JP6296732B2 - 軟包体の結束構造 - Google Patents

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本発明は、複数の軟包体が結束された軟包体の結束構造に関する。
従来、被包装物が包装袋によって包装された軟包体を複数個一括して販売する場合、この軟包体を複数重ね合わせてその全体を外袋で更に覆い包むようにした集積包装形態が採用されている。
しかしながら、個別の包装袋とは別に更に集積包装用の外袋も必要になることから過剰包装という感覚を消費者に持たれることもある。そこで、下記特許文献1のように、外袋に代えて、重ね合わせられた複数の軟包体の重ね合わせの方向に対して直交する方向に対向した一対の側面部分にそれぞれ帯状の結束ラベルを貼着し、その結束ラベルによって複数の軟包体を連結一体化するという包装形態も提案されている。
しかしながら、この結束ラベルは軟包体の重ね合わせの方向に沿って貼着されているため、軟包体に側方から力が作用した場合に結束ラベルが剥がれやすいという問題がある。この点について図3を参照しつつ詳細に説明すると、例えば、軟包体100が上下に三段重ねの状態で段積みされている場合、その三段重ねの軟包体100の対向する一対の側面部分の略中央にそれぞれ上下方向に沿うようにして結束ラベル200を貼着することになる。軟包体100は軟質の包装袋によって包装されたものであるので、紙箱等に比して、それ自体変形しやすい。しかも、結束ラベル200も細長い帯状であるうえに柔軟なものであるので、結束ラベル200自体もまた変形しやすい。従って、複数の軟包体100が結束ラベル200で上下に連結されていても、軟包体100や結束ラベル200が変形することから、そもそも全体として変形しやすく、軟包体100同士の間で位置ずれも生じやすい。
そして、上下に重ねられた軟包体100を互いに位置ずれさせる方向の力はこの場合水平方向の力となるが、その力は大きく分けて二つの方向の力に区別される。一つは図3において紙面の厚み方向の力、即ち、一対の結束ラベル200が互いに対向している方向(結束ラベル200の法線方向)の力である。もう一つは図3に矢印αで示している紙面の左右方向の力、即ち、水平方向であって且つ一対の結束ラベル200が互いに対向している方向とは直交する方向(結束ラベル200の幅方向)の力である。前者の方向の力が軟包体100に作用した場合には、その力は結束ラベル200の粘着面に対して直交する方向の力となるため、結束ラベル100はその力を面で受け止めることができ、そのため、複数の軟包体100は全体として変形するものの軟包体100同士の間の位置ずれは生じにくく、従って、結束ラベル200は軟包体から相対的に剥がれにくい。それに対して後者の方向の力が軟包体100に作用した場合には、結束ラベル200の粘着面に剪断方向の力あるいは滑りの方向の力が作用することになるため、前者の場合に比して軟包体100同士の間の位置ずれが生じやすく、従って、結束ラベル200は相対的に剥がれやすくなる。このような結束ラベル200の剥がれの現象は結束ラベル200の幅が細くなる程顕著になり、逆に太くなれば抑制されることになるが、結束ラベル200の幅を太くするとそれ自体のコストが上がることになる。
特開2001−348055号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、コストアップを抑制しつつ、帯状の結束ラベルの剥がれを容易に防止することができる軟包体の結束構造を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る軟包体の結束構造は、所定方向に重ね合わせられた複数の軟包体と、該複数の軟包体を互いに連結すべく、前記所定方向に対して直交する方向に対向した複数の軟包体の側面部分にそれぞれ一つずつ貼着された一対の帯状の結束ラベルとを備えた軟包体の結束構造であって、一対の結束ラベルは、複数の軟包体を介して互いにX状に交差した状態で対向しており、結束ラベルは、複数の軟包体の側面のみに貼着されていて、結束ラベルの両端部は、それぞれ複数の軟包体の前記所定方向の両端面の近傍に位置していることを特徴とする。
該構成の軟包体の結束構造にあっては、一対の結束ラベルが上記従来のように軟包体の重ね合わせの方向(所定方向)に沿って貼着されているのではなく互いにX状に対向するように貼着されている。即ち、一対の結束ラベルは、軟包体の重ね合わせの方向に対して角度をなして傾斜しており、その傾斜方向は互いに逆向きとなっている。そして、重ね合わせの方向に対して直交する二方向の力のうち、一対の結束ラベルが互いに対向している方向とは直交する方向の力が軟包体に作用した場合、一対の結束ラベルのうちの一方には傾斜している分だけ引っ張り方向の力が作用することになり、他方には傾斜している分だけ圧縮方向の力が作用することになる。圧縮方向の力は結束ラベルの剥がれにはそれほど影響を及ぼさない。また、引っ張り方向の力に対しては結束ラベルはそれに十分に耐えることができる。従って、軟包体同士が互いに位置ずれしようとしても、引っ張り方向の力が作用する一方の結束ラベルが軟包体同士の位置ずれを阻止することになり、その結果、結束ラベルが軟包体から剥がれにくくなる。
ところで、結束ラベルが不透明なものである場合には、結束ラベルが貼着された箇所における軟包体のデザイン等の表示部は結束ラベルによって隠れて見えなくなる。通常、軟包体は整列状態で重ねられているため、上記従来のように重ね合わせの方向に沿って結束ラベルが延びていると、その結束ラベルによって複数の軟包体の同一箇所、特に中央の表示部が隠れることになり、その特定箇所の表示部が結束ラベルによって全く見えなくなる。これに対して、本発明に係る軟包体の結束構造にあっては、結束ラベルが重ね合わせの方向に対して傾斜しているため、結束ラベルによって隠れる箇所が軟包体毎に徐々にずれていくことになり、結束ラベルによって隠れることになる軟包体の表示部を全体として減少させることができる。よって、本発明に係る軟包体の結束構造によれば、軟包体の表示部を全体として隠すことなく、結束ラベルによりさらに別途表示(例えば、キャンペーン表示等の複数の軟包体を一つの単位とした内容のもの等)を付すことができる。
また、結束ラベルの両端部が複数の軟包体の前記所定方向の端面に沿うように斜めにカットされていることが好ましい。ここで、複数の軟包体の前記所定方向の端面とは、複数の軟包体のうち端に位置する軟包体の面であって隣の軟包体と重なり合っている面とは反対側の面である。帯状の結束ラベルは、通常はその端部においてその幅方向に直角にカットされる。このように幅方向に直角にカットされた結束ラベルを斜めに傾けて貼着すると、結束ラベルの端部における左右両隅部のうち一方の隅部が、複数の軟包体の所定方向の端面から突出しやすく、その突出した一方の隅部に他の部材等が引っかかる等してそこから結束ラベルが剥がれやすくなる。これに対して、結束ラベルの両端部が複数の軟包体の所定方向の端面に沿うように斜めにカットされていると、結束ラベルの端部における一方の隅部が複数の軟包体の端面から突出しにくくなり、結束ラベルの両端部における剥がれを容易に防止することができる。
以上のように本発明に係る軟包体の結束構造にあっては、一対の結束ラベルがX状に交差するように貼着されているので、結束ラベルの幅を広げなくてもその剥がれを容易に防止することができ、コストアップも抑制することができる。
本発明の一実施形態における軟包体の結束構造を示す斜視図。 同軟包体の結束構造を示す側面図。 従来の軟包体の結束構造を示す側面図。
以下、本発明の一実施形態に係る軟包体の結束構造について図1及び図2を参酌しつつ説明する。本実施形態における軟包体の結束構造は、所定方向に重ね合わせられた複数の軟包体1と、該複数の軟包体1を互いに連結すべく、上述の所定方向に対して直交する方向に対向した複数の軟包体1の側面部分にそれぞれ貼着された一対の帯状の結束ラベル2a,2bとを備えたものである。具体的には、複数の軟包体1は上下に段積みされて重ね合わせられており、従って結束ラベル2a,2bは複数の軟包体1を上下に連結している。結束ラベル2a,2bは複数の軟包体1によって形成される側面部分のうち対向した部分に貼着される。かかる軟包体の結束構造は、その結束ラベル2a,2bに主たる特徴を有するものであるが、まずは結束される対象物である軟包体1について説明する。
軟包体1は、各種の被包装物が軟質包装材によって包装されたものであればよく、包装形態や種類、形状等は特には限定されないが、本実施形態ではその一例として、ウエットティッシュが包装袋によって密封包装されたウエットティッシュ包装体である場合について説明する。
軟包体1の包装形態はピロー包装であるがこれに限らず種々の包装形態であってよい。内容物であるウエットティッシュ(ウエットシート)は略矩形に形成されて多数枚積層されており、従って、ウエットティッシュの積層体は略直方体形状となり、それがピロー包装されて形成された軟包体1もまた略直方体形状となる。従って、軟包体1は略長方形の上面10とそれと対向した底面11と、二対の側面12,13とを有している。二対の側面12,13のうち、一方は略長方形の上面10及び底面11の長辺側に位置し他方は短辺側に位置する。図1及び図2において矢印αで示す方向が長辺に沿った方向であり、矢印βで示す方向が短辺に沿った方向である。短辺側の両側面13にはそれぞれ横シール部14が形成され、該横シール部14は側方に突出した状態にある。本実施形態において長辺側の側面12が結束ラベル2a,2bの被貼着面を構成する部分であって、軟包体1が積み重ねられて各軟包体1の長辺側の側面12が集合することによって、上述した「複数の軟包体1によって形成される側面部分のうち対向した部分」となる。但し、側方に突出した横シール部14を例えば底面11側に折り曲げて接着固定することにより、短辺側の側面13も被貼着面を構成する部分となりうる。尚、図示しないが、上面10には内容物を取り出すための取り出し口が形成されると共にそれを再封可能に閉塞するための開封シールが剥離可能且つ再貼着可能に貼着され、また、底面11には、背貼り部(センターシール部)が形成されている。
このような軟包体1が所定方向に整列状態で重ね合わせられる。その重ね合わせの方向や重ね合わせる面は任意であるが、上下方向に段積み状態で積み重ねることができる。上述したウエットティッシュ包装体のような場合にはその厚さないし高さ(上面10と底面11との間の寸法)が最も小さいことから、上下に重ねていくと安定性がよい。重ね合わせる数も任意であるが、三個〜五個とすることが好ましい。本実施形態では上段の軟包体1a、中段の軟包体1b、下段の軟包体1cと、軟包体1が上下に三個積み重ねられている。そして、軟包体1の長辺側の側面12が上下に三つ並ぶことになり、この上下に並んだ三つの長辺側の側面12から被貼着面が構成され、該被貼着面に結束ラベル2a,2bが貼着される。長辺側の側面12が対向して一対存在することから、被貼着面も対向して一対形成され、その一対の被貼着面にそれぞれ結束ラベル2a,2bが貼着される。尚、一般的には、軟包体1はその上面10が上を向くようにして重ねられるが、上面10が下を向いたりしてもよく、複数の軟包体1のうちの幾つかのみ、その上面10が下を向くように重ねられていてもよい。例えば、上段の軟包体1aのみその上面10が下を向くように重ねられていてもよい。
結束ラベル2a,2bは、ラベル基材と該ラベル基材の裏面に積層された粘着剤層とを有する。ラベル基材は、柔軟なシートであればその材質等は特には限定されず、種々の公知のものを用いることができる。ラベル基材としては、例えば、紙、不織布、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられ、単層構造であってもよいし、二層以上の多層構造であってもよい。特に、機械的強度に優れていて柔軟性も併せ持つことから、合成紙若しくはプラスチックフィルムの単層、又は合成紙若しくはプラスチックフィルムを含む積層体が好ましい。合成紙としては、例えば、(株)ユポ・コーポレーションの商品名「ユポ」、東洋紡績(株)の商品名「クリスパー」等を用いることができる。また、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸などのエステル系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂を含む延伸フィルム等を用いることができ、その中でも機械的強度に優れることから、これらの二軸延伸フィルムを用いることが好ましい。ラベル基材の厚さは特に限定されないが、合成紙又はプラスチックフィルムの単層からなる場合、例えば25μm〜120μmであり、好ましくは30μm〜80μmである。
ラベル基材は、透明であってもよいし不透明であってもよい。合成紙は、通常乳白色の不透明であるため、ラベル基材が合成紙を含む場合には不透明なものとなる。また、プラスチックフィルムは、通常透明であるため、白色ベタ印刷や銀色ベタ印刷を透明なプラスチックに施すことによって、不透明なラベル基材とすることができる。また、プラスチックフィルムに金属蒸着膜のような不透明な層を積層することによって不透明のラベル基材としてもよい。
ラベル基材の表面又は裏面には必要に応じて所望の表示部(印刷層)を印刷により形成してもよい。尚、不透明なラベル基材を用いる場合にはその表面に表示部を設けることになる。不透明な結束ラベル2a,2bを軟包体1に貼着すると、軟包体1の表示部(デザイン)の一部が結束ラベル2a,2bによって隠れて見えなくなる場合がある。従って、不透明なラベル基材の表面に表示部を設ける場合には、隠れて見えなくなる軟包体1の表示部を補うための表示部としてもよい。更に、不透明なラベル基材の表面に表示部を設ける場合、その表示部としては、個々の軟包体1に関する情報ではなく、複数の軟包体1を一つの単位とした内容のもの、例えば、複数の軟包体1の販売価格等を示すものとすることが好ましい。また、表示部としてバーコードや二次元コード等の光学的読取表示を設けてもよく、光学的読取表示を設ける場合には個々の軟包体1に設けられた光学的読取表示とは異なる内容としておくことが好ましい。
かかる構成の結束ラベル2a,2bが、上述した一対の被貼着面にそれぞれ貼着されていて、従って、一対の結束ラベル2a,2bは矢印βで示す方向に互いに対向している。結束ラベル2a,2bは上下方向に対して所定角度傾斜した状態で貼着されており、一対の結束ラベル2a,2bは複数の軟包体1を介して互いにX状に交差した状態にある。結束ラベル2a,2bが傾斜する向きは左右何れの向きであってもよいが、本実施形態においては一例として、結束ラベル2a,2bを正面から見た正面視において上端部20が左側に位置し下端部21が右側に位置するように左上から右下にかけて傾斜している。一対の結束ラベル2a,2bは何れもそれを正面から見ると同様に傾斜しているが、図2のように複数の軟包体1を一方の被貼着面側から見た場合、即ち、その一方の被貼着面を正面として見た場合には、図2に実線で示している正面側の結束ラベル2aと、図2に破線で示している背面側の結束ラベル2bは、複数の軟包体1を介して互いにX状に交差した関係となる。
結束ラベル2a,2bの傾斜角度は任意であり、一対の結束ラベル2a,2bの間において傾斜角度が互いに同じであってもよいし異なっていてもよいが、好ましくは、一方の被貼着面側から見たときに、左右対称のX状となるように、互いの傾斜角度が同じであることが好ましい。また、傾斜角度は例えば20〜70度とする。更に、結束ラベル2a,2bの貼着位置は左右方向中央が好ましい。つまり、中段の軟包体1bの長辺側の側面12の左右方向中央部を通るようにして結束ラベル2a,2bが貼着されていることが好ましいが、左右に偏心した位置に貼着されていてもよい。
また、結束ラベル2a,2bの上端部20と下端部21はそれぞれ上段の軟包体1aの上面10近傍と下段の軟包体1cの底面11近傍に位置することが好ましい。また、結束ラベル2a,2bの上端部20と下端部21はそれぞれ軟包体1の長辺側の側面12の左右両端部近傍に位置することが好ましい。そして、結束ラベル2a,2bの上端部20と下端部21はそれぞれ上段の軟包体1aの上面10と下段の軟包体1cの底面11に沿うように斜めにカットされていることが好ましい。上段の軟包体1aの上面10と下段の軟包体1cの底面11は略水平となっていることから、結束ラベル2a,2bの上端部20と下端部21もそれぞれ水平方向となるような傾斜角度でカットされている。尚、本実施形態において上段の軟包体1aの上面10と下段の軟包体1cの底面11は、複数の軟包体1の所定方向(上下方向)の端面を構成している。また、段積みされた複数の軟包体1を、図1及び図2に矢印αで示しているにように、軟包体1の長手方向に沿って、即ち、上面10及び底面11の長辺に沿った方向であって短辺側の側面13同士が対向する方向に沿って、例えばコンベアで搬送し、その搬送経路の両側から所定長さに切断された結束ラベル2a,2bを押し付けるようにしてそれぞれ貼着することができる。
以上のように構成された軟包体の結束構造にあっては、一対の結束ラベル2a,2bが上下方向に対して所定角度傾斜して貼着されていて複数の軟包体1を介して互いにX状に対向しているので、水平方向の力のうち、一対の結束ラベル2a,2bの対向方向(矢印β)とは直交する方向(矢印α)の力が輸送中等に軟包体1に作用して軟包体1同士が互いに位置ずれしようとしても、一対の結束ラベル2a,2bのうち引っ張り方向の力が作用する結束ラベル2a,2bが軟包体1同士の位置ずれを阻止する。従って、結束ラベル2a,2bを幅広のものとしなくても十分な結束力が得られて結束ラベル2a,2bの剥がれも防止される。また、結束ラベル2a,2bの長さが従来に比して僅かに長くなる程度であるため、コストアップも最小限に抑制できる。また更に、一対の結束ラベル2a,2bが軟包体1の同一方向を向くように傾斜しているのではなくX状に交差しているので、一対の結束ラベル2a,2bの対向方向(矢印β)とは直交する方向(矢印α)において左右何れの向きから力が作用してもそれに耐えることができる。
また、結束ラベル2a,2bを不透明なものとする場合であっても、結束ラベル2a,2bが斜めに傾斜しているため、結束ラベル2a,2bによって隠れる軟包体1の箇所が上段、中段、下段と徐々に左右にずれることになる。そのため、従来のように全ての軟包体1において中央部の表示部が結束ラベル2a,2bで全く見えなくなるということはなく、結束ラベル2a,2bによって隠れて見えなくなる軟包体1の表示部を全体として減少させることができる。
更に、結束ラベル2a,2bの上端部20と下端部21はそれぞれ、上段の軟包体1aの上面10近傍と下段の軟包体1cの底面11近傍に位置すると共に、軟包体1の長辺側の側面12の左右両端部近傍に位置している。即ち、複数の軟包体1の長辺側の側面12から構成される略矩形の被貼着面の対角線の近傍に結束ラベル2a,2bが位置するので、複数の軟包体1の位置ずれを結束ラベル2a,2bが効率良く抑制して軟包体1の重ね合わせ状態をしっかりと安定させることができる。
更にまた、結束ラベル2a,2bの上下両端部が軟包体1の上面10や底面11に沿うように斜めにカットされているので、結束ラベル2a,2bの端部における左右両隅部のうちの一方の隅部が、軟包体1の上面10から上方に突出したり底面11から下方に突出しにくくなり、結束ラベル2a,2bの両端部における剥がれを容易に防止することができる。
尚、結束ラベル2a,2bの上下両端部を従来同様に幅方向に沿って直角にカットして軟包体1の上面10や底面11に回り込ませて貼着してもよい。但し、軟包体1の上面10や底面11に回り込ませるのではなく結束ラベル2a,2bの貼着箇所を軟包体1の側面のみとすることが製造上好ましく、低コストで製造できる。
また、軟包体1が特に大型のものである場合等、より一層しっかりと安定させたい場合には、貼着箇所が増えるものの、短辺側の側面13にも同様にX状に交差するようにして一対の結束ラベル2a,2bを貼着してもよく、また、一つの被貼着面に複数の結束ラベル2a,2bを貼着するようにしてもよい。
1 軟包体1
1a 上段の軟包体
1b 中段の軟包体
1c 下段の軟包体
2a 結束ラベル
2b 結束ラベル
10 上面
11 底面
12 長辺側の側面
13 短辺側の側面
14 横シール部
20 上端部
21 下端部
100 軟包体
200 結束ラベル

Claims (2)

  1. 所定方向に重ね合わせられた複数の軟包体と、該複数の軟包体を互いに連結すべく、前記所定方向に対して直交する方向に対向した複数の軟包体の側面部分にそれぞれ一つずつ貼着された一対の帯状の結束ラベルとを備えた軟包体の結束構造であって、
    一対の結束ラベルは、複数の軟包体を介して互いにX状に交差した状態で対向しており、
    結束ラベルは、複数の軟包体の側面のみに貼着されていて、結束ラベルの両端部は、それぞれ複数の軟包体の前記所定方向の両端面の近傍に位置していることを特徴とする軟包体の結束構造。
  2. 結束ラベルの両端部は複数の軟包体の前記所定方向の端面に沿うように斜めにカットされている請求項1記載の軟包体の結束構造。
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