JP6310816B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造技術に関し、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサまたは不揮発性半導体メモリなどを内蔵した半導体装置の製造に好適に利用できるものである。
例えば特許第3535876号公報(特許文献1)には、絶縁膜に、プラズマを伴わない水素活性種を接触させてシンタリングを行うことにより絶縁膜/半導体界面のダングリングボンドを終端する技術が記載されている。
また、特開2010−10578号公報(特許文献2)には、デバイス形成層を形成した後、デバイス形成層の上に表面保護膜を形成し、半導体基板のデバイス形成層が形成されている面とは反対の面に水素をイオン注入することにより、水素を半導体基板−酸化膜界面に供給する技術が記載されている。
また、特許第5022900号公報(特許文献3)には、アンモニアとシラン系ガスをプラズマ分解することにより、Cu配線上にバリア膜を形成する技術が記載されている。
特許第3535876号公報 特開2010−10578号公報 特許第5022900号公報
例えばCMOSイメージセンサを内蔵した半導体装置では、画素部のフォトダイオードの暗電流(ノイズ電流)を低減するために、半導体基板と、半導体基板上に形成された絶縁膜との界面に存在するダングリングボンドを水素で終端させる技術が検討されている。
しかしながら、前記特許文献1、2に記載された技術を適用すると、半導体基板と絶縁膜との全界面に対して水素が供給されるため、水素を供給したくない領域の半導体基板と絶縁膜との界面にも水素が蓄積して、半導体装置に不具合が生じる場合がある。例えばCMOSイメージセンサを内蔵した半導体装置の周辺回路部の半導体基板と絶縁膜との界面に水素が蓄積すると、トラップ準位が発生して、周辺回路部を構成する電界効果トランジスタのしきい値電圧が変動することがある。このため、半導体基板と絶縁膜との界面を選択的に水素で終端させる技術が必要となっている。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、CMOSイメージセンサを内蔵した半導体装置の製造方法において、画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部に配線を形成した半導体ウエハに対して、配線が形成された面側から水素プラズマ処理を行う。水素プラズマ処理には、上部電極と下部電極とを有し、上部電極に、水素プラズマを励起する高周波電力が印加され、下部電極に、水素プラズマに存在する水素イオンを電界ドリフトにより半導体ウエハへ供給する高周波電力が印加されるプラズマエッチング装置を用いる。これにより、画素部のフォトダイオード形成領域の半導体基板と絶縁膜との界面では、水素イオンが電界ドラフトにより供給されやすくなり、画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部の半導体基板と絶縁膜との界面では、配線が水素イオンの移動を制限して、水素イオンが供給されにくくなる。
一実施の形態によれば、CMOSイメージセンサを内蔵した半導体装置において、半導体基板と、半導体基板上に形成された絶縁膜との界面に存在するダングリングボンドを選択的に水素で終端させることができる。
実施の形態1による水素プラズマ処理において用いるプラズマエッチング装置の一例を示す概略図である。 実施の形態1による水素プラズマ処理において用いるプラズマエッチング装置の変形例を示す概略図である。 本発明者らが比較のために検討したプラズマエッチング装置の一例を示す概略図である。 水素処理を施していない試料(As growth)および水素処理を施した試料(水素アニール処理(After H2 anneal)または水素プラズマ処理(After H2 plasma(1),After H2 plasma(2)))における水素ガスのTDS分析結果を示すグラフ図である。(a)は、各試料における水素スペクトルを示すグラフ図であり、(b)は、各試料における100℃〜1,000℃の水素スペクトルの積分値を示すグラフ図である。 水素処理を施していない試料(As growth)および水素処理を施した試料(水素アニール処理(After H2 anneal)または水素プラズマ処理(After H2 plasma(1),After H2 plasma(2)))における水素イオン濃度のSIMS分析結果を示すグラフ図である。 (a)および(b)はそれぞれ、水素プラズマ処理および水素アニール処理における水素イオンの供給モデルを説明する模式図である。 CMOSイメージセンサを示す平面図である。 (a)および(b)はそれぞれ、半導体基板と絶縁膜との界面におけるダングリングボンドを介して流れる電流パスを示すイメージ図および半導体基板と絶縁膜との界面におけるダングリングボンドを水素で終端した状態を示すイメージ図である。 実施の形態1による半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図9に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図10に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図11に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図12に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図13に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図14に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図15に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図16に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図17に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 実施の形態2による半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図19に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図20に続く、半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。
以下の実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、以下の実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。また、以下の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
<プラズマエッチング装置>
まず、本実施の形態1による水素プラズマ処理において用いるプラズマエッチング装置について説明する。図1は、本実施の形態1による水素プラズマ処理において用いるプラズマエッチング装置の一例を示す概略図である。図2は、本実施の形態1による水素プラズマ処理において用いるプラズマエッチング装置の変形例を示す概略図である。図3は、本発明者らが比較のために検討したプラズマエッチング装置の一例を示す概略図である。
図1に示すように、プラズマエッチング装置PEM1は、上部電極UEと下部電極DEとを有している。上部電極UEと接地電位との間に27MHz〜60MHzの高周波電力を印加する第1高周波電源RF1が接続され、下部電極DEと接地電位との間にキャパシタCを介して2MHz〜27MHzの高周波電力を印加する第2高周波電源RF2が接続されている。上部電極UEに接続した第1高周波電源RF1を用いて上部電極UEと下部電極DEとの間に高周波電界を発生させ、この高周波電界によって水素プラズマHPを生成させることができる。
半導体ウエハSWは、その主面(デバイスが形成された面)の反対側の面と下部電極DEとを接触させて、下部電極DE上に搭載されており、半導体ウエハSWの主面が水素プラズマHPに晒される。
さらに、プラズマエッチング装置PEM1は、下部電極DEに接続した第2高周波電源RF2を用いて、半導体ウエハSWの主面と水素プラズマHPとの間に形成されるプラズマシース(静電鞘)の電圧を制御することができる。これにより、水素プラズマHPに存在する水素イオンを電界により半導体ウエハSWの主面に対して垂直に移動させて(以下、電界ドリフトと言う)、半導体ウエハSWの主面へ引き込むことができる。
水素プラズマ処理の条件として、例えばガス圧:20mT〜100mT、第1高周波電源RF1(上部電極UE)のパワー:200W〜5,000W、第2高周波電源RF2(下部電極DE)のパワー:200W〜5,000W、半導体ウエハSWの温度:0℃〜60℃を例示することができる。
なお、水素プラズマHPにより、半導体ウエハSWの主面に形成された絶縁膜はエッチングされるが、そのエッチング速度は2〜3nm/分程度であるので、エッチングによる絶縁膜の損失を発生させずに水素イオンを半導体ウエハSWの主面へ引き込むことができる。
また、図2に示すように、第1高周波電源RF1および第2高周波電源RF2がキャパシタCを介して下部電極DEと接地電位との間に接続されたプラズマエッチング装置PEM2を用いることもできる。この場合、上部電極UEは接地電位に接続される。下部電極DEに接続した第1高周波電源RF1を用いて上部電極UEと下部電極DEとの間に高周波電界を発生させ、この高周波電界によって水素プラズマHPを生成させることができる。
さらに、下部電極DEに接続した第2高周波電源RF2を用いて、半導体ウエハSWの主面と水素プラズマHPとの間に形成されるプラズマシースの電圧を制御することができる。これにより、水素プラズマHPに存在する水素イオンを電界ドリフトにより半導体ウエハSWの主面へ引き込むことができる。
図3に、本発明者らが比較のために検討したプラズマエッチング装置PEM0を示す。このプラズマエッチング装置PEM0は、上部電極UEと下部電極DEとを有しており、上部電極UEに27MHz〜60MHzの高周波電力を印加する第1高周波電源RF1が接続され、下部電極DEに接地電位が接続されている。前述したプラズマエッチング装置PEM1と同様に、上部電極UEに接続した第1高周波電源RF1を用いて上部電極UEと下部電極DEとの間に高周波電界を発生させ、この高周波電界によってアンモニアプラズマNHPを生成させることができる。
しかし、プラズマエッチング装置PEM0では、アンモニアプラズマNHPに存在する水素イオンを半導体ウエハSWへ拡散させることはできるが、水素イオンを電界ドリフトにより半導体ウエハSWの主面へ引き込むことはできない。
<水素イオンの注入効果>
次に、半導体基板と、半導体基板上に形成された絶縁膜との界面への水素イオンの注入効果について、図4、図5および図6を用いて説明する。図4は、各試料における水素ガスのTDS(Thermal Desorption Spectroscopy)分析結果を示し、(a)は、各試料における水素スペクトルを示すグラフ図であり、(b)は、各試料における100℃〜1,000℃の水素スペクトルの積分値を示すグラフ図である。図5は、各試料における水素イオン濃度のSIMS(Secondary Ion Mass Spectroscopy)分析結果を示すグラフ図である。図6(a)および(b)はそれぞれ、水素プラズマ処理および水素アニール処理における水素イオンの供給モデルを説明する模式図である。
分析には、シリコンからなる半導体基板と、半導体基板上に熱酸化法により形成された酸化シリコン膜とからなる試料を用いた。酸化シリコン膜の厚さは、400nm程度である。この試料に対して、水素アニール処理(415℃、2時間)、第1プラズマ処理または第2プラズマ処理を施している。第1プラズマ処理の条件は、水素ガス流量:500sccm、ガス圧:70mT、第1高周波電源の周波数/パワー:27MHz/400W、第2高周波電源の周波数/パワー:2MHz/500W、処理時間:300秒である。また、第2プラズマ処理の条件は、アルゴンガス流量/水素ガス流量:100sccm/400sccm、ガス圧:70mT、第1高周波電源の周波数/パワー:27MHz/500W、第2高周波電源の周波数/パワー:2MHz/1,500W、処理時間:300秒である。第1プラズマ処理の第2高周波電源のパワーは500W、第2プラズマ処理の第2高周波電源のパワーは1,500Wであり、第2プラズマ処理は第1プラズマ処理よりも高パワーに設定されている。なお、第2プラズマ処理では、プラズマ安定化のため、アルゴンガスを添加している。
図4(a)および(b)に示すように、第1プラズマ処理(低パワー)を施した試料(After H2plasma(1))および第2プラズマ処理(高パワー)を施した試料(After H2 plasma(2))では、水素アニール処理を施した試料(After H2 anneal)よりも多くの脱離水素量が観測された。
また、図5に示すように、第1プラズマ処理(低パワー)を施した試料(After H2 plasma(1))および第2プラズマ処理(高パワー)を施した試料(After H2 plasma(2))の半導体基板と酸化シリコン膜との界面における水素イオン濃度は1020cm−3以上である。一方、水素アニール処理を施した試料(After H2 anneal)の半導体基板と酸化シリコン膜との界面における水素イオン濃度は1020cm−3未満である。すなわち、第1プラズマ処理(低パワー)を施した試料(After H2 plasma(1))および第2プラズマ処理(高パワー)を施した試料(After H2 plasma(2))では、水素アニール処理を施した試料(After H2 anneal)よりも半導体基板と酸化シリコン膜との界面において水素イオン濃度が高くなっており、より多くの水素が蓄積されていることがわかる。
図4および図5の分析結果から推察される水素プラズマ処理および水素アニール処理における水素イオンの供給モデルを図6(a)および(b)を用いて説明する。
図6(a)に示すように、水素プラズマ処理では、絶縁膜ILと水素プラズマとの間に形成されるプラズマシースにおける電界が増加して、絶縁膜IL中に供給された水素イオンが移動しやすくなっていると考えられる。従って、水素プラズマ処理を施した試料では、水素イオンが絶縁膜IL中を容易に移動して、半導体基板SBと絶縁膜ILとの界面に多量の水素イオンが蓄積できるので、半導体基板SBと絶縁膜ILとの界面に多量のダングリングボンドが存在しても、そのダングリングボンドの殆どを水素によって終端することができる。
一方、図6(b)に示すように、水素アニール処理でも、水素イオンは絶縁膜IL中に供給されるが、熱拡散により絶縁膜IL中を移動するため、半導体基板SBと絶縁膜ILとの界面へ移動し、蓄積される水素イオンは少量であると考えられる。このため、水素アニール処理を施した試料では、半導体基板SBと絶縁膜ILとの界面に多量のダングリングボンドが存在すると、水素によって終端することができないダングリングボンドが多く残ってしまう。
<CMOSイメージセンサの製造方法>
図7は、CMOSイメージセンサを示す平面図である。図8(a)および(b)はそれぞれ、半導体基板と絶縁膜との界面におけるダングリングボンドを介して流れる電流パスを示すイメージ図および半導体基板と絶縁膜との界面におけるダングリングボンドを水素で終端した状態を示すイメージ図である。
図7に示すように、画素部PIには、複数のpn接合型のフォトダイオードPDがアレイ状に配置されている。
以下に、CMOSイメージセンサの読み出し方法を簡単に説明する。まず、(1)画素PIX内のフォトダイオードPDで光が受光され、電荷に変換されて蓄積される。(2)蓄積された電荷は、画素PIX内にある電圧変換回路TCによって電圧に変換、増幅される。(3)増幅された電圧は、画素選択スイッチPSのON/OFFにより、ラインごと(行ごと)に垂直信号線VLに転送される(ライン露光順次読み出し)。(4)垂直信号線VLごとに配置されている列回路RCにより、画素PIX間にばらつきのあるノイズを除去し、一時的に保管する。(5)保管された電圧は、列選択スイッチRSのON/OFFにより、水平信号線HLに送られる。そして、水平信号線HLを通じて周辺回路部に読み出される。
ところで、図8(a)に示すように、画素部のフォトダイオードPDが形成された領域では、半導体基板と、半導体基板上に形成された絶縁膜との界面にダングリングボンドDBが多数存在している。そして、ダングリングボンドDBにより発生する表面電子準位に電流パスCPが発生すると、暗電流が流れる。
そこで、図8(b)に示すように、水素イオンを供給して、ダングリングボンドDBを水素で終端させることにより、表面電子準位を消失させている。表面電子準位が消失すれば、電流パスCPが発生しないので、画素部のフォトダイオードPDが形成された領域における暗電流は低減する。前述したプラズマエッチング装置PEM1,PEM2を用いた水素プラズマ処理は、多量の水素イオンを半導体基板と絶縁膜との界面に供給することができるので、ダングリングボンドDBを水素で終端させるには有効な方法である。
しかしながら、画素部のフォトダイオードPDが形成された領域以外の領域および周辺回路部に水素イオンが供給されると、水素イオンが半導体基板と絶縁膜との界面にトラップ準位を形成し、例えば周辺回路部を構成する電界効果トランジスタのしきい値電圧を変動させるなどの問題が生じる。このため、画素部のフォトダイオードPDが形成された領域では、半導体基板と絶縁膜との界面に水素イオンを供給して、ダングリングボンドを水素で終端させるが、画素部のフォトダイオードPDが形成された領域以外の領域および周辺回路部では、半導体基板と絶縁膜との界面に水素イオンを供給しない、といったダングリングボンドを選択的に水素で終端させる技術が必要となる。
以下に、本実施の形態1による画素部および周辺回路部を例示して、半導体装置の製造方法を図9〜図18を用いて工程順に説明する。図9〜図18は、本実施の形態1による半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。なお、画素部では、1画素内のフォトダイオードおよび信号電荷を転送する際にスイッチとして機能する転送トランジスタの製造について説明する。また、周辺回路部には、電界効果トランジスタを代表するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)として、nチャネル型MISFETおよびpチャネル型MISFETが製造されるが、ここでは、nチャネル型MISFETの製造について説明する。
まず、図9に示すように、単結晶シリコンからなる半導体基板(半導体ウエハSWと称する平面略円形状の半導体の薄板)SBを用意する。
次に、半導体基板SBに絶縁膜からなる素子分離部STIを形成する。素子分離部STIは、複数の活性領域同士を分離する不活性領域である。つまり、活性領域の平面視における形状は、素子分離部STIに囲まれることで規定される。
素子分離部STIを形成する工程では、まず、半導体基板SB上に窒化シリコンからなるハードマスクパターンを形成し、このハードマスクパターンをマスクとしてドライエッチングを行うことで、半導体基板SBに複数の溝を形成する。続いて、複数の溝の内壁(側面および底面)にライナー酸化膜を形成した後、複数の溝の内部を含む半導体基板SB上に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜を、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成する。続いて、この絶縁膜の上面を、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨して、複数の溝の内部に絶縁膜を残す。その後、ハードマスクパターンを除去する。これにより、素子分離部STIが形成される。
次に、半導体基板SBの主面にp型不純物、例えばボロンをイオン注入して、画素部および周辺回路部に第1p型ウエルPW1を形成する。続いて、画素部の転送トランジスタ形成領域の一部および周辺回路部の半導体基板SBの主面にp型不純物、例えばボロンをイオン注入して、第2p型ウエルPW2を形成する。第2p型ウエルPW2は、画素部の転送トランジスタ形成領域の一部および周辺回路部において一体に形成される。続いて、画素部の転送トランジスタ形成領域の他部およびフォトダイオード形成領域の半導体基板SBの主面にp型不純物、例えばボロンをイオン注入して、p型領域PDpを形成する。p型領域PDpは、画素部の転送トランジスタ形成領域の他部およびフォトダイオード形成領域において一体に形成される。さらに、素子分離部STIの周囲の半導体基板SB(第2p型ウエルPW2およびp型領域PDp)に電界緩和層を形成してもよい。
次に、半導体基板SBの主面上に酸化シリコン膜およびn型不純物が導入された多結晶シリコン膜を順次形成した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングによって多結晶シリコン膜および酸化シリコン膜を順次加工する。これにより、画素部の転送トランジスタ形成領域に転送トランジスタのゲート電極GETおよびゲート絶縁膜GITを形成し、周辺回路部にnチャネル型MISトランジスタのゲート電極GEおよびゲート絶縁膜GIを形成する。ここで、転送トランジスタのゲート電極GETのゲート長方向の一方は第2p型ウエルPW2上に形成され、ゲート長方向の他方はp型領域PDp上に形成される。すなわち、転送トランジスタのゲート電極GETは、ゲート長方向に見ると、第2p型ウエルPW2とp型領域PDpとを跨ぐように形成される。なお、ゲート電極GE,GETは、多結晶シリコン膜およびシリサイド膜が下層から順に堆積された積層膜、または多結晶シリコン膜および金属膜が下層から順に堆積された積層膜で構成してもよい。
次に、画素部の半導体基板SBの主面にn型不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入して、転送トランジスタのゲート電極GETの一方の側面側のp型領域PDp、すなわち、フォトダイオード形成領域にn型領域PDnを形成する。これにより、転送トランジスタのゲート電極GETを挟んで、一方の半導体基板SBには、フォトダイオードを構成するn型領域PDnとp型領域PDpとからなるpn接合部が形成される。
次に、半導体基板SBの主面上に窒化シリコン膜を堆積した後、画素部のフォトダイオード形成領域を覆うようにレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして、窒化シリコン膜を、例えばRIE(Reactive Ion Etching)法で異方性エッチングする。これにより、画素部のフォトダイオード形成領域および転送トランジスタのゲート電極GETのフォトダイオード側の側壁を覆うように窒化シリコン膜SNを形成し、画素部の転送トランジスタのゲート電極GETのフォトダイオードPDと反対側の側壁、および周辺回路部のnチャネル型MISFETのゲート電極GEの両側壁にサイドウォールSSを形成する。画素部のフォトダイオード形成領域を覆うように形成された窒化シリコン膜SNは、反射防止膜としての機能を有し、その厚さは、例えば10nm〜20nm程度である。
次に、画素部の転送トランジスタ形成領域の半導体基板SBの主面にn型不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入して、転送トランジスタのゲート電極GETのフォトダイオードPDと反対側の半導体基板SB(第2p型ウエルPW2)にn型拡散層FDを形成する。同時に、周辺回路部の半導体基板SBの主面にn型不純物、例えばヒ素またはリンをイオン注入して、nチャネル型MISトランジスタのゲート電極GEの両側の半導体基板SB(第2p型ウエルPW2)にソース・ドレインを構成するn型拡散層SDを形成する。続いて、画素部の転送トランジスタ形成領域に形成されたn型拡散層FDの上面および周辺回路部に形成されたn型拡散層SDの上面にシリサイド膜SL、例えばコバルトシリサイド膜を形成する。
次に、図10に示すように、画素部のフォトダイオードおよび転送トランジスタ、並びに周辺回路部のnチャネル型MISFETを覆うように、半導体基板SBの主面上に、例えば酸化シリコンからなる層間絶縁膜IL1を形成した後、この層間絶縁膜IL1を、例えばCMP法で研磨することにより、その表面を平坦化する。
次に、図11に示すように、レジストパターンをマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜IL1に接続孔CN1を形成する。この接続孔CN1は、画素部のn型拡散層FD上および周辺回路部のnチャネル型MISトランジスタのソース・ドレインを構成するn型拡散層SD上などの必要部分に形成する。
次に、図12に示すように、接続孔CN1の内部を含む層間絶縁膜IL1上に、金属膜、例えばタングステン膜を形成した後、この金属膜を、例えばCMP法で研磨することにより、接続孔CN1の内部にプラグPL1を形成する。
次に、図13に示すように、層間絶縁膜IL1上に、金属膜、例えばアルミニウム合金膜を形成した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングによってこの金属膜を加工して、プラグPL1に接続する第1層目の配線M1を形成する。第1層目の配線M1の厚さは、例えば0.3μm程度である。第1層目の配線M1は、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部に形成されるが、画素部のフォトダイオード形成領域には形成されない。
次に、図14に示すように、層間絶縁膜IL1上に、第1層目の配線M1を覆うように層間絶縁膜IL2を形成する。続いて、レジストパターンをマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜IL2に、第1層目の配線M1に達する接続孔CN2を形成する。
次に、図15に示すように、接続孔CN2の内部を含む層間絶縁膜IL2上に、金属膜、例えばタングステン膜を形成した後、この金属膜を、例えばCMP法で研磨することにより、接続孔CN2の内部にプラグPL2を形成する。
続いて、層間絶縁膜IL2上に、金属膜、例えばアルミニウム合金膜を形成した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングによってこの金属膜を加工して、プラグPL2に接続する第2層目の配線M2を形成する。第2層目の配線M2の厚さは、例えば0.3μm程度である。第2層目の配線M2は、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部に形成されるが、画素部のフォトダイオード形成領域には形成されない。
次に、図16に示すように、層間絶縁膜IL2上に、第2層目の配線M2を覆うように層間絶縁膜IL3を形成する。続いて、レジストパターンをマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜IL3に、第2層目の配線M2に達する接続孔CN3を形成する。
次に、図17に示すように、接続孔CN3の内部を含む層間絶縁膜IL3上に、金属膜、例えばタングステン膜を形成した後、この金属膜を、例えばCMP法で研磨することにより、接続孔CN3の内部にプラグPL3を形成する。
続いて、層間絶縁膜IL3上に、金属膜、例えばアルミニウム合金膜を形成した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングによってこの金属膜を加工して、プラグPL3に接続する第3層目の配線M3を形成する。第3層目の配線M3の厚さは、例えば1.0μm程度である。第3層目の配線M3は、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部に形成されるが、画素部のフォトダイオード形成領域には形成されない。
続いて、図1に示したプラズマエッチング装置PEM1または図2に示したプラズマエッチング装置PEM2を用いて、水素プラズマ照射を実施する。
例えば図1に示したプラズマエッチング装置PEM1のチャンバ内に設置された下部電極DE上に半導体ウエハSWを載置した後、半導体ウエハSWの温度を0℃〜60℃に設定する。続いて、例えばアルゴンガス流量/水素ガス流量:100sccm/400sccm、ガス圧:70mT、第1高周波電源の周波数/パワー:27Mz/500W、第2高周波電源の周波数/パワー:2MHz/1,500W、処理時間:300秒の条件で水素プラズマ処理を実施する。
これにより、水素プラズマに存在する水素イオンが電界ドリフトにより層間絶縁膜IL1,IL2,IL3中を移動し、画素部のフォトダイオード形成領域においては半導体基板SBと窒化シリコン膜SNとの界面に達し、半導体基板SBと窒化シリコン膜SNとの界面に存在するダングリングボンドを水素によって終端させることができる。その結果、ダングリングボンドにより発生する表面電子準位が減少し、電流パスの発生が抑制されて、暗電流を低減することができる。
一方、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部においても、水素イオンが電界ドリフトにより層間絶縁膜IL1,IL2,IL3中を移動するが、多層配線(第1層目の配線M1、第2層目の配線M2および第3層目の配線M3)が形成されていることから、この多層配線が層間絶縁膜IL1,IL2,IL3中の水素イオンの移動を制限する。このため、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部の半導体基板SBに達する水素イオンの量は、画素部のフォトダイオード形成領域の半導体基板SBに達する水素イオンの量よりも少なくなる。従って、画素部では、例えば転送トランジスタのゲート絶縁膜GITと半導体基板SBとの界面において、水素イオンによるトラップ準位の生成が抑制されて、しきい値電圧の変動などを低減することができる。同様に、周辺回路部では、例えばnチャネル型MISFETのゲート絶縁膜GIと半導体基板SBとの界面において、水素イオンによるトラップ準位の生成が抑制されて、しきい値電圧の変動などを低減することができる。
すなわち、画素部のフォトダイオード形成領域では、水素イオンが電界ドリフトにより層間絶縁膜IL1,IL2,IL3中を移動しやすくなるが、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部では、水素イオンが多層配線(第1層目の配線M1、第2層目の配線M2および第3層目の配線M3)によって層間絶縁膜IL1,IL2,IL3中を移動しにくくなる。従って、1枚の半導体ウエハSWに水素プラズマを照射しても、選択的に画素部のフォトダイオード形成領域に多くの水素イオンを供給することができる。
次に、図18に示すように、層間絶縁膜IL3上に、第3層目の配線M3を覆うように保護膜PILを形成した後、この保護膜PILを、例えばCMP法で研磨することにより、その表面を平坦化する。
続いて、本実施の形態1では図示しないが、保護膜PIL上に最上層配線としてボンディングパッドを形成する。なお、画素部では最上層配線を除去し、カラーフィルターやマイクロレンズを形成する。その後、半導体基板SBを切断領域に沿って縦、横に切断して、半導体チップに個片化することによって、CMOSイメージセンサを内蔵する半導体装置が略完成する。
なお、本実施の形態1では、第3層目の配線M3を形成した後に、水素プラズマ照射を実施したが、第1層目の配線M1を形成した後(図13参照)または第2層目の配線M2を形成した後(図15参照)に、水素プラズマ照射を実施してもよい。第1層目の配線M1を形成した後に水素プラズマ照射を実施することにより、第1層目の配線M1が水素イオンの層間絶縁膜IL1中の移動を制限し、また、第2層目の配線M2を形成した後に水素プラズマ照射を実施することにより、第1層目の配線M1と第2層目の配線M2が水素イオンの層間絶縁膜IL1,IL2中の移動を制限することができる。これにより、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部においては、画素部のフォトダイオード形成領域と比べて、半導体基板SBに達する水素イオンの量が少なくなる。
また、本実施の形態1では、プラズマエッチング装置PEM1,PEM2を用いて、水素イオンを半導体ウエハSWへ供給したが、これに限定されるものではなく、水素プラズマを励起する高周波電力が印加される電極と、励起した水素プラズマを電界ドリフトにより半導体ウエハSWへ供給する高周波電力が印加される電極とを有するプラズマ装置であればよい。例えば、プラズマCVD装置を用いて、水素イオンを半導体ウエハSWへ供給してもよい。例えば保護膜PILをHDP(High Density Plasma)−CVD法により形成する場合は、HDP−CVD装置を用いて保護膜PILを成膜した後、引き続いて、同じ装置を用いて水素プラズマを励起し、水素イオンを半導体ウエハSWへ供給してもよい。この方法では、新たに水素プラズマ処理に用いる装置を用意する必要がないので、製造TATが短縮でき、また、製造コストを低減することができる。
このように、本実施の形態1によれば、CMOSイメージセンサを内蔵する半導体装置において、選択的に水素イオンを画素部のフォトダイオード形成領域へ供給することができる。すなわち、画素部のフォトダイオード形成領域の半導体基板と絶縁膜との界面には、多量の水素イオンが供給されるが、画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部の半導体基板と絶縁膜との界面には、水素イオンが供給されにくくなる。これにより、画素部のフォトダイオード形成領域においては、ダングリングボンドにより発生する表面電子準位が減少し、電流パスの発生が抑制されて、暗電流を低減することができる。一方、画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部においては、水素イオンの供給が抑制されるので、トラップ準位の生成が減少して、例えば電界効果トランジスタのしきい値電圧の変動など、デバイス特性の劣化を防止することができる。
(実施の形態2)
前述した実施の形態1では、金属膜をリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて加工することにより、第1層目の配線M1、第2層目の配線M2および第3層目の配線M3を形成したが、これに限定されるものではない。例えば多層配線(第1層目の配線M1、第2層目の配線M2および第3層目の配線M3)をダマシン(damascene)法により形成してもよい。
以下に、実施の形態2によるダマシン法により形成される多層配線を有する半導体装置の製造方法について図19〜図21を用いて説明する。図19〜図21は、本実施の形態2による半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。なお、第1層目の配線を形成する前までの製造工程は、前述した実施の形態1と同様であるためその説明を省略する。
まず、シングルダマシン法により第1層目の配線M1を形成する。
図19に示すように、プラグPL1が形成された層間絶縁膜IL1上に絶縁膜IL4を形成し、レジストパターンをマスクとしたドライエッチングによって絶縁膜IL4の所定の領域に凹形状の配線溝TR1を形成する。
次に、配線溝TR1の内壁(側面および底面)を含む絶縁膜IL4上にバリアメタル膜BM1を形成する。バリアメタル膜BM1は、例えば窒化チタン(TiN)膜、タンタル(Ta)膜または窒化タンタル(TaN)膜等である。続いて、CVD法またはスパッタリング法によりバリアメタル膜BM1上にCuのシード層(図示は省略)を形成し、さらに電解めっき法を用いてシード層上にCuめっき膜を形成して、Cuめっき膜により配線溝TR1の内部を埋め込む。続いて、配線溝TR1の内部以外の領域のCuめっき膜、シード層およびバリアメタル膜BM1をCMP法により除去して、Cu膜を主導体とする第1層目の配線M1を形成する。なお、本実施の形態2では、第1層目の配線M1を構成する主導体であるCu膜を電解めっき法により形成したが、CVD法、スパッタリング法またはスパッタリフロー法などにより形成してもよい。ここで、第1層目の配線M1は、前述した実施の形態1と同様、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部に形成されるが、画素部のフォトダイオード形成領域には形成されない。
その後、例えば図3に示したプラズマエッチング装置PEM0を用いたアンモニア処理を実施して、第1層目の配線M1の表面を窒化することにより、第1層目の配線M1の表面にバリアメタル層(図示は省略)を形成する。
次に、デュアルダマシン法により第2層目の配線M2を形成する。
図20に示すように、第1層目の配線M1が形成された絶縁膜IL4上に層間絶縁膜IL2を形成する。層間絶縁膜IL2は、例えばプラズマCVD法により形成されるTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)膜とすることができる。続いて、孔形成用のレジストパターンをマスクとしたドライエッチングによって層間絶縁膜IL2の所定の領域に接続孔CN2を形成した後、配線溝形成用のレジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより層間絶縁膜IL2の所定の領域に配線溝TR2を形成する。
次に、接続孔CN2および配線溝TR2のそれぞれの内壁(側面および底面)を含む層間絶縁膜IL2上にバリアメタル膜BM2を形成する。バリアメタル膜BM2は、例えば窒化チタン(TiN)膜、タンタル(Ta)膜または窒化タンタル(TaN)膜等である。続いて、CVD法またはスパッタリング法によりバリアメタル膜BM2上にCuのシード層(図示は省略)を形成し、さらに電解めっき法を用いてシード層上にCuめっき膜を形成して、Cuめっき膜により接続孔CN2および配線溝TR2の内部を埋め込む。続いて、接続孔CN2および配線溝TR2の内部以外の領域のCuめっき膜、シード層およびバリアメタル膜BM2をCMP法により除去して、Cu膜を主導体とする第2層目の配線M2を形成する。この第2層目の配線M2と第1層目の配線M1とを接続する接続部材は第2層目の配線M2と一体に形成される。ここで、第2目の配線M2は、前述した実施の形態1と同様、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部に形成されるが、画素部のフォトダイオード形成領域には形成されない。
その後、例えば図3に示したプラズマエッチング装置PEM0を用いたアンモニア処理を実施して、第2層目の配線M2の表面を窒化することにより、第2層目の配線M2の表面にバリアメタル層(図示は省略)を形成する。
次に、図21に示すように、例えば前述した第2層目の配線M2と同様な方法により第3層目の配線M3を形成する。すなわち、第2層目の配線M2が形成された絶縁膜IL2上に層間絶縁膜IL3を形成した後、層間絶縁膜IL3に接続孔CN3および配線溝TR3を形成する。続いて、接続孔CN3および配線溝TR3の内部にバリアメタル膜BM3および第3層目の配線M3を形成する。ここで、第3層目の配線M3は、前述した実施の形態1と同様、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部に形成されるが、画素部のフォトダイオード形成領域には形成されない。
その後、例えば図3に示したプラズマエッチング装置PEM0を用いたアンモニア処理を実施して、第3層目の配線M3の表面を窒化することにより、第3層目の配線M3の表面にバリアメタル層(図示は省略)を形成する。
次に、前述した実施の形態1と同様に、図1に示したプラズマエッチング装置PEM1または図2に示したプラズマエッチング装置PEM2を用いて、水素プラズマ照射を実施する。
これにより、水素イオンが電界ドリフトにより層間絶縁膜IL1,IL2,IL3中を移動し、画素部のフォトダイオード形成領域においては半導体基板SBと窒化シリコン膜SNとの界面に達し、半導体基板SBと窒化シリコン膜SNとの界面に存在するダングリングボンドを水素によって終端させることができる。その結果、ダングリングボンドにより発生する表面電子準位が減少し、電流パスの発生が抑制されて、暗電流を低減することができる。
一方、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部では、多層配線(第1層目の配線M1、第2層目の配線M2および第3層目の配線M3)が層間絶縁膜IL1,IL2,IL3中の水素イオンの移動を制限する。このため、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部の半導体基板SBに達する水素イオンの量は、画素部のフォトダイオード形成領域の半導体基板SBに達する水素イオンの量よりも少なくなる。すなわち、1枚の半導体ウエハSWに水素プラズマを照射しても、選択的に画素部のフォトダイオード形成領域に多くの水素イオンを供給することができる。
その後は、前述した実施の形態1と同様にして、保護膜等を形成した後、半導体基板SBを切断領域に沿って縦、横に切断して、半導体チップに個片化することによって、CMOSイメージセンサを内蔵する半導体装置が略完成する。
なお、本実施の形態2では、第3層目の配線M3を形成した後に、水素プラズマ照射を実施したが、第1層目の配線M1を形成した後(図19参照)または第2層目の配線M2を形成した後(図20参照)に、水素プラズマ照射を実施してもよい。第1層目の配線M1を形成した後に水素プラズマ照射を実施することにより、第1層目の配線M1が水素イオンの層間絶縁膜IL1中の移動を制限し、また、第2層目の配線M2を形成した後に水素プラズマ照射を実施することにより、第1層目の配線M1と第2層目の配線M2が水素イオンの層間絶縁膜IL1,IL2,IL4中の移動を制限することができる。これにより、画素部の転送トランジスタ形成領域および周辺回路部においては、画素部のフォトダイオード形成領域と比べて、半導体基板SBに達する水素イオンの量が少なくなる。
また、本実施の形態2では、第1層目の配線M1、第2層目の配線M2または第3層目の配線M3を形成した後に、例えば図3に示したプラズマエッチング装置PEM0を用いてアンモニア処理を行っている。この際にも、画素部のフォトダイオード形成領域に水素イオンが供給されて、半導体基板SBと窒化シリコン膜SNとの界面に存在するダングリングボンドを水素によって終端させることができるので、アンモニア処理によってダングリングボンドの殆どが水素によって終端できれば、水素プラズマ照射を行わなくてもよい。但し、多量の水素イオンを画素部のフォトダイオード形成領域へ供給するためには、図1に示したプラズマエッチング装置PEM1または図2に示したプラズマエッチング装置PEM2を用いて、第1層目の配線M1、第2層目の配線M2および第3層目の配線M3を形成した後に、水素プラズマ処理を行うことが望ましい。
このように、本実施の形態2によれば、CMOSイメージセンサを内蔵し、ダマシン配線を有する半導体装置においても、前述した実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部では、トラップ準位の生成を抑えるために、水素イオンを供給しないことが望ましい。しかし、画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部へも少量の水素イオンを供給することが望ましい場合もある。このような場合は、配線を形成する前に、画素部および周辺回路部の全面に水素イオンを供給し、さらに、配線を形成した後に、前述した実施の形態1と同様にして、水素プラズマ処理を実施して、選択的に水素イオンを画素部のフォトダイオード形成領域へ供給する。
例えば図10に示す、半導体基板SBの主面上に層間絶縁膜IL1を形成した後、図11に示す、層間絶縁膜IL1に接続孔CN1を形成した後、または図12に示す、接続孔CN1の内部にプラグPL1を形成した後のいずれかにおいて、1回目の水素プラズマ処理を実施する。ここでは、画素部および周辺回路部の全面に、所望する濃度の水素イオンを供給する。この1回目の水素プラズマ処理では、図1に示したプラズマエッチング装置PEM1または図2に示したプラズマエッチング装置PEM2を用いてもよい。
その後の工程は、前述した実施の形態1と同様であり、第1層目の配線M1、第2層目の配線M2または第3層目の配線M3を形成した後に、図1に示したプラズマエッチング装置PEM1または図2に示したプラズマエッチング装置PEM2を用いて、2回目の水素プラズマ処理を実施する。ここでは、選択的に画素部のフォトダイオード形成領域に、所望する濃度の水素イオンを供給する。
このように、本実施の形態3によれば、画素部のフォトダイオード形成領域に、1回目の水素プラズマ処理と2回目の水素プラズマ処理とが実施され、画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部に、1回目の水素プラズマ処理が実施される。従って、画素部のフォトダイオード形成領域には、相対的に多量の水素イオンを供給することができ、画素部のフォトダイオード形成領域以外の領域および周辺回路部には、相対的に少量の水素イオンを供給することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
BM1,BM2、BM3 バリアメタル膜
C キャパシタ
CN1,CN2,CN3 接続孔
CP 電流パス
DB ダングリングボンド
DE 下部電極
FD n型拡散層
GE,GET ゲート電極
GI,GIT ゲート絶縁膜
HL 水平信号線
HP 水素プラズマ
IL 絶縁膜
IL1,IL2,IL3 層間絶縁膜
IL4 絶縁膜
M1 第1層目の配線
M2 第2層目の配線
M3 第3層目の配線
NHP アンモニアプラズマ
PD フォトダイオード
PDn n型領域
PDp p型領域
PEM0,PEM1,PEM2 プラズマエッチング装置
PI 画素部
PIL 保護膜
PIX 画素
PL1,PL2,PL3 プラグ
PS 画素選択スイッチ
PW1 第1p型ウエル
PW2 第2p型ウエル
RC 列回路
RF1 第1高周波電源
RF2 第2高周波電源
RS 列選択スイッチ
SB 半導体基板
SD n型拡散層
SL シリサイド膜
SN 窒化シリコン膜
SS サイドウォール
STI 素子分離部
SW 半導体ウエハ
TC 電圧変換回路
TR1,TR2,TR3 配線溝
UE 上部電極
VL 垂直信号線

Claims (9)

  1. 以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
    (a)第1面と、前記第1面と反対側の第2面とを有する半導体基板を用意する工程;
    (b)前記半導体基板の前記第1面の互いに異なる領域に、第1素子部と第2素子部とを形成する工程;
    (c)前記(b)工程の後、前記第2素子部に配線を形成する工程;
    (d)前記(c)工程の後、互いに対向する上部電極と下部電極とを備えるプラズマ装置の前記下部電極上に、前記下部電極と前記半導体基板の前記第2面とを接触させて、前記半導体基板を搭載し、前記半導体基板の前記第1面と前記上部電極との間に水素プラズマを発生させる工程、
    を有し、
    さらに、前記(d)工程は、以下の工程を含む:
    (d1)前記上部電極または前記下部電極に第1高周波電力を印加して、前記水素プラズマを発生させる工程;
    (d2)前記下部電極に第2高周波電力を印加して、前記第1素子部の前記半導体基板の前記第1面と、前記第1素子部の前記半導体基板の前記第1面上に形成された第1絶縁膜との界面に、前記水素プラズマに存在する水素イオンを供給する工程。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1高周波電力の周波数は、27MHz〜60MHzであり、
    前記第2高周波電力の周波数は、2MHz〜27MHzである、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1高周波電力は、200W〜5,000Wであり、
    前記第2高周波電力は、200W〜5,000Wである、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    さらに、前記(d2)工程では、
    前記第2素子部の前記半導体基板の前記第1面と、前記第2素子部の前記半導体基板の前記第1面上に形成された第2絶縁膜との界面に、前記水素プラズマに存在する水素イオンを供給し、
    前記第1素子部の前記半導体基板の前記第1面と前記第1絶縁膜との界面に供給された水素イオンの濃度は、前記第2素子部の前記半導体基板の前記第1面と前記第2絶縁膜との界面に供給された水素イオンの濃度よりも高い、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(c)工程と前記(d)工程との間に、
    (e)前記第1素子部および前記第2素子部にわたって、前記配線の上に保護膜を形成する工程、
    を有する、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1素子部には、
    前記半導体基板の前記第1面から第1深さを有する第1導電型の第1領域と、
    前記第1領域内に形成され、前記半導体基板の前記第1面から前記第1深さよりも浅い第2深さを有する第2導電型の第2領域と、
    からなるフォトダイオードが形成されている、半導体装置の製造方法。
  7. 以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
    (a)第1面と、前記第1面と反対側の第2面とを有する半導体基板を用意する工程;
    (b)前記半導体基板の前記第1面の互いに異なる領域に、第1素子部と第2素子部とを形成する工程;
    (c)前記(b)工程の後、前記第2素子部に銅からなる配線を形成する工程;
    (d)前記(c)工程の後、互いに対向する上部電極と下部電極とを備えるプラズマ装置の前記下部電極上に、前記下部電極と前記半導体基板の前記第2面とを接触させて、前記半導体基板を搭載し、前記半導体基板の前記第1面と前記上部電極との間にアンモニアプラズマを発生させる工程、
    を有し、
    前記(d)工程では、
    前記上部電極に第1高周波電力を印加して、前記アンモニアプラズマを発生させ、前記第1素子部の前記半導体基板の前記第1面と、前記第1素子部の前記半導体基板の前記第1面上に形成された第1絶縁膜との界面に、前記アンモニアプラズマに存在する水素イオンを供給する、半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程では、さらに、
    前記第2素子部に形成された前記配線の表面を窒化する、半導体装置の製造方法。
  9. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1素子部には、
    前記半導体基板の前記第1面から第1深さを有する第1導電型の第1領域と、
    前記第1領域内に形成され、前記半導体基板の前記第1面から前記第1深さよりも浅い第2深さを有する第2導電型の第2領域と、
    からなるフォトダイオードが形成されている、半導体装置の製造方法。
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