JPH1159976A - 丁合機および丁合機用用紙検知センサー - Google Patents

丁合機および丁合機用用紙検知センサー

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JPH1159976A
JPH1159976A JP9259229A JP25922997A JPH1159976A JP H1159976 A JPH1159976 A JP H1159976A JP 9259229 A JP9259229 A JP 9259229A JP 25922997 A JP25922997 A JP 25922997A JP H1159976 A JPH1159976 A JP H1159976A
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sheet
detection sensor
light
light receiving
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JP9259229A
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Yoshiyuki Horii
良行 堀井
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Horizon International Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙検知センサーの清掃作業の頻度を大幅に
低減することを可能にした丁合機を提供すること 【解決手段】 複数の給紙手段2a、2b、2cと各給
紙手段2a、2b、2cから送り出される用紙P1、P
2、P3を順に重ねながら搬送する搬送手段1との間に
配置され、各給紙手段2a、2b、2cから送り出され
る用紙P1、P2、P3を投光素子5aと受光素子5b
の間を通過させ、該用紙を透過する光量により用紙の重
なりなどを検出する用紙検知センサー5の近傍にエアを
吹き出すノズル13を配置し、投光素子5aの投光部周
辺および受光素子5bの受光部周辺の塵埃を吹き飛ば
し、投光素子5aおよび受光素子5bの塵埃の堆積を抑
制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丁合機および丁合
機に用いる用紙検知センサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように丁合機は、複数枚の紙葉
(用紙)を所定の順序で重ねた状態に揃えた丁合紙束を
作成するための機械で、所定頁の用紙を一枚ずつ給紙す
る給紙段の複数を搬送手段に沿って一列に配列して構成
される。図6はこのような丁合機の一例を示す概略構成
図である。この図において、1は図示しない駆動装置に
より矢示A方向に移動するベルトからなる搬送手段、2
a,2b,2cは給紙手段で図は3段分の給紙手段を配
列したものを示している。
【0003】3はローラで用紙を搬送手段1に押圧する
とともに、ローラ4と協同して給紙手段2a,2b,2
cから送り出された用紙のそれぞれを搬送手段1に送り
出す。5は用紙検知センサーで投光素子5aと受光素子
5bとが対向して配置され、その間を通過する給紙手段
2a,2b,2cから送り出された用紙の重なりなど
を、用紙を透過する光量により検知する。
【0004】給紙手段2a,2b,2cは、それぞれに
供給する用紙P1、P2、P3を積載する給紙棚8と、
吸気ダクト10に回転自在に支持され、給紙棚8の最上
部の用紙を吸着して送り出すローター9と、エアを供給
するエア供給ダクト11と、ダクト11に連結され給紙
棚8の上部の用紙を捌くエアを吹き付けるノズル12を
備えている。なお、6および7は用紙の搬送を案内する
ガイド板である。9aは放射状に配列されたローター9
の貫通孔、10aは吸気ダクト10に形成された吸気孔
で吸気孔10aに位置する貫通孔9aにより吸気され用
紙が吸着される。
【0005】この丁合機の丁合動作は、ノズル12から
のエアの吹き付けにより捌かれた最上部の用紙P1をロ
ーター9で吸着し、その用紙P1をローター9の回転で
給紙手段2aから送り出す。送り出された用紙P1はガ
イド板6および7で案内され用紙検知センサー5を通過
し、ローラ3と4に挾まれて搬送手段1に送り出され
る。
【0006】搬送手段1に送り出された用紙P1は搬送
方向Aに従い下方へ送られ、同様にして送り出された次
段の給紙手段2bからの用紙P2と合流させて用紙P1
の上に用紙P2を合わせ、つづいて搬送方向Aに従い下
方へ送られ、同様にして送り出された次段の給紙手段2
cからの用紙P3と合流させて用紙P2の上に用紙P3
を合わせ、この動作が給紙手段分順次行われて一冊分の
所定の順序(頁順)に合わされた用紙束が形成される。
【0007】各給紙手段2a,2b,2cから用紙を送
り出すとき、用紙が2枚以上重ねられた状態で送り出さ
れたり、用紙が送り出されなかったりする場合がある。
前者の場合は一冊分の用紙束に重複頁が形成されて体裁
が悪く、また後者の場合は落丁となって不良品となる。
これを避けるために各給紙手段2a,2b,2cと搬送
手段1との間に用紙検知センサー5を配置し、用紙が2
枚以上重ねられた状態で送り出される場合や用紙が供給
されない場合などを検出して丁合機を停止するなどの制
御を行うにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、用紙検知セ
ンサー5を通過する用紙は紙粉や印刷で使用されるパウ
ダーなどの塵埃を発生する。この塵埃が用紙検知センサ
ー5に堆積して検出感度を低下させる。そのために用紙
検知センサー5の定期的な清掃は避けられない。しか
し、丁合機にあっては給紙段が多数ありそれに伴って用
紙検知センサーも多数あり、また用紙検知センサーは機
械などが配置された狭い場所に設置されている。そのた
め用紙検知センサーの清掃作業は困難、かつきわめて手
間のかかるものとなっている。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みなされたもの
で、用紙検知センサーの清掃作業の頻度を大幅に低減す
ることを可能にした丁合機および丁合機用用紙検知セン
サーを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の給紙手
段と、前記複数の給紙手段の各々から送り出された1枚
ごとの各用紙を順次重ねて搬送する搬送手段と、前記給
紙手段と前記搬送手段との間に配置され前記給紙手段か
ら送出された用紙を検出する用紙検知センサーとを備え
た丁合機において、前記用紙検知センサーの用紙検出領
域に吹き付けるエアを供給するエア供給手段を設けてな
ることを特徴とする。
【0011】また、本発明は、複数の給紙手段と、前記
複数の給紙手段の各々から送り出された1枚ごとの各用
紙を順次重ねて搬送する搬送手段と、前記給紙手段と前
記搬送手段との間に配置され前記給紙手段から送出され
た用紙を検出する用紙検知センサーと、前記給紙手段の
給紙棚に積載された用紙を捌くエアを供給するエア供給
ダクトとを備えた丁合機において、前記エア供給ダクト
に連結され前記用紙検知センサーの用紙検出領域に吹き
付けるエアを供給するエア供給ダクトを設けてなること
を特徴とする。
【0012】さらに、本発明は、投光素子と前記投光素
子の光を受光する受光素子とを対向して配置したコ字状
をなす保持体に前記投光素子の投光部周辺および前記受
光素子の受光部周辺の少なくともいずれか一方の周辺に
吹き付けるエア供給通路を形成してなることを特徴とす
る。
【0013】本発明では、丁合機の各給紙手段と前記搬
送手段との間に配置される用紙検知センサーの用紙検出
領域にエアを吹き付け、用紙から発生する紙粉や印刷で
使用されるパウダーなどの塵埃を吹き飛ばし、該塵埃の
用紙検知センサーへの堆積を防ぎ、塵埃による検出感度
の低下を抑制する。給紙棚に積載された用紙を捌くエア
を供給するエア供給ダクトを備える丁合機では、用紙検
知センサーの用紙検出領域に吹き付けるエアをこのエア
供給ダクトから得ることにより簡素な構造にすることが
できる。
【0014】また、投光素子と受光素子とを対向して配
置した断面コ字状をなす保持体に、少なくとも塵埃の体
積しやすい側、例えば下側に配置される投光素子の投光
部周辺あるいは受光素子の受光部周辺に通じる貫通孔を
形成して用紙検知センサーを構成すると、該貫通孔に給
気ホースを連結だけて簡単かつコンパクトに塵埃を吹き
飛ばすことを可能にした用紙検知センサーとすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は一実施の形態に係る丁
合機の概略構成図、図2は図1の用紙検知センサー部の
拡大平面図、図3は同用紙検知センサー部の横断面図、
図4は他の実施の形態に係る丁合機の概略構成図、図5
は他の実施の形態に係る用紙検知センサーの横断面図で
ある。なお全図において同一部分には同一の符号を付し
ている。
【0016】図1において、1は搬送手段、2a,2
b,2cは給紙手段、3,4はローラでこれらは図6を
参照して説明した丁合機と同様に構成されている。5は
各給紙手段2a,2b,2cと搬送手段1との間に配置
された用紙検知センサーで、図3に示すように、コ字状
をなす保持体5cの互い対向する先端部の一方に投光素
子(発光素子)5a、他方に受光素子5bが装着され投
光素子(発光素子)5aから出射された光を受光素子5
bで受光するように形成されている。
【0017】用紙検知センサー5はガイド板6および7
の端部からガイド板6および7をコ字状の凹部内に位置
させ、ガイド板6および7間を通過する用紙を検出でき
るように差し込むようにして設置される。ガイド板6お
よび7には投光素子5aと受光素子5bとの間の光路を
遮らないように、切欠き孔6aおよび7aが形成されて
いる。
【0018】13はエア供給ダクト11に連結されたエ
ア吹き出しノズルで、図2および図3に示すように、そ
の先端の開口部13aを用紙検知センサー5の受光素子
5bの近傍位置に配置されている。丁合動作時、ノズル
13から吹き出すエアにより特に塵埃の堆積しやすい下
側に配置した受光部周辺の塵埃を吹き飛ばし、受光素子
への塵埃の堆積を抑制する。
【0019】なお、上記の実施の形態では、ローター9
により給紙手段2a,2b,2cの用紙を吸着して送り
出しているが、用紙を吸着して送り出す手段はローター
に限るものでなく、吸着サッカーを備えた移動機構によ
るものであっても良い。また給紙段の数は任意である。
【0020】ところで丁合機には、給紙棚の用紙を捌く
エアを供給するエア供給ダクトを備えないものがある。
図4はこのような丁合機における実施の形態を示すもの
で、図4において、1は搬送手段、3,4はローラ、5
は用紙検知センサー、6,7はガイド板、13はノズ
ル、22a,22b,22cは給紙手段、24はエア供
給ダクトである。搬送手段1、ローラ3,4および5、
ガイド板6,7は図6を参照して説明した丁合機および
上記の実施の形態の丁合機と同様に構成されており、ま
た用紙検知センサー5およびノズル13は上記の実施の
形態の丁合機と同様に構成されている。
【0021】この実施の形態の丁合機の各給紙手段22
a,22b,22cは、それぞれに供給する用紙P1、
P2、P3を積載する給紙棚23と、給紙棚23の最上
部の用紙を送り出すローラー21とを備え、給紙棚23
の押圧力で給紙棚23に積載られた最上部の用紙P1、
P2、P3をローラー21に押し当て、ローラー21と
用紙との摩擦により用紙を1枚づつ送り出すように構成
されている。
【0022】エア供給ダクト24は、先端の開口部を用
紙検知センサー5の受光素子5bの近傍位置に配置され
たノズル13に連結して、ノズル13から吹き出すエア
を供給する。つまりこの実施の形態では各給紙手段22
a,22b,22cにエア供給手段を有さないので、エ
ア供給ダクト24を別途設置している。このように構成
しても上記実施の形態の丁合機と同様の作用効果を享受
できる。
【0023】なお、上記の実施の形態では、ローラー2
1により給紙手段22a,22b,22cの用紙を送り
出しているが、用紙を送り出す手段はローラー21に限
るものでなく、前述の吸着ローターや吸着サッカーを備
えた移動機構によるものであっても良い。また給紙段の
数は任意である。
【0024】以上の実施の形態では、用紙検知センサー
5に堆積する塵埃を吹き飛ばすエアを受光素子5bの近
傍に用紙検知センサー5とは別途に形成したノズル13
を配置して行っているが、図5に示すように、用紙検知
センサーに一体的にノズルを形成するようにしても良
い。
【0025】つまり、図5において、25は合成樹脂な
どでコ字状に一体成形された保持体で、コ字状の互いに
対向する一方の先端部に受光素子5bを装着する段部2
6が形成され、この段部26を形成する側壁27から後
端の口出し部28間を貫通する貫通孔29が形成され、
貫通孔29の側壁27側の端部はノズル状にされてい
る。コ字状の互いに対向する他方の先端部には底部に投
光素子(発光素子)5aを装着する穴30が形成され、
この穴30を形成する側壁31から後端の口出し部28
間を貫通する貫通孔31が形成され、側壁31側の端部
はノズル状にされている。
【0026】口出し部28にはエアを供給するホース3
2を接続するように形成されており、ホース32で送ら
れたエアは貫通孔29および31を通流して側壁27お
よび側壁31の開口から吹き出す。この吹き出しにより
投光素子(発光素子)5aの投光部周辺および受光素子
5bの受光部周辺の塵埃が吹き飛ばされる。
【0027】なお、この実施の形態ではコ字状の互いに
対向する両側の片にエア供給通路となる貫通孔が形成さ
れているが両側の片のいずれか一方であっても良い。こ
の場合、塵埃の堆積しやすい側に形成すると良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば丁
合機の各給紙手段と前記搬送手段との間に配置される用
紙検知センサーにエアを吹き付け、用紙から発生する紙
粉や印刷で使用されるパウダーなどの塵埃を吹き飛ばす
ので、丁合機における用紙検知センサーの清掃作業の頻
度を大幅に低減することができる。
【0029】また、投光素子と受光素子とを対向して配
置したコ字状をなす保持体に、投光素子の投光部周辺お
よび受光素子の受光部周辺の塵埃を吹き飛ばすエア供給
通路を形成することにより、用紙検知センサーを狭いス
ペースに容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る丁合機の概略構成
図である。
【図2】図1の用紙検知センサー部の拡大平面図であ
る。
【図3】図1の用紙検知センサー部の横断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る丁合機の概略構
成図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る用紙検知センサ
ーの横断面図である。
【図6】従来の丁合機の概略構成図である。
【符号の説明】
1 搬送手段(搬送ベルト) 2a、2b、2c 給紙手段 3、4 ローラ 5 用紙検知センサー 5a 投光素子(発光素子) 5b 受光素子 5c 保持体 8 給紙棚 9 ローター 10 吸気ダクト 11 エア供給ダクト 13 ノズル 13a ノズルの開口部 21 ローラー 22a、22b、22c 給紙手段 23 給紙棚 24 エア供給ダクト 25 保持体 29、31 貫通孔(エア供給通路) P1、P2、P3 用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の給紙手段と、前記複数の給紙手段
    の各々から送り出された1枚ごとの各用紙を順次重ねて
    搬送する搬送手段と、前記給紙手段と前記搬送手段との
    間に配置され前記給紙手段から送出された用紙を検出す
    る用紙検知センサーとを備えた丁合機において、前記用
    紙検知センサーの用紙検出領域に吹き付けるエアを供給
    するエア供給手段を設けてなることを特徴とする丁合
    機。
  2. 【請求項2】 複数の給紙手段と、前記複数の給紙手段
    の各々から送り出された1枚ごとの各用紙を順次重ねて
    搬送する搬送手段と、前記給紙手段と前記搬送手段との
    間に配置され前記給紙手段から送出された用紙を検出す
    る用紙検知センサーと、前記給紙手段の給紙棚に積載さ
    れた用紙を捌くエアを供給するエア供給ダクトとを備え
    た丁合機において、前記エア供給ダクトに連結され前記
    用紙検知センサーの用紙検出領域に吹き付けるエアを供
    給するエア供給ダクトを設けてなることを特徴とする丁
    合機。
  3. 【請求項3】 投光素子と前記投光素子の光を受光する
    受光素子とを対向して配置したコ字状をなす保持体に前
    記投光素子の投光部周辺および前記受光素子の受光部周
    辺の少なくともいずれか一方の周辺に吹き付けるエア供
    給通路を形成してなることを特徴とする丁合機用用紙検
    知センサー。
JP9259229A 1997-08-18 1997-08-18 丁合機および丁合機用用紙検知センサー Pending JPH1159976A (ja)

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