JP6308767B2 - 結束用タックラベル - Google Patents

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Description

本発明は、複数の物品を結束するために物品に貼着される結束用タックラベルに関する。
物品を複数個一括して販売する場合、一般には、この物品を重ね合わせてその外側全体を外袋で包むようにした集積包装形態が採用されるが、更に簡易的なものとして、下記特許文献1のように、外袋に代えて略矩形の結束用タックラベルを使用する形態も提案されている。即ち、物品の重ね合わせの方向に対して直交する方向に対向した一対の側面部分に、それぞれ結束用タックラベルが物品間の境界部分を跨ぐようにして貼着されて、該一対の結束用タックラベルによって複数の物品が結束一体化される形態である。
しかしながら、結束された複数の物品を落下した際等において物品の一つに大きな外力が加わると、その物品が他の物品に対して位置ずれしようとすることから、物品間の境界部分において結束用タックラベルが剥がれやすいという問題がある。特に、結束対象である物品が、柔らかい内容物を包装した柔軟な包装体、即ち軟包体である場合には軟包体自体が変形しやすいために、軟包体の変形に伴って結束用タックラベルが境界部分で剥がれやすい。また、結束された軟包体は店頭等での陳列状態によっては複数個の軟包体が上下に段積みされる可能性もあるが、このような場合においても軟包体は変形しやすいために、軟包体を落下させなくても、段積みによる軟包体の変形によって軟包体間の境界部分において結束用タックラベルが剥がれやすいと考えられる。
特開2012−30874号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、物品からの剥がれを効果的に防止することができる結束用タックラベルを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る結束用タックラベルは、重ねられた複数の物品を結束するために物品間の境界部分を跨ぐように貼着される結束用タックラベルにおいて、物品の個数に対応して並設された複数の主貼着部と、隣り合う主貼着部同士を連結すべく主貼着部同士の間に位置し、両側縁部のうち少なくとも一方の側縁部に切欠部又は切り込み線が形成されることにより主貼着部よりも幅狭に形成された括れ部とを備え、前記切欠部に面した切欠縁部の内側の端部又は前記切り込み線の内側の端部には亀裂防止部が設けられており、括れ部の中央部には切り込み線が一箇所のみ形成されており、該切り込み線の長さは括れ部の全幅に対して1/3以下であることを特徴とする。
該構成の結束用タックラベルにあっては、複数の主貼着部の間に括れ部が形成されているので、一つの物品に外力が作用して他の物品に対して位置ずれしようとしたり、物品の自重によって他の物品に対して位置ずれしようとしたりする際に、位置ずれしようとする物品に貼着されている主貼着部が隣の主貼着部に対して相対的に変位しやすい。即ち、括れ部が形成されていることによって、物品の位置ずれに対して主貼着部が追従しやすくなり、結束用タックラベルが物品から剥がれにくくなる。また、括れ部は、側縁部に切欠部又は切り込み線が形成されることにより主貼着部よりも幅狭に形成されているが、その切欠部に面した切欠縁部の内側の端部、あるいは、切り込み線の内側の端部には亀裂防止部が設けられているので、幅狭の括れ部が形成されていても、物品間の境界部分に沿って括れ部が破断するということが防止される。
特に、複数の強接着領域と、隣り合う強接着領域間に形成された弱接着領域とを備え、前記切欠部の開口端の両側に位置するコーナー部はそれぞれ強接着領域に位置していることが好ましい。切欠部の開口端の両側に位置するコーナー部は、物品から特に浮き上がりやすい箇所である。従って、そのコーナー部を弱接着領域ではなく強接着領域に位置させることにより、コーナー部を物品に確実に貼着させることができて、コーナー部からの結束用タックラベルの浮き上がりを効果的に防止することができる。尚、弱接着領域は、強接着領域に比して、被着体である物品に対する接着力が小さいものであればよく、事実上接着力のないもの、即ち、非接着の領域であってもよい。
更に、前記切欠縁部は、内側の端部に形成された内側凸の円弧状部と、該円弧状部の両端からそれぞれ外側に向かって互いの離間距離が増加するように傾斜しながら前記コーナー部まで延びる一対のテーパ部とを備えていることが好ましい。該構成においては、亀裂防止部として内側凸の円弧状部が設けられているので、切欠部の内側の端部において発生しやすい亀裂が確実に防止される。また、傾斜する一対のテーパ部により、切欠部の幅は開口端に向けて広がっていくことになり、逆に、内側に向かって狭くなっていくことになる。このような切欠部は、結束用タックラベルよりも外側のカス部となる部分であって、製造工程の一つであるカス上げ工程においてカス部の他の部分と共に一体的に除去されることになる。その際、切欠部が幅一定ではなく内側に向けて徐々に幅が狭くなっているので、切欠部におけるカス部をスムーズに除去することができる。また、切欠部の幅が外側に向かって広くなるので、括れ部が破断しにくくなる。
以上のように本発明に係る結束用タックラベルにあっては、隣り合う主貼着部間に括れ部が形成されているので個々の主貼着部が独立して動きやすくなり、結束用タックラベルの浮き上がりや剥がれを防止することができる。また、切欠部に面した切欠縁部の内側の端部や切り込み線の内側の端部に亀裂防止部が設けられているので、切欠縁部や切り込み線の内側の端部に亀裂が入って結束用タックラベルが破断するということも防止できる。
本発明の一実施形態における結束用タックラベルを示す正面図。 同結束用タックラベルの要部拡大図。 同結束用タックラベルの一製造工程の要部を示す平面図。 同結束用タックラベルを物品としての軟包体に貼着した使用状態を示す斜視図。 本発明の他の実施形態における結束用タックラベルを、物品としての軟包体に貼着した使用状態を示す斜視図。 (a)は本発明の他の実施形態における結束用タックラベルを示す正面図、(b)は同結束用タックラベルの要部拡大図。 本発明の他の実施形態における結束用タックラベルを示す正面図。 本発明の他の実施形態における結束用タックラベルを示す正面図。 同結束用タックラベルを物品としての軟包体に貼着した使用状態を示す正面図。 (a)及び(b)は本発明の他の実施形態における結束用タックラベルを示す正面図。
以下、本発明の一実施形態に係る結束用タックラベルについて図1〜図4を参酌しつつ説明する。本実施形態における結束用タックラベル2は、所定方向に重ね合わせられた複数の物品を結束するために、物品間の境界部分を跨ぐようにして物品の所定の面に貼着される。
本実施形態における結束用タックラベル2は、図1に示しているように二つの主貼着部20と、両主貼着部20間に位置する括れ部21とから構成されている。主貼着部20の個数は結束対象である物品の個数に対応したものである。物品の結束数は任意であり、従って、主貼着部20の個数もまた任意であるが、本実施形態においては二つの物品を結束するためのものであるため、それに合わせて主貼着部20も二つ形成されている。
結束用タックラベル2は、全体として略矩形であって、物品の重ね合わせ方向に沿った両側縁部22の中央部にそれぞれ切欠部23が形成されることによって、両切欠部23間に括れ部21が形成されると共に、結束用タックラベル2が二つに区画されて二つの主貼着部20が形成されている。尚、図1において矢印Yの方向が物品の重ね合わせ方向であり、それと直交する方向である矢印Xの方向を幅方向とする。括れ部21は両切欠部23間に残存した部分であるため、括れ部21の幅W2は、主貼着部20の幅W1に比して狭くなっている。また、両切欠部23は互いに同一形状であって且つ対称形状であり、従って、両主貼着部20もまた互いに同一形状且つ対称形状となっている。
切欠部23は、外側の開口端から内側先端に向けて徐々に切り欠き幅が狭くなていく形状である。具体的には、切欠部23は三角形状、好ましくは頂角が鋭角である二等辺三角形状である。また、切欠部23の内側の端部は内側凸の円弧状となっている。従って、切欠部23に面した縁部である切欠縁部は、内側の端部に形成された内側凸の円弧状部24と、該円弧状部24の両端から外側に向けてコーナー部26までそれぞれ傾斜して延びる一対のテーパ部25とから構成される。本実施形態において内側凸の円弧状部24が亀裂防止部を構成している。
かかる円弧状部24の半径はR0.25〜50mm、好ましくはR0.5〜10mm、より好ましくはR2〜5mmである。また、一対のテーパ部25間の開き角度(即ち、上記二等辺三角形の頂角)は、10〜120度、好ましくは20〜90度であり、90度以下の鋭角であることが好ましい。また更に、切欠部23の長さ(内外方向の長さ)は、5〜50mm、好ましくは10〜20mmであって、カス上げ工程における安定性を考慮すると、結束用タックラベル2の全幅(即ち主貼着部20の幅W1)に対して1/3以下が好ましく1/4以下がより好ましい。尚、後述するように、切欠部23の内外方向即ち結束用タックラベル2の幅方向は、結束用タックラベル2を形成するための原反ラベルシート40の長手方向とすることが好ましい。また、切欠部23の開口端の両側に位置するコーナー部26には面取り部が形成されている。該面取り部は、直線状の面取り形状、いわゆるC面取りであってもよいが、円弧状の面取り形状、いわゆるR面取りとされることが好ましい。
尚、括れ部21には、両円弧状部24から離れた中央部に、幅方向に沿った一本線状の切り込み線27が一箇所のみ形成されている。切り込み線27の長さは数mm程度、即ち10mm以下とすることが好ましく、少なくとも括れ部21の全幅W2に対して1/3以下、好ましくは1/5以下とされる。
一方、結束用タックラベル2は、物品の個数に対応した二つの強接着領域30と、該両強接着領域30を互いに離間すべく両強接着領域30間に形成された一つの弱接着領域31とに区画される。弱接着領域31は強接着領域30よりも接着力が小さいものであり、事実上接着力がないものであってもよいし、疑似接着するレベルの接着力であってもよい。該弱接着領域31は重ね合わせ方向の中央部に形成されている。図中、弱接着領域31には多数のドットを付して示しており、また、強接着領域30と弱接着領域31との境界線は二点鎖線で示している。該弱接着領域31は、幅方向に沿って直線状に形成されていて、幅一定の帯状であり、結束用タックラベル2の一側縁部22から他側縁部22まで結束用タックラベル2を横断するように形成されている。このように弱接着領域31が形成されることによって強接着領域30が二つに分断されることになって、結束用タックラベル2は、二つの強接着領域30とその間の弱接着領域31とに区画されることになる。
強接着領域30は主貼着部20の大部分を占めるように形成される。また、弱接着領域31の幅即ち重ね合わせ方向の寸法は、切欠部23の開口端の幅よりも短くなるようにすることが好ましく、これによって切欠部23の開口端の両側に位置するコーナー部26を強接着領域30に位置させることができる。上述したように切欠縁部にテーパ部25を設けた構成においては、弱接着領域31と強接着領域30との境界線がテーパ部25と交差するように弱接着領域31を形成することが好ましい。特に、弱接着領域31の幅即ち重ね合わせ方向の寸法を一定寸法確保する観点からは、弱接着領域31と強接着領域30との境界線を図2のようにコーナー部26近傍に位置させることが好ましい。
ここで、結束用タックラベル2は、ラベル基材と該ラベル基材の裏面に積層された粘着剤層とを有する。ラベル基材は、柔軟なシートであればその材質等は特には限定されず、種々の公知のものを用いることができる。ラベル基材としては、例えば、紙、不織布、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられ、単層構造であってもよいし、二層以上の多層構造であってもよい。特に、機械的強度に優れていて柔軟性も併せ持つことから、合成紙若しくはプラスチックフィルムの単層、又は合成紙若しくはプラスチックフィルムを含む積層体が好ましい。合成紙としては、例えば、(株)ユポ・コーポレーションの商品名「ユポ」、東洋紡績(株)の商品名「クリスパー」等を用いることができる。また、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸などのエステル系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂を含む延伸フィルム等を用いることができ、その中でも機械的強度に優れることから、これらの二軸延伸フィルムを用いることが好ましい。ポリプロピレンフィルムを使用することも好ましい。ラベル基材の厚さは特に限定されないが、合成紙又はプラスチックフィルムの単層からなる場合、例えば25μm〜120μmであり、好ましくは30μm〜100μmである。
ラベル基材は、透明であってもよいし不透明であってもよい。合成紙は、通常乳白色の不透明であるため、ラベル基材が合成紙を含む場合には不透明なものとなる。また、プラスチックフィルムは、通常透明であるため、白色ベタ印刷や銀色ベタ印刷を透明なプラスチックに施すことによって、不透明なラベル基材とすることができる。また、プラスチックフィルムに金属蒸着膜のような不透明な層を積層することによって不透明のラベル基材としてもよい。
ラベル基材の表面又は裏面には必要に応じて所望の表示部(印刷層)を印刷により形成してもよい。尚、不透明なラベル基材を用いる場合にはその表面に表示部を設けることになる。不透明な結束用タックラベル2を物品に貼着すると、物品の表面のデザインの一部が結束用タックラベル2によって隠れて見えなくなる場合がある。従って、不透明なラベル基材の表面に表示部を設ける場合には、隠れて見えなくなる物品のデザインを補うための表示部としてもよい。更に、不透明なラベル基材の表面に表示部を設ける場合、その表示部としては、個々の物品に関する情報ではなく、複数の物品を一つの単位とした物品集合体に関する内容のもの、例えば、物品集合体の販売価格等を示すものとすることが好ましい。また、表示部としてバーコードや二次元コード等の光学的読取表示を設けてもよく、光学的読取表示を設ける場合には個々の物品に設けられた光学的読取表示とは異なる内容としておくことが好ましい。
粘着剤層を構成する粘着剤は種々の公知のものを使用することができ、例えば、アクリル系、ゴム系等の感圧型粘着剤を用いることができる。また、感熱性粘着剤を用いてもよい。粘着剤層の厚さは、例えば10〜30μmである。粘着剤層はラベル基材の裏面の全体に形成されており、該粘着剤層の裏面全体のうちの一部にいわゆる「糊殺し」や「糊抑え」とも称されるマスキング層が形成されることによって、強接着領域30と弱接着領域31とに区画される。即ち、マスキング層が形成された領域は、マスキング層が形成されずに残った領域に比して接着力が小さくなる。従って、粘着剤層の裏面のうちマスキング層が形成された領域が弱接着領域31となり、粘着剤層の裏面のうちマスキング層が形成されずに残った領域が強接着領域30となる。マスキング層は、マスキング剤を用いて公知の印刷手法によって形成できる。マスキング剤としては、非粘着性であって紫外線により硬化する層を粘着剤層の上に形成できるものが好ましく、紫外線硬化型インキ等が使用できる。尚、ラベル基材の裏面全体に粘着剤層を形成するのではなく、強接着領域30に対応するラベル基材の裏面のみに粘着剤層を形成し、弱接着領域31に対応するラベル基材の裏面には粘着剤層を形成しないようにして、強接着領域30と弱接着領域31とを区画形成してもよい。
以上のような構成の結束用タックラベル2は、図3のように例えば所定幅に裁断された長尺状の原反ラベルシート40に互いに間隔を置きながら縦横整列状態で配列される。図3において斜線でハッチングを施している部分は不要なカス部41であり、矢印Aの方向は原反ラベルシート40の長手方向であり、矢印Bの方向は原反ラベルシート40の短手方向(幅方向)ある。結束用タックラベル2は、原反ラベルシート40の長手方向に沿って列をなして一定間隔毎に配置形成され、その結束用タックラベル2の列が原反ラベルシート40の短手方向に沿って複数列並設される。本実施形態ではその一例として三列並設された状態を示しているがこの列数も任意である。また、原反ラベルシート40は例えば矢印Cの方向に送られる。カス上げ工程においては、裏側の長尺状のセパレータからカス部41が連続的に剥離除去される。従って、カス上げ工程後においては、長尺状のセパレータの上には整列状態に並んだ複数の結束用タックラベル2のみが残ることになる。尚、個々の結束用タックラベル2は、切欠部23が形成された両側縁部22が原反ラベルシート40の長手方向に対向するようにして配置される。
また、結束対象である物品は、各種の商品であってよいが、その中でも各種の被包装物が軟質包装材(包装フィルム)によって包装された包装体を結束する用途に適しており、特には、被包装物が柔らかく変形しやすいものである軟包体を結束する用途に好適である。軟包体としては、例えばウエットティッシュが多数枚積層されたウエットティッシュの積層体を包装フィルムで密封包装したウエットティッシュ包装体等がある。また、軟包体の包装形態はピロー包装等の種々の包装形態であってよい。例えば、図4のように物品が略直方体形状の軟包体1である場合、軟包体1は、略長方形の上面10とそれと対向した底面と、二対の側面12,13とを有する。二対の側面12,13のうち、一方は略長方形の上面10及び底面の長辺側に位置し他方は短辺側に位置する。図4において矢印αで示す方向が長辺に沿った方向であり、矢印βで示す方向が短辺に沿った方向である。短辺側の両側面13にはそれぞれ横シール部14が形成され、該横シール部14は側方に突出した状態にある。尚、底面には、長辺の方向に沿って図示しない背貼り部(センターシール部)が全長に亘って形成されている。
このような軟包体1が所定方向に整列状態で重ね合わせられて軟包集合体が構成される。上述したウエットティッシュ包装体のような場合にはその厚さないし高さ(上面10と底面との間の寸法)が最も小さいことから、上下に重ねていくと安定性がよい。重ね合わせる数も任意であるが、例えば二個〜五個とされる。このように上下方向に積み重ねられた場合、重ね合わせ方向は上下方向となり、軟包体1間の境界部分1aは横方向(水平方向)に沿った状態となる。
軟包体1が上下に二個重ね合わせられて形成された軟包集合体の場合、上述したように主貼着部20を二つ有する結束用タックラベル2が使用される。そして、軟包体1の例えば長辺側の一対の側面12にそれぞれ結束用タックラベル2が貼着される。結束用タックラベル2は、軟包体1同士の境界部分1aを上下に跨ぐようにして貼着され、二つの主貼着部20はそれぞれ上下の軟包体1の側面12に貼着され、括れ部21は両軟包体1間の境界部分1aに略位置することになり、切欠部23は左右に対向した状態となる。また、弱接着領域31は両軟包体1間の境界部分1aに位置する。従って、二つの強接着領域30は上下の軟包体1の側面12にそれぞれ位置する。
以上のように本実施形態における結束用タックラベル2にあっては、側縁部22に切欠部23が形成されることによって複数の主貼着部20の間に括れ部21が形成されているので、一方の軟包体1に外力が作用して他方の軟包体1に対して位置ずれしようとしても、軟包体1の位置ずれに対して主貼着部20が追従し、軟包体1間の境界部分1a近傍において結束用タックラベル2が軟包体1から剥がれにくくなる。また、軟包体1は変形しやすいものであるため、軟包体1はその自重によって変形したりすることもある。その場合も同様に軟包体1間において結束用タックラベル2に剥がれや浮き上がりが生じやすくなるのであるが、括れ部21が形成されているので、結束用タックラベル2の剥がれや浮き上がりが防止される。特に、両側縁部22にそれぞれ切欠部23が形成されているので、軟包体1が何れの向きに位置ずれしようとしても、また、軟包体1が何れの向きに変形しようとしても、結束用タックラベル2の剥がれや浮き上がりが効果的に防止される。また、切欠部23に面した切欠縁部の内側の端部には亀裂防止部としての円弧状部24が設けられているので、切欠部23の形状が先端の尖ったV字状である場合とは異なり、軟包体1間の境界部分1aに沿って括れ部21が破断するということも確実に防止できる。
また更に、切欠部23の開口端の両側に位置するコーナー部26がそれぞれ強接着領域30に位置しているので、特に浮き上がりやすい箇所であるコーナー部26においてもその浮き上がりが確実に防止され、良好な貼着状態を得ることができる。しかも、コーナー部26には面取り部が形成されているので、コーナー部26が面取り部のない尖った形状である場合に比して、より一層確実に浮き上がりを防止することができる。
また、切欠部23が幅一定ではなく内側に向けて徐々に幅が狭くなっていて、切欠縁部に一対のテーパ部25が設けられているので、カス上げ工程において、切欠部23におけるカス部41を結束用タックラベル2の外縁からスムーズに分離して除去することができる。しかも、切欠部23の全体が弱接着領域31にあるので、切欠部23におけるカス部41を容易に除去できる。
そして、結束された軟包体1を分離する際には、結束用タックラベル2の括れ部21の中央部に形成されている切り込み線27を利用して容易に結束用タックラベル2を二つに分断することができる。例えば、括れ部21の切り込み線27を親指で押すようにすれば、その切り込み線27から括れ部21を容易に破断することができる。このように軟包集合体を個々の軟包体1に分割する際においては、軟包体1間の境界部分1aに弱接着領域31が位置しているので、容易に分割することができる。
尚、本実施形態では軟包体1を上下に積み重ねた場合について説明したが、図5のように左右に(水平方向に)軟包体1が重ねられた形態であってもよく、その場合には、軟包体1の重ね合わせ方向は横方向(水平方向)となり、軟包体1間の境界部分1aは上下方向に沿った面となる。従って、それに合わせて結束用タックラベル2も、その切欠部23が上下に対向するようにして貼着される。即ち、結束用タックラベル2は、軟包体1同士の境界部分1aを左右に跨ぐようにして、軟包体1に貼着される。
また、上記実施形態では、括れ部21の切り込み線27を単なる一直線状のものとしたが、図6(a)のように切り込み線27の両端をそれぞれ矢印状としてもよい。即ち、図6(b)のように、重ね合わせ方向と直交する方向に延びる切り込み線27の両端に、それぞれ反対側に折り返された一対の傾斜部27aを形成するようにしてもよい。このように傾斜部27aを設けることにより、より一層容易に分割することができる。更に、傾斜部27aの先端には円弧状部27bを設けることが好ましい。このように円弧状部27bを設けることによって傾斜部27aの先端から亀裂が入るということが防止される。尚、このような切り込み線27を設けなくてもよい。この場合、主貼着部20の一部領域を非接着あるいは弱接着として摘み部を形成し、その摘み部から結束用タックラベル2を引き剥がすようにしてもよい。
また、切欠部23の形状も種々の変更が可能であって、図7のように大型のものであってもよい。図7の場合、切欠部23の開口端の幅に対して弱接着領域31の幅の方が狭くなっている。
また更に、主貼着部20の形状も矩形状や多角形状のみならず円形状や楕円形状やそれらの組み合わせであってもよい。例えば、図8に示しているように主貼着部20を重ね合わせ方向と直交する方向に長い楕円形状としてもよい。また、図8には三つの主貼着部20の場合を図示しており、図9に示すように重ねられた三つの軟包体1を結束すべく貼着された場合において三つの主貼着部20はそれぞれの軟包体1に貼着される。このように主貼着部20の数も任意であって結束対象となる軟包体1(物品)の数に対応させればよい。
更に、切欠部23ではなく切り込み線50を側縁部22に設けるようにしてもよい。例えば、図10(a)のように両側縁部22の中央部にそれぞれ直線状の切り込み線50を形成してもよい。その場合、切り込み線50の内側の端部には亀裂防止部として、図10(a)のように丸形の孔51を形成したり、図10(b)のように両側に半円状に延びる延長部52を形成したりする。尚、切り込み線50を設ける場合においても弱接着領域31に設けるようにする。
尚、上記実施形態では軟包体1の長辺側の側面12に結束用タックラベル2を貼着する場合を例に説明したが、短辺側の側面13に貼着しても無論構わないし、長辺側の側面12と短辺側の側面13の合計四面に貼着してもよい。
1 軟包体
1a 境界部分
2 結束用タックラベル
10 上面
12 長辺側の側面
13 短辺側の側面
14 横シール部
20 主貼着部
21 括れ部
22 側縁部
23 切欠部
24 円弧状部(亀裂防止部)
25 テーパ部
26 コーナー部
27 切り込み線
27a 傾斜部
27b 円弧状部
30 強接着領域
31 弱接着領域
40 原反ラベルシート
41 カス部
50 切り込み線
51 孔(亀裂防止部)
52 延長部(亀裂防止部)

Claims (3)

  1. 重ねられた複数の物品を結束するために物品間の境界部分を跨ぐように貼着される結束用タックラベルにおいて、
    物品の個数に対応して並設された複数の主貼着部と、隣り合う主貼着部同士を連結すべく主貼着部同士の間に位置し、両側縁部のうち少なくとも一方の側縁部に切欠部又は切り込み線が形成されることにより主貼着部よりも幅狭に形成された括れ部とを備え、
    前記切欠部に面した切欠縁部の内側の端部又は前記切り込み線の内側の端部には亀裂防止部が設けられており、
    括れ部の中央部には切り込み線が一箇所のみ形成されており、該切り込み線の長さは括れ部の全幅に対して1/3以下であることを特徴とする結束用タックラベル。
  2. 複数の強接着領域と、隣り合う強接着領域間に形成された弱接着領域とを備え、前記切欠部の開口端の両側に位置するコーナー部はそれぞれ強接着領域に位置している請求項1記載の結束用タックラベル。
  3. 前記切欠縁部は、内側の端部に形成された内側凸の円弧状部と、該円弧状部の両端からそれぞれ外側に向かって互いの離間距離が増加するように傾斜しながら前記コーナー部まで延びる一対のテーパ部とを備えている請求項2記載の結束用タックラベル。
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