JP2010189095A - 製本機械用エジェクタ給紙装置及びエジェクタ給紙装置を使用した製本システム - Google Patents

製本機械用エジェクタ給紙装置及びエジェクタ給紙装置を使用した製本システム Download PDF

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Abstract

【課題】ランニングコストを低減することができ、省エネルギ化を図り、静音化することができる製本装置用エジェクタ給紙装置とする。
【解決手段】給紙装置10は、折丁等のシート類に接触可能となっておりシート類に吸着してシート類と共に所定量移動可能となった少なくとも1つの吸着ヘッド22と、圧縮エアが供給されて該圧縮エアより負圧を生成するエジェクタ14と、エジェクタ14により生成された負圧を吸着ヘッド22に供給するべく、吸着ヘッド22とエジェクタ14とを連通するホース16等の連通手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、製本機械に使用されて、折丁、表紙等の製本に係るシート類の給紙を行う給紙装置及び該給紙装置を使用した製本システムに関する。
丁合機、無線綴じ機、中綴じ機、貼り込み機等の各種製本機械において、折丁、表紙、はがき、頁等の製本に係るシート類の給紙を行う給紙装置が多数使用されている。例えば、丁合機を例にとると、多数の折丁が積載可能となった複数の駒が整列されており、各駒において給紙装置によって、積み重ねられた折丁の中から最下位にある1つの折丁を吸着して引き出すようになっている。引き出された折丁は、コンベアによって搬送路を搬送される折丁の上に順番に積み重ねられる。
このような従来の給紙装置では、図7に示すように、1つの機械式の真空ポンプ70からの配管を複数の切替バルブ72によって分岐し、さらにその分岐配管74に設けられた電磁バルブ76を介して各駒に割り当てられた吸着ヘッド80へと負圧を供給している。1つの分岐配管74に対して複数の駒78に対応する吸着ヘッド80が割り当てられており、電磁バルブ76によって丁合を行う駒78と行わない駒78とを切り替える。そして丁合を行う駒78に対しては、切替バルブ72のオン/オフによって、吸着ヘッド80への負圧の供給を切り替え、吸着ヘッド80への負圧の供給のタイミングで、吸着ヘッド80がシート類を吸着して給紙を行うようになっている。
特開平8−67401号公報
しかしながら、このような給紙装置では、真空ポンプによる消費電力が高く、ランニングコストが高価になるという問題がある。機械式の真空ポンプは簡単にはオンオフできないので、常に、稼働状態を維持しなければならない。また、1つの真空ポンプで複数の駒の給紙装置を駆動しているために、その複数の駒の中で丁合を行わない駒があったとしても、真空ポンプを稼動しなければならない。これらの理由により、省エネルギ化を図ることは困難であるという問題がある。また、機械式の真空ポンプは騒音が大きいという問題もある。
さらには、従来、切替バルブと吸着ヘッドまでの距離が長いために、切替バルブをオフにしたときにも残圧により、吸着ヘッドに吸引力が残ってしまうという問題がある。そのため、従来は、この残圧を消去するために、ブロアによる送風を行って、残留する吸引力をキャンセルしており、別途ブロアが必要になるという問題もある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、ランニングコストを低減することができ、省エネルギ化を図り、静音化することができる製本装置用エジェクタ給紙装置及びエジェクタ給紙装置を使用した製本システムを提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、製本装置に取り付けられて、製本に係るシート類を吸着して所定の位置に供給する給紙装置であって、
シート類に接触可能となっており、シート類に吸着してシート類と共に所定量移動可能となった少なくとも1つの吸着ヘッドと、
圧縮エアが供給されて該圧縮エアより負圧を生成するエジェクタと、
前記エジェクタにより生成された負圧を吸着ヘッドに供給するべく、吸着ヘッドとエジェクタとを連通する連通手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記連通手段が可撓性を有し、前記吸着ヘッドは、前記エジェクタに対して相対移動可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、同じシート類に同時に吸着する複数の吸着ヘッドに対して少なくとも1つの前記エジェクタが割り当てられることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記エジェクタにはゴミ除去用ポートが形成されて、該ゴミ除去用ポートから前記エジェクタ内部、前記連通手段及び前記吸着ヘッドを通過するゴミ除去用流路が形成されており、圧縮エアが、該ゴミ除去用ポートから吸着ヘッドに向かってゴミ除去用流路を通過可能となっていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、シート類から本を作製する製本システムにおいて、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の製本機械用エジェクタ給紙装置が使用された製本システムとすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の前記製本システムにおける作動部のためのエア供給源からの圧縮エアが前記エジェクタに供給されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の前記製本システムが、それぞれ折丁が積載される複数の駒を有する丁合機を有しており、前記製本機械用エジェクタ給紙装置は、駒毎に設けられることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5ないし7のいずれか1項に記載の前記製本システムが、シート類を捌く捌き装置を有しており、該捌き装置は、圧縮エアが供給されて該圧縮エアより負圧を生成して該負圧により大気を誘引して増幅された流量を排出する第2エジェクタを有し、該第2エジェクタから排出されたエアをシート類に対して送風することを特徴とする。
本発明によれば、圧縮エアからエジェクタにより生成される負圧によってシート類を吸着することにより、その消費電力を低減させることができ、ランニングコストを低減させることができる。エジェクタから吸着ヘッドまでの連通手段の距離を短くすることができるので、小型のエジェクタを使用することで、その使用圧縮エアを僅かな量とすることができる。また、オン/オフの切替に対する応答性も良く、残圧が残ることもなく、ブロアからの吸着ヘッドへの送風も不要とすることができる。
従来の機械式真空ポンプが不要となるために、静音化を図ることもできる。
吸着ヘッドをエジェクタに対して相対移動可能とすることで、エジェクタを吸着ヘッドから分離して配置することができる。これによって、エジェクタの取付・寸法の自由度を増加させることができて、エジェクタ内の流路径も大きくすることができる。このため、ゴミ詰まりしにくい構成とすることができる。
エジェクタにゴミ除去用ポートを形成し、圧縮エアをゴミ除去用ポートから吸着ヘッドに至るゴミ除去用流路に通過させることによって、吸着ヘッドから吸引されて連通手段及びエジェクタに溜まったゴミを除去することができる。ゴミ除去用流路は、エジェクタ内部が連通手段や吸着ヘッドに対して上流となっており、圧縮エアがエジェクタ内部から外部へと流れていくために、エジェクタホルダ等に蓄積されたゴミは、エジェクタへと押し込まれることはなく、逆にエジェクタに蓄積されたゴミを外部へと押し出すことができ、ゴミ除去を確実に行うことができる。
製本システムに上記製本機械用エジェクタ給紙装置を使用することで、製本システムから機械式真空ポンプを不要にすることができる。
製本システムにおける作動部のエア供給源からの圧縮エアを前記エジェクタに供給することで、エア供給源を兼用することができ、より省エネルギ化を図ることができる。
丁合機の駒毎に上記製本機械用エジェクタ給紙装置を設けることで、丁合を行うか行わないかに応じて駒毎に製本機械用エジェクタ給紙装置を動作/非動作とすることができ、より省エネルギ化を図ることができる。
また、捌き装置がエジェクタを有することにより、ブロア装置を不要にすることができ、一層の静音化、省エネルギ化を図ることができる。
本発明による給紙装置の断面図である。 図1の給紙装置のエジェクタの内部回路図である。 図1の給紙装置を丁合機に配置した例を示す側面図である。 図1の給紙装置を適用可能な製本システムの全体図である。 図1の給紙装置を丁合機に配置した例を示す図3と別の部分の側面図である。 図5の捌き装置のエジェクタの内部回路図である。 従来の給紙装置の回路図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1の例は、本発明の給紙装置10の断面図である。給紙装置10は、対象とするシート類を吸引する吸着ヘッドユニットで構成される。
吸着ヘッドユニットは、エジェクタホルダ12と、エジェクタホルダ12及びホルダキャップ13によってエジェクタホルダ12内に保持されるエジェクタ14と、エジェクタホルダ12に取付金具15を介して一端が接続され可撓性を有する複数のホース16と、各ホース16の他端が取付金具17を介して接続されるヘッドホルダ18と、複数のヘッドホルダ18を互いに連結するロッド19と、ヘッドホルダ18に取付金具20を介して取り付けられる吸着ヘッド22とを有する。
エジェクタホルダ12内には流路が形成されており、具体的には、圧縮エアが流入される流入路12aと、吸引路12cと、ゴミ除去のための圧縮エアが流入されるゴミ除去用吸引流路12dと、が形成される。
流入路12aは、一方向弁23、バルブ24、レギュレータ28を介してエア供給源としてのエアコンプレッサ26に接続され、ゴミ除去用吸引流路12dは、バルブ30を介してエアコンプレッサ26に接続される。エアコンプレッサ26としては、専用のエアコンプレッサ、または他の用途のためのエアコンプレッサを兼用して使用することができる。バルブ24、30は図示しない制御部に接続されて、そのオン/オフが制御される。
エジェクタ14は、エジェクタ効果によって、圧縮エアがノズル14e(図2参照)を通過して膨張する際の圧力の低下により負圧を生成するものであり、エジェクタホルダ12の流入路12aとホルダキャップ13の大気に開放される排気路13aとの間に配設される。図2は、エジェクタ14の概略構造を表す回路図であり、流入路12aに直接接続される流入ポート14aと、ホルダキャップ13の排気路13aに直接接続される排気ポート14bと、吸引路12cに直接接続される吸引ポート14cと、ゴミ除去用流路12dに直接接続されるゴミ除去用ポート14dと、を有している。
吸引路12cはエジェクタホルダ12内で分岐され、その各分岐端部は各ホース16と連通される。さらに、各ホース16は、ヘッドホルダ18内に形成された流路18aに連通されて、吸着ヘッド22に連通される。これらの吸引路12c、ホース16、流路18a等が連通手段を構成する。
以上のように構成される給紙装置10は、図3に示すように、例えば丁合機の各駒40に配置することができる。
各駒40には、シート類である折丁35が積載される積載部42が設けられ、積載部42の下部に給紙装置10の各吸着ヘッド22が配置される。それぞれの吸着ヘッド22のヘッドホルダ18を連結するロッド19は、図示しない駆動源により、回転軸43aの周りを往復回動する回動板43に連結される。
回動板43の回動によって、吸着ヘッド22は、積載部42に接離する往復回動動作を行い、この往復動作に同期して、バルブ24のオン/オフが切り替えられる。
給紙装置10のエジェクタホルダ12は、積載部42の下方にある固定板部46に配置される。ホース16は、固定側に配置されるエジェクタホルダ12と、回動動作を行う可動側に配置されるヘッドホルダ18とを可撓性を持って連結する。
駒40には、さらに、折丁35を挟持可能となった万力型挟持機44と爪48とが配置される。万力型挟持機44は、駆動源により、積載部42に接離する往復回動動作を行うようになっている。万力型挟持機ではなく、ロータリ型挟持機とすることも可能である。また、爪48も駆動源により回転軸48aの周りを、積載部42に接離するように、且つ吸着ヘッド22の往復回動動作と反対の往復回動動作を行うようになっている。
駒40は、図4に示すように搬送路に沿って複数個が一列に整列される。
以上のように構成される給紙装置10によれば、吸引時は、バルブ24をオンとし、エアコンプレッサ26からの圧縮エアをエジェクタ14の流入ポート14aより流入し、排出ポート14bから排出する。これによって、エジェクタ14の吸引ポート14cには負圧が発生する。このとき、吸着ヘッド22を折丁35に接近する位置に移動させることにより、吸着ヘッド22が積載部42の折丁35を吸着し、折丁35を吸着した状態で積載部42から遠ざかるようにして折丁と共に所定量移動し、次いでバルブ24をオフとして、万力型挟持機44に折丁35を挟持させるようにすることができる。
万力型挟持機44は、挟持した折丁35をさらに引き出して、駒40の下方にある搬送路を搬送される折丁の上に該引き出した折丁を積み重ねる。
このようにエジェクタ14により生成される負圧によってシート類を吸着することにより、従来の機械式真空ポンプが不要となり、その消費電力を低減させることができ、ランニングコストを低減させることができ、静音化を図ることもできる。
エジェクタ14から吸着ヘッド22までの連通手段の距離を短くすることができるので、小型のエジェクタ14を使用することで、その使用圧縮エアを僅かな量とすることができる。例えば、1分間に150回の給紙を繰り返す場合に、使用する圧縮エアは、7L弱程度とすることが可能である。排気路13bからの排気はそのまま大気に流されるが、僅かな流量となり、周囲に悪影響を与えることはない。また、エジェクタ14から吸着ヘッド22までの連通手段の距離を短くすることができるので、切替に対する応答性も良く、残圧が残ることもない。よって、ブロアからの送風も不要とすることができる。
給紙装置10は、駒毎に配置することができるため、使用しない駒40があるときには、その駒に設けた給紙装置10のみを停止させればよく、効率的である。また、駒40毎に吸引力の調整が可能となる。例えば、ある駒40に積載されたシート類が非常に薄い、軽量、または腰のないものである場合には、吸引力を弱めることが望ましい。その場合には、レギュレータ28により圧縮エアの圧力を調整することにより、エジェクタ14による吸引力を調整することが可能である。こうして、駒40単位でそれぞれ、停止/稼働の切替え、吸引力の調整が可能となる。
ところで、以上のような給紙動作を繰り返していくと、吸着ヘッド22からゴミも吸引されて、給紙装置10内に侵入して蓄積されて流路を塞ぐおそれがある。ゴミは吸着ヘッド22から侵入し、ホース16、エジェクタホルダ12内の流路、エジェクタ14内の流路に蓄積する。このゴミの蓄積を防ぐために、定期的にゴミ除去を行う必要がある。このため、給紙動作を行っていない期間で、即ちバルブ24はオフの状態で、バルブ30をオンとし、圧縮エアをゴミ除去用吸引流路12dからエジェクタホルダ12内に導入する。
これによって、エジェクタ14のゴミ除去用ポート14dから吸引ポート14cに向かってエジェクタ14内部を通り、さらに吸引ポート14cから吸引路12c、ホース16を通り、吸着ヘッド22をエアが通過する、通常の給紙動作の際と逆のゴミ除去用流路が形成され、これによって、流路に溜まったゴミを吸着ヘッド22から排出することができる。このゴミ除去用流路は、エジェクタ14内部をホース16や吸着ヘッド22に対して上流としており、エアがエジェクタ14内部から外部へと流れていくために、エジェクタホルダ12等に蓄積されたゴミは、エジェクタ14へと押し込まれることはなく、逆にエジェクタ14に蓄積されたゴミはエジェクタホルダ12を通過して、吸着ヘッド22または排気路13aを通り外部へと押し出すことができ、ゴミ除去を確実に行うことができる。
このゴミ除去処理は、1回の給紙毎に行ってもよく、または複数回の給紙、時間、日等の単位毎に定期的に行うことができる。
上記説明した実施形態では、エジェクタホルダ12がヘッドホルダ18と別に設けられており、エジェクタ14と吸着ヘッド22とをホース16等の連通手段によって分離しており、エジェクタ14は取付自由度、寸法自由度が大きくなっている。このため、エジェクタ14内の流路径も大きくすることができる。このため、ゴミ詰まりしにくい構成とすることができる。但し、これに限るものではなく、ヘッドホルダ18にエジェクタ14を吸着ヘッド22と共に保持させて、エジェクタ14と吸着ヘッド22との間のホース16を省略し、エジェクタ14と吸着ヘッド22をヘッドホルダ18の流路を介して連通させることも可能である。
また、上記説明した実施形態では、2つの吸着ヘッド22,22に対して1つのエジェクタ14を用いていたが、これに限るものではなく、その数の組み合わせは任意である。即ち、1つの吸着ヘッドに対して1つのエジェクタを用いてもよく、3つ以上の吸着ヘッドに対して1つのエジェクタを用いてもよく、さらには、1つ以上の吸着ヘッドに複数のエジェクタを並列接続したものを用いてもよい。
また、上記説明した実施形態では、製本装置として、折丁を積み重ねて本文を作製する丁合機に本発明の給紙装置10を適用した例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図4に示した、丁合機50A、本文と表紙とを結合して本を作製する無線綴じ機50B、本を複数冊集積する集積装置50C、本を所定寸法になるように断裁する三方断裁機50Dを備えた製本システム50において、上述の丁合機50Aに適用するのみならず、無線綴じ機50Bにおける表紙36の給紙にも、本発明の給紙装置を適用することが可能である。この製本システム50では、各種作動部(エアシリンダー等)のためのエア供給源としてエアコンプレッサを本来備えており、各作動部は、本の押え、本の送り等の作動を行っている。この作動部のためのエアコンプレッサをエジェクタ14のためのエアコンプレッサ26として兼用することができ、エアコンプレッサ26からの圧縮エアを分岐してエジェクタ14へと供給することができる。この際に、エジェクタ14で消費するエア量は僅かであり、新たなエアコンプレッサ26の設置は不要であると共に従来の真空ポンプを一掃できるので、省エネルギ化を一層図ることができる。
また、製本装置としては、中綴じ機、貼り込み機における丁合等に本発明の給紙装置を同様に適用することが可能である。
さらには、丁合機50Aには、図2に示したものと同様のエジェクタを使用して、図5に示すように給紙のための捌き装置60として利用することができる。
捌き装置60は、図5に示すように、積載部42に積載された折丁の最下部付近に送風を行うことで、折丁を捌き、折丁が1枚ずつ給紙されるようにするもので、パイプ62と、エジェクタ14−1とを備える。
エジェクタ14−1は、図6に示すように、図2に示すエジェクタ14とほぼ同一の構成とすることができるが、エジェクタ14−1では、吸引ポート14cが大気に開放されている。
流入ポート14aから排気ポート14bへと圧縮エアが流れると、吸引ポート14cに発生する負圧により、外部エアが吸引ポート14cへと誘引されるために、排気ポート14bから排出されるエアは流量が増幅され、該増幅された流量のエアをパイプ62を介して折丁35付近に送風することができる。
このようなエジェクタ14−1の使用により、製本システム50からブロアも一切排除することができ、一層の静音化、省エネルギ化を図ることができる。
10 給紙装置
12c 吸引路(連通手段)
14、14−1 エジェクタ
14d ゴミ除去用ポート
16 ホース(連通手段)
18a 流路(連通手段)
22 吸着ヘッド
35、36 シート類
40 駒
50 製本システム
50A 丁合機
50B 無線綴じ機
50C 集積装置
50D 三方断裁機
60 捌き装置

Claims (8)

  1. 製本装置に取り付けられて、製本に係るシート類を吸着して所定の位置に供給する給紙装置であって、
    シート類に接触可能となっており、シート類に吸着してシート類と共に所定量移動可能となった少なくとも1つの吸着ヘッドと、
    圧縮エアが供給されて該圧縮エアより負圧を生成するエジェクタと、
    前記エジェクタにより生成された負圧を吸着ヘッドに供給するべく、吸着ヘッドとエジェクタとを連通する連通手段と、
    を備えることを特徴とする製本機械用エジェクタ給紙装置。
  2. 前記連通手段が可撓性を有し、前記吸着ヘッドは、前記エジェクタに対して相対移動可能であることを特徴とする請求項1記載の製本機械用エジェクタ給紙装置。
  3. 同じシート類に同時に吸着する複数の吸着ヘッドに対して少なくとも1つの前記エジェクタが割り当てられることを特徴とする請求項1または2記載の製本機械用エジェクタ給紙装置。
  4. 前記エジェクタにはゴミ除去用ポートが形成されて、該ゴミ除去用ポートから前記エジェクタ内部、前記連通手段及び前記吸着ヘッドを通過するゴミ除去用流路が形成されており、圧縮エアが、該ゴミ除去用ポートから吸着ヘッドに向かってゴミ除去用流路を通過可能となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の製本機械用エジェクタ給紙装置。
  5. シート類から本を作製する製本システムにおいて、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の製本機械用エジェクタ給紙装置が使用された製本システム。
  6. 前記製本システムにおける作動部のためのエア供給源からの圧縮エアが前記エジェクタに供給されることを特徴とする請求項5記載の製本システム。
  7. 前記製本システムは、それぞれ折丁が積載される複数の駒を有する丁合機を有しており、前記製本機械用エジェクタ給紙装置は、駒毎に設けられることを特徴とする請求項5または6記載の製本システム。
  8. 前記製本システムは、シート類を捌く捌き装置を有しており、該捌き装置は、圧縮エアが供給されて該圧縮エアより負圧を生成して該負圧により外部エアを誘引して増幅された流量を排出する第2エジェクタを有し、該第2エジェクタから排出されたエアをシート類に対して送風することを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の製本システム。
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