブロール11
1に食い込むことで、両者によって挟まれた部分でドラ
イブロール111の弧により用紙Pを変形させて上に凸
を形成しており、上に凸となる方向(端部が下がる方向)
への矯正を担当している。また、113は押圧ロール1
12の中心にあるシャフトであり、第1デカーラー装置
100における回動軸104と中心を同じくする回動軸
114により、第1デカーラー装置100における弧1
05と同様な弧115を軌跡として、後述する第2リン
クにより可動する。このシャフト113の可動により押
圧ロール112におけるドライブロール111への食い
込み量が変化する。
【0034】ここで、本実施の形態では、対応する画像
形成装置本体の用紙搬送スピードは60、130、22
0、350mm/secと変化し、その変化に対応する
ようにカール除去装置80が設計されている。更に、第
2デカーラー装置110を下流側に設けており、用紙搬
送速度が非常に速く、デカーラー装置の切り替えが間に
合わない場合でも、用紙の端部を下げる方向への補正が
必要な場合には、確実にカール補正を実行でき、用紙の
収容性を損なうことがないように構成されている。ま
た、本実施の形態では、各ドライブロール101、11
1はΦ8のSUSを用いている。ここで用いるドライブ
ロールとしては、デカーラー機能をアップさせるために
できるだけ小さな径のものを採用することが好ましい
が、シャフトのたわみを考慮して本実施の形態ではΦ8
を採用した。また、押圧ロール102、112にはΦ2
6のウレタン材(20lb/ft3)を用い、一定の弾性を付与
してドライブロール101、111に食い込めるように
構成されている。一方、符号89は第2ローアーガイ
ド、90は出口アッパーガイドであり、各デカーラー装
置を通過した用紙Pを排出ロール91に導き、この排出
ロール91により搬送力をつけて出口92より、後処理
装置67へと用紙Pを導いている。
【0035】尚、本実施の形態では、受入口83は開口
を広くとっており、異なった画像形成装置が接続された
場合に用紙の排出角度が異なる場合であっても、用紙を
確実に受け入れることができる。更に、受入口83と出
口92の高さは略同一になるように構成されており、後
処理装置がカール除去を不要とした場合には、カール除
去装置を除いてそのまま画像形成装置と接続が可能する
ことを可能としている。また、前述したように、81は
画像形成装置本体の接続穴35と接続する際に位置決め
をするためのピン接続部であり、82は後処理装置67
の有するピン接続部66と嵌合するための接続穴であ
る。本実施の形態では、ピン接続部81はΦ16のピン
で先端が略円錐形に加工され、接続時に位置合わせが容
易なように構成されており、後処理装置67の有するピ
ン接続部66も同様な構成を有している。一方の接続穴
82は幅17mmの長穴であり、この長穴によって床面
からの高さの違いを吸収し、後処理装置67の接続を可
能としている。画像形成装置本体側の接続穴35も同様
な長穴形状となっている。
【0036】次に、本発明の実施の形態における第1デ
カーラー装置100を駆動する構成について、図7を用
いて説明する。図7において、符号106は第1デカー
ラー装置100における押圧ロール102を可動させる
ための第1レバーであり、カムと接触する第1コロ10
7を有し、回動軸104を支点として回動する。また、
120は第1レバー106を動かすためのカムであり、
第1コロ107に接して実際に第1レバー106を動か
すためのカム面121を有している。このカム120は
制御部70からの信号を受けて、図示しないDCモータ
と図示しないカムクラッチのON/OFFによりカムポ
ジションが決定される。この決定されたカムポジション
により第1コロ107を介し、回動軸104を支点とし
て第1レバー106が回動し、シャフト103を動作さ
せて押圧ロール102をドライブロール101に対して
食い込ませている。尚、このカム120は、第2デカー
ラー装置110の後述する第2レバーも同時に回動させ
ている。本実施の形態では、図7と寸法が同じで対称と
なる機構を、用紙搬送方向と直交する方向(装置の手前
と奥側)の両端部にそれぞれ設け、手前と奥側から押圧
ロール102を可動させている。これにより、搬送方向
に直交する方向の手前と奥側から押圧ロール102に対
して押圧力を均等にかけることを可能とし、安定したカ
ール補正を施すことができるようになる。
【0037】次に、本発明の実施の形態における第2デ
カーラー装置110を駆動する構成について、図8を用
いて同様に説明する。図8において、符号116は第2
デカーラー装置110における押圧ロール112を可動
させるための第2レバーであり、カムと接触する第2コ
ロ117を有し、回動軸114を支点として回動する。
また、120はカムであり、第2コロ117に接して実
際に第2レバー116を動かすためのカム面122を有
している。このカム120は、前述のように、制御部7
0からの信号を受けて、図示しないDCモータと図示し
ないカムクラッチのON/OFFによりカムポジション
が決定される。そして、第2コロ117を介して第2レ
バー116を回動させ、回動軸114を支点としてシャ
フト113を動作させ、押圧ロール112のドライブロ
ール111に対する食い込み量を決定している。本実施
の形態では、カム120の回転により第1デカーラー装
置100の第1レバー106および第2デカーラー装置
110の第2レバー116を同時に可動させており、カ
ム面122は、第1デカーラー装置に用いるカム面12
1とは位相がずれた状態でカム面121と同一のカム1
20に形成されている。尚、本実施の形態において、前
述の第1デカーラー装置100と同様に、機械の手前と
奥側から同様な機構により押圧ロール112を可動させ
ている。
【0038】ここで、本実施の形態では、各ドライブロ
ール101、111への各押圧ロール102、112の
食い込みについて、カール補正がONの状態で約2mm
食い込ませるように設計されている。これは、像密度が
150%(YMCK4色の理論上の最大濃度は400%
であり、そのうちの150%)程度のイメージに対して
は、カール補正として2mm程度の食い込み量が必要と
なるためである。一方、カール補正がOFFのとき、本
実施の形態では食い込みを全く無くすのではなく、約
0.5mm食い込ませている。これは、最低限の搬送力
を確保して用紙を次工程へと導くとともに、最もカール
補正に影響が強い下流部の第2デカーラー装置110に
おいて常時押圧力を付加することで、用紙の後端部にお
いて上向きのカールを押さえることができ、用紙の収容
性を一段と向上させるためである。
【0039】次に、本実施の形態における制御部70が
行うカール補正量の制御について、図9〜図12を用い
て説明する。
【0040】図9は、画像の領域を指定して画像量(ト
ナー量)を検出し、カール発生を予測するための説明図
である。用紙に転写される画像量の違いによりカールの
態様が変化することから、本実施の形態では、IPS2
1からの情報、例えばIIT20による原稿の読み込み
による画像量、またはホストから送られてくる画像量を
測定してカール量を予測している。その際に、用紙の端
部における画像量がカール発生に大きく影響してくるこ
とから、本実施の形態では、用紙Pの搬送方向長さLに
対して、例えば画像形成時 (転写時)の用紙搬送方向に
おける先端1/3Lの画像領域をZl、後端1/3Lの
画像領域をZtとし、それらの領域における画像量をそ
れぞれ検出し、各箇所の画像量の違いによりカール方向
を予測している。
【0041】図10は、デカーラー装置のON/OFF
と用紙面との関係を説明したものである。以後の説明の
便宜上、カール除去装置80における第1デカーラー装
置100をデカーラー、第2デカーラー装置110を
デカーラーとし、その動作について両デカーラーがO
FFのときを状態“0”、デカーラーがONのときを
状態“1”、デカーラーがONのときを状態“−1”
として表現したものである。ここで、用紙PのA面はカ
ール除去装置80の上部側、B面は下部側に該当する
が、本実施の形態では両面印刷が可能であり、更に片面
印刷の場合であってもフェースアップ出力または用紙反
転によるフェースダウン出力が選択できる。従って、A
面とB面の定義が難しくなることから、本実施の形態で
は、図11に示すようにA面とB面を定義している。こ
こで、Simp(Invet)は片面で反転、Simp(Straight)は片
面でそのまま(反転せず)、Duplexは両面である。本実施
の形態における画像形成装置では、用紙Pの上面に対し
て二次転写装置29による転写がなされるために、A面
では図9に示す先端Zlと後端Ztが用紙搬送方向と一
致するが、B面では用紙戻し搬送機構60によって反転
された画像であることから、先端Zlと後端Ztが用紙
搬送方向と異なることに留意する必要がある。尚、A面
では先端をZl2、後端をZt2、B面では先端をZt
1、後端をZl1としている。
【0042】図12は、以上のように定義されたA面/
B面に対する画像量に基づいて、デカーラー装置のON
/OFFをどのように決定するか、その条件を示した表
である。ここで、画像量とカールとの関係であるが、ト
ナーが転写された用紙が熱定着されると、用紙の冷却時
にトナーが大きく収縮し、用紙は転写された面を内側に
してカールする。そのため、画像量が多いすなわち印字
されるトナーの量が多い場合には、その量が多い面を内
側にして収縮する。そこで、図12では、この画像量と
カール方向の関係を考慮してデカーラーの条件を決定し
ている。それぞれ、(a)、(b)、(c)は、画像形成装置
の置かれた環境下または用紙トレイの“湿度”によって
条件が定められている。本実施の形態では、湿度Mが4
0%未満を第1の条件、湿度Mが40%以上70%未満
を第2の条件、湿度Mが70%以上を第3の条件とし
て、図12(a)、(b)、(c)に示されている。尚、各A
面、B面の表欄における数値は、最大濃度を100とし
たときの画像量の比率(画像量比)を示している。
【0043】ここで、例えば、湿度M<40%の状態
で、A面の画像量比が8%、B面が35%の場合を考え
る。この場合は、B面のトナー量がA面に比べて多いこ
とから、下向きにカールがかかっている状態である。次
に、この場合のデカーラー条件を表から調べると、図1
2 (a)のA面1列目(〜10%)、B面4行目(〜40
%)を見てデカーラーON/OFF条件は“1”であるこ
とがわかる。これは、図10で示されたように、デカー
ラーがON状態すなわち用紙が上側に曲がる(下に凸
となる)ように補正を施すものである。尚、片面印刷の
場合には、反転の有無に応じて、図12に示される各表
の1行目または1列目の、画像量比が“〜10%”の欄
を選択し、デカーラーのON/OFFを決定すれば良
い。このように図12の(a)、(b)、(c)によりデカー
ラー条件を決定することができるが、これらの表では
“−1”、すなわち、デカーラーがONの状態を多く
設定している。これは、端部が下側に曲がったダウンカ
ールは自重によりカールが修正される方向にあるが、端
部が上側に跳ねたアップカールは自ら修正できないこ
と、また、後処理装置はアップカールに弱いこと等の理
由により、下側への補正(アップカールに対する修正)を
施すためのデカーラーに対する比重を高くしている。
【0044】これらのデカーラー条件をもとに、制御部
70がカール除去装置80を制御してカール除去が実行
される。具体的には、制御部70は、IPS21からの
画像情報、および認識される用紙サイズ情報等に基づい
て、前述したように用紙の先端(本実施の形態では1/3
の領域)、用紙の後端(本実施の形態では1/3の領域)に
ついて画像量を求める。この画像量から前述した条件に
よりデカーラーのON/OFF条件を決定する。次に、
図5に示す画像装置内において、出口センサ48や、図
示しない装置内の各種用紙センサ等により用紙Pの搬送
状態をチェックしながら、カール除去装置80内の第1
デカーラー装置100および第2デカーラー装置110
に対して用紙Pが通過するタイミングをチェックする。
このタイミングに合わせながら、カール除去装置80内
の図示しないDCモータと図示しないカムクラッチのO
N/OFFによりカムポジションを決定してカム120
を回転させることにより、第1デカーラー装置100お
よび第2デカーラー装置110のON/OFFを用紙毎
にそれぞれ切り替えてカール補正を実行している。本実
施形態ではこのような制御によりカールの実態に即し
た、きめ細やかなカール矯正を可能としている。
【0045】尚、用紙搬送速度が異なる画像形成装置が
接続された場合であっても、同様に用紙搬送状態をチェ
ックしながら第1デカーラー装置100および第2デカ
ーラー装置110のON/OFFを制御すればよい。そ
の際に、用紙搬送速度が速くカム120の動きが追従で
きずに、各デカーラー装置の切り換えが間に合わない場
合が生ずる。かかる場合には、第2デカーラー装置11
0を優先的に作動させ、または早めに作動するように制
御してもよい。このように制御することにより、搬送速
度が速い場合であっても用紙の後端部におけるアップカ
ールが除去できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置、カール除去装置、後処理装置をそれぞれ
選択的に接続できて自由度が増すとともに、カール除去
装置を接続した場合には画像形成装置に応じて適切なカ
ール補正を施すことが可能となり、排出シートのスタッ
ク性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカール補正装置の概要を示す説
明図である。
【図2】 本発明に係る画像形成システムの概要を示す
説明図である。
【図3】 本発明に係る画像形成システムの概要を示す
説明図である。
【図4】 本発明に係る画像形成システムの概要を示す
説明図である。
【図5】 実施の形態に係る画像形成システムの概要を
示す説明図である。
【図6】 実施の形態におけるカール除去装置の構成を
示す説明図である。
【図7】 実施の形態における第1デカーラー装置の駆
動系を説明するための説明図である。
【図8】 実施の形態における第2デカーラー装置駆動
系を説明するための説明図である。
【図9】 実施の形態1における画像量検出の説明図で
ある。
【図10】 実施の形態におけるデカーラー装置のON
/OFFと用紙面との関係を説明した説明図である。
【図11】 実施の形態における用語の定義の説明図で
ある。
【図12】 (a)〜(c)は実施の形態におけるデカーラ
ー制御のパターンを説明した表である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…後処理装置、3…カール補正装
置、4…シート受入口、5…シート排出口、6…カール
補正部、7…第1の接続部、8…第2の接続部、9…後
処理接続部、10…伝達手段、11…伝達手段、12…
伝達手段、13…第1のカール補正手段、14…第2の
カール補正手段、15…駆動手段、21…画像処理装置
(IPS)、22…画像書込装置(ROS)、23…感光体
ドラム、25…ロータリー型現像装置、27…中間転写
ベルト、29…二次転写装置、40…定着装置、49…
出口ロール、51,52,53…用紙トレイ、60…用紙
戻し搬送機構、70…制御部、67…後処理装置、80
…カール除去装置、100…第1デカーラー装置、10
1…ドライブロール、102…押圧ロール、106…第
1レバー、110…第2デカーラー装置、111…ドラ
イブロール、112…押圧ロール、116…第2レバ
ー、120…カム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像情報に基づいて画像を形
    成する画像形成装置と、 前記画像形成装置から排出されたシートに対して後処理
    を施す後処理装置と、 前記画像形成装置から排出されたシートに対してカール
    補正を施すカール補正装置とを有し、 前記カール補正装置は、前記画像形成装置からシートを
    受け入れるシート受入口と、当該シート受入口と略同一
    の高さに設けられ前記後処理装置へシートを排出するシ
    ート排出口と、当該シート受入口と当該シート排出口と
    の間でシートに対してカール補正を施すカール補正部
    と、当該画像形成装置と接続を可能とする第1の接続部
    と、当該後処理装置と接続を可能とする第2の接続部と
    を有し、 前記後処理装置は、前記画像形成装置と直接接続を可能
    とするとともに前記カール補正装置の前記第2の接続部
    と接続を可能とする後処理接続部を有することを特徴と
    する画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記カール補正装置の前記第1の接続部
    は、シート搬送速度が異なる複数の画像形成装置との選
    択的接続が可能であり、当該カール補正装置は接続され
    た画像形成装置の有する搬送速度に応じてカール補正を
    施すこと、を特徴とする請求項1記載の画像形成システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記カール補正装置の前記第2の接続部
    は、異なる後処理機能を有する複数の後処理装置との選
    択的接続が可能であり、当該カール補正装置はシートの
    端部を下げる方向への補正を施すことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成システム。
  4. 【請求項4】 前記カール補正装置は、シートにおける
    搬送方向の後端部を下げる方向への補正を常時施すこと
    を特徴とする請求項3記載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記カール補正装置は前記画像処理装置
    と接続して当該画像処理装置から制御情報を受ける伝達
    手段を具備し、 前記後処理装置は前記画像処理装置と直接接続して当該
    画像処理装置から制御情報を受ける伝達手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記カール補正装置は前記画像処理装置
    と接続して当該画像処理装置から制御信号を受ける伝達
    手段を具備し、 前記後処理装置は前記カール補正装置と接続することに
    より当該画像処理装置からの制御情報を受ける伝達手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載の画像形成シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 画像形成装置によって画像が形成された
    シートに対してカール補正を施すカール補正装置であっ
    て、 シートに対して押圧力を付加してシートの端部を持ち上
    げる方向へカール補正を施す第1のカール補正手段と、 シートに対して押圧力を付加してシートの端部を下げる
    方向へカール補正を施す第2のカール補正手段とを具備
    し、 前記第1のカール補正手段および前記第2のカール補正
    手段は、第1のシート搬送速度を有する第1の画像形成装
    置が接続された場合に当該第1の画像形成装置から搬送
    されたシートに対してカール補正を施すとともに、第2
    の搬送速度を有する第2の画像形成装置が接続された場
    合に当該第2の画像形成装置から搬送されたシートに対
    してカール補正を施すこと、を特徴とするカール補正装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1のカール補正手段および前記第
    2のカール補正手段を動作せしめる駆動手段を更に具備
    し、当該駆動手段は、前記第1の画像形成装置および前
    記第2の画像形成装置により把握されたシートのカール
    内容に基づいて駆動されることを特徴とする請求項7記
    載のカール補正装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のカール補正手段は前記第1の
    カール補正手段のシート搬送方向に対する下流側に位置
    することを特徴とする請求項7記載のカール補正装置。
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