JPH062933Y2 - 容器本体と蓋との封止構造 - Google Patents

容器本体と蓋との封止構造

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JPH062933Y2
JPH062933Y2 JP1988162550U JP16255088U JPH062933Y2 JP H062933 Y2 JPH062933 Y2 JP H062933Y2 JP 1988162550 U JP1988162550 U JP 1988162550U JP 16255088 U JP16255088 U JP 16255088U JP H062933 Y2 JPH062933 Y2 JP H062933Y2
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JP
Japan
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lid
container body
sealing material
peripheral wall
container
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JP1988162550U
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JPH0283565U (ja
Inventor
光治 長島
守 染谷
Original Assignee
株式会社にんべん
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は開口部を有する容器本体に被せた蓋を同本体に
封止する構造に関するものである。
(従来の技術) 第5図の様に外周縁に外側に突出する突条の支持部Eが
形成された容器本体Cに、外周縁に外側に突出する突条
の係止部Aが形成された蓋Bを被せて支持部Eにより係
止部Aを支持し、その支持部E及び係止部Aの外側から
容器本体Cの外面と蓋Bの外面までシールDを貼り付け
て、容器本体Cと蓋Bとを封止する構造は従来からあっ
た。
ここで使用されるシールDの主な例としては第5図に示
すものがあった。同図(a)に示すものは長方形のもの
であり、同図(b)に示すものは円形のものである。
このシールDの材料には、ポリエステルシールの表面に
アルミ蒸着をして表面に銀色の艶を出したものとか、紙
の表面に艶出し剤を塗布したものやミラーコートしたも
の等が使用され、その表面に商標やマーク等が印刷さ
れ、裏面に接着剤が塗布されている。
(従来技術の課題) 前記した従来の封止構造では使用するシールが光沢があ
るので体裁が良く、見栄えがし、高級感があり、腰が強
く、強度に優れ、セロファンテープ類に比して指紋がつ
きにくいといった各種利点があるが、反面、次の様な問
題があった。
.シールDの接着力を強くするために面積を広くする
と同シールDが高価になり、ひいては封止構造も高くな
る。
.シールDがポリエステルシールの表面にアルミ蒸着
やミラーコートが施されているものであるため腰が強い
が、しなやかさに欠ける。このため、このような性質の
シールDを容器本体Cに突設された支持部E及び蓋Bに
突設された係止部Aの外側に貼ったとき、蓋Bと容器本
体Cに密着しにくく、どうしてもシールDの接着面と蓋
B及び容器本体Cとの間に隙間ができ、接着が不充分に
なり剥れ易くなる。
.前記の様にシールDの接着面と蓋B及び容器本体C
との間に隙間ができると、そこを空気が通過して接着剤
が乾燥し、接着力が低下してますます剥れ易くなる。
.シールDを剥れにくくするために、シールDの外形
を大きくすればよいが、大きくし過ぎると容器に貼った
とき、シールDが蓋の上まではみ出してしまい体裁が悪
く、また、大きいと貼りにくいので作業性も落ち、コス
トも高くなる。
.シールDが腰が強く、しなやかさに欠けるため、容
器に衝撃が加わったり容器が輸送中に押されたりして容
器が歪み、蓋と容器本体Cとの合わせ目がズレたりする
と、シールDと容器との間に隙間が出来て剥れ易くな
る。
.シールDの接着力を強くすれば容器に貼ってから剥
れにくくなるが、シールDに貼られている剥離紙を剥す
時に剥れにくくなり、作業性が悪くなる。また、容器内
から品物を取り出すために開封するときにシールDが破
れて、その一部が剥れずに容器に残り、容器の美観が損
なわれる。
(考案の目的) 本考案の目的は面積が小さくても、また、比較的接着性
が弱いシールを使用しても、シールが剥離しにくい容器
本体と蓋との封止構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の容器本体と蓋との封止構造は第1図に示す様
に、周壁11の開口部12寄りの外面に突条の支持部1
が突設された容器本体2に、周壁21の外面に突条の係
止部3が突設された蓋4を被せ、同容器本体2の支持部
1及び同支持部1に支持される係止部3の外側から容器
本体2の周壁11の外面及び蓋4の周壁21の外面まで
接着剤付きシール材5を貼り付けてなる容器本体と蓋と
の封止構造において、容器本体2の周壁11の外面と蓋
4の周壁21の外面に、シール材5のうち幅の広い幅広
部7を貼り付け、前記支持部1及び係止部3の外側に同
シール材5のうち幅方向両側を内側にくぼませて前記幅
広部7よりも幅を狭くした幅狭部6を貼り付けてなるこ
とを特徴とするものである。
(作用) 本考案の容器本体と蓋との封止構造では、容器本体2の
周壁11の外面と蓋4の周壁21の外面に、シール材5
のうち幅の広い幅広部7を貼り付け、前記支持部1及び
係止部3の外側に同シール材5のうち幅方向両側をくぼ
ませて前記幅広部7よりも幅を狭くした幅狭部6を貼り
付けてなるので、シール材5でも幅狭部6が外側に突出
している容器本体2の支持部1及び蓋4の係止部3の形
状に馴染んでそれらに密着する。このため同シール材5
の幅広部7が支持部1及び係止部3により外側に押され
にくくなり、貼り付けられている容器本体2の周壁11
の外面、蓋4の周壁21の外側から剥れにくくなる。
(実施例) 第1図に本考案の容器本体と蓋との封止構造の一実施例
を示す。
第1図に示す2は開口部12(第4図)を有する容器本
体、1は同容器本体2に形成された突条の支持部であ
る。この支持部1は削節パックや海苔などの包装に用い
られる缶等の容器本体2の周壁11の開口部12(第4
図)寄り全周に、外面に突出するように設けられてな
る。
同図に示す4は前記の容器本体2に被せる蓋であり、3
は同蓋4に形成された突条の係止部である。この係止部
3は蓋4の周壁21の外周縁の全周に外面に突出するよ
うに設けられて、容器本体2に被せたときに同容器本体
2の支持部1の上に係止して支持されるようにしてあ
る。
第2図及び第3図に示す5はシール材であり、これは容
器本体2の支持部1及び蓋4の係止部3の外側から容器
本体2の周壁11の外面及び蓋4の周壁21の外面まで
貼り付けるものである。
このシール材5には例えば従来のシールと同じ材質が使
用され、その裏面に接着材が塗布されており、その上に
剥離紙が貼られている。
本考案におけるシール材5の材質は腰があり、光沢もあ
り、セロテープ類に比して指紋がつきにくく、高級感の
あるものが望ましい。その様なものとしては、例えば金
属箔、プラスチック、ナイロン、紙等、またはそれらの
積層シート、或はプラスチックシート等の基材にアルミ
を蒸着したものとか、紙等の基材に艶出し剤をコーティ
ングしたり、同基材にアルミ箔や光沢のあるシートを積
層したりしたもの等がある。
そして、前記シート材5はその長手方向両端部に幅広部
7が形成され、両幅広部7の間の幅方向両側を内側にく
ぼませて両幅広部7間にそれよりも幅の狭い幅狭部6が
形成されてなる。
第2図及び第3図に示す幅広部7は容器本体2及び蓋4
に強固に接着できる様にできるだけ大きくすることが肝
要であるが、この場合、大きすぎて容器に貼ったときに
容器からはみ出さないようにすることが望ましい。
第2図のものは幅広部7をやや角型にしたものであり、
そのうち(イ)のものは幅狭部6を長目にし、(ロ)の
もは幅狭部6を(イ)のものより短くしてある。
第3図は本考案のシール材5の他の実施例である。この
うち(イ)に示すものは前記幅広部7を円形にしてシー
ル材5全体を瓢箪型にしてあり、(ロ)に示すものは幅
狭部6を(イ)に示すのものより短くして達磨型にして
あり、(ハ)に示すのものは幅狭部6を円弧状にして分
銅型にしてある。
しかし、第2図(ロ)及び第3図(ロ)に示すものは幅
狭部6が鋭角であるが、できるだけ緩やかな曲線にして
切れにくくするのが望ましく、できれば第2図(イ)、
第3図(イ)の形態にするのが好ましい。
いずれにしても第2図、第3図のように形成すれば幅広
部7の接着面積は狭くならず、その表面に社名やマーク
などを印刷し易くなる。
(考案の効果) 本考案の容器本体と蓋との封止構造は次のような効果が
ある。
.腰が強く、しなやかさに欠けるシール材5を使用し
ても剥離しにくい封止構造となる。
.シール材5の形状が格別複雑になることもないので
製作も面倒にならず、従って安価なシール材5で確実に
封止できる封止構造となる。
.幅狭部6が容器本体2の支持部1及び蓋4の係止部
3の形状に馴染み易くなるので、シール材5の裏面と容
器本体2及び蓋4との間に隙間ができにくくなる。従っ
てシール材5の裏面の接着剤が乾燥しにくくなり、シー
ル材5の全体の面積が小さくとも接着力が強く、時間が
経っても剥れにくい封止構造となる。
.シール材5は、その幅狭部6が幅の狭い分だけ幅広
部7よりも腰が柔らぐので、容器に衝撃が加わったり容
器が輸送中に押されたりして容器が歪み、蓋4と容器本
体2との合わせ目がズレたりしても、同幅狭部6はその
ズレに追随して屈曲してそのズレを吸収することが出来
る。このためシール材5と容器との間に隙間が出来にく
くなり、シール材5が剥れにくくなる。
.幅狭部6をシール材5の長手方向中央部に形成すれ
ば、その幅狭部6を容器本体2の支持部1及び蓋4の係
止部3の外側に貼り付けることにより、幅広部7が幅狭
部6の両側対称位置に貼り付けられるので、貼り付け位
置がばらつきにくく体裁が良く、しかも、貼り付けの作
業性も良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシール材の使用状態を示す斜視図、第
2図(イ)(ロ)、第3図(イ)(ロ)(ハ)は本考案
のシール材の異なる実施例を示す正面図、第4図は本考
案のシール材の使用説明図、第5図(a)、(b)は従
来のシール材の使用状態を示す斜視図である。 1は容器本体の支持部 2は容器本体 3は蓋の係止部 4は蓋 5はシール材 6はシール材の幅狭部 7はシール材の幅広部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁11の開口部12寄りの外面に突状の
    支持部1が突設された容器本体2に、周壁21の外面に
    突条の係止部3が突設された蓋4を被せ、同容器本体2
    の支持部1及び同支持部1に支持される係止部3の外側
    から容器本体2の周壁11の外面及び蓋4の周壁21の
    外面まで接着剤付きシール材5を貼り付けてなる容器本
    体と蓋との封止構造において、容器本体2の周壁11の
    外面と蓋4の周壁21の外面に、シール材5のうち幅の
    広い幅広部7を貼り付け、前記支持部1及び係止部3の
    外側に同シール材5のうち幅方向両側を内側にくぼませ
    て前記幅広部7よりも幅を狭くした幅狭部6を貼り付け
    てなることを特徴とする容器本体と蓋との封止構造。
JP1988162550U 1988-12-15 1988-12-15 容器本体と蓋との封止構造 Expired - Lifetime JPH062933Y2 (ja)

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JPH0283565U JPH0283565U (ja) 1990-06-28
JPH062933Y2 true JPH062933Y2 (ja) 1994-01-26

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0283565U (ja) 1990-06-28

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