JP6311656B2 - 燃料タンク構造 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク構造に関する。
自動車に搭載される燃料タンクの構造として、特許文献1には、燃料タンク内に膨張及び収縮可能な袋状の伸縮膜(袋状部材)が設けられた燃料タンク構造が開示されている。また、伸縮膜を膨張又は収縮させて燃料の液面を覆うことで、液面から蒸発燃料が発生するのを抑制する技術が開示されている。
特開平8−170568号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、袋状部材を膨張させる際にコンプレッサから圧縮空気を送る必要があり、袋状部材を収縮させる際には、大気開放弁を開弁する必要がある。すなわち、燃料の液面の高さに応じてコンプレッサを作動又は停止させたり大気開放弁を開閉弁させる必要があり、燃料の液面の高さに追従して袋状部材を膨張及び収縮させることが困難となっている。
本発明は上記事実を考慮し、燃料の液面の高さに追従して袋状部材を膨張及び収縮させることができる燃料タンク構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る燃料タンク構造は、自動車に搭載され、燃料を収容する燃料タンクと、前記燃料タンク内の天井部に固定された膨張及び収縮可能な袋状部材と、前記袋状部材において前記燃料タンクの底部と対向する位置に設けられると共に、燃料よりも比重が小さく、かつ、自重によって前記袋状部材を前記底部側へ膨張させる支持板と、を有し、前記支持板の外周部には、前記支持板の一般部よりも大きい浮力が作用する部位が設けられている
請求項1に記載の本発明に係る燃料タンク構造では、燃料タンク内の天井部に膨張及び収縮可能な袋状部材が固定されている。また、この袋状部材には、支持板が設けられている。ここで、支持板は、袋状部材において燃料タンクの底部と対向する位置に設けられており、燃料よりも比重が小さい材質で形成されている。これにより、支持板が燃料に浮くため、燃料タンクに収容された燃料の液面が高くなるにつれて支持板が天井部側へ移動し、袋状部材を収縮させることができる。また、支持板は、自重によって袋状部材を底部側へ膨張させる。すなわち、燃料タンクに収容された燃料の液面が低くなるにつれて支持板が底部側へ移動し、袋状部材を底部側へ膨張させることができる。
また、支持板の外周部に一般部よりも大きい浮力が作用する部位が設けられているため、支持板が傾いて燃料に沈むのを抑制し、支持板の姿勢を安定させることができる。
請求項2に記載の本発明に係る燃料タンク構造は、請求項1に記載の発明において、前記部位は、前記燃料タンクの前記底部側へ膨出した膨出部である
請求項2に記載の本発明に係る燃料タンク構造では、支持板が燃料の液面に浮いている状態で燃料から膨出部に作用する浮力は、一般部に作用する浮力よりも大きくなる。これにより、支持板が傾いて燃料に沈むのを抑制し、支持板の姿勢を安定させることができる。
請求項3に記載の本発明に係る燃料タンク構造は、請求項1又は2に記載の発明において、前記部位は、気体が封入された空洞部である
請求項3に記載の本発明に係る燃料タンク構造では、空洞部に浮力が作用するため、支持板が傾いて燃料に沈むのを抑制し、支持板の姿勢を安定させることができる。
請求項4に記載の本発明に係る燃料タンク構造は、自動車に搭載され、燃料を収容する燃料タンクと、前記燃料タンク内の天井部に固定された膨張及び収縮可能な袋状部材と、前記袋状部材において前記燃料タンクの底部と対向する位置に設けられると共に、燃料よりも比重が小さく、かつ、自重によって前記袋状部材を前記底部側へ膨張させる支持板と、を有し、前記支持板の外周部には、前記燃料タンクの前記底部側へ膨出した膨出部が設けられている。
請求項5に記載の本発明に係る燃料タンク構造は、自動車に搭載され、燃料を収容する燃料タンクと、前記燃料タンク内の天井部に固定された膨張及び収縮可能な袋状部材と、前記袋状部材において前記燃料タンクの底部と対向する位置に設けられると共に、燃料よりも比重が小さく、かつ、自重によって前記袋状部材を前記底部側へ膨張させる支持板と、を有し、前記支持板の外周部に沿って気体が封入された空洞部が設けられている。
以上説明したように、請求項1〜5に記載の燃料タンク構造によれば、燃料の液面の高さに追従して袋状部材を膨張及び収縮させることができるという優れた効果を有する。
また、燃料の液面と支持板との接触状態を良好に維持することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る燃料タンク構造の全体構成を概略的に示す図である。 第1実施形態に係る燃料タンク構造の要部を示す断面図であり、袋状部材が収縮した状態を示す図である。 袋状部材が膨張した状態を示す、図2に対応する断面図である。 図2の4−4線で切断した状態を示す断面図である。 図4の5−5線で切断した状態を拡大して示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る燃料タンク構造の変形例を示す、図5に対応する断面図である。 第2実施形態に係る燃料タンク構造の要部を示す断面図であり、袋状部材が収縮した状態を示す図である。 袋状部材が膨張した状態を示す、図7に対応する断面図である。 図7の9−9線で切断した状態を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照して、第1実施形態に係る燃料タンク構造について説明する。なお、各図において適宜示される矢印UPは、燃料タンクの上方側を示している。また、本実施形態では、燃料タンクの上方側と車両上下方向の上方側とが一致している。
図1に示されるように、本実施形態に係る燃料タンク構造を構成する燃料タンク10は、中空状に形成されており、内部に燃料液体(以下、「燃料GS」とする)を収容可能な形状(例えば略直方体の箱状)に形成されている。また、燃料タンク10の下面は、図示しないタンクバンドによって支持されている。そして、このタンクバンドが、図示しないフロアパネルにブラケット等を介して固定されることで、燃料タンク10がフロアパネルに取り付けられている。
燃料タンク10には、略筒状のフィラーパイプ12が接続されている。そして、フィラーパイプ12の上端部には、給油口12Aが形成されており、この給油口12Aに給油ガンを差し入れて燃料GSを燃料タンク10に注入することで、給油が行われる。なお、燃料タンク10内の燃料GSの量が多い場合は、フィラーパイプ12にも燃料GSの一部が収容されるように構成されている。
フィラーパイプ12の上端の給油口12Aは、フューエルキャップ14によって開閉されるようになっている。また、フューエルキャップ14の外側には、車体のサイドパネルなどに設けられた図示しないフューエルリッドが配置されている。
フューエルキャップ14は、閉じた状態で給油口12Aを閉塞しており、フィラーパイプ12への給油ガンのアクセスを制限している。これに対し、フューエルキャップ14が開かれると、フィラーパイプ12の給油口12Aが開放され、給油ガンの給油経路へのアクセスが可能となる。
燃料タンク10内の車両上方側には、袋状部材16及び収縮制限部材18が設けられている。袋状部材16は、膨張及び収縮可能な樹脂材料で形成されており、燃料タンク10の天井部10Aに固定されている。また、燃料タンク10には、支持板32が設けられている。支持板32の詳細については後述する。なお、ここでいう「膨張及び収縮可能」とは、袋状部材16自体が伸縮する構成に限定されず、折り畳まれることで収縮し、展開されることで膨張するような容積が可変な袋状の部材を含む。
収縮制限部材18は、導入管20と導出管22との間の領域に設けられており、燃料タンク10の天井部10Aから下方へ突出されている。そして、燃料GSが満タンの液位まで入った状態で収縮制限部材18が袋状部材16に接触するように構成されている。これにより、少なくとも導入管20と導出管22との間の領域では、袋状部材16がさらに収縮しないようになっている。
燃料タンク10内の内壁の近傍には、温度センサ36の検出部36Bが配置されている。温度センサ36は、燃料タンク10の外側に配置された本体部36Aと、本体部36Aから下方へ延出された棒状の検出部36Bとを含んで構成されている。そして、検出部36Bは、燃料タンク10の内壁に沿って底部まで延びており、この検出部36Bによって燃料タンク10内に収容された燃料GSの温度を検知できるように構成されている。
ここで、燃料タンク10の天井部10Aには、導入管20が接続されている。導入管20は、後述する袋状部材16へ空気を導入するための管体であり、上下方向に延在されている。また、導入管20の下端部は、燃料タンク10の内部に入り込んでいる。一方、導入管20の上端部は、冷却風導入部24に接続されており、さらに冷却風導入部24の上方へ延出されて導出管22と接続されている。
導入管20に接続された冷却風導入部24は、図示しないペルチェ素子を備えており、このペルチェ素子によって導入管20の内部を流れる空気を冷却させるように構成されている。
燃料タンク10の天井部10Aには、導入管20と間隔をあけて導出管22が接続されている。導出管22は、袋状部材16から空気が導出される管体であり、上下方向に延在された縦部22Aと、略水平に延在された横部22Bとを含んで構成されている。また、縦部22Aの下端部が燃料タンク10の内部に入り込んでいる。一方、縦部22Aの上端部は、横部22Bの一端部に接続されている。そして、横部22Bの他端部は、導入管20の上端部と接続されている。
ここで、導入管20と導出管22とが接続された部分には、大気開放管26の一端部が接続されている。大気開放管26は、導出管22の横部22Bと連続する方向に延在されており、大気開放管26の他端部は、大気に開放された開口26Aが形成されている。また、大気開放管26の一端側及び他端側にはそれぞれ、開閉弁28及び圧力調整弁30が設けられている。
開閉弁28は、導入管20と導出管22との接続部分の近傍に設けられている。そして、この開閉弁28を開閉することで、導入管20及び導出管22と大気開放管26との間の空気の出入りを調整できるように構成されている。
圧力調整弁30は、開口26Aの近傍に設けられている。そして、圧力調整弁30を開くことで、大気開放管26中の空気が大気中に排出され、大気開放管26の圧力を調整することができるように構成されている。なお、開閉弁28が開弁している場合は、燃料タンク10内の空気が大気中に排出される。
ここで、温度センサ36、開閉弁28、圧力調整弁30及び冷却風導入部24は、制御部であるECU(Electronic Control Unit)38と電気的に接続されている。そして、ECU38によって制御されている。具体的には、温度センサ36が検知した燃料GSの温度が所定の温度(例えば、30℃)よりも高くなった場合、ECU38から冷却風導入部24へ信号が送信され、冷却風導入部24を作動させる。このとき、袋状部材16の状態に拘わらず冷却風導入部24が作動する。すなわち、袋状部材16が収縮している場合や膨張している場合に拘わらず冷却風導入部24が作動する。
冷却風導入部24が作動することで、導入管20を流れる空気が冷却され、冷却風となって袋状部材16へ導入される。そして、袋状部材16へ導入された低温の空気は、対流によって下降し、袋状部材16の内面に沿って移動する。ここで、袋状部材16と燃料GSの液面とが接触しているので、冷却風は、燃料GSから熱を奪いながら袋状部材16の内部を矢印の方向に流れる。
そして、冷却風は、燃料GSの熱を奪うことで温度が高くなる。そして、温度が高くなるにつれて上昇し、導出管22の近傍に到達した空気は、この導出管22を通って導入管20との接続部分へ到達する。ここで、ECU38によって開閉弁28が閉弁されているため、高温の空気が導出管22から導入管20へ流れて、再び冷却風導入部24を通過して冷却される。以上のようにして、導入管20の空気を冷却して循環させることにより、燃料タンク10の内部の熱を奪って温度を低下させる。そして、温度センサ36が検知している燃料GSの温度が所定の温度よりも低くなったとき、ECU38によって冷却風導入部24が停止される。また、開閉弁28が開弁される。なお、冷却風導入部24を備えていない構成としてもよい。
(支持板32の構成)
次に支持板32について説明する。支持板32は、袋状部材16において燃料タンク10の底部10Bと対向する位置に設けられている。また、図4に示されるように、支持板32は、袋状部材16の中央部分に配置されており、燃料タンク10の底部10B側から見て略矩形状に形成されている。
ここで、支持板32は、燃料よりも比重が小さい熱可塑性樹脂で形成されており、燃料GSに浮くように構成されている。本実施形態では一例として、ポリエチレンを主成分とする材質で形成されている。なお、これに限定されず、ポリプロピレンやポリアセタールなどを主成分とする材質で形成してもよい。
支持板32の外周部には、底部10B側(下方側)へ膨出した膨出部32Aが形成されている。膨出部32Aは、支持板32の外周部に沿って形成されており、本実施形態では支持板32を構成する各辺のそれぞれに膨出部32Aが形成されている。また、支持板32の角部には膨出部32Aが形成されておらず、燃料GSを流入させるための流入部32Bとなっている。
図5に示されるように、膨出部32Aは、一対の傾斜面32A1、32A2によって構成されており、膨出部32Aの延在方向と直交する方向に切断した断面形状が略V字状に形成されている。このため、支持板32が燃料GSに浮いている状態では、膨出部32Aは、一般部よりも燃料タンク10の底部10B側に位置しており、膨出部32Aを構成する各傾斜面に対して燃料GSから圧力が作用する。そして、燃料GSから作用する圧力の合力が上方へ向く浮力F1となる。
図2に示されるように、燃料タンク10に収容された燃料GSの量が多い状態では、袋状部材16は、燃料GSの液面に浮く支持板32によって燃料タンク10の天井部10A側に押し上げられている。すなわち、袋状部材16は収縮している。そして、この状態で袋状部材16の中央部分(支持板32によって支持されている部分)は、燃料GSの液面と接触した状態となっている。また、袋状部材16の外周部分は、燃料GSの中に入り込んでいる。
一方、図3に示されるように、燃料タンク10に収容された燃料GSの量が少ない状態では、支持板32が自重によって底部10B側へ移動する。すなわち、燃料GSの液面に追従して下降する。これにより、袋状部材16が下方側へ膨張される。なお、支持板32が設けられていない場合でも袋状部材16の自重によって下方へ膨張するが、支持板32を設けることで、より下方側への荷重が増加し、燃料GSの液面に追従して袋状部材16が膨張する。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態に係る燃料タンク構造の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、燃料タンク10内に収容された燃料GSの液面の高さに追従して支持板32が上下に移動する。これにより、袋状部材16が燃料GSの液面の高さに追従して膨張又は収縮され、燃料GSの液面から蒸発燃料が発生するのを効果的に抑制することができる。すなわち、給油などによって燃料GSの液面が上昇すると、燃料GSよりも比重の小さい支持板32が液面に追従して上昇する。これにより、袋状部材16が収縮される。一方、燃料GSが減少して液面が下がってくると、支持板32が自重により液面に追従して下降する。これにより、袋状部材16が下方側へ膨張される。このようにして、支持板32によって袋状部材16が膨張又は収縮され、燃料GSの液面から蒸発燃料が発生するのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、支持板32の自重によって袋状部材16を膨張させる構成であるため、圧縮空気で袋状部材16を膨張させる構成で用いるコンプレッサ等の設備が不要となる。この結果、構造の簡略化及び低コスト化を図ることができる。また、コンプレッサを作動させるための電力が不要となり、エネルギー消費量を低減することができる。
さらに、本実施形態では、図4に示されるように、支持板32の外周部に沿って膨出部32Aが形成されているため、支持板32の外周部により大きな浮力が作用し、支持板32が傾いて沈むのを抑制している。すなわち、支持板32の姿勢を安定させることができ、燃料GSの液面と支持板32との接触状態を良好に維持することができる。特に、本実施形態では、支持板32の各辺に均等に膨出部32Aを形成しているため、支持板32に均等に浮力を作用させることができ、支持板32の姿勢を良好に維持させることができる。
また、本実施形態では、隣り合う膨出部32Aの間に流入部32Bが設けられている。これにより、例えば、燃料タンク10内の燃料GSが無くなって支持板32が燃料タンク10の底部10Bと接触している状態で給油を行った際に、流入部32Bから支持板32の下面側に燃料GSを流入させることができる。すなわち、支持板32をスムーズに燃料GSに浮かせることができる。
なお、本実施形態では、支持板32の外周部に沿って断面V字状の膨出部32Aを形成したが、これに限定されず、膨出部を他の形状としてもよい。例えば、断面円弧状の膨出部を形成してもよい。また、膨出部32Aとは別に支持板32へ浮力を作用させる構成を採用してもよい。例えば、図6に示される変形例のように膨出部32Aに替えて空洞形成部40が形成された構成を採用してもよい。
(変形例)
図6に示されるように、本変形例では、支持板32の外周部に沿って空洞形成部40が形成されている。空洞形成部40は、上側が凸となる略円弧状の円弧部40Aによって断面が略半円状の閉断面構造とされており、空洞部40Bを形成している。そして、この空洞部40Bに気体が封入されている。なお、本実施形態では気体の一例として、空洞部40Bに空気Aが封入されているが、これに限定されない。
本変形例では、空洞形成部40によって支持板32の外周部に浮力F2が作用する。すなわち、支持板32にフロートが取り付けられた構成と同様に浮力F2が作用する。これにより、支持板32が傾いて沈むのを抑制することができる。この結果、支持板32の姿勢を安定させることができ、燃料GSの液面と支持板32との接触状態を良好に維持することができる。
なお、本変形例では、空洞形成部40を支持板32の上面側に設けたが、これに限定されず、支持板32の下面側に空洞形成部40を設けてもよい。また、図5に示される膨出部32Aと図6に示される空洞形成部40の両方が形成された構成を採用してもよい。
<第2実施形態>
次に、図7〜9を参照して、第2実施形態に係る燃料タンク構造について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図7に示されるように、本実施形態に係る燃料タンク構造では、燃料タンク50の天井部50Aと支持板32とが付勢部材としての圧縮コイルばね52で連結されている。図9に示されるように、本実施形態では、4つの圧縮コイルばね52が設けられており、それぞれの圧縮コイルばね52は、支持板32の流入部32Bが設けられた角部に配置されている。
ここで、圧縮コイルばね52の付勢力は、支持板32が燃料GSから受ける圧力よりも小さく設定されている。このため、図7に示されるように、支持板32が燃料GS中に沈むことなく、燃料GSの液面に浮いて袋状部材16を支持している。
一方、図8に示されるように、燃料タンク50内の燃料GSが減少して液面が下がると、支持板32の自重及び圧縮コイルばね52からの付勢力によって支持板32が底部50B側に移動する。すなわち、燃料GSの液面の高さに追従して下降する。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態に係る燃料タンク構造の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、圧縮コイルばね52によって支持板32を燃料タンク50の底部50B側へ付勢することにより、支持板32を安定して燃料GSの液面に押し付けることができる。また、圧縮コイルばね52から支持板32へ作用する付勢力は、支持板32が燃料GSから受ける力よりも小さいため、支持板32が燃料GS中に沈むのを抑制することができる。その他の作用については第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、付勢部材として圧縮コイルばね52を備えた構成を図示して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、燃料タンク50の底部50Bと支持板32の下面とを引張コイルばねで連結した構成としてもよい。この場合、支持板32が引張コイルばねから受ける引張力(付勢力)が、燃料GSから支持板32へ作用する圧力よりも小さければ、本実施形態と同様の効果を得る。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について説明したが、本発明は、上記の構成に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記の構成以外にも種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、温度センサ36の検出部36Bが燃料タンク10の底部まで延ばされており、収容された燃料GSの温度を検知するように構成したが、これに限定されない。例えば、検出部を燃料GSの液面よりも上方に配置して、蒸発燃料(ベーパ)の温度を検知するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、燃料タンク10の内部に2つの収縮制限部材18を配置したが、これに限定されない。例えば、3つ以上の収縮制限部材18を配置してもよい。また、収縮制限部材18を設けない構成としてもよい。この場合、満タン時の燃料GSの液面の高さを調整することで、収縮制限部材18を設けなくても袋状部材16の内部に空気の流路を確保することができる。
さらに、上記実施形態では、支持板32の外周部に沿って膨出部32Aや空洞形成部40を形成したが、膨出部32Aや空洞形成部40を形成する部位については特に限定しない。また、膨出部32Aや空洞形成部40が形成されていない支持板を用いてもよい。この場合、支持板が燃料GS中に沈まない形状や材質で形成されていれば、上記実施形態と同様の効果を得る。
10 燃料タンク
10A 天井部
10B 底部
16 袋状部材
32 支持板
32A 膨出部
40B 空洞部
50 燃料タンク
50A 天井部
50B 底部
52 圧縮コイルばね(付勢部材)
GS 燃料

Claims (5)

  1. 自動車に搭載され、燃料を収容する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内の天井部に固定された膨張及び収縮可能な袋状部材と、
    前記袋状部材において前記燃料タンクの底部と対向する位置に設けられると共に、燃料よりも比重が小さく、かつ、自重によって前記袋状部材を前記底部側へ膨張させる支持板と、
    を有し、
    前記支持板の外周部には、前記支持板の一般部よりも大きい浮力が作用する部位が設けられている燃料タンク構造。
  2. 前記部位は、前記燃料タンクの前記底部側へ膨出した膨出部である請求項1に記載の燃料タンク構造。
  3. 前記部位は、気体が封入された空洞部である請求項1又は2に記載の燃料タンク構造。
  4. 自動車に搭載され、燃料を収容する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内の天井部に固定された膨張及び収縮可能な袋状部材と、
    前記袋状部材において前記燃料タンクの底部と対向する位置に設けられると共に、燃料よりも比重が小さく、かつ、自重によって前記袋状部材を前記底部側へ膨張させる支持板と、
    を有し、
    前記支持板の外周部には、前記燃料タンクの前記底部側へ膨出した膨出部が設けられている燃料タンク構造。
  5. 自動車に搭載され、燃料を収容する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内の天井部に固定された膨張及び収縮可能な袋状部材と、
    前記袋状部材において前記燃料タンクの底部と対向する位置に設けられると共に、燃料よりも比重が小さく、かつ、自重によって前記袋状部材を前記底部側へ膨張させる支持板と、
    を有し、
    前記支持板の外周部に沿って気体が封入された空洞部が設けられている燃料タンク構造。
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