JP4384709B1 - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類搬送装置の稼働率の低下を防止することのできる技術を提供する。
【解決手段】紙葉類搬送装置の回収装置は送風管10内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部50を含んで構成されており、送風管10と連結された筒状の保持部60の開口60aから保持部60に分離部50が収まるように保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって接続され、保持部60に分離部50が保持され、送風管10に分離部50が着脱可能である。保持部60が、強磁性を有する金属で形成されており、保持部60と接続される鍔部41の表面には、マグネットシートが貼付されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、紙葉類を空気流で搬送する装置に関する。
遊技場などで紙幣を搬送する場合、従来からベルトやローラを用いて搬送する搬送装置が用いられている。しかし、このような搬送装置では、面積が広い遊技場などでは装置全体が大型化してしまい、またベルトやローラを駆動するためのランニングコストも非常に高額になってしまう。
そこで、本発明者は、空気流を用いて紙幣などの紙葉類を搬送させる紙葉類搬送装置を提案している(特許第4130697号:特許文献1)。このような空気流を用いた紙葉類搬送装置によれば、ベルトやローラを用いた搬送装置と比較して、装置の小型化を図ることができ、またランニングコストを低額に抑えることができる。この紙葉類搬送装置では、空気流によって紙葉類を搬送するので、送風管などを流れる空気の漏れ対策をしておく必要がある。
例えば、空気調和装置の冷媒を流通させるための連絡配管に関してではあるが、特開2003−269749号公報(特許文献2)には、冷媒配管の接続構造として、複数のボルトを用いて2つのフランジを締結したフランジ構造が開示されている。
特許第4130697号 特開2003−269749号公報
特許文献1で開示された紙葉類搬送装置は、紙葉類の搬送方向後端部に変形部(屈曲又は湾曲部)を形成し、その変形部に風圧を作用させるものである。これにより紙葉類が推進力を得て、変形部が形成された状態で紙葉類は送風管内を流れるように搬送される。また、搬送先の回収装置内に回収される際には、分離部によって紙葉類と空気流が分離され、紙葉類はその変形部が矯正部によって矯正されて平坦となった状態で収納部に収納される。
この紙葉類搬送装置では、紙葉類を空気で搬送するため、紙葉類に対して空気流が作用してから分離されるまでの間においては空気漏れがないことが望ましい。送風管同士の接続構造について、図15を参照して説明する。図15は送風管10同士を接続した状態のシール材100の正面図である。
図15に示すように、繋ぎ合わせるように送風管10の端部同士をシール材100で覆う(破線で示す)ことによって、送風管10同士を接続することができる。シール材100は軟質の樹脂材またはゴム材で筒状に形成され、両側から送風管10の端部が密に挿入されるようになっており、空気漏れがないようにしている。また、シール材100の端部にはフランジ部101が設けられ、このフランジ部101を把持することによって、シール材100を簡単にめくれるようになっていて、接続端を露出させることができる。このため、例えば紙葉類が送風管内で詰まった場合など各種のメンテナンスを容易に行えるようになっている。
このように送風管同士であれば、シール材のような部材によって空気漏れを防止し、さらにはメンテナンスを容易に行うことができる。しかしながら、空気流によって紙葉類が搬送される送風管と、空気流と紙葉類が分離される分離部との接続においては、別な構成部材の接続であるため空気漏れを防止することには困難が伴う。また、分離部においては、例えば紙葉類が空気流から搬送ベルトに引き継がれて搬送されるので、引き継ぎに失敗したときには分離部先端などに紙葉類の滞留(詰まり)が発生することも考えられる。
分離部で滞留が発生した場合においてメンテナンスの容易性を考慮して、送風管と回収装置の分離部とを、例えば、ラッチ式掛けがね、留め金、ファスナーなどで接続し、メンテナンス作業のために分離部の着脱を容易にすることが考えられる。しかしながら、単にラッチ式掛けがねなどを用いた場合、掛けがねの取付けスペースの確保による装置の大型化や部品の取付け加工が必要となる、また送風管と分離部との間で空気漏れが発生することが考えられる。分離部の手前で空気漏れが発生すると、分離部で空気流と紙葉類を分離できず、分離部先端などに滞留(詰まり)し、紙葉類搬送装置の稼働率が低下してしまう。そこで空気漏れを発生させないためにシール材を当接面に施す必要があり前記装置の大型化や部品取付け加工が増えることと同様、装置のコストアップにつながってしまう。
一方、送風管と分離部との間で空気漏れを発生させないようにするために、特許文献2に記載のように、送風管と分離部とを複数のボルトとナットによって接続することも考えられる。しかしながら、複数のボルトの取り外しは、メンテナンスの容易性を低下させる。このことは、紙葉類搬送装置の稼働率の低下に繋がる。
本発明の一つの目的は、紙葉類搬送装置の稼働率の低下を防止することのできる技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一実施形態における紙葉類搬送装置は、送風管と、紙葉類に変形部を形成して前記送風管内に紙葉類を送り込む送り込み装置と、紙葉類の変形部に風圧を作用させて紙葉類を前記送風管内で搬送する空気流を生じさせる空気流発生装置と、前記送風管の終端部に配設され、前記送風管内を搬送されてくる紙葉類を回収する回収装置とを有し、前記回収装置は前記送風管内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部を含んで構成されており、前記送風管と連結された筒状の保持部の開口から該保持部に前記分離部が収まるように前記保持部と前記分離部の鍔部とが接着機能によって接続され、前記保持部に前記分離部が保持され、前記接着機能は、強磁性を有する金属で形成された前記保持部と接続される前記鍔部の表面、または、強磁性を有する金属で形成された前記鍔部と接続される前記保持部の表面には、マグネットシートが貼付されており、前記保持部、または該保持部と接続される前記鍔部には、前記保持部と前記鍔部との間隔を一定に保持する突起部が形成されている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、紙葉類搬送装置の稼働率の低下を防止することができる。
紙葉類搬送装置の概要を説明するための図である。 紙葉類の搬送方法を説明するための図である。 分離部を送風管の終端部へ接続体を介して装着する直前の状態を示す斜視図であり、回収装置の内部側からみている。 分離部を送風管の終端部へ接続体を介して装着する直前の状態を示す斜視図であり、送風管側からみている。 送風管の終端部に取り付けた分離部を、その一部を透過した状態で示す上面図である。 本発明の実施形態1における鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は鍔部の正面、(b)は保持部の正面を示している。 図6に示す鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は接続前の状態、(b)は接続後の状態を示している。 本発明の実施形態2における鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は鍔部の正面、(b)は保持部の正面を示している。 図8に示す鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は接続前の状態、(b)は接続後の状態を示している。 本発明の実施形態3における鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は鍔部の正面、(b)は保持部の正面を示している。 図10に示す鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は接続前の状態、(b)は接続後の状態を示している。 本発明の実施形態4における鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は鍔部の正面、(b)は保持部の正面を示している。 図12に示す鍔部と保持部との接続関係を説明するための図であり、(a)は接続前の状態、(b)は接続後の状態を示している。 マグネットシートの構成を説明するための図であり、(a)は基本材質とその両面に保護フィルムを設けた場合、(b)は基本材質とその片面にシール材を設けた場合を示している。 シール材で送風管を連結した状態を示す上面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
(実施形態1)
まず、本実施形態における紙葉類搬送装置1の全体構成について図1を参照して説明する。なお、この紙葉類搬送装置1については、本発明者が提案した特許文献1に記載の技術も参照することができる。
紙葉類搬送装置1は、送風管10と、紙葉類2の後端部に変形部2bを形成して送風管10内へ紙葉類2を送り込む送り込み装置20と、紙葉類2の変形部2bに風圧を作用させて紙葉類2を送風管10内に空気流を生じさせる空気流発生装置30と、送風管10の終端部に配設され、送風管10内を搬送されてくる紙葉類2を回収する回収装置40とを有している。紙葉類搬送装置1では、例えばブロワー等の空気流発生装置30で発生した空気流が、送出管31、連結管32、送風管10、回収装置40、戻り管33を介して循環するように構成されている。送風管10には、循環路を構成するためにU字状に曲げられた曲折部10aが形成されている。また、戻り管33には、外部空気の取り入れ口34が開口されている。これにより、戻り空気と共に外部空気が取り入れられて、再度空気流発生装置30から送風管10内に送風されるようになっている。
送り込み装置20は、紙葉類搬送装置1において、送風管10の適所に所要複数配設される。送り込み装置20は、送り込み手前側に配設される紙幣識別装置21と、奥側に配設され、送風管10と連結された曲げ装置22とを有している。
送り込み装置20を構成する曲げ装置22は、図2に示すような、紙葉類2の搬送方向先端部の平面部2aに対して、搬送方向後端部にジグザグ状の変形部2b(屈曲部となっている)を形成するものである。この変形部2bに、送風管10内を流れる空気流(図2中、ハッチングを付した矢印で示す)からの風圧が作用し、紙葉類2は送風管10内で搬送される。本実施形態では、紙葉類2の変形部2bをジグザグ状に形成した場合を示すが、これに限らず、変形部2bは、空気流の風圧が作用する形状であれば、L字状もしくはアール状に屈曲又は湾曲形に変形しても良い。
また、回収装置40は、送風管10の終端部側から搬送順に配設された分離部50、矯正部70、および収納部90を含んで構成される。このうち、分離部50は、送風管10内を搬送されてきた紙葉類2と、紙葉類2に推進力を与えてきた空気流とを分離し、矯正部70へ紙葉類2を送り出すものである。また、矯正部70は、分離部50から送り出されてきた紙葉類2の変形部2bを矯正するものである。また、収納部90は、矯正部70によって、変形部2bの変形が矯正されて、伸びた状態(平坦となった状態)の紙葉類2を収納するものである。
次に、分離部50について説明する。分離部50は、送風管10内を搬送されてくる紙葉類2の搬送方向(図5中、x方向)に並行して(沿って)張設された搬送ベルト51を含んでいる(図3、図4では4本の搬送ベルト51が示されている)。分離部50は、図5に示すように、回収装置40の内部(搬送方向下流)側に配設された駆動プーリ52と、送風管10(搬送方向上流)側に配設された受動プーリ53とを含んでいる。これら駆動プーリ52と受動プーリ53に、無端ベルトである搬送ベルト51が張架される。このため、搬送ベルト51の緊張方向は、紙葉類2の搬送方向と並行となっている。
送風管10と分離部50とが接続された後に、搬送ベルト51が送風管10内まで張設されるように、その先端(ガイドレバー61側)が分離部50の筐体50aから突出して張設されている(図5参照)。これにより、送風管10と分離部50との間で紙葉類2がスムーズに引き渡されるように搬送することができる。すなわち、紙葉類2を搬送するための力が、空気流の風圧による推進力から搬送ベルト51の搬送力にスムーズに切り替えることができる。なお、分離部50と送風管10とが連結された後の状態では、ガイド面62側のガイドレバー61の先端は、送風管10の内部側に向かって突起するリブ11の上または下に位置している。
また、分離部50は、紙葉類2の搬送方向(図5中、x方向)とは交差する方向(図5中、y方向)で、搬送ベルト51の搬送面(ベルト面、表面)側で、それと対向する位置に配設されたローラ54、スキージ55、ガイド板56、およびガイドレバー61を含んでいる。ローラ54は駆動プーリ52(搬送ベルト51)と共に紙葉類2を挟圧し、矯正部70へ送り込むためのものである。スキージ55は、搬送されてきた紙葉類2をしごくためのものである。ガイド板56は、搬送ベルト51側へ紙葉類2を導くためのものであり、またスキージ55が取り付けられるものである。ガイドレバー61は、送風管10側の搬送ベルト51の先端に配設され、送風管10内を搬送されてくる紙葉類2を搬送ベルト51へ導くガイド面62を有している。
また、分離部50は、駆動プーリ52およびローラ54に被さるキャップ部42と、そのキャップ部42の鍔部41(フランジ部)とを含んでいる。なお、鍔部41は、送風管10と連結された保持部60に当接するものである。
次に、送風管10と分離部50との着脱(あるいは挿脱ともいう)について説明する。本実施形態では、送風管10と分離部50とは保持部60を介して連結(接続)される。分離部50を保持する保持部60は、筒型の形状をしており、分離部50が収められる(嵌め込まれる)開口60aと、空気流が排気される開口60bと、ギアを介して駆動プーリ52、ローラ54を駆動するための分離モータが配設される開口60cとを有している(図3、図4参照)。また、保持部60は、送風管10の終端部と接続される開口も有しており、図5に示すように、送風管10と保持部60とは接ぎ手受部15を介して連結された状態となっている。
本実施形態では、送風管10と連結された保持部60の開口60aから分離部50の搬送ベルト51などが収まるように、保持部60と分離部50の鍔部41とが接着機能によって接続され、保持部60に分離部50が保持されている。本実施形態では、接着機能として磁力を用いている。このため、図6(a)に示すように、分離部50の鍔部41には、口の字状のマグネットシート43(ハッチングを付している)を貼付している。一方、保持部60は、強磁性を有する金属(例えば、鉄、ニッケル、コバルトおよびそれらの合金)で形成している。なお、図6(b)の保持部60には、マグネットシート43と接する領域A(破線で囲まれた領域)を示している。
マグネットシート43には、例えば、基本材質として、ゴム(ニトリル系ゴム等)またはプラスチック(エポキシ系樹脂やポリアミド樹脂等)を基材として粉末化した磁性材料(ネオジウム・鉄・ボロン、フェライト等)を練り込んで硬化させたものを適用することができる。このような基本材質によるマグネットシート43は、可撓性はあるが、硬度は硬いので厚さ方向での弾性は極めて小さい。よって、マグネットシート43は、厚さの精度が高いのでそのまま間隔を一定に保持でき、表面平坦度が良く、表面を保護する薄い皮膜(保護フィルム)もあり、圧縮なじみによってシール効果を得ることができるものである。
このため、保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって、図7(a)に示す接続前の状態から、図7(b)に示す鍔部41と保持部60とが接続した状態とすることができる。すなわち、強磁性を有する保持部60と、鍔部41のマグネットシート43とが磁力によって引き合い、保持部60と連結された送風管10と、鍔部41を有する分離部50とが接続されることとなる。また、図7(b)に示すように、マグネットシート43は磁力によって圧接され実用上支障のない程度まで密着した状態となり空気漏れを防いでいる。なお、図7(a)、図7(b)では、駆動プーリ52、ローラ54の一部がキャップ部42で覆われているが、駆動プーリ52、ローラ54の全体を示している。
このようにして、保持部60を介して送風管10に分離部50を取り付けることができる。一方、例えば、キャップ部42を把持して磁力以上の力で引き離すことによって、送風管10から分離部50を取り外すことができる。すなわち、送風管10に対して分離部50を着脱することができる。
保持部60は分離部50が取り付けられる(嵌め込まれる)開口60aを有しているが、この開口60aは領域Aによって囲まれている。このため、保持部60の開口60aを囲むように保持部60と鍔部41とが接続される。これにより、保持部60の開口60aは鍔部41によって塞がれるようになり、気密性が保たれ、開口60aから空気が漏れるのを防止することができる。
ところで、図5に示すように、搬送ベルト51と対向して配設されたスキージ55などによって、分離部50内では紙葉類2が例えば1枚程度通過できる通路50bが形成される。その通路を搬送されてきた紙葉類2は、駆動プーリ52とローラ54とによって挟圧され、矯正部70へ送り込まれる。なお、送り込まれる紙葉類2は、分離部50のカバー59によって搬送方向がx方向からy方向に方向転換される。
送風管10に保持部60を介して分離部50が取り付けられた状態では、搬送ベルト51の裏面側には保持部60の開口60bを対向するように配置している。この開口60bは、搬送されてくる紙葉類2を搬送ベルト51に当接するように空気流を排出する排出口である。この排出口(開口60b)により排気することによって、搬送されてきた紙葉類2を搬送ベルト51の搬送面に押し付ける押圧力を発生することができる。このため、分離部50の取り付け口である開口60aから空気が漏れた場合、空気流の排出口である開口60bから充分な排気ができず、押圧力が低下して分離部50内で紙葉類2が滞留してしまうことが考えられる。
そこで、本実施形態では、図7(a)、図7(b)に示すように、開口60aを覆うように保持部60と鍔部41とが接続することによって、開口60aから空気が漏れるのを抑制している。このため、分離部50内で紙葉類2が滞留するのを防止することができ、紙葉類搬送装置1の稼働率の低下を防止することができる。
また、分離部50内において、通路50bの入口近傍では紙葉類2が滞留する場合がある。例えば、通路50bの幅は紙葉類2が1枚通過できる程度の幅であるため、紙葉類2が重なって搬送されてきた場合に、通路50bの入口近傍で紙葉類2が滞留してしまう。滞留した状態であっても後続の紙葉類2によって押し出されるようにして滞留が解消する場合もあるが、滞留が解消されず通路50bが詰まってしまう場合は、分離部50を送風管10(保持部60)から取り外して、人為的に紙葉類2を取り除く必要がある。しかしながら、人為的な作業は紙葉類搬送装置1の稼働率を低下させてしまう。
そこで、本実施形態では、送風管10と連結された筒状の保持部60の開口から保持部60に分離部50が収まるように、保持部60と分離部50の鍔部41とが、保持部60の強磁性の金属と、鍔部41のマグネットシート43との間の磁力によって接続されるようにしているので、着脱が容易に行うことができる。このため、送風管10から分離部50を容易に取り外し、紙葉類2の詰まりを取り除くことができる。すなわち、メンテナンスが容易になり、紙葉類搬送装置1の稼働率の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、保持部60の開口60aを囲むように保持部60と鍔部41とがマグネットシート43を介して接続している。この接続においては、マグネットシート43は圧縮されるので、気密性が保持されるため開口60aからの空気の漏れを防止することができる。これにより、分離部50内に搬送されてきた紙葉類2は、空気流(押圧力)によって空気流の排出口(開口60b)側に向かうこととなり、搬送ベルト51と当接することになる。このように紙葉類2が搬送ベルト51と当接した後、駆動力を有する搬送ベルト51によって紙葉類2が搬送されるため、分離部50内での詰まりの発生を防止し、紙葉類搬送装置1の稼働率の低下を防止することができる。
なお、本実施形態では、保持部60を強磁性の金属で形成し、マグネットシート43を鍔部41に貼付した場合について説明したが、鍔部41を強磁性の金属で形成し、マグネットシートを保持部60に貼付しても同様の効果を得ることができる。例えば、マグネットシートは図6(b)に示す保持部60の領域Aに貼付すれば良い。また、保持部60または保持部60と接続される鍔部41の接続面(領域A)の表面に貼付されるマグネットシート43の大きさや幅については、必要な接着力と空気漏れが許容限度内に収まるのであれば、特に限定されるものではない。
(実施形態2)
例えば、前記実施形態1では、分離部50の鍔部41にマグネットシート43のみを貼付した場合について説明したが、本実施形態では、図8(a)に示すように、鍔部41にマグネットシート43の他に、ボス44を設けた場合について説明する。なお、前記実施形態と重複する構成、効果などの説明は省略する場合がある。
本実施形態では、送風管10と連結された保持部60の開口60aから分離部50の搬送ベルト51などが収まるように、保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって接続され、保持部60に分離部50が保持されている。このため、図8(a)に示すように、分離部50の鍔部41には、口の字状のマグネットシート43を貼付している。なお、マグネットシート43内には、鍔部41から貼付されたマグネットシート43の厚さ方向に突起するボス44(突起物)が配置されている。保持部60と鍔部41が接続する前の状態(図9(a)参照)では、マグネットシート43はボス44より厚いものとなっている。なお、該マグネットシートには前記保持部60と接着する面にクッション性のあるシール材が貼付されたマグネットシートを使用すれば更に好都合である。
一方、保持部60は、強磁性を有する金属(例えば、鉄、ニッケル、コバルトおよびそれらの合金)で形成している。なお、図8(b)の保持部60には、マグネットシート43と接する領域A(破線で囲まれた領域)を示し、さらに、鍔部41のボス44に対応する位置も領域A内に示している。
このため、保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって、図9(a)に示す接続前の状態から、図9(b)に示す鍔部41と保持部60とが接続した状態とすることができる。すなわち、強磁性を有する保持部60と、鍔部41のマグネットシート43とが磁力によって引き合い、保持部60と連結された送風管10と、鍔部41を有する分離部50とが接続されることとなる。なお、図9(a)、図9(b)では、駆動プーリ52、ローラ54の一部がキャップ部42で覆われているが、駆動プーリ52、ローラ54の全体を示している。
ここで、図9(b)に示すように、マグネットシート43は磁力によって圧縮された状態となるが、ボス44によって保持部60と鍔部41との間は一定の間隔で保持される。すなわち、鍔部41から突起するボス44が保持部60に当接する。これにより、保持部60に分離部50が接続された場合、保持60の開口60cに駆動プーリ52のギアやローラ54のギアが位置することとなり、それらを駆動する分離部モータとギアとの噛み合わせを容易に行うことができる。すなわち、送風管10からの分離部50の着脱を容易に行うことができる。これにより、その着脱のための作業時間を短縮することができるので、紙葉類搬送装置1の稼働率の低下を防止することができる。
なお、本実施形態では、保持部60を強磁性の金属で形成し、マグネットシート43およびボス44を鍔部41に配置した場合について説明したが、鍔部41を強磁性の金属で形成し、マグネットシート43およびボス44を保持部60に配置しても同様の効果を得ることができる。例えば、マグネットシートおよびボスは図8(b)に示す保持部60の領域Aに配置すれば良い。また、保持部60または保持部60と接続される鍔部41の接続面(領域A)の表面に貼付されるマグネットシート43の大きさや幅については、必要な接着力と空気漏れが許容限度内に収まるのであれば、特に限定されるものではない。また、図8では突起するボス44がマグネットシート43の中に描かれているが、マグネットシート43の一部に(図示しない)切り欠き部を設けボス44を避けるとか、マグネットシート43の幅を狭くした場合ボス44を口の字状のマグネットシート43の(図示しない)外側または内側に近接させても良い。
(実施形態3)
例えば、前記実施形態1では、分離部50の鍔部41にマグネットシート43を貼付した場合について説明したが、本実施形態では、図10(a)に示すように、鍔部41にマグネット45およびシール材46を配置した場合について説明する。なお、前記実施形態と重複する構成、効果などの説明は省略する場合がある。
本実施形態では、送風管10と連結された保持部60の開口60aから分離部50の搬送ベルト51などが収まるように、保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって接続され、保持部60に分離部50が保持されている。このため、図10(a)に示すように、分離部50の鍔部41には、矩形状の鍔部41の各辺に一つずつ固形のマグネット45が配置されている。なお、マグネット45が埋め込まれたように口の字状のシール材46が鍔部41に貼付されている。保持部60と鍔部41が接続する前の状態(図11(a)参照)では、シール材46はマグネット45より厚いものとなっている。
一方、保持部60は、強磁性を有する金属(例えば、鉄、ニッケル、コバルトおよびそれらの合金)で形成している。なお、図10(b)の保持部60には、シール材46と接する領域A(破線で囲まれた領域)を示し、さらに、鍔部41のマグネット45に対応する位置も領域A内に示している。
このため、保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって、図11(a)に示す接続前の状態から、図11(b)に示す鍔部41と保持部60とが接続した状態とすることができる。すなわち、強磁性を有する保持部60と、鍔部41のマグネット45とが磁力によって引き合い、保持部60と連結された送風管10と、鍔部41を有する分離部50とが接続されることとなる。なお、図11(a)、図11(b)では、駆動プーリ52、ローラ54の一部がキャップ部42で覆われているが、駆動プーリ52、ローラ54の全体を示している。
本実施形態では、保持部60の開口60aを囲むように保持部60と鍔部41とがシール材46を介して、図11(b)に示すように、シール材46は磁力によって圧縮された状態となるので、開口60aからの空気の漏れを防止することができる。これにより、分離部50内に搬送されてきた紙葉類2は、空気流(押圧力)によって空気流の排出口(開口60b)側に向かうこととなり、搬送ベルト51と当接することになる。このように紙葉類2が搬送ベルト51と当接した後、駆動力を有する搬送ベルト51によって紙葉類2が搬送されるため、分離部50内での詰まりの発生を抑制し、紙葉類搬送装置1の稼働率の低下を防止することができる。
また、図11(b)に示すように、シール材46は磁力によって圧縮された状態となるが、マグネット45によって保持部60と鍔部41との間は一定の間隔で保持される。すなわち、鍔部41から突起するマグネット45が保持部60に当接する。これにより、保持部60に分離部50が接続された場合、保持60の開口60cに駆動プーリ52のギアやローラ54のギアが位置することとなり、それらを駆動する分離部モータとギアとの噛み合わせを容易に行うことができる。すなわち、送風管10からの分離部50の着脱を容易に行うことができる。これにより、その着脱のための作業時間を短縮することができるので、紙葉類搬送装置1の稼働率の低下を防止することができる。
なお、本実施形態では、保持部60を強磁性の金属で形成し、マグネット45およびシール材46を鍔部41に配置した場合について説明したが、鍔部41を強磁性の金属で形成し、マグネット45およびシール材46を保持部60に配置しても同様の効果を得ることができる。例えば、マグネット45およびシール材46は図10(b)に示す保持部60の領域Aに配置すれば良い。
また、保持部60または保持部60と接続される鍔部41の接続面(領域A)の表面に貼付されるシール材46の大きさや幅については、必要な接着力と空気漏れが許容限度内に収まるのであれば、特に限定されるものではない。例えば、保持部60又は鍔部41と接続される鍔部41又は保持部60の表面には、保持部60の開口60aを囲むように貼付されたシール材46と、シール材46に近接して、またはシール材46に全周または一部を囲まれた、マグネット47とが配置されていれば良い。より具体的には、図10(a)ではマグネット45がシール材46の中に描かれているが、シール材46の一部に(図示しない)切り欠き部を設けマグネット45を避けるとか、シール材46の幅を狭くした場合マグネット45を口の字状のシール材46の(図示しない)外側または内側に近接させても良い。
(実施形態4)
例えば、前記実施形態1では、分離部50の鍔部41にマグネットシート43を貼付した場合について説明したが、本実施形態では、図13(a)に示すように、鍔部41にマグネット47を埋設した場合について説明する。なお、前記実施形態と重複する構成、効果などの説明は省略する場合がある。
本実施形態では、送風管10と連結された保持部60の開口60aから分離部50の搬送ベルト51などが収まるように、保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって接続され、保持部60に分離部50が保持されている。このため、図12(a)、図13(a)に示すように、分離部50の鍔部41には、固形のマグネット47を埋設している。なお、鍔部41は、例えばプラスチックなどの樹脂によって形成されている。
一方、図12(b)、図13(a)に示すように、保持部60には、強磁性を有する金属(例えば、鉄、ニッケル、コバルトおよびそれらの合金)からなる鉄片48が埋設されている。ここで、鍔部41と接続される保持部60には、接続時において鍔部41のマグネット47と対向する位置に鉄片48が埋設されている。なお、保持部60は、例えばプラスチックなどの樹脂によって形成されており、鍔部41と同一の樹脂が用いられている。
このため、保持部60と分離部50の鍔部41とが磁力によって、図13(a)に示す接続前の状態から、図13(b)に示す鍔部41と保持部60とが接続した状態とすることができる。すなわち、保持部60の鉄片48と、鍔部41のマグネット47とが磁力によって引き合い、保持部60と連結された送風管10と、鍔部41を有する分離部50とが接続されることとなる。なお、図13(a)、図13(b)では、駆動プーリ52、ローラ54の一部がキャップ部42で覆われているが、駆動プーリ52、ローラ54の全体を示している。
ここで、鍔部41および保持部60が同一の樹脂材料で形成されているため、鍔部41と保持部60とが当接することによって、開口60aからの空気の漏れを防止することができる。これにより、分離部50内に搬送されてきた紙葉類2は、空気流(押圧力)によって空気流の排出口(開口60b)側に向かうこととなり、搬送ベルト51と当接することになる。このように紙葉類2が搬送ベルト51と当接した後、駆動力を有する搬送ベルト51によって紙葉類2が搬送されるため、分離部50内での詰まりの発生を抑制し、紙葉類搬送装置1の稼働率の低下を防止することができる。
なお、鍔部41および保持部60が同一の樹脂材料で形成されているため、鍔部41と保持部60とが当接することによって、開口60aからの空気の漏れを防止することができると述べたが、更に空気漏れを防止するために、図10その他を使って説明した領域Aに相当する面に(図示しない)シール材を追加しても良い。すなわち、保持部60、または保持部60と接続される鍔部41の接続面の表面には、保持部60の開口60aを囲むように保持部60または鍔部41いずれかの表面に、または保持部60及び鍔部41双方の表面に貼付されたシール材があっても良い。
なお、本実施形態では、保持部60に強磁性の金属からなる鉄片48を埋設し、マグネット47を鍔部41に埋設した場合について説明したが、鍔部41に鉄片を埋設し、マグネットを保持部60に埋設しても同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、接着機能として、マグネットシートあるいはマグネットに対応する位置に金属を配置させることによる磁力を適用した場合について説明したが、接着機能として面ファスナーを適用しても良い。具体的には、前記実施形態で示したマグネットシートあるいはマグネットの代わりに面ファスナーの一方、金属の代わりに面ファスナーの他方を配置すれば、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。更に同様にして、マグネットシート又は面ファスナーの代わりに、再剥離可能に粘着力が調整された粘着材を前記鍔部41又は前記保持部60のいずれか一方に固定し、他方との間で粘着による接着と剥離、更に再粘着作用により同様の効果が得られる組み合わせとすることもできる。
また、保持部60又は保持部60と接続される鍔部41の接続面の表面に貼付されるマグネットシート又はシール材の大きさや幅については、必要な接着力と空気漏れが許容限度内に収まるのであれば、特に限定されるものではない。例えば、図6(a)、図7(a)、図8(a)では、口の字状のマグネットシート43やシール材46を鍔部41に貼付した場合について説明したが、必要な接着力と空気漏れが許容限度内に収まるのであれば、口の字状の一部が連続せず部材の接合部に隙間が生じても、使用部材の大きさを小さくまたは大きくしても構わない。
また、本実施形態で用いるマグネットシート43は、図14(a)に示すように、シート状の基本材質であるマグネット部43aの両面に保護フィルム(ポリプロピレンフィルムなど)43bが設けられ、または、一方の片面(例えば保持部60側)に保護フィルム43b、他方の片面(例えば鍔部41側)に保護フィルム43bと粘着剤層(図示しない)が設けられているものである。あるいは、マグネットシート43は、図14(b)に示すように、マグネット部43aの一方の片面(例えば保持部60側)にシール材43c(クッションシール材)、他方の片面(例えば鍔部41)に粘着剤層(図示しない)が設けられているものであっても良い。
本発明は、紙葉類搬送方法を用いた紙葉類搬送装置の製造業に幅広く利用されるものである。
1 紙葉類搬送装置
2 紙葉類
2a 平面部
2b 変形部
10 送風管
10a 曲折部
11 リブ
15 接ぎ手受部
20 送り込み装置
21 紙幣識別装置
22 曲げ装置
30 空気流発生装置
31 送出管
32 連結管
33 戻り管
34 取り入れ口
40 回収装置
41 鍔部
42 キャップ部
43 マグネットシート
43a マグネット部
43b 保護フィルム
43c シール材
44 ボス
45 マグネット
46 シール材
47 マグネット
48 鉄片
50 分離部
50a 筐体
50b 通路
51 搬送ベルト
52 駆動プーリ
53 受動プーリ
54 ローラ
55 スキージ
56 ガイド板
59 カバー
60 保持部
60a、60b、60c 開口
61 ガイドレバー
62 ガイド面
70 矯正部
90 収納部
100 シール材
101 フランジ

Claims (8)

  1. 送風管と、
    紙葉類に変形部を形成して前記送風管内に紙葉類を送り込む送り込み装置と、
    紙葉類の変形部に風圧を作用させて紙葉類を前記送風管内で搬送する空気流を生じさせる空気流発生装置と、
    前記送風管の終端部に配設され、前記送風管内を搬送されてくる紙葉類を回収する回収装置とを有する紙葉類搬送装置であって、
    前記回収装置は前記送風管内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部を含んで構成されており、
    前記送風管と連結された筒状の保持部の開口から該保持部に前記分離部が収まるように前記保持部と前記分離部の鍔部とが接着機能によって接続され、前記保持部に前記分離部が保持され、
    前記接着機能は、
    強磁性を有する金属で形成された前記保持部と接続される前記鍔部の表面、または、強磁性を有する金属で形成された前記鍔部と接続される前記保持部の表面には、マグネットシートが貼付されており、
    前記保持部、または該保持部と接続される前記鍔部には、前記保持部と前記鍔部との間隔を一定に保持する突起部が形成されていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 前記保持部の開口を囲むように該保持部と前記鍔部とが接続されていることを特徴とする請求項記載の紙葉類搬送装置。
  3. 前記保持部と前記鍔部が接続する前の状態では、前記マグネットシートは前記突起部より厚く、
    前記保持部と前記鍔部が接続した状態では、前記突起部は前記保持部と前記鍔部との間隔を一定に保持する高さを有することを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類搬送装置。
  4. 送風管と、
    紙葉類に変形部を形成して前記送風管内に紙葉類を送り込む送り込み装置と、
    紙葉類の変形部に風圧を作用させて紙葉類を前記送風管内で搬送する空気流を生じさせる空気流発生装置と、
    前記送風管の終端部に配設され、前記送風管内を搬送されてくる紙葉類を回収する回収装置とを有する紙葉類搬送装置であって、
    前記回収装置は前記送風管内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部を含んで構成されており、
    前記送風管と連結された筒状の保持部の開口から該保持部に前記分離部が収まるように前記保持部と前記分離部の鍔部とが接着機能によって接続され、前記保持部に前記分離部が保持され、
    前記接着機能は、
    強磁性を有する金属で形成された前記保持部と接続される前記鍔部の表面、または、強磁性を有する金属で形成された前記鍔部と接続される前記保持部の表面には、前記保持部の開口を囲むように貼付されたシール材と、該シール材に近接して、または該シール材に全周もしくは一部を囲まれた、マグネットとが配置されていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  5. 前記保持部と前記鍔部が接続する前の状態では、前記シール材は前記マグネットより厚く、
    前記保持部と前記鍔部が接続した状態では、前記マグネットは前記保持部と前記鍔部との間隔を一定に保持する厚さを有することを特徴とする請求項記載の紙葉類搬送装置。
  6. 送風管と、
    紙葉類に変形部を形成して前記送風管内に紙葉類を送り込む送り込み装置と、
    紙葉類の変形部に風圧を作用させて紙葉類を前記送風管内で搬送する空気流を生じさせる空気流発生装置と、
    前記送風管の終端部に配設され、前記送風管内を搬送されてくる紙葉類を回収する回収装置とを有する紙葉類搬送装置であって、
    前記回収装置は前記送風管内を搬送されてきた紙葉類と空気流とを分離する分離部を含んで構成されており、
    前記送風管と連結された筒状の保持部の開口から該保持部に前記分離部が収まるように前記保持部と前記分離部の鍔部とが接着機能によって接続され、前記保持部に前記分離部が保持され、
    前記接着機能は、
    強磁性を有する金属が埋め込まれた前記保持部と接続される前記鍔部、または、強磁性を有する金属が埋め込まれた前記鍔部と接続される前記保持部には、接続時において強磁性を有する金属と対向する位置にマグネットが埋め込まれていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  7. 前記保持部と前記鍔部は同一の樹脂からなることを特徴とする請求項6記載の紙葉類搬送装置。
  8. 前記分離部は、紙葉類を送るためのプーリまたはローラを含んでおり、
    前記保持部に前記分離部が保持されたときに、前記プーリまたはローラを駆動するモータのギアと、前記プーリまたはローラのギアとが噛み合うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の紙葉類搬送装置。
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