JP2020183070A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の抑制効果を高める。【解決手段】本発明の画像形成装置の制御部は、画像形成部により画像が形成されたシートの用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に、シートが搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能をオフにした上で、画像形成部及び搬送部を動作させる制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
全世界的なエコロジーへの関心の高まりを受けて、画像形成装置メーカーにおいても環境配慮型製品の開発が求められている。例えば、特許文献1には、画像形成装置の復帰制御部が、省エネルギー状態から通常起動状態へ復帰させる復帰トリガーイベントに基づき、ユーザーの使用態様に合わせて、復帰する部位を選別して復帰させる技術が記載されている。具体的には、「印刷ジョブ」、「コピージョブ」、「スキャンジョブ」、「FAXジョブ」等の、復帰トリガーイベントとして特定されたジョブの種類に応じて、省エネルギー状態から復帰させる部位を切り替えることが記載されている。これにより、それぞれのジョブにおいて使用される可能性のある部位のみが復帰されるため、すべての部位を復帰させる場合と比較して消費電力を抑制することができる。
特開2014−49955号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、復帰トリガーイベントとして特定されたジョブと、どの部位を省エネルギー状態から復帰させるか否かについての設定を示すイベント復帰設定のデータとが、復帰設定記憶手段において一対一で対応付けられている。したがって、例えば、「印刷ジョブ」等のジョブに基づいて実施される単一の動作モード(例えば、印刷モード)においては、単一の復帰制御が行われる。それゆえ、特許文献1に記載の技術では、単一の動作モードにおいて実行される機能の種類が複数存在する場合であっても、該機能の種類に応じた復帰制御は行われないため、消費電力の抑制効果に限界があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、消費電力の抑制効果を高めることを可能にする画像形成装置、画像形成方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、印刷媒体の搬送を行う搬送部と、画像形成部及び搬送部の動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、画像形成部により画像が形成された印刷媒体の用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に、搬送部によって印刷媒体が搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能をオフにして、画像形成部及び搬送部を動作させる制御を行う。
本発明では、画像の形成後の印刷媒体の用途に応じて、搬送部によって印刷媒体が搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能がオフにされる。それゆえ、本発明によれば、消費電力の抑制効果を高めることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概要構成図である 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る用紙搬送経路情報テーブルの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能リストの構成例を示す図であるである。 本発明の一実施形態に係る設定内容の編集が可能な状態における省エネ設定画面の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る設定内容の編集が不可能な状態における省エネ設定画面の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能リストにおける特定の用途に対応づけられた各機能のON/OFFの設定例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る機能をOFFにする動作の実施の可否を問う場面で表示されるポップアップ画面の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る図8に示したポップアップ画面で「はい」が選択場合に表示される機能OFF項目設定画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置による画像形成方法の手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素は、同一の符号を付し、構成要素の重複説明は省略する。
<画像形成装置の構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置10の概要構成図である。なお、図1には、本発明の説明に必要とされる要素又はその関連要素を記載しており、本発明の画像形成装置は図1に示す例に限定されない。
画像形成装置10は、印刷ジョブに基づいて電子写真方式で用紙(印刷媒体の一例)に画像を形成可能な画像形成装置である。なお、本発明の画像形成装置は、電子写真方式で画像を形成するものに限定されず、インクジェット方式等の他の方式で画像形成を行う画像形成装置に適用されてもよい。また、本発明の画像形成装置は、画像を形成する機能を有しておればよく、例えば、印刷機能に加えてファックス機能やコピー機能等も備える複合機(MFP:Multi-Functional Peripheral)であってもよい。
図1に示すように、原稿読取部11、操作表示部12、給紙トレイ13、画像形成部14、カール調整部15、画像読取部16、後処理部17及び排紙トレイ18等を備える。
原稿読取部11は、プラテンガラス、光源、CCD(Charge Coupled Device)等により構成される。原稿読取部11は、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより不図示の原稿台上に配置された原稿の画像を読み取り、読み取った画像をA/D変換することよりデジタル画像データに変換する。ここで、画像は、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
なお、原稿読取部11は、不図示のADF(Auto Document Feeder)を備え得る。ADFは、原稿読取部11の上部に開閉可能に取り付けられ、原稿トレイに載置された原稿を1枚ずつ原稿読取部11のプラテンガラス上の原稿読取位置に自動給送する。そして、ADFは、原稿読取部11での読み取りが完了すると、該原稿を不図示の原稿排紙トレイに排出する。
操作表示部12は、液晶パネル等からなる表示部、及び、タッチセンサ等からなる操作部等を含み、表示部及び操作部はタッチパネルとして一体に形成される。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成することにより、操作部と表示部とをそれぞれ別体で構成してもよい。
操作表示部12は、操作部に入力されたユーザーからの操作の内容を表す操作信号を生成し、該操作信号を制御部100(図2参照)に供給する。例えば、ユーザーより、画像形成処理の開始を指示する操作が入力された場合には、操作表示部12は、画像形成処理を開始させる信号を生成して、制御部100に供給する。
給紙トレイ13は、画像形成部14で画像形成が行われる用紙Shを収容する容器である。給紙トレイ13から給紙された用紙Shは、搬送経路Pを通って画像形成部14に搬送される。給紙トレイ13は、例えば、用紙サイズ、色、紙質の異なる用紙Shを収容する複数のトレイからなる。
また、給紙トレイ13には、ヒーター等よりなる除湿部131が設けられる。除湿部131による除湿が行われることにより、用紙Shのカールや波うちを軽減したり、用紙Shの湿気に起因する画像の抜けの発生を防いだりすることができる。したがって、除湿部131による除湿が行われることにより、用紙Shに形成される画像の高画質化を図ることができる。高画質な出力を要しない用途においては、制御部100のCPU101(図2参照)が除湿機能(除湿部131の動作)をOFFにすることにより、画像形成装置10の省電力化を図ることができる。
画像形成部14は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成するための、4つの画像形成ユニット141Y,141M,141C及び141Kを備える。画像形成ユニット141Y,141M,141C及び141Kはそれぞれ、帯電部、LED書き込みユニット(レーザ光源)(いずれも図示略)、感光体ドラム及び現像部を備える。現像部は、感光体ドラムの表面(外周部)に潜像を形成するとともに、該潜像に不図示の現像器から供給されたトナーを付着させる。これにより、感光体ドラム上にトナー画像が形成される。
また、画像形成部14は、中間転写ベルト142、2次転写部143、除電部144及び定着部145を備える。中間転写ベルト142は、各色の感光体ドラムに形成された各トナー画像が一次転写されるベルトである。2次転写部143は、中間転写ベルト142上に1次転写された各色のトナー画像を、搬送経路P上を搬送された用紙Shに2次転写するローラーである。
除電部144は、例えば、針状の形状を有し、用紙搬送方向における2次転写部143の下流側に設けられる。除電部144が、トナーと同極性の除電バイアスを用紙Shに印加することにより、除電部144による除電領域に到達した用紙Shの裏面の電荷が除去される。除電部144による除電が行われることにより、2次転写後の用紙Shの2次転写部143からの分離不良の発生を防ぐことができる。つまり、用紙Shの画質を向上させることができる。画像形成後の用紙Shの保管を要しない用途においては、制御部100のCPU101が除電機能(除電部144による除電の動作)をOFFにすることにより、省電力化を図ることができる。
定着部145は、2次転写部143で用紙Shに転写されたトナー画像を、用紙Sh上に定着させる定着処理を行う。定着部145によるトナー画像の定着処理は、トナー画像が転写された用紙Shを押圧及び加熱することにより行われる。定着部145によって加熱された用紙Shから水分が蒸発することにより、用紙Shがカールしたり、用紙Shに波うちが発生したりすることがある。このような用紙Shのカール及び/又は波うちは、用紙搬送方向における定着部145の下流に配置されたカール調整部15により矯正される。
カール調整部15は、例えば、ローラー151a、151b、152、及び、用紙Shを搬送する搬送ベルト153等を含む。搬送ベルト153は、ローラー151a及び151bに巻回され、ローラー151a及び151bによって回転支持される。ローラー152は、搬送ベルト153の表面外側の、搬送ベルト153を下方から押圧可能な位置に、上下方向に移動可能な形態で配置される。これにより、搬送ベルト153及びローラー152の接触部分において、湾曲した搬送経路が形成される。この湾曲した搬送経路を用紙Shが通過することにより、用紙Shに発生したカールや波うち等が矯正される。
ローラー152が上方に移動する場合、ローラー152の搬送ベルト153への食い込みは強くなるため、搬送経路の湾曲は強くなる。つまり、用紙Shのカール調整強度は高くなる。一方、ローラー152が下方に移動する場合、ローラー152の搬送ベルト153への食い込みは弱くなるため、搬送経路の湾曲は弱くなる。つまり、用紙Shのカール調整強度は低くなる。制御部100は、カール調整の調整値に応じてローラー152の位置を変更することにより、カール調整強度を調整する。画像形成後の用紙Shの保管を要しない用途においては、制御部100がローラー調整機能をOFFにする(用紙Shの搬送経路を、カール調整部15を通過しない経路に切り替える)ことにより、省電力化を図ることができる。
画像読取部16は、CCD等のイメージセンサと、不図示の走査制御部等を備える。画像読取部16は、走査制御部による制御に基づいて、搬送経路Pを搬送される用紙Shを走査し、読み取り画像を取得する。読み取り画像は、後述の画像検出部150(図2参照)に出力される。なお、本実施形態では、画像読取部16が画像形成装置10の内部に組み込まれる例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。画像の読み取りを行う画像読取装置が、画像形成装置と別の装置として設けられる構成としてもよい。
後処理部17は、画像形成部14で画像が形成された用紙について印刷ジョブに含まれる印刷設定に基づいて後処理を実行する。後処理部17によって実行される後処理には、例えば、用紙の束をステープルで綴じるステープル処理、用紙の端部にファイリング用の穴をあけるパンチ穴あけ処理、用紙を束ねて本の形に成形するくるみ製本処理、用紙を折る折り加工処理、および用紙の端部を切断するトリマ処理等がある。
排紙トレイ18は、搬送経路Pを搬送されてきた用紙Shが排出されるトレイであり、用紙整形機能及びトレイ昇降機能を有する。用紙整形機能では、一連の出力物をまとめる目的で、画像形成装置10から排紙された用紙Shのソートや、ソートが行われた用紙Shのジョブ単位又は部数単位でのシフトなどが行われる。トレイ昇降機能では、排紙トレイ18に排出される用紙Shの量(枚数)に応じて、不図示のトレイ駆動用のモーターが動作することにより、排紙トレイ18が昇降する。
排紙トレイ18に排紙される用紙Shの出力枚数が少なくなる(所定の枚数以下になる)用途においては、制御部100のCPU101が用紙整形機能をOFFにすることにより、省電力化を図ることができる。所定の枚数は、例えば、排紙トレイ18における用紙整形機能が動作する閾値に設定されている枚数である。
また、排紙トレイ18に排紙される用紙Shの出力枚数が少なくなる(所定の枚数以下になる)用途において、制御部100のCPU101がトレイ昇降機能をOFFにすることにより、省電力化を図ることができる。所定の枚数は、例えば、排紙トレイ18の昇降機能が動作する閾値に設定されている枚数である。
<画像形成装置の制御系の構成例>
次に、図2を参照して、画像形成装置10の制御系の構成例について説明する。図2は、画像形成装置10の制御系の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、制御部100、ネットワーク制御部110、操作表示部12、給紙部120、用紙搬送部130(搬送部の一例)、原稿読取部11、RIP(Raster Image Processor)部140、画像形成部14、画像読取部16、画像検出部150、後処理部17及び排紙制御部160等を含む。これらは、内部バスBを介して相互に通信可能に接続されている。
制御部100は、内部バスBを介して接続される上記各部の動作を制御する。図2に示すように、制御部100は、CPU101、メモリ102、記憶部103及び通信制御部104等を含む。
CPU(Central Processing Unit)101は、プログラムに従って、内部バスBを介して接続される上記各部の動作の制御や各種の演算処理を行う。画像形成装置10の各機能は、対応するプログラムをCPU101が実行することによって発揮される。CPU101は、自身が複数の処理を同時に実行できるように、マルチコアに構成されてもよい。
例えば、CPU101は、予め設定された用紙搬送経路情報テーブルTに基づいて、「コピー」、「プリント」、「インライン測定プリント」、「スキャン」等の各動作モードにおける各部の動作を制御する。用紙搬送経路情報テーブルTは、画像形成装置10の各動作モードと、該動作モードにおいて動作する部との対応が記された情報であり、例えば、記憶部103等に記憶される。用紙搬送経路情報テーブルTについては、後述の図3を参照して詳述する。
また、例えば、CPU101は、画像形成部14により画像が形成された用紙Shの用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に、用紙搬送部130によって用紙Shが搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能をOFFにした上で、画像形成部14及び用紙搬送部130を動作させる制御を行う。
後の工程における使用が想定されない用途には、例えば、高画質な出力を要しない用途、画像の形成後の用紙Shの保管を要しない用途、用紙Shの出力枚数が所定の枚数以下となる用途等がある。これらの用途の具体例には、例えば、画像形成装置10の調整機能の動作確認用の印刷用途、画像形成装置10の保守実行時の印刷用途、テスト印刷の用途、画像形成装置10の設定情報の印刷用途、ログの印刷用途、エラー情報の印刷用途等がある。
用紙搬送部130によって用紙Shが搬送される過程において実行される複数の機能には、例えば、排紙トレイ18における用紙整形機能、排紙トレイ18の昇降機能、用紙Shのカール調整機能、用紙Shの除湿機能、及び、画像形成部14における除電機能等がある。これらの各機能と、画像形成装置10の用途とは、予め、機能リストLとして記憶部103等に記憶される。機能リストLについては、後述の図4を参照して詳述する。
メモリ102は、各種プログラムや各種データなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)等で構成される。メモリ102は、例えば、CPU101がプログラムに従って各部の動作の制御や各種の演算処理を行った結果を記憶する。
記憶部103は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等で構成され、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや各種データなどを格納する。記憶部103には、原稿データについてのオブジェクトの種類、数、解像度、データ容量、フォントタイプのほか、RIP後のデータ容量などが記憶される。また、記憶部103には、上述した用紙搬送経路情報テーブルTや機能リストLなども記憶される。
通信制御部104は、画像形成部14等の各部と内部バスBを介して通信するための画像形成装置10内のインターフェースである。
ネットワーク制御部110は、ネットワークNを介して接続される端末装置50等の外部機器と通信を行うためのインターフェースである。ネットワーク制御部110は、例えば、端末装置50から送信された印刷ジョブを受信する。
ネットワーク制御部110には、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格によるネットワークインターフェースや、シリアルインターフェース、パラレルインターフェース、無線通信インターフェースなどを用いることができる。シリアルインターフェースには、例えば、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等がある。パラレルインターフェースには、例えば、SCSI(Small Computer System Interface)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1284等がある。無線通信インターフェースには、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF(Radio Frequency)、IrDA(Infrared Data Association)等がある。
操作表示部12は、タッチパネル、テンキー等を備え、ユーザーによる各種設定の入力および各種情報の表示に使用される。給紙部120は、給紙トレイ13に収容された用紙を1枚ずつ搬送経路P(図1参照)に送り出す。例えば、給紙部120は、印刷の用途毎等に応じて、これらの複数のトレイの中から最適なトレイを選択する。
用紙搬送部130は、給紙部120から供給される用紙Shの画像形成部14への搬送、画像形成部14により画像が形成された用紙Shの排紙トレイ18への搬送を行う。原稿読取部11は、原稿台上の原稿の画像を読み取り、読み取った画像をA/D変換器によりデジタル画像データに変換する。
RIP部140は、印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタデータに変換するRIP処理(ラスタライズ処理)を実行する。画像形成部14は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真方式のプロセス等の周知の作像プロセスを用いて、ネットワーク制御部110を介して受信した原稿データや、通信制御部104を介して制御部100から受信した原稿データに基づく画像を、用紙Sh上に印刷する。
画像読取部16は、搬送経路Pを搬送される用紙Shを走査し、読み取り画像を取得する。画像検出部150は、画像読取部16が取得した読み取り画像に対して、インライン測定を実施する。画像検出部150は、インライン測定として、例えば、光の波長ごとに計測可能なスペクトル方式(分光光度計)の測色を行い、測色値(L*a*b*値、XYZ値など)を出力する。
後処理部17は、画像形成部14で画像が形成された用紙Shについて印刷ジョブに含まれる印刷設定に基づいて後処理を実行する。排紙制御部160は、排紙トレイ18の用紙整形機能、昇降機能等の動作を制御する。
<用紙搬送経路情報テーブルの構成>
次に、図3を参照して、制御部100のCPU101が制御の際に参照する用紙搬送経路情報テーブルTの構成について説明する。図3は、用紙搬送経路情報テーブルTの構成例を示す図である。
用紙搬送経路情報テーブルTでは、画像形成装置10の各動作モードと、該動作モードにおいて動作する部とが対応付けられている。図3に示す例では、画像形成装置10の各動作モードとして、「コピー」、「プリント」、「インライン測定プリント」及び「スキャン」の各項目が記載されている。各動作モードにおいて動作する部としては、「給紙部」、「原稿読取部」、「画像形成部」、「画像検出部」及び「後処理部」の各項目が記載されている。用紙搬送経路情報テーブルTにおいて、対応する動作モードで動作する部には丸印が付与されており、対応する動作モードにおいては動作しない部にはバツ印が付与されている。
例えば、制御部100の通信制御部104が「コピー」を指示した印刷ジョブを受信した場合、CPU101は、用紙搬送経路情報テーブルTにおいて丸印が付与されている「給紙部」、「原稿読取部」、「画像形成部」及び「後処理部」を動作させる。そして、CPU101による制御に基づいて、原稿読取部11が原稿の画像を読み取り、読み取った画像を画像形成部14が給紙部120から搬送された用紙Sh上に印刷する。その後、画像形成部14で画像が形成された用紙Shに後処理部17が後処理を実行し、後処理が実行された用紙Shは、排紙トレイ18から排紙される。
また、例えば、制御部100の通信制御部104が「プリント」を指示した印刷ジョブを受信した場合、CPU101は、用紙搬送経路情報テーブルTにおいて丸印が付与されている「給紙部」、「画像形成部」及び「後処理部」を動作させる。そして、CPU101による制御に基づいて、画像形成部14が、用紙搬送部130によって搬送された用紙Sh上に、原稿データに基づく画像を形成する。その後、画像形成部14で画像が形成された用紙Shに後処理部17が後処理を実行し、後処理が実行された用紙Shは、排紙トレイ18から排紙される。
また、例えば、制御部100の通信制御部104が「インライン測定プリント」を指示した印刷ジョブを受信した場合、CPU101は、用紙搬送経路情報テーブルTにおいて丸印が付与されている「給紙部」、「画像形成部」、「画像検出部」及び「後処理部」を動作させる。そして、CPU101による制御に基づいて、画像形成部14が、用紙搬送部130によって搬送された用紙Sh上に、原稿データに基づく画像を形成する。その後、画像検出部150が、画像形成部14で画像が形成された用紙Shの画像を検出してインライン測定を実施し、画像検出部150によって画像が検出された用紙Shに、後処理部17が後処理を実行する。後処理が実行された用紙Shは、排紙トレイ18から排紙される。
また、例えば、制御部100の通信制御部104が「スキャン」を指示した印刷ジョブを受信した場合、CPU101は、用紙搬送経路情報テーブルTにおいて丸印が付与されている「原稿読取部」を動作させる。そして、CPU101による制御に基づいて、原稿読取部11が原稿の画像を読み取り、読み取った画像をデジタル画像データに変換する。
<機能リストの構成>
次に、図4を参照して、制御部100のCPU101が制御の際に参照する機能リストLの構成について説明する。図4は、機能リストLの構成例を示す図である。
機能リストLでは、画像形成装置10の各動作モードと、該動作モードで動作する部における各機能とが対応付けられている。図4に示す例では、画像形成装置10の各動作モードとして、「コピー」、「プリント」及び「インライン測定プリント」の各項目が記載されている。各動作モードにおいて動作する部としては、「給紙部」、「原稿読取部」、「画像形成部」、「画像検出部」及び「後処理部」の各項目が記載されている。
また、該動作モードで動作する部における各機能(用紙搬送部130によって用紙Shが搬送される過程において実行される複数の機能の一例)としては、「給紙部」には「給紙」及び「除湿」の各機能が対応付けられており、「原稿読取部」には「原稿読取」の機能が対応付けられている。「画像形成部」には「画像形成」、「除電」及び「カール調整」の各機能が対応付けられており、「画像検出部」には「画像検出」の機能が対応付けられている。「後処理部」には、「後処理」、「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各機能が対応付けられている。機能リストLにおいて、対応する動作モードで有効化(ON)される機能には丸印が付与されており、対応する動作モードにおいては無効化(OFF)される機能にはバツ印が付与されている。
例えば、制御部100の通信制御部104が「コピー」を指示した印刷ジョブを受信した場合、CPU101は、機能リストLにおいて丸印が付与されている「給紙」、「除湿」、「原稿読取」、「画像形成」、「除電」、「カール調整」、「後処理」、「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各機能をONにし、「画像検出」の機能はOFFにする。
また、例えば、制御部100の通信制御部104が「プリント」を指示した印刷ジョブを受信した場合、CPU101は、機能リストLにおいて丸印が付与されている「給紙」、「除湿」、「画像形成」、「除電」、「カール調整」、「後処理」、「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各機能をONにし、「原稿読取」及び「画像検出」の各機能はOFFにする。
また、例えば、制御部100の通信制御部104が「インライン測定プリント」を指示した印刷ジョブを受信した場合、CPU101は、機能リストLにおいて丸印が付与されている「給紙」、「除湿」、「画像形成」、「除電」、「カール調整」、「画像検出」、「後処理」、「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各機能をONにし、「原稿読取」の機能はOFFにする。
機能リストLにおける各機能のON/OFFの設定は、画像形成後の用紙Shの用途によって異なる。機能リストLにおける各機能のON/OFFの設定と、画像形成後の用紙Shの用途との対応は、予め固定的に設定されていてもよく、ユーザーにより設定されてもよい。
ユーザーによる設定を受け付ける場合、ユーザーからの指示は、例えば、操作表示部12(図1参照)の操作部や端末装置50の操作部(図示略)に表示したUI(User Interface)等を介して受け付けることができる。ユーザーによる指示は、操作表示部12の操作部や端末装置50の操作部(図示略)に対する操作入力によって行われる。ここで、図5及び図6を参照して、用途毎の機能のON/OFFの設定を受け付ける画面の一例である省エネ設定画面の構成について説明する。
図5は、設定内容の編集が可能な状態における省エネ設定画面の構成例を示す図であり、図6は、設定内容の編集が不可能な状態における省エネ設定画面の構成例を示す図である。図5及び図6に示すように、省エネ設定画面の上部には、「編集する機能の選択」の説明が付されたリストボックスLbが配置されている。リストボックスLbには、「コピー」、「プリント」及び「インライン測定プリント」の各アイテムが表示されている。そして、図5及び図6に示す例では、そのうちの「プリンタ」が選択されている。
省エネ設定画面の下部には、「省エネ設定」の文字が記載されたチェックボックスCbが配置されている。チェックボックスCbの下部には、用途毎の機能のON/OFFを設定可能な設定リストLtが配置されている。チェックボックスCbにチェックが入っている場合、設定リストLtの編集が可能となり、チェックが外れている場合は、設定リストLtの編集は不可となる。
設定リストLtでは、用紙Shの用途と、OFFすることが可能な機能とが対応付けられている。用紙Shの用途としては、「Adjustment」、「Maintenance」、「TestPage」、「SamplePage」、「ConfigurationPage」、「Log」及び「ErrorPage」の各項目が記載されている。
「Adjustment」は、画像形成装置10の各種調整機能の動作状態を確認する用途であり、「Maintenance」は、画像形成装置10に対する保守実行内容を確認する用途である。「TestPage」は、OSや画像形成装置10などに搭載されたテスト印刷機能によるテスト印刷を行う用途であり、「SamplePage」は、画像の特定部分のみを対象としたテスト印刷を行う用途である。「ConfigurationPage」は、画像形成装置10の各種設定情報を確認する用途であり、「Log」は、画像形成装置10の実行したジョブのログ等を確認する用途であり、「ErrorPage」は、ジョブのRIPエラー等の各種エラー情報の確認を行う用途である。なお、これらの機能は一例であり、OFFをすることが可能な機能として、これら以外の機能が設けられてもよい。
また、画像形成装置10の機能としては、「除湿」、「除電」、「カール調整」、「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各項目が記載されている。設定リストLtにおいて、対応する機能においてOFFすることが可能な機能に対しては、「OFF可」と記載されている。ユーザーは、チェックチェックボックスCbにチェックを入れて編集を有効にした後に、用途毎の機能ON/OFFの設定を変更することができる。
図6には、チェックボックスCbのチェックが外れている場合における、用途毎の機能ON/OFF設定テーブルT2の構成例を示している。図6に示すように、チェックボックスCbのチェックが外れている場合には、設定リストLtはグレーアウトされ、ユーザーによる操作を受け付けなくなる。
設定リストLtの下方にはOKボタンB1及びキャンセルボタンB2が配置されている。ユーザーによりOKボタンB1が押下された場合には、設定リストLtにおける設定内容が確定され、キャンセルボタンB2が押下された場合には、設定リストLtにおける設定内容はキャンセルされる。
画像形成装置10の制御部100のCPU101は、予め固定的に設定された情報、又は、図5(及び図6)に示した省エネ設定画面等のUIを介してユーザーにより設定された情報に基づいて、用紙Shの用途に対応する機能リストLの内容を更新する。例えば、ネットワーク制御部110又は通信制御部104が受信した印刷ジョブにおいて指定されている用途が「Adjustment」である場合、CPU101は、機能リストLにおける「Adjustment」に対応づけられた各機能をON又はOFFする。
ここで、図7を参照して、機能リストLにおける特定の機能に対応づけられた各機能のON/OFFの設定例について説明する。図7は、機能リストLにおける特定の用途(Adjustment)に対応づけられた各機能のON/OFFの設定例を示す説明図である。
ここでは、画像形成装置10の制御部100のCPU101が、省エネ設定画面等を介してユーザーから受け付けた設定内容に基づいて、機能リストLの各機能のON/OFFを設定する例を挙げる。図5に示した省エネ設定画面においては、「Adjustment」に対応する機能のうち、「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各機能が「OFF可」に設定されている。したがって、CPU101は、図7に示すように、機能リストLの「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各項目をOFF(図中ではバツ印で示される)にする。
なお、所定の用途において機能をOFFにする動作自体を実施するか否かを、操作表示部12や、端末装置50の表示部(図示略)に表示させたUI等を介して、ユーザーにより設定させてもよい。図8は、機能をOFFにする動作の実施の可否(実行/非実行)を問う場面で表示されるポップアップ画面Sc2の構成例を示す図である。図8に示すポップアップ画面Sc2には、「Adjustment中の機能OFFが設定されています 設定の確認と変更を行いますか」のメッセージが表示され、その下方に、「はい」ボタンB3及び「いいえ」ボタンB4のボタンが配置されている。ユーザーは、この画面において「はい」ボタンB3を押下する事により、「Adjustment」の用途においてOFFされる機能の確認及び変更を行うことができる。
図9は、図8に示したポップアップ画面Sc2で「はい」が選択場合に表示される機能OFF項目設定画面Sc3の例を示す図である。図9に示す機能OFF項目設定画面Sc3には、「Adjustment中の機能OFFが設定されています 機能OFF項目の設定ができます」のメッセージが表示され、その下方に、OFFにすることが可能な機能を選択できるチェックボックスが配置されている。
図9に示す例では、OFF可能な機能として、「用紙整形」、「トレイ昇降」、「カール調整」、「除湿」、「除電」の各項目が表示されており、これらのうちの「用紙整形」及び「トレイ昇降」のチェックボックスにチェックが入っている。ユーザーは、Adjustmetの機能を実施する際にOFFしたい機能のチェックボックスにチェックを入れることにより、該機能をOFFすることができる。
機能OFF項目設定画面Sc3の下方にはOKボタンB5及びキャンセルボタンB6が配置されている。ユーザーによりOKボタンB5が押下された場合には、機能OFF項目設定画面Sc3における設定内容が確定され、キャンセルボタンB6が押下された場合には、機能OFF項目設定画面Sc3における設定内容はキャンセルされる。
<画像形成装置による画像形成方法>
次に、図10を参照して、本実施形態に係る画像形成装置10による画像形成方法について説明する。図10は、画像形成装置10による画像形成方法の手順の例を示すフローチャートである。
まず、画像形成装置10の制御部100のCPU101は、ネットワーク制御部110又は通信制御部104を介して、画像形成指示を含む印刷ジョブを受信したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1で、画像形成指示を受信していないと判定された場合(ステップS1がNO判定の場合)、CPU101はステップS1の判定を繰り返す。
一方、ステップS1で、画像形成指示を受信したと判定された場合(ステップS1がYES判定の場合)、CPU101は、用紙搬送経路情報テーブルT(図3参照)より用紙搬送経路情報を取得する(ステップS2)。例えば、画像形成指示としてコピーが指示された場合には、CPU101は、用紙搬送経路情報として、コピーの実行時に動作する部は、給紙部120、原稿読取部11、画像形成部14、後処理部17であるという情報を取得する。
次いで、CPU101は、ステップS2で取得した用紙搬送経路情報に基づいて、機能リストL内の該当する機能をすべてONにする(ステップS3)。例えば、CPU101は、ステップS2で取得した用紙搬送経路情報に基づいて、給紙部120、原稿読取部11、画像形成部14、後処理部17のすべての機能をONにする。これにより、用紙Shが搬送される過程において実行されるすべての機能が、通常のモードで動作する。
次いで、CPU101は、画像形成指示に基づき画像形成を行う用紙Shの用途が、所定の用途であるか否かを判定する(ステップS4)。所定の用途とは、後の工程における使用が想定されない用途であり、上述した「Adjustment」、「Maintenance」、「TestPage」、「SamplePage」、「ConfigurationPage」、「Log」、「ErrorPage」等が該当する。
ステップS4で、用紙Shの用途は所定の用途であると判定された場合(ステップS4がYES判定の場合)、CPU101は、所定の用途において実施が不要な機能の確認が完了したか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5で、不要な機能が含まれているか否かの確認は完了していないと判定された場合(ステップS5がNO判定の場合)、CPU101は、機能リストL内に不要な機能が含まれているか否かの確認を行う(ステップS6)。不要な機能とは、例えば、図5(及び図6)に示した省エネ設定画面おいて「OFF可」の設定が行われた機能である。
ステップS6で、不要な機能が含まれていると判定された場合(ステップS6がYES判定の場合)、CPU101は、機能リストL内の不要な機能をOFFにする(ステップS7)。例えば、ステップS4で判定した所定の用途が「Adjustment」である場合、CPU101は、図5(及び図6)に示した省エネ設定画面おいて「OFF可」に設定されている「用紙整形」及び「トレイ昇降」の各機能を、機能リストLにおいてOFFにする。ステップS7の処理後、又は、ステップS6がNO判定の場合、CPU101は、ステップS5の判定を繰り返す。
ステップS4で、画像形成指示に基づき画像形成を行う用紙Shの用途は所定の用途でないと判定された場合(ステップS4がNO判定の場合)、又は、ステップS5がYES判定の場合、CPU101は、機能リストLの設定内容に基づいて、用紙Shが搬送される経路上の機能のON/OFFを設定する(ステップS8)。用紙Shが搬送される経路上の機能とは、すなわち、用紙Shが搬送される過程において実行される機能である。
次いで、CPU101による制御に基づき、画像形成部14(図2参照)が、給紙部120で給紙されて用紙搬送部130により搬送された用紙Shに対して、原稿データに基づいて、画像形成処理を行う(ステップS9)。
次いで、CPU101による制御に基づき、後処理部17は、画像形成部14で画像が形成された用紙Shについて、印刷ジョブに含まれる印刷設定に基づいて、後処理を実行する(ステップS10)。次いで、CPU101による制御に基づき、後処理部17による後処理が実行された用紙Shが、排紙トレイ18(図1参照)から排紙される(ステップS11)。このとき、機能リストLが、図7に示す設定内容であった場合には、排紙トレイ18における用紙整形及びトレイ昇降は実行されない。ステップS11の処理後、処理は終了する。
上述した実施形態では、画像形成装置10の制御部100のCPU101は、画像形成部14により画像が形成された用紙Shの用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に、用紙搬送部130によって用紙Shが搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能をオフにした上で、画像形成部14及び用紙搬送部130を動作させる制御を行う。それゆえ、本実施形態によれば、画像の形成後の用紙Shの用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に消費電力が節減されるため、消費電力の抑制効果を高めることができる。
また、上述した実施形態において、画像の形成後の工程における使用が想定されない用途は、用紙Shの高画質な出力を要しない用途、画像の形成後の用紙Shの保管を要しない用途、用紙Shの出力枚数が所定の枚数以下となる用途のうちの少なくとも1つを含む。それゆえ、本実施形態によれば、用紙Shの用途がこれらのうちのいずれかである場合に、一部の機能がオフにされるため、消費電力の抑制効果を高めることができる。
また、上述した実施形態において、CPU101によってOFFされる機能は、排紙トレイ18における用紙整形機能、排紙トレイ18の昇降機能、用紙Shのカール調整機能、用紙Shの除湿機能、及び、画像形成部14における除電機能のうちの少なくとも1つを含む。そして、本実施形態では、これらの機能が停止されることによる影響が少ない用途においてこれらのうちの少なくとも一つの機能が停止されるため、消費電力の抑制効果を高めることができる。
また、上述した実施形態において、画像の形成後の工程における使用が想定されない用途は、画像形成装置10の調整機能の確認用の用途、画像形成装置10の保守実行内容の確認用途、テスト印刷の用途、画像形成装置10の設定情報の印刷用途、ログの印刷用途、エラー情報の印刷用途のうちの少なくとも1つを含む。それゆえ、本実施形態では、用紙Shの用途がこれらのうちのいずれかである場合に、一部の機能がオフにされるため、消費電力の抑制効果を高めることができる。
また、上述した実施形態では、画像の形成後の工程における使用が想定されない用途の種類、及び/又は、CPU101によってオフされる機能の種類は、ユーザーにより設定される。それゆえ、本実施形態によれば、ユーザーは、一部の機能をオフにする際の判断基準となる用紙Shの用途の種類、及び/又は、オフしてもよい機能の種類を、業務内容や好み等に応じて自由に設定することができる。
なお、本発明は上述した各種実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得る。例えば、画像形成装置10の制御部100のCPU101が一部の機能をOFFにする制御を行う際に、その旨を操作表示部12の画面等を介してユーザーに通知してもよい。
また、図2中に実線で示す制御線や情報線等は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10…画像形成装置、12…操作表示部、13…給紙トレイ、14…画像形成部、15…カール調整部、16…画像読取部、17…後処理部、18…排紙トレイ、100…制御部、101…CPU、120…給紙部、130…用紙搬送部、131…除湿部、140…RIP部、144…除電部、150…画像検出部

Claims (9)

  1. 印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記印刷媒体の搬送を行う搬送部と、
    前記画像形成部及び前記搬送部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部により画像が形成された前記印刷媒体の用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に、前記搬送部によって前記印刷媒体が搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能をオフにして、前記画像形成部及び前記搬送部を動作させる制御を行う、
    画像形成装置。
  2. 前記画像形成部により画像が形成された工程における使用が想定されない用途は、前記印刷媒体の高画質な出力を要しない用途、前記画像形成部により画像が形成された前記印刷媒体の保管を要しない用途、前記印刷媒体の出力枚数が所定の枚数以下となる用途のうちの少なくとも1つを含む
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部によってオフされる機能は、前記印刷媒体が排紙される排紙トレイにおける前記印刷媒体の整形機能、前記排紙トレイの昇降機能、前記印刷媒体のカール調整機能、前記印刷媒体の除湿機能、及び、前記画像形成部における除電機能のうちの少なくとも1つを含む
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部により画像が形成された工程における使用が想定されない用途は、前記画像形成装置の調整機能の確認用の用途、前記画像形成装置の保守実行内容の確認用途、テスト印刷の用途、前記画像形成装置の設定情報の印刷用途、ログの印刷用途、エラー情報の印刷用途のうちの少なくとも1つを含む
    請求項2又は3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部により画像が形成された工程における使用が想定されない用途、及び/又は、前記制御部によってオフされる機能は、操作部に対するユーザーの入力操作により設定される
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記一部の機能をオフする場合、前記一部の機能をオフする旨をユーザーに報知する制御を行う
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送部が前記印刷媒体を搬送する過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能がオフにされた状態で、前記制御部が前記画像形成部及び前記搬送部を動作させる制御の実行又は非実行の設定は、操作部に対するユーザーの入力操作により行われる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記印刷媒体の搬送を行う搬送部と、前記画像形成部及び前記搬送部の動作を制御する制御部と、を備えた画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記画像形成部により前記画像が形成された前記印刷媒体の用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に、前記印刷媒体が搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能をオフにして、前記画像形成部及び前記搬送部を動作させる手順を含む
    画像形成方法。
  9. 印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記印刷媒体の搬送を行う搬送部と、前記画像形成部及び前記搬送部の動作を制御する制御部と、を備える画像形成装置で動作するプログラムであって、
    前記画像形成部により前記画像が形成された前記印刷媒体の用途が、後の工程における使用が想定されない用途である場合に、前記印刷媒体が搬送される過程において実行される複数の機能のうちの一部の機能をオフにして、前記画像形成部及び前記搬送部を動作させる制御を行う手順を含む
    プログラム。
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