JP2012179895A - 印刷装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】実行する印刷ジョブの処理内容に応じて、接続された各装置に対して供給する電力を装置ごとに詳細に制御する印刷装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本印刷装置は、実行する印刷ジョブの処理内容を解析し、解析結果に従って、複数の給紙装置及び複数の後処理装置のそれぞれを個別に、各装置に設けられた電源を制御することにより、通常の電力を供給する稼動状態、記録媒体を搬送するために必要となる電力のみを供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明はPOD市場で要求される成果物を大量に印刷するための高速な印刷装置、その制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、大容量の用紙を積載する給紙装置や、印刷した用紙に対して、冊子綴じ、袋とじ、パンチ穴開け、用紙の端部を切り落とすトリミング、簡易製本などの後処理を実行する後処理装置を備えた印刷装置がある。(特許文献1参照)このような印刷装置は、主にPrint On Demand(POD)向けの装置として使用される。このような印刷装置では、生産性を上げるために、上記給紙装置や後処理装置の全てを通常の電力状態で動作させていることが一般的である。
特開2008−180900号公報
しかしながら、従来の印刷装置では、印刷ジョブによっては使わない装置があるにもかかわらず、必ずしも有効な省電力化が図られていない。例えば、給紙する給紙カセットの位置や、実行する後処理の種類によっては、通常の電力状態で動作させる必要のない給紙装置や後処理装置がある。しかし、上記従来技術では、印刷装置で印刷を行う場合に、全ての装置の電源をOnに制御しているため、印刷ジョブによっては使わない装置における消費電力量が必要以上に大きくなってしまっている。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、実行する印刷ジョブの処理内容に応じて、接続された各装置に対して供給する電力を装置ごとに詳細に制御する印刷装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の給紙装置と複数の後処理装置とが接続された印刷装置であって、実行する印刷ジョブの処理内容を解析する解析手段と、前記解析手段の解析結果に従って、前記複数の給紙装置及び前記複数の後処理装置のそれぞれを個別に、各装置に設けられた電源を制御することにより、通常の電力を供給する稼動状態、記録媒体を搬送するために必要となる電力のみを供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態に制御する電源制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、実行する印刷ジョブの処理内容に応じて、接続された各装置に対して供給する電力を装置ごとに詳細に制御する印刷装置及びその制御方法を提供できる。
第1の実施形態におけるシステムの構成図である。 第1の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第1の実施形態におけるプリントジョブのフローを示した図である。 第1の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第1の実施形態における省電力化のフローを示した図である。 第1の実施形態における省電力化のフローを示した図である。 第2の実施形態における印刷ジョブのフローを示した図である。 第3の実施形態におけるシステムの構成図である。 第3の実施形態におけるシステムの制御構成図である。 第3の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第3の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第3の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第3の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第3の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第3の実施形態におけるユニットの構成を示した図である。 第3の実施形態におけるプリントジョブのフローを示した図である。 第3の実施形態における省電力化のフローを示した図である。 第3の実施形態における省電力化のフローを示した図である。 第3の実施形態における消費電力化の変化を示した図である。 第3の実施形態における電力量の例を示した図である。 第3の実施形態における消費電力の差分を示した図である。 第4の実施形態におけるプリントジョブのフローを示した図である。 第4の実施形態における消費電力化の変化を示した図である。 第2及び第4の実施形態におけるユニットの稼働状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
<印刷システムの構成>
以下では、図1乃至図6を参照して、第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本発明における印刷システムの構成例について説明する。101は、画像を生成するコントローラ102とプリンタ部120からなる印刷装置の一例であるMFP(Multi Function Peripheral)を示す。MFP101は、LAN130等のネットワークを介してPC131に接続される。MFP101は、コントローラ102及びプリンタ部120に加えて、ネットワークI/F119、表示装置150、入力装置151、スキャナ152、RAM140、HDD制御部141及びHDD142を備える。
ネットワークI/F119は、ホストPC131のプリンタドライバ132が生成した印刷データ等の受信を行う。コントローラ102は、CPU103、ハードレンダラ110、画像処理部112及びプリンタエンジン制御部113を備える。CPU103のインタプリタ104は受信した印刷データのページ記述言語であるPDLを解釈し、中間言語データ105を生成する。ハードレンダラ110は生成した中間言語データ105からラスター画像111を生成する。画像処理部112はラスター画像111やスキャナ152で読み込んだ画像に対して画像処理を行う。プリンタエンジン制御部113は後述するプリンタ部120からのステータスを受信して起動、用紙搬送などのコマンドを発行する。RAM140は上記CPU103のワーク領域として使用されるメモリである。141は文書ファイルや上記ラスター画像111をHDDへ格納するためのHDD制御部である。142は文書データを格納するためのHDDである。制御データ106はユーザからドライバ132を介して設定された枚数や用紙(記録媒体)のサイズ、用紙メディアの種類、後処理工程で使用するフィニッシャーの設定などに関する情報である。制御データ106は、HDD142に格納されており、必要なときに、CPU103によってHDD142から読み出される。
コントローラ102と接続されたプリンタ部120はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の有色トナーを用いて用紙上に出力データを形成するプリンタである。プリンタ部120は、画像を用紙上に形成する機能を有し、紙の給紙を行う給紙部160と、出力用紙の後述する処理工程を行う後処理部123に接続可能である。POD向けの印刷装置は、大量の用紙を用いて印刷を行うことができ、また、多種のサイズや種類の用紙を給紙できるようにするために、給紙部160として複数の給紙装置を接続することができる。
プリンタ部120には図示していないAC電源経路から三相3線などで高圧電源116が入力され、変換器124によって電圧変換される。アクセサリ制御部126は変換器124によって変換された電源を、コントローラ102からの制御信号122に基づいて各装置(各給紙装置及び各後処理装置)に供給する電源ライン123のOn/Off制御を行う。AC/DC変換部125は、CPU103等を駆動するために低い電圧まで降下させてコントローラ102へ供給するDC電源121を生成する。
後処理部123は、印刷された用紙に対して中綴じ製本処理を行うるバインダ、綴じ用の穴をあけるパンチャ、区切り用紙を挿入するインサータ、用紙端部を切断するトリマなどを備える。スタッカは後処理工程を、図示していない専用のオフライン装置で行うため、一時的に印刷されたシートを積載しておくための装置である。これらの後処理装置は、MFP101に直列的に接続されている。図1に示す例では、MFP101に近いほうから、給紙デッキLight、給紙デッキ1、給紙デッキ2の順番に給紙装置が接続されている。また、MFP101に近い方からインサータ、パンチャ、スタッカ2、スタッカ1、バインダ、トリマの順番に後処理装置が接続されている。MFP101は、複数の給紙装置のいずれかから用紙を給紙可能であり、給紙した用紙にプリンタ部120で印刷し、印刷された用紙を複数の後処理装置のいずれかに供給可能である。
表示装置150は、ユーザへの指示やMFP101の状態を示すユーザインターフェース画面を表示する。スキャナ152はオートドキュメントフィーダを備えるスキャナである。スキャナ152は束状の原稿の画像あるいは一枚の原稿の画像を図示しない光源で照射し、原稿反射像をレンズでCCDセンサ等の固体撮像素子上に結像し、固体撮像素子からラスター状の画像読取信号を画像データとして得る。入力装置151はユーザからの入力を受付けるためのキー入力やタッチパネルを備えたインタフェースである。
<電源制御部の構成>
次に、図2を参照して、アクセサリ制御部126の構成例について説明する。アクセサリ制御部126では、制御信号122及び変換器124からのAC入力が入力され、電源ライン123等へAC出力が出力される。また、アクセサリ制御部126は、ACラインに接続されているリレー205、及びそのリレー駆動回路204を備える。リレー駆動回路204は、コントローラ102から出力される、制御信号122に従ってリレー205をOn/Offさせる。リレー205がOnされるとAC入力とAC出力124が導通して電力が供給されるが、リレー205がOffされると、電源経路が遮断されるためにAC出力206へは電力が供給されない。なお、図2に示すように、アクセサリ制御部126には、その他の複数のAC出力へ電力を出力するリレー及びリレー駆動回路が設けられる。
<プリント処理>
次に、図3を参照して、本実施形態のシステムにおいてPC131からドライバ132を用いてプリント処理を実行する際の流れについて説明する。なお、以下で説明する処理は、MFP101のコントローラ102が、HDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。
PC131内のドライバ132からデータが転送されると、S301において、コントローラ102は、印刷ジョブを生成する。S302で、受け付けた印刷ジョブの処理内容を解析して、印刷する用紙銘柄(用紙を給紙する給紙段)と後処理工程を選択する。続いて、S303において、コントローラ102は、給紙部160の中にS302で選択した用紙銘柄と同じ用紙銘柄を積載する給紙段を備える給紙装置が有るか否かを判定する。同じ用紙銘柄が有る場合には、S304に進む。S304において、コントローラ102は、上記給紙段から用紙を給紙した場合と、他の給紙段から用紙を給紙するように変更した場合とを想定して、後述する省電力制御を適用した後のそれぞれの消費電力を予測し、差分値を操作者に対して提示する。提示方法としては、例えば、各給紙段から給紙した場合のそれぞれの消費電力と、当該消費電力及び印刷ジョブにおいて指定された給紙段から給紙した場合の消費電力の差分値とを表示装置150へ表示してもよい。その後、S305において、コントローラ102は、入力装置130を介して操作者から入力された、使用する給紙段の変更指示に従って給紙段を選択する。
一方、S303において同じ用紙銘柄として設定された給紙段が無いと判定した場合には、S304及びS305の処理は省略されてS306に進む。S306において、コントローラ102は、給紙部160における複数の給紙装置の接続順序に基づいて、選択された給紙段を備える給紙装置以外の給紙装置への電源供給を制限して省電力化を図る。ここでの電源供給の制限とは、給紙部160の各給紙デッキに対して、用紙を搬送するのに必要とされる電力のみを供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態の何れかに動作状態を制御することを示す。また、動作状態には、省電力状態及び非稼動状態に加えて、通常の電力が供給される稼動状態がある。
例えば、図1に示すように、3台の給紙デッキが接続されている場合に、MFP101から一番遠い給紙デッキ2からの給紙が選択された場合を想定する。その場合、当該用紙をMFP101に搬送するためには、給紙デッキLight及び給紙デッキ1の搬送ローラを回転させるためのモータを駆動する必要がある。この場合、給紙デッキLight及び給紙デッキ1には、用紙を搬送するのに必要とされる電力のみが供給される。また、MFP101に一番近い給紙デッキLightからの給紙が選択された場合、当該用紙をMFP101に搬送するためには、給紙デッキLightのみを動作させればよい。したがって、給紙デッキ1及び給紙デッキ2には、電力は供給されない。すなわち、給紙デッキ1及び給紙デッキ2は非稼働状態となる。
次に、S307において、コントローラ102は、印刷ジョブが指定した後処理に従って、使用する後処理部123の後処理装置を選択し、S308で用紙が通過するのみのユニットが有るか否かを判定する。用紙が通過するのみのユニットが有る場合には、S309に進み、コントローラ102は、後処理部123の複数の後処理装置の接続順序に基づいて、該当するユニットを後述する省電力状態へ移行させる。ここでの処理は、S306の処理と同等の処理である。すなわち、複数の後処理装置に対して、それぞれ通常の電力を供給するか、用紙を搬送するための搬送ローラを回転させるモータを駆動させるために必要とされる電力のみを供給するか、又は、電力を供給しないかの何れかに制御される。一方、S308で後処理部123に含まれる全ての機能を使用する場合には、コントローラ102は、何も処置をせず、そのままS310でジョブを開始する。
<給紙部及び後処理部の構成>
次に、図4を参照して、給紙部160の各給紙装置、後処理部123の各後処理装置の構成について説明する。401は給紙部160内の給紙デッキを示し、アクセサリ制御部126から供給された電源系407が内部の各ユニットへ接続されている。給紙デッキ401には、図2に示すAC出力124(ケーブル)が4本接続されている。そして、アクセサリ制御部126は、コントローラ102からの指示で、それぞれのユニットごとに電源供給を行うか行わないかを切り替える。403は吸湿した用紙を温めて湿度を飛ばすためのカセットヒータである。402はヒータ保護用のヒューズである。404はエアーにより給紙を行うエアー給紙ユニットである。405は大量に積載された用紙から1枚ずつ用紙をピックアップするピックアップモータである。406は後続のユニットへ用紙を搬送する通紙搬送モータである。
410はインサータであり、アクセサリ制御部126から供給された電源系414が内部の各ユニットへ接続されている。インサータ410には、図2に示すAC出力124(ケーブル)が3本接続されている。そして、アクセサリ制御部126は、コントローラ102からの指示で、それぞれのユニットごとに電源供給を行うか行わないかを切り替える。411は挿入する用紙をセットするための自動用紙送り機である。412は長尺用紙をZ折り、或いは、C折りに折りたたむための紙折り機である。413は後続のユニットへの用紙搬送を行うための搬送モータである。420はファイリングのための穴を開けるパンチャであり、アクセサリ制御部126から供給された電源系424が内部の各ユニットへ接続されている。パンチャ420には、図2に示すAC出力124(ケーブル)が3本接続されている。そして、アクセサリ制御部126は、コントローラ102からの指示で、それぞれのユニットごとに電源供給を行うか行わないかを切り替える。421は穴開け機である。422は穴を開けるときに複数枚まとめて抑えるための抑え機である。423は後続のユニットへの用紙搬送を行うための搬送モータである。430は図1に図示していないオフライン後処理装置で処理するために印刷後の成果物を積載しておくためのスタッカであり、アクセサリ制御部126から供給された電源系434が内部の各ユニットへ接続されている。スタッカ430には、図2に示すAC出力124(ケーブル)が3本接続されている。そして、アクセサリ制御部126は、コントローラ102からの指示で、それぞれのユニットごとに電源供給を行うか行わないかを切り替える。431は積載トレイを上下するためのリフト駆動系である。432は定位置に成果物を揃えておくための位置揃え機である。433は後続のユニットへの用紙搬送を行うための搬送モータである。
440はトリマであり、アクセサリ制御部126から供給された電源系445が内部の各ユニットへ接続されている。トリマ440には、図2に示すAC出力124(ケーブル)が4本接続されている。そして、アクセサリ制御部126は、コントローラ102からの指示で、それぞれのユニットごとに電源供給を行うか行わないかを切り替える。441は天地方向の用紙裁断機構である。442は綴じ方向の用紙裁断機構である。443は裁断するときに複数枚の用紙をまとめておくための抑え機である。444は後続のユニットへの用紙搬送を行うための搬送モータである。450はバインダであり、アクセサリ制御部126から供給された電源系455が内部の各ユニットへ接続されている。バインダ450には、図2に示すAC出力124(ケーブル)が3本接続されている。そして、アクセサリ制御部126は、コントローラ102からの指示で、それぞれのユニットごとに電源供給を行うか行わないかを切り替える。451は中綴じ機である。452はホチキスの針で留めるステイプルである。453は後続のユニットへの用紙搬送を行うための搬送モータである。
例えば、上記S306やS309において電力供給を制限する場合であって、用紙を搬送するのに必要とされる電力のみを供給する省電力状態に制御する場合には、通紙搬送モータ406だけ通電して、残りのユニットに対しの電源供給を行わない。一方、電力を供給しない非稼動状態に制御する場合には、例えばインサータ410においては、全てのユニット411乃至413に対して電力供給が行われない。
<給紙ユニットの省電力化制御>
次に、図5を参照して、給紙ユニットの省電力化制御について説明する。なお、以下で説明する処理は、コントローラ102がHDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。コントローラは、給紙装置ごとに、図5のフローチャートに示す処理を行う。
S501において、コントローラ102は、印刷ジョブで指定された用紙銘柄に相当する用紙がその給紙装置内に存在し、それが選択されたか否かを判定する。もし選択された場合にはS507に進み、コントローラ102は、給紙デッキ全てのユニットへの通電をONに制御する通常の動作モードに移行し、S504に進む。
一方、選択されなかった場合にはS502に進み、コントローラ102は、その給紙装置が搬送パスの途中経路となるか否か、即ち、搬送パスに当該給紙デッキが含まれるか否かを判定する。経路に含まれる場合にはS503に進み、コントローラ102は、当該給紙装置の通紙搬送モータへのみ通電をONに制御する省電力状態へ制御し、S504に進む。
S504において、コントローラ102は、ジョブを開始し、S505でジョブの終了を判定し、当該ジョブが終了するまで給紙又は用紙搬送の処理を実行する。ジョブが終了するとS506に進み、コントローラ102は、通電している全てのユニットへの電源供給をOFFに制御し、非稼働モードへ移行して処理を終了する。
このような処理を、コントローラ102は、給紙装置ごとに繰り返す。
<後処理ユニットの省電力化制御>
次に、図6を参照して、後処理ユニットの一例としてトリマ440における省電力制御について説明する。なお、以下で説明する処理は、コントローラ102がHDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。また、後処理ユニットへの電力供給を制限する場合には、印刷ジョブで指定された処理内容によって各ユニットへの電力供給を制限する。
S601において、コントローラ102は、トリマの後処理の指定が有るか否かを判断する。トリマ指定が有る場合にはS602に進み、コントローラ102は、裁断方向の判定を行う。判定の結果、3方向の用紙端部の裁断指定の場合にはS603に進み、コントローラ102は、天地方向の裁断機構への通電をONに制御しS604に進む。一方、判定の結果、3方向の用紙端部の裁断指定が無く、1方向のみの指定しかないと判定された場合はS604に進む。
S604において、コントローラ102は、綴じ方向の裁断機構への通電をONに制御し、S605に進む。このように、S602で3方向の指定が無く、1方向のみの指定しかないと判定された場合には、S604で綴じ方向の裁断機構のみの通電をONに制御する省電力状態へ制御することとなる。
S601でトリマ処理の指定が無い場合にはS605に進み、コントローラ102は、本トリマが用紙搬送の最終段となるため、搬送ユニットへの通電をONに制御し、省電力状態へ制御する。また、S604から移行したS605においても同様の処理が行われる。その後、S606に進み、コントローラ102は、ジョブを開始し、S607でジョブの終了を判定し、当該ジョブが終了するまで給紙又は用紙搬送の処理を実行する。ジョブが終了するとS608に進み、コントローラ102は、通電しているユニットへの電源供給を全てOFFに制御し、非稼働モードへ移行して処理を終了する。
その他のユニットの動作については以下に簡単な説明を行う。インサータ410の場合では、用紙折り指定が無ければ、Z/C紙折り機412への通電は行わずに、自動用紙送り機411と通紙搬送モータ413へのみ通電を行う。パンチャ420、スタッカ430については、各処理が印刷ジョブで指定されていない場合は、通紙搬送モータ423、433へのみ通電を行う。バインダ450については、印刷ジョブで綴じ指定が無くステイプルのみの指定がある場合には、中綴じ機451への通電は行わずにステイプル452への通電を行う。
以上説明したように、本印刷装置は、実行する印刷ジョブの処理内容を解析する。そして、本印刷装置は、解析結果に従って、複数の給紙装置及び複数の後処理装置のそれぞれを個別に、通常の電力を供給する稼動状態、記録媒体を搬送するために必要となる電力のみを供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態に制御する。これにより、本印刷装置は、複数のユニットから構成される給紙部160や後処理部123において、ジョブの内容に応じて必要なユニットのみに通電することにより省電力化を実現することができる。
<第2の実施形態>
次に、図7及び図16を参照して、第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態においては、1つのジョブの中で省電力化を図る方法について説明した。一方、本実施形態によれば、大量のジョブを受け付けた場合において、ジョブ単位に留まらず、似たような処理を行う複数のジョブをグループ化して処理することを特徴とする。
まず、図7を参照して、本実施形態における、投入された複数のジョブの処理内容を解析し、省電力化を図る処理について説明する。なお、以下で説明する処理は、コントローラ102がHDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。複数のジョブをまとめて処理するため、本実施形態においてコントローラ102はジョブHold機能を備えることとする。
S701において、コントローラ102は、複数ジョブの処理内容を解析する。続いて、S702において、コントローラ102は、各ジョブで指定されている用紙銘柄を考慮して、給紙元選択の変更で省電力の効果が有るか否かを判定する。ここで、省電力化の効果がある場合はS703に進み、コントローラ102は、給紙段の用紙設定の変更を行い、S704に進む。一方、省電力化の効果が無い場合はS704に進む。
S704において、コントローラ102は、ジョブの前後で後処理部123のユニットの電源がOFF/ONに制御される頻度を見積もる。続いて、S705において、コントローラ102は、印刷システムの省電力化のため、用紙搬送のパスが最短になるように調整する。例えば、コントローラ102は、図1で図示していないオフラインの後処理ユニットを使う場合には、2つあるスタッカのうち、給紙部160からみて用紙搬送長が最短になる方を選択する。
次に、S706において、コントローラ102は、ジョブの優先度と、ジョブの緊急度と、S704及びS705の結果とに基づき、ジョブの実行順序の入れ替えが可能か否かを判定する。可能な場合はS707に進み、不可能な場合はS708に進む。給紙系、後処理系のアクセサリは電源が一旦OFFに制御されると、次にONされた後にプリンタ本体117が接続されているアクセサリを再認識するコンフィギュレーション処理を実行する必要がある。また、アクセサリによってはスタンバイ状態になるまでウォームアップ時間を必要とするものもある。このように、電源OFF/ONがたびたび繰り返されると、その都度ダウンタイムが発生し印刷処理の生産性が低下することになる。そこで、S707において、コントローラ102は、OFF(非稼動状態)からON(稼動状態)への切替発生回数が低減するように印刷ジョブの実行順序を変更するスケジューリングを行い、S708に進む。S708において、コントローラ102は、ジョブを開始して処理を終了する。
図16は、図7で説明したスケジューリングの効果を説明するための図である。801及び802は、一番右のデッキ(Deck Lite)から一番左端のトリマ方向へ用紙が搬送されるものとする。稼動を示す枠は、当該ユニットに対して、通常の電力が供給されていることを示す。また、非稼動を示す枠は、当該ユニットに対して、電力供給が行われていないことを示す。また、省電力状態を示す枠は、用紙を搬送するのに必要とされる電力のみが供給されていることを示す。
801は、図1のPC131より、Job−1からJob−6の順番で印刷ジョブが転送された様子を示す。一方、802は、本実施形態における省電力制御を適用した場合の印刷ジョブの様子を示す。802では、用紙搬送長が最短になるように、Job−1,Job−3,Job−6について給紙元をDeck1からDeck2に変更している。また、給紙系、後処理系の各ユニットのOFF/ONに制御される回数が少なくなるようにJob−2,Job−3,Job−4,Job−5の順番を入れ替えている。
803は、本実施形態による省電力制御を実施する前後での、各ユニットの電力状態の比較を行った結果である。省電力状態のユニットの数が対策後で減ってはいるものの、非稼働状態のユニットの数が対策後で増えていることから、MFP101としてはより効率的に省電力化が行えている。
<第3の実施形態>
<印刷システムの構成>
以下では、図8A乃至図20を参照して、第3の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態と第2の実施形態では、各ユニットが共通の電源によって電力を供給される例を説明したが、第3の実施形態では、各ユニットが、それぞれ個別の電源によって電力が供給される例を説明する。まず、図8Aを参照して、本発明における印刷システムの構成例について説明する。本印刷システムは、例えば、印刷装置101、インサータ191、複数の大容量スタッカ192、及び中綴じ製本機193を含んで構成される。印刷装置101は、画像を生成するコントローラ102とプリンタ114からなる印刷装置の一例であるMFP(Multi Function Peripheral)を示す。図8Aに示すように、本印刷システムでは、印刷装置101に対して、後処理装置であるインサータ191、大容量スタッカ192、及び中綴じ製本機193が順に接続されている。なお、このような後処理装置の接続は、一例であり、本発明を限定するものではなく、他の順序又は他の後処理装置を含んで接続されてもよい。このように、本印刷装置101は、複数の後処理装置を接続することができる。
インサータ191は、シートを積載する複数のインサータトレイを備え、当該インサータトレイのシートを印刷装置101を介さずに大容量スタッカへ搬送する。大容量スタッカ192は、印刷装置101及びインサータ191からの大量枚数のシートを積載可能なシート処理装置である。また、中綴じ製本機193は、大容量スタッカ192から搬送されてくるシートに対して、ステイプル処理、パンチ処理、断裁処理、シフト排紙、中綴じ製本処理及び折り処理を選択的に実行可能なシート処理装置である。
<制御構成>
次に、図8Bを参照して、本印刷システムの制御構成について説明する。MFP101は、LAN130等のネットワークを介してPC131に接続される。MFP101は、コントローラ102及びプリンタ114に加えて、ネットワークI/F119、表示装置150、入力装置151、スキャナ152、RAM140、HDD制御部141及びHDD142を備える。
ネットワークI/F119は、ホストPC131のプリンタドライバ132が生成した印刷データ等の受信を行う。コントローラ102は、CPU103、ハードレンダラ110、画像処理部112及びプリンタエンジン制御部113を備える。CPU103のインタプリタ104は受信した印刷データのページ記述言語であるPDLを解釈し、中間言語データ105を生成する。ハードレンダラ110は生成した中間言語データ105からラスター画像111を生成する。画像処理部112はラスター画像111やスキャナ152で読み込んだ画像に対して画像処理を行う。プリンタエンジン制御部113は後述するプリンタ114からのステータスを受信して起動、用紙搬送などのコマンドを発行する。RAM140は上記CPU103のワーク領域として使用されるメモリである。141は文書ファイルや上記ラスター画像111をHDDへ格納するためのHDD制御部である。142は文書データを格納するためのHDDである。制御データ106はユーザからドライバ132を介して設定された枚数や用紙(記録媒体)のサイズ、用紙メディアの種類、後処理工程で使用するフィニッシャー(後処理装置)の設定などに関する情報である。制御データ106は、HDD142に格納されており、必要なときに、CPU103によってHDD142から読み出される。
コントローラ102と接続されたプリンタ114はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の有色トナーを用いて用紙上に出力データを形成するプリンタである。プリンタ114は、画像を用紙上に形成する機能を有し、紙の給紙を行う給紙部160と、出力用紙の後述する処理工程を行う後処理部170に接続可能である。給紙部160には、給紙デッキとして、給紙デッキLight161、給紙デッキ162、163が含まれる。POD向けの印刷装置は、大量の用紙を用いて印刷を行うことができ、また、多種のサイズや種類の用紙を給紙できるようにするために、給紙部160として複数の給紙装置を接続することができる。
アクセサリ制御部126は、電源制御手段として機能し、後述するAC/DC変換部125によって変換された電源によって駆動される。制御線122はコントローラ102からの制御信号に基づいて、給紙部、後処理部アクセサリ内部のユニットへの給電Off/Onのコマンド制御を行うものである。即ち、当該制御線122は、各装置に設けられた電源から当該装置に電力を供給するか否かを制御するためのラインである。AC/DC変換部125は、電源116からの電圧を、CPU103等を駆動するために低い電圧まで降下させるものである。
後処理部170には、印刷された用紙に対して中綴じ製本処理を行うバインダ174、綴じ用の穴をあけるパンチャ173、区切り用紙を挿入するインサータ171、用紙端部を切断するトリマ175などを備える。スタッカ172は後処理工程を、図示していない専用のオフライン装置で行うために、一時的に印刷されたシートを積載しておくための装置である。これらの後処理装置は、MFP101に直列的に接続されている。図1Bに示す例では、MFP101に近いほうから、給紙デッキLight161、給紙デッキ162、給紙デッキ163の順番に給紙装置が接続されている。また、MFP101に近い方からインサータ、スタッカ2、スタッカ1、パンチャ、バインダ、トリマの順番に後処理装置が接続されている。MFP101は、複数の給紙装置のいずれかから用紙を給紙可能であり、給紙した用紙にプリンタ114で印刷し、印刷された用紙を複数の後処理装置のいずれかに供給可能である。
表示装置150は、ユーザへの指示やMFP101の状態を示すユーザインターフェース画面を表示する。スキャナ152はオートドキュメントフィーダを備えるスキャナである。スキャナ152は束状の原稿の画像あるいは一枚の原稿の画像を図示しない光源で照射し、原稿反射像をレンズでCCDセンサ等の固体撮像素子上に結像し、固体撮像素子からラスター状の画像読取信号を画像データとして得る。入力装置151はユーザからの入力を受付けるためのキー入力やタッチパネルを備えたインタフェースである。
<給紙デッキの構成>
次に、図9を参照して、給紙部160内の給紙デッキ162の内部構成について説明する。902は外部からのAC給電ライン、903は電圧変換部である。904は低圧のコントローラであり、図8Bのアクセサリ制御部126との通信を行う制御部である。901はその制御線である。これ以下は高電圧によって駆動されるユニットである。905はリレーであり、コントローラ904の内部にある電源リレー制御部によってOff/Onされる。906は過電流保護用のヒューズである。907はカセットヒータである。908はエアー給紙ユニットである。909はピックアップモータである。910は用紙を搬送するためのローラを回転させるために用いられる通紙搬送用のモータである。908から910のいずれにも905と同等のリレーが接続されている。
<インサータの構成>
次に、図10を参照して、後処理部170内のインサータ171の内部構成について説明する。1002は外部からのAC給電ライン、1003は電圧変換部である。1004は低電圧電源の駆動によるコントローラであり、CPU103、アクセサリ制御部126からのコマンドを受信してステータスを返信するシリアル通信を行う制御部であり、後述する電源リレー1005の制御部から構成される。1006から1008は高圧電源によって駆動されるユニットである。1006は自動用紙送り器、1007は長尺用紙を2段あるいは3段に折る紙折り器、1008は通紙搬送用のモータである。1006から1008にはいずれにも1005のリレーが接続されており前述した電源リレー制御部によりOff/Onが制御される。
<大容量スタッカの構成>
次に、図11を参照して、後処理部170内のスタッカ172の内部構成について説明する。1102は外部からのAC給電ライン、1103は電圧変換部である。1104は低電圧電源の駆動によるコントローラであり、CPU103、アクセサリ制御部126からのコマンドを受信してステータスを返信するシリアル通信を行う制御部であり、後述する電源リレー1105の制御部から構成される。1106から1108は高圧電源によって駆動されるユニットである。1106は積載した用紙を取り出しやすいようにリフトアップするための駆動系、1107は用紙の端部位置を揃える位置揃え器、1108は通紙搬送用のモータである。1106から1108にはいずれにも1105のリレーが接続されており前述した電源リレー制御部によりOff/Onが制御される。
<パンチャの構成>
次に、図12を参照して、後処理部170内のパンチャ173の内部構成について説明する。1202は外部からのAC給電ライン、1203は電圧変換部である。1204は低電圧電源の駆動によるコントローラであり、CPU103、アクセサリ制御部126からのコマンドを受信してステータスを返信するシリアル通信を行う制御部であり、後述する電源リレー1205の制御部から構成される。1205から1208は高圧電源によって駆動されるユニットである。1206はパンチ穴を開ける穴開け器、1207は用紙抑え器、1208は通紙搬送用のモータである。1206から1208にはいずれにも1205のリレーが接続されており前述した電源リレー制御部によりOff/Onが制御される。
<トリマの構成>
次に、図13を参照して、後処理部170内のトリマ175の内部構成について説明する。1302は外部からのAC給電ライン、1303は電圧変換部である。1304は低電圧電源の駆動によるコントローラであり、CPU103、アクセサリ制御部126からのコマンドを受信してステータスを返信するシリアル通信を行う制御部であり、後述する電源リレー1305の制御部から構成される。1306から1309は高圧電源によって駆動されるユニットである。1306は天地の2方向の裁断機、1307は綴じ方向の裁断機、1308は用紙抑え器、1309は通紙搬送用のモータである。1306から1309にはいずれにも1305のリレーが接続されており前述した電源リレー制御部によりOff/Onが制御される。
<バインダの構成>
次に、図14を参照して、後処理部170内のバインダ174の内部構成について説明する。1402は外部からのAC給電ライン、1403は電圧変換部である。1404は低電圧電源の駆動によるコントローラであり、CPU103、アクセサリ制御部126からのコマンドを受信してステータスを返信するシリアル通信を行う制御部であり、後述する電源リレー1405の制御部から構成される。1406から1408は高圧電源によって駆動されるユニットである。1406は中綴じ器、1407はU字型金具で留めるステイプル、1408は通紙搬送用のモータである。1406から1408にはいずれにも1405のリレーが接続されており前述した電源リレー制御部によりOff/Onが制御される。
<プリント処理>
次に、図15を参照して、本実施形態のシステムにおいてPC131からドライバ132を用いてプリント処理を実行する際の流れについて説明する。なお、以下で説明する処理は、MFP101のコントローラ102が、HDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。
PC131内のドライバ132からデータが転送されると、S801において、コントローラ102は、印刷ジョブを生成する。S802で、受け付けた印刷ジョブの処理内容を解析して、印刷する用紙銘柄(用紙を給紙する給紙段)と後処理工程を選択する。ここで、用紙銘柄とは用紙のサイズや種類のことである。続いて、S803において、コントローラ102は、給紙部160の中にS802で選択した用紙銘柄と同じ用紙銘柄を積載する給紙デッキを備える給紙装置が有るか否かを判定する。同じ用紙銘柄が有る場合には、S804に進む。
S804において、コントローラ102は、操作者に対して、各給紙デッキから用紙を給紙した場合を想定した消費電力の差分値を予測して表示装置150へ表示する。表示内容の詳細については、図20を用いて後述する。続いて、S805において、コントローラ102は、表示装置150を介して操作者からの給紙デッキの選択指示を受け取り、当該選択指示の内容に基づいて、省電力化が達成できる最適な給紙デッキを選択するコマンドをアクセサリ制御部126から発行し、S806に進む。なお、印刷ジョブによって使用される用紙銘柄と同じ用紙銘柄を積載する給紙デッキが1つしかない場合には、S804の表示とS805の選択を省略してもよい。一方、S803で同じ用紙銘柄として設定された給紙デッキが無いと判定した場合には、S804からS805の処理は省略され、S806に進む。
S806において、コントローラ102は、選択されなかった給紙デッキに対する内部の高圧系電源の供給を停止するよう給紙デッキのコントローラ904へ指示する。これにより、図9の給紙デッキにおいて、コントローラ904は、リレー905をOffにしてカセットヒータ907、エアー給紙ユニット908、ピックアップモータ909への給電を行わない。当該給紙デッキが用紙搬送パスに含まれている場合には、通紙搬送モータ910のみへ給電を行い、用紙搬送のみが行われる。また、当該給紙デッキが用紙搬送パスに含まれていない場合には、リレーをOffにして通紙搬送モータ910に対しても給電を行わない。
例えば、図8Bに示すように、3台の給紙デッキが接続されている場合に、MFP101から一番遠い給紙デッキ163からの給紙が選択された場合を想定する。その場合、当該用紙をMFP101に搬送するためには、給紙デッキLight161及び給紙デッキ162の搬送ローラを回転させるためのモータを駆動する必要がある。この場合、給紙デッキLight161及び給紙デッキ162には、用紙を搬送するのに必要とされる電力のみが供給される。また、MFP101に対する各給紙デッキの接続順序に基づき、一番近い給紙デッキLight161からの給紙が選択された場合、当該用紙をMFP101に搬送するためには、給紙デッキLight161のみを動作させればよい。したがって、給紙デッキ162及び給紙デッキ163には、電力は供給されない。すなわち、給紙デッキ162及び給紙デッキ163は非稼働状態となる。
次に、S807において、コントローラ102は、印字ジョブが指定した後処理に従って、使用する後処理部170ユニットを選択し、S808で用紙が通過するだけのユニットが有るか否かを判定する。もし有る場合にはS809に進み、コントローラ102は、該当するユニットを後述する省電力モードへ移行させ、S809でジョブが開始される。一方、S808で後処理部170に含まれる全ての機能を試用する場合には何も処置をせず、そのままS810でジョブが開始される。
<給紙ユニットの省電力化制御>
次に、図16を参照して、給紙ユニットの省電力化制御について説明する。なお、以下で説明する処理は、コントローラ102がHDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。コントローラは、給紙装置ごとに、図16のフローチャートに示す処理を行う。
S901において、コントローラ102は、印刷ジョブで指定された用紙銘柄に相当する用紙がその給紙デッキ内に存在し、それが選択されたか否かを判定する。もし選択された場合にはS907に進み、コントローラ102は、給紙デッキ全てのユニットへ通電するリレーをONに制御する通常の動作モードに移行し、S904に進む。
一方、選択されなかった場合にはS902に進み、コントローラ102は、その給紙装置が搬送パスの途中経路となるか否か、即ち、搬送パスに当該給紙デッキが含まれるか否かを判定する。経路に含まれる場合にはS903に進み、コントローラ102は、当該給紙装置の通紙搬送モータのみへ通電するリレーをONに制御する省電力モードへ移行し、S904に進む。一方、S902で、経路に含まれない場合、コントローラ102は、給紙ユニット内のいずれのユニットへの通電のためのリレーもONにせず、処理を終了する。
S904において、コントローラ102は、ジョブを開始し、S905でジョブの終了を判定し、当該ジョブが終了するまで給紙又は用紙搬送の処理を実行する。ジョブが終了するとS906に進み、コントローラ102は、通電している全てのユニットへの給電するリレーをOFFに制御し、非稼働モード(スリープモード)へ移行して処理を終了する。
このような処理を、コントローラ102は、給紙装置ごとに繰り返す。
<トリマの省電力化制御>
次に、図17を参照して、後処理ユニットの一例としてトリマ175における省電力制御について説明する。なお、以下で説明する処理は、コントローラ102がHDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。また、後処理ユニットへの電力供給を制限する場合には、印刷ジョブで指定された処理内容によって各ユニットへの電力供給を制限する。
S1001において、コントローラ102は、トリマの後処理の指定が有るか否かを判定する。トリマ指定が有る場合にはS1002に進み、コントローラ102は、裁断方向の判定を行う。判定の結果、3方向の用紙端部の裁断指定の場合にはS1003に進み、コントローラ102は、天地方向の裁断機構へ通電するリレーをONに制御しS1004に進む。一方、判定の結果、3方向の用紙端部の裁断指定が無く、1方向のみの指定しかないと判定された場合はS1004に進む。
S1004において、コントローラ102は、綴じ方向の裁断機構へ通電するリレーをONに制御し、S1005に進む。このように、S1002で3方向の指定が無く、1方向のみの指定しかないと判定された場合には、S1004で綴じ方向の裁断機構のみへ通電するリレーをONに制御する省電力状態へ制御することとなる。
S1001でトリマ処理の指定が無い場合にはS1005に進み、コントローラ102は、本トリマが用紙搬送の最終段となるため、搬送ユニットへ通電するリレーをONに制御し、省電力状態へ制御する。なお、ここで、本トリマが用紙搬送の最終段であり、それ以降の装置に用紙を搬送する必要がないため、コントローラ102は、いずれのユニットに通電するためのリレーもOFFにするよう制御してもよい。また、S1004から移行したS1005においても同様の処理が行われる。その後、S1006に進み、コントローラ102は、ジョブを開始し、S1007でジョブの終了を判定し、当該ジョブが終了するまで給紙又は用紙搬送の処理を実行する。ジョブが終了するとS1008に進み、コントローラ102は、通電しているユニットへの電源供給を全てOFFに制御し、非稼働モードへ移行して処理を終了する。
その他のユニットの動作については以下に簡単な説明を行う。インサータ171の場合では、用紙折り指定が無ければ、Z/C紙折り器307への通電するリレーはONせずに、自動用紙送り器306と通紙搬送モータ308へ通電するリレーのみONさせる。パンチャ173、スタッカ172については、各処理が印刷ジョブで指定されていない場合は、通紙搬送モータ408、508へ通電するリレーのみONさせる。バインダ174については、印刷ジョブで綴じ指定が無くステイプルのみの指定がある場合には、中綴じ器706へ通電するリレーはONせずにステイプル707へ通電するリレーのみONさせる。
<印刷処理時の電力状態>
次に、図18を参照して、前述した給紙部、後処理部ユニットの通電リレーのOn/Offのタイミングと電力状態、及び、MFP101のジョブの処理状況の関係について説明する。縦軸は電力(W)を示し、横軸は時間T(秒:sec)を示す。P1101は通常動作モードの場合の電力遷移を示し、P1102は省電力モードの場合の電力遷移を示す。
T=0において各アクセサリユニットのAC電源ケーブルが接続され、T0でまずはスリープモードに移行する。図9の給紙デッキを例に説明をすると、この状態では低圧系のコントローラ204が通電されアクセサリ制御部126と通信を開始しているが、高圧系モジュールに電源を供給するリレー905はまだONされておらずOFF状態である。T1で図16のS901の分岐条件によって、S907の通常動作モード(P1101)に移行するか、S903の通紙搬送モータへのみ通電するリレーをONさせる省電力モード(P1102)に移行するかのどちらか一方が選択される。
図9の給紙デッキを例にとると、P1101の場合ではカセットヒータ907、エアー給紙ユニット908、ピックアップモータ909、通紙搬送モータ910へ給電する全てのリレーがONにされる。P1102の場合ではカセットヒータ907、エアー給紙ユニット908、ピックアップモータ909へ給電するリレーがOFFのままで、通紙搬送モータ910へ給電するリレーがONにされる。
T1からT2の期間までに選択されたモジュールのwarm upが行われ、T2からT3の期間までにモジュールとアクセサリ制御部126との間の通信が開始され初期化のためのコンフィギュレーション(Config)が行われる。T3でready状態になると、S904のジョブがスタートする。T4でジョブが終了するとS906に記載したように、P1101、P1102のいずれの場合であってもS906で記載したようにリレーが全てOFFされる。各ユニット負荷への電荷が自然に放電され電力が低下すると、T5でスリープモードへ移行する。本実施形態では省電力化のためジョブが終了した時点で、上記スリープモードへ自動的に移行する。
<各給紙デッキを用いた場合の消費電力>
次に、図19を参照して、上記S804で説明した給紙デッキ毎の消費電力の差分を予測して表示する際の電力量の一例について説明する。図19において、case 0は給紙系のアクセサリ全てが通常動作状態になっている場合を示す。case 1は給紙デッキLight161から給紙して、給紙デッキ162,163は紙搬送系の機構だけをONさせている省電力モードになっている場合を示す。case 2は給紙デッキ162から給紙して、給紙デッキLight161はスリープモード、給紙デッキ163は紙搬送系の機構へ給電するリレーだけをONさせている省電力モードになっている場合を示す。case 3は給紙デッキ163から給紙して、給紙デッキLight161と給紙デッキ162はスリープモードになっている場合を示す。
図19に示すように、case 0の消費電力が1800Wとなり一番高く、case 3の消費電力が600Wとなり一番低くなる。これは、複数の給紙デッキの中で給紙デッキ163が搬送路に一番近く、他の給紙デッキの紙搬送係の機構へ給電する必要が無いためである。即ち、給紙デッキ163のみを用いる場合は、他の給紙デッキがスリープモードとなり給電する必要が無いためである。
<表示例>
次に、図20を参照して、上記S804で表示装置150に給紙デッキ毎の消費電力の差分を予測して表示する例について説明する。図20において、給紙デッキLight161の用紙を選択した場合を基準として、給紙デッキ162に含まれる給紙カセットを選択した場合、給紙デッキ163に含まれる給紙カセットを選択した場合についての電力削減の値を表示している。即ち、給紙デッキLight161を用いる場合と比較して、給紙デッキ162を用いる場合には100Wの省エネ効果があり、給紙デッキ163を用いる場合には200Wの省エネ効果が見込める旨を表示する。このように、本実施形態に係るMFP101によれば、上述のような情報を提示することにより、ユーザが省エネ効果を考慮した用紙の選択を容易に実行できる。
以上説明したように、本印刷装置は、実行する印刷ジョブの処理内容を解析する。そして、本印刷装置は、解析結果に従って、複数の給紙装置及び複数の後処理装置のそれぞれを個別に、通常の電力を供給する稼動状態、記録媒体を搬送するために必要となる電力のみを供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態に制御する。これにより、本印刷装置は、複数のユニットから構成される給紙部160や後処理部170において、ジョブの内容に応じて必要なユニットのみに通電することにより省電力化を実現することができる。
<第4の実施形態>
次に、図21乃至図23を参照して、第4の実施形態について説明する。上記第3の実施形態においては、1つのジョブの中で省電力化を図る方法について説明した。一方、本実施形態によれば、大量のジョブを受け付けた場合において、ジョブ単位に留まらず、似たような処理を行う複数のジョブをグループ化して処理することを特徴とする。そこで、本実施形態では投入された複数のジョブの処理内容を解析し、省電力化を図る処理について、図21のフローチャートを用いて説明する。
図21は複数の印刷ジョブをまとめて処理するときに最適な電力制御を行うときの流れを示す。なお、以下で説明する処理は、コントローラ102がHDD142に記憶されたプログラムをRAM140に読み出して実行することによって行われる。また、複数のジョブをまとめて処理するため、本実施形態においてコントローラ102はジョブHold機能を備えることとする。
S1401において、コントローラ102は、複数のジョブの処理内容を解析し、各ジョブで指定されている用紙銘柄を考慮してS1402で給紙元選択の変更で省電力の効果が有るか否かを判定する。省電力化の効果がある場合はS1403に進み、コントローラ102は、給紙デッキの用紙設定を変更し、S1404に進む。一方、省電力化の効果が無い場合はS1403を行うことなく、S1404に進む。
S1404において、コントローラ102は、ジョブの前後で後処理ユニットの電源がOFF/ONされる頻度を見積もる。続いて、S1405において、コントローラ102は、印刷システムの省電力化のため、用紙搬送のパスが最短になるように調整を行う。例えば、図8Bで図示していないオフラインの後処理ユニットを使う場合には、2つあるスタッカのうち、給紙部からみて用紙搬送長が最短になる方を選択する。このようにコントローラ102は、S1406で後処理ユニットを選択し、選択した後処理ユニットを示す選択コマンドを発行する。
次に、S1407において、コントローラ102は、ジョブの優先度、緊急度とS1404、S1405の結果を元にして、ジョブの実行順序の入れ替えが可能か否かを判定する。給紙系、後処理系のアクセサリは電源が一旦OFFされると、次回ONされた後でプリンタ本体120が接続されているアクセサリを再認識するコンフィギュレーションを実行する必要がある。また、アクセサリによってはスタンバイ状態になるまでウォームアップ時間を必要とするものもある。このように、電源OFF/ONがたびたび繰り返されると、その都度ダウンタイムが発生し印刷処理の生産性が低下することになる。そこで、OFF/ONされる回数が少なくなるようにS1408において、コントローラ102は、S1407でジョブ順序の入れ替えが可能と判定すれば、OFF(非稼動状態)からON(稼動状態)への切替発生回数が低減するように印刷ジョブの実行順序を変更するスケジューリングを行い、S1409でジョブを開始する。
<印刷処理時の電力状態>
次に、図22を参照して、前述した給紙部、後処理部のユニットの通電リレーのOn/Offのタイミングと電力状態、および、MFP101のジョブの処理状況の関係を示した図である。縦軸は電力(W)を示す、横軸は時間T(秒:sec)を示す。T=0において各アクセサリユニットのAC電源ケーブルが接続され、T0でまず省電力モードに移行する。
ここで、図8Bのトリマ175について図17のフローチャートをもとに以下に説明をする。T0では低電圧系のコントローラ1304が通電されてアクセサリ制御部126と通信を開始しているが、高圧系モジュールに電源を供給するリレー1305はまだONされておらずOFFのままである。T1ではS1002の3方トリマの指定の有無が判定され、S1003で3方向すべてのトリミング機構へ給電するリレーがONされる。T1からT2の間は各ユニットのWarmUp、T2からT3の間はアクセサリ制御部126との間の通信が開始され、初期化のためのコンフィギュレーションが行われる。
T3でready状態になるとJob−Aの処理が開始される。T4でJob−Aが終了すると引き続いてJob−Bが開始される。Job−Bではトリマが用紙搬送パスに含まれないため、低電圧系ユニット1304のみをONさせるスリープモードへ移行される。Job−Cでは用紙搬送パスに含まれるが3方トリマの指定が無いため、通紙搬送モータ1309への給電のみを行うリレーをONにして、省電力モードで動作させる。
ここで、Job−Bの後に前述したWarmUp,初期化のためのコンフィギュレーション時間Tsが入ってしまうと装置としてダウンタイムが発生する。このため、Job−Bの終了時間を予め見積もっておき、Job−Bが終了するよりTs前に上記リレーをOnにさせることが望ましい。これにより、Job−Bの直後にT8で後処理部のユニットがready状態となり、Job−Cの処理を開始することが可能となる。
同様に、Job−Dでは3方トリマの指定があるため、Job−Cが終了するTs前のT9で天地方向の裁断機構1306、綴じ方向の裁断機構1307、用紙抑え器1308へ給電するリレーをONさせる。T12ではJob−Dが終了し、Job−Eでは用紙搬送パスに含まれるが3方トリマの指定が無いため、通紙搬送モータ1309への給電のみを残し他のユニットへの給電を行うリレーをOFFにして、省電力モードへ移行させる。Job−Eの後続のJobが無いため、Job−Eが終了するT14で通紙搬送モータ1309へ給電するリレーをOFFにし、T15で低電圧系ユニット1304のみ通電しているスリープモードへ移行する。
図23は、図21で説明した、OFF(非稼動状態)からON(稼動状態)への切替発生回数が低減するように印刷ジョブの実行順序を変更するスケジューリングの効果を説明するための図である。801及び802は、一番右のデッキ(デッキ Light)から一番左端のトリマ方向へ用紙が搬送されるものとする。稼動を示す枠は、当該ユニットに対して、通常の電力が供給されていることを示す。また、非稼動を示す枠は、当該ユニットに対して、電力供給が行われていないことを示す。また、省電力状態を示す枠は、用紙を搬送するのに必要とされる電力のみが供給されていることを示す。
801は、図8BのPC131より、Job−1からJob−6の順番で印刷ジョブが転送された様子を示す。一方、802は、本実施形態における省電力制御を適用した場合の印刷ジョブの様子を示す。802では、用紙搬送長が最短になるように、Job−1,Job−3,Job−6について給紙元をデッキ1からデッキ2に変更している。また、給紙系、後処理系の各ユニットのOFF/ONに制御される回数が少なくなるようにJob−2,Job−3,Job−4,Job−5の順番を入れ替えている。
803は、本実施形態による省電力制御を実施する前後での、各ユニットの電力状態の比較を行った結果である。省電力状態のユニットの数が対策後で減ってはいるものの、非稼働状態のユニットの数が対策後で増えていることから、MFP101としてはより効率的に省電力化が行えている。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. 複数の給紙装置と複数の後処理装置とが接続された印刷装置であって、
    実行する印刷ジョブの処理内容を解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果に従って、前記複数の給紙装置及び前記複数の後処理装置のそれぞれを個別に、通常の電力を供給する稼動状態、記録媒体を搬送するために必要となる電力のみを供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態に制御する電源制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記解析手段は、
    印刷ジョブの処理内容に応じて、使用する記録媒体を供給する給紙装置を判定する判定手段を備え、
    前記電源制御手段は、
    前記判定手段による判定の結果と、前記印刷装置に対する前記複数の給紙装置の接続順序とに基づき、前記使用する記録媒体を供給する給紙装置を前記稼動状態に制御し、前記使用する記録媒体を供給せずかつ前記記録媒体が通過するのみの給紙装置を前記省電力状態に制御し、前記使用する記録媒体を供給せずかつ前記記録媒体が通過しない給紙装置を非稼動状態に制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記解析手段は、
    印刷ジョブの処理内容に応じて、後処理を実行する後処理装置を判定する判定手段を備え、
    前記電源制御手段は、
    前記判定手段による判定の結果と、前記印刷装置に対する前記複数の後処理装置の接続順序とに基づき、前記後処理を実行する後処理装置を前記稼動状態に制御し、前記後処理を実行せずかつ前記記録媒体が通過するのみの後処理装置を前記省電力状態に制御し、前記後処理を実行せずかつ前記記録媒体が通過しない後処理装置を非稼動状態に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 記録媒体を供給する給紙装置を、投入された印刷ジョブで指定された記録媒体を積載する給紙装置から別の給紙装置に変更した場合に、消費電力の差分を予測して操作者に提示する提示手段と、
    前記提示手段による提示に応じて、記録媒体を供給する給紙装置の変更指示を操作者から受け付ける受付手段と、をさらに備え、
    前記電源制御手段は、前記受付手段によって、記録媒体を供給する給紙装置の変更指示を受付けると、前記変更指示の内容に応じて前記複数の給紙装置及び前記複数の後処理装置の電力供給を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. 複数の印刷ジョブを受け付けた後に該印刷ジョブを実行する際に、各印刷ジョブにおいて記録媒体を供給する給紙装置及び後処理を実行する後処理装置に基づいて、前記複数の給紙装置及び前記複数の後処理装置において前記非稼動状態から前記稼動状態への切替発生回数を低減するように、前記複数の印刷ジョブにおける実行順序を変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の印刷装置。
  6. 各装置にはそれぞれ個別に電源が設けられ、
    前記電源制御手段は、
    各装置に設けられた電源を制御することにより、各装置を前記稼動状態、前記省電力状態、又は非稼動状態に制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 複数の給紙装置と複数の後処理装置とが接続された印刷装置の制御方法であって、
    解析手段が、実行する印刷ジョブの処理内容を解析する解析ステップと、
    電源制御手段が、前記解析ステップの解析結果に従って、前記複数の給紙装置及び前記複数の後処理装置のそれぞれを個別に、通常の電力を供給する稼動状態、記録媒体を搬送するために必要となる電力のみを供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態に制御する電源制御ステップと
    を実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の印刷装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 複数の後処理装置のいずれかにシートを供給可能な印刷装置であって、
    実行する印刷ジョブの処理内容を解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果に従って、前記複数の後処理装置のそれぞれを個別に、前記シートに後処理を行うために必要な電力を供給する稼動状態、前記シートに後処理を行うことなく前記シートを搬送するために必要な電力を供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態のいずれかに移行させる電源制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  10. 複数の給紙装置のいずれかの給紙段からにシートを給紙可能な印刷装置であって、
    実行する印刷ジョブの処理内容を解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果に従って、前記複数の給紙装置のそれぞれを個別に、前記給紙段からシートの給紙を行うために必要な電力を供給する稼動状態、前記給紙段からシートの給紙を行うことなく前記シートを搬送するために必要な電力を供給する省電力状態、又は、電力を供給しない非稼動状態のいずれかに移行させる電源制御手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
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