JP7275666B2 - 用紙排出装置および画像形成システム - Google Patents

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本発明は、排出部から排出された用紙を挟持して当該用紙を用紙積載台上の所定位置に位置決めする用紙挟持部を有する用紙排出装置に関する。また、本発明は、その用紙排出装置を有する画像形成システムに関する。
プリンターや複写機等の画像形成装置およびその後処理装置においては、画像が形成された複数枚の用紙を装置内部や装置外の用紙積載台に排出する用紙排出装置が多く用いられている。用紙が排出されるとき、用紙積載台の直前の排紙ローラー(排紙部と言ってもよい)から離れて用紙積載台に積載されるまでの間に用紙の積載位置がずれ、用紙が用紙積載台上に揃った状態で積載されないという問題がある。この問題は、特に、用紙搬送速度が高速である場合や、環境条件が厳しい場合(高温高湿や低温低湿)に起き易い。また、用紙搬送方向に対して直角な方向(用紙幅方向)において、用紙の排出時に用紙幅方向を揃えることは比較的に容易であるが、用紙搬送方向の紙揃えが難しかった。用紙積載台上における用紙搬送方向の整合を良くするため、従来種々の用紙整合機構が開発されている。
比較的簡易な機構で用紙積載台上における用紙搬送方向の整合を良くする技術として、例えば特許文献1-3などに記載されたグリッパー方式の用紙排出装置がある。グリッパー方式の用紙排出装置は、排紙ローラーから排出された用紙の後端付近をグリッパーによって挟持し、グリッパーによって用紙を所定位置に移動させることで用紙積載台上で用紙を整合させるようになっている。
具体的には、特許文献1などに記載された用紙排出装置は、図1に示した動作を行うことで用紙積載台上で用紙を整合させる。
先ず、図1Aに示したように、所定速度で搬送される用紙X1が排紙ローラーX2を通過した後、グリッパーX3が用紙後端付近を挟持(グリップ)する。
次いで、図1Bに示しように、グリッパーX3が用紙X1を挟持した状態で用紙X1を所定位置に移動させる。このとき、グリッパーX3は、用紙X1の後端が用紙積載台X4の後方に設けられた突き当て板X5に突き当てるように用紙X1を移動させる。
やがて、図1Cに示しように、用紙X1の後端が突き当て板X5に突き当たると、グリッパーX3は用紙X1の挟持動作を終了して用紙X1から離れる。
特開2011-201668号公報 特開2011-140367号公報 特開2013-151345号公報
ところで、グリッパーX3が適切な位置で用紙X1を挟持しなかった場合、次のような不都合が生じる。
<グリッパーの挟持位置が用紙後端から離れすぎている場合>
この場合の様子を、図2に示す。図1Aに示した正常な挟持位置と比較して、図2Aに示したように、グリッパーX3の挟持位置が用紙後端から離れすぎている場合には、用紙X1の後端が排紙ローラーX2に近くなる。すると、図2Bに示したように、グリッパーX3が下降したときに、用紙X1の後端が排紙ローラーX2に接触するので、用紙X1の後端に汚れや傷がつくおそれがある。また、図2Cに示したように、用紙X1の後端を突き当て板X5に突き当てた際に、用紙後端付近に撓みが生じ、この結果、用紙積載台X4上で用紙X1が整合しなくなるおそれがある。
<グリッパーの挟持位置が用紙後端に近すぎる場合>
この場合の様子を、図3に示す。図1Aに示した正常な挟持位置と比較して、図3Aに示したように、グリッパーX3の挟持位置が用紙後端に近すぎる場合には、グリッパーX3の挟持範囲が浅くなる。すると、図3Bに示したように、グリッパーX3が移動したときに用紙X1がグリッパーX3から脱落し、この結果、用紙積載台X4上で用紙X1が整合しなくなるおそれがある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、排紙部から排出された用紙に関して、用紙後端に汚れや傷が付くのを防止し、挟持部からの脱落を防止し、さらには用紙積載台上で適切に用紙を整合させることができる用紙排出装置および画像形成システムを提供する。
本発明の用紙排出装置の一つの態様は、
用紙を搬送して排出する排紙部と、
前記排紙部により排出された用紙を積載する用紙積載台と、
前記排紙部により排出された用紙を挟持し、用紙の後端を前記用紙積載台上における所定の位置に位置決めする用紙挟持部と、
前記用紙挟持部によって前記用紙が挟持されたときに、用紙後端から前記排紙部までの距離が一定となるように、前記用紙挟持部の挟持開始タイミングを制御する制御部と、
を具備し、
前記制御部は、印刷条件に応じて、前記挟持開始タイミングを変更する。
また、本発明の用紙排出装置の一つの態様は、
用紙を搬送して排出する排紙部と、
前記排紙部により排出された用紙を積載する用紙積載台と、
前記排紙部により排出された用紙を挟持し、用紙の後端を前記用紙積載台上における所定の位置に位置決めする用紙挟持部と、
前記用紙挟持部によって前記用紙が挟持されたときに、用紙後端から前記排紙部までの距離が一定となるように、前記用紙挟持部の挟持開始タイミングを制御する制御部と、
を具備し、
前記制御部は、前記用紙と前記用紙挟持部との間の滑り特性に影響を与えるパラメータに基づいて前記挟持開始タイミングを制御するとともに、前記用紙挟持部の消耗度に応じて、前記挟持開始タイミングを変更する。
本発明の画像形成システムの一つの態様は、
用紙上に画像を形成する画像形成装置と、
上記用紙排出装置と、
を具備する。
本発明によれば、用紙後端から排紙部までの距離が一定となるように、用紙挟持部の挟持開始タイミングを制御するので、排紙部から排出された用紙に関して、用紙後端に汚れや傷が付くのを防止し、挟持部からの脱落を防止し、さらには用紙積載台上で適切に用紙を整合させることができる。
図1A-図1Cは、従来の用紙排出装置の動作の説明に供する図である。 図2A-図2Cは、グリッパーの挟持位置が用紙後端から離れすぎている場合の動作の説明に供する図である。 図3Aおよび図3Bは、グリッパーの挟持位置が用紙後端に近すぎる場合の動作の説明に供する図である。 実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略図である。 実施の形態に係る画像形成システムの主要部をブロック形式で表した図である。 用紙排出装置の機構系の構成を示す側面図である。 グリッパーの動作を説明するための側面図である。 グリッパーの動作を説明するための側面図である。 グリッパーの動作を説明するための側面図である。 グリッパーの動作を説明するための側面図である。 グリッパーの動作を説明するための側面図である。 用紙排出装置の駆動制御系の構成を示すブロック図である。 図11A-図11Cは、グリッパーによる用紙の挟持動作と用紙の移動距離との関係を示す図である。 用紙重量mとタイマー値tαとの関係を示す図である。 調整係数αを用いてグリップ力Fを調整した場合における、用紙重量mとタイマー値tαとの関係を示す図である。 用紙の摩擦係数が変化したときのグリップ力Fの変化の様子を示す図である。 印字率(カバレッジ)が変化したときのグリップ力Fの変化の様子を示す図である。 例えば転写ベルトなどの走行距離が大きくなっていくのに応じて変化するグリップ力Fの様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
<1>画像形成システムの全体構成
図4は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図5は、本実施の形態に係る画像形成システム100の主要部をブロック形式で表した図である。
図4に示されているように、画像形成システム100は、用紙Sの搬送方向に沿って上流側から、画像形成装置1および用紙排出装置2が接続されて構成される。
画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙トレイユニット51a~51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図5に示されているように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成されており、例えばLUT(LookUp Table)などを記憶する。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図4に示されているように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿またはコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
図5に示されているように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図4に示されているように、画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。ここで、図示および説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示され、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、またはKが添えられて示されている。図4では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなる。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
現像装置412には、例えば帯電装置414の帯電極性と同極性の直流現像バイアス、または交流電圧に帯電装置414の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。その結果、露光装置411によって形成された静電潜像にトナーを付着させる反転現像が行われる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性体よりなる平板状のドラムクリーニングブレード等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、およびベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側、つまり二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部60は、用紙Sの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面つまり定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを挟持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とによって張架されている。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する。加圧ローラー64は、定着ベルト61との間で用紙Sを挟持して搬送する定着ニップを形成している。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a~51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。
給紙トレイユニット51a~51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
用紙排出装置2は、画像形成装置1から排紙された用紙Sを搬送して用紙積載台202上の所定位置に積載して排紙する。
<2>用紙排出装置の機構系
図4に示されているように、用紙排出装置2は、排紙ローラー201を含む排紙機構200と、用紙積載台202とを有する。
本実施の形態では、便宜上、用紙排出装置2の構成を、機構系と、この機構系を駆動および制御する駆動制御系とに分けて説明する。先ず、用紙排出装置2の機構系について、図6-9を用いて説明する。
図6に示したように、用紙排出装置2は、排紙ローラー201と、用紙積載台202と、グリッパー211、212と、移動部220と、突き当て板230とを有する。排紙ローラー201は、用紙Sを搬送して排出する排紙部として機能する。用紙積載台202は、排紙ローラー201により排出された用紙Sを積載するトレイである。グリッパー211、212は、排紙ローラー201により排出された用紙Sを挟持し、挟持した用紙Sを排紙ローラー201による排出方向と反対方向に移動させ、用紙Sの後端を用紙積載台202上における所定の位置に位置決めする用紙挟持部として機能する。
グリッパー211、212は、移動可能に構成されており、排紙ローラー201により排紙された用紙Sを挟持して突き当て板230に衝突させる。本実施の形態では、グリッパー211、212は、グリッパー212に対してグリッパー211が相対的に移動することにより、用紙Sを挟持できるようになっている。グリッパー211、222の先端部分のうち用紙Sを挟持したときに用紙Sに当接する部分は、例えばゴムパッドにより構成されている。また、例えば、グリッパー211の先端当接部分をゴムパッドにより構成し、グリッパー212の先端当接部分を転接ローラーにより構成してもよい。グリッパー211、212の構成は、用紙Sを挟持できるものであればよい。
グリッパー211、212は、制御部101の制御の下、所定の挟持力により、用紙Sを挟持するように制御される。所定の挟持力は、例えば、用紙Sの搬送途中にグリッパー211、212から用紙Sが脱落しない程度の挟持力である。所定の挟持力は、用紙Sの種類に応じて変更してもよいし、用紙Sの種類に関わらず、一定にしてもよい。
移動部220は、無端状の搬送ベルト220Aと、支持部材220Bとを有する。搬送ベルト220Aは、支持部材220Bに巻き掛けられており、支持部材220Bの周囲を回転するように構成されている。搬送ベルト220Aが回転することにより、グリッパー211、212がその回転に合わせて移動するようになっている。
支持部材220Bは、第1部分221、第2部分222、第3部分223および第4部分224によって、搬送ベルト220Aを支持する。
第1部分221は、上下方向に延びており、支持部材220Bにおける左側面部を構成する。第1部分221の下端部付近には、用紙積載台202が位置する。
第2部分222は、第1部分221の下端部から用紙積載台202とは反対側(図6における右側)に延びており、支持部材220Bにおける下面部を構成する。第2部分222の左端部付近には、突き当て板230が位置する。
第3部分223は、第2部分222の右端部から上側に向けて延び、右側に向けて凸となる半円状に形成されている。第3部分223は、支持部材220Bにおける右側面部を構成する。
第4部分224は、第1部分221の上端部と、第3部分223の上端部とを接続し、支持部材220Bにおける上面部を構成する。第4部分224の中央部付近には、排紙ローラー201が位置する。
グリッパー211、212は、搬送ベルト220Aの回転により、第1部分221、第2部分222、第3部分223、第4部分224の順に図6における反時計回り方向に移動する。グリッパー211、212は、第4部分224に位置するときに、排紙ローラー201から排紙される用紙Sの後端付近の所定位置を挟持する。
グリッパー212は、グリッパー211が用紙Sを挟持するときの姿勢を維持した状態で移動するように、搬送ベルト220Aに支持されている。つまり、グリッパー211、212に挟持された用紙Sは、挟持されたときの状態を維持したまま搬送されるようになっている。
また、移動部220は、グリッパー211、212を動作させる際、制御部101の制御の下、所定の搬送速度を維持しながら、グリッパー211、212を移動させる。所定の搬送速度は、用紙Sの種類に応じて変更してもよいし、用紙Sの種類に関わらず、一定にしてもよい。
突き当て板230は、用紙積載台202に積載される用紙Sの端部に当接することで、用紙積載台202上の用紙Sの位置を整合する。また、突き当て板230は、グリッパー211、212に挟持された用紙Sの後端と衝突可能な位置である、支持部材220Bにおける第2部分222の左端部付近に配置されている。
突き当て板230は、移動部220を移動するグリッパー211、212とは干渉せず、かつ、グリッパー211、212が挟持した用紙Sと衝突可能な位置に配置されている。突き当て板230に、移動するグリッパー211、212が挟持する用紙Sの後端が衝突し、さらにグリッパー211、212が移動して当接部材230を通り過ぎることで、グリッパー211から用紙Sが引き抜かれる。これにより、用紙Sがグリッパー211、212から解放されて用紙積載台202上の所定位置に積載されるようになっている。
ここで、グリッパー211、212の動作について説明する。図7Aおよび図7Bに示すように、グリッパー211、212は、用紙Sが排紙ローラー201を通過する前までは、第3部分223の位置に待機している(図7A参照)。そして、用紙Sが排紙ローラー201を通過するタイミングで、グリッパー211、212は、第3部分223から第4部分224に移動して用紙Sの後端付近を把持する(図7B参照)。用紙Sの後端とは、用紙積載台202に積載されたときにおける用紙排出装置2(画像形成装置1)側の端部であり、図7A等では、用紙Sの右端である。
グリッパー211、212は、用紙Sの後端から所定距離離れた位置を挟持したまま、第3部分223の左端部まで移動して、図8Aに示すように、第1部分221に沿って下方に移動する。
そして、図8Bに示すように、グリッパー211、212が第1部分221の下端部に到達したら、図9に示すように、グリッパー211、212が第2部分222に沿って右側に移動する。そうすると、用紙Sの後端が突き当て板230に衝突し、グリッパー211、212から用紙Sが解放される。解放された用紙Sは、用紙積載台202上に積載される。用紙Sが排紙ローラー201に到達する度に、上記の動作が行われる。
<3>用紙排出装置の駆動制御系
次に、用紙排出装置2の駆動制御系について、図10を用いて説明する。図10に示されているように、用紙排出装置2は、駆動制御系として、制御部301、用紙位置検知センサー311、排紙ローラー駆動モーター312、搬送ベルト駆動モーター313およびグリッパー駆動モーター314を有する。
制御部301は、CPU(Central Processing Unit)302、ROM(Read Only Memory)303、RAM(Random Access Memory)304等により構成されている。制御部301は、制御部101と連携して制御を実行する。また、制御部301は、特定の制御については制御部101から独立して実行してもよい。なお、本実施の形態では、制御部101とは別に制御部301を設けているが、以下に説明する制御部301による用紙排出装置2の制御を制御部101によって実行するようにしてもよい。
制御部301のCPU302は、ROM303から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM304に展開し、展開したプログラムと協働して用紙排出装置2の動作を集中制御する。
用紙位置検知センサー311は、用紙排出装置2内での用紙Sの位置を検知する。排紙ローラー駆動モーター312は、排紙ローラー201を駆動するモーターである。搬送ベルト駆動モーター313は、搬送ベルト220Aを駆動するモーターである。グリッパー駆動モーター314は、グリッパー211、212を駆動してグリッパー211、212の挟持動作を実行させるモーターである。制御部301は、用紙位置検知センサー311に検知結果や予め設定された制御値に基づいて、排紙ローラー駆動モーター312、搬送ベルト駆動モーター313およびグリッパー駆動モーター314を所定のタイミングおよび速度で駆動制御する。
<4>実施の形態による挟持制御
次に、本実施の形態におけるグリッパー211、212の挟持制御について説明する。
本発明の発明者は、先ず、図11に示したように、グリッパー211、212による挟持動作と、そのときの用紙Sの移動距離について詳細に検討した。
図11Aは排紙ローラー201から用紙Sが排出された時点、より厳密には排紙ローラー201から用紙Sの後端が排出された時点の状態を示す図である。図11Bは、グリッパー211、212が用紙Sの挟持を開始した時点の状態を示す図である。図11Cは、用紙Sが停止した状態を示す図である。
ここで、用紙Sの重量をm、排紙ローラー201から排出される用紙の排紙線速をv、グリッパー211、212のグリップ力をFとする。また、図11Aのように排紙ローラー201から用紙Sが排出された時点をt=0とし、図11Bのようにグリッパー211、212が用紙Sの挟持を開始した時点をt=tαとする。この時点t=tαは制御部301のグリッパー動作タイマーによって設定されている。
図11Aに示したように用紙Sの後端が排紙ローラー201から排出されてから、図11Bに示したようにグリップ開始時点tαまでに用紙Sが進む距離d(滞空距離)は、次式により表すことができる。
Figure 0007275666000001
また、図11Bに示したようなグリップ開始時点tαから、図11Cに示したような用紙停止までに用紙Sが進む距離d(制動距離)を用いると、グリッパー211、212のグリップ力Fによって用紙が停止するための条件は次式で表すことができる。
Figure 0007275666000002
よって、制動距離dは、次式で表すことができる。
Figure 0007275666000003
よって、目標停止距離Dは、次式で表すことができる。
Figure 0007275666000004
式(4)から、排紙ローラー201から用紙Sが排出されてからグリップ開始までのタイマー値tαを用紙重量mに応じて変更することで、用紙後端を目標位置(範囲)、つまり排紙ローラー201から目標の距離範囲に停止させることができる。
因みに、グリップ開始のタイマー値tαは、式(4)より次式で表すことができる。
Figure 0007275666000005
このように、本実施の形態では、グリップ開始のタイマー値tαを用紙重量mに応じて変更することで、用紙後端を排紙ローラー201から目標の距離に停止させるようになっている。換言すれば、本実施の形態では、グリップ力Fと排紙線速vの可変制御はしない。これにより、グリップ開始のタイマー値tαの制御といった簡単な制御で、排紙部から用紙後端の距離が一定の範囲となるように制御することができる。因みに、グリップ力Fと排紙線速vの可変制御はしないとは、目標停止距離Dを一定にする目的での可変制御をしないという意味である。排紙速度vは例えば用紙サイズなどによって可変制御してもよい。
実際上、制御部301には、予めユーザー操作により或いは計測により得られた、用紙重量m、排紙線速v、グリップ力Fおよび目標停止距離Dの値が入力され、制御部301は式(5)にこれらの値を代入することで、グリップ開始のタイマー値tα、すなわち用紙の後端が排紙ローラー201から出た時点(t=0)からグリッパー211、212が用紙Sの挟持を開始するまでの時間(換言すれば、挟持開始タイミング)を算出する。
なお、実際上、用紙重量mに対して、排紙線速v、グリップ力Fは変動量が小さい場合が多いので、本実施の形態の場合には、排紙線速v、グリップ力Fは固定値として、用紙重量mに応じてタイマー値tαを算出する。用紙重量mは、例えば用紙Sの坪量×用紙Sのサイズの計算によって算出できる。例えば、用紙Sの坪量は予めユーザーによって設定され、用紙Sのサイズは画像形成システム100によって使用する用紙Sが選択される度に用紙Sの選択に応じて変更される。
図12は、用紙重量mと、タイマー値tαとの関係を示す図である。図12から分かるように、本実施の形態では、先ず用紙重量mを決定し、次いで式(5)に相当する一次関数直線を用いてその用紙重量mに対応するタイマー値tαを決定する。
<5>まとめ
以上説明したように、本実施の形態の用紙排出装置2は、用紙Sを搬送して排出する排紙部(排紙ローラー201)と、排紙部により排出された用紙Sを積載する用紙積載台202と、排紙部により排出された用紙Sを挟持し、用紙Sの後端を用紙積載台202上における所定の位置に位置決めする用紙挟持部(グリッパー211、212)と、用紙挟持部によって用紙Sが挟持されたときに(より厳密には用紙Sが挟持され用紙挟持部と用紙Sとの相対速度が0になったときに(図11Cの状態))、排紙部から用紙後端までの距離Dが一定となるように用紙挟持部の挟持開始タイミングtαを制御する制御部301と、を有する。
これにより、図2に示したような、グリッパー211、212の挟持位置が用紙後端から離れすぎていることに起因する問題や、図3に示したような、グリッパー211、212の挟持位置が用紙後端に近すぎることに起因する問題を解消することができる。つまり、本実施の形態の用紙排出装置2によれば、排紙部から排出された用紙Sに関して、用紙後端に汚れや傷が付くのを防止し、用紙挟持部からの脱落を防止し、さらには用紙積載台上で適切に用紙Sを整合させることができるようになる。
<6>他の実施の形態
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
<6-1>上述の実施の形態では、グリップ開始のタイマー値tαを用紙重量mに応じて変更する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、グリップ開始のタイマー値tαを、用紙重量m以外の用紙情報や、印刷条件情報、用紙挟持部(グリッパー211、212)の消耗度情報などに応じて変更するように制御してもよい。
実際上、グリッパー211、212のグリップ力Fは、用紙の摩擦係数、印字率、用紙挟持部(グリッパー211、212)の消耗度などによって変化する。よって、式(5)のグリップ力Fをこの変化に応じて調整した上で、グリップ開始のタイマー値tαを求めるとよい。具体的には、次式のようにグリップ力Fに調整係数αを乗じることでグリップ力Fを調整すればよい。
Figure 0007275666000006
つまり、式(6)における(F・α)は、推定される実際の摩擦力を表し、摩擦係数が大きいほど大きくなり、印字率が大きいほど小さくなり、用紙挟持部(グリッパー211、212)の消耗度が大きいほど小さくなる。
用紙の摩擦係数は用紙情報に含まれ、印字率は印刷条件情報に含まれ、用紙挟持部(グリッパー211、212)の消耗度は消耗度情報に含まれる。用紙排出装置2の制御部301は、これらの情報を画像形成装置1の制御部101から受け取り、式(6)に基づいてグリップ開始のタイマー値tαを算出し、算出したタイマー値tαに応じてグリッパー駆動モーター314の駆動を開始する。
図13は、式(6)のような調整係数αを用いてグリップ力Fを調整した場合における、用紙重量mと、タイマー値tαとの関係を示す図である。この図から、用紙重量mが同じであっても、調整係数αによって調整されたグリップ力Fを用いた調整直線を基に得られるタイマー値tαは、予め設定されたグリップ力Fを用いた基準直線を基に得られるタイマー値tαと異なることが分かる。
なお、調整係数αは、例えば図14、図15および図16に示したような変化率δa、δb、δcに基づいて設定すればよい。図14は用紙Sの摩擦係数が変化したときのグリップ力Fの変化の様子を示す図である。図15は印字率(カバレッジ)が変化したときのグリップ力Fの変化の様子を示す図である。図16は例えば転写ベルトなどの走行距離が大きくなっていくのに応じて変化するグリップ力Fの様子を示す図である。つまり、用紙挟持部(グリッパー211、212)の消耗度は、転写ベルトの走行距離などに比例するので走行距離などの情報を用紙挟持部(グリッパー211、212)の消耗度情報として用いるとよい。
<6-2>さらに、制御部301が印刷条件情報として排紙ローラー201から排出される用紙Sの排紙線速vを取得し、この取得した排紙線速vを式(5)または式(6)に代入することで、グリップ開始のタイマー値tαを算出するようにしてもよい。このようにすることで、紙種や用紙サイズに応じて排紙線速vが変更された場合でも、その排紙線速vに適合したグリップ開始のタイマー値tαを算出することができる。
<6-3>因みに、用紙Sの重量mや排紙線速vに基づいてグリップ開始のタイマー値tαを変更する方法は、排出時の用紙の慣性力に影響を与えるパラメータに基づいてグリップ開始のタイマー値tα(つまり挟持開始タイミング)を制御する方法であると言うことができる。一方で、グリップ力Fや用紙Sの摩擦力などにグリップ開始のタイマー値tαを変更する方法は、用紙と挟持部との間の滑り特性に影響を与えるパラメータに基づいてグリップ開始のタイマー値tα(つまり挟持開始タイミング)を制御する方法であると言うことができる。本発明では、これらのいずれかの方法または両方の方法を使って、挟持開始タイミングを制御することにより、用紙挟持部によって前記用紙が挟持されたときに、用紙後端から排紙部までの距離が一定となるようにしている。
<6-4>さらに、上述の実施の形態では、排出される用紙Sの重量m、または、当該重量mを求めるための用紙Sの坪量およびまたは用紙Sのサイズなどの用紙情報に応じて、挟持開始タイミングtαを制御すなわち変更する場合について述べたが、挟持開始タイミングtαの制御に用いる用紙情報はこれらに限らない。例えば上述の用紙情報に代えてまたは上述の用紙情報に加えて、用紙の紙種などの用紙情報を用いて用紙重量mやグリップ力Fを求めてもよい。
<6-5>さらに、上述の実施の形態では、用紙Sの後端が突き当たる突き当て板230を設け、用紙挟持部(グリッパー211、212)は、挟持した用紙Sを排紙ローラー201による排出方向と反対方向に移動させることで、用紙Sの後端を突き当て板230に突き当てる構成の用紙排出装置2に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、突き当て板230を有しない用紙排出装置に適用してもよい。つまり、本発明による用紙挟持部(グリッパー211、212)のグリップ開始タイミング制御によれば、排紙部から用紙後端の距離が一定となるので、用紙を突き当て板230に突き当てずに、そのまま下降させて用紙を開放しても、用紙後端の位置は一定に位置決めされるので、用紙の整合が可能となる。
また、用紙挟持部の構成は、上述の実施の形態の図6-図9などで例示した構成に限らず、要は排紙部により排出された用紙を挟持し、用紙の後端を用紙積載台上における所定の位置に位置決めする構成であればよい。
<6-6>上述の実施の形態では、制御部301が、排紙部(排紙ローラー201)から用紙後端までの距離が一定となるように、用紙挟持部の挟持開始タイミングを制御する場合について述べた。この制御は、制御部301が、挟持位置から用紙後端までの距離が一定となるように、用紙挟持部の挟持開始タイミングを制御する、と言い換えることができる。このように制御した場合でも、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<6-7>上述の実施の形態では、用紙排出装置2が画像形成装置1とは別体であったが、本発明はこれに限定されず、用紙排出装置2が画像形成装置1に組み込まれた構成であってもよい。
1 画像形成装置
2 用紙排出装置
100 画像形成システム
101、301 制御部
200 排紙機構
201、X2 排紙ローラー
202、X4 用紙積載台
211、212、X3 グリッパー
230、X5 突き当て板
S、X1 用紙

Claims (12)

  1. 用紙を搬送して排出する排紙部と、
    前記排紙部により排出された用紙を積載する用紙積載台と、
    前記排紙部により排出された用紙を挟持し、用紙の後端を前記用紙積載台上における所定の位置に位置決めする用紙挟持部と、
    前記用紙挟持部によって前記用紙が挟持されたときに、用紙後端から前記排紙部までの距離が一定となるように、前記用紙挟持部の挟持開始タイミングを制御する制御部と、
    を具備し、
    前記制御部は、印刷条件に応じて、前記挟持開始タイミングを変更する
    用紙排出装置。
  2. 用紙を搬送して排出する排紙部と、
    前記排紙部により排出された用紙を積載する用紙積載台と、
    前記排紙部により排出された用紙を挟持し、用紙の後端を前記用紙積載台上における所定の位置に位置決めする用紙挟持部と、
    前記用紙挟持部によって前記用紙が挟持されたときに、用紙後端から前記排紙部までの距離が一定となるように、前記用紙挟持部の挟持開始タイミングを制御する制御部と、
    を具備し、
    前記制御部は、前記用紙と前記用紙挟持部との間の滑り特性に影響を与えるパラメータに基づいて前記挟持開始タイミングを制御するとともに、前記用紙挟持部の消耗度に応じて、前記挟持開始タイミングを変更する、
    用紙排出装置。
  3. 前記制御部は、前記排部から排出される前記用紙の排出時の慣性力に影響を与えるパラメータに基づいて前記挟持開始タイミングを制御する、
    請求項1または2に記載の用紙排出装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙と前記用紙挟持部との間の滑り特性に影響を与えるパラメータに基づいて前記挟持開始タイミングを制御する、
    請求項の用紙排出装置。
  5. 前記制御部は、用紙情報に応じて、前記挟持開始タイミングを変更する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の用紙排出装置。
  6. 前記用紙情報は、前記用紙の重量、または、当該重量を求めるための前記用紙の坪量およびまたは前記用紙のサイズである、
    請求項に記載の用紙排出装置。
  7. 前記用紙情報は、前記用紙の紙種である、
    請求項に記載の用紙排出装置。
  8. 前記用紙情報は、前記用紙の摩擦係数である、
    請求項に記載の用紙排出装置。
  9. 前記印刷条件は、印字率である、
    請求項に記載の用紙排出装置。
  10. 前記印刷条件は、前記排紙部から排出される前記用紙の排紙線速である、
    請求項に記載の用紙排出装置。
  11. 前記用紙の後端が突き当たる突き当て板を、有し、
    前記用紙挟持部は、挟持した用紙を前記排紙部による排出方向と反対方向に移動させることで、前記用紙の後端を前記突き当て板に突き当てる、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の用紙排出装置。
  12. 用紙上に画像を形成する画像形成装置と、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の用紙排出装置と、
    を具備する画像形成システム。
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