JP2010260713A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類を空気流で搬送する紙葉類搬送装置の稼働率を向上することのできる技術を提供する。
【解決手段】 紙葉類の変形部に空気流の風圧を作用させて紙葉類を送風管10内で搬送する紙葉類搬送装置であって、回収装置は、送風管10内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部50を含んでいる。分離部50は、空気流によって送風管10内を搬送されてくる紙葉類の搬送方向(x方向)に並行して張設された搬送ベルト51を含んでおり、搬送ベルト51と対向して配設されたスキージ55によって、紙葉類が通過できる通路が形成されており、空気流が搬送ベルト51の裏面側から排出される。
【選択図】図8

Description

本発明は、紙葉類を空気流で搬送する装置に関する。
遊技場などで紙幣を搬送する場合、従来から主としてベルトやローラ用いて搬送する搬送装置が用いられている。しかし、このような搬送装置では、面積が広い遊技場などでは装置全体が大型化してしまい、またベルトやローラを駆動するためのランニングコストも非常に高額になってしまう。
そこで、本発明者は、空気流を用いて紙幣などの紙葉類を搬送させる紙葉類搬送装置を提案している(特許文献1)。このような空気流を用いた紙葉類搬送装置によれば、主としてベルトやローラで搬送する搬送装置と比較して、装置の小型化を図ることができ、またランニングコストを低額に抑えることができる。
特許第4130697号
特許文献1で開示された紙葉類搬送技術は、紙葉類の搬送方向後端部に変形部(屈曲又は湾曲部)を形成し、その変形部に風圧を作用させるものである。これにより紙葉類が推進力を得て、変形部が形成された状態で紙葉類は送風管内を流れるように搬送される。搬送先の回収装置内に回収される際には、分離部によって紙葉類と空気流が分離され、紙葉類はその変形部が矯正部によって矯正されて平坦となった状態で収納部に収納される。しかしながら、分離部から矯正部へ搬送される前に、紙葉類が空気流と分離されて分離部で滞留してしまう場合がある。
図13は本発明者が検討した分離部150の一部を透過した状態で示す上面図であり、図14は送風管10の終端部に取り付けた分離部150の一部を透過した状態で示す上面図である。分離部150には、送風管10側から搬送ベルト151が張設されている。送風管10内をx方向(搬送方向)で搬送されてきた紙葉類をV字状に次第に狭まるように搬送ベルト151と、ガイド板156に取り付けられたスキージ155とが配設されている。これらで形成されるV字状開口(通路)によって搬送されてきた紙葉類を受けた後、駆動プーリ152およびローラ154で挟圧して矯正部に送り出すこととしている。
搬送ベルト151は無端ベルトであり、駆動プーリ152および受動プーリ153に張架されている。ここで、搬送ベルト151の搬送力は、ベルト長が長くなるに従い高くなる。例えば、紙葉類1枚を搬送できる能力に対して、紙葉類を複数枚搬送できる能力の方が、搬送力が高いということになる。
そこで、本発明者が検討した搬送ベルト151において、搬送力を高めるためベルト長を長くしようとした場合、搬送ベルト151はV字状開口を構成するため、外側に広がってしまう。この搬送ベルト151を分離部150内に収納するためには、分離部150の幅(大きさ)を広くする設計変更が必要となる。この分離部150の設計変更は、分離部150と接続される送風管10などの紙葉類搬送装置全体の設計見直しに繋がり、紙葉類搬送装置の立ち上げ(稼働)に時間がかかってしまう。
一方、このような設計変更を行わない場合、搬送ベルト151のベルト長が不足となるので搬送力が足りず紙葉類の滞留が発生し易くなってしまう。特に、紙葉類が複数枚重なると搬送しにくくなって滞留枚数が増加する悪循環の状態となり、紙葉類搬送装置の稼働を停止して作業による復旧を行わざるを得なくなってしまう。
本発明の目的は、紙葉類を空気流で搬送する紙葉類搬送装置の稼働率を向上することのできる技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本発明に係る一実施の形態では、送風管と、該送風管内へ紙葉類を送り込む送り込み装置と、紙葉類を前記送風管内で搬送する空気流を生じさせる空気流発生装置と、前記送風管の終端部に配設され、前記送風管内を搬送されてくる紙葉類を回収する回収装置とを有する紙葉類搬送装置であって、前記送り込み装置では、紙葉類の後端部に変形部を形成し、前記変形部に空気流の風圧を作用させて紙葉類を前記送風管内で搬送し、前記回収装置は、前記送風管内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部を含んでおり、前記分離部は、空気流によって前記送風管内を搬送されてくる紙葉類の搬送方向に並行して張設された搬送ベルトを含んでおり、前記搬送ベルトと対向して配設されたスキージによって、紙葉類が通過できる通路が形成されており、搬送されてくる紙葉類を前記搬送ベルトに当接するように空気流を排出する排出口が、前記搬送ベルトの裏面側に形成されている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すると、紙葉類を空気流で搬送する紙葉類搬送装置の稼働率を向上することができる。
紙葉類搬送装置の概要を説明するための図である。 紙葉類の搬送方法を説明するための図である。 分離部を送風管の終端部へ接続体を介して装着する直前の状態を示す斜視図であり、回収装置の内部側からみている。 分離部を送風管の終端部へ接続体を介して装着する直前の状態を示す斜視図であり、送風管側からみている。 送風管の終端部を、その一部を透過した状態で示す上面図である。 図5に示す送風管のX−X線の断面図である。 分離部を、その一部を透過した状態で示す上面図である。 送風管の終端部に取り付けた分離部を、その一部を透過した状態で示す上面図である。 (a)はガイドレバーを示す上面図である。(b)はガイドレバーを示す側面図である。 (a)、(b)、(c)は分離部を送風管終端部へ装着する装着工程中の、送風管とガイドレバーとの関係を示す説明図である。 図10(a)および図10(b)に示すガイドレバーの説明図であって、(a)は上面図、(b)は正面図である。 図10(c)に示すガイドレバーの説明図であって、(a)は上面図、(b)は正面図である。 本発明者が検討した分離部の一部を透過した状態で示す上面図である。 送風管の終端部に取り付けた図13に示す分離部の一部を透過した状態で示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
まず、本実施の形態における紙葉類搬送装置1の全体構成について図1を参照して説明する。なお、この紙葉類搬送装置1については、本発明者が提案した特許文献1に記載の技術も参照することができる。
紙葉類搬送装置1は、送風管10と、紙葉類2の後端部に変形部2bを形成して送風管10内へ紙葉類2を送り込む送り込み装置20と、紙葉類2の変形部2bに風圧を作用させて紙葉類2を送風管10内に空気流を生じさせる空気流発生装置30と、送風管10の終端部に配設され、送風管10内を搬送されてくる紙葉類2を回収する回収装置40とを有している。紙葉類搬送装置1では、例えばブロワー等の空気流発生装置30で発生した空気流が、送出管31、連結管32、送風管10、回収装置40、戻り管33を介して循環するように構成されている。送風管10には、循環路を構成するためにU字状に曲げられた曲折部10aが形成されている。また、戻り管33には、外部空気の取り入れ口34が開口されている。これにより、戻り空気と共に外部空気が取り入れられて、再度空気流発生装置30から送風管10内に送風されるようになっている。
送り込み装置20は、紙葉類搬送装置1において、送風管10の適所に所要複数配設される。送り込み装置20は、送り込み手前側に配設される紙幣識別装置21と、奥側に配設され、送風管10と連結された曲げ装置22とを有している。
送り込み装置20を構成する曲げ装置22は、図2に示すような、紙葉類2の搬送方向先端部の平面部2aに対して、搬送方向後端部にジグザグ状の変形部2b(屈曲部となっている)を形成するものである。この変形部2bに、送風管10内を流れる空気流(図2中、ハッチングを付した矢印で示す)からの風圧が作用し、紙葉類2は送風管10内で搬送される。本実施の形態では、紙葉類2の変形部2bをジグザグ状に形成した場合を示すが、これに限らず、変形部2bは、空気流の風圧が作用する形状であれば、L字状もしくはアール状に屈曲又は湾曲形に変形しても良い。
また、回収装置40は、送風管10の終端部側から搬送順に配設された分離部50、矯正部70、および収納部90を含んで構成される。このうち、分離部50は、送風管10内を搬送されてきた紙葉類2と、紙葉類2に推進力を与えてきた空気流とを分離し、矯正部70へ紙葉類2を送り出すものである。また、矯正部70は、分離部50から送り出されてきた紙葉類2の変形部2bを矯正するものである。また、収納部90は、矯正部70によって、矯正部70によって、変形部2bの変形が矯正されて、伸びた状態(平坦となった状態)の紙葉類2を収納するものである。
次に、本実施の形態における分離部50について、より詳細に説明する。図3、図4は分離部50を送風管10の終端部へ接続体60を介して装着する直前の状態を示す斜視図であり、図3は回収装置40の内部側からみた図、図4は送風管10側からみた図である。
接続体60には、分離部50が嵌め込まれる開口60aと、空気流が排気される開口60bと、ギアを介して駆動プーリ52、ローラ54(図7参照)を駆動するための分離モータが配設される開口60cとが形成されている。なお、接続体60は送風管10の終端部と接続される開口も有するが、図示されていない。図3、図4では送風管10と接続体60とが接続された状態で示しているからである。
図5に送風管10の終端部を上面側からみた状態を示し、図6に図5のX−X線の断面の状態を示す。また、図7に分離部50を上面側からみた状態を示す。さらに、図8に送風管10の終端部に取り付けた分離部50を上面側からみた状態を示す。なお、図5、図7、および図8では説明を容易にするために一部を透視した状態で示している。
図5および図6に示すように、本実施の形態では、送風管10は断面矩形の角管に形成している。搬送されてくる紙葉類2の表面に対向する送風管10のそれぞれの壁面10bに、該壁面10bから所要高さで送風管10の内方に突出すると共に、紙葉類2の搬送方向に延在する複数本のリブ11が形成されている。この両壁面10bに形成されたリブ11の先端部間の間隔が、紙葉類2の変形部2bが通過しうる間隔に形成されている。また他方の対向壁面10c間の間隔が、紙葉類2が変形されることなく通過可能な間隔に形成されている。リブ11先端部と他方の対向壁面10c間で形成される紙葉類通過空間の断面が長方形に形成されている。なお、壁面10bに沿って形成されているリブ11間の間隔は、紙葉類2が入り込まない間隔に形成されている。
図7および図8に示すように、分離部50は、送風管10内を搬送されてくる紙葉類2の搬送方向(x方向)に並行して(沿って)張設された搬送ベルト51を含んでいる。また、分離部50は、搬送方向上において、回収装置40の内部側に配設された駆動プーリ52と、送風管10側に配設された受動プーリ53とを含んでいる。これら駆動プーリ52と受動プーリ53に、無端ベルトである搬送ベルト51が張架される。このため、搬送ベルト51の緊張方向は、紙葉類2の搬送方向と並行となっている。
なお、図14で示したV字状に配設された搬送ベルト151の緊張方向は、紙葉類の搬送方向(x方向)と並行となっていない。すなわち、搬送方向に対して交差する方向に搬送ベルト151が配設される。これにより、搬送されてきた紙葉類は搬送ベルト151によって搬送通路が狭められる。この点、本実施の形態では、送風管10内を搬送されてきた紙葉類2を搬送ベルト51に導くガイド面62を有するガイドレバー61が搬送ベルト51の先端に配設している。すなわち、ガイドレバー61によって搬送通路を狭めている。このガイドレバー61については、後に詳細に説明する。
また、分離部50は、紙葉類2の搬送方向(x方向)とは交差する方向(y方向)で、搬送ベルト51の搬送面(ベルト面、表面)側で、それと対向する位置に配設されたローラ54、スキージ55、およびガイド板56を含んでいる。ここで、ローラ54は駆動プーリ52(搬送ベルト51)と共に紙葉類2を挟圧し、矯正部70へ送り込むためのものである。スキージ55は、搬送されてきた紙葉類2をしごくためのものである。ガイド板56は、搬送ベルト51側へ紙葉類2を導くためのものであり、またスキージ55が取り付けられるものである。
また、搬送ベルト51の裏面側には、図4に示した接続体60の開口60bが対向するように配置されることとなる。この開口60bは、搬送されてくる紙葉類2を搬送ベルト51に当接するように空気流を排出する排出口である。この排出口(開口60b)により排気することによって、搬送されてきた紙葉類2を搬送ベルト51の搬送面に押し付ける押圧力を発生することができる。
搬送ベルト51と対向して配設されたスキージ55などによって、分離部50内では紙葉類2が例えば1枚程度通過できる幅(通路)が形成される。その通路を搬送されてきた紙葉類2は、駆動プーリ52とローラ54とによって挟圧され、矯正部60へ送り込まれる。なお、送り込まれる紙葉類2は、分離部50のカバー59によって搬送方向がx方向からy方向に方向転換される(図7参照)。
前述したように、搬送ベルト51は、摩擦力によって当接する紙葉類2を搬送するものである。さらに、紙葉類2を搬送する搬送ベルト51の搬送力は、ベルト長が長くなるほど高くなる。そこで、本実施の形態では、分離部50内での紙葉類2の搬送方向(図7、図8のx方向)に延在するように所望の長さで搬送ベルト51を張設し、所望の搬送力を確保している。
このようにして、本実施の形態では搬送ベルト51の搬送力を高めているので、分離部50内で紙葉類2を詰まらせることなく搬送することができる。このため、紙葉類2の詰まりによって紙葉類搬送装置1の稼働を停止して作業による復旧を行うことが低減され、紙葉類搬送装置1の稼働率を向上することができる。
また、本実施の形態では、図8に示すように、搬送ベルト51は、送風管10内まで張設されるように、その先端が分離部50の筐体50aから突出して張設されている。これにより、送風管10と分離部50との間で紙葉類2がスムーズに引き渡されるように搬送することができる。すなわち、紙葉類2を搬送するための力が、空気流の風圧による推進力から搬送力にスムーズに切り替えることができる。このことからも、分離部50内での紙葉類2の詰まりを低減することができる。
また、本実施の形態では、分離部50は、送風管10側の搬送ベルト51の先端に配設され、送風管10内を搬送されてくる紙葉類2を搬送ベルト51へ導くガイド面62を有し、搬送ベルト51の緊張方向に延在するガイドレバー61を含んでいる。図9(a)にガイドレバー61を上面側からみた図を示し、図9(b)にガイドレバー61を側面側からみた図を示す。ガイドレバー61は、先端部61aと、後端部61bとを有するように、搬送ベルト51の先端付近で緊張方向に延在している。このガイドレバー61は、2枚の略三角形状の板体63を、所定の間隔となるように、略矩形状の板体64を介在させて対向配置して構成されている。このようにして、ガイドレバー61の先端部61a側では、2枚の略三角形状の板体63の辺部によって、ガイド面62(ハッチングを付している)が形成されている。
このようなガイドレバー61を、送風管10側の搬送ベルト51の先端に配設することによって、送風管10内を搬送されてきた紙葉類2が搬送ベルト51の裏面側と送風管10の壁面との間の隙間に入り込もうとしても、ガイドレバー61(ガイド面62)に当接して阻むことができる。また、阻まれた紙葉類2は、送風管10内のため未だ空気流とは分離されていないので、空気流の風圧を受けながら所定の角度を有するガイド面62によって搬送ベルト51に導くことができる。このように、本実施の形態では搬送ベルト51の裏面側と送風管10の壁面との間の隙間を、ガイドレバー61によって塞いでいるので、搬送されてきた紙葉類2を正規の通路に通過させることができる。
このガイドレバー61を配設しない場合、送風管10内を搬送されてきた紙葉類2は、送風管10内まで延在している搬送ベルト51の裏面側の隙間に入り込んで詰まりが発生して、回収できないことも考えられる。そこで、本実施の形態では、ガイド面62を有するガイドレバー61を搬送ベルト51の先端に配設することによって、紙葉類搬送装置1の稼働の停止回数を低減し、紙葉類搬送装置1の稼働率を向上することができる。
また、本実施の形態では、図8に示すように、ガイド面62側のガイドレバー61の先端は、送風管10のリブ11の上または下に位置している。言い換えると、図6で示した送風管10の壁面10bに沿って形成されているリブ11間に、ガイドレバー61の先端部61aが位置するようにしている。壁面10bに沿って形成されているリブ11間の間隔は、紙葉類2が入り込まない間隔に形成されており、また、そのリブ11間から搬送ベルト51の裏面側の隙間を塞ぐようにガイド面62が形成されているので、紙葉類2が搬送ベルト51の裏面側の隙間に入り込むことを確実に阻むことができる。このため、紙葉類搬送装置1の稼働を停止することがなくなり、紙葉類搬送装置1の稼働率を向上することができる。
次に、分離部50を送風管10の終端部へ装着する装着工程について、特に、送風管10内にガイドレバー61を配設することに関して図面を参照して説明する。図10では、送風管10の終端部に分離部50を取り付ける直前の状態(図10(a))から、送風管10の終端部内にガイドレバー61を挿入した状態(図10(b))を経て、送風管10の終端部に分離部50を取り付けた状態(図10(c))が示されている。なお、図10(c)は図8で示した送風管10の終端部に分離部50を取り付けた状態と対応している。
また、図11に送風管10に取り付ける際のガイドレバー61(図10(a)および図10(b)参照)の状態(ガイドレバー61Aとして示す)を、図12に送風管10に取り付けた際のガイドレバー61(図10(c)参照)の状態(ガイドレバー61Bとして示す)を示す。
本実施の形態では、搬送ベルト51の緊張方向(x方向)に対するガイド面62の角度が、送風管10からの、分離部50の着脱に伴って異なるようにしている。具体的には、図11(a)に示す取り付け前の角度Aは、図12(a)に示す取り付け角度Bより狭くなっている。例えば、ガイドレバー61の先端部61aが、分離部50を送風管10に取り付ける際には送風管10の内側に上がって向いており(図10(a)、図10(b))、分離部50を送風管10に取り付けた状態では送風管10の外側に下がって向いている(図10(c))。
前述したように、ガイドレバー61は搬送されてくる紙葉類2が搬送ベルト51の裏面側の隙間に入り込むことを阻止するという1つの効果を有して配設される。しかしながら、ガイド面62の角度が取り付けた状態の角度Bのように広いままであると、送風管10の終端部に分離部50の先端部(ガイドレバー61や搬送ベルト51など)を挿入して取り付けることが困難となり、例えば、送風管10の口縁に衝突させてしまうことが考えられる。
そこで、本実施の形態では、送風管10へ分離部50を取り付ける際、搬送ベルト51の緊張方向(x方向)に対するガイド面62の角度を、搬送ベルト51の緊張方向に対してガイド面62の角度を小さくしている(図10(a)、図11(a)参照)ので、容易に取り付けることができる。送風管10に分離部50を取り付ける際には、ガイドレバー61の先端部61aと後端部61bとの間の辺部が送風管10の口縁に当接する(図10(b)参照)。その後、分離部50を送風管10に取り付けた状態では、送風管10の内壁にガイドレバー61の後端部61bを当接し(図10(c)参照)、ガイドレバー61の先端部61aを当接させないようにできる。このため、搬送ベルト51の緊張方向に対するガイド面62の角度を所望値とすることができる。したがって、送風管10に分離部50を容易に取り付けることができるので、紙葉類搬送装置1の稼働の立ち上げに時間がかからず、稼働率を向上することができる。
このように、搬送ベルト51の緊張方向に対するガイド面62の角度を送風管10からの、分離部50の着脱に伴って異ならせるため、ガイドレバー61は、送風管10からの、分離部50の着脱に伴って回動可能となっている。図9に示すように、ガイドレバー61は、2枚の略三角形状の板体63を、所定の間隔となるように、略矩形状の板体64を介在させて対向配置して構成されている。この略三角形状の板体63の1つの頂点となる中間部61cには、貫通孔65が形成されている。この貫通孔65には、ガイドレバー61を回動可能とするための棒体66が貫通して配設される。このようにして、搬送ベルト51の緊張方向に対するガイド面62の角度を送風管10からの、分離部50の着脱に伴って異ならせることができる。
また、本実施の形態では、ガイドレバー61の回動軸と、受動プーリ53の回動軸とを共通としている。これにより、ガイドレバー61のガイド面62と、搬送ベルト51の搬送面は、紙葉類2の搬送に対して連続する面として、紙葉類2を搬送することができる。また、ガイドレバー61が搬送ベルト51の先端に配設されているので、送風管10の終端部に分離部50を取り付ける際には、ガイドレバー61は、搬送ベルト51や受動プーリ53などを送風管10の内壁に衝突させて損傷させるなどの障害を防止することができる。なお、本実施の形態では、ガイドレバー61の回動軸と受動プーリ53の回動軸とを共通にしているが、ガイドレバー61を搬送ベルト51の先端に配設できれば、例えば軸を追加する構造あるいはボスを形成し回動穴を嵌め込む構造として、ガイドレバー61の回動軸と受動プーリ53の回動軸とを前後上下に適宜移設しても良い。
また、本実施の形態では、図9に示すように、ガイドレバー61には、その回転軸である棒体66と並行して延在する弾性体67が配設されている。弾性体67には例えば引きバネを用いることができる。引きバネ(弾性体67)は、板体64に形成された丸孔68に引掛かけられて、板体64に形成された角穴69内に配設される。また、分離部50には、図11、図12に示すように、弾性体67の側面に当接するような突起部50bが形成されている。具体的には、突起部50bは、弾性体67の側面に対して、分離部50を送風管10に取り付けた状態では当接し(図12)、分離部50を送風管10から取り外した状態では当接しない(図11)ように、形成されている。
この弾性体67の付勢力によって、送風管10へ分離部50を取り付ける際、搬送ベルト51の緊張方向に対するガイド面62の角度を、搬送ベルト51の緊張方向に対してガイド面62の角度を小さくすることができる。これにより、送風管10に分離部50を容易に取り付けることができるので、紙葉類搬送装置1の稼働の立ち上げに時間がかからず、稼働率を向上することができる。
また、本実施の形態では、ガイドレバー61の先端部61aと後端部61bを繋ぐ辺部から突出する円弧状の突出部がそれぞれ、ガイドレバー61の先端部61aおよび後端部61bに形成されている。このため、送風管10の終端部に分離部50を取り付ける際には、ガイドレバー61の円弧状の先端部61aおよび後端部61bは、送風管10の内壁などを損傷させるなどの障害を防止することができる。
本発明は、紙葉類搬送方法を用いた紙葉類搬送装置の製造業に幅広く利用されるものである。
1 紙葉類搬送装置
2 紙葉類
2a 平面部
2b 変形部
10 送風管
10a 曲折部
10b、10c 壁面
11 リブ
15 シール材
20 送り込み装置
21 紙幣識別装置
22 曲げ装置
30 空気流発生装置
31 送出管
32 連結管
33 戻り管
34 取り入れ口
40 回収装置
50 分離部
50a 筐体
50b 突起部
51 搬送ベルト
52 駆動プーリ
53 受動プーリ
54 ローラ
55 スキージ
56 ガイド板
59 カバー
60 接続体
60a、60b、60c 開口
61、61A、61B ガイドレバー
61a 先端部
61b 後端部
61c 中間部
62 ガイド面
63、64 板体
65 貫通孔
66 棒体
67 弾性体
68 丸孔
69 角穴
70 矯正部
90 収納部
150 分離部
151 搬送ベルト
152 駆動プーリ
153 受動プーリ
154 ローラ
155 スキージ
156 ガイド板

Claims (3)

  1. 送風管と、
    該送風管内へ紙葉類を送り込む送り込み装置と、
    紙葉類を前記送風管内で搬送する空気流を生じさせる空気流発生装置と、
    前記送風管の終端部に配設され、前記送風管内を搬送されてくる紙葉類を回収する回収装置とを有する紙葉類搬送装置であって、
    前記送り込み装置では、紙葉類の後端部に変形部を形成し、
    前記変形部に空気流の風圧を作用させて紙葉類を前記送風管内で搬送し、
    前記回収装置は、前記送風管内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部を含んでおり、
    前記分離部は、空気流によって前記送風管内を搬送されてくる紙葉類の搬送方向に並行して張設された搬送ベルトを含んでおり、
    前記搬送ベルトと対向して配設されたスキージによって、紙葉類が通過できる通路が形成されており、
    搬送されてくる紙葉類を前記搬送ベルトに当接するように空気流を排出する排出口が、前記搬送ベルトの裏面側に形成されていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 前記搬送ベルトが、前記送風管内まで張設されていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類搬送装置。
  3. 前記紙葉類は、紙幣であることを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類搬送装置。
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